JP5041217B2 - プロジェクタ - Google Patents

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Description

本発明は、プロジェクタに関するものである。
今日、パーソナルコンピュータの画面に表示される画像やビデオ信号の画像、更にはメモリカードなどに記憶されている画像データによる画像などをスクリーンに投影するデータプロジェクタが多用されている。
データプロジェクタは、多くの場合、メタルハイランドランプや超高圧水銀ランプなどの小型高輝度の放電ランプを備えた光源装置を用い、光源装置から射出された光をカラーフィルタにより3原色の光として光源側光学系により液晶やDMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)と呼ばれる表示素子に照射し、表示素子の透過光又は反射光をズーム機能を備えた投影側光学系とされるレンズ群を介してスクリーンに投影する構造とされている。
このようなデータプロジェクタにおいては、光源装置から射出された光の強度を均一化する導光ロッド等の導光装置が用いられている。この導光装置は、光源装置の近傍に配置されるものであり、温度差によって発生したガスや、外部から混入してきた塵が導光ロッドの入射面や射出面、ライトトンネルの内側反射面等に付着し、透過率が減衰するといった問題点があった。
このような問題点を解決するため、一般的には導光装置の周縁をプロジェクタの内部に配置される他の部材で覆うことで導光装置の周縁の隙間を無くし、導光装置が空気に触れる面積を減らすといった方法が取られている。しかし、導光装置の入射面は光源装置からの光が透過するため、他の部材で覆うことが困難であった。
そこで、導光装置の入射面に塵等が付着するのを防止するための提案がなされている。例えば、特開2001−264881号公報(特許文献1)では、導光装置の入射面近傍に透光性の防塵板を配置する提案がなされている。この提案では、塵等が防塵板に付着するため、導光装置の入射面に直接塵等が付着するのを防止できる。しかしながら、導光装置に塵等が直接付着することは防止できるが、防塵板が塵等によって汚れるため、長い間使用していると投影画像の輝度が下がるといった問題点があった。
特開2001−264881号公報
上述したように従来のプロジェクタでは、導光装置の入射面等に付着する塵等によって投影画像の輝度が下がる、又は、投影画像に塵等が映し出されてしまうといった問題点があった。
本発明は、上述したような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、導光装置の端面に塵等が付着することを防止できるプロジェクタを提供することを目的としている。
本発明のプロジェクタは、光源装置と、導光装置と、光源側光学系と、表示素子と、投影側光学系と、冷却ファンと、プロジェクタ制御手段とを有し、一辺を回動可能に支持されて前記導光装置の端面を塞ぐ防塵蓋と、該防塵蓋の開閉を制御する開閉装置とを備えたことを特徴とするものである。
本発明によれば、導光装置の端面に塵等が付着することを防止できるプロジェクタを提供することができる。
本発明を実施するための最良の形態のプロジェクタ1は、光源装置61と、カラーホイール75と、導光装置80と、光源側光学系70と、表示素子51と、投影側光学系90と、冷却ファン111と、プロジェクタ制御手段101とを有し、導光装置80の入射面近傍に開閉可能な防塵装置82を備えるものである。
この防塵装置82は、上端を回動可能に支持され導光装置80の入射面を塞ぐ防塵蓋83と、防塵蓋83の開閉を制御する開閉装置85とを備え、この開閉装置85は、導光装置80を固定する支持部材81上に固定された固定部材86と、支持部材81上を摺動可能で防塵蓋83を押圧又は開放する摺動部材87と、固定部材86及び摺動部材87の間に配置された弾性部材88とを備えるものである。
又、固定部材86と摺動部材87は磁石を備え、異なる磁極を対向させて配置されており、弾性部材88は圧縮バネとされ、摺動部材87は、高温となると磁力が低下して弾性部材88の反力によって摺動し、防塵蓋83と接触して防塵蓋83を押圧することにより回動させ、低温となると磁力を回復して固定部材86と引き合って摺動し、防塵蓋83と離れることにより防塵蓋83が開放されて自重により閉じるものである。
以下、本発明の実施例を図に基づいて詳説する。本発明に係るプロジェクタ1は、プロジェクタ制御手段としての制御回路を内蔵し、図1に示すように、略直方体とされるケースの前面板3にはレンズカバー92を備えた投影口93を有し、ケースの上面板2には電源スイッチ10としてのキーや手動画質調整キー12、自動画質調整キー13、電源ランプインジケータ11、放電ランプインジケータ14、過熱インジケータ15等のキー及びインジケータ類、スピーカを内側に配置した拡声穴16、画質や画像の微調整及びプロジェクタ1の各種動作設定を行うサブキーを内部に備えた開閉蓋17を有し、図示しない背面板には電源コネクタやパーソナルコンピュータと接続するUSB端子、画像信号入力用のビデオ端子やミニD−サブ端子などの各種信号入力端子を備えるものである。
又、ケースの左側面板には吸気孔、右側板5には排気孔8が形成されており、底面板の前方には突出量を調整可能とした前足部材18が装着され、底面板の後方左右には固定式の後足部材19が装着され、前足部材18の突出量を調整してプロジェクタ1の前方高さを変化させることでスクリーンの高さにあわせた画像の投影を可能としているものである。
そして、このプロジェクタ1のプロジェクタ制御手段である制御回路は、図2に示すように、制御部38、入出力インターフェース22、画像変換部23、表示エンコーダ24、表示駆動部26等を有するものであって、入出力コネクタ部21から入力された各種規格の画像信号は、入出力インターフェース22、システムバス(SB)を介して画像変換部23で表示に適した所定のフォーマットの画像信号に統一するように変換された後、表示エンコーダ24に送られるものである。
表示エンコーダ24は、送られてきた画像信号をビデオRAM25に展開記憶させた上でこのビデオRAM25の記憶内容からビデオ信号を生成して表示駆動部26に出力するものである。
表示エンコーダ24からビデオ信号が入力される表示駆動部26は、送られてくる画像信号に対応して適宜フレームレートで空間的光変調素子(SOM)である表示素子51を駆動するものであり、光源装置61からの光を各種光学系を介して表示素子51に入射することにより、表示素子51の反射光で光像を形成し、投影側光学系とする投影系レンズ群を介して図示しないスクリーンに画像を投影表示するものであり、この投影系レンズ群の可動レンズ群97は、レンズモータ45によりズーム調整やフォーカス調整のための駆動が行われるものである。
画像圧縮伸長部31は、画像信号の輝度信号及び色差信号をADTC及びハフマン符号化等の処理によりデータ圧縮して着脱自在な記録媒体とされるメモリカード32に順次書き込む記録処理や、再生モード時はメモリカード32に記録された画像データを読み出し、一連の動画を構成する個々の画像データを1フレーム単位で伸長して画像変換部23を介して表示エンコーダ24に送り、メモリカード32に記憶された画像データに基づいて動画等の表示を可能とするものである。
制御部38は、プロジェクタ1内の各回路の動作制御を司るものであって、CPUや各種セッティング等の動作プログラムを固定的に記憶したROM及びワークメモリとして使用されるRAM等により構成されている。
そして、本体ケースの上面板2に設けられるメインキー及びインジケータ等により構成されるキー/インジケータ部37の操作信号は、直接に制御部38に送出され、リモートコントローラからのキー操作信号は、Ir受信部35で受信され、Ir処理部36で復調されたコード信号が制御部38に送られるものである。
尚、制御部38にはシステムバス(SB)を介して音声処理部47が接続されており、音声処理部47はPCM音源等の音源回路を備え、投影モード及び再生モード時には音声データをアナログ化し、スピーカ48を駆動して拡声放音させることができるものである。
この制御部38は、電源制御回路41を制御するものであり、ランプスイッチキーが操作されると電源制御回路41により光源装置の放電ランプを点灯させ、更に、冷却ファン駆動制御回路43には、光源装置等に設けた複数の温度センサによる温度検出を行わせて冷却ファンの回転速度を制御させ、又、タイマー等により光源装置のランプ消灯後も冷却ファンの回転を持続させるものであり、更に、温度センサによる温度検出の結果によっては光源装置を停止してプロジェクタ本体の電源をOFFにする等の制御も行うものである。
そして、このプロジェクタ1の内部には、図3に示すように、プロジェクタ制御手段101やランプ電源回路102を備えた回路基板103が前面板3近傍に配置され、右側板5の排気孔8近傍や背面板4近傍には冷却ファン111が配置されており、左側板6には複数の吸気孔9が形成されてプロジェクタ1の内部に外気を取込めるように形成されている。
又、ランプ電源回路102からリード線74を介して電力の供給を受けた光源装置61が配置され、光源装置61の光軸上に光源装置61から射出された光が透過することで光に色を付ける赤色、緑色、青色のフィルタを備えたカラーホイール75や、カラーホイール75を透過した光の強度を均一化する導光装置80及び導光装置80の入射面近傍に配置された防塵装置82と、集光レンズ等の複数枚のレンズ群からなる光源側光学系70、表示素子51に光を反射する反射ミラー79等が配置されている。
そして、反射ミラー79からの反射光が照射される位置には複数の画素を行方向及び列方向にマトリクス状に配列して入射した光の反射を制御することにより画像を表示する表示素子51が配置されている。更に、表示素子51からの射出光をスクリーン等の投影面に投影する固定レンズ群98や可動レンズ群97等を備える投影側光学系90が左側板6の近傍に配置されている。
この表示素子51は、カラーフィルタのような入射光を着色する手段を備えない表示素子51であり、この実施例では、一般にDMD(Digital Micromirror Device)と略称されるマイクロミラー表示素子を用いている。このマイクロミラー表示素子の横と縦の比は、通常4対3とされている。
このマイクロミラー表示素子は、その正面方向に対して一方向に傾いた入射方向から入射した光を、前記複数のマイクロミラーの傾き方向の切換えにより正面方向のオン状態光線と斜め方向のオフ状態光線とに分けて反射することにより画像を表示するものであり、一方の傾き方向に傾動されたマイクロミラーに入射した光をこのマイクロミラーにより正面方向に反射するオン状態光線とし、他方の傾き方向に傾動されたマイクロミラーに入射した光をこのマイクロミラーにより斜め方向に反射してオフ状態光線とすると共に、このオフ状態光線を吸光板で吸収し、正面方向への反射による明表示と、斜め方向への反射による暗表示とにより画像を表示するものである。
又、光源装置61は、内面に反射面とする反射膜を有し前方に開口部を有したリフレクタ63と、このリフレクタ63の内部に内蔵するハロゲン等を用いた放電ランプ62とを備えたものである。
カラーホイール75は、薄肉円盤状であり、光源装置61から射出された白色光を順次着色するためのカラーフィルタを平面上に有し、このカラーフィルタが光軸X上に位置するように配置されている。又、カラーホイール75の中心はホイールモータ76に接続されており、ホイールモータ76によって回転を制御されているものである。
導光装置80は、入射面と射出面を有した直方体形状であって、光源装置61の光軸Xを中心軸としてカラーホイール75の射出面側に配置されており、入射した光線束の強度を均一化してその後の光学系に射出するものであり、周縁を支持部材81によって固定され、入射面側端部に防塵装置82を備え、射出面側端部は光源側光学系70を備えるユニットにおおわれているものである。
防塵装置82は、図4及び図5に示すように、上端を回動可能に支持され導光装置80の入射面を塞ぐ防塵蓋83と、防塵蓋83の開閉を制御する開閉装置85とを備えるものである。この防塵蓋83は、導光装置80を固定する支持部材81の端部にガイドピン84によって回動可能に支持され、防塵蓋83が閉じている場合には導光装置80の入射面と近接して塵等が導光装置80の入射面に付着することを防止するものである。
又、開閉装置85は、導光装置80を固定する支持部材81上に固定された固定部材86と、摺動可能で防塵蓋83の回動を制御する摺動部材87と、固定部材86及び摺動部材87の間に配置された弾性部材88とを有するものである。
この固定部材86及び摺動部材87は磁石を備え、異なる磁極が対向するように配置されている。又、摺動部材87には押圧板89が突出するように形成されており、摺動部材87が摺動するとガイドピン84と支持部材81の間の間隙に押圧板89が入り込み、押圧板89が防塵蓋83と接触して防塵蓋83を押し込むことにより防塵蓋83を回動させるものである。
弾性部材88は、圧縮バネとされ、固定部材86と摺動部材87の引き合う力によって押し縮められた状態で挟持されているものである。
磁石は加熱されると磁力が低下し、放熱すると磁力が戻るといった性質を有しており、磁石の原材料や温度によって数%から50%程まで磁力が変化するものがある。プロジェクタ1では、電源をオンにすると光源装置61の放電ランプ62が点灯するため、光源装置61の近傍に配置されている導光装置80の温度は上昇し、導光装置80の周縁を覆う支持部材81の温度も共に上昇する。そして、支持部材81を伝熱材として固定部材86及び摺動部材87の温度が上昇するため固定部材86及び摺動部材87の磁力が低下し、固定部材86と摺動部材87の引き合う力を弾性部材88の反力が超えるため摺動部材87は弾性部材88の反力によって摺動し、図5(b)に示すように、摺動部材87の押圧板89が防塵蓋83と接触するため防塵蓋83は回動して導光装置80の入射面を開くものである。
一方、プロジェクタ1の電源がオフとされると、光源装置61が消灯するため導光装置80及び支持部材81の温度が低下し、固定部材86と摺動部材87は放熱して温度が低下し、これにより磁力が回復するため、図5(a)に示すように、摺動部材87は固定部材86と引き合って弾性部材88を収縮させるように摺動部材87を移動させ、摺動部材87の押圧板89が防塵蓋83から離れるため、防塵蓋83は開放されて自重によって回動し、比較的単純な構造で確実に導光装置80の入射面を塞ぐことのできるものである。
そして、光源側光学系70としてのレンズ群は、図3に示したように、カラーホイール75を透過し、導光装置80によって強度を均一化された光線束を集光すると共に不要光となる拡散光等を排除して反射ミラー79に光線束を照射するものであり、反射ミラー79は、光源側光学系70を透過した光線束を表示素子51に向けて反射することにより表示素子51にその正面方向に対して一方の方向に傾いた方向から光を投射するものである。
又、投影側光学系90は、固定レンズ群98を内蔵する固定鏡筒と、この固定鏡筒に係合され、回転操作により軸方向に進退移動可能とされる可動レンズ群97を内蔵する可動鏡筒とを備え、これらの鏡筒内に組み込まれた複数枚のレンズの組み合わせによりズームレンズを形成する投影側光学系90としているものである。
このように、このプロジェクタ1は、放電ランプ62から射出された光をリフレクタ63によって断面面積が小さく光軸Xと平行に近い光線束に変換し、カラーホイール75により順次着色して、導光装置80によりこの着色された光線束の強度分布を均一にし、光源側光学系70及び反射ミラー79により表示素子51に向けて投射することができるものである。
そして、電源投入時から所定時間が経過して光源装置61からの光が安定すると、カラーホイール75を透過することで着色された各色の光の投射周期に同期させて表示素子51に各色の単色画像データを順次書込むことにより、表示素子51の正面方向に反射するオン状態光線により表示素子51に各色の単色画像を順次形成させ、表示素子51から順次射出する各色の単色画像光を、投影側光学系90のレンズ群97,98により拡大して投影面に投影するものであり、投影面に各色の3色の単色画像が重なったフルカラー画像を表示するものである。
本実施例によれば、導光装置80の入射面近傍に開閉可能な防塵装置82を配置することにより、光源装置61の放電ランプ62を消灯しているときは、導光装置80の入射面に塵等が付着することを防止でき、これにより投影画像の光量や輝度の低下、投影画像に塵等が投影されてしまうといった問題点を解消できる。
又、回動可能な防塵蓋83と、この防塵蓋83を開閉させる開閉装置85とを備えることにより、電源オフの時には導光装置80の入射面を保護し、放電ランプ62を点灯した投影時には導光装置80の入射面を開放することができるため、従来のように導光装置80の入射面近傍に防塵用の透光板を常時配置する場合と比較して、防塵板に付着した塵等の影響が投影画像に出ることを防止できる。
更に、開閉装置85を磁石によって形成された固定部材86及び摺動部材87と、圧縮バネによって形成された弾性部材88とから形成することにより、プロジェクタ1の電源をオンにして放電ランプ62を点灯した場合には自動的に防塵蓋83が開き、電源をオフにして放電ランプ62を消灯した場合には自動的に防塵蓋83が閉まるプロジェクタ1を提供できる。
次に、本発明の変形例について述べる。上述した実施例における防塵装置82は、磁石の温度変化による磁力変化を利用して防塵蓋83を開閉させていたが、図6に示すように、弾性部材88として高温となると伸張変形し、低温となると収縮変形する形状記憶合金で形成された板バネを用いるものである。
本変形例の防塵装置82は、プロジェクタ1の電源がオンになると光源装置61から光が射出されるため導光装置80の周縁は高温となり、この熱により弾性部材88が伸張変形して摺動部材87を防塵蓋83側に摺動させ、摺動部材87の押圧板89が防塵蓋83と接触して押圧することにより防塵蓋83を開く。一方、プロジェクタ1の電源をオフにすると弾性部材88が放熱して収縮変形し摺動部材87を引き戻すため、摺動部材87の押圧板89が防塵蓋83から外れ、防塵蓋83は開放されて自重により回動して閉じるものである。
本変形例によれば、上述した実施例と同様、プロジェクタ1の電源をオンにした場合には自動的に防塵蓋83が開き、電源をオフにした場合には自動的に防塵蓋83が閉まるプロジェクタ1を提供できる。又、形状記憶合金は磁石のように高温、低温を繰り返すことによる磁力の低下の心配が無いため、防塵蓋83の開閉動作が安定したプロジェクタ1を提供できる。
尚、本変形例では、摺動部材87と弾性部材88を接続して、摺動部材87を摺動させることにより防塵蓋83を回動させているが、摺動部材87の端部を直接防塵蓋83と接続することでも同様の効果を得ることができる。
他の変形例について述べる。本変形例の防塵装置82は、図4における固定部材86及び摺動部材87が電磁石を備えるものであって、開閉装置85は、光源装置61のランプ点灯時に電磁石の対向面に同一の磁極を発生させる通電スイッチ回路を備え、弾性部材88は伸長バネとされるものである。
本変形例における防塵装置82は、プロジェクタ1の電源をオンとしたとき、電磁石に通電するものであって、固定部材86及び摺動部材87の電磁石に通電させることによって磁力を発生させ、両電磁石の反発力によって摺動部材87が摺動して摺動部材87の押圧板89が防塵蓋83と接触して押圧し防塵蓋83は回動して開く。一方、電源がオフとなると、両電磁石の磁力が無くなるため摺動部材87は弾性部材88の弾性力によって元の位置に摺動し、押圧板89と防塵蓋83との接触が外れるため、防塵蓋83は自重により回動して閉じるものである。
この電磁石の制御としては、制御手段によるプロジェクタの初期設定として電磁石に電流を流してプロジェクタの作動中は通電確認を行なう場合の他、図7に示すように、ランプ点灯を確認してから電磁石を通電させて防塵蓋83を開き(ステップS201、S203)、電磁石に通電されたかを確認し(ステップS205)、通電が確認できない場合には異常状態であることを報知し(ステップS207)、防塵蓋83を閉じる場合には、ランプの消灯を確認した後に通電を停止して防塵蓋83を閉じる(ステップS209、S211)といった制御とすることもできる。
本変形例によれば、上述した実施例及び変形例と同様にプロジェクタ1の電源をオンにしランプ点灯を確認した場合には自動的に防塵蓋83が開き、電源をオフにしランプ消灯を確認した場合には自動的に防塵蓋83が閉まるプロジェクタ1を提供できる。又、電磁力を用いた構造であるため磁力の低下も殆ど無く、電源がオンの時には常に開いており、電源がオフの時には常に閉じた状態となり、防塵効果を高くすることができる。
更に、別の変形例の防塵装置82としては、小型のモータを摺動部材87の近傍に配置し、摺動部材87をピニオンギアの要領で摺動させることで防塵蓋83を回動させることもある。この変形例においても上述した実施例及び変形例と同様にプロジェクタ1の電源をオンにした場合には自動的に防塵蓋83が開き、電源をオフにした場合には自動的に防塵蓋83が閉まるプロジェクタ1を提供できる。
尚、上述した実施例及び変形例では導光装置80の入射面近傍に防塵装置82を配置していたが、入射面及び射出面の両端面に配置する構造とすることもできる。又、防塵蓋83は自重により閉じる構造としているが、摺動部材87と防塵蓋83を係止させることにより、摺動部材87の摺動によって閉じる構造とすることもできる。
又、上記のようにランプ点灯を確認してから電磁石の通電を行っているが、電磁石の通電のタイミングはプロジェクタ装置の電源のオンと同時に、つまりランプの点灯を待たずにプロジェクタ装置のスタンバイ状態において行ってもよい。
このように導光装置80の両端面に防塵装置82を配置することで、導光ロッドのように中実の導光装置80の入射面及び射出面の両端面に塵等が付着することを防止できる。又、ライトトンネルのように中空の導光装置80であっても、入射面等から塵等が導光装置80の内部に侵入し、内側反射面等に付着することを防止できるものである。
そして、防塵蓋83を摺動部材87と係止させることにより、防塵装置82を導光装置の側面や底面に装着し、防塵蓋83の回動軸となるガイドピン84を導光装置80の速報や下方に配置することもあり、導光装置80を含むプロジェクタの設計変更が容易となるものである。
更に、本発明は、以上の実施例の形態に限定されるものでなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で自由に変更、改良が可能である。
本発明の実施例に係るプロジェクタの斜視図。 本発明の実施例に係るプロジェクタの制御ブロック図。 本発明の実施例に係るプロジェクタの上面板を取り除いた上面図。 本発明の実施例に係る防塵装置の上面図。 本発明の実施例に係る防塵装置の側面断面図。 本発明の変形例に係る防塵装置の側面断面図。 本発明の電磁石を用いて防塵蓋の開閉を制御する場合における制御方法のフローチャート。
符号の説明
1 プロジェクタ 2 上面板
3 前面板 4 背面板
5 右側板 6 左側板
8 排気孔 9 吸気孔
10 電源スイッチ 11 電源ランプインジケータ
12 手動画質調整キー 13 自動画質調整キー
14 放電ランプインジケータ 15 過熱インジケータ
16 拡声穴 17 開閉蓋
18 前足部材 19 後足部材
21 入出力コネクタ部 22 入出力インターフェース
23 画像変換部 24 表示エンコーダ
25 ビデオRAM 26 表示駆動部
31 画像圧縮伸長部 32 メモリカード
35 Ir受信部 36 Ir処理部
37 キー/インジケータ部 38 制御部
41 電源制御回路 43 冷却ファン駆動制御回路
45 レンズモータ 47 音声処理部
48 スピーカ 51 表示素子
61 光源装置 62 放電ランプ
63 リフレクタ 70 光源側光学系
74 リード線 75 カラーホイール
76 ホイールモータ 79 反射ミラー
80 導光装置 81 支持部材
82 防塵装置 83 防塵蓋
84 ガイドピン 85 開閉装置
86 固定部材 87 摺動部材
88 弾性部材 89 押圧板
90 投影側光学系 92 レンズカバー
93 投影口 97 可動レンズ群
98 固定レンズ群 101 プロジェクタ制御手段
102 ランプ電源回路 103 回路基板
111 冷却ファン

Claims (8)

  1. 光源装置と、
    導光装置と、
    光源側光学系と、
    表示素子と、
    投影側光学系と、
    冷却ファンと、
    プロジェクタ制御手段とを有し、
    一辺を回動可能に支持されて前記導光装置の端面を塞ぐ防塵蓋と、
    該防塵蓋の開閉を制御する開閉装置と
    を備えたことを特徴とするプロジェクタ。
  2. 前記防塵前記導光装置の入射面近傍に取付けられていることを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ。
  3. 前記開閉装置は、前記導光装置を固定する支持部材に固定された固定部材と、該固定部材に対向して前記支持部材に対して摺動可能とされた摺動部材と、前記固定部材及び前記摺動部材の間に配置された弾性部材とを備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のプロジェクタ。
  4. 前記固定部材と前記摺動部材は各々磁石を備え、両磁石は異なる磁極を対向させて配置され、
    前記弾性部材は圧縮バネとされ、
    前記摺動部材は、高温になると磁力が低下して前記弾性部材の反力によって前記固定部材から離れるように摺動して前記防塵蓋を回動させて開き、低温になると磁力を回復して前記固定部材と引き合って摺動することにより前記防塵蓋が閉じることを特徴とする請求項3に記載のプロジェクタ。
  5. 前記固定部材と前記摺動部材は各々電磁石を備え、
    前記弾性部材は伸長バネとされ、
    前記開閉装置は、前記光源装置のランプ点灯時あるいは電源投入時に前記電磁石の対向面に同一の磁極を発生させる通電スイッチ回路を備え、
    ランプ点灯時あるいはプロジェクタ装置の電源投入時は両電磁石の反発力により前記摺動部材が前記防塵蓋を押圧回動させて前記防塵蓋を開き、ランプ消灯時あるいはプロジェクタ装置の電源切断時は前記電磁石へ通電が停止されることにより、前記伸長バネによって前記摺動部材が復帰して前記防塵蓋を閉じることを特徴とする請求項3に記載のプロジェクタ。
  6. 前記防塵蓋は、上端を回動自在に前記支持部材に支持され、前記摺動部材が復帰したとき、前記防塵蓋の自重によって前記導光装置の端面を塞ぐことを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれかに記載のプロジェクタ。
  7. 前記弾性部材が形状記憶合金で形成され、
    前記摺動部材は、高温になると前記弾性部材が伸張変形して固定部材から離れるように摺動して前記防塵蓋を回動させて開き、低温になると前記弾性部材が収縮変形して固定部材と近づくように摺動することにより前記防塵蓋を閉じることを特徴とする請求項3に記載のプロジェクタ。
  8. 前記防塵前記導光装置の入射面近傍と射出面近傍とに取付けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のプロジェクタ。
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