JP2993304B2 - 車両用表示装置 - Google Patents

車両用表示装置

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JP2993304B2
JP2993304B2 JP4361451A JP36145192A JP2993304B2 JP 2993304 B2 JP2993304 B2 JP 2993304B2 JP 4361451 A JP4361451 A JP 4361451A JP 36145192 A JP36145192 A JP 36145192A JP 2993304 B2 JP2993304 B2 JP 2993304B2
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  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用表示装置、とく
にホログラムコンバイナを用いた車両用表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の車両用表示装置として
は、図2に示すようなヘッドアップディスプレイ装置が
知られている。 この装置は、ウィンドシールドガラス
3に対してインストルメントパッド2を挟んで反対側の
インストルメントパッド内側に配設された運転情報表示
源1と、ウィンドシールドガラス3に設けられたホログ
ラムコンバイナ6を備える。ウィンドシールドガラス3
はPVB中間膜5を介してガラス3a、3bが結合され
た合わせガラスとされ、ホログラムコンバイナ6はその
2枚のガラス3a、3b間のPVB中間膜5部に配置さ
れている。インストルメントパッド2には、運転情報表
示源1から出力される運転情報としての表示光をホログ
ラムコンバイナ6に導くための開口部2Aが設けられて
いる。
【0003】運転情報表示源1からホログラムコンバイ
ナ6に入射角θinで入射された表示光11は、開口部
2Aを通過し、ホログラムコンバイナ6によってθou
tの回折角度でアイレンジ8へ向けて回折される。 ア
イレンジ8は、体格等が異なっても大多数のドライバー
の眼の位置が包含される範囲として設定されている。入
射角と回折角度との関係は、 θin≠θout とすることにより、運転情報表示源1からウィンドシー
ルドガラス3の表面(及び裏面)に入射する表示光11
が、図中実線で示される正規の回折光12と破線で示さ
れる正反射光13とに分離され、それぞれ、回折像と正
反射像を結ぶ。なお、この図示例では、θin<θou
tに設定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の車両用表示
装置にあっては、運転情報表示源1からの表示光11が
アイレンジ8全体に入射するように、すなわち、ドライ
バーの眼の位置が最下の8aから最上の8cのどの位置
にあってもホログラムコンバイナ6からの回折光12が
眼に入射するように、開口部2Aとして所定の大きさを
確保するようになっている。
【0005】ここで、アイレンジ8の最下位置8aに至
る回折光12aは、運転情報表示源1からの表示光11
の内、ホログラムコンバイナ6の下側部分で小さい入射
角θinaの表示光11aが回折されたものである。表
示光11aの、ウィンドシールドガラス3の表面(及び
裏面)で反射される正反射光13aは、アイレンジ8を
はずれた下方に向かう。また、アイレンジ8の最上位置
8cに至る回折光12cは、運転情報表示源1からの表
示光11の内、ホログラムコンバイナ6の上側部分で大
きな入射角θincの表示光11cが回折されたもので
ある。そして、アイレンジ8の中間の位置8bに導かれ
る回折光12bに関しても同様で、その表示光が11b
として示される。
【0006】ところで、上記の運転情報表示源1からの
表示光のホログラムコンバイナ6への入射角、したがっ
てウィンドシールドガラス3への入射角は、上方へ向か
うにしたがって大きくなり、その結果、ウィンドシール
ドガラスで反射される正反射光の方向も上向き傾向で変
化する。ここで、ドライバーの眼が例えば最下位置8a
にあるとき、眼には上記のとおり入射角θinaの表示
光11aがホログラムコンバイナで回折された回折光1
2aが入るが、これに加えて、図中破線で示されるよう
に、表示光11aのホログラムコンバイナ6への入射点
より上方に入射した表示光11dのウィンドシールドガ
ラス3による正反射光13dがアイレンジ8に入ること
になり、この正反射光13dも眼に入射することにな
る。
【0007】このため、アイレンジ8内の下側部分に位
置するドライバーの眼には、回折光がなす像とともに正
反射光の像が見えることになり、違和感を与え、前景視
認性を悪化させるという問題がある。また、この対策と
して、単に開口部2Aの大きさを制限することにする
と、表示サイズの大型化や入射、回折角度などに制約を
受けることになり、レイアウト条件も限定されるという
問題があった。したがって本発明は、このような従来技
術の問題点に鑑み、ウィンドシールドガラスにホログラ
ムコンバイナを配した車両用表示装置において、表示サ
イズなどに制約を受けることなく、ドライバーの眼に回
折光による像とウィンドシールドガラスによる正反射光
の像が重畳して入射するのが防止されるようにした車両
用表示装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、インストルメントパッド内に設置され
運転情報を表示する表示光を出力する運転情報表示源
と、ウィンドシールドガラスに設けられ、インストルメ
ントパッドに形成された開口部を通して、運転情報表示
源から入射する表示光アイレンジ方向への回折光とし
て出力するコンバイナと、前記の開口部に設けられその
開口の大きさを調節する開口部調節手段とを備えて、表
示光の回折光をアイレンジ内の眼に入射させながら、ウ
ィンドシールドガラスで正反射して眼へ向かう正反射光
の発生を遮断可能なものとした。
【0009】
【作用】インストルメントパッドの開口部にその開口の
大きさを調節する開口部調節手段を備え、ウィンドシー
ルドガラスに設けたコンバイナに向かう運転情報の広が
りを調節するようにしたから、ウィンドシールドガラス
による正反射光が遮断され、コンバイナからの正規の回
折光に重畳されるのが防止される。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の実施例を示す図である。な
お、図2のものと同一部分には、同符号を付している。
この実施例においても、ウィンドシールドガラス3に対
してインストルメントパッド2を挟んで反対側のインス
トルメントパッド内側に配設された運転情報表示源1
と、ウィンドシールドガラス3に設けられたホログラム
コンバイナ6が設けられる。ウィンドシールドガラス3
はPVB中間膜5を介してガラス3a、3bが結合され
た合わせガラスとされ、ホログラムコンバイナ6はその
2枚のガラス3a、3b間のPVB中間膜5部に配置さ
れている。
【0011】インストルメントパッド2には、運転情報
表示源1から出力される運転情報としての表示光をホロ
グラムコンバイナ6に導くための開口部2Aが設けられ
ている。運転情報表示源1からホログラムコンバイナ6
に入射角θinで入射された表示光11は、開口部2A
を通過し、ホログラムコンバイナ6によってθoutの
回折角度でアイレンジ8へ向けて回折される。入射角と
回折角度とは、 θin<θout に設定されている。これにより、運転情報表示源1から
ウィンドシールドガラスの表面(及び裏面)に入射する
表示光11は、図中実線で示される正規の回折光12と
破線で示される正反射光13とに分離される。
【0012】運転情報表示源1からの表示光11の内、
小さい入射角θinaの表示光11aはホログラムコン
バイナの下側部分で回折され、アイレンジ8の最下位置
8aに至る回折光12aとなる。表示光11aの、ウィ
ンドシールドガラスの表面(及び裏面)で反射される正
反射光13aは、アイレンジ8の領域外の下方に向か
う。また、運転情報表示源1からの表示光11の内、大
きな入射角θincの表示光11cはホログラムコンバ
イナの上側部分で回折され、アイレンジ8の最上位置8
cに至る回折光12cとなる。そして、中間の表示光1
1bはアイレンジ8の中間の位置8bに導かれる回折光
12bとなる。運転情報表示源1からの光11の入射角
度θinは、アイレンジ8の上方に回折光12として反
射させる光11の方が大きく、下方になるに従って光1
1の入射角度θinは小さくなる。以上の構成は図1の
従来の構成と同じである。
【0013】インストルメントパッド2の開口部2A
は、運転情報表示源1からの光11が、この開口部2A
を通過してホログラムコンバイナ6に入射し、ホログラ
ムコンバイナ6による回折光12がアイレンジ8の全域
で視認できるような大きさに設定されている。すなわ
ち、アイレンジ8の最下位置8aから最上位置8cにわ
たる回折光のもととなる表示光11a〜11cの通過を
許す開口幅W1を有している。
【0014】このインストルメントパッドの開口部2A
の内側には、開口部調節手段7が設けられている。開口
部調節手段7は、開口7Aを有するスライド部材7b
と、このスライド部材7bを駆動するアクチュエータ7
cと、スライド部材7bの位置を制御する制御回路7d
と、コントロールスイッチ7eとより構成されている。
スライド部材7bの開口7Aはインストルメントパッ
ドの開口部2Aの開口幅W1より小さい開口幅W2を有
している。
【0015】この実施例は以上のように構成されている
から、スライド部材7bの位置を制御して運転情報表示
源1からの表示光11の通過幅を変化させることによ
り、ドライバーの眼に入る正反射光を発生を防止するこ
とができる。すなわち、ドライバーの眼が例えばアイレ
ンジ8の最下位置8aにあるときを想定する。インスト
ルメントパッド2の開口部2Aの開口幅W1で通過を許
される表示光によって、ドライバーの眼には正規の回折
光12aに加えて、さらにウィンドシールドガラス3の
上方に入射した表示光の正反射光13dが入射すること
になる。
【0016】ここで、開口部調節手段7において、スラ
イド部材7bをコントロールスイッチ7eで制御回路7
dを介してアクチュエータ7cにより駆動して、その開
口7Aを図中左方に位置させる。これにより、正規の回
折光12aを生じる表示光11aの通過は許しながら、
正反射光13dとなる表示光11dの通過はスライド部
材7bにより遮断される。したがって、ドライバーの眼
に、回折光による像と正反射光の像とが重畳して入射し
ウィンドシールドガラス3を通しての前景視認性が悪化
することがない。
【0017】なお、図示実施例ではホログラムコンバイ
ナにおける入射角と回折角度が、 θin<θout に設定されたものを示したが、 θin>θout としても同様に回折光と正反射光が分離される。
【0018】
【発明の効果】以上のとおり、本発明においては、運転
情報表示源による運転情報をホログラムコンバイナに導
くための開口部に、この開口部の大きさを調節する開口
部調節手段を備え、ドライバーの眼に入射する正反射光
の発生を遮断するようにしたから、回折光の像と正反射
光の像が重畳して眼に入射することがなく、ドライバー
の良好な前景視認性が確保されるという効果がある。し
かもこの際、表示サイズやレイアウト条件に制約を加え
ないから、角度レイアウトの自由度や光源サイズの大型
化などが容易となる。さらに本発明によれば、ドライバ
ーの種々の体格に対応した広範囲のアイレンジを確保し
ながら、運転情報表示源前の開口が小さくされるから、
光源装置などを含む運転情報表示源部への塵などの侵入
が抑制され、清浄に保たれるという効果も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す図である。
【図2】従来の車両用表示装置を示す図である。
【符号の説明】
1 運転情報表示源 2 インストルメントパッド 2A 開口部 3 ウィンドガラス 4 ウインドシールドガラス 5 PVB中間膜 6 ホログラムコンバイナ 7 開口部調節手段 7A 開口 7b スライド部材 7c アクチュエータ 7d 制御回路 7e コントロールスイッチ 11 表示光 12 回折光 13 正反射光

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インストルメントパッド内に設置され運
    転情報を表示する表示光を出力する運転情報表示源と、
    ウィンドシールドガラスに設けられ、前記インストルメ
    ントパッドに形成された開口部を通して、前記運転情報
    表示源から入射する前記表示光アイレンジ方向への回
    折光として出力するコンバイナと、前記開口部に設けら
    れその開口の大きさを調節する開口部調節手段とを備え
    て、表示光の前記回折光をアイレンジ内の眼に入射させ
    ながら、ウィンドシールドガラスで正反射して眼へ向か
    う正反射光の発生を遮断可能としたことを特徴とする車
    両用表示装置。
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DE102021101432A1 (de) 2021-01-22 2022-07-28 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Waveguide-basierte Projektionsanzeigevorrichtung mit einem dynamischen Streulichtabsorber für ein Fahrzeug

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