JP3005834U

JP3005834U - 空気座ぶとん

Info

Publication number: JP3005834U
Application number: JP1994001469U
Authority: JP
Inventors: 大正池谷
Original assignee: 大正池谷
Priority date: 1994-01-21
Filing date: 1994-01-21
Publication date: 1995-01-17
Anticipated expiration: 2000-01-21

Abstract

(57)【要約】【目的】座り心地良く、広告媒体として期待できる空気
座ぶとんの改良。【構成】気密布あるいは軟質合成樹脂フィルム等からな
るエヤーマット本体の中央部に外部からの空気が注入さ
れない部分を残して、該本体に空気を圧入した際に前記
中央部が平坦でその周辺が円座状に膨らむように構成す
る。前記エヤーマット本体の表面に、広告又は模様ある
いはその他の説明分等を表記する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、使用時に空気流入弁口から呼気等を吹き込んで膨らませて用いる携帯に便利な空気座ぶとんに関し、特にスポーツ観戦時などに用いて有用なものである。

【０００２】

【従来の技術】

使用時に膨らませ用いる携帯に便利な空気座ぶとんは、既に多様のものが実用に供されている。しかし、これ等従来の空気座ぶとんはその素材がゴムあるいはゴム引き布であるなど、空気抜き状態での持ち運び時に嵩張ったり重いなど、服のポケットに入れて携帯するには不向きのものが多かった。

【０００３】また、その使用時の形状も、単なる座ぶとん状のものから波形状のものなど多種多様であるが、この種マットタイプのものは、マット内の空気圧が均一のために使用時に体重心の掛る尻頭の当り部分（空気座ぶとんの中心部）が落ち込み、クッションの役を果たさなかったり、これを防ぐために、マット内空気注入圧を高めると、マット全体が大きく膨らみ、使用時に体重心が安定しづらくて使用心地の悪いものであった。

【０００４】そのために、使用心地を重視して、マットの尻頭部分中央を繰り抜いた円座タイプのものも市販されている。ところで、この種タイプのもでは、使用時に尻頭が地面あるいは掛け椅子面に接しないまでも、雨水などがこの部分から浸み上がる虞れがあった。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

そこで、本考案は、先ず、ポケットに入れて携帯出来る程度に折り畳み小嵩軽量で坐り心地の良い空気座ぶとんの改良を目指し、更にかかる座ぶとんの有効利用を目的とするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上述のような目的を達成するために、気密布あるいは軟質合成樹脂フィルム等からなるエヤーマット本体の中央部に外部からの空気が注入されない部分を残して、該本体に空気を圧入した際に前記中央部が平坦でその周辺が円座状に膨らむように構成する。更に前記エヤーマット本体の中央平坦部分に広告文字あるいは模様を表記するか、又は、前記エヤーマット本体の周辺膨体部の表面にスポーツゲームの主要ルール等を表記する。そして、前記エヤーマット本体の中央平坦部分を含む表面に、広告又は模様あるいはその他の説明分等を表記して有効である。

【０００７】

【作用】

服のポケット等に入れて携帯した本考案の空気座ぶとんは、座ぶとん隅部に設けた空気注入弁口から呼気を吹き込んで膨らませて使用する。この使用状態では、座ぶとん中央部が平坦な生地材からなり、その周辺が膨らんで円座状の形態となる。そこで、その中央平坦部分に尻頭を納めるように坐ることによって、周辺の膨らみ厚みの中間高さに位置する中央平坦部分は重みを受けても地面に接するまでは落ち込まず、周辺のクッション性が働いて適度の弾力が発揮出来ると共に、周辺より落ち込んだ当該部分の尻頭が周辺膨体部からの圧力を受けて中心に向かう反発力を受けるから、坐位置が安定して、座り心地の良い状態を作り出す。

【０００８】更に、中央平坦部分にコマーシャル等をプリント表記しておくことによって、座ぶとん自体が広告媒体として活用出来て、例えば、この種座ぶとんの使用者の多い釣り具の広告あるいはスポーツ関連品の広告などに最適である。

【０００９】また、近年盛んなサッカーゲームの基本ルールなどを前記周辺膨体部の表面に印字しておくことにより、座ぶとん使用者はこれをルールブックとして活用することが出来る。

【００１０】この座ぶとん表面の表記は中央平坦部分及び周辺膨体部に区分けすることなく、その片面又は両面全域に亙って広告その他のマナー標語、説明文などをプリント表示することも出来る。

【００１１】

【実施例】

図１は本考案座ぶとのの一実施例を示す斜視図及び図２は中央縦断面図である。図において、１はエヤーマット本体で、気密加工を施した織布あるいは軟質の合成樹脂フィルムを生地素材として片側面生地の二枚貼り合せからなり、この貼り合せに際して、該本体１の周縁と中央部の楕円形状部分とをヒートシール等により貼着してある。その結果、該本体１は中央の楕円形状部分内とその周辺部分とに区分けされた状態になり、周辺の隅部に設けた空気注入弁口２より呼気等によって該本体１内に空気を注入した際に、前記中央の楕円形状部分内には外気の注入がなされずに、周辺が膨らんだ膨体部３に対して中央が平坦部分４として残される。

【００１２】使用時には膨らんだ前記本体１の中央平坦部分４に尻頭が落ち込むように坐って用いる。使用後は前記空気注入弁口２から空気抜きして全体が平らになった本体１を折り畳む等して携帯する。

【００１３】そして、この中央平坦部分４に広告文字あるいは模様などをプリント表記しておく、更に、周辺の膨体部３の表面にはサッカーゲームの基本的な主要ルールなどを印字する他に、先の中央平坦部分を含む前記本体１の片面又は両面全域に亙って広告又はスポーツゲームのルールあるいはその他の模様等を表記することも可能である。

【００１４】

【考案の効果】

このように、本考案座ぶとんによれば、エヤーマット中央部分を外気の注入されない平坦な生地の部分に構成したので、この平坦部分への尻頭の落ち着きが良く、しかも、この部分がクッション性に優れた防湿防塵シートとして機能し、坐り心地の良い座ぶとんとして用いることが出来る。そして、この本体の素材が軽量小嵩の生地を用いたので、携帯時に折り畳んで服ポケットなどに入れて持ち運ぶことが出来て便利である。

【００１５】そして、その中央平坦部分に広告等を表示することによって、本考案座ぶとんを極めて有効な広告媒体として活用出来ると共に、周辺膨体部の表面じ主要なルール内容を表すれば、本考案座ぶとんをスポーツ観戦時のルールブックとしても利用出来て極めて便利である。また本体の全面を用いて広告若しくはその他の説明分などを表記することも可能で、本考案座ぶとんの他への活用を期待出来る等、その効果が実用に供して極めて顕著なるものである。

【００１６】しかも、本考案座ぶとんは携帯性に優れているので、使用後の持ち帰り再使用が出来て、使用後の放置ゴミとなることなく省資源の点からも好ましいものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案座ぶとんの一実施例を示す斜視図であ
る。

【図２】本考案座ぶとんの一実施例を示す中央縦断面図
である。

【符号の説明】

１マット本体２空気注入弁口３膨体部４平坦部分

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【手続補正書】

【提出日】平成６年７月１日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項２

【補正方法】変更

【補正内容】

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】気密布あるいは軟質合成樹脂フィルム等
からなるエヤーマット本体の中央部に外部からの空気が
注入されない部分を残して、該本体に空気を圧入した際
に前記中央部が平坦でその周辺が円座状に膨らむように
構成してなる空気座ぶとん。
【請求項２】前記エヤーマット本体の中央平坦部分に
広告文字あるいは模様を表記してなる請求項１記載のエ
アバッグにおける空気注入弁
【請求項３】前記エヤーマット本体の周辺膨体部の表
面にスポーツゲームの主要ルール等を表記してなる請求
項１記載の空気座ぶとん。
【請求項４】前記エヤーマット本体の中央平坦部分を
含む表面に、広告又は模様あるいはその他の説明分等を
表記してなる請求項１記載の空気座ぶとん。