JP2018199227A - 積層体、エアフィルタおよび空気清浄機 - Google Patents

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Koji Motomura
耕治 本村
住田 寛人
Hiroto Sumita
寛人 住田
崇彦 村田
Takahiko Murata
崇彦 村田
啓二 藤原
Keiji Fujiwara
啓二 藤原
隆敏 光嶋
Takatoshi Mitsushima
隆敏 光嶋
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Abstract

【課題】高い集塵効率と低い圧力損失とを備える積層体を提供する。【解決手段】第1繊維を含み、第1主面と前記第1主面とは反対側の第2主面とを備える極細繊維層と、前記第1繊維の平均繊維径D1よりも大きい平均繊維径D2を有する第2繊維を含み、前記極細繊維層の第1主面に積層される基材と、を備え、前記極細繊維層の面方向における単位面積あたりの前記第1繊維の本数Nが、前記基材の面方向における単位面積あたりの前記第2繊維の本数Mよりも多く、前記極細繊維層が、前記第2主面に配置され、辺a1と、前記辺a1と直交する辺b1および辺c1と、前記辺a1に対向する辺d1と、を備える正方形により形成される第1領域を備え、前記第1領域内において、前記辺a1と前記辺d1との間をつなぐ前記第1繊維の本数Nxが、前記辺b1と前記辺c1との間をつなぐ前記第1繊維の本数Nyよりも多い、積層体。【選択図】図1

Description

本発明は、繊維を備える積層体に関し、例えば、空気清浄機の濾材として用いられるエアフィルタに関する。
空気清浄機等に用いられるエアフィルタには、基本性能として、長期間にわたる高い集塵効率(ダストの捕捉能力)および低い圧力損失(流体がエアフィルタを通過するときの抵抗力)が求められる。しかし、これらは相反する性質であり、両立させることが難しい。例えば、集塵効率を高めるには、エアフィルタに用いられるフィルタ層の密度を増やせばよい。しかし、密度を増やすと流体の流路が小さくなるため、流体に対する抵抗力が大きくなって、圧力損失が高くなる。さらに、集塵が進んでフィルタ層の空隙が小さくなるにつれ、集塵効率はさらに向上するが、圧力損失も増加する。
集塵効率を向上させるために、特許文献1は、フィルタ層に平均繊維径の異なる2種類の繊維を用い、これらを均一に交絡させることを教示している。
また、特許文献2では、フィルタ層に平均繊維径の大きい第1のナノファイバーおよびこれよりも平均繊維径の小さい第2のナノファイバーを用いて、第1のナノファイバーの密度が第2のナノファイバーの密度よりも小さくしている。
国際公開第2008/130019号パンフレット 国際公開第2013/121733号パンフレット
しかし、特許文献1の方法では、圧力損失が大きくなり易い。特許文献2の方法でも、高い集塵効率と低い圧力損失とを両立させることは困難である。
本発明の一局面は、第1繊維を含み、第1主面と前記第1主面とは反対側の第2主面とを備える極細繊維層と、前記第1繊維の平均繊維径D1よりも大きい平均繊維径D2を有する第2繊維を含み、前記極細繊維層の第1主面に積層される基材と、を備え、前記極細繊維層の面方向における単位面積あたりの前記第1繊維の本数Nが、前記基材の面方向における単位面積あたりの前記第2繊維の本数Mよりも多く、前記極細繊維層が、前記第2主面に配置され、辺a1と、前記辺a1と直交する辺b1および辺c1と、前記辺a1に対向する辺d1と、を備える正方形により形成される第1領域を備え、前記第1領域内において、前記辺a1と前記辺d1との間をつなぐ前記第1繊維の本数Nxが、前記辺b1と前記辺c1との間をつなぐ前記第1繊維の本数Nyよりも多い、積層体に関する。
本発明の他の局面は、プリーツ加工されたエアフィルタであって、上記積層体を備え、前記プリーツ加工の折り目が、前記辺b1と前記辺c1との間をつなぐ方向に沿って形成されている、エアフィルタに関する。
本発明のさらに他の局面は、気体の吸い込み部と、気体の吐き出し部と、前記吸い込み部と前記吐き出し部との間に配置される上記のエアフィルタと、を備える、空気清浄機に関する。
本発明によれば、高い集塵効率と低い圧力損失とを備える積層体を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る極細繊維層の第2主面を模式的に示す上面図である。 本発明の一実施形態に係る基材の一方の主面を模式的に示す上面図である。 本発明の一実施形態に係る積層体の電子顕微鏡写真である。 本発明の一実施形態に係るプリーツ加工されたエアフィルタを模式的に示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る空気清浄機の外観および内部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る積層体の製造システムの一例の構成を示す側面図である。
本実施形態に係る積層体は、第1繊維を含み、第1主面と第1主面とは反対側の第2主面とを備える極細繊維層と、第2繊維を含み、極細繊維層の第1主面に積層される基材と、を備える。
第2繊維の平均繊維径D2は、第1繊維の平均繊維径D1よりも大きい。また、極細繊維層の面方向における単位面積あたりの第1繊維の本数Nは、基材の面方向における単位面積あたりの第2繊維の本数Mよりも多い。つまり、極細繊維層は、細い第1繊維が高い密度で配置されることにより形成されている。さらに、第1繊維の配向度は高い。これにより、集塵効率を向上しながら、圧力損失を低減することができる。
通常、第1繊維の密度を高めると、複数の第1繊維に囲まれることによって形成される空隙が小さくなって、集塵効率が向上する。しかし、集塵効率を高めるには、空隙のある一方向における距離がダストより小さければよく、空隙全体のサイズを小さくする必要はない。そこで、本実施形態では、第1繊維の配向度を高めて、第1繊維間の距離を小さくすることにより、集塵効率を向上させる。これによれば、極細繊維層の密度を高めることなく、第1繊維間の距離を小さくすることができる。つまり、圧力損失を増大させることなく、集塵効率を向上することができる。
以下、第1繊維の配向度について説明する。まず、図1に示すように、極細繊維層の第2主面に配置される第1領域R1を想定する。図1は、極細繊維層の第2主面を模式的に示す上面図である。第1領域R1は、辺a1と、辺a1と直交する辺b1および辺c1と、辺a1に対向する辺d1と、を備える正方形により形成される。
第1繊維の配向度が高いとは、第1領域R1内において、例えば、辺a1と辺d1との間をつなぐ第1繊維1Fxの本数Nx(≧1)が、辺b1と辺c1との間をつなぐ第1繊維1Fyの本数Ny(≧0)よりも多いことをいう。この場合、第1繊維は、辺a1と辺d1との間をつなぐ方向(以下、X方向と称す。)に高い配向性を有しているといえる。すなわち、極細繊維層は、このような第1領域R1を備える。X方向は、辺b1(辺c1)に平行な方向に限られず、辺b1との成す鋭角が0〜45°となる方向である。集塵効率の点で、第1繊維の配向度は高いほど好ましく、本数Nxは、本数Nyの3倍以上であることが好ましい。
なお、辺a1と辺b1または辺c1との間をつなぐ第1繊維1Fzの本数は考慮しない。また、第1領域R1内で、全体が確認できる第1繊維をカウントする。少なくとも一部が辺a1および辺d1にかかっていれば、第1繊維1Fxとカウントする。第1繊維1Fyについても同様である。
第1領域R1は、例えば、極細繊維層を第2主面側から見たとき、3本以上の第1繊維が含まれる領域である。具体的には、第1主面の法線方向から、積層体の写真を撮影する。撮影された写真から、一辺が基材を構成する第2繊維の平均繊維径D2の3〜20倍程度の長さである正方形によって囲まれた領域を、第1領域R1とする。
(極細繊維層)
極細繊維層は、第1繊維により構成されており、ダストを捕捉する機能を備える。
第1繊維の平均繊維径D1は、集塵効率の観点から、3μm以下であることが好ましく、1μm以下であることがより好ましく、900nm以下であることが特に好ましい。また、平均繊維径D1は50nm以上であることが好ましく、100nm以上であることがより好ましい。このような極細繊維層は、例えば、電界紡糸法を用いて第1繊維を形成し、ターゲット上に堆積させることにより得られる。この場合、極細繊維層は、不織布状に形成される。
平均繊維径D1とは、第1繊維の直径の平均値である。第1繊維の直径とは、第1繊維の長さ方向に対して垂直な断面の直径である。そのような断面が円形でない場合には、最大径を直径と見なしてよい。また、極細繊維層を一方の主面の法線方向から見たときの、第1繊維の長さ方向に対して垂直な方向の幅を、第1繊維の直径と見なしてもよい。平均繊維径D1は、例えば、極細繊維層に含まれる任意の10本の第1繊維の任意の箇所の直径の平均値である。後述する平均繊維径D2およびD3についても同じである。
第1繊維の材質は特に限定されず、例えば、ポリアミド(PA)、ポリイミド(PI)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリアセタール(POM)、ポリカーボネート(PC)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリサルホン(PSF)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリアリレート(PAR)、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリ酢酸ビニル(PVAc)、ポリプロピレン(PP)、ポリエステル(例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート)、ポリウレタン(PU)等のポリマーが挙げられる。これらは、単独あるいは2種以上を組み合わせて用いてもよい。なかでも、PVDFが好ましく用いられる。PVDFは結晶性が高いため、これを含む第1繊維は直線的な形状になり易い。よって、第1繊維の配向が制御し易くなって、配向度を高めることが容易となる。また、PVDFを用いると、平均繊維径D1が小さくなり易い。
極細繊維層の単位面積当たりの平均の質量は、0.01g/m以上、1.5g/m以下であることが好ましく、0.01g/m以上、0.5g/m以下であることがより好ましく、0.03g/m以上、0.3g/m以下であることが特に好ましい。極細繊維層の上記質量がこの範囲であると、圧力損失を抑制しながら、高い集塵効率が発揮され易い。
極細繊維層の厚みT1は、圧力損失の観点から、0.5μm以上、10μm以下であることが好ましく、1μm以上、5μm以下であることがより好ましい。極細繊維層が不織布状である場合、極細繊維層の厚みT1とは、例えば、不織布の任意の10箇所の厚みの平均値である。厚みとは、不織布の2つの主面の間の距離である。不織布である極細繊維層の厚みT1は、不織布の断面を写真に取り、不織布の一方の主面上にある任意の1地点から他方の主面まで、最も距離の短くなる線を引いたとき、この線上にある繊維のうち、最も離れた位置にある2本の繊維の外側(外法)の距離として求められる。他の任意の複数地点(例えば、9地点)についても同様にして不織布の厚みを算出し、これらを平均化した数値を、不織布の厚みとする。上記厚みの算出に際しては、二値化処理された画像を用いてもよい。後述する厚みT2およびT3についても同じである。
(基材)
基材は、多孔質であって、第2繊維により構成される。基材は、積層体の形状を保持する機能を有し、例えば、積層体をプリーツ加工する場合、基材によってプリーツの形状は保持される。
第2繊維の平均繊維径D2は、第1繊維の平均繊維径D1より大きい。これにより、複数の第2繊維によって形成される空隙が、第1繊維間の距離よりも広くなって、圧力損失の増大がさらに抑制される。平均繊維径D2は平均繊維径D1より大きい限り特に限定されず、例えば、1μm以上、40μm以下であってもよく、5μm以上、20μm以下であってもよい。
平均繊維径D2が平均繊維径D1より大きい。そのため、基材の面方向における単位面積あたりの第2繊維の本数Mよりも、極細繊維層の面方向における単位面積あたりの第1繊維の本数Nは多くなる。よって、第1繊維は、複数の第2繊維によって形成される空隙を埋めるように配置され易くなる。これにより、集塵効率がさらに向上する。第1繊維の本数Nと第2繊維の本数Mとは、N>M×10の関係を満たすことが好ましい。
第2繊維の配向度は限定されない。例えば、第2繊維は配向性を有していなくてもよいし、配向性を有していてもよい。後者の場合、第2繊維は、第1繊維とは異なる方向に配向していることが好ましい。後述するように、プリーツ加工の折り目を、X方向と交差する方向(辺b1と辺c1との間をつなぐ方向)に沿って形成する場合、折り目が形成され易くなるためである。
第2繊維の配向度は、第1繊維と同様に決定できる。例えば、図2に示すように、基材の一方の主面に、第1領域R1に対向する第2領域R2を想定する。図2は、基材の一方の主面を模式的に示す上面図である。なお、便宜的に、第2繊維にハッチングを付して示す。
第2領域R2は、辺a1に対応する辺a2と、辺a2と直交する辺b2および辺c2と、辺a2に対向する辺d2と、を備える正方形により形成される。第2繊維が第1繊維とは異なる方向に配向しているとは、辺a2と辺d2との間をつなぐ第2繊維2Fxの本数Mx(≧0)と、辺b2と辺c2との間をつなぐ第2繊維2Fyの本数My(≧1)との比:Mx/Myが、第1領域R1における、上記第1繊維1Fxの本数Nxと第1繊維1Fyの本数Nyとの比:Nx/Nyより小さいことをいう。すなわち、基材は、このような第2領域R2を備えていてもよい。比:Mx/Myは、比:Nx/Nyの1/4〜1/2であることが好ましい。この場合も、辺a2と辺b2または辺c2との間をつなぐ第2繊維2Fzの本数は考慮しない。また、第2領域R2内で、全体が確認できる第2繊維をカウントする。少なくとも一部が辺a2および辺d2にかかっていれば、第2繊維2Fxとカウントする。第2繊維2Fyについても同様である。
極細繊維層の面方向における単位面積あたりの第1繊維の本数Nは、上記第1領域R1における第1繊維1Fx、1Fyおよび1Fzの合計の本数で代替できる。同様に、基材の面方向における単位面積あたりの第2繊維の本数Mは、上記第2領域R2における第2繊維2Fx、2Fyおよび2Fzの合計の本数で代替できる。
図3に、積層体を第2主面の法線方向から撮影した電子顕微鏡写真(倍率1000倍)を示す。手前に白く示されている線が第1繊維であり、その背後に薄くグレーで示される部分が第2繊維である。
基材の形態および材質は特に限定されず、用途に応じて適宜選択すればよい。基材として、具体的には、織物、編物、不織布等の繊維構造体が例示できる。なかでも、積層体を濾材として使用する場合、圧力損失の観点から、基材は不織布であることが好ましい。不織布は、例えば、スパンボンド法、乾式法(例えば、エアレイド法)、湿式法、メルトブロー法、ニードルパンチ法等により製造される。なかでも、基材は、スパンボンド法、湿式法により製造された不織布であることが好ましい。
第2繊維の材質は特に限定されず、例えば、ガラス繊維、セルロース、アクリル樹脂、PP、ポリエチレン(PE)、ポリエステル(例えば、PET、ポリブチレンテレフタレート)、PA、あるいはこれらの混合物等が挙げられる。なかでも、形状保持材として適する点で、第2繊維の材質は、PET、セルロースが好ましい。
基材の厚みT1は、特に限定されず、例えば、50μm以上、500μm以下であってもよく、150μm以上、400μm以下であってもよい。基材の単位面積当たりの質量も特に限定されず、例えば、10g/m以上、80g/m以下であってもよく、35g/m以上、60g/m以下であってもよい。
基材の圧力損失は特に限定されない。なかでも、基材の初期の圧力損失は、JISB9908形式1の規格に準拠した測定機を用いて測定した場合、1Pa以上、10Pa以下程度であることが好ましい。基材の初期の圧力損失がこの範囲であれば、積層体全体の圧力損失も抑制される。
基材の空隙率は特に限定されないが、圧力損失の観点から、65体積%以上、98体積%以下であることが好ましい。基材の空隙率(体積%)は、例えば、(1−基材の見かけの単位体積当たりの質量/第2繊維の比重)×100、で表わされる。
(保護層)
積層体は、さらに保護層を備えていてもよい。保護層は、極細繊維層の第2主面に積層される。保護層は、種々の外部負荷から極細繊維層を保護する保護材であり得、極細繊維層とともにダストを捕捉する集塵体であり得る。
保護層の形態および材質は特に限定されず、用途に応じて適宜選択すればよい。保護層としては、基材と同様に、繊維構造体が例示できる。なかでも、圧力損失の観点から、保護層も不織布であることが好ましい。保護層が不織布である場合、保護層を構成する第3繊維の材質は特に限定されず、第2繊維と同じ材質が挙げられる。なかでも、後述するように保護層を帯電させる場合、帯電性が維持され易い点で、PPが好ましい。保護層が不織布である場合、その製造方法も特に限定されず、基材で例示した方法が同じく例示できる。なかでも、濾材として適する繊維径の細い不織布が形成され易い点で、保護層は、メルトブロー法により製造されることが好ましい。
第3繊維の平均繊維径D3は特に限定されないが、集塵効率および圧力損失を考慮すると、第1繊維の平均繊維径D1よりも大きく(D3>D1)、第2繊維の平均繊維径D2よりも小さい(D3<D2)ことが好ましい。平均繊維径D3は、例えば、0.5μm以上、20μm以下であり、5μm以上、20μm以下であることが好ましい。
保護層の圧力損失は、特に限定されない。なかでも、保護層の初期の圧力損失は、JISB9908形式1の規格に準拠した測定機を用いて測定した場合、1〜40Pa程度であることが好ましい。保護層の初期の圧力損失がこの範囲であれば、積層体全体の圧力損失も抑制される。
保護層の厚みT3は、圧力損失の観点から、100μm以上、500μm以下であることが好ましく、150μm以上、400μm以下であることがより好ましい。保護層の単位面積当たりの質量は、圧力損失の観点から、10g/m以上、50g/m以下であることが好ましく、10g/m以上、30g/m以下であることがより好ましい。
保護層は、帯電(永久帯電)していてもよい。すなわち、保護層は、外部電界が存在しない状態において半永久的に電気分極を保持し、周囲に対して電界を形成していてもよい。これにより、ダストの捕捉性能が高まる。この場合、保護層の表面電位(帯電していない保護層と帯電している保護層との電位差)は特に限定されず、例えば、5kV以上、100kV以下であってもよい。
保護層の空隙率は特に限定されないが、圧力損失の観点から、60体積%以上、95体積%以下であることが好ましく、70体積%以上、90体積%以下であることがより好ましい。
(接着剤)
積層体が保護層を備える場合、極細繊維層と保護層とは、接着剤を介して接着されてもよい。この場合、圧力損失、吸着性能および集塵性能の観点から、接着剤は、ライン状または点状に配置されていることが好ましい。
接着剤の種類は特に限定されず、例えば、熱可塑性樹脂を主成分とするホットメルト接着剤等が挙げられる。熱可塑性樹脂としては、例えば、エチレン・ビニルアルコール共重合体(EVA)、PU、PET等のポリエステル、ウレタン変性共重合ポリエステル等の共重合ポリエステル、PA、ポリオレフィン(例えば、PP、PE)等が例示できる。ホットメルト接着剤は、加熱により溶融されながら、例えば、極細繊維層上に付与される。
接着剤の付着量は特に限定されないが、接合強度および圧力損失の観点から、0.5g/m以上、15g/m以下であることが好ましく、1g/m以上、10g/m以下であることがより好ましく、3g/m以上、9g/m以下であることが特に好ましい。
(エアフィルタ)
上記積層体は、エアフィルタとして好適に用いられる。エアフィルタは、積層体を、例えば蛇腹状にプリーツ加工することにより得られる。エアフィルタの一実施形態を図4に示す。図4は、本実施形態に係るエアフィルタ20を模式的に示す斜視図である。
プリーツ加工の折り目Cは、辺b1と辺c1との間をつなぐ方向、すなわち、より多くの第1繊維が配向しているX方向に交わる方向に形成されていることが好ましい。これにより、プリーツ加工の際、積層体にかかる応力によって第1繊維間の距離が拡大することが抑制されて、集塵効率の低下が抑制される。また、折り目Cが、より多くの第2繊維が配向している方向に沿って形成される場合、プリーツ加工が行われ易い。X方向と折り目Cとは、垂直に交わっていてもよいし、X方向と折り目Cとの成す鋭角が、60度以上、90度未満になるように交わっていてもよい。また、接着剤が塗布される場合、接着剤ラインが折り目Cと交わる方向になるように、接着剤を塗布することが好ましい。
折り目C同士の間隔は特に限定されず、エアフィルタ20のサイズ、用途等に応じて適宜設定すればよい。折り目C同士の間隔は、例えば、15mm以上、60mm以下である。
(空気清浄機)
本実施形態にかかる空気清浄機は、吸い込み部と、吐き出し部と、エアフィルタと、を備える。このとき、図5に示すように、エアフィルタ20は、極細繊維層の第2主面が吸い込み部101に対向するように、吸い込み部101と吐き出し部102との間に配置されることが好ましい。
空気清浄機100は、外部の大気を吸い込み部101から空気清浄機100内部に取り込む。取り込まれた大気は、エアフィルタ20を通過する間に集塵され、清浄化された大気が吐き出し部102から再び外部に放出される。
空気清浄機100は、吸い込み部101とエアフィルタ20との間に、さらに、大きな塵等を捕捉するプレフィルタ103等を備えてもよい。また、エアフィルタ20と吐き出し部102との間に消臭フィルタ104や加湿フィルタ(図示せず)等が備えられてもよい。
(積層体の製造方法)
以下、保護層を備える積層体であって、基材上に、電界紡糸法により第1繊維を堆積させる場合を例に挙げて、本実施形態の積層体ならびにエアフィルタの製造方法を説明する。
第1繊維の配向度を高める方法は、特に限定されない。例えば、電界紡糸の際、基材を移動させながら第1繊維を堆積させる方法、生成した第1繊維が基材に到達するまでの間に、第1繊維に基材の面方向に沿う外力を付与する方法等が挙げられる。本実施形態では、基材を移動(搬送)しながら、電界紡糸法を行う。
保護層を備える積層体は、例えば、(1)基材を準備する工程と、(2)搬送中の基材の一方の表面に、電界紡糸法により第1繊維を堆積させて極細繊維層を形成する工程と、(3)極細繊維層に保護層を積層し、積層体を形成する工程と、を具備する製造方法により得ることができる。さらに、(4)得られた積層体をプリーツ加工する工程を行うことにより、エアフィルタが作製される。
積層体を形成するまでの工程(1)〜(3)は、例えば、ラインの上流から下流に基材を搬送し、搬送される基材の主面に極細繊維層を形成した後、保護層を積層する製造システムにより実施することが可能である。このような製造システムは、例えば、(1)基材を搬送ベルトに供給する基材供給ユニットと、(2)原料液から静電気力により第1繊維を生成させ、搬送中の基材に堆積させる電界紡糸機構を有する電界紡糸ユニットと、(3)電界紡糸ユニットから送り出される上記複合体の極細繊維層側から、保護層を積層する保護層積層ユニットと、を具備する。
以下、図6を参照しながら、エアフィルタ20の前駆体である積層体10の製造方法およびこれを行う製造システムについて説明するが、以下のシステムおよび製造方法は、本発明を限定するものではない。図6は、積層体の製造システム200の一例の構成を概略的に示す図である。製造システム200は、積層体10を製造するための製造ラインを構成している。
まず、基材2を準備する。製造システム200では、基材2は、製造ラインの上流から下流に搬送される。製造システム200の最上流には、ロール状に捲回された基材2を内部に収容した基材供給ユニット201が設けられている。基材供給ユニット201は、モータ13により第1供給リール12を回転させて、第1供給リール12に捲回された基材2を搬送ローラ11に供給する。
基材2は、搬送ローラ11により、電界紡糸ユニット202に搬送される。電界紡糸ユニット202が具備する電界紡糸機構は、ユニット内の上方に設置された第1繊維1Fの原料液22を放出するための放出体23と、放出された原料液22をプラスに帯電させる帯電手段(後述参照)と、放出体23と対向するように配置された基材2を上流側から下流側に搬送する搬送コンベア21と、を備えている。搬送コンベア21は、基材とともに第1繊維1Fを収集するコレクタ部として機能する。なお、電界紡糸ユニット202の台数は、特に限定されるものではなく、1台でも2台以上でもよい。
電界紡糸ユニット202および/または放出体23が複数ある場合、電界紡糸ユニット202ごと、あるいは、放出体23ごとに、形成される第1繊維1Fの平均繊維径D1を変化させてもよい。第1繊維1Fの平均繊維径D1は、原料液22の吐出圧力、印加電圧、原料液の濃度、放出体23と基材との距離、温度、湿度などを調整することにより、変化させることができる。
放出体23の基材2の主面と対向する側には、原料液22の放出口(図示せず)が複数箇所設けられている。放出体23の放出口と、基材2との距離は、電界紡糸ユニット202の規模や所望の繊維径にもよるが、例えば、100〜600mmであればよい。放出体23は、電界紡糸ユニット202の上方に設置された、基材2の搬送方向と平行な第1支持体24から下方に延びる第2支持体25により、自身の長手方向が基材の主面と平行になるように支持されている。第1支持体24は、放出体23を基材2の搬送方向(MD)とは垂直な方向(TD)に揺動するように、可動であってもよい。この場合、基材2のMDへの搬送速度を、放出体23のTDへの揺動速度よりも速くすると、第1繊維1FはMDに沿う方向に高い配向性を示す。
帯電手段は、放出体23に電圧を印加する電圧印加装置26と、搬送コンベア21と平行に設置された対電極27とで構成されている。対電極27は接地(グランド)されている。これにより、放出体23と対電極27との間には、電圧印加装置26により印加される電圧に応じた電位差(例えば20〜200kV)を設けることができる。なお、帯電手段の構成は、特に限定されない。例えば、対電極27はマイナスに帯電されていてもよい。また、対電極27を設ける代わりに、搬送コンベア21のベルト部分を導体から構成してもよい。
放出体23は、導体で構成されており、長尺の形状を有し、その内部は中空になっている。中空部は原料液22を収容する収容部となる。原料液22は、放出体23の中空部と連通するポンプ28の圧力により、原料液タンク29から放出体23の中空に供給される。そして、原料液22は、ポンプ28の圧力により、放出口から基材2の主面に向かって放出される。放出された原料液22は、帯電した状態で放出体23と基材2との間の空間(生成空間)を移動中に静電爆発を起し、繊維状物(第1繊維1F)を生成する。生成した第1繊維1Fは基材2上に堆積し、極細繊維層を形成する。第1繊維1Fの堆積量は、原料液22の吐出圧力、印加電圧、原料液22の濃度、基材2の搬送速度などを調整することにより、制御される。
原料液22に含まれる溶媒としては、原料樹脂の種類や製造条件に応じて、適切なものを選択すればよい。例えば、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、ヘキサフルオロイソプロパノール、テトラエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジベンジルアルコール、1,3−ジオキソラン、1,4−ジオキサン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチル−n−ヘキシルケトン、メチル−n−プロピルケトン、ジイソプロピルケトン、ジイソブチルケトン、アセトン、ヘキサフルオロアセトン、フェノール、ギ酸、ギ酸メチル、ギ酸エチル、ギ酸プロピル、安息香酸メチル、安息香酸エチル、安息香酸プロピル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジプロピル、塩化メチル、塩化エチル、塩化メチレン、クロロホルム、o−クロロトルエン、p−クロロトルエン、四塩化炭素、1,1−ジクロロエタン、1,2−ジクロロエタン、トリクロロエタン、ジクロロプロパン、ジブロモエタン、ジブロモプロパン、臭化メチル、臭化エチル、臭化プロピル、酢酸、ベンゼン、トルエン、ヘキサン、シクロヘキサン、シクロヘキサノン、シクロペンタン、o−キシレン、p−キシレン、m−キシレン、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド(DMAc)、ジメチルスルホキシド、ピリジン、水等を用いることができる。これらは単独で用いてもよく、複数種を組み合わせて用いてもよい。なかでも、電界紡糸法に適している点で、DMAcが好ましい。
原料液22における溶媒と原料樹脂との混合比率は、選定される溶媒の種類と原料樹脂の種類により異なる。原料液22における溶媒の割合は、例えば、60質量%から95質量%である。
第1繊維1Fを形成する電界紡糸機構は、上記の構成に限定されない。所定の第1繊維1Fの生成空間において、原料液22から静電気力により第1繊維1Fを生成させ、生成した第1繊維1Fを基材の主面に堆積させることができる機構であれば、特に限定なく用いることができる。例えば、放出体23の長手方向に垂直な断面の形状は、上方から下方に向かって次第に小さくなる形状(V型ノズル)であってもよい。
極細繊維層が形成された後、基材2と極細繊維層との複合体を加熱して、第1繊維1Fに含まれる溶媒の除去を行ってもよい。加熱温度は、各溶媒や分散媒の沸点に応じて適宜設定すればよく、例えば、基材2の表面が100〜200℃程度になるように、加熱すればよい。
極細繊維層が形成された後、保護層3を接着するための接着剤を、複合体の極細繊維層にライン状または点状に塗布してもよい。ライン状の接着剤は、圧力損失、吸着性能および集塵性能の観点から、所定の間隔をあけて複数本、配置されることが好ましい。あるいは、接着剤の粒子を、点状に極細繊維層に散布してもよい。
次いで、複合体は、保護層積層ユニット203に搬送される。保護層積層ユニット203では、複合体の極細繊維層側から、保護層3が供給され、必要に応じて接着剤を介して複合体に積層される。保護層3が長尺である場合、基材2と同様に、保護層3は第2供給リール32に巻き取られていてもよい。この場合、保護層3は、第2供給リール32から捲き出されながら、複合体に積層される。
保護層を積層した後、積層体10を挟んで上下に配置された一対の加圧ローラ33(33aおよび33b)により圧力を加えながら、積層体10を加圧して、上記複合体と保護層3とをさらに密着させてもよい。
続いて、保護層積層ユニット203から積層体10を搬出し、ローラ41を経由して、より下流側に配置されている回収ユニット204に搬送する。回収ユニット204は、例えば、搬送されてくる積層体10を捲き取る回収リール42を内蔵している。回収リール42はモータ43により回転駆動される。
回収リール42に捲き取られた積層体10は、所望の形状に裁断された後、プリーツ加工機内(図示せず)に導入される。プリーツ加工機では、積層体10を例えば蛇腹状に折り曲げて、折り目Cを形成する。これにより、プリーツ加工が施されたエアフィルタ20が得られる。エアフィルタ20には、形成された折り目Cと交わるように、ホットメルト樹脂がビード状に塗布される。ホットメルト樹脂によって、隣接するプリーツ同士が部分的に接着されて、プリーツ形状が保持される。
本発明の積層体は、高い集塵効率と低い圧力損失とを備えるため、空気清浄機の他、空調機の濾材、防塵マスク等の防塵布や防塵服等として、好適である。
10:積層体
1F、1Fx、1Fy、1Fz:第1繊維
2:基材
2Fx、2Fy、2Fz:第2繊維
3:保護層
20:エアフィルタ
100:空気清浄機
101:吸い込み部
102:吐き出し部
103:プレフィルタ
104:消臭フィルタ
200:製造システム
201:基材供給ユニット
11:搬送ローラ
12:第1供給リール
13:モータ
202:電界紡糸ユニット
21:搬送コンベア
22:原料液
23:放出体
24:第1支持体
25:第2支持体
26:電圧印加装置
27:対電極
28:ポンプ
29:原料液タンク
203:保護層積層ユニット
31:搬送ローラ
32:第2供給リール
33、33a、33b:加圧ローラ
204:回収ユニット
41:ローラ
42:回収リール
43:モータ

Claims (7)

  1. 第1繊維を含み、第1主面と前記第1主面とは反対側の第2主面とを備える極細繊維層と、
    前記第1繊維の平均繊維径D1よりも大きい平均繊維径D2を有する第2繊維を含み、前記極細繊維層の第1主面に積層される基材と、を備え、
    前記極細繊維層の面方向における単位面積あたりの前記第1繊維の本数Nが、前記基材の面方向における単位面積あたりの前記第2繊維の本数Mよりも多く、
    前記極細繊維層が、前記第2主面に配置され、辺a1と、前記辺a1と直交する辺b1および辺c1と、前記辺a1に対向する辺d1と、を備える正方形により形成される第1領域を備え、
    前記第1領域内において、前記辺a1と前記辺d1との間をつなぐ前記第1繊維の本数Nxが、前記辺b1と前記辺c1との間をつなぐ前記第1繊維の本数Nyよりも多い、積層体。
  2. 前記基材が、一方の主面に配置され、前記第1領域に対向する第2領域を備え、
    前記第2領域内において、前記辺a1に対応する辺a2と、前記辺a2に対向する辺d2との間をつなぐ前記第2繊維の本数Mxと、前記辺b1に対応する辺b2と前記辺c1に対応する辺c2との間をつなぐ前記第2繊維の本数Myとの比:Mx/Myが、
    前記本数Nxと前記本数Nyとの比:Nx/Nyより小さい、請求項1に記載の積層体。
  3. 前記第1繊維の前記本数Nと前記第2繊維の前記本数Mとが、N>M×10の関係を満たす、請求項1または2に記載の積層体。
  4. 前記第1繊維がポリフッ化ビニリデンを含み、
    前記第1繊維の平均繊維径D1が50nm以上、900nm以下である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の積層体。
  5. 前記極細繊維層の前記第2主面に積層される保護層を備える、請求項1〜4のいずれか一項に記載の積層体。
  6. プリーツ加工されたエアフィルタであって、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の積層体を備え、
    前記プリーツ加工の折り目が、前記辺b1と前記辺c1との間をつなぐ方向に沿って形成されている、エアフィルタ。
  7. 気体の吸い込み部と、
    気体の吐き出し部と、
    前記吸い込み部と前記吐き出し部との間に配置される請求項6に記載のエアフィルタと、を備える、空気清浄機。
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