JP2014193429A - フィルタ濾材の製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】濾材原反に接着剤が塗布された際に、接着剤の糸引きが生じるのを防止し、濾材原反の意図しない位置に接着剤が付着して、フィルタ濾材に不良が生じるのを抑制することができるフィルタ濾材の製造装置を提供することを課題とする。
【解決手段】 シート状の濾材原反の少なくとも一方の面に一方向に沿って間欠的に線状に接着剤が塗布される接着剤塗布部と、該接着剤塗布部で接着剤が塗布された濾材原反が襞状に屈曲されてフィルタ濾材が形成される濾材形成部とを備え、
前記接着剤塗布部は、濾材原反の少なくとも一方の面に接着剤を射出する射出ノズルを備え、該射出ノズルの先端部は、濾材原反と接触した状態で接着剤を射出するように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、被濾過気体に含まれる粒子を捕集するフィルタ濾材の製造装置に関し、特に、シート状に形成された濾材原反がプリーツ加工されてなるフィルタ濾材を製造するものに関する。
従来から、半導体や液晶を製造する工場のクリーンルーム等では、被濾過気体に含まれる粒子を捕集可能に構成されたフィルタ濾材が使用されている。斯かるフィルタ濾材は、シート状に形成された濾材原反が複数箇所で屈曲されて襞状に形成されてなるものが使用されている。このようなフィルタ濾材は、濾材原反が屈曲されて形成される屈曲部と、濾材原反における屈曲部以外の領域が対向するように配置されて形成される複数の平板部と、隣り合う平板部同士の間隔を保持する複数の間隔保持部とを備えている。
斯かるフィルタ濾材の製造装置としては、シート状の濾材原反が複数箇所で屈曲されて襞状に形成される(プリーツ加工される)プリーツ加工部と、該プリーツ加工部でプリーツ加工された濾材原反に接着剤が塗布される接着剤塗布部と、該接着剤塗布部で接着剤が塗布された濾材原反が再び襞状に形成されてフィルタ濾材が形成される濾材形成部とを備えるものが用いられている(特許文献1および2参照)。
上記のようなプリーツ加工部では、シート状の濾材原反がプリーツ加工されることで、濾材原反の屈曲部となる領域に折り癖が付けられる。そして、接着剤塗布部では、プリーツ加工部で襞状に形成された濾材原反がシート状に引き伸ばされた状態で、両面に接着剤が塗布される。具体的には、接着剤塗布部は、濾材原反の両面に接着剤を射出する射出ノズルを備え、該射出ノズルの先端部から接着剤が濾材原反に射出されることで、接着剤が濾材原反に塗布されるように構成されている。また、接着剤塗布部では、射出ノズルに対して濾材原反が一方向に沿って相対的に搬送されるように構成されており、搬送方向に沿って線状に且つ間欠的に接着剤が塗布されるように構成されている。
そして、濾材形成部では、接着剤塗布部で接着剤が塗布された濾材原反が再び襞状に形成されて屈曲部および平板部が複数形成されると共に、隣り合う平板部の各対向面に塗布された接着剤同士が接合して間隔保持部が形成される。
特開2003−265910号公報 特開2004−321937号公報
ところで、上記のような接着剤塗布部において、濾材原反に接着剤が塗布されると、濾材原反を構成する素材の性状によっては、濾材原反の内部にまで接着剤が含浸される場合がある。このような接着剤の含浸は、フィルタ濾材の捕集効率を低下させる要因となる。このため、濾材原反への接着剤の含浸を抑制することが望まれている。斯かる接着剤の含浸を抑制する方法としては、濾材原反に射出される際の接着剤の温度を比較的低く設定する方法が提案されている。射出時の接着剤温度を比較的低く設定すると、接着剤の流動性(換言すれば、濾材原反に対する濡れ性)が低下することになるため、濾材原反への接着剤の含浸を抑制することができる。
しかしながら、上記のように、接着剤の温度を比較的低く設定すると、接着剤の粘性が増加することになる。このため、濾材原反に接着剤が間欠的に射出されると、濾材原反に塗布された接着剤と射出ノズルの先端部との間に、接着剤の糸引きが生じる場合がある。このような糸引きが生じると、濾材原反の意図しない位置に接着剤が付着し、得られるフィルタ濾材が不良品となる虞がある。
そこで、本発明は、濾材原反に接着剤が塗布された際に、接着剤の糸引きが生じるのを防止し、濾材原反の意図しない位置に接着剤が付着して、フィルタ濾材に不良が生じるのを抑制することができるフィルタ濾材の製造装置を提供することを課題とする。
本発明に係るフィルタ濾材の製造装置は、シート状の濾材原反の少なくとも一方の面に一方向に沿って間欠的に線状に接着剤が塗布される接着剤塗布部と、該接着剤塗布部で接着剤が塗布された濾材原反が襞状に屈曲されてフィルタ濾材が形成される濾材形成部とを備え、前記接着剤塗布部は、濾材原反の少なくとも一方の面に接着剤を射出する射出ノズルを備え、該射出ノズルの先端部は、濾材原反と接触した状態で接着剤を射出するように構成されており、前記濾材形成部は、接着剤塗布部で接着剤が塗布された濾材原反が襞状に屈曲されて複数の屈曲部が形成されると共に、該屈曲部以外の領域が対向するように配置されて複数の平板部が形成され、隣り合う平板部の各対向面に塗布された前記接着剤同士が接着されることで隣り合う平板部同士の間隔を保持する間隔保持部が形成されるように構成される。
斯かる構成によれば、射出ノズルの先端部が濾材原反から離間した位置に配置されている場合よりも、濾材原反に射出された接着剤と射出ノズルの先端部との間の間隔が短くなる。このため、射出ノズルの先端部と濾材原反に射出された接着剤との間に生じる接着剤の糸引きが防止される。
具体的には、射出ノズルの先端部が濾材原反から離間した位置に配置されていると、接着剤の射出を停止した際に、射出ノズルの先端部と濾材原反に射出された接着剤との間に間隔が形成される。このため、射出ノズルの先端部と濾材原反に射出された接着剤との間に接着剤の糸引きが生じることになる。
しかしながら、射出ノズルの先端部が濾材原反と接触した状態になることで、射出ノズルの先端部と濾材原反に射出された接着剤との間に、上記のような糸引きを生じさせる空間が形成されない。このため、射出ノズルの先端部と濾材原反に射出された接着剤との間に、接着剤の糸引きが生じるのを防止することができる。これにより、接着剤の糸引きによって濾材原反の意図しない位置に接着剤が付着してフィルタ濾材が不良品となるのを防止することができる。
前記接着剤塗布部は、前記射出ノズルの先端部に対して前記濾材原反が一方向に沿って相対的に搬送されるように構成されており、射出ノズルは、濾材原反の搬送方向下流側に向かって接着剤を射出すると共に、接着剤の射出方向と濾材原反との成す角度が90°未満となるように構成されることが好ましい。
斯かる構成によれば、濾材原反に対して90°の角度で、接着剤が濾材原反に射出される場合よりも、接着剤の射出によって濾材原反に加わる圧力(以下、塗布圧とも記す)が低減される。これにより、濾材原反への接着剤の含浸が抑制されるため、接着剤の含浸によってフィルタ濾材の捕集効率が低下してしまうのを抑制することができる。
前記接着剤塗布部は、前記射出ノズルを一対備え、一方の射出ノズルの先端部が濾材原反の一方の面と接触すると共に、他方の射出ノズルの先端部が濾材原反の他方の面と接触するように構成されており、一方の射出ノズルと濾材原反との接触位置が他方の射出ノズルと濾材原反との接触位置と重なり合わないように構成されることが好ましい。
斯かる構成によれば、射出ノズルと濾材原反とが接触することによって圧力(以下、接触圧とも記す)が濾材原反に加わることになるが、濾材原反の厚みにムラがある場合であっても、斯かる接触圧が必要以上に上昇し、濾材原反が損傷するのを防止することができる。
具体的には、濾材原反の一方の面における一方の射出ノズルの先端部との接触位置(以下、一方面側接触位置とも記す)と、濾材原反の他方の面における他方の射出ノズルの先端部との接触位置(以下、他方面側接触位置とも記す)とが重なり合っている場合、一対の射出ノズルの先端部の間に濾材原反が挟み込まれた状態となる。このため、一対の射出ノズルの先端部の間に、濾材原反における厚みの薄い領域が挟み込まれる場合よりも、厚みの厚い領域が挟み込まれる場合の方が濾材原反に加わる接触圧が高くなり、濾材原反が損傷する虞がある。
しかしながら、一方面側接触位置と他方面側接触位置とが重なり合わないことで、一対の射出ノズルの先端部に濾材原反が挟み込まれることがない。このため、濾材原反に厚みにムラがある場合であっても、接触圧を逃がすことができ、接触圧が必要以上に高くなるのが防止される。これにより、濾材原反が接触圧の上昇によって破損するのを防止することができる。
前記射出ノズルと前記濾材原反との接触圧が50gF/cm2以下となるように構成されることが好ましい。
以上のように、本発明によれば、濾材原反に接着剤が塗布された際に、接着剤の糸引きが生じるのを防止し、濾材原反の意図しない位置に接着剤が付着して、フィルタ濾材に不良が生じるのを抑制することができる。
本実施形態に係るフィルタ濾材の製造装置を示した概略図。 同実施形態のフィルタ濾材の製造装置で、濾材原反に接着剤が塗布された状態を示す斜視図およびその一部拡大図。 同実施形態のフィルタ濾材の製造装置を用いて製造されるフィルタ濾材の斜視図。 同実施形態のフィルタ濾材の製造装置を用いて製造されるフィルタ濾材の断面図。
以下、本発明の実施形態について図1〜4を参照しながら説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照符号を付しその説明は繰り返さない。
本実施形態に係るフィルタ濾材の製造装置(以下、単に製造装置と記す)1は、図1に示すように、シート状に形成された濾材原反Aが一方向に沿って搬送されつつ、襞状に形成される(プリーツ加工される)ことで、フィルタ濾材F1が形成可能に構成される。濾材原反Aとしては、一方向が長手となるようにシート状に形成されたものが用いられる。本実施形態では、濾材原反Aとしては、一方向が長手となるように長尺状に形成されて巻き回された状態から巻き解かれることでシート状になるように構成されたものが用いられる。
ここで、濾材原反Aについて説明する。濾材原反Aは、被濾過気体中の粒子を捕集可能に構成される。具体的には、濾材原反Aは、被濾過気体に含まれる粒子を捕集する多孔質層A1と、通気性を有する基材層A2とを備える。本実施形態では、濾材原反Aは、複数(具体的には、2つ)の基材層A2を備え、2つの基材層A2の間に多孔質層A1が積層されて構成される。
前記多孔質層A1は、前記粒子を捕集可能な多孔質のシート材(以下、多孔質シートとも記す)を用いて形成される。該多孔質シートとしては、特に限定されるものではなく、フィルタ濾材F1の用途に応じて適宜選択することができる。例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)をシート状に形成したPTFEシートや、メルトブロー不織布、エレクトレットフィルタ、又は、ガラス繊維等を用いることができる。本実施形態では、多孔質シートとして、PTFEシートが使用される。該PTFEシートは、透過流速5.3cm/secでの圧力損失が50mmH2O以下であることが好ましい。また、PTFEシートは、透過流速5.3cm/sec、測定粒子径0.1μm以上0.2μm以下での捕集効率が好ましくは80%以上、より好ましくは99.9%以上であり、PF値が22以上であることが好ましい。なお、捕集効率は、EN1822−3(2009)に規定される方法に準拠して測定される。具体的には、PTFEシートを円環状のホルダー(有効面積:100cm2)にセットし、捕集効率の測定を行う。測定条件としては、ポリアルファオレフィン(PAO)の粒子(粒径:0.1μm以上0.2μm以下、個数:108個/L以上)を含む被濾過気体(透過流速:5.3cm/sec)をPTFEシートに透過させ、PTFEシートを透過したPAO粒子の濃度をパーティクルカウンターで測定した。そして、以下の(1)式により捕集効率を算出した。

捕集効率(%)={1−(試験フィルタを透過した粒子濃度/被濾過気体の粒子濃度)}×100・・・(1)
前記基材層A2は、通気性を有するシート材(以下、通気性シートとも記す)を用いて形成される。通気性シートとしては、特に限定されるものではなく、例えば、不織布、織布、メッシュ、高分子繊維等を用いることができる。特に、多孔質層A1(多孔質層シート)と基材層A2(通気性シート)とを熱溶着(熱ラミネート)させる場合には、熱可塑性を有する素材からなる通気性シートを用いることが好ましい。
通気性シートの材質としては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン、ナイロン、ポリエステル、アラミド(具体的には、芳香族系ポリアミド等)、又は、これらを複合したもの(例えば、芯/鞘構造の繊維から成る不織布や、低融点材料と高融点材料の二層不織布等)が挙げられる。加えて、通気性シートの材質としては、例えば、PFA(テトラフルオロエチレン/パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)、FEP(テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体)、PTFEの多孔質膜等のフッ素系多孔膜が挙げられる。
特に、芯鞘構造の複合繊維であって、芯成分が鞘成分より相対的に融点が高い合成繊維からなる不織布や、低融点材料と高融点材料との二層からなる不織布等を用いて形成された通気性シートを用いることが好ましい。このような通気性シートを用いることで、多孔質層シート(多孔質層A1)と通気性シート(基材層A2)とを熱ラミネートした際に、基材層A2に収縮が生じるのを抑制することが可能となる。また、斯かる通気性シートを用いることで、プリーツ加工する際の加工性が良好なものとなり、濾材原反Aを屈曲させる箇所(折り込みピッチ)を増やすことが可能となる。
上記のような構成の濾材原反Aを形成する方法としては、特に限定されるものではなく、例えば、多孔質層A1を形成する多孔質シートと、基材層A2を形成する通気性シートとの間にホットメルトや感圧型の接着剤を配置し、多孔質シートと通気性シートとを圧着する方法を採用することができる。又は、通気性シートを加熱して軟化させて多孔質シートと圧着(熱ラミネート)する方法を採用することができる。
本実施形態に係る製造装置1は、濾材原反Aがプリーツ加工されるプリーツ加工部2と、濾材原反Aに接着剤が塗布される接着剤塗布部3と、接着剤が塗布された濾材原反Aからフィルタ濾材F1が形成される濾材形成部4とを備える。
プリーツ加工部2は、濾材原反Aが一方向(長手方向)に沿って搬送されるように構成される。また、プリーツ加工部2は、板状に形成された一対のブレード2a,2aを備える。また、プリーツ加工部2は、一対のブレード2a,2aの間に濾材原反Aが搬送されるように構成される。該一対のブレード2a,2aは、濾材原反Aの一方向(長手方向)に直行する他方向(幅方向)に沿って配置される。なお、プリーツ加工部2に搬送される際の濾材原反Aは、所定の幅に裁断されることが好ましい。
そして、一対のブレード2a,2aのそれぞれが軌道2Lに沿って稼動することで、濾材原反Aがプリーツ加工される。具体的には、一方のブレード2aによって濾材原反Aが一方の面側から他方の面側に向かって幅方向に沿って屈曲されると共に、一方のブレード2aによって屈曲された領域から濾材原反Aの長手方向に離間した位置で、他方のブレード2aによって濾材原反Aが他方の面側から一方の面側に向かって幅方向に沿って屈曲される。つまり、プリーツ加工部2は、一対のブレード2a,2aによって、濾材原反Aが長手方向に向かって間隔を空けて交互に折り込まれる(プリーツ加工される)ように構成される(レシプロ方式)。これにより、濾材原反Aに折り癖が付くことになり、プリーツ加工後に引き伸ばされても、容易に襞状に形成される。なお、折り癖が効果的に付くように、プリーツ加工部2は、濾材原反を加温する(具体的には、80℃程度に加温する)加温機構を備えてもよい。
接着剤塗布部3は、濾材原反Aにおけるプリーツ加工された領域(以下、プリーツ領域とも記す)がプリーツ加工前の状態(シート状)に引き伸ばされるように構成されている。具体的には、接着剤塗布部3は、複数のニップローラーを備え、該ニップローラーによって濾材原反Aのプリーツ領域に一方向(長手方向)に沿って張力が加えられる。これにより、濾材原反Aのプリーツ領域がシート状に引き伸ばされる。このように、濾材原反Aのプリーツ領域がシート状に引き伸ばされると、後述する射出ノズル3aの先端部と濾材原反Aとの接触状態を効果的に維持することが可能となる。なお、濾材原反Aにおける引き伸ばされた領域において、濾材原反Aが所定の幅に裁断されてもよい。裁断された部分には、張力が加わらないようにすることが好ましい。
また、接着剤塗布部3は、濾材原反Aのプリーツ領域がシート状に引き伸ばされた状態で、濾材原反Aに接着剤が塗布されるように構成される。また、接着剤塗布部3は、濾材原反Aの一方向(長手方向)に沿って濾材原反Aが相対的に搬送されるように構成される。そして、接着剤塗布部3は、濾材原反Aの長手方向(搬送方向)に沿って間欠的に接着剤が塗布されるように構成される。また、接着剤塗布部3は、濾材原反Aの搬送方向が上下方向となる位置(以下、上下搬送位置とも記す)3bで濾材原反Aに接着剤が塗布されるように構成される。
また、接着剤塗布部3は、濾材原反Aに接着剤を射出する射出ノズル3aを備える。該射出ノズル3aは、接着剤塗布部3における上下搬送位置3bに配置される。また、射出ノズル3aは、濾材原反Aの一方の面側と他方の面側とに配置される。更に、射出ノズル3aは、濾材原反Aの幅方向に沿って間隔を空けて複数配置される。これにより、濾材原反Aの幅方向に間隔を空けて複数箇所に、接着剤が塗布される。また、接着剤塗布部3は、濾材原反Aが射出ノズル3aに対して一方向(長手方向)に沿って相対的に搬送されるように構成される。これにより、射出ノズル3aの先端部から接着剤が射出される(具体的には、断続的に射出される)ことで、濾材原反Aの一方向(長手方向)に沿って、濾材原反Aの両面に線状に(具体的には、線状に且つ間欠的に)接着剤が塗布される。
また、射出ノズル3aは、接着剤を射出する先端部が濾材原反Aに接触するように配置される。具体的には、射出ノズル3aは、上下搬送位置3bで濾材原反Aに先端部が接触するように配置される。また、濾材原反Aの一方の面側に配置された射出ノズル(以下、一方面側ノズルとも記す)3aおよび他方の面側に配置された射出ノズル(以下、他方面側ノズルとも記す)3aは、各先端部が濾材原反Aの両面と接触するように配置される。射出ノズル3aと濾材原反Aとの接触圧としては、特に限定されるものではなく、例えば、50gF/cm2以下となることが好ましく、40gF/cm2以下となることがより好ましい。
また、射出ノズル3aは、濾材原反Aの搬送方向下流側に向かって接着剤を射出するように構成される。具体的には、射出ノズル3aは、射出ノズル3aからの接着剤の射出方向と濾材原反Aとの間の角度θが90°未満(好ましくは、50°以上85°以下、より好ましくは、50°以上60°以下)となるように構成される。
また、接着剤塗布部3は、一方面側ノズル3aの先端部と濾材原反Aとの接触位置が他方面側ノズル3aと濾材原反Aとの接触位置と重なり合わないように構成される。具体的には、接着剤塗布部3は、一方面側ノズル3aと他方面側ノズル3aとの高さ位置が異なるように構成される。言い換えれば、接着剤塗布部3は、一方面側ノズル3a(他方面側ノズル3a)よりも他方面側ノズル3a(一方面側ノズル3a)の方が高さ位置が低くなるように構成される。
接着剤塗布部3で濾材原反Aに塗布される接着剤としては、特に限定されるものではなく、例えば、ホットメルト(具体的には、熱可塑性の樹脂)を用いることができる。ホットメルトを濾材原反Aに塗布する際の温度としては、ホットメルトの成分によって異なるが、例えば、100℃以上250℃以下であることが好ましく、140℃以上230℃以下であることがより好ましい。
上記のような構成の接着剤塗布部3で濾材原反Aに塗布された接着剤は、図2に示すように、ビード部Bを構成する。該ビード部Bは、濾材原反Aの両面に形成される。また、ビード部Bは、濾材原反Aの一方向(長手方向)に沿って線状に且つ間欠的に形成される。
濾材原反Aの一方の面側に形成されるビード部(以下、一方面側ビード部とも記す)Bおよび濾材原反Aの他方の面側に形成されるビード部(以下、他方面側ビード部とも記す)Bは、濾材原反Aの複数箇所に形成される。具体的には、一方面側ビード部Bおよび他方面側ビード部Bは、濾材原反Aの一方向(長手方向)に沿って間隔を空けて複数形成される。また、一方面側ビード部Bと他方面側ビード部Bとは、濾材原反Aの一方向(長手方向)に沿って交互に(具体的には、濾材原反Aを介して端部同士が重なるように)形成される。また、一方面側ビード部Bおよび他方面側ビード部Bは、濾材原反Aの幅方向に沿って間隔を空けて複数(本実施形態では、3つ)形成される。
一方面側ビード部Bおよび他方面側ビード部Bは、濾材原反Aがプリーツ加工された際に屈曲された領域(以下、屈曲領域とも記す)A3と交差(略直交)するように形成される。具体的には、隣り合う屈曲領域A3,A3のうち、一方の屈曲領域A3と一方面側ビード部Bとが交差すると共に、他方の屈曲領域A3と他方面側ビード部Bとが交差するように構成される。また、一方面側ビード部Bおよび他方面側ビード部Bは、各屈曲領域A3・・・における山側になる面上に形成される。
また、一方面側ビード部Bおよび他方面側ビード部Bは、濾材原反Aにおける隣り合う屈曲領域A3の間の領域(以下、非屈曲領域とも記す)A4の両面に形成される。具体的には、一方面側ビード部Bおよび他方面側ビード部Bは、各屈曲領域A3との交差位置から各非屈曲領域A4の略中央部に亘って形成される。
濾材形成部4は、接着剤塗布部3で接着剤が塗布された(ビード部Bが形成された)濾材原反Aが各屈曲領域A3で再度屈曲されて襞状に形成される。各屈曲領域A3には、プリーツ加工部2で濾材原反Aがプリーツ加工された際の折り癖が付いているため、容易に再度屈曲され、濾材原反Aが襞状に形成される。これにより、各非屈曲領域A4が対向するように配置される。そして、隣り合う非屈曲領域A4,A4に形成された一方面側ビード部B,B同士が接合すると共に、他方面側ビード部B同士が接合する。これにより、図3に示すようなフィルタ濾材F1が形成される。該フィルタ濾材F1は、濾材原反Aが屈曲されて形成される屈曲部F1aを複数備えると共に、濾材原反Aにおける屈曲部F1a以外の領域(非屈曲領域A4)から形成される平板部F1bを複数備える。また、フィルタ濾材F1は、隣り合う平板部F1b,F1b同士の間隔を保持する間隔保持部F1cを複数備える。該間隔保持部F1cは、一方面側ビード部B(各他方面側ビード部B)同士が接合することで形成される。
なお、ビード部Bを構成する接着剤にホットメルトを使用する場合には、ホットメルト同士が接合可能な程度に軟化している時(オープンタイム内)に、濾材原反Aが再度襞状に形成される。
なお、以下の説明では、フィルタ濾材F1における濾材原反Aの一方向(長手方向)に相当する方向をフィルタ濾材F1の長さL1とする。また、濾材原反Aの一方の面側が山側となるように形成される屈曲部F1aと、濾材原反Aの他方の面側が山側となるように形成される屈曲部F1aとの間の間隔をフィルタ濾材F1の高さL2とする。
上記のように形成されるフィルタ濾材F1は、図4に示すように、濾材原反Aの一方の面側および他方の面側のそれぞれに間隔保持部F1cを備える。また、各間隔保持部F1cは、フィルタ濾材F1の高さL2方向に沿って直線状に形成される。また、フィルタ濾材F1の一方の面側の各間隔保持部F1cおよび他方の面側の各間隔保持部F1cは、フィルタ濾材F1の長さL1方向に沿って(具体的には、直線上に)交互に配列される。
上記のようなフィルタ濾材F1は、フィルタ濾材F1を収容可能に構成された枠体に収容されてフィルタユニットとして使用される。該枠体は、フィルタ濾材F1を収容する内部空間と、該内部空間に連通する一対の開口部とを備える。これにより、枠体は、一方の開口部側から他方の開口部側に向かって被濾過気体が通過するように構成される。
枠体の形状としては、フィルタ濾材F1を収容可能な形状であれば、特に限定されものではなく、例えば、直方体状や円形状等が挙げられる。また、枠体の材質としては、特に限定されるものではなく、アルミニウム製のものを用いることができる。
フィルタ濾材F1と枠体との間には、コーキング剤が充填される。該コーキング剤としては、例えば、二液エポキシコーキング剤(具体的には、ヘンケル社製 マクロプラスト8104MC−18と、マクロプラストUK5400を3:1の比率で混合したもの)を使用することができる。
斯かるフィルタユニットは、クリーンルーム等のHEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルタ、及びULPA(Ultra Low Penetration Air)フィルタとして好適に使用される。
上記のように構成されるフィルタユニットは、フィルタ濾材F1の長さL1方向が被濾過気体の流通方向に対して交差(具体的には、略直交)するように配置される。つまり、フィルタユニットは、フィルタ濾材F1の高さL2方向から被濾過気体がフィルタ濾材F1に接触するように配置される。これにより、枠体の一方の開口部からフィルタユニットの内部に流入した被濾過気体が内部空間でフィルタ濾材F1を透過して枠体の他方の開口部から排出される。
以上のように、本発明に係るフィルタ濾材の製造装置によれば、濾材原反に接着剤が塗布された際に、接着剤の糸引きが生じるのを防止し、濾材原反の意図しない位置に接着剤が付着して、フィルタ濾材に不良が生じるのを抑制することができる。
即ち、製造装置1は、射出ノズル3aの先端部が濾材原反Aから離間した位置に配置されている場合よりも、濾材原反Aに射出された接着剤と射出ノズル3aの先端部との間の間隔が短くなる。このため、射出ノズル3aの先端部と濾材原反Aに射出された接着剤との間に生じる接着剤の糸引きが防止される。
具体的には、射出ノズル3aの先端部が濾材原反Aから離間した位置に配置されていると、接着剤の射出を停止した際に、射出ノズル3aの先端部と濾材原反Aに射出された接着剤との間に間隔が形成される。このため、射出ノズル3aの先端部と濾材原反Aに射出された接着剤との間に接着剤の糸引きが生じることになる。
しかしながら、射出ノズル3aの先端部が濾材原反Aと接触した状態になることで、射出ノズル3aの先端部と濾材原反Aに射出された接着剤との間に、上記のような糸引きを生じさせる空間が形成されない。このため、射出ノズル3aの先端部と濾材原反Aに射出された接着剤との間に、接着剤の糸引きが生じるのを防止することができる。これにより、接着剤の糸引きによって濾材原反Aの意図しない位置に接着剤が付着してフィルタ濾材F1が不良品となるのを防止することができる。
また、接着剤の射出方向と濾材原反Aとの成す角度θが上記のように構成されることで、濾材原反Aに対して90°の角度で、接着剤が濾材原反Aに射出される場合よりも、接着剤の射出によって濾材原反Aに加わる圧力(以下、塗布圧とも記す)が低減される。これにより、濾材原反Aへの接着剤の含浸が抑制されるため、接着剤の含浸によってフィルタ濾材F1の捕集効率が低下してしまうのを抑制することができる。
また、射出ノズル3aと濾材原反Aとが接触することによって濾材原反Aに圧力(以下、接触圧とも記す)が加わることになるが、濾材原反Aの厚みにムラがある場合であっても、斯かる接触圧が必要以上に上昇し、濾材原反Aが損傷するのを防止することができる。
具体的には、濾材原反Aの一方の面における一方の射出ノズル3aの先端部との接触位置(以下、一方面側接触位置とも記す)と、濾材原反Aの他方の面における他方の射出ノズル3aの先端部との接触位置(以下、他方面側接触位置とも記す)とが重なり合っている場合、一対の射出ノズル3aの先端部の間に濾材原反Aが挟み込まれた状態となる。このため、一対の射出ノズル3aの先端部の間に、濾材原反Aにおける厚みの薄い領域が挟み込まれる場合よりも、厚みの厚い領域が挟み込まれる場合の方が濾材原反Aに加わる接触圧が高くなり、濾材原反Aが損傷する虞がある。
しかしながら、一方面側接触位置と他方面側接触位置とが重なり合わないことで、一対の射出ノズル3aの先端部に濾材原反Aが挟み込まれることがない。このため、濾材原反Aに厚みにムラがある場合であっても、接触圧を逃がすことができ、接触圧が必要以上に高くなるのが防止される。これにより、濾材原反Aが接触圧の上昇によって破損するのを防止することができる。
なお、本発明に係るフィルタ濾材の製造装置は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。また、上記した複数の実施形態の構成や方法等を任意に採用して組み合わせてもよく(1つの実施形態に係る構成や方法等を他の実施形態に係る構成や方法等に適用してもよく)、さらに、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
例えば、上記実施形態では、射出ノズル3aに対して濾材原反Aが長手方向に沿って搬送されるように構成されているが、これに限定されるものではなく、射出ノズル3aが濾材原反Aに対して濾材原反Aの長手方向に沿って移動するように構成されてもよい。
また、上記実施形態では、濾材原反Aを挟むように射出ノズル3aが配置されているが、これに限定されるものではなく、例えば、濾材原反Aの一方の面側のみに射出ノズル3aが配置されてもよい。
また、上記実施形態では、上下搬送位置3bに射出ノズル3aが配置されているが、これに限定されるものではなく、例えば、濾材原反Aが水平方向に搬送される位置に射出ノズル3aが配置されてもよい。
また、上記実施形態では、一つの上下搬送位置3bに射出ノズル3aが一対配置されているが、これに限定されるものではなく、例えば、接着剤塗布部3が上下搬送位置3bを複数備える場合、各上下搬送位置3bに一つの射出ノズル3aが配置されてもよい。換言すれば、接着剤塗布部3は、一方面側ノズル3aのみが配置される上下搬送位置3bと、他方面側ノズル3aのみが配置される上下搬送位置3bとを備えるように構成されてもよい。
また、上記実施形態では、一方面側ビード部Bと他方面側ビード部Bとが濾材原反Aを介して端部同士が重なり合うように形成されているが、これに限定されるものではなく、斯かる端部同士が重なり合わないように形成されてもよい。
また、上記実施形態では、単一の多孔質層A1と一対の基材層A2とからなる濾材原反Aを用いてフィルタ濾材F1が構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、単一の多孔質層A1と単一の基材層A2とから形成された濾材原反を用いてもよい。又は、多孔質層A1のみから形成された濾材原反を用いてもよい。
また、上記実施形態では、プリーツ加工部2でレシプロ方式が採用されているが、これに限定されるものではなく、外周に複数のブレードを配置した一対のドラム間に濾材原反Aを搬送することで濾材原反Aがプリーツ加工されるように構成されてもよい(ロータリー方式)。
また、上記実施形態では、複数のニップローラーによって濾材原反Aに張力が加えられているが、これに限定されるものではなく、例えば、濾材原反Aの幅方向に沿って濾材原反Aに荷重を加えることで、濾材原反Aに張力を加えてもよい。具体的には、濾材原反Aの幅方向に沿って濾材原反Aに板バネを接触させることで、濾材原反Aと板バネとの間に生じる摩擦によって濾材原反Aに張力を加えるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、長尺状に形成された濾材原反Aが用いられているが、これに限定されるものではなく、例えば、一方向が長手となるように枚葉体状に形成された濾材原反が用いられてもよい。
また、プリーツ加工部2では、濾材原反Aが効果的に引き伸ばされるように、ニップロールに高低差をつけることが好ましい。また、プリーツ加工後の濾材原反Aは、製造装置と摩擦や隣り合う非屈曲領域A4同士が離間する際に帯電することがある。このため、プリーツ加工を行う雰囲気を加湿したり、除電機を設置したり、製造装置1を構成する部材からアースを取ったりすることが好ましい。そして、製造装置1の全工程において、濾材原反Aの帯電量は、0.3kv以下であることが好ましい。
また、接着剤塗布部3では、ビード部Bが形成された濾材原反Aがニップローラーを介して濾材形成部4に搬送される。このため、ニップローラーにビード部Bが接触しないように、溝を備えるニップローラーを介して、ビード部Bが形成された濾材原反Aが濾材形成部4に搬送されることが好ましい。
濾材形成部4で形成されたフィルタ濾材F1は、ベルトコンベア等の搬送手段によって濾材形成部4から搬送される。斯かる搬送手段の搬送速度は、濾材形成部4への濾材原反Aの搬送速度よりも遅くなるように設定される。なお、搬送手段の搬送速度と濾材形成部4への搬送速度との比および接着剤の塗布量によって、濾材原反Aを屈曲させる間隔が決定されることが好ましい。
1…製造装置、2…プリーツ加工部、2a…ブレード、3…接着剤塗布部、3a…射出ノズル、3b…上下搬送位置、4…濾材形成部、A…濾材原反、A1…多孔質層、A2…基材層、A3…屈曲領域、A4…非屈曲領域、B…ビード部、F1…フィルタ濾材、F1a…屈曲部、F1b…平板部、F1c…間隔保持部

Claims (4)

  1. シート状の濾材原反の少なくとも一方の面に一方向に沿って間欠的に線状に接着剤が塗布される接着剤塗布部と、該接着剤塗布部で接着剤が塗布された濾材原反が襞状に屈曲されてフィルタ濾材が形成される濾材形成部とを備え、
    前記接着剤塗布部は、濾材原反の少なくとも一方の面に接着剤を射出する射出ノズルを備え、該射出ノズルの先端部は、濾材原反と接触した状態で接着剤を射出するように構成されており、
    前記濾材形成部は、接着剤塗布部で接着剤が塗布された濾材原反が襞状に屈曲されて複数の屈曲部が形成されると共に、該屈曲部以外の領域が対向するように配置されて複数の平板部が形成され、隣り合う平板部の各対向面に塗布された前記接着剤同士が接着されることで隣り合う平板部同士の間隔を保持する間隔保持部が形成されるように構成されるフィルタ濾材の製造装置。
  2. 前記接着剤塗布部は、前記射出ノズルの先端部に対して前記濾材原反が一方向に沿って相対的に搬送されるように構成されており、射出ノズルは、濾材原反の搬送方向下流側に向かって接着剤を射出すると共に、接着剤の射出方向と濾材原反との成す角度が90°未満となるように構成される請求項1に記載のフィルタ濾材の製造装置。
  3. 前記接着剤塗布部は、前記射出ノズルを一対備え、一方の射出ノズルの先端部が濾材原反の一方の面と接触すると共に、他方の射出ノズルの先端部が濾材原反の他方の面と接触するように構成されており、一方の射出ノズルと濾材原反との接触位置が他方の射出ノズルと濾材原反との接触位置と重なり合わないように構成される請求項1又は2に記載のフィルタ濾材の製造装置。
  4. 前記射出ノズルと前記濾材原反との接触圧が50gF/cm2以下となるように構成される請求項1乃至3の何れか一項に記載のフィルタ濾材の製造方法。
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