JP2020149431A - 運転支援システム - Google Patents

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中村  健太郎
修 丹内
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Abstract

【課題】眩惑防止機能を有する前照灯により、先行車両および対向車両の運転者、ならびに歩行者等に眩しさを感じさせずに運転者の前方に十分な視界を確保しつつ、運転者が前方の物体を容易に判別できる運転支援システムを提供する。【解決手段】車両の運転を支援する運転支援システムであって、表示装置、物体検出部、配光制御部、および虚像表示制御部を有する。表示装置は、車両のウィンドシールドに向けて画像を投影することにより、上記画像の虚像を表示できる。物体検出部は、車両の前方に存在する物体を検出する。配光制御部は、物体検出部によって検出された物体を、車両の眩惑防止機能付き前照灯による光の照射対象とするか否かを判断し、判断結果に応じて、上記前照灯の照射領域を制御する。虚像表示制御部は、車両の前方において、照射対象ではない物体が存在する非照射領域、またはその隣接領域に上記画像の虚像を表示するように表示装置を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、運転支援システムに関する。
車両に搭載されたカメラやセンサー等の検出結果から、先行車両、対向車両、障害物等の危険につながる因子を運転者に報知することにより、安全運転を支援するシステムが知られている。例えば、近年盛んに開発が行われているヘッドアップディスプレイ(以下、「HUD」という)は、運転者の視線移動を最小限に抑えることで、より安全な運転を支援するものである。HUDは、運転者からウィンドシールドを通して前方に見える、危険因子になりうるオブジェクトに、マーキング等を重畳して表示させる。これにより、運転者は、視線移動を最小限に抑えつつ、自車両前方の危険を事前に察知することが可能となる。近年、このようなHUDを搭載している車種が増加してきており、HUDは一般的に認知されるようになってきている。
また、夜間の安全運転を支援するシステムとして、自車両の前照灯により、先行車両および対向車両の運転者、ならびに歩行者が眩しさを感じることがないように、自車両の前照灯の照射領域を調整する眩惑防止機能を有する前照灯の開発が近年進められている。このような前照灯を使用することにより、例えば運転者は、ハイビーム(走行用前照灯)を使用中に対向車両が現れたとしても、対向車両がある領域への照射光が自動的に抑制されるので、ロービーム(すれ違い用前照灯)に手動で切り替える必要がない。したがって、ハイビームと同等の光で前方の視界を確保しつつ、対向車両の運転者に対して眩しく感じさせない配慮を行うことができるため、夜間の安全運転に大きく寄与する。
眩惑防止機能を有する前照灯(以下、「ADB(Adaptive Driving Beam)」ともいう)は、様々な方式が開発されている。例えば、遮光部材で機械的に光を遮ることによって先行車両、対向車両、歩行者等の対象にハイビームを照射しないようにしたり、光源が2次元的に複数個並べられた光学系において、特定の光源を消灯することによって上記対象にハイビームを照射しないようにしたりするものがある。
これに関連して、下記特許文献1には、前方の物体を検出するセンサーにより物体(例えば、先行車両、対向車両)が検出された場合はロービームに切り替え、検出されない場合はハイビームに切り替える、いわゆるオートハイビームの技術に関して記載されている。また、オートハイビームを使用時に、ロービーム時において運転者の前方視界が狭くなることを補うためにHUDを用いる構成が開示されている。
特開2008−162481号公報
しかしながら、一般に、前照灯の照射範囲は、ハイビームとロービームとで大きく異なり、運転者の視界の広さに大きな差異が生じる。したがって、ハイビーム時とロービーム時とにおける視界の差異をHUDで補い、ロービーム時にハイビーム時と同等の視界の広さを得ることには無理がある。
一方、ADBを使用することにより、常時ハイビームで走行できるものの、自車両、対向車両ともにADBを使用した場合、互いに相手の方向に光を照射しないため、双方の運転者は互いの存在に気付かないおそれがある。あるいは、視界の特定の領域が消灯することで、何かがあることに気付いたとしても、それが人であるのか、動物であるのか、あるいは車両であるのか判断がつかないという問題がある。
本発明は、ADBにより、先行車両および対向車両の運転者、ならびに歩行者等に眩しさを感じさせずに運転者の前方に十分な視界を確保しつつ、自車両の運転者が前方の物体を容易に判別できる運転支援システムを提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)車両の運転を支援する運転支援システムであって、前記車両のウィンドシールドに向けて画像を投影することにより、前記画像の虚像を表示可能な表示装置と、前記車両の前方に存在する物体を検出する物体検出部と、前記物体検出部によって検出された物体を、前記車両の眩惑防止機能付き前照灯による光の照射対象とするか否かを判断し、判断結果に応じて、前記前照灯の照射領域を制御する配光制御部と、前記車両の前方において、前記照射対象ではない物体が存在する非照射領域、またはその隣接領域に前記画像の虚像を表示するように前記表示装置を制御する虚像表示制御部と、を備える、運転支援システム。
(2)前記物体検出部の検出結果に基づいて、前記物体の種別を識別する物体識別部をさらに有し、前記虚像表示制御部は、前記物体識別部の識別結果に応じた形態の虚像を、前記非照射領域またはその隣接領域に表示するように前記表示装置を制御する、上記(1)に記載の運転支援システム。
(3)前記表示装置は、表示する虚像の虚像距離を変更することが可能であり、前記非照射領域の物体の位置に対応した虚像距離で前記虚像を表示する、上記(1)または(2)に記載の運転支援システム。
(4)前記車両の周囲の明るさを検出する周囲光検出部をさらに有し、前記配光制御部は、前記周囲光検出部の検出結果に基づいて、前記車両の周囲の明るさが所定値以下となった場合に前記前照灯を点灯させる、上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の運転支援システム。
(5)前記物体検出部の検出結果に基づいて、前記物体の種別を識別する物体識別部をさらに有し、前記配光制御部は、前記物体の種別に基づいて、前記物体検出部によって検出された前記物体に光を照射するか否かを判断する、上記(1)〜(4)のいずれか1つに記載の運転支援システム。
本発明に係る運転支援システムによれば、ADBにより、先行車両および対向車両の運転者、ならびに歩行者等に眩しさを感じさせずに、自車両の運転者の前方に十分な視界を確保することができる。また、照射対象ではない物体が存在する非照射領域、またはその隣接領域に虚像を表示させるので、運転者は、非照射領域の物体を容易に判別できる。これにより、自車両の運転者は、非照射領域の物体がとる行動を予想することにより、危険につながるおそれがあるか否かを判断できる。
一実施形態に係る運転支援システムの概略構成を示すブロック図である。 図1に示す虚像表示装置を車両の車体内に搭載した使用状態を説明する模式図である。 図1に示す虚像表示装置を車体内に搭載した車両を内側から見た概略図である。 図1に示す虚像表示装置の構成を示す側面模式図である。 図1に示す照明装置の概略構成を例示するブロック図である。 図1に示す照明装置の照射領域を例示する模式図である。 比較例として、ADBを作動させた状態で、夜間に道路上を走行している車両の前方の視界を例示する図である。 運転支援システムを作動させた状態で、夜間に道路を走行している車両の前方の視界を例示する図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。また図面においては、上下方向をZ方向、虚像表示装置を車両に搭載した状態において、車両の進行方向に平行な方向をY方向、これらのZ、Y方向に直交する方向をX方向とする。
図1は、一実施形態に係る運転支援システムの概略構成を示すブロック図である。本実施形態における運転支援システムは、車両に搭載されるものであり、自車両の運転者に対して、安全に車両を運転するための支援を行うシステムである。本実施形態の運転支援システムは、特に夜間等の周囲環境が暗い場合に、車両の運転者から前方を見たときの視界を良好に維持するための支援を行う。
図1に示すように、運転支援システム10は、虚像表示装置20、照明装置40、周囲光センサー50、オートレベライザー部55、主制御部60、運転者検出部71、および環境監視部72を主要な構成として有する。以下、上記各構成要素について説明する。
(虚像表示装置20)
図2は虚像表示装置20を車両の車体内に搭載した使用状態を説明する模式図であり、図3は虚像表示装置20を車体内に搭載した車両を内側から見た概略図である。ユーザー(運転者)900は、ハンドル813を握りながら運転席816に座っている。
図2、図3に示すように、虚像表示装置(表示装置)20は、後述する表示素子21に表示されている画像情報を、フロントウィンドウ(ウィンドシールド)812を介してユーザー(運転者)900に向けて虚像として表示する。
フロントウィンドウ812以外の虚像表示装置20の構成は、車体811のダッシュボード814内にカーナビゲーション等のディスプレイ815の背後に埋め込むように設置されている。虚像表示装置20は、運転関連情報等を含む虚像に対応する表示光D1をフロントウィンドウ812に向けて射出する。フロントウィンドウ812は、コンバイナー(半透過性を有する凹面鏡)として機能する。
フロントウィンドウ812は、虚像表示装置20からの表示光D1を車体811の後方側(Y方向)に向けて反射する。フロントウィンドウ812で反射された表示光D1は、運転席816に座ったユーザー900の瞳910、およびその周辺位置に対応するアイボックス(不図示)に導かれる。
ユーザー900は、フロントウィンドウ812で反射された表示光D1、つまり、あたかも車体811の前方にあるように、所定距離(虚像距離)離れた表示像としての虚像i2を観察することができる。一方、ユーザー900は、フロントウィンドウ812を透過した外界光、つまり前方景色、自動車等の実像を観察することができる。結果的に、ユーザー900は、フロントウィンドウ812を透過した背後の外界像、すなわちシースルー像に重ねて、フロントウィンドウ812での表示光D1の反射によって形成される運転関連情報等を含む虚像i2を観察できる。このように、虚像表示装置20は、車両800のウィンドシールド812に向けて画像を投影することにより、この画像の虚像を表示することができる。
図4は、図1に示す虚像表示装置20の構成を示す側面模式図である。虚像表示装置20は、表示素子21、投影光学系22、虚像距離変更部23、虚像形成光学系24、ハウジング26、中間スクリーン29、および表示制御部30を備える。ハウジング26内には、虚像表示装置20の各構成要素が収納される。
また、図4に示す例では、表示素子21、投影光学系22、および虚像距離変更部23を通り、虚像形成光学系24のミラー241に至るまでの光軸AXは、Z方向で同じ高さに設定されている。
なお、以下においては、虚像距離変更部23前後での光軸AXを区別する場合には、上流側の光軸を光軸AX0、下流側を光軸AX1と表記し、これらを総称する場合には単に光軸AXと表記する。
(表示素子21)
表示素子21は、2次元的な表示面21aを有する。表示面21aに形成された像は、投影光学系22で拡大されて中間スクリーン29へ投影される。この際、2次元表示が可能な表示素子21を用いることで、中間スクリーン29への投影像の切り替えを比較的高速で行える。
表示素子21は、DMD(Digital Micromirror Device)やLCOS(Liquid Crystal On Silicon)等の反射型の素子であっても、液晶等の透過型の素子であってもよい。特に、表示素子21としてDMDを用いると、明るさを維持しつつ画像を高速で切り替えることが容易になり、投影距離(以下、虚像距離という)を変化させる表示に有利である。なお、表示素子として液晶等の透過型の素子を用いる場合には、投影光学系22と中間スクリーン29が不要となり、虚像距離変更部23の位置に配置することで所望の光学特性を得ることができるため、コストダウンに有利である。
なお、表示素子21は、30fps以上、好ましくは90fpsのフレームレートで動作する。これにより、異なる虚像距離に複数の虚像i2が同時に表示されているように見せることが容易になる。
本実施形態では、表示素子21に表示される画像は、例えば、運転関連情報や後述するマーキング画像に対応する画像である。
(投影光学系22)
投影光学系22は、固定焦点のレンズ系であり、図示を省略するが、複数のレンズを有する。投影光学系22は、表示素子21の表示面21aに形成された画像を中間像i1として中間スクリーン29上に適当な倍率で拡大投影する(中間像i1自体は、表示素子21の表示動作が前提となる)。なお、投影光学系22は、この投影光学系22の最も中間スクリーン29側に配置された絞り221を有する。このように絞り221を配置することで、投影光学系22の中間スクリーン29側のFナンバーの設定や調整が比較的容易になる。
(中間スクリーン29)
中間スクリーン29は、投影光学系22からの光を結像し、配光角を所望の角度に制御するための拡散スクリーンであり、結像位置(つまり中間像i1の結像予定位置、またはその近傍の焦点深度内)において中間像i1を形成する。この結果、中間スクリーン29を光軸AX1方向に移動させることにより、中間像i1の位置も光軸AX1方向に移動させることができる。
なお、表示素子21の表示が動作していなければ、必ずしも表示画像としての中間像i1は形成されないが、以下においては、実際に形成されていなくても中間像i1が形成されると想定される位置も中間像の位置と呼ぶ場合がある。中間スクリーン29としては、例えば摺りガラス、レンズ拡散板、マイクロレンズアレイ等を用いることができる。
(虚像距離変更部23)
虚像距離変更部23は、中間スクリーン29に付随して設けられ、中間スクリーン29や中間像i1を光軸AXに沿って所望の位置に移動させるためのものである。虚像距離変更部23は、中間スクリーン29を支持する支持枠部231を光軸AX方向への可動を案内するガイド部232と、支持枠部231を中間スクリーン29とともに光軸AX方向に所望の速度で往復移動させる駆動部25とを有する。
虚像距離変更部23によって中間スクリーン29を光軸AXに沿って移動させることで、虚像形成光学系24によってフロントウィンドウ812の背後に形成される虚像としての虚像i2と観察者との距離を大きく、または小さくすることができる。
このように、投影される虚像i2の位置を前後に変化させるとともに、表示内容をその位置に応じたものとすることで、虚像i2までの虚像距離を変化させつつ虚像i2を変化させることになり、一連の投影像としての虚像i2を3次元的なものとすることができる。ここで、中間スクリーン29の光軸AXに沿った移動範囲は、中間像i1の結像予定位置またはその近傍に相当するものであるが、投影光学系22の中間スクリーン29側の焦点深度の範囲内とすることが望ましい。これにより、中間像i1の状態と虚像としての虚像i2の結像状態とを、いずれも略ピントが合った良好な状態とすることができる。
中間スクリーン29の移動速度は、虚像としての虚像i2が複数個所または複数虚像距離に同時に表示されているかのように見せることができる速度であることが望ましい。例えば、虚像i2が遠距離、中距離、および近距離の3段階で順次投影されるものとして、表示素子21に90fpsで表示を行わせると、各距離(例えば遠距離)の虚像i2は、30fpsで表示の切り替えが行われることになり、中距離および近距離の虚像i2の表示が並列的に行われかつ切り換えが連続的なものとして認識される。なお、中間スクリーン29の移動速度は、以上から明らかなように、表示素子21の表示動作と同期するように設定される。
(虚像形成光学系24)
虚像形成光学系24は、中間スクリーン29に形成された中間像i1をフロントウィンドウ812と協働して拡大し、ユーザー900の前方に虚像i2を形成する。虚像形成光学系24は、少なくとも1枚のミラーで構成されるが、図示の例では2枚のミラー241、242を含む。
(表示制御部30)
表示制御部30は、表示素子21および虚像距離変更部23を制御する。表示制御部30は、中間スクリーン29上への中間像i1の形成タイミングを制御し、フロントウィンドウ812の背後に虚像距離(投影距離)が変化する3次元的な虚像i2を表示させる。具体的には、中間像i1の位置、すなわち中間スクリーン29の位置を光軸AX1上で虚像形成光学系24に近い側に移動させることで、虚像i2までの虚像距離が減少する。また、反対に、中間スクリーン29の位置を光軸AX1上で虚像形成光学系24から遠い側に移動させることで、虚像i2までの虚像距離が増加する。
以上の虚像表示装置20において、光軸AX1上に中間スクリーン29を配置することにより、光軸AX1方向に移動可能な中間像i1を形成できるだけでなく、視野角とアイボックスサイズとを確保しつつ、光学系の光利用効率を高くすることができる。なお、中間スクリーン29による拡散の配光角が狭すぎると、アイボックスサイズが小さくなってしまう。逆に、中間スクリーン29による拡散の配光角を大きくしすぎると、光利用効率を高くするために虚像形成光学系24のF値を小さくする必要があるため、焦点深度が浅くなり表示可能な距離範囲が狭まってしまう。
(照明装置40)
図5は図1に示す照明装置40の概略構成を例示するブロック図であり、図6は図1に示す照明装置40の照射領域を例示する模式図である。
照明装置40は、車両800の前部に設置され、主制御部60と協働して、ADBとしての機能を果たす。図5に示すように、照明装置40は、ヘッドランプ部41および照明駆動部42を有する。ヘッドランプ部41は、車両800の前部の左右に一対のヘッドランプ(前照灯)を有し、車両800の左側および右側から前方に向けて照明光を照射する。ヘッドランプ部41の左右のヘッドランプは、例えば、ハウジング内に配置された複数の発光ダイオード(以下、「LED(Light Emitting Diode)」という)(不図示)を備える。
図6に示すように、夜間に道路R上を走行している車両800の左右のヘッドライトにより、車両800の前方が照らされている場合を想定する。本実施形態では、ハイビームの照射領域IAに対して、縦横に並んだ複数の格子状の小領域A(i,j)を設定する。上記複数のLEDは、各々の小領域A(i,j)に対応するように配置されている。図6に示す例では、縦方向に4個、横方向に23個の小領域A(i,j)が含まれるので、各ヘッドライトには、合計92個のLEDが配置されている。
また、上記ハウジング内には、各LEDからの照射光が、例えば略矩形状の照射範囲となるように、リフレクタや投射レンズ(不図示)が配置されており、各LEDの点灯/消灯が照明駆動部42によって個別に制御される。例えば、小領域A(23,4)を暗くしたい場合、照明駆動部42は、小領域A(23,4)に対応するLEDを消灯する。
一般に、ヘッドランプからの照射光は、照射領域の中心部が最も強く、中心部から離れるにしたがって弱くなる。車両が道路上を走行している場合は、ハイビームの照射領域の中心部付近に先行車両、対向車両、歩行者等のオブジェクト(物体)が位置することも少なくない。しかも、オブジェクトが車両である場合は、移動速度が速いことが想定される。なお、小領域A(i,j)の大きさ(面積)が照射領域IAの中心部に向けて徐々に小さくなるように設定してもよい。このように設定することにより、照射領域IAの中心部(例えば車道)およびその付近(例えば路肩)の領域では、照射/非照射をより細かく制御することができるためである。
照明駆動部42は、アクチュエーター部42aおよび駆動部42bを有する。アクチュエーター部42aは、ヘッドランプからの照明光の光軸を左右方向および上下方向に調整し、ヘッドランプの照射方向を変更する。
駆動部42bは、主制御部60の指示にしたがって、ヘッドランプ部41およびアクチュエーター部42aを駆動する。駆動部42bは、左右のヘッドランプの複数のLEDの点灯/消灯を個別に制御することにより、配光パターンを形成する。また、駆動部42bは、アクチュエーター部42aを駆動することにより、照明光の光軸が調整され、適切な配光が維持される。
図5に示す例では、アクチュエーター部42aおよび駆動部42bは、左右のヘッドランプのそれぞれについて設置されており、左右の相違に応じた構成を除いて、それらの基本的な構成は同等である。しかし、このような場合に限定されず、アクチュエーター部42aおよび駆動部42bを各々1つだけ設置し、左右のヘッドランプをまとめて駆動するように構成してもよい。
(周囲光センサー50)
周囲光センサー50は、車両800の周囲の明るさを検出する照度センサー等を有し、検出結果を主制御部60へ出力する。周囲光センサー50は、周囲光検出部として機能する。
(オートレベライザー部55)
オートレベライザー部55は、左右のヘッドランプの光軸調整を行う。オートレベライザー部55は、車高センサーおよびピッチング角算出部を有する。車高センサーは、車両800の前部および後部のサスペンションに取り付けられ、サスペンションの沈み込み量を検出し、検出量を電気信号に変換してピッチング角算出部へ出力する。
ピッチング角算出部は、車両800の前部および後部の沈み込み量から前部および後部の車高値を算出し、車高値に基づいて、車両800の左右方向を軸とした回転角度であるピッチング角度を算出する。なお、ピッチング角度は、公知の方法を使用して算出できるので、その詳細な説明を省略する。
なお、オートレベライザー部55は、車高センサーの代わりに、車両800の前後方向の加速度と上下方向の加速度とを計測する2軸加速度センサーを有し、車両800の加速度に基づいて、路面に対する車両800傾斜角度を算出する構成としてもよい。
主制御部60は、算出されたピッチング角度または傾斜角度に基づいて、照明駆動部42を制御し、左右のヘッドランプの照射方向を補正する。これにより、車両800の姿勢にかかわらず、適切な配光が維持される。
(主制御部60)
主制御部60は、虚像表示装置20、照明装置40、オートレベライザー部55、運転者検出部71、および環境監視部72を制御する。主制御部60は、CPU(Central Processing Unit)61、RAM(Random Access Memory)62、およびROM(Read Only Memory)63、および補助記憶装置64を有し、車両800のECU(Electronic Control Unit)として機能する。
主制御部60は、CPU61が制御プログラムを実行することにより様々な機能を実現する。制御プログラムは、CPU61によって実行される際に補助記憶装置64からRAM62にロードされる。RAM62には、CPU61による処理結果や演算結果が保存される。また、ROM63には、OS(Operating System)が実行される際に必要な各種のパラメーター等が記憶されている。補助記憶装置64は、例えばSSD(Solid State Drive)等の大容量記憶デバイスを有する。
主制御部60は、虚像表示装置20全体を制御することで、先行車両、対向車両、歩行者等のオブジェクトに対応させた虚像を3次元的に表示する。虚像の表示例については後述する。
(運転者検出部71)
運転者検出部71は、車両800内のユーザー900の存在や視点位置を検出する部分であり、運転席816に向けた内部用カメラ71a、運転席816用の画像処理部71b、および判断部71cを備える。内部用カメラ71aは、車体811内のダッシュボード814に、運転席816に対向して設置されており(図3参照)、運転席816に座るユーザー900の頭部、およびその周辺の画像を撮影する。運転席用画像処理部71bは、内部用カメラ71aで撮影した画像に対して明るさ補正等の各種画像処理を行い、判断部71cでの処理を容易にする。判断部71cは、運転席用画像処理部71bで処理した運転席画像からオブジェクトの抽出、または切り出しを行うことによってユーザー900の頭部や目(瞳910)を検出するとともに、運転席画像に付随する奥行情報から車体811内におけるユーザー900の頭部の存否とともにユーザー900の目の空間的な位置(結果的に視線の方向)を算出する。
(環境監視部72)
環境監視部72は、物体検出部および物体識別部として機能する。環境監視部72は、前方に近接する車両(自動車、自転車等)、歩行者等のオブジェクトを識別するとともに、オブジェクトまでの距離を判定する。オブジェクトの識別は、パターン認識、機械学習等、公知の情報処理技術を使用して実現できる。
環境監視部72は、外部用カメラ72a、外部用画像処理部72b、および判断部72cを備える。外部用カメラ72aは車体811内外の適所に設置されており、ユーザー900または車両800の前方、側方等の外部画像を撮影する。外部用画像処理部72bは、外部用カメラ72aで撮影した画像に対して明るさ補正等の各種画像処理を行い、判断部72cでの処理を容易にする。判断部72cは、外部用画像処理部72bで処理した外部画像からオブジェクトの抽出、または切り出しを行うことによって車両(自動車、自転車等)、歩行者等のオブジェクトの存否を検出するとともに、外部画像に付随する奥行情報から車両800前方におけるオブジェクトの空間的な位置を算出する。また、判断部72cは、事前にオブジェクトの画像データとそのオブジェクトが何であるかを示すラベルとを多数与え、オブジェクトの特徴を学習させておくことで、車両800を走行中に取得した画像を与えた時に、オブジェクトが何であるかを確率として算出する。
なお、内部用カメラ71aや外部用カメラ72aは、例えば複眼型の3次元カメラを含む。つまり、両カメラ71a、72aは、結像用のレンズと、CMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductor)、その他の撮像素子とを一組とするカメラ素子をマトリックス状に配列したものであり、撮像素子用の駆動回路をそれぞれ有する。各カメラ71a、72aを構成する複数のカメラ素子は、例えば奥行方向の異なる位置にピントを合わせるようになっており、或いは相対的な視差を検出できるようになっており、各カメラ素子から得た画像の状態(フォーカス状態、オブジェクトの位置等)を解析することで、画像内の各領域、またはオブジェクトまでの距離を判定する。
なお、上述したような複眼型のカメラ71a、72aに代えて、またはこれとともに、2次元カメラと赤外距離センサーとを組み合わせたものを用いてもよい。これにより、撮影した画面内の各部に関して奥行方向の距離情報を得ることができる。また、複眼型のカメラ71a、72aに代えて、2つの2次元カメラを分離配置したステレオカメラによって、撮影した画面内の各部(領域、またはオブジェクト)に関して奥行方向の距離情報を得ることができる。その他、単一の2次元カメラにおいて、焦点距離を高速で変化させながら撮像を行うことによっても、撮影した画面内の各部に関して奥行方向の距離情報を得てもよい。
さらに、複眼型の外部用カメラ72aに代えて、LIDAR(Light Detection And Ranging)技術を用いてもよい。これにより検出領域内の各部(領域、またはオブジェクト)に関して奥行方向の距離情報を得ることができる。LIDAR技術により、パルス状のレーザー照射に対する散乱光を測定し、遠距離にあるオブジェクトまでの距離や拡がり計測して視野内のオブジェクトまでの距離情報やオブジェクトの拡がりに関する情報を取得できる。このLIDAR技術のようなレーダーセンシング技術と画像情報からオブジェクトの距離等を検出する技術とを組み合わせることによって、オブジェクトの検出精度を高めることができる。
虚像表示装置20、主制御部60、運転者検出部71、および環境監視部72は、HUDを構成する。表示制御部30は、主制御部60の制御下で虚像表示装置20を動作させて、フロントウィンドウ812の背後に虚像距離(投影距離ともいう)が変化する3次元的な虚像i2を表示させる。表示制御部30は、主制御部60を介して環境監視部72から受信した表示形状や表示距離を含む表示情報から、虚像表示装置20に表示させる虚像i2としてのマーキング画像を形成する。
表示制御部30は、主制御部60を介して運転者検出部71からユーザー900の存在や目の位置に関する検出出力を受け取る。これにより、虚像表示装置20による虚像i2の投影の自動的な開始や停止が可能になる。また、ユーザー900の視線の方向のみに虚像i2の投影を行うこともできる。さらに、ユーザー900の視線の方向の虚像i2のみを明るくする、点滅する等の強調を行った投影を行うこともできる。
(配光制御方法)
図7は、比較例として、ADBを作動させた状態で、夜間に道路R上を走行中の車両800の運転席から前方を見た場合の視界を例示する図である。
本実施形態では、主制御部60は、照明装置40を制御する配光制御部として機能する。より具体的には、主制御部60は、周囲光センサー50の検出結果に基づいて、車両800の周囲が暗くなった(照度が所定値以下となった)場合、ヘッドランプを点灯し、明るくなった(照度が所定値を超えた)場合、ヘッドランプを消灯するように制御する。
なお、ヘッドランプの点灯/消灯の切り替えを、車両800の周囲の明るさに応じて自動で行うモードと、運転者によって手動で行うモードとを設け、運転者がいずれかのモードを選択できるようにしてもよい。
夜間のように、車両800の周囲が暗い状況で走行する場合、車両800の前方の視界を十分に確保する観点から、道路R上を明るく、広範囲に、遠くまでヘッドランプの照明を届かせることが望まれる。このため、車両800の周囲が暗い状況で走行する場合、基本的にはハイビームが使用される。
しかしながら、先行車両の直後の走行や、対向車両の接近、また歩行者の付近を走行するような状況では、先行車両および対向車両の運転者、ならびに歩行者がヘッドランプによる照明で眩しさを感じないように配慮することが求められる。
このような状況に対処するため、運転支援システム10は、道路上のオブジェクトを識別し、識別結果に基づいて、各々のオブジェクトにヘッドランプの光を照射するか否かを決定する。すなわち、環境監視部72によって検出されたオブジェクトを、車両800のヘッドランプによる光の照射対象とするか否かを判断し、判断結果に応じて、ヘッドランプの照射領域を制御する。
より具体的には、図7に示すように、主制御部60は、道路R上の対向車両401と、歩道の歩行者402の頭部と、道路Rから離れた場所を歩行している歩行者403の頭部とに対してヘッドランプの光を照射しないように照明駆動部42を制御する。オブジェクトの識別は、環境監視部72によって行われる。主制御部60は、オブジェクトの種別に基づいて、環境監視部72によって検出されたオブジェクトに光を照射するか否かを判断する。例えば、検出されたオブジェクトが街路灯である場合、街路灯に対しては光を照射するが、検出されたオブジェクトが車両(先行車両、対向車両、停車車両等)である場合、車両に対しては光を照射しない。また、検出されたオブジェクトが人である場合、人の頭部に対しては光を照射しないようにする。照射領域IA以外の、車両800のヘッドランプによって照射されていない非照射領域は、車両800の運転者から見て部分的に暗く(黒色またはグレーに)見える。
図6に示す例の場合、主制御部60は、対向車両401に対応する小領域A(9,3),A(10,3)、歩行者402の頭部に対応する小領域A(15,2)、歩行者403の頭部に対応する小領域A(22,2)について、ヘッドランプの光を照射しないように照明駆動部42を制御する。すなわち、照明駆動部42は、これらの小領域Aを非照射領域とし、この非照射領域に対応するLEDを消灯する。
このように、運転支援システム10は、ADBを作動させることにより、対向車両401、および歩行者402,403の頭部に対して、ヘッドランプの光を選択的に照射しないようにできる。したがって、車両800の運転者は、ヘッドランプの光をハイビームからロービームに切り替える必要がない。その結果、車両800の前方の視界を十分に確保しつつ、対向車両401の運転者、および歩行者402,403が眩しさを感じることが防止または抑制される。
(危険因子になりうるオブジェクトに対するマーキング画像の付与)
図8は、運転支援システム10を作動させた状態で、夜間に道路を走行している車両800の前方の視界を例示する図である。
上述のとおり、ADBを作動させることにより、車両800の前方に対向車両401、歩行者402,403がいる場合でもヘッドランプの光をハイビームに維持できる。しかし、ADBを作動させるとヘッドランプの光が対向車両401に対して照射されない。したがって、車両800の運転者からは、対向車両401に対応する非照射領域が暗く見え、これらの領域にあるものが何であるのかを判別することは難しい。
図7に示す例では、対向車両401については、ヘッドランプが点灯しているので、少なくとも車両であることが推測できる。しかし、対向車両401が車両800と同様にADBを作動させている場合、対向車両401から車両800への照射光も消失するので、非照射領域にあるオブジェクトの種別を判別することはさらに困難となりうる。
そこで、図8に示すように、本実施形態の運転支援システム10は、非照射領域のオブジェクトに応じた形態のマーキング画像を、上記オブジェクトが存在する非照射領域またはその隣接領域に表示させる。具体的には、主制御部60は、虚像表示制御部として機能し、車両800の前方において、ヘッドランプの照射対象ではないオブジェクトが存在する非照射領域、またはその隣接領域にマーキング画像を表示するように虚像表示装置20を制御する。隣接領域は、例えば、表示されるマーキング画像が非照射領域のオブジェクトを指し示していることが把握できる程度に、非照射領域の周囲または近傍に位置する領域である。
図8に示す例では、対向車両401に対しては、自動車の前部の画像501をマーキング画像として使用している。主制御部60は、虚像表示装置20を制御して、対向車両401の位置に応じた虚像距離で、虚像i2としての画像501を、対向車両401に重畳して表示させる。すなわち、運転者の視点から視たときに対向車両401と同じ位置に画像501を表示させる。画像501は、例えば、対向車両(車両前面)、先行車両(車両背面)に応じてあらかじめ作成した、物体の種類を示すアイコン画像(アニメーション画像)である。
また、歩行者402,403に対しては、歩行者402,403の全身の範囲を表す矩形の枠の画像502,503をマーキング画像として使用している。さらに、車両800の運転者の注意を惹くために、画像502,503の上方に「!(エクスクラメーションマーク)」を付与することもできる。主制御部60は、虚像表示装置20を制御して、歩行者402,403の位置に応じた虚像距離で、虚像i2としての、矩形の枠の画像502,503の内側に歩行者402,403の全身が入るように表示させる。すなわち、主制御部60は、非照射領域である歩行者402,403の頭部に隣接する領域に矩形の枠の画像502,503を表示させる。
なお、図8に示す例では、非照射領域のオブジェクトの全てについてマーキング画像を表示させている。しかし、このような場合に限定されず、主制御部60は、非照射領域のオブジェクトの空間的な位置に基づいて、危険因子になりうると判断されたオブジェクトについてのみマーキング画像を表示させることもできる。すなわち、車両800から十分に遠く離れたオブジェクト等、危険因子にならないと判断されるオブジェクトについては、マーキング画像の付与を省略することもできる。
このように、運転支援システム10は、照射対象ではないオブジェクトが存在する非照射領域またはその隣接領域にマーキング画像を表示させるので、車両800の運転者は、非照射領域のオブジェクトを容易に判別できる。これにより、車両800の運転者は、非照射領域のオブジェクトが以後にとる行動を予想することにより、危険につながるおそれがあるか否かを判断できる。
以上のように、実施形態において、本発明の運転支援システム10について説明した。しかしながら、本発明は、その技術思想の範囲内において当業者が適宜に追加、変形、および省略することができることはいうまでもない。
例えば、上述の実施形態では、照射領域IAの各々の小領域Aに対応してLEDが配置されているヘッドランプを例示して説明したが、本発明はこのような場合に限定されない。本発明は、1つの光源(LEDやレーザー)からの照射光により視界を順次高速に走査することで、目の残像効果により、視界を照明するヘッドランプにも適用できる。
10 運転支援システム、
20 虚像表示装置、
21 表示素子、
22 投影光学系、
23 虚像距離変更部、
21a 表示面、
24 虚像形成光学系、
241,242 ミラー、
26 ハウジング、
29 中間スクリーン、
30 表示制御部、
40 照明装置、
41 ヘッドランプ部、
42 照明駆動部、
50 周囲光センサー、
55 オートレベライザー部、
60 主制御部、
71 運転者検出部、
72 環境監視部、
800 車両、
811 車体、
812 フロントウィンドウ、
813 ハンドル、
814 ダッシュボード、
815 ディスプレイ、
816 運転席、
900 ユーザー、
910,911 瞳、
AX,AX0,AX1 光軸、
D1 表示光、
i1 中間像、
i2 虚像。

Claims (5)

  1. 車両の運転を支援する運転支援システムであって、
    前記車両のウィンドシールドに向けて画像を投影することにより、前記画像の虚像を表示可能な表示装置と、
    前記車両の前方に存在する物体を検出する物体検出部と、
    前記物体検出部によって検出された物体を、前記車両の眩惑防止機能付き前照灯による光の照射対象とするか否かを判断し、判断結果に応じて、前記前照灯の照射領域を制御する配光制御部と、
    前記車両の前方において、前記照射対象ではない物体が存在する非照射領域、またはその隣接領域に前記画像の虚像を表示するように前記表示装置を制御する虚像表示制御部と、
    を備える、運転支援システム。
  2. 前記物体検出部の検出結果に基づいて、前記物体の種別を識別する物体識別部をさらに有し、
    前記虚像表示制御部は、
    前記物体識別部の識別結果に応じた形態の虚像を、前記非照射領域またはその隣接領域に表示するように前記表示装置を制御する、請求項1に記載の運転支援システム。
  3. 前記表示装置は、
    表示する虚像の虚像距離を変更することが可能であり、前記非照射領域の物体の位置に対応した虚像距離で前記虚像を表示する、請求項1または2に記載の運転支援システム。
  4. 前記車両の周囲の明るさを検出する周囲光検出部をさらに有し、
    前記配光制御部は、
    前記周囲光検出部の検出結果に基づいて、前記車両の周囲の明るさが所定値以下となった場合に前記前照灯を点灯させる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の運転支援システム。
  5. 前記物体検出部の検出結果に基づいて、前記物体の種別を識別する物体識別部をさらに有し、
    前記配光制御部は、
    前記物体の種別に基づいて、前記物体検出部によって検出された前記物体に光を照射するか否かを判断する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の運転支援システム。
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CN113954735A (zh) * 2021-11-15 2022-01-21 烟台艾睿光电科技有限公司 车灯控制方法、装置以及车灯系统、车辆、存储介质
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