JP2014191153A - プロジェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素な構成で投写レンズを払拭可能な払拭部を備えたプロジェクターを提供する。
【解決手段】プロジェクターは、投写レンズ33を収納し、投写レンズ33から射出された光が通過する投写用開口部を有する外装筐体と、第1方向にスライド移動することによって投写用開口部を開閉するレンズカバー51と、レンズカバー51の投写レンズ33側に配置され、レンズカバー51と共に第1方向に移動し、投写レンズ33光射出側端面33Aを払拭可能な払拭部52と、払拭部52を第1方向とは交差する第2方向D2に移動させることにより、スライド移動において払拭部52が光射出側端面33Aを払拭可能な第1状態と、スライド移動において払拭部52が光射出側端面33Aから離間する状態を維持する第2状態とを切り替える払拭部切替部6と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、プロジェクターに関する。
従来、光源から射出された光を画像情報に応じて変調し、変調した光を投写レンズで投写するプロジェクターが知られている。このプロジェクターには、使用されないときにおける投写レンズの保護を目的として着脱式のカバーや、スライド式のカバー等が備えられている。また、このスライド式のカバーを利用して、投写レンズのレンズ表面に付着した塵埃を除去するように構成した技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のプロジェクターは、レンズユニットと、レンズユニットの前面を開閉自在に覆うレンズカバーと、レンズカバーの背面に設けられたパッドと、レンズカバー駆動機構と、レンズユニットを前後方向に進退させるレンズユニット駆動機構と、制御装置とを備える。そして、このプロジェクターは、制御装置がレンズカバー駆動機構およびレンズユニット駆動機構を制御して、レンズカバーを閉塞させた状態でレンズユニットを回転且つ前進させることにより、パッドがレンズユニットのレンズを払拭する。
特開2009−93116号公報
しかしながら、特許文献1に記載のプロジェクターは、レンズユニットを進退させるレンズユニット機構を備える構成なので、レンズユニットの構造が複雑化することや、レンズユニットが大型化、高重量化することが考えられる。また、払拭するためにレンズを移動させると、払拭後にレンズを元の位置に正確に戻すのが難しく、焦点がずれる恐れがあり、払拭後に改めてレンズの焦点調整が必要になって操作が煩雑になるという課題もある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るプロジェクターは、光源から射出された光を画像情報に応じて変調し、変調した光を投写レンズにて投写するプロジェクターであって、前記投写レンズを収納し、前記投写レンズから射出された光が通過する投写用開口部を有する外装筐体と、第1方向にスライド移動することによって前記投写用開口部を開閉するレンズカバーと、前記レンズカバーの前記投写レンズ側に配置され、前記レンズカバーと共に前記第1方向に移動し、前記投写レンズの光射出側端面を払拭可能な払拭部と、前記払拭部を前記第1方向とは交差する第2方向に移動させることにより、前記スライド移動において前記払拭部が前記光射出側端面を払拭可能な第1状態と、前記スライド移動において前記払拭部が前記光射出側端面から離間する状態を維持する第2状態とを切り替える払拭部切替部と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、プロジェクターは、レンズカバーと共に第1方向にスライド移動する払拭部、およびこの払拭部を第1状態と第2状態とに切り替える払拭部切替部を備えている。これによって、使用されないときの投写レンズを保護しつつ、次のような効果を奏するプロジェクターの提供が可能となる。すなわち、光射出側端面の払拭が必要な場合に払拭部を第1状態にし、レンズカバーをスライド移動させることで、光射出側端面に付着した塵埃等を取り除くことができる。一方、払拭が不要な場合には、払拭部を第2状態にすることでレンズカバーをスライド移動させる操作力の低減や、払拭部の摩耗を回避して、投写用開口部を開閉できる。
また、光射出側端面を払拭するための構成を投写レンズに盛り込むことが不要なので、投写レンズの構造の複雑化や大型化を抑制できる。さらに、光射出側端面の払拭のために投写レンズを操作する必要がないので、フォーカスやズームがずれること無く、光射出側端面の払拭が可能となる。
したがって、簡素な構造で光射出側端面を払拭する構成を可能とし、長期に亘って鮮明な画像の投写が可能なプロジェクターの提供が図れる。
[適用例2]上記適用例に記載のプロジェクターにおいて、前記払拭部切替部は、前記払拭部を前記レンズカバーに対して前記第2方向に移動させることによって前記第1状態と前記第2状態とを切り替えることが好ましい。
この構成によれば、レンズカバーは、第1方向に移動するように構成されていれば、第2方向に移動可能とする構成が不要なので、第2方向におけるレンズカバーの移動スペースが不要になることによるプロジェクターの大型化の抑制が可能となる。また、払拭部をレンズカバーと共に第2方向に移動させる構成に比べて払拭部切替部の簡素化が図れる。
[適用例3]上記適用例に記載のプロジェクターにおいて、前記外装筐体内を冷却するためのファンと、前記ファンが送風する空気の向きを前記第1状態と前記第2状態とで切り替える風向切替部と、を備え、前記風向切替部は、前記光射出側端面に送風される風量が前記第2状態より前記第1状態の方が多くなるように前記ファンが送風する空気の向きを変えることが好ましい。
この構成によれば、ファンから送風される空気は、風向切替部によって、第2状態より第1状態の方がより多く光射出側端面に送風される。これによって、光射出側端面を払拭可能とする第1状態においては、光射出側端面にファンからの空気が送風されるので、光射出側端面から取り除かれた塵埃を投写用開口部等から外装筐体外に排出することが可能となる。よって、専用のファンを備えることなく、外装筐体内を冷却するためのファンが送風する空気を利用して、取り除かれた塵埃が再び光射出側端面に付着することを抑制する構成が可能となる。
[適用例4]上記適用例に記載のプロジェクターにおいて、前記第1状態を検出する払拭部検出部と、前記払拭部検出部が前記第1状態を検出した検出結果に基づいて、前記投写レンズから射出される光の明るさを低減させる制御部と、を備えることが好ましい。
この構成によれば、制御部は、払拭部検出部が払拭部の第1状態を検出した場合に、例えば、消灯を含めて光源から射出される光量の低減や、全黒となる投写(いわゆる、画像ミュート)等で、投写レンズから射出される光の明るさを低減させる。これによって、光射出側端面を払拭中に、ユーザーへの不快感を緩和することや、光射出側端面の温度上昇を低減できることによる払拭部の温度による劣化を抑制することができる。
[適用例5]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記第1状態を検出する払拭部検出部と、前記払拭部検出部が前記第1状態を検出した検出結果に基づいて、前記光射出側端面に送風される風量が前記第2状態より前記第1状態の方が多くなるように、前記風向切替部を切り替えさせる制御部と、を備えることが好ましい。
この構成によれば、制御部は、払拭部検出部が払拭部の第1状態を検出した場合に、光射出側端面に送風される風量が第2状態より多くなるように風向切替部を切り替えさせる。これによって、払拭部が第1状態になった場合に、風向切替部を操作することなく、ファンから送風される空気は、第2状態の場合より多く光射出側端面に送風されるので、光射出側端面から取り除かれた塵埃を投写用開口部等から確実に外装筐体外に排出することが可能となる。
本実施形態のプロジェクターの外観を模式的に示す斜視図。 本実施形態のプロジェクターの構成を示すブロック図。 本実施形態のカバーユニットを模式的に示す側面図。 本実施形態のプロジェクターの風向切替部およびカバーユニット近傍の模式図。 本実施形態のプロジェクターの起動時の動作を説明するフローチャート。 本実施形態の画像を投写中のプロジェクターの動作を説明するフローチャート。
以下、本実施形態に係るプロジェクターについて、図面を参照して説明する。
本実施形態のプロジェクターは、光源から射出された光を画像情報に応じて変調し、変調した光をスクリーン等の投写面に拡大投写する。
〔プロジェクターの主な構成〕
図1は、本実施形態のプロジェクター1の外観を模式的に示す斜視図である。図2は、本実施形態のプロジェクター1の構成を示すブロック図である。
プロジェクター1は、図1、図2に示すように、外装を構成する外装筐体2、画像投写部3、冷却装置4、カバーユニット5、風向切替部7、カバー検出部8および制御部91を有する回路ユニット9を備えている。なお、以下では、説明の便宜上、プロジェクター1から光が投写される方向を前側とし、プロジェクター1が机上等に据え置かれた姿勢におけるプロジェクターの前方から見て上下、左右となる方向をそれぞれ上下方向、左右方向として記載する。
外装筐体2の前面には、図1に示すように、投写用開口部21が形成されており、この投写用開口部21の内側には、画像投写部3に備えられた投写レンズ33が配置されている。そして、投写レンズ33から射出された光は、この投写用開口部21を通過して前方に配置された投写面SCに投写される。
また、外装筐体2の前面には、内部の空気が排出される排気口22が形成され、図示は省略するが、外装筐体2の下面には、外気を取り込むための吸気口が形成されている。
外装筐体2の上面には、ユーザーにより入力操作が行われる入力操作部23と、報知部24とが備えられている。
入力操作部23は、電源のオン/オフを切り替える電源キー、プロジェクター1の各種設定を行うためのメニュー画像の表示/非表示を切り替えるメニューキー、入力ソースを切り替えるソース切替えキー等、各種指示を行うための複数のキー等を備えている。
報知部24は、複数のLED(Light emitting diode)を備え、LEDの点灯パターンや発光色等でプロジェクター1の動作状態を報知する。なお、報知部24がブザーを備える構成とし、ブザーの鳴動パターン等でプロジェクター1の動作状態を報知するように構成してもよい。また、LEDおよびブザーを備えるように報知部24を構成してもよい。
また、外装筐体2の上面には、投写レンズ33の上方に位置し、第1方向D1としての左右方向に延出する長孔25が形成されている。そして、この長孔25からカバーユニット5の後述する把持部641が突出している。
画像投写部3は、図2に示すように、光源31、光変調装置としての3つの液晶ライトバルブ32R,32G,32B、投写レンズ33、液晶駆動部34を備えている。画像投写部3は、光源31から射出された光を、液晶ライトバルブ32R,32G,32Bで変調し、投写レンズ33から投写することによってスクリーンSC等に画像を表示する。
光源31は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等からなる放電型の光源ランプ311、および光源ランプ311が放射した光を反射するリフレクター312を備えている。
光源31から射出された光は、図示しないインテグレーター光学系によって輝度分布が略均一な光に変換され、図示しない色分離光学系によって光の3原色である赤色(R),緑色(G),青色(B)の各色光成分に分離された後、それぞれ液晶ライトバルブ32R,32G,32Bに入射する。
液晶ライトバルブ32R,32G,32Bは、一対の透明基板間に液晶が封入された液晶パネル等によって構成される。液晶ライトバルブ32R,32G,32Bには、マトリックス状に配列された複数の画素(図示せず)が形成されており、画素毎に駆動電圧が印加可能になっている。
液晶駆動部34は、入力される画像情報に応じた駆動電圧を液晶ライトバルブ32R,32G,32Bの各画素に印加する。各画素は、画像情報に応じた光透過率に設定され、光源31から射出された光は、液晶ライトバルブ32R,32G,32Bを透過することによって変調され、画像情報に応じた画像光が色光毎に形成される。
液晶ライトバルブ32R,32G,32Bで形成された各色の画像光は、図示しない色合成光学系によって画素毎に合成されてカラーの画像光となった後、投写レンズ33によってスクリーンSCに拡大投写される。
冷却装置4は、図示しない吸気用のファン、排気用のファン41および排気ダクト42(図4参照)を備えている。
吸気用のファンは、外装筐体2の吸気口から取り込んだ外部の空気を液晶ライトバルブ32R,32G,32B等に送風し、これらの部材を冷却する。
排気用のファン41は、光源31等を冷却して暖まった外装筐体2内部の空気を外装筐体2の排気口22から外部に排出する。
排気ダクト42は、ファン41が送風する空気を排気口22に導く。
カバーユニット5は、把持部641がユーザーに把持されて第1方向D1(左右方向)にスライド移動可能に構成されている。カバーユニット5は、図1に示すように、投写用開口部21を開閉するレンズカバー51、図2に示すように、レンズカバー51の投写レンズ33側に配置される払拭部52、払拭部52の位置を切り替える払拭部切替部6、および払拭部52の位置を検出する払拭部検出部53を備えている。
レンズカバー51は、投写用開口部21を閉塞する大きさに形成され、プロジェクター1が使用されない際に投写レンズ33を保護する機能を有している。
払拭部52は、光射出側端面33Aを払拭する払拭材521(図3参照)を備え、レンズカバー51と共に第1方向D1(左右方向)に移動し、レンズカバー51に対して第1方向D1(左右方向)とは直交する第2方向D2(前後方向)に移動可能に構成されている。
払拭部切替部6は、ユーザーから操作されることによって、払拭部52を第2方向D2(前後方向)に移動させ、払拭材521が光射出側端面33A(図3参照)を払拭可能な第1状態と、レンズカバー51のスライド移動において払拭材521が光射出側端面33Aから離間する状態が維持される第2状態とを切り替えるように構成されている。なお、第2方向D2は、第1方向D1に対して交差する方向であれば、直交する方向に限らない。
払拭部検出部53は、払拭部52の第1状態を検出し、検出結果を制御部91に出力する。カバーユニット5については、後で詳細に説明する。
風向切替部7は、払拭部検出部53の検出結果に基づいて、制御部91の指示によってファン41から送風される空気の風向きを変更可能に構成されている。風向切替部7については、後で詳細に説明する。
カバー検出部8は、レンズカバー51が当接することによって接続状態が切り替わるスイッチで構成されている。カバー検出部8は、レンズカバー51が投写用開口部21を開放する開放状態以外に位置付けられていることを検知し、検知した信号を制御部91に出力する。なお、カバー検出部8は、光センサーを利用したものや磁気センサーを利用したものであってもよい。
回路ユニット9は、図2に示すように、制御部91、記憶部92、画像信号入力部93、画像信号処理部94、OSD処理部95、ファン制御部96、電源部97、および光源制御部98を備えている。
制御部91は、CPU(Central Processing Unit)や、各種データ等の一時記憶に用いられるRAM(Random Access Memory)、計時を行うタイマー911等を備え、記憶部92に記憶されている制御プログラムにしたがって動作することによりプロジェクター1の動作を統括制御する。つまり、制御部91は、記憶部92とともにコンピューターとして機能する。
制御部91は、カバー検出部8から信号が出力されると、例えば、画像ミュート状態となるようにプロジェクター1を制御する。つまり、プロジェクター1は、レンズカバー51が投写用開口部21を開放した場合に画像の投写が可能で、レンズカバー51が投写用開口部21を開放する開放状態以外に位置付けられた場合には、画像ミュート状態となるように構成されている。
また、制御部91は、払拭部検出部53の検出結果に応じて風向切替部7および光源制御部98を制御する。この払拭部検出部53の検出結果に応じた制御部91の動作については後で詳細に説明する。
記憶部92は、マスクROM(Read Only Memory)や、フラッシュメモリー、FeRAM(Ferroelectric RAM:強誘電体メモリー)等の不揮発性のメモリーにより構成されている。記憶部92には、プロジェクター1の動作を制御するための制御プログラムや、プロジェクター1の動作条件を規定する各種設定データ等が記憶されている。
画像信号入力部93は、複数の画像入力端子(図示省略)を備え、ビデオ再生装置やパーソナルコンピューター等、外部の画像出力装置から図示しないケーブルを介して画像情報が入力される。入力された画像情報は、制御部91の指示に基づき、画像信号処理部94に出力される。なお、画像信号入力部93が無線通信や光通信などの受信部を備える構成とし、外部機器から無線によって出力された画像信号がこの受信部から入力するように構成にしてもよい。
画像信号処理部94は、画像信号入力部93から入力された各種形式の画像情報を、液晶ライトバルブ32R,32G,32Bの各画素の階調を表す画像情報、すなわち各画素に印加する駆動電圧を規定するための画像情報に変換する。さらに、画像信号処理部94は、制御部91の指示に基づいて、変換した画像情報に対して、明るさ、コントラスト、シャープネス、色合等を調整するための画像調整処理を行い、処理後の画像情報をOSD処理部95に出力する。
OSD処理部95は、制御部91の指示に基づいて、メニュー画像やメッセージ画像等のOSD(On Screen Display)画像を、入力画像上に重畳する処理を行う。OSD処理部95は、図示しないOSDメモリーを備えており、OSD画像を形成する図形やフォント等を表すOSD画像情報を記憶している。制御部91がOSD画像の重畳を指示すると、OSD処理部95は、必要なOSD画像情報をOSDメモリーから読み出し、入力画像の所定の位置にOSD画像が重畳されるように、画像信号処理部94から入力される画像情報にこのOSD画像情報を合成する。OSD画像情報が合成された画像情報は、液晶駆動部34に出力される。なお、制御部91からOSD画像を重畳する旨の指示がない場合には、OSD処理部95は、画像信号処理部94から出力される画像情報をそのまま液晶駆動部34に出力する。
ファン制御部96は、制御部91の指示に基づいて、吸気用のファン(図示省略)およびファン41の回転の始動、およびその停止を制御するとともに、図示しない温度検出部の検出結果に基づいて制御部91の指示によって吸気用のファンおよびファン41の回転数を制御する。
電源部97には、外部からAC100V等の商用電源が供給される。電源部97は、商用電源(交流電源)を所定の電圧の直流電源に変換して、プロジェクター1の各部に電力を供給する。また、電源部97は、画像の投写に必要な電力(動作電力)を各部に供給する状態(電源オン状態)と、動作電力の供給を停止して、電源をオンにするための操作を待機する状態(スタンバイ状態)とが切り替えられるように構成されている。
光源制御部98は、制御部91の指示に基づいて、光源31に対する電力の供給と停止とを制御し、光源31の点灯および消灯を切り換える。
〔カバーユニットの構成〕
ここで、カバーユニット5について、詳細に説明する。
カバーユニット5は、前述したように、レンズカバー51、払拭部52、払拭部切替部6、および払拭部検出部53を備え、払拭部切替部6によって、スライド移動において払拭部52が光射出側端面33Aを払拭可能な第1状態と、スライド移動において払拭部52が光射出側端面33Aから離間する状態が維持される第2状態とを切り替えるように構成されている。
図3は、カバーユニット5を模式的に示す側面図であり、(a)は、第2状態を示す図、(b)は、第1状態を示す図である。
レンズカバー51は、平面視矩形の板状に形成され、上下の端部が外装筐体2に設けられた図示しない案内部に案内されて第1方向D1(左右方向)にスライド移動できるように形成されている。
払拭部52は、図3に示すように、払拭材521に加え、払拭材521を保持する保持部522を備えている。
払拭材521は、発泡部材や不織布、あるいはこれらの部材が組み合わされた部材等の伸縮性を有する柔らかい材料が用いられており、光射出側端面33Aを傷つけることなく光射出側端面33Aを払拭することができるように形成されている。
保持部522は、払拭材521のレンズカバー51側に配置され、側面には、図3(b)
に示すように、上下方向が前後方向より長い長穴522aが形成されている。払拭材521は、接着剤等を介して保持部522に固定される。
払拭部切替部6は、図3に示すように、案内部61、支持部62、連結部63および操作レバー64を備えている。
案内部61は、レンズカバー51から投写レンズ33側に向かって突出し、払拭部52の上側および下側に一対設けられている。案内部61は、払拭部52の第2方向D2への移動を案内する。
支持部62は、一対の案内部61の間に設けられ、レンズカバー51から投写レンズ33側に向かって突出している。
連結部63は、図3に示すように、平面視L字状に形成されており、払拭部52と操作レバー64とを連結し、中央部が支持部62に回転自在に軸支されている。連結部63は、一方の端部近傍が保持部522の長穴522aに軸支され、他方の端部近傍が操作レバー64に軸支されている。
操作レバー64は、レンズカバー51と払拭部52との間に配置され、上下方向に延出している。操作レバー64は、一方の端部に連結部63が軸支され、他方の端部には、把持部641が設けられている。把持部641は、図1に示すように、外装筐体2の上面から突出するように形成されている。
把持部641は、カバーユニット5が操作される際にユーザーに把持される部位であり、把持部641は、投写用開口部21が開閉される際には、第1方向D1(左右方向)にスライド移動され、第1状態と第2状態とを切り替える際には、上下方向に移動される。
また、操作レバー64には、上側の案内部61と支持部62との間に位置し、払拭部52側に突出する突起642が形成されている。
払拭部検出部53は、突起642の上方に配置され、突起642が当接することによって接続状態が切り替わるスイッチで構成されている。払拭部検出部53は、突起642が当接したことを検出すると、その検出結果を制御部91に出力する。なお、払拭部検出部53は、光センサーを利用したものや磁気センサーを利用したものであってもよい。
払拭部切替部6は、図3(a)に示すように、第2状態においては、平面視L字状の連結部63が前後方向および上下方向に沿うように位置し、突起642が、払拭部検出部53から離間した状態となる。そして、払拭部52は、第2状態において、投写レンズ33から離間した状態となり、この投写レンズ33から離間した状態は、第2状態においては、カバーユニット5がスライド移動されても維持される。つまり、払拭部52は、第2状態においてスライド移動されても、光射出側端面33Aを払拭しないこととなる。
第2状態から操作レバー64が上方に引き出されると、連結部63は、支持部62に軸支されている軸を中心に回転(図3における時計回りに回転)する。そして、連結部63に軸支されている払拭部52は、図3(b)に示すように、投写レンズ33側に移動して払拭材521が投写レンズ33の光射出側端面33Aを払拭可能な第1状態となり、突起642は、払拭部検出部53に当接して払拭部検出部53の接続状態を切り替える。
払拭部検出部53は、接続状態が切り替えられることにより払拭部52が第1状態であることを示す信号を制御部91に出力する。
この第1状態において、レンズカバー51が第1方向D1にスライド移動されると、払拭部52は、レンズカバー51と共に移動し、払拭材521が光射出側端面33Aを払拭する。
また、払拭部切替部6は、第1状態から操作レバー64が下方に押し込まれると、連結部63が図3における反時計回りに回転し、払拭部52は、図3(a)に示すように、第2状態となる。
〔風向切替部の構成〕
次に、風向切替部7について、詳細に説明する。
図4は、プロジェクター1の風向切替部7およびカバーユニット5近傍の模式図であり、(a)は第2状態のプロジェクター1を示す図、(b)は、第1状態のプロジェクター1を示す図である。
風向切替部7は、図4に示すように、ファン41および排気ダクト42の近傍に配置され、可動板71および駆動部72を備えている。
ここで、排気ダクト42について説明する。
排気ダクト42は、図4に示すように、ファン41と排気口22との間に配置され、ファン41から送風された空気を排気口22に導く。
排気ダクト42には、図4(b)に示すように、投写レンズ33側に開口部421が設けられ、開口部421の排気口22側には、傾斜壁422が形成されている。
傾斜壁422は、排気口22側に向かう程、投写レンズ33に近づくように形成されている。
可動板71は、排気ダクト42の開口部421を回転により開閉可能に形成されている。
駆動部72は、モーターやソレノイド等を有して構成され、制御部91の指示に基づいて、可動板71を回転させる。そして、可動板71は、払拭部52が第2状態においては、図4(a)に示すように、開口部421を閉塞した閉塞状態となり、払拭部52が第1状態においては、図4(b)に示すように、傾斜壁422と略平行となるように回転して開口部421を開放する開放状態となる。
ファン41から送風される空気は、開口部421が閉塞状態、つまり払拭部52が第2状態において、殆どが排気口22から排出されるが、開口部421が開放状態、つまり払拭部52が第1状態においては、一部が開口部421から光射出側端面33Aに向けて送風される。
このように、風向切替部7は、ファン41が送風する空気の向きを第1状態と第2状態とで切り替え、第1状態において光射出側端面33Aに送風される風量が第2状態より多くなるようにファン41が送風する空気の向きを変える。
〔プロジェクターの動作〕
次に、プロジェクター1の動作について説明する。
先ず、プロジェクター1の起動時の動作について、図5を用いて説明する。
図5は、プロジェクター1の起動時の動作を説明するフローチャートである。
電源キーが操作されて、電源がオンされると、制御部91は、払拭部検出部53からの出力に基づいて払拭部52が第1状態であるか否か、つまり払拭部52が突出しているか否かを判断する(ステップS101)。
ステップS101において、払拭部52が突出している(第1状態)と判断された場合には、ステップS102に移行し、払拭部52が突出していないと判断された場合には、ステップS103に移行する。
ステップS102において、制御部91は、報知部24のLEDを警告表示となる表示に点灯させて、払拭部52が突出していることを警告し、ステップS104に移行する。
ステップS104において、制御部91は、所定の時間間隔で払拭部検出部53からの出力を監視し、払拭部52が突出している場合には、この監視を継続し、払拭部52が突出していない場合には、ステップS105に移行する。
ステップS105において、制御部91は、報知部24の警告表示を終了させ、ステップS103に移行する。
ステップS103において、制御部91は、光源31を点灯させ、ステップS106に移行する。
ステップS106において、制御部91は、入力される画像情報に応じた画像を投写し、このフローを終了する。
次に、画像を投写中に払拭部52が移動された場合のプロジェクター1の動作について、図6を用いて説明する。
図6は、画像を投写中のプロジェクター1の動作を説明するフローチャートである。
制御部91は、プロジェクター1が画像を投写中に、所定の時間間隔で払拭部検出部53からの出力を監視する(ステップS201)。
そして、ステップS201において、払拭部52が突出されると、つまり、払拭部52が第1状態になると、制御部91は、払拭部検出部53からの出力に基づいて払拭部52が突出していると判断してステップS202に移行する。
ステップS202において、制御部91は、報知部24のLEDを警告表示となる表示に点灯させて、払拭部52が突出していることを警告し、ステップS203に移行する。
ステップS203において、制御部91は、タイマー911をスタートさせ、所定の時間払拭部検出部53からの出力を監視する(ステップS204)。
そして、ステップS204において、制御部91は、払拭部52が突出していない場合には、ステップS205に移行し、払拭部52が突出している場合には、ステップS206に移行する。
ステップS205において、制御部91は、報知部24の警告を終了し、ステップS201に戻る。
一方、ステップS206に移行した場合、制御部91は、払拭部52が突出している状態が所定の時間経過したか否かを計時し、所定の時間が経過していない場合には、ステップS204に戻り、所定の時間が経過した場合には、ステップS207に移行する。
ステップS207において、制御部91は、光源31を消灯させて画像の投写を中止させ、ステップS208に移行する。このように、制御部91は、払拭部検出部53が第1状態を検出した検出結果に基づいて、光源31を消灯させることにより投写レンズ33から射出される光の明るさを低減させる。
ステップS208において、制御部91は、報知部24の警告を終了させ、ステップS209に移行する。
ステップS209において、制御部91は、駆動部72を駆動して閉塞状態(図4(a)参照)の可動板71を開放状態(図4(b)参照)にさせ、ステップS210に移行する。このように、制御部91は、払拭部検出部53が第1状態を検出した検出結果に基づいて、光射出側端面33Aに送風される風量が第2状態より第1状態の方が多くなるように、風向切替部7を切り替えさせる。
この開放状態において、ファン41から送風された空気は、図4(b)に示すように、一部が投写レンズ33に向かう。そして、レンズカバー51がスライド移動されることで、光射出側端面33Aから払拭された塵埃の多くは、ファン41から送風された空気によって投写用開口部21や、図示しない外装筐体2の開口部(例えば、投写レンズ33近傍の外装筐体2側面に設けられた開口部等)から外部に排出される。なお、開放状態においては、光源31は消灯されているので、ファン41から送風される空気の温度は、閉塞状態における空気の温度より低い温度となる。これによって、ファン41からの空気が光射出側端面33Aに送風されても、投写レンズ33やカバーユニット5は、温度劣化することがない。
ステップS210において、制御部91は、所定の時間間隔で払拭部検出部53からの出力を監視し、払拭部52が突出している場合には、この監視を継続し、払拭部52が突出していない場合には、ステップS211に移行する。
ステップS211において、制御部91は、可動板71を閉塞状態にしてステップS212に移行する。
制御部91は、プロジェクター1が画像を投写可能な状態において投写を再開するか否かを設定できるように構成されている。ステップS212において、制御部91は、投写再開の設定がなされていたか否かを確認し、投写再開が設定されていた場合には、ステップS213に移行し、投写再開が設定されていない場合には、ステップS214に移行する。
ステップS213において、制御部91は、光源31を点灯して投写を再開し、ステップS201に戻る。
一方、ステップS214に移行した場合には、制御部91は、プロジェクター1をスタンバイ状態とし、このフローを終了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)プロジェクター1は、カバーユニット5を備えているので、使用されないときの投写レンズ33を保護しつつ、次のような効果を奏する。すなわち、光射出側端面33Aの払拭が必要な場合には、払拭部52を第1状態にし、レンズカバー51をスライド移動させることで、光射出側端面33Aに付着した塵埃等を取り除くことができる。一方、払拭が不要な場合には、払拭部52を第2状態にすることで、レンズカバー51をスライド移動させる操作力の低減や、払拭材521の摩耗を回避して投写用開口部21を開閉できる。
また、光射出側端面33Aを払拭するための構成を投写レンズ33に盛り込むことが不要なので、投写レンズ33の構造の複雑化や大型化を抑制できる。さらに、光射出側端面33Aの払拭のために投写レンズ33を操作する必要がないので、フォーカスやズームがずれること無く、光射出側端面33Aの払拭が可能となる。
したがって、簡素な構造で光射出側端面33Aを払拭する構成を可能とし、長期に亘って鮮明な画像の投写が可能なプロジェクター1の提供が図れる。
(2)レンズカバー51は、第1方向D1に移動するように構成されていれば、第2方向D2に移動可能とする構成が不要なので、第2方向D2におけるレンズカバー51の移動スペースが不要になることによるプロジェクター1の大型化の抑制が可能となる。また、払拭部52をレンズカバー51と共に第2方向D2に移動させる構成に比べて払拭部切替部6の簡素化が図れる。
(3)ファン41から送風される空気は、風向切替部7によって、第2状態より第1状態の方がより多く光射出側端面33Aに送風される。これによって、光射出側端面33Aを払拭可能とする第1状態においては、光射出側端面33Aにファン41からの空気が送風されるので、光射出側端面33Aから取り除かれた塵埃を投写用開口部21等から外装筐体2外に排出することが可能となる。よって、専用のファンを備えることなく、外装筐体2内を冷却するためのファン41が送風する空気を利用して、取り除かれた塵埃が再び光射出側端面33Aに付着することを抑制する構成が可能となる。
(4)制御部91は、払拭部検出部53が払拭部52の第1状態を検出した場合に、光源31を消灯させる。これによって、光射出側端面33Aを払拭中に、投写レンズ33から光が射出されないので、ユーザーへの不快感を防止することや、光射出側端面33Aの温度上昇を低減できることによる払拭材521の温度劣化を抑制することができる。
(5)制御部91は、払拭部検出部53が払拭部52の第1状態を検出した場合に、光射出側端面33Aに送風される風量が第2状態より多くなるように風向切替部7を切り替えさせる。これによって、払拭部52が第1状態になった場合に、風向切替部7を操作することなく、ファン41から送風される空気は、第2状態の場合より多く光射出側端面33Aに送風されるので、光射出側端面33Aから取り除かれた塵埃を投写用開口部21等から確実に外装筐体2外に排出することが可能となる。
(変形例)
なお、前記実施形態は、以下のように変更してもよい。
前記実施形態の払拭部切替部6は、第2状態から操作レバー64が引き出されると、第1状態に切り替わるように構成されているが、第2状態から操作レバー64が押し込まれると、第1状態に切り替わるように構成してもよい。また、操作レバー64を回転することによって、第1状態と第2状態とが切り替わるように構成してもよい。
レンズカバー51も払拭部52と共に第2方向D2に移動するように構成してもよい。
前記実施形態のカバーユニット5は、手動で操作されるように構成されているが、電動でカバーユニット5を構成し、リモコンによる遠隔操作で第1方向D1へのスライド移動、および第1状態と第2状態との切り替えが可能となるように構成してもよい。これによって、プロジェクター1が天井等に設置された場合に、プロジェクター1から離れた位置からのリモコン操作で投写用開口部21の開閉、および光射出側端面33Aの払拭が可能となる。
前記実施形態では、光射出側端面33Aに空気を送風するファンとして排気用のファン41が用いられているが、排気用のファン以外の外装筐体2内に配置されるファンを用いてもよい。
また、前記実施形態では、光射出側端面33Aに空気を送風するファンと、外装筐体2内を冷却するファンとを兼用しているが、光射出側端面33Aに空気を送風する専用のファンを備える構成としてもよい。この構成の場合、風向切替部7は不要となり、払拭部検出部53が払拭部52の第1状態を検出した場合にのみ専用のファンが駆動するように構成すればよい。
前記実施形態の風向切替部7は、駆動部72を備え、制御部91の指示によってファン41から送風される空気の向きを変えるように構成されているが、払拭部切替部6と風向切替部7とが機構的に連結し、払拭部52の第1状態と第2状態との切り替えに連動して風向切替部7が切り替わるように構成してもよい。この構成の場合、風向切替部7における駆動部72は不要となる。
前記実施形態では、払拭部52の第1状態の場合に、光源31が消灯されるように構成されているが、光源31に供給する電力を小さくして光源31が射出する光量を低減してもよく、また画像ミュートするように構成してもよい。これによっても、第1状態において投写レンズ33から射出される光の明るさを低減させることができる。
前記実施形態の光変調装置は、透過型の液晶パネルを用いて構成されているが、反射型の液晶パネルを利用したものであってもよい。
また、前記実施形態の光変調装置は、3つの液晶ライトバルブ32R,32G,32Bを用いる、いわゆる3板方式を採用しているが、これに限らず、単板方式を採用してもよく、また、他の数の液晶ライトバルブで構成してもよい。
また、光変調装置としてマイクロミラー型の光変調装置、例えば、DMD(Digital Micromirror Device)等を利用したものであってもよい。
前記実施形態では、光源31として放電型の光源ランプ311を用いているが、他の方式のランプや、LED光源やレーザー光源等の固体光源で構成してもよい。
1…プロジェクター、2…外装筐体、5…カバーユニット、6…払拭部切替部、7…風向切替部、8…カバー検出部、21…投写用開口部、31…光源、32R,32G,32B…液晶ライトバルブ、33…投写レンズ、33A…光射出側端面、41…ファン、51…レンズカバー、52…払拭部、53…払拭部検出部、63…連結部、64…操作レバー、71…可動板、72…駆動部、91…制御部、521…払拭材、522…保持部、D1…第1方向、D2…第2方向。

Claims (5)

  1. 光源から射出された光を画像情報に応じて変調し、変調した光を投写レンズにて投写するプロジェクターであって、
    前記投写レンズを収納し、前記投写レンズから射出された光が通過する投写用開口部を有する外装筐体と、
    第1方向にスライド移動することによって前記投写用開口部を開閉するレンズカバーと、
    前記レンズカバーの前記投写レンズ側に配置され、前記レンズカバーと共に前記第1方向に移動し、前記投写レンズの光射出側端面を払拭可能な払拭部と、
    前記払拭部を前記第1方向とは交差する第2方向に移動させることにより、前記スライド移動において前記払拭部が前記光射出側端面を払拭可能な第1状態と、前記スライド移動において前記払拭部が前記光射出側端面から離間する状態を維持する第2状態とを切り替える払拭部切替部と、
    を備えることを特徴とするプロジェクター。
  2. 請求項1に記載のプロジェクターであって、
    前記払拭部切替部は、前記払拭部を前記レンズカバーに対して前記第2方向に移動させることによって前記第1状態と前記第2状態とを切り替えることを特徴とするプロジェクター。
  3. 請求項1または請求項2に記載のプロジェクターであって、
    前記外装筐体内を冷却するためのファンと、
    前記ファンが送風する空気の向きを前記第1状態と前記第2状態とで切り替える風向切替部と、
    を備え、
    前記風向切替部は、前記光射出側端面に送風される風量が前記第2状態より前記第1状態の方が多くなるように前記ファンが送風する空気の向きを変えることを特徴とするプロジェクター。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
    前記第1状態を検出する払拭部検出部と、
    前記払拭部検出部が前記第1状態を検出した検出結果に基づいて、前記投写レンズから射出される光の明るさを低減させる制御部と、
    を備えることを特徴とするプロジェクター。
  5. 請求項3に記載のプロジェクターであって、
    前記第1状態を検出する払拭部検出部と、
    前記払拭部検出部が前記第1状態を検出した検出結果に基づいて、前記光射出側端面に送風される風量が前記第2状態より前記第1状態の方が多くなるように、前記風向切替部を切り替えさせる制御部と、
    を備えることを特徴とするプロジェクター。
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