JP2014182098A - センサ装置、そのセンサ制御プログラム、そのセンサ制御方法およびセンサ制御システム - Google Patents

センサ装置、そのセンサ制御プログラム、そのセンサ制御方法およびセンサ制御システム Download PDF

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Abstract

【課題】各種システムに用いられる各種センサの使用時間の拡大化を図る。
【解決手段】ひとつの検出対象に対して設置された少なくとも二つのセンサ(22−1、22−2)と、前記各センサに稼働時間(Tw)を設定し、該稼働時間毎に各センサ(22−1、22−2)を交互に稼働させ、一方のセンサ(たとえば、センサ22−1)が使用不可であれば他方のセンサ(たとえば、センサ22−2)に切り替え、該センサを前記稼働時間を超えて連続稼働させる制御部(24)とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、COセンサ、流量センサ、温度センサ、圧力センサなどの各種センサを含むセンサ装置、そのセンサ制御プログラム、そのセンサ制御方法およびセンサ制御システムに関する。
たとえば、燃料電池コジェネレーションシステム(以下単に「システム」と称する。)では、メタンを主成分とする都市ガスなどの原燃料と水蒸気を反応させることにより、水素を取り出す改質処理が含まれる。この改質処理では、副生物として一酸化炭素が生成される。この一酸化炭素は、燃料処理装置内の変成触媒、PROX触媒を媒介して二酸化炭素に変化させるので、安全上問題はない。可燃ガスについては外部に漏洩しないシステム設計となっている。しかしながら、斯かるシステムではCOセンサや可燃ガスセンサなどを検出するセンサ類が設置される。COセンサではCOを検出し、可燃ガスセンサでは可燃性ガスを検出する。これにより、システムの可動状況を監視し、高度な安全対策が施されている。
可燃ガスセンサに関し、併置された二つのセンサに対して所定時間毎にクリーニング流体を交互に間欠的に供給し、各センサ機能の劣化抑制を図ることが知られている(たとえば、特許文献1)。
特開2001−174435号公報
ところで、既述のシステムでは、筐体内にセンサ類が設置されている。たとえば、可燃ガスセンサでは、ガス経路から漏洩した可燃ガスが検出される。COセンサでは、筐体から放出された排ガスから筐体内に吸い込まれたCOが検出される。COセンサは、排ガスの煙道中に設置される場合もある。このCOセンサでは、煙道の排ガス中のCOが検出される。
このようなセンサ類は、通電時間の経過によりセンサ性能が劣化する。このセンサ性能の劣化は、対象物質の濃度に対する感度の鈍化、または鋭敏化である。このため、センサ類には適正なセンサ性能を担保する時間、つまり使用可能な設計寿命(一定時間)が設定されている。この設計寿命は、厳格な使用不可を想定したものではない。設計寿命は、センサ性能の信頼性を維持するために余裕を持った時間である。一般的に、設計寿命は5〜7年程度である。また、既述のシステムの設計寿命は10年程度である。つまり、システムの設計寿命はセンサ類より長く設定される。
システムの設計寿命に比較してセンサ類の設計寿命は短く、このため、一定の設計寿命を持つセンサ類には定期的な交換などの管理を要する。定期的な交換作業を伴う管理では、現場に出向く交換処理に時間を要するという課題がある。このような運用や管理は、多数のセンサ類を用いた各種システムに共通する課題である。
このようなセンサ類に設計寿命があることとは別に、センサ類のセンサ性能を一定水準以上に維持するには、感度などのセンサ性能を定期的に監視しなければならないという課題がある。
そこで、本発明の目的は上記課題に鑑み、各種システムに用いられる各種センサを拡大し、定期的な監視作業の軽減化を図ることにある。
上記目的を達成するため、本発明のセンサ装置は、ひとつの検出対象に対して設置された少なくとも二つのセンサと、前記各センサに稼働時間を設定し、該稼働時間毎に各センサを交互に稼働させ、一方のセンサが使用不可であれば他方のセンサに切り替え、該センサを前記稼働時間を超えて連続稼働させる制御部とを備える。
上記目的を達成するため、本発明のセンサ装置は、ひとつの検出対象に対して設置された少なくとも二つのセンサと、前記各センサに稼働時間を設定し、該稼働時間中のセンサに設計寿命が到来した後、該センサの性能を他方のセンサの稼働により確認し、該センサが使用不可であれば他方のセンサに切り替え、該センサを稼働させる制御部とを備える。
上記目的を達成するため、本発明のセンサ装置は、ひとつの検出対象に対して設置された少なくとも二つのセンサと、前記各センサに稼働時間を設定し、該稼働時間中のセンサが設計寿命に到達前に使用不可であれば、他方のセンサに切り替え、該センサを連続稼働させる制御部とを備える。
上記目的を達成するため、本発明のセンサ制御プログラムは、ひとつの検出対象に対して設置された少なくとも二つのセンサを含むセンサ装置に搭載されたコンピュータに実行させるセンサ制御プログラムであって、前記各センサに稼働時間を設定し、該稼働時間毎に各センサを交互に稼働させ、一方のセンサが使用不可であれば他方のセンサに切り替え、該センサを前記稼働時間を超えて連続稼働させる処理を前記コンピュータに実行させる。
上記目的を達成するため、本発明のセンサ制御プログラムは、ひとつの検出対象に対して設置された少なくとも二つのセンサを含むセンサ装置に搭載されたコンピュータに実行させるセンサ制御プログラムであって、前記各センサに稼働時間を設定し、該稼働時間中のセンサに設計寿命が到来した際に、該センサの性能を他方のセンサの稼働により確認し、該センサが使用不可であれば他方のセンサに切り替え、該センサを稼働させる処理を前記コンピュータに実行させる。
上記目的を達成するため、本発明のセンサ制御プログラムは、ひとつの検出対象に対して設置された少なくとも二つのセンサを含むセンサ装置に搭載されたコンピュータに実行させるセンサ制御プログラムであって、前記各センサに稼働時間を設定し、該稼働時間中のセンサが設計寿命に到達前に使用不可であれば、他方のセンサに切り替え、該センサを連続稼働させる処理を前記コンピュータに実行させる。
上記目的を達成するため、本発明のセンサ制御方法は、ひとつの検出対象に対して設置された少なくとも二つのセンサを設置し、前記各センサに稼働時間を設定し、該稼働時間毎に各センサを交互に稼働させ、一方のセンサが使用不可であれば他方のセンサに切り替え、該センサを前記稼働時間を超えて連続稼働させる。
上記目的を達成するため、本発明のセンサ制御方法は、ひとつの検出対象に対して設置された少なくとも二つのセンサを設置し、前記各センサに稼働時間を設定し、該稼働時間中のセンサに設計寿命が到来した際に、該センサの性能を他方のセンサの稼働により確認し、該センサが使用不可であれば他方のセンサに切り替え、該センサを稼働させる。
上記目的を達成するため、本発明のセンサ制御方法は、ひとつの検出対象に対して設置された少なくとも二つのセンサを設置し、前記各センサに稼働時間を設定し、該稼働時間中のセンサが設計寿命に到達前に使用不可であれば、他方のセンサに切り替え、該センサを連続稼働させる。
上記目的を達成するため、本発明のセンサ制御システムは、少なくともひとつの検出対象を含み、その検出情報によりシステムを制御するセンサ制御システムであって、前記検出対象に対して設置された少なくとも二つのセンサと、前記各センサに稼働時間を設定し、該稼働時間毎に各センサを交互に稼働させ、一方のセンサが使用不可であれば他方のセンサに切り替え、該センサを前記稼働時間を超えて連続稼働させる制御部とを備える。
ことを特徴とするセンサ制御システム。
上記目的を達成するため、本発明のセンサ制御システムは、少なくともひとつの検出対象を含み、その検出情報によりシステムを制御するセンサ制御システムであって、前記検出対象に対して設置された少なくとも二つのセンサと、前記各センサに稼働時間を設定し、該稼働時間中のセンサに設計寿命が到来した際に、該センサの性能を他方のセンサの稼働により確認し、該センサが使用不可であれば他方のセンサに切り替え、該センサを稼働させる制御部とを備える。
上記目的を達成するため、本発明のセンサ制御システムは、少なくともひとつの検出対象を含み、その検出情報によりシステムを制御するセンサ制御システムであって、前記検出対象に対して設置された少なくとも二つのセンサと、前記各センサに稼働時間を設定し、該稼働時間中のセンサが設計寿命に到達前に使用不可であれば、他方のセンサに切り替え、該センサを連続稼働させる制御部とを備える。
本発明によれば、次のような効果が得られる。
(1) ひとつの検出対象に対して少なくとも二つのセンサを含むセンサ類により、センサの稼働時間を拡大することができ、センサ交換などの管理に要する負荷を軽減できる。
(2) 少なくとも二つのセンサを含むセンサ類において、センサに設定されている設計寿命の合理性を損なうことなく、設計寿命を超えて稼働させることができ、稼働時間の拡大を図ることができる。
(3) センサ類を含むシステムの設計寿命に対してセンサ類の設計寿命が短い場合に生じるセンサ交換などに要する管理や負荷を軽減できるとともに、センサ類やシステムの信頼性を高めることができる。
そして、本発明の他の目的、特徴および利点は、添付図面および各実施の形態を参照することにより、一層明確になるであろう。
第1の実施の形態に係る燃料電池ユニットの一例を示す図である。 制御部の機能を示すブロック図である。 センサの制御系統の一例を示すブロック図である。 制御部のハードウェアの一例を示すブロック図である。 センサの稼働制御を示す図である。 センサの稼働制御の処理手順を示すフローチャートである。 センサの故障診断の一例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係るセンサの稼働制御を示す図である。 センサの稼働制御の処理手順を示すフローチャートである。 センサの故障診断の処理手順を示すフローチャートである。 センサの故障診断の処理手順を示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係るセンサの稼働制御を示す図である。 センサの稼働制御の処理手順を示すフローチャートである。 センサの故障診断の処理手順を示すフローチャートである。 比較例に係る燃料電池ユニットの一例を示す図である。 比較例に係るセンサ制御の処理手順を示すフローチャートである。 比較例に係るセンサの校正処理を示すフローチャートである。 比較例のセンサの稼働形態を示す図である。 比較例と実施の形態の対比を示す図である。
〔第1の実施の形態〕
図1は、燃料電池ユニットの一例を示している。図1に示すシステム構成は一例であり、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
<システム構成>
この燃料電池ユニットなど、センサ類を備える各種のシステム(以下単に「システム」と称する。)2は本発明のセンサ装置またはセンサ制御システムの一例である。このシステム2では、燃料処理装置4、燃料電池スタック6および燃焼器8が含まれている。
燃料処理装置4には、原燃料である燃料10が供給される。燃料10にはたとえば、都市ガス、プロパンガス、灯油などが用いられる。この燃料処理装置4では、燃料10と水蒸気を反応させ、水素を取り出す改質処理が含まれる。この改質処理で生じた副生物である一酸化炭素は、変成触媒、PROX触媒を媒介して二酸化炭素に変化させる。
燃料電池スタック6は、燃料処理装置4の改質処理から電気を生成させ、その電気を給電する。
燃料処理装置4や燃料電池スタック6で発生した可燃ガスは燃焼器8で燃焼させ、燃焼排ガス12に変換される。この燃焼排ガス12は筐体14から外気に放出される。
筐体14には換気ファン16や換気口18が備えられる。換気ファン16は、回転により換気空気20を筐体14内に流入させる。この換気空気20は筐体14内を循環させ、換気口18から外気に排出される。
筐体14にはたとえば、COセンサ(以下、単にセンサと称する)22−1、22−2が設置されている。センサ22−1、22−2は、ひとつの検出対象を検出する少なくとも二つのセンサの一例である。この場合、センサ22−1、22−2は共通の検出対象を一酸化炭素(CO)とし、換気空気20に含まれるCOを検出する。これらセンサ22−1、22−2は同一の設計寿命を備える。
センサ22−1、22−2には共通の制御部24が接続されている。この制御部24は、少なくともセンサ22−1、22−2の制御に用いられ、燃料電池システム2の制御部を兼用してもよい。この実施の形態では、制御部24で制御方法1を実行する。この制御方法1は次の通りである。
a)各センサ22−1、22−2毎に稼働時間を設定する。
b)各稼働時間毎に各センサ22−1、22−2を交互に稼働させる。
c)センサ22−1、22−2のうち、一方のたとえば、センサ22−1が使用不可であれば、他方のセンサ22−2に切り替える。切り替えられたセンサ22−2をその稼働時間を超えて連続して稼働させる。この場合、一方のたとえば、センサ22−2が使用不可であれば他方のセンサ22−1に切り替える。切り替えられたセンサ22−1をその稼働時間を超えて連続して稼働させることになる。
<制御部24の機能>
図2は、制御部24で実現される機能を示している。制御部24の機能には、稼働時間の設定機能26、稼働時間の積算機能28、設計寿命の監視機能30、通電およびセンサ切替え機能32、センサ性能の監視機能34、センサ出力の判定機能36、エラー情報出力などの表示機能38などの複数の機能が含まれる。
稼働時間の設定機能26は、各センサ22−1、22−2毎に稼働時間を設定する。各稼働時間は、センサ22−1、22−2毎に記録される。つまり、稼働時間はセンサ22−1、22−2に関係付けられてメモリに記録される。各センサ22−1、22−2の設計寿命は、稼働時間に含まれる。
稼働時間の積算機能28は、各稼働時間がセンサの通電開始ないし稼働開始から積算され、記録される。積算された稼働時間も、センサ22−1、22−2に関係付けられて記録される。この積算時間は、設計寿命と関係付けられる。
設計寿命の監視機能30は、システム2やセンサ22−1、22−2の設計寿命に対し、稼働時間の積算値が到達したか否かを監視する。各設計寿命について、後述のように、システム2の設計寿命をtm、センサ22−1、22−2のセンサ設計寿命をtsとする。
通電およびセンサ切替え機能32は、各センサ22−1、22−2に設定された稼働時間毎に各センサ22−1、22−2の稼働を切り替える。
センサ性能の監視機能34は、各センサ22−1、22−2のたとえば、センサ性能をセンサ出力を用いて監視する。このセンサ性能の監視機能34には、ひとつの検出対象を同時または交互に検出し、センサ出力を監視する機能も含まれる。
センサ出力の判定機能36は、各センサ22−1、22−2のセンサ性能が適正であるか否かをセンサ出力により判定する。この判定機能36には、ひとつの検出対象を同時または交互に検出して得られる検出結果の比較によりセンサ性能の可否を判断する機能も含まれる。
エラー情報出力などの表示機能38は、センサ出力、その比較出力、判定出力、エラー情報などの各種出力を表示情報として出力する。この表示情報は、文字や図形情報として視覚的に表示し、または音声などで出力し、ユーザなどに告知する。
<制御部24のハードウェア>
図3は、センサ22−1、22−2の稼働制御部40を示している。この稼働制御部40には電源41が含まれる。この電源41はたとえば、システム2(図1)の駆動電源である。この電源41は、各センサ22−1、22−2を駆動するための駆動電源の一例であり、制御部24によって制御される。
センサ22−1には第1のスイッチ42−1を介して電源41が接続されている。また、センサ22−2には第2のスイッチ42−2を介して電源41が接続されている。各センサ22−1、22−2の駆動は、スイッチ42−1、42−2による電源41の給電切替えにより選択可能である。
各スイッチ42−1、42−2は制御部24によって制御される。スイッチ42−1を導通させれば、センサ22−1が稼働し、センサ22−1のセンサ出力S1が信号線44−1を通して制御部24に取り込まれる。
また、スイッチ42−1を非導通とし、スイッチ42−2を導通させれば、センサ22−1からセンサ22−2の稼働に切り替えられる。センサ22−1のセンサ出力S1は解除され、センサ22−2のセンサ出力S2が信号線44−2を通して制御部24に取り込まれる。
また、スイッチ42−2を非導通とし、スイッチ42−1を導通させれば、センサ22−2からセンサ22−1の稼働に切り替えられる。これにより、センサ出力S2が解除され、既述のセンサ出力S1が制御部24に取り込まれる。
図4は、制御部24のハードウェアの構成例を示している。制御部24はマイクロコンピュータなどのコンピュータで構成されている。
この制御部24では、プロセッサ46、ROM(Read-Only Memory)48、NVM(Non Volatile Memory )50、RAM(Random-Access Memory)52、入出力部(I/O)54および表示部56が含まれる。これら機能部はバス57により接続されている。プロセッサ46はOS(Operating System)や本発明に係るセンサ制御プログラムやセンサ制御方法を実行する。
ROM48にはOSや既述のセンサ制御プログラムが格納されている。NVM50は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)などの不揮発性メモリである。このNVM50には設定情報などの各種の制御情報や既述の機能を実現するための参照情報などの情報が格納される。この場合、ROM48に各種の制御情報を格納してもよい。RAM52は、情報処理のワークエリアを構成する。
図5のAは、センサ22−1、22−2の稼働形態を示している。図5のAにおいて、横軸は時間〔年〕であり、縦軸はセンサ種別を示している。この実施の形態(制御方法1)では一例としてセンサ22−1、22−2の稼働時間Twがたとえば、Tw=1〔年〕に設定され、各センサ22−1、22−2を稼働時間Tw毎に交互に稼働させている。つまり、センサ22−1が稼働中であれば、センサ22−2は稼働休止中である。センサ22−2が稼働中であれば、センサ22−1は稼働休止中である。このような稼働形態をシステム2の設計寿命tmまで、たとえば、tm=10〔年〕が経過するまで継続する。図5のAにおいて、実線は稼働期間Ton、破線は稼働休止期間Toffを示している。
この例では、センサ22−1、22−2の稼働切替えを1年単位で行っているが、数カ月または数年単位でもよい。また、センサ22−1、22−2の稼働期間をTw1、Tw2とし、Tw1≠Tw2としてもよい。
図5のBは、一方のセンサ22−2が故障した場合を示している。システム2の稼働開始からたとえば、3〔年〕経過後のセンサ22−2の稼働中の時点txで、センサ22−2のセンサ出力が閾値を外れた場合である。
この場合、時点txでセンサ22−2の稼働を停止し、センサ22−2からセンサ22−1に切り替える。切り替えられたセンサ22−1をセンサ22−2の稼働停止の時点txからシステム2の設計寿命tmに到達するまで連続して稼働させる。ただし、システム2の設計寿命tmに到達する前にセンサ22−1のセンサ設計寿命に到達した場合には、エラー発報し、システムを停止させる。
このような制御方法によれば、センサ22−1、22−2でシステム2の設計寿命tmまで稼働させることができ、センサ交換の時期を延伸させることができる。
図6は、センサ制御の処理手順を示している。この処理手順は、本発明のセンサ制御プログラムまたはセンサ制御方法の一例である。
この処理手順には、センサ22−1、22−2の切替え処理が含まれる。この切替え処理には、所定の稼働時間の到達による定時切替えと、故障による非常時切替えの処理が含まれる。稼働中のセンサ22−1、22−2には故障の監視を行い、故障時には非常時切替えを行う。定時切替えの際には、センサ22−1またはセンサ22−2の切替えに先立ち、待機中のセンサ22−1、22−2に対する校正処理が行われる。この校正処理を経たセンサ22−1またはセンサ22−2の切替え時には所定の待機時間を経て、校正後のセンサ22−1またはセンサ22−2で稼働させる。
そこで、この処理手順では、運用開始に基づき、一例としてセンサ22−1の駆動を行う(S101)。このセンサ22−1の駆動開始を起点とし、稼働中、稼働時間Tw、積算稼働時間ΣTのカウントを行う(S102)。ここで、稼働時間Twは、センサが連続して稼働している時間である。また、積算稼働時間ΣTはセンサが通電しているトータルの時間であり、稼働時間Twの積算値が積算稼働時間ΣTとなる。そこで、この稼働時間Twおよび積算稼働時間ΣTはたとえば、通電時間をカウントすればよい。
稼働時間Twのカウント値が所定の稼働時間Twに到達したかを判定する(S103)。稼働時間Twのカウント値が所定の稼働時間Twに到達すれば(S103のYES)、センサの切替えを行う(S104)。この場合、稼働中のセンサがセンサ22−1であるからセンサ22−2に切り替えられ、S102に戻る。
稼働時間Twのカウント値が所定の稼働時間Twに到達していなければ(S103のNO)、稼働中のセンサ22−1が故障か否かを判断する(S105)。故障でなければ(S105のNO)、一定時間の待機を行い(S106)、S102に戻る。
稼働中のセンサ22−1が故障していれば(S105のYES)、センサの切替えを行う(S107)。この場合、センサ22−1からセンサ22−2に切り替える。
切り替えたセンサ22−2の稼働時間Twおよび積算稼働時間ΣTのカウントを行う(S108)。切り替えられたセンサ22−2が故障か否かを判定する(S109)。このセンサ22−2が故障であれば(S109のYES)、エラー発報を行い(S110)、終了処理を行う(S111)。
切り替えたセンサ22−2が故障でなければ(S109のNO)、切り替えたセンサ22−2の積算稼働時間ΣTのカウント値がセンサ設計寿命tsに到達したかを判定する(S112)。この積算稼働時間ΣTのカウント値がセンサ設計寿命tsに到達していれば(S112のYES)、S110に移行し、エラー発報(S110)を行う。また、この積算稼働時間ΣTのカウント値がセンサ設計寿命tsに到達していなければ(S112のNO)、一定時間の待機を行い(S113)、S108に戻る。
図7のAは、図6のS105の故障診断の処理手順を示している。この故障診断では、センサ22−1が稼働期間、センサ22−2が停止期間にある場合である。
この処理手順では、稼働中のセンサ22−1が校正指令を受ける(S1051)。この校正指令により換気ファン16を駆動し(S1052)、センサ22−1の出力判定を行う(S1053)。この出力判定では、センサ出力が閾値F1を超えた場合にセンサ異常とみなす。そこで、センサ22−1の出力値の絶対値が閾値F1を超えているか否かを判定する(S1054)。センサ出力値の絶対値が閾値F1を超えていれば(S1054のYES)、S107(図6)にリターンさせる。また、センサ出力値の絶対値が閾値F1を超えていなければ(S1054のNO)、S106(図6)にリターンさせる。
図7のBは、図6のS109の故障診断の処理手順を示している。この故障診断では、センサ22−1が故障、センサ22−2が稼働期間にある場合である。
この処理手順では、稼働中のセンサ22−2が校正指令を受ける(S1091)。この校正指令により換気ファン16を駆動し(S1092)、センサ22−2の出力判定を行う(S1093)。この出力判定では、同様にセンサ出力が閾値F1を超えた場合にセンサ異常とみなす。そこで、センサ22−2の出力値の絶対値が閾値F1を超えているか否かを判定する(S1094)。センサ出力値の絶対値が閾値F1を超えていれば(S1094のYES)、S110(図6)にリターンさせる。また、センサ出力値の絶対値が閾値F1を超えていなければ(S1094のNO)、S112(図6)にリターンさせる。
<第1の実施の形態の特徴事項および効果>
(1) COセンサ、可燃ガスセンサなど、ひとつの検出対象に対し、少なくとも2つのセンサ22−1、22−2を設置している。
(2) 稼働時間(例えば、数カ月)が設定され、各センサ22−1、22−2を交互に稼働させている。
(3) 稼働中のセンサたとえば、センサ22−1が故障すれば、他のセンサ22−2に切り替え、センサ22−2のみを稼働させる。
(4) このような稼働制御により、一方のセンサ22−1が稼働中の場合に他方のセンサ22−2は無通電状態となる。一般的に、センサ類は通電時に劣化が進行するので、無通電時におかれた待機中のたとえば、センサ22−2のセンサ機能は劣化しないか、劣化の度合いが極めて少ない。そのため、2個のセンサを交互に稼働させることで、センサ類の設計寿命に到達するまでの時間を延伸することが可能となる。
(5) センサ22−1、22−2が具備されたシステム2は、定期的(システム停止の度など)に、筐体14に設置されている換気ファン16を稼働させ、筐体14に清浄空気を供給する。この状態で、稼働中のセンサ22−1のゼロ点補正を行う。同時に、センサ出力が既定した閾値以内であることを確認する。この処理を行えば、システム2の停止時にセンサ出力値の絶対値が既定した閾値を外れた場合に稼働していたセンサを故障とみなせばよい。この場合、直ちにエラー発報せず、故障とみなされたセンサがセンサ22−1であれば、他方のセンサ22−2の出力を確認し、閾値以内であれば、それ以降は健全なセンサを代わりに稼働させればよい。このような処理を行えば、センサ交換の機会を低減できる。
(6) COセンサ、可燃ガスセンサなどのセンサ類の交換頻度を低減でき、定期交換に関わる人件費などの運用コストを低減でき、センサ交換などのコストを低減できる。
〔第2の実施の形態〕
この実施の形態のシステムは、既述のシステム2を用いる。第1の実施の形態では、各センサ22−1、22−2に対し、制御部24で制御方法1を実行したのに対し、この実施の形態では、制御方法2を実行する。この制御方法2は次の通りである。
a)センサ22−1、22−2のうち、センサ設計寿命tsまでは一方のセンサたとえば、センサ22−1(またはセンサ22−2)のみを稼働させ、センサ22−1(またはセンサ22−2)の設計寿命後もそのセンサ22−1(またはセンサ22−2)を継続して稼働させる。つまり、第2の実施の形態では、第1の実施の形態の稼働時間Twをセンサ寿命に設定している。
b)センサ設計寿命tsまでは、他方のセンサは完全に稼働を停止し、無通電状態にある。つまり、センサ22−1をセンサ設計寿命tsまで稼働させる場合には、センサ22−2は無通電状態で待機状態とする。また、センサ22−2をセンサ寿命まで稼働させる場合には、センサ22−1は無通電状態で待機状態とすればよい。
c)稼働中のセンサたとえば、センサ22−1のセンサ設計寿命後、他方のセンサ22−2が定期的に健全性の確認を行う。また、センサ22−2が稼働中であれば、待機中のセンサ22−1が定期的に健全性の確認を行えばよい。このような健全性の確認は、システム停止工程毎などに行えばよい。
d)稼働中のセンサたとえば、センサ22−1が故障した後は、待機中のセンサ22−2に切り替え、常時、センサ22−2を稼働させる。稼働中のセンサがたとえば、センサ22−2であれば、その故障後、待機中のセンサ22−1に切り替え、常時、センサ22−1を稼働させる。ただし、システム2の設計寿命tmに到達する前にセンサ22−1のセンサ設計寿命に到達した場合には、エラー発報し、システムを停止させる。
図8のAは、センサ22−1、22−2の稼働形態を示している。図8のAにおいて、横軸は時間〔年〕であり、縦軸はセンサ種別を示している。この実施の形態(制御方法2)では一例としてセンサ22−1、22−2の稼働時間Twがシステム2の設計寿命tmに設定されている。つまり、センサ22−1が稼働中であれば、センサ22−2は稼働休止中である。センサ22−2が稼働中であれば、センサ22−1は稼働休止中である。このような稼働形態をシステム2の設計寿命tmまで、たとえば、tm=10〔年〕が経過するまで継続する。図8のAにおいて、実線は稼働期間Ton、破線は稼働停止期間Toffを示している。
この例では、センサ22−1のセンサ設計寿命tsを経過した後、稼働中のセンサ22−1の健全性を確認する。複数の時点t1、t2、t3、t4、t5、t6は、健全性の確認時期であり、システム2の設計寿命tmに到達するまで、稼働中のセンサ22−1の健全性を判断する。センサ22−1がセンサ設計寿命tsを超えても、時点t1、t2、t3、t4、t5で健全性が確認できれば、稼働中のセンサ22−1を継続的に稼働させる。つまり、この場合、センサ22−2はセンサ22−1の健全性判断に利用し、健全性判断時以外は無通電状態に維持される。
図8のBは、一方のセンサ22−2が故障した場合を示している。稼働中のセンサ22−1がセンサ設計寿命tsに到達後、時点t1、t2、t3での健全性判断では異常が認められなかったのに対し、時点t4で故障が発見された場合である。既述の通り、センサ22−1の稼働中の時点t4で、センサ22−1のセンサ出力値の絶対値が閾値を外れた場合である。
この場合、時点t4でセンサ22−1の稼働を停止し、センサ22−1からセンサ22−2に切り替える。切り替えられたセンサ22−2はシステム2の設計寿命tmに到達するまで連続して稼働させる。ただし、システム2の設計寿命tmに到達する前にセンサ22−2のセンサ設計寿命に到達した場合に限り、エラー発報し、システムを停止させる。
このような制御方法によれば、センサ22−1、22−2でシステム2の設計寿命tmまで稼働させることができ、センサ交換の時期を延伸させることができる。
図9は、センサ制御の処理手順を示している。この処理手順は、本発明のセンサ制御プログラムまたはセンサ制御方法の一例である。
この処理手順には、センサ22−1、22−2の切替え処理が含まれる。この切替え処理には、故障による非常時切替えの処理のみが含まれる。センサ22−1が稼働中であれば、そのセンサ22−1のセンサ設計寿命tsに到達後、定期的にセンサ22−1の健全性を待機中のセンサ22−2を使用し、各センサ出力の比較により判断する。稼働中のセンサ22−1が健全であれば、センサ切替えを行うことなく、継続的な稼働を行う。そして、稼働中のたとえば、センサ22−1が故障すれば、待機中のセンサ22−2に稼働を切り替える。
そこで、この処理手順では、運用開始に基づき、一例としてセンサ22−1の駆動を行う(S201)。このセンサ22−1の駆動開始を起点とし、稼働中、積算稼働時間ΣTのカウントを行う(S202)。ここで、積算稼働時間ΣTはセンサが通電しているトータルの時間である。そこで、この積算稼働時間はたとえば、通電時間をカウントすればよい。
積算稼働時間ΣTのカウント値が所定の積算稼働時間ΣTに到達したかを判定する(S203)。この場合、所定の積算稼働時間ΣTはセンサの設計寿命tsとすればよい。積算稼働時間ΣTのカウント値が所定の積算稼働時間ΣTに到達すれば(S203のYES)、健全性確認のために健全性確認用センサの駆動を行う(S204)。
稼働中のセンサ22−1が故障か否かを判定する(S205)。稼働中のセンサ22−1が故障していれば(S205のYES)、S210に移行する。また、稼働中のセンサ22−1が故障していなければ(S205のNO)、健全性確認用センサの駆動を停止し(S206)、一定時間の待機を行い(S206)、S204に戻る。この場合、健全性確認用センサには待機中のセンサ22−2を用いればよい。
積算稼働時間ΣTのカウント値が所定の積算稼働時間ΣTに到達していなければ(S203のNO)、稼働中のセンサ22−1が故障しているか否かを判定する(S208)。このセンサ22−1が故障していなければ(S208のNO)、一定時間の待機を行い(S209)、S202に戻る。
稼働中のセンサ22−1が故障していれば(S208のYES)、センサの切替えを行う(S210)。この場合、センサ22−1からセンサ22−2に切り替える。
切り替えたセンサ22−2の積算稼働時間ΣTのカウントを行う(S211)。切り替えられたセンサ22−2が故障か否かを判定する(S212)。このセンサ22−2が故障であれば(S212のYES)、エラー発報を行い(S213)、終了処理を行う(S214)。
切り替えたセンサ22−2が故障でなければ(S212のNO)、切り替えたセンサ22−2の積算稼働時間ΣTのカウント値がセンサ設計寿命tsに到達したかを判定する(S215)。この積算稼働時間ΣTのカウント値がセンサ設計寿命tsに到達していれば(S215のYES)、S213に移行し、エラー発報(S213)を行う。また、この積算稼働時間ΣTのカウント値がセンサ設計寿命tsに到達していなければ(S215のNO)、一定時間の待機を行い(S216)、S211に戻る。
図10のAは、図9のS205の故障診断の処理手順を示している。この故障診断では、センサ22−1が稼働中であり、センサ22−2が健全性確認用センサである。
この処理手順では、稼働中のセンサ22−1が校正指令を受ける(S2051)。この校正指令により換気ファン16を駆動し(S2052)、センサ22−1の出力判定を行う(S2053)。この出力判定では、センサ出力が閾値F1を超えた場合にセンサ異常とみなす。そこで、センサ22−1の出力値の絶対値が閾値F1を超えているか否かを判定する(S2054)。センサ出力値の絶対値が閾値F1を超えていれば(S2054のYES)、S210(図9)にリターンさせる。また、センサ出力値の絶対値が閾値F1を超えていなければ(S2054のNO)、センサ22−1の出力とセンサ22−2の出力の差値の絶対値が閾値F2より大であるかを判定する(S2055)。センサ22−1の出力とセンサ22−2の出力の差値の絶対値が閾値F2より大であれば(S2055のYES)、S210(図9)にリターンさせる。また、センサ22−1の出力とセンサ22−2の出力の差値の絶対値が閾値F2より大でなければ(S2055のNO)、S206(図9)にリターンさせる。
図10のBは、図9のS208の故障診断の処理手順を示している。この故障診断では、センサ22−1が稼働中、センサ22−2が停止中の場合である。
この処理手順では、稼働中のセンサ22−1が校正指令を受ける(S2081)。この校正指令により換気ファン16を駆動し(S2082)、センサ22−1の出力判定を行う(S2083)。この出力判定では、同様にセンサ出力が閾値F1を超えた場合にセンサ異常とみなす。そこで、センサ22−1の出力値の絶対値が閾値F1を超えているか否かを判定する(S2084)。センサ出力値の絶対値が閾値F1を超えていれば(S2084のYES)、S210(図9)にリターンさせる。また、センサ出力値の絶対値が閾値F1を超えていなければ(S2084のNO)、S209(図9)にリターンさせる。
図11は、図9のS212の故障診断の処理手順を示している。この故障診断では、センサ22−1が故障中、センサ22−2が稼働中の場合である。
この処理手順では、稼働中のセンサ22−2が校正指令を受ける(S2121)。この校正指令により換気ファン16を駆動し(S2122)、センサ22−2の出力判定を行う(S2123)。この出力判定では、同様にセンサ出力が閾値F1を超えた場合にセンサ異常とみなす。そこで、センサ22−2の出力値の絶対値が閾値F1を超えているか否かを判定する(S2124)。センサ出力値の絶対値が閾値F1を超えていれば(S2124のYES)、S213(図9)にリターンさせる。また、センサ出力値の絶対値が閾値F1を超えていなければ(S2124のNO)、S215(図9)にリターンさせる。
<第2の実施の形態の特徴事項および効果>
(1) この実施の形態においても、COセンサ、可燃ガスセンサなど、ひとつの検出対象に対して少なくとも2つのセンサ22−1、22−2を設置すればよい。
(2) この実施の形態では、センサ設計寿命までは具備した一方のセンサのみを稼働させ、設計寿命後もそのセンサを継続して稼働させている。
(3) センサ設計寿命までは待機中の他方のセンサは稼働を停止し、無通電状態に維持すればよく、センサ機能の劣化を防止できる。
(4) センサ設計寿命後は他方のセンサによる定期的な(システム停止工程毎など)健全性の確認を行う。
(5) 一方のセンサが故障した後、他方のセンサを常時稼働させる。設計寿命を超えたセンサ類は交換される運用がなされる。実際には、設計寿命を超えた時点以降でも劣化の程度が許容値を超えるとは言えない。そこで、定期的(システム停止の度など)に、換気ファンにて清浄空気を流通させ、センサ出力が既定した閾値以内であることを確認することに加え、無通電状態にあった劣化が進行していないセンサを稼働し、両センサの出力の差値が許容範囲内であるか確認を行う。センサ機能の健全性が確認できれば、つまり、二重の健全性の確認によれば、設計寿命を超えても安全性および信頼性を担保できるし、センサ類を継続して稼働させることができる。仮に、センサ出力が設定した閾値以外で、かつ、両センサの差異が許容範囲内に当てはまらないセンサは稼働を停止すればよい。そして、無通電状態にあり劣化が進行していないセンサをシステム設計寿命まで稼働させればよく、安全性とともに、センサの稼働時間を拡大することができる。ただし、切り替えたセンサがシステムの設計寿命に到達する前にセンサ設計寿命に到達した場合には、エラー発報し、システムを停止させる。
(6) 稼働中のセンサが可燃ガス、COガスなどの検出対象を検知した際に、他方の無通電状態で待機していたセンサつまり、センサ機能の劣化が進行していないセンサを稼働させることにより、出力確認をすれば、検知の信頼性を担保できるし、誤検知のリスクを低減できる。センサの校正時間や健全性の確認時間はセンサの設計寿命(たとえば、5〜7年程度)に対し、出力確認をするための通電時間(数秒から数分)であり、このような通電時間は無視できる程度の僅かな時間である。このような通電時間では通電によりセンサ機能の劣化の進行はほとんど無いとみなしてよい。
(7) COセンサ、可燃ガスセンサなどのひとつの検出対象に対し、少なくとも2つのセンサを設置することで、センサ交換の頻度を低減できる。これにより、定期交換に関わる人件費などの運用コストを低減し、交換部品などのコスト低減が図られる。
〔第3の実施の形態〕
この実施の形態のシステムは、既述のシステム2を用いる。第2の実施の形態では、各センサ22−1、22−2に対し、制御部24で制御方法2を実行したのに対し、この実施の形態では、制御方法2の変形例である制御方法3を実行する。この制御方法3は次の通りである。
a)センサ22−1、22−2のうち、センサ設計寿命tsまでは一方のセンサたとえば、センサ22−1(またはセンサ22−2)のみを稼働させ、センサ設計寿命tsに到達した時点で他方のセンサ22−1(またはセンサ22−2)に切り替えて稼働させる。つまり、第3の実施の形態では、第1の実施の形態の稼働時間Twをセンサ寿命に設定する。
b)センサ設計寿命tsまでは、他方のセンサは完全に稼働を停止し、無通電状態にある。つまり、センサ22−1をセンサ設計寿命tsまで稼働させる場合には、センサ22−2は無通電状態で待機状態とする。また、センサ22−2をセンサ寿命まで稼働させる場合には、センサ22−1は無通電状態で待機状態とすればよい。この点は第2の実施の形態と同様である。
c)稼働中のセンサたとえば、センサ22−1が故障した後は、待機中のセンサ22−2に切り替え、常時、センサ22−2を稼働させる。稼働中のセンサがたとえば、センサ22−2であれば、その故障後、待機中のセンサ22−1に切り替え、常時、センサ22−1を稼働させる。このセンサ22−1が健全であれば、システム2の設計寿命tmまでセンサ22−2を継続して使用する。
図12のAは、センサ22−1、22−2の稼働形態を示している。図12のAにおいて、横軸は時間〔年〕であり、縦軸はセンサ種別を示している。この実施の形態(制御方法3)では一例としてセンサ22−1、22−2の稼働時間Twがセンサ22−1、22−2の設計寿命tsに設定されている。つまり、センサ22−1が稼働中であれば、センサ22−2は稼働休止中である。センサ22−2が稼働中であれば、センサ22−1は稼働休止中である。このような稼働形態をシステム2の設計寿命tmまで、たとえば、tm=10〔年〕が経過するまで継続する。図12のAにおいて、実線は駆動期間Ton、破線は駆動停止期間Toffを示している。
図12のBは、一方のセンサ22−1が故障した場合を示している。稼働中のセンサ22−1がセンサ設計寿命tsに到達前、時点txで故障が発見された場合である。センサ22−1の稼働中の時点txで、センサ22−1のセンサ出力値の絶対値が閾値を外れた場合である。
この場合、時点txでセンサ22−1の稼働を停止し、センサ22−1からセンサ22−2に切り替える。切り替えられたセンサ22−2はシステム2の設計寿命tmに到達するまで連続して稼働させる。ただし、システム2の設計寿命に到達する前にセンサ22−2のセンサ設計寿命に到達した場合には、エラー発報し、システムを停止させる。
このような制御方法によれば、センサ22−1、22−2でシステム2の設計寿命tmまで稼働させることができ、センサ交換の時期を延伸させることができる。
図13は、センサ制御の処理手順を示している。この処理手順は、本発明のセンサ制御プログラムまたはセンサ制御方法の一例である。
この処理手順には、センサ22−1、22−2の切替え処理が含まれる。この切替え処理には、故障による非常時切替えの処理のみが含まれる。センサ22−1が稼働中であれば、そのセンサ22−1の設計寿命tsが到達後、待機中のセンサ22−2に切り替える。また、センサ設計寿命tsの到達前であっても、稼働中のたとえば、センサ22−1が故障すれば、待機中のセンサ22−2に稼働を切り替える。
そこで、この処理手順では、運用開始に基づき、一例としてセンサ22−1の駆動を行う(S301)。このセンサ22−1の駆動開始を起点とし、稼働中、積算稼働時間ΣTのカウントを行う(S302)。ここで、積算稼働時間ΣTはセンサが通電しているトータルの時間である。そこで、この積算稼働時間はたとえば、通電時間をカウントすればよい。
積算稼働時間ΣTのカウント値が所定の稼働時間Twに到達したかを判定する(S303)。積算稼働時間ΣTのカウント値が所定の稼働時間Twに到達していなければ(S303のNO)、稼働中のセンサ22−1が故障か否かを判定する(S310)。
積算稼働時間ΣTのカウント値が所定の稼働時間Twに到達すれば(S303のYES)、センサの切替えを行う(S304)。この場合、稼働中のセンサがセンサ22−1であるからセンサ22−2に切り替えられる。積算稼働時間ΣTのカウントを行う(S305)。
切り替えたセンサ22−2が故障か否かを判定し(S306)、故障でなければ(S306のNO)、切り替えたセンサ22−2の積算稼働時間ΣTのカウント値がセンサ設計寿命tsに到達したか否かを判定する(S307)。切り替えたセンサ22−2が故障(S306のYES)または積算稼働時間ΣTのカウント値がセンサ設計寿命tsに到達していれば(S307のYES)、エラー発報を行い(S308)、終了処理を行う(S309)。
積算稼働時間ΣTのカウント値がセンサ設計寿命tsに到達していなければ(S307のNO)、一定時間の待機を行い(S312)、S305に戻る。
積算稼働時間ΣTのカウント値が所定の稼働時間Twに到達していなければ(S303のNO)、稼働中のセンサ22−1が故障か否かを判定する(S310)。稼働中のセンサ22−1が故障であれば(S310のYES)、センサの切替えを行う(S304)。また稼働中のセンサ22−1が故障でなければ(S310のNO)、一定時間の待機を行い(S311)、S302に戻る。
図14のAは、図13のS306の故障診断の処理手順を示している。この故障診断では、センサ22−1が故障または所定の積算稼働時間超による停止中、センサ22−2が稼働中である。
この処理手順では、稼働中のセンサ22−2が校正指令を受ける(S3061)。この校正指令により換気ファン16を駆動し(S3062)、センサ22−2の出力判定を行う(S3063)。この出力判定では、センサ出力が閾値F1を超えた場合にセンサ異常とみなす。そこで、センサ22−2の出力値の絶対値が閾値F1を超えているか否かを判定する(S3064)。センサ出力値の絶対値が閾値F1を超えていれば(S3064のYES)、S308(図13)にリターンさせる。また、センサ出力値の絶対値が閾値F1を超えていなければ(S3064のNO)、S307(図13)にリターンさせる。
図14のBは、図13のS310の故障診断の処理手順を示している。この故障診断では、センサ22−1が稼働中であり、センサ22−2が停止中にある場合である。
この処理手順では、稼働中のセンサ22−1が校正指令を受ける(S3101)。この校正指令により換気ファン16を駆動し(S3102)、センサ22−1の出力判定を行う(S3103)。この出力判定では、センサ出力が閾値F1を超えた場合にセンサ異常とみなす。そこで、センサ22−1の出力値の絶対値が閾値F1を超えているか否かを判定する(S3104)。センサ出力値の絶対値が閾値F1を超えていれば(S3104のYES)、S304(図13)にリターンさせる。また、センサ出力値の絶対値が閾値F1を超えていなければ(S3104のNO)、S311(図13)にリターンさせる。
<第3の実施の形態の特徴事項および効果>
(1) 第3の実施の形態は、第2の実施の形態を変形したものであり、第2の実施の形態と同様の特徴事項を備え、既述の効果が得られる。
(2) この実施の形態では、センサ交換時期をセンサの設計寿命tsに対応させることができ、センサ交換の手数を低減できる。しかも、稼働中のセンサが故障すれば、待機中の健全なセンサに切替えでき、安全性やセンサ機能の信頼性を維持することができる。
〔比較例〕
図15は、単独センサで構成した場合のシステム2−2(比較例)を示している。この場合、センサ22は既述のセンサ22−1またはセンサ22−2で構成される。
図16は、比較例の運用処理を示している。この処理手順では、通電により運用を開始する(S401)。この運用開始により、センサ22に通電する(S402)。この通電開始から通電時間のカウントを開始する(S403)。通電時間が稼働時間の一例である。この通電時間の積算値であるセンサ積算通電時間が積算稼働時間である。
この積算通電時間Tmと交換期間Tcとを比較する(S404)。この比較では、Tm≦Tcであるか否かを判断する(S405)。Tm≦Tcでなければ(S405のNO)、少なくともセンサ22の稼働を停止し、このセンサ22を新センサに入れ替える(S406)。
Tm≦Tcであれば(S405のYES)、センサ22が故障しているか否かを判断する(S407)。センサ22が故障していれば(S407のYES)、エラー発報を行い(S408)、終了処理に移行する(S409)。また、センサ22が故障していなければ(S407のNO)、一定時間の待機を行い(S410)、S402に戻る。
図17は、比較例(図16)の故障診断(S407)の処理手順を示している。この処理手順は、既述の処理手順のサブルーティンである。この処理手順では、センサ22が稼働中であり、センサ出力の絶対値が閾値F1を超えた場合にセンサ異常とみなす。
この処理手順は、校正処理の開始によりスタートし、センサ22をONさせる(S4071)。このセンサ22のONの後、換気ファン16をONさせ(S4072)、センサ出力の判定を行う(S4073)。
センサ出力の判定ではたとえば、センサ出力の出力値が閾値F1より小さいか否かの判断を行う(S4074)。センサ出力の出力値の絶対値>閾値F1であれば(S4074のYES)、S408(図16)にリターンする。
また、センサ出力の出力値の絶対値>閾値F1でなければ(S4074のNO)、S410(図16)にリターンする。
〔上記実施の形態と比較例の対比〕
図18のAおよびBは、比較例でのセンサ22の交換、センサ22およびシステム2−2の設計寿命の関係を示している。
センサ22には設計寿命として7〔年〕が設定されている。この場合、システム2−2はセンサ22より長い設計寿命として10〔年〕が設定されている。
単独のセンサ22は継続してON状態にある。図18のAに示すように、たとえば、5〔年〕を目処に定期的なメンテナンスが行われると、この時点でセンサ22の交換が行われる。つまり、センサ22が5〔年〕以降の稼働が可能であったとしても、次回のメンテナンスが5年後となるため、5〔年〕で新センサに交換される。この場合、ひとつの検出対象に対し、2個目のセンサ22が使用されることになる。
そこで、図18のBに示すように、メンテナンスの時期たとえば、4〔年〕を目処に定期的なメンテナンスが行われると、この時点でセンサ22の交換が行われる。つまり、センサ22の設計寿命の7〔年〕より短い時期でセンサ交換が行われる。
このセンサ交換時期から4年後に定期的なメンテナンスを行えば、この時点でもセンサ交換が行われる。この場合には、ひとつの検出対象に対し、3個目のセンサ22が使用されることになる。
このように、センサ22の設計寿命がメンテナンス間隔より長い場合でも、次のメンテナンス時期までにセンサ22の設定寿命が到来することを回避する必要がある。センサ22の設計寿命にメンテナンス間隔を併せることは、システム2−2のメンテナンス時期を失することとなる。つまり、システム2−2では、センサ22が稼働可能であっても、センサ22の交換を余儀なくされている。
これに対し、図19のAは、第1の実施の形態によるセンサ22−1、22−2の稼働制御を示している。図19のBは、第2の実施の形態によるセンサ22−1、22−2の稼働制御を示している。
第1の実施の形態では、ひとつの検出対象に対して2つのセンサ22−1、22−2を交互に使用することにより、センサ設計寿命tsを考慮することなく、システム2の設計寿命tmまで健全なセンサ出力を得ることができる。しかも、センサ22−1、22−2の当初の個数であり、従来のように、新規の3個のセンサは不要である。いずれにしても、作業の手数が軽減される。
また、第2の実施の形態では、図19のBに示すように、一方のたとえば、センサ22−1を継続的に使用し、センサ22−1の設計寿命ts後は時点t1ないしt5でセンサ22−1の健全性を確認するためにセンサ22−2を使用している。つまり、センサ22−2の消耗を軽減でき、センサ22−1の設計寿命tsを超える合理的な使用継続が可能となっている。
そして、上記実施の形態のいずれであってもたとえば、燃料電池システムにおいて、センサ類は性能担保された設計寿命がシステム設計寿命と比較し短い場合であっても、定期的なセンサ交換の合理化とともに、定期メンテナンス費(人件費など)を低減できる。
〔他の実施の形態〕
(1) 上記実施の形態では、燃料電池ユニットを一例として記載しているが、本発明は1つ以上のセンサ類を使用するシステムであれば、太陽光発電システムなどの各種のシステムに利用できる。
(2) センサについても、ガス系センサに限らず、流量計、温度計などの各種センサ類でも適用できる。
(3) 上記実施の形態では、ひとつの検出対象に対し、2つのセンサ22−1、22−2を設置しているが、3個以上のセンサを設置してもよい。
以上説明したように、本発明の最も好ましい実施の形態などについて説明した。本発明は、上記記載に限定されるものではない。特許請求の範囲に記載され、又は発明を実施するための形態に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能であることは勿論である。斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
燃料電池システムの筐体内または筐体面などに搭載されたCOセンサや可燃ガスセンサを各々複数具備することによりセンサ類の交換頻度を低減することができる。一義的には、燃料電池システム用のガスセンサに限定した技術とするが、可燃ガスセンサやCOセンサを使用している機器(たとえば、給湯器、ガスエンジンシステムなど)などにも適用できるため、燃料電池システム以外のシステムに適用できる。
2 システム
4 燃料処理装置
6 燃料電池スタック
8 燃焼器
10 燃料
12 燃焼排ガス
14 筐体
16 換気ファン
18 換気口
20 換気空気
22−1、22−2 COセンサ
24 制御部
26 稼働時間の設定機能
28 稼働時間の積算機能
30 設計寿命の監視機能
32 通電およびセンサ切替え機能
34 センサ性能の監視機能
36 センサ出力の判定機能
38 エラー情報出力などの表示機能
40 稼働制御部
41 電源
42−1 第1のスイッチ
42−2 第2のスイッチ
44−1、44−2 信号線
46 プロセッサ
48 ROM
50 NVM
52 RAM
54 入出力部
56 表示部
57 バス

Claims (12)

  1. ひとつの検出対象に対して設置された少なくとも二つのセンサと、
    前記各センサに稼働時間を設定し、該稼働時間毎に各センサを交互に稼働させ、一方のセンサが使用不可であれば他方のセンサに切り替え、該センサを前記稼働時間を超えて連続稼働させる制御部と、
    を備えることを特徴とするセンサ装置。
  2. ひとつの検出対象に対して設置された少なくとも二つのセンサと、
    前記各センサに稼働時間を設定し、該稼働時間中のセンサに設計寿命が到来した後、該センサの性能を他方のセンサの稼働により確認し、該センサが使用不可であれば他方のセンサに切り替え、該センサを稼働させる制御部と、
    を備えることを特徴とするセンサ装置。
  3. ひとつの検出対象に対して設置された少なくとも二つのセンサと、
    前記各センサに稼働時間を設定し、該稼働時間中のセンサが設計寿命に到達前に使用不可であれば、他方のセンサに切り替え、該センサを連続稼働させる制御部と、
    を備えることを特徴とするセンサ装置。
  4. ひとつの検出対象に対して設置された少なくとも二つのセンサを含むセンサ装置に搭載されたコンピュータに実行させるセンサ制御プログラムであって、
    前記各センサに稼働時間を設定し、該稼働時間毎に各センサを交互に稼働させ、一方のセンサが使用不可であれば他方のセンサに切り替え、該センサを前記稼働時間を超えて連続稼働させる、
    処理を前記コンピュータに実行させるためのセンサ制御プログラム。
  5. ひとつの検出対象に対して設置された少なくとも二つのセンサを含むセンサ装置に搭載されたコンピュータに実行させるセンサ制御プログラムであって、
    前記各センサに稼働時間を設定し、該稼働時間中のセンサに設計寿命が到来した際に、該センサの性能を他方のセンサの稼働により確認し、該センサが使用不可であれば他方のセンサに切り替え、該センサを稼働させる、
    処理を前記コンピュータに実行させるためのセンサ制御プログラム。
  6. ひとつの検出対象に対して設置された少なくとも二つのセンサを含むセンサ装置に搭載されたコンピュータに実行させるセンサ制御プログラムであって、
    前記各センサに稼働時間を設定し、該稼働時間中のセンサが設計寿命に到達前に使用不可であれば、他方のセンサに切り替え、該センサを連続稼働させる、
    処理を前記コンピュータに実行させるためのセンサ制御プログラム。
  7. ひとつの検出対象に対して設置された少なくとも二つのセンサを設置し、
    前記各センサに稼働時間を設定し、該稼働時間毎に各センサを交互に稼働させ、一方のセンサが使用不可であれば他方のセンサに切り替え、該センサを前記稼働時間を超えて連続稼働させる、
    ことを特徴とするセンサ制御方法。
  8. ひとつの検出対象に対して設置された少なくとも二つのセンサを設置し、
    前記各センサに稼働時間を設定し、該稼働時間中のセンサに設計寿命が到来した際に、該センサの性能を他方のセンサの稼働により確認し、該センサが使用不可であれば他方のセンサに切り替え、該センサを稼働させることを特徴とするセンサ制御方法。
  9. ひとつの検出対象に対して設置された少なくとも二つのセンサを設置し、
    前記各センサに稼働時間を設定し、該稼働時間中のセンサが設計寿命に到達前に使用不可であれば、他方のセンサに切り替え、該センサを連続稼働させる、
    ことを特徴とするセンサ制御方法。
  10. 少なくともひとつの検出対象を含み、その検出情報によりシステムを制御するセンサ制御システムであって、
    前記検出対象に対して設置された少なくとも二つのセンサと、
    前記各センサに稼働時間を設定し、該稼働時間毎に各センサを交互に稼働させ、一方のセンサが使用不可であれば他方のセンサに切り替え、該センサを前記稼働時間を超えて連続稼働させる制御部と、
    を備えることを特徴とするセンサ制御システム。
  11. 少なくともひとつの検出対象を含み、その検出情報によりシステムを制御するセンサ制御システムであって、
    前記検出対象に対して設置された少なくとも二つのセンサと、
    前記各センサに稼働時間を設定し、該稼働時間中のセンサに設計寿命が到来した際に、該センサの性能を他方のセンサの稼働により確認し、該センサが使用不可であれば他方のセンサに切り替え、該センサを稼働させる制御部と、
    を備えることを特徴とするセンサ制御システム。
  12. 少なくともひとつの検出対象を含み、その検出情報によりシステムを制御するセンサ制御システムであって、
    前記検出対象に対して設置された少なくとも二つのセンサと、
    前記各センサに稼働時間を設定し、該稼働時間中のセンサが設計寿命に到達前に使用不可であれば、他方のセンサに切り替え、該センサを連続稼働させる制御部と、
    を備えることを特徴とするセンサ制御システム。
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