JP2014201046A - 積層体の製造方法および積層体 - Google Patents

積層体の製造方法および積層体 Download PDF

Info

Publication number
JP2014201046A
JP2014201046A JP2013081499A JP2013081499A JP2014201046A JP 2014201046 A JP2014201046 A JP 2014201046A JP 2013081499 A JP2013081499 A JP 2013081499A JP 2013081499 A JP2013081499 A JP 2013081499A JP 2014201046 A JP2014201046 A JP 2014201046A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductive layer
transparent conductive
laminate
layer
metal layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013081499A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6268568B2 (ja
Inventor
橋 正 泰 高
Masayasu Takahashi
橋 正 泰 高
澤 和 幸 高
Kazuyuki Takazwa
澤 和 幸 高
上 達 彦 石
Tatsuhiko Ishigami
上 達 彦 石
草 昌 人 牛
Masato Ushikusa
草 昌 人 牛
本 好 弘 岸
Yoshihiro Kishimoto
本 好 弘 岸
嶋 達 司 中
Tatsuji Nakajima
嶋 達 司 中
田 怜 原
Rei Harada
田 怜 原
辺 由 香 渡
Yuka Watanabe
辺 由 香 渡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=52351914&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2014201046(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2013081499A priority Critical patent/JP6268568B2/ja
Publication of JP2014201046A publication Critical patent/JP2014201046A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6268568B2 publication Critical patent/JP6268568B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Non-Insulated Conductors (AREA)
  • Manufacturing Of Electric Cables (AREA)

Abstract

【課題】透明導電層と金属層との間の密着力が十分に確保された積層体を製造する方法を提供する。
【解決手段】透明導電層上に金属層を形成する金属層形成工程の前に、透明導電層の表面にガスイオンを照射する表面処理工程を実施する。また、前記表面処理工程が実施されてから前記金属層形成工程が実施されるまでの間、前記基材フィルムが真空環境下に置かれる。
【選択図】図1

Description

本発明は、基材フィルムに設けられた透明導電層上に金属層を形成して積層体を製造する積層体製造方法に関する。また本発明は、透明導電層上に設けられた金属層を備える積層体に関する。
タッチパネルセンサやディスプレイ用基板などの電子部品は一般に、光学的な特性を実現するための層や、電気的な特性を実現するための層など、複数の層から構成されている。このような電子部品を作製するための方法として、基材フィルム、透明導電層や金属層などの複数の層を含む積層体をはじめに準備し、次に、この積層体の任意の層をフォトリソグラフィー法などによってパターニングするという方法が知られている。
積層体を製造する方法の1つとして、はじめに基材フィルムを準備し、次に、スパッタリング法やEB蒸着法などの物理蒸着成膜法を用いて、基材フィルム上に透明導電層や金属層を積層していく、という方法が知られている。例えば特許文献1において、スパッタリング法を用いてポリエステルフィルムの上にITO層を形成し、その後、スパッタリング法を用いてITO層の上にクロム層を形成し、これによって、タッチパネルセンサを作製するための積層体を得ることが開示されている。
特開平4−160624号公報
フォトリソグラフィー法などを用いて積層体をパターニングした後、若しくは、パターニング後の製造工程の際、パターニングされた積層体の表面が損傷することを防ぐため、積層体の表面に保護フィルムを貼ることがある。このような保護フィルムは、通常、最終的に出荷される前に剥がされる。このとき、透明導電層と金属層との間の密着力が小さいと、保護フィルムを剥がす際に金属層が透明導電層から部分的に剥離されてしまうことがある。このような剥離は、銀を主成分とするとともに銅およびパラジウムを含む、Ag−Pd−Cu系の銀合金、いわゆるAPC合金が金属層に含まれる場合に特に顕著になる。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、透明導電層と金属層との間の密着力が十分に確保された積層体およびそのような積層体を製造する方法を提供することを目的とする。
本発明は、基材フィルムに設けられた透明導電層上に金属層を形成して積層体を製造する積層体製造方法であって、前記透明導電層が設けられた前記基材フィルムを真空環境下に置く準備工程と、前記準備工程の後、前記透明導電層の表面にイオン化したArや酸素イオンを照射する表面処理工程と、前記表面処理工程の後、前記透明導電層上に金属層を形成する金属層形成工程と、を備え、前記表面処理工程が実施されてから前記金属層形成工程が実施されるまでの間、前記基材フィルムが真空環境下に置かれる、積層体製造方法である。
本発明による積層体製造方法において、前記表面処理工程は、前記透明導電層の表面に不活性ガスおよび酸素ガスのイオンを照射する工程を含んでいてもよい。
本発明による積層体製造方法において、前記不活性ガスがアルゴンガスであってもよい。
本発明による積層体製造方法において、前記準備工程において、好ましくは、前記透明導電層が設けられた前記基材フィルムが、10Pa以下の真空環境下に置かれる。
本発明による積層体製造方法において、前記透明導電層上に形成される前記金属層が、APC合金を含んでいてもよい。
本発明による積層体製造方法において、前記透明導電層上に形成される前記金属層が、MoNb合金を含んでいてもよい。
本発明による積層体製造方法において、前記透明導電層が、ITOからなっていてもよい。
本発明は、基材フィルムと、前記基材フィルムに設けられ、透光性および導電性を有する透明導電層と、前記透明導電層上に設けられ、遮光性および導電性を有する金属層と、を備え、前記透明導電層と前記金属層との間の界面における組成分析を実施した場合、Naの検出強度が、In(113)に対して相対的感度で7%以下である、積層体である。
本発明によれば、透明導電層上に金属層を形成する金属層形成工程の前に、透明導電層の表面にガスイオンを照射する表面処理工程が実施される。これによって、透明導電層の表面に付着している不純物を除去することができる。また、表面処理工程が実施されてから金属層形成工程が実施されるまでの間、基材フィルムが真空環境下に置かれる。このため、不純物が除去された清浄な表面を有する透明導電層の上に金属層を形成することができる。このことにより、透明導電層と金属層との間の密着力が十分に確保された積層体を得ることができる。
図1は、本発明の実施の形態における積層体製造装置を示す図。 図2は、図1に示す積層体製造装置の巻出装置を示す図。 図3は、図1に示す積層体製造装置の成膜装置を示す図。 図4は、図1に示す積層体製造装置の巻取装置を示す図。 図5は、積層体製造装置により製造された積層体を示す断面図。 図6は、積層体製造装置に供給される中間積層体を示す断面図。 図7は、透明導電層に対して表面処理工程が実施される様子を示す図。 図8は、積層体の変形例を示す断面図。 図9は、サンプル1の各層における組成を分析した結果を示す図。 図10は、サンプル3の各層における組成を分析した結果を示す図。
以下、図1乃至図7を参照して、本発明の実施の形態について説明する。はじめに図5を参照して、本実施の形態において製造される積層体10について説明する。
積層体
図5は、積層体10を示す断面図である。図5に示すように、積層体10は、基材フィルム12と、基材フィルム12の一方の側の面12a上に順に設けられた第1ハードコート層13a、第1高屈折率層14aおよび第1低屈折率層15aと、第1低屈折率層15aの一方の側の面上に設けられた第1透明導電層16aと、第1透明導電層16aの一方の側の面上に設けられた第1金属層と、を含んでいる。以下、基材フィルム12、第1ハードコート層13a、第1高屈折率層14a、第1低屈折率層15a、第1透明導電層16aおよび第1金属層についてそれぞれ説明する。なお第1金属層とは、第1透明導電層16aに隣接して設けられ、金属材料から構成される層の総称である。第1金属層は、後述する第1遮光導電層17aや第1中間層18aを含んでいる。
(基材フィルム)
基材フィルム12としては、十分な透光性を有するフィルムが用いられる。基材フィルム12を構成する材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、シクロオレフィンポリマー(COP)、環状オレフィン・コポリマー(COC)、ポリカーボネート(PC)、トリアセチルセルロース(TAC)、(ポリメチルメタクリレート(PMMA)などが挙げられる。基材フィルム12の厚みは、例えば25〜200μmの範囲内となっている。
(ハードコート層)
第1ハードコート層13aは、擦り傷を防止するという目的や、層間の界面に低分子重合体(オリゴマー)が析出して白く濁ってみえることを防ぐという目的のために設けられる層である。第1ハードコート層13aとしては、例えばアクリル樹脂などが用いられる。なお図3に示すように、第1ハードコート層13aと同一の材料から構成された第2ハードコート層13bが、基材フィルム12の他方の面12b上にさらに設けられていてもよい。ハードコート層13a,13bの厚みは、例えば0.1〜10μmの範囲内となっている。
(高屈折率層および低屈折率層)
第1高屈折率層14aは、基材フィルム12を構成する材料よりも高い屈折率を有する材料から構成される層であり、一方、第1低屈折率層15aは、基材フィルム12を構成する材料よりも低い屈折率を有する材料から構成される層である。このような第1高屈折率層14aおよび第1低屈折率層15aを基材フィルム12と第1透明導電層16aとの間に設けることにより、積層体10における光の透過率や反射率を調整することができる。
第1低屈折率層15aを構成する材料としては、例えば酸化珪素やフッ化マグネシウムが用いられる。第1高屈折率層14aを構成する材料としては、例えば酸化ニオブやジルコニウムが用いられる。第1高屈折率層14aおよび第1低屈折率層15aの厚みは、所望の透過率や反射率が達成されるよう、用いられる材料に応じて適宜設定される。
なお本実施の形態においては、上述の第1高屈折率層14aおよび第1低屈折率層15aが積層体10に含まれている例について説明するが、しかしながら、第1高屈折率層14aおよび第1低屈折率層15aは必ずしも設けられていなくてもよい。同様に、ハードコート層13a,13bも、必要に応じて任意に設けられる層である。従って、基材フィルム12の一方の側の面12aや第1ハードコート層13aの一方の側の面に直接的に接するよう第1透明導電層16aが設けられることもある。
(透明導電層)
第1透明導電層16aを構成する材料としては、導電性を有しながら透光性を示す材料が用いられ、例えば、インジウム錫酸化物(ITO)などの金属酸化物が用いられる。ここでITOとは、89〜99重量%のインジウムと、1〜11重量%の錫と、0.5重量%以下のその他の添加元素または不可避の不純物と、を含む金属酸化物を意味している。第1透明導電層16aの厚みは、例えば18〜50nmの範囲内となっている。
(金属層)
第1金属層は、タッチパネルなどの電子部品において、信号を外部に取り出すための取出パターンや電極を形成するために用いられる、金属材料から構成される層である。例えば第1金属層は、銀を主成分とするとともに銅およびパラジウムを含む、Ag−Pd−Cu系の銀合金、いわゆるAPC合金から構成された第1遮光導電層17aを含んでいる。また第1金属層は、第1遮光導電層17aと第1透明導電層16aとの間に配置された第1中間層18aをさらに含んでいてもよい。第1中間層18aは、第1透明導電層16aに対する第1遮光導電層17aの密着力を高めるために設けられる層である。第1中間層18aを構成する金属材料としては、例えばMoNb合金を挙げることができる。また第1中間層18aは、MoNb合金に加えて、上述のAPC合金をさらに含んでいてもよい。
次に図1乃至図4を参照して、真空環境下で第1透明導電層16a上に第1金属層17a,18aを形成して積層体10を得るための積層体製造装置1について説明する。はじめに図1を参照して、積層体製造装置1全体について説明する。なおここでは、図6に示す後述する中間積層体11に対して成膜処理を実施することによって積層体10を製造するための積層体製造装置1について説明する。中間積層体11は、図5に示す積層体10を製造する工程の途中で得られる中間生成物である。図6に示すように、中間積層体11の段階で、基材フィルム12には、ハードコート層13a,13b、第1高屈折率層14a、第1低屈折率層15aおよび第1透明導電層16aが設けられている。
積層体製造装置
図1に示すように、積層体製造装置1は、中間積層体11を巻き出す巻出装置20と、中間積層体11上に金属層17a,18aを設ける成膜装置30と、金属層17a,18aが設けられた中間積層体11を巻き取る巻取装置50と、を備えている。以下、各装置20,30,50について、図2乃至図4を参照してそれぞれ説明する。
(巻出装置)
図2は、巻出装置20を示す図である。図2に示すように、巻出装置20は、回転自在に設けられ、中間積層体11が巻き付けられたシャフト21と、中間積層体11に沿って設けられ、中間積層体11を加熱する加熱機構29と、中間積層体11の第1透明導電層16aの表面に対してイオンボンバードメント処理などの表面処理を施す表面処理装置23と、を備えている。
巻出装置20においては、シャフト21から巻き出された中間積層体11を加熱手段29によって加熱することにより、中間積層体11に付着している水分や油分などの不純物を蒸発または昇華させ、これによって不純物を中間積層体11から取り除くことができる。すなわち、いわゆる脱ガス処理を実施することができる。脱ガス処理の際の加熱温度は、中間積層体11を構成する材料の特性が大きく変化しないような温度である限り特に限定されないが、例えば50〜170℃の範囲内となっている。脱ガス処理を実施するための加熱機構29の具体的な構成は特に限定されないが、例えば図2に示すように、搬送されている中間積層体11に沿って中間積層体11の両側に設けられた一対のヒーター29aによって加熱機構29が構成されている。
次に表面処理装置23について説明する。上述のイオンボンバードメント処理とは、第1透明導電層16aの表面にガスイオンを照射することによって、第1透明導電層16aの表面に付着している不純物を除去する処理のことである。表面処理装置23は、図2に示すように、電圧が印加されることによりプラズマ放電を生成する電極24と、電極24の周囲に不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段25と、を有している。このような表面処理装置23を用いることにより、中間積層体11の周囲にプラズマ雰囲気27を形成することができ、これによって、第1透明導電層16aの表面に不活性ガスなどのイオンを照射する表面処理を実施することができる。電極24を構成する材料としては、例えばチタンが用いられる。不活性ガスとしては、アルゴンガスや窒素ガスなどが用いられる。
表面処理装置23は、図2に示すように、電極24の周囲に酸素ガスを供給する酸素供給手段26をさらに有していてもよい。この場合、第1透明導電層16aの表面には、不活性ガスのイオンに加えて、酸素ガスのイオンが照射される。図示はしないが、表面処理装置23は、電極24の周囲にその他のガス、例えば水素ガスなどを供給するためのガス供給手段をさらに有していてもよい。
図2に示すように、巻出装置20は、巻出装置20内の気体を外部に排出する排気手段22をさらに備えている。これによって、基材フィルム12から発生した気体を迅速に外部に排出することができ、このことにより、加熱手段29による脱ガス処理を効率良く実施することができる。また、表面処理装置23による表面処理を真空環境下で実施することができる。また図2に示すように、成膜装置30の内部雰囲気を巻出装置20の内部雰囲気に対して遮蔽するためのゲートバルブ(ロードロックバルブ)28が設けられていてもよい。これによって、中間積層体11の巻回体を巻出装置20内に搬入するために巻出装置20を大気に対して開放する際に、成膜装置30内の真空度を維持することができる。
(成膜装置)
次に、巻出装置20の下流側に設けられた成膜装置30について説明する。成膜装置30による成膜方法としては、真空蒸着、スパッタリングやイオンプレーティングなど様々な物理的気相成長法が採用され得るが、ここでは、成膜方法としてスパッタリングが用いられる例について図3を参照して説明する。
図3に示すように、成膜装置30は、成膜処理が実施される成膜室36と、中間積層体11が巻き付けられて搬送される成膜用搬送ドラム38と、搬送される中間積層体11を案内するガイドローラー39と、成膜室36の内部の気体を外部に排出する成膜用真空排気機構37と、搬送されている中間積層体11に対向するよう設けられ、中間積層体11上に設けられる膜の原料となるターゲットと、を備えている。図3に示す例においては、ターゲットとして、第1中間層18aの原料となるMoNb合金からなる第1ターゲット31a、並びに、第1遮光導電層17aの原料となるAPC合金からなる第2ターゲット32a,第3ターゲット33aおよび第4ターゲット34aが設けられている。なお図3に示す例においては、APC合金からなる第1遮光導電層17aの成膜のために3つのターゲット32a,33a,34aが用いられるが、これに限られることはなく、形成される層の種類や厚みに応じて適宜ターゲットの個数が設定される。
成膜装置30においては、はじめに成膜用真空排気機構37によって成膜室36の内部の気体を外部に排出し、これによって、成膜室36内を真空状態とする。次に、不活性ガス供給装置(図示せず)によって成膜室36内にアルゴンなどの不活性ガスを導入し、その後、電源によってターゲットに放電電力を印加する。これによって、各ターゲットの材料からなる膜を中間積層体11上に設けることができる。
図3に示すように、成膜装置30の成膜室36は、隔壁36aによって、第1ターゲット31aを含む第1領域31と、第2ターゲット32aを含む第2領域32と、第3ターゲット33aを含む第3領域33と、第4ターゲット34aを含む第4領域34と、その他の第5領域35と、に区画されていてもよい。また図3に示すように、成膜用真空排気機構37は、各領域31〜35にそれぞれ接続され、各領域31〜35の内部の気体を外部に排出する排気手段31b〜35bを含んでいてもよい。これによって、ターゲットごとにターゲットの周囲の雰囲気(真空度など)を調整することができ、このことにより、ターゲットごとに最適化された条件の下でスパッタリングを実施することができる。
なお図3に示す例において、成膜用搬送ドラム38は、その表面が所定の成膜温度に調整されたものであってもよい。これによって、最適な温度条件下で中間積層体11上に各層17a,18aを形成することができる。成膜用搬送ドラム38の表面を所定の成膜温度に調整するための具体的な構成が特に限られることはなく、例えば図示はしないが、成膜用搬送ドラム38の内部に設けられ、オイルなどの所定の温度媒体を循環させる媒体循環路と、温度媒体を成膜温度に調整する媒体調整手段とが用いられる。成膜温度は、中間積層体11の基材フィルム12の耐熱性や、中間積層体11上に設けられる各層17a,18aの特性に応じて適宜設定される。
(巻取装置)
次に図4を参照して、巻取装置50について説明する。巻取装置50は、金属層17a,18aが形成された中間積層体11からなる積層体10を巻き取るシャフト51と、シャフト51に向けて搬送される積層体10を案内するガイドローラー59と、を備えている。また図5に示すように、巻取装置50の内部を真空状態に保つための排気手段52が設けられていてもよい。
また、シャフト51近傍に、図5に示すニアローラー53が設けられていてもよい。ニアローラー53は、シャフト51に巻き取られている積層体10の最外面と、ニアローラー53のうちシャフト51に対向する面との間の距離が、積層体10の厚みよりもわずかに大きくなるよう構成されている。なお、シャフト51に巻き取られている積層体10の最外面の位置は、積層体10の巻き数が増えるにつれて変化する。この変化に対応するよう、ニアローラー53は移動可能に構成されている。このため、積層体10の巻き数に依らず、シャフト51に巻き取られている積層体10の最外面とニアローラー53との間の距離を常に一定に保つことができる。このようなニアローラー53を設けることにより、シャフト51に巻き取られる際の積層体10にしわなどの凹凸が生じることを防ぐことができ、これによって、シャフト51に巻き取られている積層体10同士が密着してしまう、いわゆるブロッキングが生じることを防ぐことができる。
また図5に示すように、成膜装置30の内部雰囲気を巻取装置50の内部雰囲気に対して遮蔽するためのゲートバルブ55が設けられていてもよい。これによって、積層体10の巻回体を巻取装置50から搬出するために巻取装置50を大気に対して開放する際に、成膜装置30内の真空度を維持することができる。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用および効果について説明する。ここでは、はじめに、上述の中間積層体11を製造する方法の一例について説明する。次に、中間積層体11を積層体製造装置1に供給して積層体10を製造する方法について説明する。
中間積層体の製造方法
はじめに基材フィルム12を準備する。次に、アクリル樹脂を含む塗布液を、コーターを用いて基材フィルム12の両側にコーティングする。これによって、基材フィルム12の両側にハードコート層13a,13bが形成される。次に、有機樹脂および有機樹脂内に分散された高屈折率材料の粒子、例えばジルコニウムの粒子を含む塗布液を、コーターを用いて第1ハードコート層13aの一方の側の面上にコーティングする。これによって、第1ハードコート層13a上に第1高屈折率層14aが形成される。その後、有機樹脂および有機樹脂内に分散された低屈折率材料の粒子、例えば酸化珪素の粒子を含む塗布液を、コーターを用いて第1高屈折率層14aの一方の側の面上にコーティングする。これによって、第1高屈折率層14a上に第1低屈折率層15aが形成される。その後、スパッタリング法などの真空成膜法を用いて、第1低屈折率層15a上に第1透明導電層16aを形成する。このようにして、図6に示す中間積層体11を得ることができる。
積層体の製造方法
次に、積層体製造装置1を用いて中間積層体11の一方の側に金属層17a,18aを形成し、これによって図5に示す積層体10を得る方法について説明する。
(準備工程)
はじめに、巻出装置20において、中間積層体11が巻回されたシャフト21を準備する。次に、排気手段22によって巻出装置20内の気体を外部に排出する。このようにして、第1透明導電層16aが設けられた基材フィルム12を含む中間積層体11を真空環境下に置くことができる。なお本実施の形態において、真空環境下または真空状態とは、圧力が100Pa以下であることを意味している。
(脱ガス工程)
次に、シャフト21から中間積層体11を巻き出す。このとき、加熱機構29によって中間積層体11を50〜170℃で加熱する。これによって、中間積層体11に付着している水分や油分などの不純物を取り除くことができる。
(表面処理工程)
その後、表面処理装置23を用いて、第1透明導電層16aの表面にガスイオンを照射する表面処理工程を実施する。はじめに、電極24に所定の電圧を印加する。また、不活性ガス供給手段25を用いて不活性ガスを電極24の周囲に供給する。これによって、中間積層体11と電極24との間にプラズマ雰囲気27を生成することができる。図7は、表面処理工程の際の中間積層体11を拡大して示す図である。図7に示すように、プラズマ雰囲気27には電子eやガスイオンiが存在している。電子eやガスイオンiは、中間積層体11の第1透明導電層16aの表面に照射される。これによって、第1透明導電層16aの表面に付着している不純物dを除去することができる。不純物としては、中間積層体11が搬送される際などに第1透明導電層16aの表面に付着した有機物、珪素、アルカリ金属、シロキサン成分などが考えられる。また、上述の脱ガス工程において除去しきれなかった水分が、この表面処理工程において除去されることも考えられる。
表面処理工程の際、酸素供給手段26を用いて酸素ガスを電極24の周囲に供給してもよい。この場合、電子eや不活性ガスのイオンに加えて、酸素ガスのイオンが第1透明導電層16aの表面に照射される。酸素ガスのイオンは、第1透明導電層16aの表面に付着している有機物などの不純物と反応して水や二酸化炭素になり、そして第1透明導電層16aの表面から除去される。すなわち、いわゆるアッシングによって、第1透明導電層16aの表面に付着している不純物をより確実に除去することができる。
表面処理工程において電極24に印加される電圧は特には限られないが、例えば0.3〜3kVの範囲内となっている。また、中間積層体11に対して表面処理装置23を用いた表面処理を実施する期間も特には限られないが、例えば0.01〜5分間にわたって表面処理が実施される。なお、電極24の周囲に供給されるアルゴンガスなどの不活性ガスの流量、および、酸素ガスの流量は、装置の寸法などに応じて適宜設定される。
(金属層形成工程)
次に、成膜装置30によって、中間積層体11上に金属層17a,18aを形成する金属層形成工程を実施する。金属層形成工程においては、はじめに排気手段31bによって第1領域31の内部の気体を外部に排出し、これによって、第1領域31内を真空状態とする。この際、第2領域32、第3領域33、第4領域34および第5領域35も、排気手段32b〜35bを用いることによって真空状態とされる。次に、不活性ガス供給装置(図示せず)によって第1領域31内にアルゴンなどの不活性ガスを導入し、その後、電源によってターゲット31aに放電電力を印加する。これによって生じるスパッタリング現象によって、第1ターゲット31aを構成するMoNb合金からなる第1中間層18aを第1透明導電層16a上に形成することができる。
その後、第1中間層18aの形成工程の場合と同様にして、ターゲット32a〜34aを用いたスパッタリングにより、ターゲット32a〜34aを構成するAPC合金からなる第1遮光導電層17aを第1中間層18a上に形成することができる。
(巻取工程)
その後、巻取装置50において、中間積層体11と、中間積層体11上に形成された金属層17a,18aと、を含む積層体10が、シャフト51によって巻き取られる。これによって、積層体10の巻回体が得られる。
本実施の形態によれば、第1透明導電層16aに金属層17a,18aを形成する金属層形成工程の前に、第1透明導電層16aの表面にガスイオンを照射する表面処理工程が実施される。これによって、第1透明導電層16aの表面に付着している不純物dを除去することができる。また、表面処理工程が実施されてから金属層形成工程が実施されるまでの間、中間積層体11が一連の真空環境下に置かれる。このため、不純物dが除去された清浄な表面を有する第1透明導電層16aの上に金属層17a,18aを形成することができる。このことにより、第1透明導電層16aと金属層17a,18aとの間の密着力が十分に確保された積層体10を得ることができる。
なお本実施の形態において、積層体製造装置1によって製造される積層体10の一例として、中間積層体11の一方の側にのみ第1透明導電層16aや金属層17a,18aが形成された積層体10を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図8に示すように、積層体製造装置1が、基材フィルム12の一方の側および他方の側の両方にそれぞれ透明導電層16a,16bや金属層17a,18a,17b,18bが形成された積層体10を製造してもよい。図8に示す積層体10を製造する方法が特に限られることはない。
例えば、はじめに、基材フィルム12の両側にハードコート層13a,13b、高屈折率層14a,14b、低屈折率層15a,15bおよび透明導電層16a,16bが形成された中間積層体11を準備する。次に、中間積層体11を巻出装置20から成膜装置30を介して巻取装置50に搬送する間に、基材フィルム12の一方の側に上述の準備工程、脱ガス工程、表面処理工程および金属層形成工程を施し、これによって、基材フィルム12の一方の側に第1中間層18aおよび第1遮光導電層17aを形成する。次に、一方の側に第1中間層18aおよび第1遮光導電層17aが形成された中間積層体11を、巻出装置20に搬入する。その後、再び中間積層体11を巻出装置20から成膜装置30を介して巻取装置50に搬送する間に、中間積層体11の他方の側に上述の準備工程、脱ガス工程、表面処理工程および金属層形成工程を施し、これによって、中間積層体11の他方の側に第2中間層18bおよび第2遮光導電層17bを形成する。このようにして、図8に示す積層体10が得られる。
次に、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例の記載に限定されるものではない。
(サンプル1)
上述の積層体製造装置1を用いて、図5に示す上述の積層体10を作製した。具体的には、はじめに中間積層体11を準備し、次に、中間積層体11を巻出装置20内に搬入した。その後、排気手段22を用いて、巻出装置20を真空状態にした。このときの巻出装置20内の圧力は5Paであった。
その後、加熱手段29を用いて、中間積層体11を160℃で脱ガス処理した。次に、表面処理装置23を用いて、中間積層体11に対して上述の表面処理工程を施した。この際、電極24への印加電圧は1.8kVとした。また、電極24の周囲には、不活性ガス供給手段25を用いて、アルゴンガスを1800sccmで供給した。
次に、成膜装置30を用いて、第1透明導電層16a上に第1中間層18aおよび第1遮光導電層17aを順次形成した。この際、第1中間層18aを形成するための第1領域31内の圧力は0.3Paであった。また、第1遮光導電層17aを形成するための第2領域32、第3領域33および第4領域34の圧力は0.2Paであった。
(サンプル2)
表面処理工程の際、電極24の周囲に、不活性ガス供給手段25を用いてアルゴンガスを1080sccmで供給したことに加えて酸素供給手段26を用いて酸素ガスを120sccmで供給した点を除いて、サンプル1の場合と同様にして積層体10を作製した。
(サンプル3)
表面処理装置23を用いた表面処理工程を実施しなかった点を除いて、サンプル1の場合と同様にして積層体を作製した。
〔評価方法〕
(評価方法1 剥離試験)
はじめに、サンプル1〜3に係る積層体をアルカリ性の溶液に10分間浸漬させた。アルカリ性の溶液としては、NaOH(15g/l)を用いた。次に、サンプル1〜3に係る積層体の表面に、消しゴムで擦るようにして粘着テープを貼り付け、その後、積層体と粘着テープとが60度の角度を成すようにして粘着テープを積層体から剥離させた。粘着テープを剥離させることにかけた時間は0.3sであった。粘着テープとしては、ニチバン製のNo405を用いた。その後、以下に説明するように、金属層17a,18aの剥離状態に基づいて、第1透明導電層16aと金属層17a,18aとの間の密着力を評価した。
粘着テープを剥離した後、サンプル1〜3に係る積層体の表面を観察し、金属層17a,18aが剥離されている個所をカウントした。この際、剥離箇所の寸法が1.0mm以下であるもの(狭域剥離箇所)と、剥離箇所の寸法が1.0mm以上であるもの(広域剥離箇所)とを分けてカウントした。カウント結果を表1に示す。なお表1に示す値は、カウント数を各サンプルの面積(cm)で割ったものである。すなわち表1は、各サンプルの単位面積(cm)あたりに存在する剥離箇所の個数を示している。
サンプル1とサンプル3との比較から分かるように、上述の表面処理工程を実施することにより、金属層17a,18aに広域剥離箇所が形成されることを抑制することができた。すなわち、第1透明導電層16aに対する金属層17a,18aの密着力を向上させることができた。またサンプル1とサンプル2との比較から分かるように、不活性ガスに加えて酸素ガスを用いて表面処理工程を実施することにより、第1透明導電層16aに対する金属層17a,18aの密着力をさらに向上させることができた。酸素ガスのイオンを第1透明導電層16aに照射することが、第1透明導電層16aの表面を洗浄する能力の向上に効果的に寄与していると考えられる。
(評価方法2 組成分析)
サンプル1およびサンプル3に係る積層体の各層における組成を、ION TOF社製の飛行時間型二次イオン質量分析装置(TOF−SIMS)を用いて分析した。サンプル1に係る積層体の組成分析結果を図9に示し、サンプル3に係る積層体の組成分析結果を図10に示す。図9および図10において、横軸は、組成を分析するために実施されたスパッタリングの回数を示している。スパッタリングの回数は、積層体の表面からの距離に対応している。従って、図9および図10においては、左から右に向かって、第1遮光導電層17a、第1中間層18a、第1透明導電層16aおよび第1低屈折率層15aの組成分析結果が順次示されている。分析対象の元素は、C,Na,Si,Mo,InおよびAgである。なお、積層体の厚み方向における組成分析の分解能は5nmである。
サンプル3に係る積層体においては、図10に示すように、第1中間層18aと第1透明導電層16aとの間の界面において、Naが高い強度で検出された。一方、サンプル1に係る積層体においては、図9に示すように、第1中間層18aと第1透明導電層16aとの間の界面において、Naがほとんど検出されなかった。
ここで、第1中間層18aと第1透明導電層16aとの間の界面でNaが検出されることの意味について説明する。第1中間層18aと第1透明導電層16aとの間の界面における密着力は、第1中間層18aのMoと第1透明導電層16aのInとの間の金属結合Mo−Inや、Oを加えた不定比化合物MoO−InOが界面に形成されることによって高められる。一方、界面にNa(Naイオン)が存在することは、Naの対になるイオンであるOHも界面に存在することを意味している。このOHは、InイオンやMoイオンと結合して、In(OH)、Mo(OH)、InやMoOなどを生じさせることが知られている。従って、Naが存在することは、OHが存在しており、それに伴ってIn(OH)、Mo(OH)、InやMoOなどが生じており、この結果、上記の金属結合Mo−InやOを加えた不定比化合物MoO−InOが阻害されていることを意味している。
また、界面にNa(Naイオン)が存在することは、OHによって界面がアルカリ状態になっていることを意味している。この場合、AgやMoとITOとの間で酸化還元反応が発生し、この結果、第1透明導電層16aのITOが腐食してしまうこと、いわゆるガルバニック反応が生じてしまうことが考えらえる。
これらのことから、第1中間層18aと第1透明導電層16aとの間の界面においては、可能な限りNaが検出されないことが好ましい。ここで本件発明者らが鋭意研究を重ねた結果、ITOからなる第1透明導電層16aの表面におけるNaの検出強度が、In(113)の検出強度に対して相対的感度で7%以下になっている場合に、Naが第1中間層18aと第1透明導電層16aとの間の密着力に及ぼす悪影響が少なく、このため十分な密着力を確保できることを見出した。このことは、十分な密着力が確保されたサンプル1において、In(113)の検出強度に対するNaの検出強度の比が2〜5%になっており、一方、十分な密着力が得られなかったサンプル3において、In(113)の検出強度に対するNaの検出強度の比が10〜23%になっていることによって支持されている(図9および図10参照)。なおサンプル1においては、Naの強度を検出できないときもあった。このことは、Naの強度が検出感度よりも低かったことを意味している。従って、サンプル1においては、In(113)の検出強度に対するNaの検出強度の比が2%よりも小さい場合もあったと考えられる。
なお、界面でのNaの検出強度がIn(113)の検出強度に対して相対的感度で7%以下になっていることは、飛行時間型二次イオン質量分析装置を用いた測定において、界面でのNaのカウント数がInのカウント数の7%以下になっていることを意味している。
サンプル1に係る積層体においては、上述の表面処理工程を実施することにより、第1透明導電層16aの表面に付着していたNaを十分に除去することができ、この結果、第1中間層18aと第1透明導電層16aとの間の密着力を十分に確保できたと言える。
1 積層体製造装置
10 積層体
11 中間積層体
12 基材フィルム
17a,17b 遮光導電層
18a,18b 中間層
19 積層体
20 巻出装置
23 表面処理装置
24 電極
25 不活性ガス供給手段
26 酸素供給手段
27 プラズマ雰囲気
30 成膜装置
50 巻取装置

Claims (8)

  1. 基材フィルムに設けられた透明導電層上に金属層を形成して積層体を製造する積層体製造方法であって、
    前記透明導電層が設けられた前記基材フィルムを真空環境下に置く準備工程と、
    前記準備工程の後、前記透明導電層の表面にガスイオンを照射する表面処理工程と、
    前記表面処理工程の後、前記透明導電層上に金属層を形成する金属層形成工程と、を備え、
    前記表面処理工程が実施されてから前記金属層形成工程が実施されるまでの間、前記基材フィルムが真空環境下に置かれる、積層体製造方法。
  2. 前記表面処理工程は、前記透明導電層の表面に不活性ガスおよび酸素ガスのイオンを照射する工程を含む、請求項1に記載の積層体製造方法。
  3. 前記不活性ガスがアルゴンガスである、請求項2に記載の積層体製造方法。
  4. 前記準備工程において、前記透明導電層が設けられた前記基材フィルムが、10Pa以下の真空環境下に置かれる、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の積層体製造方法。
  5. 前記透明導電層上に形成される前記金属層が、APC合金を含む、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の積層体製造方法。
  6. 前記透明導電層上に形成される前記金属層が、MoNb合金を含む、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の積層体製造方法。
  7. 前記透明導電層が、ITOからなる、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の積層体製造方法。
  8. 基材フィルムと、
    前記基材フィルムに設けられ、透光性および導電性を有する透明導電層と、
    前記透明導電層上に設けられ、遮光性および導電性を有する金属層と、を備え、
    前記透明導電層と前記金属層との間の界面における組成分析を実施した場合、Naの検出強度が、In(113)に対して相対的感度で7%以下である、積層体。
JP2013081499A 2013-04-09 2013-04-09 積層体の製造方法および積層体 Active JP6268568B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013081499A JP6268568B2 (ja) 2013-04-09 2013-04-09 積層体の製造方法および積層体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013081499A JP6268568B2 (ja) 2013-04-09 2013-04-09 積層体の製造方法および積層体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014201046A true JP2014201046A (ja) 2014-10-27
JP6268568B2 JP6268568B2 (ja) 2018-01-31

Family

ID=52351914

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013081499A Active JP6268568B2 (ja) 2013-04-09 2013-04-09 積層体の製造方法および積層体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6268568B2 (ja)

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030019519A1 (en) * 2000-12-04 2003-01-30 Noboru Toyama Substrate for solar cell, solar cell having the same, and production process of solar cell
JP2004006171A (ja) * 2002-06-03 2004-01-08 Mitsui Chemicals Inc 透明導電性フィルムの製造方法
JP2005259371A (ja) * 2004-03-09 2005-09-22 Advanced Display Inc 液晶表示装置およびこれらの製造方法
JP2011129165A (ja) * 2009-03-31 2011-06-30 Dainippon Printing Co Ltd タッチパネルセンサ、タッチパネルセンサを作製するための積層体、および、タッチパネルセンサの製造方法
JP2011161892A (ja) * 2010-02-15 2011-08-25 Gunze Ltd 透明導電膜付ガスバリアフィルム
JP2011248629A (ja) * 2010-05-27 2011-12-08 Meihan Shinku Kogyo Kk 透明導電性基材
WO2012043189A1 (ja) * 2010-09-29 2012-04-05 大日本印刷株式会社 タッチパネルセンサフィルム及びその製造方法
JP2012508924A (ja) * 2008-11-14 2012-04-12 エルジー イノテック カンパニー リミテッド タッチスクリーン及びその製造方法
JP2012164079A (ja) * 2011-02-04 2012-08-30 Dainippon Printing Co Ltd タッチパネルセンサ製造方法およびエッチング方法
JP2012234796A (ja) * 2011-04-20 2012-11-29 Nitto Denko Corp 導電性積層フィルムの製造方法
JP2012237058A (ja) * 2011-04-28 2012-12-06 Nitto Denko Corp 真空成膜方法、及び該方法によって得られる積層体

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030019519A1 (en) * 2000-12-04 2003-01-30 Noboru Toyama Substrate for solar cell, solar cell having the same, and production process of solar cell
JP2004006171A (ja) * 2002-06-03 2004-01-08 Mitsui Chemicals Inc 透明導電性フィルムの製造方法
JP2005259371A (ja) * 2004-03-09 2005-09-22 Advanced Display Inc 液晶表示装置およびこれらの製造方法
JP2012508924A (ja) * 2008-11-14 2012-04-12 エルジー イノテック カンパニー リミテッド タッチスクリーン及びその製造方法
JP2011129165A (ja) * 2009-03-31 2011-06-30 Dainippon Printing Co Ltd タッチパネルセンサ、タッチパネルセンサを作製するための積層体、および、タッチパネルセンサの製造方法
JP2011161892A (ja) * 2010-02-15 2011-08-25 Gunze Ltd 透明導電膜付ガスバリアフィルム
JP2011248629A (ja) * 2010-05-27 2011-12-08 Meihan Shinku Kogyo Kk 透明導電性基材
WO2012043189A1 (ja) * 2010-09-29 2012-04-05 大日本印刷株式会社 タッチパネルセンサフィルム及びその製造方法
JP2012164079A (ja) * 2011-02-04 2012-08-30 Dainippon Printing Co Ltd タッチパネルセンサ製造方法およびエッチング方法
JP2012234796A (ja) * 2011-04-20 2012-11-29 Nitto Denko Corp 導電性積層フィルムの製造方法
JP2012237058A (ja) * 2011-04-28 2012-12-06 Nitto Denko Corp 真空成膜方法、及び該方法によって得られる積層体

Also Published As

Publication number Publication date
JP6268568B2 (ja) 2018-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2015178297A1 (ja) 透明導電性フィルム
JP5787779B2 (ja) 導電性フィルムロールの製造方法
TWI665080B (zh) 積層薄膜與電極基板薄膜及此等之製造方法
JP2022105579A (ja) 透明導電性フィルム
JP6617607B2 (ja) 成膜方法及びこれを用いた積層体基板の製造方法
JP6454690B2 (ja) 透明導電フィルムの製造方法
JP2014164882A (ja) 信頼性・加工性に優れた積層体およびフィルムセンサ並びに積層体製造方法
TWI676549B (zh) 積層體薄膜與電極基板薄膜及彼等之製造方法
WO2016104159A1 (ja) 積層体フィルムと電極基板フィルムおよびこれ等の製造方法
TW201630720A (zh) 積層體薄膜與電極基板薄膜及彼等之製造方法
JP6509799B2 (ja) 透明導電性フィルム及びその製造方法
JP6268568B2 (ja) 積層体の製造方法および積層体
TWI609301B (zh) Laminated body and stack manufacturing method for manufacturing electronic parts, film sensor, touch panel device with thin film sensor, and film forming method for forming metal layer with concentration gradient
US20170051398A1 (en) Transparent conductive film and method for producing the same
TWI673728B (zh) 電氣配線構件及其製造方法、與電氣裝置及其製造方法
JP2015112740A (ja) フィルムセンサ及びフィルムセンサを備えるタッチパネル装置、並びに、フィルムセンサを作製するために用いられる積層体
Kim et al. Fabrication of Structurally Simple Index‐Matched ITO Films Using Roll‐to‐Roll Sputtering for Touch Screen Panel Devices
JP6396059B2 (ja) 透明導電フィルムの製造方法
JP6209832B2 (ja) 積層体の製造方法
JP2013142034A (ja) 巻取装置、積層体製造装置および積層体製造方法
JP2015114130A (ja) フィルムセンサおよびフィルムセンサを備えるタッチパネル装置、並びに、フィルムセンサを作製するために用いられる積層体
WO2015125512A1 (ja) 透明導電体の製造方法及び透明導電体の製造装置
JP2018139018A (ja) 導電性基板、導電性基板の製造方法
TWI668506B (zh) 電極基板薄膜及其製造方法
JP7451505B2 (ja) 透明導電性フィルムの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160401

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170131

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170322

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170620

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170810

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6268568

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150