JP5093561B2 - 投影側ユニット及びプロジェクタ - Google Patents

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本発明は、プロジェクタの投影側ユニット及びこの投影側ユニットを備えたプロジェクタに関する。
今日、パーソナルコンピュータの画面やビデオ画像、更にメモリカード等に記憶されている画像データによる画像等をスクリーンに投影する画像投影装置としてのデータプロジェクタが多用されている。
このデータプロジェクタは、メタルハイランドランプや超高圧水銀ランプ等の小型高輝度の光源装置を内蔵し、この光源から射出された光をDMDと呼ばれるマイクロミラー表示素子、又は、液晶板に集光させ、スクリーン上にカラー画像を表示させるものである。
このようなプロジェクタは様々な光学系を備えており、特にプロジェクタの投影光学系では光学系を可動させることでズームや焦点合せを行っている。このようなプロジェクタの光学系を可動させる機構は、カメラにおいてズームや焦点合せを行うときに用いる機構と似ており、各種の光学系を固定レンズ群と可動レンズ群に分類して、光軸と平行なガイドシャフトに可動レンズ群を連結し、この可動レンズ群をガイドシャフトに沿って摺動させるというものである。
そして、ズーム機能や焦点合せ機能を備えたカメラについては様々な提案がされており、例えば、特開2006−91408号公報(特許文献1)では、レンズ保持部材のガイド受け部に、ガイドシャフトが挿通される開口と巻きバネが収納される収納部とを設け、この収納部にねじりバネを設置し、ねじりバネの中央開口部にガイドシャフトを挿入することでガイドシャフトのズレを防止する発明が提案されている。
特開2006−91408号公報
ズームや焦点合せのためにガイドシャフトに沿って可動レンズ群を摺動させるプロジェクタの場合、プロジェクタに強い衝撃が掛かるとガイドシャフトと可動レンズ群の接続部が外れてしまうことや、可動レンズ群の接続部材が破損してしまうといった問題点があった。
しかし、従来のプロジェクタは大型であり一度設置してしまえば動かすことは余りなく、衝撃対策を取る必要がなかったため、カメラと違って対策が殆どされていなかったが、近年のプロジェクタは小型化しているため、持ち運びをする機会が増えている。よって、プロジェクタに衝撃が加わる機会も増え、衝撃対策が急務であった。
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、衝撃対策を施した投影側ユニットと、当該投影側ユニットを備えたプロジェクタを提供することを目的としている。
本発明の投影側ユニットは、光軸と平行に配置された摺動支持軸と、可動レンズ群を内部に備えて外周から突出させたアームにより前記摺動支持軸に支持される可動鏡筒と、固定レンズ群を内部に備えた固定鏡筒と、前記摺動支持軸の両端部を各々保持する保持部材及び保持板とを有し、前記保持部材及び保持板は、左右に前記摺動支持軸の外径よりも大きな支持軸保持穴を備え、前記摺動支持軸は、両端部が各々前記支持軸保持穴に挿入され、摺動支持軸端部の周縁と支持軸保持穴の内壁との間の空間に配置された押圧部材により支持軸保持穴の内壁に圧接されて保持されていることを特徴とするものである。
又、この投影側ユニットにおいて、前記支持軸保持穴は、多角形状であり、前記押圧部材は、摺動支持軸の端部近くにおいて摺動支持軸に対して対称となるように前記支持軸保持穴に取り付けられていることを特徴とするものである。
そして、前記押圧部材は、2方向に圧力を掛けることができる板バネであることを特徴とするものである。
又、前記押圧部材は、衝撃吸収部材であることを特徴とする場合もある。
更に、前記押圧部材は、弾性部材であることを特徴とする場合もある。
そして、本発明のプロジェクタは、光源装置と、当該光源装置からの光を導光する照明側ブロック及び表示素子を備える画像生成ブロック並びに投影側ユニットを備える投影側ブロックを有する光学系ユニットと、冷却ファンと、プロジェクタ制御手段とを備え、前記投影側ユニットは、光軸と平行に配置された摺動支持軸と、可動レンズ群を内部に備えて外周から突出させたアームにより前記摺動支持軸に支持される可動鏡筒と、固定レンズ群を内部に備えた固定鏡筒と、前記摺動支持軸の両端部を各々保持する保持部材及び保持板とを有し、前記保持部材及び保持板は、左右に前記摺動支持軸の外径よりも大きな支持軸保持穴を備え、前記摺動支持軸は、両端部が各々前記支持軸保持穴に挿入され、摺動支持軸端部の周縁と支持軸保持穴の内壁との間の空間に配置された押圧部材により支持軸保持穴の内壁に圧接されて保持されていることを特徴とするものである。
又、このプロジェクタにおいて、前記支持軸保持穴は、多角形状であり、前記押圧部材は、摺動支持軸の端部近くにおいて摺動支持軸に対して対称となるように前記支持軸保持穴に取り付けられていることを特徴とするものである。
本発明によれば、衝撃対策を施した投影系ユニットと、当該投影系ユニットを備えたプロジェクタを提供することができる。
本発明を実施するための最良の形態のプロジェクタ10は、光源装置63と、光学系ユニット77と、冷却ファンと、プロジェクタ制御手段とを備えるものであり、光学系ユニット77は、光源装置63からの光を導光する照明側ブロック78及び表示素子51を備える画像生成ブロック79並びに投影側ユニット130を備える投影側ブロック80を有するものである。
そして、投影側ユニット130は、光軸と平行に配置された2本の摺動支持軸134と、可動レンズ群97を内部に備え且つ外周縁の対称の位置から突出したアーム142,143により2本の摺動支持軸134に連結されて摺動支持軸134上を光軸方向に摺動する可動鏡筒131と、固定レンズ群93を内部に備えた固定鏡筒132と、摺動支持軸134の両端部を各々保持する保持部材135及び保持板136とを有するものである。
又、この保持部材135及び保持板136は、両側端部近傍で左右対称の位置に摺動支持軸134の外径よりも大きな矩形とされた2つの支持軸保持穴152,158を備え、摺動支持軸134は、端部が支持軸保持穴152,158に挿入され、摺動支持軸134端部の周縁と支持軸保持穴152,158の内壁との間の空間に配置された押圧部材により支持軸保持穴152,158の内壁に圧接されて保持されているものである。
又、摺動支持軸134の端部は、摺動支持軸134の中心軸に対して対称に位置する支持軸保持穴152,158の所定の隅角に押圧部材で圧接保持されているものであり、押圧部材は、2方向に圧力を掛ける板バネ156とするものである。
以下、本発明の実施例を図に基づいて詳説する。本発明の一つの実施例に係るプロジェクタ10は、図1に示すように、略直方体形状であって、本体ケースの前方の側板とされる前面板12の側方に投影口を覆うレンズカバー19を有すると共に、この前面板12には複数の排気孔17を設けている。更に、図示しないがリモートコントローラからの制御信号を受信するIr受信部を備えている。
又、本体ケースである上面板11にはキー/インジケータ部37を有するものであり、このキー/インジケータ部37には、電源スイッチキーや電源のオン又はオフを報知するパワーインジケータ、光源装置のランプを点灯させるランプスイッチキー及びランプの点灯を表示するランプインジケータ、光源装置等が過熱したときに報知をする過熱インジケータ等のキーやインジケータを備えているものである。
更に、本体ケースの背面には、背面板にUSB端子や画像信号入力用のD−SUB端子、S端子、RCA端子等を設ける入出力コネクタ部及び電源アダプタプラグ等の各種端子20、図示しないメモリカードスロット、Ir受信部35を有しているものである。
尚、図示しない本体ケースの側板である右側板、及び、図1に示した側板である左側板15の下部近傍には、各々複数の吸気孔18を有しているものである。
そして、このプロジェクタ10のプロジェクタ制御手段は、図2に示すように、制御部38、入出力インターフェース22、画像変換部23、表示エンコーダ24、表示駆動部26等を有するものであって、入出力コネクタ部21から入力された各種規格の画像信号は、入出力インターフェース22、システムバス(SB)を介して画像変換部23で表示に適した所定のフォーマットの画像信号に統一するように変換された後、表示エンコーダ24に送られるものである。
又、表示エンコーダ24は、送られてきた画像信号をビデオRAM25に展開記憶させた上でこのビデオRAM25の記憶内容からビデオ信号を生成して表示駆動部26に出力するものである。
そして、表示エンコーダ24からビデオ信号が入力される表示駆動部26は、送られてくる画像信号に対応して適宜フレームレートで空間的光変調素子(SOM)である表示素子51を駆動するものであり、光源装置63からの光を光源側光学系を介して表示素子51に入射することにより、表示素子51の反射光で光像を形成し、投影側光学系を介して図示しないスクリーンに画像を投影表示するものであり、この投影側光学系の可動レンズ群97は、レンズモータ45によりズーム調整や焦点調整のための駆動が行われるものである。
又、画像圧縮伸長部31は、画像信号の輝度信号及び色差信号をADTC及びハフマン符号化等の処理によりデータ圧縮して着脱自在な記録媒体とされるメモリカード32に順次書き込む記録処理や、再生モード時はメモリカード32に記録された画像データを読み出し、一連の動画を構成する個々の画像データを1フレーム単位で伸長して画像変換部23を介して表示エンコーダ24に送り、メモリカード32に記憶された画像データに基づいて動画等の表示を可能とするものである。
そして、制御部38は、プロジェクタ10内の各回路の動作制御を司るものであって、CPUや各種セッティング等の動作プログラムを固定的に記憶したROM及びワークメモリとして使用されるRAM等により構成されている。
又、本体ケースの上面板11に設けられるメインキー及びインジケータ等により構成されるキー/インジケータ部37の操作信号は、直接に制御部38に送出され、リモートコントローラからのキー操作信号は、Ir受信部35で受信され、Ir処理部36で復調されたコード信号が制御部38に送られるものである。
尚、制御部38にはシステムバス(SB)を介して音声処理部47が接続されており、音声処理部47はPCM音源等の音源回路を備え、投影モード及び再生モード時には音声データをアナログ化し、スピーカ48を駆動して拡声放音させることができるものである。
又、この制御部38は、電源制御回路41を制御しており、この電源制御回路41は、ランプスイッチキーが操作されると光源装置63の放電ランプを点灯させる。更に、制御部38は、冷却ファン駆動制御回路43も制御しており、この冷却ファン駆動制御回路43は、光源装置63等に設けた複数の温度センサによる温度検出を行わせて、冷却ファンの回転速度を制御させ、又、タイマー等により光源装置63のランプ消灯後も冷却ファンの回転を持続させるものであり、更に、温度センサによる温度検出の結果によっては光源装置63を停止してプロジェクタ本体の電源をOFFにする等の制御も行うものである。
又、このプロジェクタ10の内部構造は、図3に示したように、ランプ電源回路ブロック101等を取付けた電源制御回路基板102を右側板14の近傍に配置し、筐体内を区画用隔壁120により背面板13側の吸気側空間室121と前面板12側の排気側空間室122とを気密に形成し、プロジェクタ10の中央近傍にシロッコファンタイプのブロア110を冷却ファンとして配置し、吸気側空間室121にブロア110の吸込み口111を排気側空間室122にブロア110の吐出口113を位置させている。
更に、排気側空間室122内に光源装置63を配置し、左側板15に沿って照明側ブロック78及び画像生成ブロック79並びに投影側ブロック80で構成する光学系ユニット77を配置し、光学系ユニット77の照明側ブロック78を排気側空間室122に開口連通させて光学系ユニット77の一部が排気側空間室122に位置するように配置し、排気側空間室122の前面板12に沿って排気温低減装置114を配置している。
又、光源装置63は、内面に反射面とする反射膜を有し前方に開口部を有したリフレクタと、このリフレクタの内部に内蔵するハロゲン等を用いた放電ランプとを有したものである。
そして、この光源装置63等を冷却する冷却ファンとしてのブロア110は、中心部に吸込み口111を有し、吐出口113は略正方形断面であって、区画用隔壁120に接続され、区画用隔壁120によって区画された排気側空間室122にブロア110からの排風を排出するものであって、ブロア110の吸込み口111の近傍には制御回路基板103が配設されるものである。
そして、光学系ユニット77は、光源装置63の近傍に位置し光源装置63からの射出光を画像生成ブロック79に向けて射出する照明側ブロック78と、照明側ブロック78からの射出光を画像データに合わせて投影側ブロック80に向けて反射する画像生成ブロック79と、左側板15の近傍に配置され投影側ブロック80で反射した光を投影する投影側ブロック80との3つのブロックから構成されているものである。
この照明側ブロック78は、図4に示すように、光源側光学系61の一部を備えたものであり、この照明側ブロック78に位置している光源側光学系61としては、光源装置63から射出された光をカラーホイール71に反射する第1反射ミラー72や、赤色光、緑色光、青色光とするカラーフィルタを周囲に設けてホイールモータ73により回転されるカラーホイール71、及びカラーホイール71のフィルタを透過した光を均一な強度分布の光束とする導光装置75等を備えている。
又、画像生成ブロック79は、光源側光学系61の一部及び表示素子51を備えるものであり、画像生成ブロック79の光源側光学系61としては、導光装置75から射出された光の向きを変更する第2反射ミラー74や、この第2反射ミラー74により反射した光を表示素子51に集光させる集光レンズ群83及びこの集光レンズ群83を透過した光を表示素子51に所定の角度で照射する照射ミラー84を備え、表示素子51としては、DMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)を備えている。そして、この表示素子51の背面板13側には表示素子51を冷却するための表示素子放熱板53が配置されている。
このDMDは、複数のマイクロミラーがマトリックス状に配置され、正面方向に対して一方向に傾いた入射方向から入射した光を、複数のマイクロミラーの傾き方向の切換えにより正面方向のオン状態光線と斜め方向のオフ状態光線とに分けて反射することにより画像を表示するものであり、一方の傾き方向に傾動されたマイクロミラーに入射した光をこのマイクロミラーにより正面方向に反射するオン状態光線とし、他方の傾き方向に傾動されたマイクロミラーに入射した光をこのマイクロミラーにより斜め方向に反射してオフ状態光線とすると共に、このオフ状態光線を吸光板で吸収し、正面方向への反射による明表示と、斜め方向への反射による暗表示とにより画像を生成するものである。
そして、表示素子51の明表示光線束を投影光学系62のレンズ群を介して図示しないスクリーンに投影することによってスクリーンに画像を投影表示するものであって、投影側ブロック80は、画像を形成する明表示の光線束をスクリーン等に照射する投影側光学系62のレンズ群を有し、この投影側光学系62は、固定レンズ群93や可動レンズ群97を備えているものである。そして、これらの投影側光学系62のレンズ群によりズーム機能を備えた可変焦点型レンズとしているものであり、光学系ユニット77と左側板15の間に配置された光学系制御基板86によりレンズモータ45を制御して可動レンズ群97を光軸に沿って移動させ、ズーム調整や焦点調整を可能としているものである。
又、このように可動レンズ群97を光軸に沿って移動させるため、投影側ブロック80は、図5に示すような、投影側ユニット130を備えているものであり、この投影側ユニット130は、正面に鏡筒固定板133が配置され、この鏡筒固定板133の背面近傍に保持部材135が配置され、鏡筒固定板133と保持部材135に固定鏡筒132が固定され、保持部材135の両端部近傍に2本の摺動支持軸134が光軸と平行に保持されると共に、レンズモータ45が保持部材135の下端近傍に配置され、更に、連結軸138がレンズモータ45と連結して摺動支持軸134と平行に配置され、摺動支持軸134に2つの可動鏡筒131が軸支されると共に底部で連結軸138と連結し、最後部に保持板136が配置されて摺動支持軸134を保持しているものである。
そして、2つの可動鏡筒131は、内部に可動レンズ群が収納された円筒形の鏡筒部141と、鏡筒部141の径方向の対称の位置に突出して形成され摺動支持軸134と連結する第一アーム142及び第二アーム143を備え、摺動支持軸134に支持されて摺動支持軸134に沿って摺動可能とされるものである。
この第一アーム142は、摺動支持軸134に摺動可能に軸支される第一連結部144と、連結軸138と連結する可動支持部145を備えるものであり、第一連結部144は、一側面を開口とする略直方体形状であって長手方向を摺動支持軸134と平行とし、摺動支持軸134と直交する面に摺動支持軸134の外径と略同一の大きさとする貫通穴が形成され、摺動支持軸134に沿って摺動するものである。又、可動支持部145は、第一連結部144の下方に位置し、外周に雄螺子が形成された連結軸138と螺合する雌螺子を形成した透孔を備え、この透孔を貫通するレンズモータ45の回転軸に連結された連結軸138の回転により可動鏡筒131を光軸方向に移動させるものである。更に、第一アーム142の逆側に設けられた第二アーム143は、先端部にU字型の第二連結部146を備え、この第二連結部146が摺動支持軸134に摺動可能に軸支されているものである。
そして、摺動支持軸134の前端を支える保持部材135は、図6に示すように、方形状で下方に位置する両角が斜めに面取りされ光軸と垂直に配置された正面板153と、レンズモータ45が保持されるモータ保持部154を備えた側面板155とを備え、正面板153は、縦の中心線を中心軸として上部からU字型に切欠きされた鏡筒固定部151と、方形状で正面板153の両側端部近傍で左右対称の位置に位置し摺動支持軸134の外径よりも大きな2つの支持軸保持穴152を備えるものであり、鏡筒固定部151に固定鏡筒132の外周縁が固定され、支持軸保持穴152に摺動支持軸134の端部が保持されるものである。尚、この支持軸保持穴152は、摺動支持軸134の外径よりも大きく形成されているものであって、隣接する所定の2つの内壁に摺動支持軸134の周縁が圧接されるものである。
又、摺動支持軸134の後端を支える保持板136は、図7に示すように、方形状の薄板で光軸と垂直に配置され、縦の中心線を中心軸として上部からU字型に切欠きされた鏡筒避け部157と、保持板136の両側端部近傍で左右対称の位置に摺動支持軸134の外径よりも大きな方形状の2つの支持軸保持穴158とを備えるものであり、支持軸保持穴158に摺動支持軸134の端部が保持され、摺動する所定の可動鏡筒131が保持板136に近接した場合には鏡筒避け部157に可動鏡筒131が位置するものである。尚、この支持軸保持穴158は、保持部材135の支持軸保持穴152と同様に、矩形にして、摺動支持軸134の外径よりも大きく形成されているものであって、隣接する所定の2つの内壁に摺動支持軸134の周縁が圧接されるものである。
そして、摺動支持軸134は、図8に示すように、摺動支持軸134の保持部材135側に位置する端部は、保持部材135に形成された支持軸保持穴152の鏡筒固定部151側に位置する内側の内壁と支持軸保持穴152の上側の内壁とで形成された上内隅角に近接するように挿入され、摺動支持軸134の周縁と支持軸保持穴152の内壁との間に形成される空間に押圧部材とする板バネ156が配置され、この板バネ156が摺動支持軸134の端部周縁を支持軸保持穴152の内壁に押圧することで摺動支持軸134が支持軸保持穴152の上内隅角に圧接保持されるものである。尚、この板バネ156は、直交する2面に対して2方向から圧力を掛けることができるものを用いている。
又、図7に示したように、摺動支持軸134の保持板136側に位置する端部は、保持板136に形成された支持軸保持穴158の保持板136の側端部側に位置する外方の内壁と支持軸保持穴158の下側の内壁とで形成された下外隅角に近接するように挿入され、摺動支持軸134の周縁と支持軸保持穴158の内壁との間に形成される空間に押圧部材とする板バネ156が配置され、この板バネ156が摺動支持軸134の端部周縁を支持軸保持穴158の内壁に押圧することで摺動支持軸134が支持軸保持穴152の内壁に圧接保持されるものである。
即ち、摺動支持軸134の両端は、摺動支持軸134の外径よりも大きな矩形の支持軸保持穴152,158に挿入され、その両端は、各々摺動支持軸134の中心軸に対して対称に位置する支持軸保持穴152,158の内隅角に圧接保持されているものであり、摺動支持軸134は光軸と平行に保持されるものであるため、支持軸保持穴152,158は、摺動支持軸134が圧接される夫々の隅角が摺動支持軸を光軸と平行に保持する位置に形成されているものである。
そして、このように摺動支持軸134が摺動支持軸134の中心軸に対して対称に位置する支持軸保持穴152,158の隅角に圧接保持されるように、板バネ156等の押圧部材を摺動支持軸134に対して対称となるように支持軸保持穴152,158に取り付けることで摺動支持軸134の前端と後端を支持しているため、例えば、摺動支持軸134の中心に下方向からの圧力が掛かった場合には、摺動支持軸134の保持部材135側の端部の上部は支持軸保持穴152の上側の内壁に接して動かなくても、他端の上部は板バネ156と接しているため、板バネ156を上方向に押し込むことができ、下方向の圧力を軽減することができる。又、他の方向から圧力がかかった場合においても、いずれかの支持軸保持穴152,158に配置された板バネ156を押し込むことにより圧力を軽減することができ、これにより可動鏡筒131が摺動支持軸134から外れたり破損したりすることを防止できるものである。
本実施例の投影側ユニット130によれば、摺動支持軸134の外径の大きさよりも大きな矩形の支持軸保持穴152,158に摺動支持軸134を挿入して押圧部材により支持軸保持穴152,158の隅角に圧接保持することで摺動支持軸134を保持するものであるため、衝撃や負荷を押圧部材が吸収し、可動鏡筒131が摺動支持軸134から脱落することや連結部144,146が損傷することを防止でき、摺動支持軸134を支持軸保持穴152,158の隅角に固定することにより、摺動支持軸134を所定の位置に位置決めすることができる。
又、支持軸保持穴152,158を方形状とし、摺動支持軸134の端部を、摺動支持軸134の中心軸に対して対称に位置する支持軸保持穴152,158の内隅角に押圧部材で圧接保持することにより、あらゆる方向からの衝撃や負荷を摺動支持軸134の両端で分散して吸収することができ、可動鏡筒131が摺動支持軸134から脱落することや連結部144,146が損傷することを防止できる。
更に、押圧部材として2方向に圧力を掛けることができる板バネ156を用いることにより、いかなる方向から衝撃や負荷が掛かって板バネ156が変形したとしても、板バネ156の弾性により、摺動支持軸134を元の位置に復帰させることができるため、プロジェクタ10のズームや焦点合せといった機能が使えなくなることが無くなる。
尚、押圧部材としてはゴム等の弾性部材や衝撃吸収部材を用いることもできる。弾性部材を押圧部材として用いた場合には、摺動支持軸134にあらゆる方向から衝撃や負荷が加わっても吸収でき、又、元の位置に復帰させることもできると共に、プロジェクタ10の製造も容易となる。又、衝撃吸収部材を用いることにより、強い負荷が掛かった場合においても、可動鏡筒131の損傷を防止することができる。
又、支持軸保持穴152,158の形状は、方形状が最も容易に成形や位置決めができるも方形状に限るものでなく、四角形以上の多角形形状のものとすることもでき、四角形よりも角の多い形状とする場合も衝撃に強いプロジェクタ10を提供することができ、所定の角部に摺動支持軸134を押圧部材により押圧し、摺動支持軸134の固定位置を確実に所定の位置としておくことができる。
又、本発明は、以上の実施例に限定されるものでなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で自由に変更、改良が可能である。
本発明の実施例に係るプロジェクタの外観を示す斜視図。 本発明の実施例に係るプロジェクタの機能回路ブロックを示す図。 本発明の実施例に係るプロジェクタの上面板を取り除いた上面図。 本発明の実施例に係るプロジェクタの光学ユニットの内部を示す上面図。 本発明の実施例に係る投影側ユニットの斜視図。 本発明の実施例に係る保持部材の概略斜視図。 本発明の実施例に係る保持板の正面図。 本発明の実施例に係る保持部材の正面図。
符号の説明
10 プロジェクタ 11 上面板
12 前面板 13 背面板
14 右側板 15 左側板
16 底面板 17 排気孔
18 吸気孔 19 レンズカバー
20 各種端子 21 入出力コネクタ部
22 入出力インターフェース 23 画像変換部
24 表示エンコーダ 25 ビデオRAM
26 表示駆動部 31 画像圧縮伸長部
32 メモリカード 35 Ir受信部
36 Ir処理部 37 キー/インジケータ部
38 制御部 41 電源制御回路
43 冷却ファン駆動制御回路 45 レンズモータ
47 音声処理部 48 スピーカ
51 表示素子 53 表示素子放熱板
61 光源側光学系 62 投影側光学系
63 光源装置 71 カラーホイール
72 第1反射ミラー 73 ホイールモータ
74 第2反射ミラー 75 導光装置
77 光学系ユニット 78 照明側ブロック
79 画像生成ブロック 80 投影側ブロック
83 集光レンズ群 84 照射ミラー
86 光学系制御基板 93 固定レンズ群
97 可動レンズ群 103 制御回路基板
101 ランプ電源回路ブロック 102 電源制御回路基板
110 ブロア 111 吸込み口
113 吐出口 114 排気温低減装置
120 区画用隔壁 121 吸気側空間室
122 排気側空間室 130 投影側ユニット
131 可動鏡筒 132 固定鏡筒
133 鏡筒固定板 134 摺動支持軸
135 保持部材 136 保持板
138 連結軸
141 鏡筒部 142 第一アーム
143 第二アーム 144 第一連結部
145 可動支持部 146 第二連結部
151 鏡筒固定部 152 支持軸保持穴
153 正面板 154 モータ保持部
155 側面板 156 板バネ
157 鏡筒避け部 158 支持軸保持穴

Claims (7)

  1. 光軸と平行に配置された摺動支持軸と、
    可動レンズ群を内部に備えて外周から突出させたアームにより前記摺動支持軸に支持される可動鏡筒と、
    固定レンズ群を内部に備えた固定鏡筒と、
    前記摺動支持軸の両端部を各々保持する保持部材及び保持板とを有し、
    前記保持部材及び保持板は、左右に前記摺動支持軸の外径よりも大きな支持軸保持穴を備え、
    前記摺動支持軸は、両端部が各々前記支持軸保持穴に挿入され、摺動支持軸端部の周縁と支持軸保持穴の内壁との間の空間に配置された押圧部材により支持軸保持穴の内壁に圧接されて保持されていることを特徴とする投影側ユニット。
  2. 前記支持軸保持穴は、多角形状であり、
    前記押圧部材は、摺動支持軸の端部近くにおいて摺動支持軸に対して対称となるように前記支持軸保持穴に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の投影側ユニット。
  3. 前記押圧部材は、2方向に圧力を掛けることができる板バネであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の投影側ユニット。
  4. 前記押圧部材は、衝撃吸収部材であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の投影側ユニット。
  5. 前記押圧部材は、弾性部材であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の投影側ユニット。
  6. 光源装置と、
    当該光源装置からの光を導光する照明側ブロック及び表示素子を備える画像生成ブロック並びに投影側ユニットを備える投影側ブロックを有する光学系ユニットと、
    冷却ファンと、
    プロジェクタ制御手段とを備え、
    前記投影側ユニットは、
    光軸と平行に配置された摺動支持軸と、
    可動レンズ群を内部に備えて外周から突出させたアームにより前記摺動支持軸に支持される可動鏡筒と、
    固定レンズ群を内部に備えた固定鏡筒と、
    前記摺動支持軸の両端部を各々保持する保持部材及び保持板とを有し、
    前記保持部材及び保持板は、左右に前記摺動支持軸の外径よりも大きな支持軸保持穴を備え、
    前記摺動支持軸は、両端部が各々前記支持軸保持穴に挿入され、摺動支持軸端部の周縁と支持軸保持穴の内壁との間の空間に配置された押圧部材により支持軸保持穴の内壁に圧接されて保持されていることを特徴とするプロジェクタ。
  7. 前記支持軸保持穴は、多角形状であり、
    前記押圧部材は、摺動支持軸の端部近くにおいて摺動支持軸に対して対称となるように前記支持軸保持穴に取り付けられていることを特徴とする請求項6に記載のプロジェクタ。
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