JP2014208430A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】両面印刷の紙戻しの際に用紙に折れや汚れが生じるのを抑制する。
【解決手段】表面の印刷が完了して紙戻し処理により用紙Pを反転機構へ搬送する際、用紙Pの後端がプラテン50上にあるときには、第1の搬送速度V1で用紙Pを搬送し、用紙Pの後端がプラテン50上を通過すると、搬送ローラー44で用紙Pの後端がニップされるまで、第1の搬送速度V2よりも速い第2の搬送速度V2で用紙Pを搬送する。これにより、プラテン50の凹凸部に引っ掛かることなく、スムーズに用紙Pを搬送させることができると共に、用紙Pの後端がプラテン50を通過すると、搬送ローラー44まで迅速に用紙Pを搬送させることができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、両面印刷が可能な印刷装置に関する。
従来、この種の印刷装置としては、ヘッドに対して上流側に配置された一対の搬送ローラーと、ヘッドに対して下流側に配置された一対の排紙ローラーと、搬送ローラーの上流側に設けられ搬送ローラーから搬送された用紙を表裏反転させて搬送ローラーに戻す反転機構とを備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、両面印刷が指示されると、搬送ローラーおよび排紙ローラーを正回転させることにより用紙をヘッドに対向するプラテン上に搬送する紙送り処理を行なって表面の印刷を実行し、表面の印刷が完了すると、用紙後端が搬送ローラーにニップされるよう排紙ローラーを逆回転させることにより用紙を上流側に搬送する紙戻し処理を行ない、用紙がニップされた状態で搬送ローラーを逆回転させることにより用紙を反転機構へ搬送し、反転機構で用紙が表裏反転されて搬送ローラーへ戻されると、搬送ローラーおよび排紙ローラーを正回転させることにより用紙を再びプラテン上へ搬送して裏面の印刷を実行している。
特開2007−38562号公報
ヘッドから用紙にインクを吐出することにより印刷を実行する印刷装置では、ヘッドから吐出されたインクにより用紙が膨潤するいわゆるコックリング(波打ち現象)が発生する場合がある。コックリングが発生すると、用紙の搬送が困難となり、ジャムが発生する可能性が高くなるため、両面印刷の際には、紙戻し処理における用紙の搬送をできる限り高速で行ない、コックリングが発生する前に用紙を搬送ローラーにニップさせることが望ましい。一方で、用紙に余白が生じないよう印刷を行なうフチなし印刷が可能な印刷装置では、通常、フチなし印刷を実行しても用紙の裏面がインクで汚れることのないように、ヘッドに対向するプラテンに凹凸部が形成される。こうした印刷装置で両面印刷を行なう場合、紙戻し処理の際に用紙の後端がプラテン上に位置すると、用紙が凹凸部に引っ掛かり易く、用紙の折れや汚れの原因となる場合が生じる。
本発明の印刷装置は、両面印刷の紙戻しの際に用紙に折れや汚れが生じるのを抑制することを主目的とする。
本発明の印刷装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の印刷装置は、両面印刷が可能な印刷装置であって、用紙に液体を吐出するヘッドと、前記ヘッドの上流側に配置され、前記用紙を搬送する一対の第1搬送ローラーと、前記ヘッドの下流側に配置され、前記用紙を搬送する一対の第2搬送ローラーと、前記一対の第1搬送ローラーと前記一対の第2搬送ローラーとの間で前記用紙を支持するための支持部と、前記用紙の表面印刷後、紙戻し処理および反転処理により前記用紙の裏面を印刷する両面印刷動作を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記紙戻し処理として、前記用紙の後端が少なくとも前記支持部に到達するまでは第1の搬送速度で該用紙が搬送されるよう前記第2搬送ローラーを逆回転させ、前記用紙の後端が少なくとも前記支持部に到達すると前記第1の搬送速度よりも速い第2の搬送速度で該用紙が搬送されるよう前記第2搬送ローラーを逆回転させる手段であることを要旨とする。
この本発明の印刷装置では、一対の第1搬送ローラーと一対の第2搬送ローラーとの間で用紙を支持する支持部を有し、用紙の裏面を印刷する際の紙戻し処理として、用紙の後端が、少なくとも支持部に到達するまでは第1の搬送速度で用紙が搬送されるよう第2搬送ローラーを逆回転させ、用紙の後端が少なくとも支持部に到達すると第1の搬送速度よりも速い第2の搬送速度で用紙が搬送されるよう第2搬送ローラーを逆回転させる。これにより、用紙の後端が支持部を通過する際に、用紙に折れや汚れが生じるのを抑制することができる。また、用紙の後端が少なくとも支持部に到達した後は用紙を迅速に搬送することができるから、液体が吐出された用紙表面にコックリングが発生する前に、紙戻しを行なうことができる。
こうした本発明の印刷装置において、前記制御手段は、前記用紙の表面の印刷が完了したときの前記用紙の後端から前記第1搬送ローラーまでの距離が所定距離未満の場合には、前記用紙の後端から前記第1搬送ローラーまでの距離が前記所定距離以上となるまで前記用紙を下流側に搬送してから前記紙戻し処理を開始する手段であるものとすることもできる。こうすれば、紙戻し処理において、用紙の搬送速度を第2搬送速度まで加速するのに必要な距離を確保することができる。
また、前記用紙の搬送方向と直交する方向に前記ヘッドを往復動させながら液体を吐出することにより印刷が可能な本発明の印刷装置において、前記制御手段は、前記紙戻し処理における前記用紙の搬送速度を、少なくとも、前記紙送り処理において前記ヘッドを往復動させながら液体を吐出している間の搬送停止時間を含めた前記用紙の平均搬送速度よりも速い搬送速度とするものとすることもできる。こうすれば、迅速に紙戻し処理を行なうことができるから、液体が吐出された用紙表面にコックリングが発生する前に用紙を第1搬送ローラーにニップさせたり、両面印刷の実行時間をより短縮させたりすることができる。
さらに、本発明の印刷装置において、複数のモードのいずれかを取得するモード取得手段を備え、前記制御手段は、前記用紙の裏面を印刷する際の前記紙戻し処理における前記用紙の搬送速度を、前記取得されたモードに応じた搬送速度とするものとすることもできる。こうすれば、モードに応じて搬送速度をより適正化することができる。
また、本発明の印刷装置において、前記支持部は、副走査方向に複数配置され、前記制御手段は、前記紙戻し処理として、前記用紙の後端が少なくとも前記一対の第2搬送ローラー側の前記支持部に到達すると、前記第2の搬送速度で前記用紙が搬送されるよう前記第2搬送ローラーを逆回転させる手段であるものとすることもできる。
本実施形態のプリンター20の外観図。 本実施形態のプリンター20の概略構成図。 紙送り機構41および反転機構60の概略構成図。 両面印刷処理の一例を示すフローチャート。 紙戻し処理の一例を示すフローチャート。 印刷品位と第2の搬送速度V2との関係を示す説明図。 用紙後端位置と搬送速度Vpとの関係を示す説明図。
次に、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。図1は本発明の一実施形態であるプリンター20の外観を示す外観図、図2は本実施形態のプリンター20の構成の概略を示す構成図、図3は紙送り機構41および反転機構60の構成の概略を示す構成図である。
本実施形態のプリンター20は、図示するように、給紙トレイ21から搬送された用紙に印刷データに基づいてシアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y),ブラック(K)のCMYKの各色のインクを吐出することにより印刷を実行して排紙トレイ22に排紙するインクジェット式のプリンターとして構成されている。
このプリンター20は、印刷を実行するプリンターユニット26と、メモリーカードスロット23に挿入されたメモリーカードMCとの間でデータを格納したファイルの読み書きを行なうメモリーカードコントローラー24と、コンピューター10とUSBケーブル12を介して通信を行なうためのUSBコントローラー28と、メニュー画面や印刷設定画面などを表示部37に表示したり各種印刷設定に関する指示や印刷開始の指示などをユーザーによるボタン類38の操作を介して入力したりする操作パネル36と、プリンター全体の制御を司るメインコントローラー30と、を備える。
また、このプリンター20は、プリンターユニット26やメモリーカードコントローラー24,USBコントローラー28,メインコントローラー30がバス29を介して互いに各種制御信号やデータのやり取りをすることができるよう構成されている。
メモリーカードコントローラー24は、メモリーカードスロット23に挿入されたメモリーカードMCとの間でデータの入出力を行うものである。このメモリーカードコントローラー24は、メモリーカードスロット23にメモリーカードMCが挿入されているときに、メモリーカードMCに保存されている画像データを読み出してメインコントローラー30に送信したり、メインコントローラー30からの命令を入力しその命令に基づいてメモリーカードMCにデータを書き込んだりする。
プリンターユニット26は、プリンターエンジン26aと、プリンターエンジン26aを制御するプリンターASIC26bとを備える。プリンターエンジン26aは、図2に示すように、搬送モーター48による搬送ローラー44の駆動により用紙Pを図中奥から手前に搬送する紙送り機構41と、紙送り機構41によりプラテン50上に搬送された用紙Pに印刷ヘッド55からインク滴を吐出して印刷を行なうヘッド駆動機構51と、両面印刷動作の際に用紙Pの表裏を反転させる反転機構60(図3参照)とを備える。ここで、プラテン50は、図2に示すように、フチなし印刷時に用紙Pの裏面がインクで汚れないように、用紙Pを支持するリブ50aと、用紙Pをはみ出して打ち捨てられたインクを受ける打ち捨て領域50bとが設けられている。プラテン50は、リブ50aと打ち捨て領域50bとにより上面に凹凸部が形成されている。
ヘッド駆動機構51は、メカフレーム80の右側に配置されたキャリッジモーター57aと、メカフレーム80の左側に配置された従動ローラー57bと、キャリッジモーター57aと従動ローラー57bとに架設されたキャリッジベルト54と、キャリッジモーター57aの駆動に伴ってキャリッジベルト54によりガイド53に沿って左右に往復動するキャリッジ52と、このキャリッジ52に搭載され溶媒としての水に着色剤としての染料または顔料を含有したイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の各色のインクを個別に収容したインクカートリッジ56と、インクカートリッジ56からインクの供給を受けて圧電素子によりインクを加圧することによりインク滴を吐出する印刷ヘッド55と、を備える。
なお、メカフレーム80にはキャリッジ52の移動方向に沿って光学スケール59aが、キャリッジ52の裏面には光学スケール59aに対向するよう発光素子(例えば、発光ダイオードなど)と受光素子(例えば、フォトトランジスターなど)とからなる光学センサー59bがそれぞれ取り付けられており、光学センサー59bの発光素子から光学スケール59aに向けて発光した光を受光素子で受光することにより、キャリッジ52の左右方向(主走査方向)におけるポジションを検出できるようになっている。
紙送り機構41は、図3に示すように、用紙Pの供給端である給紙トレイ21にセットされた用紙Pを給紙する給紙ローラー42と、給紙ローラー42により給紙された用紙Pを印刷ヘッド55に対向するプラテン50上に搬送する搬送ローラー44と、用紙Pを排出端である排紙トレイ22に排紙する排紙ローラー46と、給紙ローラー42や搬送ローラー44,排紙ローラー46を回転駆動する搬送モーター48とを備える。ここで、搬送ローラー44および排紙ローラー46は、それぞれ従動ローラー45,47が当接されており、用紙Pをローラー間に挟み込んだ状態(ニップした状態)で搬送する。搬送モーター48は、その回転軸に回転角を検出する回転角センサー49が取り付けられており、回転角センサー49からの回転角に基づいて駆動制御される。また、給紙ローラー42と搬送ローラー44との間には、用紙Pの後端を検出するための紙検出センサー68が設けられている。
反転機構60は、搬送ローラー44から印刷時の搬送方向(紙送り方向)とは逆方向に搬送された用紙Pを後端側から受け入れると共に表裏反転させてから用紙Pの後端側を先端側として搬送ローラー44へ送り出す機構として構成されている。この反転機構60は、用紙Pを外周面に沿って搬送する反転ローラー61と、搬送ローラー44側から搬送された用紙Pを搬送路66aに沿って反転ローラー61側に搬送すると共に反転ローラー61側から搬送路66bに沿って搬送された用紙Pを搬送ローラー44側に搬送する紙送りローラー62と、搬送ローラー44側から反転ローラー61側への用紙Pの受け入れと反転ローラー61側から搬送ローラー44側への用紙Pの送り出しとをスムーズに行なうための案内部材64と、反転ローラー61に各々当接し用紙Pを反転ローラー61の外周面に沿って搬送するための案内ローラー65a,65b,65cと、を備える。反転ローラー61や紙送りローラー62は、図示しない駆動モーターにより駆動されて図3中反時計回りに回転する。また、案内ローラー65a,65b、65cは、反転ローラー61の反時計回りの回転に伴って時計回りに従動回転する。
メインコントローラー30は、図2に示すように、CPU31を中心とするマイクロプロセッサーとして構成されており、各種処理プログラムを記憶したROM32と、一時的にデータを記憶したりデータを保存したりするRAM33と、データを書き込み消去可能なフラッシュメモリー34と、インターフェース(I/F)35とを備えている。このメインコントローラー30には、メモリーカードスロット23に挿入されているメモリーカードMCから画像ファイルがメモリーカードコントローラー24を介して入力される。また、コンピューター10からの受信データがUSBコントローラー28を介して入力されても良い。また、操作パネル36のボタン類38からの指令信号がI/F35を介して入力されても良い。更に、プリンターエンジン26aの駆動状態を検出する各種センサー(例えば、キャリッジ52のポジションを検出する光学センサー59bや搬送モーター48の回転角を検出する回転角センサー49,用紙Pの後端を検出する紙検出センサー68など)からの検出信号がプリンターASIC26bを介して入力されても良い。
また、メインコントローラー30からは、コンピューター10へ送信する送信データをUSBコントローラー28に出力し、操作パネル36の表示部37への制御信号をI/F35を介して出力し、プリンターエンジン26aの駆動指令をプリンターASIC26bに出力している。また、RAM33には印刷バッファー領域が設けられており、コンピューター10からUSBコントローラー28を介して送られてきた印刷データは、その印刷バッファー領域に記憶されるようになっている。
こうして構成された本実施形態のプリンター20の動作、特に、両面印刷時の動作について説明する。図4は、メインコントローラー30のCPU31により実行される両面印刷処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、コンピューター10から印刷設定や印刷データを含む印刷ジョブを受信したり、メモリーカードスロット23に挿入されたメモリーカードMCから印刷すべき画像が選択されると共に印刷設定が選択されて印刷の開始が指示されたりした場合に実行される。
両面印刷処理が実行されると、メインコントローラー30のCPU31は、まず、搬送モーター48を駆動制御することにより給紙トレイ21にセットされた用紙Pをプラテン50上に搬送する給紙処理を実行し(ステップS100)、搬送された用紙Pの表面に対して1パス分の印刷を実行する(ステップS110)。そして、次パスで印刷すべき印刷データがあるか否かを判定し(ステップS120)、次パスで印刷すべき印刷データがあると判定すると、用紙Pを所定量だけ搬送して(ステップS130)、ステップS110に戻って次の1パス分を印刷する処理を繰り返す。
次パスで印刷すべき印刷データがないと判定すると、用紙Pの表面の印刷が完了したと判断し、次に、用紙Pの後端から搬送ローラー44までの距離Lが値0よりも大きいか否かを判定する(ステップS140)。ここで、距離Lは、例えば、紙検出センサー68により用紙Pの後端が検出されてから搬送ローラー44により用紙Pが搬送された量(用紙Pの搬送量)に基づいて用紙Pの後端から紙検出センサー68までの距離を算出し、算出した距離から予め求められた紙検出センサー68と搬送ローラー44との間の距離を減じることにより計算することができる。なお、用紙Pの搬送量は、回転角センサー49により検出された回転角を積算することにより演算することができる。距離Lが値0よりも大きいと判定されると、搬送ローラー44にニップされるまで用紙Pを上流側に搬送する紙戻し処理を実行し(ステップS150)、用紙Pの表裏を反転させる表裏反転処理を実行する(ステップS160)。一方、距離Lが値0以下と判定されると、用紙Pの後端は既に搬送ローラー44にニップされているため、紙戻し処理を行なうことなく、表裏反転処理を実行する(ステップS160)。ここで、紙戻し処理は、後述する図5の紙戻し処理を実行することにより行なわれる。また、表裏反転処理は、搬送モーター48により搬送ローラー44を逆回転駆動することにより用紙Pを反転機構60へ搬送し、図示しない駆動モーターにより反転ローラー61および紙送りローラー62を回転駆動することにより搬送ローラー44側から搬送された用紙Pを表裏反転させて搬送ローラー44側へ送り出し、反転機構60から送り出された用紙Pを搬送モーター48により搬送ローラー44を正回転駆動することにより再びプラテン50上に搬送することにより行なわれる。
こうして用紙Pを表裏反転すると、用紙Pの裏面に対して1パス分の印刷を実行する(ステップS170)。そして、次パスで印刷すべき印刷データがあるか否かを判定し(ステップS180)、次パスで印刷すべき印刷データがあると判定すると、用紙Pを所定量だけ搬送して(ステップS190)、ステップS170に戻って次の1パス分を印刷する処理を繰り返す。一方、次パスで印刷すべき印刷データがないと判定すると、用紙Pの裏面の印刷が完了したと判断し、搬送モーター48を駆動制御することにより排紙トレイ22へ用紙Pを排紙する排紙処理を実行して(ステップS200)、両面印刷処理を終了する。
次に、図5の紙戻し処理について説明する。紙戻し処理では、まず、表面の印刷完了時に用紙Pの後端から搬送ローラー44までの距離Lが所定距離L1よりも遠いか否かを判定する(ステップS300)。ここで、所定距離L1は、プラテン50の搬送方向後端の所定位置から搬送ローラー44までの距離として予め定められている。したがって、ステップS300の処理は、用紙Pの後端がプラテン50上にあるか否かを判定する処理となる。距離Lが所定距離L1よりも遠いと判定すると、搬送速度Vpを第1の搬送速度V1に設定し(ステップS310)、距離Lが所定距離L1以下となるまで、設定した搬送速度Vpで用紙Pが上流側へ搬送されるよう搬送モーター48を駆動制御する(ステップS320,S330)。距離Lが所定距離L1以下となると、搬送速度Vpを印刷設定に含まれる印刷品位に応じた第2の搬送速度V2に設定し(ステップS340)、距離Lが値0以下となるまで、即ち用紙Pの後端が搬送ローラー44に到達するまで、設定した搬送速度Vpで用紙Pが上流側へ搬送されるよう搬送モーター48を駆動制御して(ステップS350,S360)、紙戻し処理を終了する。ここで、第2の搬送速度V2は、ステップS130の紙送り処理での搬送速度以上の速度として定められたものである。本実施形態では、モード取得手段を想定し、印刷設定に含まれる印刷品位(「きれい」,「標準」,「速い」など)と第2の搬送速度V2との関係を予め求めてテーブルとしてROM32に記憶しておき、印刷品位(モード)が与えられると、テーブルから対応する第2の搬送速度V2を導出し、これを搬送速度Vpとして設定するものとした。このテーブルの一例を図6に示す。第2の搬送速度V2は、図示するように、印刷品位が「速い」場合には「標準」の場合よりも速くなり、印刷品位が「標準」の場合には「きれい」の場合よりも速くなるよう設定される。また、第2の搬送速度V2は、印刷品位が「きれい」の場合に最も遅くなるが、この場合でも、第1の搬送速度V1よりも速い速度が設定される。
尚、本実施形態では、印刷時の用紙搬送の平均速度、または、最大速度として搬送速度Vsを想定し、第2の搬送速度V2は搬送速度Vsよりも速い速度が設定される。
ここで、図7は、用紙後端位置Ppと搬送速度Vpとの関係を示す説明図である。図7(a)に示すように、用紙後端位置がプラテン50上にある場合、即ち用紙後端位置から搬送ローラー44までの距離Lが所定距離L1よりも十分に遠い場合には、低速の第1の搬送速度V1により用紙Pを上流側へ搬送し、用紙後端位置がプラテン50を通過した位置にある場合、即ち距離Lが所定距離L1以下となると、用紙Pの搬送速度Vpを第1の搬送速度V1から第2の搬送速度V2まで加速させ、用紙Pの後端が搬送ローラー44にニップされるまで第2の搬送速度V2を維持する。これにより、用紙Pの後端がプラテン50を通過する際に、プラテン50の凹凸部に引っ掛かることなく、スムーズに用紙Pを搬送させることができると共に、用紙Pの後端がプラテン50を通過すると、搬送ローラー44まで迅速に用紙Pを搬送させることができる。
本実施形態では、所定距離L1は、搬送ローラー44の位置を始点とし、プラテン50上の所定位置aを終点とする搬送方向の距離を採用している。この所定位置aは、プラテン50において最も上流側に形成される凹凸部の上流側の1つの斜面(テーパ)の一方の端部bと、他方の端部cとの搬送方向の間隔を距離LT(図示は略す)とすると、一方の端部bから上流側に距離LTだけ離れた位置である。
所定距離L1を規定する終点をプラテン50上の所定位置aとすることで、形状誤差等により凹凸部が上流側にずれて形成されているプラテン50であっても、テーパにより用紙Pが引っ掛かる可能性を防ぐことができる。尚、所定距離L1を規定する終点は所定位置aには限定されず、一方の端部bや、他方の端部cを終点とする態様も想定できる。
例えば、他方の端部cを終点とする場合、搬送ローラー44の位置と、他方の端部cと、で規定する所定距離L1は、所定位置aで規定する場合と比較して2倍の距離LT分が増分されるが、テーパにより用紙Pが引っ掛かる可能性を防ぎつつ、搬送速度V1から搬送速度V2への切り替えを早期に開始できる。
また、一方の端部bを終点とする場合、搬送ローラー44の位置と、一方の端部bと、で規定する所定距離L1は、所定位置aで規定する場合と比較して距離LT分が増分されるが、他方の端部cで規定する場合と比較して、テーパにより用紙Pが引っ掛かる可能性を更に防ぎ、搬送速度V1から搬送速度V2への切り替え処理を所定位置aよりも早期に開始できる。
尚、本実施形態では、用紙Pの搬送が開始され、用紙Pの搬送速度Vpが搬送速度V1に達するまでに用紙Pが搬送される距離をαとし、用紙Pの搬送速度Vpが搬送速度V1から加速されて搬送速度V2に達するまでに用紙Pが搬送される距離をβとする。
次に、ステップS300で表面印刷完了時に用紙Pの後端から搬送ローラー44までの距離Lが所定距離L1以下である、即ち、既に用紙Pの後端がプラテン50上を通過していると判定すると、さらに、距離Lが所定距離L2未満であるか否かを判定する(ステップS370)。ここで、所定距離L2は、図7(b)に示すように、用紙Pの搬送速度Vpが停止状態から第2の搬送速度V2まで加速される場合に、用紙Pが搬送される距離(α+β)である。
距離Lが所定距離L2以上と判定すると、ステップS340に進んで、搬送速度Vpに第2の搬送速度V2を設定し、距離Lが値0となるまで、設定した搬送速度Vpで用紙Pが上流側へ搬送されるよう搬送モーター48を駆動制御して(ステップS340〜S360)、紙戻し処理を終了する。この場合、搬送速度Vpは、搬送速度V1まで加速した後、続けて搬送速度V2まで加速し、搬送速度Vpは始点の位置で搬送速度V2に達する。
一方、距離Lが所定距離L2未満と判定すると、距離Lが所定距離L2以上となるまで、搬送モーター48の駆動制御により用紙Pが下流側へ搬送されるよう排紙ローラー46を正回転させて(ステップS370,S380)、ステップS340に進む。このように、用紙Pの後端から搬送ローラー44までの距離Lが距離L2に満たない場合には、距離Lが距離L2以上となるまで用紙Pを搬送ローラー44から遠ざけることで、紙戻しの際に用紙Pを第2の搬送速度V2まで加速するための距離を確保しているのである。
また、用紙後端位置から搬送ローラー44までの距離Lが所定距離L1よりも所定の距離だけ遠い場合も想定できる。例えば、図7(c)に示すように、距離Lが所定距離L1に距離αを加えた所定距離L3である場合を想定する。
この場合、用紙Pの搬送が開始されて搬送速度Vpが加速されるが、加速中に用紙Pが距離αを越えて移動した時点で、用紙Pの後端が所定距離L1内に入る。従って、用紙Pの後端がプラテン50の凹凸部に引っ掛かる可能性が無くなることから、目標の搬送速度Vpを搬送開始時から搬送速度V2とする。これにより、用紙Pを搬送ローラー44まで速やかに搬送することができる。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態の印刷ヘッド55が本発明の「ヘッド」に相当し、プラテン50が「凹凸部」に相当し、搬送ローラー44および従動ローラー45が「第1搬送ローラー」に相当し、排紙ローラー46および従動ローラー47が「第2搬送ローラー」に相当し、反転機構60が「反転機構」に相当し、図4の両面印刷処理および図5の紙戻し処理を実行するメインコントローラー30のCPU31が「両面印刷時搬送制御手段」に相当する。
以上説明した本実施形態のプリンター20によれば、表面の印刷が完了して紙戻し処理により用紙Pを反転機構60へ搬送する際、用紙Pの後端がプラテン50上にあるときには、第1の搬送速度V1で用紙Pを搬送し、用紙Pの後端がプラテン50上を通過すると、搬送ローラー44により用紙Pの後端がニップされるまで、第1の搬送速度V2よりも速い第2の搬送速度V2で用紙Pを搬送するから、用紙Pの後端がプラテン50の凹凸部に引っ掛かることなく、スムーズに用紙Pを搬送させることができると共に、用紙Pの後端がプラテン50を通過すると、搬送ローラー44まで迅速に用紙Pを搬送させることができる。この結果、プラテン50の凹凸部との引っ掛かりにより用紙に折れや汚れが生じるのを抑制することができると共にインクが吐出された用紙表面にコックリングが発生する前に用紙Pを搬送ローラー44にニップさせることができる。
また、本実施形態のプリンター20によれば、用紙Pがプラテン50上を通過した後の搬送速度Vp(第2の搬送速度V2)を、印刷設定(印刷品位)に基づいて設定するから、印刷設定に適した搬送速度で用紙Pをスムーズに反転機構60へ搬送させることができる。
さらに、本実施形態のプリンター20によれば、表面印刷完了時の用紙Pの後端から搬送ローラー44までの距離Lが、用紙Pを停止状態から第2の搬送速度V2まで加速させるのに必要な所定距離L2に満たない場合には、距離Lが所定距離L2以上となるよう用紙Pを搬送ローラー44から遠ざけてから紙戻しを行なうから、紙戻しを行なう際に用紙Pを第2の搬送速度V2まで加速させて搬送することができる。
なお、本実施形態では、搬送ローラー44および従動ローラー45と排紙ローラー46および従動ローラー47は、用紙Pを搬送する際に、用紙Pをプラテン50の面に対して斜め方向に送るように構成されている。即ち、搬送ローラー44および従動ローラー45と排紙ローラー46および従動ローラー47は、図7に示すように、各ローラーの当接部において各ローラーの中心を結んだ線に対して垂直な線がプラテン50の面に対して傾斜するように配置されており、用紙Pはプラテン50(リブ50a)に押し付けられた状態で搬送される。これにより、印刷ヘッド55と用紙Pとのギャップ(間隔)を一定に保つことができ、印刷品質をより良好なものとすることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、紙戻し処理における第2の搬送速度V2を、印刷品位に基づいて決定するものとしたが、これに限定されるものではなく、用紙種類や用紙サイズなどの他のパラメーターに基づいて決定するものとしてもよい。
また、上述した実施形態では、紙戻し処理における第2の搬送速度V2を可変としたが、これに限定されるものではなく、第2の搬送速度V2を固定するものとしてもよい。
また、上述した実施形態では、紙戻し処理における第2の搬送速度V2を、1パス分の印刷後に実行される紙送り処理(両面印刷処理のステップS130の処理)における用紙Pの搬送速度以上の速度に設定するものとしたが、これに限定されるものではなく、印刷中の紙送り停止時間を含めた紙送り処理の平均搬送速度以上の速度としてもよい。
また、上述した実施形態では、表面印刷完了時の用紙Pの後端から搬送ローラー44までの距離Lが用紙Pを停止状態から第2の搬送速度V2まで加速させるのに必要な所定距離L2に満たない場合には、距離Lが所定距離L2以上となるよう用紙Pを搬送ローラー44から遠ざけるものとしたが、これに限定されるものではなく、距離Lが所定距離L2に満たない場合でも、用紙Pを直接に反転機構60へ搬送させるものとしても構わない。
また、上述した実施形態では、用紙Pの後端がプラテン50上にあるときには、第1の搬送速度V1で用紙Pを搬送し、用紙Pの後端がプラテン50上を通過すると、用紙Pの搬送速度を第1の搬送速度V1から速い第2の搬送速度V2に切り替えるものとしたが、これに限定されるものではない。用紙Pの後端がプラテン50を通過する前の所定位置(例えばリブ50a上)に到達したときに用紙Pの搬送速度を第1の搬送速度V1から第2の搬送速度V2に切り替えるものとしてもよい。例えば、用紙Pの搬送方向(副走査方向)に複数のリブ50a(支持部)が並んでいる場合、用紙Pの後端が排紙ローラー46側のリブ50a上に到達したときに用紙Pの搬送速度を第1の搬送速度V1から第2の搬送速度V2に切り替えるものとしてもよいし、用紙Pの後端が搬送ローラー44側のリブ50a上に到達したときに用紙Pの搬送速度を第1の搬送速度V1から第2の搬送速度V2に切り替えるものとしてもよい。即ち、用紙Pの後端が少なくとも排紙ローラー46側のリブ50a上に到達したときに用紙Pの搬送速度を第1の搬送速度V1から第2の搬送速度V2に切り替えるものであればよい。
上述した実施形態では、印刷ヘッド55は、圧電素子に電圧を印加し、この圧電素子を変形させてインクを加圧する方式としたが、発熱抵抗体(例えばヒーターなど)に電圧をかけインクを加熱して発生した気泡によりインクを加圧する方式を採用してもよい。また、上述した実施形態では、往復動するキャリッジ52にインクカートリッジ56を搭載するいわゆるオンキャリッジの構成としたが、インクカートリッジがメカフレーム80に装着されインクカートリッジからチューブを介して印刷ヘッド55へインクを供給するいわゆるオフキャリッジの構成としてもよい。
上述した実施形態では、プリンター20を、用紙の搬送方向に対して直交する方向に印刷ヘッド55が往復動するいわゆるシリアル方式のインクジェットプリンターとしたが、これに限定されるものではなく、印刷ヘッドが往復動することなく固定され且つ印刷ヘッドに紙幅全域をカバーするようノズルがライン状に形成されたいわゆるライン型のインクジェットプリンターとしてもよい。
10…コンピューター、12…USBケーブル、20…プリンター、21…給紙トレイ、22…排紙トレイ、23…メモリーカードスロット、24…メモリーカードコントローラー、26…プリンターユニット、26a…プリンターエンジン、26b…プリンターASIC、28…USBコントローラー、29…バス、30…メインコントローラー、31…CPU、32…ROM、33…RAM、34…フラッシュメモリー、35…I/F、36…操作パネル、37…表示部、38…ボタン類、41…紙送り機構、42…給紙ローラー、44…搬送ローラー、45…従動ローラー、46…排紙ローラー、47…従動ローラー、48…搬送モーター、49…回転角センサー、50…プラテン、50a…リブ、50b…打ち捨て領域、51…ヘッド駆動機構、52…キャリッジ、53…ガイド、54…キャリッジベルト、55…印刷ヘッド、56…インクカートリッジ、57a…キャリッジモーター、57b…従動ローラー、59a…光学スケール、59b…光学センサー、60…反転機構、61…反転ローラー、62…紙送りローラー、64…案内部材、65a…案内ローラー、66a…搬送路、66b…搬送路、68…紙検出センサー、80…メカフレーム。

Claims (5)

  1. 両面印刷が可能な印刷装置であって、
    用紙に液体を吐出するヘッドと、
    前記ヘッドの上流側に配置され、前記用紙を搬送する一対の第1搬送ローラーと、
    前記ヘッドの下流側に配置され、前記用紙を搬送する一対の第2搬送ローラーと、
    前記一対の第1搬送ローラーと前記一対の第2搬送ローラーとの間で前記用紙を支持するための支持部と、
    前記用紙の表面印刷後、紙戻し処理および反転処理により前記用紙の裏面を印刷する両面印刷動作を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記紙戻し処理として、前記用紙の後端が少なくとも前記支持部に到達するまでは第1の搬送速度で該用紙が搬送されるよう前記第2搬送ローラーを逆回転させ、前記用紙の後端が少なくとも前記支持部に到達すると前記第1の搬送速度よりも速い第2の搬送速度で該用紙が搬送されるよう前記第2搬送ローラーを逆回転させる手段であることを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1記載の印刷装置であって、
    前記制御手段は、前記用紙の表面の印刷が完了したときの前記用紙の後端から前記第1搬送ローラーまでの距離が所定距離未満の場合には、前記用紙の後端から前記第1搬送ローラーまでの距離が前記所定距離以上となるまで前記用紙を下流側に搬送してから前記紙戻し処理を開始する手段であることを特徴とする印刷装置。
  3. 前記用紙の搬送方向と直交する方向に前記ヘッドを往復動させながら液体を吐出することにより印刷が可能な請求項1または2記載の印刷装置であって、
    前記制御手段は、前記紙戻し処理における前記第2の搬送速度を、少なくとも、前記紙送り処理において前記ヘッドを往復動させながら液体を吐出している間の搬送停止時間を含めた前記用紙の平均搬送速度よりも速い搬送速度とすることを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項1乃至3いずれか1項に記載の印刷装置であって、
    複数のモードのいずれかを取得するモード取得手段を備え、
    前記制御手段は、前記用紙の裏面を印刷する際の前記紙戻し処理における前記用紙の搬送速度を、前記取得されたモードに応じた搬送速度とすることを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項1乃至4いずれか1項に記載の印刷装置であって、
    前記支持部は、副走査方向に複数配置され、
    前記制御手段は、前記紙戻し処理として、前記用紙の後端が少なくとも前記一対の第2搬送ローラー側の前記支持部に到達すると、前記第2の搬送速度で前記用紙が搬送されるよう前記第2搬送ローラーを逆回転させる手段であることを特徴とする印刷装置。
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