JP2014210043A - 嗜好性飲料抽出袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ポリエステル製編織物よりなる袋本体2と、この袋本体2の表裏面に接着された紙製支持シート1とからなる嗜好性飲料抽出袋において、袋本体2と紙製支持シート2との接着強度を向上させる。【解決手段】 ポリエステル製編織物は、芯鞘型モノフィラメント糸で構成されている。モノフィラメント糸の鞘は、テレフタル酸とエチレングリコールと1,4−ブタンジオールを含む単量体を共重合してなる共重合ポリエステルで構成されている。紙製支持シート1は、厚紙にポリエチレンフィルムがラミネートされてなるものを所定の形態に裁断したものである。ポリエチレンフィルムが袋本体2の表裏面に当接するようにして、紙製支持シート1と袋本体2とを重ね合わせて、加熱及び加圧することにより、両者を熱接着させる。この嗜好性飲料抽出袋は、紙製支持シート1と袋本体2との接着強度が従来のものよりも2倍程度向上している。【選択図】 図1
Description
本発明は、コーヒー粉や茶葉等を収納してなる嗜好性飲料抽出袋に関し、コーヒー、緑茶、紅茶又は烏龍茶を抽出するための嗜好性飲料抽出袋に関するものである。
コーヒー粉や茶葉等を収納してなる嗜好性飲料抽出袋には種々のタイプのものがあるが、たとえば、図1に示すように、コーヒー粉等の被抽出物を収納しコーヒー等を抽出するための袋本体2の表裏面に、紙製支持シート1を接着したタイプのものが知られている(特許文献1)。紙製支持シート1と袋本体2とは、紙製支持シート1の把手1a及び中間部分1bでは接着されておらず、以下のようにして使用される。すなわち、袋本体2の表裏面に接着された紙製支持シート1の把手1aを引き起こし、表裏面の各把手1aを逆方向に引っ張って、袋本体2の口2aを開くと共に、この把手1aをカップ3の縁に係止し、図2に示す如く湯を注いで、コーヒー等を抽出するものである。
したがって、袋本体2に接着された紙製支持シート1の部位、すなわち、把手1a及び中間部分1bを除く部位における接着強度を高くする必要があった。なぜなら、把手1aを引き起こすときに袋本体2と紙製支持シート1とが剥離すると、袋本体の口2aを良好に開くことができないからである。また、コーヒー等の抽出時に紙製支持シート1aが剥離してしまうと、袋本体1がカップの底に沈んでしまい、被抽出物がコーヒー等の中に混入するし、さらに抽出後に袋本体1を取り出しにくくなるからである。
ところで、袋本体2は種々の布帛類で形成されているが、たとえば、特許文献2に記載されているように、芯鞘型モノフィラメント糸を製織してなるポリエステル製織物で形成されている。この芯鞘型モノフィラメント糸は、第三成分としてイソフタル酸を共重合してなるポリエステルで構成された鞘と、第三成分を含まないホモポリエステルで構成された芯とからなるものである。一方、紙製支持シート1は厚紙で構成されてなるものである。しかるに、厚紙とポリエステルとは相溶性が悪く、ポリエステルが軟化又は溶融する温度で両者を熱接着しても、十分な接着強度が得られないという欠点があった。
このため、紙製支持シート1の片面或いは両面にポリエチレンフィルムを貼着するか、又は紙製支持シート1の片面或いは両面にポリエチレンを塗工して、ポリエチレンを軟化又は溶融させて、ポリエステル製織物と接着させれば、接着強度を向上しうると考えられる。しかしながら、ポリエチレンとポリエステルも相溶性が十分ではなく、より接着強度を向上させることが困難であった。
本発明の課題は、特許文献1に記載されたタイプの嗜好性飲料抽出袋において、紙製支持シートとポリエステル製織物との接着強度をさらに向上させることにある。
本発明は、紙製支持シートの片面又は両面にポリエチレン層を設けると共に、ポリエステルとして特定のものを採用することによって、上記課題を解決したものである。すなわち、本発明は、ポリエステル製布帛よりなる袋本体の表裏面に、紙製支持シートが接着されてなる嗜好性飲料抽出袋において、前記ポリエステル製布帛は、芯鞘型複合糸又は芯鞘型複合繊維で構成されてなるものであり、該芯鞘型複合糸又は芯鞘型複合繊維の鞘は、テレフタル酸とエチレングリコールと1,4−ブタンジオールを含む単量体を共重合してなる共重合ポリエステルで構成されており、前記紙製支持シートは、厚紙と該厚紙の少なくとも片面に設けられたポリエチレン層とを具備するものであり、前記ポリエチレン層が前記袋本体の表裏面に当接するようにして、前記紙製支持シートが前記袋本体の表裏面に熱接着されていることを特徴とする嗜好性飲料抽出袋に関するものである。
本発明において、ポリエステル製布帛に当接する紙製支持シート面には、ポリエチレン層が設けられている。そして、ポリエステル製布帛は芯鞘型複合糸又は芯鞘型複合繊維で構成されており、その鞘はテレフタル酸とエチレングリコールと1,4−ブタンジオールを含む単量体を共重合してなる共重合ポリエステルで構成されている。1,4−ブタンジオールは炭素数4のアルキレン基を持つもので、この比較的長いアルキレン基の存在によって、ポリエチレン層との相溶性が良好になると推定される。すなわち、炭素数2のアルキレン基を持つエチレングリコールと比較して、炭素数4のアルキレン基を持つ1,4−ブタンジオールは、ポリエチレンとの相溶性に優れていると推定される。この結果、紙製支持シートとポリエステル製布帛よりなる袋本体とを、ポリエチレン層が袋本体に当接するようにして熱接着すると、溶融又は軟化したポリエチレンと鞘の両者が相溶し、紙製支持シートと袋本体との接着強度が向上するのである。
したがって、本発明に係る嗜好性飲料抽出袋は、紙製支持シートが袋本体から剥離しにくく、紙製支持シートを手指で持って袋の口を開きやすくなるという効果を奏する。また、コーヒー等の抽出時においても紙製支持シートが袋本体から剥離しにくく、袋本体がカップの底に沈みことを防止でき、被抽出物がコーヒー等に混入することを防止しうると共に、抽出後においても紙製支持シートの把手等を手指で持って嗜好性飲料抽出袋をカップから速やかに取り除くことができるという効果を奏する。
本発明に係る嗜好性飲料抽出袋は、ポリエステル製布帛よりなる袋本体2と、袋本体2の表裏面に接着された紙製支持シート1とからなる。袋本体2を形成しているポリエステル製布帛としては、ポリエステル製織物、ポリエステル製編物又はポリエステル製不織布等を用いることができる。ポリエステル製編織物の場合には芯鞘型モノフィラメント糸又は芯鞘型マルチフィラメント糸等の芯鞘型複合糸が用いられる。ポリエステル製編織物としては、芯鞘型モノフィラメント糸を経糸及び緯糸に使用した、比較的目の粗い平織物等の織物であるのが好ましい。かかる織物は、通水性に優れ、コーヒー等の抽出性に優れているからである。また、ポリエステル製不織布の場合には芯鞘型複合繊維が用いられる。本発明において、芯鞘型複合糸又は芯鞘型複合繊維が用いられる理由は、鞘によって紙製支持シート1との接着性を向上させ、芯によってポリエステル製布帛にある程度の剛性を与えるためである。
芯鞘型フィラメント糸又は芯鞘型複合繊維において、鞘は、酸成分としてのテレフタル酸と、ジオール成分としてのエチレングリコール及び1,4−ブタンジオールが用いられ、前三者が共重合してなる共重合ポリエステルで構成されている。酸成分とジオール成分とは当量用いられ、縮合されて共重合ポリエステルが得られる。ジオール成分中のエチレングリコールと1,4−ブタンジオールの比率は、エチレングリコール:1,4−ブタンジオール=75〜10:25〜90(モル%)が好ましい。なお、前記三者の化合物以外に、その他の公知の酸成分又はジオール成分が若干量混合されていてもよい。芯は、酸成分としてのテレフタル酸とジオール成分としてのエチレングリコールとが重合されてなる一般のポリエステルが用いられる。もちろん、酸成分として若干量のイソフタル酸が混合されていてもよい。芯と鞘との重量割合は任意であるが、一般的に芯:鞘=7〜5:3〜5(重量部)である。なお、鞘及び芯の重合に用いられるエチレングリコールとしては、植物由来のエチレングリコールを用いるのが好ましい。
紙製支持シート1は、剛性のある厚紙と、この厚紙の少なくとも片面に設けられたポリエチレン層とを具備する。厚紙にポリエチレン層を設けるには、厚紙にポリエチレンフィルムを押出ラミネート法等で積層一体化してもよいし、厚紙にポリエチレン樹脂溶液を塗工してもよい。ポリエチレン層の厚さは任意であるが、一般的に10〜50μm程度である。紙製支持シート1の形態としては、従来公知の種々の形態のものが任意に用いられる。図1に示したのは、従来公知の形態のうちの一例であり、把手1a及び中間部分1bが袋本体2から引き起こされ、把手1aがカップ3の縁に係止されるものである。
紙製支持シート1と袋本体2とは、引き起こされる部位以外の部位(図3で示したハッチング部位)が熱接着されている。具体的には、紙製支持シート1のポリエチレン層と袋本体2を当接し、接着部位のみを加熱及び加圧することによって、紙製支持シート1と袋本体2とが熱接着される。この加熱及び加圧によって、ポリエチレン層が溶融又は軟化し、及び/又は袋本体2を構成している芯鞘型複合糸又は芯鞘型複合繊維の鞘が溶融又は軟化し、両者が密着した状態で固化され接着されるのである。
袋本体1の中には、被抽出物であるコーヒー粉や茶葉等が収納されている。収納する形態としては、袋本体1内に直接収納してもよいし、袋本体1内にさらに袋を形成しその袋の中に収納してもよい。後者の方が、被抽出物が外部にこぼれにくいので好ましい。なお、図2に示した嗜好性飲料抽出袋は、袋本体1内にさらに袋を形成したものである。
実施例
芯がテレフタル酸とエチレングリコールを重縮合してなるレギュラーポリエステルよりなり、鞘がテレフタル酸50モル%とエチレングリコール25モル%と1,4−ブタンジオール25モル%を重縮合してなる共重合ポリエステルで形成されている芯鞘型モノフィラメント糸を準備した。この芯鞘型モノフィラメント糸において、芯と鞘との重量比は芯:鞘=6:4であり、繊度は25デシテックスであった。また、鞘の融点は180℃であった。この芯鞘型モノフィラメント糸を経糸及び緯糸に用いて、経糸密度及び緯糸密度共に97本/インチの織密度の平織物を得た。この平織物を製袋して袋本体を得た。
芯がテレフタル酸とエチレングリコールを重縮合してなるレギュラーポリエステルよりなり、鞘がテレフタル酸50モル%とエチレングリコール25モル%と1,4−ブタンジオール25モル%を重縮合してなる共重合ポリエステルで形成されている芯鞘型モノフィラメント糸を準備した。この芯鞘型モノフィラメント糸において、芯と鞘との重量比は芯:鞘=6:4であり、繊度は25デシテックスであった。また、鞘の融点は180℃であった。この芯鞘型モノフィラメント糸を経糸及び緯糸に用いて、経糸密度及び緯糸密度共に97本/インチの織密度の平織物を得た。この平織物を製袋して袋本体を得た。
一方、図1に示した形態の紙製支持シートを準備した。この紙製支持シートは、厚紙の片面に押出ラミネート法で厚さ40μmのポリエチレンフィルムを積層一体化したポリエチレンラミ紙を用いて、図1の形態に裁断加工したものである。この紙製支持シートを袋本体の表裏面の所定の箇所に重ねて、230℃で0.6秒間の条件で加熱加圧し、紙製支持シートと袋本体とを熱接着して、嗜好性飲料抽出袋を作成した。
比較例
芯鞘型ポリエステルモノフィラメント糸(KBセーレン株式会社製、品番「LCO」)を準備した。このモノフィラメント糸の芯はテレフタル酸とエチレングリコールを重縮合してなるレギュラーポリエステルよりなり、鞘はテレフタル酸38モル%とイソフタル酸12モル%とエチレングリコール50モル%を混合して重合した共重合ポリエステルよりなる。このモノフィラメント糸において、芯と鞘との重量比は芯:鞘=5:5であり、繊度は25デシテックスであった。また、鞘の融点は180℃であった。このモノフィラメント糸を経糸及び緯糸に用いて、経糸密度及び緯糸密度共に97本/インチの織密度の平織物を得た。この平織物を製袋して袋本体を得た。その後は、実施例と同一の方法で嗜好性飲料抽出袋を得た。
芯鞘型ポリエステルモノフィラメント糸(KBセーレン株式会社製、品番「LCO」)を準備した。このモノフィラメント糸の芯はテレフタル酸とエチレングリコールを重縮合してなるレギュラーポリエステルよりなり、鞘はテレフタル酸38モル%とイソフタル酸12モル%とエチレングリコール50モル%を混合して重合した共重合ポリエステルよりなる。このモノフィラメント糸において、芯と鞘との重量比は芯:鞘=5:5であり、繊度は25デシテックスであった。また、鞘の融点は180℃であった。このモノフィラメント糸を経糸及び緯糸に用いて、経糸密度及び緯糸密度共に97本/インチの織密度の平織物を得た。この平織物を製袋して袋本体を得た。その後は、実施例と同一の方法で嗜好性飲料抽出袋を得た。
[接着強度の測定]
実施例及び比較例で得られた嗜好性飲料抽出袋の四隅の接着箇所(図3で示したA,B,C及びDの箇所)の接着強度を測定した。測定方法は、A,B,C及びDの箇所近傍において、紙製支持シートと袋本体とを一部強制的に引き剥がし、紙製支持シートを固定したクリップで把持し、袋本体は固定されていないクリップに把持し、固定されていないクリップのつまみ部分を、株式会社イマダ製のデジタルフォースゲージのフックに引っ掛け、両者のクリップがほぼ平行とするようにして、フックを引っ張って接着強度(N)を測定した。紙製支持シートと袋本体とが剥離した時点の強度を接着強度とした。なお、この測定は、各箇所において18回行い、引張強度の平均値を表1に示した。
実施例及び比較例で得られた嗜好性飲料抽出袋の四隅の接着箇所(図3で示したA,B,C及びDの箇所)の接着強度を測定した。測定方法は、A,B,C及びDの箇所近傍において、紙製支持シートと袋本体とを一部強制的に引き剥がし、紙製支持シートを固定したクリップで把持し、袋本体は固定されていないクリップに把持し、固定されていないクリップのつまみ部分を、株式会社イマダ製のデジタルフォースゲージのフックに引っ掛け、両者のクリップがほぼ平行とするようにして、フックを引っ張って接着強度(N)を測定した。紙製支持シートと袋本体とが剥離した時点の強度を接着強度とした。なお、この測定は、各箇所において18回行い、引張強度の平均値を表1に示した。
[表1]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
引 張 強 度 (N)
箇所 ━━━━━━━━━━━━━━━
実施例 比較例
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
A 2.72 1.33
B 2.78 0.89
C 2.41 1.35
D 2.35 1.29
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
引 張 強 度 (N)
箇所 ━━━━━━━━━━━━━━━
実施例 比較例
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A 2.72 1.33
B 2.78 0.89
C 2.41 1.35
D 2.35 1.29
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
表1の結果から明らかなように、実施例に係る嗜好性飲料抽出袋は、比較例に係る嗜好性飲料抽出袋に比べて、袋本体と紙製支持シートの接着強度が約2倍程度高くなっていることが分かる。
1 紙製支持シート
1a 紙製支持シートの把手
1b 紙製支持シートの中間部分
2 袋本体
2a 袋本体の口
3 カップ
A,B,C,D 接着強度を測定した箇所
1a 紙製支持シートの把手
1b 紙製支持シートの中間部分
2 袋本体
2a 袋本体の口
3 カップ
A,B,C,D 接着強度を測定した箇所
Claims (5)
- ポリエステル製布帛よりなる袋本体の表裏面に、紙製支持シートが接着されてなる嗜好性飲料抽出袋において、
前記ポリエステル製布帛は、芯鞘型複合糸又は芯鞘型複合繊維で構成されてなるものであり、該芯鞘型複合糸又は芯鞘型複合繊維の鞘は、テレフタル酸とエチレングリコールと1,4−ブタンジオールを含む単量体を共重合してなる共重合ポリエステルで構成されており、
前記紙製支持シートは、厚紙と該厚紙の少なくとも片面に設けられたポリエチレン層とを具備するものであり、
前記ポリエチレン層が前記袋本体の表裏面に当接するようにして、前記紙製支持シートが前記袋本体の表裏面に熱接着されていることを特徴とする嗜好性飲料抽出袋。 - 芯鞘型複合糸又は芯鞘型複合繊維の芯は、テレフタル酸とエチレングリコールを含む単量体を縮重合してなるポリエステルで構成されている請求項1記載の嗜好性飲料抽出袋。
- エチレングリコールが植物由来のエチレングリコールである請求項2記載の嗜好性飲料抽出袋。
- ポリエステル製布帛が、芯鞘型モノフィラメント糸を経糸及び緯糸に用いてなるポリエステル製織物である請求項1記載の嗜好性飲料抽出袋。
- ポリエチレン層の融着又は鞘の融着によって、紙製支持シートが袋本体の表裏面に接着されている請求項1記載の嗜好性飲料抽出袋。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019014990A (ja) * | 2017-07-05 | 2019-01-31 | Kbセーレン株式会社 | 嗜好性飲料抽出フィルター用フィラメント、及びそれからなる嗜好性飲料抽出フィルター用織物 |
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JPH1085136A (ja) * | 1996-09-18 | 1998-04-07 | Toppan Printing Co Ltd | 上置式支持具付嗜好性飲料バッグ |
JP2008280636A (ja) * | 2007-05-09 | 2008-11-20 | Unitica Fibers Ltd | 成形用織編物及びこれを用いてなるフィルター |
-
2013
- 2013-04-18 JP JP2013087645A patent/JP2014210043A/ja active Pending
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