JP2014210537A - ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】見栄え向上を図ることができるヘッドアップディスプレイ装置を提供すること。【解決手段】本発明のヘッドアップディスプレイ装置1は、車両のフロントウィンドシールド2に表示器3の表示画像を投影する凹面鏡4(投影手段)と、フロントウィンドシールド2に設けられて表示画像を反射する反射手段2aと、凹面鏡4の投影方向を調整する調整手段6aと、凹面鏡4(投影手段)と反射手段2aとの間に位置するインストルメントパネル7が具備する開口部7aと、開口部7aに車両の前後方向に移動可能に設けられて表示画像を透過する開口8aを有するベゼル8(蓋部)と、ベゼル8を投影方向に応じて移動させる制御を行う制御手段6bと、を含むことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、車両のフロントウィンドシールド(フロントガラス)を用いて運転者に必要な情報を表示するヘッドアップディスプレイ装置に関する。
車両のインストルメントパネル内に設置された表示器が、インストルメントパネルに設けた開口部を介してフロントウィンドシールドの内側の反射面に画像を照射して、反射面の反射に基づいて適宜ユーザに対して情報を提供するヘッドアップディスプレイ装置がある。この場合、この開口部を介してインストルメントパネル内が外部から見えてしまうことは意匠性の観点から好ましくない。そこで、意匠性や見栄えを考慮して開口部を適宜遮蔽する技術として、例えば特許文献1に記載されるように、表示器の不使用時にこの開口部を閉塞するシャッター部を具備することが提案されている。
特開2003−237411号公報
ところが、上述したヘッドアップディスプレイ装置においては、表示器の使用時においてはユーザの視線の高さや好みに合わせて画像の照射方向を調整することが必要で、開口部を全照射方向に対応可能な大きさとしているため、見栄え向上を図ることが依然として困難であるという問題があった。
そこで本発明は、見栄え向上を図ることができるヘッドアップディスプレイ装置を提供することを目的とする。
上記の問題を解決するため、本発明に係るヘッドアップディスプレイ装置は、車両のフロントウィンドシールドに表示画像を投影する投影手段と、前記フロントウィンドシールドに設けられて前記表示画像を反射する反射手段と、前記投影手段の投影方向を調整する調整手段と、前記投影手段と前記反射手段との間に位置するインストルメントパネルが具備する開口部と、当該開口部に前記車両の前後方向に移動可能に設けられて前記表示画像を透過する開口を有する蓋部と、当該蓋部を前記投影方向に応じて移動させる制御を行う制御手段とを、含むことを特徴とする。
ここで、前記表示画像の表示高さを調整する表示高さ調整手段と、運転者の視線位置を検知する視線検知手段とを含み、前記調整手段は前記投影方向を前記表示高さ調整手段からの表示高さ情報と前記視線検知手段からの視線位置情報の少なくともいずれかに基づいて調整することとし、前記反射手段に投影された前記表示画像が鉛直方向の上方に移動するにつれて、前記制御手段は前記蓋部を前記車両の後方側に移動させることとしてもよい。さらに、前記制御手段が前記開口の開口量を制御するとともに、前記制御手段は前記反射手段に投影された前記表示画像が鉛直方向の上方に移動するにつれて、前記開口量を大きくすることとしてもよい。なお、前記反射手段に投影された前記表示画像が鉛直方向の上方に移動するとは、前記投影手段の前記投影方向が車両の車幅方向左方から見た場合に時計回りに変位することを指す。
本発明のヘッドアップディスプレイ装置によれば、投影方向に応じて開口を移動させることによって、開口の大きさを小さくして、見栄えや意匠性を高めることができる。
本発明に係る実施例1のヘッドアップディスプレイ装置1の概略構成を示す模式ブロック図である。 実施例1のヘッドアップディスプレイ装置1のウィンドシールド2に対する照射態様とウィンドシールドガラス2による反射に基づく虚像Fの態様を示す模式図である。 実施例1のヘッドアップディスプレイ装置1のインストルメントパネル7とベゼル8により構成される開口8aの態様を示す模式断面図である。 実施例1のヘッドアップディスプレイ装置1における制御内容の詳細を示すフローチャートである。 実施例1のヘッドアップディスプレイ装置1における開口8aに対応する従来技術の開口108aの態様を示す模式図である。 実施例1のヘッドアップディスプレイ装置1における制御内容の変形例を示すフローチャートである。 本発明に係る実施例2のヘッドアップディスプレイ装置1の概略構成を示す模式ブロック図である。 実施例2のヘッドアップディスプレイ装置1のインストルメントパネル7とベゼル81、82により構成される開口80aの態様を示す模式断面図である。 実施例2のヘッドアップディスプレイ装置1における制御内容の詳細を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について、添付図面を参照しながら説明する。なお図2、図3中におけるFは車両前方を、Uは鉛直上方を、Rは車幅方向の右方を示している。
本実施例1のヘッドアップディスプレイ装置1は、図1に示すように、車両のフロントウィンドシールド2に表示器3の表示画像を投影する凹面鏡4(投影手段)と、フロントウィンドシールド2に設けられて表示画像を反射する反射手段2aと、凹面鏡4の投影方向を凹面鏡アクチュエータ5により調整するHUDユニットECU6(Electronic Control Unit)の機能としての調整手段6aを含む。
さらにヘッドアップディスプレイ装置1は、凹面鏡4と反射手段2aとの間に位置する図2に示すインストルメントパネル7が具備する開口部7aと、開口部7aに車両の前後方向に移動可能に設けられて表示画像を透過する開口8aを有する枠状のベゼル8(蓋部)と、ベゼル8を投影方向に応じて移動させる制御を行うHUDユニットECU6の機能としての制御手段6bを、含む。
フロントウィンドシールド2は車両の前方側のガラスであり、室内側の表示画像が投影される領域の面に例えばコンバイナを設ける等の適宜の手段により反射手段2aが形成されている。
表示器3は、例えばLED素子を複数含むLEDアレイやバックライト付きのTFT画面により構成され、例えば車速や夜間の歩行者像などの所望の表示画像を凹面鏡4に対して照射する。凹面鏡4は投射された表示画像を拡大反射して開口8aを通過させてフロントウィンドシールド2の反射手段2aに投影する機能を有する。
凹面鏡アクチュエータ5は、例えばブラシレスモータと周知のギヤ機構の組合せにより構成され、凹面鏡4の図示しない回転軸に駆動連結されて、HUDユニットECU6の調整手段6aの調整指令に基づいて、凹面鏡4の角度θを調整する。なお本実施例1では角度θは図2において鉛直方向上方に対する時計回りの角度であり投影方向と同義としている。もちろん水平方向を基準とした角度を用いてもよい。
HUDユニットECU6は、例えば、CPU、ROM、RAMおよびそれらを相互に接続するデータバスと、入出力インターフェース等から構成され、ROMに格納されたプログラムに従い、CPUが以下に述べる所定の処理を行う。HUDユニットECU6は上述した調整手段6aと、制御手段6bを構成する。
ベゼル8は、インストルメントパネル7の開口部7aに図示しない前後方向に延びるガイド機構を介して車両の前後方向に摺動可能に設けられる蓋部である。ベゼル8は凹面鏡4により投影される表示画像を透過する開口8aを含む。なお、ガイド機構は例えば開口部7a側に設けられる左右一対のガイドとベゼル8側に設けられる左右一対のレールとの組合せにより構成される。なお左右方向は車幅方向である。
表示高さ調整スイッチ9(表示高さ調整手段)は例えば車両の運転席のメータ近傍に設けられて、表示器3の生成する表示画像が凹面鏡4により投影され反射手段2aに反射されることに基づいて結像された虚像の表示高さを運転者の選択に基づいて調整するものである。表示高さ調整スイッチ9は、HUDユニットECU6に対して、選択内容としての虚像すなわち表示画像の表示高さを含む表示高さ情報を出力する。
視線検知カメラ10(視線検知手段)は、例えば、運転席のフロント側のインストルメントパネル7やルーフ下部に後方に向けて設けられるCMOSカメラである。視線検知カメラ10により撮像された画像データは内蔵されたマイクロコンピュータにおいて、例えば周知のエッジ検出やパターンマッチング等の所定の画像処理が施され、運転者の視線位置及び視線方向を含む視線位置情報が検出される。視線検知カメラ10のマイクロコンピュータは、検出結果である視線位置情報をHUDユニットECU6に対して出力する。
ベゼル位置制御アクチュエータ11は、例えばブラシレスモータと周知のギヤ機構の組合せにより構成され、ベゼル8の有する図示しない例えばラック機構に駆動連結されて、HUDユニットECU6の制御手段6bの位置制御指令に基づいて、ベゼル8の前後方向の位置Pを制御する。
以下に図2を用いて、表示器3から運転者の眼EYEBOXに至る光路について詳細に説明する。図2は開口8aを含む車幅方向に垂直な断面における各構成要素の相対位置を示している。EYEBOXとは運転者が虚像を視認可能な領域を示す。図2中楕円Aは統計上の例えば99%の人の視線が分布する範囲を示し、EYEBOX1はその範囲の中で一番高い位置のEYEBOXを示し、EYEBOX2はその範囲の中で一番低い位置のEYEBOXを示す。図2中の12はHUDユニットの外形を示す。
表示器3から車両の前方に照射された表示画像は、凹面鏡4によりウィンドシールド2の反射手段2aに向けて投影され、高い位置のEYEBOX1に対応する虚像F1を結像するにあたっては図2中の破線で示すような光路が用いられる。表示画像は開口部7aの後方側に位置する斜線領域7arの開口8a(1)を通過して、反射手段2aに表示画像が到達させる。つまり、角度θを鉛直方向に対して車両後方側に傾斜させるつまり投影方向を車両の後方に寝かせるよう調整手段6aは凹面鏡アクチュエータ5を制御する。調整手段6aによる凹面鏡アクチュエータ5の制御はフィードフォワード制御でも例えばホール素子を用いて角度θを検出した上でのフィードバック制御でもよい。
また、低い位置のEYEBOX2に対応する虚像F2を結像するにあたっては図2中の一点鎖線で示す光路が用いられる。表示画像は開口部7aの前方側に位置する斜線領域7afで示す開口8a(2)を通過して、反射手段2aに表示画像が到達させる。つまり、角度θを鉛直方向に沿う側に傾斜させるつまり投影方向をほぼ鉛直方向上方に指向させるよう調整手段6aは凹面鏡アクチュエータ5を制御する。
ここで高い位置のEYEBOX1に対応する虚像F1を結像するための図2の破線で示す光路を選択する場合には、開口部7aの後方側の斜線領域7arのみを開口すればよく、低い位置のEYEBOX2に対応する虚像F2を結像するための図2の一点鎖線で示す光路を選択する場合には、開口部7aの前方側の斜線領域7afのみを開口すればよい。なお、後方側の斜線領域7arの前後方向長さLrはウィンドシールド2が鉛直方向に対して上部が車両後方に傾斜しているため、幾何学的な性質により前方側の車線領域7afよりも長くなる。虚像F1と虚像F2の間に位置する虚像については破線で示す光路と一点鎖線で示す光路の間に位置する光路が適宜用いられる。
そこで本実施例1では、ベゼル8の開口8aの前後方向の長さLを斜線領域7afの長さLfと斜線領域7arの長さLrのうち長い方である斜線領域7arの長さLrにマージンを含めた長さとし、ベゼル8を前後方向に、光路つまり投影方向に合わせて制御手段6bの制御に基づいて移動させるものとしている。制御手段6bによるベゼル位置アクチュエータ11の制御もフィードフォワード制御でも例えばホール素子を用いて位置Pを検出した上でのフィードバック制御でもよい。以下ベゼル8の移動形態についてより詳細に説明する。
図3は、ベゼル8とインストルメントパネル7の開口部7aとの相対位置関係を示している。図3(a)はベゼル8が車両の前方F側に移動された場合の相対位置関係を示しており、図3(b)はベゼル8が車両の後方側に移動された場合の相対位置関係を示している。つまり図3(a)に示すベゼル8の位置は、図2に示した開口8a(2)を実現するベゼル8の位置を示し、図3(b)に示すベゼル8の位置は開口8a(1)を実現するベゼル8の位置を示す。
また、本実施例1の調整手段6aは投影方向を表示高さ調整スイッチ9(表示高さ調整手段)からの表示高さ情報と視線検知カメラ10(視線検知手段)からの視線位置情報の少なくともいずれかに基づいて調整することとし、反射手段2aに投影される表示画像が鉛直方向上方に移動する、つまり、投影方向が車両の後方側に傾斜するにつれて、制御手段6bはベゼル8を車両の後方側に移動させることとしている。
次に本実施例1のHUDユニットECU6の制御内容について図4に示すフローチャートを用いて説明する。ステップS1に示すように、調整手段6aは、視線検知カメラ10から視線位置情報を取得し、ステップS2において、虚像位置調整つまり凹面鏡4の角度θの調整を行う。
ステップS3において調整手段6aは視線位置に虚像位置が合致したか否かを判定し、肯定であればステップS4にすすみ、否定であればステップS2を再度行う。ステップS4において、調整手段6aは表示高さ調整スイッチ9が運転者によりオンとされたか否かを判定し肯定であればステップS5にすすんで、表示高さ調整スイッチ9からの表示高さ情報に基づいて虚像位置の調整を行い、否定であれば虚像位置の調整は行わない。
ステップS5の処理が終了した後は、ステップS6にすすみ、制御手段6bは、ステップS5の処理終了後の凹面鏡4の角度θからベゼル8の前後方向の位置Pをウィンドシールド2の幾何学的形状から定まる第一所定関数に基づいて演算し、ステップS7にすすんでベゼル8の位置Pに移動させる制御を行う。
ステップS4の否定処理が終了した後は、ステップS8にすすみ、制御手段6bは、ステップS4の否定処理終了後の凹面鏡4の角度θからベゼル8の前後方向の位置Pをウィンドシールド2の幾何学的形状とウィンドシールド2と凹面鏡4との位置関係等から定まる第一所定関数に基づいて演算し、ステップS9にすすんでベゼル8の位置Pに移動させる制御を行う。
以上述べた本実施例1のヘッドアップディスプレイ装置1によれば以下に述べる作用効果を得ることができる。つまり、本実施例1であれば開口8aを照射方向に合わせて必要最小限の大きさとすることができる。すなわち、従来技術であれば、インストルメントパネル7の開口部7aに対応するベゼル108の開口108aは、凹面鏡4の投影方向の全てにおいて表示画像を透過させる必要があることから、開口部7aとほぼ同等の大きさとする必要があり、開口108aからインストルメントパネル7の内部が見えてしまい意匠性を高めることが難しいところを本実施例1では意匠性を高めることができる。
なお上述した実施例1では虚像位置の調整を視線位置情報と表示高さ情報の双方を用いて調整することとしたが、図6に示すように表示高さ情報のみに基づいて調整することもできる。
実施例1においては投影方向に合わせてベゼル8の前後方向の位置Pのみを制御するものとしたが、ベゼル8を前後方向に二分割してそれぞれを独立に制御することにより、投影方向に合わせて開口の前後方向の長さも併せて制御することもできる。以下それについての実施例2について述べる。
実施例2のヘッドアップディスプレイ装置1は図7に示すように、前後一対のベゼル81、82を含み、それぞれを独立して制御可能なベゼル位置アクチュエータ111、112を含み、HUDユニットECU6の制御手段6bがベゼル位置アクチュエータ111、112を統括的に制御する点が実施例1と相違する。
つまり実施例2では、図8に示すように、開口80aの後方側に位置するベゼル81と、前方側に位置するベゼル82を含んでおり、ベゼル81とベゼル82の前後方向の位置をそれぞれ独立して制御することにより、開口80aの前後方向の長さを、図8(a)に示す前方側の位置では長さL2とし、図8(b)に示す後方側の位置では長さL1(L1>L2)として開口量を制御することとしている。なお投影方向つまり凹面鏡4の角度θとは第二所定関係を有しており、反射手段2aに投影される表示画像が鉛直方向上方に移動する、つまり、投影方向が車両の後方側に傾斜するにつれて、開口量を大きくするものとしている。
次に本実施例1のHUDユニットECU6の制御内容について図9に示すフローチャートを用いて説明する。ステップS1〜ステップS5までの処理は図4に示したものと同様である。
ステップS5の処理が終了した後は、ステップS6−1にすすみ、制御手段6bは、ステップS5の処理終了後の凹面鏡4の角度θからベゼル81、82の開口80aの長さつまり開口量とその開口量を実現しかつ凹面鏡4の角度θに対応する前後方向の位置P1、P2をウィンドシールド2の幾何学的形状とウィンドシールド2と凹面鏡4との位置関係等から定まる第二所定関数に基づいて演算し、制御手段6bは、ステップS7−1にすすんでベゼル81、82のそれぞれ独立した位置P1、P2に移動させる制御を行う。
ステップS4の否定処理が終了した後は、ステップS8−1にすすみ、制御手段6bは、ステップS4の否定処理終了後の凹面鏡4の角度θからベゼル81、82の開口80aの長さつまり開口量とその開口量を実現しかつ凹面鏡4の角度θに対応する前後方向のそれぞれの位置P1、P2をウィンドシールド2の幾何学的形状とウィンドシールド2と凹面鏡4との位置関係等から定まる第二所定関数に基づいて演算し、ステップS9−1にすすんでベゼル81、82をそれぞれの位置P1、P2に移動させる制御を行う。
以上述べた本実施例2のヘッドアップディスプレイ装置1によれば以下に述べる作用効果を得ることができる。つまり、実施例1と同様に開口80aを照射方向に合わせて必要最小限の大きさとすることができる。さらに、ベゼル81、82の前後方向の位置P1、P2に併せて、後方側に行くほど開口80aの長さを長くして、特にベゼル81、82が前方側に位置する場合の開口80aをより小さくすることができる。つまり、本実施例2では意匠性をさらに高めることができる。
以上本発明の実施例について詳細に説明したが、本発明は上述した実施例に制限されることなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形および置換を加えることができる。
例えば上述した実施例では投影方向を決定する投影手段は凹面鏡と凹面鏡アクチュエータにより構成しているが例えば表示器と表示器の角度を制御するアクチュエータに組合せに置換してもよく、その他の手段があればその他の手段を用いてもよい。
本発明は、見栄え向上、意匠性向上を図ることができるヘッドアップディスプレイ装置を提供することができるので、種々の自動車に適用可能であるとともに有用なものである。
1 ヘッドアップディスプレイ(HUD)装置
2 フロントウィンドシールド(ガラス)
2a 反射手段
3 表示器
4 凹面鏡(投影手段)
5 凹面鏡アクチュエータ
6 HUDユニットECU
6a 調整手段
6b 制御手段
7 インストルメントパネル
7a 開口部
8 ベゼル
8a 開口
9 表示高さ調整スイッチ
10 視線検知カメラ
11 ベゼル位置制御アクチュエータ
12 HUDユニット
81 ベゼル(後方側)
82 ベゼル(前方側)
80a 開口
111 ベゼル位置制御アクチュエータ(後方側)
112 ベゼル位置制御アクチュエータ(前方側)

Claims (4)

  1. 車両のフロントウィンドシールドに表示画像を投影する投影手段と、前記フロントウィンドシールドに設けられて前記表示画像を反射する反射手段と、前記投影手段の投影方向を調整する調整手段と、前記投影手段と前記反射手段との間に位置するインストルメントパネルが具備する開口部と、当該開口部に前記車両の前後方向に移動可能に設けられて前記表示画像を透過する開口を有する蓋部と、当該蓋部を前記投影方向に応じて移動させる制御を行う制御手段とを、含むことを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置。
  2. 前記表示画像の表示高さを調整する表示高さ調整手段と、運転者の視線位置を検知する視線検知手段とを含み、前記調整手段は前記投影方向を前記表示高さ調整手段からの表示高さ情報と前記視線検知手段からの視線位置情報の少なくともいずれかに基づいて調整することを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  3. 前記反射手段に投影された前記表示画像が鉛直方向の上方に移動するにつれて、前記制御手段は前記蓋部を前記車両の後方側に移動させることを特徴とする請求項2に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  4. 前記制御手段が前記開口の開口量を制御するとともに、前記制御手段は前記反射手段に投影された前記表示画像が鉛直方向の上方に移動するにつれて、前記開口量を大きくすることを特徴とする請求項3に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
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