JP2014201303A - 津波対応浮上式小部屋(ガイドタワー式) - Google Patents

津波対応浮上式小部屋(ガイドタワー式) Download PDF

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Abstract

【課題】大津波発生時においては、高齢者や子供等であっても容易に短時間で避難する事ができ、簡単な構造で安価な浮上式小部屋を提供する。
【解決手段】地盤に構築した基礎構造体の上部に、周囲を鋼板で囲い内部に発泡ポリスチレンフォームを嵌め込んだ浮力室11を載せ、その浮力室の上部に浮力室と一体となるように平屋住宅1を構築し、大津波が押し寄せた際に、浮力室と一体となるように構築した平屋住宅を、概ね水平状態を保った状態で浮上させ、平屋住宅の船外機用外開きドアの室内側に船外機を横向きに設置し、浮力室と一体となるように構築した平屋住宅が大津波の上に浮き上がった後、船外機用外開きドアを開けてドアを固定し、ドアに設置した船外機を下部の取付金物に移設して稼動させ水面を自走する浮上式小部屋を提供する。
【選択図】図3

Description

この発明は、平常時には人が住居として活用し、大地震による大津波発生時には、大津波の水の勢いで浮上式小部屋が概ね水平状態を保った状態で水面に浮上し、浮上式小部屋に取付けた船外機を稼動させて安全に避難するための浮上式小部屋の構造に関するものである。
平成23年3月11日に発生した東日本大震災と、それに伴って発生した大津波により亡くなった死者と行方不明者の合計は2万人以上にも及び、今後も、東海トラフ地震等の大地震や大津波が発生するおそれのある事が指摘されており、災害時に自ら救命するための対策を準備しておく事が不可欠になっている。
大地震が発生した際、津波災害に遭遇しないためには、いち早く安全な高台等に避難することが必要であるが、震源地が近い時や、高台の無い沿岸部で生活している人にとっては高いビルや高台等へ避難する時間的余裕がなく、特に、高齢者など足腰が弱い人の場合には、大地震発生から大津波が到達するまでの短時間の間に、ビル等の長い階段を上って高い位置にある屋上へと避難するのは非常に大変な事であり、また、車で避難する場合には交通渋滞等により避難場所までの移動が困難な状況となり、避難途中に津波に巻き込まれて死亡する危険性が高かった。
さらに、昨年8月に示された南海トラフ巨大地震の被害想定では、死者は最大32万人、建物全壊は238万棟と見込まれた事から、鉄骨構造で十数メートルの高さのタワー型避難台の建築も提案されている。しかし高齢者などが短時間の内に十数メートルの高さの階段を登ることが出来るかどうか疑問も残ると共に、津波の高さが十数メートル以内であるかどうかの保証も無いため、普及する段階まで至っていない。
このような実情に鑑みて、津波発生時において短時間で避難できる簡易なシェルターが、例えば特許文献1で提案されている。これは家屋に対して一体に付設されて該家屋からの出入が可能なシェルターであって、大津波来襲時において家屋からシェルターを分離させるための分離手段と、家屋から分離させたシェルターを密閉する密閉手段とを具備し、家屋から分離させた状態において水に浮くシェルターであった。
しかしながら、特許文献1は、家屋全体が高波に飲み込まれてしまうと、シェルターも家屋に押しつぶされて水面に浮上する事ができない恐れがあると共に、シェルター自体が水面に対して水平を保って上昇出来ない可能性があり、シェルターが大津波に飲み込まれて横転したり転覆したりして避難者が負傷する恐れがあるため、津波避難用のシェルターとしては問題が残った。
さらに、例えば特許文献2では、建物の屋根部が密閉空間を有するシェルターで形成され、該シェルターが居住部の上方に配置された構造で、上部を屋根形状に形成すると共に、下部を略船底形状に形成した密閉可能なシェルターで、居住部とシェルターとが取付手段を介して固定され一体化しているシェルターであった。
しかしながら、特許文献2は、密閉空間を有するシェルターのため、平常時に居住空間として使用するには、採光、通風の面で問題が残ると共に、大きな津波が押し寄せて来た際には、シェルターが大津波に巻き込まれ、シェルターが横転したり転覆してしまう危険性があった。
さらに、地中固定された支柱に連結した油圧シリンダーの駆動により避難タワーを昇降させる技術が、例えば特許文献3で提案されているが、昇降可能の高さを超えた大津波が押し寄せてきた場合の対策としては不十分であった。
特開2007−277998 特開2012−233306 特開2006−112088
本発明は、上記した従来技術の問題点を解決すべくなされたもので、大津波発生時において高齢者や子供等であっても容易に短時間で避難する事ができ、逃げ遅れて大津波に巻き込まれる危険性を解消する事ができ、簡単な構造で安価に構築する事ができる浮上式小部屋を提供することを課題とする。
さらに、本発明の浮上式小部屋を大津波の避難用として使用する事は極めて稀であり、そのため、平常時においては、一般的な住宅と同様に生活するための小部屋として活用する事を前提とし、大津波に遭遇した場合でも横転したり転覆すること無く、概ね水平状態を保った状態で浮上し、どのような高い大津波にも対応できる避難所を提供することを課題とする。
さらに、平成23年3月11日に発生した東日本大震災で問題となった、津波が海岸から沖合に向かって進行する引き波により、浮上式小部屋が沖合いまで流された場合も、自力で陸地まで戻ることを可能とする浮上式小部屋を提供することを課題とする。
かかる課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、地盤に構築した基礎構造体の上部に、周囲を鋼板で囲い床部を面格子状に鋼板で塞ぎ、内部に発泡ポリスチレンフォームを嵌め込んだ浮力室を載せ、その浮力室の上部に浮力室と一体となるように平屋住宅を構築し、大津波が押し寄せた際、浮力室と一体となるように構築した平屋住宅を、概ね水平状態を保った状態で水面に浮上させ、船外機用外開きドアを開けてドアを固定し、船外機用外開きドアの室内側に横向きに設置した船外機を下げて稼動させ、平屋住宅を自走させた事を特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構造に加え、平屋住宅の周囲の四隅に基礎構造体と一体に4本のポールを垂直に立て、4本のポールに対置する平屋住宅の上部と下部の壁面に、ポールを緩く挿入する事ができて複数のローラーを内臓し直方体の形状をしたガイド金具を取付けた事を特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の構造に加え、大津波が押し寄せて来る方向の左又は右側面の壁の両端に、基礎構造体と一体に2本のポールを垂直に立て、2本のポールに対置する平屋住宅の上部と下部の壁面に、ポールを緩く挿入する事ができて複数のローラーを内臓し直方体の形状をしたガイド金具を取付けた事を特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1と2に記載の構造に加え、大津波が押し寄せて来る方向の壁面の両端に、基礎構造体と一体に2本のH型鋼のポールを垂直に立て、2本のH型鋼に鋼材を面格子状態になるように取付け、2本のH型鋼に対置する平屋住宅の上部と下部の壁面に、H型鋼のフランジを囲い込むような四角形状で複数のローラーを内臓したガイド金具を取付けた事を特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至3に記載の構造に加え、ガイド金具の、ポールを挿入するためのガイドボックスを丸棒で円形状に構成した事を特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5に記載の構造に加え、船外機用外開きドアの室内側に、船外機をドアに対して横方向に設置するための取付金具を上下2ヵ所に設置し、上部の取付金具に船外機を設置し、浮力室と一体となるように構築した平屋住宅が大津波の上に浮き上がった後、ドアを90度開口して固定すると共に、船外機を下部の取付金具に移設して駆動させ、船外機の操作レバーを操作し、浮力室と一体となるように構築した平屋住宅の進行方向を変えた事を特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、地盤に構築した基礎構造体の上部に、周囲を鋼板で囲い床部を面格子状に鋼板で塞ぎ、内部に発泡ポリスチレンフォームを嵌め込んだ浮力室を載せ、その浮力室の上部に浮力室と一体となるように平屋住宅を構築し、大津波が押し寄せた際、浮力室と一体となるように構築した平屋住宅を、概ね水平状態を保った状態で水面に浮上させ、船外機用外開きドアを開けてドアを固定し、船外機用外開きドアの室内側に横向きに設置した船外機を下げて稼動させ、平屋住宅を自走させた事により、平常時には平屋住宅を居室として活用し、大津波が押し寄せて来た際には安全に避難するための救命住宅としての役目を果たし、水中に長時間入れても表面に水が付着するだけで、吸水量が非常にわずかな発泡ポリスチレンフォームを鋼板で囲い、平屋住宅を水面上に浮かせるための浮力材として活用したため、簡単な構造と安価な費用で、安全性の高い津波対応浮上式小部屋を建築する事が可能となった。
請求項2に記載の発明によれば、平屋住宅の周囲の四隅に基礎構造体と一体に4本のポールを垂直に立て、4本のポールに対置する平屋住宅の上部と下部の壁面に、ポールを緩く挿入する事ができて複数のローラーを内臓し直方体の形状をしたガイド金具を取付けた事により、大津波が押し寄せて来た場合でも、ガイド金具にローラーを内臓した事により、船が大波を乗り越える時のように、平屋住宅の一端が大津波により持ち上がるような場合でも、ポールがガイド金具に挟まる事なく、平屋住宅が概ね水平状態を保った状態で浮上させる事が可能となり、そのため平屋住宅が横転したり転覆する危険が無くなり、安全に避難する事が可能となった。
請求項3に記載の発明によれば、大津波が押し寄せて来る方向の左又は右側面の壁の両端に、基礎構造体と一体に2本のポールを垂直に立て、2本のポールに対置する平屋住宅の上部と下部の壁面に、ポールを緩く挿入する事ができて複数のローラーを内臓し直方体の形状をしたガイド金具を取付けた事により、平屋住宅が大津波の上に浮上するまで多少の揺れや傾きは生ずるものの、コストを概ね半分に抑え、大津波が押し寄せて来た場合でも、平屋住宅が横転したり転覆する事なく、概ね水平状態を保った状態で浮上させる事が出来るようになり、安全に避難する事が可能となった。
請求項4に記載の発明によれば、大津波が押し寄せて来る方向の壁面の両端に、基礎構造体と一体に2本のH型鋼のポールを垂直に立て、2本のH型鋼に鋼材を面格子状態になるように取付け、2本のH型鋼に対置する平屋住宅の上部と下部の壁面に、H型鋼のフランジを囲い込むような四角形状で複数のローラーを内臓したガイド金具を取付けた事により、大津波で自動車等の大型漂流物が流されてきた場合でも、2本のH型鋼に対して面格子状態になるように取付けられた鋼材に大型漂流物が衝突し、平屋住宅が破壊するのを防ぐと共に、H型鋼のフランジを利用して、平屋住宅を、概ね水平状態を保った状態で浮上させる事が出来るようになり、安全に避難する事が可能となった。
請求項5に記載の発明によれば、ガイド金具の、ポールを挿入するためのガイドボックスを丸棒で円形状に構成した事により、簡単な構造と安価な費用で、平屋住宅を、概ね水平状態を保った状態で浮上させる事が出来るようになり、安全に避難する事が可能となった。
請求項6に記載の発明によれば、船外機用外開きドアの室内側に、船外機をドアに対して横方向に設置するための取付金具を上下2ヵ所に設置し、上部の取付金具に船外機を設置し、浮力室と一体となるように構築した平屋住宅が大津波の上に浮き上がった後、ドアを90度開口して固定すると共に、船外機を下部の取付金具に移設して駆動させ、船外機の操作レバーを操作し、浮力室と一体となるように構築した平屋住宅の進行方向を変えた事により、非常事で気持ちが動転しているような状態においても船外機を容易に操作する事が出来るようになり、安全に避難する事が可能となった。
以下、この発明の実施の形態1について説明する。
[発明の実施の形態1]
図1乃至図6には、この発明の実施の形態1を示す。
図1と図2は、本発明の津波対応浮上式小部屋の、基礎部21と浮力室11と平屋住宅1を立体図で示すと共に、図1では浮力室11を部品の分解図で示し、図2では浮力室11を組立図で示す。地盤に基礎部21の基礎構造体16、17、18、19を構築し、その上部には、四隅に四角鋼材の支柱10を配置し、その四角鋼材の隣り合う側面の上下部分を、互いに角形鋼管で形成した上部梁13と下部梁14で溶接して接合し、底面は面格子状になるように下部梁14に対して平鋼材を溶接して床梁15を形成し、浮力室11の周囲の骨格(上部梁13、下部梁14)の外側の側面に平板状の鋼板12を溶接して取付け、このように構成した枡形状をした浮力室11の内側に、直方体の形状をした発泡ポリスチレンフォーム9(4枚の発泡ポリスチレンフォームを並べて一枚の発泡ポリスチレンフォーム9となるように構成した)を嵌め込み、浮力室11の上部に浮力室11と一体となるように平屋住宅1を構築し、平屋住宅1には出入口ドア6を取付け、室外から出入口ドア6を開けて入室出来るように、出入口ドア6の室外側には地盤に固定した階段20を配置する。
浮力室11に発泡ポリスチレンフォーム9を使う理由は、軽くて丈夫で、加工が簡単で、水中に長時間つけても表面に水が付着するだけで、吸水量は非常にわずかで、水中に侵漬しても膨潤したり、軟化、変形、変質したりすることが無く、硬質ウレタンフォームに比べ吸水量が概ね3分の1で、水を吸収しにくい性質を有するため、本発明の浮力材としては最適であり、建築する平屋住宅1の大きさ(述べ床面積)と重量に対して、浮力室11の容積を変化させ、発泡ポリスチレンフォーム9の嵌め込み量を増減させる事により容易に対応する事が出来る。このように構成した事により、大津波が押し寄せて来た場合でも、浮力室11の中に嵌め込んだ発泡ポリスチレンフォーム9の浮力により、平屋住宅1を大津波の上面に浮上させる事が可能となった。
さらに、平屋住宅1は、一般的な在来工法住宅、ツーバイフォー住宅、軽量鉄骨住宅で作られ、浮力室11と平屋住宅1は、浮力室11の支柱10と上部梁13に溶接されたボルト(図示せず)を平屋住宅1の土台(図示せず)にナット(図示せず)で固定する事により、浮力室11と平屋住宅1が一体となり、壁の内部には断熱材を使用し、床にはフローリングを施工し、日常生活を快適に過ごす事が出来るように平屋住宅1は建築される。さらに、平屋住宅1の内部には、冬季に避難する際に必要な人体を寒さから守るため、少なくとも「4人分の保温シート」「懐中電灯付手回しラジオ」「笛」と、平屋住宅1の内部に侵入した水を汲み出したり、大小便にも利用する事ができる「排水具」と、平屋住宅1を安全な場所に避難させるための「鉤付オール」と、平屋住宅1を係留させるための「ロープ」が装備される。
図3は、図1と図2で説明した基礎構造体16、17、18、19の上部に浮力室11を載せ、その浮力室11の上部に浮力室11と一体となるように平屋住宅1を構築し、平屋住宅1の周囲の四隅に基礎構造体と一体に4本の円筒状のポール26を垂直に立て、平屋住宅1の壁面4の4本の円筒状のポール26に対置する上下位置にガイド金具25、33を取付けた状態を立体図で示す。
平屋住宅11の上部の壁面4に取付けられるガイド金具25は、円筒状のポール26を挿入する事が出来るように、中心部に四角形状の開口部を開けた略直方体の形状をしたガイドボックス28と、そのガイドボックス28の四角形状の開口部に対して出っ張るように取付けられた2個のローラー27、29で構成され、ガイドボックス28には、平屋住宅11の大きさ(述べ床面積)によってガイドボックス28の高さを変える事が出来るように高さ調整用の角材30が取付けられ、その角材30にはガイド金具25を壁面4に固定するためのベース板31が取付けられる。
さらに、平屋住宅11の下部の壁面4に取付けられるガイド金具33のガイドボックス42は、ガイド金具25で説明したガイドボックス28と同一形状で、ガイドボックス42の横面には角材38が取付けられ、その角材38にはガイド金具42を壁面4に固定するためのベース板39が取付けられる。
このように構成された、ガイド金具25のベース板31とガイド金具33のベース板39を壁面4に対して垂直に固定する際、上下に位置するガイド金具25のガイドボックス28とガイド金具33のガイドボックス42の間隔と、壁面4に対して隣り合うポール26との間隔が、横方向のポール26の間隔に対して、縦方向のガイドボックス28とガイドボックス42の間隔を大きく取る事により、大津波が押し寄せた際に安定した状態で、平屋住宅1を水面に浮上させる事が可能となる。
図4は、図3で説明した、浮力室11の上部に浮力室11と一体となるように構築した平屋住宅1が大津波により持ち上げられた事により、浮力室11が水面44の下に沈み込み、平屋住宅1が大津波の水面に浮び上がった状態を立体図で示す。
大地震に遭遇した際には、いち早く、本発明の津波対応浮上式小部屋に避難し出入口ドア6を閉めれば、万一、最初の大津波が押し寄せ、船が大波を乗り越える時のように、平屋住宅1の一端が持ち上げられるような状態に陥った場合においても、発泡ポリスチレンフォーム9を嵌め込んだ浮力室11の浮力と、4本の垂直に立てたポール26と、それぞれのポール26に対置する平屋住宅1の上部と下部の壁面4に取付けられたガイド金具25、33により平屋住宅1が概ね水平状態を保った状態で水面に浮上し、大津波が、最初の大波のような状態から、水面の高さが安定して、ほぼ一定高さ(3〜4メートル)になった状態において、4ヵ所のガイド金具33が4本のポール26から外れ、平屋住宅1は大津波の水面44に浮上し流されるように構成される。このように4本のポール26と平屋住宅1の壁面4に取付けた4ヵ所のガイド金具25、33を構成する事により、平屋住宅1がスムーズに上昇し、平屋住宅1が横転したり転覆する危険性が無くなる。
このように平屋住宅1の下部に発泡ポリスチレンフォーム9を嵌め込んだ浮力室11を配置し、浮力室11を鋼板で囲った事により、平屋住宅1が大津波の水面を流されている最中に、自動車や電柱や建物等に接触した場合においても、周囲を平板状の鋼板で囲われた浮力室11や平屋住宅1が一部損傷する事はあっても発泡ポリスチレンフォーム9が水をほとんど吸収しないため、平屋住宅1は水中に沈む事なく安全に避難する事が可能となった。
図5a、図6は、平屋住宅1に取付けられた船外機用外開きドア51の取付け位置と、船外機用外開きドア51に、船外機50を取付けた状態を示す。さらに図6では浮力室11と連結した平屋住宅1が大津波の水面に浮き上がった後、船外機用外開きドア51の開閉ドア53を開けて固定し、開閉ドア53に設置した船外機50を下部の取付金具に移設して稼動させた状態を立体図で示す。この場合に使用する船外機50については、一般に小型ボート用として市販されている2馬力程度の2ストロークエンジンを使用した船外機を使用する事により、燃料(混合ガソリン)の保管も容易で、操作も簡単で軽く、移設も容易に行う事が可能となる。
図5bは、船外機用外開きドア51の開閉ドア53を閉めた状態において開閉ドア53に取付けた船外機上部取付金具56の位置と、船外機下部取付金具58の上下の位置関係を示す。図5cは、図5bで説明した船外機上部取付金具56に船外機50を開閉ドア53の内側に横向きに取付けた状態を示す。図5dは、図5cで説明した開閉ドア53を90度外側に開放し、開閉ドア53に取付けられ鉤形をしたドア固定用フック59をドア枠52に取付けられ半円形をしたフック固定金物60に引っ掛けて固定した状態を示す。このように開閉ドア53を固定する事により、船外機50が平屋住宅1に対して進行方向を向くように配置される。船外機上部取付金具56と船外機下部取付金具58の形状については、設置する船外機50の種類と大きさ(馬力)によっても異なると共に、船外機上部取付金具56を取付ける位置は、本発明の津波対応浮上式小部屋が大津波で流され、開閉ドア53を90度外側に開口する際、船外機50がドア枠52に接触しない位置に取付ける。さらに船外機下部取付金具58を取付ける位置は、船外機用外開きドア51の開閉ドア53を90度外側に開口し、ドア固定用フック59とフック固定金物60で開閉ドア53を固定し、船外機50を船外機上部取付金具56から取外し船外機下部取付金具58に移設した際、船外機50のスクリュウが水中に十分水没する位置に取付ける。
このように船外機用外開きドア51を構成する事により、室内で平常時においても妨げとならないように船外機50を配置する事が可能となると共に、非常時で気持ちが動転しているような状態においても、単に開閉ドア53を開けて船外機50を下部の船外機下部取付金具58に移設するという簡単な操作で、船外機50を平屋住宅1の外に固定し稼動させる事が可能となるため、大津波が海岸から沖合いに向かって進行する引き波により平屋住宅1が沖合いまで流された場合でも、自力で安全に陸地まで戻る事が出来る。
図6は、図5で説明した浮力室11の上部に浮力室11と一体となるように構築した平屋住宅1が大津波の水面44に浮き上がった状態を立体図で示す。図5dで説明したように、船外機用外開きドア51の開閉ドア53を90度外側に開口し、ドア固定用フック59とフック固定金物60で開閉ドア53を固定し、船外機50を船外機上部取付金具56から取外して船外機下部取付金具58に移設し、平屋住宅1が水面44に浮かんで自走出来るようになった状態を示す。
以下、この発明の実施の形態2について説明する。
[発明の実施の形態2]
図7と図8は、この発明の実施の形態2を示す。上記発明の実施の形態1では、図3、図4において、4本のポール26をガイドするための、それぞれのガイド金具25又は33は、中心部に四角形状の開口部を開け略立方体の形状をしたガイドボックス28又は42で形成されていたが、この発明の実施の形態2では、ポール68をガイドするためのガイド金具が、丸棒を円形状に丸めた形状のリング70、75で成形される。このように構成する事により、ガイド金具69、74を簡単な構造で安価に製造する事が可能となる。その他の構造に関しては、この発明の実施の形態1と同様である。
以下、この発明の実施の形態3について説明する。
[発明の実施の形態3]
図9と図10は、この発明の実施の形態3を示す。上記発明の実施の形態2では、図7、図8において、平屋住宅65の周囲の四隅に基礎構造体と一体に4本のポール68を配置し、4本のポールに対置する平屋住宅65の上部と下部の壁面にポール68を緩く挿入する事ができる丸棒で円形状に丸めた形状のガイド金具69、74を取付けたが、この発明の実施の形態3では、平屋住宅100の一方の壁側の2本のポール102(図7のポール68と同一ポール)と、それに対応する2組のガイド金具103、105(図7のガイド金具69、74と同一ガイド金具)で構成される。このように構成する事により、大津波が押し寄せて来た際、この発明の実施の形態2に比べ、平屋住宅100を大津波から守るためのポールを4本から2本に減少させたため、平屋住宅100が水面に浮上するまで多少の揺れや傾きは生ずるものの、建築する際の費用を大幅に抑える事が可能となり、費用対効果が高くなる。その他の構造に関しては、この発明の実施の形態2と同様である。
以下、この発明の実施の形態4について説明する。
[発明の実施の形態4]
図11と図12は、この発明の実施の形態4を示す。上記発明の実施の形態1では、図3、図4において、平屋住宅1の周囲の四隅に配置される4本のポール26と、その4本のポール26に対置する平屋住宅1の上部と下部の壁面4に、ポール26を緩く挿入する事ができ複数のローラーを内臓した直方体のガイド金具25、33を取付けたが、この発明の実施の形態4では、発明の実施の形態1で説明した、4本のポール26の内の出入口と反対側に位置する2本のポール26を撤去し、大津波が押し寄せて来る方向の壁面145の両端に、基礎構造体160、162と一体に2本のH型鋼164、165をフランジ面が平屋住宅166の壁面に向くように構築し、2本のH型鋼164、165の大津波が押し寄せて来る方向のフランジ面に、鋼材161、163を面格子状態になるように縦横に溶接して取付け、2本のH型鋼164、165に対置する平屋住宅166の上部と下部の壁面145に、H型鋼164、165のフランジを囲い込むような四角形状で複数のローラーを内臓したガイド金具127、155を取付けた状態を示す。
H型鋼164、165のフランジ面に対置する平屋住宅166の上部の壁面に取付けられるガイド金具127は、H型鋼164、165のフランジを挟み込む事が出来るように、コの字形状の開口部のある略直方体の形状をしたガイドボックス130と、そのガイドボックス130の四角形状の開口部に対して張り出すように取付けられた2個のローラー128、129で構成され、ガイドボックス130には、平屋住宅166の大きさ(述べ床面積)に対応してガイドボックス130の高さを変える事が出来るように高さ調整用の角材131が取付けられ、その角材131にはガイド金具127を壁面145に固定するためのベース板132が取付けられる。
さらに、平屋住宅166の下部の壁面に取付けられるガイド金具155のガイドボックス159は、ガイド金具127で説明したガイドボックス130と同一形状で、ガイドボックス159の横面には角材157が取付けられ、その角材157にはガイド金具155を壁面145に固定するためのベース板156が取付けられる。
このようにガイド金具127、155を構成する事により、H型鋼164、165のフランジ面を利用してガイドボックス130、159が上下に移動する事が出来るようになり、大津波で自動車等の大型漂流物が流されて来た場合でも、2本のH型鋼164、165に面格子状になるように取付けられた鋼材161、163に大型漂流物が衝突する事により、平屋住宅166が破壊するのを防ぐと共に、最初の大津波が押し寄せて来た際、船が大波を乗り越える時のように、大津波が押し寄せて来た方向の平屋住宅166の一端が持ち上がるような状態になった場合でも、2本のポール144と2本のH型鋼164、165に取付けられたガイド金具120、146、127、155により、平屋住宅166が概ね水平状態を保った状態で水面170に浮上し、大津波が、最初の大波のような状態から、水面の高さが、ほぼ一定高さ(3〜4メートル)になった状態において、2ヵ所のポール144と2本のH型鋼164、165に取付けられたガイド金具120、146、127、155が2本のポール144と2本のH型鋼164、165から外れ、平屋住宅166は大津波の水面に浮上して流される。このように構成する事により、安価な費用で自動車等の大型漂流部から平屋住宅166を守る事が可能となると共に、2本のH型鋼164、165のフランジを利用して、平屋住宅166に取付けたガイド金具127、155により平屋住宅166を概ね水平状態を保った状態で水面に浮上させる事が可能となった。その他の構造に関しては、この発明の実施の形態1と同様である。
以上、実施の形態に基づいて、本発明に係る津波対応浮上式小部屋(ガイドタワー式)について詳細に説明してきたが、本発明は、以上の実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において各種の改変をなしても、本発明の技術的範囲に属するのはもちろんである。
図1、図2において、支柱10と基礎構造体との契合方法について記載していないが、古い神社の柱と置石のように、基礎構造体の一部に角穴を開け、支柱10の下部に逆凸部を形成し、基礎構造体の角穴と逆凸部を契合させる事により、地震等で平屋住宅が揺れた場合にも、住宅が基礎から外れて倒壊するのを防ぐと共に、大津波で平屋住宅が持ち上げられた場合には、自動的に角穴と逆凸部の契合が外れるように構成する事も、もちろん可能である。
図3において、平屋住宅の周囲の四隅に基礎構造体と一体に4本のポールを垂直に立て、と説明したが、図3で示すように、平屋住宅1の基礎構造体とポール26の基礎構造体を別々に構築する事も、もちろん可能である。さらに、ガイド金具33のベース板39の取付け位置に関しても、図3で示すように浮力室11の側面に取付ける事も、もちろん可能である。
図5、図6において、船外機50を取付けた壁の反対側の壁に出入口ドア6だけを取付けているが、一人で平屋住宅1に避難し、一人で平屋住宅1を自走させるような場合を想定すれば、その出入口ドア6の両側に前方を見渡す事が出来る透明な窓等を取付ける事により、より一層安全に平屋住宅1を自走させる事が可能となる。
この発明の実施の形態1に係る、津波対応浮上式小部屋の基礎部と浮力室と平屋住宅を立体図で示すと共に、浮力室を分解図で示す。 同実施の形態に係る、津波対応浮上式小部屋の基礎部と浮力室と平屋住宅を立体図で示す。 同実施の形態に係る、浮力室の上部に浮力室と一体となるように構築した平屋住宅の四隅に4本のポールを構築し、平屋住宅の壁面に、4本のポールに対置する位置にガイド金具を取付けた状態を立体図で示す。 同実施の形態に係る、図3で説明した、浮力室の上部に浮力室と一体となるように構築した平屋住宅が、大津波の上に浮き上がった状態を立体図で示す。 同実施の形態に係る、船外機用外開きドアの取付け位置と、開閉ドアに、船外機を取付けた状態を示す。さらに、浮力室と連結した平屋住宅が津波の上に浮き上がった後、船外機用外開きドアを開けてドアを固定し、ドアに設置した船外機を下げて稼動させた状態を立体図で示す。 同実施の形態に係る、図5で説明した浮力室の上部に浮力室と一体となるように構築した平屋住宅が、大津波の上に浮き上がった状態を立体図で示す。 この発明の実施の形態2に係る、浮力室の上部に浮力室と一体となるように構築した平屋住宅の四隅に4本のポールを構築し、平屋住宅の壁面に、4本のポールに対置する位置に、リング状のガイド金具を取付けた状態を立体図で示す。 同実施の形態に係る、図7で説明した、浮力室の上部に浮力室と一体となるように構築した平屋住宅が大津波の上に浮き上がった状態を立体図で示す。 この発明の実施の形態3に係る、大津波が押し寄せて来る方向の一方の壁側面の両端に、基礎構造体と一体に2本のポールを構築し、2本のポールに対置する平屋住宅の壁面の上部と下部にガイド金具を取付けた状態を立体図で示す。 同実施の形態に係る、図9で説明した、浮力室の上部に浮力室と一体となるように構築した平屋住宅が大津波の上に浮き上がった状態を立体図で示す。 この発明の実施の形態4に係る、津波が押し寄せて来る方向の壁面の両端に基礎構造体と一体に2本のH型鋼のポールを構築し、2本のH型鋼に鋼材を面格子状態になるように取付け、2本のH型鋼に対置する平屋住宅の壁面の上部と下部に、H型鋼のフランジ面を囲い込むような四角形状で複数のローラーを内臓したガイド金具を取付けた状態を立体図で示す。 同実施の形態に係る、図11で説明した、浮力室の上部に浮力室と一体となるように構築した平屋住宅が津波の上に浮き上がった状態を立体図で示す。
1 平屋住宅
2 屋根
3 窓
4 壁面
5 ドア枠
6 出入口ドア
7 ドアハンドル
8 出入口
9 発泡ポリスチレンフォーム
10 支柱
11 浮力室
12 鋼板
13 上部梁
14 下部梁
15 床梁
16 基礎構造体
17 基礎構造体
18 基礎構造体
19 基礎構造体
20 階段
21 基礎部
25 ガイド金具
26 ポール
27 ローラー
28 ガイドボックス
29 ローラー
30 角材
31 ベース板
32 取付穴
33 ガイド金具
34 基礎構造体
35 基礎構造体
36 基礎構造体
37 ローラー
38 角材
39 ベース板
40 取付穴
41 ローラー
42 ガイドボックス
43 基礎構造体
44 水面
50 船外機
51 船外機用外開きドア
52 ドア枠
53 開閉ドア
54 ドアハンドル
55 丁番
56 船外機上部取付金具
57 丁番
58 船外機下部取付金具
59 ドア固定用フック
60 フック固定金物
65 平屋住宅
66 屋根
67 壁面
68 ポール
69 ガイド金具
70 リング
71 角材
72 ベース板
73 取付穴
74 ガイド金具
75 リング
76 角材
77 ベース板
78 取付穴
79 基礎構造体
80 基礎構造体
81 階段
82 基礎構造体
83 出入口ドア
84 出入口
90 水面
91 窓
92 基礎構造体
93 基礎構造体
94 基礎構造体
95 基礎構造体
100 平屋住宅
101 屋根
102 ポール
103 ガイド金具
104 壁面
105 ガイド金具
106 基礎構造体
107 基礎構造体
108 階段
109 出入口ドア
110 出入口
111 水面
112 基礎構造体
113 基礎構造体
114 基礎構造体
115 浮力室
116 基礎構造体
120 ガイド金具
121 ローラー
122 ガイドボックス
123 角材
124 ローラー
125 ベース板
126 取付穴
127 ガイド金具
128 ローラー
129 ローラー
130 ガイドボックス
131 角材
132 ベース板
133 取付穴
144 ポール
145 壁面
146 ガイド金具
147 基礎構造体
148 ローラー
149 ガイドボックス
150 ローラー
151 取付穴
152 ベース板
153 角材
154 浮力室
155 ガイド金具
156 ベース板
157 角材
158 取付穴
159 ガイドボックス
160 基礎構造体
161 鋼材
162 基礎構造体
163 鋼材
164 H型鋼
165 H型鋼
166 平屋住宅
167 屋根
168 ローラー
169 ローラー
170 水面
171 窓
173 基礎構造体
174 基礎構造体
175 基礎構造体
176 基礎構造体

Claims (6)

  1. 地盤に構築した基礎構造体の上部に、周囲を鋼板で囲い床部を面格子状に鋼板で塞ぎ、内部に発泡ポリスチレンフォームを嵌め込んだ浮力室を載せ、その浮力室の上部に浮力室と一体となるように平屋住宅を構築し、大津波が押し寄せた際、浮力室と一体となるように構築した平屋住宅を、概ね水平状態を保った状態で水面に浮上させ、船外機用外開きドアを開けてドアを固定し、船外機用外開きドアの室内側に横向きに設置した船外機を下げて稼動させ、平屋住宅を自走させた事を特徴とする津波対応浮上式小部屋(ガイドタワー式)。
  2. 平屋住宅の周囲の四隅に基礎構造体と一体に4本のポールを垂直に立て、4本のポールに対置する平屋住宅の上部と下部の壁面に、ポールを緩く挿入する事ができて複数のローラーを内臓し直方体の形状をしたガイド金具を取付けた事を特徴とする請求項1に記載の津波対応浮上式小部屋(ガイドタワー式)。
  3. 大津波が押し寄せて来る方向の左又は右側面の壁の両端に、基礎構造体と一体に2本のポールを垂直に立て、2本のポールに対置する平屋住宅の上部と下部の壁面に、ポールを緩く挿入する事ができて複数のローラーを内臓し直方体の形状をしたガイド金具を取付けた事を特徴とする請求項1に記載の津波対応浮上式小部屋(ガイドタワー式)。
  4. 大津波が押し寄せて来る方向の壁面の両端に、基礎構造体と一体に2本のH型鋼のポールを垂直に立て、2本のH型鋼に鋼材を面格子状態になるように取付け、2本のH型鋼に対置する平屋住宅の上部と下部の壁面に、H型鋼のフランジを囲い込むような四角形状で複数のローラーを内臓したガイド金具を取付けた事を特徴とする請求項1と2に記載の津波対応浮上式小部屋(ガイドタワー式)。
  5. ガイド金具の、ポールを挿入するためのガイドボックスを丸棒で円形状に構成した事を特徴とする請求項1乃至3に記載の津波対応浮上式小部屋(ガイドタワー式)。
  6. 船外機用外開きドアの室内側に、船外機をドアに対して横方向に設置するための取付金具を上下2ヵ所に設置し、上部の取付金具に船外機を設置し、浮力室と一体となるように構築した平屋住宅が大津波の上に浮き上がった後、ドアを90度開口して固定すると共に、船外機を下部の取付金具に移設して駆動させ、船外機の操作レバーを操作し、浮力室と一体となるように構築した平屋住宅の進行方向を変えた事を特徴とする請求項1乃至5に記載の津波対応浮上式小部屋(ガイドタワー式)。
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