JP2007323445A - 診断支援システム - Google Patents

診断支援システム Download PDF

Info

Publication number
JP2007323445A
JP2007323445A JP2006154047A JP2006154047A JP2007323445A JP 2007323445 A JP2007323445 A JP 2007323445A JP 2006154047 A JP2006154047 A JP 2006154047A JP 2006154047 A JP2006154047 A JP 2006154047A JP 2007323445 A JP2007323445 A JP 2007323445A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
diagnosis
command
diagnostic
inspection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006154047A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Funahashi
毅 舟橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2006154047A priority Critical patent/JP2007323445A/ja
Publication of JP2007323445A publication Critical patent/JP2007323445A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)
  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)

Abstract

【課題】 医療用帳票に記入された診断記録に関わるデータ処理を簡単に行えるようにする。
【解決手段】 検査票12は、診断記録を記入する医療用帳票である。検査票12には、座標を符号化して表した符号化パターンが印刷されている。デジタルペン17は、この符号化パターンを読み取って、ペン先の筆跡を読み取り、筆跡データをクライアント端末16に送信する。クライアント端末16は、この筆跡データを受信して記入された診断記録をデジタイズする。また、クライアント端末16は、筆跡データに基づいて、デジタルペン17の検査票12上の所定のアクションを検出して、そのアクションをコマンドとして受け付けて、例えば、診断記録に関連するデータの検索や読み出しなど、診断記録データに関わるデータ処理を実行する。
【選択図】図5

Description

本発明は、医療用帳票に記入される診断記録をデジタイズする診断支援システムに関するものである。
近年、医療分野において、医療用帳票(例えば、カルテなどの帳票)に記入された診断記録をデジタイズ(デジタルデータ化)して保存する取り組みが盛んである。診断記録をデジタイズすることは、紙のカルテの保管スペースを大幅に削減できる他、情報の検索も簡単になるので作業効率の向上にも寄与する。
診断記録をデジタイズする方法の1つとして、用紙上の座標位置を符号化して表した符号化パターンを印刷した専用紙と、ボールペンやシャープペンなど筆記に用いるペン先とともに、このペン先の動きに合わせて前記符号化パターンを読み取ることでペン先の筆跡(ストローク)を検出する筆跡検出部が内蔵された専用のペン(以下、デジタルペンという)を用いる方法が提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。この方法によれば、専用紙をカルテ用紙として使用し、このカルテ用紙にデジタルペンで手書き記入された診断記録を簡単にデジタイズすることができる。
図11に示すように、専用紙101には、符合化パターンとして、例えば、複数の微小なドットからなるドットパターン102が印刷されている。各ドットは格子状に配列されており、格子の縦横の基準線を仮想しその各交点を基準位置とすると、各ドットはその基準位置からそれぞれ上下左右のいずれかに僅かにずらして配列されている。
各ドットの配列ピッチは、約0.3mm程度であり、デジタルペン103は、例えば、6×6の36ドットのドットパターンを1回に読み取る。各ドットの基準位置からのずれの方向は、上下左右の4方向であるので、36ドット1組のドットパターンのずれの組み合わせは莫大な数になり、それぞれのドットパターンを重複なく敷き詰めたドットパターン空間の面積は、約6千万平方キロメートルに及ぶ。こうしたドットパターン空間を、例えば、B4,A4などの所定の大きさに区画して区切り、各区画に対してパターンIDを付与して、1区画ずつ複数の専用紙101にそれぞれ割り当てる。これにより、専用紙101の記録面内の任意の36ドットのドットパターンを読み取ることで、専用紙の記録面内の位置(X,Y座標)を特定できるとともに、パターンIDから専用紙を特定することができる。
また、ドットパターンは、赤外線インクで印刷されているので肉眼では見えず、専用紙101の外見は無地の普通紙と同様である。このため、罫線によって区画され項目毎の記入欄を持つ帳票フォームを専用紙に印刷して使用することも可能である。
デジタルペン103の筆跡検出部は、撮像素子を有するカメラユニットとこのカメラユニットで撮影されたドットパターンを画像処理して筆跡を検出するプロセッサからなる。また、プロセッサ内のメモリには、複数の専用紙にそれぞれ割り当てられたパターンID毎にドットパターンの定義データ(パターン定義データ)が予め記憶されている。パターン定義データは、例えば、36ドットの各ドットパターンの配列と、その記録面内におけるX,Y座標との対応関係を表したものである。カメラユニットは前記ペン先の近傍に設けられており、ペン先の動きに合わせて36ドットずつドットパターンを読み取る。プロセッサは、読み取ったドットパターンに基づいて前記ペン先の記録面内の座標を割り出して筆跡を検出する。そして、検出された筆跡のデータがパーソナルコンピュータなどの端末装置に送信される。
このような専用紙とデジタルペンとを利用すれば、カルテに診断記録を筆記するだけで、筆記された診断記録を順次デジタイズできるので、端末装置のコンソールからタイピングによりデータ入力するという煩雑な作業が不要となり、作業効率を大幅に向上させることができる。
特開2004−086273号公報 特表2003−511761号公報
ところで、診断に際しては、モダリティ機器によって生体を撮影した医用画像を用いて画像診断が行われることが多い。この画像データは、診断記録の関連データとして保管されるが、その検索作業を効率化することが望まれている。上述の方法は、診断記録を簡単にデジタル化できるものの、診断記録と関連する画像データなどとの連携が考慮されておらず、検索の際には、例えば、端末装置のコンソールから患者IDなどを検索キーとして入力する作業が必要となる。
しかしながら、端末装置のコンソールから検索キーを入力して関連データを検索して読み出す作業は、回数が少なければさほどの作業負担にはならないが、上述したデータ入力作業と同様に、回数や量が多いと非常に煩わしい作業となる。例えば、地域の住民や団体の構成員などに対して集団的に行われる健康診断のように、定型的な処理を多数の受診者に対してまとめて行わなければならない場合に、特に問題となる。
本発明は、こうした背景に鑑みてなされたものであり、医療用帳票に記入された診断記録に関わるデータ処理を簡単に行えるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の診断支援システムは、診断記録が記入される複数の項目が配列された帳票フォーム帳票フォームと記録面内の座標を符合化して表した符号化パターンとが重ねて印刷された医療用帳票に対して、前記診断記録を記入するペン先を持ち、このペン先の動きに合わせて前記符号化パターンを読み取ることで前記ペン先の筆跡を検出するデジタルペンと、このデジタルペンから前記筆跡のデータを受信する端末装置とからなる診断支援システムにおいて、前記端末装置は、前記筆跡に基づいて前記診断記録をデジタル化した診断記録データを生成する診断記録データ生成部と、前記筆跡に基づいて、前記デジタルペンによる前記医療用帳票上の所定のアクションを検出して、検出したアクションをコマンドとして受け付けて、前記診断記録データに関わるデータ処理を実行するコマンド処理部とを備えたことを特徴とする。
前記コマンドには、前記診断記録データに関連する関連データをその格納先から読み出す処理を指令する読み出しコマンドが含まれることが好ましい。また、前記関連データには、診断に用いるために生体を撮影した医用画像データが含まれることが好ましい。診断記録と医用画像という関連性の高いデータを関連付ける処理や、関連付けたデータを読み出す処理は医療現場において頻繁に行われる。こうした頻繁に行われる処理を、デジタルペンのアクションという簡単な操作で指示することができるので、作業効率を大幅に向上させることができる。
前記医用画像データは、通信ネットワークを介して接続されたデータ保管サーバに格納されており、前記コマンド処理部は、前記読み出しコマンドを受け付けたときに、前記データ保管サーバから前記画像データをダウンロードするようにするとよい。前記コマンドには、前記診断記録データを前記データ保管サーバにアップロードして格納する処理を指令する送信コマンドが含まれることが好ましい。また、前記診断記録データは、前記医用画像データとともに前記データ保管サーバに格納されており、前記読み出しコマンドを受け付けたときに、前記医用画像データとともにダウンロードされることが好ましい。
前記コマンドには、前記読み出しコマンドによって読み出される前記画像データと前記診断記録データとを関連付ける処理を指令する関連付けコマンドが含まれることが好ましい。
前記所定のアクションは、例えば、前記医療用帳票上の所定位置に印刷されたマークを前記ペン先でチェックするチェックアクションである。
本発明の診断支援システムは、デジタルペンで医療用帳票に診断記録を記入するとともに、その筆跡を検出して、端末装置で診断記録データを生成するとともに、前記筆跡に基づいて、前記デジタルペンによる前記医療用帳票上の所定のアクションを検出して、検出したアクションをコマンドとして受け付けて、前記診断記録データに関わるデータ処理を行うようにしたから、医療用帳票上のデジタルペンのアクションによって端末装置にコマンドを与えることが可能となり、医療用帳票に記入された診断記録のデジタイズとともに、デジタイズされた診断記録データに関する処理を、紙の帳票をベースとして行ってきた従来の業務フローを変更することなく、簡便に行うことができる。
図1は、本発明の診断支援システムを用いて健康診断業務を処理する場合の業務フローを示す説明図である。丸付き数字は、業務フローの作業順序を示す番号である。地方自治体などの行政機関11が主管となって行う健康診断では、検査結果などの診断記録を記入する検査票12を行政機関11が発行して、この検査票12が、健康診断を行政機関11から受託して担当する担当医療施設、例えば、診療所13に交付される。
診療所13の医師は、検査票12に記載された種々の検査を行って、健康診断を実施する。検査項目には、肺ガンなどを検査するための胸部X線検査が含まれており、診療所13では、モダリティ機器を使用して胸部X線画像15が撮影され、その画像に基づいて一次読影診断が行われる。診療所13の医師は、健康診断の診断記録を検査票12に記入する。
読影診断は、ダブルチェックが義務づけられており、一次読影診断に加えて、読影会14による二次読影診断が行われる。読影会14は、地域毎に、異なる医療施設の複数の医師によって構成され、その地域の二次読影診断を担う医療施設である。診療所13の検査が終了すると、検査票12は、二次読影診断を行う読影会14に持ち込まれる。読影会14では、二次読影診断を行って、その診断記録を記入する。記入済みの検査票12は、交付を受けた診療所13を経由して行政機関11に回収される。
また、診療所13及び読影会14の各医療施設には、本発明の診断支援システムがそれぞれ設置されている。診断支援システムは、端末装置であるクライアント端末16と、デジタルペン17とからなる。クライアント端末16は、それぞれデータセンタ18と通信ネットワーク19を介して通信可能に接続されている。通信ネットワーク19は、例えば、専用回線を使用した閉域通信ネットワークである。もちろん、閉域通信ネットワーク以外でも、一般回線を使用した公衆型の通信ネットワークを使用してもよい。公衆型の通信ネットワークを使用する場合には、暗号化など情報の漏洩を防止するためのセキュリティ対策を、専用回線を使用する場合に比べてより強化することが好ましい。
データセンタ18は、受診者の診断記録や診断に際して取得される画像などの検査データを医療情報として保管するデータ保管サービスを、会員である医療施設に提供する。こうしたデータセンタ18は、これを利用する医療施設にとって、各医療施設が自前でデータ保管設備を保有する負担を軽減できるというメリットがある。また、複数の医療施設の医療情報をデータセンタ18が一括して管理することになるため、データの共有化が容易になり、異なる医療施設の間で連携を強化できるというメリットも得られる。
クライアント端末16は、必要に応じてデータセンタ18にアクセスして、医療情報のアップロードやダウンロードを行う。データセンタ18には、HDD(ハードディスクドライブ)などのストレージユニット20が設けられており、このストレージユニット20に、クライアント端末16からアップロードされたデータが格納される。これらのデータは、種々の検索キーで検索ができるように、データベース化されて格納される。
健康診断の際には、デジタルペン17を用いて検査票12に記入される診断記録がデジタルデータ化される。この診断記録データとその診断に用いられた胸部X線画像15の画像データとからなる検査データが、医療情報として、診療所13のクライアント端末16からデータセンタ18へアップロードされる。データセンタ18は、アップロードされた検査データを受診者単位で格納する。
読影会14は、データセンタ18にアクセスして検査データを読影会14のクライアント端末16にダウンロードして、二次読影診断を行う。そして、その読影結果を検査データに反映させて検査データを更新した後、更新した検査データをデータセンタ18へアップロードする。
図2に示すように、検査票12は、受診者の氏名、受診者ID、生年月日、性別、住所などの受診者属性、検査を担当する医師名、医療施設コード、診査日付などの基本情報を記入する記入欄と、尿検査、理学的所見、血液検査、心電図、眼底検査、胸部X線検査などの検査項目毎に診断記録を記入する複数の記入欄が配列された帳票フォームが紙に印刷されたものである。また、検査票12の右上方には、複数のチェックボックス12a,12b,12cが設けられている。これらのチェックボックス12a〜12cは、後述するように、デジタルペン17のペン先のアクションによってクライアント端末16に対してコマンドを入力するためのものである。
図3に示すように、検査票12は、デジタルペン17によって筆跡を読み取れるように、専用紙が用いられる。検査票12は、無地の紙のシート21上に、シート21の記録面内の座標を符号化して表したドットパターン22が印刷されており、帳票フォーム23は、ドットパターン22と重ねてシート21に印刷される。図4に示すように、各シート21(「1」〜「n」)には、それぞれパターンID(「ID=1」〜「ID=n」)が異なるドットパターン22が割り当てられる。これにより、各シート21には、それぞれ固有の配列のドットパターン22がそれぞれ割り当てられる。このため、検査票12内の任意の位置のドットパターン22を読み取れば、記入された筆跡が、どの検査票12のどの位置に記入された筆跡かを特定することができる。
検査票12は、行政機関11の管理の下に、ドットパターン22の印刷機能を備えたプリンタ26(図1参照)を用いて印刷される。このプリンタ26は、行政機関11が保有するものであってもよいし、行政機関11が業務委託する印刷業者が保有するものであってもよい。検査票12はシート毎に固有のドットパターン22が割り当てられるため、行政機関11は、検査票12を発行する際に、複数のシート21に同じ配列のドットパターン22が印刷されてしまうことがないようにパターンIDを管理する。そして、診療所13に検査票12を交付する際に、その検査票12のパターンIDを把握する。
行政機関11は、検査票12とともに、それに対応するパターンIDのドットパターン22のパターン定義データを、診療所13及び読影会14に交付する。このパターン定義データは、デジタルペン17に登録され、デジタルペン17による検査票12の記録面の座標の割り出しに使用される。
図5は、デジタルペン17と、クライアント端末16の概略構成図である。デジタルペン17は、本体30に、筆記用のペン先31、このペン先31にインクを供給するインクカートリッジ32、カメラユニット33、イメージプロセッサ34、メモリ36、無線通信I/F37、バッテリ38が設けられている。
カメラユニット33は、CCDやCMOSなどの撮像素子を備えドットパターンを読み取ってその撮像信号を出力する。また、カメラユニット33には、読み取り位置に向けて赤外線を照射する赤外線ライト(図示せず)が設けられている。撮像素子は、読み取り位置で反射した反射光を受光してドットパターンを読み取る。デジタルペン17には、ペン先31の筆圧を検知する筆圧センサ(図示せず)が設けられており、筆圧が所定値に達している期間、カメラユニット33が読み取りを行う。
メモリ36には、上記パターン定義データが予め記憶される。イメージプロセッサ34は、カメラユニット33からの撮像信号に対して画像処理を行って読み取ったドットパターンを認識する。そして、パターン定義データを参照して、ドットパターンに対応するペン先31の座標を割り出して、筆跡データに変換する。筆跡データには、検査票12を特定するためのパターンIDなどが付加される。この筆跡データがメモリ36に格納される。無線通信I/F37は、例えば、近距離無線通信の規格(IrDA,Bluetooth(登録商標)など)に則った通信ユニットであり、この無線通信I/F37を通じて筆跡データがリアルタイムでクライアント端末16に送信される。
クライアント端末16は、周知のパーソナルコンピュータやワークステーションなどであり、CPU41と、メモリ42と、HDD43と、無線通信I/F44と、ネットワークI/F46と、コンソール47とを有している。また、これらの各部は、バス48を介して互いに接続されている。CPU41は、装置の各部を統括的に制御する。
コンソール47は、キーボード51,マウス52,モニタ53からなる。モニタ43には、操作画面の他、種々のデータが表示される。マウス52及びキーボード51は、CPU41に対して操作コマンドを入力する他、各種のデータを入力する入力装置である。マウス52は、操作画面に表示されたポインタを移動させてアイコンのクリックなどを行う周知のポインティングデバイスである。ネットワークI/F46は、クライアント端末16を通信ネットワーク19に接続するための通信インターフェースである。
無線通信I/F44は、デジタルペン17からの筆跡データを受信する通信ユニットである。なお、デジタルペン17とクライアント端末16との通信を無線で行っている例で説明しているが、無線でなくてもよく、例えば、USBなどの有線通信規格に則った通信I/Fを使用して有線で行ってもよい。
また、デジタルペン17とクライアント端末16との間で直接通信するのではなく、例えば、クレードル装置を介して通信してもよい。クレードル装置は、デジタルペン17が着脱自在に装着されるペン立て部を備え、デジタルペン17とクライアント端末16との間の通信を中継する中継機能を備えたものである。この場合には、例えば、このクレードル装置にデジタルペン17が装着されたときに、そのメモリ36内の筆跡データの送信が開始されるようにしておくとよい。
HDD43には、診断支援プログラム56がインストールされている。CPU41は、診断支援プログラム56が起動されると、デジタルペン17からの筆跡データに基づいて、記入された診断記録をデジタイズした診断記録データを生成する診断記録データ生成部41aと、デジタルペン17の検査票12上の所定のアクションを検出して、これをコマンドとして受け付けて、診断記録データに関わるデータ処理を実行するコマンド処理部41bとして機能する。
筆跡データは、検査票12の座標位置を表すデータの集合であり、診断記録データ生成部41aは、その座標データから、検査票12上の筆跡のイメージを復元して診断記録データを生成する。例えば、検査票12に「1234」という数字が記入された場合には、その座標位置を表すデータの集合が筆跡データとして送信され、その筆跡データから、「1234」という筆跡のイメージが復元される。
また、筆跡データには、検査票12を特定するパターンIDが含まれているので、診断記録データ生成部41aは、このパターンIDに基づいて異なる検査票12に記入された筆跡データを識別し、検査票12毎に、診断記録データを生成する。
HDD43には、帳票テンプレート57が予め記憶されている。帳票テンプレート57は、検査票12の帳票フォーム23のイメージデータと、帳票定義データ58(図6参照)とからなる。この帳票テンプレート57は、上記パターン定義データとともに、行政機関11から交付される。生成した診断記録データは、帳票テンプレート57のイメージデータと合成されてモニタ53やプリンタに出力される。これにより、検査票12のイメージがそのままモニタ53やプリントで再現される。
図6に示すように、帳票定義データ58には、検査票12の座標位置(座標1〜座標n)と、帳票フォーム23の記入欄を有する各項目(項目1〜項目n)との位置関係が定義されている。座標位置は、例えば、各項目が位置する座標の範囲を示す情報である。
診断記録データ生成部41aは、この帳票定義データ58に基づいて、生成した診断記録データを、それぞれの項目に割り当てる。例えば、「1234」という診断記録データが、座標1に該当する場合には、そのデータは項目1の受診者IDであると判定されて、当該項目に割り当てられる。また、「富士一郎」という診断記録データが座標2に該当する場合には、項目2の氏名と判定されて、当該項目に割り当てられる。また、項目51や項目52の心電図や眼底検査のように、帳票フォーム23に予め記載された選択肢に「丸」を付すようになっている項目には、その「丸」のマークが対応する選択肢に割り当てられる。さらに、帳票定義データ58には、胸部X線検査の項目内にある肺の模式図の位置(座標)も定義されており、その位置に記入された絵やマークなどは、その模式図のイメージと合成されるように割り当てられる。
また、帳票定義データ58には、例えば、各項目に割り当てられるデータの属性を表す属性情報が定義されている。属性には、例えば、「テキスト」、「非テキスト」の2つの属性がある。項目1〜項目5のように、「テキスト」である場合には、その項目に割り当てられるデータの属性が、テキストに変換されるべきデータであることを示し、項目51,52のように、「非テキスト」である場合には、その項目に割り当てられるデータの属性が、図形や絵柄マークなどのテキストに変換不能なデータであることを示す。
診断記録データは、一次的にはイメージデータとして生成される。そして、診断記録データ生成部41aは、属性が「テキスト」である項目の診断記録データに対しては、文字認識処理を施してテキストデータに変換する。属性が「非テキスト」である項目の診断記録データに対しては、そのままイメージデータ(例えば、丸印やチェックマークなど)として保存する。また、属性が「テキスト」であっても、文字認識が不能な場合には、イメージデータとして保存する。このようにして生成された診断記録データは、所定のファイルフォーマット(例えば、XMLなど)でHDD43に保存される。
診断記録データをテキストデータに変換することで、イメージデータのまま保存する場合と比べて、保存したデータの編集や整理が容易になる。また、項目毎に属性情報を定義しておくことで、属性が「テキスト」と定義されたイメージデータに絞って文字認識処理を行うことができるので、処理効率が向上する。また、項目毎に文字認識処理を行うことで、記入される文字の予測がある程度可能となり、文字認識率も向上する。
デジタルペン17からの筆跡データは、リアルタイムでクライアント端末16に向けて送信されるので、診断記録データ生成部41aは、受信する筆跡データに応じて、HDD43内の診断記録データを随時更新する。これにより、検査票12への追記や修正が、リアルタイムでデータに反映される。また、クライアント端末16のモニタ53の画面には、帳票フォーム23のイメージが表示され、生成された診断記録データが、帳票フォーム23内の対応する項目に順次表示される。
図7に示すように、検査票12に設けられた3つのチェックボックス12a〜12cは、上述したとおり、デジタルペン17のアクションによってクライアント端末16にコマンドを入力するためのものである。各チェックボックス12a〜12cは、矩形のマークであり、その座標位置は、前記帳票定義データ58の項目61〜63でそれぞれ定義されている。
コマンド処理部41bは、この帳票定義データ58を参照して、筆跡データが各チェックボックス12a〜12cのいずれかに該当するか否かを判定して、該当する場合には、その筆跡データがチェックアクションを行った筆跡か否かを調べる。つまり、筆跡の位置と形状を調べて、そのアクションが所定のアクションか否かを検出する。そして、コマンド処理部41bは、チェックアクションを検出すると、それぞれのチェックボックス12a〜12cに予め割り当てられたコマンドに応じた処理を実行する。
コマンドとしては、診断記録データに関わるデータ処理を指令するコマンドが割り当てられる。まず、チェックボックス12aには、診断記録データと、診断の際に取得された胸部X線画像15の画像データとを検査データとして関連付ける処理を指令する関連付けコマンドが割り当てられる。胸部X線画像15の画像データには、撮影時に受診者IDが入力されている。チェックボックス12aがチェックされると、コマンド処理部41bは、受診者IDに基づいて、診断記録データと、それに対応する画像データを検索して、両者を関連付けて検査データとしてまとめる。こうして関連付けられた検査データは、HDD43に保存される。
チェックボックス12bには、クライアント端末16から検査データを格納先のデータセンタ18にアップロードする処理を指令するアップロードコマンドが割り当てられている。このチェックボックス12bがチェックされると、コマンド処理部41bは、データセンタ18に対して送信要求を送り、HDD43に保存された検査データをデータセンタ18にアップロードする。
データセンタ18では、アップロードされた検査データを受診者ID毎に検査データDBに格納する。また、検査データのアップロードがなされた後、検査票12に対して追記や修正が生じ、修正された検査データが再度アップロードされた場合には、検査データDB内の検査データが更新される。また、検査データには、読み取り元の検査票12を特定する情報として、筆跡データに含まれる前記パターンIDが付加されてデータセンタ18へアップロードされる。
チェックボックス12cには、データセンタ18に格納された検査データをクライアント端末16にダウンロードする処理を指令するダウンロードコマンドが割り当てられている。このチェックボックス12cがチェックされると、コマンド処理部41bは、データセンタ18に対して配信要求を送る。この配信要求には、例えば、データセンタ18のURLとともに、デジタルペン17がチェックボックス12cをチェックした際に読み取った筆跡データが付帯される。
データセンタ18は、受信した配信要求から筆跡データを取り出し、それに含まれるパターンIDに基づいて検査データDBを検索して、パターンIDが一致する検査データを特定する。特定された検査データは、クライアント端末16に向けて配信される。クライアント端末16は、検査データがダウンロードされると、その検査データをモニタ53に表示する。モニタ53には、例えば、診断記録と、その関連データである胸部X線画像とが並列的に表示される。もちろん、両者を1つずつ表示してもよいし、表示方法を切り替えられるようにしてもよい。
なお、本例では、診断記録データと画像データとの関連付けをクライアント端末16で行う例で説明しているが、この関連付け処理は、クライアント端末16で行わなくてもよく、データセンタ18がアップロードされたデータに対して行うようにしてもよい。
また、本例では、チェックボックス12a〜12cのチェックアクションを検出するようにしているが、チェックアクション以外でもよく、例えば、各チェックボックス12a〜12cをポイントするアクションや、丸で囲むアクションなどでもよい。また、チェックボックス12a〜12cの形状を矩形とした例で示しているが、この形状に限定されるものではなく、円形、三角形など他の形状でもよいし、また、図形マークの代わりに絵柄などを使用したマークを使用してもよい。
図8のフローチャートに示すように、クライアント端末16は、診断支援プログラム56が起動されると、デジタルペン17からの筆跡データを待機する待機状態となる。筆跡データを受信すると、帳票定義データ58に基づいて筆跡データの帳票フォーム23内の位置を調べる。その筆跡データが、各チェックボックス12a〜12cに対するチェックアクションである場合には、それをコマンドとして受け付けて所定の処理を実行する。他方、筆跡データが、所定のアクションでない場合には、診断記録データを生成する。
以下、上記構成による作用について、図1の業務フローを参照しながら説明する。検査票12は、プリンタ26によって1枚毎に異なるドットパターン22が印刷されて、診療所13に交付される。診療所13の医師は、この検査票12に基づいて検査を行い、診断支援プログラムを起動して、診断記録を検査票12にデジタルペン17を用いて記入する。クライアント端末16は、デジタルペン17から受信した筆跡データに基づいて診断記録データを生成して、HDD43に保存する。これにより、診断記録がデジタイズされる。
診療所13の医師は、検査票12に診断記録を記入した後、デジタルペン17でチェックボックス12a及びチェックボックス12bを順にチェックする。クライアント端末16は、筆跡データに基づいて各チェックボックス12a,12bのチェックアクションを検出する。クライアント端末16は、チェックボックス12aのチェックアクションを関連付けコマンドとして受け付けて、診断記録データと画像データとを関連付けて検査データとしてまとめる。そして、チェックボックス12bのチェックアクションをアップロードコマンドとして受け付けて、検査データをデータセンタ18へアップロードする。こうした手順が健康診断の受診者の人数分繰り返されて、受診者毎の検査データがデータセンタ18へアップロードされる。
健康診断は、医師の手元に検査票12を置いて、受診者と面談しながら診断を行い、その診断記録を検査票12に随時書き込んでいくというスタイルで進められるケースが多い。デジタルペン17とクライアント端末16を用いることで、こうした従来の作業スタイルをなんら変更することなく、診断記録をデジタイズすることができる。
現行の健康診断の検査票の用紙は、例えば、カーボンシートで複写可能な3枚綴りの用紙が用いられており、1枚が行政機関11に回収され、その控えを診療所13、受診者が受け取るようになっている。診断記録をデジタイズすることで、診療所13は、検査票12の診断記録をデータとして保管することができるので、用紙の保管スペースが不要になる。また、受診者の控えは、データをプリントして作成することができる。
また、画像データと診断記録データとの関連付けや、そうした検査データのデータセンタ18へのアップロードもデジタルペン17のチェックアクションで指示することができるので、医師がコンソール47に向かってコマンドを入力する入力操作も不要であり、作業負荷が増加することも無い。
診療所13の医師は、検査が終了すると、記入済みの検査票12を読影会14に持ち込む。読影会14では、クライアント端末16の診断支援プログラムを起動して、持ち込まれた検査票12のチェックボックス12cをデジタルペン17でチェックする。クライアント端末16は、そのチェックアクションを検出すると、これをダウンロードコマンドとして受け付けて、データセンタ18へ検査データの配信要求を送信する。配信要求には、筆跡データから取り出したパターンIDが含まれているので、データセンタ18は、このパターンIDに基づいて、該当する検査データを特定する。この検査データが読影会14のクライアント端末16へダウンロードされる。
クライアント端末16のモニタ53には、ダウンロードした検査データ(診断記録及び胸部X線の画像データ)が表示される。読影会14の医師は、モニタ53に表示された画像を見ながら、二次読影診断を行い、その読影診断結果を検査票12にデジタルペン17で記入する。クライアント端末16は、デジタルペン17からの筆跡データに基づいて、ダウンロードした検査データを更新する。読影診断結果を記入した後、デジタルペン17でチェックボックス12cがチェックされると、クライアント端末16は、アップロードコマンドとして受け付けて、更新された検査データをデータセンタ18へアップロードする。読影会14では、こうした作業を持ち込まれた検査票12の数だけ繰り返して二次読影診断を行う。
このように、二次読影診断に必要な画像は、データセンタ18を利用して、診療所13から読影会14に受け渡される。こうすることで、診療所13の医師は、胸部X線画像15が記録されたフイルムを読影会14に持ち込まずに済むので、作業負担が軽減される。受診者の数が多い健康診断においては、こうした持ち込み作業の負担は無視できず、負担軽減によるメリットは大きい。
また、このようにデータの受け渡しにデータセンタ18を利用するようにしても、読影会14は、検査票12に対するデジタルペン17のペンアクションだけで、読影診断結果の記入及びデジタイズ、データセンタ18へのデータのアップロード及びダウンロードなどのデータ処理を行うことができるので、従来と比較して作業負担が増えることもない。
こうして、二次読影が終了した後、記入済みの検査票12は、診療所13を経由して、行政機関11に回収される。行政機関11などでは、規則等によって紙で検査票12を保管しなければならない場合も多い。検査票12は、デジタルペン17で読み取り可能な専用紙が用いられるが、見た目には普通紙と変わりないので、この検査票12をそのまま保管に供することができる。
受診者に対しては、プリントした検査票が診療所13から送られて、検査結果が通知される。なお、検査票を送付する代わりに、受診者の検査データの格納先のURLなどを通知して、受診者がデータセンタ18にアクセスして検査結果を参照できるようにしてもよい。
また、図9に示すように、デジタルペン17とクライアント端末16からなる診断支援システムを行政機関11にも配備して、行政機関11がデータセンタ18を利用して種々のデータの受け渡しをするようにしてもよい。上述したとおり、行政機関11は、交付する検査票12のパターン定義データや帳票テンプレートのデータなどを、診療所13や読影会14に交付しなければならない。こうしたデータをデータセンタ18にアップロードして、診療所13や読影会14がダウンロードするようにすれば、データの受け渡しが簡便になる。
また、こうすれば、回収された検査票12の検査データが必要な場合には、検査票12のチェックボックスをデジタルペン17でチェックすることで、データセンタ18から検査データをダウンロードできる。行政機関11は、健康診断の結果を分析して、その地域の住民の健康状態を把握したり、その分析結果を、健康増進対策などの種々の施策を立案する際の基礎資料として活用する場合もある。こうした分析を行うためには、文書がデータ化されていると便利である。データセンタ18を利用すれば、タイピングによってデータ入力を行うことなく検査データが得られるので、業務の省力化にも寄与する。
また、データセンタ18の検査データDBには、単年度の検査データだけでなく、過去の複数年に渡る検査データを、受診者毎に格納しておいてもよい。こうすれば、各医療施設や行政機関は、過去の検査データが必要な場合に、データセンタ18にアクセスしてデータをダウンロードすることができる。行政機関11は、地域の住民の健康状態の把握に当たって、過去の検査結果を利用すれば、健康状態の経年変化の把握などが可能になる。また、診療所などの医療施設では、受診者の過去の検査履歴の把握が可能となる。
さらに、過去に他の医療施設で健康診断を受けた受診者を引き継ぐような場合にも、データセンタ18を利用すれば過去の検査履歴を参照しやすい。ただし、異なる医療施設間で受診者のデータを受け渡す場合には、受診者のプライバシーに配慮して受診者の同意を得るとともに、一定期間のみアクセスを可能とするなどのセキュリティ対策を講じるとよい。
このように、過去の検査データをデータセンタ18に保管する場合には、図10に示すように、検査票12に、過去の検査データをダウンロードするコマンドを割り当てたチェックボックス12dを設けるとよい。クライアント端末16は、このチェックボックス12dがデジタルペン17でチェックされると、そのアクションをコマンドとして受け付けて、データセンタ18に対して配信要求を送信する。
検査票12は、毎年異なるため、そのパターンIDも変化する。デジタルペン17から受信する筆跡データには、その年の検査票12のパターンIDしか含まれないので、データセンタ18は、そのパターンIDに基づいて、例えば、受診者IDを割り出し、その受診者IDから過去の検査データを検索する。こうした過去の検査データが特定される。
また、上記実施形態では、検査データのダウンロードに際して、診断記録データと画像データの両方に対してアップロード処理やダウンロード処理がなされる例で説明したが、必要に応じていずれか一方のデータのみのアップロード又はダウンロードがなされるようにしてもよい。例えば、診断記録については検査票12上で確認できるので、画像データのみをモニタで確認したいというような場合には、その診断記録と関連付けられた画像データのみをダウンロードできるようにすると便利である。
また、上記実施形態では、データ保管サーバであるデータセンタを、検査データの格納先に設定し、その格納先から検査データをダウンロードしたり、その格納先へアップロードするようにしているが、検査データの格納先は必ずしもデータセンタでなくてもよく、例えば、クライアント端末内のストレージユニットでもよいし、医療施設内のLANで接続されたストレージユニットでもよい。
また、上記実施形態では、デジタルペンのアクションを検出して受け付けるコマンドとして、関連付けコマンド、アップロードコマンド、ダウンロードコマンドの3つのコマンドを例に説明したが、診断記録データに関するコマンドであれば、他のコマンドでもよい。診断記録データに関するコマンドとしては、例えば、各検査項目の診断の際に医師が参照すべきデータを読み出してモニタに表示するコマンド、医師が受診者に対して検査結果を説明する際に、説明資料のデータを読み出してモニタに表示するコマンドなど、各種のコマンドが考えられる。こうしたコマンドが割り当てられるチェックボックスは、コマンドと項目との対応関係が明確になるように、該当する項目の傍らに配置されるとよい。
また、いったん検査票に記入した記録を訂正する場合に、例えば、その訂正対象となる記録をデジタルペンでかき消すジェスチャなどのアクションを行うと、データが消去されるというように、所定のジェスチャを検出して、これをコマンドとして受け付けるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、シート毎に固有のドットパターンを割り当てた検査票を使用した例で説明しているが、ドットパターンはシート毎に固有のものでなくてもよく、帳票フォーム内の項目と座標との対応関係を表す1つのドットパターンを使用してもよい。つまり、ドットパターンを帳票フォームの種類を特定するために利用してもよい。ただし、この場合には、複数の人の検査票に同じドットパターンが使用されることになるので、筆跡データからはシートの特定ができず、従って、誰の検査票であるかを特定することができない。そのため、誰の検査票かを特定するために、筆跡データに加えて受診者IDなどを入力する必要がある。
また、上記実施形態では、本発明の診断支援システムを、地域の診療所で実施される健康診断業務に適用した例で説明したが、企業内の健康診断などに適用してもよい。また、上記実施形態では、本発明を健康診断業務を例に説明しているが、健康診断業務以外に適用してもよい。例えば、検査票の代わりに、診療所や病院の院内のカルテなどの医療用帳票を用い、この医療用帳票に記入される診断記録を、本発明の診断支援システムでデジタイズしたり、医療用帳票上のデジタルペンのアクションを検出して、検出したアクションをコマンドとして受け付けて、診断記録データに関わるデータ処理を実行させるようにしてもよい。
本発明の診断業務支援システムを使用した健康診断業務の業務フローの説明図である。 検査票の帳票フォームの説明図である。 検査票の印刷方法の説明図である。 検査票のシートとパターンIDとの対応関係の説明図である。 デジタルペンとクライアント端末の概略構成図である。 帳票定義データの説明図である。 コマンドに対応するチェックボックスの説明図である。 クライアント端末の処理手順を示すフローチャートである。 行政機関をデータセンタと接続した場合の利用例を示す説明図である。 別の実施形態のチェックボックスの説明図である。 デジタルペンと専用紙の説明図である。
符号の説明
12 検査票
12a〜12c チェックボックス
16 クライアント端末
17 デジタルペン
18 データセンタ
20 ストレージユニット
41 CPU
41a 診断記録データ生成部
42a コマンド処理部
43 HDD
56 診断支援プログラム
57 帳票テンプレート
58 帳票定義データ

Claims (8)

  1. 診断記録が記入される複数の項目が配列された帳票フォームと記録面内の座標を符合化して表した符号化パターンとが重ねて印刷された医療用帳票に対して、前記診断記録を記入するペン先を持ち、このペン先の動きに合わせて前記符号化パターンを読み取ることで前記ペン先の筆跡を検出するデジタルペンと、このデジタルペンから前記筆跡のデータを受信する端末装置とからなる診断支援システムにおいて、
    前記端末装置は、前記筆跡に基づいて前記診断記録をデジタル化した診断記録データを生成する診断記録データ生成部と、
    前記筆跡に基づいて、前記デジタルペンによる前記医療用帳票上の所定のアクションを検出して、検出したアクションをコマンドとして受け付けて、前記診断記録データに関わるデータ処理を実行するコマンド処理部とを備えていることを特徴とする診断支援システム。
  2. 前記コマンドには、前記診断記録データに関連する関連データをその格納先から読み出す処理を指令する読み出しコマンドが含まれることを特徴とする請求項1記載の診断支援システム。
  3. 前記関連データには、診断に用いるために生体を撮影した医用画像データが含まれることを特徴とする請求項2記載の診断支援システム。
  4. 前記医用画像データは、通信ネットワークを介して接続されたデータ保管サーバに格納されており、前記コマンド処理部は、前記読み出しコマンドを受け付けたときに、前記データ保管サーバから前記医用画像データをダウンロードすることを特徴とする請求項3記載の診断支援システム。
  5. 前記コマンドには、前記診断記録データを前記データ保管サーバにアップロードして格納する処理を指令する送信コマンドが含まれることを特徴とする請求項4記載の診断支援システム。
  6. 前記診断記録データは、前記医用画像データとともに前記データ保管サーバに格納されており、前記読み出しコマンドを受け付けたときに、前記医用画像データとともにダウンロードされることを特徴とする請求項5記載の診断支援システム。
  7. 前記コマンドには、前記読み出しコマンドによって読み出される前記医用画像データと前記診断記録データとを関連付ける処理を指令する関連付けコマンドが含まれることを特徴とする請求項2〜6いずれか記載の診断支援システム。
  8. 前記所定のアクションは、前記医療用帳票上の所定位置に印刷されたマークを前記ペン先でチェックするチェックアクションであることを特徴とする請求項1〜7いずれか記載の診断支援システム。
JP2006154047A 2006-06-01 2006-06-01 診断支援システム Pending JP2007323445A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006154047A JP2007323445A (ja) 2006-06-01 2006-06-01 診断支援システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006154047A JP2007323445A (ja) 2006-06-01 2006-06-01 診断支援システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007323445A true JP2007323445A (ja) 2007-12-13

Family

ID=38856185

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006154047A Pending JP2007323445A (ja) 2006-06-01 2006-06-01 診断支援システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007323445A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009265741A (ja) * 2008-04-22 2009-11-12 Dainippon Printing Co Ltd サーバ装置及びプログラム
JP2010274049A (ja) * 2009-06-01 2010-12-09 Toshiba Corp 超音波画像診断装置及び超音波画像診断装置の制御方法
JP2012038176A (ja) * 2010-08-09 2012-02-23 Canon Software Inc 帳票サーバ装置、帳票情報処理システム、帳票情報処理方法およびプログラム
WO2012029265A1 (ja) * 2010-08-31 2012-03-08 富士フイルム株式会社 医療情報表示装置および方法、並びにプログラム
JP2012203138A (ja) * 2011-03-24 2012-10-22 Dainippon Printing Co Ltd 採点システム
JP2013254336A (ja) * 2012-06-06 2013-12-19 Ntt Data Corp ノート、筆跡情報管理装置、筆跡情報管理方法、筆跡情報管理プログラム
JP2014191730A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Dainippon Printing Co Ltd 関連付けシステム及びプログラム

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009265741A (ja) * 2008-04-22 2009-11-12 Dainippon Printing Co Ltd サーバ装置及びプログラム
JP2010274049A (ja) * 2009-06-01 2010-12-09 Toshiba Corp 超音波画像診断装置及び超音波画像診断装置の制御方法
JP2012038176A (ja) * 2010-08-09 2012-02-23 Canon Software Inc 帳票サーバ装置、帳票情報処理システム、帳票情報処理方法およびプログラム
WO2012029265A1 (ja) * 2010-08-31 2012-03-08 富士フイルム株式会社 医療情報表示装置および方法、並びにプログラム
CN103079461A (zh) * 2010-08-31 2013-05-01 富士胶片株式会社 医疗信息显示设备、方法和程序
JP5628927B2 (ja) * 2010-08-31 2014-11-19 富士フイルム株式会社 医療情報表示装置および方法、並びにプログラム
JP2015024165A (ja) * 2010-08-31 2015-02-05 富士フイルム株式会社 医療情報表示装置および方法、並びにプログラム
US9158382B2 (en) 2010-08-31 2015-10-13 Fujifilm Corporation Medical information display apparatus, method, and program
JP2012203138A (ja) * 2011-03-24 2012-10-22 Dainippon Printing Co Ltd 採点システム
JP2013254336A (ja) * 2012-06-06 2013-12-19 Ntt Data Corp ノート、筆跡情報管理装置、筆跡情報管理方法、筆跡情報管理プログラム
JP2014191730A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Dainippon Printing Co Ltd 関連付けシステム及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7654463B2 (en) Electronic document management system, medical information system, method for printing sheet of chart paper, and sheet of chart paper
JP5989333B2 (ja) 医用システム
JP2007323445A (ja) 診断支援システム
US20050060644A1 (en) Real time variable digital paper
JP2005148990A (ja) 医用画像読影システム及び読影レポート作成方法
JP2005149107A (ja) 医用画像管理システム
CN101203170A (zh) 计算机辅助检测系统和方法
US10290365B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and non-transitory computer readable medium
JP4911035B2 (ja) 診察記録情報管理システム及び診察記録情報管理方法
JP2012084114A (ja) 人物識別情報対応付けシステム及びプログラム
JPWO2009104527A1 (ja) 医用画像管理装置
JP2004252607A (ja) 電子カルテシステム
JP2004054375A (ja) カルテ管理システム、カルテ管理システムにおけるカルテ管理装置及びカルテ管理処理プログラム、並びにカルテ用紙
JP4744462B2 (ja) 患者情報管理システム
JP2007188243A (ja) 患者情報管理システム
JP2007279842A (ja) 電子カルテシステム及びデータ処理装置並びにその方法
JP2008257530A (ja) 電子ペン入力データ処理システム
JP4204602B2 (ja) 電子カルテシステムおよび電子カルテシステムへの入力方法
JP2008181509A (ja) デジタルペンを用いた医療情報の収集及び管理システム
JP2007048076A (ja) 医療情報処理システムおよび医療情報処理方法
JP2001125995A (ja) 医用レポートシステム
JP4411126B2 (ja) 検診システム
JP2011203872A (ja) 健診情報処理システム、健診情報処理装置、健診情報処理方法、プログラム、及び記憶媒体
JP4654906B2 (ja) コンピュータシステム、参照情報登録装置、及びプログラム
JP6958378B2 (ja) プログラム、及び処理装置