JP2014207213A - 雌端子 - Google Patents

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【課題】雄端子と弾性片との接続安定性を確保しつつ、雄端子の挿入抵抗を低減させる。【解決手段】雄端子50のタブ部51が挿入される角筒状の接続筒部11を有する雌端子10であって、接続筒部11内に幅方向に複数並んで設けられ、接続筒部11内に挿入されたタブ部51に弾性的に接触するように接続筒部の前側から後側に向かって延出される第一弾性片23と、隣り合う第一弾性片23の間にそれぞれ配されるように複数並んで設けられ、接続筒部11内に挿入されたタブ部51に弾性的に接触するように後側から前側に向かって延出される第二弾性片24と、各第一弾性片23の延出端を幅方向に連結する第一連結部26と、各第二弾性片24の延出端を幅方向に連結する第二連結部28と、を備えているところに特徴を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、雌端子に関する。
従来、雄端子と電気的に接続される雌端子として、下記特許文献1に記載のものが知られている。この雌端子は、雄端子が挿入される筒状の接続筒部(特許文献1では角筒部と記載)と、接続筒部内に設けられ雄端子に弾性的に接触可能な弾性片(特許文献1では弾性接触片と記載)とを備えて構成されている。この弾性片は、幅方向中央部に接点が一箇所設けられており、この接点は、雄端子が接続筒部内に挿入されると、雄端子に弾性的に接触し、雄端子と雌端子とが電気的に接続されるようになっている。
特開2006−216314号公報
ところで、雄端子と弾性片の接点との接続安定性を向上させるためには、一般に雄端子に対する弾性片の接触荷重を高くすることが考えられる。
ところが、接触荷重を高くすると、一箇所の接点に接触荷重が集中することになる。このため、接続筒部に雄端子を挿入する挿入抵抗が高くなってしまい、両端子を接続する作業性が悪くなってしまう。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、雄端子と雌端子の弾性片との接続安定性を確保しつつ、雌端子への雄端子の挿入抵抗を低減させることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として本発明は、雄端子が挿入される角筒状の接続筒部を有する雌端子であって、前記接続筒部内に前記雄端子の挿入方向と交差する方向に複数並んで設けられ、前記接続筒部内に挿入された前記雄端子に弾性的に接触するように前記接続筒部における前記雄端子の挿入方向の一側から他側に向かって延出される第一弾性片と、隣り合う前記第一弾性片の間にそれぞれ配されるように複数並んで設けられ、前記接続筒部内に挿入された前記雄端子に弾性的に接触するように前記接続筒部における前記雄端子の挿入方向の他側から一側に向かって延出される第二弾性片と、複数の前記第一弾性片の延出端を前記第一弾性片の並び方向に連結する第一連結部と、複数の前記第二弾性片の延出端を前記第二弾性片の並び方向に連結する第二連結部とを備えているところに特徴を有する。
このような構成の雌端子によると、雄端子に対して複数箇所で接触する多接点構造となる。すなわち、例えば、幅広の弾性片の一部が雄端子に接触する単接点構造に比べて、雄端子に対する各弾性片の接圧を小さくしつつ、雄端子に対する弾性片全体の接続安定性を確保することができる。ひいては、雄端子の挿入抵抗を低減させることができる。
また、第一連結部が第一弾性片の延出端を連結し、第二連結部が第二弾性片の延出端を連結しているから、第一弾性片や第二弾性片の延出端がばらつき、各弾性片が互いに干渉することを防ぐことができる。
本発明の実施の態様として、以下の構成が好ましい。
前記第一弾性片および前記第二弾性片は、一側の端部と他側の端部との二点で支持されている構成としてもよい。
雄端子に対して幅方向に接点数を多数に設けようとすると、第一弾性片および第二弾性片の幅寸法を小さくすることが考えられる。ところが、弾性片が一点支持の場合、弾性片の幅寸法を小さくすると、弾性片の剛性が低下することで雄端子に対する弾性片の接圧が低下し、接続安定性が低下する虞がある。しかしながら、上記の構成によると、各弾性片が二点支持となっているから、雄端子に対する弾性片の接圧が低下することを抑制し、接続安定性を確保することができる。
前記第一弾性片において前記雄端子と接触する部分と前記第二弾性片において前記雄端子と接触する部分とは、前記雄端子の挿入方向にずれて配されている構成としてもよい。
このような構成によると、第一弾性片と第二弾性片とで雄端子と接触する部分を雄端子の挿入方向にずらすことで、雄端子の挿入抵抗を分散させることができる。これにより、雄端子を挿入する際に、初期にかかる挿入抵抗の最大値を低減させることができる。
前記第一弾性片および前記第二弾性片は、前記接続筒部内に円弧状に張り出す形態とされている構成としてもよい。
このような構成によると、板材を円弧状に屈曲させるだけで各弾性片を形成することができるので、例えば、各弾性片の雄端子と接触する部分を叩き出すなどして接点部を突出させて形成する場合に比べて、弾性片を成形し易くすることができる。
前記雄端子は、前記接続筒部の一側から挿入されるようになっており、前記第二弾性片は、前記雄端子の挿入方向に前記第一弾性片よりも長く形成されており、前記第二弾性片は、前記第一弾性片が前記雄端子と接触した後に前記雄端子と接触する構成としてもよい。
このような構成によると、第二弾性片の長さを第一弾性片よりも長くしたことにより、雄端子が第二弾性片を押圧する押圧力が、雄端子が第一弾性片を押圧する押圧力よりも小さくすることができる。したがって、雄端子が第一弾性片に接触した時の挿入抵抗の最大値よりも、雄端子が第二弾性片に接触した時の挿入抵抗の最大値を小さくすることができるので、第一弾性片と第二弾性片の弾性力が同じ場合に比べて、雄端子の挿入フィーリングを滑らかにすることができる。
前記第一弾性片と前記第二弾性片とは、前記接続筒部に装着される装着部によって前記雄端子の挿入方向に一体に連結されて、互いに前記装着部の端部から折り返して形成されており、前記装着部は、前記接続筒部とは別体の剛性の高い金属によって形成されることにより、前記接続筒部よりも板厚が薄く形成されている構成としてもよい。
このような構成によると、弾性片の板厚を接続筒部よりも薄くすることができるので、接続筒部と同じ金属で形成された弾性片に比べて、雄端子に対する接圧を維持しつつ、幅寸法が小さい弾性片を形成することができる。
また、第一弾性片と第二弾性片とを交互に並べて形成する場合、一般に金属板材を打ち抜き加工するなどしてスリットを形成し、第一弾性片と第二弾性片とを交互に並べる方法が考えられるが、この場合には、スリットを成形する金型の耐久性を持たせるため、スリットの間隔を金属板材の板厚寸法よりも大きくすることが望ましい。しかしながら、スリットを金属板材の板厚寸法よりも大きく設定すると、弾性片を並べる方向に接続筒部が大きくなってしまい、雌端子が大型化してしまう。
ところが、上記のような構成によると、第一弾性片と第二弾性片とを装着部の両端から互いに折り返して交互に並べたから、第一弾性片と第二弾性片との間の隙間を板厚寸法よりも小さく設定することができる。
これにより、接続筒部において弾性片を並べる方向の寸法を一定としたときには、単純に金型で打ち抜いてスリットを形成し、第一弾性片と第二弾性片とを交互に配する場合に比べて、弾性片の並び方向により多くの接点を設けることができる。
前記第一弾性片は、前記装着部の一側の端部を折り返して形成され、前記第二弾性片は、前記第一弾性片を形成した後、前記装着部の他側の端部を折り返して形成されており、前記装着部の一側の端部には、前記第二連結部を通すことにより前記第二連結部と前記接続筒部とを接触させる切欠孔が設けられている構成としてもよい。
例えば、第二連結部が装着部の一側の端部を介して接続筒部に接続されていると、第二弾性片と接続筒部との間の接触抵抗が高くなってしまう嫌いがある。
ところが、上記のような構成によると、切欠孔を通して第二連結部を接続筒部に直接接触させることができるから、第二弾性片と接続筒部との間の接触抵抗を低減させることができる。
前記接続筒部には、互いに対向する一対の側板に前記第一弾性片および前記第二弾性片がそれぞれ設けられている構成としてもよい。
このような構成によると、一方の側板にのみ第一弾性片と第二弾性片とが設けられている場合に比べて、タブ部に接触する接点部を多数にすることができる。すなわち、各弾性片の接圧を小さくすることにより、雄端子の挿入抵抗をさらに低減させることができる。
前記第一弾性片および前記第二弾性片は、前記接続筒部の前後両端部に一体に設けられている構成としてもよい。
このような構成によると、第一弾性片と第二弾性片とが接続筒部とは別体に構成されている場合に比べて、各弾性片と接続筒部との間の電気的抵抗を低減させることができる。
本発明によれば、雄端子と弾性片との接続安定性を確保しつつ、雄端子の挿入抵抗を低減させることができる。
実施形態1にかかる雌端子の正面図 同平面図 同側面図 図3のB−B線断面図 図2のA−A線断面図 実施形態1にかかる弾性接触部材の斜視図 弾性接触部材を曲げ加工する前の状態を示す平面図 接続筒部内においてタブ部が第一弾性片に当接した状態を示す断面図 接続筒部内においてタブ部が第二弾性片に当接した状態を示す断面図 接続筒部に対してタブ部が正規の位置まで挿入された状態を示す断面図 実施形態2にかかる雌端子の斜視図 同正面図 同側面図 図13のD−D線断面図 実施形態3にかかる雌端子の正面図 同平面図 図16のC−C線断面図 雌端子を曲げ加工する前の状態を示す平面図 実施形態4にかかる雌端子の正面図 接続筒部を上下反転させて斜め前から視た状態を示す要部拡大図 接続筒部の要部拡大断面図であって、図19のE−E線断面に相当する断面図 接続筒部内にタブ部が正規の位置まで挿入された状態を示す要部拡大断面図であって、図19のE−E線断面に相当する断面図
<実施形態1>
本発明の実施形態1について図1乃至図10を参照して説明する。
本実施形態は、雄端子50と電気的に接続される雌端子10を例示している。なお、以下の説明において、上下方向とは、図1における上下方向を基準とし、前後方向とは、図8における雌端子10と雄端子50との接続方向を基準として、互いに相手側との接続方向を前方として説明する。
雄端子50は、導電性に優れた金属板材を曲げ加工することにより形成されており、図8に示すように、前部に平板状のタブ部51を有している。
雌端子10は、導電性に優れた金属板材を曲げ加工することにより形成されており、図5および図8に示すように、雄端子50のタブ部51が前方から挿入される接続筒部11と、接続筒部11の後方に連なって形成された電線圧着部12と、接続筒部11に装着される別体の弾性接触部材20とを備えて構成されている。
電線圧着部12は、電線Wの端末において露出した芯線W1に圧着されるワイヤバレル部13と、絶縁被覆W2に圧着されるインシュレーションバレル部14とを前後に繋げた構成とされている。
接続筒部11は、図1、図2および図4に示すように、幅方向に扁平な角筒状に折り曲げられて形成されており、接続筒部11の左側に位置する側板11Cの上端縁に設けられた一対の開き止め片16によって接続筒部11の天井板11Aの左側端部を上方から押さえ込むことで開き止めされている。
接続筒部11の底板11Bには、図1および図5に示すように、前後方向に延びる一対のリブ15が幅方向に並んで設けられており、この一対のリブ15は、例えば底板11Bを上方に叩き出して形成することにより底板11Bの上面から上方に膨出した形態をなしている。
一方、接続筒部11の天井板11Aには、図5に示すように、天井板11Aを前後方向から包み込むように装着される弾性接触部材20が装着されている。
弾性接触部材20は、接続筒部11を形成する金属よりも剛性が高い金属によって形成されており、弾性接触部材20の板厚寸法t2は、接続筒部11を構成する金属板材の板厚寸法t1よりも薄く構成されている。
弾性接触部材20は、天井板11Aの前端部から後端部まで天井板11Aの外面を覆うように天井板11Aに装着される装着部21を有しており、この装着部21は、図7に示すように、曲げ加工する前の状態では、前後方向に延びる略矩形の平板状をなしている。
装着部21は、曲げ加工が施されると、図5および図6に示すように、装着部21の前端部が接続筒部11の内側に向かって折り曲げられ、天井板11Aの前端部が前方から包み込まれるようにして装着部21の前端部と天井板11Aの前端部とが密着した状態となる。また、装着部21の後端部が接続筒部11の内側に向かって折り曲げられ、天井板11Aにおける後端部が後方から包み込まれるようにして装着部21の後端部と天井板11Aの後端部とが密着した状態となる。これにより、装着部21が天井板11Aに対して前後方向にずれないように固定されている。
また、装着部21の幅方向両側縁における前後方向略中央部よりもやや前寄りの位置には、曲げ加工する前の状態において、幅方向両側にそれぞれ突出する一対の取付片22が設けられている。一対の取付片22は、装着部21が天井板11Aに装着されると、図4に示すように、天井板11Aの幅方向両側縁の一部を幅方向から包み込むようにして接続筒部11の内側に向かって折り曲げられ、接続筒部11の幅方向両側に位置する側板11Cに設けられた取付孔17に幅方向両側からそれぞれ差し込まれる。これにより、装着部21が天井板11Aに対して幅方向にずれないように固定されている。
また、各取付片22は、図4に示すように、取付孔17に差し込まれると、取付孔17の下側開口縁から接続筒部11内に折り曲げられた断面略L字状の押さえ部18によって下方から押圧されることにより、抜け止めされた状態で固定されている。
さて、装着部21の前端部には雄端子50のタブ部51に弾性的に接触する複数の第一弾性片23が設けられており、装着部21の後端部には、タブ部51に弾性的に接触する複数の第二弾性片24が設けられている。つまり、装着部21は、第一弾性片23と第二弾性片24とを前後方向に一体に連結するような形態をなしている。
各第一弾性片23は、接続筒部11の前端からやや後方寄りの位置を基端として接続筒部11の前後方向略中央部まで前側から後側に向かって延出された細長い形態とされており、タブ部51の挿入方向と交差する方向である幅方向に複数並んで配されている。また、各第一弾性片23は、下方に張り出すように略円弧状に形成されており、各第一弾性片23の張出端がタブ部51に電気的に接触する第一接点部25とされている。つまり、第一弾性片23は、金属板材を円弧状に屈曲させるだけで形成することができるので、例えば、弾性片においてタブ部51と接触する部分を叩き出すなどして接点部を突出させて形成する場合に比べて、第一弾性片23を成形し易くすることができる。
また、各第一弾性片23の延出端(後端部)には、図5および図6に示すように、それぞれを幅方向に一括して連結する平板状の第一連結部26が設けられている。第一連結部26は、幅方向に一直線となるように第一弾性片23が配された領域の全幅に亘って形成されている。第一連結部26の上面は、天井板11Aの内面における前後方向略中央部に接触しており、各第一弾性片23は、第一弾性片23の基端部と第一連結部26とによって二点で支持された状態とされている。
そして、接続筒部11内にタブ部51が挿入されると、タブ部51の先端部に第一弾性片23が上方に押圧されて弾性変位し、その後、第一連結部26(第一弾性片23の後端部)が天井板11Aの内面を摺動するようにして後方に移動するようになっている。すなわち、タブ部51に第一弾性片23が接触すると、第一弾性片23は第一弾性片23の基端部と第一連結部26との二点で支持された形態となってタブ部51に対して接触する。そして、タブ部51に対して第一弾性片23の接圧が一定以上になると、第一連結部26(第一弾性片23の後端部)が後方に移動することでタブ部51に対する第一弾性片23の接圧が過度に高くなることを抑制することができる。これにより、タブ部51が各第一接点部25と底板11Bの一対のリブ15との間で上下方向に弾性的に挟持され、各第一接点部25とタブ部51とが電気的に接続される。
一方、各第二弾性片24は、接続筒部11の後端部を基端として接続筒部11の前端部まで後側から前側に向かって延出された細長い形態とされており、第一弾性片23よりも前後方向に長い形態とされることで、第一弾性片23よりも弾性力が低減されている。また、各第二弾性片24は、第一弾性片23と同様に、下方に張り出すように略円弧状に形成されており、各第二弾性片24の張出端がタブ部51に電気的に接触する第二接点部27とされている。
第二接点部27は、第一弾性片23の第一接点部25とほぼ同じ高さにおいて第一接点部25のやや後方に配されている。したがって、タブ部51が第一接点部25に接触した後に、第二接点部27が接触するようになっている。
また、各第二弾性片24は、幅方向に隣り合う第一弾性片23の間にそれぞれ配されている。したがって、第一弾性片23と第二弾性片24とは、弾性接触部材20を折り曲げる前の状態では、図7に示すように、隣り合う第一弾性片23の間の領域における幅方向略中央部に第二弾性片24が配され、隣り合う第二弾性片24の間の領域における幅方向略中央部に第一弾性片23が配された状態とされている。そして、曲げ加工が施されると、図6に示すように、第一弾性片23と第二弾性片24とが幅方向に交互に並んで配される。
また、第一弾性片23の幅寸法L1は、図7に示すように、隣り合う第二弾性片24の間の距離D1から弾性接触部材20の2枚分の板厚寸法を引いた寸法よりも大きい(L1>D1−2×t2)設定とされており、第二弾性片24の幅寸法L2は、隣り合う第一弾性片23の間の距離D2から弾性接触部材20の2枚分の板厚寸法を引いた寸法よりも大きい(L2>D2−2×t2)設定とされている。したがって、曲げ加工を施して第一弾性片23と第二弾性片24とを幅方向に交互に並べると、図1に示すように、隣り合う第二弾性片24の間の距離D1から弾性接触部材20の2枚分の板厚寸法(2×t2)を引いた寸法よりも大きい第一弾性片23が、隣り合う第二弾性片24の間の幅方向略中央部に配される。また、同様に、隣り合う第一弾性片23の間の距離D2から弾性接触部材20の2枚分の板厚寸法(2×t2)を引いた寸法よりも大きい第二弾性片24が、隣り合う第一弾性片23の間の幅方向略中央部に配される。つまり、第一弾性片23と第二弾性片24との間隔をCL1とすると、CL1=(D1−L1)/2<t2となり、第一弾性片23と第二弾性片24との間隔CL1を弾性接触部材20の板厚寸法t2よりも小さく設定することができる。
また、第二弾性片24の延出端(前端部)には、それぞれを幅方向に一括して連結する平板状の第二連結部28が設けられている。第二連結部28は、幅方向に一直線となるように第二弾性片24が配された領域の全幅に亘って形成されており、第一弾性片23の基端位置よりも前側に配されている。つまり、第二弾性片24の延出端(前端部)が第二連結部28によって幅方向に連結されたことで、各第二弾性片24は、図5に示すように、第一弾性片23と干渉しないように第二弾性片24の基端部と第二連結部28との間の領域に第一弾性片23を配した構成とされている。
また、第二連結部28の上面は、装着部21の前端よりもやや後方の下面に接触しており、各第二弾性片24は、第二弾性片24の基端部と第二連結部28とによって二点で支持された状態となっている。
そして、接続筒部11内にタブ部51が挿入されると、タブ部51の先端部によって第二弾性片24が上方に押圧されて弾性変位し、その後、第二連結部28(第二弾性片24の前端部)が装着部21の下面を摺動するようにして前方に移動するようになっている。すなわち、タブ部51に第二弾性片24が接触すると、第二弾性片24は第二弾性片24の基端部と第二連結部28との二点で支持された形態となってタブ部51に対して接触する。そして、タブ部51に対して第二弾性片24の接圧が一定以上になると、第二連結部28(第二弾性片24の前端部)が前方に移動することでタブ部51に対する第二弾性片24の接圧が過度に高くなることを抑制することができる。これにより、タブ部51が各第二接点部27と一対のリブ15との間で上下方向に弾性的に挟持され、各第二接点部27とタブ部51とが電気的に接続される。
ところで、本実施形態のように、各弾性片23,24を細長く形成して板厚よりも狭い間隔で各弾性片23,24を幅方向に並べる場合、例えば、各弾性片の延出端が連結されずに櫛歯状をなしていると、弾性片が弾性変位する際に、弾性片の延出端がばらついて隣り合う弾性片が互いに干渉し、タブ部に対して各弾性片を正しく接触させることができなくなる虞がある。ところが、本実施形態によると、第一弾性片23の延出端(後端部)が第一連結部26によって連結され、第二弾性片24の延出端(前端部)が第二連結部28によって連結されているから、第一弾性片23や第二弾性片24の延出端がばらつき、各弾性片23,24が互いに干渉することを防ぐことができる。これにより、各弾性片23,24をタブ部51に対して正しく接触させることができるようになっている。
本実施形態の雌端子10は、以上のような構成であって、続いて雌端子10と雄端子50とを接続する際の作用効果を説明する。
まず、雄端子50と雌端子10とを向かい合わせに準備し、接続筒部11の前端開口から雄端子50のタブ部51を挿入する。そして、接続筒部11に対してタブ部51が僅かに挿入されたところで、図8に示すように、タブ部51の先端部が第一弾性片23の第一接点部25に当接する。
そのまま続けて接続筒部11にタブ部51を挿入すると、図9に示すように、タブ部51によって第一弾性片23が上方に向かって押圧されて弾性変位する。このとき、第一弾性片23は、第一弾性片23の基端部と第一連結部26との二点で支持された状態となってタブ部51に弾性的に接触し、タブ部51が各第一接点部25と一対のリブ15との間で上下方向に弾性的に挟持される。また、タブ部51の先端部が第二弾性片24の第二接点部27に当接する。
そして、この状態から、さらにタブ部51を接続筒部11内に挿入すると、第一弾性片23がさらに上方に向かって押圧されて弾性変位する。ここで、タブ部51に対する第一接点部25の接圧が一定以上になると、第一連結部26(第一弾性片23の後端部)が後方に移動する。これにより、タブ部51に対して各第一接点部25が所定の接圧で接触した状態となってタブ部51と第一弾性片23とが電気的に接続され、タブ部51が第一弾性片23によって過度に押圧されることを抑制することができる。また、これと同時に、第二弾性片24は、タブ部51によって上方に向かって押圧されて弾性変位することにより、第二弾性片24の基端部と第二連結部28との二点で支持された状態となってタブ部51に弾性的に接触する。そして、タブ部51が各第二接点部27と一対のリブ15との間で上下方向に弾性的に挟持される。また、このとき、第二弾性片24は、第一弾性片23よりも前後方向に長く形成されることにより、第一弾性片23よりも弾性力が低減されているから、タブ部51が第一弾性片23に接触した時の挿入抵抗の最大値よりも第二弾性片24にタブ部51が接触した時の挿入抵抗の最大値を小さくすることができる。これにより、第一弾性片と第二弾性片との弾性力が同じ場合に比べて雄端子50の挿入フィーリングを滑らかにすることができる。
最終的に、図10に示すように、接続筒部11に対してタブ部51が正規の位置まで挿入されると、第二弾性片24がさらに上方に向かって押圧されて弾性変位する。ところで、タブ部51が正規の位置まで挿入される過程で、タブ部51に対する第二接点部27の接圧が一定以上になると、第二連結部(第二弾性片24の前端部)28が前方に移動する。これにより、タブ部51に対して各第二接点部27が所定の接圧で接触した状態となってタブ部51と第二弾性片24とが電気的に接続され、タブ部51が第二弾性片24によって過度に押圧されることを抑制することができる。
そして、タブ部51が各第一弾性片23と各第二弾性片24と一対のリブ15とによって上下方向に挟持されることにより、雌端子10と雄端子50とが電気的に接続される。
以上のように、本実施形態の雌端子10によると、雄端子50のタブ部51に対して幅方向に複数の箇所で接触する多接点構造とされている。つまり、本実施形態によると、例えば、幅広の弾性片に設けられた一接点がタブ部51に対して接触する単接点構造の場合に比べて、多接点構造にしたことにより、タブ部51に対する一接点あたりの接圧を小さくすることができる。これにより、雄端子50の挿入抵抗を低減させつつ、雄端子50に対する弾性接触部材20の接続安定性を確保することができる。
また、本実施形態によると、タブ部51の先端部に押圧される第一弾性片23の第一接点部25の後方に第一弾性片23よりも弾性力が低減された第二弾性片24の第二接点部27をずらして配したから、タブ部51の挿入抵抗を分散させることができる。また、タブ部51が第一弾性片23に接触した時の挿入抵抗の最大値よりも、タブ部51が第二弾性片24に接触した時の挿入抵抗の最大値を小さくすることができる。これにより、接続筒部11内にタブ部51を挿入する際に、初期にかかる挿入抵抗の最大値を低減させると共に、雄端子50の挿入フィーリングを滑らかにすることができる。
また、第一弾性片23と第二弾性片24とを幅方向に交互に並べて形成する場合、一般に金属板材を打ち抜き加工するなどしてスリットを形成し、第一弾性片と第二弾性片とを交互に並べる方法が考えられるが、この場合には、スリットを成形する金型の耐久性を持たせるため、スリットの間隔を金属板材の板厚寸法よりも大きくすることが望ましい。しかしながら、スリットを金属板材の板厚寸法よりも大きく設定すると、接続筒部の幅寸法を一定とした場合、第一弾性片と第二弾性片とを幅方向に配する数が少なくなってしまう。ところが、本実施形態によると、前側から後側に向かって延びる第一弾性片23の間に、後側から前側に向かって延びる第二弾性片24を折り返して幅方向に交互に並べたから、第一弾性片23と第二弾性片24との間の隙間CL1を各弾性片23,24の板厚寸法t2よりも小さく設定することができる。これにより、単純に金型で打ち抜いてスリットを形成して第一弾性片と第二弾性片とを幅方向に交互に並べる場合に比べて、幅方向により多くの接点を設けることができる。
また、本実施形態によると、弾性接触部材20が接続筒部11を構成する金属板材よりも剛性が高い金属板材を用いることにより、各弾性片23,24の板厚を接続筒部11の板厚寸法よりも薄くしているから、接続筒部11と同じ金属で形成される弾性片に比べて、タブ部51に対する接圧を確保しつつ、幅寸法が小さい弾性片23,24を形成することができる。ひいては、幅方向により多くの接点を設けることができる。
ところで、本実施形態のように、各弾性片23,24の幅寸法を小さくすることで、幅方向にできるだけ多くの接点数を設けようとすると、例えば、弾性片が一点で支持されている場合、弾性片の幅寸法が小さくなることで弾性片の剛性が低下して雄端子に対する弾性片の接続安定性が低下する虞がある。しかしながら、本実施形態によると、各弾性片23,24が二点で支持されているから、一点で支持されている場合に比べて、タブ部51への弾性片23,24の接圧が低下することを抑制し、接続安定性を確保することができる。
また、各弾性片の幅寸法が小さい場合、例えば、各弾性片の延出端が連結されずに櫛歯状をなしていると、弾性片が弾性変位する際に、弾性片の延出端がばらつき、隣り合う弾性片が互いに干渉することで、タブ部に対して各弾性片が正しく接触させることができなくなる虞がある。ところが、本実施形態によると、第一弾性片23の延出端(後端部)が第一連結部26によって連結され、第二弾性片24の延出端(前端部)が第二連結部28によって連結されているから、第一弾性片23や第二弾性片24の延出端がばらつき、各弾性片23,24が互いに干渉することを防ぐことができる。これにより、各弾性片23,24をタブ部51に対して正しく接触させることができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2について図11乃至図14を参照して説明する。
実施形態2の雌端子110は、実施形態1における接続筒部11を90度回転させた形態とされており、実施形態1と共通する構成、作用、および効果については重複するため、その説明を省略する。また、実施形態1と同じ構成については同一の符号を用いるものとする。
実施形態2の接続筒部111は、図11および図12に示すように、上下方向に縦長な角筒状に折り曲げられて形成されており、一対の開き止め片116が天井板111Bの右側端部に形成されて右側の側板111Cの上端部を右側から押さえた形状をなしている。また、接続筒部111には、実施形態1とは異なり、一対のリブが形成されず、接続筒部111の幅方向両側に配された側板111Cに弾性接触部材20がそれぞれ装着された構成とされている。
したがって、図12および図14に示すように、接続筒部111の内側に向かって幅方向両側から第一弾性片23と第二弾性片24とが張り出した形態をなしている。
すなわち、本実施形態によると、接続筒部の片側の側板のみに弾性接触部材を装着する場合に比べて、タブ部51に接触する接点部25,27を二倍に設定することができる。これにより、各弾性片23,24の接圧をより小さくすることができるから、雄端子50の挿入抵抗をさらに低減させることができる。
<実施形態3>
次に、本発明の実施形態3について図15乃至図18を参照して説明する。
実施形態3の雌端子210は、実施形態1における接続筒部11の形状を変更したものであって、実施形態1と共通する構成、作用、および効果については重複するため、その説明を省略する。また、実施形態1と同じ構成については同一の符号を用いるものとする。
実施形態3の接続筒部211は、実施形態1の接続筒部11と異なり、接続筒部211の前端部よりもやや後方寄りの位置に第一弾性片223が一体に設けられており、接続筒部211の後端部に第二弾性片224が一体に設けられている。
すなわち、本実施形態によると、第一弾性片と第二弾性片とが接続筒部とは別体に構成されている場合に比べて、各弾性片223,224と接続筒部221との間の電気的抵抗を低減させることができる。
また、接続筒部211は、曲げ加工する前の状態では、図18に示すように、接続筒部211の天井板211Aを構成する部分の前端縁に第一弾性片223が設けられており、天井板211Aを構成する部分の後端縁に第二弾性片224が設けられている。
そして、第一弾性片223の幅寸法L21は、図18に示すように、隣り合う第二弾性片224の間の距離D21から接続筒部211の2枚分の板厚寸法を引いた寸法よりも大きい(L21>D21−2×t1)設定とされており、第二弾性片224の幅寸法L22は、隣り合う第一弾性片223の間の距離D22から接続筒部211の2枚分の板厚寸法を引いた寸法よりも大きい(L22>D22−2×t1)設定とされている。つまり、実施形態1および実施形態2と同様に、本実施形態においても、第一弾性片223と第二弾性片224とを幅方向に交互に並べると、図15に示すように、隣り合う第二弾性片224の間の距離D21から接続筒部211の2枚分の板厚寸法(2×t1)を引いた寸法よりも大きい第一弾性片223が、隣り合う第二弾性片24の間の幅方向略中央部に配される。また、同様に、隣り合う第一弾性片223の間の距離D22から接続筒部211の2枚分の板厚寸法(2×t1)を引いた寸法よりも大きい第二弾性片224が、隣り合う第一弾性片223の間の幅方向略中央部に配される。つまり、第一弾性片223と第二弾性片224との間隔をCL2とすると、CL2=(D21−L21)/2<t1となり、第一弾性片223と第二弾性片224との間隔CL2を接続筒部211の板厚寸法t1よりも小さく設定することができる。
なお、本実施形態の第一弾性片223の形態は、実施形態1の第一弾性片23とほぼ同じ形態をなしており、第二弾性片224の形態は実施形態1の第二弾性片24とほぼ同じ形態をなしているため、同様の構成については、実施形態1の符合の数字部分に200を足した符合を用いて示している。
<実施形態4>
次に、本発明の実施形態4について図19乃至図22を参照して説明する。
実施形態4の雌端子310は、実施形態1における弾性接触部材20の前端部の形状を変更したものであって、実施形態1と共通する構成、作用、および効果については重複するため、その説明を省略する。また、実施形態1と同じ構成については同一の符号を用いるものとする。
実施形態4の弾性接触部材320の前端部は、接続筒部11の天井板11Aにおける前端部を前方から包み込む形態をなしており、弾性接触部材320の前端部において接続筒部11の内側に折り曲げられた部分には、弾性接触部材320を板厚方向に貫通する切欠孔329が設けられている。
切欠孔329は、第二連結部28よりも幅広で、かつ第二連結部28よりも前後方向に長い略矩形状に形成されている。また、切欠孔329は、図21に示すように弾性接触部材320の前端部において、天井板11Aの前端面における板厚方向略中央部から天井板11Aの下面に接触した部分に亘って設けられており、切欠孔329の後縁は、第一弾性片23の基端部23Aよりも前方寄りの位置に設定されている。
したがって、弾性接触部材320の前端部を後方に向かって折り曲げて第一弾性片23を形成した後、弾性接触部材320の後端部を前方に向かって折り曲げて第二弾性片24を形成すると、図19乃至図21に示すように、第二弾性片24の前端部に設けられた第二連結部28が切欠孔329を通して接続筒部11の天井板11Aにおける下面に直接接触する構成となっている。
次に、雌端子310と雄端子50とを接続した際の作用効果を説明する。
接続筒部11に対して雄端子50のタブ部51が正規の位置まで挿入されると、第一弾性片23と第二弾性片24とが上方に向かって押圧されて弾性変位する。
ここで、第二弾性片24が弾性変位し始め、タブ部51に対する第二接点部27の接圧が一定以上になると、第二連結部28は切欠孔329内において天井板11Aの下面を前方に向かって摺動し、第二連結部28が天井板の前端まで移動する。そして、タブ部51が各第一弾性片23と各第二弾性片24と一対のリブ15とによって上下方向に挟持されることにより、雌端子310と雄端子50とが電気的に接続される。
ところで、弾性接触部材の前端部に切欠孔が設けられていない場合には、第二連結部は、弾性接触部材の前端部の下面に配されることで、弾性接触部材を介して接続筒部に接触した状態となり、第一弾性片が前後両端部の二箇所において接続筒部に接触しているのに対し、第二弾性片が後端部の一箇所のみで接触した状態となる。このため、第二連結部からの電気の流れは、弾性接触部材の前端部を介して接続筒部に伝わることになり、第二連結部と接続筒部との間の接触抵抗が高くなることで、第一弾性片および第二弾性片と接続筒部との間の接触抵抗が高くなってしまう。
ところが、本実施形態によると、弾性接触部材320の前端部に切欠孔329が設けられ、切欠孔329を通して第二連結部28が接続筒部11に直接接触した状態となっているから、第一弾性片23だけでなく、第二弾性片24も前後両端部の二箇所において接続筒部11に直接接触させることができる。
すなわち、第一弾性片23の前後両端部(第一弾性片23の基端部23Aと第一連結部26)と第二弾性片24の前後両端部(第二弾性片24の基端部24Aと第二連結部28)との合計四箇所で接続筒部11に接触し、接続筒部11に対する接触面積を大きくすることができるから、第一弾性片23および第二弾性片24と接続筒部11との間の接触抵抗を低減させることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、第一弾性片23,223と、第二弾性片24,224とが前後方向両端部において二点で支持された構成としたが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、例えば、各弾性片が基端部のみ支持された片持ち状に形成してもよい。
(2)上記実施形態では、第一弾性片23,223の第一接点部25,225と第二弾性片24,224の第二接点部27,227とが前後方向にずれた構成としたが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、例えば、第一弾性片の第一接点部と第二弾性片の第二接点部とが幅方向に一列に並んだ構成にしてもよい。
(3)上記実施形態では、第一弾性片23,223と、第二弾性片24,224とが円弧状に形成された構成としたが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、例えば、第一弾性片と第二弾性片とを山形状に形成してもよい。
10,110,210,310:雌端子
11,111,211:接続筒部
21:装着部
23,223:第一弾性片
24,224:第二弾性片
26,226:第一連結部
28,228:第二連結部
50:雄端子
111C:側板
329:切欠孔

Claims (9)

  1. 雄端子が挿入される角筒状の接続筒部を有する雌端子であって、
    前記接続筒部内に前記雄端子の挿入方向と交差する方向に複数並んで設けられ、前記接続筒部内に挿入された前記雄端子に弾性的に接触するように前記接続筒部における前記雄端子の挿入方向の一側から他側に向かって延出される第一弾性片と、
    隣り合う前記第一弾性片の間にそれぞれ配されるように複数並んで設けられ、前記接続筒部内に挿入された前記雄端子に弾性的に接触するように前記接続筒部における前記雄端子の挿入方向の他側から一側に向かって延出される第二弾性片と、
    複数の前記第一弾性片の延出端を前記第一弾性片の並び方向に連結する第一連結部と、
    複数の前記第二弾性片の延出端を前記第二弾性片の並び方向に連結する第二連結部と、を備えている雌端子。
  2. 前記第一弾性片および前記第二弾性片は、一側の端部と他側の端部との二点で支持されている請求項1記載の雌端子。
  3. 前記第一弾性片において前記雄端子と接触する部分と前記第二弾性片において前記雄端子と接触する部分とは、前記雄端子の挿入方向にずれて配されている請求項1または請求項2記載の雌端子。
  4. 前記第一弾性片および前記第二弾性片は、前記接続筒部内に円弧状に張り出す形態とされている請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の雌端子。
  5. 前記雄端子は、前記接続筒部の一側から挿入されるようになっており、
    前記第二弾性片は、前記雄端子の挿入方向に前記第一弾性片よりも長く形成されており、
    前記第二弾性片は、前記第一弾性片が前記雄端子と接触した後に前記雄端子と接触する請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の雌端子。
  6. 前記第一弾性片と前記第二弾性片とは、前記接続筒部に装着される装着部によって前記雄端子の挿入方向に一体に連結されて、互いに前記装着部の両端部を折り返して形成されており、
    前記装着部は、前記接続筒部とは別体の剛性の高い金属によって形成されることにより、前記接続筒部よりも板厚が薄く形成されている請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の雌端子。
  7. 前記第一弾性片は、前記装着部の一側の端部を折り返して形成され、
    前記第二弾性片は、前記第一弾性片を形成した後、前記装着部の他側の端部を折り返して形成されており、
    前記装着部の一側の端部には、前記第二連結部を通すことにより前記第二連結部と前記接続筒部とを接触させる切欠孔が設けられている請求項6記載の雌端子。
  8. 前記接続筒部には、互いに対向する一対の側板に前記第一弾性片および前記第二弾性片がそれぞれ設けられている請求項1乃至請求項7の何れか一項に記載の雌端子。
  9. 前記第一弾性片および前記第二弾性片は、前記接続筒部の前後両端部に一体に設けられている請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の雌端子。
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