JP2014191730A - 関連付けシステム及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】患者の識別情報と記入書類に印刷されたコード化パターンの識別情報とを好適に関連付けることが可能な関連付けシステム及びプログラムを提供する。
【解決手段】受付システム50は、ドットパターンが予め印刷されたカルテ用紙5に設けられた関連付け用マーク欄6のドットパターンを電子ペン1Aが読み取ることで生成した記入情報に基づき、カルテ用紙5のドットパターンと、当該カルテ用紙5が割り当てられた患者の患者IDとを関連付ける。
【選択図】図9

Description

本発明は、データの関連付け技術に関する。
医療業界において、電子カルテシステムの導入が進んでいる。例えば、特許文献1及び特許文献2には、ドットパターンが印刷されたカルテ用紙へ電子ペンで記入することにより、電子カルテを生成する技術が開示されている。
特開2004−054375号公報 特許第4388256号公報
電子ペンを用いて患者に関する手書き情報を電子化する場合、その手書き情報を、診断結果のデータ等と共に患者の識別情報と関連付けて記憶する必要がある。そのためには、記入書類に印刷したコード化パターンの識別情報と、対象となる患者の識別情報とを関連付けることが必要となる。この課題を解決する方法として、患者情報を管理するシステムにより、患者の識別情報と記入書類に印刷されたコード化パターンの識別情報とを予め関連付けた状態で、コード化パターンを記入書類に印刷する方法が考えられる。一方、印刷工程による手間を省くため、コード化パターンが印刷された状態の記入書類を予め用意しておき、任意の患者に適宜割り当てて使用したい場合がある。
そこで、本発明は、患者の識別情報と記入書類に印刷されたコード化パターンの識別情報とを好適に関連付けることが可能な関連付けシステム及びプログラムを提供することを主な目的とする。
本発明の1つの観点では、関連付けシステムは、患者の患者情報及び当該患者の識別情報を生成する患者情報生成手段と、電子ペンが前記患者に割り当てる医療用の記入書類に印刷されたコード化パターンを読み取ることで生成した記入情報を受信する受信手段と、前記受信手段が受信した記入情報に基づき、前記記入書類に印刷されたコード化パターンの識別情報を認識する識別情報認識手段と、前記識別情報認識手段が認識したコード化パターンの識別情報と、前記患者の識別情報とを関連付けて記憶する関連付け手段と、を有する。
上記の関連付けシステムは、患者情報生成手段と、受信手段と、識別情報認識手段と、関連付け手段とを有する。患者情報生成手段は、患者の患者情報及び当該患者の識別情報を生成する。受信手段は、電子ペンが患者に割り当てる医療用の記入書類に印刷されたコード化パターンを読み取ることで生成した記入情報を受信する。識別情報認識手段は、受信手段が受信した記入情報に基づき、記入書類に印刷されたコード化パターンの識別情報を認識する。関連付け手段は、識別情報認識手段が認識したコード化パターンの識別情報と、前記患者の識別情報とを関連付けて記憶する。これにより、関連付けシステムは、電子ペンが読み取ったコード化パターンの識別情報に基づき、記入書類に印刷されるコード化パターンの識別情報と患者の識別情報とを好適に関連付ける。
上記関連付けシステムの一態様では、前記記入書類には、前記電子ペンにより前記コード化パターンを読み取らせるための所定欄が設けられ、前記関連付け手段は、前記受信手段が受信した記入情報に基づき、前記電子ペンにより前記所定欄に印刷されたコード化パターンが読み取られたと判断した場合、前記識別情報認識手段が認識したコード化パターンの識別情報と、前記患者の識別情報とを関連付けて記憶する。
上記関連付けシステムの他の一態様では、関連付けシステムは、前記記入書類への前記患者の患者情報又は前記患者の識別情報の少なくとも一方の印刷を印刷機に実行させる印刷手段をさらに有する。
上記関連付けシステムの他の一態様では、関連付けシステムは、前記電子ペン又は前記電子ペンとは異なる電子ペンから受信した記入情報に基づき、当該電子ペンによる前記記入書類への筆跡を再現したストロークを示す表示情報を生成する生成手段をさらに有し、前記関連付け手段は、前記表示情報を、前記記入情報が示すコード化パターンの識別情報に対応する患者の識別情報と関連付けて記憶する。
上記関連付けシステムの他の一態様では、関連付けシステムは、前記表示情報の生成に用いる記入情報が示すコード化パターンの識別情報が、患者の識別情報と関連付けられていない場合、警告を出力する警告出力手段をさらに有する。
上記関連付けシステムの他の一態様では、関連付けシステムは、前記患者の患者情報及び当該患者の識別情報の生成後、前記記入書類に印刷されたコード化パターンの前記電子ペンによる読み取り操作を指示する表示を行う表示手段をさらに有する。
本発明の他の観点では、コンピュータが実行するプログラムであって、患者の患者情報及び当該患者の識別情報を生成する患者情報生成手段と、電子ペンが前記患者に割り当てる医療用の記入書類に印刷されたコード化パターンを読み取ることで生成した記入情報を受信する受信手段と、前記受信手段が受信した記入情報に基づき、前記記入書類に印刷されたコード化パターンの識別情報を認識する識別情報認識手段と、前記識別情報認識手段が認識したコード化パターンの識別情報と、前記患者の識別情報とを関連付けて記憶する関連付け手段として前記コンピュータを機能させる。
上記のプログラムをコンピュータにインストールして機能させることで、本発明に係る関連付けシステムの処理を好適に実行することができる。
本発明によれば、医療用の記入書類に印刷されたコード化パターンを電子ペンで読み取る操作をユーザが行うことで、関連付けシステムは、電子ペンが生成した記入情報に基づき、記入書類に印刷されたコード化パターンの識別情報と、当該記入書類が割り当てられた患者の識別情報とを好適に関連付けることができる。
本実施形態に係る電子ペンシステムのシステム構成図である。 ドットパターンにおけるドットの配置と変換される値との関係を示す説明図である。 (a)は、ドットパターンを模式的に示し、(b)は、それに対応する情報の例を示す図である。 電子ペンの構造を示す概略図である。 診察端末の機能ブロック図である。 受付端末の機能ブロック図である。 サーバ装置の機能ブロック図である。 (A)は座標定義情報のデータ構造を示す。(B)は患者関連情報のデータ構造を示す。 新規の患者の登録作業の流れを示す図である。 患者個別画面を表示した受付端末のディスプレイの表示例を示す。 患者関連情報に登録する各項目の関連付け状況の遷移を示す。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。
[電子ペンシステムの構成]
図1は、本発明の実施形態に係る電子ペンシステム100の構成を模式的に示す。電子ペンシステム100は、病院などの医療機関に導入されるシステムであって、受付作業員が使用する電子ペン1Aと、医師が使用する電子ペン1Bと、電子ペン1Bから記入情報を受信して処理する診察端末4と、ドットパターン(コード化パターン)が印刷されたカルテ用紙5と、患者の登録作業を行う受付システム50と、を備える。また、受付システム50は、電子ペン1Aから記入情報を受信して処理する受付端末3と、患者の情報を記憶するサーバ装置7と、受付端末3の印刷指示に基づきカルテ用紙5に患者名などの印刷を行うプリンタ8とを有する。
電子ペンシステム100は、患者の識別情報(「患者ID」とも呼ぶ。)と当該患者に割当てられたカルテ用紙5に印刷されたドットパターンの情報とを関連付ける処理を行う。そして、電子ペンシステム100は、医師が電子ペン1Bにより診断に関する記入を行うカルテ用紙5を電子化した電子カルテを生成し、当該電子カルテを患者IDごとに記憶する。以下、電子ペンシステム100の各構成要素について説明する。なお、以後では、電子ペン1Aと電子ペン1Bとを特に区別しない場合、これらを単に電子ペン1とも表記する。
(カルテ用紙)
まず、カルテ用紙(医療用の記入書類)5について説明する。カルテ用紙5は、医師が診断を行う患者ごとに用意され、その略全面に後述する位置座標を示すドットパターン(コード化パターン)が印刷される。各カルテ用紙5には、それぞれ異なる座標範囲のドットパターンが印刷される。従って、ドットパターンの座標範囲の情報は、ドットパターンの識別情報として機能する。ドットパターンは、電子ペン1により読み取ることができるように赤外線を吸収するカーボンを含んだインクにより印刷され、その他の文字や図などは、赤外線を吸収しないインキにより印刷される。例えば、カルテ用紙5に印刷される患者名や患者IDなどは赤外線を吸収しないインキにより印刷される。
また、カルテ用紙5には、受付作業員が電子ペン1Aにより記入(タップ)するための関連付け用マーク欄6が設けられている。図1の例では、関連付け用マーク欄6は、カルテ用紙5の左上に設けられている。そして、受付作業員が電子ペン1Aにより関連付け用マーク欄6に記入すると、後述するように、カルテ用紙5に印刷されたドットパターンの座標範囲と、当該カルテ用紙5が割り当てられた患者の患者IDとが関連付けられる。関連付け用マーク欄6は、本発明における「所定欄」の一例である。
(ドットパターン)
まず、カルテ用紙5に印刷されたアノト方式のドットパターン(コード化パターン)について図2及び図3を用いて説明する。図2は、ドットパターンのドットとそのドットが変換される値との関係を説明する図である。図2に示すように、ドットパターンの各ドットは、その位置によって所定の値に対応付けられている。すなわち、ドットの位置を仮想格子の基準位置(縦線及び横線の交差点)から上下左右のどの方向にシフトするかによって、各ドットは、0〜3の値に対応付けられている。また、各ドットの値は、さらに、X座標用の第1ビット値及びY座標用の第2ビット値に変換できる。このようにして対応付けられた情報の組合せにより、カルテ用紙5上の位置座標が決定されるよう構成されている。なお、異なるカルテ用紙5同士では座標領域が重ならないようドットパターンが形成される。
図3(a)は、あるドットパターンの配列を示している。図3(a)に示すように、縦横約2mmの範囲内に6×6個のドットが、カルテ用紙5上のどの部分から6×6ドットを取ってもユニークなパターンとなるように配置されている。これら36個のドットにより形成されるドットパターンは位置座標(例えば、そのドットパターンがカルテ用紙5上のどの位置にあるのか)を保持している。図3(b)は、図3(a)に示す各ドットを、格子の基準位置からのシフト方向によって、図2に示す規則性に基づいて対応づけられた値に変換したものである。この変換は、ドットパターンの画像を撮影する電子ペン1によって行われる。
(電子ペン)
次に、電子ペン1について図4を用いて説明する。図4は、電子ペン1の構造を示す概略図である。図4に示すように、電子ペン1は、その筐体101の内部に、インクカートリッジ104、LED105、CMOSカメラ106、圧力センサ107、CPU等により構成されるプロセッサ108、ROMやRAMといったメモリ109、リアルタイムクロック110、アンテナ等により構成される通信ユニット111及びバッテリー112を備える。インクカートリッジ104の先端は、ペン先部103となっており、ユーザは、電子ペン1のペン先部103をカルテ用紙5上に当接させて、ストローク(手書きストローク)を記入する。ここで、電子ペン1のペン先部103がカルテ用紙5に最初に接触することを「ペンダウン」と呼び、接触している(当接している)状態からペン先部103が離れることを「ペンアップ」と呼ぶ。電子ペン1のペンダウンからペンアップまでの間に記入される軌跡が1つのストロークとなり、文字や図形等は、1つ又は複数個のストロークからなる。
バッテリー112は電子ペン1内の各部品に電力を供給するためのものであり、例えば電子ペン1のキャップ(図示せず)の脱着により電子ペン1自体の電源のオン/オフを行うよう構成させてもよい。リアルタイムクロック110は、現在時刻(タイムスタンプ)を示す時刻情報を発信し、プロセッサ108に供給する。圧力センサ107は、ユーザが電子ペン1によりカルテ用紙5に文字やマークを書いたりタップしたりする際にペン先部103からインクカートリッジ104を通じて与えられる圧力、即ち筆圧を検出し、その値をプロセッサ108へ伝送する。
プロセッサ108は、圧力センサ107から与えられる筆圧データに基づいて、LED105及びCMOSカメラ106のスイッチのオン/オフを切替える。即ち、ユーザが電子ペン1でカルテ用紙5に文字などを書くと、ペン先部103に筆圧がかかり、圧力センサ107によって所定値以上の筆圧が検出されたときに、プロセッサ108は、ユーザが記入を開始したと判定して、LED105及びCMOSカメラ106を作動させる。そして、通信ユニット111が、圧力センサ107により検出されたペンダウン情報と、後述する電子ペン1の識別情報(以後、「ペンID」と呼ぶ。)とを関連付けて、記入情報として受付端末3又は診察端末4へ送信する。また、ユーザが1つのストロークを記入し終えて電子ペン1をカルテ用紙5から離すと、圧力センサ107は、所定値以上の筆圧が検出されなくなることでペンアップを検出する。すると、通信ユニット111が、圧力センサ107により検出されたペンアップ情報とペンIDとを関連付けて、記入情報として受付端末3又は診察端末4へ送信する。
LED105とCMOSカメラ106は、電子ペン1のペン先部103付近に取り付けられており、筐体101におけるLED105及びCMOSカメラ106と対向する部分には、開口部102が形成されている。LED105は、カルテ用紙5上のペン先部103近傍に向けて赤外線を照明する。その領域は、ペン先部103がカルテ用紙5に接触する位置とはわずかにずれている。CMOSカメラ106には、赤外線を透過し赤外線以外を遮断する赤外線透過フィルタが設けられており、CMOSカメラ106は、LED105によって照明された領域内におけるドットパターンを撮影し、そのドットパターンの画像データをプロセッサ108に供給する。ここで、カーボンは赤外線を吸収するため、LED105によって照射された赤外線は、ドットに含まれるカーボンによって吸収される。そのため、ドットの部分は、赤外線の反射量が少なく、ドット以外の部分は赤外線の反射量が多い。CMOSカメラ106の撮影により、赤外線の反射量の違いから閾値を設けることによって、カーボンを含むドットの領域とそれ以外の領域を区別することができる。したがって、カルテ用紙5に文字や図面などが印刷されていた場合でも、印刷したインクは赤外域に吸収性を持たないため、プロセッサ108は、ドットパターンを認識することができる。なお、CMOSカメラ106による撮影領域は、図3(a)に示すような約2mm×約2mmの大きさを含む範囲であり、CMOSカメラ106の撮影は毎秒50〜100回程度の定間隔で行われる。また、CMOSカメラ106は、ドットを鮮明に撮影するため、十分な被写界深度を有している。
プロセッサ108は、ユーザの記入が行われる間、CMOSカメラ106によって供給される画像データのドットパターンから、ユーザが記入するストローク(筆跡)のカルテ用紙5におけるX、Y座標(以後、単に「座標データ」または「座標情報」とも呼ぶ。)を連続的に演算していく。すなわち、プロセッサ108は、CMOSカメラ106によって供給される、図3(a)に示されるようなドットパターンの画像データを図3(b)に示すデータ配列に変換し、さらに、X座標ビット値・Y座標ビット値に変換して、そのデータ配列から所定の演算方法によりX、Y座標データを演算する。なお、プロセッサ108は、ドットパターンに対向する電子ペン1の角度に起因するドットの画像上の配列を補正する回転補正処理機能を備えており、座標演算の際にその機能が実行される。そして、プロセッサ108は、リアルタイムクロック110から発信される現在時刻(タイムスタンプ:記入された時刻情報)、筆圧データ及びX、Y座標データを関連付ける。以後、これらの関連付けたデータを、まとめて「座標属性情報」と呼ぶ。なお、カルテ用紙5における6×6のドットパターンは、カルテ用紙5内で重複することはないため、ユーザが電子ペン1で文字等を記入すると、記入された位置がカルテ用紙5のどの位置に当たるかを、プロセッサ108による座標演算により特定することができる。
メモリ109には、電子ペン1を識別するための「pen01」といったペンID、ペン製造者番号、ペンソフトウェアのバージョン等のプロパティ情報が記憶されている。そして、通信ユニット111は、ペンIDと、時刻情報(タイムスタンプ)と、筆圧データと、X、Y座標データとを関連付けて、記入情報として受付端末3又は診察端末4へ送信する。この場合の通信ユニット111による受付端末3又は診察端末4への送信は、Bluetooth(登録商標)などの無線送信によって、即時的かつ逐次的に行われる。ここで、電子ペン1のペンダウンからペンアップまでの間に生成されて受付端末3又は診察端末4に送信された1個又は複数個の座標属性情報は、受付端末3又は診察端末4によりストローク情報として記憶される。換言すると、1つのストロークは、1個又は複数個のX、Y座標(座標点)からなり、受付端末3又は診察端末4は、ペンダウン情報及びペンアップ情報によって、1つのストロークを構成する1個又は複数個の座標属性情報を認識する。
(診察端末)
次に、診察端末4について説明する。診察端末4は、ハードウェアとして、電子ペン1やサーバ装置7とのデータ通信が可能な通信装置、CPU等のプロセッサ、ROMやRAMといったメモリ、ディスプレイ、マウスやキーボード等で構成される。例えば、診察端末4は、PC(パーソナルコンピュータ)である。
図5は、診察端末4の機能ブロック図である。診察端末4は、機能的には、マウスやキーボードといった入力手段41、通信手段42、記憶手段43、処理手段44、表示手段46を備える。
通信手段42は、アンテナ受信回路等により構成され、電子ペン1から記入情報を受信し、受信した情報を処理手段44に伝送する。また、通信手段42は、処理手段44の制御に基づき、サーバ装置7とデータの授受を行う。記憶手段43は、ROMやRAMといったメモリによって構成され、処理手段44が所定の処理を実行するのに必要なプログラムを記憶する。また、記憶手段43は、処理手段44の処理命令により、電子ペン1から受信した記入情報を記憶する。表示手段46は、ディスプレイ等によって構成され、処理手段44によって指示された内容を表示する。
処理手段44は、CPU等のプロセッサによって構成され、診察端末4の全体の制御を行う。処理手段44は、後述する受付システム50のサーバ装置7が記憶する患者関連情報79を参照し、診察対象の患者の患者IDに関連付けられたドットパターンの座標範囲を認識する。そして、処理手段44は、当該座標範囲を参照し、カルテ用紙5が電子ペン1により記入されてドットパターンが読み取られた場合、電子ペン1により生成され送信されてきた記入情報に基づき、カルテ用紙5への筆跡を再現したストロークを含む電子カルテをディスプレイ上に描画する。また、処理手段44は、生成した電子カルテの表示情報を、通信手段42によりサーバ装置7へ送信する。なお、処理手段44は、本発明における「生成手段」の一例である。
(受付システム)
受付システム50は、受付端末3で登録した患者の患者IDと、当該患者の診断に用いるカルテ用紙5に印刷されたドットパターンの座標範囲との関連付けを行う。以下、受付システム50に含まれる受付端末3及びサーバ装置7の構成について説明する。
(1)受付端末
受付端末3は、ハードウェアとして、電子ペン1やサーバ装置7とのデータ通信が可能な通信装置、CPU等のプロセッサ、ROMやRAMといったメモリ、ディスプレイ、マウスやキーボード等で構成される。例えば、受付端末3は、PC(パーソナルコンピュータ)である。
図6は、受付端末3の機能ブロック図である。受付端末3は、機能的には、マウスやキーボードといった入力手段31、通信手段32、記憶手段33、処理手段34、表示手段36を備える。
通信手段32は、処理手段34の制御に基づき、サーバ装置7とデータの授受を行う。また、通信手段32は、処理手段34の制御に基づき、プリンタ8に対して印刷の指示信号を送信する。また、通信手段32は、電子ペン1から記入情報を受信し、受信した情報を処理手段44に伝送する。通信手段32は、本発明における「受信手段」の一例である。記憶手段33は、ROMやRAMといったメモリによって構成され、処理手段34が所定の処理を実行するのに必要なプログラムを記憶する。表示手段36は、ディスプレイ等によって構成され、処理手段34によって指示された内容を表示する。
処理手段34は、CPU等のプロセッサによって構成され、受付端末3の全体の制御を行う。例えば、処理手段34は、入力手段31への入力に基づき、患者情報の登録処理を行う。具体的には、処理手段34は、入力手段31により入力された患者名などの患者情報に対して患者IDを割り振り、患者情報と患者IDとを関連付けてサーバ装置7へ送信する。また、処理手段34は、カルテ用紙5が用紙トレイに置かれたプリンタ8に対し、患者IDや患者名などの所定の事項を印刷する旨の指示信号を、通信手段32を介して送信する。また、処理手段34は、電子ペン1Aから受信した記入情報を受信した場合、当該記入情報を患者IDと共にサーバ装置7へ送信する。なお、処理手段34の具体的な処理については、[データ関連付け方法]のセクションで詳しく説明する。処理手段34は、本発明における「患者情報生成手段」及び「印刷手段」の一例である。
(2)サーバ装置
次に、サーバ装置7について説明する。サーバ装置7は、ハードウェアとして、受付端末3や診察端末4とのデータ通信が可能な通信装置、CPU等のプロセッサ、ROMやRAMといったメモリなどを備える。図7は、サーバ装置7の機能ブロック図である。図7に示すように、サーバ装置7は、機能的には、通信手段72、記憶手段73、及び処理手段74等により構成される。
記憶手段73は、ROMやRAMといったメモリによって構成され、処理手段74が所定の処理を実行するのに必要なプログラムを記憶する。記憶手段73は、各カルテ用紙5に印刷されたドットパターンの座標範囲と、当該カルテ用紙5内での関連付け用マーク欄6に印刷されたドットパターンの座標範囲とを示す情報(「座標定義情報」とも呼ぶ。)78を記憶する。図8(A)は、座標定義情報78のデータ構造の一例である。図8(A)では、カルテ用紙5に印刷されたドットパターンの座標範囲(単に「カルテ用紙5の座標範囲」とも呼ぶ。)と、当該カルテ用紙5内の関連付け用マーク欄6に印刷されたドットパターンの座標範囲(単に「関連付け用マーク欄6の座標範囲」とも呼ぶ。)とが関連付けられている。ここでは、各座標範囲は、角の位置座標(Xn,Yn)、高さ(Hn)、幅(Wn)で規定されている。
また、記憶手段73は、患者ごとに関連する情報を関連付けた情報(「患者関連情報」とも呼ぶ。)79を記憶する。図8(B)は、患者関連情報79のデータ構造を示す。図8(B)に示すように、患者関連情報79は、「患者ID」、「患者名」、「カルテ用紙の座標範囲」、及び「電子カルテ」の各項目を有する。ここで、患者関連情報79の「カルテ用紙の座標範囲」は、対応する患者IDが示す患者に割当てられたカルテ用紙5に印刷されたドットパターンの座標範囲を示す。また、患者関連情報79の「電子カルテ」は、対応するカルテ用紙5への電子ペン1Bによる筆跡を再現したストロークを含む電子カルテの表示情報の格納場所を示す。なお、図8(B)の例では、患者ID「EFGH」の患者「大日本太郎」については、まだカルテ用紙5の座標範囲等が関連付けられていない。患者関連情報79の生成方法については、[データ関連付け方法]のセクションで詳しく説明する。
なお、1人の患者に対して複数のカルテ用紙5が割り当てられた場合、「カルテ用紙の座標範囲」及び「電子カルテ」の各項目には、当該複数のカルテ用紙5にそれぞれ対応する情報が記憶される。
処理手段74は、CPU等のプロセッサによって構成され、サーバ装置7の全体の制御を行う。処理手段74は、受付端末3及び診察端末4から送信される各情報に基づき、患者関連情報79を生成する。処理手段74の具体的な処理については、[データ関連付け方法]のセクションで詳しく説明する。処理手段74は、本発明における「識別情報認識手段」及び「関連付け手段」の一例である。
[データ関連付け方法]
次に、患者関連情報79の生成方法について説明する。
図9は、新規の患者90の登録作業の流れを示す図である。図9では、便宜上、登録作業の図に対応付けて、患者の登録処理の手順を示すステップS1〜S4のフローが記載されている。
まず、受付システム50は、受付端末3の操作者である受付作業員の入力に基づき、患者情報と患者IDとを関連付ける処理を行う(ステップS1)。具体的には、受付作業員に患者90が診断を受ける旨の申し出をした場合、受付端末3の処理手段34は、受付作業員の入力に基づき、患者情報を入力するための登録画面を受付端末3のディスプレイに表示させる。そして、処理手段34は、当該登録画面において、入力手段31による患者名などの患者情報の入力を受け付ける。この場合、受付作業員は、患者90が記入した申し込み用紙等を参照し、患者名などの所定の入力を入力手段31により行う。そして、処理手段34は、患者情報の入力があった場合、患者90に固有の患者IDを生成し、患者情報と患者IDとを関連付けてサーバ装置7へ送信する。この場合、サーバ装置7の処理手段74は、受信した患者情報と患者IDとを関連付けて患者関連情報79として記憶する。
次に、処理手段34は、プリンタ8に印刷指示を送信することで、カルテ用紙5に患者名及び患者IDを印刷させる(ステップS2)。この場合、受付作業員は、カルテ用紙5をプリンタ8にセットし、カルテ用紙5の印刷指示の操作を入力手段31により入力する。これにより、プリンタ8は、患者名及び患者IDを印刷したカルテ用紙5を出力する。なお、カルテ用紙5は、プリンタ8の用紙トレイに予め収納されていてもよい。
次に、受付作業員が電子ペン1Aにより関連付け用マーク欄6へ記入を行うと、受付システム50は、電子ペン1Aが生成した記入情報に基づき、カルテ用紙5に印刷されたドットパターンの座標範囲と、患者IDとを関連付ける処理を行う(ステップS3)。この場合、まず、受付端末3の処理手段34は、受付作業員に電子ペン1Aによる関連付け用マーク欄6への記入操作を実行させて、関連付け用マーク欄6に印刷されたドットパターンが示す座標情報を含む記入情報を電子ペン1Aから受信する。
ここで、受付作業員による関連付け用マーク欄6への記入操作の実行手順の具体例について説明する。図10(A)は、患者90の患者情報を示す画面(「患者個別画面」とも呼ぶ。)を表示した受付端末3のディスプレイの表示例を示す。図10(A)では、処理手段34は、患者90の患者名や患者IDなどを画面上に表示すると共に、「カルテ用紙の登録」と表示されたボタン80を画面上に表示する。図10(B)は、ボタン80が選択された後の患者個別画面の表示例を示す。図10(B)に示すように、ボタン80が選択されたことを検知した場合、処理手段34は、電子ペン1Aにより関連付け用マーク欄6へ記入する(触れる)べき旨を表示したウィンドウ81を表示させる。そして、ウィンドウ81の表示に従い、受付作業員が電子ペン1Aにより関連付け用マーク欄6へ記入する操作を行った場合、処理手段34は、電子ペン1Aから記入情報を受信する。このように、図10(A)、(B)の例によれば、受付端末3は、受付作業員に対し、電子ペン1Aによる関連付け用マーク欄6への記入操作を好適に実行させることができる。
記入情報を受付端末3が受信した後のステップS3の処理について引き続き説明する。処理手段34は、受信した記入情報を、患者90の患者IDと共にサーバ装置7へ送信する。この場合、サーバ装置7の処理手段74は、受信した記入情報に含まれる座標情報が示す座標位置が、座標定義情報78として記憶された関連付け用マーク欄6の座標範囲のいずれかに含まれるか否か判定する。そして、処理手段74は、受信した記入情報に含まれる座標情報が示す座標位置が、座標定義情報78として記憶された関連付け用マーク欄6の座標範囲のいずれかに含まれる場合、対応するカルテ用紙5の座標範囲を座標定義情報78から抽出する。そして、処理手段74は、抽出したカルテ用紙5の座標範囲を、患者関連情報79として既に記憶されている患者90の患者ID及び患者情報に関連付けて記憶する。これにより、サーバ装置7は、患者90の患者情報及び患者IDと、患者90の診察内容を医師が電子ペン1Bにより記入するカルテ用紙5の座標範囲とを関連付けて、患者関連情報79として記憶することができる。その後、処理手段74は、カルテ用紙5の座標範囲と患者IDとの関連付け処理が完了した旨の通知を受付端末3に送信する。
好適には、受付端末3は、上述の関連付け処理の完了通知をサーバ装置7から受信した場合、カルテ用紙5の登録作業が完了した旨を受付作業員に通知してもよい。図10(C)は、図10(B)の例で上述の関連付け処理の完了通知をサーバ装置7から受信した後の患者個別画面の表示例を示す。図10(C)に示すように、この場合、処理手段34は、ウィンドウ81上に、カルテ用紙5の登録作業が完了した旨を表示させている。これにより、受付作業員は、カルテ用紙5の登録作業が正常に完了したことを好適に認識することができる。
一方、処理手段74は、受信した記入情報に含まれる座標情報が示す座標位置が、座標定義情報78として記憶された関連付け用マーク欄6の座標範囲のいずれにも該当しない場合、患者IDへのカルテ用紙5の座標範囲の関連付けを行わない。これにより、処理手段74は、受付作業員の誤操作等に起因して、患者IDとカルテ用紙5の座標範囲とが誤って関連付けられるのを防ぐ。
その後、診察端末4の処理手段44は、カルテ用紙5への電子ペン1Bによる記入情報に基づき、カルテ用紙5への筆跡を再現した電子カルテを生成し、当該電子カルテを患者IDに関連付ける処理を行う(ステップS4)。具体的には、まず、患者90の診察を行う医師が電子ペン1Bによりカルテ用紙5に診断内容を記入すると、処理手段44は、電子ペン1Bから受信した記入情報に基づき、カルテ用紙5への電子ペン1Bによる筆跡を再現したストロークを含む電子カルテを、診察端末4のディスプレイに表示させる。このとき、処理手段44は、患者90の患者IDを含む患者関連情報79をサーバ装置7から取得し、当該患者関連情報79に含まれるドットパターンの座標範囲を参照し、記入情報に基づくストロークを描画する。そして、処理手段44は、医師の診断後、記入情報に基づきカルテ用紙5への電子ペン1Bによる筆跡を再現した電子カルテの表示情報を、患者90を識別する患者IDと共にサーバ装置7へ送信する。この場合、サーバ装置7は、患者関連情報79に記憶された患者90の患者IDに電子カルテの表示情報を関連付けて記憶する。
次に、患者90が再来院し、カルテ用紙5の追加が必要となった場合について補足説明する。この場合、例えば、受付作業員は、図10(A)に示す患者個別画面を再び受付端末3に表示させ、ボタン80を選択した後、追加するカルテ用紙5の関連付け用マーク欄6を電子ペン1Aにより記入する。この場合、受付端末3の処理手段34は、上述したステップS3と同様に、追加するカルテ用紙5の関連付け用マーク欄6への電子ペン1Aによる記入操作に基づき、電子ペン1Aから記入情報を受信し、当該記入情報を患者IDと共にサーバ装置7に送信する。この場合、サーバ装置7の処理手段74は、受信した記入情報に基づき、追加するカルテ用紙5の座標範囲を患者90の患者IDに関連付けて患者関連情報79として記憶する。なお、この場合、受付端末3は、ステップS2の印刷処理を省略してもよい。
次に、患者関連情報79を構成する各項目の関連付けの手順について、図9及び図11を参照して補足説明する。図11は、患者関連情報79を構成する各項目の関連付け状況の遷移を示す。
まず、図9のステップS1の実行前では、サーバ装置7は、カルテ用紙5ごとに、カルテ用紙5の座標範囲と、関連付け用マーク欄6の座標範囲とを関連付けた座標定義情報78を予め記憶している。従って、図11(A)に示すように、サーバ装置7は、カルテ用紙5の座標範囲を、患者関連情報79を構成する他の項目と関連付いていない状態で記憶している。
次に、図9のステップS1の実行により、図11(B)に示すように、サーバ装置7は、患者名などの患者情報と患者IDとを関連付けて患者関連情報79として記憶する。一方、この段階では、図11(B)に示すように、サーバ装置7は、カルテ用紙5の座標範囲と、患者IDと患者情報の組とを、相互に関連付けておらず、それぞれ個別に記憶手段75に記憶させている。
次に、図9のステップS3の実行により、サーバ装置7は、受付端末3から記入情報と患者IDとを受信し、記入情報に含まれる座標情報が示す座標位置を含むカルテ用紙5の座標範囲と、患者IDとを関連付ける。これにより、図11(C)に示すように、サーバ装置7は、カルテ用紙5の座標範囲と、患者IDと患者情報の組とを互いに関連付けた患者関連情報79を記憶手段75に記憶させる。そして、図9のステップS4の実行により、図11(D)に示すように、サーバ装置7は、診察端末4で生成された電子カルテの表示情報を患者関連情報79に加える。このように、サーバ装置7は、図9のステップS1〜S4により、患者関連情報79を構成する各項目の関連付けの関連付けを好適に実行することができる。
[本実施形態による作用効果]
以上説明した実施形態によれば、受付システム50は、ドットパターンが予め印刷されたカルテ用紙5に設けられた関連付け用マーク欄6のドットパターンを電子ペン1Aが読み取ることで生成した記入情報に基づき、カルテ用紙5のドットパターンと、当該カルテ用紙5が割り当てられた患者の患者IDとを関連付ける。従って、受付作業員は、カルテ用紙5に設けられた関連付け用マーク欄6のドットパターンを電子ペン1Aに読み取らせることで、容易に患者IDとカルテ用紙5に印刷されたドットパターンの座標範囲とを関連付けることができる。このように、本実施形態によれば、ドットパターンが印刷された状態で供給されたカルテ用紙5を用いる場合であっても、患者IDとカルテ用紙5に印刷されたドットパターンの座標範囲とを好適に関連付けることができる。
[本実施形態の変形例]
次に、本実施形態の変形例について説明する。以下の変形例は、任意に組み合わせて上述の実施形態に適用してもよい。
(変形例1)
サーバ装置7は、図8(A)に示す座標定義情報78として、関連付け用マーク欄6の座標範囲を記憶しなくともよい。
この場合、サーバ装置7は、図9のステップS3において、受信した記入情報に含まれる座標情報が示す座標位置が含まれるカルテ用紙5の座標範囲を認識し、認識したカルテ用紙5の座標範囲を、記入情報と共に受信した患者IDと関連付けて記憶する。従って、この場合、サーバ装置7は、記入情報に含まれる座標情報が示す座標位置が、関連付け用マーク欄6の座標範囲に該当するか否かの判定を行わない。このように、本変形例によっても、好適に、サーバ装置7は、カルテ用紙5の座標範囲と患者IDとを関連付けることができる。
また、本変形例では、カルテ用紙5には、関連付け用マーク欄6が印刷されていなくともよい。この場合、受付作業員は、図9のステップS3において、カルテ用紙5の任意の場所に電子ペン1Aのペン先部103を当接させる。
(変形例2)
図9の説明では、ステップS2において、受付システム50は、カルテ用紙5に患者ID等の印刷処理を行った。これに代えて、受付作業員が手書きによりカルテ用紙5に患者ID等を記入してもよい。この場合、受付システム50は、ステップS2の処理を実行しない。
(変形例3)
図9のステップS4において、診察端末4は、ドットパターンの座標範囲が患者IDに関連付けられていないカルテ用紙5への電子ペン1Bの記入情報を受信した場合、カルテ用紙5の登録作業が済んでいない旨の警告を音声又は表示により出力してもよい。
この場合、例えば、診察端末4は、電子ペン1Bの記入情報を受信した場合、サーバ装置7が記憶する患者関連情報79を参照し、診察対象となる患者の患者IDに、受信した記入情報が示す座標位置を含むドットパターンの座標範囲が関連付けられているか否か判定する。そして、診察端末4は、診察対象となる患者の患者IDに、受信した記入情報が示す座標位置を含むドットパターンの座標範囲が関連付けられていない場合、カルテ用紙5の登録が済んでいない旨の警告を音声又は表示により出力する。
これにより、電子ペンシステム100は、カルテ用紙5の登録作業を受付作業員に確実に実行させ、電子カルテの表示情報を患者IDに関連付けて記憶させることができる。この場合、診察端末4の処理手段44及び表示手段46などは、本発明における「警告出力手段」の一例である。
なお、診察端末4は、診察対象となる患者の患者IDに、受信した記入情報が示す座標位置を含むドットパターンの座標範囲が関連付けられていない場合、受付端末3の代わりにカルテ用紙5の登録処理を行ってもよい。この場合、診察端末4は、電子ペン1Bから受信した記入情報と、患者の患者IDとを関連付けてサーバ装置7に送信する。
(変形例4)
図1に示す受付システム50の構成は、一例であり、本発明が適用可能な構成は、これに限定されない。
例えば、受付端末3は、サーバ装置7の機能を有してもよい。この場合、受付端末3は、座標定義情報78や患者関連情報79などをさらに記憶し、患者IDとドットパターンの座標範囲とを、電子ペン1Aが生成した関連付け用マーク欄6への記入情報に基づき関連付けて記憶する。この場合、受付端末3は、本発明における「関連付けシステム」として機能する。
また、受付端末3は、複数の端末から構成されてもよい。例えば、受付端末3は、図9のステップS1、S2で患者ID等の登録処理やプリンタ8への印刷指示を行う端末と、ステップS3で電子ペン1Aから記入情報を受信する端末とから構成されてもよい。
他の例では、サーバ装置7は、複数のサーバ装置であってもよい。例えば、サーバ装置7は、座標定義情報78を記憶するサーバ装置と、患者関連情報79を記憶するサーバ装置とから構成されてもよい。また、サーバ装置7は、受付端末3と同一のLAN内に存在してもよく、インターネットなどの広域網を介して受付端末3と接続してもよい。
さらに別の例では、診察端末4が受付端末3として機能し、かつ、電子ペン1Bが電子ペン1Aとして機能してもよい。この場合、電子ペン1B及び診察端末4の使用者である医師は、カルテ用紙5に診断内容の記入前に、電子ペン1Bにより関連付け用マーク欄6への記入を行う。例えば、この場合、診察端末4は、受付端末3と同様に、図10(A)、(B)に示す患者個別画面を表示することで電子ペン1Bによる関連付け用マーク欄6への記入操作を医師に実行させる。そして、診察端末4は、電子ペン1Bから受信した記入情報と、患者個別画面に表示された患者の患者IDとを関連付けてサーバ装置7に送信する。この場合であっても、サーバ装置7は、好適に、患者IDとドットパターンの座標範囲とを関連付けることができる。
(変形例5)
図9の説明では、受付作業員は、ステップS1で患者情報の登録作業を行った後で、ステップS3で電子ペン1Aによる関連付け用マーク欄6への記入操作を行った。これに代えて、受付作業員は、電子ペン1Aによる関連付け用マーク欄6への記入操作を行った後、患者情報の登録作業を行ってもよい。この場合、例えば、受付端末3は、電子ペン1Aから受信した記入情報に対し、その後に入力手段31により入力された患者情報及び患者IDを関連付けてサーバ装置7へ送信する。これによっても、サーバ装置7は、好適に、患者IDとカルテ用紙5の座標範囲とを関連付けて記憶することができる。
(変形例6)
上記の実施形態では、ドットパターンの印刷対象となる書類としてカルテ用紙5を使用しているが、カルテ用紙5以外の各種の医療用の記入書類、例えば問診票や同意書などにも本発明を好適に適用することができる。
(変形例7)
上記した実施形態では、電子ペン、ドットパターン(コード化パターン)、記入情報に、アノト方式を用いていたが、アノト方式を用いることに限定はされない。
(変形例8)
図9の例では、カルテ用紙5には、患者IDと患者名とが印刷されていた。しかし、本発明が適用可能なカルテ用紙5の印刷態様は、これに限定されない。例えば、カルテ用紙5には、患者ID又は患者名の一方のみ印刷されてもよい。他の例では、カルテ用紙5には、患者名に代えて他の患者情報が印刷されてもよい。
(変形例9)
図9の例では、ステップS1において、受付端末3は、受付作業員の入力手段31への入力に基づき、患者情報を生成した。しかし、本発明が適用可能な患者情報の生成方法は、これに限定されない。これに代えて、例えば、受付端末3は、患者90が記入した申込み用紙をスキャンし、記入内容を文字認識することで、患者情報を生成してもよい。他の例では、上述の申込み用紙にはドットパターンが印刷され、受付端末3は、申込み用紙への記入により電子ペンが生成した記入情報に基づき、電子ペンによる筆跡を再現したストロークを認識し、当該ストロークを文字認識することで、患者情報を生成してもよい。
(変形例10)
図9の例では、ステップS1において、受付端末3が患者IDを生成した。これに代えて、サーバ装置7が患者IDの管理を行い、受付端末3は、サーバ装置7に対して患者IDの新規の割り当てを要求し、サーバ装置7が割り当てた患者IDを患者90の患者IDとして決定してもよい。
1…電子ペン
3…受付端末
4…診察端末
5…カルテ用紙
7…サーバ装置
8…プリンタ
50…受付システム
100…電子ペンシステム

Claims (7)

  1. 患者の患者情報及び当該患者の識別情報を生成する患者情報生成手段と、
    電子ペンが前記患者に割り当てる医療用の記入書類に印刷されたコード化パターンを読み取ることで生成した記入情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した記入情報に基づき、前記記入書類に印刷されたコード化パターンの識別情報を認識する識別情報認識手段と、
    前記識別情報認識手段が認識したコード化パターンの識別情報と、前記患者の識別情報とを関連付けて記憶する関連付け手段と、
    を有することを特徴とする関連付けシステム。
  2. 前記記入書類には、前記電子ペンにより前記コード化パターンを読み取らせるための所定欄が設けられ、
    前記関連付け手段は、前記受信手段が受信した記入情報に基づき、前記電子ペンにより前記所定欄に印刷されたコード化パターンが読み取られたと判断した場合、前記識別情報認識手段が認識したコード化パターンの識別情報と、前記患者の識別情報とを関連付けて記憶することを特徴とする請求項1に記載の関連付けシステム。
  3. 前記記入書類への前記患者の患者情報又は前記患者の識別情報の少なくとも一方の印刷を印刷機に実行させる印刷手段をさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載の関連付けシステム。
  4. 前記電子ペン又は前記電子ペンとは異なる電子ペンから受信した記入情報に基づき、当該電子ペンによる前記記入書類への筆跡を再現したストロークを示す表示情報を生成する生成手段をさらに有し、
    前記関連付け手段は、前記表示情報を、前記記入情報が示すコード化パターンの識別情報に対応する患者の識別情報と関連付けて記憶することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の関連付けシステム。
  5. 前記表示情報の生成に用いる記入情報が示すコード化パターンの識別情報が、患者の識別情報と関連付けられていない場合、警告を出力する警告出力手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の関連付けシステム。
  6. 前記患者の患者情報及び当該患者の識別情報の生成後、前記記入書類に印刷されたコード化パターンの前記電子ペンによる読み取り操作を指示する表示を行う表示手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の関連付けシステム。
  7. コンピュータが実行するプログラムであって、
    患者の患者情報及び当該患者の識別情報を生成する患者情報生成手段と、
    電子ペンが前記患者に割り当てる医療用の記入書類に印刷されたコード化パターンを読み取ることで生成した記入情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した記入情報に基づき、前記記入書類に印刷されたコード化パターンの識別情報を認識する識別情報認識手段と、
    前記識別情報認識手段が認識したコード化パターンの識別情報と、前記患者の識別情報とを関連付けて記憶する関連付け手段
    として前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
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