JP2014209885A - 可塑性油脂組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】風味に影響のある乳化剤等によらなくても、また油脂配合や製造機に制約されることなく、効率よく浮きの良好な層状ベーカリー製品を提供すること。
【解決手段】δトコフェロールを0.06〜2質量%、好ましくはトコフェロール総含量として0.08〜3質量%であることを特徴とする可塑性油脂組成物を使用することにより、上記課題を解決した。該可塑性油脂組成物は、α、β、γ、δトコフェロール総含量のうち、αトコフェロールの占める割合が17質量%以下、δトコフェロールの占める割合が30質量%以上であることが好ましい。また、該可塑性油脂組成物は、実質的に乳化剤を含有しないことが好ましい。
【選択図】なし

Description

本発明は、油脂配合や製造機に制約されることなく、効率よく浮きの良好な層状ベーカリー製品を得ることのできる可塑性油脂組成物に関する。
デニッシュ・ペーストリー、クロワッサン、パイ等の層状ベーカリー製品は、フレーキーな独特の食感を有することから、広く消費者に好まれ、いまや製パン市場における定番となっているものである。
このような層状ベーカリー製品の製造では、生地中に薄い油脂層を多数形成させることが必要である。層状ベーカリー製品の製造法には折りパイ方式と練パイ方式があるが、折りパイ方式を例としてあげると、まず、シート状の可塑性油脂を生地の間に挟み込み、折り畳み、圧延を繰り返すことで生地中に薄い油脂層を多数形成させる。この油脂層は、小麦粉生地層の相互の付着を防止する役割を果たし、続く焼成において、生地から発生する水蒸気や炭酸ガスの発散を遮り、その結果として製品を層状に膨張させ、製品にフレーキーなテクスチャーを付与する。生地の焼成中、層状に折り込まれた油脂は、最終的に溶けて生地に吸収され、その生地は、生地中の澱粉が糊化し、蛋白質が熱変性することによって凝固し、独特の層状構造が形成される。
層状ベーカリー製品は、内層のキメが細かく均一であることや、浮きが良くボリュームがあることが求められるが、シート状の可塑性油脂に高融点の油脂を使用するとよいことが知られている。これは、融点が高く硬い油脂の方が、焼成初期から中期にかけて溶解しにくく、油脂層間に水蒸気や炭酸ガスがよく保持され、浮きがよくなるためである。欧米では、パイやペーストリーは焼成後すぐに、あるいはオーブンで再加熱して食べる習慣があるため、融点が高く、硬い油脂が使用されている。
しかし、日本の場合、欧米のようにオーブンで再加熱する習慣がなく、冷めた状態のものをそのまま食べる習慣であるため、融点が高く、硬い油脂を使用すると、最終製品にワキシー感(口溶けの悪さ)が残り、製品価値を損なってしまうという課題が残る。
そこで、高融点油脂によらなくても浮きが良好な層状ベーカリー製品を得るための検討が行われてきた。例えば、特定の乳化剤を結晶調整剤として利用したロールイン用油中水型乳化組成物を使用する方法(特許文献1)、DE7〜30の範囲にあるデキストリンを含有する乳化油脂組成物を使用する方法(特許文献2)、ロールイン用油脂の製造時において、急冷可塑化終了時の油相の固体脂含量(SFC)が特定範囲となるように行う方法(特許文献3)、油脂又はそのエマルションを加圧晶析して得られた油脂組成物を使用する方法(特許文献4)が挙げられる。
しかし、特許文献1の方法では、結晶調整剤から生じるエグ味により得られる層状ベーカリー製品の風味発現が損なわれてしまうという問題があり、特許文献2の方法では、広い温度域において浮きのばらつきを抑えることができる効果が見られるものの、浮きの大きさは十分とはいえなかった。また、特許文献3の方法では、油脂の配合が制約されてしまうという問題があり、特許文献4の方法は通常の想定を超える高圧下で行われるため、設備等の制約が大きいものであった。
このように、風味発現を阻害することなく、内層のキメが均一で浮きが良好な層状ベーカリー製品を得るには課題が残されていた。
WO2007/026466号パンフレット 特開平9−087657号公報 特開2008−099603号公報 特開2001−238599号公報
従って、本発明の目的は、風味に影響のある乳化剤等によらなくても、また油脂配合や製造機に制約されることなく、効率よく浮きの良好な層状ベーカリー製品を得ることにある。
本発明者等は上記課題を解決すべく種々検討した結果、本来は天然由来の酸化防止剤として利用されているトコフェロールのうち、特定のトコフェロールを、酸化防止剤としての使用量を大きく超える量で可塑性油脂組成物中に含有させた場合、乳化剤等を使用しなくとも内層のキメが均一で浮きの良好な層状ベーカリー製品を得ることができることを見出した。本発明は上記知見に基づいて完成されたものである。
すなわち、本発明はδトコフェロールを0.06〜2質量%含有することを特徴とする可塑性油脂組成物に関する。
また、δトコフェロールを0.06〜2質量%含有する可塑性油脂組成物を使用する、層状ベーカリー製品の浮き改良方法に関する。
本発明によれば、風味に影響のある乳化剤等によらなくても、また油脂配合や製造機に制約されることなく、効率よく浮きの良好な層状ベーカリー製品を得ることができる。
以下、本発明の可塑性油脂組成物について詳述する。
本発明の可塑性油脂組成物は、δトコフェロールを0.06〜2質量%含有するものである。
トコフェロールは、ビタミンEとしても知られ、メチル基の位置によりα、β、γ、δの4種が存在する。特にD-α-トコフェロールは自然界に広く普遍的に存在し、植物、藻類、藍藻などの光合成生物により合成される。医薬品、食品、飼料などに疾病の治療、栄養の補給、食品添加物の酸化防止剤として広く利用されているものである。
通常、可塑性油脂組成物においては、トコフェロールを0.0005〜0.02質量%程度添加することが一般的である。本発明は、上記の生理活性が強いαトコフェロールではなく、δトコフェロールを中心として、かつ通常酸化防止効果を期待して使用される量を大きく上回る量を含有させた場合に顕著な効果が見られることを見出したものである。
なお、トコフェロールと類似の構造を有しビタミンE活性のあるものとしてトコトリエノールが挙げられ、しばしば「トコフェロール類」としてまとめられるが、本発明においては、トコフェロールにはトコトリエノールを含まないものとする。ただし、本発明の可塑性油脂組成物は、後述のその他の成分としてトコトリエノールを含有することは問題ない。
本発明の可塑性油脂組成物は、δトコフェロールの含有量が油脂組成物基準で0.06〜2質量%、好ましくは0.07〜1.5質量%、より好ましくは0.08〜1質量%、最も好ましくは0.09〜0.5質量%である。δトコフェロールの含有量が0.06質量%よりも少ないと本発明の効果が得られず、2質量%よりも多くても、δトコフェロールが飽和状態となりそれ以上の効果が望めない他、コストアップとなってしまう。
また、本発明の可塑性油脂組成物においては、上記δ−トコフェロールを含めたα、β、γ、δトコフェロールの総含量は可塑性油脂組成物基準で0.08〜3質量%が好ましく、0.1〜2質量%がより好ましく、0.12〜1.5質量%が最も好ましい。α、β、γ、δトコフェロールの総含量が0.08質量%よりも少ないと、浮きの効果が十分に得られない場合があり、また3質量%よりも多くなると、トコフェロールの一部同位体の劣化に起因すると見られる風味劣化が生じる場合があるため、好ましくない。
また、本発明においては、上記トコフェロールの総含量のうち、δ−トコフェロールの占める割合が30質量%以上であることが好ましく、40質量%以上であることがより好ましく、50質量%以上が最も好ましい。δ−トコフェロールの含有量が30質量%よりも少ないと、本発明の効果が十分に得られなくなってしまう場合があるため好ましくない。
一方、上記トコフェロールの総含量のうち、α−トコフェロールの占める割合は17質量%以下であることが好ましく、15質量%以下であることがより好ましく、14質量%以下であることが最も好ましい。αトコフェロールは、自然界に最も多く存在し、ビタミンEとしての生理活性が強いものであるが、本発明の効果であるベーカリー製品における浮きの改善については、阻害的に作用してしまう。
なお、α、β、γ、δトコフェロールの総含量におけるβトコフェロール及びγトコフェロールの割合はそれぞれ、αトコフェロール及びδ−トコフェロールの割合が上記の範囲である限り特に制限はく、適宜決定することができる。
次に、本発明の可塑性油脂組成物で使用することのできる油脂について説明する。
本発明の可塑性油脂組成物の油相に使用することのできる油脂としては特に限定されず、例えば、パーム油、パーム核油、ヤシ油、コーン油、オリーブ油、綿実油、大豆油、菜種油、米油、ヒマワリ油、サフラワー油、牛脂、乳脂、豚脂、カカオ脂、シア脂、マンゴー核油、サル脂、イリッペ脂、魚油、鯨油等の各種植物油脂、動物油脂並びにこれらに水素添加、分別及びエステル交換から選択される一又は二以上の処理を施した加工油脂を使用することができる。本発明においては、これらの油脂を単独で用いることもでき、又は2種以上を組み合わせて用いることもできる。
本発明の可塑性油脂組成物は、油相に使用する配合油のSFC(固体脂含量)が好ましくは10℃で20〜60%、20℃で10〜40%、さらに好ましくは10℃で20〜50%、20℃で10〜25%である。SFCが10℃で20%未満、又は20℃で10%未満のときは可塑性油脂組成物として、とくに後述するロールイン用としては軟らかすぎて浮きの良好なベーカリー製品が得られにくい。一方、SFCが10℃で60%を超えるか、又は20℃で40%を超えると、伸展性が悪くなりやすく、可塑性油脂組成物が広い温度範囲で可塑性を得ることができにくい。
上記のSFCは、次のようにして測定する。即ち、配合油を60℃に30分保持し、油脂を完全に融解し、そして0℃に30分保持して固化させる。さらに25℃に30分保持し、テンパリングを行い、その後、0℃に30分保持する。これをSFCの各測定温度に順次30分保持後、SFCを測定する。
本発明の可塑性油脂組成物における油相の割合は、好ましくは50〜98質量%、より好ましくは70〜95質量%である。
本発明の可塑性油脂組成物における水相の割合は、好ましくは2〜50質量%、より好ましくは5〜30質量%である。
本発明の可塑性油脂組成物では、実質的に乳化剤を含有しないことが好ましい。乳化剤の中には、ベーカリー製品の浮きを改良する効果を有するものがあり、必要に応じて広く利用されているものであるが、近年、乳化剤を使用した製品は、消費者から敬遠される傾向にあるほか、風味の面でも好ましくないものである。本発明においては、乳化剤を使用せずとも浮きの良好なベーカリー製品を得ることができる。
なお、実質的に乳化剤を含有しないとは、可塑性油脂組成物の原料として意図的に乳化剤を添加しないことをいい、乳化剤が可塑性油脂組成物に不可避的にわずかに含まれてしまうものまでは問題としないこととする。具体的には、乳化剤の含有量が、可塑性油脂組成物を基準として0.1質量%以下とする。
上記乳化剤としては、例えば、グリセリン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン有機酸脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル、ステアロイル乳酸カルシウム、ステアロイル乳酸ナトリウム、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、大豆レシチン、卵黄レシチン、大豆リゾレシチン、卵黄リゾレシチン等が挙げられる。
本発明の可塑性油脂組成物に含有させることができるその他の成分としては、例えば、増粘安定剤、食塩や塩化カリウム等の塩味剤、酸味料、牛乳・れん乳・脱脂粉乳・ホエーパウダー・バター・クリーム・ナチュラルチーズ・プロセスチーズ等の乳や乳製品、カゼイン等の乳蛋白、糖類や糖アルコール類、ステビア、アスパルテーム等の甘味料、β―カロチン、カラメル、紅麹色素等の着色料、茶抽出物等の酸化防止剤、小麦蛋白や大豆蛋白等の植物蛋白、卵及び各種卵加工品、着香料、調味料、食品保存料、日持ち向上剤、果実、果汁、コーヒー、ナッツペースト、香辛料、カカオマス、ココアパウダー、穀類、豆類、野菜類、肉類、魚介類等の食品素材や食品添加物が挙げられる。
上記増粘安定剤としては、グアーガム、ローカストビーンガム、カラギーナン、アラビアガム、アルギン酸類、ペクチン、キサンタンガム、プルラン、タマリンドシードガム、サイリウムシードガム、結晶セルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、寒天、グルコマンナン、ゼラチン、澱粉、化工澱粉等が挙げられ、これらの中から選ばれた1種又は2種以上を用いることができる。
上記増粘安定剤の含有量は、特に制限はないが、本発明の可塑性油脂組成物中、好ましくは0〜10質量%、さらに好ましくは0〜5質量%である。また本発明の可塑性油脂組成物において、上記増粘安定剤が必要でなければ、増粘安定剤を用いなくてもよい。
次に本発明の可塑性油脂組成物の製造方法について説明する。
本発明の可塑性油脂組成物は、まず油脂を60℃程度に加熱して溶解し、その中へ上記トコフェロール、必要によりその他の成分を添加し油相を調製する。続いて、水相を含む場合は、水にその他の成分を添加した水相を調製した後、上記油相へ水相を加え、混合する。
ここで、トコフェロールの添加は、可塑性油脂組成物におけるδトコフェロールの含有量が、0.06〜2質量%、好ましくは0.07〜1.5質量%、より好ましくは0.08〜1質量%、最も好ましくは0.09〜0.5質量%となるように行う。また、トコフェロールは、可塑性油脂組成物におけるα、β、γ、δトコフェロールの総含量が、0.08〜3質量%、特に0.1〜2質量%、とりわけ0.12〜1.5質量%となるように添加することが好ましい。また、トコフェロールは、α、β、γ、δトコフェロールの総含量におけるαトコフェロールの割合が17質量%以下、特に15質量%以下、とりわけ14質量%以下となり、かつδトコフェロールの割合が30質量%以上、特に40質量%以上、とりわけ50質量%以上となるように添加することが好ましい。
そして上記混合物を殺菌処理するのが望ましい。殺菌方式は、タンクでのバッチ式でも、プレート型熱交換機や掻き取り式熱交換機を用いた連続方式でも構わない。また殺菌温度は好ましくは80〜100℃、さらに好ましくは80〜95℃、最も好ましくは80〜90℃とする。その後、必要により油脂結晶が析出しない程度に予備冷却を行なう。予備冷却の温度は好ましくは40〜60℃、さらに好ましくは40〜55℃、最も好ましくは40〜50℃とする。
次に急冷可塑化を行なう。この急冷可塑化は、コンビネーター、ボテーター、パーフェクター、ケムテーターなどの密閉型連続式掻き取りチューブラー冷却機(Aユニット)、プレート型熱交換機を用いて行うか、または開放型冷却機のダイヤクーラーとコンプレクターを組み合わせを用いて行うことができる。この急冷可塑化を行なうことにより、可塑性を有する油脂組成物となる。
これらの装置を用いて急冷可塑化を行った後に、ピンマシンなどの捏和装置(Bユニット)やレスティングチューブ、ホールディングチューブを使用してもよい。
また、本発明の可塑性油脂組成物を製造する際のいずれかの製造工程で、窒素、空気等を含気させても、含気させなくても構わない。
得られた本発明の可塑性油脂組成物は、マーガリンタイプでもショートニングタイプでもどちらでもよく、また、乳化物とする場合、その乳化形態は、油中水型、水中油型、及び二重乳化型のいずれでも構わない。
本発明の可塑性油脂組成物は、浮きが良好な層状ベーカリー製品が得られることから、デニッシュ・ペストリー、パイ、クロワッサン等の層状ベーカリー製品の製造時に、練り込み用、ロールイン用として使用することができる。
特に本発明の可塑性油脂組成物は、ロールイン用として用いるのが好ましい。ロールイン用とする場合はシート状、ブロック状、円柱状、直方体等の形状としてもよい。各々の形状についての好ましいサイズは、シート状:縦50〜1000mm、横50〜1000mm、厚さ1〜50mm、ブロック状:縦50〜1000mm、横50〜1000mm、厚さ50〜500mm、円柱状:直径1〜25mm、長さ5〜100mm、直方体:縦5〜50mm、横5〜50mm、高さ5〜100mmである。
また上記用途における本発明の可塑性油脂組成物の使用量は、使用用途により異なるものであり、特に限定されるものではない。
最後に、本発明の層状ベーカリー製品の浮き改良方法について説明する。
本発明の層状ベーカリー製品の浮き改良方法は、δトコフェロールを0.06〜2質量%含有する可塑性油脂組成物を使用するものであり、好ましくはロールイン用油脂として使用するものである。
以下に、実施例をもって本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例により何等制限されるものではない。
<エステル交換油脂Aの製造>
ヨウ素価55のパーム分別軟部油を、ナトリウムメチラートを触媒として、非選択的エステル交換反応を行なった後、漂白(白土3%、85℃、0.93kPa以下の減圧下)、脱臭(250℃、60分間、水蒸気吹き込み量5%、0.4kPa以下の減圧下)を行ない、エステル交換油脂Aを得た。
[実施例1]
(ロールイン用可塑性油脂組成物の調製)
エステル交換油脂A80.9質量部に、トコフェロールA(タマ生化学社製、商品名「イーミックスD」)0.1質量部を溶解・混合した油相と、食塩1質量部、水18質量部からなる水相とを乳化した予備乳化物を、−30℃/分の冷却速度で急冷可塑化し、マーガリンタイプのロールイン用可塑性油脂組成物Aを得た。
得られた可塑性油脂組成物A中のトコフェロールについて高速液体クロマトグラフィーにより分析を行ったところ、トコフェロール含量は0.101質量%、同位体比率はα:β:γ:δ=14:2:2:82であった。
また、得られた可塑性油脂組成物Aの油相のSFC(固体脂含量)は、10℃で43%、20℃で22.9%であった。
(ベーカリー試験)
得られたロールイン用可塑性油脂組成物Aを用いて、下記配合と製法によりパイを製造し、焼成したパイの浮き、パイの内層状態及び風味を下記評価基準により評価した。その結果を下記表1に示した。
<パイの配合>
強力粉 50 質量部
薄力粉 50 質量部
全卵 10 質量部
食塩 1.0質量部
練り込み油脂(バター) 5 質量部
水 49 質量部
ロールイン用可塑性油脂組成物A 80 質量部
<パイの製法>
ロールイン用可塑性油脂組成物A以外の原料を竪型ミキサーにて低速2分及び中速3分ミキシングした後、5℃の冷蔵庫内で生地を一晩リタードした。この生地にロールイン用可塑性油脂組成物Aをのせ、定法によりロールイン(4つ折2回、3つ折2回)し、3mmまで圧延し、ピケローラーでピケをうった後、成型(縦20mm×横30mm×厚さ3mm)し、焼成した。
<パイの浮き(パフ性)の評価基準>
焼成後のパイの厚みを焼成前の生地厚で除した値について、焼成品10個の平均値を算出し、下記の5段階で評価した。
◎+:12以上
◎ :11.5以上〜12未満
○ :11以上〜11.5未満
△ :10以上〜11未満
× :10未満
<パイの内層状態の評価基準>
焼成後のパイの内層状態について、下記の4段階で評価した。
◎:非常に良好
○:良好
△:やや不良
×:不良
<風味の評価>
焼成後のパイを10人のパネラーにより下記評価基準に従って官能評価をさせ、10人のパネラーの合計点を評価点数とし、結果を下記のようにして[表1]に示した。
38〜50点:◎、26〜37点:○、14〜25点:△、13点以下:×
5点…非常に風味が良い。
3点…風味が良い。
1点…やや風味が乏しく、わずかな雑味が感じられる。
0点…風味が乏しく、雑味が感じられる。
[実施例2]
エステル交換油脂A80.85質量部に、トコフェロールA0.1質量部、トコフェロールB(理研ビタミン社製、商品名「Eオイルゴールド80−S」)0.05質量部を溶解・混合した油相と、食塩1質量部、水18質量部からなる水相とを乳化した予備乳化物を、−30℃/分の冷却速度で急冷可塑化し、マーガリンタイプのロールイン用可塑性油脂組成物Bを得た。
得られた可塑性油脂組成物B中のトコフェロールについて高速液体クロマトグラフィーにより分析を行ったところ、トコフェロール含量は0.138質量%、同位体比率はα:β:γ:δ=10.6:1.8:13.7:73.9であった。
また、得られた可塑性油脂組成物Aの油相のSFC(固体脂含量)は、10℃で43%、20℃で22.9%であった。

続いて、可塑性油脂組成物Aに代えて可塑性油脂組成物Bを使用した以外は実施例1と同様にしてベーカリー試験を行い、評価を行った。結果は[表1]に示した。
[実施例3]
エステル交換油脂Aを80.7質量部、トコフェロールAを0.3質量部とした以外、実施例1と同様にしてマーガリンタイプのロールイン用可塑性油脂組成物Cを得た。
得られた可塑性油脂組成物C中のトコフェロールについて高速液体クロマトグラフィーにより分析を行ったところ、トコフェロール含量は0.263質量%、同位体比率はα:β:γ:δ=5.4:0.8:0.8:93.1であった。
また、得られた可塑性油脂組成物Aの油相のSFC(固体脂含量)は、10℃で43%、20℃で22.9%であった。
続いて、可塑性油脂組成物Aに代えて可塑性油脂組成物Cを使用した以外は実施例1と同様にしてベーカリー試験を行い、評価を行った。結果は[表1]に示した。
[実施例4]
エステル交換油脂Aを80.5質量部、トコフェロールAを0.5質量部とした以外、実施例1と同様にしてマーガリンタイプのロールイン用可塑性油脂組成物Dを得た。
得られた可塑性油脂組成物D中のトコフェロールについて高速液体クロマトグラフィーにより分析を行ったところ、トコフェロール含量は0.425質量%、同位体比率はα:β:γ:δ=3.3:0.5:0.5:95.7であった。
また、得られた可塑性油脂組成物Aの油相のSFC(固体脂含量)は、10℃で43%、20℃で22.9%であった。
続いて、可塑性油脂組成物Aに代えて可塑性油脂組成物Dを使用した以外は実施例1と同様にしてベーカリー試験を行い、評価を行った。結果は[表1]に示した。
[実施例5]
エステル交換油脂A80.75質量部に、トコフェロールA0.05質量部、トコフェロールB0.1質量部、トコフェロールC(理研ビタミン社製、商品名「理研Eオイルスーパー60」)0.1質量部を溶解・混合した油相と、食塩1質量部、水18質量部からなる水相とを乳化した予備乳化物を、−30℃/分の冷却速度で急冷可塑化し、マーガリンタイプのロールイン用可塑性油脂組成物Eを得た。
得られた可塑性油脂組成物E中のトコフェロールについて高速液体クロマトグラフィーにより分析を行ったところ、トコフェロール含量は0.190質量%、同位体比率はα:β:γ:δ=8.5:2.2:36.8:52.6であった。
また、得られた可塑性油脂組成物Aの油相のSFC(固体脂含量)は、10℃で43%、20℃で22.9%であった。
続いて、可塑性油脂組成物Aに代えて可塑性油脂組成物Eを使用した以外は実施例1と同様にしてベーカリー試験を行い、評価を行った。結果は[表1]に示した。
[実施例6]
エステル交換油脂A80.78質量部に、トコフェロールB0.11質量部、トコフェロールC0.11質量部を溶解・混合した油相と、食塩1質量部、水18質量部からなる水相とを乳化した予備乳化物を、−30℃/分の冷却速度で急冷可塑化し、マーガリンタイプのロールイン用可塑性油脂組成物Fを得た。
得られた可塑性油脂組成物F中のトコフェロールについて高速液体クロマトグラフィーにより分析を行ったところ、トコフェロール含量は0.162質量%、同位体比率はα:β:γ:δ=10.0:2.7:47.3:40.1であった。
また、得られた可塑性油脂組成物Aの油相のSFC(固体脂含量)は、10℃で43%、20℃で22.9%であった。
続いて、可塑性油脂組成物Aに代えて可塑性油脂組成物Fを使用した以外は実施例1と同様にしてベーカリー試験を行い、評価を行った。結果は[表1]に示した。
[実施例7]
エステル交換油脂A80.4質量部に、トコフェロールB0.2質量部、トコフェロールC0.3質量部、トコフェロールD(理研ビタミン社製、商品名「理研Eオイル600」)0.1質量部を溶解・混合した油相と、食塩1質量部、水18質量部からなる水相とを乳化した予備乳化物を、−30℃/分の冷却速度で急冷可塑化し、マーガリンタイプのロールイン用可塑性油脂組成物Gを得た。
得られた可塑性油脂組成物G中のトコフェロールについて高速液体クロマトグラフィーにより分析を行ったところ、トコフェロール含量は0.392質量%、同位体比率はα:β:γ:δ=6.2:2.2:52.6:38.9であった。
また、得られた可塑性油脂組成物Aの油相のSFC(固体脂含量)は、10℃で43%、20℃で22.9%であった。
続いて、可塑性油脂組成物Aに代えて可塑性油脂組成物Gを使用した以外は実施例1と同様にしてベーカリー試験を行い、評価を行った。結果は[表1]に示した。
[実施例8]
エステル交換油脂A80.91質量部に、トコフェロールA0.06質量部、トコフェロールB0.03質量部を溶解・混合した油相と、食塩1質量部、水18質量部からなる水相とを乳化した予備乳化物を、−30℃/分の冷却速度で急冷可塑化し、マーガリンタイプのロールイン用可塑性油脂組成物Hを得た。
得られた可塑性油脂組成物H中のトコフェロールについて高速液体クロマトグラフィーにより分析を行ったところ、トコフェロール含量は0.091質量%、同位体比率はα:β:γ:δ=15.9:2.5:13.4:68.2であった。
また、得られた可塑性油脂組成物Aの油相のSFC(固体脂含量)は、10℃で43%、20℃で22.9%であった。
続いて、可塑性油脂組成物Aに代えて可塑性油脂組成物Hを使用した以外は実施例1と同様にしてベーカリー試験を行い、評価を行った。結果は[表1]に示した。
[比較例1]
エステル交換油脂A80質量部に、グリセリンモノ脂肪酸エステル0.5質量部、レシチン0.5質量部を溶解・混合した油相と、食塩1質量部、水18質量部からなる水相とを乳化した予備乳化物を、−30℃/分の冷却速度で急冷可塑化し、マーガリンタイプのロールイン用可塑性油脂組成物Iを得た。
得られた可塑性油脂組成物I中のトコフェロールについて高速液体クロマトグラフィーにより分析を行ったところ、トコフェロール含量は0.02質量%、同位体比率はα:β:γ:δ=70:10:10:10であった。
また、得られた可塑性油脂組成物Aの油相のSFC(固体脂含量)は、10℃で43%、20℃で22.9%であった。
続いて、可塑性油脂組成物Aに代えて可塑性油脂組成物Iを使用した以外は実施例1と
同様にしてベーカリー試験を行い、評価を行った。結果は[表1]に示した。
[比較例2]
エステル交換油脂A81質量部を油相とし、食塩1質量部、水18質量部からなる水相とを乳化した予備乳化物を、−30℃/分の冷却速度で急冷可塑化し、マーガリンタイプのロールイン用可塑性油脂組成物Jを得た。
得られた可塑性油脂組成物J中のトコフェロールについて高速液体クロマトグラフィーにより分析を行ったところ、トコフェロール含量は0.02質量%、同位体比率はα:β:γ:δ=70:10:10:10であった。
また、得られた可塑性油脂組成物Aの油相のSFC(固体脂含量)は、10℃で43%、20℃で22.9%であった。
続いて、可塑性油脂組成物Aに代えて可塑性油脂組成物Jを使用した以外は実施例1と同様にベーカリー試験を行い、評価を行った。結果は[表1]に示した。
[比較例3]
エステル交換油脂A80.87質量部に、トコフェロールC0.065質量部、トコフェロールD0.065質量部を溶解・混合した油相と、食塩1質量部、水18質量部からなる水相とを乳化した予備乳化物を、−30℃/分の冷却速度で急冷可塑化し、マーガリンタイプのロールイン用可塑性油脂組成物Kを得た。
得られた可塑性油脂組成物K中のトコフェロールについて高速液体クロマトグラフィーにより分析を行ったところ、トコフェロール含量は0.094質量%、同位体比率はα:β:γ:δ=19.6:3.8:49.5:27.1であった。
また、得られた可塑性油脂組成物Aの油相のSFC(固体脂含量)は、10℃で43%、20℃で22.9%であった。
続いて、可塑性油脂組成物Aに代えて可塑性油脂組成物Kを使用した以外は実施例1と同様にしてベーカリー試験を行い、評価を行った。結果は[表1]に示した。
[比較例4]
エステル交換油脂A80.895質量部に、トコフェロールB0.035質量部、トコフェロールC0.035質量部、トコフェロールD0.035質量部を溶解・混合した油相と、食塩1質量部、水18質量部からなる水相とを乳化した予備乳化物を、−30℃/分の冷却速度で急冷可塑化し、マーガリンタイプのロールイン用油脂組成物Lを得た。
得られた可塑性油脂組成物L中のトコフェロールについて高速液体クロマトグラフィーにより分析を行ったところ、トコフェロール含量は0.086質量%、同位体比率はα:β:γ:δ=19.6:3.7:44.3:32.5であった。
また、得られた可塑性油脂組成物Aの油相のSFC(固体脂含量)は、10℃で43%、20℃で22.9%であった。
続いて、可塑性油脂組成物Aに代えて可塑性油脂組成物Lを使用した以外は実施例1と同様にしてベーカリー試験を行い、評価を行った。結果は[表1]に示した。
[比較例5]
エステル交換油脂A80.93質量部に、トコフェロールA0.05質量部、トコフェロールB0.01質量部、トコフェロールC0.01質量部を溶解・混合した油相と、食塩1質量部、水18質量部からなる水相とを乳化した予備乳化物を、−30℃/分の冷却速度で急冷可塑化し、マーガリンタイプのロールイン用油脂組成物Mを得た。
得られた可塑性油脂組成物M中のトコフェロールについて高速液体クロマトグラフィーにより分析を行ったところ、トコフェロール含量は0.074質量%、同位体比率はα:β:γ:δ=19.5:3.0:12.0:65.5であった。
また、得られた可塑性油脂組成物Aの油相のSFC(固体脂含量)は、10℃で43%、20℃で22.9%であった。
続いて、可塑性油脂組成物Aに代えて可塑性油脂組成物Mを使用した以外は実施例1と同様にしてベーカリー試験を行い、評価を行った。結果は[表1]に示した。
[比較例6]
エステル交換油脂A80.85質量部に、トコフェロールD0.15質量部を溶解・混合した油相と、食塩1質量部、水18質量部からなる水相とを乳化した予備乳化物を、−30℃/分の冷却速度で急冷可塑化し、マーガリンタイプのロールイン用油脂組成物Nを得た。
得られた可塑性油脂組成物N中のトコフェロールについて高速液体クロマトグラフィーにより分析を行ったところ、トコフェロール含量は0.107質量%、同位体比率はα:β:γ:δ=21.0:3.4:50.6:25.0であった。
また、得られた可塑性油脂組成物Aの油相のSFC(固体脂含量)は、10℃で43%、20℃で22.9%であった。
続いて、可塑性油脂組成物Aに代えて可塑性油脂組成物Nを使用した以外は実施例1と同様にしてベーカリー試験を行い、評価を行った。結果は[表1]に示した。
Figure 2014209885

Claims (7)

  1. δトコフェロールを0.06〜2質量%含有することを特徴とする可塑性油脂組成物。
  2. α、β、γ、δトコフェロールの総含量が0.08〜3質量%である、請求項1記載の可塑性油脂組成物。
  3. α、β、γ、δトコフェロール総含量のうち、αトコフェロールの占める割合が17質量%以下、δトコフェロールの占める割合が30質量%以上である、請求項1又は2記載の可塑性油脂組成物。
  4. 実質的に乳化剤を含有しない、請求項1〜3のいづれか一項記載の可塑性油脂組成物。
  5. 油相のSFC(固体脂含量)が、10℃で20〜60%、20℃で10〜40%である請求項1〜4のいづれか一項記載の可塑性油脂組成物。
  6. ロールイン用である、請求項1〜5のいづれか一項記載の可塑性油脂組成物。
  7. δトコフェロールを0.06〜2質量%含有する可塑性油脂組成物を使用する、ベーカリーの浮き改良方法。
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