JP2014202072A - バイパス制御装置付きスロットルボディ組立体 - Google Patents

バイパス制御装置付きスロットルボディ組立体 Download PDF

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Abstract

【課題】バイパス制御装置を,スロットルボディ組立体とは別個に加工,組立てし得るようにする。【解決手段】スロットルボディ1一側の取り付け面1aに制御基体5を接合し,取り付け面1aには,バイパス13の上流通路14の下流端に連なる第1連通溝16と,バイパス13の下流通路15の上流端に連なる第2連通溝17とを形成し,制御基体5には,バルブガイド孔7と,第1連通溝16をバルブガイド孔7に連通する流入孔11と,第2連通溝17をバルブガイド孔7に連通すると共に制御バルブ12により開閉される計量孔10とを形成し,バルブガイド孔7,制御バルブ12及び電動モータ20を,それらの共通軸線Yを吸気道2の軸線Xと直交する方向に向けて設け,この計量孔10と,下流通路15の下流端部とを吸気道2の軸線Xに沿って互いにオフセットSして配置した。【選択図】 図1

Description

本発明は,スロットルバルブにより開閉される吸気道を有するスロットルボディに,スロットルバルブのバルブ軸を回転自在に支承し,このバルブ軸の一端部に,操縦者により操作されるスロットルドラムを連結し,前記バルブ軸の他端部の回転角度をスロットルバルブの開度として検出するスロットルセンサをスロットルボディに取り付けてなるスロットルボディ組立体であって,スロットルバルブを迂回して吸気道に接続されるバイパスと,このバイパスに介在するバルブガイド孔と,このバルブガイド孔に摺動自在且つ回転不能に嵌装されて,バイパスを開閉する制御バルブと,この制御バルブと同軸状に配置される電動モータと,この電動モータの出力軸の回転を軸方向移動に変換して前記制御バルブに伝達するねじ機構とよりなるバイパス制御装置を備えるものゝ改良に関する。
かゝるバイパス制御装置付きスロットルボディ組立体は,下記特許文献1に開示されるように既に知られている。
特開2007−332829号公報
従来のかゝるバイパス制御装置付きスロットルボディ組立体では,バイパス及びバルブガイド孔を全てスロットルボディに形成するので,バイパスやバルブガイド孔等のスロットルボディへの加工が面倒である上,スロットルボディに,制御バルブ,ねじ機構及び電動モータを順次組み付けていくことで,組立性が良好とは言えない。さらにバイパスの下流通路を長くして,吹き返しガスによる弁孔への異物侵入を防ぐために,スロットルボディを吸気道の軸方向に大きくする必要があるので,スロットルボディの小型化が困難である。
本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたもので,バイパス制御装置を,スロットルボディ組立体とは別個に形成,組立てし得るようにして,形成及び組立てが容易で,しかもコンパクトな,前記バイパス制御装置付きスロットルボディ組立体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために,本発明は,スロットルバルブにより開閉される吸気道を有するスロットルボディに,スロットルバルブのバルブ軸を回転自在に支承し,このバルブ軸の一端部に,操縦者により操作されるスロットルドラムを連結し,前記バルブ軸の他端部の回転角度をスロットルバルブの開度として検出するスロットルセンサをスロットルボディに取り付けてなるスロットルボディ組立体であって,スロットルバルブを迂回して吸気道に接続されるバイパスと,このバイパスに介在するバルブガイド孔と,このバルブガイド孔に摺動自在且つ回転不能に嵌装されて,バイパスを開閉する制御バルブと,この制御バルブと同軸状に配置される電動モータと,この電動モータの出力軸の回転を軸方向移動に変換して前記制御バルブに伝達するねじ機構とよりなるバイパス制御装置を備えるものにおいて,前記スロットルドラム及びスロットルセンサ間でスロットルボディの一側に形成される取り付け面に,それと別体の制御基体を接合し,前記取り付け面には,バイパスの上流通路の下流端に連なる第1連通溝と,バイパスの下流通路の上流端に連なる第2連通溝とを形成し,前記制御基体には,前記バルブガイド孔と,前記第1連通溝を前記バルブガイド孔に連通する流入孔と,前記第2連通溝を前記バルブガイド孔に連通すると共に前記制御バルブにより開閉される計量孔とを形成し,前記バルブガイド孔,制御バルブ及び電動モータを,それらの共通する軸線を吸気道の軸線と直交する方向に向けて設けると共に,前記計量孔を前記共通軸線の方向に長径を向ける長孔状に形成し,この計量孔と,前記下流通路の,吸気道に開口する下流端部とを吸気道の軸線に沿って互いにオフセットして配置して,その間の途中通路を屈曲させたことを第1の特徴とする。
また本発明は,第1の特徴に加えて,前記下流通路を,前記第2連通溝の下流端より直角に屈曲して吸気道側に延びる縦孔と,この縦孔の下流端より屈曲する横孔と,この横孔の下流端より屈曲して吸気道に開口する縦溝とで構成し,その縦溝が,スロットルボディの,エンジンの吸気管が接合される接合端面に形成されることを第2の特徴とする。
さらに本発明は,第2の特徴に加えて,前記縦孔を,前記取り付け面側から見たスロットルボディの平面視で,前記バルブ軸と重なるように配置したことを第3の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば,前記スロットルドラム及びスロットルセンサ間でスロットルボディの一側に形成される取り付け面に,それと別体の制御基体を接合し,前記取り付け面には,バイパスの上流通路の下流端に連なる第1連通溝と,バイパスの下流通路の上流端に連なる第2連通溝とを形成し,前記制御基体には,前記バルブガイド孔と,前記第1連通溝を前記バルブガイド孔に連通する流入孔と,前記第2連通溝を前記バルブガイド孔に連通すると共に前記制御バルブにより開閉される計量孔とを形成し,前記バルブガイド孔,制御バルブ及び電動モータを,それらの共通する軸線を吸気道の軸線と直交する方向に向けて設けると共に,前記計量孔を前記共通軸線の方向に長径を向ける長孔状に形成したので,バイパスを分割してスロットルボディ及び制御基体に加工することになり,その加工を容易に行うことができ,しかも制御基体には,スロットルボディ組立体とは別個に,制御バルブやねじ機構,電動モータを組み込んでバイパス制御装置を構成することになるから,スロットルボディ組立体と,バイパス制御装置の組立てを並行して行うことが可能となり,それらの組立て後,両者を結合して組立てを完成させることで,組立性が良好となり,組立能率も上がる。しかもバイパス制御装置は,スロットルドラム及びスロットルセンサ間の配置されることになり,バイパス制御装置のスロットルボディ組立体からの張り出し量を極力小さく抑えて,バイパス制御装置付きのスロットルボディ組立体のコンパクト化を図ることができる。さらに計量孔を前記共通軸線の方向に長径を向ける長孔状に形成したことで,制御バルブの変位によりバイパス吸気量をきめ細かく制御することができる。
またバイパスにおいて,計量孔と,前記下流通路の,吸気道に開口する下流端部とを吸気道の軸線に沿って互いにオフセットして配置して,その間の途中通路を屈曲させた上,計量孔を前記共通軸線の方向に長径を向ける長孔状に形成したことで,エンジンの吹き返しガスが縦溝に勢いよく侵入して下流通路を逆流した場合でも,その吹き返しガスは,計量孔に達するまでに,長い流路を通過しながら曲がり角に衝突してエネルギが効果的に減衰され,さらに計量孔の軸線に直交し且つ計量孔の短径方向に進む煤等の異物は計量孔には侵入し難く,その結果,吹き返しガスに含まれる煤等の異物は途中で分離され,その異物による計量孔の詰まりや,その異物が計量孔に侵入した際に起こり得る制御バルブの浮き等の不具合を防ぐことができる。また煤等の異物が計量孔に侵入し難いので,計量孔に達するまでの長い流路が必要なくなり,スロットルボディの下流側をコンパクトにすることができる。
本発明の第2の特徴によれば,下流通路を逆流するエンジンの吹き返しガスは,計量孔に達するまでに,スロットルボディを大きくすることなく,より長い流路を通過しながら複数の曲がり角に衝突することにより,エネルギが効果的に減衰され,吹き返しガスに含まれる煤等の異物による計量孔の詰まりや,その異物による不具合を防ぐことができる。
本発明の第3の特徴によれば,前記縦孔を,前記取り付け面側から見たスロットルボディの平面視で,前記バルブ軸と重なるように配置したので,スロットルボディにおいて,縦孔に重ねてバルブ軸を配置することで,エンジンの吸気管が接合される接合端面とスロットルバルブとの間の距離が小さくなり,したがって,エンジンとスロットルバルブとの間において,吸気管の設置スペースが大きくなり,吸気管のレイアウト性が向上する。
本発明の実施形態に係るバイパス吸気制御装置付きのスロットルボディ組立体の背面図。 図1の2−2線断面図。 図1の3−3線断面図。 図1の4−4線断面図。
本発明の実施形態を,添付図面に基づいて以下に説明する。
先ず,図1〜図3において,符号1は,例えば自動二輪車用のエンジンの吸気管35に接続されるスロットルボディであって,吸気管35内と連通する吸気道2を中心部に有し,その吸気道2を開閉するバタフライ型のスロットルバルブ3のバルブ軸3aがスロットルボディ1に回転自在に支承される。このバルブ軸3aの一端部には,操縦者によりスロットルワイヤを介して操作されるスロットルドラム4が固着され,またバルブ軸3aの他端部の回転をスロットルバルブ3の開度として検出するスロットルセンサ9がスロットルボディ1に取り付けられる。以上によりスロットルボディ組立体Aが構成される。
上記スロットルドラム4及びスロットルセンサ9間において,スロットルボディ1の一側に,吸気道2の軸線Xと平行な取り付け面1aが形成され,この取り付け面1aに,バイパス制御装置Bの制御基体5が重ねられ,複数,図示例では一対のボルト6により締結される。スロットルボディ1は軽合金製,制御基体5は合成樹脂製である。
スロットルボディ1から制御基体5にわたり,スロットルバルブ3を迂回して吸気道2に接続されるバイパス13が形成され,そのバイパス13の構成を以下に説明する。
スロットルボディ1には,スロットルバルブ3より上流の吸気道2に上流端を開口する上流通路14と,スロットルバルブ3より下流の吸気道2に下流端を開口する下流通路15とが形成され,また前記取り付け面1aには,上流通路14の下流端に連なる第1連通溝16と,下流通路15の上流端に連なる第2連通溝17とが形成される。取り付け面1aには,第1及び第2連通溝16,17をそれぞれ囲繞するOリング23が装着され,制御基体5の接合面に密接するようになっている。
また前記下流通路15は,図2に明示するように,前記第2連通溝17の下流端より下方へ直角に屈曲して吸気道2側に延びる縦孔15aと,この縦孔15aの下流端より水平方向へ直角に屈曲する横孔15bと,この横孔15bの下流端より下方へ直角に延びて吸気道2に達する縦溝15cとで構成され,そ+縦溝15cは,スロットルボディ1の,エンジンの吸気管35が接合される接合端面1bに形成される。この接合端面1bには,吸気道2及び縦溝15cを囲繞するOリング24が装着され,上記吸気管35の接合端面に密接するようになっている。
一方,制御基体5には,吸気道2の軸線Xと直交する方向に自身の軸線Yを向ける方形断面のバルブガイド孔7と,このバルブガイド孔7に前記第1連通溝16を連通する流入孔11と,同バルブガイド孔7に前記第2連通溝17を連通する計量孔10とが形成される。こうしてバイパス13は,上流通路14,第1連通溝16,流入孔11,バルブガイド孔7,第2連通溝17及び下流通路15(縦孔15a,横孔15b及び縦溝15c)より構成される。
前記計量孔10は,長径がバルブガイド孔7の軸線Yの方向に向く長孔状をなしており,この計量孔10を開閉すべく全開位置A及び全閉位置B間(図3の上半部及び下半部参照)を移動する制御バルブ12がバルブガイド孔7に摺動自在に嵌装される。
こうして,制御バルブ12により開閉される計量孔10と,吸気道2に開口するバイパス13の下流端部,即ち縦溝15cとは,吸気道2の軸線Xに沿って互いにオフセットSして配置され,その間の途中通路が屈曲するように形成される。また下流通路15の中間部の縦孔15aは,スロットルボディ1の取り付け面1a側から見たスロットルボディ1の平面視で,バルブ軸3aと重なるように配置される。
制御バルブ12は,下側面を制御外側面8bとして前記バルブガイド孔7の制御内側面8aに摺接させる制御壁12aと,この制御壁12aの左右両側端部より起立してバルブガイド孔7の左右両内側面に対面する一対の側壁12b,12bと,制御壁12aの,バルブガイド孔7の底部側の前端より起立して両側壁12b,12bの前端部間を連結する前端壁12cと,制御壁12a及び両側壁12a,12aの後端部から内方に突出する内向き鍔12dとよりなっていて,制御壁12aと反対側の面を開放面12eとした箱形をなしており,したがってこの制御バルブ12は,方形断面のバルブガイド孔7内では,その軸方向に摺動自在であるが,回転は不能である。
また制御基体5には,前記バルブガイド孔7の開口端に段部18を介して連なる,バルブガイド孔7より大径のモータ取り付け孔19が設けられ,それに電動モータ20のステータ20aが装着される。その際,ステータ20aの前端面と段部18との間には,電動モータ20の出力軸20bの外周面に密接する,ゴム等の弾性材よりなるシール部材21が挟持される。電動モータ20の出力軸20bは,正逆転が可能であり,この出力軸20bに前記制御バルブ12がねじ機構25を介して連結される。
上記ねじ機構25は,制御バルブ12に回り止め手段を介し連結されて制御バルブ12を同期的に開閉駆動するスライドピース27と,電動モータ20の出力軸20bに連設され,スライドピース27に制御バルブ12の摺動方向に沿って設けられたねじ孔28に螺合するねじ軸29とで構成される。上記ねじ孔28は,行き止まり部28aを有する袋状に形成される。スライドピース27は,制御バルブ12のU字状の内向き鍔12d内を貫通して制御バルブ12内に配置される筒軸27aと,この筒軸27a前端の閉鎖端壁27bの外周に形成されるフランジ27cとよりなっており,筒軸27aには,前記ねじ軸29が螺合する袋状の前記ねじ孔28が設けられる。
前記外向きフランジ27cと前記内向き鍔12dとの間にはコイルスプリング33が縮設され,このコイルスプリング33のセット荷重により制御バルブ12はスライドピース27に対して後方,即ち電動モータ20側へ付勢され,それによりスライドピース27の前端壁12cが外向きフランジ27cとの当接状態に保持される。これにより,スライドピース27及び制御バルブ12は,互いに軸方向にガタ無く連結される。
而して,バルブガイド孔7の軸線Yは,制御バルブ12,電動モータ20及びねじ機構25の共通軸線Yとなり,吸気道2の軸線Xと直交する方向に延びている。
前記回り止め手段は,スライドピース27の閉鎖端壁27bの外端面に形成されるキー溝36と,制御バルブ12の前端壁12cの内端面に突設されて上記キー溝36に係合するキー37とより構成され,これらキー溝36及びキー37の係合により,スライドピース27及び制御バルブ12の相対回転が阻止されるようになっている。以上によりバイパス制御装置Bが構成される。
次に,この実施形態の作用について説明する。
スロットルバルブ3の全閉時には,図示しない電子制御ユニットが,スロットルバルブ開度,エンジンの吸気負圧,吸気温,エンジン温度,エンジン回転数等のエンジンの運転条件に関する情報に基づいて,エンジン始動時,ファストアイドリング時,通常アイドリング時,エンジンブレーキ時など,エンジンの運転条件に対応した制御バルブ12の最適開度を得べく,電動モータ20への通電を制御して,電動モータ20の出力軸20bを正転又は逆転させる。出力軸20bが回転又は逆転すると,その回転はねじ機構25により減速されながらスライドピース27を介して制御バルブ12に軸方向変位として伝達されるので,制御バルブ12は,その軸方向変位により計量孔10のバルブガイド孔7への開口面積をきめ細かく調節することができる。これにより,バイパス13を流れるエンジンの吸気量がきめ細かく制御され,エンジン始動,ファストアイドリング,通常アイドリング,エンジンブレーキ等に対応することができる。
特に,制御バルブ12により開閉される計量孔10は,制御バルブ12の摺動方向に長径を向けた長孔状をなしているから,その有効開口面積を制御バルブ12の摺動に応じてきめ細かく調節することができる。
この場合,制御バルブ12には,重力による制御内側面8a側への押圧力と,計量孔10から制御バルブ12の制御外側面8bに働くエンジンの吸気負圧による吸引力とが同時に作用し,これらによって制御外側面8b及び制御内側面8a間の密着力は強められる。
スロットルバルブ3を開放していけば,その開度に応じた量の吸気が吸気道2を通してエンジンに供給され,エンジンは出力運転域に移っていく。
このようなスロットルボディ組立体Aのバイパス制御装置Bにおいて,スロットルドラム4及びスロットルセンサ9間に設けられるスロットルボディ1の取り付け面1aに,それと別体の制御基体5を接合し,その取り付け面1aには,バイパス13の上流通路14の下流端に連なる第1連通溝16と,バイパス13の下流通路15の上流端に連なる第2連通溝17とを形成し,制御基体5には,バルブガイド孔7と,第1連通溝16をバルブガイド孔7に連通する流入孔11と,第2連通溝17をバルブガイド孔7に連通すると共に制御バルブ12により開閉される計量孔10とを形成し,バルブガイド孔7,制御バルブ12及び電動モータ20を,それらの共通軸線Yを吸気道2の軸線Xと直交する方向に向けて設けると共に,計量孔10を前記共通軸線Yの方向に長径を向ける長孔状に形成したので,バイパス13を分割してスロットルボディ1及び制御基体5に加工することになり,その加工を容易に行うことができ,しかも制御基体5には,スロットルボディ組立体Aとは別個に,制御バルブ12やねじ機構25,電動モータ20を組み込んでバイパス制御装置Bを構成するので,スロットルボディ組立体Aと,バイパス制御装置Bの組立てを並行して行うことが可能となり,それらの組立て後,両者を結合して組立てを完成させることで,組立性が良好となり,組立能率も上がる。しかもバイパス制御装置Bは,スロットルドラム4及びスロットルセンサ9間の配置されることになるから,バイパス制御装置Bのスロットルボディ組立体Aからの張り出し量を極力小さく抑えて,バイパス制御装置B付きのスロットルボディ組立体Aのコンパクト化を図ることができる。
またバイパス13において,計量孔10及び縦溝15cは,吸気道2の軸線Xに沿って互いにオフセットSして配置され,その間を結ぶ下流通路15は,第2連通溝17の下流端より直角に屈曲して吸気道2側に延びる縦孔15aと,この縦孔15aの下流端より屈曲する横孔15bと,この横孔15bの下流端より屈曲して吸気道2に開口する縦溝15cとで構成されるので,例えばスロットルバルブ3を閉じて,エンジンの減速運転を行ったとき,エンジンの吹き返しガスが縦溝15cに勢いよく侵入して下流通路15を逆流しても,その吹き返しガスは,計量孔10に達するまでに,長い流路を通過しながら複数の曲がり角に衝突してエネルギが効果的に減衰され,さらに計量孔10の軸線に直交し且つ計量孔10の短径方向に進む煤等の異物は計量孔10には侵入し難く,その結果,吹き返しガスに含まれる煤等の異物は途中で分離され,その異物による計量孔10の詰まりや,その異物が計量孔10に侵入した際に起こり得る制御バルブ12の浮き等の不具合を防ぐことができる。また煤等の異物が計量孔10に侵入し難いので,計量孔10に達するまでの長い流路が必要なくなり,スロットルボディ1の下流側をコンパクトにすることができる。
また下流通路15の中間部の縦孔15aは,スロットルボディ1の取り付け面1a側から見たスロットルボディ1の平面視で,バルブ軸3aと重なるように配置されるので,スロットルボディ1において,縦孔15aに重ねてバルブ軸3aを配置することで,エンジンの吸気管35が接合される接合端面とスロットルバルブ3との間の距離が小さくなり,したがって,エンジンとスロットルバルブ3との間において,吸気管の設置スペースが大きくなり,吸気管のレイアウト性が向上する。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
A・・・・・スロットルボディ組立体
B・・・・・バイパス制御装置
S・・・・・オフセット
X・・・・・吸気道の軸線
Y・・・・・バルブガイド孔,制御バルブ及び電動モータの共通軸線
1・・・・・スロットルボディ
1a・・・・取り付け面
2・・・・・吸気道
3・・・・・スロットルバルブ
3a・・・・バルブ軸
4・・・・・スロットルドラム
5・・・・・制御基体
7・・・・・バルブガイド孔
10・・・・計量孔
11・・・・流入孔
12・・・・制御バルブ
13・・・・バイパス
14・・・・上流通路
15・・・・下流通路
15a・・・縦孔
15b・・・横孔
15c・・・縦溝
16・・・・第1連通溝
17・・・・第2連通溝
20・・・・電動モータ
20b・・・出力軸
25・・・・ねじ機構
35・・・・吸気管

Claims (3)

  1. スロットルバルブ(3)により開閉される吸気道(2)を有するスロットルボディ(1)に,スロットルバルブ(3)のバルブ軸(3a)を回転自在に支承し,このバルブ軸(3a)の一端部に,操縦者により操作されるスロットルドラム(4)を連結し,前記バルブ軸(3a)の他端部の回転角度をスロットルバルブ(3)の開度として検出するスロットルセンサ(9)をスロットルボディ(1)に取り付けてなるスロットルボディ組立体であって,スロットルバルブ(3)を迂回して吸気道(2)に接続されるバイパス(13)と,このバイパス(13)に介在するバルブガイド孔(7)と,このバルブガイド孔(7)に摺動自在且つ回転不能に嵌装されて,バイパス(13)を開閉する制御バルブ(12)と,この制御バルブ(12)と同軸状に配置される電動モータ(20)と,この電動モータ(20)の出力軸(20b)の回転を軸方向移動に変換して前記制御バルブ(12)に伝達するねじ機構(25)とよりなるバイパス制御装置を備えるものにおいて,
    前記スロットルドラム(4)及びスロットルセンサ(9)間でスロットルボディ(1)の一側に形成される取り付け面(1a)に,それと別体の制御基体(5)を接合し,前記取り付け面(1a)には,バイパス(13)の上流通路(14)の下流端に連なる第1連通溝(16)と,バイパス(13)の下流通路(15)の上流端に連なる第2連通溝(17)とを形成し,前記制御基体(5)には,前記バルブガイド孔(7)と,前記第1連通溝(16)を前記バルブガイド孔(7)に連通する流入孔(11)と,前記第2連通溝(17)を前記バルブガイド孔(7)に連通すると共に前記制御バルブ(12)により開閉される計量孔(10)とを形成し,前記バルブガイド孔(7),制御バルブ(12)及び電動モータ(20)を,それらの共通軸線(Y)を吸気道(2)の軸線(X)と直交する方向に向けて設けると共に,前記計量孔(10)を前記共通軸線(Y)の方向に長径を向ける長孔状に形成し,この計量孔(10)と,前記下流通路(15)の,吸気道(2)に開口する下流端部とを吸気道(2)の軸線(X)に沿って互いにオフセット(S)して配置して,その間の途中通路を屈曲させたことを特徴とする,バイパス制御装置付きスロットルボディ組立体。
  2. 請求項1記載のバイパス制御装置付きスロットルボディ組立体において,
    前記下流通路(15)を,前記第2連通溝(17)の下流端より直角に屈曲して吸気道(2)側に延びる縦孔(15a)と,この縦孔(15a)の下流端より屈曲する横孔(15b)と,この横孔(15b)の下流端より屈曲して吸気道(2)に開口する縦溝(15c)とで構成し,その縦溝(15c)が,スロットルボディ(1)の,エンジンの吸気管(35)が接合される接合端面(1b)に形成されることを特徴とする,バイパス制御装置付きスロットルボディ組立体。
  3. 請求項2記載のバイパス制御装置付きスロットルボディ組立体において,
    前記縦孔(15a)を,前記取り付け面(1a)側から見たスロットルボディ(1)の平面視で,前記バルブ軸(3a)と重なるように配置したことを特徴とする,バイパス制御装置付きスロットルボディ組立体。
JP2013075680A 2013-03-14 2013-04-01 バイパス制御装置付きスロットルボディ組立体 Active JP6125297B2 (ja)

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