JP2014183419A - 情報配信システム、情報配信ネットワークシステム、情報配信方法及び情報配信プログラム - Google Patents

情報配信システム、情報配信ネットワークシステム、情報配信方法及び情報配信プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】端末のユーザが利用しようとする施設の施設情報を、ユーザの利用要求に応じてリアルタイムで端末に送信し、ユーザ要求を満たす施設情報をユーザに配信する情報配信システムを提供する。
【解決手段】情報を端末に配信する情報配信サーバと、端末を解して登録されたユーザ要求を含むユーザ情報と、施設情報と、端末の位置情報と、端末の位置情報を基に加入者数を統計的にまとめた統計情報と、を格納するデータベースと、を備え、情報配信サーバは、施設の利用要求を受信した場合、端末の最新の位置情報を取得し、該当する施設から施設利用状況に関する情報を取得し、端末の最新の位置情報と施設利用状況に関する情報と、データベースから抽出したユーザ情報と施設情報と統計情報と、を基に、ユーザ要求を満たすとともに端末のユーザにとって現状最適な位置にある施設を特定し、特定した施設に関する情報を端末に配信する情報配信システムとする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、端末を所有するユーザに対して、ユーザ要求を満たす施設情報をユーザに配信する情報配信システム、情報配信方法及び情報配信プログラムに関する。特に、災害時において、端末の所有者に対して避難所の位置を配信する情報配信システム、情報配信ネットワークシステム、情報配信方法及び情報配信プログラムに関する。
一般に、災害時において利用できる避難所の情報は、行政のホームページや掲示板などで示されているものの、災害発生箇所又はその近所にある避難所の位置が示されているのみであることが多い。実際に災害に合ったときには、個々人の状況・環境に合った避難所に避難することが望ましい。そのため、災害発生時において、どの避難所に避難したらよいのかをリアルタイムで知ることができれば、被災者も安心して避難できるし、避難所の運営もスムーズになる。
特許文献1には、ユーザが所持する携帯端末に対し、避難支援情報提供装置から通信ネットワークを介して避難支援情報を送信する避難支援情報提供方法が開示されている。特許文献の避難支援情報提供方法においては、通常時、携帯端末の位置と時間を表す時空間情報を一定又はランダムな時間間隔で通信ネットワークを介して収集し、その時空間情報を滞在履歴データベースに順次蓄積しておく。災害発生時には、携帯端末の現在の時空間情報と、滞在履歴データベースに記憶されたユーザの移動履歴とを基に、避難先候補を表す情報を携帯端末に示す。
特開2009−140259号公報
一般に、災害時等の避難所情報については、行政団体ごとに違いはあるものの、住民の現住所に応じて避難所を割り振るということが一般的である。しかしながら、被災者が割り振られた避難所から遠方にいる場合などには、被災者が避難すべき避難所の収容人数に空きがあるのかどうかをリアルタイムで知ることは難しい。また、個人のニーズに合った避難所の選択ができないのが現状である。
特許文献1の避難支援情報提供方法では、被災者が地理に不慣れな場合であっても適切な避難支援情報を提供できる。しかしながら、携帯端末のユーザの位置情報に加えて、行動履歴をデータベース化する必要があり、ユーザの行動履歴がない場所で避難する場合には、適切な避難場所が示されないという問題がある。
本発明は、端末のユーザが利用しようとする施設の施設情報を、ユーザの利用要求に応じてリアルタイムで端末に送信し、ユーザ要求を満たす施設情報をユーザに配信する情報配信システムを提供することを目的とする。
本発明の情報配信システムは、特定の施設に関する情報を端末に配信する情報配信サーバと、端末を介して登録された施設に対するユーザ要求を含むユーザ情報と、施設に関する施設情報と、端末の位置情報と、端末の位置情報を基に加入者数を統計的にまとめた統計情報と、を格納するデータベースと、を備え、情報配信サーバは、端末から施設の利用要求を受信した場合、端末の最新の位置情報を取得し、該当する施設から施設利用状況に関する情報を取得し、端末の最新の位置情報と施設利用状況に関する情報と、データベースから抽出したユーザ情報と施設情報と統計情報と、を基に、ユーザ要求を満たすとともに端末のユーザにとって現状最適な位置にある施設を特定し、特定した施設に関する情報を端末に配信する。
本発明の情報配信ネットワークシステムは、端末と、端末を介して利用登録された施設と、端末及び施設を通信圏内に含む基地局と、基地局と通信コアネットワークを介して接続され、施設に関する情報を端末に配信する情報配信サーバと、端末を介して登録された施設に対するユーザ要求を含むユーザ情報と、施設に関する施設情報と、端末の位置情報と、端末の位置情報を基に加入者数を統計的にまとめた統計情報と、を格納するデータベースと、を備え 情報配信サーバは、端末から施設の利用要求を受信した場合、端末の最新の位置情報を取得し、該当する施設から施設利用状況に関する情報を取得し、端末の最新の位置情報と施設利用状況に関する情報と、データベースから抽出したユーザ情報と施設情報と統計情報と、を基に、ユーザ要求を満たすとともに端末のユーザにとって現状最適な位置にある施設を特定し、特定した施設に関する情報を端末に配信する。
本発明の情報配信方法は、特定の施設に関する情報を端末に配信する情報配信方法であって、端末を介して登録された施設に対するユーザ要求を含むユーザ情報と、施設に関する施設情報と、端末の位置情報と、端末の位置情報を基に加入者数を統計的にまとめた統計情報と、をデータベースに登録する工程と、端末から施設の利用要求を受信した際に端末の最新の位置情報を取得する工程と、該当する施設から施設利用状況に関する情報を取得する工程と、端末の最新の位置情報と施設利用状況に関する情報と、データベースから抽出したユーザ情報と施設情報と統計情報と、を基に、ユーザ要求を満たすとともに端末のユーザにとって最適な位置にある施設を特定する工程と、特定した施設に関する情報を端末に配信する工程と、を備える。
本発明の情報配信プログラムは、特定の施設に関する情報を端末に配信する情報配信プログラムであって、端末を介して登録された施設に対するユーザ要求を含むユーザ情報と、施設に関する施設情報と、端末の位置情報と、端末の位置情報を基に加入者数を統計的にまとめた統計情報と、をデータベースに登録する処理と、端末から施設の利用要求を受信した際に端末の最新の位置情報を取得する処理と、該当する施設から施設利用状況に関する情報を取得する処理と、端末の最新の位置情報と施設利用状況に関する情報と、データベースから抽出したユーザ情報と施設情報と統計情報と、を基に、ユーザ要求を満たすとともに端末のユーザにとって最適な位置にある施設を特定する処理と、特定した施設に関する情報を端末に配信する処理と、をコンピュータに実行させる。
本発明によれば、端末を所有するユーザが利用しようとする施設の施設情報を、ユーザの利用要求に応じてリアルタイムで端末に送信し、ユーザ要求を満たす施設情報をユーザに配信することができるため、適時にユーザに対して適切な情報を提供することができる。
本発明の実施形態に係る情報配信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る情報配信システムの一例の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るデータベースの構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係る情報配信サーバの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る情報配信システムにおいて、端末を所有するユーザのユーザ情報をデータベースに登録する動作を示すシークエンス図である。 本発明の実施形態に係る情報配信システムにおいて、施設情報をデータベースに登録する動作を示すシークエンス図である。 本発明の実施形態に係る情報配信システムにおいて、情報配信サーバが施設情報を端末に配信する動作を示すシークエンス図である。 本発明の第1の実施形態に係る情報配信サーバの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る情報配信システムにおいて、情報配信サーバが避難所情報を端末に配信する動作を示すシークエンス図である。 本発明の第2の実施形態に係る情報配信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係るデータベースに格納するユーザ情報リストの一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るデータベースに格納する施設情報リストの一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るデータベースに格納する位置情報リストの一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るデータベースに格納する統計情報リストの一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る情報配信システムにおいて、情報配信サーバが避難所情報を端末に配信する動作を示すシークエンス図である。 本発明の第3の実施形態に係る情報配信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係るデータベースに格納するユーザ情報リストの一例を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係るデータベースに格納するトイレ情報リストの一例を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係るデータベースに格納する統計情報リストの一例を示す図である。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい限定がされているが、発明の範囲を以下に限定するものではない。
まず、図1を用いて、本発明の実施形態に係る情報配信システム及び情報配信ネットワークシステムの構成について説明する。そして、本発明の実施形態に係る情報配信システム及び情報配信ネットワークシステムを踏まえ、第1〜4の実施形態に係る情報配信システム及び情報配信ネットワークシステムについて詳細に説明をする。
(情報配信システム)
図1に示した本発明の実施形態に係る情報配信システム10は、ユーザ要求を満たす情報を配信する情報配信サーバ20と、ユーザ及びユーザが利用する施設に関する情報を格納するデータベース30と、を備える。
(情報配信サーバ)
情報配信サーバ20は、ユーザが所有する端末80及び施設70と、ネットワーク環境を通じて通信する。情報配信サーバ20は、情報配信サービスの契約を結んだ複数の端末80に情報を配信する。また、情報配信サーバ20は、端末80を所有するユーザと契約を結んだ通信会社によらず、情報配信サーバ20の運営会社と端末80の所有者であるユーザとの契約によって情報配信のサービスを提供する。ただし、情報配信サービスを提供する運営会社は、端末80を所有するユーザが契約した通信会社の通信料金に、提供するサービスに関する課金を含めることができる。
情報配信サーバ20は、端末80が基地局90の圏内に入った段階で端末80から送信された端末80の位置情報を取得する。
初めて端末80が情報配信サーバ20にアクセスしたとき、すなわち端末80を所有するユーザが本発明の実施形態に係る情報配信システム10を利用するサービスを開始したとき、情報配信サーバ20は、端末80を所有するユーザのユーザ情報を端末80から受信する。情報配信サーバ20は、そのユーザ情報をデータベース30に登録する。ユーザ情報は、ユーザからの情報提供に応じて、随時書き換え可能である。なお、データベース30に登録するユーザ情報の詳細については後述する。
情報配信サーバ20は、端末80から送信された位置情報を受信し、端末80の位置を特定する。例えば、端末80がGPS機能を有している場合、端末80の測位情報によって端末80の位置情報を特定することができる。また、同一の端末80の位置情報を複数の基地局90から受信した場合、それらの基地局90が同時に電波を受信できる通信エリアに端末80があることを特定することもできる。
端末80が屋内にある場合、情報配信サーバ20は、屋内に設けられた基地局90によって、端末80の位置情報を取得することができる。また、情報配信サーバ20は、基地局90ではない位置特定手段が受信した端末80の位置情報を取得し、その位置情報を基に端末80の位置を特定することができる。基地局90ではない位置特定手段とは、例えば、認証システム・監視カメラ・センサなどをあげることができる。さらに、端末80を用いてユーザ認証を行う場合などは、ユーザ認証がなされた場所を基に端末80の位置情報を取得することができる。
情報配信サーバ20は、特定の施設70の施設情報をデータベース30に蓄積する。なお、データベース30に登録する施設情報の詳細については後述する。
情報配信サーバ20は、端末80を所有するユーザが施設70を利用しようとするタイミングで、施設情報を端末80に配信する。
例えば、災害発生時のような緊急時の避難所(施設)に関する情報であれば、ユーザが避難することに適した避難所の位置情報を含む情報を配信する。なお、災害発生時であれば、端末80からの要求に限らず、端末80の最新の位置情報に対応した緊急避難情報を情報配信サーバ20から自動的に配信することが好ましい。
また、大勢の人が訪れるイベント会場において、端末80を所有するユーザがトイレや売店などの施設70を利用する場合は、最もアクセスしやすい施設70の位置情報を含む情報を端末80に配信する。トイレや売店などのようにリアルタイムで利用状況を把握しにくい場合は、端末80からの配信要求に応じて逐一情報を配信すればよく、また、端末80からの位置情報・状況情報によってデータベース30に格納された施設情報を最新情報にアップデートすることもできる。
また、情報配信サーバ20は、データベース30と連携し、一定周期で基地局90の通信エリア60内にいるユーザ数を集計する統計機能を有する。基地局90の通信エリア60内にあるユーザ数などの集計値は、例えば、データベース30内に格納することができる。例えば、災害発生時において、基地局90の通信エリア60内に複数の避難所が設定される場合、通信エリア60内にいるユーザ数に応じてどの施設70を避難所に指定するかを効率的に決定することができる。また、災害はいつ発生するのかが分からないので、ユーザ数の集計は一定周期で行い、常に情報を最新にアップデートすることが好ましい。例えば、30分や1時間ごとなどといったタイミングで統計値を取得するように設定すればよい。
情報配信サーバ20は、端末80を所有するユーザのニーズに応じて、端末80を所有するユーザが利用できる施設70に関する情報を、基地局90の通信エリア60内にある端末80に送信する。施設70に関する情報としては、施設70の位置情報が主となるが、施設が備えている設備情報や利用状況などといった情報も送ることができる。
情報配信サーバ20は、施設70の利用状況に応じて、端末80を所有するユーザが利用できる施設70に関する情報を端末80に送信する。この場合、単に端末80に近接する施設70に関する情報を配信するのではなく、ユーザ要求を満たすとともに、端末80に近接する施設70に関する情報を配信する。
そのため、情報配信サーバ20は、端末80に対して、端末80がある通信エリア60とは異なる通信エリア60に関する情報を配信することもある。例えば、図2に示した情報配信ネットワークシステム1Bのように、異なる基地局90A・90Bによって形成された通信エリア60A・60Bが通信コアネットワーク50と接続する場合がある。このような場合、通信エリア60A内にある端末80A−1に対して、通信エリア60B内にある施設70Bに関する情報を配信することもある。
なお、緊急に避難が必要となる場合、情報配信サーバ20は、ユーザ要求に関わらずに端末80から最短距離にある施設70に関する情報、特に位置情報を配信することが好ましい場合もある。そのような場合、緊急避難情報を端末80に配信して一時的な避難を促した後に、ユーザや避難所の状況に対応した避難情報を改めて配信すればよい。
(データベース)
データベース30は、図3に示したように、固定情報と可変情報とを含む。固定情報としては、端末80から送信されたユーザ情報と、施設70の設備情報や利用状況情報などの施設情報と、を含む情報を蓄積する。可変情報としては、端末80の位置情報と、端末80の位置情報を統計処理した統計情報と、を含む情報を蓄積する。ただし、固定情報とは、書き換えできないデータというわけではなく、可変情報と比較すると書き換え頻度が少ないということである。例えば、データベース30は、一般的なネットワークストレージに構築することができる。
なお、端末80を所有する施設70の利用要求に応じて取得される現状の施設利用状況については、データ取得時は可変情報として扱われる。しかしながら、その後、固定情報としてデータベース30の施設情報リスト33に登録される。
また、図3に示したように、データベース30は、ユーザ情報をまとめたユーザ情報リスト31、施設情報をまとめた施設情報リスト33、端末80の位置情報をまとめた位置情報リスト35、端末80の位置情報を統計処理した統計情報リスト37と、をもつ。なお、統計情報リスト37には、情報配信サービスを受けるユーザが所有する端末80が通信エリア60内にどの程度あるのかといった情報を活用するためのリストとなる。
ユーザ情報リスト31に含まれるユーザ情報としては、例えば、ユーザ要求・個別情報・ユーザの家族情報などを含む。これらのユーザ情報は、ユーザの位置情報などと比較すると更新頻度は少ないため、固定情報の範囲に含まれる。
ユーザ要求は、端末80を所有するユーザが利用する施設70を利用する際に、施設に対して求める要件を含む。例えば、避難所に関するユーザ要求としては、同伴する家族の健康状態や年齢構成に応じた必要設備などの要求をあげられる。また、寝具・照明・トイレ・風呂・電源(コンセント)・冷暖房・洗面器具・床(タイル・たたみ・木など)・仕切りの状態などといった設備に関する要求であってもよい。また、トイレを施設70とする場合、タイプ(洋式・和式)、洗浄装置の有無、男女個別、清掃頻度、個室や洗面場の数、備え付けの化粧鏡のタイプなどといった設備に関する要求があげられる。その他の施設であっても、ユーザの好みなどを含めた適切なユーザ要求を設定することができる。
個別情報としては、例えばユーザの年齢、職業、性別、疾病・障害情報などがあげられる。疾病・障害情報としては、人工透析が必要である、一時的に松葉杖を利用している、常に車椅子を利用している、言葉が不自由である、視覚や聴覚に不自由があるなどといった施設の利用時や施設への移動時において必要となる情報を含むとよい。また、個別情報として、乳幼児・障害者・老人・病人がいるなどといった情報を含めてもよい。
家族情報は、特に災害発生時に家族で避難することが想定される場合などに必要となり、家族人数や家族構成といった情報を含み、家族の個別情報も含むことが好ましい。家族の個別情報とは、乳幼児の有無・老人の有無・障害者の有無などに関する情報である。
施設情報リスト33に含まれる施設情報としては、例えば、避難所や宿泊施設などの施設では、寝具・照明・トイレ・風呂・電源(コンセント)・冷暖房・洗面器具・床の材質などの設備に関する情報が含まれる。また、トイレのような設備では、タイプ(洋式・和式)、洗浄装置の有無、男女個別、清掃頻度、個室や洗面場の数、備え付けの化粧鏡のタイプなどといった設備に関する情報が含まれる。これらの施設情報も、ユーザの位置情報などと比較すると更新頻度は少ないため、固定情報の範囲に含まれる。
位置情報リスト35に含まれる位置情報は、ユーザが所有する端末80から送信された端末80の位置情報をまとめたものである。位置情報リスト35には、端末80の端末ID、滞在エリア、端末80がある北緯・東経による位置情報、位置情報が取得された位置情報取得時間などに関する情報が記録される。なお、端末80が建造物の内部にいる場合など、建造物に対する相対位置によって端末80の位置情報を特定できるのであれば、東経・北緯といった測位情報ではない位置情報であってもよい。位置情報は、更新頻度が多くなるために可変情報の範囲に含まれる。
統計情報リスト37に含まれる統計情報は、端末80の位置情報を統計処理したものである。統計情報リスト37は、本発明の実施形態に係る情報配信システム10のサービス加入者数、通信エリア60内にいるサービス加入者の数、施設70を利用する加入者の数、施設70を利用しようとしている加入者の数などを含む。統計情報は、位置情報と同様に更新頻度が多くなるために可変情報の範囲に含まれる。
なお、データベース30に格納する情報はここであげた限りではなく、本発明の実施形態に係る情報配信システム10において必要な情報であればよい。なお、固定情報と可変情報は、同じデータベース30とせずに、例えば、固定情報を固定情報データベースに、可変情報を可変情報データベースに、それぞれ別々のデータベース30として構成してもよい。その場合、アクセス頻度が多い可変データを高性能のサーバに格納し、アクセス頻度が少ない固定データを比較的性能の低いサーバに格納するなどして、サービスの運営費用を削減することにもつながる。
(情報配信サーバの構成)
次に、図4を用いて、情報配信サーバ20の構成について詳細に説明する。なお、図4は本発明の実施形態に係る情報配信サーバ20の一例であって、本発明の範囲を限定するものではない。
情報配信サーバ20は、通信コアネットワーク50とのデータの授受を請け負う送受信部11と、端末80や施設70の情報を取得する情報取得部12と、端末80や施設70の状況を取得する状況取得部13と、を備える。
また、情報配信サーバ20は、情報配信サーバ20内のデータ処理制御を行う制御部15と、制御部15の指示によってデータを処理する処理部16と、データを格納する記憶部17とを備える。なお、図4では、記憶部17と他の構成要素とを接続していないが、他の構成要素は、必要に応じて記憶部17にアクセスできる。
さらに、情報配信サーバ20は、状況取得部13によって取得された端末80の位置情報を統計処理する統計部14を備える。
(送受信部)
送受信部11は、通信コアネットワーク50と情報配信サーバ20とのデータ授受を請け負う。通信コアネットワーク50と送受信部11とは、有線接続されていてもよいし、無線接続されていてもよい。また、送受信部11は、端末80や施設70から送信されたデータを、情報取得部12や状況取得部13に振り分ける機能を有する。
送受信部11は、端末80から送信されたユーザ情報を取得すると、そのユーザ情報を情報取得部12に転送する。送受信部11は、施設70から送信された施設情報を取得すると、その施設情報を情報取得部12に転送する。すなわち、送受信部11は、固定情報を取得すると、その固定情報を情報取得部12へと転送する。
また、送受信部11は、ユーザ登録された端末80からの位置情報を取得すると、その位置情報を状況取得部13に転送する。送受信部11は、施設70から施設利用状況に関する情報を受信すると、その情報を状況取得部13に転送する。すなわち、送受信部11は、可変情報を取得すると、その可変情報を情報取得部12へと転送する。なお、可変情報には、端末80に送信する施設情報をアップデートする際に取得する施設利用状況も含まれる。
送受信部11は、端末80が施設70を利用するために送信した位置情報を受信した場合、状況取得部13に端末80の位置情報を転送するとともに、対応する施設70に対して施設利用状況に関する情報の提供を要請するように設定されていてもよい。
なお、固定情報・可変情報のいずれであっても、端末80の位置情報はデータベース30の位置情報リスト35に上書きされる。
また、送受信部11は、通信コアネットワーク50を介して、処理部16から取得したデータ・信号を、指定された端末80又は施設70に対して送信する。
(情報取得部)
情報取得部12は、ユーザ情報取得部21と、施設情報取得部22とを有する。
ユーザ情報取得部21は、送受信部11から転送されたユーザ情報を取得し、取得したユーザ情報をデータベース30に転送する。なお、ユーザ情報に含まれる端末80の位置情報もデータベース30に転送される。
施設情報取得部22は、送受信部11から転送された施設情報を取得し、取得した施設情報をデータベース30に転送する。
なお、ユーザ情報取得部21と施設情報取得部22とを区別せずに、単一の情報取得部12として構成してもよい。
(状況取得部)
状況取得部13は、端末位置取得部24と、施設利用状況取得部25とを有する。
端末位置取得部24は、端末80の位置情報を取得すると、その位置情報を制御部15又は統計部14に転送する。
端末位置取得部24は、通常時、特定の時間間隔又はタイミングで端末80から送信されてくる位置情報を統計部14に転送する。統計部14に転送される位置情報は、通信エリア60内にある端末80について、特定の時間間隔又はタイミングによって統計処理するために使用される。統計部14に転送する位置情報は、端末80から自発的に送信された情報であってもよいし、情報配信サーバ20から端末80に要求することで得られた情報であってもよい。
端末位置取得部24は、施設70を利用するために端末80が送信した位置情報を受信した場合、その位置情報を制御部15に転送する。制御部15に転送する位置情報は、端末80から自発的に送信された情報であってもよいし、情報配信サーバ20から端末80に要求した結果得られた情報であってもよい。
施設利用状況取得部25は、施設70が送信した施設利用状況に関する情報を取得すると、その情報を制御部15に転送する。
なお、端末位置取得部24と施設利用状況取得部25とを区別せずに、単一の状況取得部13として構成してもよい。
(制御部)
制御部15は、情報配信サーバ20内部のデータ授受・処理を制御する。
制御部15は、端末位置取得部24から端末80の位置情報を取得すると、その端末80を所有するユーザのユーザ情報が記録されたユーザ情報リスト31と、ユーザが利用しようとする施設70の施設情報が記録された施設情報リスト33とをデータベース30から取得する。
また、制御部15は、端末位置取得部24から転送された端末80の位置情報を受信した後に、送受信部11に対して施設利用状況に関する情報を施設7から取得するように指示する。なお、端末位置取得部24から送信された位置情報の方が、位置情報リスト35の位置情報よりも新しいため、このタイミングで位置情報リスト35を取得する必要はない。制御部15は、その指示に応じて施設7から送信された情報を施設利用状況取得部25から取得する。取得した施設利用状況に関する情報が、施設情報リスト33の情報と異なる場合は、施設情報リスト33の情報を最新の情報に差し替える。
制御部15は、取得した端末80の位置情報と、施設利用に関する情報と、ユーザ情報リスト31に掲載された端末80を所有するユーザのユーザ情報と、対応する施設70の最新の施設利用情報とを処理部に送信する。
なお、制御部15は、端末位置情報取得部24と、施設利用状況取得部25とからデータを受信した時刻が大きくずれている場合は、情報を再度アップデータする必要もあるため、必要に応じて記憶部17に一時的にデータを格納することができる。そして、制御部15は、情報がアップデートされた後に、記憶部17に格納したデータを引き出すことができる。
制御部15による主な処理は上述の通りであるが、制御部15は、情報配信サーバ15内の一般的な制御処理全般をも請け負う。
(処理部)
処理部16は、演算部27と、判断部28と、編集部29とを有する。
演算部27は、制御部15から取得したデータを処理し、端末80を所有するユーザのユーザ要求を満たす施設70を特定するための演算を実行する。演算部27は、算出した計算結果を判断部28に送信する。
例えば、演算部27は、ユーザ情報リスト31にあるユーザ要求のいずれかを満たす施設70に対して、端末80と施設70との距離を算出する。ユーザ要求を満たす施設70が複数ある場合は、さらに他の施設70と端末80との距離を算出する。なお、端末80と施設70との位置関係は、距離のみならず到達時間や到達の容易さなどを指標としてもよい。特に、災害時の避難においては、通行止めとなる道路も出てくるので、交通情報を含めた到達の容易さを検証することが好ましい。
判断部28は、演算部27から受信した計算結果の中から、いずれが最適であるかを判断し、その最適案を選択する。例えば、最も近くはないが、ユーザ要求との整合性が高い案があれば、その案を選択する。また、最も近くても、ユーザ要求との整合性が低ければ、その案は選択せず、ユーザ要求が高い方の案を選択する。
なお、計算結果の中から最適案を判断する基準はここで示した限りではない。すなわち、端末80と施設70との距離のみで端末80に送信する選択案を判断するわけではなく、ユーザ要求を満たす選択案を端末80に送信することになる。また、必ずしも最適案のみを送るのではなく、最適案以外の案も選択しておき、ユーザに対していくつかの候補を提示するように設定してもよい。
編集部29は、端末80に対して送信するデータを、端末80で参照できる形に編集する。例えば、文字情報として送信する場合は、ユーザが読み取れる言語・フォーマットでデータを送信する。また、例えば、地図情報として施設70の位置を送信する場合、地図上に施設70の位置が示されるようなフォーマットでデータを送信する。さらに、音声情報や音声ナビゲーションなどを送信する場合は、音声情報に変換できるフォーマットでデータを送信する。
(統計部)
統計部14は、端末位置取得部24から転送されてきた端末80の位置情報を基に、通信エリア60内にある端末80の統計情報を作成し、その統計情報をデータベース30に送信する。統計処理においては、必要に応じてデータベース30の統計情報リスト37を参照し、統計情報リスト37を更新する。また、統計処理を加えていない位置情報もデータベース30に転送する。
統計情報を作成するための位置情報は、例えば、情報配信サーバ20内のカウント発生部(図示しない)によるタイミングで端末80に対して位置情報を送信するとうに設定すればよい。また、端末80側で設定した特定の時間間隔やタイミングで、端末80が自身の位置情報を送信するように設定されていてもよい。
統計情報は、情報配信サーバ20と、データベース30を含むデータベースサーバとの連携によって、通信エリア60内にいる在圏加入者数を集計することを主な目的とする。例えば、災害発生時においては、複数の施設を避難所として機能させる。その際に、通信エリア60にいる加入者数を最新の状況で把握できていれば、避難所の開設・運営をスムーズに行うことができる。
また、統計部14によってデータベース30に集められた統計情報(位置情報を集積した情報)によって、通信エリア60内にいるユーザの数や、施設70を利用しているユーザの数を推定することができる。データベース30に格納されている統計情報には、通信会社ごとのユーザ数(契約者数)を反映させることができ、施設70の利用者を通信会社ごとの割合として算出することができる。
以上が、本発明の実施形態に係る情報配信システム10についての説明である。続いて、本発明の実施形態に係る情報配信ネットワークシステムについて説明する。
(情報配信ネットワークシステム)
本発明の実施形態に係る情報配信システム10と、ユーザが所有する端末80(80−1〜80−N)と、特定の利用用途のある施設70と、端末80及び施設70から接続可能な基地局90と、インターネットなどの通信コアネットワーク50とによって、情報配信ネットワークシステム1が構成される。なお、端末80及び施設70は、基地局90と通信可能な範囲となる通信エリア60内に存在する。
本発明の実施形態に係る情報配信ネットワークシステム1においては、通信コアネットワーク50と、施設70と、端末80と、基地局90とによって形成されたネットワークを通じて、情報配信サーバ20が端末80及び施設70と通信することができる。
また、本発明の実施形態に係る情報配信ネットワークシステム1は、図2に示した情報配信ネットワークシステム1Bのように、複数の通信エリア(6A、6B)を備えていてもよい。通信エリア60Aと通信エリア60Bは、互いに重なり合わずに独立していてもよく、一部が重なっていてもよい。なお、通信エリアの数は2つに限定するわけではなく、3つ以上の複数の基地局によって通信エリアが形成されていてもよい。
以下において、本発明の実施形態に係る情報配信システム10及び情報配信ネットワークシステム1の各構成要素について、詳細な説明を加える。
(端末)
端末80(80−1〜80−N)は、携帯電話やスマートフォンなどの通信端末装置である。端末80は、特定の通信会社との契約を結んだユーザに所有されている。また、通信エリア60内の端末80は、情報配信サーバ20を利用して特定の施設70の情報を提供する情報提供会社のサービスに加入しているユーザに所有されているものとする。なお、これ以降の説明において、端末80は情報配信サーバ20のサービスを受けることを前提とし、契約形態のような人為的な取り決め・設定については、言及しない限り省略する。
端末80は、その契約者数に応じて、通信エリア60内に複数の群をなす。なお、通信エリア60内の端末80の数は任意であり、図1に示した数に限定されない(Nは任意の自然数)。端末80の上限は、情報配信サービスを提供する情報提供サーバ2の能力や、ネットワーク負荷によって制限されうるものであるが、本発明の実施形態においては特に限定しない。また、端末80は、パーソナルコンピュータなどの通信機能を有する備え付け型の端末装置であってもよい。
端末80がGPSなどの位置特定手段によって自身の位置情報を取得できる場合、端末80は、測位情報などを含む位置情報を発信することができる(GPS:Global Positioning System)。
端末80が建造物などの内部にある場合、屋内に設けられた基地局90によって、端末80の位置情報を取得することができる。また、建造物に設けられた受信装置によって端末80の位置情報を取得させてもよい。例えば、建造物に入場する際に、読取装置に端末80をかざしてユーザ認証するような場合、その入場記録から位置情報を取得することができる。
端末80は、基地局90との通信によって、端末80の位置情報を情報配信サーバ20に送信することができる。通常、端末80の位置情報は、端末80が基地局90の圏内に入ることによって自動的に送信されるが、ユーザの操作に応じて位置登録情報を発信することもできる。また、端末80は、情報配信サーバ20や施設70からの要求に応じて、自らの位置情報を発信することができる。
端末80は、特定の時間間隔やタイミングによって、自身の位置情報を発信する。特定の時間間隔やタイミングとは、例えば、本発明の実施形態に係る情報配信システム10を利用する契約時に設定した時間間隔としてもよいし、任意のタイミングに設定してもよい。具体的には、通常時は3時間ごと、施設利用要請時は5分ごと、緊急時は30秒ごと、というように設定することができる。また、端末80が異なる通信エリア60に移動し、移動先の基地局90からの端末80の位置情報を情報配信サーバ20が受信した段階で、端末80の位置情報を情報配信サーバ20がデータベース30に登録するように設定してもよい。
(施設)
施設70は、一般的な公共施設である。例えば、公民館、運動場、体育館、宿泊施設、医療機関、公園、遊園地、イベント会場、ショッピングセンター、公共トイレなどの特定の施設70が本発明の施設に含まれる。また、端末80を所有するユーザが無料で利用できる施設もあれば、契約によって初めて利用できる施設もあり、非常事態でのみ利用できる施設もある。前述の施設70の中には、災害時に避難所として使用されるものもあり、そのような避難所も本発明の実施形態でいうところの施設に含むものとする。なお、本発明の実施形態に係る施設70は、ここであげた限りではなく、人間が社会生活を営む上で利用する構造物・建築物・場所などの施設や、それらの施設が備える設備をも含む。
施設70は、単一の基地局90の圏内に複数あってもよい。その場合、それらの施設70は、同様のサービスを提供してもよいし、全く異なるサービスを提供してもよい。例えば、災害発生時の避難所などは、同一通信エリア60内に同様のサービス(避難場所の提供)を提供する複数の施設70として含まれることになる。また、例えば、運動場と公民館とは、異なるサービスを提供する施設に分類される。
施設70は、基地局90のように通信コアネットワーク50と通信できる機能を有してもよい。その場合、施設70は、端末80と直接通信することによって端末80の位置情報を得ることができる。また、施設70が基地局90を兼ねる場合、施設70以外に基地局90を設ける必要はなく、施設70は、通信コアネットワーク50を通じて情報配信サーバ20と直接通信できる。
(基地局)
基地局90は、携帯電話やスマートフォンなどの端末80と通信を行う無線局である。端末80は、基地局90を介して通信コアネットワークに接続することができる。本発明の実施形態に係る基地局90は、一般的な構成のものでよく、図示しない制御・ベースメント部と、無線部とを有し、端末80と通信コアネットワークとの接続を請け負えばよい。
端末80が備え付け型の端末装置の場合は、端末装置間に存在するルータやハブなどの中継器も基地局90とみなすことができる。また、無線LAN環境で使用されるアクセスポイントなども基地局90とみなすことができる(LAN:Local Area Network)。なお、施設70が基地局90の機能を有する場合は、施設70と基地局90を単一の構成とすることができる。
(通信コアネットワーク)
通信コアネットワーク50は、インターネットや電話網などの中核をなす一般的なコアネットワークである。なお、会社や学校内部に形成されたイントラネットなども本発明の実施形態に係る通信コアネットワーク50に含まれる。
基地局90を含めたネットワークは、一般的なマクロセルで構成することができる。また、施設70そのものに基地局90の機能をもたせる場合、フェムトセル・ピコセル・マイクロセルなどのスモールセルでネットワークを構成してもよい。さらに、マクロセルとスモールセルを組み合わせたネットワークを構成することもできる。例えば、マクロセルからなるネットワークの上位に、スモールセルからなるネットワークを配置し、スモールセルとマクロセルを直接通信機器用の制御層プロトコル経由で接続することができる。また、例えば、スモールセルとマクロセルとを異なるネットワークで構成し、IPリンクを介して異なるネットワークを管理することもできる(IP:Internet Protocol)。なお、基地局90が形成するネットワークについては、ここであげた限りではなく、情報配信サーバ20と端末80との通信を可能とするものでありさえすればよい。
以上が、本発明の実施形態に係る情報配信ネットワークシステムの構成についての説明である。なお、上述の構成は一例であって、種々の変更・追加を行うことが可能である。
(動作)
次に、図5〜7を用いて、本発明の実施形態に係る情報配信ネットワークシステム1(図1)におけるシークエンスについて説明する。
(ユーザ情報登録)
図5は、本発明の実施形態に係る情報配信ネットワークシステム1において、端末80の所有者であるユーザのユーザ情報をデータデース30に登録するシークエンスに関する。
まず、情報配信システム10のサービスを受けるために加入者登録を行う際に、端末80は、端末80を所有するユーザのユーザ情報を情報配信サーバ20に送信する(ステップS51)。
そして、情報配信サーバ20は、受信したユーザ情報をデータベース30に登録する(ステップS52)。
なお、ユーザ情報には端末80の位置情報も含まれており、端末80の位置情報もデータベース30に登録される。
さらに、情報配信サーバ20は、基地局90の通信エリア60内にある端末80の数を集計し、データベース30に登録する。なお、通常時は、基地局90の通信エリア60内にある端末80の数を漠然と把握している程度でよいが、端末80から施設70の利用に関する情報の提供を要請される場合に備え、該当施設70の利用状況を逐一集計しておくことが好ましい。
(施設情報登録)
図6は、本発明の実施形態に係る情報配信ネットワークシステム1において、施設70の施設情報をデータデース3に登録するシークエンスに関する。
まず、情報配信サーバ20は、施設70に対して施設情報を要求する(ステップS61)。この施設情報の要求に関しては、端末80からの施設利用要求に応じる形で行われてもよいし、情報配信サーバ20からの要求に応じたものであってもよい。
施設70は、情報配信サーバ20からの施設情報の要請に応じて、施設情報を情報配信サーバ20に送信する(ステップS62)。
情報配信サーバ20は、施設70の施設情報を取得すると、その施設情報をデータベース30に登録する(ステップS63)。
なお、図6のシークエンスに関わらず、施設の設備の状況が変更になったときは、施設70側から施設情報を送信することもできる。
(施設利用時)
図7は、本発明の実施形態に係る情報配信ネットワークシステム1において、情報配信サーバ20が施設情報を端末80に配信するシークエンスに関する。
まず、端末80が通信エリア60に在圏すると、端末80は、端末80の位置情報を情報配信サーバ20に送信する(ステップS71)。
情報配信サーバ20は、取得した端末80の位置情報を基に作成した統計情報と、位置情報とをデータベース30に登録する(ステップS72)。
ここで、施設利用理由が発生した場合について説明する。施設利用理由とは、端末80からの施設利用要求によって発生する場合を主とする。その他にも、なんらかの理由によって端末80を所有するユーザに対して情報配信サーバ20から情報を配信する場合についても、同様とする。
施設利用理由が発生すると、端末80は、情報配信サーバ20に端末80の位置情報を発信する(ステップS73)。
情報配信サーバ20は、施設70に対して施設利用状況の報告を要請する(ステップS74)。
施設70は、情報配信サーバ20からの要求に対して、施設利用状況を送信する(ステップ77)。
情報配信サーバ20は、端末80から位置情報を取得すると、データベース30に対して、ユーザ情報(ユーザ情報リスト31)・施設情報(施設情報リスト33)・統計情報(統計情報リスト37)を送信するように要求する(ステップS75)。なお、位置情報(位置情報リスト35)が必要な場合は、位置情報送信も要求する。
データベース30は、情報配信サーバ20からの要求に応じて、ユーザ情報・施設情報・統計情報を情報配信サーバ20に送信する(ステップS76)。なお、位置情報(位置情報リスト35)が要求されていた場合は、位置情報も送信する。
ステップS74とS75は並行して実行してもよく、実行順番が入れ替わってもよい。また、ステップS76とステップS77とは、同時に実行されてもよく、順番が入れ替わってもよい。
情報配信サーバ20は、データベース30から取得したユーザ情報・施設情報・統計情報と、施設70から取得した最新の施設利用状況とを基に、ユーザ要求を満たす施設70を判断・選択する。
情報配信サーバ20は、ユーザ要求を満たす施設情報を端末80に送信する(ステップS78)。
以上が本発明の実施形態に係る情報配信ネットワークシステム1の動作(シークエンス)に関する説明である。なお、上述の動作は一例であって、本発明の範囲を限定するものではない。
以上のように、本発明の実施形態に係る情報配信システム及び情報配信ネットワークシステムによれば、端末を所有するユーザが利用しようとする施設の施設情報を、ユーザの要求に応じてリアルタイムで端末に送信することができる。そのため、端末を所有するユーザは、ユーザが利用しようとする施設に関する情報を適時に取得することができる。なお、上述の情報配信システムによる情報配信方法、その情報配信方法を用いたプログラムも本発明の範囲に含まれる。
続いて、本発明の実施形態に係る情報配信システム及び情報配信ネットワークシステムについて、具体的な実施形態をあげて説明する。
(第1の実施形態)
図8に示した本発明の第1の実施形態に係る情報配信サーバ81は、図4の情報配信サーバ20の送受信部11と端末位置取得部24との間に緊急信号処理部26を備えている。第1の実施形態に係る情報配信サーバ81の構成は、緊急信号処理部26以外は図4の情報配信サーバ20と同様である。なお、第1の実施形態に係る情報配信ネットワークシステムは、図2の構成と同様であるものとする。
実際に災害が発生した場合、複数の端末80A・80B(80A−1〜N、80B−1〜N)から一斉に位置情報が送信されることも想定される。そのような状況になると、通信回線が渋滞して情報遅延が発生する可能性がある。そのため、災害発生時には、情報配信サーバ81が緊急信号などを受信した段階で、端末80A・80Bに対して緊急避難所を通知する機能をもたせることが好ましい。そのような災害が発生した場合、まずは最寄りの避難所に避難することが求められるため、緊急に一次避難場所の位置を示す情報を端末80A・80Bに送信すればよい。
(緊急情報処理)
ここで、緊急信号を受信した際の情報配信サーバ81における緊急情報処理について説明する。
送受信部11は、通信コアネットワーク50を通じて災害発生の緊急信号を受信すると、緊急信号処理部26に緊急信号を送信する。なお、緊急信号を受けた後に端末80A・80Bから位置情報を取得した場合、緊急信号処理部26又は端末位置取得部24に対して順次位置情報を転送する。
緊急信号処理部26は、送受信部11から緊急信号を取得すると、端末位置情報取得部24を介して、制御部15に対して緊急情報処理指令を出すように指示する。なお、通常時において、緊急信号処理部26はバッファの役割をする。
制御部15は、データベース30からユーザ情報・施設情報・位置情報・統計情報を取得し、位置情報が十分に新しい端末80A・80Bのユーザ情報・位置情報を演算部27に送信する。なお、位置情報が十分に新しいとは、例えば30分以内などといった特定の時間内に位置情報が更新されている場合を指す。なお、緊急情報処理においては、ユーザ要求は参考にせず、端末80A・80Bの位置情報を基に最寄りの避難所71A・71Bを決定する。
制御部15は、位置情報が古い端末80A・80Bに対しては、位置情報を送信する要求を送受信部11から各端末80A・80Bに送信させる。なお、この要求に応じて送受信部11に送信されてきた端末80A・80Bの位置情報は、前述の通りに、緊急信号処理部26、端末位置取得部24、制御部15の順に転送される。この位置情報は、位置情報が十分に新しい位置情報として、後述の通りに処理される。
演算部27は、端末80A・80Bの位置情報を基に、各端末80A・80Bにとって最寄りとなる避難所71A・71Bへの距離又は到達時間を計算し、計算結果を判断部28に送信する。なお、緊急情報処理においては、膨大な処理を迅速に実行する必要があるため、情報処理数が疎となるタイミングで、定期的に各端末80A・80Bに最寄りの避難所71A・71Bを計算しておき、それらをデータベース30に緊急情報リストなどの形態で登録しておいてもよい。
緊急情報処理においては、ユーザ要求と施設情報との照合は最小限とする。そのため、判断部28は、演算部27の計算結果をそのまま編集部29に送信する。なお、既に情報を発信済みである端末80A・80Bに対しては、再度情報配信しなくてよいように、情報配信フラグを下げるなどの処理を実行すればよい。
編集部29は、計算結果を、各端末80A・80Bで確認できるフォーマットの緊急情報に変換し、変換した緊急情報を送受信部11に送信する。
送受信部11は、指定された端末80A・80Bに緊急情報を送信する。
以上が、第1の実施形態に係る情報配信サーバ81の緊急信号処理における各構成要素の動作に関する説明である。
ここで、図9のシークエンス図を用いて、第1の実施形態に係る緊急信号処理におけるシークエンスを説明する。
情報配信サーバ81は、緊急信号を受信すると、位置情報が古い端末80A・80Bに対して、位置情報を送信するように要求する(ステップS91)。なお、位置情報が十分に新しい端末80A・80Bに対しては、位置情報の送信を要求しない。
位置情報の送信要求を受けた端末80A・80Bは、自身の位置情報を情報配信サーバ81に対して送信する(ステップS92)。
情報配信サーバ81は、データベース30に対して、ユーザ情報・施設情報・位置情報・統計情報の送信を要請する(ステップS93)。なお、ステップS91とステップS93とは並行して実行されてもよい。
データベース30は、ユーザ情報・施設情報・位置情報・統計情報を情報配信サーバ81に送信する(ステップS94)。
ここで、情報配信サーバ81は、各端末80A・80Bに送信する避難所情報を決定する。
情報配信サーバ81は、ユーザの位置情報に応じた避難所情報を端末80A・80Bに対して送信する(ステップS95)。
以上のように、本発明の第1の実施形態に係る情報配信システム及び情報配信ネットワークシステムによれば、ユーザの利用要求に関わらず、緊急信号を起点としてリアルタイムで避難所情報を端末に配信することができる。そのため、緊急時であっても、ユーザに対して適切な行動を迅速に促すことができる。
(第2の実施形態)
図10は、本発明の第2の実施形態に係る情報配信ネットワークシステム2の構成を示す。なお、第2の実施形態においては、災害時における避難所(施設)の情報配信に関する。第2の実施形態では、端末80A・80Bの所有者であるユーザは、通信エリア60A又は60Bの圏内で災害に合い、端末80A・80Bから自身の位置情報を送信し、情報配信サーバ20から最適な避難所情報を取得する例に関する。
図10の情報配信ネットワークシステム2の構成は、図1の情報配信ネットワークシステム1の施設70A・7Bが避難所71A・71Bに変更されている以外は、図2の構成と同じである。そのため、第2の実施形態に係る情報配信ネットワークシステム2の構成の詳細説明は省略する。
第2の実施形態に係る情報配信ネットワークシステム2においては、通信コアネットワーク50を介して、通信エリア60A・60Bが情報配信サーバ3に接続されたネットワークを形成している。通信エリア60Aは、複数の端末80A(80A−1〜N)と、避難所71Aと、基地局90Aとを備える。同様に、通信エリア60Bは、複数の端末80B(80B−1〜N)と、避難所71Bと、基地局90Bとを備える。
例えば、公民館、運動場、体育館、宿泊施設、医療機関、公園、遊園地、イベント会場、ショッピングセンター、公共トイレなどの施設70を、必要に応じて避難所71A・71Bとして設定する。なお、ユーザが避難できさえすれば、避難所71A・71Bの形態に限定を加えることはない。
ここで、図11〜14を用いて、データベース30に格納されたユーザ情報リスト31・施設情報リスト33・位置情報リスト35・統計情報リスト37について説明する。なお、データベース30に格納されたリストは一例であって、本発明の範囲を限定するものではない。
図11のユーザ情報リスト31は、端末80A・80Bを所有するユーザと、ユーザが契約した通信会社との対応情報が登録されている。また、ユーザ情報リスト31には、各端末80A・80Bの端末IDなどの端末80A・80Bを特定する個体識別情報も登録されている(ID:Identification)。なお、端末80A・80Bの契約情報は、ここに示した限りではない。
ユーザ情報リスト31には、端末80A・80Bを所有するユーザの家族人数・家族構成・家族の詳細情報が登録されている。家族人数は、ユーザを含めた家族の人数である。家族人数には、戸籍上の親族に限らず、ユーザの意向に応じて人数を設定することができる。家族構成は、家族それぞれの性別・年齢などを含む情報であり、ユーザ要求に含まれる。家族構成に登録された情報に応じて、避難に適した施設を避難所に設定できる。詳細情報は、家族の健康状態や障害の有無などといった情報を含み、ユーザ要求に含まれる。ユーザ要求としては、図11のユーザ情報リスト31には記載していないものの、避難所に求めるスペック情報などを登録し、そのスペック情報を満たす避難所を割り当てるようにしてもよい。
図12の施設情報リスト33は、避難所として割り当てる施設70の施設名称と、それらの施設70の収容可能人数と、施設70が有する設備の設備情報と、各施設70が避難所として機能する際の特殊情報とを含む。
施設情報リスト33の収容可能人数は、避難所となる施設70が受け入れ可能な避難者の人数である。情報配信サーバ20は、端末80A・80Bの位置情報が避難所の範囲内に含まれる場合は、その端末80A・80Bを所有するユーザがその避難所に避難しているとみなす。情報配信サーバ20は、避難しているユーザの人数と収容可能人数とを基に、さらにその避難所が収容できるユーザの人数を設定することができる。なお、避難所には、情報配信ネットワークシステム2のサービスを受けている人のみがいるとは限らないが、本発明の実施形態における説明においては、避難所を利用できる人はユーザのみであることを想定する。なお、情報配信ネットワークシステム2のサービスを受けていないものの、各避難所に避難することが決定している避難者が事前に判明している場合、避難所として利用する施設70の収容可能人数から、判明している避難予定者数を引いた数値を収容可能人数として設定してもよい。
施設情報リスト33の設備情報としては、施設の広さ、トイレやシャワーなどの設備などに関する情報が登録される。また、特殊情報には、医療従事者の配置情報や、障害者対応の有無、乳幼児・老人の受け入れ対応などについての情報が登録される。ユーザへの避難所割り当てにおいては、施設情報リスト33の設備情報・特殊情報が、ユーザ情報リスト31のユーザ要求を満たすことが必要条件となる。なお、施設情報リスト33の設備情報・特殊情報が全てのユーザ要求を満たさない場合は、ユーザ要求を最も多く満たす避難所をユーザに割り当てればよい。また、ユーザ要求を満たす条件が同等である場合は、ユーザが到達するための距離や時間が最短となるような避難所をユーザに対して提示すればよい。
以上のユーザ情報リスト31及び施設情報リスト33に記載された情報は、任意の時間・タイミングで書き換え可能であるものの、ユーザの位置情報と比較すると、書き換え頻度は高くないため、本発明の実施形態においては、固定情報として分類される。
図13の位置情報リスト35は、端末80A・80Bから送信された最新の位置情報を記録したものである。位置情報リスト35には、ユーザ、端末ID、端末80A・80Bがある通信エリア(滞在エリア)、GPSなどで取得した端末80A・80Bの位置情報、その位置情報を取得した時間(位置情報取得時間)が含まれる。位置情報リスト35の情報は可変情報であり、端末80A・80Bが情報配信サーバ20にアクセスした段階で取得される。
図14の統計情報リスト37は、各ユーザが契約する通信会社や、情報配信サービスに加入する全加入者数(ユーザ数)、通信エリア60A・60B内にある端末80A・80Bの所有者であるユーザ数、避難所が決定済みのユーザ数、避難所を探索中のユーザを含む。また、災害発生時には刻一刻と状況が変化するため、データを取得した時刻を含むことが好ましい。
統計情報リスト37によれば、基地局90A・90Bごとに情報配信ネットワークシステム2のサービスに加入しているユーザ数や避難所の情報を高精度で把握することができる。そのため、災害発生時に、どの施設70を避難所71A・71Bに割り当てるかを効率的に決定することができる。また、ユーザ要求を基に、避難所71A・71Bに設定する施設を事前に選定しておくことも可能となる。
統計情報リスト37に含まれる情報を基にすれば、避難したユーザ数と、避難すべきユーザ数とをリアルタイムで把握することができる。そのため、避難したユーザに対してはフラグを立てるなどして情報配信すべき対象からは除外し、避難すべきユーザのみを対象として適切な情報を配信することができ、通信回線が渋滞することを回避することにもつながる。
また、通信会社ごとに統計情報をまとめておけば、通信会社との契約による通信課金と、情報配信ネットワークシステム2のサービスに対する課金と、を一本化することができるため、ユーザがサービスの利用を受けやすくなるというメリットもある。
ここで、図15を用いて、第2の実施形態における情報配信ネットワークシステム2において、情報配信サーバ20が施設情報を端末80Aに配信する動作について説明する。なお、以下の説明においては、図10の通信エリア60Aにある端末80A−1を所有するユーザが避難所Aに避難する例について示す。
まず、端末80A−1が通信エリア60Aに在圏すると、端末80A−1は基地局90Aを介して、自身の位置情報を情報配信サーバ20に送信する(ステップS151)。
情報配信サーバ20は、取得した端末80A−1の位置情報を基に統計情報を作成し、データベース30に統計情報を登録する(ステップS152)。
ここで、災害(施設利用理由)が発生した場合について説明する
施設利用理由が発生すると、端末80A−1は、情報配信サーバ20に端末80A−1の位置情報を発信する(ステップS153)。
情報配信サーバ20は、避難所71A・71Bに対して施設利用状況の報告を要請する(ステップS154)。
避難所71A・71Bは、情報配信サーバ20からの要求に対して、施設利用状況を送信する(ステップ127)。
情報配信サーバ20は、端末80A−1から位置情報を取得すると、データベース30に対して、ユーザ情報(ユーザ情報リスト31)・施設情報(施設情報リスト33)・統計情報(統計情報リスト37)を情報配信サーバ20に送信するように要求する(ステップS155)。また、必要に応じて、位置情報(位置情報リスト35)を要求して取得する。
データベース30は、情報配信サーバ20からの要求に応じて、ユーザ情報・施設情報・統計情報を情報配信サーバ20に送信する(ステップS156)。要求があれば、位置情報も送信する。
なお、ステップS154とS155は並行して実行してもよく、実行順番が入れ替わってもよい。また、ステップS156とステップS157とは、同時に実行されてもよく、順番が入れ替わってもよい。
情報配信サーバ20は、データベース30から取得したユーザ情報・施設情報・統計情報(・位置情報)と、避難所71A・71Bから取得した最新の施設利用状況とを基に、ユーザ要求を満たす避難所を判断・選択する。本実施形態においては、避難所Aがユーザ要求を満たす施設70であると判断されたものとする。
情報配信サーバ20は、ユーザ要求を満たす避難所情報として、避難所Aの位置や設備情報などの避難所情報を端末80A−1に対して送信する(ステップS158)。
以上が、本発明の第2の実施形態に係る情報配信ネットワークシステム2のシークエンスに関する説明である。なお、上述の説明は一例であって、上述の構成・動作には種々の変更・追加が可能である。
本発明の第2の実施形態に係る情報配信ネットワークシステムによれば、端末を所有するユーザが利用しようとする避難所の施設情報を、ユーザの利用要求に応じてリアルタイムで端末に送信し、ユーザ要求を満たす施設情報をユーザに配信することができる。そのため、端末を所有するユーザは、利用すべき避難所を適時に知ることができる。
ここで、第2の実施形態に係る情報配信ネットワークシステムの構成・動作を踏まえ、本発明の実施形態に係る情報配信ネットワークシステム(情報配信システム・情報配信方法)の特徴についてまとめる。
(1)本発明の実施形態に係る情報配信ネットワークシステムのユーザ(サービス加入者)は、ユーザが所有する端末(携帯端末など)によって、情報配信サーバからユーザの位置情報を取得可能な状況としておく。
(2)ユーザ情報は、情報配信ネットワークシステムによって管理されるデータベースサーバに登録される。なお、ユーザ情報としては、例えば避難所であれば、ユーザの家族の人数・性別などといった家族構成、乳幼児の有無、障害者の有無、持病の有無などといった避難所を利用する際に考慮すべき情報を含む。
(3)また、データベースサーバには、施設ごとの利用可能人数や施設の特徴といった施設情報を登録しておく。なお、施設情報としては、例えば避難所であれば、設備情報や食料に関する情報、離乳食やミルクの有無、介護用具の有無、病院職員の有無などの情報を含む。
(4)特定の時間間隔・タイミングでユーザの位置情報を統計処理することで得た統計情報は、データベースに登録することによって集積される。統計情報としては、例えば避難所であれば、5分周期でデータを集計し、避難所におけるユーザの位置登録数から、現在の避難所の収容人数を把握する。キャリア別の集計は、その地域のキャリア加入の割合からおよその人数を算出することができる。
(5)情報配信サーバは、端末とのデータ授受を通じて端末の位置情報を取得し、取得した位置情報をデータベースに登録する。
以上のような第2の実施形態に係る情報配信ネットワークシステムによれば、サービスの利用者であるユーザが特定の施設を利用することを希望した際に、端末からの要求(位置情報)に応じて、情報配信サーバがユーザ要求を満たす施設情報を端末に配信することができる。
特に、地震などの災害における緊急時には、あらかじめ登録してあるユーザ情報及び避難所情報を基に、その時点での加入者の位置情報から、そのユーザに最適と思われる避難所情報を配信する情報配信ネットワークシステムを提供することができる。
その結果、災害時に、ユーザにとって最適と考えられる避難所の情報をユーザが端末を介して受け取ることができるため、ユーザが難民となって数箇所の避難所を転々とするようなことがなくなる。また、あらかじめ登録しておいたユーザ情報・施設情報を基に、ユーザが自分や家族に合った避難所を選択することも可能となる。
また、避難所にとっても、収容定員を超過するなどに理由によって受け入れ不可能なユーザを、無理に受け入れる手配をする必要がなくなるなど、避難所側にとってのメリットもある。
(第3の実施形態〜避難所が基地局を兼ねる)
図16は、本発明の第3の実施形態に係る情報配信ネットワークシステムシステム3の構成を示す図である。
第3の実施形態に係る情報配信ネットワークシステム3では、通信エリア62A・62Bにおいて、施設79A・79Bが基地局の機能を兼ねることに特徴がある。その他の構成については、図2の実施形態に係る情報配信ネットワークシステム1Bと同様である。また、情報配信ネットワークシステム3の動作は、図1の情報配信ネットワークシステム1と同様である。そのため、第3の実施形態に係る情報配信ネットワークシステム3の構成・動作に関する説明は省略する。
第3の実施形態に係る情報配信ネットワークシステム3によれば、施設79A・79Bそのものが基地局となる。そのため、通信エリア62A・62Bが施設79A・79Bの通信圏となる。その結果、情報配信サーバ20は、端末80A・80Bの位置情報をより迅速かつ正確に把握することができる。
(第4の実施形態〜イベント会場のトイレ)
第4の実施形態に係る情報配信ネットワークシステム1では、トイレを施設70とみなし、情報配信サーバ10が端末80を所有するユーザのニーズに合ったトイレ情報を端末80に配信する。なお、第4の実施形態に係る情報配信ネットワークシステム1の構成・動作については、図1の情報配信ネットワークシステム1の構成・動作と同様であるため、符号などは図1と同じものを使用し、構成・動作の詳細は省略する。
例えば、イベント会場で行われているコンサートや運動競技の休憩時間などには、観客が一斉にトイレに集まる。そのような場合、観客が特定のトイレに集中しまうと、そのトイレまで行列ができてしまう。しかしながら、会場の中には、比較的空いているトイレもありうる。第4の実施形態に係る情報配信ネットワークシステム1では、端末80を所有するユーザに対して、ユーザがトイレを使用できるまでの時間が短くなり、かつユーザ要求を満たすようなトイレ情報を配信する。なお、端末80のユーザがトイレを使用できるまでの時間についても、ユーザ要求としてみなしてもよい。
端末80の位置情報には、建造物内部の何階にいるのかという情報も必要となる。そのため、北緯・東経のみの測位情報に加えて、高さ方向の位置情報があることが望ましい。例えば、ユーザが通過したゲートに設けたユーザ認証情報などを集積し、ユーザ位置情報を高さ方向の情報を含めてアップデートすることができる。また、ユーザの座席が決まっている場合は、その座席の着座情報によってユーザの位置情報をアップデートすることができる。着座しているか否かは、座席に設けた圧力センサや温度センサなどによって取得可能である。また、ユーザが指定された座席に着座していない場合は、建造物内部に設けられた無線中継器などによって、端末80の発信位置を特定することができる。さらには、監視カメラによる画像認識システムが設けられていれば、画像認識情報によってユーザの位置情報を把握することができる。
図17は、第4の実施形態に係るユーザ情報リスト32である。ユーザ情報リスト32には、ユーザが契約する通信会社、端末ID、ユーザを含めた同行人数、人員構成、詳細情報(ユーザ要件)が登録されている。ユーザ要件は、ユーザがトイレを選択する際にユーザが求める条件を含む。
図18は、第4の実施形態に係るトイレ情報リスト34である。トイレ情報リスト34には、トイレの名称・ID、設置場所、設備情報、特殊情報が含まれている。トイレ情報リスト34の設備情報・特殊情報が、ユーザ情報リスト32の詳細情報(ユーザ要求)を満たすように、トイレの選定が行われる。
図19は、第4の実施形態に係る統計情報リスト38である。統計情報リスト38には、トイレ情報配信を含むサービスに加入しているサービス加入者数、データ取得時間が含まれる。サービス加入者には、全加入者、会場内にいる加入者、既にトイレに行った人やトイレに行かない人を含めたトイレが決定済みの加入者、現在トイレを探索中の加入者の数を含む。
例えば、ユーザ情報リスト32のユーザAの同伴者である女性がトイレ情報を要求する。ユーザAの同伴者である女性のユーザ要求は、並びたくないということのみである。よって、情報配信システムは、ユーザ要求を満たすトイレとして、待ち状況が0人であるトイレを検証し、トイレ情報リストのトイレB(女)に関する情報をユーザAの端末80に配信する。なお、ユーザAに関しては特にユーザ要求がないため、トイレの位置情報のみを配信してもよいし、トイレ情報を配信しなくてもよい。
また、ユーザBは、洗浄便座があることのみをユーザ要求としている。よって、情報配信システムは、洗浄便器があり、かつ待ち状況が0人であるトイレB(女)に関する情報をユーザBの端末80に配信する。
また、ユーザCの男性は、手すり付トイレをユーザ要求としてあげている。よって、情報配信システムは、障害者用個室があり、かつ待ち状況が0人であるトイレB(男)に関する情報をユーザBの端末80に配信する。ただし、階を移動する際に、エレベータが設置されていない場合などでは、近い階にあり、かつ障害者用個室のあるトイレを選択するように設定してもよい。
さらに、ユーザCには、同伴者として妻と乳児がいる。ユーザCのユーザ要求には、乳児用ベッドのある女性用トイレがあげられている。そのため、ユーザCの妻には、乳児用ベッドがあるトイレC(女)に関する情報をユーザCの端末80に送信する。トイレ情報リスト34を参照すると、トイレA(女)の方が待ち人数は少ないが、トイレ個室の数はトイレC(女)の方が多い。そのため、情報配信システムは、トイレの回転率を考慮した情報をユーザに対して配信する。
また、第4の実施形態に係る情報配信ネットワークシステム4は、統計情報リスト38の統計情報を定期的に更新することによって、現在のトイレの施設利用状況を把握している。そのため、第4の実施形態に係る情報配信ネットワークシステム4のユーザは、情報配信サーバ2に対して最新のトイレ情報を要求すれば、最新の統計情報を基に導出されたトイレ情報を取得することができる。
なお、第4の実施形態に係る情報配信システムは、コンサートの休憩時間のようなタイミングのみならず、日常生活においてトイレを使用する際にも適用することができる。また、休憩時間が迫る頃に、第1の実施形態にあるような緊急信号をユーザに配信すれば、ユーザは安心してトイレ休憩を迎えることができる。
第4の実施形態に係る情報配信システムによれば、イベントホールやコンサート会場などで、トイレの混雑状況を把握し、現在の端末80の位置情報を基に、端末80から一番近くて空いているトイレ情報を配信することができる。また、図18に示したような特殊情報をユーザ要求と照合すれば、ユーザ要求を満たすトイレを選択することができる。
以上のように、第4の実施形態の情報配信システムによれば、ユーザ要求を満たすトイレ情報を端末80に対して配信することが可能となる。このようなトイレなどの施設70に関する情報配信については、避難所情報を配信するシステムのオプションとして提供すればよい。
第1〜4の実施形態を通じて、本発明の実施形態に係る情報配信システムについて説明してきた。本発明の実施形態に係る情報配信システムは、避難所やトイレ以外の施設に関する情報を、ユーザに対して配信することができる。
例えば、街中の喫煙所情報や、ファミリーレストラン情報等についても、本発明の実施形態に係る情報配信システムを適用することができる。また、店舗、駐車場、休憩所、公園、病院などといった様々な施設情報についても、ユーザの位置情報や付加情報から、ユーザ要求を満たす最適な施設に関する情報を配信することができる。
以上、実施形態を参照して本発明を説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
1、2、3 情報配信ネットワークシステム
10 情報配信システム
11 送受信部
12 情報取得部
13 状況取得部
14 統計部
15 制御部
16 処理部
17 記憶部
20、81 情報配信サーバ
21 ユーザ情報取得部
22 施設情報取得部
24 端末位置取得部
25 施設利用状況取得部
26 緊急信号処理部
27 演算部
28 判断部
29 編集部
30 データベース
31 ユーザ情報リスト
33 施設情報リスト
35 位置情報リスト
37 統計情報リスト
50 通信コアネットワーク
60 通信エリア
70 施設
71 避難所
79 施設
80 端末
90 基地局

Claims (10)

  1. 特定の施設に関する情報を端末に配信する情報配信サーバと、
    前記端末を介して登録された前記施設に対するユーザ要求を含むユーザ情報と、前記施設に関する施設情報と、前記端末の位置情報と、前記端末の位置情報を基に加入者数を統計的にまとめた統計情報と、を格納するデータベースと、を備え、
    前記情報配信サーバは、
    前記端末から前記施設の利用要求を受信した場合、
    前記端末の最新の位置情報を取得し、
    該当する前記施設から施設利用状況に関する情報を取得し、
    前記端末の最新の位置情報と前記施設利用状況に関する情報と、前記データベースから抽出した前記ユーザ情報と前記施設情報と前記統計情報と、を基に、前記ユーザ要求を満たすとともに前記端末のユーザにとって現状最適な位置にある前記施設を特定し、
    特定した前記施設に関する情報を前記端末に配信することを特徴とする情報配信システム。
  2. 前記情報配信サーバは、
    前記ユーザ情報又は前記施設情報を取得した際には、前記ユーザ情報又は前記施設情報を固定情報として前記データベースに登録し、
    前記位置情報を取得した際には、前記端末の位置情報を統計処理して前記統計情報を作成し、前記端末の位置情報及び前記統計情報を可変情報として前記データベースに登録することを特徴とする請求項1に記載の情報配信システム。
  3. 前記配信サーバは、
    緊急時における緊急信号を受信した場合、
    前記データベースから前記ユーザ情報と前記施設情報と前記端末の位置情報と前記統計情報とを抽出し、
    前記端末のユーザにとって現状最適な位置にある前記施設を特定し、
    特定した前記施設に関する情報を前記端末に配信することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報配信システム。
  4. 前記情報配信サーバは、
    通信コアネットワークを介して前記端末及び前記施設とのデータ授受を行う送受信部と、
    前記送受信部から取得した前記ユーザ情報及び前記施設情報を前記データベースに登録する情報取得部と、
    前記送受信部から前記端末の位置情報及び前記施設利用状況を取得する状況取得部と、
    前記状況取得部から取得した前記端末の位置情報を基に前記統計情報を作成し、前記端末の位置情報及び前記統計情報を前記データベースに登録する統計部と、
    前記状況取得部及び前記データベースから取得した情報を制御する制御部と、
    前記制御部から送信された情報から前記ユーザ要求を満たすとともに前記端末のユーザにとって現状最適な位置にある前記施設を特定する処理部と、を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報配信システム。
  5. 前記処理部は、
    前記端末の最新の位置情報と前記施設情報とを基に、利用要求のある前記施設と前記端末との間の距離を計算する演算部と、
    前記演算部の計算結果と前記ユーザ要求と前記統計情報とを基に、前記ユーザ要求を満たすとともに前記端末のユーザにとって最適な位置にある利用可能な前記施設を特定する判断部と、
    前記判断部によって特定された前記施設に関する情報を前記端末に送信するデータに編集して前記送受信部に送信する編集部と、を有することを特徴とする請求項4に記載の情報配信システム。
  6. 端末と、
    前記端末を介して利用登録された施設と、
    前記端末及び前記施設を通信圏内に含む基地局と、
    前記基地局と通信コアネットワークを介して接続され、前記施設に関する情報を前記端末に配信する情報配信サーバと、
    前記端末を介して登録された前記施設に対するユーザ要求を含むユーザ情報と、前記施設に関する施設情報と、前記端末の位置情報と、前記端末の位置情報を基に加入者数を統計的にまとめた統計情報と、を格納するデータベースと、を備え、
    前記情報配信サーバは、
    前記端末から前記施設の利用要求を受信した場合、前記端末の最新の位置情報を取得し、
    該当する前記施設から施設利用状況に関する情報を取得し、前記端末の最新の位置情報と前記施設利用状況に関する情報と、前記データベースから抽出した前記ユーザ情報と前記施設情報と前記統計情報と、を基に、前記ユーザ要求を満たすとともに前記端末のユーザにとって現状最適な位置にある前記施設を特定し、特定した前記施設に関する情報を前記端末に配信することを特徴とする情報配信ネットワークシステム。
  7. 前記施設は、緊急時における避難所であることを特徴とする請求項6に記載の情報配信ネットワークシステム。
  8. 前記施設は基地局の機能を有することを特徴とする請求項6又は7に記載の情報配信ネットワークシステム。
  9. 特定の施設に関する情報を端末に配信する情報配信方法であって、
    前記端末を介して登録された前記施設に対するユーザ要求を含むユーザ情報と、前記施設に関する施設情報と、前記端末の位置情報と、前記端末の位置情報を基に加入者数を統計的にまとめた統計情報と、をデータベースに登録する工程と、
    前記端末から前記施設の利用要求を受信した際に前記端末の最新の前記位置情報を取得する工程と、
    該当する前記施設から施設利用状況に関する情報を取得する工程と、
    前記端末の最新の位置情報と前記施設利用状況に関する情報と、前記データベースから抽出した前記ユーザ情報と前記施設情報と前記統計情報と、を基に、前記ユーザ要求を満たすとともに前記端末のユーザにとって最適な位置にある前記施設を特定する工程と、
    特定した前記施設に関する情報を前記端末に配信する工程と、を備えることを特徴とする情報配信方法。
  10. 特定の施設に関する情報を端末に配信する情報配信プログラムであって、
    前記端末を介して登録された前記施設に対するユーザ要求を含むユーザ情報と、前記施設に関する施設情報と、前記端末の位置情報と、前記端末の位置情報を基に加入者数を統計的にまとめた統計情報と、をデータベースに登録する処理と、
    前記端末から前記施設の利用要求を受信した際に前記端末の最新の前記位置情報を取得する処理と、
    該当する前記施設から施設利用状況に関する情報を取得する処理と、
    前記端末の最新の位置情報と前記施設利用状況に関する情報と、前記データベースから抽出した前記ユーザ情報と前記施設情報と前記統計情報と、を基に、前記ユーザ要求を満たすとともに前記端末のユーザにとって最適な位置にある前記施設を特定する処理と、
    特定した前記施設に関する情報を前記端末に配信する処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする情報配信プログラム。
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