JP2013206282A - 乗換経路探索装置、乗換経路探索方法および携帯端末 - Google Patents

乗換経路探索装置、乗換経路探索方法および携帯端末 Download PDF

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Abstract

【課題】乗換駅の状況を考慮した乗換経路探索を行うことのできる技術を提供する。
【解決手段】列車の乗換経路を探索する乗換経路探索装置であって、待合室の有無を駅毎に判断可能な情報である待合室情報を記憶する待合室情報記憶部と、その乗換経路の探索を待合室情報を参照して行う探索部とを備える。
【選択図】図10

Description

本発明は、列車の乗換経路を探索する技術に関するものである。
列車の乗換経路を探索するに当たり、種々の条件を考慮した探索技術が知られている(例えば、下記特許文献1)。かかる技術は、列車による移動の際の快適さを優先したいというユーザのニーズに応える探索技術である。ところで、列車による移動中に列車の乗換を伴う場合、列車の乗換駅の状況を考慮して乗換経路の探索をしたいと言うニーズがある。しかし、従来の探索技術では、そのようなニーズに応えることができなかった。
特開2002-169915号公報
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、乗換駅の状況を考慮した乗換経路探索を行う技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するために、以下の形態または適用例を取ることが可能である。
[適用例1]列車の乗換経路を探索する乗換経路探索装置あって、待合室の有無を駅毎に判断可能な情報である待合室情報を記憶する待合室情報記憶部と、前記乗換経路の探索を前記待合室情報を参照して行う探索部とを備えることを要旨としている。この乗換経路探索装置によると、駅の待合室を考慮した乗換経路の探索を行うことができる。待合室とは、列車の乗換をする際に利用可能な空間であって、周囲に壁を有する空間を言う。
[適用例2]適用例1記載の乗換経路探索装置であって、前記探索部は、一または複数の乗換経路の候補である乗換経路候補を探索し、前記乗換経路候補から前記乗換経路の探索結果を出力するに際し前記待合室情報を参照する乗換経路探索装置。この乗換経路探索装置によると、例えば、一般的に行われる乗換経路探索の結果を乗換経路候補として採用し、その乗換経路候補に対して待合室情報を参照して本乗換経路探索装置における乗換経路の探索結果を出力することができる。従って、比較的簡易に、駅の待合室を考慮した乗換経路の探索を行うことができる。
[適用例3]適用例1または適用例2記載の乗換経路探索装置であって、前記待合室情報は、更に駅のホーム毎に対応付けられた情報とすることができる。この乗換経路探索装置によると、駅のホーム毎の待合室を考慮した乗換経路の探索を行うことができる。
[適用例4]適用例1から適用例3のいずれか一つに記載の乗換経路探索装置であって、前記待合室情報は、前記待合室の利用者にとっての利便性の指標となる情報である利便性情報を前記待合室毎に対応付けて有し、前記探索部は、前記乗換経路の探索において前記利便性情報を参照するものとすることができる。この乗換経路探索装置によると、待合室の利用者にとっての利便性を考慮した乗換経路の探索を行うことができる。
[適用例5]適用例4記載の乗換経路探索装置であって、前記利便性情報は、前記待合室内またはその周囲に設置されている設備に関する情報とすることができる。この乗換経路探索装置によると、待合室内またはその周囲に設置されている設備を考慮した乗換経路の探索を行うことができる。
[適用例6]適用例1から適用例4のいずれか一つに記載の乗換経路探索装置であって、前記駅毎に対応付けられた情報であって、駅周辺の気象に関する情報である気象情報を取得する気象情報取得部を備え、前記探索部は、前記乗換経路の探索において、更に前記気象情報を参照するものとすることができる。この乗換経路探索装置によると、駅の周辺の気象を考慮した乗換経路の探索を行うことができる。
[適用例7]適用例1から適用例6のいずれか一つに記載の乗換経路探索装置であって、前記駅毎に対応付けられた情報であって、駅のホームに設置された屋根の有無を判断可能な情報である屋根設置情報を記憶する屋根設置情報記憶部を有し、前記探索部は、前記乗換経路の探索において、更に前記屋根設置情報を参照するものとすることができる。この乗換経路探索装置によると、駅のホームに設置された屋根の有無を考慮した乗換経路の探索を行うことができる。
[適用例8]列車の乗換経路を探索する乗換経路探索方法あって、駅毎に対応付けられた情報であって、待合室の有無を駅毎に判断可能な情報である待合室情報を記憶し、前記乗換経路の探索を前記待合室情報を参照して行うとすることができる。この乗換経路探索方法によると、駅の待合室を考慮した乗換経路の探索を行うことができる。
[適用例9]列車の乗換経路を表示する携帯端末であって、駅毎に対応付けられた情報であって、待合室の有無を駅毎に判断可能な情報である待合室情報を参照して探索された探索結果を取得する探索結果取得部と、前記取得した探索結果を認識可能に出力する出力部とを備えることを要旨としている。この携帯端末によると、駅の待合室を考慮した乗換経路の探索結果を取得して、探索結果を認識可能に出力することができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能である。例えば、乗換駅情報提供方法および装置、待合室情報取得システム、それらの方法または装置の機能を実現するための集積回路、コンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体等の形態で実現することができる。
乗換経路探索システム10の概略構成を示す説明図である。 乗換経路探索処理において携帯電話40で行われる処理の流れを示すフローチャートである。 乗換経路探索用画面70を説明する説明図である。 乗換経路探索処理において乗換経路サーバ20で行われる処理の流れを示すフローチャートである。 経路コスト算出処理の流れを示すフローチャートである。 経路1と経路2とを説明する説明図である。 駅情報のデータ構造を概念的に説明する説明図である。 テーブルデータTB1を説明する説明図である。 テーブルデータTB2を説明する説明図である。 待合室データのデータ構造を概念的に説明する説明図である。 テーブルデータTB3のデータ構造を概念的に説明する説明図である。 食事レベル設定画面80を説明する説明図である。 P駅の路線案内情報を説明する説明図である。 Q駅の路線案内情報を説明する説明図である。
A.第1実施例:
(A1)乗換経路探索システム
図1は、本発明の実施例としての乗換経路探索システム10のシステム構成を示す説明図である。乗換経路探索システム10は、乗換経路サーバ20と、携帯端末としての携帯電話40とを備える。乗換経路サーバ20と携帯電話40とは互いにインターネットINTを介して接続可能である。携帯電話40は、基地局BSを介して無線によってインターネットINTに接続可能である。乗換経路探索システム10は、ユーザが指定した出発駅から到着駅までの乗換経路を、携帯電話40が備える表示パネル55に視認可能に表示する処理(以下、「乗換経路探索処理」とも呼ぶ)を行うためのシステムである。
乗換経路サーバ20は、携帯電話40からの乗換経路の探索要求に応じて、ユーザが指定した出発駅と到着駅とを結ぶ乗換経路の経路探索を行い、探索結果をインターネットINTを介して携帯電話40に送信するサーバである。乗換経路サーバ20は、通信部21と、制御部22と、乗換経路情報データベース23(以下、乗換経路情報DB23とも呼ぶ)とを備える。通信部21は、インターネットINTを介して携帯電話40と通信を行う。制御部22は、乗換経路サーバ20の全体の動作を制御する。乗換経路情報データベース23は、列車の運行路線を表した路線データ24と、各路線における列車運行の時刻表を表した時刻表データ25と、各路線を利用した場合の駅間の料金を表した料金データ26とを備える。また、乗換経路情報データベース23は、駅情報データ27を備える。駅情報データ27は、予め駅を調査することによって記録した各駅の設備の有無の情報と、常時変化する各駅の天候と気温とをリアルタイムに更新・記録した情報とを表した情報である。乗換経路サーバ20は、内部に周知のCPU、ROM、RAM、HDDなどを備え、所定のプログラムを実行することにより、上述した通信部21、制御部22、乗換経路情報データベース23を実現している。
携帯電話40は、主制御部41を中心に構成され、通信部51、通話制御部53、表示パネル55、キー入力部57、GPS受信機59が主制御部41に接続されている。さらに、主制御部41は、CPU42と、RAM44と、ROM46とを備える。主制御部41は、携帯電話40の全体の動作の制御を行う。通信部51は、基地局BSとの間でデータ通信もしくは音声通信を行うための回路である。通信部51は基地局BSを介して、乗換経路サーバ20との通信を行うことができる。通話制御部53は、音声通話のための着信や呼び出し、音声信号と電気信号の変換などを行う回路である。携帯電話40は、通信部51と通話制御部53とを備えることにより電話として動作する。
表示パネル55は、液晶ディスプレイと、これを駆動する駆動回路とを備える。表示パネル55は、液晶ディスプレイに限らず、有機ELディスプレイなど、種々の表示装置を採用することが可能である。表示パネル55は、乗換経路探索処理の処理結果(以下、「探索結果」とも呼ぶ)の表示や、ユーザが携帯電話40を操作するための種々の操作用画面の表示を行う。キー入力部57は、方向入力キー57aや、その他の操作キー57bなどのキー群から構成される。携帯電話40のユーザは、これらのキーを用いることで、出発駅や到着駅などの乗換経路の探索条件の入力や、携帯電話40が備える種々の機能の操作を行う。GPS受信機59は、GPS(Global Positioning System/全地球測位システム)を構成する人工衛星から送信された電波を受信する装置である。GPS受信機59は、携帯電話40がユーザの位置情報を利用した各種アプリケーションを実行する際に用いられる。
(A2)乗換経路探索処理:
次に、乗換経路探索システム10が行う乗換経路探索処理について説明する。図2は、乗換経路探索処理において、携帯電話40で行われる処理の流れを示したフローチャートである。携帯電話40における処理は、ユーザがキー入力部57を操作することによって、ROM46に備えられる乗換経路探索用のプログラムを起動することによって開始される。処理が開始されると、携帯電話40のCPU42は、ユーザが乗換経路の探索条件を入力するための乗換経路探索用画面を表示パネル55に表示する(ステップS12)。乗換経路探索用画面については、後で詳しく説明する。ユーザが乗換経路探索用画面に探索条件を入力し、ユーザがキー入力部57を用いて探索開始の指示をすると、CPU42は探索条件を読み込んで、探索条件と乗換経路の探索要求とをインターネットINTを介して乗換経路サーバ20に送信する(ステップS14)。その後、CPU42は、乗換経路サーバ20が行った乗換経路探索の結果(探索結果)を受信し(ステップS16)、受信した探索結果を、ユーザに視認可能に表示パネル55に表示し処理は終了する(ステップS18)。
図3は、乗換経路探索用画面の一例としての乗換経路探索用画面70を説明する説明図である。乗換経路探索用画面70は、出発駅を入力する出発駅入力部71と、到着駅を入力する到着駅入力部72と、ユーザが列車によって移動をする日(移動日)を入力する移動日入力部73とを有する。また、乗換経路探索用画面70は、出発時刻または到着時刻の指定を入力する時刻指定部74と、どのような条件を優先して乗換経路探索を行うか指定する優先条件指定部75と、探索の開始を指示するための探索開始ボタン76とを有する。
優先条件指定部75において、「到着時刻優先」は、乗換経路の候補が複数存在する場合に、到着時刻の早い乗換経路から順にユーザに乗換経路の探索結果を表示することを意味する。「料金優先」は、出発駅から到着駅までの列車の利用料金が安い乗換経路から順にユーザに乗換経路探索結果を表示することを意味する。「快適乗換優先」は、乗換経路において列車の乗換を伴う場合に、乗換を行う駅での列車の待ち時間を快適に過ごすことができる乗換経路から順にユーザに探索結果を表示することを意味する。
次に、乗換経路探索処理において、乗換経路サーバ20で行われる処理について説明する。図4は、乗換経路サーバ20が行う処理の流れを示したフローチャートである。乗換経路サーバ20は、携帯電話40から送信された探索条件および探索要求を受信すると処理を開始する。処理が開始されると、乗換経路サーバ20の制御部22は、受信した探索条件を取得する(ステップS22)。そして、制御部22は、路線データ24と時刻表データ25と料金データ26とを読み込んで、探索条件としての出発駅、到着駅、移動日、時刻指定に合致する乗換経路を乗換経路候補として全て探索する(ステップS24)。制御部22は、探索の結果、乗換経路候補が無い場合(ステップS26:NO)、携帯電話40に対して探索条件の変更および再入力を要求し(ステップS28)、ユーザが再入力した探索条件および探索要求を携帯電話40から受信すると、再度、ステップS22から処理を行う。
一方、探索の結果、乗換経路候補がある場合(ステップS26:YES)、制御部22は、その乗換経路候補が複数あるか否かを判断し(ステップS30)、乗換経路候補が1つの場合には(ステップS30:NO)、その乗換経路候補を探索結果として携帯電話に送信する(ステップS52)。乗換経路候補が複数ある場合には(ステップS30:YES)、制御部22は、各乗換経路候補について経路コストKCを算出する経路コスト算出処理を行う(ステップS40)。経路コストKCは、携帯電話40を介してユーザにそれら乗換経路候補を表示する順番を決定するために用いられる値である。
経路コストKCの算出方法は、ユーザが優先条件指定部75(図3参照)を介して入力する優先条件において、「到着時刻優先」「料金優先」「快適乗換優先」のいずれを選択したかによって異なる。ユーザが「到着時刻優先」を選択した場合には、各乗換経路候補において到着時刻を算出し、到着時刻が早い乗換経路候補ほど経路コストKCの値が小さくなるような経路コストKCの算出方法を採用する。また、ユーザが「料金優先」を選択した場合には、各乗換経路候補において利用料金を算出し、利用料金が安い乗換経路候補ほど経路コストKCの値が小さくなるような経路コストKCの算出方法を採用する。ユーザが「快適乗換優先」を選択した場合の経路コストKCの算出方法については後で詳しく説明する。
複数の乗換経路候補の各々について経路コストKCを算出した後、制御部22は、経路コストKCの小さい乗換経路候補から順に携帯電話40を介してユーザに表示されるように、経路コストKCの小さい乗換経路候補から順に、1、2、3・・・といった優先表示番号(1以上の整数)を付する(ステップS50)。そして、制御部22は、優先表示番号を付した乗換経路候補を、探索結果として携帯電話40に送信する(ステップS52)。その後、制御部22は処理を終了する。乗換経路探索結果を受信した携帯電話40は、乗換経路候補に付された優先表示番号を参照し、経路コストKCの小さい乗換経路候補から順に表示パネル55に表示する(図2参照)。乗換経路探索システム10は、このようにして乗換経路探索処理を行う。なお、本実施例においては、乗換経路サーバ20は、乗換経路候補に優先表示番号を付して携帯電話40に送信するとしたが、優先表示番号を付さずに、乗換経路候補と経路コストKCとを対応付けたデータを携帯電話40に送信するとしてもよい。その場合、携帯電話40は、乗換経路候補と経路コストKCとを対応付けたデータを受信し、経路コストKCの小さい乗換経路候補から順に並べ替え、表示パネル55に表示させる。
(A3)「快適乗換優先」における経路コストKCの算出方法:
次に、ユーザが優先条件として「快適乗換優先」を選択した場合に(図3:優先条件指定部75参照)、乗換経路サーバ20で行われる経路コスト算出処理(図4:ステップS40)について説明する。図5は、優先条件として「快適乗換優先」が選択されている場合に、制御部22が行う経路コスト算出処理の流れを示したフローチャートである。先に、経路コスト算出処理の大凡の流れを説明し、その後、各処理内容について具体的に説明をする。
乗換経路サーバ20の制御部22は、経路コスト算出処理を開始すると、ステップS24(図4参照)で探索した複数の乗換経路候補の各々について、列車の乗換を行う駅(以下「乗換駅」とも言う)の駅情報を、駅情報データ27(図1)を参照することによって取得する(ステップS41)。そして、制御部22は、取得した駅情報と、後述するテーブルデータTB1とを参照して、各乗換駅における気象レベルを決定する(ステップS42)。気象レベルは、天候と気温の組み合わせから、乗換駅における気象の状態を複数段階のレベルとして表したものである。各乗換駅の気象レベルを決定後、制御部22は、決定した気象レベルと、駅情報と、後述するテーブルデータTB2とによって、各乗換駅について係数F1を決定する(ステップS43)。なお、テーブルデータTB1とテーブルデータTB2とは、本実施例においては、乗換経路サーバ20が備えるROMに記録されている。
係数F1の決定後、制御部22は、各乗換経路候補における各乗換駅ごとに、乗換コストNCを算出する(ステップS44)。乗換コストNCは、乗換駅における快適さを表す指標である。乗換コストNCを算出後、制御部22は、乗換コストNCを用いて、各乗換経路候補ごとの経路コストKCを算出し(ステップS45)、経路コスト算出処理を終了する。
上記説明した経路コスト算出処理の大凡の流れを踏まえ、経路コスト算出処理の具体的な処理内容について、例を用いて説明する。具体例として、乗換経路サーバ20が乗換経路候補を探索し、経路1と経路2とが探索された場合の経路コスト算出処理について説明する。図6は、乗換経路候補である経路1と経路2とを示している。図示するように、経路1は、P駅を10:00に出発し、Q駅に10:30到着し、その後、Q駅を10:40に出発し、S駅に12:00に到着する経路である。経路1においては、乗換駅はQ駅で、乗り換える列車の待ち時間は10分である。一方、経路2は、P駅を10:00に出発し、R駅に11:00到着し、その後、R駅を11:15に出発し、S駅に12:00に到着する経路である。経路2においては、乗換駅はR駅で、乗り換える列車の待ち時間は15分である。
経路1および経路2の経路コストKCを算出する場合、制御部22は、駅情報データ27を読み込み、経路1の乗換駅であるQ駅と、経路2の乗換駅であるR駅における駅情報を取得する。図7は、Q駅とR駅の駅情報が記録されている駅情報データのデータ構造を概念的に説明する説明図である。駅情報には、各駅における設備の情報(以下、設備情報とも呼ぶ)として、各駅(または、プラットホーム)の屋根の有無と、待合室の有無の情報が記録されている。設備情報は、各駅の設備調査を行うことによって予め記録された情報である。
また、駅情報には、各駅における気象の情報として、各駅の周辺の天候と気温の情報(以下、気象情報とも呼ぶ)が記録されている。気象情報は、乗換経路サーバ20が、外部からリアルタイムに取得して記録・更新した情報である。気象情報は、例えば、乗換経路サーバ20の外部に設けられたサーバであって気象情報を格納した気象サーバ(図示省略)から取得するとしてもよい。また、天候を監視するwebカメラと、気温を測定する温度計とを各駅に設置し、インターネットINT経由で随時監視し、リアルタイムに駅情報データの気象情報を記録・更新するとしてもよい。本実施例においては、乗換経路サーバ20が気象サーバから気象情報を取得し、駅情報データとしての気象情報を記録・更新する。乗換経路サーバ20は、これら設備情報と気象情報とを図7に示すように駅に対応付けて記録している。
各乗換駅(Q駅、R駅)における駅情報を取得後、制御部22は、駅情報とテーブルデータTB1とを用いて各乗換駅における気象レベルを決定する。図8は、制御部22が気象レベルを決定する際に用いるテーブルデータTB1を説明する説明図である。テーブルデータTB1は、天候を「晴」「曇」「雨」の3つのパターンに区分し、気温を「18℃未満」「18℃以上28℃未満」「28℃以上」の3つのパターンに区分し、各々の組み合わせについて、気象レベルを対応付けたものである。気象レベルは、気象状態に起因する乗換駅での快適さの指標を示すものである。また、気象レベルは、その値が大きいほど、乗換駅で列車を待つ者(以下「乗換者」とも呼ぶ)にとって快適であることを示す。図示するように、乗換駅において気温が「18℃以上28℃未満」で天候が「曇」である場合が気象レベルがLV3で最も高い。次いで、気温が「18℃以上28℃未満」で天候が「晴」または「雨」の場合が気象レベルがLV2であり、その以外の場合が気象レベルがLV1となる。
制御部22は、駅情報における気象情報(天候、気温)(図7)とテーブルデータTB1(図8)とを用いて、経路1の乗換駅であるQ駅と、経路2の乗換駅であるR駅の気象レベルを決定する。図7に示した駅情報では、Q駅は天候「雨」、気温「27℃」であるので、制御部22は、テーブルデータTB1を参照することにより、Q駅の気象レベルをLV2に決定する。また同様に、R駅は天候「晴」、気温「32℃」であるので、制御部22は、R駅の気象レベルをLV1に決定する。
各経路における乗換駅の気象レベルを決定すると、制御部22は、決定した気象レベルと、各乗換駅の設備情報(屋根、待合室)(図7)と、テーブルデータTB2(図9)とを用いて、各乗換駅(Q駅、R駅)の係数F1を決定する。係数F1は、乗換駅における気象情報と設備情報とを総合的に考慮した場合の、乗換駅での快適さを表す指標である。係数F1は、その値が小さいほど快適であることを示す。
図9は、テーブルデータTB2を説明する説明図である。図9に示すように、気象レベルがLV1及びLV2の場合には、係数F1は、駅のプラットホームの屋根の有無と、待合室の有無によって決定される。気象レベルがLV3の場合には、列車の乗り換えを行う際の天候および気温としてはいずれも最適であるので、屋根の有無および待合室の有無には関係無く、一律に係数F1は決定される。
本具体例(図6参照)の場合、経路1の乗換駅であるQ駅においては、気象レベルはLV2、屋根は「有」、待合室は「無」なので(図7:Q駅の駅情報参照)、制御部22はテーブルデータTB2を参照することにより、Q駅の係数F1を「0.7」に決定する。また、経路2の乗換駅であるR駅においては、気象レベルはLV1、屋根は「有」、待合室は「有」なので、制御部22はテーブルデータTB2を参照することにより、R駅の係数F1を「0.5」に決定する。
制御部22は、経路1、経路2における各乗換駅の係数F1を決定後、係数F1と各乗換駅での待ち時間とを用いて、各乗換駅における乗換コストNCを算出する。乗換コストNCは、下記式(1)を用いて算出する。
乗換コストNC=乗換駅待ち時間(分)×係数F1…(1)
本具体例の場合、経路1の乗換駅であるQ駅における乗換コストNC(経路1,Q駅)は、10分(Q駅での待ち時間)×0.7(Q駅の係数F1)=7.0となる。経路2の乗換駅であるR駅における乗換コストNC(経路2,R駅)は、15分(R駅での待ち時間)×0.5(R駅の係数F1)=7.5となる。制御部22は、各乗換駅における乗換コストNCを算出後、経路1における各乗換駅の乗換コストNCの総和を、経路1の経路コストKC(経路1)として算出し、経路2における各乗換駅の乗換コストNCの総和を経路2の経路コストKC(経路2)として算出する。本具体例の場合、経路1における乗換駅はQ駅1つなので、経路1の経路コストKC(経路1)=乗換コストNC(経路1,Q駅)=7.0となる。同様に、経路2における乗換駅はR駅1つなので、経路2の経路コストKC(経路2)=乗換コストNC(経路2,R駅)=7.5となる。
仮に、乗換経路候補として経路3が探索され、経路3の乗換駅がQ駅とR駅である場合には、制御部22は、経路3における各乗換駅Q駅およびR駅ごとに乗換コストNC(経路3,Q駅)と乗換コストNC(経路3,R駅)を算出する。そして、経路3の経路コストKC(経路3)を、経路コストKC(経路3)=乗換コストNC(経路3,Q駅)+乗換コストNC(経路3,R駅)として算出する。このようにして、制御部22は、乗換経路候補として探索した各経路の経路コストKCの算出を行う。経路コスト算出処理の終了後、上述したように、制御部22は、各乗換経路候補の経路コストKCの小さいものから順に優先表示番号を付し(図4:ステップS50)、優先表示番号を付した複数の乗換経路候補を乗換経路探索結果として携帯電話40に送信し(ステップS52)、処理を終了する。
本実施例における具体例においては、経路1と経路2とは到着時刻が同じであったが、乗換経路候補として探索された複数の経路の各々の到着時刻が異なる場合であっても、各経路における到着時刻がユーザの許容時間内であれば、到着時間の早いか遅いかは経路コストKCの算出には反映しない。ユーザの許容時間は、乗換経路探索用画面70においてユーザが設定可能とする(図示省略)。例えば、ユーザが、乗換経路探索用画面70において、到着時刻を12:00に設定し、許容時間を20分に設定した場合、11:55に到着する経路と12:15に到着する経路においては、いずれの到着時刻も許容時間内(12:20より前に到着)なので、上記説明した経路コストKCの算出方法に従って算出し、到着時間は経路コストKCの算出に反映しない。なお、到着時刻が許容時間を超える乗換経路候補については、本実施例においては、探索結果として扱わないものとする。
以上説明したように、乗換経路探索システム10では、駅情報データ27として、各駅における設備情報と気象情報とを有する。従って、乗換経路探索システム10は、設備の状態と気象の状態とに基づく乗換駅での快適さを考慮した乗換経路探索処理を行うことができる。結果として、ユーザは、列車を乗換える際の乗換駅での待ち時間を快適に過ごすことができる。また、乗換経路探索システム10は、駅情報データ27における気象情報として駅周辺の天候に加え、気温の情報も記録しているので、待合室に加え駅周辺気温を考慮した乗換経路探索処理を行うことができる。さらに、駅情報データ27の気象情報はリアルタイムに記録・更新されるので、乗換経路探索システム10は、常に最新の駅周辺の気象状況を反映した乗換経路探索を行うことができる。またテーブルデータTB1(図7)に示すように、駅の天候と気温との組み合わせから、気象の状態を気象レベルLV1、LV2、LV3といった比較的少ない区分数に分類して経路コストKCを算出しているので、経路コスト算出処理を高速に行うことができる。なお、本実施例においては、乗換経路サーバ20は、駅情報の気象情報としての天候、気温、気象レベルを、それぞれ3つに区分して経路コスト算出処理を行っているが、それに限ることなく、各々、2つ、4つ、5つなど、処理可能な範囲で、任意の区分数を採用するとしてもよい。
特許請求の範囲との対応関係としては、待合室の有無を記録している設備情報(図7参照)が特許請求の範囲に記載の待合室情報に対応し、駅情報データ27を記憶している乗換経路情報データベース23が特許請求の範囲に記載の待合室情報記憶部に対応する。また、乗換経路の探索を行う制御部22が特許請求の範囲に記載の探索部に対応する。
B.第2実施例:
第1実施例においては、乗換駅における乗換コストNCを算出する際、乗換駅の待合室については、その有無を反映させて乗換コストNCを算出したが(図9参照)、第2実施例では、待合室に関してはその有無のみではなく、待合室を利用する者(以下、「待合室利用者」とも呼ぶ)にとっての快適さも乗換コストNCの算出に反映させる。また、同じ駅においても、乗換時に列車を乗降するプラットホーム(以下、単に「ホーム」とも呼ぶ)によって、待合室を利用した際の快適さは異なるため、駅のホームごとに待合室の利用の快適さを決定し乗換コストNCの算出に反映する。本実施例においては、乗換駅の待合室の利用の快適さを係数F2として決定し、下記式(2)によって、各乗換駅における乗換コストNCを算出する。
乗換コストNC=乗換駅待ち時間(分)×係数F1×係数F2…(2)
なお、待合室が無い乗換駅(ホーム)においては係数F2は「1」とする。
第2実施例においては、駅情報データ27は、係数F2の決定に用いるための待合室データを備える。図10は、待合室データのデータ構造を概念的に説明する説明図である。待合室データは、待合室ごとに種々の情報を有する。具体的には、待合室データは、各待合室ごとに付された固有のIDである「待合室ID」、その待合室が設置されている「駅名」、プラットホームの番号である「ホーム番号」、ホームの中心を原点とした場合の待合室の座標位置である「待合室位置」、待合室の収容人数である「収容人数」、待合室の現在の収容可能人数である「収容可能人数」、「ベンチ数」、「ベンチの空席数」、「待合室の屋根」の有無、「エアコン」の有無、待合室の中または隣接する「自動販売機」の有無、待合室の中または隣接する「券売機」の有無、待合室の中から認識可能な「時計」の有無、待合室の中から認識可能な「時刻表」の有無、待合室の壁が「ガラス張り」となっていることの有無、待合室の中または隣接して備えられる携帯端末用の「充電器」の有無、待合室の中から認識可能な「テレビ」の有無、「無線LAN」の利用することの有無、待合室の中または隣接する「足湯」の有無、待合室の中または隣接する「店舗の数」、各店舗の情報「店舗1、店舗2・・・」など、待合室の利用者の利便性の向上に繋がる情報を記録している。待合室の現在の収容可能人数である「収容可能人数」は、待合室に設置したwebカメラから収容可能人数を判断しリアルタイムに記録した情報である。「ベンチの空席数」は、各ベンチに設置された人感センサからリアルタイムにベンチの空席数を取得して記録した情報である。
「各店舗の情報(店舗1、店舗2・・・)」には、各店舗毎に対応付けられて固有のID(以下、「店舗ID」とも呼ぶ)が記録されている。これら図10に示した待合室に関する各情報のそれぞれを「待合室要素」とも呼ぶ。例えば、待合室データにおける「収容人数」、「収容可能人数」は、それぞれが待合室要素の1つである。
制御部22は、待合室データを参照し、係数F2を算出する。待合室データから係数F2を算出する方法としては種々の算出方法を採用することができる。本実施例では以下の算出方法を採用する。まず、各待合室要素の情報を数値化する。待合室要素の情報を数値化したものを「要素値」とも呼ぶ。また、各待合室要素の情報を要素値として数値化する際には、要素値が0〜1となるように正規化を行う。各待合室要素の情報を数値化した後、各待合室ごとに各要素値の総和を算出する。そして、このようにして算出した要素値の総和の逆数を係数F2とする。具体的には下記式(3)によって算出される。
F2=1/ΣXn…(3)
(nは1以上の整数)
式(3)における「Xn」は、各要素値を表す。例えば、「待合室位置」の要素値をX1、「収容人数」をX2・・・・と言ったように、Xnは各待合室要素の要素値を表す。
待合室要素を数値化して要素値を決定するにあたっては、その待合室要素によって待合室の利便性が高くなるほど要素値が大きくなるように数値化する。例えば、「ホームの中心を原点とした場合の待合室の座標位置」の待合室要素から要素値を決定する場合、この座標に基づいてホームの中心から待合室までの距離の逆数を算出し要素値とする。このように算出すると、ホームから待合室までの距離が短いほど、待合室データの待合室要素である「待合室位置」の要素値は大きくなる。すなわち、ホーム中心から待合室までの距離が短く待合室の利便性が高くなるほど、要素値が大きくなる。
本実施例では、「待合室位置」に対応する要素値は、ホーム中心から待合室までの距離として算出しているが、エスカレータやエレベータや階段の位置からの距離として算出してもよいし、その他、ユーザが列車を乗降する位置がGPS等で取得できる場合は、制御部22は、ユーザの列車乗降位置から待合室までの距離を要素値としてリアルタイムに算出してもよい。
その他、待合室データにおける「収容人数」や、「収容可能人数」、「ベンチの数」、「ベンチの空席数」は、各待合室要素として記録されている値をそのまま用いる。また、待合室データにおける「待合室の屋根」の有無、「エアコン」の有無、「自動販売機」の有無など設備の有無については、「有」の場合は「1」を、「無」の場合は「0」として数値化を行う。また待合室要素のうち、「店舗数」についても、その値をそのまま要素値として用いる。各店舗の情報「店舗1、店舗2・・・」については、以下に説明するテーブルデータTB3を用いて数値化を行う。また、駅によっては、未調査のために幾つかの待合室要素の情報自体が記録されていない場合がある。このようにデータ自体が記録されていない待合室要素については、本実施例では、その設備が「有」の場合の要素値である「1」と、「無」の場合の要素値である「0」との間の値として、要素値を「0.5」とする。この他、データ自体が記録されていない待合室要素は、設備が無いものと扱って要素値を「0」にしてもよい。
図11は、テーブルデータTB3のデータ構造を概念的に説明する説明図である。上述したように、テーブルデータTB3は、待合室要素である各店舗の情報「店舗1、店舗2・・・」の数値化の際に、制御部22によって用いられる。テーブルデータTB3には、各店舗の「店舗ID」に加え、その店舗の名前である「店舗名」と、売店や立ち食いや定食屋と言った店の種別を表す「店種別」と、その店舗を利用する際の平均所要時間である「所要時間」と、店舗を利用に食事が伴う場合の食事の質を表す「食事レベル」とが、各店舗IDに対応付けて記録されている。
制御部22は、待合室データにおける各店舗の情報「店舗1、店舗2・・・」(図10参照)の数値化を行う際に、各店舗の情報「店舗1、店舗2・・・」に記録されている店舗IDに対応するテーブルデータTB3の「食事レベル」の数値を参照し、食事レベルとして記録されている値を待合室要素の要素値として採用する。このようにすることで、要素値としての「食事レベル」を係数F2の算出に反映させることができる。また、乗換経路候補における乗換駅での待ち時間と、テーブルデータTB3の「所要時間」とを比較して、待ち時間の方が「所要時間」より時間的に長い場合のみ、「食事レベル」の数値を要素値として採用する。
例えば、Q駅が乗換駅となる経路が乗換経路候補として探索された場合、Q駅の2番ホームでの待ち時間が20分であれば(図10/待合室ID:M0003参照)、店舗IDがT0002の店舗は所要時間が10分であり、待ち時間内に利用可能なので、店舗IDがT0002である店舗の食事レベル「2」は、係数F2を算出する場合の要素値として用いる。一方、Q駅の2番ホームでの待ち時間が20分の場合に、店舗IDがT0003の店舗は、所要時間が30分であり、待ち時間内に利用するのは困難であるため、店舗IDがT0003の店舗の食事レベル「3」は、係数F2を算出する場合の要素値として用いない。仮に、いずれの店舗も所要時間内に利用可能である場合には、店舗IDがT0002である店舗の食事レベルと、店舗IDがT0003である店舗の食事レベルのいずれも、個々の要素値として採用する。
「食事レベル」は、店舗の有名度や、利用客の多さでその値の高低を設定する。また、インターネットによるグルメ情報や利用者から投稿された評価等、種々の情報に基づいてその値を設定するとしてもよい。
このように、乗換コストNCの算出を行う際に用いる係数F2は、種々の待合室要素を要素値として数値化し、各要素値の総和の逆数として算出するが(式(3)参照)、各要素値を足し合わせる際に、各要素値に重み係数を付して足し合わせるとしてもよい。具体的には、下記式(4)によって、係数F2を算出するとしてもよい。
係数F2=1/ΣWn・Xn…(4)
(nは1以上の整数)
式(4)における「Wn」は、各要素値に乗ずる重み係数を表す。また、Wnの値の決定に当たっては、複数段階(例えば3段階や5段階など)に予め設定した値の中から選択することによって決定するとしてもよい。
ユーザが列車の乗換の際に重要視する待合室要素の要素値には、値の大きい重み係数を乗じ、重要でない待合室要素の要素値には、値の小さい重み係数を乗ずる。列車の乗換の際にユーザが重要視する待合室要素は、ユーザ自身が携帯電話40を用いて設定する。例えば、ユーザが乗換経路探索用画面70(図2参照)の優先条件として「快適乗換優先」を選択した際に、重要視する待合室要素をユーザが選択可能な乗換経路探索用画面70a(図示省略)を、携帯電話40が表示パネル55に表示する。そして、ユーザがその画面を介して重要視する待合室要素を選択する。さらに、ユーザが重要視する待合室要素として「店舗」を選択した場合には、携帯電話40は、乗換駅での食事の要否の選択と、食事レベルの設定とを行うことができる食事レベル設定画面80を表示パネル55に表示し、ユーザが食事レベルを選択可能にする。
図12は、食事レベル設定画面80を説明する説明図である。食事レベル設定画面80は、乗換駅での食事の要否を選択可能な食事要否選択部81と、食事をする場合に食事のレベルを設定する食事レベル設定部82と、設定終了を指示する設定終了ボタン83とを有する。本実施例においては、食事レベルは、食事の質を重視した場合に食事レベルが「高」、料金の価格(安さ)を重視した場合に食事レベルが「低」としている。食事レベルは、複数段階で設定可能である。ユーザは、キー入力部57を操作することによって食事要否選択部81、食事レベル設定部82、設定終了ボタン83の操作を行う。
これら乗換経路探索用画面70aおよび食事レベル設定画面80を用いて優先条件の詳細を決定可能にするプログラムは、携帯電話40が備えるROMに予め備えられており、携帯電話40のCPUがこれらプログラムを読み出して実行する。また、ユーザが乗換経路探索用画面70aおよび食事レベル設定画面80を用いて行った設定内容は、乗換経路サーバ20に送信され、乗換経路サーバ20の制御部22によって、係数F2の算出に用いられる。ユーザが食事レベル設定部82を用いて設定した食事レベルの高低は、係数F2の算出の際の「店舗」の要素値、即ち、テーブルデータTB3の食事レベルの値に乗ずる重み係数に用いられる。具体的には、食事レベル設定部82における食事レベルが高いほど重み係数の値が大きくなるように設定し、係数F2の算出を行う。このようにして、乗換経路サーバ20は処理を行う。
また、乗換駅において、2つのホームを利用する場合には、利用するホームにおける要素値の総和の逆数を係数F2として算出してもよい。例えば、Q駅の1番ホームで列車を降りて、2番ホームから次の列車に乗る場合、図10における待合室データにおいて、Q駅の1番ホームと2番ホームの要素値の総和の逆数を係数F2として算出するとしてもよい。
さらに、乗換経路探索システム10は、乗換経路サーバ20の駅情報データ27を用いて、ユーザに種々の情報を提供することができる。例えば、携帯電話40が備えるGPS受信機59を介して、乗換経路サーバ20がユーザの現在位置を取得し、図13に示すような路線案内情報を携帯電話40の表示パネル55に表示させる。図13、図14に示すように、乗換経路探索システム10は、ユーザが乗車している列車が今後停車する駅に到着するまでの所要時間や、ホーム待合室の満空状況や、待合室内または隣接する店舗の情報など、停車駅についてユーザが欲する種々の情報を提供する。図13は、列車乗車中のユーザからみて、次に停車するP駅に関する情報を、携帯電話40の表示パネル55に表示している様子を示す説明図である。図14は、列車乗車中のユーザからみて、P駅の次に停車するQ駅に関する情報を、携帯電話40の表示パネル55に表示している様子を示す説明図である。乗換経路探索システム10において、一連の乗換経路探索処理として、図13、図14のような停車駅の情報を携帯電話40の表示パネル55に表示するとしてもよいし、乗換経路探索処理とは無関係に、停車駅に関する情報を携帯電話40の表示パネル55に表示するとしてもよい。
以上説明したように、乗換経路探索システム10は、乗換経路サーバ20に待合室データを備えるので、待合室の利便性を反映した乗換経路探索処理を行うことができる。また、待合室の利便性として、図10で説明した種々の待合室要素を反映して乗換経路探索処理を行うことができる。また、待合室データ(図10)は、種々の待合室要素の情報を駅のホームごとのデータとして備えるので、列車の乗換の際にユーザが利用するホームを考慮して乗換経路探索処理を行うことができる。さらに、乗換経路探索システム10は、待合室データとして駅の待合室に関して種々の情報を備えるので、図13、図14で説明したように、駅の待合室に関してユーザが欲する種々の情報をユーザに提供することができる。結果として、乗換経路探索システム10は、ユーザが駅において快適に過ごすことができる情報を提供することができる。なお、特許請求の範囲との対応関係としては、待合室データ(図10参照)が特許請求の範囲に記載の利便性情報に対応する。
C.変形例:
この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(C1)変形例1:
待合室データに記録されている情報は、図10で列挙した待合室要素に限らず、待合室に関する種々の要素を記録しているとしてもよい。例えば、待合室に雑誌や絵本等の本類の有無や、ゴミ箱の有無や、電光掲示板や音声案内や観光情報案内の有無、スポーツ施設や児童一時預かり所などの商業施設の有無、貸し傘のサービスの有無など、待合室の利用者の利便性に関する種々の情報を記録しているとしてもよい。そして、これらの待合室要素に基づいて、係数F2の算出や、乗換コストNCの算出を行うとしてもよい。このようにすることで、乗換経路探索システム10は、ユーザの詳細な要望に応じた乗換経路探索処理を行うことができる。
(C2)変形例2:
上記実施例においては、経路コストKCの算出は、乗換コストNCの総和として算出したが、それに限ることなく、他の算出方法を採用してもよい。例えば、各乗換コストNCの積として算出するとしてもよい。また、乗換コストNCの算出方法についても、上記式(1)や式(2)に限ることなく種々の算出方法を採用することができる。例えば、乗換コストNCの算出方法として、乗換駅待ち時間に係数F1や係数F2以外の係数を乗じて算出するとしてもよい。例えば、列車の乗換えの際に列車を降りたホームから、次の列車に乗るためのホームへ移動する移動距離や移動時間を反映した係数を係数F3として乗換コストNCの算出に用いるとしてもよい。その他、乗換駅での混雑の度合いを反映した係数を係数F4として乗換コストNCの算出に用いるとしてもよい。
また、係数F2の算出方法についても、待合室要素を要素値として数値化する場合に、各待合室要素を各固有の評価方法によって数値化し要素値として採用するとしてもよい。例えば、待合室要素の1つである自動販売機の有無についての数値化は、季節毎に「有」「無」に対応する要素値を変更するとしてもよい。具体的には、待合室の使用者が飲料水を欲しやすい季節には「有」に対応する要素値は、例えば「1.5」や「2」等に設定して値を大きくするなど、各待合室要素の特性に応じて種々の数値化の方法を採用することができる。
(C3)変形例3:
上記実施例においては、駅情報としての気象情報には、各駅の天候と気温とが記録されているとしたが(図7)、駅情報の気象情報には単にその駅の属する地方を特定する情報(以下、「地方情報」とも呼ぶ)が記録されているとしてもよい。そして、乗換経路サーバ20は、気象レベルを決定する際に、駅情報に記録されている地方情報に基づいて、気象サーバからその地方の天候と気温とを取得し、直接、気象レベルの決定に用いるとしてもよい。このようにすることで、乗換経路サーバ20は、気象レベルの決定を行う際にのみ気象サーバにアクセスをすればよく、随時、気象サーバにアクセスをして各駅の気象情報の更新・記録をすることを回避することができる。
(C4)変形例4:
上記実施例においては、図7の駅情報には待合室の有無が直接に記録されているが、待合室の有無が判断可能であれば、他の態様で記録されているとしてもよい。例えば、図10の待合室データの態様で駅情報が記録されているとしてもよい。図10の記録態様から待合室の有無の判断は可能である。
(C5)変形例5:
上記実施例の乗換経路探索システム10においては、探索条件の入力および探索結果の表示は携帯電話40が行うとしたが、それに限ることなく、インターネットINTに接続されたパーソナルコンピュータに携帯電話40と同様の処理を行わせるとしてもよい。また、乗換経路サーバ20において行っている機能の一部を携帯電話40が行うとしてもよいし、携帯電話40において行っている機能の一部を乗換経路サーバ20が行うとしてもよい。その他、上記実施例においてソフトウェアで実現されている機能の一部をハードウェアで実現してもよく、あるいは、ハードウェアで実現されている機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。
(C6)変形例6:
上記実施例においては、乗換経路探索処理の方法として、「乗換経路候補探索→待合室情報参照してコスト算出→乗換経路探索結果出力」という手順の処理方法を採用したが、それに限ることなく、待合室情報を参照した他の乗換経路探索処理の方法を採用するとしてもよい。例えば、乗換経路探索処理の当初から待合室情報を参照し、乗換経路探索結果の出力を行うとしてもよい。具体的には、図3の優先条件指定部75において「快適乗換優先」が選択された場合には、待合室情報を参照して待合室が無いことが明かな駅を抽出し、その駅を乗換駅とみなさずに乗換経路探索を行い、探索結果を出力する。その他、係数F1、係数F2の値が所定の値より低い駅のみを乗換駅として扱って、乗換経路探索を行い、探索結果を乗換経路探索結果として携帯電話40に出力するとしてもよい。このように、乗換経路候補の探索を省略しつつ、待合室情報を乗換経路探索結果に反映させた乗換経路探索処理を採用するとしてもよい。
10…乗換経路探索システム
20…乗換経路サーバ
21…通信部
22…制御部
23…乗換経路情報データベース
24…路線データ
25…時刻表データ
26…料金データ
27…駅情報データ
40…携帯電話
41…主制御部
42…CPU
44…RAM
46…ROM
51…通信部
53…通話制御部
55…表示パネル
57…キー入力部
57a…方向入力キー
57b…操作キー
59…GPS受信機
70…乗換経路探索用画面
70a…乗換経路探索用画面
71…出発駅入力部
72…到着駅入力部
73…移動日入力部
74…時刻指定部
75…優先条件指定部
76…探索開始ボタン
80…食事レベル設定画面
81…食事要否選択部
82…食事レベル設定部
83…設定終了ボタン
BS…基地局
LAN…無線
INT…インターネット
TB1〜TB3…テーブルデータ

Claims (9)

  1. 列車の乗換経路を探索する乗換経路探索装置あって、
    待合室の有無を駅毎に判断可能な情報である待合室情報を記憶する待合室情報記憶部と、
    前記乗換経路の探索を前記待合室情報を参照して行う探索部と
    を備える乗換経路探索装置。
  2. 請求項1記載の乗換経路探索装置であって、
    前記探索部は、一または複数の乗換経路の候補である乗換経路候補を探索し、前記乗換経路候補から前記乗換経路の探索結果を出力するに際し前記待合室情報を参照する
    乗換経路探索装置。
  3. 請求項1または請求項2記載の乗換経路探索装置であって、
    前記待合室情報は、更に駅のホーム毎に対応付けられた情報である
    乗換経路探索装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の乗換経路探索装置であって、
    前記待合室情報は、前記待合室の利用者にとっての利便性の指標となる情報である利便性情報を前記待合室毎に対応付けて有し、
    前記探索部は、前記乗換経路の探索において前記利便性情報を参照する
    乗換経路探索装置。
  5. 請求項4記載の乗換経路探索装置であって、
    前記利便性情報は、前記待合室内またはその周囲に設置されている設備に関する情報である
    乗換経路探索装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の乗換経路探索装置であって、
    前記駅毎に対応付けられた情報であって、駅周辺の気象に関する情報である気象情報を取得する気象情報取得部を備え、
    前記探索部は、前記乗換経路の探索において、更に前記気象情報を参照する
    乗換経路探索装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の乗換経路探索装置であって、
    前記駅毎に対応付けられた情報であって、駅のホームに設置された屋根の有無を判断可能な情報である屋根設置情報を記憶する屋根設置情報記憶部を有し、
    前記探索部は、前記乗換経路の探索において、更に前記屋根設置情報を参照する
    乗換経路探索装置。
  8. 列車の乗換経路を探索する乗換経路探索方法あって、
    駅毎に対応付けられた情報であって、待合室の有無を駅毎に判断可能な情報である待合室情報を記憶し、
    前記乗換経路の探索を前記待合室情報を参照して行う
    乗換経路探索方法。
  9. 列車の乗換経路を表示する携帯端末であって、
    駅毎に対応付けられた情報であって、待合室の有無を駅毎に判断可能な情報である待合室情報を参照して探索された探索結果を取得する探索結果取得部と、
    前記取得した探索結果を認識可能に出力する出力部と
    を備える携帯端末。
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