JP6102077B2 - 印刷装置および印刷方法 - Google Patents

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本発明は、印刷ヘッドを用いて印刷を行う技術に関する。
現在、インクを被記録媒体に吐出する方式の印刷装置が広く用いられている。この種の印刷装置は、複数種類のインク、例えば、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の3種類の有彩色インクを吐出する複数のノズル列を有する印刷ヘッドを備えることで、カラー印刷を可能としている。
前記ノズル列を構成するノズルは、ゴミや気泡の侵入、あるいはインクに圧力を伝搬して飛翔させるアクチュエーターの故障等、種々の原因によって、規定したインク量を吐出することができなくなったり、吐出方向の範囲外に吐出を行ったりする場合がある。本明細書では、このようにインクの吐出に支障がある状態のノズルを「不良ノズル」と呼ぶ。ノズル列に不良ノズルが発生した場合、当然、画質劣化を引き起こす。このため、従来、不良ノズルに替わる代替ノズルによって印刷を行う構成が種々提案されている(特許文献1〜3)。
特開2005−246840号公報 特開2005−225037号公報 特開2005−193511号公報
しかしながら、前記従来の技術は、代替ノズルの用意や選択の点で構成が複雑化しており、簡易な構成で画質劣化を防ぐことができないという問題があった。
本発明は、前記の課題を解決するためになされたものであり、不良ノズルが発生した場合に、簡易な構成で画質劣化を引き起こすことなく印刷可能とすることを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。本発明の一形態は、
印刷ヘッドを印刷媒体に対して該印刷媒体の幅方向たる主走査方向と該主走査方向に交差する副走査方向とに各々相対的に駆動して印刷するとともに、
前記印刷ヘッドは、
ノズルが前記副走査方向に複数配列されたノズル列が、相互に色が相違するインク用として前記主走査方向に複数配列された構成である、
印刷装置であって、
前記複数のノズル列の全体に対して、前記各ノズル列を前記副走査方向に区分けする複数の領域を設定する領域設定部であって、前記各領域として前記ノズルが複数連続する領域を設定する領域設定部と、
前記設定された領域毎に、前記インクの吐出に支障がある不良ノズルが含まれるか否かを判定する第1判定部と、
前記不良ノズルが含まれると判定された領域を不使用領域とし、前記複数の領域から前記不使用領域を除いた残りの領域を用いて印刷を行う第1印刷制御部と
を備える印刷装置。
その他、本発明は、以下の適用例として実現することも可能である。
[適用例1] ノズルが第1方向に複数配列されたノズル列が、相互に色が相違するインク用として前記第1方向と交差する第2方向に複数配列された印刷ヘッドを備える印刷装置であって、
前記複数のノズル列の全体に対して、前記各ノズル列を前記第1方向に区分けする複数の領域を設定する領域設定部と、
前記設定された領域毎に、前記インクの吐出に支障がある不良ノズルが含まれるか否かを判定する第1判定部と、
前記不良ノズルが含まれると判定された領域を不使用領域とし、前記複数の領域から前記不使用領域を除いた残りの領域を用いて印刷を行う第1印刷制御部と
を備える印刷装置。
前記構成の印刷装置によれば、各ノズル列を第1方向に区分けする領域単位で不良ノズルを代替することができる。このために、代替先の決定が容易であり、しかも、第2方向に並ぶインク色の順をそのまま保持した領域を用いて印刷が可能であることから印刷画質を不良ノズル発生前と同等に保つことができる。したがって、不良ノズルが発生した場合に、簡易な構成で画質劣化を引き起こすことなく印刷を行うことができる。
[適用例2] 適用例1に記載の印刷装置であって、
前記印刷制御部は、
前記複数の領域のそれぞれが前記不使用領域に該当する場合に、前記各領域を前記ノズル列単位に区分けするノズル列構成要素毎に、前記不良ノズルが含まれるか否かを判定する第2判定部と、
前記第2判定部によって不良ノズルが含まれないと判定された前記ノズル列構成要素を用いて、前記各色を全て含むノズル列構成要素の組合せを決定し、前記組合せによって得られる領域を用いて印刷を行う第2印刷制御部と、
を備える、印刷装置。
この構成によれば、第2方向に並ぶインク色の順をそのまま保持した領域を代替先として得ることができない場合にも、前記各色を用いた印刷を可能とすることができる。
[適用例3] 適用例2に記載の印刷装置であって、
前記第1印刷制御部は、前記各色のノズル列構成要素が前記第2方向に並ぶ横配列方式の印刷を行い、
前記第2印刷制御部は、前記各色のノズル列構成要素が前記第1方向に並ぶ縦配列方式の印刷を行う印刷装置。
この構成によれば、横配列方式の印刷を優先的に行い、横配列方式の印刷が不可のときに縦配列方式の印刷を行う。このため、画質劣化の防止を優先した上で、多少の画質劣化を引き起こしてでも印刷を可能とすることができる。
[適用例4] ノズルが第1方向に複数配列されたノズル列が、相互に色が相違するインク用として前記第1方向と交差する第2方向に複数配列された印刷ヘッドを用いて印刷を行う方法であって、
前記複数のノズル列の全体に対して、前記各ノズル列を前記第1方向に区分けする複数の領域を設定し、
前記設定された領域毎に、前記インクの吐出に支障がある不良ノズルが含まれるか否かを判定し、
前記不良ノズルが含まれると判定された領域を不使用領域とし、前記複数の領域から前記不使用領域を除いた残りの領域を用いて印刷を行う、印刷方法。
適用例4の印刷方法は、適用例1の印刷装置と同様に、不良ノズルが発生した場合に、簡易な構成で画質劣化を引き起こすことなく印刷を行うことができる。
さらに、本発明は、前記以外の種々の形態で実現可能であり、例えば、前記印刷装置を含む印刷システム、前記印刷装置に含まれる構成を機能として実現するコンピュータープログラムとしての形態、このコンピュータープログラムやこのコンピュータープログラムを記録した記録媒体等の形態等で実現することが可能である。
本発明の一実施例としてのプリンターの概略構成図である。 印刷ヘッドにおけるノズル配列を示す説明図である。 制御ユニットによって実行される印刷処理の流れを示すフローチャートである。 制御ユニットによって実行されるノズル不良時印刷処理の流れを示すフローチャートである。 各ノズル列に含まれるノズル列構成要素を示す説明図である。 不良ノズル位置記録テーブルを示す説明図である。 故障例1と使用ノズル領域とを示した説明図である。 故障例2と使用ノズル領域とを示した説明図である。 故障例3と使用ノズル領域とを示した説明図である。 故障例4と使用ノズル領域とを示した説明図である。 故障例5と使用ノズル領域とを示した説明図である。
以下、本発明の実施の形態を実施例に基づいて、下記の順序に従って説明する。
A.装置構成:
B.印刷処理:
C.ノズル不良時印刷処理:
D.実施例効果:
E.変形例:
A.装置構成:
図1は、本発明の一実施例としてのプリンター20の概略構成図である。プリンター20は、双方向印刷を行うシリアル式インクジェットプリンターであり、図示するように、プリンター20は、紙送りモーター74によって印刷媒体Pを搬送する機構と、キャリッジモーター70によってキャリッジ80をプラテン75の軸方向に往復動させる機構と、キャリッジ80に搭載された印刷ヘッド90を駆動してインクの吐出およびドット形成を行う機構と、これらの紙送りモーター74,キャリッジモーター70,印刷ヘッド90および操作パネル99との信号のやり取りを司る制御ユニット30とから構成されている。
キャリッジ80をプラテン75の軸方向に往復動させる機構は、プラテン75の軸と平行に架設され、キャリッジ80を摺動可能に保持する摺動軸73と、キャリッジモーター70との間に無端の駆動ベルト71を張設するプーリー72等から構成されている。
キャリッジ80には、カラーインクとして、シアンインク(C)、マゼンタインク(M)、イエローインク(Y)、ブラックインク(K)をそれぞれ収容したカラーインク用のインクカートリッジ82〜85が搭載される。キャリッジ80の下部の印刷ヘッド90には、上述の各色のカラーインクに対応するノズル列が形成されている。キャリッジ80にこれらのインクカートリッジ82〜85を上方から装着すると、各カートリッジ82〜85から印刷ヘッド90へのインクの供給が可能となる。
制御ユニット30は、CPU40や、ROM51、RAM52、EEPROM53がバスで相互に接続されて構成されている。制御ユニット30は、ROM51やEEPROM53に記憶されたプログラムをRAM52に展開し、実行することにより、プリンター20の動作全般を制御するほか、領域設定部41、第1判定部42、第1印刷制御部43、第2判定部44、第2印刷制御部45としても機能する。これらの機能部の詳細については後述する。
EEPROM53には、ディザマスクが記憶されている。ディザマスクは、組織的ディザ法による、ドット分散型のハーフトーン処理に用いるものであり、複数の閾値が格納要素にそれぞれ格納されて構成される。
制御ユニット30には、メモリーカードスロット98が接続されており、メモリーカードスロット98に挿入したメモリーカードMCから画像データORGを読み込んで入力することができる。本実施例においては、メモリーカードMCから入力する画像データORGは、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の3色の色成分からなるデータである。
図2は、印刷ヘッド90におけるノズル配列を示す説明図である。この図は、印刷ヘッド90の底面を模式的に示すものである。図示するように、印刷ヘッド90の底面、すなわちインク吐出面には、各色のインクを吐出する4個のノズル列91〜94が形成されており、1個のノズル列あたり、例えば360個のノズルNzが、一定のノズルピッチで副走査方向に配列されている。4個のノズル列91〜94は、主走査方向に並んでおり、図中、左から順に、シアンインク(C)用、マゼンタインク(M)用、イエローインク(Y)用、ブラックインク(K)用となっている。副走査方向が[課題を解決するための手段]の欄に記載した「第1方向」に相当し、主走査方向が[課題を解決するための手段]の欄に記載した「第2方向」に相当する。各ノズルNzには、それぞれインクチャンバー(不図示)と、ピエゾ素子(不図示)が設けられており、ピエゾ素子の駆動によってインクチャンバーが伸縮・膨張し、各ノズルからインク滴が吐出される。
以上のようなハードウェア構成を有するプリンター20(図1)は、キャリッジモーター70を駆動することによって、印刷ヘッド90を印刷媒体Pに対して主走査方向に往復動させ、また、紙送りモーター74を駆動することによって、印刷媒体Pを副走査方向に移動させる。制御ユニット30は、キャリッジ80が往復動する動き(主走査)や、印刷媒体の紙送りの動き(副走査)に合わせて、印刷データに基づいて適切なタイミングでノズルNzを駆動することにより、印刷媒体P上の適切な位置に適切な色のインクドットを形成する。こうすることによって、プリンター20は、印刷媒体P上にメモリーカードMCから入力したカラー画像を印刷することが可能となっている。
なお、プリンター20では、印刷ヘッド90の往動時および復動時に副走査方向に並んだ1列のドットをそれぞれ形成している。図2に示すノズル列の配列の場合、往動時においてはCMYKの順に印刷がなされ、復動時においてはKYMCの順に印刷がなされる。このため、ドット位置において、どの色のインクがどの色のインクの上に形成されるかという色重なりは、往動時と復動時において逆転する。
図1に戻って、キャリッジ80の所定の待機位置(ホームポジション)には、不良ノズルを検出するための不良ノズル検出部97が設けられている。不良ノズル検出部97は、印刷ヘッド90に設けられている全てのノズルNzについて不良ノズルであるか否かの判定を行う。詳しくは、各ノズルNzについて順番に、ピエゾ素子を駆動して1滴又は複数滴のインクの吐出を試みる。そして、インクの吐出の有無を光学的に検出して吐出不良ノズルを抽出する。なお、インクの吐出の有無を光学的に検出する機構としては、例えば、レーザー光射出装置とセンサーとしてのフォトダイオードとを採用することができる。かかる構成では、吐出したインクがレーザー光を遮ってレーザー光量が低減することにより、インクの吐出があったことを検出することができる。不良ノズル検出部97は、制御ユニット30に電気的に接続されている。
B.印刷処理:
図3は、制御ユニット30によって実行される印刷処理の流れを示すフローチャートである。印刷処理は、操作者が操作パネル99等を用いて、メモリーカードMCに記憶された所定の画像の印刷指示操作を行うことで、開始される。印刷処理を開始すると、CPU40は、まず、メモリーカードスロット98を介してメモリーカードMCから印刷対象であるRGB形式の画像データORGを読み込んで入力する(ステップS110)。
画像データORGを入力すると、CPU40は、EEPROM53に記憶されたルックアップテーブル(図示せず)を参照して、画像データORGについて、RGB形式をCMYK形式に色変換する(ステップS120)。
色変換処理を行うと、CPU40は、画像データを各色のドットのON/OFFデータに変換するハーフトーン処理を行う(ステップS130)。この処理は、本実施例においては、組織的ディザ法を用いて行う。すなわち、入力データと、ディザマスクを構成する複数の閾値のうちの、入力データに対応する位置の格納要素に格納された閾値とを比較し、入力データが閾値よりも大きければ、ドットONと判断し、入力データが閾値未満であればドットOFFと判断するものである。この処理で用いるディザマスクは、主走査方向および副走査方向に並ぶ各々の入力データに対して、主走査方向および副走査方向に繰り返し適用される。なお、ハーフトーン処理は、ドットのON/OFFの2値化処理に限らず、大ドットおよび小ドットのON/OFFなど、多値化処理であってもよい。また、ステップS130に供する画像データは、解像度変換処理やスムージング処理などの画像処理が施されたものであってもよい。
ハーフトーン処理を行うと、CPU40は、プリンター20のノズル配置や紙送り量などに合わせて、1回の主走査単位で印画するドットパターンデータに並び替えるインターレース処理を行う(ステップS140)。インターレース処理を行うと、CPU40は、印刷ヘッド90、キャリッジモーター70、モーター74等を駆動させて、印刷を実行する(ステップS150)。印刷完了後、この印刷処理を終了する。
C.ノズル不良時印刷処理:
印刷処理の際には、通常、印刷ヘッド90の有する全てのノズルNz(図2)が使用可能な状態となっている。これに対して、前述したように、ノズルNzは不良ノズルとなることがある。印刷ヘッド90に不良ノズルが発生した場合、一般に高品質な印刷結果を得ることは期待できないが、これに対して、不良ノズルが発生したときにも高品質な印刷を可能とするノズル不良時印刷モードを、本実施例のプリンター20は備える。以下、ノズル不良時印刷モードについて説明する。
まず、操作者は、プリンター20を用いてテストプリントを行い、印刷結果を目視により確認する。ドット落ち等の不良ノズルの発生に起因する印刷不良が確認されると、操作者は、操作パネル99等を用いて、ノズル不良時印刷モードにて印刷を行うことを、制御ユニット30に指示する。例えば、操作パネル99に、ノズル不良時印刷モードを指示するためのボタンを設けて、このボタンによって操作者による操作を受けるようにする。
図4は、制御ユニット30によって実行されるノズル不良時印刷処理の流れを示すフローチャートである。このノズル不良時印刷処理は、ノズル不良時印刷モードにて印刷を行うための処理であり、操作者による前述した指示を受けて開始される。図示するように、処理が開始されると、制御ユニット30のCPU40は、まず、不良ノズル検出部97(図1)を駆動して、印刷ヘッド90に設けられている全てのノズルNzについて不良ノズルであるか否かの判定を行う(ステップS200)。
次いで、CPU40は、ステップS200で検出された不良ノズルの位置をノズル列構成要素の単位で不良ノズル位置記録テーブルに記録する処理を行う(ステップS210)。ここで「ノズル列構成要素」とは、各ノズル列91〜94を、副走査方向に4等分したときの一要素である。
図5は、各ノズル列91〜94に含まれるノズル列構成要素Nを示す説明図である。前述したように、各ノズル列91〜94は副走査方向に長尺状となっており、4個のノズル列91〜94は主走査方向に並んでいる。このノズル列91〜94の全体に対して、各ノズル列91〜94を副走査方向に区分けする第1ないし第4領域R1〜R4を想定する。第1ないし第4領域R1〜R4のそれぞれは、副走査方向において同じ長さ、すなわち、ノズル列の長さLを4等分した長さを有している。ノズル列構成要素Nは、ノズル列91〜94と領域R1〜R4によって特定される領域であり、ノズル列91〜94毎の各領域R1〜R4に該当する小領域を示す。
ノズル列に含まれるノズルNzに#1〜#360の番号を付与すると、ブラック(K)のノズル列94については、第1のノズル列構成要素N1は#1〜#90のノズルを含み、第2のノズル列構成要素N2は#91〜#180のノズルを含み、第3のノズル列構成要素N3は#181〜#270のノズルを含み、第4のノズル列構成要素N4は#271〜#360のノズルを含む。同様に、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各ノズル列91〜93についても、第1のノズル列構成要素N1は#1〜#90のノズルを含み、第2のノズル列構成要素N2は#91〜#180のノズルを含み、第3のノズル列構成要素N3は#181〜#270のノズルを含み、第4のノズル列構成要素N4は#271〜#360までのノズルを含む。
図6は、不良ノズル位置記録テーブルTBLを示す説明図である。図示するように、不良ノズル位置記録テーブルTBLは、縦に領域R1〜R4の区分を配列し、横にノズル列91〜94の区分(インク色)を配列した二次元の表であり、表中の構成要素T1c〜T4kには、不良ノズルが含まれるか否かが記録される。不良ノズル位置記録テーブルTBLに含まれる各構成要素T1c〜T4kが、前述した各ノズル列構成要素Nに対応している。すなわち、不良ノズル位置記録テーブルTBLの第1列に含まれる各構成要素T1c〜T4cがシアン(C)のノズル列91に含まれる第1から第4のノズル列構成要素N1〜N4にそれぞれ対応し、第2列に含まれる各構成要素T1m〜T4mがマゼンタ(M)のノズル列92に含まれる第1から第4のノズル列構成要素N1〜N4にそれぞれ対応し、第3列に含まれる各構成要素T1y〜T4yがイエロー(Y)のノズル列93に含まれる第1から第4のノズル列構成要素N1〜N4にそれぞれ対応し、第4列に含まれる各構成要素T1k〜T4kがブラック(K)のノズル列94に含まれる第1から第4のノズル列構成要素N1〜N4にそれぞれ対応する。
図4のステップS210では、CPU40は、ステップS200で検出された不良ノズルが各ノズル列構成要素N内に含まれるか否かを順に判定し、不良ノズルが含まれると判定された場合に、不良ノズル位置記録テーブルTBLの当該ノズル列構成要素Nに対応する構成要素T1c〜T4kに対して「不良」である旨のデータ(例えば値1)をセットし、不良ノズルが含まれないと判定された場合に、不良ノズル位置記録テーブルTBLの当該ノズル列構成要素Nに対応する構成要素T1c〜T4kに対して「良」である旨のデータ(例えば値0)をセットする。なお、不良ノズル位置記録テーブルTBLはRAM52に記憶される。
ステップS210の実行後、CPU40は、前述した第1〜第4領域R1〜R4(図5)の全てに不良ノズルが含まれるか否かを判定する(ステップS220)。具体的には、CPU40は、不良ノズル位置記録テーブルTBL(図6)から各行を抽出し、行毎に「不良」と記された構成要素が含まれる否かを判定し、全ての行において「不良」と記された構成要素が含まれる場合に判定結果を「YES」とし、いずれかの行において「不良」と記された構成要素が含まれない場合(すなわち、いずれかの行において全ての構成要素が「良」と記されている場合)に判定結果を「NO」とする。ステップS220で「NO」と判定された場合には、CPU40は、ステップS230に処理を進めて、不良ノズル位置記録テーブルTBLから全ての構成要素が「良」と記された行を全て抽出し、それら行に対応したノズル領域(以下、「使用ノズル領域」と呼ぶ)を用いて印刷(横配列方式の印刷)を行う(ステップS230)。この印刷は、詳しくは、図3に示した印刷処理に従うものであるが、この際に、ステップS140で行うインターレース処理を前記使用ノズル領域に合わせるように処理を行い、ステップS150ではこの使用ノズル領域だけを用いて、印刷を実行するようにする。
ステップS210において、CPU40とRAM52に格納される不良ノズル位置記録テーブルTBLは領域設定部41(図1)として機能する。ステップS220において、CPU40は第1判定部42(図1)として機能する。ステップS230において、CPU40は第1印刷制御部43(図1)として機能する。
図7〜図11に、故障例とその際の使用ノズル領域とを示した。図7が故障例1についてのものであり、図8が故障例2についてのものであり、図9が故障例3についてのものであり、図10が故障例4についてのものであり、図11が故障例5についてのものである。
図7(a)に示すように、故障例1においては、シアン(C)のノズル列91の第4のノズル列構成要素N4cに不良ノズルが含まれている。なお、図中では、不良ノズルを含むノズル列構成要素には「××××」を記した。また、図中の各ノズル列構成要素には、”N”+添え字によって構成される符号を記した。前側の添え字は何番目のノズル列構成要素かを示す数字であり、後ろ側の添え字はノズル列を特定するための「c」、「m」、「y」、または「k」である。故障例1の場合には、第4領域R4に不良ノズルが含まれることから、第4領域R4が不使用ノズル領域となる。このために、図7(b)に示すように、第1〜第4領域R1〜R4から不使用ノズル領域を除いた第1〜第3領域R1〜R3を使用ノズル領域として印刷が行われる。このとき、CMYKの各色が横方向(主走査方向)に並ぶ横配列方式によって印刷が可能となる。
図8(a)に示すように、故障例2においては、シアン(C)のノズル列91の第4のノズル列構成要素N4cと、マゼンタ(M)のノズル列92の第3のノズル列構成要素N3mとに不良ノズルが含まれている。この場合には、第3領域R3および第4領域R4に不良ノズルが含まれることから、図8(b)に示すように、第1および第2領域R1、R2を使用ノズル領域として印刷が行われる。このとき、CMYKの各色が横方向(主走査方向)に並ぶ横配列方式によって印刷が可能となる。
なお、図7および図8に示した例示では、不良ノズルが含まれない領域が1〜第3領域R1〜R3、あるいは第1および第2領域R1、R2というように連なっていたが、かならずしも連なる構成とする必要もない。図示はしないが、例えば、シアン(C)のノズル列91の第4のノズル列構成要素N4cと、マゼンタ(M)のノズル列92の第2のノズル列構成要素N2mとが不良ノズルとなった場合には、第2領域R2および第4領域R4に不良ノズルが含まれることから、第1領域R1および第3領域R3を使用ノズル領域として印刷が行われる。このとき、CMYKの各色が横方向(主走査方向)に並ぶ横配列方式によって印刷が可能となる。
図9(a)に示すように、故障例3においては、シアン(C)のノズル列91の第4のノズル列構成要素N4cと、マゼンタ(M)のノズル列92の第3のノズル列構成要素N3mと、イエロー(Y)のノズル列93の第2のノズル列構成要素N2yとに不良ノズルが含まれている。この場合には、第2〜第4領域R2〜R4に不良ノズルが含まれることから、図9(b)に示すように、第1領域R1を使用ノズル領域として印刷が行われる。このとき、CMYKの各色が横方向(主走査方向)に並ぶ横配列方式によって印刷が可能となる。
図4に戻って、ステップS220で「YES」と判定された場合には、CPU40は、ステップS240に処理を進めて、すべてのノズル列91〜94において、不良ノズルが含まれないノズル列構成要素Nが1以上含まれるか否かを判定する。詳しくは、不良ノズル位置記録テーブルTBL(図6)から各列を抽出し、列毎に「良(値0)」と記された構成要素が1以上含まれる否かを判定し、全ての列において「良」と記された構成要素が1以上含まれる場合に、判定結果を「YES」とし、1以上の列において全ての構成要素が「不良(値1)」と記された場合に、判定結果を「NO」とする。
ステップS240で「YES」と判定された場合、すなわち、すべてのノズル列91〜94において、不良ノズルが含まれないノズル列構成要素Nが1以上含まれると判定された場合には、CPU40は、各ノズル列91〜94から不良ノズルが含まれないノズル列構成要素Nを1または複数選択し、それら選択されたノズル列構成要素を用いて、縦配列方式の印刷が可能となるCMYKの全ての含むノズル列構成要素の組合せを求める(ステップS250)。ステップS250の処理も、不良ノズル位置記録テーブルTBL(図6)を用いて行う。その後、CPU40は、ステップS250によって求めたノズル列構成要素の組合せに従う縦配列方式の印刷を行う(ステップS260)。
なお、ステップS240において、CPU40は第2判定部44(図1)として機能する。ステップS250およびS260において、CPU40は第2印刷制御部45(図1)として機能する。
図10(a)に示すように、故障例4においては、シアン(C)のノズル列91の第4のノズル列構成要素N4cと、マゼンタ(M)のノズル列92の第3のノズル列構成要素N3mと、イエロー(Y)のノズル列93の第2のノズル列構成要素N2yと、ブラック(K)のノズル列94の第1のノズル列構成要素N1kとが不良ノズルを含む。この場合には、第1〜第4領域R1〜R4の全てに不良ノズルが含まれることから、ステップS220によって「YES]と判定され、ステップS240ないしS260の処理によって、図10(b)に示すように、シアン(C)のノズル列91の第1のノズル列構成要素N1cと、マゼンタ(M)のノズル列92の第2のノズル列構成要素N2mと、イエロー(Y)のノズル列93の第3のノズル列構成要素N3yと、ブラック(K)のノズル列94の第1のノズル列構成要素N4kとの集まりを使用ノズル領域として印刷が行われる。このとき、CMYKの各色が縦方向(副走査方向)に並ぶ縦配列方式によって印刷が可能となる。
なお、使用ノズル領域は、前述した図10(b)の構成に限る必要はなく、図10(c)に示すような組合せとすることもできる。要は、CMYKの全ての色インクの組合せであれば、どのような構成とすることもできる。
さらに、図11(a)に示すように、故障例5においては、シアン(C)のノズル列91の第3のノズル列構成要素N3cと、マゼンタ(M)のノズル列92の第4のノズル列構成要素N4mと、イエロー(Y)のノズル列93の第2のノズル列構成要素N1yと、ブラック(K)のノズル列94の第1のノズル列構成要素N2kとを除く全てのノズル列構成要素に不良ノズルが含まれている。この場合には、図11(b)に示すように、前述したノズル列構成要素N3c、N4m、N1y、N2kの前記シアン(C)のノズル列91の第1のノズル列構成要素N1と、マゼンタ(M)のノズル列92の第2のノズル列構成要素N2と、イエロー(Y)のノズル列93の第3のノズル列構成要素N3と、ブラック(K)のノズル列94の集まりを使用ノズル領域として印刷が行われる。このとき、縦配列方式によって印刷が可能となる。図4に戻って、ステップS280の実行後、このノズル不良時印刷処理を終了する。
一方、ステップS240で「NO」と判定された場合、すなわち、1以上のノズル列において、全ての構成要素N1〜N4が「不良」と記された場合、これらノズル列の色インクを用いた印刷が不可能となることから、CPU40は、印刷不可のメッセージを操作パネル99に表示し(ステップS270)、その後、このノズル不良時印刷処理を終了する。
D.実施例効果:
以上のように構成された本実施例のプリンター20によれば、各ノズル列91〜94を副走査方向に区分けする領域R1〜R4単位で不良ノズルを代替することができる。このために、代替先の決定が容易である。さらに本実施例では、使用ノズル領域の決定を、縦配列よりも横配列方式を優先させている。例えば、図9(a)に示した故障例3の場合、図9(c)に示すように縦配列方式によっても使用ノズル領域を構成することができるが、本実施例では、図9(b)の横配列方式が優先される。横配列方式の印刷の場合、前述したように、印刷ヘッド90の往動時と復動時によってドット位置におけるインク色の重なりが逆転する。これに対して、縦配列方式による印刷の場合は、例えばM→C→K→Yとインク色が重なる。このために、縦配列方式を採用した場合、インク色の重なりが横配列方式の場合と異なったものとなり、横配列方式と同等の画質、すなわち、不良ノズルがない場合と同等の画質を得ることができない。したがって、本実施例では、横配列方式を優先することで、印刷画質の劣化を抑え、横配列方式のインク使用領域をとることができないときに限って、画質を犠牲にしてでも印刷を継続することができる。
E.変形例:
この発明は前記第1ないし第3実施例やその変形例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
・変形例1:
前記各実施例では、印刷ヘッド90は、CMYKの各インク色に対応した4つのノズル列を備える構成としたが、本発明はこれに限られない。例えば7色インク、すなわち、CMYKにライトマゼンタ、ライトシアン、ダークイエローを付加した7色インクに対応した7つのノズル列を備える構成としてもよい。また、ノズル列の数は他の複数とすることもできる。さらに、カラープリンターに替えてモノクロプリンターとして、無彩色のインクに対応したノズル列を複数備えた構成としてもよい。この場合に、同じ無彩色のインクであっても、例えばフォトブラックとマットブラックの各ノズル列というように、相互に色が相違するインク用として複数のノズル列を備える構成とすることができる。
・変形例2:
前記各実施例では、各ノズル列は一直線上に並ぶ構成としたが、本発明はこれに限られない。例えば、複数のノズルが2列に千鳥状に配置されたものであってもよい。各列は第1方向に伸びでおり、ノズル列全体としては、複数のノズルが第1方向に配列されていることになる。
・変形例3:
前記各実施例では、各ノズル列を副走査方向に区分けする領域R1〜R4の数は4つとしたが、本発明はこれに限られない。例えば6つ、8つ等の他の数とすることもできる。また、各領域R1〜R4の副走査方向の長さは等分としたが、等分とする必要もなく、それぞれの長さとすることができる。
・変形例4:
前記各実施例では、不良ノズル検出部97によって、自動的に不良ノズルを検出する構成としたが、これに替えて、印刷結果を目視することで、作業者が手動にて各ノズルが不良ノズルか否かを判定する構成としてもよい。目視によって判定する場合には、ノズル単位で不良を検出するようにしてもよいし、所定の数のノズルの集まり単位で不良を検出するようにしてもよい。第1判定部および判定部は、前記ノズル単位あるいは集まり単位の不良か否かの結果を用いて、不良ノズルが含まれるかの判定を行う。さらに、ノズル不良時印刷モードへの切り替えを、前記各実施例では、操作者がボタンを押すことで指示する構成としたが、本発明はこれに限られない。例えば、不良ノズル検出部97を定期的に自動実行させて、不良ノズルが検出されたときに、印刷処理をノズル不良時印刷処理に自動的に切り替える構成としてもよい。
・変形例5:
前記各実施例では、各ノズル列を副走査方向に区分けする領域R1〜R4の数は4つとしたが、本発明はこれに限られない。例えば6つ、8つ等の他の数とすることもできる。また、各領域R1〜R4の副走査方向の長さは等分としたが、等分とする必要もなく、それぞれの長さとすることができる。
・変形例6:
前記各実施例では、プリンターが有する印刷ヘッドのノズルからインクを吐出させるためのインクの吐出方式としては、ピエゾ素子の駆動によるものとしたが、本発明はこれに限らない。例えば、発熱素子を用いてノズル内に気泡を発生させ該気泡によりインクを噴射させるサーマル方式等、種々の方式とすることができる。
・変形例7:
前記各実施例では、本発明をプリンター側で実現していたが、本発明はこれに限られない。例えば、制御ユニット30が行っていた機能の一部または全部を、プリンターに接続されるコンピューターにインストールしたソフトウェアとしてのRIP(Raster image processor)が行う構成とすることもできる。また、コンピューターとプリンターの間に接続したハードウェアとしてのRIPが行う構成としてもよい。
・変形例8:
前記実施例および各変形例において、ソフトウェアによって実現した機能は、ハードウェア、例えばディスクリートな電子回路によって実現するものとしてもよい。
なお、前述した各実施例および各変形例における構成要素の中の、独立請求項で記載された要素以外の要素は、付加的な要素であり、適宜省略可能である。
20…プリンター
30…制御ユニット
40…CPU
41…領域設定部
42…第1判定部
43…第1印刷制御部
44…第2判定部
45…第2印刷制御部
70…キャリッジモーター
71…駆動ベルト
72…プーリー
73…摺動軸
74…モーター
75…プラテン
80…キャリッジ
82…インクカートリッジ
90…印刷ヘッド
91〜94…ノズル列
97…不良ノズル検出部
98…メモリーカードスロット
99…操作パネル
P…印刷媒体
TBL…不良ノズル位置記録テーブル

Claims (3)

  1. 印刷ヘッドを印刷媒体に対して該印刷媒体の幅方向たる主走査方向と該主走査方向に交差する副走査方向とに各々相対的に駆動して印刷するとともに、
    前記印刷ヘッドは、
    ノズルが前記副走査方向に複数配列されたノズル列が、相互に色が相違するインク用として前記主走査方向に複数配列された構成である、
    印刷装置であって、
    前記複数のノズル列の全体に対して、前記各ノズル列を前記副走査方向に区分けする複数の領域を設定する領域設定部であって、前記各領域として前記ノズルが複数連続する領域を設定する領域設定部と、
    前記設定された領域毎に、前記インクの吐出に支障がある不良ノズルが含まれるか否かを判定する第1判定部と、
    前記不良ノズルが含まれると判定された領域を不使用領域とし、前記複数の領域から前記不使用領域を除いた残りの領域を用いて印刷を行う第1印刷制御部と
    を備え、
    前記第1印刷制御部は、
    前記複数の領域のそれぞれが前記不使用領域に該当する場合に、前記各領域を前記ノズル列単位に区分けするノズル列構成要素毎に、前記不良ノズルが含まれるか否かを判定する第2判定部と、
    前記第2判定部によって不良ノズルが含まれないと判定された前記ノズル列構成要素を用いて、前記各色を全て含むノズル列構成要素の組合せを決定し、前記組合せによって得られる領域を用いて印刷を行う第2印刷制御部と、
    を備える、印刷装置。
  2. ノズルが第1方向に複数配列されたノズル列が、相互に色が相違するインク用として前記第1方向と交差する第2方向に複数配列された印刷ヘッドを備える印刷装置であって、
    前記複数のノズル列の全体に対して、前記各ノズル列を前記第1方向に区分けする複数の領域を設定する領域設定部と、
    前記設定された領域毎に、前記インクの吐出に支障がある不良ノズルが含まれるか否かを判定する第1判定部と、
    前記不良ノズルが含まれると判定された領域を不使用領域とし、前記複数の領域から前記不使用領域を除いた残りの領域を用いて印刷を行う第1印刷制御部と
    を備え、
    前記第1印刷制御部は、
    前記複数の領域のそれぞれが前記不使用領域に該当する場合に、前記各領域を前記ノズル列単位に区分けするノズル列構成要素毎に、前記不良ノズルが含まれるか否かを判定する第2判定部と、
    前記第2判定部によって不良ノズルが含まれないと判定された前記ノズル列構成要素を用いて、前記各色を全て含むノズル列構成要素の組合せを決定し、前記組合せによって得られる領域を用いて印刷を行う第2印刷制御部と、
    を備え、
    前記第1印刷制御部は、前記各色のノズル列構成要素が前記第2方向に並ぶ横配列方式の印刷を行い、
    前記第2印刷制御部は、前記各色のノズル列構成要素が前記第1方向に並ぶ縦配列方式の印刷を行う印刷装置。
  3. 印刷ヘッドを印刷媒体に対して該印刷媒体の幅方向たる主走査方向と該主走査方向に交差する副走査方向とに各々相対的に駆動して印刷するとともに、
    前記印刷ヘッドは、
    ノズルが前記副走査方向に複数配列されたノズル列が、相互に色が相違するインク用として前記主走査方向に複数配列された構成である、
    印刷装置を用いて印刷を行う方法であって、
    前記複数のノズル列の全体に対して、前記各ノズル列を前記副走査方向に区分けする複数の領域を設定する工程であって、前記各領域として前記ノズルが複数連続する領域を設定する工程と、
    前記設定された領域毎に、前記インクの吐出に支障がある不良ノズルが含まれるか否かを判定する工程と、
    前記不良ノズルが含まれると判定された領域を不使用領域とし、前記複数の領域から前記不使用領域を除いた残りの領域を用いて印刷を行う工程と、
    を備え
    前記印刷を行う工程は、
    前記複数の領域のそれぞれが前記不使用領域に該当する場合に、前記各領域を前記ノズル列単位に区分けするノズル列構成要素毎に、前記不良ノズルが含まれるか否かを判定し、
    前記判定によって良ノズルが含まれないと判定された前記ノズル列構成要素を用いて、前記各色を全て含むノズル列構成要素の組合せを決定し、前記組合せによって得られる領域を用いて印刷を行う、印刷方法。
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