JP2014188088A - 遊技機 - Google Patents

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JP2014188088A JP2013064786A JP2013064786A JP2014188088A JP 2014188088 A JP2014188088 A JP 2014188088A JP 2013064786 A JP2013064786 A JP 2013064786A JP 2013064786 A JP2013064786 A JP 2013064786A JP 2014188088 A JP2014188088 A JP 2014188088A
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Akiyoshi Satou
彰芳 佐藤
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Abstract

【課題】緊張感を持って演出ボタン等の操作手段を操作でき、遊技の趣向性を向上させることができる遊技機を提供すること。
【解決手段】遊技機は、遊技者による演出ボタン(操作手段)の操作を受け付けるランプ制御部を備えてなる受付手段と、入賞した遊技球が大当たりか否かを判定するメイン制御部(判定部)と、判定結果に基づいて、画像表示部(演出手段)に演出を行なわせる演出制御部(演出制御手段)と、を備える。演出制御部は、演出ボタンの操作の有効時間を設定する画像音響制御部(設定手段)と、有効時間内にボタン操作が受け付けられると、判定部の判定結果を示唆する示唆演出を行なわせる画像音響制御部(示唆演出制御手段)と、を有する。画像音響制御部は、有効時間を設定する際に、異なる複数の有効時間の中から設定する有効時間を選択して、設定する。
【選択図】図19

Description

本発明は、遊技者による有効時間内の操作により、始動口への入賞に伴なう大当たりかハズレかの判定結果に対応した所定の示唆演出を行う遊技機に関する。
従来、遊技機では、遊技者による有効時間内の演出ボタンの操作により、始動口への入賞に伴なう大当たりかハズレかの判定結果に対応した画像や音声による所定の示唆演出を行い、有効時間内に操作がなければ、示唆演出を行わないものが知れられている(例えば、特許文献1参照)。
また、他の遊技機では、演出ボタンの有効時間の開始タイミングを変化させるものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2007−185224号公報 特開2012−148018号公報
しかし、従来の遊技機では、大当りの判定結果に基づく一つの示唆演出において、有効時間が一定としていることから、演出ボタンの操作に緊張感がなくなり、面白みに欠ける事態を招く虞れがある。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、緊張感を持って演出ボタン等の操作手段を操作でき、遊技の趣向性を向上させることができる遊技機を提供することを目的とする。
本発明に係る遊技機は、遊技者による操作手段に対して行なわれた所定の操作を受け付ける受付手段と、
判定条件の成立により遊技者に有利な特別遊技を実行するか否かを判定する特別遊技判定手段と、
前記特別遊技判定手段による判定結果に基づいて、演出手段に演出を行なわせる演出制御手段と、
を備え、
前記演出制御手段は、
所定条件が成立すると前記受付手段によって前記所定の操作を受け付け可能な有効時間を設定する設定手段と、
前記設定手段によって前記有効時間が設定されているときに前記受付手段によって前記所定の操作が受け付けられると、前記特別遊技判定手段による判定結果を示唆する示唆演出を行なわせる示唆演出制御手段と、
を有し、
前記設定手段は、
前記有効時間を設定する際に、異なる複数の前記有効時間の中から設定する前記有効時間を選択するとともに、選択した前記有効時間を設定することを特徴とする。
本発明の遊技機では、前記設定手段によって前記有効時間が設定されているときに、前記有効時間が設定されていることを報知する報知演出を行なわせる報知演出制御手段を更に備えてもよく、
前記報知演出制御手段は、
前記設定手段によって設定された前記有効時間に関わらず、共通の前記報知演出を行なわせるようにしても良い。
本発明に係る遊技機では、示唆演出を行わせるための演出ボタン等の操作手段に対して操作する有効時間が、複数あることから、ある変動時には有効となって示唆演出を遊技者が知得できても、他の変動時には、無効となって示唆演出を知得できない場合もあって、遊技者は緊張感を持って演出ボタン等の操作手段を操作でき、遊技の趣向性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る遊技機の正面図である。 実施形態に係る遊技機の電気系統の概略ブロック図である。 メイン側タイマ割込処理のフローチャートである。 始動口SW(スイッチ)処理のフローチャートである。 特別図柄処理のフローチャートである。 大当たり判定処理のフローチャートである。 変動パターン選択処理のフローチャートである。 停止中処理のフローチャートである。 大入賞口処理のフローチャートである。 遊技状態設定処理のフローチャートである。 サブ側メイン処理のフローチャートである。 サブ側タイマ割込処理のフローチャートである。 コマンド受信処理のフローチャートである。 演出選択処理のフローチャートである。 演出ボタン処理のフローチャートである。 変動演出パターン選択処理に含まれる示唆演出選択処理のフローチャートである。 示唆演出選択テーブルの内容を示す説明図である。 示唆演出制御処理のフローチャートである。 有効時間設定処理のフローチャートである。 有効時間選択テーブルの内容を示す説明図である。 報知演出処理のフローチャートである。 示唆演出処理のフローチャートである。 示唆演出の一例を示す演出画像の図である。 報知演出の一例を示す報知画像の図である。 実施形態の示唆演出の一例を示す説明図である。 実施形態の示唆演出の他の例を示す説明図である。 報知演出処理の変形例のフローチャートである。 示唆演出の変形例を示す説明図である。
(1)パチンコ遊技機の構造
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、実施形態の遊技機としてのパチンコ遊技機10は、図1に示すように、遊技機枠11の内部に遊技盤15を取り付けて構成される。遊技機枠11は、外枠12、内枠13、及び、前面側のガラス扉部14、を備える。外枠12は、パチンコ遊技機10の外郭部となる枠体であり、内枠13は、遊技盤15が取り付けられる枠体であり、ガラス扉部14は、遊技盤15を保護するとともに発射ハンドル43等が配設される前枠である。ガラス扉部14は、遊技盤15の前面側における遊技球の転動する遊技領域16や遊技球の転動を予定していない非遊技領域17を目視できるように、それらの前側を覆う透明なガラス部14aと、そのガラス部14aの下方の皿ユニット部14bとを備える。
ガラス扉部14は、外枠12や内枠13に対してヒンジ11aによりそれぞれ回動自在とされ、内枠13は、外枠12とガラス扉部14とに対してヒンジ11aによりそれぞれ回動自在としている。
ガラス扉部14の前面側には、ガラス部14aの下方の皿ユニット部14bに、球受け皿42、発射ハンドル43、皿球抜きボタン44、通路球抜きボタン45、演出ボタン46、及び、演出キー47が、配設されている。また、ガラス扉部14の前面側には、上部側に、スピーカ48や枠ランプ49が配設されている。演出ボタン46の内部には、点灯させるボタンランプ51が配設されている。
遊技盤15には、発射ハンドル43の操作により発射された遊技球が転動する遊技領域16が、レール部材35で囲まれて形成されている。遊技領域16には、遊技球を誘導する多数の図示しない障害釘や風車が突設され、さらに、非遊技領域17には、盤ランプ50が埋設されている。
遊技領域16の中央には、略円環状に囲む枠体部18aを備えたセンター役物装置18が、配設されている。センター役物装置18には、中央の後部側に、演出手段としての画像表示部20の表示画面20aが配置されている。実施形態の画像表示部20は、液晶表示装置であり、表示画面20aは液晶画面としている。画像表示部20は、客待ち用のデモ表示、装飾図柄変動演出、大当たり遊技に並行して行われる大当たり演出などを表示画面20aに表示する。装飾図柄変動演出は、数字等の装飾図柄と装飾図柄以外の演出画像とにより構成されて、変動表示を経て停止表示された装飾図柄により、大当たり抽選(即ち、大当たり乱数の取得とその大当たり乱数を用いた判定、特別図柄抽選ともいう)の結果を報知する演出である。この装飾図柄変動演出は、特別図柄変動に並行して行われる。また、大当たり抽選は、遊技球の後述する第1始動口22または第2始動口23への入賞に対して行われる。
センター役物装置18の枠体部18aの左部には、入口から遊技球を流入させ、出口からステージ部18cへ遊技球を流出させるワープ部18bが配設されている。枠体部18aの下部のステージ部18cは、ワープ部18bから流入した遊技球を、上面で転動させて、第1始動口22へと案内したり、あるいは、そのまま、第1始動口22の上方より左右にずれた位置から、落下させる。
センター役物装置18の上部側の画像表示部20の表示画面20aの前側には、可動役物装置110が設けられている。
遊技領域16の左右方向における中央下部には、始動入賞装置21が設けられている。始動入賞装置21は、遊技球の入球し易さが常時変わらない第1始動口22と、電動チューリップ(以下「電チュー」という。「可変入賞装置」に相当する。)24により開閉される第2始動口23とを備えている。電チュー24は、電チューソレノイド24a(図2参照)により駆動される。第2始動口23は、電チュー24が開いているときのみ遊技球が入賞可能となる。
また、遊技領域16には、大入賞装置(特別可変入賞装置)26が設けられている。大入賞装置26は、始動入賞装置21の右方に配置されており、大入賞口27と、大入賞口ソレノイド26a(図2参照)により動作する開閉部材26bとを備えている。大入賞口27は、開閉部材26bにより開閉される。
また、遊技領域16には、複数の普通入賞装置29、遊技球が通過可能なゲート28が設けられている。各普通入賞装置29は、始動入賞装置21の左方に配置されている。各普通入賞装置29に入った遊技球は、その普通入賞装置29内の普通入賞口30に入賞する。ゲート28は、センター役物装置18の右部の下方に配置されている。ゲート28は、いわゆる右打ちをした際に、遊技球が通過する可能性がある通過口である。
また、遊技領域16の外側であって遊技盤15の左下には、表示器類が配置されている。パチンコ遊技機10には、表示器類として、普通図柄表示器37、第1特別図柄表示器39a、第2特別図柄表示器39b、及び、状態表示器41が設けられるとともに、普通図柄保留ランプ38、第1特別図柄保留ランプ40a、及び、第2特別図柄保留ランプ40bが設けられている。
第1特別図柄表示器39a、第2特別図柄表示器39bは、それぞれ、遊技球の第1始動口22、第2始動口23への入賞を契機として行われる大当たり抽選の結果を、変動表示を経て停止表示される特別図柄により報知する(これを「特別図柄変動」という)ものである。第1特別図柄表示器39a、第2特別図柄表示器39bに停止表示された特別図柄が大当たり図柄又は小当たり図柄であれば、大入賞口27を所定回数開閉する当たり遊技が行われる。
特別図柄の変動表示中または当たり遊技中に、遊技球が第1始動口22または第2始動口23に入賞すると、メイン制御部60(図2参照)は、その入賞に対して取得した大当たり乱数等の乱数を、第1始動口22への入賞であれば第1特図保留記憶部63aに、第2始動口23への入賞であれば第2特図保留記憶部63bに、特図保留記憶として記憶する。そして、特別図柄変動を実行可能になったときに、記憶しておいた特図保留記憶に基づいて大当たりか否かの判定を行い、特別図柄変動を実行する。
第1特別図柄保留ランプ40a、第2特別図柄保留ランプ40bは、それぞれ、第1特図保留記憶部63a、第2特図保留記憶部63bに記憶されている特図保留記憶の個数を表示するものである。なお、第1特図保留記憶部63a、第2特図保留記憶部63bに記憶される特図保留記憶の個数は、それぞれ4個が上限とされているため、第1特図保留記憶部63aに4個の特図保留記憶がある状態で遊技球が第1始動口22に入賞したときや、第2特図保留記憶部63bに4個の特図保留記憶がある状態で遊技球が第2始動口23に入賞したときは、その入賞に対して大当たり乱数等の乱数は取得されない。
普通図柄表示器37は、遊技球のゲート28への通過を契機として行われる普通図柄抽選の結果を、変動表示を経て停止表示される普通図柄により報知する(これを「普通図柄変動」という)ものである。普通図柄表示器37に停止表示された普通図柄が当たり図柄であれば、所定時間及び所定回数、電チュー24を開く補助遊技が行われる。
普通図柄の変動表示中または補助遊技中に、遊技球がゲート28を通過すると、メイン制御部60は、その通過に対して取得した当たり乱数等の乱数を、普図保留記憶部63cに普図保留記憶として記憶する。そして、普通図柄変動を開始可能な状態になったときに、記憶しておいた普図保留記憶に基づいて当たりか否かの判定を行い、普通図柄変動を実行する。
普通図柄保留ランプ38は、普図保留記憶部63cに記憶されている普図保留記憶の個数を表示するものである。なお、普図保留記憶部63cに記憶される普図保留記憶の個数は、それぞれ4個が上限とされているため、普図保留記憶部63cに4個の普図保留記憶がある状態で遊技球がゲート28を通過したときは、その通過に対して当たり乱数は取得されない。
なお、遊技領域16の下端には、入賞しなかった遊技球が排出されるアウト口33が配設されている。
(2)パチンコ遊技機の電気系統
次に、実施形態のパチンコ遊技機10の電気系統について説明する。図2に示すように、パチンコ遊技機10は、メイン制御部60、払出制御部70、サブ制御部85を備え、サブ制御部85は、演出制御部90、画像音響制御部95、及び、ランプ制御部100を備えている。そして、払出制御部70及び演出制御部90はメイン制御部60に接続され、画像音響制御部95及びランプ制御部100は演出制御部90に接続されている。各制御部は、CPU61,71,91,96,101、ROM62,72,92,97,102、RAM63,73,93,103等を備えている。また、メイン制御部60は、RAM63内に、第1特図保留記憶部63a、第2特図保留記憶部63b、及び、普図保留記憶部63cを備えている。さらに、演出制御部90は、RTC(リアルタイムクロック)94を備えている。RTC94は、日時を計測しており、パチンコ遊技機10の電源が遮断されても図示しないバックアップ電源により計測動作を継続する。
メイン制御部60は、大当たりの抽選や遊技状態の移行など主に利益に関わる制御を行うものである。メイン制御部60には、第1始動口22内に設けられて第1始動口22に入賞した遊技球を検出する第1始動口SW(スイッチ)22a、第2始動口23内に設けられて第2始動口23に入賞した遊技球を検出する第2始動口SW23a、電チュー24を駆動する電チューソレノイド24a、ゲート28内に設けられてゲート28を通過した遊技球を検出するゲートSW28a、大入賞口27内に設けられて大入賞口27に入賞した遊技球を検出する大入賞口SW27a、開閉部材26bを駆動する大入賞口ソレノイド26a、各普通入賞口30内にそれぞれ設けられてその普通入賞口30に入賞した遊技球を検出する普通入賞口SW30a、第1特別図柄保留ランプ40a、第2特別図柄保留ランプ40b、普通図柄保留ランプ38、第1特別図柄表示器39a、第2特別図柄表示器39b、普通図柄表示器37がそれぞれ接続され、矢印で示すように、各スイッチからはメイン制御部60に信号が入力され、各ソレノイドやランプ等にはメイン制御部60から信号が出力される。
また、メイン制御部60は、払出制御部70に各種コマンドを送信するとともに、払い出し監視のために払出制御部70から信号を受信する。払出制御部70には、払出部75が接続され、払出制御部70は、メイン制御部60から受信したコマンドに従って払出部75を動作させ、賞球の払出を行わせる。
さらに、メイン制御部60には、ホールに設置されたホストコンピュータに対して各種の情報を送信する盤用外部情報端子基板105が接続されている。メイン制御部60は、払出制御部70から取得済みの払い出した賞球数の情報やメイン制御部60の状態等の情報を、盤用外部情報端子基板105を介して、ホストコンピュータに送信する。
払出制御部70は、払出部(払出駆動モータ)75、払出球検出SW76、球有り検出SW77、満タン検出SW78、及び、発射部79と接続される。
払出制御部70は、払出部(払出駆動モータ)75に対して入賞時の賞球数を払い出す制御を行なう。払出部75は、遊技球の貯留部から所定数を払い出すための払出駆動モータからなる。そして、払出制御部70は、払出部75に対して各入賞口(第1始動口22、第2始動口23、大入賞口27、普通入賞口30)に入賞した遊技球に対応した賞球数を払い出す制御を行なう。
また、払出制御部70は、発射部79に対する遊技球の発射の操作を検出して遊技球の発射を制御する。発射部79は、遊技のための遊技球を発射するものであり、発射ハンドル43からの遊技者による遊技操作を検出するセンサや遊技球を発射させるソレノイド等を備える。払出制御部70は、発射部79のセンサにより遊技操作を検出すると、検出された遊技操作に対応してソレノイド等を駆動させて遊技球を間欠的に発射させ、遊技盤15の遊技領域16に遊技球を送り出す。
また、払出制御部70は、払い出す遊技球の状態を検出する各所の検出部が接続され、賞球のための払い出し状態を検出する。これらの検出部としては、既述の払出球検出SW76、球有り検出SW77、満タン検出SW78等がある。
さらに、払出制御部70には、ホールに設置された図示しないホストコンピュータに対して各種情報を送信する枠用外部情報端子基板106が接続されている。払出制御部70は、払出部(払出駆動モータ)75を駆動させて払い出した賞球数の情報等を枠用外部情報端子基板106を介してホストコンピュータに送信し、また、同様の情報をメイン制御部60にも送信する。
また、メイン制御部60は、演出制御部90に対し各種コマンドを送信し、演出制御部90は、画像音響制御部95との間でコマンドや信号の送受信を行う。画像音響制御部95には画像表示部20及びスピーカ48が接続され、画像音響制御部95は、演出制御部90から受信したコマンドに従って、画像表示部20の表示画面20aに装飾図柄その他の画像を表示し、スピーカ48から音声を出力する。
具体的には、画像音響制御部95のROM92には、画像表示部20において表示する装飾図柄、背景、キャラクタ、アイテム等の画像データが記憶されている。さらには、画像データと同期させて又は画像データとは独立にスピーカ48から出力する音声、楽曲、効果音等の音響データが記憶されている。画像音響制御部95のCPU91は、ROM92に記憶された画像データや音響データの中から、演出制御部90から受信したコマンドに対応したものを選択して読み出し、読み出した画像データを用いて装飾図柄等の画像を表示するための画像処理を行い、また、読み出した音響データを用いて音声等の音響を出力するための音声処理を行う。そして、画像音響制御部95は、画像処理された画像データに基づいて画像表示部20に画像を表示し、音声処理された音響データに基づいてスピーカ48から音響を出力する。
また、演出制御部90は、ランプ制御部100との間でコマンドや信号の送受信を行う。ランプ制御部100には枠ランプ49、盤ランプ50、ボタンランプ51、及び、可動役物装置110が接続され、ランプ制御部100は、演出制御部90から受信したコマンドに従って、ランプ49,50,51を点灯・消灯し、可動役物装置110を動作させる。
具体的には、ランプ制御部100のROM102には、演出制御部90にて決定される演出内容に応じたランプ49,50,51の発光パターンデータ(点灯/点滅や発光色に関するデータ)が記憶されている。ランプ制御部100のCPU101は、ROM102に記憶された発光パターンデータの中から、演出制御部90から受信したコマンドに対応したものを選択して読み出し、読み出した発光パターンデータに従ってランプ49,50,51の発光を制御する。また、ランプ制御部100のROM102には、演出制御部90にて決定される演出内容に応じた可動役物装置110の動作パターンデータが記憶されている。ランプ制御部100のCPU101は、読み出した動作パターンデータに従って、可動役物装置110の動作を制御する。
なお、演出制御部90には、演出ボタン46(図1参照)が押下操作されたことを検出する演出ボタン検出SW46aが接続されており、演出ボタン46が押下されると、演出ボタン検出SW46aから演出制御部90に対して信号が出力される。さらに、演出キー47のキー検出SW47aも演出制御部90に接続されている。演出キー47は、遊技者によってキー操作されると、キー操作に対応したキー検出SW47aの信号が演出制御部90へ入力される。
(3)遊技状態等の説明
実施形態のパチンコ遊技機10の遊技状態について説明すると、実施形態のパチンコ遊技機10では、設定される遊技状態として、通常遊技状態、時短遊技状態、確変遊技状態、潜確遊技状態の4つの遊技状態がある。また、実施形態のパチンコ遊技機10では、特別図柄抽選の結果実行される遊技として、大当たり遊技(15Rの大当たり遊技と2Rの大当たり遊技)、小当たり遊技があり、普通図柄抽選の結果実行される遊技として、補助遊技がある。実施形態では、大当り遊技が、遊技者に有利な特別遊技となる。
時短遊技状態とは、通常遊技状態よりも第2始動口23へ遊技球が入賞し易い状態をいい、通常遊技状態では、例えば、普通図柄抽選の当選確率が1/20、普通図柄変動時間が12秒となっており、第2始動口23の開放パターンとして、0.2秒の開放を1回おこなう短開放パターン(短開放図柄への当選時)と、0.2秒の開放ののち4.0秒の開放をおこなう長開放パターン(長開放図柄への当選時)とがあるのに対して、時短遊技状態では、普通図柄抽選の当選確率が19/20、普通図柄変動時間が0.5秒となっており、第2始動口23の開放パターンとして、3.0秒の開放を1回おこなう短開放パターン(短開放図柄への当選時)と、5.0秒の開放を1回おこなう長開放パターン(長開放図柄への当選時)とがある。なお、短開放図柄へは、当たり当選時の2/11で当選し、長開放図柄へは、当たり当選時の9/11で当選する。また、大当たり遊技の実行中における普通図柄抽選の当選確率、普通図柄変動時間、第2始動口23の開放パターンは、通常遊技状態と同様となっており、小当たり遊技の実行中における普通図柄抽選の当選確率、普通図柄変動時間、第2始動口23の開放パターンは、小当たり当選時の遊技状態と同様となっている。
確変遊技状態とは、通常遊技状態よりも大当たりに当選しやすく、かつ第2始動口23へ遊技球が入賞し易い状態をいい、通常遊技状態では、例えば、大当たり当選確率が1/300であるのに対して、確変遊技状態では、大当たり当選確率が10/300となっている。また、確変遊技状態では、普通図柄抽選の当選確率、普通図柄変動時間、第2始動口23の開放パターンは、時短遊技状態と同様となっている。
潜確遊技状態とは、通常遊技状態よりも大当たりに当選しやすい状態をいい、潜確遊技状態では、大当たり当選確率は、確変遊技状態と同様となっており、普通図柄抽選の当選確率、普通図柄変動時間、第2始動口23の開放パターンは、通常遊技状態と同様となっている。
そして、初期状態では(即ち、電源が投入されて最初の遊技が開始されるときは)通常遊技状態であり、大当たりに当選すると、大入賞口27を所定回数開閉する大当たり遊技を経て、その大当たりの種類に応じた遊技状態に遷移する。大当たりの種類には、ほとんど賞球の獲得が望めない短当たりとして、2R(ラウンド)潜確大当たりがあり、多くの賞球を獲得可能な長当たりとして、15R(ラウンド)確変大当たり、15R(ラウンド)通常大当たりがある。また、これら大当たりの他に小当たりがある。なお、ラウンドとは大入賞口27の開放期間を言う。2R潜確大当たりでは、大入賞口27を極短時間2回開放する大当たり遊技を行った後、潜確遊技状態に遷移し、15R確変大当たりでは、大入賞口27を15回開放する大当たり遊技を行った後、確変遊技状態に遷移し、15R通常大当たりでは、大入賞口27を15回開放する大当たり遊技を行った後、時短遊技状態に遷移する。また、小当たりは、見かけ上2R潜確大当たりと変わらない動作をするもので、大入賞口27を極短時間2回開放する小当たり遊技を行うが、遊技状態は遷移しない。なお、時短遊技状態において途中で大当たりが発生することなく、例えば100回の特別図柄変動が行われたときも、通常遊技状態に遷移する。
大当たり及び小当たりの抽選は大当たり乱数を用いて行われ、大当たりに当選した場合に当選した大当たりがいずれの種類の大当たりとなるかの抽選は、大当たり図柄乱数を用いて行われる。大当たり乱数は、例えば、0〜299までの範囲で値をとることとされ、通常遊技状態時又は時短遊技状態時では、大当たりに当選する割合が1/300となるよう大当たりに当選する乱数値が定められるとともに、小当たりに当選する割合が3/300となるよう、小当たりに当選する乱数値が定められている。また、大当たり乱数は、確変遊技状態時又は潜確遊技状態時では、大当たりに当選する割合が10/300となるよう、大当たりに当選する乱数値が定められるとともに、小当たりに当選する割合が3/300となるよう、小当たりに当選する乱数値が定められている。大当たり図柄乱数は、例えば、0〜249までの範囲で値をとることとされ、第1始動口22への入賞に対しては、15R通常大当たりに当選する割合が100/250となり、15R確変大当たりに当選する割合が75/250となり、2R潜確大当たりに当選する割合が75/250になるよう各大当たりに当選する乱数値が定められ、第2始動口23への入賞に対しては、15R通常大当たりに当選する割合が100/250となり、15R確変大当たりに当選する割合が125/250となり、2R潜確大当たりに当選する割合が25/250になるよう各大当たりに当選する乱数値が定められており、第1始動口22へ入賞したときよりも長当たりに当選する割合が高くなっている。すなわち、実施形態のパチンコ遊技機10では、第1始動口22に遊技球が入賞して行われる大当たり抽選よりも、第2始動口23に遊技球が入球して行われる大当たり抽選の方が、遊技者にとって有利となるように設定されている。
また、大当たり抽選の結果がハズレであった場合に、特別図柄変動に並行して行われる装飾図柄変動演出において装飾図柄をリーチ状態とするか否かは、リーチ乱数を用いて行われる。リーチ乱数は、例えば、0〜249までの範囲で値をとることとされ、リーチ有り、すなわち、リーチ状態とするに当選する割合が40/250となり、リーチ無し、すなわち、リーチ状態としないに当選する割合が210/250となるようリーチに当選する乱数値が定められている。
また、補助遊技を行うか否かの抽選、すなわち普通図柄抽選は、当たり乱数を用いて行われ、当たりに当選した場合に当選した当たりがいずれの種類の当たりとなるかの抽選は、当たり図柄乱数を用いて行われる。当たり乱数は、例えば、0〜19までの範囲で値をとることとされ、非特定遊技状態(通常遊技状態、潜確遊技状態、および大当たり遊技の実行中)では、当たりに当選する割合が1/20となるよう当たりに当選する乱数値が定められ、特定遊技状態(時短遊技状態および確変遊技状態)では、当たりに当選する割合が19/20となるよう当たりに当選する乱数値が定められている。また、当たり図柄乱数は、例えば、0〜10までの範囲で値をとることとされ、短開放図柄に当選する割合が2/11となり、長開放図柄に当選する割合が9/11となるよう各当たりに当選する乱数値が定められている。なお、普通図柄抽選の結果がハズレである場合には、当たり図柄乱数を判定することなくハズレとする。
(4)パチンコ遊技機の動作
次に、図3〜10に基づいてメイン制御部60の動作について説明する。なお、後述する各カウンタは、RAM63に設けられ、パチンコ遊技機10の電源投入時にゼロクリアされる。
[メイン側タイマ割込処理]
メイン制御部60は、図3に示すメイン側タイマ割込処理を例えば4msecといった短時間毎に繰り返す。すなわち、乱数更新処理(S201)、始動口SW処理(S202)、ゲートSW処理(S203)、大入賞口SW処理(S204)、普通入賞口SW処理(S205)、特別図柄処理(S206)、普通図柄処理(S207)、大入賞口処理(S208)、電チュー処理(S209)、賞球処理(S210)、及び、出力処理(S211)を繰り返して行う。
[乱数更新処理]乱数更新処理(S201)では、図示しないが、メイン制御部60は、大当たり抽選に用いる大当たり乱数、大当たり図柄の種類(15R通常図柄、15R確変図柄、または2R潜確図柄)を決めるための大当たり図柄乱数、装飾図柄変動演出においてリーチ状態とするか否か決めるためのリーチ乱数、装飾図柄変動演出の変動パターン(例えばスーパーリーチ演出や擬似連を行うかなど)を決めるための変動パターン乱数、普通図柄抽選に用いる当たり乱数、当たり図柄の種類(長開放図柄、短開放図柄、又は、ハズレ図柄)を決めるための当たり図柄乱数等を更新する乱数更新処理を行う。
[始動口SW処理]
始動口SW処理(S202)では、図4に示すように、メイン制御部60は、第1始動口SW22aがONしたか否かを判定し(S301)、ONしていなければステップS306に進み、ONしていれば、第1特図保留記憶部63aに記憶されている大当たり乱数の個数を数える第1始動口保留カウンタの値U1が、上限値の4未満か否かを判定する(S302)。4未満でない場合はステップS306に進み、4未満の場合は、U1に1を加算し(S303)、各種乱数(大当たり乱数、大当たり図柄乱数、リーチ乱数、変動パターン乱数)を取得して第1特図保留記憶部63aに格納する(S304)。そして、第1保留数増加コマンドをセットして(S305)、ステップS306に進む。
ステップS306では、メイン制御部60は第2始動口SW23aがONしたか否かを判定し、ONしていなければ始動口SW処理を終え、ONしていれば、第2特図保留記憶部63bに記憶されている大当たり乱数の個数を数える第2始動口保留カウンタの値U2が、上限値の4未満か否かを判定する(S307)。4未満でない場合は始動口SW処理を終え、4未満の場合は、U2に1を加算し(S308)、各種乱数(大当たり乱数、大当たり図柄乱数、リーチ乱数、変動パターン乱数)を取得して第2特図保留記憶部63bに格納する(S309)。そして、第2保留数増加コマンドをセットして(S310)、始動口SW処理を終える。
[ゲート処理]ゲート処理(S203)では、図示しないが、メイン制御部60が、ゲートSW28aがONしたと判定したとき、普通図柄保留球数が「4」未満であることを条件として当たり乱数を取得、格納する。
[大入賞口SW処理]大入賞口SW処理(S204)では、図示しないが、大入賞口SW27aがONしていれば、大当たり遊技中又は小当たり遊技中(後述する当たり遊技フラグがON)か否かを判定して、大当たり遊技中又は小当たり遊技中であれば、入賞個数カウンタの値に1を加算するとともに、大入賞口カウンタの値に1を加算する処理である。
[普通入賞口SW処理]普通入賞口SW処理(S205)は、図示しないが、普通入賞口SW30aがONしていれば普通入賞口カウンタの値に1を加算する処理である。
続いて、メイン制御部60は、後述する特別図柄処理(S206)、普通図柄処理(S207)、後述する大入賞口処理(S208)、電チュー処理(S209)、賞球処理(S210)、及び、出力処理(S211)を行う。
[普通図柄処理]普通図柄処理(S207)においては、図示しないが、ゲートSW処理において格納した当たり乱数が、現在の遊技状態(確変遊技状態、通常遊技状態、潜確遊技状態又は時短遊技状態)に対応して予め設定された当たり乱数値であるかハズレ乱数値であるかの判定を行うとともに、現在の遊技状態に応じて普通図柄の変動時間を選択し、普通図柄表示器37に選択した変動時間だけ普通図柄を変動表示させ、変動時間が経過して普通図柄の変動表示を停止させたとき、当たり乱数が当たり乱数値である場合に補助遊技フラグをONする。補助遊技フラグがONされると、電チュー処理(S209)において、電チュー24が、現在の遊技状態に応じて設定された開時間及び回数だけ開放動作される。
[電チュー処理]電チュー処理(S209)においては、図示しないが、上述した普通図柄処理において補助遊技フラグがONされたとき、第2始動口23の電チュー24を現在の遊技状態に応じた開時間及び回数だけ開放動作する。
[賞球処理]賞球処理(S210)においては、図示しないが、遊技球の入球に応じた大入賞口カウンタの値に応じた数の賞球(実施形態では1カウントあたり15球)、普通入賞口カウンタの値に応じた数の賞球(実施形態では1カウントあたり10球)、及び、始動入賞口カウンタの値に応じた数の賞球(実施形態では1カウントあたり3球)を払い出すためのコマンドをセットして、それらのカウンタをゼロクリアする。
[出力処理]出力処理(S211)においては、図示しないが、各種コマンドを払出制御部70及び演出制御部90に出力する。
[特別図柄処理]
特別図柄処理(S206)では、メイン制御部60は、図5に示すように、当たり遊技中か否かを示す当たり遊技フラグ(即ち、小当たり遊技フラグ、長当たり遊技フラグ、又は、短当たり遊技フラグ)がONか否かを判定し(S401)、ONであれば特別図柄処理を終え、ONでなければ特別図柄の変動中か否かを判定する(S402)。そして、変動中であればステップS411に進み、変動中でなければ、第2始動口保留カウンタの値U2又は第1始動口保留カウンタの値U1が1以上か否かを判定する(S403,S405)。そして、U2及びU1が1以上でなければ特別図柄処理を終え、U2又はU1が1以上であればU2又はU1から1を減算して(S404,S406)、ステップS204又はS209で格納しておいた大当たり乱数を用いて後述する大当たり判定処理(S407)を行い、次いで、後述する変動パターン選択処理を行う(S408)。
その後、メイン制御部60は、第1特別図柄表示器39aまたは第2特別図柄表示器39bにおいて特別図柄の変動を開始し(S409)、変動開始コマンドをセットして(S410)、ステップS411に進む。ステップS411では、特別図柄の変動時間が経過したか否かを判定し、経過していなければ特別図柄処理を終えるが、経過していれば特別図柄の変動を停止して、大当たり判定処理でセットされた図柄で特別図柄を確定表示し(S412)、変動停止コマンドをセットする(S413)。そして、後述する停止中処理(S414)を行って、特別図柄処理を終える。
[大当たり判定処理]
大当たり判定処理(S407)では、メイン制御部60は、図6に示すように、遊技状態に応じた大当たり判定用テーブルを用いて、大当たり乱数が大当たりか否かの判定を行う(S501)。そして、大当たりであれば(S502でYES)、ステップS204又はステップS209で格納しておいた大当たり図柄乱数がどの大当たり図柄を示すものかを判定し(S503)、その大当たり図柄をセットする(S504)。なお、大当たり図柄によって、大当たりの種類が決まる。一方、大当たり乱数が大当たりでないが(S502でNO)、小当たりであれば(S505でYES)、小当たり図柄をセットする(S506)。小当たりでもなければ(S505でNO)、ハズレ図柄をセットする(S507)。
[変動パターン選択処理]
変動パターン選択処理(S408)では、メイン制御部60は、図7に示すように、直前の大当たり判定処理(図6参照)で大当たりと判定していれば(S601でYES)、変動パターンテーブルとして大当たり用テーブルをセットし(S602)、小当たりと判定していれば(S601でNO、S603でYES)、変動パターンテーブルとして小当たり用テーブルをセットする(S604)。大当たりでも小当たりでもない場合には(S603でNO)、リーチ乱数判定テーブルを参照してステップS204又はS209で格納しておいたリーチ乱数がリーチ有りを示すものであるか否かの判定を行い(S605)、リーチ有りである場合は(S606でYES)、変動パターンテーブルとしてリーチハズレ用テーブルをセットし(S607)、リーチ無しである場合は(S606でNO)、変動パターンテーブルとしてバラハズレ用テーブルをセットする(S608)。ここで、バラハズレとは、装飾図柄をリーチ状態としないで停止表示させる変動パターンのことをいう。装飾図柄のリーチ状態とは、左装飾図柄、中装飾図柄、右装飾図柄と3つある装飾図柄のうちの2つを同じ装飾図柄で停止表示させた状態をいう。各装飾図柄は、例えば「1」〜「9」までの数字を装飾した図柄などから構成される。
次に、メイン制御部60は、上記のようにセットした変動パターンテーブルを参照して、ステップS204又はステップS209で格納しておいた変動パターン乱数がいずれの変動パターンを示すかの判定を行い(S609)、その変動パターン乱数が示す変動パターンをセットする(S610)。なお、変動パターンには変動時間を示す情報が含まれている。また、変動パターン乱数は、例えば、0〜10363までの値をとり、大当たり抽選の結果が大当たりであるか小当たりであるかハズレであるか、大当たりである場合は大当たり図柄の種類が何であるか、ハズレである場合はリーチハズレであるかバラハズレであるか、によって異なる変動パターンテーブルを参照して判定されて、およそ180種類ある変動パターンの中から1つの変動パターンを決めるための乱数である。
[停止中処理]
停止中処理(S414)では、メイン制御部60は、図8に示すように、時短遊技状態か否かを示す時短遊技フラグがONか否かを判定し(S701)、ONでない場合はステップS705に進むが、ONの場合は、時短遊技状態中の特別図柄の変動回数を数える時短変動カウンタの値Jを1減算し(S702)、Jが0であれば時短遊技状態を終えるために時短遊技フラグをOFFして(S703、704)、ステップS705に進む。
ステップS705では、メイン制御部60は、確変遊技状態か否かを示す確変遊技フラグ又は潜確遊技状態か否かを示す潜確遊技フラグがONか否かを判定し(S705)、ONでない場合はステップS709に進むが、ONの場合は、確変遊技状態中又は潜確遊技状態中の特別図柄の変動回数を数える確変潜確変動カウンタの値Xを1減算し(S706)、Xが0であれば確変遊技状態又は潜確遊技状態を終えるために確変潜確遊技フラグをOFFして(S707、708)、ステップS709に進む。
ステップS709では、メイン制御部60は、大当たりか否か(即ち、停止した特別図柄が大当たり図柄か否か)を判定し、大当たりである場合は(S709でYES)、その大当たりが長当たりであるか否か判定する(S710)。長当たりである場合は、長当たり遊技フラグをセットし(S711)、一方、長当たりでない場合は、短当たりであるので、短当たりフラグをセットする(S712)。そして、時短変動カウンタの値J及び確変潜確変動カウンタの値Xをゼロクリアするとともに(S713)、時短遊技フラグ、確変遊技フラグ、潜確遊技フラグをOFFして(S714)、ステップS717に進む。
一方、大当たりでない場合は(S709でNO)、メイン制御部60は、小当たりか否か(即ち、停止した特別図柄が小当たり図柄か否か)を判定し(S715)、小当たりでない場合には停止中処理を終え、小当たりである場合には、小当たり遊技フラグをONして(S716)、ステップS717に進む。
ステップS717では、メイン制御部60は、当たり遊技(大当たり遊技又は小当たり遊技)のオープニングを開始するとともに(S717)、オープニングコマンドをセットして(S718)、停止中処理を終える。
[大入賞口処理]
大入賞口処理(S208)では、メイン制御部60は、図9に示すように、まず、当たり遊技フラグがONか否かを判定し(S801)、ONでなければ大入賞口処理を終えるが、ONであれば、オープニング中であるか否かを判定する(S802)。オープニングとは、当たり遊技の開始から第1ラウンドの開始までの期間をいう。メイン制御部60は、オープニング中と判定した場合には、オープニング時間が経過したか否かを判定し(S803)、経過していなければ大入賞口処理を終え、経過していれば、当たりの種類に応じた最大R数(ラウンド数)と作動パターンとを設定する(S804)。そして、入賞個数カウンタの値Cをゼロクリアし(S805)、ラウンドカウンタの値Rに1を加算し(S806)、大入賞口27の作動(開放)を開始する(S807)。
次に、メイン制御部60は、大入賞口27の作動時間(開放時間。実施形態では、長当たりであれば29.5秒、短当たりまたは小当たりであれば0.1秒)が経過したか否かを判定し(S808)、経過していれば大入賞口27を閉口し(S810)、経過していなければ、入賞個数カウンタの値Cが規定個数(実施形態では、9個)であるか否かを判定して(S809)、規定個数でなければ大入賞口処理を終え、規定個数であれば大入賞口27を閉口する(S810)。
そして、メイン制御部60は、ラウンドカウンタの値Rが最大R数であるか否かを判定し(S811)、最大R数でなければ大入賞口処理を終え、最大R数であれば、エンディングを開始して(S812)、エンディングコマンドをセットし(S813)、ラウンドカウンタの値Rをゼロクリアする(S814)。なお、エンディングとは、最終ラウンドの終了から当たり遊技の終了までの期間をいう。次に、メイン制御部60は、エンディング時間が経過したか否かを判定し(S817)、経過していなければ大入賞口処理を終え、経過していれば後述する遊技状態設定処理を行って(S818)、当たり遊技フラグをOFFする(S819)。
一方、メイン制御部60は、ステップS802においてオープニング中でないと判定したときは、大入賞口27がエンディング中であるか否かを判定し(S815)、エンディング中であればステップS817に移行し、エンディング中でなければ大入賞口27の作動中か否かを判定する(S816)。そして、作動中でなければステップS805に移行し、作動中であればステップS808に移行する。
[遊技状態設定処理]
遊技状態設定処理(S818)では、メイン制御部60は、図10に示すように、終了する当たり遊技が、小当たりであれば(S901でYES)、遊技状態を遷移させないので遊技状態設定処理を終え、15R通常大当たりであれば(S902でYES)、時短遊技状態に遷移させるため時短遊技フラグをONするとともに(S903)、時短変動カウンタの値Jを100として(S904)、遊技状態設定処理を終える。また、終了する当たり遊技が、15R確変大当たりであれば(S905でYES)、確変遊技状態に遷移させるため確変遊技フラグをONするとともに(S906)、確変潜確変動カウンタの値Xを10000として(S908)、遊技状態設定処理を終え、2R潜確大当たりであれば(S905でNO)、潜確遊技状態に遷移させるため潜確遊技フラグをONするとともに(S907)、確変潜確変動カウンタの値Xを10000として(S908)、遊技状態設定処理を終える。
以上のメイン制御部60における処理と並行して、サブ制御部85の演出制御部90では図11〜16に示すようなサブ側メイン処理とサブ側タイマ割込処理を行う。
[サブ側メイン処理]
演出制御部90は、図11に示すように、まず、起動時に初期設定を行い(S1001)、CTC(Counter/Timer Circuit)の周期設定を行った後(S1002)、設定された周期にしたがって、演出制御において用いられる乱数を更新しつつ(S1003)、割り込み処理を受け付ける。
[サブ側タイマ割込処理]
演出制御部90は、図12に示すようなサブ側タイマ割込処理を例えば1msecといった短時間毎に繰り返す。サブ側タイマ割込処理では、コマンド受信処理(S1101)と、演出ボタン処理(S1102)と、コマンド受信処理及び演出ボタン処理でセットしたコマンドを画像音響制御部95やランプ制御部100に送信するコマンド送信処理(S1103)とを行う。コマンド送信処理が実行されると、各種コマンドを受信した画像音響制御部95やランプ制御部100は、各種演出装置(画像表示部20,スピーカ48,枠ランプ49,盤ランプ50,ボタンランプ51,及び、可動役物装置110)を用いて各種演出(装飾図柄変動演出や大当たり演出など)を実行する。
[コマンド受信処理]
コマンド受信処理(S1101)では、演出制御部90は、図13に示すように、メイン制御部60から保留数増加コマンド(第1保留数増加コマンドまたは第2保留数増加コマンド)を受信したか否かを判定し(S1201)、受信していれば、第1保留数増加コマンドであれば第1保留数を、第2保留数増加コマンドであれば第2保留数を加算し(S1202)、その保留数を表示画面20aに表示させるための保留数コマンドをセットする(S1203)。
次に、演出制御部90は、メイン制御部60から変動開始コマンドを受信していれば後述する演出選択処理を行い(S1204,S1205)、変動停止コマンドを受信していれば変動演出終了中処理を行う(S1206,S1207)。そして、演出制御部90は、オープニングコマンドを受信していれば、後述する当たり演出選択処理を行い(S1208,S1209)、エンディングコマンドを受信していれば、エンディング演出選択処理を行う(S1210,S1211)。続いて、演出制御部90は、客待ちコマンド受信処理を行って(S1212)、コマンド受信処理を終える。
[演出選択処理]
演出選択処理(S1205)では、演出制御部90は、図14に示すように、まず、メイン制御部60から受信した変動開始コマンドを解析するとともに(S1301)、演出モードを示すモードフラグを参照する(S1302)。変動開始コマンドには、現在の遊技状態を示す情報、大当たり抽選において選択された特別図柄及び変動パターンを示す情報が含まれている。また、演出モードとは、画像表示部20における演出の態様であり、演出モードが異なると、登場するキャラクタや背景画像が異なる等、画像表示部20に表示される画像が異なり、装飾図柄変動演出も演出モードに応じたものが実行される。例えば、演出モードには、時短遊技状態であることを示す時短モード、確変遊技状態であることを示す確変モード、潜確遊技状態であることを示唆する潜確モード、通常遊技状態であることを示す通常モードなどがある。ここで、各モード中に実行される背景画像等の演出を、それぞれ、時短モード演出、確変モード演出、潜確モード演出、通常モード演出という。また、時短モード演出および確変モード演出は、時短機能付き遊技状態であることを示す特定遊技モード演出に相当する。
続いて、演出制御部90は、保留数を1減算してその保留数を表示画面20aに表示させるための保留数コマンドをセットする保留数減算処理を行う(S1303)。そして、所定の変動演出パターンテーブルをセットし、セットした変動演出パターンテーブルを参照するとともに、解析した変動開始コマンド及び参照した演出モードに基づいて、変動演出パターンを選択する(S1304)。これにより、いわゆるステップアップ予告演出やチャンスアップ予告演出などの予告演出などを含めて装飾図柄変動演出としてどのような演出を行うかが決定される。そして、選択した変動演出パターンにて装飾図柄変動演出を開始するための変動演出開始コマンドをセットし(S1305)、演出選択処理を終了する。
そして、実施形態では、変動演出パターン選択処理(S1305)において、後述するように、示唆演出選択処理(図16,17参照)が実行される。この示唆演出選択処理は、装飾図柄変動演出中の所定タイミングに実行され、かつ、演出ボタン46の有効操作を伴なって、遊技者に有利な大当りか否かの大当たり判定の判定結果を示唆する演出を行う処理である。
[変動演出終了中処理]変動演出終了中処理(S1207)においては、図示しないが、演出制御部90は、受信した変動停止コマンド(S1206)を解析し、当たりの場合は、上限継続回数を設定し直してモードフラグを変更し、ハズレの場合は、現在のモードの上限継続回数に到達するまで「1」を減算し、変動演出終了コマンドをセットする。上限継続回数に到達して「0」となれば、通常モードに戻すためにモードフラグを0として、変動演出終了コマンドをセットする。
[当たり演出選択処理]当たり演出選択処理(S1209)においては、演出制御部90は、図示しないが、オープニングコマンドを解析し(S1208)、当たり演出パターンを選択し、オープニング演出開始コマンドをセットする。
[エンディング演出選択処理]エンディング演出選択処理(S1211)においては、演出制御部90は、図示しないが、エンディングコマンドを解析し(S1210)、エンディング演出パターンを選択し、エンディング演出開始コマンドをセットする。
[客待ちコマンド受信処理]客待ちコマンド受信処理(S1212)においては、図示しないが、演出制御部90は、客待ちコマンドを受信したか否かを判定し、客待ちコマンドを受信すると、客待ち時間の計測を開始し、タイムアップすると客待ち演出コマンドをセットする処理などを行う。
[演出ボタン処理]
演出ボタン処理(S1102)では、演出制御部90は、図15に示すように、演出ボタン検出SW46aからの信号により、演出ボタン46が押下されたか(ONされたか)否かを判定し(S1401)、ONされていなければ処理を終え、ONされていれば演出ボタンコマンドをセットする(S1402)。
[示唆演出選択処理]
示唆演出選択処理は、変動演出パターン選択処理(S1304)に含まれる処理であり、示唆演出が含まれる変動演出パターンが選択されていれば、演出制御部90は、図16に示すように、まず、変動開始コマンドを解析した大当り抽選の結果が、大当りか否かを判定し(S1501)、大当たりであれば、大当り用示唆演出選択テーブルをセットし(S1502)、大当りでなければ、ハズレ用示唆演出選択テーブルをセットする(S1503)。
次に、演出制御部90は、サブ側メイン処理で更新されている乱数を取得し、取得した示唆演出パターン乱数とセットした示唆演出選択テーブルとを参照して、取得した示唆演出パターン乱数が、実行する示唆演出パターンのいずれを示すかの判定を行い(S1504)、その示唆演出パターン乱数が示す示唆演出パターンの示唆演出コマンドをセットする(S1505)。
この示唆演出コマンドは、サブ側タイマ割込処理のコマンド送信処理(S1103)により、画像音響制御部95に送信される。
また、実施形態の場合、示唆演出(示唆演出の図柄)は、図23に示すような「三つ星」の装飾柄151と帯状の背景152とを一体的に表示した三種類のカットイン予告150A,150B,150Cとしている。そして、カットイン予告150A、カットイン予告150B、及び、カットイン予告150Cでは、遊技者に大当たりの期待を抱かせる期待度に差を付けるように構成されている。具体的には、期待度の大きさの順として、カットイン予告150A>カットイン予告150B>カットイン予告150Cとなるように、カットイン予告150Aでは、遊技者に大当たりの期待を強く抱かせるように、背景152を赤色とし、カットイン予告150Bでは、背景152を黄色とし、カットイン予告150Cでは、背景152を青色としている。
そして、図17に示すように、示唆演出選択テーブルにおいて、大当たり用示唆演出選択テーブルでの選択割合は、大当たりの期待度を大きくさせる赤色の背景152の選択割合が60%、黄色の背景152の選択割合が30%、及び、青色の背景152の選択割合が10%としている。
一方、ハズレ用示唆演出選択テーブルでの選択割合は、大当たりの期待度を大きくさせる赤色の背景152の選択割合が10%、黄色の背景152の選択割合が30%、及び、青色の背景152の選択割合が60%としている。
なお、上記の示唆演出コマンドには、実施形態の場合、遊技者の操作手段である演出ボタン46の有効操作となる操作態様と後述する報知画像表示の有無の情報も含まれる。実施形態の場合には、操作態様情報は、演出ボタン46の有効操作が後述する有効時間T内であれば、一回の押下操作で有効とする情報としている。報知画像表示の情報は、報知変動パターン180A,180B,180C(図24参照)の表示を実行する情報としている。報知変動パターン180A,180B,180Cは、後述するように、有効時間Tの長さに対応した後述するゲージ図柄170A,170B,170Cと、有効時間Tを設定したことを報知するボタン図柄160とを併せたものである。
[画像音響制御部での処理]
次に、画像音響制御部95での処理を説明すると、画像音響制御部95では、選択された所定の変動選択パターンでの装飾図柄変動時、所定のタイミングで割込処理されて、図18に示すように、示唆演出制御処理が実行される。
[示唆演出制御処理]
示唆演出制御処理では、まず、示唆演出コマンドを受信したか否かを判定し(S1601)、受信していなければ、処理を終え、受信していれば、遊技者が操作する演出ボタン46の有効時間を設定する有効時間設定処理(S1602)、遊技者に有効時間の設定に伴なう演出ボタン46の操作を報知する報知演出処理(S1603)、及び、演出ボタン46の有効操作時に示唆演出を表示する示唆演出処理(S1604)を実行する。
[有効時間設定処理]
有効時間設定処理(S1602)では、画像音響制御部95は、図19に示すように、時間設定フラグがONされているか否かを判定し(S1701)、ONされていれば、処理を終え、ONされていなければ、示唆演出コマンドを解析し(S1702)、大当たりの期待度の程度に対応する有効時間選択テーブル(図20参照)を使用して、設定する有効時間Tを選択する。
すなわち、期待度が大の赤色背景と判定していれば(S1703でYES)、有効時間選択テープルとして期待度大用テーブルをセットし(S1704)、期待度が中の黄色背景と判定していれば(S1705でYES)、有効時間選択テープルとして期待度中用テーブルをセットし(S1706)、期待度が小の青色背景と判定していれば(S1705でNO)、有効時間選択テープルとして期待度小用テーブルをセットする
(S1707)。
次に、画像音響制御部95は、サブ側メイン処理で更新されている乱数を取得し、取得した有効時間設定乱数とセットした有効時間選択テーブルとを参照して、取得した有効時間設定乱数が、設定する有効時間のいずれを示すかの判定を行い(S1708)、その有効時間設定乱数が示す有効時間Tをセットし(S1709)、時間設定フラグをONして(S1710)、有効時間設定処理を終える。
また、実施形態の場合、有効時間選択テーブルにおいて、期待度大用テーブルでの選択割合は、図20のA.に示すように、有効時間Tを、例えば3秒と長くする選択割合が40%、有効時間Tを、例えば2秒とする中程度の選択割合が30%、有効時間Tを、例えば1秒と短くする選択割合が30%としている。
さらに、期待度中用テーブルでの選択割合は、図20のB.に示すように、有効時間Tを3秒と長くする選択割合が30%、有効時間Tを2秒と中程度とする選択割合が40%、有効時間Tを1秒と短くする選択割合が30%としている。
さらにまた、期待度小用テーブルでの選択割合は、図20のC.に示すように、有効時間Tを3秒と長くする選択割合が30%、有効時間Tを2秒と中程度とする選択割合が30%、有効時間Tを1秒と短くする選択割合が40%としている。
[報知演出処理]
報知演出処理(S1603)では、画像音響制御部95は、図21に示すように、報知フラグがONか否かを判定し(S1801)、ONされていれば、ステップS1809に移行し、ONされていなけば、有効時間Tを解析して(S1802)、有効時間Tが長ければ(S1803でYES)、長時間用報知画像を表示し(S1804)、有効時間Tが中程度であれば(S1805でYES)、中時間用報知画像を表示し(S1806)、有効時間Tが短ければ(S1805でNO)、短時間用報知画像を表示し(S1807)、報知フラグをONする(S1808)。
実施形態の場合、報知画像(報知演出)としては、図24のA,B,Cに示すように、有効時間Tを設定したことに伴なう演出ボタン46の操作を報知する時間設定の報知演出として、演出操作部を模したボタン図柄160が、設定されている。
また、実施形態の場合、時間設定の報知演出としてのボタン図柄160の表示とともに、設定した有効時間Tの長短を報知する有効時間の長さの報知演出として、図24のA,B,Cに示すように、ゲージ図柄170A,170B,170Cの表示が設定されている。これらのゲージ図柄170A,170B,170Cでは、左右に延びたスケール枠図柄171と、時間経過ともにスケール枠図柄171の左側から延びる目盛り図柄172と、を備えて構成され、有効時間Tの長さに比例してスケール枠図柄171の長さが設定されている。
すなわち、ゲージ図柄170Aでは、有効時間Tが長いことに比例して、スケール枠図柄171が長く、ゲージ図柄170Cでは、有効時間Tが短いことから、スケール枠図柄171が短く、ゲージ図柄170Bでは、有効時間Tが中程度としていることから、スケール枠図柄171は中間の長さといている。
なお、実施形態の場合、目盛り図柄163の繰出速度は、ゲージ図柄170A,170B,170Cで同じ速度としている。
そしてさらに、実施形態では、時間設定の報知演出としてのボタン図柄160と、有効時間の長さの報知演出としてのゲージ図柄170A,170B,170Cと、を併せた報知変動パターン180A,180B,180Cが、報知画像として、画像表示部20の表示画面20aに表示される。
そして、既述の報知演出処理(図21参照)において、報知フラグをONしたならば(S1808)、時間設定フラグがOFFか否かを判定し(S1809)、OFFでなければ、処理を終え、OFFであれば、後述するように、演出ボタン46が有効操作されたか、あるいは、演出ボタン46が有効時間内に操作されなければ、報知画像の表示が不要になることから、報知画像を表示しないように報知画像を停止し(S1810)、ついで、報知フラグをOFFして(S1811)、処理を終える。
[示唆演出処理]
示唆演出処理(S1604)では、画像音響制御部95は、図22に示すように、演出ボタン46の押下操作の有無を判定し(S1901)、操作がなければ(S1901でNO)、ステップS1906に移行し、操作があれば(S1901でYES)、その操作が有効態様か否かを判定する(S1902)。なお、この有効態様か否かの判定ステップは、演出ボタン46の一回押しであれば、無くとも良いが、演出ボタン46の長押しや連打を有効態様としている場合には、必要となる。
そして、操作が有効態様でなければ(S1902でNO)、ステップS1906に移行し、操作が有効態様であれば(S1902でYES)、ついで、経過時間が有効時間T内か否かを判定し(S1903)、有効時間T内でなければ処理を終え、有効時間T内であれば(S1903でYES)、示唆画像(示唆演出)を表示する(S1904)。この示唆画像は、実施形態の場合、図23のA,B,Cのいずれかとなる。そして、示唆画像を所定時間(例えば、0.5秒)表示したならば、時間設定フラグをOFFして(S1905)、処理を終える。
なお、有効時間Tの始期は、実施形態の場合、報知画像(報知変動パターン)を表示して報知フラグをONした時点としており、画像音響制御部95は、演出制御部90のRTC94を利用して、有効時間Tの経過の有無を判定する。
そして、演出ボタン46の操作が無い(S1901でNO)、あるいは、有効態様の操作で無い(S1902でNO)として移行してきたステップS1906では、経過時間が有効時間T外か否かを判定して、有効時間T外で無ければ(S1906でNO)、処理を終え、有効時間T外であれば(S1906でYES)、演出ボタン46の操作が無い、あるいは、演出ボタン46の押下が有効時間T外の非有効操作であることから、示唆演出処理を終了するように、時間設定フラグをOFFして(S1905)、処理を終える。
(5)実施形態のパチンコ遊技機の演出例
以下に、実施形態の一演出例について説明すると、例えば、通常遊技状態にて遊技が進行しているときに、演出制御部90において、装飾図柄変動の変動初期のタイミングで図23のA.B.Cのいずれかを表示させるような示唆演出を含んだ変動演出パターンが選択される。
1.大当たりの示唆演出
この時の装飾図柄変動の変動時、既に、大当たり判定の判定結果が、遊技者に有利な特別遊技を実行できる大当たりと判定されている場合を説明する。
すなわち、特別遊技判定手段としてのメイン制御部60は、遊技者の発射した遊技球が例えば第1始動口22に入賞して、第1始動口SW22aがONし、始動口SW処理(S202,S301〜S310、図4参照)により取得した大当たりに関する乱数に基づき、特別図柄処理(S206、図5参照)の大当たり判定処理(S407,S501〜S504、図6参照)において、大当たりと判定し、また、特別図柄変動の変動時間も、特別図柄処理(S206、図5参照)の変動パターン選択処理(S408,S601〜S610、図7参照)において設定される。
そして、サブ制御部85における演出制御手段87を構成する演出制御部90は、これらの大当たりに関するコマンドを受信し(コマンド受信処理S1101,S1201〜S1212、図12,13参照)、示唆演出を含んだ所定の変動演出パターンを選択するとともに(演出選択処理S1205,S1301〜S1305、図14参照)、さらに、選択した変動演出パターンに含まれる示唆演出に関して、示唆演出選択処理(S1501〜S1505、図16参照)し、所定の変動演出パターンを選択した乱数に対応させて、図17のAの大当たりの示唆演出選択テーブルから、対応する示唆演出コマンドを選択して設定する。
なお、実施形態では、示唆演出選択テーブルでの選択に関し、選択される割合の多い背景152を赤色とした期待度大のカットイン予告150A(図23のA参照)を表示する示唆演出コマンドを選択したとして説明を続けるが、勿論、期待度中のカットイン予告150B(図23のB参照)や期待度小のカットイン予告150C(図23のC参照)が選択される場合もある。
また、上記の示唆演出コマンドには、実施形態の場合、既述したように、遊技者の操作手段である演出ボタン46の有効操作となる操作態様情報と報知変動パターン180A,180B,180C(図24参照)のいずれかの表示を実行する情報とが含まれる。
1−1.有効時間が長い場合
そして、演出制御手段87における有効時間Tを設定する設定手段及び示唆演出を実行する示唆演出制御手段としての画像音響制御部95は、演出制御部90からの示唆演出コマンドを受信し(S1601、図18参照)、有効時間設定処理(S1602,S1701〜S1710、図19参照)により、期待度大に対応した有効時間Tを設定し(この時、図20のAに示す選択テーブルでの選択割合の多い長い有効時間Tとして3秒が選択されかつ設定され易い)、また、報知演出処理(S1603,S1801〜S1811、図21参照)により、有効時間Tに対応した長時間用報知画像(図24のAの報知変動パターン180A参照)を表示する。
そのため、まず、図25のAのa1に示すように、報知変動パターン180Aのボタン図柄160とゲージ図柄170Aとが、画像表示部20の表示画面20aに表示され、さらに、時間経過とともに、図25のAのa2に示すように、ゲージ図柄170Aの目盛り図柄172が右側へ延びる状態となる。
1-1-1.演出ボタンの有効操作時
そして、遊技者が演出ボタン46を押下して演出ボタン検出SW46aをONすれば、ランプ制御部100からON信号を入力した演出制御部90が演出ボタン処理(S1102,S1401〜S1402、図15参照)し、演出ボタン46の押下信号が画像音響制御部95に入力される(S1103,S1901)。
すると、画像音響制御部95は、示唆演出処理(図22参照)において、押下操作が有効態様か否か判定して、有効であり(S1902でYES)、かつ、有効時間T内の操作であれば(S1903でYES)、画像表示部20の表示画面20aに、図25のBのb3に示す期待度大のカットイン予告150Aを画像表示部20の表示画面20aに表示する。この時、画像音響制御部95は、示唆演出としてのカットイン予告150Aを表示して、時間設定フラグをOFFすることから(S1905)、報知演出処理(図21参照)のステップS1809でYESとなり、報知変動パターン180Aの報知画像の表示が無くなるように停止されて(S1810)、カットイン予告150Aが表示される。
1-1-2.演出ボタンの非有効操作時
一方、図25のAの報知変動パターン180Aにおいて、時間経過とともに、a1,a2が表示され、さらに、図24のAのa3に示すように、目盛り図柄172がスケール枠図柄171を埋めるように、有効時間Tが経過すれば(S1901でNO、S1906でYES)、時間設定フラグをOFFすることから(S1905)、報知演出処理(図21参照)のステップS1809でYESとなり、報知変動パターン180Aの報知画像の表示が無くなるように停止されて(S1810)、示唆演出処理が終了し、カットイン予告150Aは表示されない。
1-1-3.示唆演出処理の終了後
そしてその後、特別図柄変動の変動時間の終了とともに、装飾図柄変動の変動停止図柄が停止すれば、図25のBのb4に示すように、例えば「111」と並んだ大当たりの装飾図柄を表示する。
と同時に、メイン制御部60は、停止中処理(図8参照)や遊技状態設定処理(図10参照)を実行するとともに、大入賞口処理(図9参照)を行い、大入賞装置26の開閉部材26bを所定ラウンド開閉させて、大入賞口27へ複数の遊技球を入賞させる大当り遊技を実行させることととなる。
1−2.有効時間が長くない場合
一方、演出制御手段87における設定手段及び示唆演出制御手段としての画像音響制御部95が、演出制御部90からの示唆演出コマンドを受信し(S1601、図18参照)、有効時間設定処理(S1602,S1701〜S1710、図19参照)により、期待度大に対応した有効時間Tを設定する際、図20のAの選択テーブルでの選択割合の少ない短い有効時間T(1秒)を選択して設定すれば、報知演出処理(S1603,S1801〜S1811、図21参照)も、有効時間Tに対応した短時間用報知画像(図24のCの報知変動パターン180C参照)を表示する。
そのため、まず、図25のBのb1の報知変動パターン180Cのボタン図柄160とゲージ図柄170Cとが画像表示部20の表示画面20aに表示され、さらに、時間経過とともに、図25のBのb2に示すように、ゲージ図柄170Cの目盛り図柄172が右側へ延びる状態となる。
1-2-1.演出ボタンの有効操作時
そして、遊技者における演出ボタン46の押下による演出制御部90の演出ボタン処理(S1102,S1401〜S1402、図15参照)に伴ない、演出ボタン46の押下信号が画像音響制御部95に入力されれば(S1103,S1901)、画像音響制御部95は、示唆演出処理(図22参照)において、押下操作が有効態様か否か判定して、有効操作であれば(S1902でYES、S1903でYES)、画像表示部20の表示画面20aに、図25のBのb3に示す期待度大のカットイン予告150Aを画像表示部20の表示画面20aに表示するともに、報知変動パターン180Cの報知画像を表示しないように報知画像の表示を停止する。
1-2-2.演出ボタンの非有効操作時
勿論、図25のBの報知変動パターン180Cにおいて、時間経過とともに、b1,b2が表示され、さらに、図24のCのc3に示すように、目盛り図柄172がゲージ図柄170Cのスケール枠図柄171を埋めるように、有効時間Tが経過すれば(S1901でNO、S1906でYES)、時間設定フラグがOFFされ(S1905)、報知変動パターン180Cの報知画像が無くなるように停止されて(S1809でYES,S1810)、示唆演出処理が終了し、カットイン予告150Aは表示されない。
1-2-3.示唆演出処理の終了後
そしてその後、装飾図柄の停止特別図柄変動の変動時間の終了とともに、装飾図柄変動の変動停止図柄が停止すれば、図25のBのb4に示すように、「111」と並んだ大当たりの装飾図柄が表示され、所定の大当り遊技が実行されることとなる。
なお、有効時間設定処理(図19参照)のステップS1704と選択テーブル(図20A参照)において、有効時間Tが中程度の時間(2秒)に選択されて設定されれば、報知演出処理(S1603,S1801〜S1811、図21参照)も、有効時間Tに対応した中時間用報知画像(図24のBの報知変動パターン180B参照)を表示することとなって、上記のa.b.c.と同様の動作となる。
2.ハズレの示唆演出
次に、演出制御部90において、装飾図柄変動の変動初期のタイミングで図23のA.B.Cのいずれかを表示させるような示唆演出を含んだ変動演出パターンが選択されているときの装飾図柄変動時、既に、大当たり判定の判定結果が、ハズレと判定されている場合を説明する。
すなわち、メイン制御部60は、遊技球が入賞して第1始動口SW22aがONし、始動口SW処理(S202,S301〜S310、図4参照)により取得した大当たりに関する乱数に基づき、特別図柄処理(S206、図5参照)の大当たり判定処理(S407,S501〜S504、図6参照)において、ハズレと判定し、また、特別図柄変動の変動時間も、特別図柄処理(S206、図5参照)の変動パターン選択処理(S408,S601〜S610、図7参照)においてハズレのものが設定される。
そして、演出制御手段87を構成する演出制御部90は、これらのハズレに関するコマンドを受信し(コマンド受信処理S1101,S1201〜S1212、図12,13参照)、示唆演出を含んだ所定の変動演出パターンを選択するとともに(演出選択処理S1205,S1301〜S1305、図14参照)、さらに、選択した変動演出パターンに含まれる示唆演出に関して、示唆演出選択処理(S1501〜S1505、図16参照)し、例えば、期待度小とする示唆演出コマンド(実施形態では、背景152を青色とした期待度小のカットイン予告150C(図23のC参照)を表示する示唆演出コマンド)を設定する。
なお、この示唆演出コマンドには、既述したように、遊技者の操作手段である演出ボタン46の一回押しでも有効操作となり、かつ、報知画像表示の有りの情報も含んでいる。
2−1.有効時間が短い場合
そして、演出制御手段87を設定手段としての画像音響制御部95が、演出制御部90からの示唆演出コマンドを受信し(S1601、図18参照)、有効時間設定処理(S1602,S1701〜S1710、図19参照)により、期待度小に対応した有効時間Tを設定する際、図20のCの選択テーブルでの選択割合の多い短い有効時間T(1秒)を選択して設定すれば、報知演出処理(S1603,S1801〜S1811、図21参照)も、有効時間Tに対応した短時間用報知画像(図24のCの報知変動パターン180C参照)を表示する。
そのため、まず、図25のBのb1の報知変動パターン180Cのボタン図柄160とゲージ図柄170Cとが画像表示部20の表示画面20aに表示され、さらに、時間経過とともに、図25のBのb2に示すように、ゲージ図柄170Cの目盛り図柄172が右側へ延びる状態となる。
2-1-1.演出ボタンの有効操作時
そして、遊技者が演出ボタン46を押下による演出制御部90の演出ボタン処理(S1102,S1401〜S1402、図15参照)に伴ない、演出ボタン46の押下信号が画像音響制御部95に入力されれば(S1103,S1901)、画像音響制御部95は、示唆演出処理(図22参照)において、押下操作が有効態様か否か判定して、有効操作であれば(S1902でYES、S1903でYES)、画像表示部20の表示画面20aに、図25のAのa3に示す期待度小のカットイン予告150Cを画像表示部20の表示画面20aに表示するともに、報知変動パターン180Cの報知画像を表示しないように報知画像の表示を停止する。
2-1-2.演出ボタンの非有効操作時
勿論、図25のBの報知変動パターン180Cにおいて、時間経過とともに、b1,b2が表示され、さらに、図24のCのc3に示すように、目盛り図柄172がゲージ図柄170Cのスケール枠図柄171を埋めるように、有効時間Tが経過すれば(S1901でNO、S1906でYES)、時間設定フラグがOFFされ(S1905)、報知変動パターン180Cの報知画像が無くなるように停止されて(S1809でYES,S1810)、示唆演出処理が終了し、カットイン予告150Cは表示されない。
2-1-3.示唆演出処理の終了後
そしてその後、特別図柄変動の変動時間の終了とともに、装飾図柄変動の変動停止図柄が停止すれば、図25のAのa4に示すように、「121」と並んだハズレの装飾図柄が表示され、特別遊技が実行されることなく、つぎの特別図柄変動に伴なう装飾図柄変動に移行する。
2−2.有効時間が長い場合
一方、画像音響制御部95が、演出制御部90からの示唆演出コマンドを受信し(S1601、図18参照)、有効時間設定処理(S1602,S1701〜S1710、図19参照)により、期待度小に対応した有効時間Tを設定する際、図20のCの選択テーブルでの選択割合の少ない長い有効時間T(3秒)を選択して設定すれば、報知演出処理(S1603,S1801〜S1811、図21参照)も、有効時間Tに対応した長時間用報知画像(図24のAの報知変動パターン180A参照)を表示する。
そのため、まず、図25のAのa1の報知変動パターン180Aが画像表示部20の表示画面20aに表示され、さらに、時間経過とともに、図25のAのa2に示すように、ゲージ図柄170Aの目盛り図柄172が右側へ延びる状態となる。
2-2-1.演出ボタンの有効操作時
そして、遊技者の演出ボタン46の押下による演出制御部90の演出ボタン処理(S1102,S1401〜S1402、図15参照)に伴ない、演出ボタン46の押下信号が画像音響制御部95に入力されれば(S1103,S1901)、画像音響制御部95は、示唆演出処理(図22参照)において、押下操作が有効態様か否か判定して、有効操作であれば(S1902でYES、S1903でYES)、画像表示部20の表示画面20aに、図25のAのa3に示す期待度小のカットイン予告150Cを画像表示部20の表示画面20aに表示するともに、報知変動パターン180Aの報知画像の表示を無くすように報知画像を停止する。
2-2-2.演出ボタンの非有効操作時
勿論、図25のAの報知変動パターン180Aにおいて、時間経過とともに、a1,a2が表示され、さらに、図24のAのa3に示すように、目盛り図柄172がゲージ図柄170Aのスケール枠図柄171を埋めるように、有効時間Tが経過すれば(S1901でNO、S1906でYES)、時間設定フラグがOFFされ(S1905)、報知変動パターン180Aの報知画像は表示しないように停止されて(S1809でYES,S1810)、示唆演出処理が終了し、カットイン予告150Cは表示されない。
2-2-3.示唆演出処理の終了後
そしてその後、装飾図柄の停止特別図柄変動の変動時間の終了とともに、装飾図柄変動の変動停止図柄が停止すれば、図25のAのa4に示すように、「121」と並んだハズレの装飾図柄が表示され、特別遊技が実行されることなく、つぎの特別図柄変動に伴なう装飾図柄変動に移行する。
なお、有効時間設定処理(図19参照)のステップS1704と選択テーブル(図20B参照)において、有効時間Tが中程度の時間(2秒)に選択されて設定されれば、報知演出処理(S1603,S1801〜S1811、図21参照)も、有効時間Tに対応した中時間報知画像(図24のBの報知変動パターン180B参照)を表示することとなって、上記のa.b.c.と同様の動作となる。
(6)実施形態のパチンコ遊技機の作用・効果、及び、変形例
1.
実施形態のパチンコ遊技機10では、遊技者による操作手段としての演出ボタン46に対して行なわれた所定の操作(押下操作)を受け付ける受付手段(演出制御部90)と、判定条件の成立により遊技者に有利な特別遊技となる大当り遊技を実行するか否かを判定する特別遊技判定手段(メイン制御部60)と、特別遊技判定手段(メイン制御部60)による判定結果(大当たり判定処理S407や変動パターン選択処理S408)に基づいて、演出手段(画像表示部20)に演出を行なわせる演出制御手段87(演出制御部90)と、を備えている。そして、演出制御手段87(演出制御部90)は、所定条件が成立すると受付手段(演出制御部90)によって所定の操作(押下操作)を受け付け可能な有効時間Tを設定する設定手段(画像音響制御部95)と、設定手段(画像音響制御部95)によって有効時間Tが設定されているときに受付手段(演出制御部90)によって所定の操作(演出ボタン46の押下操作)が受け付けられると、特別遊技判定手段(メイン制御部60)による判定結果を示唆する示唆演出(カットイン予告150A,150B,150C)を行なわせる示唆演出制御手段(画像音響制御部95)と、を有している。そして、設定手段(画像音響制御部95)は、有効時間Tを設定する際に、異なる複数の有効時間(長時間、中時間、短時間)の中から設定する有効時間Tを選択するとともに、選択した有効時間Tを設定している(有効時間設定処理(図19参照))。
そのため、実施形態のパチンコ遊技機10では、示唆演出を行わせるための操作手段としての演出ボタン46に対して操作する有効時間Tが、長時間、中時間、短時間として複数あることから、ある変動時には有効となって示唆演出を遊技者が知得できても、他の変動時には、無効となって示唆演出を知得できない場合もある。
換言すれば、大当たりを示唆する示唆演出としてのカットイン予告150Aを表示するように設定されている場合、画像音響制御部95が、有効時間設定処理(S1602,S1703,1704)における有効時間選択テーブル(図20のA参照)の選択により、長時間(3秒)、中時間(2秒)、あるいは、短時間(1秒)のいずれかの有効時間Tを選択して設定する。そして、ある装飾図柄の変動時、有効時間Tを長時間(3秒)と設定されている場合、有効時間の開始後における2秒経過後に演出ボタン46を押下操作すれば、示唆演出として、カットイン予告150Aが表示画面20aに表示されて、その示唆演出を遊技者は知得できる。しかし、他の装飾図柄の変動時に、有効時間Tが短時間(1秒)に設定されていれば、有効時間の開始後において、上記と同じ時間の2秒経過後に、演出ボタン46を押下操作しても、非有効操作の有効時間T外となって、示唆演出としてのカットイン予告150Aが表示されず、示唆演出を遊技者が知得できない。そのため、遊技者は、有効時間T内に素早く演出ボタン46の押下操作を行うように、気を付けることとなる。
したがって、実施形態のパチンコ遊技機10では、遊技者が緊張感を持って演出ボタン46を操作でき、遊技の趣向性を向上させることができる。
2.
また、実施形態のパチンコ遊技機10では、設定手段(画像音響制御部95)によって有効時間Tが設定されているときに、有効時間Tが設定されていることを報知する報知演出、すなわち、ボタン図柄160の表示を行わせる報知演出制御手段(画像音響制御部95)を更に備えている。報知演出制御手段(画像音響制御部95)は、設定手段(画像音響制御部95)によって設定された有効時間Tの長短に関わらず、共通の時間設定の報知演出(ボタン図柄160の表示)を行なわせるようにしている。
そのため、実施形態のパチンコ遊技機10では、画像音響制御部95が、演出ボタン46の押下操作を示唆する報知演出としてのボタン図柄160を表示させており、遊技者は、演出ボタン46を有効時間T内に円滑に押下することができる。
3.
実施形態では、大当たり判定の判定結果が大当たりとしても、図17のAの示唆演出選択テーブルに示すように、大当たりの期待度の小さい示唆演出(青色背景のカットイン予告150C)が選択され(示唆演出処理のS1501,S1502,S1504参照)、さらに、図20のCの有効時間選択テーブルに示すように、有効時間Tが短時間として選択され(有効時間設定処理のS1707,S1708参照)、そしてその後、それらの演出が実行されれば、遊技者は大当たり判定の判定結果をハズレと予想し易い(図25のb1.→b2.→a3.参照)。しかし、そのようなケースでも、大当たりの判定結果では、遊技者に有利な特別遊技を実行できる大当たりであるので、その後の特別図柄変動や装飾図柄変動の変動停止には、図25のb4に示すような大当たりの表示となることから、遊技者に驚きを与えることができて、遊技の趣向性向上に寄与できる。
4.
但し、大当たり判定の判定結果を示す示唆演出の選択では、大当たりであれば、図17に示す示唆演出選択テーブルA,Bのように、期待度の大きい示唆演出(赤色背景のカットイン予告150A)が選択され易く、期待度の小さい示唆演出(青色背景のカットイン予告150C)が選択され難く設定されている。逆に、大当たり判定の判定結果がハズレであれば、図17に示す示唆演出選択テーブルA,Bのように、期待度の小さい示唆演出(青色背景のカットイン予告150C)が選択され易く、期待度の大きな示唆演出(赤色背景のカットイン予告150A)が選択され難く設定されている。
そして、有効時間Tの設定に関し、図20に示す有効時間選択テーブルA,Cに示すように、大当たりの期待度の大きな示唆演出では、有効時間Tは長時間に選択されかつ設定され易く、有効時間Tは短時間に設定され難く、逆に、大当たりの期待度の小さな示唆演出では、有効時間Tは短時間に選択されかつ設定され易く、有効時間Tは長時間に設定され難い。
すなわち、設定手段と示唆演出設定手段とを構成する画像音響制御部95や演出制御部90を具備する演出制御手段87は、大当たり判定の判定結果が大当たりの場合には、期待度の大きな示唆演出(赤色背景のカットイン予告150A)を選択し、そして、長時間の有効時間Tを選択して設定するケースが、一般的となり、逆に、大当たり判定の判定結果がハズレの場合には、期待度の小さな示唆演出(青色背景のカットイン予告150C)を選択し、そして、短時間の有効時間Tを選択して設定するケースが、一般的となる。そのため、大当たり判定の判定結果がハズレであれば、短時間の有効時間Tとして、期待度の小さな示唆演出の表示となり易く、遊技者は、過度な期待感を抱くことなく、遊技を行うことができる。
5.
実施形態では、有効時間T内での演出ボタン46の一回押しで、有効操作として判定しているが、演出ボタン46の操作態様としては、長押しや連打でもよく、その際、図26のA,Bに示すように、時間設定報知演出の図柄として、長押しや連打を案内する文字を併記させた操作案内付きボタン図柄160A,160Bを表示させるようにしても良い。
このような報知演出を含めた示唆演出は、特別図柄の変動時において、変動期間の初期を過ぎた中期や終盤のタイミングで実行することが望ましく、遊技者の演出ボタン46の操作を促し易い。
6.
また、実施形態の場合、有効時間Tが設定されていることを報知する時間設定の報知演出(換言すれば、時間設定報知演出であり、実施形態では、ボタン図柄160の表示となる)と併せて、有効時間Tの長さの報知演出(換言すれば、時間長さ報知演出であり、実施形態では、ゲージ図柄170A,170B,170Cの表示となる)を、行っており、遊技者は、有効時間Tが設定されていることを知得できるとともに、有効時間T自体の長短を知得できて、操作手段としての演出ボタン46の操作のタイミングを素早く行うべきか、あるいは、多少遅らせても良いかの判断を遊技中に行いつつ、演出ボタン46を操作できて、一層、遊技の趣向性を向上させることができる。
なお、実施形態では、時間長さ報知演出として、移動図柄としての目盛り図柄172を移動させる長さ(距離)の長短、すなわち、移動図柄としての目盛り図柄172の移動速度を一定とし、移動距離を示す移動距離図柄としてのスケール枠図柄171の長短を利用して、有効時間Tの長短を表示しているが、有効時間Tに長短があっても、移動距離図柄としてのスケール枠図柄171を同じ長さとし、移動図柄としての目盛り図柄172の移動速度に差を設けて、有効時間Tの長短を報知してもよい。この場合には、有効時間Tが短ければ、移動図柄としての目盛り図柄172が素早く移動し、有効時間Tが長ければ、移動図柄としての目盛り図柄172がゆっくり移動することとなる。
なお、時間長さ報知演出は、画像表示部20での表示ばかりで無く、所定のスピーカ48で発生させる音や言葉の高低、リズムの緩急、あるいは、所定のランプ49,50,51の点灯の長短、点滅の数や緩急等を利用して、実行してもよい。
勿論、時間設定報知演出も、画像表示部20での表示ばかりで無く、スピーカ48での音に発生による報知、あるいは、ランプ49,50,51の点灯による報知でもよく、遊技者が知得できる演出であればよい。
7.
時間設定を報知する報知演出として、例えば、ボタンランプ51を使用する場合、図21に示す報知演出処理を図27に示すように変更し、点灯指示と消灯指示との信号を、演出制御部90を経て、ランプ制御部100に入力させればよい(図2参照)。図27に示す報知演出処理では、図21に示すステップS1804,S1806,S1807の処理における画像表示部20での画像表示を実行せずに、図27に示すステップS1804A,S1806A,S1807Aに示すように、ボタンランプ51を点灯させる点灯指示に替え、また、図21に示すステップS1810の画像停止処理を実行せずに、図27に示すステップS1810Aのように消灯指示に変えれば、演出ボタン46のボタンランプ51の点灯により、有効時間Tが設定されていることを遊技者に報知することができる。
なお、図27に示す報知演出処理においても、図22のステップS1905の時間設定フラグのOFFにより、すなわち、有効時間T内での演出ボタン46の有効操作があった(S1901でYES,S1902でYES,S1094)、あるいは、有効時間Tが過ぎても演出ボタン46の操作が無い(S1901でNO,S1906でYES)、あるいは、有効時間T内での演出ボタン46の有効操作が無い(S1901でYES,S1902でNO,S1906でYES)等の非有効操作であれば、時間設定フラグがOFFされることから(S1905)、図27のステップS1810Aの消灯指示により、ボタンランプ51は消灯されることとなる。
8.
示唆演出としては、実施形態のようなカットイン予告に限るものではなく、せりふ予告等のものがあり、大当たり等の大当たり判定の判定結果を遊技者に示唆できる演出であれば、良い。例えば、図28に示すように、おみくじの札図柄に「大吉」、「中吉」、「小吉」の文字図柄を表示したおみくじ図柄115A,155B,155Cを、示唆演出の図柄として表示するようにしてもよい。
なお、これらの「大吉」、「中吉」、「小吉」は、図17に示す期待度の大、中、小に対応されて選択されるように構成されている。
9.
そしてさらに、示唆演出としては、画像表示部20での表示ばかりでなく、所定のランプの点灯演出、スピーカから音の発生演出、遊技機10の一部、例えば、発射ハンドル43から繰り出させる風発生演出や振動演出等の種々のものを使用することができる。
10.
さらに、遊技者の操作する操作手段としては、押下操作する演出ボタン46でなくとも、所定領域に手や指を配置させることにより、遮光、透光、反射によるON操作可能な光や赤外線等を利用した非接触タイプの操作SW、あるいは、所定領域に接触させるタッチパネルタイプの操作SWを利用してもよく、さらに、その操作部位の配置位置は、遊技者の操作できるエリアであれば、皿ユニット部14bばかりで無く、ガラス部14a等の種々のエリアに配置することができる。
11.
また、実施形態では、選択する有効時間Tの種類を、長時間、中時間、短時間との3種類としたが、長さを異ならせ2種類、あるいは、4種類以上の複数としても良い。
10…(遊技機)パチンコ遊技機、
20…(演出手段)画像表示部、
46…(操作手段)演出ボタン、
51…(時間設定報知演出)ボタンランプ、
60…(特別遊技判定手段)メイン制御部、
87…演出制御手段、
90…(演出制御手段、受付手段)演出制御部、
95…(演出手段、設定手段、示唆演出制御手段、報知演出制御手段)画像音響制御部、
100…(報知演出制御手段)ランプ制御部。

Claims (2)

  1. 遊技者による操作手段に対して行なわれた所定の操作を受け付ける受付手段と、
    判定条件の成立により遊技者に有利な特別遊技を実行するか否かを判定する特別遊技判定手段と、
    前記特別遊技判定手段による判定結果に基づいて、演出手段に演出を行なわせる演出制御手段と、
    を備え、
    前記演出制御手段は、
    所定条件が成立すると前記受付手段によって前記所定の操作を受け付け可能な有効時間を設定する設定手段と、
    前記設定手段によって前記有効時間が設定されているときに前記受付手段によって前記所定の操作が受け付けられると、前記特別遊技判定手段による判定結果を示唆する示唆演出を行なわせる示唆演出制御手段と、
    を有し、
    前記設定手段は、
    前記有効時間を設定する際に、異なる複数の前記有効時間の中から設定する前記有効時間を選択するとともに、選択した前記有効時間を設定することを特徴とする遊技機。
  2. 前記設定手段によって前記有効時間が設定されているときに、前記有効時間が設定されていることを報知する報知演出を行なわせる報知演出制御手段を更に備え、
    前記報知演出制御手段は、
    前記設定手段によって設定された前記有効時間に関わらず、共通の前記報知演出を行なわせることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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