JP2009297808A - 粘着テープ製造方法及び粘着テープ製造装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】不要な除去部分を容易に且つ効率良く除去できる粘着テープ製造方法を提供する。
【解決手段】表面側離型紙18のうち粘着テープ16の除去部分26の表面に貼り付けられた部分28にセロハンテープ216を介して凸部114aを押し当て、この部分28をセロハンテープ216に接着させて除去する。続いて、粘着テープ16の除去部分26にPET薄膜222を介して凸部を押し当て、粘着テープ16の除去部分26をPET薄膜222と共に除去する。
【選択図】図5
【解決手段】表面側離型紙18のうち粘着テープ16の除去部分26の表面に貼り付けられた部分28にセロハンテープ216を介して凸部114aを押し当て、この部分28をセロハンテープ216に接着させて除去する。続いて、粘着テープ16の除去部分26にPET薄膜222を介して凸部を押し当て、粘着テープ16の除去部分26をPET薄膜222と共に除去する。
【選択図】図5
Description
本発明は、所定の記号や模様などを表すように部分的に除去された粘着テープを製造する粘着テープ製造方法及び粘着テープ製造装置に関する。
従来、樹脂製の薄板などをトムソン刃(帯刃)等で打ち抜いて所定形状に加工する技術が知られている。また、表面と裏面に接着剤が付けられた粘着テープ(両面テープ)の両面(表面と裏面)に離型紙を貼り付けておき、この粘着テープをトムソン刃(帯刃)などで打ち抜いて所定形状に加工する技術も知られている。ここでいう離型紙とは、粘着テープの両面に付けられた接着剤を保護する(不用意に他のものに接触させない)ために、粘着テープの両面に貼り付けられて容易に剥がすことのできる樹脂製等の薄板状部材をいう。
図7と図8を参照して、粘着テープを打ち抜いて所定形状(記号や模様を表す形状)に加工する従来の技術を説明する。
図7(a)は、所定の記号を表すように打ち抜かれた粘着テープ(製品)を示す斜視図であり、(b)は、(a)で示す製品を製造する際に除去された粘着テープ等を示す斜視図である。図8(a)は、図7(a)に示す製品の平面図であり、(b)は、(a)の製品を製造する方法の簡略を示すA―A断面図であり、二点鎖線は除去された部分(除去部分)を表し、説明のために(a)と(b)の寸法は変えている。
ここでは、所定の記号として、円形状の枠12の中に「人」の絵文字が描かれた粘着テープを製品10とした例を説明する。図7(a)や図8(b)に示すように、製品10は3層からなり、下層は裏面側離型紙14であり、中層は粘着テープ16であり、上層は表面側離型紙18である。裏面側離型紙14と表面側離型紙18の厚さは例えば0.05mm以下(0.05mmを超えるものもある)であり、粘着テープ16の厚さは例えば0.5mm以下(0.5mmを超えるものもある)である。
このような製品10は、例えば、粘着テープ16から表面側離型紙18を剥がして、楕円状の枠12及び「人」の絵文字に一致する金属製や樹脂製などの文字板を貼り付け、その後、裏面側離型紙14を剥がして、これを商品や看板に貼り付けるなどして使用される。なお、裏面側離型紙14を剥がし易いように、その一部14aを円形状の枠12からはみ出させている。
このような製品10は、例えば、粘着テープ16から表面側離型紙18を剥がして、楕円状の枠12及び「人」の絵文字に一致する金属製や樹脂製などの文字板を貼り付け、その後、裏面側離型紙14を剥がして、これを商品や看板に貼り付けるなどして使用される。なお、裏面側離型紙14を剥がし易いように、その一部14aを円形状の枠12からはみ出させている。
上記の製品10を製造するに際しては、図8(b)の実線と二点鎖線で表されるように、下層を裏面側離型紙14とし、中層を粘着テープ16とし、上層を表面側離型紙18とした3層構造の半製品を製造し、楕円状の枠12及び「人」の絵文字に相当する部分(非除去部分)と、後工程で除去する部分(除去部分)20との境界を、表面側離型紙18の側から表面側離型紙18と共に切断(ハーフカット)して、直線や曲線からなる複数本の切断線(切れ目)Cを形成する。その後、楕円状の枠12と「人」の絵文字に相当する部分(非除去部分)以外の部分(除去部分)20を手作業で除去する。除去された除去部分20は、図7(b)や図8(b)に示すように、粘着テープ16の一部(除去部分)26と表面側離型紙18の一部28とからなる。
上記のように除去部分20を手作業で除去する作業は、作業効率が非常に悪くて時間がかかる。また、複数本の切断線Cを形成した後に除去部分20を除去するまでに時間が経過した場合は、粘着テープ16の接着剤が切断線Cにはみ出してくるおそれがあり、この場合は除去部分20の除去にいっそう手間がかかることがある。
ところで、上記のように半製品から除去部分20を除去する技術としては、回転ドラムを用いて除去部分を除去して落下させる技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−128698号公報
しかし、上記の技術では、表面から裏面まで打ち抜いた(表面から裏面まで切れ目が形成された)半製品から除去部分を除去するので、粘着テープの片面(例えば裏面)に貼り付けた離型紙を除去せずに表面に貼り付けた離型紙を除去することはできない。
本発明は、上記事情に鑑み、不要な除去部分を容易に且つ効率良く除去できる粘着テープ製造方法及び粘着テープ製造装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の粘着テープ製造方法は、
(1)除去される除去部分と除去されずに製品となる非除去部分とのいずれかに予め決められていると共にその表面と裏面にそれぞれ表面側離型紙と裏面側離型紙が貼り付けられた粘着テープの前記除去部分と前記非除去部分との境界線を、前記表面側離型紙の側から該表面側離型紙と共に切断し、
(2)前記表面側離型紙のうち前記除去部分の表面に貼り付けられた部分に、前記表面側離型紙と前記粘着テープとの接着力よりも強い接着力で前記表面側離型紙に接着する第1カス上げ用薄膜を押し当てて、前記表面側離型紙のうち前記除去部分の表面に貼り付けられた部分を前記第1カス上げ用薄膜と共に除去し、前記粘着テープの前記除去部分を露出させ、続いて、
(3)この露出した前記除去部分に、前記裏面側離型紙と前記粘着テープとの接着力よりも強い接着力で前記粘着テープに接着する第2カス上げ用薄膜を押し当てて、前記除去部分を前記第2カス上げ用薄膜と共に除去することを特徴とするものである。
(1)除去される除去部分と除去されずに製品となる非除去部分とのいずれかに予め決められていると共にその表面と裏面にそれぞれ表面側離型紙と裏面側離型紙が貼り付けられた粘着テープの前記除去部分と前記非除去部分との境界線を、前記表面側離型紙の側から該表面側離型紙と共に切断し、
(2)前記表面側離型紙のうち前記除去部分の表面に貼り付けられた部分に、前記表面側離型紙と前記粘着テープとの接着力よりも強い接着力で前記表面側離型紙に接着する第1カス上げ用薄膜を押し当てて、前記表面側離型紙のうち前記除去部分の表面に貼り付けられた部分を前記第1カス上げ用薄膜と共に除去し、前記粘着テープの前記除去部分を露出させ、続いて、
(3)この露出した前記除去部分に、前記裏面側離型紙と前記粘着テープとの接着力よりも強い接着力で前記粘着テープに接着する第2カス上げ用薄膜を押し当てて、前記除去部分を前記第2カス上げ用薄膜と共に除去することを特徴とするものである。
ここで、
(4)前記境界線を切断する切断刃がその外周面に形成された切断ローラを用いて、前記表面側離型紙の側から前記境界線を該表面側離型紙と共に切断してもよい。
(4)前記境界線を切断する切断刃がその外周面に形成された切断ローラを用いて、前記表面側離型紙の側から前記境界線を該表面側離型紙と共に切断してもよい。
また、
(5)前記除去部分の表面形状と同じ形状又は該表面形状よりも小さい形状の凸部がその外周面に形成された第1カス上げ用ローラを用いて、前記表面側離型紙のうち前記除去部分の表面に貼り付けられた部分に前記第1カス上げ用薄膜を介して前記凸部を押し当て、この部分を前記第1カス上げ用薄膜に接着させてこれらを除去してもよい。
(5)前記除去部分の表面形状と同じ形状又は該表面形状よりも小さい形状の凸部がその外周面に形成された第1カス上げ用ローラを用いて、前記表面側離型紙のうち前記除去部分の表面に貼り付けられた部分に前記第1カス上げ用薄膜を介して前記凸部を押し当て、この部分を前記第1カス上げ用薄膜に接着させてこれらを除去してもよい。
さらに、
(6)前記除去部分の表面形状と同じ形状又は該表面形状よりも小さい形状の凸部がその外周面に形成された第2カス上げ用ローラを用いて、前記露出した前記除去部分に前記第2カス上げ用薄膜を介して前記凸部を押し当て、前記除去部分を前記第2カス上げ用薄膜に接着させてこれらを除去してもよい。
(6)前記除去部分の表面形状と同じ形状又は該表面形状よりも小さい形状の凸部がその外周面に形成された第2カス上げ用ローラを用いて、前記露出した前記除去部分に前記第2カス上げ用薄膜を介して前記凸部を押し当て、前記除去部分を前記第2カス上げ用薄膜に接着させてこれらを除去してもよい。
また、上記目的を達成するための本発明の粘着テープ製造装置は、
(7)除去される除去部分と除去されずに製品となる非除去部分とのいずれかに予め決められていると共にその表面と裏面にそれぞれ表面側離型紙と裏面側離型紙が貼り付けられた粘着テープの前記除去部分と前記非除去部分の境界線を、前記表面側離型紙の側から該表面側離型紙と共に切断する切断器と、
(8)前記除去部分の表面形状と同じ形状又は該表面形状よりも小さい形状の凸部がその外周面に形成された、前記切断器よりも前記粘着テープの搬送方向下流側に配置された第1カス上げ用ローラと、
(9)前記除去部分の表面形状と同じ形状又は該表面形状よりも小さい形状の凸部がその外周面に形成された、前記第1カス上げ用ローラよりも前記搬送方向下流側に配置された第2カス上げ用ローラとを備えたことを特徴とするものである。
(7)除去される除去部分と除去されずに製品となる非除去部分とのいずれかに予め決められていると共にその表面と裏面にそれぞれ表面側離型紙と裏面側離型紙が貼り付けられた粘着テープの前記除去部分と前記非除去部分の境界線を、前記表面側離型紙の側から該表面側離型紙と共に切断する切断器と、
(8)前記除去部分の表面形状と同じ形状又は該表面形状よりも小さい形状の凸部がその外周面に形成された、前記切断器よりも前記粘着テープの搬送方向下流側に配置された第1カス上げ用ローラと、
(9)前記除去部分の表面形状と同じ形状又は該表面形状よりも小さい形状の凸部がその外周面に形成された、前記第1カス上げ用ローラよりも前記搬送方向下流側に配置された第2カス上げ用ローラとを備えたことを特徴とするものである。
ここで、
(10)前記切断器は、前記境界線を切断する切断刃がその外周面に形成された切断ローラであってもよい。
(10)前記切断器は、前記境界線を切断する切断刃がその外周面に形成された切断ローラであってもよい。
ここでいう粘着テープとは、表面と裏面(両面)に接着剤が付着された樹脂製のもの(以下、テープ)をいい、その厚さは例えば0.5mm以下(0.5mmを超えるものもある)である。また、ここでいう記号とは、例えば社名や人名を表す文字やマークをいい、模様とは、装飾として施される絵や形をいう。接着剤とは、二つの物質を貼り合わせるために用いる物質をいい、接着剤としては尿素樹脂・エポキシ樹脂など合成樹脂や合成ゴムの類が多数開発されている。離型紙とは、粘着テープの両面に付けられた接着剤を保護する(不用意に他のものに接触させない)ために、粘着テープの両面に貼り付けられて容易に剥がすことのできる樹脂製等の薄板状部材をいい、その厚さは例えば0.05mm以下(0.05mmを超えるものもある)である。粘着剤とは、剥がすことのできる一時的な接着に用いられるものをいう。
本発明によれば、粘着テープの除去部分と非除去部分との境界線を表面側離型紙の側から該表面側離型紙と共に切断し、続いて、表面側離型紙のうち粘着テープの除去部分の表面に貼り付けられた部分に、表面側離型紙と粘着テープとの接着力よりも強い接着力で表面側離型紙に接着する第1カス上げ用薄膜を押し当てて、表面側離型紙のうち除去部分の表面に貼り付けられた部分を第1カス上げ用薄膜と共に除去し、粘着テープの前記除去部分を露出させ、続いて、この露出した除去部分に、裏面側離型紙と粘着テープとの接着力よりも強い接着力で粘着テープに接着する第2カス上げ用薄膜を押し当てて、除去部分を第2カス上げ用薄膜と共に除去する。この場合、表面側離型紙のうち除去部分の表面に貼り付けられた部分を第1カス上げ用薄膜と共に除去する工程と、除去部分を第2カス上げ用薄膜と共に除去する工程を手作業ではなくて自動化できる。このため、除去部分を手作業無しに容易に且つ効率良く除去できる。
本発明は、所定形状に切断された粘着テープを製造する粘着テープ製造装置に実現された。
図1から図6までを参照して、本発明の粘着テープ製造装置の一例を説明する。
図1は、本発明の粘着テープ製造装置の一例を模式的に示す側面図であり、図1中のA〜Lは、各工程における各種材料の横断面図に対応した符合を表す。図2は、切断ローラを示す斜視図である。図3は、カス上げ用ローラを示す斜視図である。図4(A)は、図1に示すAでの各種材料の横断面を示し、(B)は、同Bでの各種材料の横断面を示し、(C)は、同Cでの各種材料の横断面を示し、(D)は、同Dでの各種材料の横断面を示す。図5(E)は、同Eでの各種材料の横断面を示し、(F)は、同Fでの各種材料の横断面を示す。図6(G)は、同Gでの各種材料の横断面を示し、(H)は、同Hでの各種材料の横断面を示し、(I)は、同Iでの各種材料の横断面を示し、(J)は、同Jでの各種材料の横断面を示し、(K)は、同Kでの各種材料の横断面を示し、(L)は、同Lでの各種材料の横断面を示す。これらの図では、粘着テープなどの各層の厚さは、見やすくするために、実際よりも厚く表されている。
粘着テープ製造装置100は、図7(a)に示すように、環状(円形状)の枠12の中に「人」を表す絵文字が描かれた粘着テープ(製品)10を製造する装置である。粘着テープ製造装置100では、薄い板状の各種の材料ごとに、図1に表す矢印方向に送られる。また、粘着テープ製造装置100には各種ローラが備えられており、これら各種ローラは各ローラ毎に示す矢印方向に回転する。
粘着テープ製造装置100には、各種材料をその表面に載せて搬送方向(矢印X方向)に搬送するためのキャリアテープ202(図4(A)など参照)が巻かれたキャリアテープ用ローラ102が備えられている。キャリアテープ202がキャリアテープ用ローラ102に巻かれている状態では、その表面に離型紙204が貼り付けられている。この離型紙204をキャリアテープ202から剥がすための離型紙用ローラ104がキャリアテープ用ローラ102の近傍に配置されている。
キャリアテープ用ローラ102の上方には、図4(B)に示すように粘着テープ16とその裏面(下面)に貼り付けられた裏面側離型紙14とが巻かれた粘着テープ用ローラ106が配置されている。この粘着テープ用ローラ106よりも矢印X方向のやや下流側には、図4(C)に示す表面側離型紙18が巻かれた表面側離型紙ローラ108が配置されている。キャリアテープ用ローラ102よりも矢印X方向下流側には、各種材料を積層する(貼り合わせる)ための積層ローラ110が配置されている。キャリアテープ用ローラ102から送られてきたキャリアテープ202(表面(裏面側離型紙14に接触する面)に微粘着材が付着している)と、粘着テープ用ローラ106から送られてきた裏面側離型紙14及び粘着テープ16と、表面側離型紙ローラ108から送られてきた表面側離型紙18とは、一対の積層ローラ110に挟まれて、図4(D)に示すように、下からキャリアテープ202、裏面側離型紙14、粘着テープ16、表面側離型紙18の順に積層されて積層体(図4(D)に示すもの)が形成される。
積層ローラ110よりも矢印X方向のやや下流側には、積層ローラ110を通過した積層体(図4(D)に示す)に切断線Cを形成する切断ローラ112が配置されている。一対の切断ローラ112の上のローラには、図2に示すように、下記の非除去部分と除去部分との境界線を切断(ハーフカット)する切刃112aが形成されている。この切刃112aは、切断ローラ112の外周面に等間隔で複数個形成されているが、図2では、その一つだけを表している。また、これらの切刃112aは、後述する凸部114aに対応して形成されている。また、各ローラ110,112,114,120等は同期して回転している。
図4(D)に示す積層体のうち非除去部分は、図7(a)に示す製品10における楕円状の枠12及び「人」の絵文字に相当する部分であり、除去部分は、後工程で除去する部分(図7(b)と図8(b)の符号20で表す)である。また、隣り合う二つの製品の間にも除去する部分が存在する。切断ローラ112は、非除去部分と除去部分との境界線を表面側離型紙18の側から切断(ハーフカット)して、直線や曲線からなる複数本の切断線(切れ目)Cを形成する。この切断線Cは、表面側離型紙18と粘着テープ16のみに形成してもよいし、裏面側離型紙14の内部まで到達してもよいが、裏面側離型紙14の表面から裏面まで貫通してはならない。切断ローラ112を通過した直後の積層体には、図5(E)に示すように切断線Cが形成されている。
切断ローラ112よりも矢印X方向のやや下流側には、上記の除去部分の一部(表面側離型紙18の一部28)を除去するための一対の第1カス上げローラ114が配置されている。また、この第1カス上げローラ114の斜め上方には、セロハンテープ216(本願発明にいう第1カス上げ用薄膜の一例である)が巻かれたセロハンテープ供給ローラ116が配置されている。さらに、セロハンテープ供給ローラ116の近傍には、このセロハンテープ供給ローラ116から供給されたセロハンテープ216を巻き上げるセロハンテープ巻上ローラ118が配置されている。一対の第1カス上げローラ114の上のローラの外周面には、図3に示すように、除去部分の表面形状と同じ形状で同じサイズ(大きさ)の凸部114aが形成されている。この凸部114aの形状は、除去部分の表面形状に相似形であってこの表面形状よりも小さくてもよい。
図5(E)に示すように切断線Cが形成された積層体(中間製品)は第1カス上げローラ114を通過する際にこのニップ部(図1のFの引出線の先端が示す部分)において、図5(F)に示すように、第1カス上げローラ114の上のローラの外周面に形成された凸部114aがセロハンテープ216の一部を表面側離型紙18の一部28に強く押し付ける。表面側離型紙18の一部28とは、表面側離型紙18のうち粘着テープ16の除去部分26の表面に貼り付けられた部分をいう。即ち、表面側離型紙18のうち粘着テープ16の除去部分26の表面に貼り付けられた部分28にセロハンテープ216を介して凸部114aを押し当てる。セロハンテープ216の一部と表面側離型紙18の一部28は互いに強く押し付けられることにより互いに強く接着する。この場合の両者の接着力は、表面側離型紙18と粘着テープ16との接着力よりも強い。一対の第1カス上げローラ114のニップ部を通過したセロハンテープは、図6(G)に示すように、表面側離型紙18の一部28と共にセロハンテープ巻上ローラ118に巻き上げられる。この結果、図5(E)に示す切断線Cが形成された積層体から、図6(H)に示すように、表面側離型紙18のうち粘着テープ16の除去部分26の表面に貼り付けられた部分28がセロハンテープ216に接着されて除去されることとなる。
第1カス上げローラ114よりも矢印X方向下流側には、粘着テープ16の除去部分26を除去するための第2カス上げローラ120が配置されている。また、この第2カス上げローラ120の斜め上方には、PET薄膜222(ポリエチレンテレフタレート製の薄膜であり、本願発明にいう第2カス上げ用薄膜の一例である)が巻かれたPET薄膜供給ローラ122が配置されている。さらに、PET薄膜供給ローラ122の近傍には、このPET薄膜供給ローラ122から供給されたPET薄膜222を巻き上げるPET薄膜巻上ローラ124が配置されている。一対の第2カス上げローラ120の上のローラの外周面には、図3に示す凸部114aと同じように、除去部分の表面形状と同じ形状で同じサイズ(大きさ)の凸部120aが形成されている。この凸部120aの形状は、除去部分の表面形状に相似形であってこの表面形状よりも小さくてもよい。
表面側離型紙18のうち粘着テープ16の除去部分26の表面に貼り付けられた部分28が除去された積層体(中間製品)が第2カス上げローラ120を通過する際にこのニップ部において、第2カス上げローラ120の上のローラの外周面に形成された凸部120aがPET薄膜222の一部を粘着テープ16の除去部分26の表面に強く押し付ける。即ち、粘着テープ16の除去部分26にPET薄膜222を介して凸部120aを押し当てる。PET薄膜222の一部と除去部分26は互いに強く押し付けられることにより互いに強く接着する。この場合の両者の接着力は、粘着テープ16と裏面側離型紙14との接着力よりも強い。一対の第2カス上げローラ120のニップ部を通過したPET薄膜222は、図6(I)に示すように、粘着テープ16の除去部分26と共にPET薄膜巻上ローラ124に巻き上げられる。この結果、図6(H)に示す積層体から、図6(J)に示すように、粘着テープ16の除去部分26がPET薄膜222と共に除去されることとなる。なお、上記した積層体(中間製品)が第2カス上げローラ120を通過する際には、隣り合う2つの製品10の間に位置する部分(裏面側離型紙14、粘着テープ16及び表面側離型紙18のうち円形状の枠12(図7(a)参照)の外側の部分(但し、図7(a)等に示す14aを除く))は、キャリアテープ202の全面にわたってつながっているので、第2カス上げローラ120の円弧状外周面によってPET薄膜222と共にPET薄膜巻上ローラ124に巻き上げられる。従って、第2カス上げローラ120のニップ部を通過した後には、製品10(図7(a)と図8(a)に示す)がキャリアテープ202に微粘着されて載っている状態となる。
第2カス上げローラ120を通過した積層体からは、図6(K)に示すように、除去部分26が除去されており、多数の製品10(図7等参照)がキャリアテープ202に弱く接着して載置された状態である。この状態の積層体は製品落し治具126を通過することにより、製品10だけが受け箱128に順次に落下して収容される。キャリアテープ202はキャリアテープ巻上ローラ130に巻き上げられる。
上記のように、粘着テープ製造装置100では、第1カス上げローラ114と第2カス上げローラ120によって順次に表面側離型紙18の一部分28、粘着テープ16の除去部分26を除去するので、不要な部分を容易に且つ効率良く除去できる。
10 製品
14 裏面側離型紙
16 粘着テープ
18 表面側離型紙
100 粘着テープ製造装置
112 切断ローラ
114 第1カス上げローラ
114a 凸部
120 第2カス上げローラ
216 セロハンテープ
222 PET薄膜
14 裏面側離型紙
16 粘着テープ
18 表面側離型紙
100 粘着テープ製造装置
112 切断ローラ
114 第1カス上げローラ
114a 凸部
120 第2カス上げローラ
216 セロハンテープ
222 PET薄膜
Claims (6)
- 除去される除去部分と除去されずに製品となる非除去部分とのいずれかに予め決められていると共にその表面と裏面にそれぞれ表面側離型紙と裏面側離型紙が貼り付けられた粘着テープの前記除去部分と前記非除去部分との境界線を、前記表面側離型紙の側から該表面側離型紙と共に切断し、
前記表面側離型紙のうち前記除去部分の表面に貼り付けられた部分に、前記表面側離型紙と前記粘着テープとの接着力よりも強い接着力で前記表面側離型紙に接着する第1カス上げ用薄膜を押し当てて、前記表面側離型紙のうち前記除去部分の表面に貼り付けられた部分を前記第1カス上げ用薄膜と共に除去し、前記粘着テープの前記除去部分を露出させ、続いて、
この露出した前記除去部分に、前記裏面側離型紙と前記粘着テープとの接着力よりも強い接着力で前記粘着テープに接着する第2カス上げ用薄膜を押し当てて、前記除去部分を前記第2カス上げ用薄膜と共に除去することを特徴とする粘着テープ製造方法。 - 前記境界線を切断する切断刃がその外周面に形成された切断ローラを用いて、前記表面側離型紙の側から前記境界線を該表面側離型紙と共に切断することを特徴とする請求項1に記載の粘着テープ製造方法。
- 前記除去部分の表面形状と同じ形状又は該表面形状よりも小さい形状の凸部がその外周面に形成された第1カス上げ用ローラを用いて、前記表面側離型紙のうち前記除去部分の表面に貼り付けられた部分に前記第1カス上げ用薄膜を介して前記凸部を押し当て、この部分を前記第1カス上げ用薄膜に接着させてこれらを除去することを特徴とする請求項1又は2に記載の粘着テープ製造方法。
- 前記除去部分の表面形状と同じ形状又は該表面形状よりも小さい形状の凸部がその外周面に形成された第2カス上げ用ローラを用いて、前記露出した前記除去部分に前記第2カス上げ用薄膜を介して前記凸部を押し当て、前記除去部分を前記第2カス上げ用薄膜に接着させてこれらを除去することを特徴とする請求項1、2、又は3に記載の粘着テープ製造方法。
- 除去される除去部分と除去されずに製品となる非除去部分とのいずれかに予め決められていると共にその表面と裏面にそれぞれ表面側離型紙と裏面側離型紙が貼り付けられた粘着テープの前記除去部分と前記非除去部分の境界線を、前記表面側離型紙の側から該表面側離型紙と共に切断する切断器と、
前記除去部分の表面形状と同じ形状又は該表面形状よりも小さい形状の凸部がその外周面に形成された、前記切断器よりも前記粘着テープの搬送方向下流側に配置された第1カス上げ用ローラと、
前記除去部分の表面形状と同じ形状又は該表面形状よりも小さい形状の凸部がその外周面に形成された、前記第1カス上げ用ローラよりも前記搬送方向下流側に配置された第2カス上げ用ローラとを備えたことを特徴とする粘着テープ製造装置。 - 前記切断器は、前記境界線を切断する切断刃がその外周面に形成された切断ローラであることを特徴とする請求項5に記載の粘着テープ製造装置。
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---|---|---|---|
JP2008152526A JP2009297808A (ja) | 2008-06-11 | 2008-06-11 | 粘着テープ製造方法及び粘着テープ製造装置 |
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JP2009297808A true JP2009297808A (ja) | 2009-12-24 |
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Family Applications (1)
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JP2008152526A Pending JP2009297808A (ja) | 2008-06-11 | 2008-06-11 | 粘着テープ製造方法及び粘着テープ製造装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103448087A (zh) * | 2013-09-04 | 2013-12-18 | 东莞市飞新达精密机械科技有限公司 | 片材产品模切加工除废边方法及系统 |
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US11033723B2 (en) | 2013-07-03 | 2021-06-15 | Lts Lohmann Therapie-Systeme Ag | Transdermal therapeutic system comprising an electronic component |
CN113126189A (zh) * | 2019-12-31 | 2021-07-16 | 苏州乐贸星光电有限公司 | 具有孔结构的光学片的制造方法及其制造装置 |
US11389410B2 (en) | 2012-11-22 | 2022-07-19 | Lts Lohmann Therapie-Systeme Ag | Multi-day patch for the transdermal administration of rotigotine |
US11426359B2 (en) | 2014-05-20 | 2022-08-30 | Lts Lohmann Therapie-Systeme Ag | Method for adjusting the release of active agent in a transdermal delivery system |
-
2008
- 2008-06-11 JP JP2008152526A patent/JP2009297808A/ja active Pending
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