JP2014199525A - コンピュータ装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】登録された複数の電子ペンの中で選択された電子ペンから受信された記入情報のみを適切に処理対象とすることが可能なコンピュータ装置を提供する。
【解決手段】電子ペンが読み取ったコード化パターンに対応する記入情報を受信して処理するコンピュータ装置は、記入情報を受信する対象として、複数の電子ペンを登録する登録手段と、ユーザからの入力に基づいて、登録手段が登録した複数の電子ペンの中から電子ペンを選択する選択手段と、選択手段が選択した電子ペンから受信した記入情報のみを処理対象とし、当該電子ペン以外の電子ペンから受信した記入情報を処理対象から除外する処理手段と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子ペンから受信した記入情報を処理する技術分野に関する。
従来から、記入した情報を電子化する電子ペン(デジタルペン)が開発されており、その代表的なものとしてスウェーデンのAnoto社が開発した「アノトペン(Anoto pen)」が知られている。例えば、特許文献1には、アノトペンが、用紙に印刷された所定のドットパターンを読み取って記入情報を生成し、当該記入情報を端末装置に送信することが開示されている。
また、例えば、特許文献2には、複数の受講者が電子ペンで解答用紙に記入した解答を並べて表示させる協調学習システムが開示されている。
特許第3872498号公報 特開2013−020266号公報
ところで、電子ペンとコンピュータ装置とを有する電子ペンシステムでは、一般的に、コンピュータ装置に電子ペンを予め登録しておき(つまりコンピュータ装置と電子ペンとをペアリングしておき)、コンピュータ装置は、登録された電子ペンからBluetooth(登録商標)等の無線通信方式で記入情報を受信している。ここで、そのような無線通信方式の通信範囲内において複数の電子ペンシステムを利用する形態を考える。その場合において、一の電子ペンシステムで利用されるコンピュータ装置に他の電子ペンシステムで利用される電子ペンが登録されていると、当該コンピュータ装置では使用対象としていない電子ペンからの記入情報が受信されてしまう場合がある。そうすると、例えば、当該コンピュータ装置において、使用対象としていない電子ペンで記入されたストロークが表示されてしまう可能性がある。
そこで、本発明は、登録された複数の電子ペンの中で選択された電子ペンから受信された記入情報のみを適切に処理対象とすることが可能なコンピュータ装置及びプログラムを提供することを主な目的とする。
本発明の1つの観点では、電子ペンが読み取ったコード化パターンに対応する記入情報を受信して処理するコンピュータ装置は、前記記入情報を受信する対象として、複数の前記電子ペンを登録する登録手段と、ユーザからの入力に基づいて、前記登録手段が登録した前記複数の電子ペンの中から電子ペンを選択する選択手段と、前記選択手段が選択した電子ペンから受信した前記記入情報のみを処理対象とし、当該電子ペン以外の電子ペンから受信した前記記入情報を処理対象から除外する処理手段と、を備える。
上記のコンピュータ装置は、電子ペンが読み取ったコード化パターンに対応する記入情報を受信して処理するために好適に利用される。登録手段は、記入情報を受信する対象として、複数の電子ペンを登録する。つまり、コンピュータ装置にとって使用する候補となる複数の電子ペンを登録する。選択手段は、ユーザからの入力を受け付けて、当該入力に応じて、登録手段が登録した複数の電子ペンの中から電子ペンを選択する。処理手段は、選択手段が選択した電子ペンから受信した記入情報のみを処理対象とし、当該電子ペン以外の電子ペンから受信した記入情報を処理対象から除外する。
上記のコンピュータ装置によれば、登録された複数の電子ペンの中から、当該コンピュータ装置で使用する電子ペンを選択することにより、選択した電子ペンからの記入情報のみを適切に処理対象とすることができる。したがって、例えば記入情報の送受信がなされる通信範囲内において複数の電子ペンが使用されたとしても、当該コンピュータ装置で使用対象としていない電子ペンからの記入情報を、適切に処理対象から除外することができる。
上記のコンピュータ装置の一態様では、前記登録手段は、前記複数の電子ペンを、当該複数の電子ペンのそれぞれが属するグループに対応付けて登録し、前記選択手段は、前記ユーザからの入力に対応するグループを特定し、前記登録手段が当該グループに対応付けて登録した電子ペンを選択しても良い。これにより、コンピュータ装置で使用する電子ペンをグループ単位で容易に選択することが可能となる。
上記のコンピュータ装置の他の一態様では、前記登録手段は、NFCの無線通信方式による通信が確立された電子ペンを登録しても良い。これにより、ユーザは電子ペンをコンピュータ装置にかざすことで(例えばコンピュータ装置の10cm以内に電子ペンを近付けることで)、電子ペンをコンピュータ装置に自動で登録させることができる。よって、電子ペンの登録を簡単に行うことが可能となる。
上記のコンピュータ装置の他の一態様では、前記電子ペンには、前記コンピュータ装置で実行させるためのアプリケーションに関するアプリケーション情報が記憶されており、前記電子ペンから前記アプリケーション情報を受信し、当該アプリケーション情報に応じたアプリケーションを実行するアプリケーション実行手段を更に備えていても良い。例えば、アプリケーション情報としては、アプリケーションサーバのURLや、アプリケーションのインストーラファイルなどを用いると良い。これにより、電子ペンとコンピュータ装置との接続時に、電子ペンに関するアプリケーションの実行環境を即座に自動でセットアップすることができるようになる。
本発明の他の観点では、プログラムは、上記コンピュータ装置として機能させる。当該プログラムを実行することにより、上記のコンピュータ装置を実現することができる。
本発明によれば、コンピュータ装置に登録された複数の電子ペンの中から、当該コンピュータ装置で使用する電子ペンを選択することにより、選択した電子ペンからの記入情報のみを適切に処理対象とすることができる。したがって、コンピュータ装置で使用対象としていない電子ペンからの記入情報を、適切に処理対象から除外することができる。
本実施形態に係る電子ペンシステムのシステム構成図である。 ドットパターンにおけるドットの配置と変換される値との関係を示す説明図である。 (a)はドットパターンを模式的に示し、(b)はそれに対応する情報の例を示す図である。 電子ペンの構造を示す概略図である。 コンピュータ装置の機能ブロック図である。 本実施形態が解決しようとする課題の1つを説明するための図を示す。 第1グループ選択画面の一例を示す。 登録電子ペン対応表の一例を示す。 第2グループ選択画面の一例を示す。 電子ペン登録処理を示すフローチャートである。 処理対象決定処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。
[電子ペンシステムの構成]
図1は、本実施形態における電子ペンシステム10のシステム構成図である。図1に示すように、電子ペンシステム10は、ドットパターンを読み取って記入情報を生成する電子ペン1と、電子ペン1によって生成された記入情報を受信して処理するコンピュータ装置4と、コンピュータ装置4と接続され、そのディスプレイの表示画面と同じ画像をスクリーン6に投影するプロジェクタ5と、ドットパターンが形成されたスクリーン6と、を備える。
電子ペン1は、アノトペンなどを利用することができ、ドットパターンを読み取って記入情報を生成する。電子ペン1は、生成した記入情報を、Bluetooth(登録商標である。以下では登録商標である旨の記載を省略する。)等の無線通信方式でコンピュータ装置4に送信する。スクリーン6の表面には、電子ペン1により読み取り可能なドットパターンが形成されている。
なお、ドットパターンはコード化パターンの一例であり、コード化パターンとしてドットパターンを用いることに限定はされない。本発明は、ドットパターン以外にも種々のコード化パターンに適用することが可能である。
コンピュータ装置4は、所定のアプリケーションを実行し、そのアプリケーションに応じた画面を、ディスプレイに表示させると共に、プロジェクタ5によってスクリーン6に投影させる。また、コンピュータ装置4は、電子ペン1によって生成された記入情報に基づいて、ユーザにより電子ペン1でスクリーン6に記入されたストロークを描画した画像を、ディスプレイに表示させると共に、プロジェクタ5によってスクリーン6に投影させる。
なお、図1では、コンピュータ装置4としてラップトップパソコン(ノートパソコン)を示しているが、コンピュータ装置4としてデスクトップパソコンを用いても良い。また、コンピュータ装置4として、パソコン(パーソナルコンピュータ)を用いることに限定はされず、タブレットPCやPDA(Personal Data Assistance)などを用いても良い。
[ドットパターン]
次に、図2及び図3を参照しながら、スクリーン6に形成されたアノト方式のドットパターンについて説明する。図2は、スクリーン6に形成されたドットパターンのドットと、そのドットが変換される値との関係を説明する図である。図2に示すように、ドットパターンの各ドットは、その位置によって所定の値に対応付けられている。すなわち、ドットの位置を格子の基準位置(縦線及び横線の交差点)から上下左右のどの方向にシフトするかによって、各ドットは、0〜3の値に対応付けられている。また、各ドットの値は、さらに、X座標用の第1ビット値及びY座標用の第2ビット値に変換できる。このようにして対応付けられた情報の組み合わせにより、スクリーン6上の位置座標が決定されるように構成されている。
図3(a)は、あるドットパターンの配列を示している。図3(a)に示すように、縦横約2mmの範囲内に6×6個のドットが、スクリーン6上のどの部分から6×6ドットを取っても、ユニークなパターンとなるように配置されている。これら36個のドットにより形成されるドットパターンは位置座標(例えば、そのドットパターンがスクリーン6上のどの位置にあるのか)を保持している。図3(b)は、図3(a)に示す各ドットを、格子の基準位置からのシフト方向によって、図2に示す規則性に基づいて、対応づけられた値に変換したものである。この変換は、ドットパターンの画像を撮影する電子ペン1によって行われる。
[電子ペン]
次に、電子ペン1について図4を用いて説明する。図4は、電子ペン1の構造を示す概略図である。図4に示すように、電子ペン1は、その筐体101の内部に、ペン部104と、LED105と、CMOSカメラ106と、圧力センサ107と、CPU等により構成されるプロセッサ108と、ROMやRAMといったメモリ109と、リアルタイムクロック110と、アンテナ等により構成され、Bluetooth等の無線通信方式でコンピュータ装置4と通信を行う第1通信ユニット111と、アンテナ等により構成され、NFC(Near Field Communication)等の無線通信方式でコンピュータ装置4と通信を行う第2通信ユニット112と、バッテリー113と、を備える。
ペン部104の先端はペン先部103となっており、ユーザは、電子ペン1のペン先部103をスクリーン6に当接させて、スクリーン6にストローク(手書きストローク)を記入したり、電子ペン1のペン先部103をスクリーン6に当接させて、タップ(ペン先部103による軽叩)したりする。ここで、電子ペン1のペン先部103がスクリーン6に接触することをペンダウンと呼び、接触している(当接している)状態からペン先部103が離れることをペンアップと呼ぶ。電子ペン1のペンダウンからペンアップまでの間に記入される軌跡が1つのストロークとなり、文字や図形等は、1つ又は複数個のストロークからなる。
バッテリー113は電子ペン1内の各部品に電力を供給するためのものであり、例えば電子ペン1のキャップ(図示せず)の脱着により電子ペン1自体の電源のオン/オフを行うよう構成させてもよい。リアルタイムクロック110は、現在時刻(タイムスタンプ)を示す時刻情報を発信し、プロセッサ108に供給する。圧力センサ107は、ユーザが電子ペン1によりスクリーン6にストロークを記入したりタップしたりする際にペン先部103からペン部104を通じて与えられる圧力、即ち筆圧を検出し、その値をプロセッサ108へ伝送する。なお、ペン先部103は、インクを有さず、ペン部104を介して圧力センサ107に筆圧を伝達する。
プロセッサ108は、圧力センサ107から与えられる筆圧データに基づいて、LED105及びCMOSカメラ106のスイッチのオン/オフを切替える。即ち、ユーザが電子ペン1によりスクリーン6にストロークを記入したりタップしたりすると、ペン先部103に筆圧がかかり、圧力センサ107によって所定値以上の筆圧が検出されたときに、プロセッサ108は、ユーザが記入を開始したと判定して、LED105及びCMOSカメラ106を作動させる。そして、第1通信ユニット111が、圧力センサ107により検出されたペンダウン情報PDと、後述するペンIDとを関連付けて、記入情報としてコンピュータ装置4へ送信する。また、ユーザが1つのストロークを記入し終えて電子ペン1をスクリーン6から離すと、圧力センサ107は、所定値以上の筆圧が検出されなくなることでペンアップを検出する。すると、第1通信ユニット111が、圧力センサ107により検出されたペンアップ情報とペンIDとを関連付けて、記入情報としてコンピュータ装置4へ送信する。
LED105とCMOSカメラ106は、電子ペン1のペン先部103付近に取り付けられており、筐体101におけるLED105及びCMOSカメラ106と対向する部分には、開口部102が形成されている。LED105は、スクリーン6上のペン先部103近傍に向けて赤外線を照明する。その領域は、ペン先部103がスクリーン6に接触する位置とはわずかにずれている。CMOSカメラ106は、赤外線を透過し赤外線以外を遮断する赤外線透過フィルタが設けられており、LED105によって照明された領域内におけるドットパターンを撮影し、そのドットパターンの画像データをプロセッサ108に供給する。ここで、カーボンは赤外線を吸収するため、LED105によって照射された赤外線は、ドットに含まれるカーボンによって吸収される。そのため、ドットの部分は、赤外線の反射量が少なく、ドット以外の部分は赤外線の反射量が多い。CMOSカメラ106の撮影により、赤外線の反射量の違いから閾値を設けることによって、カーボンを含むドットの領域とそれ以外の領域を区別することができる。したがって、スクリーン6に文字や枠線などが印刷されていた場合でも、印刷したインクは赤外域に吸収性を持たないため、プロセッサ108は、ドットパターンを認識することができる。なお、CMOSカメラ106による撮影領域は、図3(a)に示すような約2mm×約2mmの大きさを含む範囲であり、CMOSカメラ106の撮影は毎秒50〜100回程度の定間隔で行われる。また、CMOSカメラ106は、ドットを鮮明に撮影するため、十分な被写界深度を有している。
プロセッサ108は、ユーザによる記入が行われる間、CMOSカメラ106によって供給される画像データのドットパターンから、ユーザが記入するストローク(筆跡)のスクリーン6上におけるX、Y座標(以後、単に「位置座標」または「座標情報」とも呼ぶ。)を連続的に演算していく。すなわち、プロセッサ108は、CMOSカメラ106によって供給される、図3(a)に示されるようなドットパターンの画像データを図3(b)に示すデータ配列に変換し、さらに、X座標ビット値・Y座標ビット値に変換して、そのデータ配列から所定の演算方法によりX、Y座標データを演算する。なお、プロセッサ108は、ドットパターンに対向する電子ペン1の角度に起因するドットの画像上の配列を補正する回転補正処理機能を備えており、座標演算の際、その機能を発揮させる。そして、プロセッサ108は、リアルタイムクロック110から発信される現在時刻(タイムスタンプ:記入された時刻情報)、筆圧データ及びX、Y座標データを関連付ける。以後、これらの関連付けたデータを、まとめて「座標属性情報」と呼ぶ。なお、スクリーン6における6×6のドットパターンは、スクリーン6内で重複することはないため、ユーザが電子ペン1で文字等を記入すると、記入された位置がスクリーン6のどの位置に当たるかを、プロセッサ108による座標演算により特定することができる。
メモリ109には、電子ペン1を識別するためのペンID(例えばpen01やpen02など)、ペン製造者番号、ペンソフトウェアのバージョン等のプロパティ情報が記憶されている。そして、第1通信ユニット111は、ペンIDと、時刻情報(タイムスタンプ)と、筆圧データと、X、Y座標データとを関連付けて、記入情報としてコンピュータ装置4へ送信する。第1通信ユニット111によるコンピュータ装置4への送信は、Bluetoothなどの無線送信によって、即時的かつ逐次的に行われる。ここで、電子ペン1のペンダウンからペンアップまでの間に生成されてコンピュータ装置4に送信された1個又は複数個の座標属性情報は、コンピュータ装置4によりストローク情報として記憶される。換言すると、1つのストロークは、1個又は複数個のX、Y座標(座標点)からなり、コンピュータ装置4は、ペンダウン情報及びペンアップ情報によって、1つのストロークを構成する1個又は複数個の座標属性情報を認識する。
なお、第2通信ユニット112による通信は、コンピュータ装置4と電子ペン1とをペアリングする際(つまりコンピュータ装置4で電子ペン1を登録する際)に利用される。これについては、詳細は後述する。
[コンピュータ装置]
次に、コンピュータ装置4について説明する。コンピュータ装置4は、ハードウェアとして、電子ペン1とのデータ通信が可能なアンテナ装置、CPU等のプロセッサ、ROMやRAMといったメモリ、ディスプレイ、マウスやキーボード等で構成される。
図5は、コンピュータ装置4の機能ブロック図である。コンピュータ装置4は、機能的には、マウスやキーボード等の入力手段41と、第1通信手段42と、第2通信手段43と、処理手段44と、記憶手段45と、表示手段46と、インターフェース47と、を備える。
第1通信手段42は、アンテナ受信回路等により構成され、Bluetooth等の無線通信方式により電子ペン1(詳しくは電子ペン1の第1通信ユニット111)と通信を行う。基本的には、第1通信手段42は、電子ペン1から記入情報を受信し、受信した記入情報を処理手段44に伝送する。
第2通信手段43は、アンテナ受信回路等により構成され、NFC等の無線通信方式により電子ペン1(詳しくは電子ペン1の第2通信ユニット112)と通信を行う。基本的には、第2通信手段43は、処理手段44による制御に基づき、コンピュータ装置4で電子ペン1を登録するため、つまりコンピュータ装置4と電子ペン1とをペアリングするための通信を行う。
表示手段46は、ディスプレイ等によって構成され、処理手段44によって指示された内容を表示する。インターフェース47は、プロジェクタ5と接続するためのインターフェースである。インターフェース47は、処理手段44の処理命令に基づき、表示手段46に画像を表示するための画像信号をプロジェクタ5に送信し、表示手段46の画像と同じ画像を同期して投影させる。
記憶手段45は、ハードディスクやROM、RAMといったメモリによって構成される。例えば、記憶手段45は、スクリーン6に割り当てられたドットパターンの座標範囲に関する座標定義情報を記憶している。ドットパターンの座標範囲は、矩形の角の位置座標(Xn,Yn)、高さ(H)、幅(W)によって規定される。また、記憶手段45は、処理手段44の処理命令により、電子ペン1から受信した記入情報をペンID毎に記憶し、さらに、処理手段44の指示により、記憶領域を確保して、ペンダウンからペンアップまでの記入情報に含まれる座標属性情報をストローク情報として記憶する。上記以外にも、記憶手段45は、処理手段44の指示により、プログラムの実行により生成される各種情報を記憶する。
処理手段44は、CPU等のプロセッサによって構成され、コンピュータ装置4の全体の制御を行う。具体的には、処理手段44は、記憶手段45に記憶された座標定義情報を参照して、第1通信手段42によって受信された記入情報に基づいて、ユーザが電子ペン1でスクリーン6に記入したストロークを画面上に描画する処理を行ったり、ユーザがスクリーン6上で電子ペン1を用いて入力した指示に応じた処理を行ったりする。また、処理手段44は、記入情報を受信する対象として、複数の電子ペン1を予め記憶手段45に登録しておく。そして、処理手段44は、ユーザからの入力に基づいて、登録された複数の電子ペン1の中から電子ペン1を選択し、選択した電子ペン1から受信した記入情報のみを上記したような処理の対象とする(つまり当該電子ペン1以外の電子ペン1から受信した記入情報を処理対象から除外する)。
なお、処理手段44は、本発明における「登録手段」、「選択手段」及び「処理手段」の一例に相当する(つまり、処理手段44は、本発明における「処理手段」の機能だけでなく、本発明における「登録手段」及び「選択手段」の機能も兼ね備えている)。
[通信方式]
次に、本実施形態で利用する電子ペン1とコンピュータ装置4との通信方式について説明する。
上記したように、電子ペン1とコンピュータ装置4との間における記入情報などの送受信については、Bluetooth等の無線通信方式が利用される。つまり、通信距離が比較的長く(例えば6m〜10m程度)、通信速度も比較的速い通信方式が利用される。具体的には、この通信方式は、電子ペン1の第1通信ユニット111とコンピュータ装置4の第1通信手段42とによって実現される。
一方で、電子ペン1とコンピュータ装置4とをペアリングする場合(即ちコンピュータ装置4で電子ペン1を登録する場合、言い換えるとコンピュータ装置4で電子ペン1を認証させる場合)には、NFC等の無線通信方式が利用される。つまり、通信距離が比較的短い(例えば10cm程度)、通信方式が利用される。具体的には、この通信方式は、電子ペン1の第2通信ユニット112とコンピュータ装置4の第2通信手段43とによって実現される。例えば、NFCのP2P(Pear to Pear)の通信方式を利用して、電子ペン1とコンピュータ装置4とをペアリングする。この場合には、ユーザは電子ペン1をコンピュータ装置4にかざすことで(例えばコンピュータ装置4の10cm以内に電子ペン1を近付けることで)、電子ペン1とコンピュータ装置4とを自動でペアリングすることができる。
ここで、一般的には、Bluetooth等の無線通信方式を用いて電子ペン1とコンピュータ装置4とをペアリングしているが、この場合には、PINコードなどの認証コードをコンピュータ装置4に入力する必要がある、つまりパスコード交換を実施する必要がある。これに対して、本実施形態のように、NFC等の無線通信方式を用いて電子ペン1とコンピュータ装置4とをペアリングする場合には、認証コードを入力することなく、電子ペン1をコンピュータ装置4にかざすだけで良い。つまり、NFC等の無線通信方式を用いる場合には、電子ペン1をコンピュータ装置4にかざすといったユーザによる明示的な行為が、Bluetooth等の無線通信方式を用いる場合における認証コードの入力に相当するものとなる。このようなことから、本実施形態によれば、電子ペン1とコンピュータ装置4とのペアリングを簡単に行うことが可能となる。
以上説明したように、本実施形態では、電子ペン1とコンピュータ装置4とのペアリング(認証)を行う際にはNFC等の無線通信方式を利用し、電子ペン1とコンピュータ装置4との間における記入情報などの送受信についてはBluetooth等の無線通信方式を利用する。即ち、本実施形態では、NFC等の無線通信方式で電子ペン1とコンピュータ装置4とをペアリングした後は、電子ペン1とコンピュータ装置4との通信をBluetooth等の無線通信方式によって引き継ぐ、つまり所謂ハンドオーバーを適用する。したがって、本実施形態によれば、安全で高速なデータ転送を簡単に実現することが可能となる。
[処理内容]
次に、本実施形態においてコンピュータ装置4の処理手段44が行う処理内容について、具体的に説明する。
最初に、図6を参照して、本実施形態が解決しようとする課題の1つについて説明する。図6に示すように、隣接する複数の部屋A〜Fが、Bluetooth等の無線通信方式の通信範囲内(例えば6m〜10m四方の空間内)に存在するものとする。各部屋A〜Fには、それぞれの部屋で使用するための、電子ペン1A1、1A2、1B1、…、1F1、1F2と、プロジェクタ5A、5B、…、5Fと、スクリーン6A、6B、…、6Fと、が用意されている。部屋A〜Fのいずれかの部屋にコンピュータ装置4を持ち込んで所定のアプリケーションを実行させることにより、その部屋で上記した電子ペンシステム10を実現できるようになっている。なお、図6では、部屋A〜Fの全てにコンピュータ装置4が設けられている場合を例示している。
ここで、部屋A〜FはBluetooth等の無線通信方式の通信範囲内に存在するため、ある部屋で利用しているコンピュータ装置4に他の部屋で利用される電子ペン1が登録されていると、当該コンピュータ装置4では使用対象としていない電子ペン1からの記入情報が受信されてしまう場合がある。1つの例では、部屋Aでコンピュータ装置4を利用している場合に、そのコンピュータ装置4が、隣の部屋Bで利用されている電子ペン1B1から記入情報を受信してしまう場合がある。その場合には、例えば、当該コンピュータ装置4が、電子ペン1B1でスクリーン6Bに記入されたストロークを表示してしまう可能性がある。
本実施形態では、上記のような課題を解決すべく、コンピュータ装置4の処理手段44は、以下のような手順で処理を行う。
本実施形態では、まず、処理手段44は、記入情報を受信する対象として、複数の電子ペン1を記憶手段45に予め登録しておく処理を行う。つまり、処理手段44は、使用する候補となる複数の電子ペン1をコンピュータ装置4にペアリングするための処理を行い、ペアリングした複数の電子ペン1を記憶手段45に登録しておく。
より具体的には、処理手段44は、複数の電子ペン1を、当該複数の電子ペン1のそれぞれが属するグループに対応付けて記憶手段45に登録する。この場合、処理手段44は、電子ペン1とコンピュータ装置4とがペアリングされた際に、その電子ペン1に適用するグループをユーザに選択させるための画面(以下では「第1グループ選択画面」と呼ぶ。)を、表示手段46に表示させる。そして、処理手段44は、ユーザが第1グループ選択画面を参照して入力手段41に対して行った操作を取得し、その操作に応じたグループに対して、ペアリングされた電子ペン1を対応付けて登録する。詳しくは、処理手段44は、ペアリングされた電子ペン1のペンIDをグループに対応付けた対応表(以下では「登録電子ペン対応表」と呼ぶ。)を記憶手段45に記憶させる。
1つの例では、グループとしては、電子ペンシステム10が適用される部屋に応じたもの(つまり各部屋ごとに規定されたグループ)が用いられる。図6に示した例では、部屋AにはグループAが用いられ、部屋BにはグループBが用いられ、部屋CにはグループCが用いられ、部屋DにはグループDが用いられ、部屋EにはグループEが用いられ、部屋FにはグループFが用いられる。
図7は、表示手段46に表示された第1グループ選択画面の一例を示している。図7に示すように、第1グループ選択画面100には、グループA〜Fのいずれかを選択するためのラジオボタンが示されたラジオボックス101(破線領域に示している)と、OKボタン102と、キャンセルボタン103と、が表示される。ユーザは、このような第1グループ選択画面100を参照して、グループA〜Fの中で、登録したい電子ペン1に適用するグループを選択する。具体的には、ユーザは、入力手段41としてのマウスを用いて、ラジオボックス101内のラジオボタンをクリックすることで、登録したい電子ペン1に適用するグループを選択し、その選択後にOKボタン102をクリックする。例えば、ユーザは、登録したい電子ペン1が設けられている部屋に対応するグループを選択する。
なお、第1グループ選択画面100は、例えば、コンピュータ装置4で所定のアプリケーション(電子ペン1から受信した記入情報に基づいた処理を行うためのアプリケーションであり、以下では「電子ペン用アプリ」と呼ぶ。)が実行されている際に表示される。
図8は、記憶手段45に記憶された登録電子ペン対応表の一例を示している。図8に示す例では、ペンIDが「pen01」である電子ペン1及びペンIDが「pen02」である電子ペン1がグループAに対応付けられており、ペンIDが「pen03」である電子ペン1及びペンIDが「pen04」である電子ペン1がグループBに対応付けられており、ペンIDが「pen05」である電子ペン1及びペンIDが「pen06」である電子ペン1がグループCに対応付けられている。
次に、本実施形態では、処理手段44は、上記のようにして電子ペン1を登録した後、登録された複数の電子ペン1の中から電子ペン1を選択し、選択した電子ペン1から受信した記入情報のみを処理対象に決定する。この場合、処理手段44は、当該電子ペン1以外の電子ペンから受信した記入情報を処理対象から除外する、つまり当該記入情報を破棄する。1つの例では、部屋Aでコンピュータ装置4を利用する場合には、当該コンピュータ装置4の処理手段44は、その部屋Aに設けられた電子ペン1A1、1A2を選択して、電子ペン1A1、1A2から受信した記入情報のみを処理対象に決定し、電子ペン1A1、1A2でスクリーン6に記入されたストロークを描画したりする。これに対して、処理手段44は、電子ペン1A1、1A2以外の電子ペン1(例えば電子ペン1B1や電子ペン1B2など)から受信した記入情報を処理対象とせずに破棄する。
より具体的には、処理手段44は、例えば電子ペン用アプリの起動時に、電子ペン用アプリで使用する電子ペン1が属するグループをユーザに選択させるための画面(以下では「第2グループ選択画面」と呼ぶ。)を、表示手段46に表示させる。そして、処理手段44は、ユーザが第2グループ選択画面を参照して入力手段41に対して行った操作を取得し、その操作に応じたグループに属する電子ペン1を、記憶手段45に記憶された登録電子ペン対応表に基づいて特定する。この後、処理手段44は、特定した電子ペン1から受信した記入情報のみを、電子ペン用アプリで用いる情報として決定する。
図9は、表示手段46に表示された第2グループ選択画面の一例を示している。図9に示すように、第2グループ選択画面200には、グループA〜Fのいずれかを選択するためのラジオボタンが示されたラジオボックス201(破線領域に示している)と、OKボタン202と、キャンセルボタン203と、が表示される。ユーザは、このような第2グループ選択画面200を参照して、グループA〜Fの中で、電子ペン用アプリで使用する電子ペン1が属するグループを選択する。具体的には、ユーザは、入力手段41としてのマウスを用いて、ラジオボックス201内のラジオボタンをクリックすることで、電子ペン用アプリで使用する電子ペン1が属するグループを選択し、その選択後にOKボタン202をクリックする。例えば、ユーザは、使用する電子ペン1が設けられている部屋に対応するグループを選択する。
なお、コンピュータ装置4のユーザはA〜Fの各部屋で利用する場合がある。そのような場合は、A〜Fの各部屋の電子ペン1を登録して使用するようにすれば良い。
[処理フロー]
次に、図10及び図11を参照して、本実施形態に係る処理フローにについて説明する。
図10は、コンピュータ装置4で電子ペン1を登録する際に行われる処理(電子ペン登録処理)を示すフローチャートである。このフローは、コンピュータ装置4の処理手段44によって実行される。
まず、ステップS11では、コンピュータ装置4の処理手段44は、電子ペン用アプリを実行しているか否かを判定する。電子ペン用アプリを実行している場合(ステップS11:Yes)、処理はステップS12に進み、電子ペン用アプリを実行していない場合(ステップS11:No)、処理は終了する。
ステップS12では、処理手段44は、電子ペン1を登録するか否かを判定する、つまり電子ペン1をコンピュータ装置4とペアリングするか否かを判定する。この場合、処理手段44は、ユーザが電子ペン1をコンピュータ装置4にかざすことで、コンピュータ装置4の第2通信手段43と電子ペン1の第2通信ユニット112との通信(例えばNFCのP2Pの通信)が確立されたか否かに応じて、当該判定を行う。電子ペン1を登録すると判定した場合(ステップS12:Yes)、処理はステップS13に進み、電子ペン1を登録しないと判定した場合(ステップS12:No)、処理は終了する。
ステップS13では、処理手段44は、登録すべき電子ペン1に適用するグループをユーザに選択させるための第1グループ選択画面100(例えば図7参照)を、表示手段46に表示させる。そして、処理はステップS14に進む。
ステップS14では、処理手段44は、入力手段41から処理手段44への出力信号に基づいて、第1グループ選択画面100に表示されたグループのいずれかがユーザによって選択されたか否かを判定する。グループが選択された場合(ステップS14:Yes)、処理はステップS15に進み、グループが選択されていない場合(ステップS14:No)、処理はステップS14に戻る。
ステップS15では、処理手段44は、入力手段41から処理手段44への出力信号に基づいて、第1グループ選択画面100に表示されたグループのうちでユーザによって選択されたグループを特定する。そして、処理手段44は、特定したグループに対応付けて電子ペン1を登録する。具体的には、処理手段44は、登録すべき電子ペン1のペンIDを、特定したグループに対応付けて登録する。この場合、処理手段44は、このように対応付けたペンIDとグループとを、登録電子ペン対応表として記憶手段45に記憶させる。以上のステップS15の後、処理は終了する。
次に、図11は、電子ペン用アプリで処理対象とする電子ペン1を決定するための処理(処理対象決定処理)を示すフローチャートである。このフローも、コンピュータ装置4の処理手段44によって実行される。
まず、ステップS21では、コンピュータ装置4の処理手段44は、電子ペン用アプリが起動したか否かを判定する。電子ペン用アプリが起動した場合(ステップS21:Yes)、処理はステップS22に進み、電子ペン用アプリが起動していない場合(ステップS21:No)、処理は終了する。
ステップS22では、処理手段44は、電子ペン用アプリで使用する電子ペン1が属するグループをユーザに選択させるための第2グループ選択画面200(例えば図9参照)を、表示手段46に表示させる。そして、処理はステップS23に進む。
ステップS23では、処理手段44は、入力手段41から処理手段44への出力信号に基づいて、第2グループ選択画面200に表示されたグループのいずれかがユーザによって選択されたか否かを判定する。グループが選択された場合(ステップS23:Yes)、処理はステップS24に進み、グループが選択されていない場合(ステップS23:No)、処理はステップS23に戻る。
ステップS24では、処理手段44は、入力手段41から処理手段44への出力信号に基づいて、第2グループ選択画面200に表示されたグループのうちでユーザによって選択されたグループを特定する。そして、処理手段44は、記憶手段45に記憶された登録電子ペン対応表を参照して、当該グループに属する電子ペン1を特定する。この後、処理はステップS25に進む。
ステップS25では、処理手段44は、ステップS24で特定した電子ペン1からの記入情報を処理対象に決定する、つまり電子ペン用アプリで用いる情報として決定する。この場合、処理手段44は、当該電子ペン1以外の電子ペンからの記入情報を、電子ペン用アプリで用いないこととする。そして、処理は終了する。
なお、電子ペン用アプリの起動時に処理対象決定処理を実行することに限定はされず、電子ペン用アプリの起動前や電子ペン用アプリの実行中に処理対象決定処理を実行しても良い。
[本実施形態の作用・効果]
以上説明した本実施形態によれば、コンピュータ装置4に登録された複数の電子ペン1の中から、当該コンピュータ装置4で使用する電子ペン1を選択することにより、選択した電子ペン1からの記入情報のみを適切に処理対象とすることができる。したがって、Bluetooth等の無線通信方式の通信範囲内において複数の電子ペン1が使用されたとしても、当該コンピュータ装置4で使用対象としていない電子ペン1からの記入情報を、適切に処理対象から除外することができる。よって、図6で例示したような不具合の発生を適切に抑制することが可能となる。
[変形例]
以下では、上記した実施形態の変形例について説明する。なお、下記の変形例は、任意に組み合わせて実施形態に適用することができる。
(変形例1)
他の例では、電子ペン1のメモリ109に、コンピュータ装置4で実行させるためのアプリケーションに関するアプリケーション情報を記憶させておき、そのようなアプリケーション情報をコンピュータ装置4に送信して、当該アプリケーション情報に応じたアプリケーションを実行させる。アプリケーション情報としては、アプリケーションサーバのURLや、アプリケーションのインストーラファイルなどを用いると良い。また、電子ペン1からコンピュータ装置4へのアプリケーション情報の送信は、NFC等の無線通信方式を利用すると良い。その場合、電子ペン1とコンピュータ装置4とのペアリング時に、アプリケーション情報を送信すれば良い。これにより、電子ペン1とコンピュータ装置4との最初の接続時に、電子ペン1に関するアプリケーションの実行環境を即座に自動でセットアップすることができるようになる。
(変形例2)
上記した実施形態では、登録すべき電子ペン1に適用するグループをユーザに選択させると共に、電子ペン用アプリで使用する電子ペン1が属するグループをユーザに選択させていたが、このようにユーザにグループを選択させることに限定はされない。つまり、グループを直接選択させる代わりに、ユーザにとって分かり易い、電子ペン1を分別するための区分けを規定し、そのような区分けを選択させても良い。例えば、図6に示したような部屋A〜Fのいずれかを選択させても良い。このような変形例では、コンピュータ装置4は、区分けに応じたグループを用いて電子ペン1を管理すればよい。
(変形例3)
上記した実施形態では、グループに対応付けて電子ペン1を登録し、ユーザによって選択されたグループに属する電子ペン1を選択していた。つまり、上記した実施形態では、グループを用いて電子ペン1を管理していた。他の例では、このようなグループを用いずに電子ペン1を管理しても良い。その場合には、コンピュータ装置4は、グループを用いずに電子ペン1を登録する、具体的には当該コンピュータ装置4とペアリングされた電子ペン1のペンIDのみを登録する。そして、ユーザは、登録された電子ペン1の中から、電子ペン用アプリで使用する1つ以上の電子ペン1を選択し、コンピュータ装置4は、ユーザによって選択された電子ペン1からの記入情報を処理対象に決定する。
(変形例4)
上記では、電子ペン1、ドットパターン(コード化パターン)、記入情報に、アノト方式を用いていたが、アノト方式を用いることに限定はされない。
1 電子ペン
4 コンピュータ装置
5 プロジェクタ
6 スクリーン
10 電子ペンシステム
41 入力手段
42 第1通信手段
43 第2通信手段
44 処理手段
45 記憶手段
46 表示手段
100 第1グループ選択画面
200 第2グループ選択画面

Claims (5)

  1. 電子ペンが読み取ったコード化パターンに対応する記入情報を受信して処理するコンピュータ装置であって、
    前記記入情報を受信する対象として、複数の前記電子ペンを登録する登録手段と、
    ユーザからの入力に基づいて、前記登録手段が登録した前記複数の電子ペンの中から電子ペンを選択する選択手段と、
    前記選択手段が選択した電子ペンから受信した前記記入情報のみを処理対象とし、当該電子ペン以外の電子ペンから受信した前記記入情報を処理対象から除外する処理手段と、
    を備えることを特徴とするコンピュータ装置。
  2. 前記登録手段は、前記複数の電子ペンを、当該複数の電子ペンのそれぞれが属するグループに対応付けて登録し、
    前記選択手段は、前記ユーザからの入力に対応するグループを特定し、前記登録手段が当該グループに対応付けて登録した電子ペンを選択することを特徴とする請求項1に記載のコンピュータ装置。
  3. 前記登録手段は、NFCの無線通信方式による通信が確立された電子ペンを登録することを特徴とする請求項1又は2に記載のコンピュータ装置。
  4. 前記電子ペンには、前記コンピュータ装置で実行させるためのアプリケーションに関するアプリケーション情報が記憶されており、
    前記電子ペンから前記アプリケーション情報を受信し、当該アプリケーション情報に応じたアプリケーションを実行するアプリケーション実行手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項のコンピュータ装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のコンピュータ装置として機能させることを特徴とするプログラム。
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