JP2014193966A - 粘着シートおよび粘着シートの加工方法 - Google Patents
粘着シートおよび粘着シートの加工方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】シート状基材33、粘着層34、剥離シート35からなる粘着シート32の一方の面から上刃11によりハーフカットの切込11aを形成し、続いて、他方の面から下刃12によりハーフカットの切込12aを形成する。両ハーフカットにより、穴あき部14の穴の内と外が粘着層34で僅かに繋がった粘着シート10となる。また、抜きカス37は容易に除去可能となる。
【選択図】 図1
Description
例えば、紙の抜き加工などで広く用いられるビク抜きといわれる方法では、板状の押し当て刃をシート状素材に押し当て、刃を侵入させることにより切断するが、シート状素材が粘着シートの場合は刃物への粘着剤の付着が避けられない。
図3では、シート状素材として粘着層付シート素材32を用いた態様を表わしており、粘着層付シート素材32は、シート状基材33、粘着層34、剥離シート35が順に積層された構成としている。
図3(c)に示すように、ハーフカットでは、粘着層付シート素材32の厚さ方向の一部は切断されずに繋がった状態になる。台紙から剥離紙を残してラベル部分のみを剥がすような切込みの入れ方はハーフカットの例である。
図4(b)は彫刻刃41の断面形状を表わす。彫刻刃41の刃先43はベース42と一体となっていることが特徴であり、ベース42を薄く仕上げることにより、彫刻刃41をシリンダーの曲面に追随させるように装着することができる。
なお、腐食刃も同様の形状を持つ。
図5(a)は、ピンおよびダイスを示す図である。図5(b)に示すようにオス刃となるピン51と、メス刃になるダイス52の間にシート状素材54を挟み、ダイス52にピン51を押し込み、せん断力により穴を打ち抜く。ピン/ダイスによる穴あけは、抜きカス55をそのまま押し出して排出することも可能なので、連続的な穴あけ処理に好適である。
例えば特許文献1には、ピンおよびダイスに関する記述やこれらを用いたロータリー式穴あけ装置に関する記述がある。
そこで、本発明は、粘着シートの穴あけ加工においても粘着剤の刃への付着等を来すことのない粘着シート、およびその加工方法を提供することを課題とする。
なお、前記第2の穴形状による第2のハーフカットが第1の穴形状による第1のハーフカットの内側に形成されていてもよい。
前記第2の穴形状を形成するための第2の刃で前記剥離シートの面から第2のハーフカットを施す第2のステップと、
からなることを特徴とする。
さらに、第3のステップとして、前記粘着シートに形成された穴あけ部を除去する抜きカス除去工程を有することを特徴とする。
図1において、シート状素材はシート状基材33、粘着層34、剥離シート35からなる粘着層付シート素材32であり、これに第1の刃(ここでは便宜上「上刃」と呼ぶ)と第2の刃(下刃と呼ぶ)を用いて穴あけを行う。
図1(b)は上刃11による切込11aの態様を表わす。切込11aはハーフカットであり、その先端は少なくとも粘着層34に達していればよい。
下刃12は、上刃11の形状を内包する形状を持ち、図1(c)における上刃11と下刃12の位置関係は、下刃12が上刃11を内包するよう設定されている。
例えば、上刃11の形状が真円であれば、下刃12は上刃11を内包する真円となり、両者の位置関係は同芯の関係となる。また、上刃11が不定形であれば、下刃12の形状は上刃11と鏡像関係となる不定形であり、かつ、下刃12が上刃11を内包する位置関係となる。下刃12と上刃11の間で形状が鏡像になるのは、下刃12と上刃11は対向して噛み合うためである。
図1(d)は、下刃12による切込12aの態様を表わす。切込12aはハーフカット状であり、その先端は少なくとも粘着層34に達していればよい。
穴36の内側と外側は微小な力で分離するため、抜きカス37は、圧縮空気の吹付け、バキューム吸引、突き棒などで容易に除去可能となる。
また、上刃11、下刃12には、押し当て刃であれば、トムソン刃、腐食刃、彫刻刃の何れも好適に利用可能である。
穴あけ装置20は、上刃が装着された上刃シリンダー21と下刃が装着された下刃シリンダー22を持ちウェブ状の粘着層付シート素材32に対して穴あけを行う。また、上刃シリンダー21と下刃シリンダー22の受けとなるシリンダー(圧胴と呼ぶ)23が、粘着層付シート素材32を挟んで配置されている。
図2の穴あけ装置20では、上刃シリンダー21と下刃シリンダー22の間に反転機構24を置き、粘着層付シート素材32の面を反転させることにより、下刃シリンダー22を図上の上側に配置している。
上刃シリンダー21には所定の穴形状でハーフカット用に調整された上刃21aが装着され、上刃シリンダー21は圧胴23と同期して回転しながら粘着層付シート素材32の一方の面にハーフカットの加工を施す。
同様に、下刃シリンダー22も、粘着層付シート素材32の他方の面にハーフカットの加工を施す。
11 上刃
12 下刃
14 穴あけ部
20 穴あけ装置
21 上刃シリンダー
22 下刃シリンダー
23 圧胴
24 反転機構
25 抜きカス吸引装置
29 エア吹き出し装置
31 押し当て刃
32 粘着層付シート素材
33 シート状基材
34 粘着層
35 剥離シート
41 彫刻刃
51 ピン
52 ダイス
Claims (5)
- 穴あけ用加工の施された粘着シートにおいて、
前記粘着シートは、少なくともシート基材と粘着層と剥離シートがこの順に積層され、
前記穴あけ用加工が、前記シート状基材側から施された第1の穴形状による第1のハーフカットと、前記剥離シートから施された第2の穴形状による第2のハーフカットによりなされ、
前記第1の穴形状と前記第2の穴形状とが互いに重なることなく、かつ、一方が他方の内側となるように穴あけ部が形成されていることを特徴とする粘着シート。 - 前記第1の穴形状による第1のハーフカットが第2の穴形状による第2のハーフカットの内側に形成されていることを特徴とする請求項1記載の粘着シート。
- 前記第2の穴形状による第2のハーフカットが第1の穴形状による第1のハーフカットの内側に形成されていることを特徴とする請求項1記載の粘着シート。
- 請求項1〜3の何れか一項に記載された粘着シートの加工方法であって、前記第1の穴形状を形成するための第1の刃で前記シート基材の面から第1のハーフカットを施す第1のステップと、
前記第2の穴形状を形成するための第2の刃で前記剥離シートの面から第2のハーフカットを施す第2のステップと、
により穴あけ部を形成することを特徴とする粘着シートの加工方法。 - さらに、第3のステップとして、前記粘着シートに形成された穴あけ部を除去する抜きカス除去工程を有することを特徴とする請求項4記載の粘着シートの加工方法。
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WO2017145735A1 (ja) * | 2016-02-24 | 2017-08-31 | リンテック株式会社 | 接着シートおよびその使用方法 |
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Patent Citations (4)
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JPWO2017145735A1 (ja) * | 2016-02-24 | 2018-08-09 | リンテック株式会社 | 接着シートおよびその使用方法 |
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