JP2014212672A - ステッピングモータおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】組み立てが容易で、かつ安定した性能を確保できる量産性に適したステッピングモータおよびその製造方法を提供する。【解決手段】モータ回転軸と、前記モータ回転軸の外側に固定され、励磁コイルと、前記モータ回転軸の軸方向に設けられる一対の第一ステータと、を備える第一筒と、前記モータ回転軸を軸支する軸受けを少なくとも介して前記モータ回転軸と一体化し、夫々前記第一ステータに対向する一対の永久磁石と、前記永久磁石を挟んで前記第一ステータと反対側に固定され、夫々前記永久磁石に対向する一対の第二ステータと、前記第二ステータを夫々固定する一対の第二筒と、を有し、前記第二筒を夫々前記第一筒に嵌合させる。【選択図】図1

Description

本発明は、ステッピングモータおよびその製造方法に関し、特にカメラ等の光学機器や、撮影光学系等の光学系におけるレンズ等の光学素子の駆動源として好適なステッピングモータに関するものである。
近年、デジタルスチルカメラやビデオカメラ等の光学機器や、交換レンズ等の光学系におけるレンズ等の駆動源として、ステッピングモータが広く使用されており、特に位置制御精度が要求される光学調節用の駆動源として用いられている。
このようなステッピングモータとして、特許文献1に開示された2相ステッピングモータを図8および図9に示す。図8は2相ステッピングモータの分解斜視図、図9はその組み立て後の断面図である。このステッピングモータは、モータ回転軸103と、このモータ回転軸103に固定されて厚み方向に着磁され周方向に交互に異なる磁極が形成されたロータとしての第一の永久磁石101と第二の永久磁石102を有する。
また、ステータとしての第一の固定子106は、ロータとしての第一の永久磁石101における磁極の両側に対面する一対の磁極歯104、105と、励磁コイル110とを有する。同様に、ステータとしての第二の固定子109は、ロータとしての第二の永久磁石102における磁極の両面に対面する一対の磁極歯107、108と、励磁コイル111とを有する。
第一の永久磁石101および第二の永久磁石102の磁極N、Sは、互いに同極が同位置に対向するようにモータ回転軸103に設けられ、また夫々の磁極N、Sは周方向に等間隔である。そして、第一の固定子106の磁極歯104、105と第二の固定子109の磁極歯107、108とは周方向に電気角の(1/2)πずれるように位置決めされている。ここで、電気角の360°すなわち2πは、永久磁石の隣接する同じ磁極Nの相互間隔を示す。
第一の固定子106および第二の固定子109は、夫々ハウジングを兼ね、外筒116および内筒117の間には周溝118が形成される。そして、中央部に焼結軸受等の軸受119、120が設けられ、軸受119、120にモータ回転軸103が軸支される。磁極歯104、105については、磁極歯104が内筒117の端面に成形により歯車のように放射状に一体に形成され、磁極歯105が鉄板等の磁性体円板121に打ち抜きにより櫛歯のように形成されている。
磁性体円板121の磁極歯105は、放射状で中心側に向くように形成されるとともに、外周に回転止め突起122を形成している。そして、磁性体円板121の外周側が、外筒116の段部116aに係止されるとともに、切欠123に回転止め突起122が係止する。これを磁気回路の構成要素として考えると、第一の永久磁石101から磁極歯104、第一の固定子106を回り、磁極歯105を介して第一の永久磁石101に戻る磁路が短く構成できる。このため、磁気抵抗および漏れ磁束を低減でき、磁気効率を向上させることができる、と開示されている。
特公平6−83564号公報
しかしながら、上述の従来技術では、ステッピングモータを組み立てる際、第一の固定子106と第二の固定子109との間の同軸度がずれることでモータ回転軸103が倒れ易くなり、マグネットと固定子の空気間隔を精度高く組み立てることが難しかった。これは、磁気特性に大きな影響のあるマグネットと固定子の間の空気間隔が4つあり、かつモータ回転軸103を軸支する軸受が第一の固定子106および第二の固定子109側に設けられていることに起因する。また、磁性体円板121の係止部である外筒116の段部116aが、磁性体円板121の厚み分しか確保できていないことに起因する。
さらに、特許文献1に開示された従来技術では、部品点数が多いため、部品加工精度の積み重ねによる組み立て精度の劣化も懸念され、安定した性能を確保するステッピングモータを構成するのは難しかった。
本発明の目的は、組み立てが容易で、かつ安定した性能を確保できる量産性に適したステッピングモータおよびその製造方法を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係るステッピングモータは、モータ回転軸と、前記モータ回転軸の外側に固定され、励磁コイルと、前記モータ回転軸の軸方向に設けられる一対の第一ステータと、を備える第一筒と、前記モータ回転軸を軸支する軸受けを少なくとも介して前記モータ回転軸と一体化し、夫々前記第一ステータに対向する一対の永久磁石と、前記永久磁石を挟んで前記第一ステータと反対側に固定され、夫々前記永久磁石に対向する一対の第二ステータと、前記第二ステータを夫々固定する一対の第二筒と、を有し、前記第二筒を夫々前記第一筒に嵌合させたことを特徴とする。
また、本発明に係るステッピングモータの製造方法は、励磁コイルと、モータ回転軸の軸方向に設けられる一対の第一ステータと、を第一筒として一体化する第一工程と、夫々前記第一ステータに対向する一対の永久磁石の一方を前記モータ回転軸と一体化する第二工程と、前記モータ回転軸を軸支し前記第一筒に結合される軸受けを少なくとも介して前記モータ回転軸を挿入する第三工程と、前記一対の永久磁石の他方を前記モータ回転軸と一体化する第四工程と、前記永久磁石を挟んで前記第一ステータと反対側で夫々前記永久磁石に対向する第二ステータを一対の第二筒の夫々に固定する第五工程と、前記第二筒を夫々前記第一筒に嵌合させる第六工程と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係るステッピングモータの製造方法は、励磁コイルと、モータ回転軸の軸方向に設けられる一対の第一ステータと、を第一筒として一体化する第一工程と、夫々前記第一ステータに対向する一対の永久磁石の一方を前記モータ回転軸と一体化する第二工程と、前記モータ回転軸を軸支し前記第一筒に結合される第1の軸受けを少なくとも介して前記モータ回転軸を挿入する第三工程と、前記一対の永久磁石の他方を前記モータ回転軸と一体化する第四工程と、前記永久磁石を挟んで前記第一ステータと反対側で夫々前記永久磁石に対向する第二ステータを一対の第二筒の夫々に固定する第五工程と、前記一対の第二筒の一方には前記モータ回転軸を軸支する第2の軸受けを備えたコの字板金が結合された状態で、他方には結合されない状態で、前記第二筒を夫々前記第一筒に嵌合させる第六工程と、を有することを特徴とする。
(作用)
励磁コイル、A相第一ステータ、B相第一ステータを第一筒に一体的に形成し、これに回転軸を軸支する軸受け、更にはスペーサーを介して、A相第一ステータ、B相第一ステータに対向するようにA相永久磁石、B相永久磁石を両側から組み込む。そして、一方はA相第二ステータ、他方はB相第二ステータを備える一対の第二筒を夫々第一筒に嵌合させる。なお、第一筒には嵌合の際の位置決め用の突起、更には第二筒に前記突起を介した結合性を向上させるためには相補的形状を持たせておく。
本発明によれば、組み立てが容易で、かつ安定した性能を確保できる量産性に適したステッピングモータおよびその製造方法を提供できる。
本発明の第1の実施形態に係るステッピングモータの断面図である。 第1の実施形態に係るステッピングモータのステータ結合部の側面図である。 第1の実施形態に係るステッピングモータにピニオンギヤを取り付けた断面図である。 第1の実施形態に係るステッピングモータを光量調節装置に搭載した図である。 第1の実施形態に係るステッピングモータを減速機に搭載した図である。 本発明の第2の実施形態に係るステッピングモータの断面図である。 第2の実施形態に係るステッピングモータのステータ結合部の側面図である。 従来のステッピングモータ分解斜視図である。 従来のステッピングモータの断面図である。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
《第1の実施形態》
図1で、201はロータのモータ回転軸、202は永久磁石AとしてのA相永久磁石、203は永久磁石BとしてのB相永久磁石であり、これら永久磁石は円板状でありかつ厚み方向に着磁され周方向に交互に異なる磁極が形成されている。このような着磁構成を取ることにより、永久磁石における着磁極数を増やすことができ、ステッピングモータの多極化すなわち高分解能駆動に有効となる。また、A相永久磁石202およびB相永久磁石203の磁極N、Sは、互いに同極が同位置に対向するようにモータ回転軸201に設けられ、また夫々の磁極N、Sは周方向に等間隔である。
204は第一ステータAとしてのA相第一ステータ、205は第一ステータBとしてのB相第一ステータ、206は励磁コイル、207はコイルボビンである。ここで、A相第一ステータ204およびB相第一ステータ205は、励磁コイル206と共に一体的に形成されており、これら第一ステータの径方向外側にコイルボビン207が一体的に形成されている。そして、A相第一ステータ204およびB相第一ステータ205に対してコイルボビン207を介して励磁コイル206が巻装されている。
なお、本実施形態では、A相第一ステータ204およびB相第一ステータ205は量産性を考慮してMIM(金属射出成形)により生成されているが、金属ブロックを切削加工などで生成しても良い。また、コイルボビン207は樹脂射出成形により生成されている。
ここで、A相第一ステータ204とB相第一ステータ205は、周方向に電気角の(1/2)πずれるように形成されており、電気角の360°すなわち2πは、永久磁石の隣接する同じ磁極Nの相互間隔を示す。
さらに、ロータのモータ回転軸201を軸支する二つの軸受210および211は、A相第一ステータ204およびB相第一ステータ205、励磁コイル206、コイルボビン207が一体となった第一筒222に対して、軸方向両側から挿入固定される。
この二つの軸受210および211の固定は、圧入固定であっても良いし、接着固定であっても良い。
(A相永久磁石202およびB相永久磁石203の組み込み方法)
次に、A相永久磁石202およびB相永久磁石203の組み込み方法について説明する。先ず、モータ回転軸201に接着固定などでA相永久磁石202を軸方向に位置決めする。次に、A相永久磁石202とA相第一ステータ204との空気間隔を精度良く位置決めするため、スペーサー212をモータ回転軸201におけるA相永久磁石202とA相第一ステータ204に狭持される側に以下のように挿通する。即ち、スペーサー212をA相永久磁石202に密着させておき、これらと一体化したモータ回転軸201を、軸受210から軸受211へ向けて挿入する。
また、B相永久磁石203においてもB相第一ステータ205との空気間隔を精度高く位置決めするため、モータ回転軸201にスペーサー213をB相永久磁石203とB相第一ステータ205に狭持される側に挿通し、軸受211に密着させる。そして、予めスペーサー213を挿入させた後にB相永久磁石203を挿入し、もしくは
スペーサー213を密着させたB相永久磁石203を挿入する。最後に、B相永久磁石203をモータ回転軸201に接着固定などで軸方向に位置決めし、A相永久磁石202およびB相永久磁石203の組み込みが終了する。
以上の構成を取ることで、A相第一ステータ204、B相第一ステータ205に配置された軸受210、211により軸支されるモータ回転軸201の倒れを低減できる。さらに、A相永久磁石202およびA相第一ステータ204、B相第一ステータ205およびB相永久磁石203は、各々スペーサー212、213の厚み分の空気間隔を介しながら平行度を精度高く組み立てることが可能になる。
(A相第二ステータ208およびB相第二ステータ209の組み込み方法)
次に、A相第二ステータ208およびB相第二ステータ209の組み込み方法について説明する。図2で、208は第二ステータAとしてのA相第二ステータ、209は第二ステータBとしてのB相第二ステータであり、これら第二ステータは夫々が第二筒の夫々(ハウジング部214、215の夫々)に固定される。
そして、A相第一ステータ204およびB相第一ステータ205を備える第一筒222の外径に、A相第二ステータ208、B相第二ステータ209を夫々が備えるハウジング部214、215(一対の第二筒)の内径を、圧入嵌合させて結合する。これにより、組み立て後のステータ同士の密着度を高める構成を取る。ここで、ハウジング部214、215の内径と第一ステータの外径とにおける圧入嵌合の合計長さをH、A相第二ステータ208とB相第二ステータ209のハウジング部214、215の外径(モータ外径)をDとしたとき、H/D≧0.5の関係が成立する。
また、A相第一ステータ204およびB相第一ステータ205を備える第一筒222には、回転止めおよび第一ステータと第二ステータの密着度を高めることを目的とし、第一筒の中央外周部に周方向に複数の突起形状216が等間隔に形成されている。さらに、ステッピングモータ200を側面から見た図2に示すように、A相第二ステータ208を備える第二筒と、B相第二ステータ209を備える第二筒とは、第一筒222の突起形状216を介して互いに結合する。即ち、軸方向の端部における突起形状208a、209aが相補的形状(入れ子)となるように構成されている。
これにより、互いに向かい合う方向において、第一筒222の外周部に形成された突起形状216と結合するための第二筒の突起形状208a、209aが、突起形状216を互いに狭持し合うように形成される。
また、コイルボビン207の軸方向で両端部の外周には、A相第二ステータ208とB相第二ステータ209を両側から組み込む際の案内を果たすため、全長方向(軸方向で端部に向かう方向)に向かって径が縮小する傾斜形状219、220が形成されている。
また、A相第二ステータ208のハウジング部214には径方向中心部にモータ回転軸201を挿通するための穴部が設けられる。また、B相第二ステータ209のハウジング部215には穴部は無く、モータ回転軸201の軸方向への移動を規制するための壁部217が形成されている。
これら構成を基に、モータ回転軸201の軸方向両側からA相第二ステータ208とB相第二ステータ209を組み込み、前述の突起形状208a、209a、216を結合させ、レーザー溶接などで固着し、本実施形態のステッピングモータが完成する。
以上の構成を取ることで、A相第一ステータ204、B相第一ステータ205、A相永久磁石202、B相永久磁石203に対して、A相第二ステータ208、B相第二ステータ209の平行度および角度方向の位置を精度高く組み立てることが可能になる。さらに、A相第一ステータ204、B相第一ステータ205、A相第二ステータ208、B相第二ステータ209の密着度が高まり、磁気回路の磁気抵抗および漏れ磁束を低減でき、磁気効率を向上させることができる。
(空気間隔)
ここで、A相第二ステータ208とA相永久磁石202の空気間隔をA1、A相永久磁石202とA相第一ステータ204との空気間隔をA2とする。また、B相第一ステータ205とB相永久磁石203との空気間隔をB1、B相永久磁石203とB相第二ステータ209との空気間隔をB2とする。このとき、A2またはB2の少なくとも一方の空気間隔は、A1およびB1の空気間隔よりも小さく設定している。
このように、面対向した第一、第二ステータと永久磁石の空気間隔に差を持たせることで、空気間隔が狭い側に発生する高い磁気吸着力によりモータ回転軸201を壁部217へ付勢する。これにより、モータ駆動時におけるモータ回転軸201の軸方向成分のガタつきを抑えることができる。
(適用例)
次に、これまで説明してきた本発明の第1の実施形態に係るステッピングモータの適用例を図3乃至図5に示す。図3において、501はピニオンギヤであり、ステッピングモータ200におけるモータ回転軸201のA相第二ステータ側先端に圧入固定または接着固定によって軸方向に位置決めされている。図4は、カメラ等の絞り装置やシャッター装置などの光量調節装置の外観図であり、不図示のピニオンギヤ501を取り付けられたステッピングモータ200を駆動源として搭載した例である。601は光量調節装置に光量調節開口部であり、602は光量調節装置における外観を形成するケース部材である。
図5は、カメラ等のレンズを光軸方向へ移動するための駆動部としての減速機付きモータの外観図であり、不図示のピニオンギヤ501を取り付けられたステッピングモータ200を駆動源として搭載した例である。701は減速機の出力ギヤであり、702は減速機付きモータの外観を形成するケース部材である。
(ステッピングモータの製造方法)
以上、本実施形態に係るステッピングモータの製造方法をまとめれば、以下のように表される。先ず、励磁コイルと、モータ回転軸の軸方向に設けられる一対の第一ステータ(204、205)と、を第一筒(222)として一体化する第一工程を備える。また、夫々前記第一ステータに対向する一対の永久磁石(202、203)の一方を前記モータ回転軸と一体化する第二工程を備える。
そして、前記モータ回転軸を軸支し前記第一筒に結合される軸受け(210、211)を少なくとも介して前記モータ回転軸を挿入する第三工程と、前記一対の永久磁石(202、203)の他方を前記モータ回転軸と一体化する第四工程を備える。
また、前記永久磁石を挟んで前記第一ステータと反対側で夫々前記永久磁石に対向する第二ステータ(208、209)を一対の第二筒(214、215)の夫々に固定する第五工程を備える。更に、前記第二筒を夫々前記第一筒に嵌合させる第六工程を備える。
《第2の実施形態》
次に、図6、図7を参照して、本発明の第2の実施形態に係るステッピングモータ800の構造について説明する。本実施形態では、コの字板金822を用い、軸方向に間隔が大きい二つの軸受821および811で、リードスクリュー801(不図示のネジ形状部801aとモータの回転軸部を兼ねる)が軸支される。そして、A相第一ステータ804およびB相第一ステータ805、励磁コイル806、コイルボビン807が一体となった第一筒850に対して、軸受811のみ、軸方向から挿入固定される(軸受821はコの字板金822に予め固設)。この軸受811の固定は、圧入固定であっても良いし、接着固定であっても良い。
図6で、コの字板金822は、A相第二ステータ808を備える第二筒814の軸方向端面へ溶接などで固着され、軸受821を固定するための内径部823およびリードスクリュー801を挿通するための内径部824が形成されている。825は、コの字板金822に溶接などで固着された板バネであり、軸受821によって軸支されるリードスクリュー801の先端部を、後述するステッピングモータにおけるB相第二ステータ809の壁部817に向かって押しつける付勢力を持つ。
802は永久磁石AとしてのA相永久磁石、803は永久磁石BとしてのB相永久磁石であり、これら永久磁石は円板状でありかつ厚み方向に着磁され周方向に交互に異なる磁極が形成されている。このような着磁構成を取ることにより、永久磁石における着磁極数を増やすことができ、ステッピングモータの多極化すなわち高分解能駆動に有効となる。また、A相永久磁石802およびB相永久磁石803の磁極N、Sは、互いに同極が同位置に対向するようにリードスクリュー801に設けられ、またそれぞれの磁極N、Sは周方向に等間隔である。
また、本実施形態で、A相第一ステータ804とB相第一ステータ805は、周方向に電気角の(1/2)πずれるように形成されており、電気角の360°すなわち2πは、永久磁石の隣接する同じ磁極Nの相互間隔を示す。なお、第一ステータ804、805の径方向外側にコイルボビン807が形成され、コイルボビン807を介して励磁コイル806が巻装されている。本実施形態では、第一ステータは量産性を考慮しMIM(金属射出成形)により生成されているが、金属ブロックを切削加工などで生成しても良い。また、コイルボビン807は樹脂射出成形により生成されている。
(A相永久磁石802およびB相永久磁石803の組み込み方法)
次に、本実施形態におけるA相永久磁石802およびB相永久磁石803の組み込み方法について説明する。先ず、リードスクリュー801に接着固定などでA相永久磁石802を軸方向に位置決めする。次に、A相永久磁石802とA相第一ステータ804との空気間隔を精度高く位置決めするため、リードスクリュー801にスペーサー826をA相永久磁石802とA相第一ステータ804に狭持される側に挿通する。このとき、スペーサー826はA相永久磁石802に密着させておき、リードスクリュー801において、スペーサー826側の一端をA相第一ステータ804側から軸受811へ向けて挿入する。
また同様に、B相永久磁石803においても、B相第一ステータ805との空気間隔を精度高く位置決めするため、リードスクリュー801にスペーサー813をB相永久磁石803とB相第一ステータ805に狭持される側に挿通し、軸受811に密着させる。最後に、B相永久磁石803をリードスクリュー801に接着固定などで軸方向に位置決めし、A相永久磁石802およびB相永久磁石803の組み込みが終了する。
以上の構成を取ることで、A相永久磁石802およびA相第一ステータ804、B相第一ステータ805およびB相永久磁石803は、各々スペーサー826、813の厚み分の空気間隔を介しながら平行度を精度高く組み立てることが可能になる。
(A相第二ステータ808およびB相第二ステータ809の組み込み方法)
次に、A相第二ステータ808およびB相第二ステータ809の組み込み方法について説明する。808は第二ステータAとしてのA相第二ステータ、809は第二ステータBとしてのB相第二ステータであり、これら第二ステータは夫々が第二筒の夫々(ハウジング部814、815の夫々)に固定される。そして、A相第一ステータ804およびB相第一ステータ805を備える第一筒850の外径と、夫々第二筒としてのハウジング部814、815(一対の第二筒)の内径は圧入嵌合とされ、組み立て後のステータ同士の密着度を高める構成を取る。
ここで、第二筒の内径(ハウジング部814、815の内径)と第一筒の外径とにおける圧入嵌合の合計長さをH、A相第二ステータ808とB相第二ステータ809のハウジング部814、815の外径をDとしたとき、H/D≧0.5の関係が成立する。
また、A相第一ステータ804およびB相第一ステータ805を備える第一筒850には、回転止めおよび第一ステータと第二ステータの密着度を高めることを目的とし、軸方向中央外周部に周方向に複数の突起形状816が等間隔の形成されている(図7)。さらに、ステッピングモータ200を側面から見た図7に示すように、A相第二ステータ808を備える第二筒と、B相第二ステータ809を備える第二筒とは、第一筒250の突起形状816を介して互いに結合する。即ち、軸方向の端部における突起形状808a、809aが相補的形状(入れ子)となるように構成されている。
また、コイルボビン807における軸方向両端の外周部には、A相第二ステータ808とB相第二ステータ809を軸方向両側から組み込む際の案内を果たすため外周に全長方向に向かって径が縮小する傾斜形状819、820が形成されている。
また、第二筒としてのA相第二ステータ808のハウジング部814には、径方向中心部にリードスクリュー801を挿通するための穴形状827がある。一方、第二筒としてのB相第二ステータ809のハウジング部815には穴形状は無く、リードスクリュー801の軸方向への移動を規制するための壁部817が形成されている。
これら構成を基に、モータ回転軸801の軸方向両側からA相第二ステータ808とB相第二ステータ809を組み込むことで、コの字板金822の軸受821によりリードスクリュー801の先端部が軸支される。さらに、前述の突起形状808a、809a、816を結合させ、レーザー溶接などで固着し、本実施形態のステッピングモータが完成する。
以上の構成を取ることで、A相第一ステータ804、B相第一ステータ805、A相永久磁石802、B相永久磁石803に対して、A相第二ステータ808、B相第二ステータ809の平行度および角度方向の位置を精度高く組み立てることが可能になる。さらに、A相第一ステータ804、B相第一ステータ805、A相第二ステータ808、B相第二ステータ809の密着度が高まり、磁気回路の磁気抵抗および漏れ磁束を低減でき、磁気効率を向上させることができる。
また、コの字板金822に溶接などで固着された板バネ825の付勢力によりリードスクリュー801がB相第二ステータの壁部217へ付勢されるため、モータ駆動時におけるリードスクリュー801の軸方向成分のガタつきを抑えることができる。なお、本実施形態では、上記付勢構造を取ったが、板バネ825を採用せず、第1の実施形態で説明したような空気間隔を制御することにより磁気吸着力を利用した付勢構造をとっても良い。
(ステッピングモータの製造方法)
以上、本実施形態に係るステッピングモータの製造方法をまとめれば、以下のように表される。先ず、励磁コイルと、モータ回転軸の軸方向に設けられる一対の第一ステータ(8
04、805)と、を第一筒(850)として一体化する第一工程を備える。また、夫々前記第一ステータに対向する一対の永久磁石(802、803)の一方(803)を前記モータ回転軸と一体化する第二工程を備える。
そして、前記モータ回転軸を軸支し前記第一筒に結合される第1の軸受(811)を少なくとも介して前記モータ回転軸を挿入する第三工程と、前記一対の永久磁石(802、803)の他方(802)を前記モータ回転軸と一体化する第四工程を備える。
また、前記永久磁石を挟んで前記第一ステータと反対側で夫々前記永久磁石に対向する第二ステータ(808、809)を一対の第二筒(814、815)の夫々に固定する第五工程を備える。更に、前記一対の第二筒の一方(814)には前記モータ回転軸を軸支する第2の軸受(821)を備えたコの字板金(822)が結合された状態で、第二筒の他方には結合されない状態で、前記第二筒を夫々前記第一筒に嵌合させる第六工程を備える。
(変形例)
本発明は、上述した実施形態に示されたものに限らず、種々の変形が可能である。例えば、第1の実施形態では軸受およびスペーサーを介して永久磁石をモータ回転軸に取り付けたが、スペーサーを介さずに軸方向長さが調整された軸受のみを介して永久磁石をモータ回転軸に取り付けても良い。
また、上述した実施形態では圧入嵌合を用いたが、これ以外の嵌合を用いても良い。また、上述した実施形態では、励磁コイルを挟んで両側に一対の第一ステータを設けた第1筒を示したが、これ以外の形態(例えば、一対の励磁コイルが一対の第一ステータの上下方向で軸方向には一致する配置)であっても良い。
201・・モータ回転軸、202、203・・永久磁石、204、205・・第一ステータ、206・・励磁コイル、208、209・・第二ステータ、210、211・・軸受

Claims (16)

  1. モータ回転軸と、
    前記モータ回転軸の外側に固定され、励磁コイルと、前記モータ回転軸の軸方向に設けられる一対の第一ステータと、を備える第一筒と、
    前記モータ回転軸を軸支する軸受けを少なくとも介して前記モータ回転軸と一体化し、夫々前記第一ステータに対向する一対の永久磁石と、
    前記永久磁石を挟んで前記第一ステータと反対側に固定され、夫々前記永久磁石に対向する一対の第二ステータと、
    前記第二ステータを夫々固定する一対の第二筒と、
    を有し、
    前記第二筒を夫々前記第一筒に嵌合させたことを特徴とするステッピングモータ。
  2. 前記第二筒の内径を夫々前記第一筒の外径に圧入嵌合させたことを特徴とする請求項1に記載のステッピングモータ。
  3. 前記第二筒の内径と前記第一筒の外径とにおける圧入嵌合の合計長さをH、モータ外径をDとしたとき、以下の式を満たすことを特徴とする請求項2に記載のステッピングモータ。
    H/D ≧ 0.5
  4. 前記第一筒における前記モータ回転軸の前記軸方向における両端部に、端部に向かって径が縮小する傾斜形状を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のステッピングモータ。
  5. 前記第一筒に、位置決め用の突起が設けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のステッピングモータ。
  6. 前記第一筒の中央外周部に、周方向へ複数の前記突起が設けられることを特徴とする請求項5に記載のステッピングモータ。
  7. 一対の前記第二筒の一方と他方で互いに相補的形状を備え、前記突起を介して前記第二筒の一方と他方が結合されることを特徴とする請求項6に記載のステッピングモータ。
  8. 前記第二ステータの一方と前記永久磁石の一方との空気間隔をA1、前記永久磁石の一方と前記第一ステータの一方との空気間隔をA2、前記第一ステータの他方と前記永久磁石の他方との空気間隔をB1、前記永久磁石の他方と前記第二ステータの他方との空気間隔をB2としたとき、A2またはB2の少なくとも一方の空気間隔をA1およびB1の空気間隔よりも小さくしたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のステッピングモータ。
  9. 前記軸受けと前記永久磁石の間に夫々設けられる一対のスペーサーを有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のステッピングモータ。
  10. 前記スペーサーは、前記永久磁石に密着していることを特徴とする請求項9に記載のステッピングモータ。
  11. 前記一対の第一ステータは、前記励磁コイルを挟んで設けられることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のステッピングモータ。
  12. 前記第一ステータは、金属射出成形により生成されることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載のステッピングモータ。
  13. 前記軸受の少なくとも一方が、前記第一筒に具備されていることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載のステッピングモータ。
  14. 一対の前記第二筒の一方は、前記モータ回転軸が貫く穴部を備え、一対の前記第二筒の他方は、前記モータ回転軸が貫く穴部を備えないことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載のステッピングモータ。
  15. 励磁コイルと、モータ回転軸の軸方向に設けられる一対の第一ステータと、を第一筒(222)として一体化する第一工程と、
    夫々前記第一ステータに対向する一対の永久磁石の一方を前記モータ回転軸と一体化する第二工程と、
    前記モータ回転軸を軸支し前記第一筒に結合される軸受けを少なくとも介して前記モータ回転軸を挿入する第三工程と、
    前記一対の永久磁石の他方を前記モータ回転軸と一体化する第四工程と、
    前記永久磁石を挟んで前記第一ステータと反対側で夫々前記永久磁石に対向する第二ステータを一対の第二筒の夫々に固定する第五工程と、
    前記第二筒を夫々前記第一筒に嵌合させる第六工程と、
    を有することを特徴とするステッピングモータの製造方法。
  16. 励磁コイルと、モータ回転軸の軸方向に設けられる一対の第一ステータと、を第一筒として一体化する第一工程と、
    夫々前記第一ステータに対向する一対の永久磁石の一方を前記モータ回転軸と一体化する第二工程と、
    前記モータ回転軸を軸支し前記第一筒に結合される第1の軸受を少なくとも介して前記モータ回転軸を挿入する第三工程と、前記一対の永久磁石の他方を前記モータ回転軸と一体化する第四工程と、
    前記永久磁石を挟んで前記第一ステータと反対側で夫々前記永久磁石に対向する第二ステータを一対の第二筒の夫々に固定する第五工程と、
    前記一対の第二筒の一方には前記モータ回転軸を軸支する第2の軸受を備えたコの字板金が結合された状態で、他方には結合されない状態で、前記第二筒を夫々前記第一筒に嵌合させる第六工程と、
    を有することを特徴とするステッピングモータの製造方法。
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