JP2018058521A - 仮想表示ミラー装置 - Google Patents

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修 丹内
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Abstract

【課題】観察しやすい仮想表示ミラー装置を提供すること。【解決手段】仮想表示ミラー装置10は、死角となる場所の対象画像を含むミラー像M1,M2を移動体である自動車90に対するフェンダーミラーの位置に3次元的に表示し、移動体の利用者であるドライバーDRに対して斜め後方等の死角となる場所に関して奥行き情報を含む対象画像を提供する。これにより、ドライバーDRとって死角の対象画像を観察しやすくなり、危険等の認識性を高めることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、自動車その他の移動体に設けられてミラーと同様に死角の観察を可能にする仮想表示ミラー装置に関する。
移動体の周辺状況を移動体利用者が認識できるようにする周辺画像表示装置が提案されており、車両の走行状態に合わせて鏡面画像の表示形態を変化させるものが公知となっている(特許文献1)。この装置では、カメラによって得た画像と、他の制御ユニット等からデータ通信により取得した移動体の走行状態又は利用者の操作とに基づいて、走行状態等に合わせた適切な鏡面画像を表示することとしているが、このような鏡面画像は、具体的には、ナビゲーションユニットによる地図表示及び案内画面表示を行う液晶表示装置に表示される構成となっている。
自車両の死角領域の画像をその死角位置と対応が付きやすい場所に表示する車両用表示装置が公知となっている(特許文献2)。この車両用表示装置は、カメラと、投影装置と、ホログラムコンバイナーとを備え、サイドガラス、フロントガラス、又はリアガラス上に設けたホログラムコンバイナー上に、死角範囲の画像を表示する。
車両に設置されたサイドミラーに映る視野と異なる視野で車両後方を撮影し、その画像をウィンドシールドガラス面に仮想サイドミラー画像として表示させる車両用視覚補助装置が公知となっている(特許文献3)。この装置は、表示位置の設定を行う操作インターフェイスを有しており、表示場所を複数選択可能としている。この際、撮影された画像に対しドライバーの顔位置に対応する画像変換を行った合成画像を作成し仮想サイドミラー画像として表示することができる。なお、仮想サイドミラー画像は、無限遠の点に結像するように、ウィンドシールドガラスに投影されるとされている。
車体後方遠方を撮影するテレビカメラと、テレビカメラによって撮影された画像を表示する情報投影装置及びコンバイナーを備える車両用ディスプレイが公知となっている(特許文献4)。この装置では、車体後方の画像がヘッドアップディスプレイのコンバイナー上に表示される。
移動体の左右後方を撮影した画像を取得する制御部と、サイドガラスの一部領域に設けられて透過度が制御されるサイドコンバイナーと、サイドコンバイナーに制御部が取得した画像に基づく表示画像を表示するプロジェクターとを備える表示装置が公知となっている(特許文献5)。この装置では、サイドガラスに移動体の左右後方の画像を表示することができ、表示画像に特異物が含まれている場合に表示の透明度を下げたり、車速によって表示の透明度を制御することができる。
以上の特許文献1〜5では、移動体の死角領域の画像を仮想ミラーに表示することが開示されているものの、表示が平面的であり距離感を実感させるものではなく、特に実際のミラーに近い状態でミラー映像を表示する方法は開示されていない。上記のような仮想ミラーによって、例えば2次元のミラー映像を虚像として見せると、結局ドライバーにとって違和感ある映像となり、ミラーとして直感しにくく観察しにくいものとなってしまう。
特開2014−36268号公報 特開2000−71877号公報 特開2008−141574号公報 特開平5−147455号公報 特開2015−174643号公報
本発明は、上記背景技術に鑑みてなされたものであり、観察しやすい仮想表示ミラー装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る仮想表示ミラー装置は、移動体の利用者にとって死角となる場所を対象画像として表示する仮想表示ミラー装置であって、対象画像を移動体に対する所定箇所に3次元的に表示する。
上記仮想表示ミラー装置によれば、対象画像を移動体に対する所定箇所に3次元的に表示するので、移動体の利用者に対して死角となる場所に関して、奥行き情報を含む対象画像を提供することができる。これにより、移動体の利用者にとって死角の対象画像を観察しやすくなり、危険等の認識性を高めることができる。
本発明の具体的な側面では、上記仮想表示ミラー装置において、移動体は自動車であり、自動車のフェンダーミラーが設置されていた位置に対応する少なくとも1箇所の表示位置に対象画像を含むミラーの虚像であるミラー像を表示する。ここで、フェンダーミラーが設置されていた位置(以下ではフェンダーミラーの設置位置とも呼ぶ)とは、フェンダーミラーを設置可能な現実の位置に限らず、その位置の近傍を含むものとする。また、乗用車のようなフェンダーに相当する部分がない場合であっても、運転席に対して乗用車のようなフェンダー部を想定して、このような仮想的なフェンダー部に対応する設置位置又は表示位置にミラー像を表示することができる。自動車には、一般的な乗用車のほか、バス、トラック、大型重機等も含まれる。移動体の利用者であるドライバーは、上記のようなフェンダーミラーに対応する表示位置に表示されるミラー像により、大きく目線を動かすことなく斜め後方や横方向の死角を観察することができる。さらに、自動車のフェンダーミラーの設置位置(その近傍を含む)はドライバーにとって違和感の少ないものであり、運転に伴う死角の確認作業の負担を減らすことができる。
本発明の別の側面では、自動車の前部左右両側にミラー像を表示する。自動車の運転に際しては、左右両方の情報をドライバーに伝える必要があるが、左右両側にミラー像を表示することによって、左右バランス良く死角を減らすことができる。
本発明のさらに別の側面では、対象画像は、鏡像状態で表示される。この場合、仮想ミラーとして、移動体の利用者に違和感なく必要な情報を伝えることができる。
本発明のさらに別の側面では、死角となる場所を撮像する少なくとも1つの撮像部と、撮像部によって得られた映像をミラー像として表示させるための映像に変換する画像変換部とをさらに備える。この場合、画像変換部での処理により、仮想ミラーに従来のミラーで見ている像と同様の映像を映すことができ、移動体の利用者は、仮想ミラーを違和感なく観察することができるようになる。
本発明のさらに別の側面では、移動体における利用者の視点位置を検出する視点位置検出部と、視点位置検出部からの情報に基づいて対象画像を合成する画像合成部とをさらに備える。ここで、利用者の視点位置とは、利用者の眼又は瞳の位置を意味する。このように、仮想ミラーに表示させる映像を移動体の利用者の視点位置に合わせて変化させることによって、本来のミラーで見ていた映像と同様の映像を映すことができ、移動体の利用者にとって違和感が少ない。
本発明のさらに別の側面では、対象画像の3次元的な表示を可能にする画像表示部及び可変投影光学系を有する。この場合、簡単な光学系で高精度の3次元的表示が可能になる。なお、可変投影光学系は、投影距離を変化させる可変焦点型の光学系である。
本発明のさらに別の側面では、対象画像を3次元的な表示を可能にする複数の画像表示部及び投影光学系を有する。この場合、変倍機構その他の可動機構を不要とすることができる。
本発明のさらに別の側面では、所定箇所の背後に存在する危険を検出する検出部の出力に基づいて対象画像の表示を中断する。この場合、移動体の利用者に対する危険報知を優先した動作が可能になる。
本発明のさらに別の側面では、運転状況によってミラー像の表示位置までの距離を変化させる。
本発明のさらに別の側面では、運転状況によってミラー像の表示コントラスト及び明るさの少なくとも一方を変化させる。
第1実施形態の仮想表示ミラー装置を含む移動体用表示システムを説明するブロック図である。 移動体である自動車の外観及びカメラ等の設置を説明する平面図である。 移動体である自動車の内部前方を説明する図である。 仮想表示ミラー装置のうち投影部を説明するブロック図である。 投影部に組み込まれる光学系の具体例を説明する拡大側方断面図である。 (A)及び(B)は、仮想表示ミラーの表示状態を説明する図である。 仮想表示ミラー装置の動作の概要を説明する図である。 第2実施形態の仮想表示ミラー装置を説明する図である。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態に係る仮想表示ミラー装置を組み込んだ移動体用表示システムについて説明する。
図1は、移動体用表示システム100を説明するブロック図であり、移動体用表示システム100は、その一部として仮想表示ミラー装置10を含む。移動体用表示システム100は、移動体である自動車90(図2参照)に組み込まれるものである。
移動体用表示システム100は、ミラー表示部20と、顔位置検出部30と、環境監視部40と、情報ディスプレイ50と、主制御装置60とを備える。これらのうちミラー表示部20、顔位置検出部30、及び主制御装置60は、仮想表示ミラー装置10を構成し、仮想表示ミラー装置10は、既定の表示位置に、つまり左右一対のフェンダーミラーの設置位置F1,F2(図2参照)に、反射像を含むミラー像を表示する。
ミラー表示部20は、死角となる場所のうち右後方及び左後方の対象画像を反射像として表示する部分であり、このような対象画像又は反射像を含む物体的なミラーの虚像をミラー像として表示する。このミラー像は、虚像として表示される点で仮想的なものであるが、基本的には恰も現実に存在して斜め後方の物体を映しているかのように表示される。ミラー表示部20は、右後方用の撮像部である第1の3次元カメラ21と、左後方用の撮像部である第2の3次元カメラ22と、3次元画像処理部23と、右フェンダーミラーとして機能する主要部である第1投影部24と、左フェンダーミラーとして機能する主要部である第2投影部25と、ミラー表示制御部26とを備える。ここで、第1投影部24は、移動体である自動車90にとっての右フェンダーミラーの設置位置(表示位置)F1にミラー像を形成し、第2投影部25は、自動車90にとっての左フェンダーミラーの設置位置(表示位置)F2にミラー像を形成する。ここで、フェンダーミラーの設置位置F1,F2は、フェンダーミラーを設置可能な現実の設置位置に限らず、その設置位置の近傍を含む。
図2に示すように、第1及び第2の3次元カメラ(撮像部)21,22は、自動車(移動体)90の例えばサイドミラーに対応する箇所に突起するように設けられているが、フェンダーミラーの設置位置(表示位置)F1,F2に設けることもできる。第1及び第2の3次元カメラ21,22は、単に死角画像を撮影できるだけでなく、撮影した死角画像から奥行情報の抽出を可能にする。各3次元カメラ21,22は、図示を省略するが、例えば複眼型のカメラである。つまり、3次元カメラ21,22は、結像用のレンズと、CMOSその他の撮像素子とを一組とするカメラ素子をマトリックス状に配列したものであり、撮像素子用の駆動回路をそれぞれ有する。3次元カメラ21,22を構成する複数のカメラ素子は、例えば奥行方向の異なる位置にピントを合わせるようになっており、或いは相対的な視差を検出できるようになっており、各カメラ素子から得た画像の状態(フォーカス状態、オブジェクトの位置等)を解析することで、画像内の各領域までの距離を判定できる。第1の3次元カメラ21は、自動車90の利用者であるドライバーDRにとっての死角のうち、自動車90の右横方向を含む右後方D1の死角となる場所が画角A1内に略収まるように撮影して3次元画像処理部23に出力する。ここで、ドライバーDRにとって死角とは、顔を正面に向けた状態で見えない方位や箇所を意味する。第2の3次元カメラ22は、上記死角のうち、自動車90の左横方向を含む左後方D2の死角となる場所が画角A2内に略収まるように撮影して3次元画像処理部23に出力する。
なお、上記のような複眼型の3次元カメラ21,22に代えて、2次元カメラと赤外距離センサーとを組み合わせたものを用いても、撮影した画面(死角画像)内の各部に関して奥行方向の距離情報を得ることができる。また、3次元カメラ21,22に代えて、2つの2次元カメラを分離配置したステレオカメラによって、撮影した画面内の各部に関して奥行方向の距離情報を得ることができる。その他、単一の2次元カメラにおいて、焦点距離を高速で変化させながら撮像を行うことによっても、撮影した画面内の各部に関して奥行方向の距離情報を得ることができる。
3次元画像処理部23は、第1及び第2の3次元カメラ21,22によって撮影した死角画像から鏡像状態の3次元画像を作成するための画像変換部として機能する。具体的には、第1及び第2の3次元カメラ21,22で得た死角画像から各画像部分までの距離を判定するとともに、死角画像を奥行情報に対応する複数の距離ゾーンに分割する。つまり、3次元画像処理部23によって、死角画像を対象までの距離が等しい複数の等距離線で区分したような立体的な画像情報が得られる。具体的には、距離ゾーンを対数スケールで例えば10段階程度に設定して死角画像を分割し、分割した画像部分のそれぞれに距離ゾーンを識別する情報を割り振る。距離ゾーンは、遠距離、中距離、近距離といった3段階程度であってもよい。このように処理することで、死角画像中の、自動車、歩行者、建物等の各種対象物の画像部分を距離に応じて区分したような情報が得られる。3次元画像処理部23は、画像を解析する機能を有しており、自動車、歩行者、建物等の各種対象物の種類識別、相対的移動速度の検出等を行うこともできる。3次元画像処理部23は、距離ゾーンごとの画像部分をミラー越しの画像と同様に左右反転させて記憶する。
第1投影部24は、ヘッドアップディスプレイ(HUD)としての機能を有し、自動車90のドライバーDRに対して右フェンダーミラーの設置位置F1にドライバーDRが観察可能なミラー像を投影する。第2投影部25は、ヘッドアップディスプレイ(HUD)としての機能を有し、自動車90のドライバーDRに対して左フェンダーミラーの設置位置F2にドライバーDRが観察可能なミラー像を投影する。
図3を参照して、第1投影部24は、3次元表示が可能な虚像投影装置であり、映像ユニット24aと、表示スクリーン24bとを備える。映像ユニット24aは、自動車90内のダッシュボード4の右寄りに埋め込むように設置されており、右フェンダーミラーのミラー像(以下、右ミラー像ともいう)に対応する表示光を表示スクリーン24bに向けて射出する。映像ユニット24aは、詳細は後述するが、投影用の画像を形成する表示パネルと、表示パネルに形成された像を拡大投影するための投影光学系とを有する。表示スクリーン24bは、透過性又は半透過性の反射面を有し、フロントウインドウ8の右寄りの内側に設けられて、映像ユニット24aからの表示光をドライバーDRの顔方向に部分的に反射する。
図4は、ミラー表示部20のうち第1投影部24の構成例を説明するブロック図である。第1投影部24のうち映像ユニット24aは、投影すべき画像を形成する画像表示部である描画デバイス24fと、投影距離を変化させることができる可変投影光学系24gと、可変投影光学系24gを動作させて投影距離を変化させる可変焦点駆動部24hと、後述するミラー表示制御部26との間で画像データやコマンドの遣り取りを行うためのインターフェイス24iとを有する。描画デバイス(画像表示部)24fは、反射型又は透過型の表示素子を有し、必要な解像度でミラー像の元となる画像を表示する。描画デバイス24fは、具体的には、デジタルミラーデバイス(DMD)等の反射型の表示素子で構成され、LED、レーザーダイオード(LD)その他の光源から射出され照明光学系を経て均一化された光によって照明される。描画デバイス24fに入力される画像情報は、動画の各フレームごとに、遠距離から近距離までの複数の投影位置に対応した複数の画像情報であり、斜め後方の死角における遠距離から近距離までの複数の対象画像(画像部分)を1/30秒以内、好ましくは1/60秒以内に、時間をずらしながら順次表示させることができれば、このように距離の異なる対象画像がドライバーDRに略同時に知覚され、3次元の立体画像として表示されたかのように見える。可変投影光学系24gは、描画デバイス24fの表示素子に表示された画像を表示スクリーン24bに投影する。可変焦点駆動部24hは、可変投影光学系24gを構成する一部のレンズ等を例えば光軸方向に移動させることによって、可変投影光学系24gの焦点距離制御を行う。可変焦点駆動部24hの焦点距離を描画デバイス24fによる対象画像の表示と同期して変化させることにより、表示スクリーン24b越しに遠距離から近距離までの複数の対象画像を高速で順次切り替えつつ投影表示させる3次元表示が可能になる。
図5は、映像ユニット24a等の具体的な光学系を説明する断面図である。映像ユニット24aは、図4で説明した描画デバイス24f及び可変投影光学系24gのほかに、ハウジング24nを備える。
映像ユニット24aにおいて、描画デバイス24fは、投影用の画像を形成する表示素子87を有する。表示素子87としては、DMD、LCOS等の反射型の表示素子に限らず、透過型LCDといった反射型の表示素子、自発光型の表示素子等を用いることができる。可変投影光学系24gは、表示素子87に表示された画像から第1中間像TI1を形成する第1投影光学系81と、第1中間像TI1に対応する像光を表示スクリーン24bに入射させることによって虚像を表示する第2投影光学系82とを備える。第2投影光学系82は、第1中間像TI1をリレーするリレー光学系82aと、リレー光学系82aの表示スクリーン24b側に配置される第3投影光学系82bとを有している。リレー光学系82aは、図4に示す可変焦点駆動部24hに駆動されて光軸AX方向に移動するレンズを含む可変焦点光学系82dを有する。第3投影光学系82bは、1つ以上のミラーで構成され、ミラーは、凸面、凹面、又は平面とでき、曲面の場合、球面に限らず、非球面、自由曲面等とすることができる。第2投影光学系82は、リレー光学系82aと第3投影光学系82bとの間に第2中間像TI2を形成する。第1中間像TI1を形成する位置には、中間スクリーンmSCが配置されている。中間スクリーンmSCは、配光角を所望の角度に制御した拡散板であり、例えば摺りガラスやレンズ拡散板、マイクロレンズアレイを用いることができる。図示の可変投影光学系24gの場合、第1中間像TI1を光軸AX方向に移動させないので、中間スクリーンmSCを移動させる必要がなく、第2投影光学系82のリレー光学系82aに組み込んだ可変焦点光学系82dの作用のみで表示像(虚像)の奥行位置を変化させることになる。第2投影光学系82を、リレー光学系82a及び第3投影光学系82bの2つの光学系で構成することで、全体の拡大倍率を両光学系82a,82bに振り分けることができる。これにより、リレー光学系82aのF値を大きくしながら全系としての視野角及びアイボックスサイズを大きくでき、使いやすい仕様でありながらリレー光学系82aの大型化を防ぎ、虚像表示時の像面性や非点隔差等の光学性能を確保することができる。その他、ハウジング24nは、表示光HKを通過させる開口85aを有し、この開口85aには、フィルム又は薄板状の光透過部材85bを配置することができる。
表示スクリーン24bは、フロントウインドウ8のガラス板8aの内面8bに貼り付けられたシート88である。シート88の内側面88aは、透過性又は半透過性の反射面であり、映像ユニット24aから射出された表示光HKをドライバーDRの頭部の存在が想定される矩形のアイボックスに導く。ドライバーDRは、表示スクリーン24bで反射された表示光HKを、フロントウインドウ8の前方の異なる距離位置にある複数の虚像IMからの虚像光KKとして観察する。表示スクリーン24bは、図示の例に限らず、フロントウインドウ8の内面8bを利用したものであってよく、フロントウインドウ8の内面8bに反射性を高めるコートを施したものであってもよい。表示スクリーン24bは、フロントウインドウ8とは別体で作製した板状の部材とすることもできる。
図3に戻って、第2投影部25は、3次元表示が可能な虚像投影装置であり、映像ユニット25aと、表示スクリーン25bとを備える。映像ユニット25aは、自動車90内のダッシュボード4の中央寄りに埋め込むように設置されており、左フェンダーミラーのミラー像(以下、左ミラー像ともいう)に対応する表示光を表示スクリーン25bに向けて射出する。第2投影部25の映像ユニット25aは、第1投影部24の映像ユニット24aと同様の構造を有する。表示スクリーン25bは、透過性又は半透過性の反射面を有し、フロントウインドウ8の中央寄りの内側に設けられて、映像ユニット25aからの表示光をドライバーDRの顔方向に部分的に反射する。第2投影部25の具体的な構成は、図4に示す第1投影部24のものと同様であり、説明を省略する。
図1に戻って、ミラー表示制御部26は、第1投影部24を動作させて表示スクリーン24bの背後に虚像の右ミラー像を表示させるとともに、第2投影部25を動作させて表示スクリーン25bの背後に虚像の左ミラー像を表示させる。ミラー表示制御部26は、3次元画像処理部23によって得た立体的な画像情報から、第1及び第2投影部24,25に表示させる右ミラー像及び左ミラー像を生成する。ミラー表示制御部26は、拡張現実(AR)の手法を用いた表示動作を可能にするものであり、これによって表現されるミラー像は、例えばミラーの視野内に現実に存在する物体に対して標識を付加したようなものとすることができる。
図6(A)及び6(B)は、投影部24,25に表示させるミラー像を例示したものである。
図示の例では、第1投影部24によって投影表示される右ミラー像M1は、ダッシュボード4やハンドル5の前方にあるエンジンフード6脇に設けた右フェンダー部7a上の設置位置F1に虚像として配置されている。また、第2投影部25によって投影表示される左ミラー像M2は、左フェンダー部7b上の設置位置F2に虚像として配置されている。
なお、自動車90が一般的な乗用車のようなフェンダーに相当する部分を有しない場合、すなわち、バス、トラック、大型重機等である場合、これらの運転席に対して一般的な乗用車のようなフェンダー部を想定し、或いは現実のミラーの位置に近い仮想的な位置を想定して、これらに対応する仮想的な設置位置又は表示位置にミラー像M1,M2を表示することができる。
ミラー像M1,M2の具体的な表示位置又は設置位置としては、一般的な乗用車の場合、高さ方向に関しては運転者の視点位置(例えば両目の中心を視点位置とする)からの視線が水平となる方向に対して±10度(望ましくは±5度)の範囲で、横方向に関しては、例えば右ハンドル車の場合は、視点位置からの視線が左右の正面となる方向に対して、右側に5〜35度、左側に20〜50度の方向で、望ましくは運転者の前方2〜3mの位置に、左右のミラー像M1,M2を投影すればよい。ここで、横方向については、左ハンドル車の場合、左右の角度範囲が右ハンドルと逆になる。なお、トラック、バス、ワゴン車などの大型車、商用車、ワンボックスタイプのコンパクトカー、又は軽トラックにおいては、設置位置又は表示位置を上記した一般的な乗用車の場合と同じとしても構わないし、例えば実際の車でミラーがある位置近傍となるように、視点位置からの前方距離を1m以内で、車の左右ピラー位置近傍(視点位置から横方向で1m以内、高さ方向でフロントウィンドウ、サイドウィンドウのガラスのある範囲内となる高さ)に表示することもできる。
また、上記したミラー像M1,M2の表示位置は、使用状況によって固定されるものに限らない。例えば、運転状況によってミラー像M1,M2の表示位置までの距離を変化させることができる。具体的には、高速で運転していて運転者の目のピント位置が車の前方で遠くの位置にある場合は、後述するミラー表示制御部26により、前方2〜3mではなく、より前方遠くの位置5m〜10mや、それより遠い位置にミラー像M1,M2を表示しても構わない。このように遠くに表示することで、運転者が目のピントを変えずにミラー像を確認できて、運転者にとって確認しやすいものになる。さらには、運転の速度が比較的遅い場合には、運転者の目のピント位置が比較的近くになるので、5mより近い位置で表示しても構わない。また、上記のミラー表示制御部26により、ミラー像M1,M2の表示の明るさ(輝度)や表示コントラストを変えることもできる。具体的には、昼間の晴天時や逆光時など、外環境が明るい場合には、ミラー像M1,M2の表示明るさ又は/及びコントラストを高め強める、夜間や曇天、雨天、トンネル内など、外環境が暗い場合には、ミラー像M1,M2の表示明るさ又は/及びコントラストを低め弱める、といった調整を行えば、運転者にとって見えやすい表示とすることができる。なお、これらの切替は、図1の運転関連情報取得部41に付随して速度用のセンサー又は検出手段や、カメラなどの外環境取得手段や、明るさ用のセンサー又は検知手段(図示せず)を配置することで取得した情報から自動で判断し、制御すればよい。また運転者の方でこれら自動制御を好まない場合も想定し、距離、明るさ、コントラスト等を好みに合わせて選択し、固定するモードを設定してもよい。さらには、自動制御の閾値を運転者で設定できるようにしても構わないし、複数運転者が運転する車においては、運転者によって、それらの設定を複数保存して切り替えられるようにしても構わない。
図6(B)に示すように、右ミラー像M1は、ミラー枠画像M11とミラー内画像M12とを含む。ミラー枠画像M11は、自動車90のドライバーDRから見て自動車90の右フェンダー部に対して固定的に配置されているように投影される静的な画像である。ミラー内画像M12は、従来の右フェンダーミラーによって観察される自動車90の右後方D1の画角A1内に現実に存在する、道路、自動車等の各種対象物を含む動的な画像である。このミラー内画像M12は、従来の右フェンダーミラーとの整合性を確保するため、鏡像状態で表示されている。また、このミラー内画像M12は、3次元的な画像であり、ミラー枠画像M11の背後の方向に奥行をもって配置される。なお、図示の例では、ミラー内画像M12中に乗用車1aが存在し、近接を意味する仮想的な標識1bが付加されている。標識1bは、点滅したり回転したりサイズが増減したりしてドライバーDRの注意を喚起する。この標識1bは、記号状のものに限らず、乗用車1aや歩行者の輪郭を示すものであってもよく、文字情報を含むものであってもよい。
詳細な説明を省略するが、第2投影部25によって投影表示される左ミラー像M2も、第1投影部24による右ミラー像と同様であり、ミラー枠画像M21とミラー内画像M22とを含む。ミラー枠画像M21は、自動車90のドライバーDRから見て自動車90の左フェンダー部に対して固定的に配置されているように投影される静的な画像である。ミラー内画像M22は、3次元的な画像であり、ミラー枠画像M21の背後の方向に奥行をもって配置される動的な画像である。
図1に戻って、ミラー表示制御部26は、3次元画像処理部23と協働して、死角画像から鏡像状態の3次元画像を作成するための画像変換部として機能する。ミラー表示制御部26は、主制御装置60の制御下で、第1及び第2投影部24,25に対して画像データ及び制御信号を出力し、虚像位置を時分割で高速で変化させる画像を第1及び第2投影部24,25に表示させる。具体的には、図6(B)のミラー内画像M12は、動画であり、動画の一コマ又はフレームに虚像位置が変化する複数の投影画像を含む。このため、ミラー表示制御部26は、例えば1/30秒以内で表示するためのコマ画像を準備するとともに、各コマ画像が距離ゾーンに分割した距離分割画像を含むものとする。
ミラー表示制御部26は、後述する顔位置検出部30のドライバーDRの眼の位置に関する検出出力を主制御装置60を介して受け取る。ミラー表示制御部26により、眼の位置の検出結果は、ミラー表示制御部26において表示スクリーン24b,25bに対するドライバーDRの相対方位に変換される。ミラー表示制御部26は、このドライバーDRの相対方位に応じてミラー像M1,M2の表示内容をX方向又はY方向にシフトさせる。具体的には、ミラー表示制御部26は、画像のシフトによって、ミラー像M1,M2のうちミラー枠画像M11,M21の配置が自動車90のフェンダー部7a,7bに対して一定に保たれるようにする。また、ミラー表示制御部26は、画像のシフトによって、ミラー像M1,M2のうちミラー内画像M12,M22がドライバーDRの頭部の位置に応じて変化するようにする。つまり、ドライバーDRの頭部を移動させると、これに応じてミラー内画像M12,M22として表示される道路、自動車等の各種対象物の表示位置が変化する。例えば、ドライバーDRが頭部をX方向すなわち右方向に動かした場合、ミラー内画像M12,M22は全体として−X方向すなわち左方向に移動する。この際、比較的近距離領域AR1(図6(B)参照)に表示される対象物の動きと、比較的遠距離領域AR2(図6(B)参照)に表示される対象物の動きとは、厳密には若干異なるものとなる。以上から明らかなように、ミラー表示制御部26は、顔位置検出部30からの情報に基づいて対象画像を含むミラー像M1,M2を合成する画像合成部として機能している。
ミラー表示制御部26は、ドライバーDRによるキー71の操作を主制御装置60を介して受け付ける。これにより、ミラー像M1,M2のうちミラー内画像M12,M22をX方向又はY方向にシフトさせることができる。この際、ミラー枠画像M11,M21は固定されて移動しないので、ミラー内画像M12,M22として表示される死角領域がシフトする。つまり、キー71の操作によって仮想的なミラー像として表示されたフェンダーミラーの傾斜角を恰も現実に存在するフェンダーミラーのように微調整できるようになっている。
顔位置検出部30は、ドライバーDRの視点位置を検出する視点位置検出部であり、運転席用カメラ31と、運転席用画像処理部32と、視点位置演算処理部33とを備える。運転席用カメラ31は、自動車90内のダッシュボード4の運転席正面に設置されており、ドライバーDRの頭部及びその周辺の画像を撮影する。運転席用カメラ31は、例えばミラー表示部20に組み込んだ3次元カメラ21,22の場合と同様の手法によって、撮影した運転席画像から奥行情報の抽出を可能にする。運転席用カメラ31は、ドライバーDRの体格のバラツキを考慮して広めの画角を確保するものとなっている。運転席用画像処理部32は、運転席用カメラ31で撮影した画像に対して明るさ補正等を行って視点位置演算処理部33での処理を容易にする。視点位置演算処理部33は、運転席用画像処理部32を経た運転席画像からオブジェクトの抽出又は切り出しを行ってドライバーDRの頭部や眼を検出する。また、視点位置演算処理部33は、運転席画像及びこれに付随する奥行情報から自動車90内におけるドライバーDRの頭部や眼の空間的な位置を算出する。ここで、ドライバーDRの眼の位置とは、例えば2つの眼の中間位置とすることができるが、カメラ画像から2つの眼を検出できない場合、頭部の輪郭から眼の位置を推測することができる。このようにして得たドライバーDRの眼の位置は、投影部24,25の表示スクリーン24b,25bに対する相対的な配置に関する情報(具体的には相対方位)として主制御装置60に出力される。
環境監視部40は、運転関連情報取得部41と、運転関連情報処理部42とを備える。運転関連情報取得部41は、図2にも示すように、自動車90の前方を撮影する前方カメラ45と、自動車90の後方を撮影する後方カメラ46と、前方の物体を検出するレーダー装置47とを備える。環境監視部40は、ミラー像M1,M2の背後に存在する危険を検出する検出部として機能する。
前方カメラ45は、例えば3次元カメラ21,22の場合と同様の手法によって、撮影した前方画像から奥行情報又は距離雄情報の抽出を可能にする。運転関連情報処理部42は、前方カメラ45によって撮影した前方画像からオブジェクトの抽出を行って、斜め前方を含めた前方に存在する、障害物、自動車、バイク、自転車、歩行車等の前方接近対象の存在を判定するとともに、かかる前方接近対象の自動車90に対する相対的な位置と移動速度とを検出する。運転関連情報処理部42は、前方接近対象を検出した場合、その内容を警告情報として主制御装置60に出力し、主制御装置60は、情報ディスプレイ50に前方接近対象の存在や近接状況を知らせる表示を行わせるとともに、情報ディスプレイ50に付随するスピーカーを介してドライバーDRへの音声警告の出力を行わせる。音声警告は、例えばブザー音やビープ音に限らず言語的なものであってもよい。
後方カメラ46は、前方カメラ45と同様に、撮影した後方画像から奥行情報又は距離雄情報の抽出を可能にする。運転関連情報処理部42は、後方カメラ46によって撮影した後方画像からオブジェクトの抽出を行って、斜め後方を含めた後方に存在する、障害物等の後方接近対象の存在を判定するとともに、かかる後方接近対象の自動車90に対する相対的な位置と移動速度とを検出する。運転関連情報処理部42は、後方接近対象を検出した場合、その内容を警告情報として主制御装置60に出力し、主制御装置60は、情報ディスプレイ50に後方接近対象の存在や近接状況を知らせる表示を行わせるとともに、情報ディスプレイ50に付随するスピーカーを介してドライバーDRに向けて音声警告の出力を行わせる。
レーダー装置47は、詳細な説明を省略するが、レーザー光又はミリ波を用いて前方に存在する正面接近対象の存在を判定するとともに、かかる前方接近対象の自動車90に対する相対的な距離と移動速度とを検出する。運転関連情報処理部42は、レーダー装置47によって正面接近対象を検出した場合、その内容を警告情報として主制御装置60に出力し、主制御装置60は、情報ディスプレイ50に正面接近対象の存在や近接状況を知らせる表示を行わせるとともに、情報ディスプレイ50に付随するスピーカーを介してドライバーDRに向けて音声警告の出力を行わせる。
環境監視部40の出力は、主制御装置60に監視されており、主制御装置60は、上記のように情報ディスプレイ50を利用してドライバーDRに警告を行うだけでなく、不図示の制動制御系を介してブレーキを強制的に動作させることにより、自動車90を強制的に停止させて衝突回避を図ることもできる。
主制御装置60は、ミラー表示部20、顔位置検出部30、環境監視部40、情報ディスプレイ50等の動作を統括的に制御している。主制御装置60は、例えば運転関連情報処理部42が前方接近対象の存在を検出し、特に前方接近対象がミラー像M1,M2の背後又はその周辺に存在する場合であって、前方接近対象までの距離が所定以下になった場合は、ミラー表示部20の動作を停止させ、ミラー表示制御部26によるミラー像M1,M2の表示を一定期間消すことができる。或いは、このような場合、ミラー表示制御部26によるミラー像M1,M2の表示輝度を一定期間下げることもできる。さらに、投影部24,25の表示範囲に余裕があれば、前方接近対象を避けるようにミラー像M1,M2の表示位置をずらすように移動させることもできる。
主制御装置60は、通信部73を介してクラウド等の外部ネットワークに接続することができ、前方カメラ45、運転席用カメラ31等から得た同様のシーンで過去に行った危険判断を参照できる機能を持つ。通信部73を介して接続されるクラウド等に過去のデータがあって、主制御装置60は、かかるデータを危険判断に際して判断基準の参考とすることができる。また、主制御装置60は、現在の運転状況等を、通信部73を介してデータベースに蓄積することで、危険判断についての学習を行う機能も持つものとできる。このように危険な場面のデータを用いた学習は、ADASその他の安全運転支援を行うシステムと連携させることができる。この際、通信部73を利用した通信は常時行ってもよいが、常時通信処理を行っていると処理の負荷が多くなり問題となる。そういった問題を回避するため、例えば始動時や停止時といった予め設定したタイミングで定期的に通信を行うようにしてもよい。このような動作を行う場合、主制御装置60に付随して走行中に得た情報をストレージしておく学習データや環境情報用の記憶装置を持っていることも有効である。
図7は、主制御装置60の制御下で行われる右フェンダーミラー像の表示動作を概念的に説明するフロー図である。まず、主制御装置60の制御下で、3次元画像処理部23及びミラー表示制御部26(画像変換部)が、第1の3次元カメラ21によって撮影した死角画像から奥行情報を抽出し、死角画像を奥行情報に対応する複数の距離ゾーンに分割するとともに左右反転した鏡像を得る(ステップS1)。次に、ミラー表示制御部(画像合成部)26は、顔位置検出部(視点位置検出部)30によるドライバーDRの眼の位置に関する検出出力等に基づいて、死角画像のうちミラー内画像M12として使用する領域を選択する(ステップS2)。このように選択された領域には、複数の距離ゾーンごとの画像が含まれる。次に、3次元画像処理部23は、ステップS2で得たミラー内画像M12に最も近い距離ゾーンの情報を含むミラー枠画像M11を追加したミラー像M1を得る(ステップS3)。このミラー像M1には、図6(B)に例示する仮想的な標識1bを付加することができる。次に、3次元画像処理部23は、第1投影部24に対して投影表示させるべき1フレームの画像信号を出力する(ステップS4)。この画像信号には、ミラー像M1を構成する複数の距離ゾーンの画像が含まれる。第1投影部24は、3次元画像処理部23から入力された距離情報付きの画像信号に基づいて、死角を映す右フェンダーミラーについて3次元の表示を行う(ステップS5)。この際、描画デバイス24fに表示する特定距離ゾーンの画像に同期させて可変焦点駆動部24hを対応する焦点距離に調整することで、可変投影光学系24gによって投影される虚像の位置が調整される。以上は、1フレーム分の表示であり、3次元カメラ21によって得た死角画像を更新しながらステップS1〜S5を繰り返すことで、動画としての死角画像を得ることができる。
以上で説明した第1実施形態に係る仮想表示ミラー装置10によれば、死角となる場所の対象画像を含むミラー像M1,M2を移動体である自動車90に対するフェンダーミラーの位置に3次元的に表示するので、移動体の利用者であるドライバーDRに対して斜め後方等の死角となる場所に関して奥行き情報を含む対象画像を提供することができる。これにより、ドライバーDRにとって死角の対象画像を観察しやすくなり、危険等の認識性を高めることができる。結果的に、従来の自動車で存在していたドアミラーやフェンダーミラー等の実体としてのミラーは必要なくなり、車のデザイン性向上やミラーの空気抵抗による燃費性能への影響を無くすといった効果が得られる。
〔第2実施形態〕
以下、第2実施形態に係る仮想表示ミラー装置について説明する。なお、第2実施形態の仮想表示ミラー装置は第1実施形態の仮想表示ミラー装置を変形したものであり、特に説明しない事項は第1実施形態と同様である。
図8に示すように、第2実施形態の仮想表示ミラー装置に組み込まれる投影部124は、映像ユニット124aと表示スクリーン24bとを備える。映像ユニット124aは、描画デバイス(画像表示部)124fの構成要素として3つの表示素子87a,87b,87cを有し、これらの表示素子87a,87b,87cは、3つの平行な光軸AX1,AX2,AX3に平行な方向に関して異なる位置に配置されている。具体的には、第1の表示素子87aが最もドライバーのいる後方側に配置され、第3の表示素子87cが最も前方側に配置されている。映像ユニット124aは、3つの表示素子87a,87b,87cに対応させて3つの独立した投影光学系182a,182b,182cを有する。これらの投影光学系182a,182b,182cは、表示素子87a,87b,87cに形成された画像を個別に投影するが、3つの光軸AX1,AX2,AX3に平行な方向に関して同じ位置に配置されているため、表示素子87a,87b,87cからの距離が段階的に短くなっている。投影光学系182a,182b,182cを経た表示光HK1,HK2,HK3は、ミラー84で上方に反射され、半透過性を有する表示スクリーン24bに入射する。表示スクリーン24bは、適度に湾曲しており、すべての表示光HK1,HK2,HK3がドライバーの眼DEに入射する。
上記投影部124では、第1の表示素子87aからの画像を第1の投影光学系182aを用いて近距離に投影し、第3の表示素子87cからの画像を第3の投影光学系182cを用いて遠距離に投影しており、第2の表示素子87bからの画像は、第2の投影光学系182bを用いて、第1の投影光学系182aで投影している距離と第3の投影光学系182cで投影している距離との間の距離に投影を行っている。また、近景用の第1の投影光学系182aからの投影画像PI1を表示スクリーン24bの下部の背後に投影しており、遠景用の第3の投影光学系182cからの投影画像PI3を表示スクリーン24bの上部の背後に投影しており、第2の投影光学系182bからの投影画像PI2を表示スクリーン24bの上下に関する中央の背後に投影している。ドライバーから見た際に、死角内において距離が遠い対象物の画像ほど上に、死角内において距離が近い対象物の画像ほど下に表示される。ここで、遠距離や近距離とは、表示させたい距離の仕様によりその範囲を適宜設定できるが、視度の変化から考えて、例えばドライバーの眼から10〜20mより遠い距離を遠距離、ドライバーの眼から5〜10mより近い距離を近距離と定義すること等が考えられる。投影部124によって表示される上下3段の画像は、実際の運転シーンとは異なるが、距離に応じた自然な配列になっており、ドライバーが比較的違和感なく観察できる。投影部124によるこのような表示も、ドライバーに距離感を実感させるものであり、第1実施形態の場合と同様に3次元的な表示に含まれるものとする。
図8に示す投影部124では、3つの表示素子87a,87b,87cを用いているが、目的とする仕様によって、例えば投影する距離の変化する範囲が小さい場合には、表示素子の個数を2つに減らしても構わないし、逆に、高精細で広い距離範囲に対応したい場合には、表示素子の個数を3つより多くすることも考えられる。
図8に示す投影部124では、3つの表示素子87a,87b,87cそれぞれに対応する投影光学系182a,182b,182cを配置しているが、これらに代えて共通な1つの投影光学系を用いてもよい。このような共通な1つの投影光学系は、アレイレンズのような複眼光学系や、複数の領域を持つミラー等の光学素子で構成することができ、この場合、比較的小型で投影距離を変えた光学系とできる。
図8では省略しているが、投影部124は、表示素子87a,87b,87cに付随して、第1実施形態の場合と同様に、光源及び照明光学系を有している。その際の光源や照明光学系は、上記複数の表示素子87a,87b,87cにそれぞれ対応した別々の光源及び照明光学系とできるが、全表示素子87a,87b,87cに共通の1つの光源及び照明光学系とすることもできる。
第1及び第2実施形態として説明した上記仮想表示ミラー装置は、単なる例示であり、各種変形が可能である。例えば、左右の一対のミラー像を表示させる必要はなく、ミラー表示部20を3次元カメラ21と3次元画像処理部23と投影部24とで構成すれば、右フェンダーミラーに対応するミラー像のみを表示させることができる。
上記実施形態では、ミラー表示部20が2つの投影部24,25を備えるとしたが、ミラー表示部20は、単一の投影部によって2つのミラー像M1,M2を表示するものであってもよい。この場合、仮想的なミラー像M1,M2の間に計器類の状態を示す仮想的なインストルメント・パネルの虚像表示を行う領域を設けることができる。この場合、表示方向を機械的に高速に振る機構を設けたり、或いは表示素子の時間制御を行ったり回折光学素子等を用いたりして、光学的に複数方向に表示を行う構成とすれば、光学系の巨大化を防ぎながら1つの光学系で全ての表示を行うことが可能となり、装置全体の小型化を達成することができる。
3次元カメラ21,22は、別々に設けたが、1つの3次元カメラ(例えば360°カメラ)で左右の斜め後方画像等を一括して取得することもできる。また、走査速度が速ければ360°の走査型カメラを用いることもできる。
以上では、3次元カメラ21,22等によって可視波長域の画像を取得することが前提となっていたが、3次元カメラ21,22に追加して或いは3次元カメラ21,22に代えて赤外域の画像を取得することもできる。この場合、夜間その他の暗闇など、カメラで映像捉えにくい場合でも、障害物、自動車、バイク、自転車、歩行車等の前方接近対象の判定の確度を高めることができる。
図5に示す可変投影光学系24gの構成は単なる例示であり、仮想表示ミラー装置の用途や仕様に応じて適宜変更することができる。
ミラー像M1,M2については、図示のものに限らず様々な表示形態とすることができる。例えば、ミラー像M1,M2としてミラー枠画像M11を省略したミラー内画像M12のみとすることができる。この場合、ミラー像M1,M2の表示面積を大きくでき、表現の自由度も高まる。
上記実施形態では、仮想表示ミラー装置10が一対のフェンダーミラーの設置位置F1,F2にフェンダーミラーに対応するミラー像M1,M2を表示するとしたが、仮想表示ミラー装置10は、バックミラーの位置又はその近傍にバックミラーに対応するミラーを表示するものであってもよい。また、サイドミラーの位置又はその近傍などに表示を行っても構わない。従来ミラーが配置されていた位置(その近傍を含む)にミラー像M1,M2の表示を行えば、ドライバーが運転中に違和感を感じることなくミラーの映像を確認できるので望ましい表示位置と言える。
ミラー像M1,M2として表示する画像は、撮影した画像そのものに限らず様々な画像処理を施すことができる。例えば図6(B)を参照して、比較的近距離領域AR1を明るく表示し、比較的遠距離領域AR2を暗く表示することもできる。また、画像中の物体を識別して、例えば太陽のような輝度が高いが安全性に関係ない対象の輝度を選択的に下げることもできる。さらに、画像中の物体を識別する場合、乗用車1a等の安全性に関連する物体については輪郭を強調したりその部分のみ輝度を上げる処理も可能である。
表示スクリーン24b,25bには、背景光の透過率を変化させる機能を持たせることができる。例えば、表示スクリーン24b,25bの裏面に透過率調用のフィルターを貼り付け、電気信号でフィルターの透過率を増減させることで、ミラー像M1,M2の背景に対する相対的な表示輝度を調整することができる。
上記実施形態では、映像ユニット24aに組み込む可変投影光学系24gとしては、中間像TI1,TI2を形成するものに限らず、様々な構成を採用できる。また、可変投影光学系24gの可変焦点光学系82dとしては、レンズを移動させるものに限らず、屈折面や反射面の曲率を変化させるものを用いることができる。
顔位置検出部30を用いて走行中にドライバーDRの注視する位置を取得することもできる。ドライバーDRの瞳の向き等の情報からドライバーDRの注視する位置を検出する注視検出装置を設けることにより、ドライバーの注視位置がミラーでない場合は、そのミラー像の輝度を落としたり背景像に対する透明度を上げたりしてドライバーが気にならないようにするといった動作が可能になる。また、ドライバーの注視位置がミラーに近づいた際には、ミラーの輝度を上げたり背景像に対する透明度を下げたりしてドライバーに画像を見えやすくするといった動作が可能になる。
ドライバーがミラーに注視していない場合でも、車の挙動に対して周囲の状況を判断して危険と感知した場合は、ミラーの映像輝度を上げる、背景像に対する透明度下げる、または点滅や音による警告等を行うといった制御を主制御装置60に行わせることもできる。ここで、危険と感知する手法は、車内外のカメラ等を用いることができ、例えば環境監視部40を用いることができる。
第1実施形態の投影部24,25と、第2実施形態の投影部124とを組み合わせた複合的な投影部を用いることもできる。第2実施形態の投影部124のような遠距離と近距離とに対応する表示素子87a,87b,87cのそれぞれに対して、第1実施形態の投影部24に用いる可変投影光学系24gを適用すれば、可変投影光学系24gで可変とする投影距離範囲を小さくすることができるので、焦点可変とする光学系でレンズを移動させる量や焦点距離を変化させる量を小さくすることができて、機構を簡素化でき、装置を小型化できる。さらには、遠距離投影では視度変化が少ないことから、遠距離側は固定焦点として、近距離側だけ可変投影光学系とした組合せにすることも可能で、同じく焦点可変範囲を低減できるので、装置の簡素化や小型化が可能となる。
運転状況によって運転者からミラー像M1,M2の表示位置までの距離を変化させる場合、ミラー枠画像M11,M21の配置を変化させるとともにミラー内画像M12,M22までの距離を変化させることができるが、ミラー内画像M12,M22までの距離を一定に保つこともできる。この際のミラー内画像M12,M22については、3次元的な表示に限らず2次元的な表示とできる。
4…ダッシュボード、 5…ハンドル、 6…エンジンフード、 8…フロントウインドウ、 10…仮想表示ミラー装置、 20…ミラー表示部、 21,22…3次元カメラ、 23…3次元画像処理部、 24,25…投影部、 24a,25a…映像ユニット、 24b,25b…表示スクリーン、 24f…描画デバイス、 24g…可変投影光学系、 24h…可変焦点駆動部、 26…ミラー表示制御部、 30…顔位置検出部、 31…運転席用カメラ、 32…運転席用画像処理部、 33…視点位置演算処理部、 40…環境監視部、 41…運転関連情報取得部、 42…運転関連情報処理部、 45…前方カメラ、 46…後方カメラ、 50…情報ディスプレイ、 60…主制御装置、 71…キー、 73…通信部、 81…第1投影光学系、 82…第2投影光学系、 82a…リレー光学系、 82b…第3投影光学系、 82d…可変焦点光学系、 87,87a,87b,87c…表示素子、 90…自動車、 100…移動体用表示システム、 124…投影部、 182a,182b,182c…投影光学系、 A1,A2…画角、 1a…乗用車、 1b…標識、 AR1…比較的近距離領域、 AR2…比較的遠距離領域、 D1…右後方、 D2…左後方、 DE…眼、 DR…ドライバー、 HK…表示光、 IM…虚像、 M1,M2…ミラー像、 M11,M21…ミラー枠画像、 M12,M22…ミラー内画像

Claims (11)

  1. 移動体の利用者にとって死角となる場所を対象画像として表示する仮想表示ミラー装置であって、
    前記対象画像を前記移動体に対する所定箇所に3次元的に表示することを特徴とする仮想表示ミラー装置。
  2. 前記移動体は自動車であり、
    前記自動車のフェンダーミラーが設置されていた位置近傍に対応する少なくとも1箇所の表示位置に前記対象画像を含むミラーの虚像であるミラー像を表示することを特徴とする請求項1に記載の仮想表示ミラー装置。
  3. 前記自動車の前部左右両側に前記ミラー像を表示することを特徴とする請求項2に記載の仮想表示ミラー装置。
  4. 前記対象画像は、鏡像状態で表示されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の仮想表示ミラー装置。
  5. 前記死角となる場所を撮像する少なくとも1つの撮像部と、
    前記撮像部によって得られた映像を前記ミラー像として表示させるための映像に変換する画像変換部とをさらに備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の仮想表示ミラー装置。
  6. 前記移動体における利用者の視点位置を検出する視点位置検出部と、
    前記視点位置検出部からの情報に基づいて前記対象画像を合成する画像合成部とをさらに備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の仮想表示ミラー装置。
  7. 前記対象画像の3次元的な表示を可能にする画像表示部及び可変投影光学系を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の仮想表示ミラー装置。
  8. 前記対象画像を3次元的な表示を可能にする複数の画像表示部及び投影光学系を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の仮想表示ミラー装置。
  9. 前記所定箇所の背後に存在する危険を検出する検出部の出力に基づいて前記対象画像の表示を中断することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の仮想表示ミラー装置。
  10. 運転状況によって前記ミラー像の表示位置までの距離を変化させることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の仮想表示ミラー装置。
  11. 運転状況によって前記ミラー像の表示コントラスト及び明るさの少なくとも一方を変化させることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の仮想表示ミラー装置。
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