JP2014206684A - 光学フィルム、光学フィルム用転写体、画像表示装置 - Google Patents
光学フィルム、光学フィルム用転写体、画像表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014206684A JP2014206684A JP2013084938A JP2013084938A JP2014206684A JP 2014206684 A JP2014206684 A JP 2014206684A JP 2013084938 A JP2013084938 A JP 2013084938A JP 2013084938 A JP2013084938 A JP 2013084938A JP 2014206684 A JP2014206684 A JP 2014206684A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- retardation
- layer
- wavelength
- wave plate
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Electroluminescent Light Sources (AREA)
- Polarising Elements (AREA)
Abstract
Description
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像表示装置1を示す図である。この画像表示装置1では、画像表示パネル2のパネル面に、光学フィルム3が配置される。画像表示パネル2は、本実施形態では、可撓性を有するシート形状による有機ELパネルであり、所望のカラー画像を表示する。なお、画像表示パネル2は、有機ELパネルに限定されるものでなく、液晶パネル等を適用することも可能である。
K=2(R1(450)/R1(550))−R2(450)/R2(550)とし、
L=2(R1(650)/R1(550))−R2(650)/R2(550)とした場合に、1/4波長板用位相差層8及び1/2波長板用位相差層9は、以下の関係式を満たすように形成される。
1) 40°<|θ1|<50°
2) 130°<|θ2|<140°
3) 0.75≦K<0.98
4) 1.00≦L≦1.25
ここで、1/4波長板用位相差層8は、基材、1/4波長板用賦型樹脂層、1/4波長板用液晶層を順次、積層することによって形成される。
基材は、TAC(トリアセチルセルロース)等の透明フィルムである。
1/4波長板用賦型樹脂層は、微細な凹凸形状の賦型に供する賦型用樹脂層であり、この実施形態ではこの賦型用樹脂に紫外線硬化性樹脂が適用される。なお、この紫外線硬化性樹脂については、例えばアクリル系等、賦型処理に供する各種の樹脂を広く適用することができる。1/4波長板用賦型樹脂層は、その表面に、賦型処理により微細な凹凸形状、すなわち1/4波長板用配向膜形状が形成される。
1/4波長板用液晶層は、屈折率異方性を保持した状態で固化(硬化)された液晶材料により形成され、この液晶材料の配向を1/4波長板用配向膜形状の配向規制力によりパターンニングする。以上により、1/4波長板用位相差層8が形成される。
1/2波長板用賦型樹脂層は、微細な凹凸形状の賦型に供する賦型用樹脂層であり、この実施形態ではこの賦型用樹脂に紫外線硬化性樹脂が適用される。1/2波長板用賦型樹脂層は、その表面に、賦型処理により微細な凹凸形状、すなわち1/2波長板用配向膜形状が形成される。
1/2波長板用液晶層は、屈折率異方性を保持した状態で固化(硬化)された液晶材料により形成され、この液晶材料の配向を1/2波長板用配向膜形状の配向規制力によりパターンニングする。以上により、1/2波長板用位相差層9が形成される。
なお、1/2波長板用位相差層9に逆分散特性の液晶材料を使用する場合、1/2波長板用液晶層には、例えば、特表2010−522892号公報に記載の逆分散特性の液晶材料を使用することができる。
図3は、この1/4波長位相差板6の製造工程20の一例を示す略線図である。この製造工程20は、基材がロールにより提供され、この基材を供給リール21から供給する。製造工程20は、ダイ22によりこの基材に紫外線硬化性樹脂10の塗布液を塗布する。この製造工程20において、ロール版30は、1/4波長板用賦型樹脂層の1/4波長板用配向膜形状に係る凹凸形状が周側面に形成された円筒形状の賦型用金型である。製造工程20は、紫外線硬化性樹脂が塗布された基材を加圧ローラ24によりロール版30の周側面に押圧し、高圧水銀燈からなる紫外線照射装置25による紫外線の照射により紫外線硬化性樹脂を硬化させる。これにより製造工程20は、ロール版30の周側面に形成された凹凸形状を基材に転写する。その後、剥離ローラ26により硬化した紫外線硬化性樹脂10と一体に基材をロール版30から剥離し、ダイ29により液晶材料を塗布する。またその後、紫外線照射装置27による紫外線の照射により液晶材料を硬化させ、これらにより1/4波長板用位相差層8に係る構成を作成する。
なお、上述したように、1/2波長板用位相差層9に光学的異方性を有するフィルムを使用する場合、上記工程の代わりに、作製した1/4波長板用位相差層8の上に光学的異方性を有するフィルムを貼付することで、1/2波長板用位相差層9に係る構成を作製することができる。
図4は、図1との対比により本実施形態に係る画像表示装置201を示す図である。また、図5は、本実施形態に係る転写フィルム220を示す図である。なお、以下の説明及び図面において、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
第2実施形態の画像表示装置201は、1/4波長位相差板206が転写フィルム220の転写層によって形成されている点で第1実施形態の画像表示装置1と相違する。
光学フィルム203は、図4に示すように、粘着層207を介してこれら1/4波長位相差板206、直線偏光板5が一体化され、この一体化の処理に、転写法が適用される。
なお、1/2波長板用位相差層9は、上述の第1実施形態と同様に、賦型処理により1/2波長板用賦型樹脂層、1/2波長板用液晶層を形成する代わりに、光学的異方性を備える透明フィルムを適用することができる。
なお、粘着層207は、紫外線硬化性樹脂を使用してもよく、この場合は、光学フィルムの厚みを一段と薄くすることができる。
次に、本発明による光学フィルム3を備えた画像表示装置1(実施例)と、本発明とは相違する光学フィルムを備えた画像表示装置(比較例)との表示画面の評価結果について説明する。図6は、本発明による実施例の画像表示装置1と、比較例の画像表示装置との表示画面の評価結果を示す図である。
各位相差層の面内リタデーション(R1(450)、R1(550)、R1(650)、R2(450)、R2(550)、R2(650))は、王子計測機器(株)社製、KOBRA−WRを用いて測定した。
なお、上記評価において、各画像表示装置に使用する画像表示パネルとして、携帯式電話機(サムスン製、ギャラクシーS III)の有機ELパネルを使用した。また、上述の色度及び色味の各評価は、画像表示パネルの表示画面に何も画像を表示させない状態(黒色の状態)で行った。また、以下の実施例において、1/4波長板用位相差層及び1/2波長板用位相差層は、それぞれ550nmの波長の透過光を基準とした位相差層である。
また、1/4波長板用位相差層8は、直線偏光板5の透過光の吸収軸に対する遅相軸の傾きがθ2=135°であり、波長が550nmの透過光に対する面内のリタデーションがR2(550)=143nmである。また、波長が450nmの透過光に対する面内のリタデーションであるR2(450)とR2(550)との比が、R2(450)/R2(550)=1.10である。更に、波長が650nmの透過光に対する面内のリタデーションであるR2(650)とR2(550)との比が、R2(650)/R2(550)=0.95である。
また、1/4波長板用位相差層8は、θ2=135°であり、R2(550)=143nmである。また、R2(450)とR2(550)との比が、R2(450)/R2(550)=1.18であり、R2(650)とR2(550)との比が、R2(650)/R2(550)=0.93である。
また、1/4波長板用位相差層8は、θ2=138°であり、R2(550)=143nmである。また、R2(450)とR2(550)との比が、R2(450)/R2(550)=1.10であり、R2(650)とR2(550)との比が、R2(650)/R2(550)=0.95である。
また、1/4波長板用位相差層8は、θ2=137°であり、R2(550)=143nmである。また、R2(450)とR2(550)との比が、R2(450)/R2(550)=1.18であり、R2(650)とR2(550)との比が、R2(650)/R2(550)=0.93である。
また、1/4波長板用位相差層8は、θ2=135°であり、R2(550)=144nmである。また、R2(450)とR2(550)との比が、R2(450)/R2(550)=1.10であり、R2(650)とR2(550)との比が、R2(650)/R2(550)=0.96である。
更に、実施例5の光学フィルムは、1/4波長板用位相差層8の下に正Cプレートを設けており、この正Cプレートの波長が550nmの透過光に対する厚み方向のリタデーションは、Rth(550)=−120nmである。
また、1/4波長板用位相差層8は、θ2=135°であり、R2(550)=144nmである。また、R2(450)とR2(550)との比が、R2(450)/R2(550)=1.18であり、R2(650)とR2(550)との比が、R2(650)/R2(550)=0.93である。
更に、実施例6の光学フィルムは、実施例5の光学フィルムと同様に、1/4波長板用位相差層8の下に正Cプレートを設けており、この正Cプレートの波長が550nmの透過光に対する厚み方向のリタデーションは、Rth(550)=−120nmである。
また、1/4波長板用位相差層は、直線偏光板の透過光の吸収軸に対する遅相軸の傾きがθ2=141°であり、波長が550nmの透過光に対する面内のリタデーションがR2(550)=143nmである。また、波長が450nmの透過光に対する面内のリタデーションであるR2(450)とR2(550)との比が、R2(450)/R2(550)=1.10である。更に、波長が650nmの透過光に対する面内のリタデーションであるR2(650)とR2(550)との比が、R2(650)/R2(550)=0.96である。
また、1/4波長板用位相差層は、θ2=141°であり、R2(550)=143nmである。また、R2(450)とR2(550)との比が、R2(450)/R2(550)=1.18であり、R2(650)とR2(550)との比が、R2(650)/R2(550)=0.93である。
また、1/4波長板用位相差層は、θ2=135°であり、R2(550)=143nmである。また、R2(450)とR2(550)との比が、R2(450)/R2(550)=1.00であり、R2(650)とR2(550)との比が、R2(650)/R2(550)=1.00である。
これに対して、各実施例(1〜6)に係る画像表示装置1は、表示画面の正面の色味が黒色若しくは黒青色であり、また、斜め方向からの色味が青色若しくは青紫色であったため、上述の比較例に比して、正面及び斜め方向からの色味を黒色に近くすることができる。従って、本発明の画像表示装置1は、比較例の画像表示装置に比べ、表示画面の黒味を強調することができ、表示画面の外観を向上させることができた。
これに対して、各実施例に係る画像表示装置1は、それぞれ、関係式1)〜4)のいずれも満たすものとなり、上記関係式1)〜4)を全て満たすことによって、画像表示装置1の表示画面の正面及び法線に対する斜め方向から観察した表示画面の外観を向上させることができることが確認された。
次に、本発明による光学フィルム3に対する反射輝度と、色度とのシミュレーションの評価結果について説明する。
図7は、本発明による実施例の光学フィルム3と、比較例の光学フィルムとの色度のシミュレーション結果を示す図である。図7(a)は、実施例及び比較例の色度の平均値を示す図であり、図7(b)は、実施例及び比較例の色度の標準偏差(3σ)を示す図である。
図8は、本発明による実施例の光学フィルム3と、比較例の光学フィルムとの輝度のシミュレーション結果を示す図である。図8(a)は、実施例及び比較例の反射輝度の平均値を示す図であり、図8(b)は、実施例及び比較例の反射輝度の標準偏差(3σ)を示す図である。
図9は、本発明による正Cプレートを備えた実施例の光学フィルム3と比較例の光学フィルムとの色度のシミュレーション結果を示す図である。図9(a)は、実施例及び比較例の色度の平均値を示す図であり、図9(b)は、実施例及び比較例の色度の標準偏差(3σ)を示す図である。
図10は、本発明による正Cプレートを備えた実施例の光学フィルム3と比較例の光学フィルムとの輝度のシミュレーション結果を示す図である。図10(a)は、実施例及び比較例の反射輝度の平均値を示す図であり、図10(b)は、実施例及び比較例の反射輝度の標準偏差(3σ)を示す図である。
ここで、図7及び図8に示す実施例11の光学フィルム3は、賦型処理により作製された1/4波長板用位相差層8、光学的異方性を有するフィルムから構成される1/2波長板用位相差層9、直線偏光板5を順次積層させたものである。
1/2波長板用位相差層9は、直線偏光板5の透過光の吸収軸に対する遅相軸の傾きがθ1=45°であり、波長が550nmの透過光に対する面内のリタデーションがR1(550)=276nmである。また、波長が450nmの透過光に対する面内のリタデーションであるR1(450)とR1(550)との比が、R1(450)/R1(550)=0.95である。更に、波長が650nmの透過光に対する面内のリタデーションであるR1(650)とR1(550)との比が、R1(650)/R1(550)=1.06である。
また、1/4波長板用位相差層8は、直線偏光板5の透過光の吸収軸に対する遅相軸の傾きがθ2=135°であり、波長が550nmの透過光に対する面内のリタデーションがR2(550)=138nmである。また、波長が450nmの透過光に対する面内のリタデーションであるR2(450)とR2(550)との比が、R2(450)/R2(550)=1.09である。更に、波長が650nmの透過光に対する面内のリタデーションであるR2(650)とR2(550)との比が、R2(650)/R2(550)=0.95である。
1/2波長板用位相差層9は、θ1=45°であり、R1(550)=240nmである。また、R1(450)とR1(550)との比が、R1(450)/R1(550)=0.95であり、R1(650)とR1(550)との比が、R1(650)/R1(550)=1.06である。
また、1/4波長板用位相差層8は、θ2=135°であり、R2(550)=100nmである。また、R2(450)とR2(550)との比が、R2(450)/R2(550)=1.09であり、R2(650)とR2(550)との比が、R2(650)/R2(550)=0.95である。
1/2波長板用位相差層は、直線偏光板の透過光の吸収軸に対する遅相軸の傾きがθ1=15°であり、550nmの透過光に対する面内のリタデーションがR1(550)=240nmである。また、波長が450nmの透過光に対する面内のリタデーションであるR1(450)とR1(550)との比が、R1(450)/R1(550)=1.09である。更に、波長が650nmの透過光に対する面内のリタデーションであるR1(650)とR1(550)との比が、R1(650)/R1(550)=0.95である。
また、1/4波長板用位相差層は、直線偏光板の透過光の吸収軸に対する遅相軸の傾きがθ2=73°であり、波長が550nmの透過光に対する面内のリタデーションがR2(550)=120nmである。また、波長が450nmの透過光に対する面内のリタデーションであるR2(450)とR2(550)との比が、R2(450)/R2(550)=1.09である。更に、波長が650nmの透過光に対する面内のリタデーションであるR2(650)とR2(550)との比が、R2(650)/R2(550)=0.95である。
1/2波長板用位相差層は、θ1=15°であり、R1(550)=250nmである。また、R1(450)とR1(550)との比が、R1(450)/R1(550)=1.09であり、R1(650)とR1(550)との比が、R1(650)/R1(550)=0.95である。
また、1/4波長板用位相差層は、θ2=73°であり、R2(550)=140nmである。また、R2(450)とR2(550)との比が、R2(450)/R2(550)=1.09であり、R2(650)とR2(550)との比が、R2(650)/R2(550)=0.95である。
1/4波長板用位相差層は、直線偏光板の透過光の吸収軸に対する遅相軸の傾きがθ2=45°であり、波長が550nmの透過光に対する面内のリタデーションがR2(550)=145nmである。また、波長が450nmの透過光に対する面内のリタデーションであるR2(450)とR2(550)との比が、R2(450)/R2(550)=0.91である。更に、波長が650nmの透過光に対する面内のリタデーションであるR2(650)とR2(550)との比が、R2(650)/R2(550)=1.02である。
ここで、極角10度における色度の平均値とは、光学フィルムの表面の法線から10度傾けた範囲における色度の平均値をいう。また、極角60度における色度の平均値の座標は、実施例11、実施例12の光学フィルムが、他の比較例とほぼ同等に、x座標、y座標ともに0.33に近似した値となった。なお、色度図において、x=0.33、y=0.33の座標は、無彩色(白色)を示す。
以上より、実施例11の光学フィルムは、極角の大きさに関係なく、比較例に比べて色味が白色(ニュートラル)になることが確認された。
特に、実施例11の光学フィルムは、図8(b)に示すように、反射輝度の標準偏差(3σ)が、他の比較例と同等若しくはそれよりも低く抑えられており、反射輝度のばらつきが低減されることが確認された。
ここで、図9及び図10に示す実施例21、実施例22、比較例21〜23の各光学フィルムは、それぞれの1/4波長板用位相差層の下に正Cプレートが設けられており、この正Cプレートが設けられている点以外では、上述の実施例11、実施例12、比較例11〜13の各光学フィルムと同様である。
また、比較例21の正Cプレートは、波長が550nmの透過光に対する厚み方向のリタデーションが、Rth(550)=−120nmであり、比較例22の正Cプレートは、Rth(550)=−40nmであり、比較例23の正Cプレートは、Rth(550)=−120nmである。
以上より、実施例21の光学フィルムは、極角の大きさに関係なく、比較例に比べて色味が白色(ニュートラル)になることが確認された。また、実施例22の光学フィルム3は、極角60度における色味が、実施例21の光学フィルム3とほぼ同等に白色になることが確認された。
特に、実施例21の光学フィルムは、図10(b)に示すように、反射輝度の標準偏差(3σ)が、他の比較例と同等若しくはそれよりも低く抑えられており、反射輝度のばらつきが低減されることが確認された。
以上、本発明の実施に好適な具体的な構成を詳述したが、本発明は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述の実施形態を種々に組み合わせ、さらには上述の実施形態の構成を種々に変更することができる。
また、基材の上面に、1/2波長板用位相差層9を構成し、基材の下面に、1/4波長板用位相差層8を構成するようにしてもよい。
この場合、1/2波長板用位相差層、1/4波長板用位相差層の順で積層させた転写体を支持体基材上に形成する必要がある。
2 画像表示パネル
3、203 光学フィルム
4、7 粘着層
5 直線偏光板
6、206 1/4波長位相差板
8 1/2波長板用位相差層
9 1/4波長板用位相差層
16 光学機能層
220 転写フィルム
221 支持体基材
223 セパレータフィルム
20 製造工程
21 供給リール
22、29、32、39 ダイ
24、34 加圧ローラ
25、27、35、37 紫外線照射装置
26、36 剥離ローラ
30、40 ロール版
31 搬送ローラ
Claims (5)
- 直線偏光板としての機能を担う直線偏光板の光学機能層と、
1/4波長位相差板としての機能を担う1/4波長位相差板の光学機能層とが積層され、
前記1/4波長位相差板の光学機能層が、透過光に1/2波長分の位相差を付与する1/2波長板用位相差層と、透過光に1/4波長分の位相差を付与する1/4波長板用位相差層とを少なくとも有する多層構造であり、
波長が550nmの透過光に対する前記1/2波長板用位相差層の面内のリタデーションをR1(550)とし、波長が550nmの透過光に対する前記1/4波長板用位相差層の面内のリタデーションをR2(550)とし、
波長が450nmの透過光に対する前記1/2波長板用位相差層の面内のリタデーションをR1(450)とし、波長が450nmの透過光に対する前記1/4波長板用位相差層の面内のリタデーションをR2(450)とし、
波長が650nmの透過光に対する前記1/2波長板用位相差層の面内のリタデーションをR1(650)とし、波長が650nmの透過光に対する前記1/4波長板用位相差層の面内のリタデーションをR2(650)とし、
前記直線偏光板の透過光の吸収軸に対する前記1/2波長板用位相差層の遅相軸の傾きをθ1とし、前記直線偏光板の透過光の吸収軸に対する前記1/4波長板用位相差層の遅相軸の傾きをθ2とし、前記1/2波長板用位相差層及び前記1/4波長板用位相差層の各遅相軸が前記直線偏光板の吸収軸に対して同じ方向に傾いているものとし、
K=2(R1(450)/R1(550))−R2(450)/R2(550)とし、
L=2(R1(650)/R1(550))−R2(650)/R2(550)としたときに、
前記1/2波長板用位相差層及び前記1/4波長板用位相差層は、
40°<|θ1|<50°と、
130°<|θ2|<140°と、
0.75≦K<0.98と、
1.00≦L≦1.25との関係を満たすこと、
を特徴とする光学フィルム。 - 直線偏光板としての機能を担う直線偏光板の光学機能層の上に転写される転写層を有した光学フィルム用転写体であって、
透過光に1/2波長分の位相差を付与する1/2波長板用位相差層と、透過光に1/4波長分の位相差を付与する1/4波長板用位相差層とを少なくとも有する転写層と、
前記転写層を保持する支持体とを備え、
波長が550nmの透過光に対する前記1/2波長板用位相差層の面内のリタデーションをR1(550)とし、波長が550nmの透過光に対する前記1/4波長板用位相差層の面内のリタデーションをR2(550)とし、
波長が450nmの透過光に対する前記1/2波長板用位相差層の面内のリタデーションをR1(450)とし、波長が450nmの透過光に対する前記1/4波長板用位相差層の面内のリタデーションをR2(450)とし、
波長が650nmの透過光に対する前記1/2波長板用位相差層の面内のリタデーションをR1(650)とし、波長が650nmの透過光に対する前記1/4波長板用位相差層の面内のリタデーションをR2(650)とし、
前記直線偏光板の透過光の吸収軸に対する前記1/2波長板用位相差層の遅相軸の傾きをθ1とし、前記直線偏光板の透過光の吸収軸に対する前記1/4波長板用位相差層の遅相軸の傾きをθ2とし、前記1/2波長板用位相差層及び前記1/4波長板用位相差層の各遅相軸が前記直線偏光板の吸収軸に対して同じ方向に傾いているものとし、
K=2(R1(450)/R1(550))−R2(450)/R2(550)とし、
L=2(R1(650)/R1(550))−R2(650)/R2(550)としたときに、
前記1/2波長板用位相差層及び前記1/4波長板用位相差層は、
40°<|θ1|<50°と、
130°<|θ2|<140°と、
0.75≦K<0.98と、
1.00≦L≦1.25との関係を満たすこと、
を特徴とする光学フィルム用転写体。 - 前記支持体は、セパレータフィルムであり、
前記転写層は、前記支持体により被覆される粘着層を備えること、
を特徴とする請求項2に記載の光学フィルム用転写体。 - 透明フィルムによる基材と、
直線偏光板としての機能を担う直線偏光板の光学機能層と、
1/4波長位相差板としての機能を担う1/4波長位相差板の光学機能層とが積層され、
前記1/4波長位相差板の光学機能層が、請求項2又は請求項3に記載の光学フィルム用転写体に設けられた前記転写層による光学機能層であること、
を特徴とする光学フィルム。 - 画像表示パネルを備え、
請求項1又は請求項4に記載の光学フィルムを前記画像表示パネルに配置したこと、
を特徴とする画像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013084938A JP2014206684A (ja) | 2013-04-15 | 2013-04-15 | 光学フィルム、光学フィルム用転写体、画像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013084938A JP2014206684A (ja) | 2013-04-15 | 2013-04-15 | 光学フィルム、光学フィルム用転写体、画像表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014206684A true JP2014206684A (ja) | 2014-10-30 |
Family
ID=52120249
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013084938A Pending JP2014206684A (ja) | 2013-04-15 | 2013-04-15 | 光学フィルム、光学フィルム用転写体、画像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014206684A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017097217A (ja) * | 2015-11-26 | 2017-06-01 | 大日本印刷株式会社 | 光学フィルム及び画像表示装置 |
KR20190126085A (ko) | 2017-03-28 | 2019-11-08 | 니폰 제온 가부시키가이샤 | 위상차판, 복층 위상차판, 편광판, 화상 표시 장치 및 중합성 화합물 |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0527119A (ja) * | 1991-07-17 | 1993-02-05 | Nitto Denko Corp | 位相差板及び楕円偏光板並びに液晶表示装置 |
JP2000085068A (ja) * | 1998-09-14 | 2000-03-28 | Nitto Denko Corp | 帯電防止透明フィルム及びその光学部材 |
JP2002156920A (ja) * | 2000-09-05 | 2002-05-31 | Nitto Denko Corp | タッチパネル付el表示装置 |
JP2004134306A (ja) * | 2002-10-11 | 2004-04-30 | Fuji Photo Film Co Ltd | エレクトロルミネッセンスディスプレイ |
JP2004226753A (ja) * | 2003-01-23 | 2004-08-12 | Nippon Oil Corp | 光学積層体の製造方法、当該積層体からなる楕円偏光板、円偏光板および液晶表示装置 |
WO2007055189A1 (ja) * | 2005-11-08 | 2007-05-18 | Nissha Printing Co., Ltd. | 意匠パネル |
JP2011247967A (ja) * | 2010-05-25 | 2011-12-08 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 複合光学フィルム及びその製造方法 |
JP2012153772A (ja) * | 2011-01-25 | 2012-08-16 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 粘着剤シート、粘着剤付き光学フィルム及び光学積層体 |
WO2013100115A1 (ja) * | 2011-12-27 | 2013-07-04 | 富士フイルム株式会社 | 円偏光板、及び円偏光板を有する有機elディスプレイ |
-
2013
- 2013-04-15 JP JP2013084938A patent/JP2014206684A/ja active Pending
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0527119A (ja) * | 1991-07-17 | 1993-02-05 | Nitto Denko Corp | 位相差板及び楕円偏光板並びに液晶表示装置 |
JP2000085068A (ja) * | 1998-09-14 | 2000-03-28 | Nitto Denko Corp | 帯電防止透明フィルム及びその光学部材 |
JP2002156920A (ja) * | 2000-09-05 | 2002-05-31 | Nitto Denko Corp | タッチパネル付el表示装置 |
JP2004134306A (ja) * | 2002-10-11 | 2004-04-30 | Fuji Photo Film Co Ltd | エレクトロルミネッセンスディスプレイ |
JP2004226753A (ja) * | 2003-01-23 | 2004-08-12 | Nippon Oil Corp | 光学積層体の製造方法、当該積層体からなる楕円偏光板、円偏光板および液晶表示装置 |
WO2007055189A1 (ja) * | 2005-11-08 | 2007-05-18 | Nissha Printing Co., Ltd. | 意匠パネル |
JP2011247967A (ja) * | 2010-05-25 | 2011-12-08 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 複合光学フィルム及びその製造方法 |
JP2012153772A (ja) * | 2011-01-25 | 2012-08-16 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 粘着剤シート、粘着剤付き光学フィルム及び光学積層体 |
WO2013100115A1 (ja) * | 2011-12-27 | 2013-07-04 | 富士フイルム株式会社 | 円偏光板、及び円偏光板を有する有機elディスプレイ |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017097217A (ja) * | 2015-11-26 | 2017-06-01 | 大日本印刷株式会社 | 光学フィルム及び画像表示装置 |
KR20190126085A (ko) | 2017-03-28 | 2019-11-08 | 니폰 제온 가부시키가이샤 | 위상차판, 복층 위상차판, 편광판, 화상 표시 장치 및 중합성 화합물 |
US12038650B2 (en) | 2017-03-28 | 2024-07-16 | Zeon Corporation | Multilayer phase difference plate, polarizing plate, and image display device |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6175972B2 (ja) | 光学フィルム、画像表示装置、光学フィルム用転写体、光学フィルムの製造方法及び光学フィルム用転写体の製造方法 | |
JP2015021975A (ja) | 光学フィルム用転写体、光学フィルム用転写体の製造方法 | |
JP2015079256A (ja) | 光学フィルム、光学フィルム用転写体、画像表示装置 | |
JP5876440B2 (ja) | 画像表示装置 | |
JP5876441B2 (ja) | 画像表示装置 | |
JP6171707B2 (ja) | 光学フィルム用転写体、光学フィルム、光学フィルム用転写体の製造方法、光学フィルムの製造方法 | |
JP6179308B2 (ja) | 光学フィルム、光学フィルム用転写体、画像表示装置 | |
JP2014142462A (ja) | 光学機能層付きタッチパネル用電極部、円偏光板付きタッチパネル電極部、タッチパネル、画像表示装置 | |
JP2014071380A (ja) | 光学フィルム用転写体、光学フィルム、画像表示装置及び光学フィルムの製造方法 | |
JP6175973B2 (ja) | 光学フィルム、画像表示装置、光学フィルム用転写体、光学フィルムの製造方法及び光学フィルム用転写体の製造方法 | |
JP2014071381A (ja) | 光学フィルム用転写体、光学フィルム、画像表示装置及び光学フィルムの製造方法 | |
JP2015021976A (ja) | 光学フィルム用転写体、光学フィルム用転写体の製造方法 | |
JP2014222282A (ja) | 光学フィルム用転写体、光学フィルム、画像表示装置、光学フィルム用転写体の製造方法及び光学フィルムの製造方法 | |
JP6217171B2 (ja) | 光学フィルム用転写体、光学フィルム及び画像表示装置 | |
JP6388053B2 (ja) | 光学フィルム用転写体、光学フィルム、光学フィルム用転写体の製造方法、光学フィルムの製造方法 | |
JP6380566B2 (ja) | 光学フィルム、光学フィルム用転写体、画像表示装置 | |
JP2014222283A (ja) | 光学フィルム用転写体、光学フィルム、画像表示装置、光学フィルム用転写体の製造方法及び光学フィルムの製造方法 | |
JP5799989B2 (ja) | 光学フィルム、画像表示装置、光学フィルム用転写体、光学フィルムの製造方法及び光学フィルム用転写体の製造方法 | |
JP2014059456A (ja) | 光学フィルム用転写体、光学フィルム及び画像表示装置 | |
JP2014206684A (ja) | 光学フィルム、光学フィルム用転写体、画像表示装置 | |
JP2014010325A (ja) | 円偏光板、光学フィルム及び画像表示装置 | |
JP2014102440A (ja) | 光学フィルム、光学フィルム用転写体、画像表示装置 | |
JP2015079255A (ja) | 光学フィルム、光学フィルム用転写体、画像表示装置 | |
JP2014013291A (ja) | 光学フィルム用転写体、光学フィルム、画像表示装置及び光学フィルムの製造方法 | |
JP6221455B2 (ja) | 光学フィルム用転写体の巻物体、光学フィルム用転写体の巻物体の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160401 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20160928 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20161111 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161122 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20170119 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170317 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20170808 |