JP2014203718A - コネクタ嵌合装置、及び電子機器の検査方法 - Google Patents

コネクタ嵌合装置、及び電子機器の検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構造でプローブコネクタの変位を許容できるコネクタ嵌合装置を提供する。
【解決手段】嵌合装置には、検査対象機器のうちコネクタが設けられた部分を支持するための台と、コネクタを位置決めするための機構と、台から上方に離れて配置されるプローブコネクタと、プローブコネクタが実装されている基板22A,22Bとが設けられる。また、嵌合装置には、弾性変形可能な材料で形成されている中間部材25A,25Bと、中間部材25A,25Bを介して基板22A,22Bを支持している支持部材26A,26Bとが設けられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、2つの基板に設けられたコネクタの接続作業を円滑化する技術に関する。
電子機器の製造工程ではその動作検査が実行される。下記特許文献1には、液晶表示装置の動作を検査する方法が開示されている。この文献は、透明基板に接続されている回路基板に検査用の端子を予め形成しておいて、検査用の端子を通して液晶表示装置に検査信号を入力する方法を提案している。
特開2003−015100号公報
検査の方法としては、検査対象である電子機器に設けられたコネクタに、嵌合装置によってプローブコネクタを接続する方法がある。一般的に、コネクタには、それに嵌合しようとするコネクタを案内するガイドが形成されている。そのため、電子機器のコネクタの位置とプローブコネクタの位置との間にずれがある場合でも、その位置ずれはガイドによって解消され得る。しかしながら、2つのコネクタの位置ずれが解消されるためには、プローブコネクタの変位が許容されている必要がある。また、位置ずれを解消するためのコネクタの変位は、電子機器内で使用される2つのコネクタを嵌合させる電子機器の製造工程においても必要となる。
本発明の目的の一つは、簡単な構造でコネクタの変位を許容するコネクタの嵌合装置、及びコネクタの変位を容易に許容できる電子機器の検査方法を提供することにある。
本発明に係るコネクタ嵌合装置は、検査対象機器のうち少なくともそのコネクタが設けられた部分を支持するための第1支持部材と、前記検査対象機器のコネクタを位置決めするための機構と、前記第1支持部材から第1の方向において離れて配置される、前記検査対象機器のコネクタに嵌合させるためのプローブコネクタと、弾性変形可能な材料で形成されている中間部材と、前記プローブコネクタが第1の方向に直交する第2の方向において変位できるように中間部材を介して前記プローブコネクタを支持している第2支持部材と、前記第1支持部材と前記第2支持部材とを第1の方向において近づけるためのアクチュエータと、を備える。
本発明によれば、支持部材は弾性変形可能な材料で形成された中間部材を通してプローブコネクタを支持しているので、簡単な構造でプローブコネクタの変位を許容できる。なお、検査対象機器のコネクタを位置決めするための機構は、必ずしもコネクタに直接的に接触していなくてもよい。すなわち、この機構は間接的にコネクタを位置決めしてもよい。間接的な位置決めとは、例えば位置決め機構がコネクタが実装された回路基板(FPCを含む)に接する構造を意味する。
本発明の一形態では、前記検査対象機器のコネクタを位置決めする機構は、前記検査対象機器のコネクタの外面に接触して、当該コネクタを位置決めしてもよい。こうすることにより、回路基板等の公差がコネクタの位置に影響することを抑えることができるので、コネクタの位置精度を向上できる。その結果、小型のコネクタにプローブコネクタを嵌合させる場合であっても、嵌合工程を円滑に行うことができるようになる。
前記検査対象機器のコネクタを位置決めする機構は、前記検査対象機器のコネクタを位置決めするときに当該検査対象機器のコネクタを前記第1支持部材との間に挟むための部材を含んでもよい。こうすることにより、高さの低いコネクタを位置決めする場合であっても、コネクタにジグを確実に当てることが可能となる。
また、本発明の一形態では、前記中間部材の材料はエラストマーであってよい。これによれば、中間部材を安価に形成できる。
前記プローブコネクタが基板に実装されている場合、前記中間部材は、前記基板に直接的又は間接的に接着される接着面を有してもよい。また、前記中間部材は、前記第2支持部材に接着される接着面を有してもよい。これによれば、嵌合装置の構造をさらに簡素化できる。
また、本発明に係る検査方法は、電子機器のコネクタに第1に方向においてプローブコネクタを嵌合させるための方法である。前記検査方法は、前記プローブコネクタが前記第1の方向に対して直交する第2の方向において変位できるように弾性変形可能な材料によって形成されている中間部材を介してプローブコネクタを支持部材に支持させる工程と、前記電子機器のうち少なくともコネクタが実装された部分を支持台に配置する工程と、前記電子機器のコネクタを位置決めする工程と、前記支持部材と前記支持台とを近づけて、前記電子機器のコネクタと前記プローブコネクタとを嵌合させる工程と、を含む。
本発明によれば、支持部材は弾性変形可能な材料で形成された中間部材を通してプローブコネクタを支持しているので、プローブコネクタの変位を容易に許容できる。なお、コネクタの位置決め工程では、必ずしもコネクタが直接的に位置決めされなくてもよい。すなわち、コネクタが実装された回路基板(FPCを含む)が位置決めされることにより、間接的にコネクタが位置決めされてもよい。
また、前記電子機器のコネクタを位置決めする工程では、当該コネクタの外面に接するジグが用いられてもよい。こうすることにより、コネクタが実装された回路基板等の公差がコネクタの位置に影響することを抑えることができるので、コネクタの位置精度を向上できる。
本発明に係るコネクタ嵌合装置は、回路基板に実装された第1のコネクタに第2のコネクタを嵌合するための装置である。前記コネクタ嵌合装置は、前記回路基板のうち少なくとも前記第1のコネクタが設けられた部分を支持するための第1の支持部材と、前記回路基板の前記第1のコネクタを位置決めするための機構と、弾性変形可能な材料によって形成されている中間部材と、前記第1の支持部材から第1の方向に離れて配置され、前記第2のコネクタが第1の方向に直交する第2の方向に変位できるように中間部材を介して第2のコネクタを支持するための第2の支持部材と、前記第2の支持部材と前記第1の支持部材とを第1の方向において近づけるためのアクチュエータと、を備える。
本発明によれば、第2の支持部材は弾性変形可能な材料で形成された中間部材を通して第2のコネクタを支持しているので、簡単な構造で第2のコネクタの変位を許容できる。なお、第1のコネクタを位置決めするための機構は、必ずしも第1のコネクタに直接的に接触していなくてもよい。すなわち、この機構は間接的に第1のコネクタを位置決めしてもよい。間接的な位置決めとは、例えば位置決め機構が第1のコネクタが実装された回路基板(FPCを含む)に接する構造を意味する。
本発明の実施形態に係るコネクタ嵌合装置を示す斜視図である。 コネクタ嵌合装置が備える基板支持アッセンブリの斜視図である。 基板支持アッセンブリの正面図である。 コネクタ嵌合装置が備える位置決め機構の斜視図である。 基板支持アッセンブリ、及び浮き防止アッセンブリの概略を示す側面図である。 浮き防止アッセンブリの動きを示す図である。 基板支持アッセンブリの動きを示す図である。 位置決め機構の概略を示す平面図である。 第1ジグアッセンブリの動きを示す図である。 第2ジグアッセンブリの動きを示す図である。 第3ジグアッセンブリの動きを示す図である。
以下、本発明の一実施形態について説明する。図1は本発明の実施形態に係るコネクタ嵌合装置10の斜視図である。図2はコネクタ嵌合装置10が備える基板支持アッセンブリ20の斜視図である。図3は基板支持アッセンブリ20の下部に設けられた支持部材26A,26B等の正面図である。図4はコネクタ嵌合装置10が備える位置決め機構50の斜視図である。図5は基板支持アッセンブリ20及び後述する浮き防止アッセンブリ51の概略を示す側面図である。図6は浮き防止アッセンブリ51の動きを示す図である。図7は基板支持アッセンブリ20の動きを示す図である。図8は位置決め機構50の概略を示す平面図である。図9は第1ジグアッセンブリ52の動きを示す図である。図10は第2ジグアッセンブリ53の動きを示す図である。図11は第3ジグアッセンブリ54の動きを示す図である。
以下の説明では、図1に示すX1,X2が示す方向をそれぞれ右方向,左方向とする。また、Y1,Y2が示す方向をそれぞれ前方,後方とする。また、Z1,Z2が示す方向をそれぞれ上方,下方とする。
図1に示すように、コネクタ嵌合装置10は支持台11を有している。検査システム1は支持台11に設置される電子機器90を検査するためのシステムである。電子機器90は第1コネクタ93Aと第2コネクタ93Bとを有している(図4参照)。コネクタ93A,93Bは平面視で略矩形である。コネクタ嵌合装置10は、コネクタ93A,39Bを位置決めするための位置決め機構50と、プローブコネクタ21A,21Bが実装された回路基板22A,22Bを支持している基板支持アッセンブリ20とを有している(図3参照)。プローブコネクタ21A,21Bは、電線(この例ではFPC24A,24B(図2参照))を通して、検査システム1が備える検査装置2に接続されている。検査装置2はFPC24A,24B及びプローブコネクタ21A,21Bを通して検査信号を電子機器90に入力する。
図1に示す例の電子機器90は表示装置であり、格子状の配線が形成された透明基板91と、基板91に接続されているFPC(Flexible Printed Circuit)92A,92Bとを有している。上述のコネクタ93A,93BはFPC92A,92Bにそれぞれ実装されている(図4参照)。なお、電子機器90は表示装置に限られず、表示装置とは異なる装置や回路基板であってよい。また、基板91に接続されるFPCの数は1つでもよい。また、電子機器90は必ずしもFPC92A,92Bを備えていなくてもよい。この場合、コネクタ93A,93Bは電子機器90である回路基板に直接的に実装されてよい。電子機器90が備えるコネクタの数は1つでもよい。
図1に示すように、この例の支持台11は後方に向けて張り出しているFPC台11a(請求項の第1支持部材)を有している。電子機器90のFPC92A,92B(図4参照)はFPC台11a上に配置される。FPC台11aの上面にはFPC92A,92Bを吸着するための空気口が形成されている。支持台11の初期位置は、基板支持アッセンブリ20及び位置決め機構50から前方に離れている。支持台11は前後動可能に設けられており、検査時にはアクチュエーターの作用により初期位置から後方に移動する。そして、FPC台11aは位置決め機構50に囲まれる位置(以下、検査位置)に配置される(図4参照)。図5乃至図11においては、FPC台11aは検査位置に配置されている。
基板支持アッセンブリ20のプローブコネクタ21A,21Bは検査位置にあるFPC台11aから上方に離れて配置される。プローブコネクタ21A,21Bは回路基板の下面に実装されている。図2に示す例の基板支持アッセンブリ20は、左右方向で並ぶ2つの回路基板22A,22Bを備え、プローブコネクタ21A,21Bは回路基板22A,22Bにそれぞれ実装されている。回路基板22A,22Bの上面にはコネクタ23A,23Bが実装されている。コネクタ21A,21Bは回路基板22A,22Bに形成された電線を通してコネクタ23A,23Bにそれぞれ接続されている。コネクタ23A,23Bには上述したFPC24A,24Bがそれぞれ接続されている。
上述したように、検査時には、支持台11が後方に移動することにより、FPC台11aは検査位置に配置される。基板支持アッセンブリ20とFPC台11aは、アクチュエータの作用を受けて上下方向において互いに近づけられる。その結果、電子機器90のコネクタ93A,93Bと、基板支持アッセンブリ20のプローブコネクタ21A,21Bとが嵌合する。
図7では、基板支持アッセンブリ20の動きが示されている。プローブコネクタ21A,21Bの初期位置(図7の二点鎖線で示すコネクタ21A,21Bの位置)は、検査位置から上方且つ後方に離れている。検査時には、基板支持アッセンブリ20は前方に移動し、その後に検査位置に向けて下方に移動する。その結果、コネクタ93A,93Bとプローブコネクタ21A,21Bとがそれぞれ嵌合する。プローブコネクタ21Aとコネクタ93Aのうち一方のコネクタには凸部が設けられ、他方のコネクタには凹部が設けられている。一方のコネクタの凸部が他方のコネクタの凹部に嵌まり、その結果、コネクタ間の電気的接続が確立される。同様に、プローブコネクタ21Bとコネクタ93Bのうち一方のコネクタには凸部が設けられ、他方のコネクタには凹部が設けられている。
基板支持アッセンブリ20の前後方向での動きは、基板支持アッセンブリ20の後側に配置されているアクチュエータ82(図1参照)により実現される。基板支持アッセンブリ20の上下方向での動きはアクチュエータ81(図1参照)により実現される。アクチュエータ81,82は、例えば空気圧アクチュエータや、油圧アクチュエータ、モータなどである。なお、基板支持アッセンブリ20が下方に移動するのではなく、支持台11がアクチュエータの作用を受けて上方に移動してもよい。
図2に示すように、基板支持アッセンブリ20は、回路基板22A,22Bと回路基板22A,22Bを支持する支持部材26A,26B(請求項の第2支持部材)との間に配置される中間部材25A,25Bを有している。中間部材25A,25Bは弾性変形可能な材料で形成されている。支持部材26A,26Bは中間部材25A,25Bを通して回路基板22A,22Bを支持している。換言すると、回路基板22A,22Bは中間部材25A,25Bを通して支持部材26A,26Bに取り付けられている。回路基板22A,22Bは、上下方向に対して直交する方向(具体的には、前後方向及び左右方向)において、支持部材26A,26Bに対して相対変位可能となっている。プローブコネクタ21A,21Bとコネクタ93A,93Bとの位置がずれている場合、一方のコネクタに形成されたガイドに他方のコネクタが当たる。このとき、中間部材25A,25Bが変形することにより、位置ずれが解消され、プローブコネクタ21A,21Bはコネクタ93A,93Bに嵌合する。
中間部材25Aの材料は、例えばエラストマー(シリコーンゴムなどの合成ゴムや天然ゴムを含む)など樹脂の弾性材料である。中間部材25Aの材料はスポンジ状の樹脂や、発泡プラスチックでもよい。また、中間部材25Aは、例えば天然繊維や合成繊維で構成される、積層された布状の部材や、綿状の部材でもよい。このような材料によれば、プローブコネクタ21A,21Bとコネクタ93A,39Bとの嵌合時にそれらの間で生じる衝撃も中間部材25A,25Bによって緩衝できる。また、回路基板22A,22Bは、前後方向及び左右方向での変位が許容されるだけでなく、回転も許容される。そのため、プローブコネクタ21A,21Bとコネクタ93A,39Bとの位置ずれが回転方向において生じている場合であっても、その位置ずれを解消できる。なお、支持部材26A,26Bは例えば金属によって形成される。
図2及び図3に示すように、この例の支持部材26A,26Bは、回路基板22A,22Bの上側に、すなわち回路基板22A,22Bを挟んでプローブコネクタ21A,21Bとは反対側に配置されている。中間部材25A,25Bは回路基板22A,22Bと支持部材26A,26Bとによって上下方向で挟まれている。中間部材25A,25Bの上面(支持部材26A,26Bに接する面)と、中間部材25A,25Bの下面(回路基板22A,22Bに接する面)は、上下方向に対して直交する方向で相対変位可能となっている。言い換えると、中間部材25A,25Bの材料は、そのような相対変位を許容する材料である。この例の中間部材25A,25Bはシート状であり、その厚さ方向が上下方向と平行になるように配置されている。中間部材25A,25Bの厚さは、回路基板22A,22Bに必要とされる変位と、中間部材25A,25Bの材料とに応じて適宜設定される。中間部材25A,25Bの材料は、その上面と下面の弾性的な相対変位を許容する厚さを有する紙でもよい。
中間部材25A,25Bは回路基板22A,22Bにそれぞれ接着される接着面を有している。また、中間部材25A,25Bは支持部材26A,26Bに接着される接着面を有している。接着面は、例えば中間部材25A,25Bの表面に接着剤を塗布することにより得られる。また、中間部材25A,25Bの表面に、接着剤が両面に塗布された接着シートが貼り付けられ、このシートが接着面として機能してもよい。ここに説明する例では、中間部材25A,25Bの下面が回路基板22A,22Bに接着され、中間部材25A,25Bの上面が支持部材26A,26Bの下面に接着されている。なお、中間部材25A,25Bの下面は回路基板22A,22Bに直接的に接着されていなくてもよい。例えば、回路基板22A,22Bに別の部材が固定されている場合、中間部材25A,25Bはその部材に接着されてもよい。また、中間部材25A,25Bの材料が上述したように紙である場合には、中間部材25A,25Bは、上面及び下面に接着面が設けられた、いわゆる両面接着紙でもよい。また、中間部材25A,25Bの材料が樹脂の弾性材料である場合には、その上面と下面のそれぞれに両面接着紙が貼られていてもよい。
図2及び図3に示すように、この例の支持部材26A,26Bは回路基板22A,22Bよりも小さなサイズを有している。具体的には、支持部材26A,26Bの前後方向の幅は回路基板22A,22Bの幅と概ね等しいものの、支持部材26A,26Bの左右方向の幅は、回路基板22A,22Bの幅よりも小さい。支持部材26A,26Bはプローブコネクタ21A,21Bが配置された部分の反対側に位置している。
中間部材25A,25Bは、支持部材26A,26Bに対応したサイズを有している。すなわち、中間部材25A,25Bの左右方向の幅及び前後方向の幅は、支持部材26A,26Bの左右方向の幅及び前後方向の幅にそれぞれ対応している。そのため、支持部材26A,26Bによって回路基板22A,22Bを安定的に支持できる。中間部材25A、25Bのサイズは、以上説明したものに限定されない。例えば、中間部材25A、25Bのサイズは支持部材26A,26Bの下面よりも小さくてもよい。この場合、複数の中間部材25Aが支持部材26Aの下面に取り付けられてもよい。同様に、複数の中間部材25Bが支持部材26Aの下面に取り付けられてもよい。
図2及び図3に示す例では、回路基板22A,22Bの上側に支持部材26A,26Bが配置されている。しかしながら、回路基板22A,22B及び支持部材26A,26Bのレイアウトは、これに限定されない。例えば、支持部材26A,26Bは回路基板22A,22Bの外周縁を支持してもよい。この場合、中間部材25A,25Bも回路基板22A,22Bの外周縁と支持部材26A,26Bとの間に配置される。
図2に示すように、基板支持アッセンブリ20は、アクチュエータ81,82に連結されているベース39と、ベース39と支持部材26A,26Bとの間に構成されている調整機構30とを有している。調整機構30は、作業者による支持部材26A,26Bの位置調整を可能とする機構である。具体的には、調整機構30は、上下方向、左右方向、及び前後方向において支持部材26A,26Bの位置調整を可能としている。なお、調整機構30は必ずしも設けられていなくてもよい。
調整機構30は、第1調整部材31A,31Bと、第2調整部材32A,32Bと、第3調整部材33A,33Bとを含んでいる。調整部材31A,32A,33Aは回路基板22Aに連結されている。調整部材31B,32B,33bは回路基板22Bに連結されている。回路基板22Aと回路基板22Bは別個に位置調整が可能となっている。なお、図2において各調整部材に示した矢印は、それらの可動方向を表している。
第1調整部材31A,31Bは、ベース39に対して上下方向に相対動できるように、ベース39に取り付けられている。ベース39には固定部材34が取り付けられている。固定部材34のベース39に対する相対動は許容されていない。固定部材34には、第1調整部材31A,31Bの上方に位置し、第1調整部材31A,31Bの上下方向の位置を規定するストッパ螺子34aが設けられている。なお、上下方向におけるストッパ螺子34aの位置はナット35によって固定されている。
第2調整部材32A,32Bは、第1調整部材31A,31Bに対して左右方向に相対動できるように、当該第1調整部材31A,31Bに取り付けられている。固定部材34には、第2調整部材32A,32Bの右側及び左側にそれぞれ位置する2つのストッパ螺子34bが設けられている。左側のストッパ螺子34bは左側の第2調整部材32Aの左右方向の位置を規定し、右側のストッパ螺子34bは右側の第2調整部材32Bの左右方向の位置を規定している。左右方向におけるストッパ螺子34bの位置はナット35によって固定されている。
この例の第2調整部材32A,32BはL字状であり、その後部が第1調整部材31A,31Bに取り付けられ、その前部は前方に延びている。第3調整部材33A,33Bは第2調整部材32A,32Bの前部の下側に取り付けられている。また、第3調整部材33A,33Bは第2調整部材32A,32Bに対して前後方向で相対動可能となっている。第3調整部材33A,33Bにはアーム33aが設けられている。アーム33aには、第2調整部材32A,32Bに対する第3調整部材33A,33Bの前後方向の位置を規定するためのストッパ螺子33bが設けられている。前後方向におけるストッパ螺子33bの位置はナット35によって固定されている。
上述した支持部材26A,26Bは第3調整部材33A,33Bの下側にそれぞれ取り付けられている。その結果、支持部材26A,26B、回路基板22A,22Bの位置は前後方向、左右方向及び上下方向において調整可能となっている。
図4に示すように、位置決め機構50は浮き防止アッセンブリ51を含んでいる。浮き防止アッセンブリ51はアーム(浮き防止部材)51aを含んでいる。アーム51aは、電子機器90のコネクタ93A,93B上に配置され、FPC台11aとの間にコネクタ93A,93Bを挟む(図6(b)参照)。それにより、FPC台11aからのFPC92A,92Bの浮き、すなわちコネクタ93A,93Bの浮きが防止され得る。アーム51aは、2つのコネクタ93A,93Bの双方を押すことができるように、コネクタ93A,93Bの配置に対応した形状を有している。ここで説明する例のコネクタ93A,93BはL字状に配置されている。そのため、アーム51aの端部は、コネクタ93A,93Bの配置に合わせて屈曲している。
浮き防止アッセンブリ51は検査位置から後方に離れて配置されている。位置決め機構50には、浮き防止アッセンブリ51を前後方向に動かすアクチュエータ83が設けられている(図5参照)。また、位置決め機構50にはカム機構が設けられている。カム機構はアーム51aの前方移動からアーム51aの上下方向での動きを生じる。上下方向での動きは、具体的には、FPC台11aの上側から当該FPC台11aに接近する動きである。
図4に示すように、ここで説明する例のアーム51aには、側方(具体的には、右方向)に突出する凸部51bが設けられている。また、凸部51bの前方には、プレート55が配置されている。この凸部51bとプレート55の上面(ガイド面)とによってカム機構が構成されている。アーム51aには、凸部51bよりも後方に位置する支持軸51dが設けられている。アーム51aは、その前部(検査位置側の部分)が上下動できるように支持軸51dを通してベース51cによって支持されている。ベース51cはアクチュエータ83に取り付けられている。
図4に示すように、プレート55の上面は、その最前部と最後部とに斜面55a,55bをそれぞれ有している。また、プレート55の上面は、最前部の斜面55aと最後部の斜面55bとの間にフラットな面55cを有している。図6(a)に示すように、浮き防止アッセンブリ51が前方に移動し、凸部51bがプレート55の斜面55bに乗り上げると、アーム51aの前部は支持軸51dを中心に持ち上がる。凸部51bがフラットな面55c上を前方に移動する間、アーム51aは、その前部が持ち上がった姿勢を維持する。アーム51aの前部が検査位置にあるFPC台11aの上方の位置に達する時、凸部51bは最前部の斜面55aに到達する。その結果、図6(b)に示すように、アーム51aの前部は、FPC台11aに向かって下方に移動し、電子機器90のコネクタ93A,93B上に配置される。なお、凸部51bはプレート55の上面を円滑に移動できるように回転可能となるようにアーム51aに取り付けられていてもよい。
なお、アーム51aのカム機構は以上説明したものに限られず、種々の変更が可能である。例えば、アーム51aに凹凸が形成されたガイド面が形成され、そのガイド面に当たる凸部がアーム51aの前方に配置されていてもよい。
図4に示すように、位置決め機構50は、第1ジグアッセンブリ52と、第2ジグアッセンブリ53と、第3ジグアッセンブリ54とを含んでいる。3つのジグアッセンブリ52,53,54は検査位置を囲むように配置されている。電子機器90のコネクタ93A,93Bの位置決めは、ジグアッセンブリ52,53,54によって行われる。この例では、ジグアッセンブリ52,53,54に設けられたジグ52A,53A,53B,54A,54Bはコネクタ93A,93Bの外面(前面、背面、及び側面)に当たり、それらを位置決めする。これにより、コネクタ93A,93Bが間接的に位置決めされる構造に比して、例えばジグがFPC92A,92Bに当たる構造に比して、コネクタ93A,93Bの位置精度を向上できる。
ジグ52A,53A,53B,54A,54Bによるコネクタ93A,93Bの位置決めは、上述の浮き防止アッセンブリ51のアーム51aがコネクタ93A,93B上に配置されている状態で実行される。これにより、高さの低いコネクタ93A,93Bを位置決めする場合であっても、ジグ52A,53A,53B,54A,54Bをコネクタ93A,93Bに確実に当てることができる。ジグ52A,53A,53B,54A,54Bの先端、すなわちコネクタ93A,93Bに当たる部分は、コネクタ93A,93Bの高さに対応した厚さ、或いはコネクタ93A,93Bの高さよりも小さい厚さを有している。これにより、浮き防止アッセンブリ51のアーム51aとジグ52A,53A,53B,54A,54Bとの干渉を防ぐことができる。
図4及び図8に示すように、第1ジグアッセンブリ52の初期位置は、浮き防止アッセンブリ51と同様に、検査位置(FPC台11a)から後方に離れている。第1ジグアッセンブリ52にはジグ52Aが設けられている。ジグ52Aの前端は電子機器90に設けられた第2コネクタ93Bの背面にあたる。
コネクタ93A,93Bの位置決め工程では、3つのジグアッセンブリ52,53,54のうち第1ジグアッセンブリ52が最初に前方に移動する(図9参照)。ここで説明する例の第1ジグアッセンブリ52は2段階で前方に移動する。第1段階では、ジグ52Aの前端は第2コネクタ93Bに当たらない。第2段階は後述する第3ジグアッセンブリ54が検査位置に向けて移動する時である。第3ジグアッセンブリ54はその移動時に第1ジグアッセンブリ52を前方に動かす(図11参照)。これにより、ジグ52Aの前端は第2コネクタ93Bの背面にあたる。
第1ジグアッセンブリ52を前方に動かすアクチュエータは、好ましくは、上述の浮き防止アッセンブリ51を動かすアクチュエータ83と同じである。こうすることにより、アクチュエータの数を減らすことができる。この場合、図6に示すように浮き防止アッセンブリ51が前方に移動するとき、第1ジグアッセンブリ52は上述の第1段階の前方移動を行う。なお、第1ジグアッセンブリ52は、アクチュエータ83とは別のアクチュエータによって前方に動かされてもよい。
図4に示すように、第2ジグアッセンブリ53は、第2ジグ53Aと、第3ジグ53Bと、これらを支持するベース53Cとを有している。上述したように、電子機器90の第1コネクタ93Aと第2コネクタ93Bは略L字状に配置されている。第1コネクタ93Aの側面を含む平面と、第2コネクタ93Bの前面を含む平面は互いに直交している。図10(b)に示すように、第2ジグ53Aの端部(詳細には左縁53e)は電子機器90の第1コネクタ93Aの側面の位置を規定する。第3ジグ53Bの端部(詳細には最左部の後縁53f)は第2コネクタ93Bの前面の位置を規定する。また、第3ジグ53Bの端部には第2コネクタ93Bの右側面の位置を規定する縁53gが形成されている。
第2ジグアッセンブリ53の初期位置は、図8に示すように、検査位置から右方向に離れている。ベース53Cは、アクチュエータ84(図1参照)の作用を受けて、検査位置に向けて左方向に移動する(図10(a)参照)。第2ジグ53Aはベース53Cと一体的に動くようにベース53Cに取り付けられている。第2ジグ53Aはベース53Cとともに予め規定された距離だけ左方向に移動する。そのときの第2ジグ53Aの左縁53eの位置が第1コネクタ93Aの側面の位置となる。なお、図1に示す例のアクチュエータ84には、第2ジグ53Aとベース53Cの移動距離を規定するストッパナット84aが設けられている。
第2ジグアッセンブリ53が初期位置にあるとき、第3ジグ53Bの端部(最左部の後縁53f)は第2コネクタ93Bの前面から右方向に離れて位置するとともに、前方にずれている。第2ジグアッセンブリ53には、第2ジグアッセンブリ53が左方向に移動しているときに第3ジグ53Bに後方への変位を生じさせるガイド機構が設けられている。図4及び図10に示すように、ここで説明する例のガイド機構はストッパ56を有している。ストッパ56は第3ジグ53Bの進行方向(左方向)に位置し、第3ジグ53Bの左方向への移動を制限する。また、ベース53Cにはガイド溝53dが形成されている。ガイド溝53dは斜め右方向且つ後方に延びている。第3ジグ53Bは、ガイド溝53dに配置される被ガイド部53hを有している。ガイド溝53dには被ガイド部53hを初期位置に戻す、すなわち左方向に付勢するばね53iが配置されている。
ベース53Cが左方向に移動する過程で第3ジグ53Bがストッパ56に当たると、第3ジグ53Bのそれ以上の左方向への移動は制限される。その結果、図10(b)に示すように、第3ジグ53Bはベース53Cに対しては相対的に右方向に移動し、ガイド溝53d及び被ガイド部53hの案内により後方に移動する。そして、移動後の第3ジグ53Bの最左部の後縁53fの位置が第2コネクタ93Bの前面の位置となる。このようなガイド機構を利用することにより、コネクタ93A,93Bの位置決めに要するアクチュエータの数を減らすことができる。
ガイド機構は以上説明したものに限定されない。例えば、ストッパ56が設けられることなく、左方向且つ後方に延びるガイドが形成されてもよい。このようなガイドによれば、第3ジグ53Bは左方向に移動しながら後方に変位する。
図4及び図8に示すように、第3ジグアッセンブリ54は第4ジグ54Aと、第5ジグ54Bと、ジグ54A,54Bを支持するベース54Cとを有している。第3ジグアッセンブリ54の初期位置は検査位置から左方向に離れている。位置決め機構50には、第3ジグアッセンブリ54を右方向に移動させるアクチュエータ85(図1参照)が設けられている。
図4に示すように、第4ジグ54Aは、その端部に、検査位置に向かって右方向に延びるとともに、前後方向において互いに離れている2つの延伸部54a,54bを有している。延伸部54a,54bの間隔は第1コネクタ93Aの前後方向の幅に対応している。この延伸部54a,54bによって第1コネクタ93Aの前後方向の位置が規定される。第3ジグアッセンブリ54はアクチュエータ85の作用を受けて予め規定された距離だけ右方向に移動する。このとき、延伸部54aの先端の縁(右縁)と、上述した第3ジグ53Bの縁53g(図10(b)参照)との間に、第2コネクタ93Bの左右方向での幅に対応した間隔が形成される。したがって、延伸部54aの先端と第3ジグ53Bの縁53gとによって第2コネクタ93Bの左右方向での位置が規定される。なお、図1に示す例のアクチュエータ85には、第3ジグアッセンブリ54の移動距離を規定するストッパナット85aが設けられている。
図4に示すように、第5ジグ54Bの先端54cは第4ジグ54Aの延伸部54a,54bの間に配置されている。第4ジグ54Aはベース54Cと一体的に動くように当該ベース54Cに取り付けられている。一方、第5ジグ54Bはベース54Cに対して左右方向で相対的に動くことができるように設けられている。具体的には、ベース54Cには左右方向に延びる溝54dが形成されており、第5ジグ54Bはこの溝54dの内側で左右方向に動くことができる。溝54dには第5ジグ54Bを右方向に付勢するばね54eが設けられている。図11に示すように、第3ジグアッセンブリ54が右方向に移動すると、第5ジグ54Bの先端53cはばね54eの弾性力によって電子機器90の第1コネクタ93Aの左側面に押し当てられる。その結果、第5ジグ54Bと上述した第2ジグ53Aとによって第1コネクタ93Aの左右方向での位置が規定される。なお、ばね54eの弾性力に起因する第5ジグ54Bの右方向への移動(ベース54C及び第4ジグ54Aに対する相対移動)は、第3ジグアッセンブリ54に設けられたストッパ(不図示)によって制限されている。
上述したように、第1ジグアッセンブリ52は、第3ジグアッセンブリ54の作用を受けて第2段階の前方移動を行う。具体的には、図4に示すように、第1ジグアッセンブリ52のベース52Bには上方に突出する円柱状の凸部52bが設けられている。第3ジグアッセンブリ54のベース54Cには、ジグ54A,54Bの後側に位置する張り出し部54gが形成されている。この張り出し部54gの内側には、第3ジグアッセンブリ54が右方向に移動する過程で凸部52bが当たるガイド面54fが形成されている(図11参照、図11ではガイド面54fを示すために張り出し部54gの上部を欠いている)。ガイド面54fは、凸部52bを前方に押す力が作用するように斜めに形成されている。詳細には、ガイド面54fは斜め右方向且つ後方に延びている。第3ジグアッセンブリ54が右方向に移動するに従って第1ジグアッセンブリ52は前方に移動する。その結果、第1ジグ52Aの先端は第2コネクタ93Bの背面に押し当てられる。これにより、第2コネクタ93Bの前後方向の位置は、第1ジグ52Aと、上述した第3ジグ53Bとによって規定される。
電子機器90の製造時に実行される検査手順について説明する。まず、作業者は、プローブコネクタ21A,21Bがそれぞれ実装された回路基板22A,22Bを中間部材25A,25Bを介して支持部材26A,26Bに取り付ける。次に、作業者は電子機器90を支持台11に設置する。その後、作業者は制御装置(不図示)を通してアクチュエータを駆動し、支持台11及び位置決め機構50を動かす。具体的には、支持台11を後方に移動させ、FPC台11aを検査位置に設置する。次に、図6に示すように、浮き防止アッセンブリ51を前方に移動させ、アーム51aをコネクタ93A,93B上に配置する。その後に、ジグ52A,53A,53B,54A,54Bによってコネクタ93A,93Bを位置決めする。
具体的には、図9に示すように、まず第1ジグアッセンブリ52を前方に移動させる(第1段階の前方移動)。次に、図10に示すように、第2ジグアッセンブリ53を検査位置に向けて左方向に動かし、第2ジグ53Aによって第1コネクタ93Aの右側面の位置を規定する。また、第3ジグ53Bによって第2コネクタ93Bの前面及び右側面の位置を規定する。次に、図11に示すように、第3ジグアッセンブリ54を検査位置に向けて右方向に動かす。その結果、第4ジグ54Aの延伸部54a,54bによって、第1コネクタ93Aの前後方向の位置が規定される。また、延伸部54aは第2コネクタ93Bの左側面に当てられ、第5ジグ54Bは第1コネクタ93Aの左側面に当てられる。さらに、ガイド面54fに沿って第1ジグアッセンブリ52が前方に移動し(第2段階の前方移動)、第1ジグ52Aが第2コネクタ93Bの背面に当てられる。これにより2つのコネクタ93A,93Bが前後方向及び左右方向において位置決めされる。次に、浮き防止アッセンブリ51を後退させる。その後、図7に示すように、基板支持アッセンブリ20を前方及び下方に移動させ、プローブコネクタ21A,21Bをそれぞれコネクタ93A,93Bに嵌合させる。最後に、検査装置2からプローブコネクタ21A,21B及びコネクタ93A,93Bを通して電子機器90に検査信号を入力する。
検査の終了後は、次の手順を行う。すなわち、基板支持アッセンブリ20を初期位置に戻し、プローブコネクタ21A,21Bとコネクタ93A,93Bとの嵌合を解消する。その後、ジグアッセンブリ52,53,54を初期位置に戻す。最後に、支持台11を初期位置に戻す。なお、ジグアッセンブリ52,53,54は、例えば、ばね(不図示)の弾性力によって初期位置の戻るように構成されてもよいし、アクチュエータの逆方向への駆動により初期位置に戻るように構成されてもよい。
以上説明したように、コネクタ嵌合装置10は、FPC台11aから上方に離れて配置されるプローブコネクタ21A,21Bと、プローブコネクタ21A,21Bが実装される回路基板22A,22Bと、弾性変形可能な材料で形成されている中間部材25A,25Bと、回路基板22A,22Bが上下方向に対して直交する方向において変位できるように中間部材25A,25Bを介して回路基板22A,22Bを支持している支持部材26A,26Bとを備えている。そのため、プローブコネクタの変位を簡単な構造で許容できている。
また、以上説明した電子機器90の検査方法は、弾性変形可能な材料によって形成されている中間部材25A,25Bを介してプローブコネクタ21A,21Bが実装された基板22A,22Bを支持部材26A,26Bに取り付ける工程と、電子機器90のうち少なくともコネクタ93A,93Bが実装された部分(FPC92A,29B)をFPC台11aに配置する工程と、電子機器90のコネクタ93A,93Bを位置決めする工程と、支持部材26A,26BとFPC台11aとを近づけて、電子機器90のコネクタ93A,93Bとプローブコネクタ21A,21Bとを嵌合させる工程とを含んでいる。この方法によれば、プローブコネクタの変位を容易に許容できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
コネクタ嵌合装置10は、例えば電子機器の製造工程で使用されるものであってもよい。例えば電子機器90が基板91と別の回路基板(以下において第2の基板)とを備える場合、コネクタ嵌合装置10は、基板91のコネクタ93A,93Bと第2の基板のコネクタとの嵌合に使用されてもよい。この場合、コネクタ嵌合装置10は、第2の基板が脱着可能な部材を備え、この部材と上述の支持部材26A,26Bとの間に中間部材25A,25Bが配置されてもよい。
また、コネクタ嵌合装置10には必ずしも回路基板22A,22Bは設けられていなくてもよい。この場合、支持部材26A,26Bは、弾性変形可能な材料で形成された中間部材を介してプローブコネクタ21A,21Bを支持するように構成される。
1 検査システム、2 検査装置、10 コネクタ嵌合装置、11 支持台、11a FPC台、20 基板支持アッセンブリ、21A,21B プローブコネクタ、22A,22B 回路基板、23A,23B コネクタ、25A,25B 中間部材、26A,26B 支持部材、30 調整機構、31A,31B,32A,32B,33A,33B 調整部材、34 固定部材、50 位置決め機構、51 浮き防止アッセンブリ、52 第1ジグアッセンブリ、52A 第1ジグ、53 第2ジグアッセンブリ、53A 第2ジグ、53B 第3ジグ、54 第3ジグアッセンブリ、54A 第4ジグ、54B 第5ジグ、90 電子機器(検査対象)、93A,93B コネクタ。

Claims (9)

  1. 検査対象機器のうち少なくともそのコネクタが設けられた部分を支持するための第1支持部材と、
    前記検査対象機器のコネクタを位置決めするための機構と、
    前記第1支持部材から第1の方向において離れて配置される、前記検査対象機器のコネクタに嵌合させるためのプローブコネクタと、
    弾性変形可能な材料で形成されている中間部材と、
    前記プローブコネクタが第1の方向に直交する第2の方向において変位できるように中間部材を介して前記プローブコネクタを支持している第2支持部材と、
    前記第1支持部材と前記第2支持部材とを第1の方向において近づけるためのアクチュエータと、を備える
    ことを特徴とするコネクタ嵌合装置。
  2. 請求項1に記載のコネクタ嵌合装置において、
    前記検査対象機器のコネクタを位置決めする機構は、前記検査対象機器のコネクタの外面に接触して、当該コネクタを位置決めする、
    ことを特徴とするコネクタ嵌合装置。
  3. 請求項2に記載のコネクタ嵌合装置において、
    前記検査対象機器のコネクタを位置決めする機構は、前記検査対象機器のコネクタを位置決めするときに当該検査対象機器のコネクタを前記第1支持部材との間に挟むための部材を含む、
    ことを特徴とするコネクタ嵌合装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載のコネクタ嵌合装置において、
    前記中間部材の材料はエラストマーである、
    ことを特徴とするコネクタ嵌合装置。
  5. 請求項4に記載のコネクタ嵌合装置において、
    前記プローブコネクタは基板に実装されており、
    前記中間部材は、前記基板に直接的又は間接的に接着される接着面を有する、
    ことを特徴とするコネクタ嵌合装置。
  6. 請求項4又は5に記載のコネクタ嵌合装置において、
    前記中間部材は、前記第2支持部材に接着される接着面を有している、
    ことを特徴とするコネクタ嵌合装置。
  7. 電子機器のコネクタに第1に方向においてプローブコネクタを嵌合させる、前記電子機器の検査方法であって、
    前記プローブコネクタが前記第1の方向に対して直交する第2の方向において変位できるように弾性変形可能な材料によって形成されている中間部材を介して前記プローブコネクタを支持部材に支持させる工程と、
    前記電子機器のうち少なくともコネクタが実装された部分を支持台に配置する工程と、
    前記電子機器のコネクタを位置決めする工程と、
    前記支持部材と前記支持台とを近づけて、前記電子機器のコネクタと前記プローブコネクタとを嵌合させる工程と、を含む
    ことを特徴とする電子機器の検査方法。
  8. 請求項7に記載の電子機器の検査方法において、
    前記電子機器のコネクタを位置決めする工程では、当該コネクタの外面に接するジグを用いる、
    ことを特徴とする電子機器の検査方法。
  9. 回路基板に実装された第1のコネクタに第2のコネクタを嵌合するためのコネクタ嵌合装置であって、
    前記回路基板のうち少なくとも前記第1のコネクタが設けられた部分を支持するための第1の支持部材と、
    前記回路基板の前記第1のコネクタを位置決めするための機構と、
    弾性変形可能な材料によって形成されている中間部材と、
    前記第1の支持部材から第1の方向に離れて配置され、前記第2のコネクタが第1の方向に直交する第2の方向に変位できるように中間部材を介して第2のコネクタを支持するための第2の支持部材と、
    前記第2の支持部材と前記第1の支持部材とを第1の方向において近づけるためのアクチュエータと、を備える
    ことを特徴とするコネクタ嵌合装置。
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