JP2014200461A - ビーズクッション - Google Patents

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Abstract

【課題】利用者が空気弁の操作を容易に行うことができるビーズクッションを提供する。
【解決手段】気密性を有する袋体10と、袋体10の内部に封入された複数の多孔質弾性体粒子20と、袋体10内部の空気量を調整可能な空気弁30とを備えたビーズクッション1であって、袋体10は、利用者Hの身体と接触する上側シート材10Aと、下側シート材10Bとを上下に重ね合わせて袋状に形成されたものであり、空気弁30は、上側シート材10Aの表面よりも利用者H側に向けて突出する突出部31を有している。
【選択図】図3

Description

本発明は、利用者の身体形状に合わせて変形し、この変形した形状を保持することができるビーズクッションに関する。
従来、ガスバリア性(気密性)を有する袋体と、この袋体の内部に封入された複数の多孔質弾性体粒子と、袋体内部の空気量を調節可能な空気弁とを備えたビーズクッションが知られている。このビーズクッションは、空気弁を開放した状態で袋体に圧力(例えば、ビーズクッションの上に利用者が座る)を加えると、複数の多孔質弾性体粒子の流動性および弾性によって利用者の身体形状と同じ形状が形作られる。この状態で空気弁を閉じると、複数の多孔質弾性体粒子は、利用者の身体形状と同じ形状のままの状態を保持するようになる。これにより、利用者は、その利用者に合った最適な形状に形作られたクッションが得られるようになる(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−165570号公報
ビーズクッションは、利用者の身体形状に合わせた最適形状を作るために、空気弁の開放および閉止操作が必要になる。そのため、利用者の操作性を向上させるために、空気弁がどこに配置されているかが重要になる。例えば、空気弁がビーズクッションのどの位置に配置されているのかを利用者がすぐに把握できるようにすることが望ましい。また、利用者が袋体に圧力を加えている状態で、その利用者が空気弁の開閉操作を容易に行えることが必要になる。
上述した特許文献1の技術では、空気弁の配置を適宜な位置にするとしか記載されておらず、最適な位置についての開示はない。なお、図中では、ビーズクッションの横側(側面部分)に弁を配置したものが描かれている。また、この弁はキャップで係止されており、図中では、クッションの表面からなるべく突出しないように構成されている。すなわち、一般的な設計者の考え方では、ビーズクッションに空気弁を設けようとする場合、特許文献1のように利用者の身体が空気弁と干渉しない側面部分に配置し、かつ、空気弁がクッションの表面からできるだけ突出しない(目立たない)ように構成することで、一般的なクッションと形状や見た目をほぼ同じにしようとしていると思われる。
しかしながら、空気弁をビーズクッションの側面部分に配置した場合、例えば、ビーズクッションの側方に椅子の肘掛け部分或いは背もたれ部分などが隣接するような状態では、利用者の手が椅子の肘掛け部分或いは背もたれ部分とビーズクッションの側面部分との間に入れられず、空気弁を操作することが困難なことがある。また、利用者がビーズクッションに座った状態で空気弁が身体の後側にくるような場合には、利用者が空気弁を目視で確認することができないために、空気弁の位置を容易に確認できず、開閉操作を容易に行えないことがある。さらに、空気弁をビーズクッションの表面に目立たないように構成した場合、利用者が空気弁の位置を見付け難く、操作に手間がかかることがある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、利用者が空気弁の操作を容易に行うことができるビーズクッションを提供するためのものである。
上述課題を解決するため、本発明は、気密性を有する袋体と、前記袋体の内部に封入された複数の多孔質弾性体粒子と、前記袋体内部の空気量を調整可能な空気弁とを備えたビーズクッションであって、前記袋体は、利用者の身体と接触する上側シート材と、下側シート材とを上下に重ね合わせて袋状に形成されたものであり、前記空気弁は、前記上側シート材の表面よりも前記利用者側に向けて突出する突出部を有している。
また、前記空気弁は、前記突出部を利用者が左右に回転させることで、弁が開閉されるように構成されていてもよい。
さらに、前記突出部と前記上側シート材の配色を異ならせてもよい。
また、前記上側シート材をTPU材で形成し、前記多孔質弾性体粒子をEVA樹脂で形成してもよい。
本発明に係るビーズクッションでは、空気弁が上側シート材よりも利用者側に向けて突出しているので、クッションの側面部分に突出しないように配置されている場合と比較して、利用者が目視で容易に空気弁の位置を確認することができる。また、利用者がビーズクッションに座った状態で空気弁が身体の後側に位置する場合には、利用者は空気弁の位置を目視で確認することができないが、突出部を手の感触で探ることで空気弁の位置を容易に確認することができる。そのため、利用者が空気弁の位置が分からずに、再度クッションに座り直したりすることがなくなる。
また、利用者側に突出する突出部を左右に回転させることで空気弁の開閉操作ができるので、側部に手が入れられない椅子などにビーズクッションを置いたとしても、利用者が突出部を上側から操作することができる。また、突出部を回転させるだけで空気弁の開閉操作が行えるため、利用者が操作を容易に行うことができる。
さらに、空気弁の突出部と上側シート材の配色を異ならせているので、利用者は、上側シート材のどの位置に空気弁が配置されているのかを無意識のうちにイメージとして把握するようになる。そのため、利用者は、空気弁の位置を探すことなく操作できるようになる。
本発明の実施形態に係るビーズクッションを座面側から見た平面図であって、空気弁を開放している状態である。 図1の右側面図である。 利用者がビーズクッションの上に座った状態を右側面から見た概要図である。 利用者が座って空気弁を閉じた状態(形状を保持した状態)のビーズクッションを座面側から見た平面図である。 空気弁を拡大して示す斜視図である。 ビーズクッションの座面における空気弁の配置可能な領域を示す平面図である。 本発明の第1変形例であって、ビーズクッションを座面側から見た平面図である。 本発明の第2変形例であって、ビーズクッションを座面側から見た平面図である。 本発明の第3変形例であって、ビーズクッションを座面側から見た平面図である。
以下、本発明の実施形態に係るビーズクッション1について、図1〜図6を用いて詳細に説明する。なお、以下の説明で使用する前後、左右、上下の方向は、ビーズクッションの上に座った利用者H(図3参照)から見た方向をいうものとする。
ビーズクッション1は、図1および図2に示すように、上側シート材10Aと下側シート材10Bとを上下に重ね合わせて形成された袋体10と、この袋体10の内部に封入された複数の多孔質弾性体粒子20(図1および図2において、袋体10の一部を切り欠いて見えるようにしてある)と、袋体10内部の空気量を調節可能な空気弁30とで構成されている。
上側シート材10Aと下側シート材10Bは、素材として伸縮性を有している。また、シート材10A、10Bは、気密性(ガスバリア性)を有しており、これらのシート材10A、10Bの外周縁部11を連続してシールすることで、袋体10が全体として気密に構成されている。また、ビーズクッション1は、この袋体10の内部に適量の多孔質弾性体粒子20を封入することで、クッションとしての所定の厚みが形成されている。
このようなビーズクッション1では、空気弁30を開放しておくと、袋体10の内部に外部空気が自由に出入りするようになる。これにより、ビーズクッション1は、この入り込んだ空気および多孔質弾性体粒子20の流動性によって、袋体10の全体から柔らかい感触が得られる。
また、このビーズクッション1は、空気弁30の開閉操作を行うことによって、2つの機能を発揮できるようになる。1つ目の機能としては、一般的なクッションと同様に、利用者Hの身体を緩衝するものである。より具体的には、袋体10の内部に外部空気を取り込んだ状態で空気弁30を閉じると、袋体10内部の多孔質弾性体粒子20の流動性、袋体10の伸縮性、および、取り込んだ空気の緩衝性によって、ビーズクッション1の全体から柔らかい感触が得られるようになる。そのため、利用者Hは、ビーズクッション1の上に座ったり、横から寄りかかったりしたときに柔らかく心地よい感触が得られるようになる。
2つ目の機能としては、利用者Hの身体形状を保持し、利用者Hの身体形状に合わせた最適なクッションを得るものである。より具体的には、空気弁30を開放した状態で利用者Hがビーズクッション1の上に座ると、袋体10内部の空気が圧力で空気弁30から放出され、袋体10内部の容積が減少する。また、利用者Hが座った状態では、多孔質弾性体粒子20は、利用者Hの身体形状に合わせて流動および変形し、複数の多孔質弾性体粒子20によって利用者Hの身体形状と同じ形状が形作られる。この状態で空気弁30を閉じると、複数の多孔質弾性体粒子20は、袋体10の内部の負圧によって流動しなくなり、利用者Hの身体形状と同じ形状のままの状態を保持するようになる。そのため、利用者Hは、自分の身体形状(例えば、臀部の形状、両脚の形状、腕の形状、首の形状など)に合わせた最適な形状に包まれて、安定した姿勢が得られるようになる。
袋体10は、図1に示す上側(座面側)から見て、四角形の後側部分を円弧状に丸めた形状を有している。また、袋体10の中央部には、上側シート材10Aと下側シート材10Bとを重ねてシールしたシール部12が形成されている。すなわち、袋体10の内部には、シール部12を中心に円環状の空洞部13が形成されており、この空洞部13の内部で複数の多孔質弾性体粒子20がこの円環形状に沿って流動する。
多孔質弾性体粒子20は、直径がほぼ均一に形成されており、角部のない球体形状を成している。この多孔質弾性体粒子20は、弾性を有しており、圧力に応じて自由に変形するものである。この球体形状の直径は、約3mmから5mm程度である。なお、この多孔質弾性体粒子20の直径は自由に決定することができる。例えば、直径を3mm以下にすると、きめの細かい柔らかい感触を得ることができる。一方、直径を5mm以上にすれば、比較的に硬い感触のクッションを得ることができる。本実施の形態では、詳細は後述するが、多孔質弾性体粒子20が利用者Hの身体形状を保持し易く、かつ、比較的に柔らかい感触が得られるように、3〜5mmの直径で統一している。
多孔質弾性体粒子20は、袋体10の内部で流動および変形しながら、隣り合う多孔質弾性体粒子20と互いに擦れ合うようになる。そのため、この流動がスムーズに行われるように、摩擦係数の小さい素材が好ましい。また、多孔質弾性体粒子20は、クッション全体を軽量にするために、粒子20自体が軽量であることが好ましい。そのため、本実施形態における多孔質弾性体粒子20の素材は、種々の摩擦実験を行った結果、発泡材のうちのEVA樹脂を使用している。
また、多孔質弾性体粒子20は、上述した袋体10の上側シート材10Aおよび下側シート材10Bとも流動しながら擦れ合う。そのため、上側シート材10A、下側シート材10Bと多孔質弾性体粒子20との間でも摩擦係数が小さい方が好ましい。また、これらの擦れ合う摩擦音ができるだけ小さくなるものがよい。そのため、本実施形態におけるシート材10A、10Bの素材は、種々の実験を行った結果、TPU材を使用している。
空気弁30は、図1および図2に示すように、上側シート材10Aの表面から利用者H側に向かって突出する態様で設けられている。この空気弁30は、図5に示すように、利用者H側に突出する突出部31と、この突出部31の内側に設けられた弁本体部35とで構成されている。
なお、本明細書中で使用する「上側シート材10Aの表面から利用者H側に向かって突出する」とは、厳密に利用者Hの体に向かって突出していることに限定するものではない。例えば、上側シート材10Aから上方或いは斜め上方(利用者H側)に向かって突出しており、利用者Hが上側から空気弁30の操作ができる程度に上側に突出している程度の意味である。これは、上側シート材10Aが柔軟な素材であるため、空気量や押圧力などの外因によって空気弁30の突出方向が変わってしまい、厳密に突出方向が定義できないことによる。しかしながら、従来技術で記載するクッションのように、横側(側方)に向けて取り付けられる態様のものは含まない程度の意味である。
突出部31は、下部に開口を有する中空円柱形状に形成されている。この突出部31の上部には、図5に示すように、楕円状に形成された4つの空気孔32が形成されている。また、突出部31の外周面には、この突出部31を利用者が手で左右に回転させ易いように、滑り止め用溝33が設けられている。さらに、空気弁30の突出部31の配色は、上側シート材10Aの配色と異なる(例えば、上側シート材10Aを蛍光色或いは白色系にし、空気弁10Aを黒色系にする)ようにして、空気弁30が目立つようにしている。
弁本体部35は、図5に示すように、突出部31を弁本体部35に取り付けた状態で、その全体が突出部31によって覆われるようになる。この弁本体部35は、突出部31が左右に回転することによって弁が開閉されるようになっている。より詳細には、突出部31を左側に回転させると、弁が開放されて、空気孔32を通って空気が自由に流出入するようになる。一方、突出部31を右側に回転させると、弁が閉じられて、空気の流れを遮断するようになる。
この空気弁30は、図1および図2に示すように、上側シート材10Aの表面であって、ビーズクッション1の中央後側に配置されている。この位置は、空気弁30が利用者H側に向かって突出可能な位置であって、かつ、利用者Hがビーズクッション1に座った状態で、利用者Hの臀部H1或いは腿部H2と干渉しない位置(図3参照)である。また、ビーズクッション1の中央後側に配置したのは、袋体10内部の左右に位置する空気が、袋体10内から均等に排出されるようにするためである。
次に、本発明の実施形態に係るビーズクッション1の作用について、図3および図4を用いて説明する。なお、以下の説明では、ビーズクッション1を利用者Hの身体形状に合わせた最適な形状を保持するため(上述した2つ目の機能)の作用についてのみ説明する。
利用者Hは、空気弁30を開放した状態でビーズクッション1を椅子2の座部に敷く。このとき、利用者Hは、空気弁30が上側シート材10Aから突出しているので、空気弁30の配置を目視で容易に確認することができる。また、空気弁30の突出部31と上側シート材10Aの配色を異ならせているので、利用者Hは、空気弁30の配置を目視でさらに容易に確認することができる。特に、利用者Hが意識的に空気弁30の位置を認識していない場合であっても、配色が異なることから、利用者Hは無意識のうちに空気弁30の位置をイメージとして把握するようになるので、空気弁30の位置を短時間で見つけ出すことができる。
利用者Hがビーズクッション1に座ると(図3参照)、袋体10内部の空気が排出され、ビーズクッション1は、利用者Hの身体形状(利用者Hの臀部H1の形状、および腿部H2の形状)に合わせて変形する。この変形は、空気が排出されながら多孔質弾性体粒子20が袋体10の内部を流動することにより行われる。この変形した後のビーズクッション1は、図4に示すように、利用者Hの臀部H1および腿部H2の部分の形状に合わせて下側に向かって陥没したように形作られる。
利用者Hは、図3に示すように、ビーズクッション1に座った状態のまま、手を後側に回して空気弁30を閉める。このとき、利用者Hは、身体の後側に位置する空気弁30を目視することはできない。そのため、利用者Hは、予め認識していた空気弁30の位置を頼りにして、空気弁30の位置を探すようになる。一方、本実施の形態におけるビーズクッション1では、空気弁30が利用者H側に向かって突出しているので、利用者Hは、予め認識していた空気弁30の位置を頼りにするだけでなく、手探りで空気弁30の位置を探り当てることで、容易に空気弁30を見つけ出すことができるようになる。
利用者Hが空気弁30を閉じる操作は、利用者Hが空気弁30の突出部31を左右に回転させることで行われる。そのため、空気弁30が利用者H側に向かって突出していない状態と比較して、利用者Hは、容易に突出部31を回転させることができ、開閉操作を容易に行うことができる。
さらに、空気弁30がビーズクッション1の上側シート材10Aの表面であって、利用者H側に配置することで、袋体10内部の空気を排出させ易くなる。より具体的には、利用者Hがビーズクッション1の上に座ると、多孔質弾性体粒子20は、ビーズクッション1の下側に圧力で押し下げられるようにして流動する。一方、袋体10内部の空気は、多孔質弾性体粒子20とは反対に上側に押し出されるようになる。このとき、空気弁30がビーズクッション1の下側または側部に配置されていると、多孔質弾性体粒子20によって空気の流れが阻害され、空気が排出され難くなる。これに対し、上側(利用者H側)に空気弁30を配置すると、多孔質弾性体粒子20によって空気の流れが妨げられず、スムーズにかつ短時間で空気を排出することができる。
本発明の実施形態に係るビーズクッション1によれば、袋体10は、利用者Hの身体と接触する上側シート材10Aと、下側シート材10Bとを上下に重ね合わせて袋状に形成されたものであり、空気弁30は、上側シート材10Aの表面よりも利用者H側に向けて突出する突出部31を有しているので、クッションの側面部分に突出しないように配置されている場合と比較して、利用者Hが目視で容易に空気弁30の位置を確認することができる。また、利用者Hがビーズクッション1に座った状態で空気弁30が身体の後側に位置する場合には、利用者Hは空気弁30の位置を目視で確認することができないが、突出部31を手の感触で探ることで空気弁30の位置を容易に確認することができる。そのため、利用者Hが空気弁30の位置が分からずに、再度クッション1に座り直したりすることがなくなる。
また、空気弁30は、上側シート材10Aの表面から利用者H側に向かって突出しているので、椅子2の形状に係わらず、空気弁30を操作できる。より詳細には、空気弁30がビーズクッション1の側部に配置されている場合には、椅子2の肘掛け或いは背もたれなどが邪魔をして利用者Hの手が入り込めず、空気弁30の開閉操作ができない場合がある。これに対し、本発明のビーズクッション1のように空気弁30を利用者H側に向かって突出させることで、椅子2の形状に係わらず、突出部31を左右に回転させて空気弁30の開閉操作ができるようになる。
また、空気弁30は、突出部31を利用者が左右に回転させることで、弁が開閉されるように構成されているので、側部に手が入れられない椅子2などにビーズクッション1を置いたとしても、利用者Hが突出部31を上側から操作することができる。また、突出部31を回転させるだけで空気弁30の開閉操作が行えるため、利用者Hが操作を容易に行うことができる。
さらに、突出部31と上側シート材10Aの配色を異ならせているので、利用者Hは、上側シート材10Aのどの位置に空気弁30が配置されているのかを無意識のうちにイメージとして把握するようになる。そのため、利用者Hは、空気弁30の位置を探すことなく操作できるようになる。
また、多孔質弾性体粒子20をEVA樹脂で形成しているので、多孔質弾性体粒子20同士が擦れ合うときの摩擦係数を小さくし、流動性をよくすることができる。また、上側シート材10AをTPU材で形成しているので、多孔質弾性体粒子20と上側シート材10Aとが擦れ合うときの摩擦係数を小さくし、利用者Hが耳障りな音として認識してしまう摩擦音を小さくすることができる。
以上、本発明の実施の形態に係るビーズクッション1について述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
例えば、本実施の形態では、空気弁30をビーズクッション1の中央後部に配置しているが、上側シート材10Aの表面であって、利用者Hの臀部H1と干渉しない位置であれば、任意に配置することができる。すなわち、図6にハッチングで示す領域Sであれば、空気弁30を自由に配置することができる。ただし、袋体10内の空気が左右均等に排出されるようにするためには、ビーズクッション1の中央後部の位置に空気弁30を配置することが好ましい。
また、ビーズクッション1の外形状は、図1〜図6で示す以外の形状であっても構わない。以下、図7〜図9を用いて、ビーズクッション1の変形例である3つのビーズクッション101、201、301について説明する。なお、ビーズクッション1で使用される同一の部品については、同一の符号を付してある。
図7で示すビーズクッション101は、着座した利用者Hの股部の部分に切欠き部112を形成したものである。このような形状にすることで、袋体110(上側シート材110A、下側シート材110Bを外周縁部111でシールしてある)内部の左右に位置する多孔質弾性体粒子20が、利用者Hの臀部H1および腿部H2の形状に合わせて、左右から均等に流動するようになる。これにより、ビーズクッション101は、利用者Hの身体形状に合わせて、より最適な形状に変形するようになる。
このような形状であっても、空気弁30をビーズクッション101の中央後部に配置することで、内部空気を左右均等に排出することができる。また、空気弁30は、上側シート材110Aの表面よりも利用者H側に向けて突出しているので、ビーズクッション1と同様の作用・効果を得ることができる。
図8で示すビーズクッション201は、袋体210(上側シート材210A、下側シート材210Bを外周縁部211でシールしてある)の中央部に、前後方向に延びる3本の直線状のシール部212を設けたものである。このような形状にすることで、袋体210内部の多孔質弾性体粒子20および内部空気が前後方向に流れ易くなる。これにより、利用者Hの臀部H1および腿部H2の形状に合わせた形状に流動し易くなり、ビーズクッション201は、利用者Hの身体形状に合わせて、より最適な形状に変形するようになる。
このような形状であっても、空気弁30をビーズクッション201の中央後部に配置することで、内部空気を左右均等に排出することができる。また、空気弁30は、上側シート材210Aの表面よりも利用者H側に向けて突出しているので、ビーズクッション1と同様の作用・効果を得ることができる。
図9で示すビーズクッション301は、図7で示すビーズクッション101の切欠き部112の代わりに、シール部312を形成したものである。このような形状にすることで、袋体310(上側シート材310A、下側シート材310Bを外周縁部311およびシール部312でシールしてある)内部の左右に位置する多孔質弾性体粒子20が、利用者Hの臀部H1および腿部H2の形状に合わせて、左右から均等に流動するようになる。これにより、ビーズクッション301は、利用者Hの身体形状に合わせて、より最適な形状に変形するようになる。
このような形状であっても、空気弁30をビーズクッション301の中央後部に配置することで、内部空気を左右均等に排出することができる。また、空気弁30は、上側シート材310Aの表面よりも利用者H側に向けて突出しているので、ビーズクッション1と同様の作用・効果を得ることができる。
1、101、201、301 ビーズクッション
2 椅子
10、110、210、310 袋体
10A、110A、210A、310A 上側シート材
10B、110B、210B、310B 下側シート材
11、111、211、311 外周縁部
12、211 シール部
13 空洞部
20 多孔質弾性体粒子
30 空気弁
31 突出部
32 空気孔
33 滑り止め用溝
35 弁本体部
112 切欠き部
H 利用者
H1 利用者の臀部(又は臀部の形状)
H2 利用者の腿部(又は腿部の形状)
S 空気弁の配置可能な領域
上述課題を解決するため、本発明は、気密性を有する袋体と、前記袋体の内部に封入された複数の多孔質弾性体粒子と、前記袋体内部の空気量を調整可能な空気弁とを備え、利用者が前記袋体に押圧力をかけながら前記空気弁を開閉操作することで押圧した形状を保持可能なビーズクッションであって、前記袋体は、利用者の身体と接触する上側シート材と、下側シート材とを上下に重ね合わせて袋状に形成されたものであり、前記空気弁は、前記利用者が前記上側シート材に押圧力をかけながら前記空気弁の開閉操作が行えるように、前記上側シート材の表面よりも前記利用者側に向けて突出する突出部を有している。
本発明に係るビーズクッションでは、空気弁は、前記利用者が前記上側シート材に押圧力をかけながら前記空気弁の開閉操作が行えるように、上側シート材よりも利用者側に向けて突出しているので、クッションの側面部分に突出しないように配置されている場合と比較して、利用者が目視で容易に空気弁の位置を確認することができる。また、利用者がビーズクッションに座った状態で空気弁が身体の後側に位置する場合には、利用者は空気弁の位置を目視で確認することができないが、突出部を手の感触で探ることで空気弁の位置を容易に確認することができる。そのため、利用者が空気弁の位置が分からずに、再度クッションに座り直したりすることがなくなる。
上述課題を解決するため、本発明は、気密性を有する袋体と、前記袋体の内部に封入された複数の多孔質弾性体粒子と、前記袋体内部の空気量を調整可能な空気弁とを備え、利用者が前記袋体に押圧力をかけながら前記空気弁を開閉操作することで押圧した形状を保持可能なビーズクッションであって、前記袋体は、利用者の身体と接触する上側シート材と、下側シート材とを上下に重ね合わせて袋状に形成されたものであり、前記空気弁は、前記利用者が前記上側シート材に押圧力をかけながら前記空気弁の開閉操作が行えるように、前記上側シート材の表面であって、着座した利用者の臀部或いは腿部と干渉しない位置に配置され、かつ、前記上側シート材の表面よりも前記利用者側に向けて常に突出している突出部を有している。
本発明に係るビーズクッションでは、空気弁は、前記利用者が前記上側シート材に押圧力をかけながら前記空気弁の開閉操作が行えるように、前記上側シート材の表面であって、着座した利用者の臀部或いは腿部と干渉しない位置に配置され、かつ、前記上側シート材の表面よりも前記利用者側に向けて常に突出しているので、クッションの側面部分に突出しないように配置されている場合と比較して、利用者が目視で容易に空気弁の位置を確認することができる。また、利用者がビーズクッションに座った状態で空気弁が身体の後側に位置する場合には、利用者は空気弁の位置を目視で確認することができないが、突出部を手の感触で探ることで空気弁の位置を容易に確認することができる。そのため、利用者が空気弁の位置が分からずに、再度クッションに座り直したりすることがなくなる。

Claims (4)

  1. 気密性を有する袋体と、前記袋体の内部に封入された複数の多孔質弾性体粒子と、前記袋体内部の空気量を調整可能な空気弁とを備えたビーズクッションであって、
    前記袋体は、利用者の身体と接触する上側シート材と、下側シート材とを上下に重ね合わせて袋状に形成されたものであり、前記空気弁は、前記上側シート材の表面よりも前記利用者側に向けて突出する突出部を有していることを特徴とするビーズクッション。
  2. 前記空気弁は、前記突出部を利用者が左右に回転させることで、弁が開閉されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のビーズクッション。
  3. 前記突出部と前記上側シート材の配色を異ならせたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のビーズクッション。
  4. 前記上側シート材をTPU材で形成し、前記多孔質弾性体粒子をEVA樹脂で形成したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1つに記載のビーズクッション。
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