JP2014189228A - 乗物用シート - Google Patents

乗物用シート Download PDF

Info

Publication number
JP2014189228A
JP2014189228A JP2013068559A JP2013068559A JP2014189228A JP 2014189228 A JP2014189228 A JP 2014189228A JP 2013068559 A JP2013068559 A JP 2013068559A JP 2013068559 A JP2013068559 A JP 2013068559A JP 2014189228 A JP2014189228 A JP 2014189228A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slide mechanism
bracket
seat
vehicle
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013068559A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6098288B2 (ja
Inventor
Yuichi Matsui
雄一 松井
Shimpei Shimizu
晋平 清水
yoshiyuki Marubayashi
芳幸 丸林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Boshoku Corp filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP2013068559A priority Critical patent/JP6098288B2/ja
Priority to MYPI2014700586A priority patent/MY171053A/en
Priority to CN201420134892.XU priority patent/CN203780364U/zh
Publication of JP2014189228A publication Critical patent/JP2014189228A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6098288B2 publication Critical patent/JP6098288B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】シート本体をスライド機構に固定する際の構造強度を確保しつつ、シート本体をスライド機構に取付ける際の取付作業の簡素化を図る。
【解決手段】シート本体と、スライド機構10と、スライド機構10の上方に配設されシート本体を固定するためのブラケット20と、スライド機構10とブラケット20を固定する複数の固定部30と、を有する乗物用シートであって、複数の固定部30のうち少なくとも一つは、スライド機構10とブラケット20のいずれか一方を、スライド機構10とブラケット20の他方に差し込むことにより、スライド機構10とブラケット20の離間を抑制する状態に嵌合する嵌合部40である。
【選択図】図2

Description

本発明は、乗物用シートに関する。
従来、シートクッションとシートバックとを有するシート本体と、シート本体と乗物の床面等の乗物構成部材との間に設けられシート本体をスライド移動可能に乗物構成部材に設置するスライド機構と、スライド機構の上方に配設されシート本体を固定するためのブラケットと、スライド機構とブラケットを固定する複数の固定部と、を有する乗物用シートが知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1における乗物用シートは、シート本体をスライド機構に固定するために両部材間にブラケットが配設されている。このブラケットは、シートクッションのフレーム部材と一体的に形成されると共にスライド機構に向かって延出している。ブラケットとスライド機構の間は、複数箇所がボルトとナット等の締結によって固定されている。また、ボルトとナット等の締結が困難な部位は溶接による固定をしていた。ところが、ボルトとナットによる締結箇所は、複数であることからそれぞれの締結箇所を合せる必要があるため取付作業性が悪い。ここで、スライド機構とブラケットを固定する複数の固定部の数を少なくすれば取付作業性の軽減が図れるとも考えられる。
特開2012−30634号公報
しかしながら、スライド機構とブラケットを固定する複数の固定部の部位は、シート本体からの荷重がかかる部位である。そのため、スライド機構とブラケットを固定する固定部の部位を少なくすると、スライド機構とブラケットが離間しやすくなってしまう。そのため、上記固定部の数を減少させることは、シート本体をスライド機構に固定する構造強度の点から鑑みれば好ましくない。また、乗物用シートにおけるシート本体、スライド機構など単品単位で交換したいときがある。ところが固定部において溶接による固定を施す部位があるとシート本体、スライド機構等を単品単位で交換することが困難となる。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、シート本体をスライド機構に固定する際の構造強度を確保しつつ、シート本体をスライド機構に取付ける際の取付作業の簡素化を図ることのできる乗物用シートを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の乗物用シートは次の手段をとる。
先ず、第1の発明に係る乗物用シートは、シートクッションとシートバックとを有するシート本体と、該シート本体と乗物の床面等の乗物構成部材との間に設けられ前記シート本体をスライド移動可能に乗物構成部材に設置するスライド機構と、該スライド機構の上方に配設され前記シート本体を固定するためのブラケットと、前記スライド機構と前記ブラケットを固定する複数の固定部と、を有する乗物用シートであって、前記複数の固定部のうち少なくとも一つは、前記スライド機構と前記ブラケットのいずれか一方を、前記スライド機構と前記ブラケットの他方に差し込むことにより、前記スライド機構と前記ブラケットの離間を抑制する状態に嵌合する嵌合部であることを特徴とする。
この第1の発明によれば、複数の固定部のうち少なくとも一つは、スライド機構とブラケットのいずれか一方を、スライド機構とブラケットの他方に差し込むことにより、スライド機構とブラケットの離間を抑制する状態に嵌合する嵌合部である。嵌合部は、スライド機構とブラケットの離間を抑制する状態に嵌合するため、シート本体をスライド機構に固定する際の構造強度を確保することもできる。また、嵌合部により、シート本体をスライド機構に取付ける際の取付作業の簡素化を図ることができる。また、嵌合部は、両部材が差し込まれた状態から抜き出すことで両部材の固定状態を解除できる構成である。そのため、シート本体、スライド機構等を単品単位で交換しやすくなる。
次に、第2の発明に係る乗物用シートは、第1の発明において、前記嵌合部は、前記スライド機構と前記ブラケットの一方に形成された孔部に挿通され予め結合されたピンと、前記スライド機構と前記ブラケットの他方に設けられた通し孔と、を有し、前記ピンと前記通し孔が嵌め合うことで前記スライド機構と前記ブラケットとが離間しない構成とされていることを特徴とする。
この第2の発明によれば、嵌合部は、スライド機構とブラケットの一方に形成された孔部に挿通され予め結合されたピンと、スライド機構とブラケットの他方に設けられた通し孔と、を有し、ピンと通し孔が嵌め合う構成である。これにより、嵌合部は構造を複雑にすることなく取付作業をより一層簡素化することができる。
次に、第3の発明に係る乗物用シートは、第1の発明又は第2の発明において、前記固定部は、前記スライド機構の長手方向に対し複数個が配置されており、前記複数の固定部における嵌合部は他の固定部よりも前記スライド機構の長手方向の中央側に配置されることを特徴とする。
この第3の発明によれば、複数の固定部における嵌合部は他の固定部よりもスライド機構の長手方向の中央側に配置する。スライド機構の長手方向の中央側は、ボルトとナット等による締結作業が困難な場合もある。上記構成ではスライド機構の長手方向の中央側におけるボルトとナット等による締結作業に代えて嵌合部を構成する。これにより、締結作業が困難な部位においてもシート本体をスライド機構に取付ける際の取付作業の簡素化を図ることができる。
次に、第4の発明に係る乗物用シートは、第2の発明から第3の発明のいずれかにおいて、前記嵌合部における通し孔は、前記スライド機構と前記ブラケットとが固定される状態において前記スライド機構の長手方向に延びて形成されていることを特徴とする。
この第4の発明によれば、通し孔は、スライド機構とブラケットとが固定される状態においてスライド機構の長手方向に延びて形成されている。これにより、シート本体をスライド機構に取付ける際は、スライド機構のスライド方向に合せて取付ける構成となる。そして、他の固定部によるボルトとナット等による締結が行われた後は、スライド方向への移動も規制される。また、スライド機構のスライド方向に交差する方向においてもシート本体の移動が規制される構成となる。これにより、シート本体をスライド機構に取付けた後に、両者の離間をより一層抑制し得る。
次に、第5の発明に係る乗物用シートは、第2の発明から第4の発明のいずれかにおいて、前記通し孔は、前記ブラケットの端部からスリット状に切り欠かれて形成されていることを特徴とする。
この第5の発明によれば、通し孔は、ブラケットに構成されている。また、ブラケットの通し孔は端部からスリット状に切り欠かれて形成されているため、ピンを受入れやすい構成である。そのため、シート本体をスライド機構に取付ける際の取付作業の簡素化がより一層図れる。
本発明は上記各発明の手段をとることにより、シート本体をスライド機構に固定する際の構造強度を確保しつつ、シート本体をスライド機構に取付ける際の取付作業の簡素化を図ることのできる乗物用シートを提供することができる。
実施形態に係る車両用シートの斜視図である。 実施形態に係る車両用シートの分解斜視図である。 図1のIII部における平面図である。 図3のIV−IV線断面図である。 実施形態に係る車両用シートのブラケットの変形例1を示した部分的な平面図である。 実施形態に係る車両用シートのブラケットの変形例2を示した部分的な平面図である。 実施形態に係る車両用シートのブラケットの変形例3を示した部分的な平面図である。 実施形態に係る車両用シートのブラケットの変形例4を示した分解斜視図である。
以下に、本発明の実施形態について、図1〜4を用いて説明する。なお、本実施形態では、乗物用シートのうち車両用シートの後部座席を例示して説明する。各図に適宜矢印で示す方向は、車両用シートを適用する車両の前方、後方、上方、下方、外方、内方とそれぞれ一致する方向である。なお、各図は、実施形態の構成を分かり易く説明するために、シート本体の内部構造を主体として図示している。そのため、シートバック2やシートクッション3については、骨格を成すバックフレーム2fやクッションフレーム3fなどの内部の骨組み構造を主体として図示しており外部に装着される表皮やシートパッド等の装備品を省略している。
車両用シートS(乗物用シート)は、図1に示されるように車両の後部側座席として配設されている。車両用シートSは、背凭れ部となるシートバック2と、着座部となるシートクッション3を有するシート本体1が構成されている。シートバック2は、骨格を成すバックフレーム2fを有する。バックフレーム2fは、鉄鋼材よりなるパイプ部材、板部材を適宜折り曲げ加工、絞り加工などを施すことで略矩形の枠状に形成されている。シートクッション3は、骨格を成すクッションフレーム3fを有する。クッションフレーム3fは、鉄鋼材よりなるパイプ部材、板部材を適宜折り曲げ加工、絞り加工などを施すことで略矩形の枠状に形成されている。シート本体1は、バックフレーム2fの幅方向の下部に設けられたリクライニング装置6によって、クッションフレーム3fと連結されている。これにより、シートバック2は、シートクッション3に対する背凭れ角度の調整を行ったり、シートクッション3の上側に前倒し可能な構成である。なお、本実施形態においては、リクライニング装置6は、シートバック2の幅方向のうち車両外方側にのみ構成されており、シートバック2の幅方向のうち車両内方側は、シートバック2とシートクッション3が回動可能にピン連結されている。
車両用シートSは、図1、2に示されるように上述したシート本体1と車両のフロア面F(乗物構成部材)との間にシート本体1のフロア面Fに対する車両前後方向の着座位置を調整可能にするスライド機構10を有する。スライド機構10は、シートクッション3とフロア面Fとの間に左右一対で設けられている。スライド機構10は、シート本体1の両側に位置して車両前後方向に平行に配設されている。
スライド機構10は、図1、2に示されるようにロアレール14と、アッパレール12と、が主体的に構成されている。ロアレール14は、車両前後方向に延びる形状に形成されており、フロア面Fの上に配設されている。アッパレール12は、シート本体1側に配設されており、ロアレール14に対してそれらのレール長手方向にスライド移動可能となるようにそれぞれ嵌め込まれている。これにより、アッパレール12は、そのスライド移動に伴ってシート本体1の着座位置を車両前後方向に移動させるようになっている。また、スライド機構10は、アッパレール12のスライド移動を規制したり解除したりすることができるスライドロック装置16が構成されており、適宜の前後方向位置でシート本体1を固定できるようになっている。
スライド機構10は、図4に示されるように略U字の囲い形状の横断面をもつロアレール14とアッパレール12がボール、ころ(図示省略)などの転動体を介して重なりあって筒状に構成される。これにより、ロアレール14に対して、アッパレール12が前後方向にスライド移動可能に案内される構成となっている。詳しくは、アッパレール12は、鉄鋼材より成る1枚の平板状部材を所々に折り曲げることによって、同図に示されるような一定の横断面形状に形成されている。具体的には、アッパレール12の横断面形状は、平板形状の上面部12uと、その両サイドから真っ直ぐに垂下する平板形状の右側面部12x1及び左側面部12y1と、これらの下端から内側に折り返される平板形状の右返し面部12x2及び左返し面部12y2と、から成る横断面形状に形成されている。一方、ロアレール14は、鉄鋼材より成る1枚の平板状部材を所々に折り曲げることによって、同図に示されるような一定の横断面形状に形成されている。具体的には、ロアレール14の横断面形状は、平板形状の下面部14uと、その両サイドから立ち上がる平板形状の右側面部14x1及び左側面部14y1と、これらの上端から外側に折り返される平板形状の右返し面部14x2及び左返し面部14y2と、から成る横断面形状に形成されている。
車両用シートSは、図1〜3に示されるようにスライド機構10の上方に配設されシート本体1を固定するためのブラケット20を有する。ブラケット20は、クッションフレーム3fの幅方向のうち車両後方側に配置されており、クッションフレーム3fのパイプ部材と一体的に結合されると共にスライド機構10におけるアッパレール12の上面部12uに向かって延出している。ブラケット20は、鉄鋼材より成る1枚の平板状部材を折り曲げ加工することで断面が略L字状に形成されている。ブラケット20は、クッションフレーム3fのパイプ部材と一体的に結合される第1面部位21と、スライド機構10のアッパレール12の上面部12uに面当たりする第2面部位22を有する。
車両用シートSは、図1〜3に示されるようにスライド機構10とブラケット20を固定する複数の固定部30を有する。固定部30は、スライド機構10の長手方向に対し複数個が配置されている。本実施形態では固定部30は、ボルト34とナット36による締結固定する締結部32(他の固定部)と、スライド機構10とブラケット20の離間を抑制する状態に嵌合する嵌合部40の二つを有する。
締結部32は、図1〜4に示されるようにスライド機構10の長手方向において嵌合部より車両後方側に配置される。また、締結部32は、ブラケット20からみれば第2面部位22において車両後方側に配設されている。車両後方側における第2面部位22とアッパレール12の上面部12uには、ボルト34が挿通可能な挿通孔(図示省略)が形成されている。更に、その第2面部位22の車両後方には、上記した挿通孔に対応する位置においてナット36が予め溶接によって固定されている。これにより、締結部32によるスライド機構10とブラケット20は、ブラケット20とアッパレール12の上面部12uが重なりあった状態でボルト34をナット36に対して締結することで固定される。なお、ボルト34をアッパレール12の上面部12uに予め溶接する態様であってもよい。
嵌合部40は、図1〜4に示されるようにスライド機構10のアッパレール12に設けられたピン42を、ブラケット20の通し孔50に差し込むことによりスライド機構10とブラケット20の離間を抑制する状態に嵌合するものである。嵌合部40は、締結部32(他の固定部)よりもスライド機構10の長手方向の中央側(車両前方側)に配置される。また、嵌合部40は、ブラケット20からみれば第2面部位22において車両前方側に配設されている。アッパレール12の上面部12uのうち第2面部位22の車両前方側が面する位置には、孔部12hが形成される。この孔部12hにはピン42が結合されている。ピン42は、頭部44と、第1軸46と、第2軸48を有する。第1軸46は、後述する通し孔50の開口幅50dと略同一長さの軸径46dで形成されている。第2軸48は、アッパレール12の上面部12uの孔部12hに挿通可能な軸径48dで形成されている。なお、第1軸46の軸径46dは、第2軸48の軸径48dより大きい径で形成されている。頭部44は、第1軸46の軸径46dより大きい径で形成されている。ピン42は、アッパレール12の上面部12uの孔部12hに挿通したうえで端部をかしめることでアッパレール12に予め結合される。なお、ピン42は、スライド機構10のアッパレール12がロアレール14に対して最前方側又は最後方側にスライド移動した場合でも、上面部12uと下面部14uが対向した状態の位置関係に配置される。即ち、ピン42は、アッパレール12とロアレール14が組み立てられた状態においてボルト34とナット36による締結固定ができない位置に配置される。ブラケット20の第2面部位22の車両前方側には、端部からスリット状に切り欠かれて形成された通し孔50が形成されている。通し孔50は、スライド機構10とブラケット20とが固定される状態においてスライド機構10の長手方向に延びて形成されている。これにより、ピン42と通し孔50が嵌め合うことでスライド機構10とブラケット20とが離間しない構成となる。
シート本体1とスライド機構10の固定は次の通りである。図2〜4に示されるように先ずブラケット20に設けられた通し孔50をスライド機構10のピン42に差し込む。このとき50の開口幅50dと略同一長さの軸径46dを有する第1軸46が嵌合する。ブラケット20の第2面部位22は、ピン42の頭部44とアッパレール12の上面部12uに挟まった状態となるため、上面部12uから離間が抑制された状態を保つ。すなわち、スライド機構10とブラケット20の離間を抑制する状態を保つ。その上で、クッションフレーム3fの後方側の締結部32の部位をボルト34とナット36による締結固定する。なお、クッションフレーム3fの前方側は、クッションフレーム3fとスライド機構10をボルト、ナット等の締結部材で固定する。
このように、実施形態の車両用シートSによれば、複数の固定部30のうち少なくとも一つは、ブラケット20をスライド機構10に差し込むことにより、スライド機構10とブラケット20の離間を抑制する状態に嵌合する嵌合部40を有している。嵌合部40は、スライド機構10とブラケット20の離間を抑制する状態に嵌合するため、シート本体1をスライド機構10に固定する際の構造強度を確保することもできる。また、嵌合部40により、シート本体1をスライド機構10に取付ける際の取付作業の簡素化を図ることができる。また、嵌合部40は、ブラケット20の通し孔50にスライド機構10のピン42を差し込んだ状態から、ピン42を抜き出すことでスライド機構10とブラケット20の固定状態を解除できる構成である。すなわち、取付作業の簡素化に加え、取外作業の簡素化も図り得る。そのため、シート本体1、スライド機構10等を単品単位で交換しやすくなる。
また、嵌合部40は、スライド機構10とブラケット20の一方に形成された孔部12hに挿通され予め結合されたピン42と、スライド機構10とブラケット20の他方に設けられた通し孔50と、を有し、ピン42と通し孔50が嵌め合う構成である。これにより、嵌合部40は構造を複雑にすることなく取付作業をより一層簡素化することができる。
また、複数の固定部30における嵌合部40は締結部32(他の固定部)よりもスライド機構10の長手方向の中央側に配置する。スライド機構10の長手方向の中央側は、ボルト34とナット36等による締結作業が困難な場合もある。本実施形態では、ピン42は、スライド機構10のアッパレール12がロアレール14に対して最前方側又は最後方側にスライド移動した場合でも、上面部12uと下面部14uが対向した状態の位置関係に配置される。即ち、ピン42は、アッパレール12とロアレール14が組み立てられた状態においてボルト34とナット36による締結固定ができない位置に配置される。しかしながら、本実施形態はスライド機構10の長手方向の中央側におけるボルト34とナット36等による締結作業に代えて嵌合部40を構成する。これにより締結作業が困難な部位においてもシート本体1をスライド機構10に取付ける際の取付作業の簡素化を図ることができる。
また、通し孔50は、スライド機構10とブラケット20とが固定される状態においてスライド機構10の長手方向に延びて形成されている。これにより、シート本体1をスライド機構10に取付ける際は、スライド機構10のスライド方向に合せて取付ける構成となる。そして、締結部32(他の固定部)によるボルト34とナット36等による締結が行われた後は、スライド方向への移動も規制される。また、スライド機構10のスライド方向に交差する方向においてもシート本体1の移動が規制される構成となる。これにより、シート本体1をスライド機構10に取付けた後に、両者の離間をより一層抑制し得る。
また、通し孔50は、ブラケット20に構成されている。また、ブラケット20の通し孔50は端部からスリット状に切り欠かれて形成されているため、ピン42を受入れやすい構成である。そのため、シート本体1をスライド機構10に取付ける際の取付作業の簡素化がより一層図れる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の車両用シートは、実施形態に限定されず、その他各種の形態で実施することができるものである。例えば、固定部30における嵌合部40は複数あってもよい。
また、本実施形態においては、スライド機構10にピン42が設けられ、ブラケット20に通し孔50が構成されたものについて示したが、逆の構成であってもよい。
また、複数の固定部30における嵌合部40は締結部32(他の固定部)よりもスライド機構10の長手方向の中央側に配置される構成について示した。しかしながら嵌合部40はスライド機構10の長手方向の中央側に配置されない構成であってよい。例えば、スライド機構10の後端部に構成されるものでもよい。
また、嵌合部40における通し孔50は、スライド機構10とブラケット20とが固定される状態においてスライド機構10の長手方向に延びて形成される構成について示したがこれに限定されない。例えば次のような変形例であってもよい。
図5に本実施形態の変形例1を示す。図5に示すように通し孔150は、スライド機構10とブラケット20とが固定される状態においてスライド機構10の長手方向に交差する方向から切り欠かれた構成であってもよい。
更に、図6に本実施形態の変形例2を示す。また、図6に示すように通し孔250は、スライド機構10とブラケット20とが固定される状態においてスライド機構10の長手方向に交差する方向から切り欠かれたあと、屈曲してスライド機構10の長手方向に延びて形成される態様であってもよい。
また、本実施形態では、通し孔50は、ブラケット20の端部からスリット状に切り欠かれて形成されている構成について示したがこれに限定されない。図7に本実施形態の変形例3を示す。図7に示すように、通し孔350はブラケット20の第2面22を貫通する孔部として形成されており、ピンの頭部を受入れる第1の領域351とピン42の第1軸46(図4参照)が挿通可能な開口幅350dを有する第2の領域352を有する態様でもよい。
また、嵌合部40は、ピン42と通し孔50等の構成に限定されない。図8に本実施形態の変形例4を示す。図8に示すように嵌合部440は、ブラケット20の前方側の端部から一体的に突出した突部452が設けられている。また、スライド機構10のアッパレール12にはこの突部452を受け入れ可能な貫通孔412hが設けられている。このように嵌合部440は、突部452を貫通孔412hに差し込むことによりスライド機構10とブラケット20の離間を抑制する状態に嵌合する構成であってもよい。
S・・・・・車両用シート(乗物用シート)
1・・・・・シート本体
2・・・・・シートバック
2f・・・・バックフレーム
3・・・・・シートクッション
3f・・・・クッションフレーム
6・・・・・リクライニング装置
10・・・・スライド機構
12・・・・アッパレール
12h・・・孔部
12u・・・上面部
12x1・・右側面部
12y1・・左側面部
12x2・・右返し面部
12y2・・左返し面部
14・・・・ロアレール
14u・・・下面部
14x1・・右側面部
14y1・・左側面部
14x2・・右返し面部
14y2・・左返し面部
16・・・・スライドロック装置
20・・・・ブラケット
21・・・・第1面部位
22・・・・第2面部位
30・・・・固定部
32・・・・締結部
34・・・・ボルト
36・・・・ナット
40・・・・嵌合部
42・・・・ピン
44・・・・頭部
46・・・・第1軸
46d・・・第1軸の軸径
48・・・・第2軸
48d・・・第2軸の軸径
50・・・・通し孔
50d・・・開口幅
150・・・通し孔
250・・・通し孔
350・・・通し孔
350d・・開口幅
351・・・第1の領域
352・・・第2の領域
440・・・嵌合部
421h・・貫通孔
452・・・突部
F・・・・・車両のフロア面(乗物構成部材)

Claims (5)

  1. シートクッションとシートバックとを有するシート本体と、
    該シート本体と乗物の床面等の乗物構成部材との間に設けられ前記シート本体をスライド移動可能に乗物構成部材に設置するスライド機構と、
    該スライド機構の上方に配設され前記シート本体を固定するためのブラケットと、前記スライド機構と前記ブラケットを固定する複数の固定部と、を有する乗物用シートであって、
    前記複数の固定部のうち少なくとも一つは、前記スライド機構と前記ブラケットのいずれか一方を、前記スライド機構と前記ブラケットの他方に差し込むことにより、前記スライド機構と前記ブラケットの離間を抑制する状態に嵌合する嵌合部であることを特徴とする乗物用シート。
  2. 請求項1に記載の乗物用シートであって、
    前記嵌合部は、前記スライド機構と前記ブラケットの一方に形成された孔部に挿通され予め結合されたピンと、前記スライド機構と前記ブラケットの他方に設けられた通し孔と、を有し、前記ピンと前記通し孔が嵌め合うことで前記スライド機構と前記ブラケットとが離間しない構成とされていることを特徴とする乗物用シート。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の乗物用シートであって、
    前記固定部は、前記スライド機構の長手方向に対し複数個が配置されており、前記複数の固定部における嵌合部は他の固定部よりも前記スライド機構の長手方向の中央側に配置されることを特徴とする乗物用シート。
  4. 請求項2から請求項3のいずれかに記載の乗物用シートであって、
    前記嵌合部における通し孔は、前記スライド機構と前記ブラケットとが固定される状態において前記スライド機構の長手方向に延びて形成されていることを特徴とする乗物用シート。
  5. 請求項2から請求項4のいずれかに記載の乗物用シートであって、
    前記通し孔は、前記ブラケットの端部からスリット状に切り欠かれて形成されていることを特徴とする乗物用シート。
JP2013068559A 2013-03-28 2013-03-28 乗物用シート Expired - Fee Related JP6098288B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013068559A JP6098288B2 (ja) 2013-03-28 2013-03-28 乗物用シート
MYPI2014700586A MY171053A (en) 2013-03-28 2014-03-12 Vehicle seat
CN201420134892.XU CN203780364U (zh) 2013-03-28 2014-03-24 车辆座椅

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013068559A JP6098288B2 (ja) 2013-03-28 2013-03-28 乗物用シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014189228A true JP2014189228A (ja) 2014-10-06
JP6098288B2 JP6098288B2 (ja) 2017-03-22

Family

ID=51316579

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013068559A Expired - Fee Related JP6098288B2 (ja) 2013-03-28 2013-03-28 乗物用シート

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6098288B2 (ja)
CN (1) CN203780364U (ja)
MY (1) MY171053A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019010921A (ja) * 2017-06-29 2019-01-24 トヨタ紡織株式会社 乗物用シート

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5534958U (ja) * 1978-08-30 1980-03-06
JPH0315739U (ja) * 1989-06-30 1991-02-18

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5534958U (ja) * 1978-08-30 1980-03-06
JPH0315739U (ja) * 1989-06-30 1991-02-18

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019010921A (ja) * 2017-06-29 2019-01-24 トヨタ紡織株式会社 乗物用シート

Also Published As

Publication number Publication date
JP6098288B2 (ja) 2017-03-22
MY171053A (en) 2019-09-23
CN203780364U (zh) 2014-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6133146B2 (ja) 乗物用シート
US9637036B2 (en) Vehicle seat and coupling method for use in vehicle seat
JP6297472B2 (ja) 乗物用シート
WO2014167639A1 (ja) シート用フレーム
JP2009154691A (ja) 車両用シート
JP2015067174A (ja) 乗物用シート
JP2018100048A (ja) 乗物用シート
US20120025579A1 (en) Vehicle seat
JP5961453B2 (ja) 車両用シート
JP5906707B2 (ja) 車両用シートのシートフレーム構造
JP2014019202A (ja) シートフレーム
JP5490896B2 (ja) 車両用シートの組み付け構造
JP6098288B2 (ja) 乗物用シート
JP2017136976A (ja) 車体フロア構造
JP5853640B2 (ja) 車両用シート
JP2017030487A (ja) 乗物用シートフレーム
JP2009023659A (ja) 子供用シートの取付構造
JP2011255860A (ja) 自動車のシートバックの支持構造
JP2013067281A (ja) 車両用衝撃吸収シート
JP2013119262A (ja) 車両用シートのシートフレーム補強構造
JP2008285103A (ja) 車両用シートのフレーム構造
JP4973134B2 (ja) 車両のスライドシート構造
JP2013116678A (ja) チャイルドシートアンカー装置
JP6245061B2 (ja) 乗物用シート
JP2014189220A (ja) 乗物用シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150824

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160617

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160621

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160802

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170206

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6098288

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees