JP5799743B2 - 液体噴射装置 - Google Patents
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当該構成によれば、例えば、記録媒体への重ね印刷を複数の記録媒体に対して同じように行なう場合、各記録媒体にN(N=1以上の整数)回目の記録処理を順次行なっている途中で記録媒体の種類が変更された場合に、変更後の記録媒体を対象として記録処理を再開する前に上記角度調整処理を行なうことができる。そのため、使用される記録媒体における紫外線の反射特性の違いに応じた、ノズル近傍でのUV硬化インクの硬化を防ぐための最適な角度調整を行うことができる。
当該構成によれば、例えば、記録媒体への重ね印刷を複数の記録媒体に対して同じように行なう場合、各記録媒体にN(N=1以上の整数)回目の記録処理を順次行なっている途中でプラテンギャップが変更された場合に、当該変更後に残りの記録媒体に当該N回目の記録処理を再開する前に上記角度調整処理を行なうことができる。そのため、プラテンギャップの違い(ノズルと記録媒体との距離の違い)に応じた、ノズル近傍でのUV硬化インクの硬化を防ぐための最適な角度調整を行うことができる。
当該構成によれば、記録媒体で反射してノズル保護部に当る紫外線の強さ及び当該紫外線の強さに基づく照射角度の調整量を、ユーザーは画面で認識することができるため、照射角度の調整が容易となる。
当該構成によれば、液体噴射ヘッドを往復移動させていわゆる双方向印刷を行なう際に、往路移動時、復路移動時それぞれにとってノズル近傍でのUV硬化インクの硬化を防ぐための最適な角度に、上記照射角度を調整することができる。
当該構成によれば、記録媒体上でUV硬化インクが多く着弾する領域を対象として、紫外線を照射し、当該領域で反射して上記センサーにより検出された紫外線の強さに基づいて上記照射角度を調整する。そのため、実際の記録時に当該領域にUV硬化インクを噴射したときに、ノズル近傍でUV硬化インクが硬化することを的確に防止することができる。
1.液体噴射装置の概略構成
図1は、本実施形態にかかる液体噴射装置の一例に該当するインクジェット式プリンター(以下、プリンター)11における制御上の構成を概略的に示している。プリンター11は、プリンター11の各部を制御するCPU1と、例えばROMやRAMによって構成された内部メモリー2と、ボタンやタッチパネルにより構成された操作部3と、例えば液晶ディスプレーにより構成された表示部4と、印刷機構5と、パーソナルコンピューター(PC)やサーバーやデジタルスチルカメラやスキャナー等の外部機器と接続するためのインターフェイス(I/F)部6等を備えている。プリンター11の各構成要素は、バスを介して互いに接続されている。
図5は、本実施形態においてプリンター11が実行する重ね印刷のフローチャートを示している。重ね印刷は、基本的には、ファームウェアFWに従ってCPU1が実行するプリンター11の各部に対する制御によって実現される。重ね印刷とは、インクを噴射することによる記録処理を記録媒体Pの同一面に対して複数回実行することにより、複数のインクの層が重なって形成される画像を記録媒体P上に再現する処理を意味する。CPU1は、操作部3等を介してユーザーから重ね印刷の指示を受け付けると、まず、インクが噴射される前の記録媒体Pの一面の状態に基づいて角度調整処理を実行し(ステップS100)、次に、一層目の画像を表現した画像データ(例えば、各画素についてインク種類毎のドットの記録/非記録を規定した画像データ)に基づいて当該一面に一層目の画像(下地画像)を記録する(ステップS200)。次に、一層目の画像が記録された記録媒体Pの当該一面の状態に基づいて角度調整処理を実行し(ステップS300)、二層目の画像を表現した画像データに基づいて当該一面に二層目の画像を記録(上塗り)する(ステップS400)。
ステップS310では、保護プレート30を、記録ヘッド24のノズル形成面24aを覆う所定位置(例えば図3参照)にセットする。保護プレート30の当該位置へのセットは、CPU1による制御に基づいて機械的(自動的)に実行しても良いし、ユーザーが、プリンター11からの指示(表示部4に表示されたUI画面等による指示)に従って手作業により行なっても良い。
ステップS340では、CPU11は、上記代表値と予め設定された所定のしきい値Thとを比較し、代表値がしきい値Th以下であるか否か判定する。しきい値Thは、例えば、ノズル形成面24aが受光したときにノズル28近傍にあるUV硬化インクを硬化させるには不十分とされる程度の紫外線の強度を示す値である。代表値がしきい値Th以下である場合(ステップS340において“Yes”)は角度調整処理を終え、代表値がしきい値Thを超える場合(ステップS340において“No”)はステップS350へ進む。
図7は、UI画面4aの一例を示している。UI画面4aには、例えば「ノズルプレートが受ける紫外線強度」等といった表記とともに、ステップS320でセンサー35により検出された紫外線の強度(上記代表値)が、判りやすく棒グラフ等で表示される。また、図7に示すように、当該棒グラフに対しては、上記しきい値Thのレベルを示す表示も付加されており、センサー35によってステップS320で得られた紫外線の強度と上記しきい値Thとの大小関係も、ユーザーが視覚的に容易に理解できるようになっている。
このような構成によれば、記録媒体Pの種類変更やプラテンギャップPGの変更といった、記録媒体PGにおける紫外線の反射特性に影響を与える変更があった場合にも、変更後の状態に合せて紫外線照射部31からの紫外線の照射角度を再び調整することができ、結果、ノズル28内外でUV硬化インクが硬化することを防止することができる。
本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば以下に述べるような変形例も可能である。各実施形態や変形例を適宜組み合わせた内容も、本発明の開示範囲である。
Claims (8)
- 液体を噴射させるノズルが記録媒体に相対する面に複数形成され、紫外線により硬化する特定の液体を上記ノズルから噴射させる液体噴射ヘッドと、
液体噴射ヘッドと記録媒体との位置関係を変更可能な移動機構と、
紫外線光源を有し、当該特定の液体が着弾した記録媒体に紫外線を照射して液体を硬化させる紫外線照射部と、
上記ノズルが複数形成された面と上記記録媒体との間の所定位置に配置され、紫外線を検出するセンサーを有するノズル保護部と、
記録媒体に対し、上記紫外線照射部から照射される紫外線の照射角度を調整可能な調整部と、
を備えた液体噴射装置であって、
記録媒体の同一の面に対し、上記特定の液体を噴射することによる記録処理を複数回実行する場合に、各回の記録処理の開始前において、記録媒体の当該面に対して紫外線照射部に紫外線を照射させ、上記センサーにより検出される紫外線の強さに基づいて上記ノズル保護部が受ける紫外線の強さが所定値以下となるように上記調整部により上記照射角度を調整する角度調整処理を行なう、
ことを特徴とする液体噴射装置。 - 上記記録媒体の種類が変更された場合に、上記角度調整処理を行なうことを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
- 上記ノズルが複数形成された面と記録媒体との距離が変更された場合に、上記角度調整処理を行なうことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液体噴射装置。
- 上記調整部は、記録媒体に対する紫外線照射部の角度を変更することにより上記照射角度を調整することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の液体噴射装置。
- 上記調整部は、紫外線照射部から照射される光を一定方向に通過させる光路制限部を備え、紫外線照射部に対する光路制限部の角度を変更することにより、上記照射角度を調整することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の液体噴射装置。
- 上記センサーにより検出される紫外線の強さ及び当該紫外線の強さに基づく上記照射角度の調整量を、所定の画面に表示させる表示部を備えることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の液体噴射装置。
- 上記移動機構は、記録媒体に対して液体噴射ヘッドを一定方向に往復移動させることが可能であり、
上記角度調整処理では、液体噴射ヘッドの往路移動時に上記センサーにより検出される紫外線の強さに基づいて往路移動時における上記照射角度を決定し、かつ、液体噴射ヘッドの復路移動時に上記センサーにより検出される紫外線の強さに基づいて復路移動時における上記照射角度を決定し、
上記記録処理では、液体噴射ヘッドの往路移動時には上記決定された往路移動時における照射角度に調整し、液体噴射ヘッドの復路移動時には上記決定された復路移動時における照射角度に調整する、ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の液体噴射装置。 - 印刷対象の画像を表現した画像データに基づいて、記録媒体において相対的に多くの上記特定の液体が噴射される領域を特定し、上記角度調整処理では、当該特定された領域に対して紫外線照射部に紫外線を照射させて上記センサーにより検出される紫外線の強さに基づいて、上記照射角度を調整することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の液体噴射装置。
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