JP2018071346A - 災害用緊急避難設備 - Google Patents

Abstract

【課題】東日本大震災にかんがみ、この様な大災害からも生命身体等を守り生還することを目的とする。地震、津波、台風、洪水、高潮、土石流、雷、竜巻、暴風雪、火災、放射能、等々の災害で行き場の無い不安を感じた時及び１分１秒を争う場合の緊急避難場所としての安全安心を提供する設備であり、およそ３昼夜以上の避難場所として長期避難も可能なものとする。また一般的に大地震の場合１カ月程度の余震がある為災害回避後救助されるまでの数カ月間においても生活可能なものとする。
【解決手段】住居等に全天候型取り合い通路及び災害用緊急避難カプセルの組合せで構成された構造の災害用緊急避難設備を各階各戸の外部に設置して災害を回避する。又は、災害用緊急避難カプセルのみを単独で設置して災害を回避する。災害用緊急避難カプセルにおいては、水密性能及び装甲性能を有し、水に浮くことにより津波時、洪水時、高潮時による災害から安全を確保する。
【選択図】図６

Description

本考案は災害用緊急避難設備に関する。

現在出願されているものでは東日本大震災において実用性に欠しいので実際に普及出来る実用的な物とする。

実願２０１５−００２８０３

東日本大震災にかんがみ、この様なハードな緊急大災害にも耐え生還出来る構造を用いた設備とする。またできれば地震速報を見たり聴いたりした後地震が来るまでの数秒間においても避難できる構造とする。また生還した後救助が来るまでの使用にも耐えるものとする。

図１ないし図８の通り。

人類の存続に寄与する。

災害用緊急避難カプセルの外観正面図、外観裏面図である。 災害用緊急避難カプセルの外観側面図である。 災害用緊急避難設備の平面図及び住居との取り合い図である。 災害用緊急避難設備の断面図及び住居１階との取り合い図である。 災害用緊急避難設備の断面図及び住居２階以上との取り合い図である。 特殊構造による離脱時の斜視図である。 災害用緊急避難設備の高層建物との取り合い図及び引出し構造システムの図である。 災害用緊急避難カプセルが設置からはずれた場合流出を防ぐ仕組の図である。

なるべく早く、秒単位で乗り込める構造とする。クレーン等で移動が簡単である。また本設備の新増設に当たっては、新設部分、増設部分及び既存部分が建築基準に抵触しない様にし、運搬時には道路交通法に抵触しない様にする。

図４は１階から使用する形態の概念図である。図５は２階以上から使用する形態の概念図である。図７は高層建物に使用する形態の概念図である。図６は災害用緊急避難カプセル内に車を搭載した実施例であり、記入寸法は軽四用である。応用例としては大形バス等にまで拡大実施できる。尚２階以上においては車としての使用は出来ないが、万一災害が発生し地上で使用することとなった場合には、仮ナンバー又は臨時ナンバー申請を行えば一時的に使用できる。また災害復旧後は元の位置にて再使用できる。

１ 水に浮き装甲性能を有する災害用緊急避難カプセル本体
２ 耐水性能、水密性能及び装甲性能を有するドア（住居２階以上の下部ドアは閉切り）
３ 耐水性能、水密性能及び装甲性能を有する換気、採光、脱出用サンルーフ
４ 吊り上げ用フック掛け
５ 基礎柱（柱の長さは設計寸法による。）
６ コンクリート基礎
７ 救難用点滅灯（４色）
８ ロープ止め金具
９ 車
１０ 住居１階
１１ 住居２階以上
１２ 全天候型取り合い通路
１３ 取り合い通路取り付け用柱
１４ 架台
１５ ダンパー
１６ 高層住宅等
１７ ＵＰする大津波ライン
１８ 大津波ラインＭＡＸ（３０ｍ以上）
１９ １階から自然に順次離脱浮遊する災害用緊急避難カプセル
２０ 平常時のトラッククレーンによるランダムな作業風景
２１ 引出しシステム収納時各階平面図
２２ 引出しシステム引出し時各階平面図
２３ 引出し用レール
２４ 基礎兼用引出し床板
２５ ストッパー付フロート
２６ 施錠蓋付フロートＢＯＸ
２７ 渦巻バネ式自動引出し用ワイヤー巻取り機
２８ 非常用タラップ
２９ 目隠し及び危険防止用金網
３０ 落下防止鉄板床
３１ スチロール板によるエキスパンションジョイント
３２ 電柱又はポール等（１本建て又は２本建て）
３３ フロート付輪金具
３４ フロート部分
３５ 滑車
３６ フロート付輪金具用ストッパー
３７ 切り込みを有する特殊形状の鉄板
３８ 鎖又はシャックル
３９ シャフトつかみ止め金具
４０ ロープ
４１ ロープ巻き付けドラム
４２ ショックアブソーバー
４３ 逆回転止め付き帯ベルト式車固定装置
４４ 既存部分
４５ 増設部分
４６ ストップ溝付タイヤ誘導溝
４７ 住居１階のカプセル下部ドア閉め忘れによる沈没防止用オプションフロート
４８ 作業用安全ベルトフック掛兼手摺
４９ 沈没防止用オプションエアバッグ（水圧による自動破裂型）
５０ 逆回転止め付きコンベックス型自動ロープ巻取り機
５１ ドア引き上げ用鎖

Claims (4)

1. 実願２０１５−００２８０３の〔請求項１〕を用いた災害用緊急避難設備、又は災害用緊急避難カプセルを単独で設置した災害用緊急避難設備で、災害用緊急避難カプセルの外部構造は、水密性能及び装甲性能を有する。また転倒や落下・流出を防ぐため、特殊構造で基礎柱に設置される。 この特殊構造は津波来襲時、洪水時、高潮時には災害用緊急避難カプセルの浮力により上下し基礎柱の長さ以内の水位であれば流出せず、基礎柱の長さ以上の水位になると自然に設置からはずれ、災害用緊急避難カプセルが離脱浮遊することを特徴とする災害用緊急避難設備。
2. 上記〔請求項１〕を高層建物に使用し、引出し構造システムにより、災害用緊急避難カプセルが自然に設置からはずれ離脱浮遊することを特徴とする災害用緊急避難設備。
3. 上記〔請求項１〕で基礎柱の長さ以上の水位になる場合、電柱又はポール等にフロート付き輪金具、災害用緊急避難カプセルにロープ止め金具を用い、これをロープで繋ぐことで災害用緊急避難カプセルの流出を防止することを特徴とする災害用緊急避難設備。
4. 災害用緊急避難カプセル内に車を用いた場合、帯ベルト式車固定装置で安全を確保することを特徴とする災害用緊急避難設備。

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