JP2009031324A - 導光ロッド保持部材及び導光ユニット並びにプロジェクタ - Google Patents

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直寛 大杉
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Abstract

【課題】 導光ロッドを強固に固定できる導光ロッド保持部材と、この導光ロッド保持部材を備え、導光ロッドの正確な位置決めが可能な導光ユニットと、この導光ユニットを備えたプロジェクタを提供する。
【解決手段】 本発明のプロジェクタは、光源装置と、光源側光学系と、表示素子と、投影側光学系と、プロジェクタ制御手段とを有し、光源側光学系の導光装置である導光ロッド71を保持する導光ユニット73を備え、該導光ユニット73は、導光ロッド保持部材74が載置される断面をL字形状とする導光装置固定部材75と、集光レンズ72が固定されるレンズ固定部76とを有し、導光装置固定部材75とレンズ固定部76との間に導光装置位置決め部材141が配置され、導光ロッド保持部材74は、複数の係止突起131を有した受け部材132と、受け部材132と略同一形状であって、受け部材132との間で導光ロッド71を挟持する押さえ部材133とを備えるものである。
【選択図】 図4

Description

本発明は、導光ロッド保持部材により導光ロッドを固定した導光ユニット並びに該導光ユニットを備えたプロジェクタに関する。
今日、パーソナルコンピュータの画面に表示される画像やビデオ信号の画像、更にはメモリカードなどに記憶されている画像データによる画像などをスクリーンに投影するデータプロジェクタが多用されている。
データプロジェクタは、多くの場合、メタルハイランドランプや超高圧水銀ランプなどの小型高輝度の放電ランプを備えた光源装置を用い、光源装置から射出された光をカラーフィルタにより3原色の光として光源側光学系により液晶やDMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)と呼ばれる表示素子に照射し、表示素子の透過光又は反射光をズーム機能を備えた投影側光学系とされるレンズ群を介してスクリーンに投影する構造とされている。
このようなデータプロジェクタにおいて、光源装置から射出された光の強度を均一化するためにライトトンネルや導光ロッド等の導光装置が用いられている。この導光装置は、光源装置から射出され有効光となる全ての光が透過するため、投影画像に及ぼす影響が非常に大きなものである。よって、導光装置の配置位置や集光レンズとの位置関係が重要となる。
このため、導光装置を固定する方法や配置位置に関する提案がなされており、例えば、特開平11−326727号公報(特許文献1)では、導光ロッドを楔形形状に形成し保持部材に押し込んで固定すると共に、保持部材との接点となる位置に反射層を形成することで、保持部材と接している部分から光漏れ等が生じることを防止する発明が提案されている。
特開平11−326727号公報
従来のプロジェクタにおける導光装置の固定方法では、導光装置を強固に固定しようとすると導光装置と接する面積が大きくなるため、導光装置として導光ロッドを用いた場合には、接触部分で導光ロッドの屈折率が変化してしまい、導光ロッドの側面の反射率が低くなってしまうといった問題点があった。
又、導光装置の配置位置が定まらないために、光軸にズレが生じることがあり、投影画像が不明瞭になると言った問題点もあった。
本発明は、導光ロッドを強固に固定できる導光ロッド保持部材と、この導光ロッド保持部材が固定されるものであって、導光ロッドの正確な位置決めが可能な導光ユニットと、この導光ユニットを備えたプロジェクタを提供することを目的としている。
本発明の導光ロッド保持部材は、平板部と壁部とによる断面L字状の長板であって、内面に導光ロッドの側面を係止する複数の係止突起を有した受け部材と、該受け部材と略同一形状であって、前記受け部材との間で前記導光ロッドを挟持する押さえ部材とを備えることを特徴とするものである。
前記係止突起は、円柱形状であって前記導光ロッドの側面を係止突起の先端面で係止していることを特徴とするものである。
又、前記係止突起は、球面形状であって、前記導光ロッドの側面と点接触していることもある。
更に、前記係止突起は、断面を三角形とし頂点を線条とする山形形状であり、前記導光ロッドの側面と線で接触させることもある。
そして、前記係止突起は、複数個が並列に隣接して形成されていることもある。
又、前記受け部材は、壁部上端の上辺稜線部における端部近傍の対称位置及び平板部端部の下辺稜線部における略中央の位置に、壁部や平板部の面を延長するように形成された締結爪を備え、前記押さえ部材は、前記受け部材と対向させた場合に受け部材の締結爪と対向する位置に稜線部から垂直に立ち上がるように形成された略同形状の締結爪を備え、受け部材と押さえ部材の対向する締結爪を螺子止めすることにより前記導光ロッドを挟持していることを特徴とするものである。
更に、前記係止突起は、締結爪が形成された位置から前記導光ロッドの軸と垂直な断面の稜線上に引かれた直線上に形成されているものである。
又、前記受け部材及び押さえ部材の厚みはライトトンネルの側面板の厚みと同一とされ、外周の長さがライトトンネルの外周の長さと同一とされていることを特徴とするものである。
そして、本発明の導光ユニットは、導光装置の出射側に集光レンズを配置した導光ユニットであって、前記導光装置は、導光ロッド保持部材によって保持されていることを特徴とするものである。
又、僅かに傾斜したロッド載置平面及び該ロッド載置平面と直交するロッド支持側面を有し、前記導光ロッド保持部材が固定される導光装置固定部材と、該導光装置固定部材の前方に位置し前記集光レンズが固定されるレンズ固定部とを備え、前記導光装置固定部材とレンズ固定部との間に導光装置位置決め部材が配置されていることを特徴とするものである。
更に、前記導光装置位置決め部材は、中空の円錐台形状であって、広面積の面が前方、狭面積の面が後方に位置するように固定され、前方面を開口とし、側面の前方端部の稜線部分につば部を備え、該つば部に前記集光レンズの後方端部周縁が押しつけて固定されていることを特徴とするものである。
そして、前記導光装置位置決め部材は、後方面の中央部に方形状の切欠き穴を有し、該切欠き穴の内周縁には段差を備え、該段差に前記導光装置の出射面側端部の周縁が押しつけられて固定されていることを特徴とするものである。
又、前記導光装置位置決め部材は、前方面を集光レンズによって塞がれ、後方面を導光装置によって塞がれることによって空密に形成されていることを特徴とするものである。
そして、本発明のプロジェクタは、光源装置と、光源側光学系と、表示素子と、投影側光学系と、プロジェクタ制御手段とを有し、前記光源側光学系の導光装置を保持する導光ユニットを備えているものである。
本発明によれば、導光ロッドを強固に固定できる導光ロッド保持部材と、この導光ロッド保持部材が固定されるものであって、導光ロッドの正確な位置決めが可能な導光ユニットと、この導光ユニットを備えたプロジェクタを提供することができる。
本発明を実施するための最良の形態のプロジェクタ10は、光源装置63と、光源側光学系66と、表示素子51と、投影側光学系90と、プロジェクタ制御手段とを有し、光源側光学系66の導光装置である導光ロッド71を保持する導光ユニット73を備えるものである。
そして、該導光ユニット73は、集光レンズ72及び導光ロッド71を保持する導光ロッド保持部材74が固定されるものであって、導光ロッド保持部材74が載置される断面をL字形状とするブロック状の導光装置固定部材75と、集光レンズ72が固定されるレンズ固定部76とを備え、導光装置固定部材75とレンズ固定部76との間に集光レンズ72と導光ロッド71の位置関係を決める導光装置位置決め部材141が配置されているものである。
この導光装置位置決め部材141は、中空の円錐台形状であって、広面積の面が前方、狭面積の面が後方に位置するように固定され、前方面を開口とし、後方面の中央部には方形状の切欠き穴144が形成され、前方面の周縁にはつば部142を備え、つば部142に集光レンズ72の後方端部周縁が押しつけて固定され、後方面に形成された切欠き穴144の内周縁には段差145を備え、この段差145に導光ロッド71の出射面側端部周縁が押しつけて固定されているものである。
又、導光装置位置決め部材141は、導光ロッド71と集光レンズ72によって空密となっており、導光ロッド71の出射面側に塵等が付着することを防止する防塵装置としての機能を備え、更に、後方面に形成された切欠き穴144は、導光ロッド71のマスクとして機能を備えるものである。
そして、導光ロッド保持部材74は、中心位置で垂直に折れ曲がった断面L字状の長板であって、内面に導光装置の側面と係止する複数の係止突起131を有した受け部材132と、受け部材132と略同一形状であって、受け部材132との間で導光ロッド71を挟持する押さえ部材133とを備えるものである。
そして、受け部材132は、上辺稜線部の左右対称の位置及び下辺稜線部の略中央の位置に面を延長するように形成された締結爪134を備え、押さえ部材133は、受け部材132と対向させた場合に受け部材132の締結爪134と対向する位置に稜線部から垂直に立ち上がるように形成された略同形状の締結爪134を備え、受け部材132と押さえ部材133の対向する締結爪134を螺子止めすることにより導光ロッド71を挟持しているものである。
又、係止突起131は、円柱形状であって導光ロッド71の側面と係止突起131の先端面で係止しており、締結爪134が形成された位置から導光ロッド71の軸と垂直な断面の外周縁上に形成されているものである。
更に、受け部材132及び押さえ部材133の厚みはライトトンネルの側面板の厚みと同一とされ、導光ロッド保持部材74の外周の長さがライトトンネルの外周の長さと同一とされているものである
以下、本発明の実施例を図に基づいて詳説する。本発明の一つの実施例に係るプロジェクタ10は、図1に示すように、略直方体形状であって、本体ケースの前方のパネルとされる前面パネル12の側方に投影口を覆うレンズカバー19を有すると共に、この前面パネル12には複数の排気孔17を設けている。更に、図示しないがリモートコントローラからの制御信号を受信するIr受信部を備えている。
又、本体ケースである上面パネル11にはキー/インジケータ部37を設けるものであり、このキー/インジケータ部37には、電源スイッチキーや電源のオン又はオフを報知するパワーインジケータ、光源装置のランプを点灯させるランプスイッチキー及びランプの点灯を表示するランプインジケータ、光源装置等が過熱したときに報知をする過熱インジケータ等のキーやインジケータを設けるものである。
更に、本体ケースの背面には、背面パネルにUSB端子や画像信号入力用のD−SUB端子、S端子、RCA端子等を設ける入出力コネクタ部及び電源アダプタプラグ等の各種端子20を設けているものである。
尚、図示しない本体ケースの側パネルである右側パネル14、及び、図1に示した側パネルである左側パネル15の下部近傍には、各々複数の吸気孔18を設けているものである。
そして、このプロジェクタ10の制御回路は、図2に示すように、制御部38、入出力インターフェース22、画像変換部23、表示エンコーダ24、表示駆動部26等を有するものであって、入出力コネクタ部21から入力された各種規格の画像信号は、入出力インターフェース22、システムバス(SB)を介して画像変換部23で表示に適した所定のフォーマットの画像信号に統一するように変換された後、表示エンコーダ24に送られるものである。
又、表示エンコーダ24は、送られてきた画像信号をビデオRAM25に展開記憶させた上でこのビデオRAM25の記憶内容からビデオ信号を生成して表示駆動部26に出力するものである。
そして、表示エンコーダ24からビデオ信号が入力される表示駆動部26は、送られてくる画像信号に対応して適宜フレームレートで空間的光変調素子(SOM)である表示素子51を駆動するものであり、光源装置63から射出された光線束を光源側光学系を介して表示素子51に入射することにより、表示素子51の反射光で光像を形成し、投影側光学系とする投影系レンズ群を介して図示しないスクリーンに画像を投影表示するものであり、この投影側光学系の可動レンズ群97は、レンズモータ45によりズーム調整やフォーカス調整のための駆動が行われるものである。
又、画像圧縮伸長部31は、画像信号の輝度信号及び色差信号をADTC及びハフマン符号化等の処理によりデータ圧縮して着脱自在な記録媒体とされるメモリカード32に順次書き込む記録処理や、再生モード時はメモリカード32に記録された画像データを読み出し、一連の動画を構成する個々の画像データを1フレーム単位で伸長して画像変換部23を介して表示エンコーダ24に送り、メモリカード32に記憶された画像データに基づいて動画等の表示を可能とするものである。
そして、制御部38は、プロジェクタ10内の各回路の動作制御を司るものであって、CPUや各種セッティング等の動作プログラムを固定的に記憶したROM及びワークメモリとして使用されるRAM等により構成されている。
又、本体ケースの上面パネル11に設けられるメインキー及びインジケータ等により構成されるキー/インジケータ部37の操作信号は、直接に制御部38に送出され、リモートコントローラからのキー操作信号は、Ir受信部35で受信され、Ir処理部36で復調されたコード信号が制御部38に送られるものである。
尚、制御部38にはシステムバス(SB)を介して音声処理部47が接続されており、音声処理部47はPCM音源等の音源回路を備え、投影モード及び再生モード時には音声データをアナログ化し、スピーカ48を駆動して拡声放音させることができるものである。
又、この制御部38は、電源制御回路41を制御するものであり、ランプスイッチキーが操作されると電源制御回路41により光源装置の放電ランプを点灯させ、更に、冷却ファン駆動制御回路43には、光源装置等に設けた複数の温度センサによる温度検出を行わせて、冷却ファンの回転速度を制御させ、又、タイマー等により光源装置のランプ消灯後も冷却ファンの回転を持続させるものであり、更に、温度センサによる温度検出の結果によっては光源装置を停止してプロジェクタ本体の電源をOFFにする等の制御も行うものである。
そして、これらのROM、RAM、ICや回路素子は、図3に示す主制御基板としての制御回路基板103に取付けられたものであり、電力系の電源制御回路41はランプ電源回路ブロック101に組み込まれ、制御系の主制御基板とした制御回路基板103と電力系のランプ電源回路ブロック101等が取付けられる電源制御回路基板102とを分けて形成しているものである。
このプロジェクタ10の内部構造は、図3に示したように、ランプ電源回路ブロック101等を取付けた電源制御回路基板102が右側パネル14の近傍に配置され、各種の光学系を備える光学系ユニット65が左側パネル15と平行に配置され、筐体内を区画用隔壁120により背面パネル13側の吸気側空間室121と前面パネル12側の排気側空間室122とに気密に区画されている。又、冷却ファンとするシロッコファンタイプのブロア110が、吸込み口111が吸気側空間室121に位置し、排気側空間室122と吸気側空間室121の境界に吐出口113が位置するように配置されているものである。
そして、排気側空間室122内には、楕円球面形状の上下を平面形状に切り欠いたリフレクタと、このリフレクタの内部に内蔵するハロゲン等を用いた放電ランプとを有した光源装置63と、光源装置63からの射出光をカラーホイール68に反射する第一反射ミラー67と、赤色光、緑色光、青色光とするカラーフィルタを周囲に設けてホイールモータ69により回転されるカラーホイール68と、冷却フィンとヒートパイプで形成された排気温低減装置114とが配置されているものである。
又、光学系ユニット65は、光源装置63の近傍に位置する照明側ブロック78と、画像生成ブロック79と、投影側ブロック80との3つのブロックから構成され、左側パネル15に沿って配置されているものである。
照明側ブロック78は、光源装置63から射出されカラーホイール68によって着色された光を画像生成ブロック79が備える表示素子51に導光する光源側光学系66の一部を備え、照明側ブロック78が有する光源側光学系66としては、カラーホイール68のフィルタを透過した光を均一な強度分布の光束とする導光装置である導光ロッド71や導光ロッド71を透過した光を集光する集光レンズ72等があり、この導光ロッド71や集光レンズ72、カラーホイール68、第一反射ミラー67は、導光ユニット73に固定されているものである。
この導光ユニット73は、図4に示すように、導光ロッド71の出射側に集光レンズ72を配置したものであって、導光ロッド71を保持する導光ロッド保持部材74が載置される導光装置固定部材75と、集光レンズ72が固定されるレンズ固定部76とを備え、導光ロッド71と集光レンズ72の間には導光ロッド71と集光レンズ72との位置関係を正確に決定する導光装置位置決め部材141が配置され、更に、カラーホイール68やホイールモータ69、第一反射ミラー67が固定されているものである。
この導光ユニット73の導光装置固定部材75は、導光ロッド保持部材74を載置するロッド載置平面75aと、導光ロッド保持部材74の一側面を支持するロッド支持側面75bとを有する直方体の一部に直線状の切欠を設けたブロック状のものであり、この導光ユニット73に導光ロッド保持部材74を載置した状態で導光ユニット73を集光レンズ72の前方から見た場合、図5に示すように、ロッド載置平面75aは、導光ロッド71の出射面が僅かに右側に傾くように出射側からみて右側に、即ち入射側からみると左側に傾斜させて形成しているものである。
このように、導光ロッド71を傾けて配置するのは、導光ロッド71から射出され集光レンズ72を透過し後述の第二反射ミラー70や照射ミラー84によって表示素子51に照射される光線束は、表示素子51の前方斜め下方から表示素子51に照射されるため、図6に示すように、導光ロッド71によって矩形とされた光線束が表示素子51に照射された場合の照射形状151は歪んだ形状となり、この歪んだ照射形状151を表示素子51の形状である投影エリア152に極力合わせるために導光ロッド71を傾けて配置しているものである。
又、導光ユニット73のレンズ固定部76は、集光レンズ72の外周縁よりも僅かに大きな内径とされた円筒形状に形成され、一部に切欠きが形成されているものである。そして、図7に示すように、このレンズ固定部76に集光レンズ72を挿貫し、前方から集光レンズ押さえ部材143によって押さえつけて固定することにより集光レンズ72を固定しているものである。
更に、集光レンズ72の後方には、導光装置位置決め部材141が固定されている。この導光装置位置決め部材141は中空の円錐台形状であって、広面積の面が前方、狭面積の面が後方に位置するように固定されており、前方面は開口とされ、この側面の前方端部の稜線部にはつば部142が形成されて集光レンズ72の後端の周縁と係止しており、後方面の中心部には導光ロッド71の出射面の大きさよりも僅かに大きな方形状の切欠き穴144が形成され、この切欠き穴144の内周縁に導光ロッド保持部材74の出射面側端部が密着される段差145が形成されているものである。
そして、導光装置位置決め部材141のつば部142に集光レンズ72が押しつけて固定されることにより、レンズ固定部76即ち集光レンズ72と導光装置固定部材75との位置が正確に定められ、導光装置位置決め部材141の切欠き穴144に導光ロッド71の出射面が押しつけて固定されることにより、導光装置位置決め部材141の光軸方向の長さが集光レンズ72と導光ロッド71の間の距離として一定に保たれるものである。
又、導光装置位置決め部材141の前方面に集光レンズ72が密着され後方面に導光ロッド71が密着されることによって空密にされており、塵等が導光ロッド71の出射面に付着することを防止する防塵装置としての機能を備えるものである。
更に、導光装置位置決め部材141の後方面に形成された切欠き穴144は、導光ロッド71のマスクとしての機能を備えるものであり、導光ロッド71の出射面近傍に配置されて、導光ロッド71から射出される光線束の中で不要光となる光を導光ロッド71の出射面近傍で除去することもできる。
導光ロッド保持部材74は、図8及び図9に示すように、平板部74aと壁部74bとによる断面L字状の長板であって、内面に導光ロッド71の側面と係止する複数の係止突起131を有した受け部材132と、この受け部材132と略同一形状であって、受け部材132との間で導光ロッド71を挟持する押さえ部材133とを備えるものである。
又、受け部材132は、壁部74b上端の稜線部における端部近傍の対称位置及び平板部74a端部の稜線部における略中央の位置に壁部74bや平板部74aの面を延長するように形成された締結爪134を備え、押さえ部材133は、受け部材132と対向させた場合に受け部材132の締結爪134と対向する位置に押さえ部材133の稜線から垂直に立ち上がるように形成された締結爪134を備え、受け部材132と押さえ部材133の対向する締結爪134を螺子止めすることにより導光ロッド71を挟持しているものである。
係止突起131は、図10、図11に示すように、円柱形状であって導光ロッド71の側面と係止突起131の先端面でのみ係止しており、締結爪134が形成された位置から導光ロッド71の軸と垂直な断面の稜線上に引かれた直線上に形成されているものである。
又、受け部材132及び押さえ部材133の厚みは導光装置として導光ロッドと共に頻繁に用いられるライトトンネルの側面板の厚みと同一とされ、導光ロッド保持部材74の光軸と垂直な断面の外周縁の長さがライトトンネルの光軸と垂直な断面の外周縁の長さと同一とされているものであり、金属等や硬質の樹脂で形成され、導光ユニット73の導光装置固定部材75に固定されているものである。
画像生成ブロック79は、図3に示したように、導光ロッド71から射出された光の向きを変更する第二反射ミラー70と、この第二反射ミラー70により反射した光を表示素子51に集光させる複数枚のレンズで形成した光源側レンズ群83及び光源側レンズ群83を透過した光を表示素子51に所定の角度で照射する照射ミラー84等を光源側光学系66として有し、更に、表示素子51とするDMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)を備えている。尚、この表示素子51の背面パネル13側には表示素子51を冷却するための表示素子冷却装置53が配置され、表示素子51が高温となることを防止している。
投影側ブロック80は、表示素子51で反射されて画像を形成する光をスクリーンに放出する投影側光学系90のレンズ群を有し、投影側光学系90としては、固定鏡筒に内蔵する固定レンズ群93と可動鏡筒に内蔵する可動レンズ群97とを備えてズーム機能を備えた可変焦点型レンズとしているものであり、レンズモータにより可動レンズ群97を移動させてズーム調整やフォーカス調整を可能としているものである。
本実施例によれば、係止突起を有した受け部材132と押さえ部材133とから形成された導光ロッド保持部材74で導光ロッド71を保持することにより、導光ロッド71を強固に固定することができる。
又、係止突起131を円柱形状として、この係止突起131の先端面でのみ導光ロッド71を係止することにより、導光ロッド71との接触面積が小さくなり、接触部分による導光路内を流れる光への干渉が小さく押さえられる。
更に、受け部材132及び押さえ部材133に締結爪134を形成して、両部材に形成され対向する締結爪134を螺子止めすることで導光ロッド71を挟持することにより、導光ロッド71の固定を一層強固なものとすることができる。
又、係止突起131を締結爪134が形成された位置から導光ロッド71の軸と垂直な断面の稜線上に引かれた直線上に形成することにより、締結爪134の部分を螺子止めした力が係止突起131に直に伝わるため、導光ロッド71を強固に固定できると共に導光ロッド保持部材74が変形することを防止できる。
更に、受け部材132及び押さえ部材133の厚みをライトトンネルの側面板の厚みと同一とし、光軸と垂直な面の外周縁の長さがライトトンネルの光軸と垂直な面の外周縁の長さと同一とすることにより、導光ロッド71を挟持した導光ロッド保持部材74を導光ユニット73に載置する場合と、ライトトンネルを導光ユニット73に載置する場合とで設計変更をする必要なく、導光ロッド71或いはライトトンネルのどちらを導光装置として用いることもできる。
そして、導光ロッド71及び集光レンズ72並びに導光装置位置決め部材141を設置する導光ユニット73を備えることにより、プロジェクタ10の製造時に導光ロッド71や集光レンズ72の配置位置を考えることなく配置できるようになる。このため、プロジェクタ10の組立も容易となる。
又、導光ユニット73に導光装置固定部材75とレンズ固定部76を形成することで、導光ロッド71や集光レンズ72を強固に安定した状態で固定することができる。
又、導光装置位置決め部材141の後方面に切欠き穴144を形成することにより、この切欠き穴144が導光ロッド71のマスクとして機能し、従来のように別部材でマスクを形成する必要が無く、製造工程が容易となる。
又、導光装置位置決め部材141の前方面を集光レンズ72によって塞ぎ、後方面を導光ロッド71によって塞ぐことにより空密とすることで導光ロッドの出射面側に塵等が付着することを防止することができる。
又、本発明の他の実施例としては、図12に示すように、導光ロッド保持部材74の係止突起131を球面形状とすることもできる。このように、係止突起131を球面形状とすることにより、導光ロッド71の側面を点で係止することができるため、係止部における導光ロッド71の導光路を流れる光への干渉を小さく押さえることができる。
更に、図13に示すように、係止突起131を断面を三角形とし頂点を線条とする山形形状とすることもできる。このように断面を三角形とする山形形状に係止突起131を形成することにより導光ロッド71の側面と線で接触するため、接触面積を小さくすることができ、係止部における導光ロッド71の導光路を流れる光への干渉を小さく押さえることができる。
又、図14に示すように、係止突起131を複数個並列に隣接させて形成することもある。このように、複数個の係止突起131を隣接させて形成することにより、導光ロッド71を強固に固定することができると共に、導光ロッド71を係止する部分のバランスを良くすることができる。
又、本発明は、以上の実施例に限定されるものでなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で自由に変更、改良が可能である。
本発明の実施例に係るプロジェクタの外観を示す斜視図。 本発明の実施例に係るプロジェクタの機能回路ブロックを示す図。 本発明の実施例に係るプロジェクタの上面パネルを取り除いた上面図。 本発明の実施例に係る導光ユニットの斜視図。 本発明の実施例に係る導光ユニットを出射面側から見た正面図。 本発明の実施例に係る導光ロッドから射出された光線束の断面形状と投影エリアとの関係を示す図。 本発明の実施例に係る導光ユニットのレンズ固定部近傍を側面側から見た断面図。 本発明の実施例に係る導光ロッド保持部材の受け部材を導光ユニットに載置した状態を示す斜視図。 本発明の実施例に係る導光ロッド保持部材の押さえ部材を受け部材に締結した状態を示す斜視図。 本発明の実施例に係る導光ロッド保持部材の入射面側端部の拡大斜視図。 本発明の実施例に係る導光ロッド保持部材を側面上方から見た斜視図。 本発明の他の実施例に係る係止突起の形状を示す斜視図。 本発明の他の実施例に係る係止突起の形状を示す斜視図。 本発明の他の実施例に係る係止突起の形状を示す斜視図。
符号の説明
10 プロジェクタ 11 上面パネル
12 前面パネル 13 背面パネル
14 右側パネル 15 左側パネル
17 排気孔 18 吸気孔
19 レンズカバー 20 各種端子
21 入出力コネクタ部 22 入出力インターフェース
23 画像変換部 24 表示エンコーダ
25 ビデオRAM 26 表示駆動部
31 画像圧縮伸長部 32 メモリカード
35 Ir受信部 36 Ir処理部
37 キー/インジケータ部 38 制御部
41 電源制御回路 43 冷却ファン駆動制御回路
45 レンズモータ 47 音声処理部
48 スピーカ 51 表示素子
53 表示素子冷却装置 63 光源装置
65 光学系ユニット 66 光源側光学系
67 第一反射ミラー 68 カラーホイール
69 ホイールモータ 70 第二反射ミラー
71 導光ロッド 72 集光レンズ
73 導光ユニット 74 導光ロッド保持部材
74a 平板部 74b 壁部
75 導光装置固定部材 75a ロッド載置平面
75b ロッド支持側面 76 レンズ固定部
78 照明側ブロック 79 画像生成ブロック
80 投影側ブロック 83 光源側レンズ群
84 照射ミラー
90 投影側光学系 93 固定レンズ群
97 可動レンズ群 101 ランプ電源回路ブロック
102 電源制御回路基板 103 制御回路基板
110 ブロア 111 吸込み口
113 吐出口 114 排気温低減装置
120 区画用隔壁 121 吸気側空間室
122 排気側空間室 131 係止突起
132 受け部材 133 押さえ部材
134 締結爪 141 導光装置位置決め部材
142 つば部 143 集光レンズ押さえ部材
144 切欠き穴 145 段差
151 照射形状 152 投影エリア

Claims (14)

  1. 平板部と壁部とによる断面L字状の長板であって、内面に導光ロッドの側面を係止する複数の係止突起を有した受け部材と、
    該受け部材と略同一形状であって、前記受け部材との間で前記導光ロッドを挟持する押さえ部材とを備えることを特徴とする導光ロッド保持部材。
  2. 前記係止突起は、円柱形状であって前記導光ロッドの側面を係止突起の先端面で係止していることを特徴とする請求項1に記載の導光ロッド保持部材。
  3. 前記係止突起は、球面形状であって、前記導光ロッドの側面と点接触していることを特徴とする請求項1に記載の導光ロッド保持部材。
  4. 前記係止突起は、断面を三角形とし頂点を線条とする山形形状であり、前記導光ロッドの側面と線で接触していることを特徴とする請求項1に記載の導光ロッド保持部材。
  5. 前記係止突起は、複数個が並列に隣接して形成されていることを特徴とする請求項4に記載の導光ロッド保持部材。
  6. 前記受け部材は、壁部上端の上辺稜線部における端部近傍の対称位置及び平板部端部の下辺稜線部における略中央の位置に、壁部や平板部の面を延長するように形成された締結爪を備え、
    前記押さえ部材は、前記受け部材と対向させた場合に受け部材の締結爪と対向する位置に稜線部から垂直に立ち上がるように形成された略同形状の締結爪を備え、
    受け部材と押さえ部材の対向する締結爪を螺子止めすることにより前記導光ロッドを挟持していることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の導光ロッド保持部材。
  7. 前記係止突起は、締結爪が形成された位置から前記導光ロッドの軸と垂直な断面の稜線上に引かれた直線上に形成されていることを特徴とする請求項6に記載の導光ロッド保持部材。
  8. 前記受け部材及び押さえ部材の厚みはライトトンネルの側面板の厚みと同一とされ、外周の長さがライトトンネルの外周の長さと同一とされていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の導光ロッド保持部材。
  9. 導光装置の出射側に集光レンズを配置した導光ユニットであって、
    前記導光装置は、請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の導光ロッド保持部材によって保持されていることを特徴とする導光ユニット。
  10. 僅かに傾斜したロッド載置平面及び該ロッド載置平面と直交するロッド支持側面を有し、前記導光ロッド保持部材が固定される導光装置固定部材と、該導光装置固定部材の前方に位置し前記集光レンズが固定されるレンズ固定部とを備え、
    前記導光装置固定部材とレンズ固定部との間に導光装置位置決め部材が配置されていることを特徴とする請求項9に記載の導光ユニット。
  11. 前記導光装置位置決め部材は、中空の円錐台形状であって、広面積の面が前方、狭面積の面が後方に位置するように固定され、前方面を開口とし、
    側面の前方端部の稜線部分につば部を備え、該つば部に前記集光レンズの後方端部周縁が押しつけて固定されていることを特徴とする請求項10に記載の導光ユニット。
  12. 前記導光装置位置決め部材は、後方面の中央部に方形状の切欠き穴を有し、該切欠き穴の内周縁には段差を備え、該段差に前記導光装置の出射面側端部の周縁が押しつけられて固定されていることを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の導光ユニット。
  13. 前記導光装置位置決め部材は、前方面を集光レンズによって塞がれ、後方面を導光装置によって塞がれることによって空密に形成されていることを特徴とする請求項10乃至請求項12のいずれかに記載の導光ユニット。
  14. 光源装置と、光源側光学系と、表示素子と、投影側光学系と、プロジェクタ制御手段とを有し、前記光源側光学系の導光装置を保持する請求項9乃至請求項13のいずれかに記載の導光ユニットを備えていることを特徴とするプロジェクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010211140A (ja) * 2009-03-12 2010-09-24 Sanyo Electric Co Ltd プロジェクタ
JP2011065770A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Casio Computer Co Ltd 光源ユニット及びプロジェクタ
CN103091959A (zh) * 2013-01-04 2013-05-08 苏州佳世达光电有限公司 导光模组及具有该导光模组的投影装置

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