JP2014188930A - 印刷制御装置および印刷装置ならびに印刷方法 - Google Patents

印刷制御装置および印刷装置ならびに印刷方法 Download PDF

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    • B41J25/3088Bodily-movable mechanisms for print heads or carriages movable towards or from paper surface with print gap adjustment mechanisms with print gap adjustment means on the printer frame, e.g. for rotation of an eccentric carriage guide shaft

Abstract

【課題】吐出された液体により媒体が膨潤するのを効果的に抑制し、ヘッドと媒体との接触を防止する。
【解決手段】「こすれ回避設定」として「こすれ回避強」が選択されると、用紙Pの余白量を拡大して(S390)、印刷を実行する。これにより、余白量の拡大によってインクが吐出された用紙Pが膨潤するのを抑制することができ、用紙Pと印刷ヘッド55との接触(用紙こすれ)をより確実に防止することができる。
【選択図】図12

Description

本発明は、ヘッドから媒体に液体を吐出することにより該媒体に画像を印刷する印刷機構を制御する印刷制御装置および印刷装置ならびに印刷方法に関する。
従来、この種の印刷制御装置としては、用紙の縦方向と横方向の寸法を検知するセンサーを備え、用紙の載置方向が搬送方向に対して横向きと検知された場合には、縦向きと検知された場合に比して、記録ヘッドと用紙との間隔(プラテンギャップ)を広くするものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、プラテンギャップを広くすることにより、用紙と記録ヘッドとが接触しないようにし、用紙の記録面の汚れを防止することができるとしている。
特開2007−331297号公報
しかしながら、上述の装置では、記録ヘッドと用紙との接触を十分に防止することができない場合がある。例えば、用紙全面にインクを吐出して印刷する場合など、用紙に対して印刷する領域が広いと、吐出されたインクにより用紙が大きく膨潤して、用紙の変形が大きくなるため、記録ヘッドと用紙との間隔を広くとっても、記録ヘッドと用紙との接触を十分に防止できない場合がある。
本発明の印刷制御装置および印刷装置ならびに印刷方法は、吐出された液体により媒体が膨潤するのを効果的に抑制し、ヘッドと媒体との接触をより確実に防止することを主目的とする。
本発明の印刷制御装置および印刷装置ならびに印刷方法は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の印刷制御装置は、
ヘッドから媒体に液体を吐出することにより該媒体に画像を印刷する印刷機構を制御する印刷制御装置であって、
前記ヘッドと前記媒体との接触を防止するために、前記媒体の余白量を拡大して印刷を実行するように前記印刷機構を制御する
ことを要旨とする。
この本発明の印刷制御装置では、ヘッドと媒体との接触を防止するために媒体の余白量を拡大して印刷を実行するように印刷機構を制御する。これにより、吐出された液体により媒体が膨潤するのを効果的に抑制することができ、ヘッドと媒体との接触を防止することができる。
前記ヘッドと前記媒体との間隔を調整する間隔調整手段を備える印刷機構を制御する本発明の印刷制御装置において、前記媒体の余白量を拡大して印刷する場合には、前記余白量を拡大せずに印刷を実行する場合に比して、前記ヘッドと前記媒体との間隔が広がるように前記間隔調整手段を制御するものとすることもできる。こうすれば、媒体の余白量の拡大と併せてヘッドと媒体との間隔を広げることにより、ヘッドと媒体との接触をより確実に防止することができる。
また、前記媒体に余白が生じないよう印刷を実行する縁なし印刷が可能な前記印刷機構を制御する本発明の印刷制御装置において、印刷の実行に先立って、前記ヘッドと前記媒体との接触を防止するために、前記媒体の余白量を拡大して印刷を実行するか否かを選択する余白拡大印刷選択手段と、印刷の実行に先立って、前記縁なし印刷を実行するか否か選択する縁なし印刷選択手段とを備え、前記縁なし印刷選択手段は、前記余白拡大印刷選択手段により前記媒体の余白量を拡大して印刷することが選択されると、前記縁なし印刷を実行することが選択できないように構成されるものとすることもできる。こうすれば、縁なし印刷の実行を選択できる場合には、媒体の余白量を拡大して印刷が実行されることがないため、ユーザーが予期しない印刷結果が生じるのを防止することができる。
さらに、本発明の印刷制御装置において、前記余白量を拡大して印刷を実行する場合には、前記余白量を拡大せずに印刷を実行する場合に比して、前記媒体に対する単位面積当たりの液体の吐出量が少なくなるように前記印刷機構を制御するものとすることもできる。こうすれば、吐出された液体により媒体が膨潤する量を少なくすることができ、ヘッドと媒体との接触をより確実に防止することができる。
また、前記ヘッドを往復動させる移動手段を備え、往動時と復動時の一方のみで前記ヘッドから液体を吐出して印刷を行なう単方向印刷のモードと、往動時と復動時との双方で前記ヘッドから液体を吐出して印刷を実行する双方向印刷のモードとにより印刷を実行するように前記印刷機構を制御する態様の本発明の印刷制御装置において、前記余白量を拡大して印刷を実行する場合には、前記単方向印刷のモードにより印刷が実行されるよう前記印刷機構を制御するものとすることもできる。単方向印刷は双方向印刷よりも良好な印刷画質が得られると考えられることから、吐出された液体により媒体が膨潤するおそれがある場合に単方向印刷を用いることにより、印刷画質の劣化を低減することができる。
また、本発明の印刷制御装置において、ユーザー操作に基づいて余白量を設定する余白量設定手段と、前記余白量を拡大して印刷を実行する場合、その旨をユーザーに報知する報知手段とを備えるものとすることもできる。こうすれば、ユーザーが設定した余白量で印刷がなされないことを事前に知ることができるから、予期しない印刷結果が生じるのを防止することができる。
また、本発明の印刷制御装置において、前記余白量を拡大して印刷する場合、複数のパラメーターに基づいて前記余白量の拡大量を設定する余白拡大量設定手段を備えるものとすることもできる。こうすれば、複数のパラメーターに基づき余白の拡大量を適正化させることができる。
また、本発明の印刷制御装置において、ユーザー選択に基づいて前記余白量を拡大して印刷するか否かを選択する余白拡大印刷選択手段を備え、前記余白拡大印刷選択手段は、前記余白量を拡大せずに印刷を実行することが選択されてなるものとすることがデフォルトの設定であるとすることもできる。こうすれば、通常では媒体の余白量を拡大せずに印刷を実行することができ、必要が生じた場合に媒体の余白量を拡大して印刷を実行することができる。
本発明の印刷装置は、
ユーザー選択により余白量を設定する余白量設定手段を備える印刷制御装置による制御に基づいて、媒体に液体を吐出することにより該媒体に画像の印刷を実行する印刷装置であって、
液体を吐出するヘッドと、
前記ヘッドと前記媒体との間隔を調整する間隔調整手段と、
前記間隔調整手段により前記ヘッドと前記媒体との間隔を第1の間隔とし、前記余白量設定手段により設定された余白量に基づき印刷を実行する第1の印刷モードと、前記間隔調整手段により前記ヘッドと前記媒体との間隔を前記第1の間隔よりも広い第2の間隔とし、前記余白量設定手段により設定された余白量よりも拡大した余白量に基づき印刷を実行する第2の印刷モードとを含む複数の印刷モードのいずれかを選択し、該選択した印刷モードにより印刷が実行されるように前記ヘッドと前記間隔調整手段とを制御する制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の印刷装置では、ユーザー選択により余白量を設定し、ヘッドと媒体との間隔を第1の間隔とすると共に設定された余白量に基づき印刷を実行する第1の印刷モードと、ヘッドと媒体との間隔を第1の間隔よりも広い第2の間隔とすると共に設定された余白量よりも拡大した余白量に基づき印刷を実行する第2の印刷モードとを含む複数の印刷モードのいずれかを選択し、選択した印刷モードにより印刷が実行されるようにヘッドとヘッドと媒体との間隔を調整する間隔調整手段とを制御する。これにより、第1の印刷モードと第2の印刷モードを含む複数の印刷モードを選択して実行することにより、余白量を適正化して、吐出された液体により媒体が膨潤するのを抑制することができる。この結果、ヘッドと媒体との接触を防止することができる。特に、第2の印刷モードでは、媒体の余白量の拡大と併せてヘッドと媒体との間隔を広げることにより、ヘッドと媒体との接触をより確実に防止することができる。
本発明の第1の印刷方法は、
ヘッドから媒体に液体を吐出することにより該媒体に画像を印刷する印刷方法であって、
前記ヘッドと前記媒体との接触を防止するために、前記媒体の余白量を拡大して印刷を実行する
ことを要旨とする。
この本発明の第1の印刷方法によれば、ヘッドと媒体との接触を防止するために媒体の余白量を拡大して印刷を実行するから、吐出された液体により媒体が膨潤するのを効果的に抑制することができ、ヘッドと媒体との接触を防止することができる。
本発明の第2の印刷方法は、
ヘッドから媒体に液体を吐出することにより該媒体に画像を印刷する印刷方法であって、
ユーザー選択により余白量を設定し、
前記ヘッドと前記媒体との間隔を第1の間隔とすると共に前記設定した余白量に基づき印刷を実行する第1の印刷モードと、前記ヘッドと前記媒体との間隔を前記第1の間隔よりも広い第2の間隔とすると共に前記設定した余白量よりも拡大した余白量に基づき印刷を実行する第2の印刷モードとを含む複数の印刷モードのいずれかを選択し、
該選択した印刷モードにより印刷を実行する
ことを要旨とする。
この本発明の第2の印刷方法によれば、ユーザー選択により余白量を設定し、ヘッドと媒体との間隔を第1の間隔とすると共に設定された余白量に基づき印刷を実行する第1の印刷モードと、ヘッドと媒体との間隔を第1の間隔よりも広い第2の間隔とすると共に設定された余白量よりも拡大した余白量に基づき印刷を実行する第2の印刷モードとを含む複数の印刷モードのいずれかを選択し、選択した印刷モードにより印刷が実行されるよう印刷機構を制御する。これにより、第1の印刷モードと第2の印刷モードを含む複数の印刷モードを選択して実行することにより、余白量を適正化して、吐出された液体により媒体が膨潤するのを抑制することができる。この結果、ヘッドと媒体との接触を防止することができる。特に、第2の印刷モードでは、媒体の余白量の拡大と併せてヘッドと媒体との間隔を広げることにより、ヘッドと媒体との接触をより確実に防止することができる。
本実施形態のプリンター20の外観図。 本実施形態のプリンター20の概略構成図。 印刷ヘッド55の電気的接続を示す説明図。 プラテンギャップ調整機構70の概略構成図。 印刷設定メニュー画面の一例を示す説明図。 こすれ回避設定処理の一例を示すフローチャート。 こすれ回避設定画面の一例を示す説明図。 フチなし設定処理の一例を示すフローチャート。 フチなし設定用の第1設定画面の一例を示す説明図。 はみ出し量設定画面の一例を示す説明図。 フチなし設定用の第2設定画面の一例を示す説明図。 印刷処理の一例を示すフローチャート。 余白量と印刷Dutyと用紙こすれ発生確率との関係を示す説明図。
次に、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。図1は本発明の一実施形態であるプリンター20の外観を示す外観図、図2は本実施形態のプリンター20の構成の概略を示す構成図、図3は印刷ヘッド55の電気的接続を表す説明図、図4はプラテンギャップ調整機構70の構成の概略を示す構成図である。
本実施形態のプリンター20は、図示するように、給紙トレイ21から搬送された用紙Pに印刷データに基づいてシアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y),ブラック(K)のCMYKの各色のインクを吐出することにより印刷を実行して排紙トレイ22に排紙するインクジェット式のプリンターとして構成されており、印刷を実行するプリンターユニット26と、メモリーカードスロット23に挿入されたメモリーカードMCとの間でデータを格納したファイルの読み書きを行なうカードコントローラー24と、コンピューター10とUSBケーブル12を介して通信を行なうためのUSBコントローラー28と、メニュー画面や印刷設定画面などを表示部37に表示したり各種印刷設定に関する指示や印刷開始の指示などをユーザーによるボタン類38の操作を介して入力したりする操作パネル36と、プリンター全体の制御を司るメインコントローラー30とを備える。このプリンター20は、プリンターユニット26やメモリーカードコントローラー24,USBコントローラー28,メインコントローラー30がバス29を介して互いに各種制御信号やデータのやり取りをすることができるよう構成されている。
メモリーカードコントローラー24は、メモリーカードスロット23に挿入されたメモリーカードMCとの間でデータの入出力を行うものである。このメモリーカードコントローラー24は、メモリーカードスロット23にメモリーカードMCが挿入されているときに、メモリーカードMCに保存されている画像データを読み出してメインコントローラー30に送信したり、メインコントローラー30からの命令を入力しその命令に基づいてメモリーカードMCにデータを書き込んだりする。
プリンターユニット26は、プリンターエンジン26aと、プリンターエンジン26aを制御するプリンターASIC26bとを備える。プリンターエンジン26aは、図2に示すように、搬送モーター48による搬送ローラー44の駆動により用紙Pを図中奥から手前に搬送する紙送り機構41と、紙送り機構41によりプラテン50上に搬送された用紙Pに印刷ヘッド55からインク滴を吐出して印刷を行なうヘッド駆動機構51と、印刷ヘッド55のノズル63とプラテン50上面との距離(以下、プラテンギャップPGと呼ぶ)を調整するプラテンギャップ調整機構70(図4参照)とを備える。
ヘッド駆動機構51は、メカフレーム80の右側に配置されたキャリッジモーター57aと、メカフレーム80の左側に配置された従動ローラー57bと、キャリッジモーター57aと従動ローラー57bとに架設されたキャリッジベルト54と、キャリッジモーター57aの駆動に伴ってキャリッジベルト54によりガイド53に沿って左右に往復動するキャリッジ52と、このキャリッジ52に搭載され溶媒としての水に着色剤としての染料または顔料を含有したイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の各色のインクを個別に収容したインクカートリッジ56と、インクカートリッジ56からインクの供給を受けてインク滴を吐出する印刷ヘッド55とを備える。なお、メカフレーム80にはキャリッジ52の移動方向に沿って光学スケール59aが、キャリッジ52の裏面には光学スケール59aに対向するよう発光素子(例えば、発光ダイオードなど)と受光素子(例えば、フォトトランジスタなど)とからなる光学センサー59bがそれぞれ取り付けられており、光学センサー59bの発光素子から光学スケール59aに向けて発光した光を受光素子で受光することにより、キャリッジ52の左右方向(主走査方向)におけるポジションを検出できるようになっている。
印刷ヘッド55は、図3に示すように、シアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y),ブラック(K)のノズル63C,63M,63Y,63Kが各色毎に複数個(本実施形態では、180個)ずつ1列に配置された4列のノズル列62C,62M,62Y,62Kが形成されたステンレス製のノズルプレート61と、このノズルプレート61と共にノズル63に連通するインク室65を形成するキャビティープレート64と、インク室65の上壁をなすセラミック製(例えばジルコニアセラミック製)の振動板67と、この振動板67の上面に貼り付けられた圧電素子66(例えば、チタン酸ジルコン酸鉛など)と、圧電素子66に駆動信号を出力する駆動回路としてのマスク回路68とを備える。この印刷ヘッド55では、マスク回路68から圧電素子66に電圧を印加して、圧電素子66でインク室65の上壁を押し下げることにより、インクを加圧しノズル63からインク滴を吐出する。ここで、ノズル63C,63M,63Y,63Kのすべてをノズル63と総称し、ノズル列62C,62M,62Y,62Kのすべてをノズル列62と総称する。以下、印刷ヘッド55の駆動についてブラック(K)用のノズル63Kを用いて説明する。
マスク回路68は、原信号生成回路69により生成された原信号ODRVと印刷信号PRTnとを入力すると共に入力した原信号ODRVと印刷信号PRTnとに基づいて駆動信号DRVnを生成して圧電素子66に出力する。なお、印刷信号PRTnの末尾のnや駆動信号DRVnの末尾のnは、ノズル列に含まれるノズルを特定するための番号であり、本実施形態では、ノズル列は180個のノズルにより構成したから、nは1から180のいずれかの整数値となる。原信号生成回路69は、原信号ODRVとして1画素分の区間内(キャリッジ52が1画素の区間を横切る時間内)において第1のパルスP1と第2のパルスP2と第3のパルスP3の3つのパルスを繰り返し単位とした信号をマスク回路68に出力し、原信号ODRVを入力したマスク回路68は、別途入力した印刷信号PRTnに基づいて原信号ODRVに含まれる3つのパルスのうち不要なパルスをマスクすることにより必要なパルスのみを駆動信号DRVnとしてノズル63Kの圧電素子66に出力する。このとき、駆動信号DRVnとして第1パルスP1のみが圧電素子66に出力されると、ノズル63Kから1ショットのインク滴が吐出されて用紙Pには小さいサイズのドット(小ドット)が形成され、第1パルスP1と第2パルスP2とが圧電素子66に出力されると、ノズル63Kから2ショットのインク滴が吐出されて用紙Pには中サイズのドット(中ドット)が形成され、第1パルスP1と第2パルスP2と第3パルスP3とが圧電素子66に出力されると、ノズル63Kから3ショットのインク滴が吐出されて用紙Pには大きいサイズのドット(大ドット)が形成される。このように、プリンター20では、一画素区間において吐出されるインク量を調整することにより3種類のサイズのドットを形成することができる。なお、ブラック(K)以外の他の色のノズル63C,23M,23Yやノズル列62C,43M,43Yについても上記ノズル63Kやノズル列62Kと同様である。
紙送り機構41は、用紙Pの供給端である給紙トレイ21にセットされた用紙Pを給紙する給紙ローラー(図示せず)と、給紙ローラーにより給紙された用紙Pを印刷ヘッド55に対向するプラテン50上に搬送する搬送ローラー44と、用紙Pを排出端である排紙トレイ22に排紙する排紙ローラー46と、給紙ローラーや搬送ローラー44,排紙ローラー46を回転駆動する搬送モーター48とを備える。搬送ローラー44および排紙ローラー46は、それぞれ図示しない従動ローラーが当接されており、用紙Pをローラー間に挟み込んだ状態で搬送する。搬送モーター48は、その回転軸に回転角を検出する回転角センサー49が取り付けられており、回転角センサー49からの回転角に基づいて駆動制御される。なお、駆動制御は、搬送ローラー44等のいずれかのローラーの回転量に基づいて行なってもよい。
プラテンギャップ調整機構70は、図4に示すように、キャリッジ52のガイド53の下方にガイド53と並行に配置された回転自在のシャフト72と、カム面がガイド53に当接するようシャフト72の両端に各々取り付けられたカム74と、シャフト72の一端に取り付けられた減速ギヤ75と、回転軸78aに減速ギヤ75と噛合するギヤ76が取り付けられたギャップ調整用モーター78とを備える。メカフレーム80には、ガイド53が上下方向のみ移動が許容されるよう縦長の貫通孔80aが形成されており、モーター78の駆動によりシャフト72の回転に伴ってカム74が回転すると、その回転角に応じてガイド53と当接するカム面とカム74の回転軸との距離が変化することにより、貫通孔80aに沿ってガイド53が上下方向に移動して、印刷ヘッド55(ノズル63)とプラテン50との距離すなわちプラテンギャップが調整される。
操作パネル36は、文字や図形、記号などを表示する表示部37と、この表示部37の周囲に配置されたボタン類38とを備える。ボタン類38は、図示しないが、電源のオンオフを行なうための電源ボタンや、印刷実行を指示するための印刷ボタン、印刷設定画面を呼び出すための設定ボタン、表示部37に表示された複数の選択肢の中から所望の選択肢を選択するための上下左右の各矢印ボタン、選択を確定するためのOKボタン、設定をキャンセルするためのキャンセルボタンなどにより構成されている。
メインコントローラー30は、図1に示すように、CPU31を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、各種処理プログラムを記憶したROM32と、一時的にデータを記憶したりデータを保存したりするRAM33と、データを書き込み消去可能なフラッシュメモリー34と、インターフェース(I/F)35とを備えている。このメインコントローラー30には、メモリーカードスロット23に挿入されているメモリーカードMCから画像ファイルをメモリーカードコントローラー24を介して入力し、コンピューター10からの受信データをUSBコントローラー28を介して入力し、操作パネル36のボタン類38からの指令信号をI/F35を介して入力し、プリンターエンジン26aの駆動状態を検出する各種センサー(例えば、キャリッジ52のポジションを検出する光学センサー59bや搬送モーター48の回転角を検出する回転角センサー49など)からの検出信号をプリンターASIC26bを介して入力している。また、メインコントローラー30からは、コンピューター10へ送信する送信データをUSBデバイスコントローラー28に出力し、操作パネル36の表示部37への制御信号をI/F35を介して出力し、プリンターエンジン26aの駆動指令をプリンターASIC26bに出力している。また、RAM33には印刷バッファー領域が設けられており、コンピューター10からUSBコントローラー28を介して送られてきた印刷データは、印刷バッファー領域に記憶されるようになっている。
こうして構成された本実施形態のプリンター20では、設定ボタンが押されると、印刷設定画面を表示して各種項目の選択を受け付ける。図5(a),(b)に印刷設定画面の一例を示す。印刷設定画面は、本実施形態では、図示するように、用紙Pのサイズ(例えば、A4やB5,L判,ハガキなど)を選択するための「用紙サイズ設定」や用紙Pの種類(例えば、普通紙や光沢紙など)を選択するための「用紙種類設定」、フチなし印刷を実行するか否かを選択するための「フチなし設定」、印刷品位(例えば、きれいや標準、速いなど)を選択するための「印刷品位設定」、印刷する画像のトリミングを行なうための「トリミング設定」、双方向印刷を実行するか単方向印刷を実行するかを選択するための「双方向印刷設定」、印刷する画像の自動画質補正を行なうか否かを選択するための「自動画質補正設定」、印刷時の用紙Pと印刷ヘッド55とのこすれを回避するための「こすれ回避設定」などの項目が設けられている。ユーザーは、これらの項目のいずれかを上下ボタンにより選択し、OKボタンを押すことにより、選択した項目の設定を変更することができる。ここで、本実施形態では、「用紙サイズ設定」のデフォルト設定は「A4」であり、「用紙種類設定」のデフォルト設定は「普通紙」であり、「フチなし設定」のデフォルト設定は「フチあり」であり、「印刷品位設定」のデフォルト設定は「標準」であり、「トリミング設定」のデフォルト設定は「しない」であり、「双方向印刷設定」のデフォルト設定は「双方向印刷」であり、「自動画質補正設定」のデフォルト設定は「しない」であり、「こすれ回避設定」のデフォルト設定は「しない」である。なお、本実施形態では、印刷設定画面は、一画面中に最大5つの設定項目が表示されるようになっており、一番下の設定項目を選択している状態で下ボタンを押すと次の設定項目を表示させることができ、一番上の設定項目を選択している状態で上ボタンを押すと前の設定項目を表示させることができる。以下、印刷設定画面で「こすれ回避設定」が選択された場合と「フチなし設定」が選択された場合についてさらに詳細に説明する。
印刷設定画面でユーザーにより「こすれ回避設定」が選択されると、こすれ回避設定処理が実行される。図6は、メインコントローラー30のCPU31により実行されるこすれ回避設定処理の一例を示すフローチャートである。こすれ回避設定処理が実行されると、メインコントローラー30のCPU31は、まず、こすれ回避設定画面を表示し(ステップS100)、ユーザー選択を待つ(ステップS110)。図7に、こすれ回避設定画面の一例を示す。こすれ回避設定画面は、図示するように、こすれ回避を行なわない「しない」と、通常のこすれ回避を行なう「こすれ回避弱」と、強力なこすれ回避を行なう「こすれ回避強」とが用意されており、ユーザーは3つの選択肢のいずれかを上下ボタンにより選択し、OKボタンを押すことにより決定することができる。ユーザーにより3つの選択肢のいずれかが選択されると、選択された選択肢が「こすれ回避弱」であるか否か(ステップS120)、「こすれ回避強」であるか否か(ステップS130)、をそれぞれ判定する。選択された選択肢が「こすれ回避弱」でもなく「こすれ回避強」でもないと判定、即ち「しない」が選択されたと判定すると、「こすれ回避設定」をこすれ回避なしに決定して(ステップS140)、こすれ回避設定処理を終了する。一方、「こすれ回避弱」が選択されたと判定すると、「こすれ回避設定」をこすれ回避弱に決定して(ステップS150)、こすれ回避設定処理を終了する。また、「こすれ回避強」が選択されたと判定すると、「こすれ回避設定」をこすれ回避強に決定すると共に(ステップS160)、図5(a)にて図示した印刷設定画面における「フチなし設定」をフチありに決定し(ステップS170)、図5(b)にて図示した印刷設定画面における「双方向印刷設定」を単方向印刷に決定して(ステップS180)、こすれ回避設定処理を終了する。即ち、「こすれ回避強」がユーザーにより選択されると、「こすれ回避設定」以外の他の設定項目である「フチなし設定」,「双方向印刷設定」もそれぞれ「フチあり」,「単方向印刷」に強制的に決定するのである。こうする理由については後述する。
また、印刷設定画面でユーザーにより「フチなし設定」が選択されると、フチなし設定処理を実行する。図8は、メインコントローラー30のCPU31により実行されるフチなし設定処理の一例を示すフローチャートである。フチなし設定処理が実行されると、メインコントローラー30のCPU31は、まず、「こすれ回避設定」が「こすれ回避強」であるか否かを判定する(ステップS200)。「こすれ回避設定」が「こすれ回避強」でない、即ち「こすれ回避なし」か「こすれ回避弱」のいずれかであると判定すると、フチなし設定用の第1設定画面を表示し(ステップS210)、ユーザー選択を待つ(ステップS220)。図9に第1設定画面の一例を示す。第1設定画面は、図示するように、フチなし印刷を実行する「フチなし」とフチなし印刷を実行しない「フチあり」とが用意されており、ユーザーは2つの選択肢のいずれかを上下ボタンにより選択し、OKボタンを押すことにより決定することができる。また、第1設定画面では、「フチなし」が選択された場合には、さらに、はみ出し量を設定するためのはみ出し量設定画面を呼び出すことができる。図10に、はみ出し量設定画面の一例を示す。はみ出し量設定画面では、図示するように、左右方向に移動可能なスライダーが設けられ、スライダーが中央に位置する場合を標準とし、スライダーが標準から右へ行くほどはみ出し量が多くなり、スライダーが標準から左へ行くほどはみ出し量が少なくなるように構成されている。ユーザーは、左右ボタンを操作することでスライダーの位置を決定し、OKボタンを押すことによりスライダーの位置に応じたはみ出し量を決定することができる。メインコントローラー30のCPU31は、ユーザーにより決定されたはみ出し量が多くなるほど印刷領域を拡大し、ユーザーにより決定されたはみ出し量が少なくなるほど印刷領域を縮小する。ユーザーにより2つの選択肢のいずれかが選択されると、選択された選択肢が「フチなし」であるか否かを判定し(ステップS230)、「フチなし」が選択されたと判定すると、「フチなし設定」をフチなしに決定すると共に(ステップS240)、ユーザーにより指定されたはみ出し量を設定して(ステップS250)、フチなし設定処理を終了する。一方、「フチあり」が選択されたと判定すると、「フチなし設定」をフチありに決定すると共に(ステップS260)、ユーザーにより指定された余白量を設定して(ステップS270)、フチなし設定処理を終了する。なお、「フチなし設定」として「フチあり」が選択された場合も、「フチなし」が選択された場合の「はみ出し量」を「余白量」に置き換えることにより、同様の設定画面を用いて余白量を設定することができる。即ち、メインコントローラー30のCPU31は、ユーザーにより決定された余白量が多くなるほど印刷領域を縮小し、ユーザーにより決定された余白量が少なくなるほど印刷領域を拡大する。
ステップS200で「こすれ回避設定」が「こすれ回避強」であると判定すると、フチなし設定用の第2設定画面を表示して(ステップS280)、フチなし設定処理を終了する。図11に第2設定画面の一例を示す。第2設定画面は、図示するように、「フチあり」の選択肢だけが用意され、「こすれ回避強」が選択されているため「フチなし」を選択できない旨の警告メッセージも併せて表示される。これは、「こすれ回避強」が設定されると、「フチなし設定」も強制的にフチありに決定されることに基づく。これにより、ユーザーは、「フチなし」を選択できないこととその理由を事前に知ることができるため、「こすれ回避設定」を変更するか、「フチあり」のまま印刷を続行するかを選択することができる。
次に、こうして設定された印刷設定に従って実行される印刷処理について説明する。図12は、メインコントローラー30により実行される印刷処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。この処理は、ユーザーにより印刷すべき画像の選択と印刷設定とが行なわれた後、印刷の開始が指示されたときに実行される。
印刷処理が実行されると、メインコントローラー30のCPU31は、まず、印刷設定を入力する(ステップS300)。印刷設定を入力すると、入力した印刷設定に含まれる用紙種類に基づいてプラテンギャップPGを調整する(ステップS310)。ステップS310の処理は、具体的には、用紙種類が普通紙の場合には光沢紙に比してプラテンギャップPGが大きくなるようにギャップ調整用モーター78を駆動制御することにより行なう。例えば、普通紙の場合には2.0mmに、光沢紙の場合には1.5mmに設定する。続いて、入力された印刷設定に含まれるフチなし設定に基づいて印刷対象の画像データを調整する(ステップS320)。ステップS320の処理は、具体的には、フチなしが選択された場合には、印刷設定に含まれる用紙サイズにより規定される用紙領域とユーザーにより指定されたはみ出し量により規定されるはみ出し領域とを含めた領域が印刷領域となるように画像データを調整することにより行なわれる。また、フチありが選択された場合には、印刷設定に含まれる用紙サイズにより規定される用紙領域からユーザーにより指定された余白量により規定される余白領域を除いた領域が印刷領域となるように画像データを調整することにより行なわれる。
次に、入力した印刷設定に含まれる「こすれ回避設定」が「こすれ回避なし」と「こすれ回避弱」と「こすれ回避強」のうちいずれであるかを判定する(ステップS330)。「こすれ回避設定」が「こすれ回避なし」である場合には、入力した印刷設定に含まれる「双方向印刷設定」が「双方向印刷」であるか否かを判定し(ステップS350)、肯定的な判定がなされると、双方向印刷により印刷を実行し(ステップS360)、否定的な判定がなされると、単方向印刷により印刷を実行して(ステップS370)、印刷処理を終了する。
ステップS330で「こすれ回避設定」が「こすれ回避弱」であると判定すると、ステップS310で調整したプラテンギャップPGの値に拘わらず、プラテンギャップPGが第1の間隔PG1に広がるようギャップ調整用モーター78を駆動制御し(ステップS340)、ステップS350〜S370の処理を実行して、印刷処理を終了する。ここで、第1の間隔PG1は、インクの吐出により用紙Pが多少膨潤しても、用紙Pと印刷ヘッド55との接触を抑制することが可能な間隔として定められており、例えば、2.5mmなどのように設定することができる。なお、用紙種類に拘わらずプラテンギャップPGを広げるのは、印刷ヘッド55(ヘッド)と用紙(媒体)との接触をより確実に防止するためである。
ステップS330で「こすれ回避設定」が「こすれ回避強」であると判定すると、ステップS310で調整したプラテンギャップPGの値に拘わらず、プラテンギャップPGが第2の間隔PG2に広がるようギャップ調整用モーター78を駆動制御する(ステップS380)。ここで、第2の間隔PG2は、第1の間隔PG1よりも広い間隔として定められており、例えば、3.0mmなどのように設定することができる。そして、さらに、通常のフチあり印刷時によりも用紙Pの余白量を拡大させると共に(ステップS390)、印刷Dutyを低減させる(ステップS400)。余白量の拡大は、印刷設定に含まれる用紙サイズにより規定される用紙領域から余白領域を除いた領域が印刷領域となるように、画像データを縮小することにより行なわれる。なお、余白量の拡大は、用紙領域に対して上下左右端の余白を均等に拡大するものとしてもよいし、上下端の余白のみを拡大するものとしてもよい。また、印刷Dutyは、用紙Pの単位面積当たりにインク吐出が行なわれうるインク滴の総重量を意味し、印刷Dutyの低減は、例えば、マスク回路68で印刷データに対応してノズル63から吐出するインク滴のショット数もしくは1ショット当たりのインク滴の重量を調整することにより行なわれる。また、用紙Pに対して行なわれるインク吐出は、印刷データに基づいて行なわれるが、印刷Dutyを低減させる場合には、少なくとも用紙Pに対するインク滴の総重量の上限値が少なくなっていればよい。即ち、用紙Pに対して最もインク滴がたくさん吐出されるようにした印刷データに基づいてインク吐出が行なわれる場合に、そのインク滴の総重量が減っていればよい。
ここで、余白量と印刷Dutyの設定は、本実施形態では、「印刷品位」や印刷パス数、印刷解像度等の複数のパラメーターに応じて用紙Pと印刷ヘッド55との接触(用紙こすれ)を防止することのできる最適な組み合わせを予め実験などにより求めてテーブルとしてROM32に記憶しておき、必要なパラメーターが与えられると、対応する余白量と印刷Dutyの組み合せを導出することにより設定するものとした。図13に、余白量と印刷Dutyとヘッドこすれ発生確率との関係を示す。なお、図13の例では、用紙種類として普通紙に印刷する場合を示した。「印刷品位」が標準である場合には、図13(a)に示すように、用紙こすれ発生確率が低い余白量(上下端余白)と印刷Dutyとの組み合わせのうち余白量が25mmで印刷Dutyが70%の組み合わせが最適と考えることができ、「印刷品位」がきれいである場合には、図13(b)に示すように、用紙こすれ発生確率が低い余白量(上下端余白)と印刷Dutyとの組み合わせのうち余白量が25mmで印刷Dutyが100%の組み合わせが最適と考えることができる。このようにして、パラメーター毎の最適な余白量と印刷Dutyの組み合せを求めることができる。なお、いずれの場合も、余白が拡大されないことよりも、印刷Dutyの低減が行なわれないことの方が、印刷品位の観点から良いとして考える場合である。
こうして余白の拡大と印刷Dutyの低減とを行なうと、確認画面を表示し(ステップS410)、ユーザー操作を待つ(ステップS420)。なお、確認画面の表示は、図示しないが、例えば「通常よりも用紙の余白が拡大されて印刷されます。よろしければOKボタンを押してください。印刷設定を再設定するにはキャンセルボタンを押してください。」等の警告メッセージを表示することにより行なうことができる。OKボタンが押されると、単方向印刷により印刷を実行して(ステップS370)、印刷処理を終了する。ここで、「こすれ回避強」が選択された場合にユーザー選択に拘わらず単方向印刷により印刷を実行するのは、「こすれ回避強」ではプラテンギャップPGが第2の間隔PG2に広げられるから、双方向印刷により印刷を実行すると、印刷画質が劣化する可能性が高いことに基づく。一方、OKボタンではなく、キャンセルボタンが押されると、印刷設定の再設定を行ない(ステップS430)、ステップS310に戻って再設定された印刷設定に従ってステップS310〜S420の処理を繰り返して、印刷処理を終了する。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態の印刷ヘッド55が本発明の「ヘッド」に相当し、プリンターエンジン26aおよびプリンターASIC26bが「印刷機構」に相当する。また、メインコントローラー30を含む装置が「印刷制御装置」に相当し、例えばプリンター20も印刷制御装置に相当し得る。また、プラテンギャップ調整機構70が「間隔調整手段」に相当する。また、図6のこすれ回避設定処理を実行するメインコントローラー30のCPU31が「余白拡大印刷選択手段」に相当し、図8のフチなし設定処理を実行するメインコントローラー30のCPU31が「縁なし印刷選択手段」に相当する。また、余白量を拡大させるステップS390の処理を実行するメインコントローラー30のCPU31が「余白拡大量設定手段」に相当する。また、キャリッジ52およびキャリッジモーター57aが「移動手段」に相当する。また、フチなし設定処理のステップS250,S270の処理を実行するメインコントローラー30のCPU31が「余白量設定手段」に相当する。また、I/F35を介して操作パネル36の表示部37へ制御信号を出力したりUSBデバイスコントローラー28を介してコンピューター10へ送信データを送信したりするメインコントローラー30のCPU31が「報知手段」に相当する。なお、本実施形態では、プリンター20の動作を説明することにより本発明の印刷方法の一例も明らかにしている。
以上説明した本実施形態のプリンター20によれば、用紙Pの余白量を拡大して印刷を実行することにより、インクが吐出された用紙Pが膨潤するのを抑制することができ、用紙Pと印刷ヘッド55との接触(用紙こすれ)を防止することができる。しかも、余白量を拡大した印刷を実行する場合、余白量の拡大と併せて印刷ヘッド55とプラテン50との間隔(プラテンギャップ)も広げるから、用紙こすれをより効果的に防止することができる。また、余白量の拡大に併せて印刷Dutyも低減させるから、用紙こすれを防止する効果をより一層高めることができる。この場合、印刷品位などの各種パラメーターと余白量および印刷Dutyの組み合わせとの関係を予め求めてテーブルとして記憶しておき、必要なパラメーターが与えられると、テーブルから対応する余白量および印刷Dutyの組み合わせを導出することにより余白量と印刷Dutyとを設定するから、余白量と印刷Dutyとを個別に設定するものに比して、用紙こすれを一層効果的に防止することができる。
また、本実施形態のプリンター20によれば、用紙Pの余白量を拡大して印刷を実行する場合(「こすれ回避設定」で「こすれ回避強」が選択された場合)には、「フチなし設定」で「フチなし」を選択できないようにすると共にその理由を表示するから、ユーザーは、「こすれ回避設定」を変更するか、「フチあり」のまま印刷を続行するかを自由に選択することができる。
さらに、本実施形態のプリンター20によれば、用紙Pの余白量を拡大して印刷を実行する場合、単方向印刷により印刷を実行するから、双方向印刷により印刷を実行する場合に比して、印刷画質が劣化するのを抑制することができる。
また、本実施形態のプリンター20によれば、用紙Pの余白量を拡大した印刷を実行する場合、印刷の実行に先立って確認画面を表示するから、ユーザーが予期しない印刷結果が生じるのを防止することができる。
また、本実施形態のプリンター20によれば、「こすれ回避設定」のデフォルト設定を「しない」としているから、やむにやまれぬ場合にユーザー自らが「こすれ回避強」を選択して余白を拡大して印刷を実行することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、「こすれ回避設定」に「こすれ回避強」が選択された場合に用紙Pの余白量を拡大して印刷を実行するものとしたが、これに限定されるものではない。例えば、用紙Pの繊維方向が搬送方向に直交する横目紙が給紙トレイ21にセットされている場合には余白量を拡大して印刷を実行し、用紙Pの繊維方向が搬送方向と一致する縦目紙が給紙トレイ21にセットされている場合には余白量を拡大せずに印刷を実行するものとしてもよい。用紙Pは吐出されたインクによって吸湿すると、繊維方向に平行な方向よりも垂直な方向にカールする。搬送ローラー44は用紙Pの搬送方向に対して直交する方向に配置されているため、縦目紙の場合には、インクを吸湿しても搬送ローラー44によって浮き上がりが抑制され易い。一方、横目紙の場合には、搬送ローラー44の配置の方向とカールの方向とが一致するため、縦目紙に比べて、搬送ローラー44によって浮き上がりを抑制することは困難である。したがって、横目紙が給紙トレイ21にセットされている場合には余白量を拡大した印刷を実行することにより、用紙Pと印刷ヘッド55とが接触するのを効果的に抑制することができる。また、用紙Pが横方向にセットされている場合に余白量を拡大して印刷を実行し、用紙Pが縦方向にセットされている場合に余白量を拡大せずに印刷を実行するものとしてもよい。給紙トレイ21にセットされた用紙Pが横目紙であるか縦目紙であるかの判定や、給紙トレイ21に対して用紙Pが横方向にセットされたか縦方向にセットされたかの判定は、ユーザーに選択させるものとしてもよいし、別途センサーを用いて用紙Pの状態を検知することにより行なうものとしてもよい。
上述した実施形態では、余白量の拡大と併せて、印刷Dutyの低減するものとしたが、これに限定されるものではなく、印刷Dutyの低減は行なわないものとしてもよい。この場合、画像データに基づき生成される印刷データからドット数をカウントすることにより実際の印刷Dutyを計算し、算出した印刷Dutyに基づいて余白量を設定するものとしてもよい。この場合、印刷Dutyと印刷品位などの複数のパラメーターに基づいて余白量を設定することもできる。
上述した実施形態では、画像データを縮小することにより用紙Pの余白量を拡大するものとしたが、これに限定されるものではなく、画像データのうち余白領域をトリミングすることにより用紙Pの余白量を拡大するものとしてもよい。
上述した実施形態では、余白量を拡大した印刷を実行する場合、プラテンギャップPGを第2の間隔PG2に広げるものとしたが、これに限定されるものではなく、プラテンギャップPGを第1の間隔PG1に広げるものとしてもよいし、プラテンギャップPGを広げないものとしてもよい。
上述した実施形態では、「こすれ回避設定」に「こすれ回避強」が選択された場合に「双方向印刷設定」を単方向印刷に決定するものとしたが(ステップS180)、これに限定されるものではない。例えば、「こすれ回避設定」に「こすれ回避弱」が選択された場合にも、単方向印刷に決定するものとしてもよい。この場合、プラテンギャップPGが第1の間隔PG1に広げられるとしても、単方向印刷により印刷を実行することで、印刷画質が劣化する可能性を低減させることができる。
上述した実施形態では、用紙Pの余白量を拡大して印刷を実行する場合、印刷の実行に先立って確認画面を表示するものとし、ユーザーの指示により印刷設定を再設定できるように構成するものとしたが、これに限定されるものではなく、単に余白量を拡大して印刷する旨をユーザーに報知するものとしてもよい。また、上述の報知を行なうことなく余白量を拡大した印刷を実行するものとしても構わない。
上述した実施形態では、用紙Pの余白量を拡大する処理(画像データを縮小する処理)を、メインコントローラー30を含むプリンター20で実行するものとしたが、これに限定されるものではなく、余白量を拡大する処理をコンピューター10にインストールされたプリンタードライバーで実行するものとし、コンピューター10から送信された処理後の画像データをプリンター20が受信することにより印刷を実行するものとしてもよい。この場合、当該プリンタードライバーを機能させるコンピューター10が印刷制御装置となる。
上述した実施形態では、余白が拡大されないことよりも、印刷Dutyの低減が行なわれないことの方が、印刷品位の観点から良いとして、「印刷品位」が標準である場合には、図13(a)のうち、余白量が25mmで印刷Dutyが70%の組み合わせを設定し、「印刷品位」がきれいである場合には、図13(b)のうち、余白量が25mmで印刷Dutyが100%の組み合わせを設定したが、これ以外の組み合わせを設定してもよい。例えば、印刷Dutyの低減が行なわれないことよりも、余白が拡大されないことの方が好ましいと考えるのであれば、「印刷品位」が標準である場合には、図13(a)のうち、余白量が5mmで印刷Dutyが50%の組み合わせを設定し、「印刷品位」がきれいである場合には、図13(b)のうち、余白量が15mmで印刷Dutyが80%の組み合わせを設定してもよい。また、余白量と印刷Dutyとの組み合わせはこれらの組み合わせ以外でもよいし、余白量と印刷Dutyとのいずれを優先的に定めるかをユーザーに設定させてもよい。
上述した実施形態では、印刷ヘッド55は、圧電素子66に電圧を印加し、この圧電素子66を変形させてインクを加圧する方式としたが、発熱抵抗体(例えばヒータなど)に電圧をかけインクを加熱して発生した気泡によりインクを加圧する方式を採用してもよい。また、上述した実施形態では、往復動するキャリッジ52にインクカートリッジ56を搭載するいわゆるオンキャリッジの構成としたが、インクカートリッジがメカフレーム80に装着されインクカートリッジからチューブを介して印刷ヘッドへインクを供給するいわゆるオフキャリッジの構成としてもよい。
上述した実施形態では、プリンター20を、用紙Pの搬送方向に対して直交する方向に印刷ヘッドが往復動するいわゆるシリアル方式のインクジェットプリンターとしたが、これに限定されるものではなく、用紙Pが固定され且つ印刷ヘッドが用紙Pの縦幅(X方向)全域と横幅(Y方向)全域とをカバーするようXY方向に移動するプリンターとしてもよいし、印刷ヘッドが往復動することなく固定され且つ印刷ヘッドに紙幅全域をカバーするようノズルがライン状に形成されたいわゆるライン型のインクジェットプリンターとしてもよい。なお、ライン型のインクジェットプリンターとした場合には、印刷ヘッドが往復動しないため、双方向印刷や単方向印刷による印刷については行なうことができないが、余白量の拡大や印刷Dutyの低減、プラテンギャップPGの拡大等については行なうことができる。
10 コンピューター、12 USBケーブル、20 プリンター、21 給紙トレイ、22 排紙トレイ、23 メモリーカードスロット、24 メモリーカードコントローラー、26 プリンターユニット、26a プリンターエンジン、26b プリンターASIC、28 USBコントローラー、30 メインコントローラー、31 CPU、32 ROM、33 RAM、34 フラッシュメモリー、35 インターフェース(I/F)、36 操作パネル、37 表示部、38 ボタン類、41 紙送り機構、42 給紙ローラー、44 搬送ローラー、45 従動ローラー、46 排紙ローラー、47 従動ローラー、48 搬送モーター、49 回転角センサー、50 プラテン、50a リブ、50b 打ち捨て領域、51 ヘッド駆動機構、52 キャリッジ、53 ガイド、54 キャリッジベルト、55 印刷ヘッド、56 インクカートリッジ、57a キャリッジモーター、57b 従動ローラー、59a 光学スケール、59b 光学センサー、61 ノズルプレート、62,62C,62M,62Y,62K ノズル列、63,63C,63M,63Y,63K ノズル、64 キャビティープレート、65 インク室、66 圧電素子、67 振動板、68 マスク回路、69 原信号生成回路、70 プラテンギャップ調整機構、72 シャフト、74 カム、75 減速ギヤ、76 ギヤ、78 ギャップ調整用モーター、78a 回転軸、80 メカフレーム、80a 貫通孔。

Claims (8)

  1. ヘッドから媒体に液体を吐出することにより該媒体に画像を印刷する印刷機構を制御する印刷制御装置であって、
    前記ヘッドと前記媒体との接触を防止するために、前記媒体の余白量を拡大して印刷を実行するように前記印刷機構を制御する
    ことを特徴とする印刷制御装置。
  2. 前記ヘッドと前記媒体との間隔を調整する間隔調整手段を備える印刷機構を制御する請求項1記載の印刷制御装置であって、
    前記媒体の余白量を拡大して印刷する場合には、前記余白量を拡大せずに印刷を実行する場合に比して、前記ヘッドと前記媒体との間隔が広がるように前記間隔調整手段を制御する
    ことを特徴する印刷制御装置。
  3. 前記媒体に余白が生じないよう印刷を実行する縁なし印刷が可能な前記印刷機構を制御する請求項1または2記載の印刷制御装置であって、
    印刷の実行に先立って、前記ヘッドと前記媒体との接触を防止するために、前記媒体の余白量を拡大して印刷を実行するか否かを選択する余白拡大印刷選択手段と、
    印刷の実行に先立って、前記縁なし印刷を実行するか否か選択する縁なし印刷選択手段とを備え、
    前記縁なし印刷選択手段は、前記余白拡大印刷選択手段により前記媒体の余白量を拡大して印刷することが選択されると、前記縁なし印刷を実行することが選択できないように構成される
    ことを特徴とする印刷制御装置。
  4. 請求項1ないし3いずれか1項に記載の印刷制御装置であって、
    前記余白量を拡大して印刷を実行する場合には、前記余白量を拡大せずに印刷を実行する場合に比して、前記媒体に対する単位面積当たりの液体の吐出量が少なくなるように前記印刷機構を制御する
    ことを特徴とする印刷制御装置。
  5. 前記ヘッドを往復動させる移動手段を備え、往動時と復動時の一方のみで前記ヘッドから液体を吐出して印刷を行なう単方向印刷のモードと、往動時と復動時との双方で前記ヘッドから液体を吐出して印刷を実行する双方向印刷のモードとにより印刷を実行するように前記印刷機構を制御する請求項1ないし4いずれか1項に記載の印刷制御装置であって、
    前記余白量を拡大して印刷を実行する場合には、前記単方向印刷のモードにより印刷が実行されるよう前記印刷機構を制御する
    ことを特徴とする印刷制御装置。
  6. ユーザー選択により余白量を設定する余白量設定手段を備える印刷制御装置による制御に基づいて、媒体に液体を吐出することにより該媒体に画像の印刷を実行する印刷装置であって、
    液体を吐出するヘッドと、
    前記ヘッドと前記媒体との間隔を調整する間隔調整手段と、
    前記間隔調整手段により前記ヘッドと前記媒体との間隔を第1の間隔とし、前記余白量設定手段により設定された余白量に基づき印刷を実行する第1の印刷モードと、前記間隔調整手段により前記ヘッドと前記媒体との間隔を前記第1の間隔よりも広い第2の間隔とし、前記余白量設定手段により設定された余白量よりも拡大した余白量に基づき印刷を実行する第2の印刷モードとを含む複数の印刷モードのいずれかを選択し、該選択した印刷モードにより印刷が実行されるように前記ヘッドと前記間隔調整手段とを制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  7. ヘッドから媒体に液体を吐出することにより該媒体に画像を印刷する印刷方法であって、
    前記ヘッドと前記媒体との接触を防止するために、前記媒体の余白量を拡大して印刷を実行する
    ことを特徴とする印刷方法。
  8. ヘッドから媒体に液体を吐出することにより該媒体に画像を印刷する印刷方法であって、
    ユーザー選択により余白量を設定し、
    前記ヘッドと前記媒体との間隔を第1の間隔とすると共に前記設定した余白量に基づき印刷を実行する第1の印刷モードと、前記ヘッドと前記媒体との間隔を前記第1の間隔よりも広い第2の間隔とすると共に前記設定した余白量よりも拡大した余白量に基づき印刷を実行する第2の印刷モードとを含む複数の印刷モードのいずれかを選択し、
    該選択した印刷モードにより印刷を実行する
    ことを特徴とする印刷方法。
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