JP2014206520A - タイヤ摩耗シミュレーション方法及びタイヤ摩耗シミュレーションプログラム - Google Patents

タイヤ摩耗シミュレーション方法及びタイヤ摩耗シミュレーションプログラム Download PDF

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【課題】キャンバー角が付与されたタイヤにおいてもタイヤの摩耗を精度良くシミュレーションすることができる。【解決手段】タイヤ摩耗シミュレーション方法は、タイヤを有限個の複数の要素で分割したタイヤモデルの転動解析に関するシミュレーション条件として、キャンバー角を含むシミュレーション条件を設定する設定ステップと、前記シミュレーション条件に基づいて前記タイヤモデルの転動解析を実行して、前記タイヤに発生する横力と前記タイヤに発生する摩耗エネルギーとの対応関係を計算する対応関係計算ステップと、前記対応関係と、前記タイヤが搭載された車両が予め定めた走行コースを走行したときに測定した前記車両に発生する横力に関する車両入力データと、に基づいて、前記キャンバー角が付与された前記タイヤに発生する摩耗エネルギーを計算する摩耗エネルギー計算ステップと、を含む。【選択図】図2

Description

本発明は、タイヤ摩耗シミュレーション方法及びタイヤ摩耗シミュレーションプログラムに係り、より詳しくは、有限要素法によりタイヤの摩耗を解析するためのタイヤ摩耗シミュレーション方法及びタイヤ摩耗シミュレーションプログラムに関する。
従来、タイヤの性能をシミュレーションする方法として、評価しようとするタイヤを有限個の多数の要素に分割したタイヤ有限要素モデルで近似するとともに、各有限要素に密度や弾性率などの特性を与え、上記モデルに内圧、荷重などの境界条件を与えて上記各要素の変形状態を計算してタイヤの変形や転がり抵抗などのタイヤの動特性を数値解析する有限要素法(Finite Element Method)が多く用いられている。
また、例えば特許文献1には、タイヤ性能をシミュレーションする際に、タイヤと路面との摩擦を考慮してタイヤ性能をシミュレーションする技術が提案されている。
また、特許文献2には、タイヤモデルの転動解析を実行してタイヤに発生する横力及び前後力に関するタイヤ特性データを取得し、タイヤ特性データと予め定めた走行コースを車両が走行したときに測定した車両に発生する横力及び前後力に関する車両入力データとに基づいてタイヤに加わる力を算出し、タイヤに加わる力に基づいてタイヤの摩耗量を算出する技術が開示されている。
特開平11−326145号公報 特開2012−63949号公報
しかしながら、上記従来技術では、タイヤにキャンバー角が付与された場合については考慮されていないため、キャンバー角による横力(キャンバースラスト)の影響がタイヤの摩耗量の計算に反映されず、精度良くタイヤの摩耗量を計算するのが困難な場合がある。
本発明は、上記事実を鑑みて成されたものであり、キャンバー角が付与されたタイヤにおいてもタイヤの摩耗を精度良くシミュレーションすることができるタイヤ摩耗シミュレーション方法及びタイヤ摩耗シミュレーションプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明のタイヤ摩耗シミュレーション方法は、 タイヤを有限個の複数の要素で分割したタイヤモデルの転動解析に関するシミュレーション条件として、キャンバー角を含むシミュレーション条件を設定する設定ステップと、前記シミュレーション条件に基づいて前記タイヤモデルの転動解析を実行して、前記タイヤに発生する横力と前記タイヤに発生する摩耗エネルギーとの対応関係を計算する対応関係計算ステップと、前記対応関係と、前記タイヤが搭載された車両が予め定めた走行コースを走行したときに測定した前記車両に発生する横力に関する車両入力データと、に基づいて、前記キャンバー角が付与された前記タイヤに発生する摩耗エネルギーを計算する摩耗エネルギー計算ステップと、を含むことを特徴とする。
なお、請求項2に記載したように、前記摩耗エネルギーに基づいて前記タイヤモデルを修正する修正ステップをさらに含み、修正された前記タイヤモデルについて前記摩耗エネルギーを計算するようにしてもよい。
また、請求項3に記載したように、前記対応関係計算ステップは、前記キャンバー角が0度の場合において前記横力が0となるスリップ角を計算するステップと、前記スリップ角及び前記タイヤに付与する予め設定された設定キャンバー角で転動解析した場合に前記タイヤに発生する第1の横力に基づいて、前記タイヤに発生する第1の摩耗エネルギーを計算するステップと、前記設定キャンバー角で転動解析した場合に、前記タイヤに予め設定した第2の横力が発生するときの第2の摩耗エネルギーを計算するステップと、前記第1の横力及び前記第2の横力と、前記第1の摩耗エネルギー及び前記第2の摩耗エネルギーと、に基づいて、前記対応関係を計算するステップと、を含み、前記摩耗エネルギー計算ステップは、前記対応関係と前記車両入力データとに基づいて、前記スリップ角のみに起因して発生する横力を計算するステップと、前記対応関係に基づいて、前記スリップ角のみに起因して発生する横力に対応した摩耗エネルギーを計算するステップと、を含むようにしてもよい。
請求項4記載の発明のタイヤ摩耗シミュレーションプログラムは、コンピュータに、 タイヤを有限個の複数の要素で分割したタイヤモデルの転動解析に関するシミュレーション条件として、キャンバー角を含むシミュレーション条件を設定する設定ステップと、前記シミュレーション条件に基づいて前記タイヤモデルの転動解析を実行して、前記タイヤに発生する横力と前記タイヤに発生する摩耗エネルギーとの対応関係を計算する対応関係計算ステップと、前記対応関係と、前記タイヤが搭載された車両が予め定めた走行コースを走行したときに測定した前記車両に発生する横力に関する車両入力データと、に基づいて、前記キャンバー角が付与された前記タイヤに発生する摩耗エネルギーを計算する摩耗エネルギー計算ステップと、を含む処理を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、キャンバー角が付与されたタイヤにおいてもタイヤの摩耗を精度良くシミュレーションすることができる、という効果を有する。
コンピュータの概略ブロック図である。 タイヤ摩耗シミュレーションプログラムのフローチャートである。 タイヤに発生する横力及び前後力について説明するための図である。 タイヤに発生する横力と摩耗エネルギーとの関係を示す図である。 タイヤに発生する横力と摩耗エネルギーとの関係を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1には一例として空気入りタイヤのタイヤモデルの作成や設計、性能解析等を実施するためのタイヤ摩耗シミュレーション装置としてのコンピュータ12の構成を示した。コンピュータ12は、予め記憶された処理プログラムに従ってタイヤの3次元モデルの作成やタイヤ性能の解析、設計等を実行する。
コンピュータ12は、図1に示すように、CPU(Central Processing Unit)12A、ROM(Read Only Memory)12B、RAM(Random Access Memory)12C、不揮発性メモリ12D、及び入出力インターフェース(I/O)12Eがバス12Fを介して各々接続された構成となっている。
I/O12Eには、データ等を入力するためのキーボード10、コンピュータ12による演算結果や各種画面等を表示するディスプレイ14、ディスプレイ14に表示されたカーソルを所望の位置に移動させたり、カーソル位置のメニュー項目やオブジェクト等を選択したり選択解除したりドラッグしたりする操作を行うためのマウス16、ハードディスク18、及び記録媒体としてのCD−ROMが挿抜可能なCD−ROMドライブ22が接続されている。
ハードディスク18には、後述するタイヤ摩耗シミュレーションプログラムや、これらの実行に必要な各種パラメータやデータ等が記憶されている。CPU12Aは、ハードディスク18に記憶されたタイヤ摩耗シミュレーションプログラムを読み込んで実行する。
なお、後述するタイヤ摩耗シミュレーションプログラム等は、例えばCD−ROMドライブ22を用いてCD−ROMに対して読み書き可能とすることもできるので、後述するタイヤ摩耗シミュレーションプログラムは、予めCD−ROMに記録しておき、CD−ROMドライブ22を介してCD−ROMに記録されたタイヤ摩耗シミュレーションプログラムを読み込んで実行してもよい。また、記録媒体としては、CD−ROMに限らず、DVD−ROM等の光ディスクや、MD,MO等の光磁気ディスクがあり、これらを用いるときには、上記CD−ROMドライブ22に代えて、またはさらにDVD−ROMドライブ、MDドライブ、MOドライブ等を用いればよい。
次に、本実施の形態の作用として、コンピュータ12で実行されるタイヤ摩耗シミュレーションプログラムの処理ルーチンについて図2に示すフローチャートを参照して説明する。
ステップ100では、シミュレーションする各タイヤのタイヤモデルの作成処理を行う。すなわち、シミュレーションするタイヤの設計案(タイヤ形状、構造、材料など)に基づいてタイヤモデルを作成する。
このタイヤモデルの作成は、用いる数値解析手法により若干異なる。本実施の形態では数値解析手法として有限要素法(FEM)を用いるものとする。従って、作成するタイヤモデルは、有限要素法(FEM)に対応した要素分割、例えば、メッシュ分割によって複数の要素に分割され、タイヤを数値的・解析的手法に基づいて作成されたコンピュータプログラムヘのインプットデータ形式に数値化したものをいう。この要素分割とはタイヤ及び路面等の対象物を小さな幾つかの(有限の)小部分に分割することをいう。この小部分ごとに計算を行い全ての小部分について計算した後、全部の小部分を足し合わせることにより全体の応答を得ることができる。なお、数値解析手法には差分法や有限体積法を用いても良い。
タイヤモデルの作成は、例えばタイヤ断面の二次元モデルを作成した後に、これを周方向に一周分展開することによりタイヤの3次元(3D)モデルを作成する。
なお、以下で説明する各ステップの計算は、タイヤモデルの各要素の各節点について実行される。
ステップ102では、シミュレーション条件を設定して転動解析する。シミュレーション条件には、例えば内圧及び荷重等の境界条件がある。また、その他のシミュレーション条件として、スリップ角及びキャンバー角等がある。
ここでは、タイヤのキャンバー角を0度に設定し、スリップ角を変更しながら転動解析を実行する。転動解析は、路面に接触したタイヤを回転させたときの変化、すなわちタイヤ形状の変形を解析するものである。この転動解析は、公知の有限要素法に基づく転動解析方法を用いることができる。この転動解析により、タイヤに発生する横力や前後力のデータを取得することができる。
なお、図3に示すように、横力には、タイヤTに対してA方向に発生する横力Fy+、タイヤTに対してA方向と反対方向のB方向に発生する横力Fy−が含まれる。前後力は、タイヤTに対してC方向(タイヤの進行方向)に発生する駆動力DFx、タイヤTに対してC方向と反対方向のD方向に発生する制動力BFxがある。
このように、キャンバー角を0度に設定し、スリップ角を変更しながら転動解析を実行し、タイヤTに発生する横力が0となるスリップ角S1を求める。
ステップ104では、ステップ102で求めたスリップ角S1、タイヤに付与する予め定めた設定キャンバー角CA(≠0度)の条件でタイヤの転動解析を実行し、横力Fy1(第1の横力)を求めると共に、横力Fy1に基づく摩耗エネルギーEw1(第1の摩耗エネルギー)を求める。なお、横力から摩耗エネルギーを算出する方法は、公知の手法を用いることができる。
ステップ106では、キャンバー角をステップ104で設定した設定キャンバー角CAに設定し、スリップ角を変更しながら転動解析し、横力が予め定めた横力Fyp、Fym(第2の横力)となるスリップ角を求めると共に、横力が予め定めた横力Fyp、Fymとなる摩耗エネルギーEwp、Ewm(第2の摩耗エネルギー)を各々求める。本実施形態では、一例としてFypは+0.2G、Fymは−0.2Gとするが、これに限られるものではない。
ステップ108では、ステップ104で求めた横力Fy1における摩耗エネルギーEw1、ステップ106で求めた横力Fyp、Fymにおける摩耗エネルギーEwp1、Ewm1に基づいて、摩耗エネルギーEwの二次曲線Pを求める。すなわち、図4に示すように、横軸を横力Fy、縦軸を摩耗エネルギーEwとし、(Fy1、Ew1)、(Fyp、Ewp1)、(Fym、Ewm1)の3点から摩耗エネルギーEwの二次曲線Pを表す二次式を求める。
ステップ110では、スリップ角のみに起因して発生する横力Gyp、Gymを次式により求める。
Gyp=RMSp−Fy1/Fz ・・・(1)
Gym=RMSm−Fy1/Fz ・・・(2)
ここで、RMSp、RMSmは、横力を検出するセンサを搭載した車両を、予め定めたシミュレーション対象の走行コースを走行させたときの前記センサにより検出した横力Fyp、FymのRMS(Root Mean Square:二乗平均平方根)値である。このRMSp、RMSmの値は、予めハードディスク18に記憶させておく。
Fy1は、キャンバー角のみによってタイヤに発生する横力である。従って、上記(1)、(2)式のように、横力Fyp、FymのRMS値から横力Fy1を各々減算することにより、スリップ角のみに起因して発生する横力Gyp、Gymを求めることができる。
ステップ112では、ステップ108で求めた二次式を用いて、ステップ110で求めた横力Gyp、Gymに対応する摩耗エネルギーEwp2、Ewm2を求める。
ステップ114では、次式により、スリップ角のみに起因する摩耗エネルギーEwps、Ewmsを求める。
Ewps=Ewp2−Ew1 ・・・(3)
Ewms=Ewm2−Ew1 ・・・(4)
ここで、Ew1は、キャンバー角CAによって発生する横力Fy1に対応した摩耗エネルギーである。このように、横力Gyp、Gymに対応する摩耗エネルギーEwp2、Ewm2から摩耗エネルギーEw1を減算することにより、スリップ角のみに起因する摩耗エネルギーEwps、Ewmsを求めることができる。
ステップ116では、前後力、すなわち駆動力DFx、制動力BFxについても上記と同様にステップ102〜114の処理を行って、駆動力DFxについての摩耗エネルギーEw_DFx、制動力BFxについての摩耗エネルギーEw_BFxを求める。この場合、上記の横力Fypを駆動力DFx、横力Fymを制動力BFxに言い換えればよい。ただし、キャンバー角CAによる横力Fy1は、前後力については考慮する必要はないので、上記(1)、(2)式においてFy1を減算する必要はない。
ステップ118では、次式により摩耗エネルギー期待値Ewexp(n)を算出する。なお、nは各要素の節点の節点番号である。
Figure 2014206520
ここで、Ewfreeは、横力及び前後力共に0の場合にタイヤに発生する摩耗エネルギーであり、予め定めた値を設定する。また、iは横力及び前後力の種類を表し、例えば‘1’が横力Fy+、‘2’が横力Fy−、‘3’が駆動力DFx、‘4’が制動力BFxを表す。
すなわち、(5)式は、節点番号nの節点に発生する横力及び前後力の各々に起因して発生する摩耗エネルギーの和である。
ステップ120では、ステップ118で求めた各要素の各節点の摩耗エネルギー期待値に基づいてタイヤモデルを修正する。すなわち、各要素の各節点の座標を摩耗エネルギー期待値に基づいて各々移動させ、タイヤモデルを摩耗させる。
ステップ122では、予め定めた終了条件を満たすか否かを判断し、終了条件を満たす場合にはステップ124へ移行し、終了条件を満たさない場合には、ステップ102へ戻って上記と同様の処理を繰り返す。
終了条件としては、例えば摩耗エネルギー期待値が予め定めた閾値以上になった場合等とすることができるが、終了条件の例は一例であり、上記の例に限られるものではない。
ステップ124では、上述の計算結果を出力する。この計算結果の一例として、最終的に修正されたタイヤモデルを表示するための表示用データがある。この表示用データによって、経時変化によって移行するタイヤについて、応力分布や摩耗エネルギー分布の状態を把握するためのイメージを表示することができる。
このように、本実施形態では、キャンバー角を考慮してタイヤの摩耗エネルギーを計算するので、キャンバー角が付与されたタイヤにおいてもタイヤの摩耗を精度良くシミュレーションすることができる。
なお、図4では、横軸の横力は、スリップ角による横力及びキャンバー角による横力の和を表したが、図5に示すように、スリップ角による横力のみとしてもよい。この場合、図2のステップ110では、上記(1)、(2)式のように、RMSp、RMSpから横力Fy1を減算する必要はなく、RMSp、RMSmをそのままGyp、Gymとすればよい。
10 キーボード、12 コンピュータ、14 ディスプレイ、16 マウス、18 ハードディスク、22 CD−ROMドライブ

Claims (4)

  1. タイヤを有限個の複数の要素で分割したタイヤモデルの転動解析に関するシミュレーション条件として、キャンバー角を含むシミュレーション条件を設定する設定ステップと、
    前記シミュレーション条件に基づいて前記タイヤモデルの転動解析を実行して、前記タイヤに発生する横力と前記タイヤに発生する摩耗エネルギーとの対応関係を計算する対応関係計算ステップと、
    前記対応関係と、前記タイヤが搭載された車両が予め定めた走行コースを走行したときに測定した前記車両に発生する横力に関する車両入力データと、に基づいて、前記キャンバー角が付与された前記タイヤに発生する摩耗エネルギーを計算する摩耗エネルギー計算ステップと、
    を含むタイヤ摩耗シミュレーション方法。
  2. 前記摩耗エネルギーに基づいて前記タイヤモデルを修正する修正ステップをさらに含み、
    修正された前記タイヤモデルについて前記摩耗エネルギーを計算する
    請求項1記載のタイヤ摩耗シミュレーション方法。
  3. 前記対応関係計算ステップは、
    前記キャンバー角が0度の場合において前記横力が0となるスリップ角を計算するステップと、
    前記スリップ角及び前記タイヤに付与する予め設定された設定キャンバー角で転動解析した場合に前記タイヤに発生する第1の横力に基づいて、前記タイヤに発生する第1の摩耗エネルギーを計算するステップと、
    前記設定キャンバー角で転動解析した場合に、前記タイヤに予め設定した第2の横力が発生するときの第2の摩耗エネルギーを計算するステップと、
    前記第1の横力及び前記第2の横力と、前記第1の摩耗エネルギー及び前記第2の摩耗エネルギーと、に基づいて、前記対応関係を計算するステップと、を含み、
    前記摩耗エネルギー計算ステップは、
    前記対応関係と前記車両入力データとに基づいて、前記スリップ角のみに起因して発生する横力を計算するステップと、
    前記対応関係に基づいて、前記スリップ角のみに起因して発生する横力に対応した摩耗エネルギーを計算するステップと、を含む
    請求項1又は請求項2記載のタイヤ摩耗シミュレーション方法。
  4. コンピュータに、
    タイヤを有限個の複数の要素で分割したタイヤモデルの転動解析に関するシミュレーション条件として、キャンバー角を含むシミュレーション条件を設定する設定ステップと、
    前記シミュレーション条件に基づいて前記タイヤモデルの転動解析を実行して、前記タイヤに発生する横力と前記タイヤに発生する摩耗エネルギーとの対応関係を計算する対応関係計算ステップと、
    前記対応関係と、前記タイヤが搭載された車両が予め定めた走行コースを走行したときに測定した前記車両に発生する横力に関する車両入力データと、に基づいて、前記キャンバー角が付与された前記タイヤに発生する摩耗エネルギーを計算する摩耗エネルギー計算ステップと、
    を含む処理を実行させるためのタイヤ摩耗シミュレーションプログラム。
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