JP2010283942A - コージェネレーション装置 - Google Patents

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玄道 加藤
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Abstract

【課題】コージェネレーション装置に関し、消費電力を正しく測定できない場合に、異常を判断して、余剰電力が商用電力系統に逆潮流しないようにする。
【解決手段】負荷装置5への通電、非通電を制御する負荷制御手段6と、電圧センサー9と電流センサー8からの信号に基づき受電点の消費電力を測定し測定結果をパワーコンディショナー装置7に出力する電力計測手段4とを備え、パワーコンディショナー装置7が動作していない時に、負荷制御手段6が所定のタイミングで通電と非通電を繰り返して、負荷制御手段6により負荷装置5が通電状態の時の電力計測手段4が測定した消費電力と負荷制御手段6により負荷装置5が非通電状態の時の電力計測手段4が測定した消費電力との差が所定量以下であった場合に、電流センサー8の異常または電圧センサー9の異常または断線と判断してパワーコンディショナー装置7が動作しないよう構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力と熱エネルギーを発生するコージェネレーション装置に関し、特に、発電電力が商用電力系統と系統連系している場合に、商用電力系統への電力逆潮流を防止する技術に関する。
近年、燃料電池やガスエンジン等を用いて発電を行なわせると同時に、その発電で発生する排熱を利用して給湯も行なわせるコージェネレーション装置の開発が盛んに進められている。
こうしたコージェネレーション装置では、その自家用電力負荷への供給電力が不足した場合には、不足分を系統連系した商用電力系統からの買電で補う構成が採られている。
コージェネレーション装置は、発電部の特性から、その発電電力を急変させることは一般に困難である。従って、自家用電力負荷の消費電力が急激に低下した場合には出力電力の減少が追いつかず、余剰電力が商用電力系統に流れ込む電力逆潮流を生ずる。
小容量のコージェネレーション装置の場合は、余剰電力を商用電力系統に逆潮流させる行為は売電価格と発電のための燃料費等とのバランス上、必ずしも経済的でないことが多い。また電力事業者によっては、余剰電力が発生しても商用電力系統へ逆潮流はさせないという条件の下で商用電力系統と接続することが多い。
小容量のコージェネレーション装置における逆潮流防止対策としては、ダミーの電力負荷を複数個設け、余剰電力が発生しそうになった場合には、それらに電力を消費させて余剰電力の発生を防止する方法が採られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−262592号公報
しかしながら、従来の技術は電力計測手段に応じて逆潮流防止のための制御を行なっているが、電力計測手段そのものは電圧計と長い屋内配線を有する電流センサーから構成されているため断線や雷等によるトラブルで異常状態に陥り、電力が正しく検出されなくなる可能性がある。
また電力計測手段に用いられる電流センサーは、一般に分割したフェライトを用いた物が多く用いられるが、物理的に逆接続が可能であり、もし逆接続の状態で取り付けられると電力検出の符号が逆(逆潮流が発生しているにもかかわらず順潮流と判断する)となってしまう。
本発明は、このような従来技術の課題を解決するためになされたもので、消費電力を正しく測定できない場合に、異常を判断して、余剰電力が商用電力系統に逆潮流しないようにすることを第1の目的とする。
また、また電力計測手段に用いられる電流センサーが逆接続されても物理的に元に戻すことなく正常化させることを第2の目的とする。
上記第1の目的を達成するため、本発明のコージェネレーション装置は、商用電力系統と系統連系して家庭用負荷に発電電力を供給するものであって余剰電力が商用電力系統に逆潮流しないように発電電力を制御するパワーコンディショナー装置と、前記家庭用負荷とは別の負荷装置を前記家庭用負荷と並列に接続するか接続しないかにより前記負荷装置への通電、非通電を制御する負荷制御手段と、電圧センサーと前記家庭用負荷の上流に配された電流センサーからの信号に基づき受電点の消費電力を測定し測定結果をパワーコンディショナー装置に出力する電力計測手段とを備えたコージェネレーション装置であって、前記パワーコンディショナー装置が動作していない時に、前記負荷制御手段が所定のタイミングで通電と非通電を繰り返して、前記負荷制御手段により前記負荷装置が通電状態の時の前記電力計測手段が測定した消費電力と前記負荷制御手段により前記負荷装置が非通電状態の時の前記電力計測手段が測定した消費電力との差が所定量以下であった場合に、前記電流センサーの異常または前記電圧センサーの異常または断線と判断して前記パワーコンディショナー装置が動作しないよう構成したのである。
これにより、電流センサーの異常または電圧センサーの異常または断線を判断して、パワーコンディショナー装置が動作しないようにして、余剰電力が商用電力系統に逆潮流しないようにできる。
また、上記第2の目的を達成するため、本発明のコージェネレーション装置は、上記構成に加えて、前記負荷制御手段により前記負荷装置が通電状態の時の前記電力計測手段が測定した消費電力が前記負荷制御手段により前記負荷装置が非通電状態の時の前記電力計測手段が測定した消費電力を上回っていれば前記電流センサーが正しい向きで接続されていると判断して前記パワーコンディショナー装置に出力する前記電力計測手段の測定結果の符合を正とし、逆に下回っていれば前記電流センサーが逆向きで接続されていると判断して前記パワーコンディショナー装置に出力する前記電力計測手段の測定結果の符合を負とする符号判定手段を備えたのである。
これにより、電力計測手段に用いられている電流センサーの接続方向を自動的に判断し、仮に逆接続されている場合は符号を負として用いることにより、物理的に順方向に接続し直す必要のないシステムを容易に構成することができる。
本発明のコージェネレーション装置は、電流センサーの異常または電圧センサーの異常または断線を判断して、パワーコンディショナー装置が動作しないようにして、余剰電力が商用電力系統に逆潮流しないようにできる。
また、符号判定手段により、電力計測手段に用いられている電流センサーの接続方向を自動的に判断し、仮に逆接続されている場合は符号を負として用いることにより、物理的に順方向に接続し直す必要のないシステムを容易に構成することができる。
本発明の実施の形態1におけるコージェネレーション装置のブロック図 本発明の実施の形態2におけるコージェネレーション装置のブロック図 本発明の実施の形態3におけるコージェネレーション装置のブロック図 本発明の実施の形態4におけるコージェネレーション装置のブロック図 本発明の実施の形態5におけるコージェネレーション装置のブロック図
第1の発明は、商用電力系統と系統連系して家庭用負荷に発電電力を供給するものであって余剰電力が商用電力系統に逆潮流しないように発電電力を制御するパワーコンディショナー装置と、前記家庭用負荷とは別の負荷装置を前記家庭用負荷と並列に接続するか接続しないかにより前記負荷装置への通電、非通電を制御する負荷制御手段と、電圧センサーと前記家庭用負荷の上流に配された電流センサーからの信号に基づき受電点の消費電力を測定し測定結果をパワーコンディショナー装置に出力する電力計測手段とを備えたコージェネレーション装置であって、前記パワーコンディショナー装置が動作していない時に、前記負荷制御手段が所定のタイミングで通電と非通電を繰り返して、前記負荷制御手段により前記負荷装置が通電状態の時の前記電力計測手段が測定した消費電力と前記負荷制御手段により前記負荷装置が非通電状態の時の前記電力計測手段が測定した消費電力との差が所定量以下であった場合に、前記電流センサーの異常または前記電圧センサーの異常または断線と判断して前記パワーコンディショナー装置が動作しないよう構成したことを特徴とするコージェネレーション装置である。
負荷装置への電力供給が変化することにより、家庭用負荷の上流に配された電流センサーからの信号に基づき電力計測手段の計測する受電点の消費電力の値が変化することを利用して、パワーコンディショナー装置が動作していない時に、負荷制御手段が所定のタイミングで通電と非通電を繰り返して、負荷制御手段により負荷装置が通電状態の時の電力計測手段が測定した消費電力と負荷制御手段により負荷装置が非通電状態の時の電力計測手段が測定した消費電力との差が所定量以下であった場合に、電流センサーの異常または電圧センサーの異常または断線と判断してパワーコンディショナー装置が動作しないよう構成したので、電流センサーの異常または電圧センサーの異常または断線を判断して、パワーコンディショナー装置が動作しないようにして、余剰電力が商用電力系統に逆潮流しないようにできる。
第2の発明は、第1の発明において、前記負荷制御手段により前記負荷装置が通電状態の時の前記電力計測手段が測定した消費電力が前記負荷制御手段により前記負荷装置が非通電状態の時の前記電力計測手段が測定した消費電力を上回っていれば前記電流センサーが正しい向きで接続されていると判断して前記パワーコンディショナー装置に出力する前記電力計測手段の測定結果の符合を正とし、逆に下回っていれば前記電流センサーが逆向きで接続されていると判断して前記パワーコンディショナー装置に出力する前記電力計測手段の測定結果の符合を負とする符号判定手段を備えたものである。
上記構成において、符号判定手段は、負荷装置が通電状態の時の消費電力が、負荷装置が非通電状態の時の消費電力を上回っていれば、電流センサーが正しい向きで接続されていると判断して、パワーコンディショナー装置に出力する電力計測手段の測定結果の符合を正とし、逆に下回っていれば電流センサーが逆向きで接続されていると判断してパワーコンディショナー装置に出力する電力計測手段の測定結果の符合を負とするので、通電による変化の方向から電力計測手段に用いられている電流センサーの接続方向を自動的に判断し、仮に逆接続されている場合は符号を負として用いることにより、物理的に順方向に接続し直す必要のないシステムを容易に構成することができる。
第3の発明は、第2の発明において、前記符号判定手段の判定結果を複数回分記憶する符号記憶手段を有し、今回の前記符号判定手段の判定結果と前記符号記憶手段に記憶された前回の前記符号判定手段の判定結果が異なる場合は、前記符号判定手段による前記電力計測手段の測定結果の符合の判定を再び行うよう構成したものである。
上記構成において、家庭用負荷は常に変動しているため、仮に負荷装置がオンオフしたとき家庭用負荷が同等の負荷容量かつ逆位相で減増すると誤検知してしまう可能性がある。そのため符号記憶手段は符号判定手段の判定結果を少なくとも2回分以上記憶し前回、前々回と比較することで、もし異なるときは再検出を行うよう負荷制御手段へと指示する。これにより家庭用負荷の変動影響を受けず異常検出の精度を高めることが出来る。
第4の発明は、第2の発明または第3の発明において、予め決められた時刻に前記負荷制御手段を起動させて異常および符号判定を行なうための時計手段を備えたものである。
上記構成において、家庭用負荷は常に変動しているが、それは、あくまで人が起きて活動している時間帯に多く発生するものであり、例えば動作する家電機器そのものが減る深夜帯に処理を起動すれば、家庭用負荷の変動影響を受けず異常検出の精度を高める効果を得ることが出来る。そのため、時計手段が負荷制御手段を起動させる時刻を、動作する家電機器そのものが減る時刻、例えば深夜帯に予め決めておくことにより、家庭用負荷の変動影響を受けず異常検出の精度を高める効果を得ることが出来る。
第5の発明は、第2の発明または第3の発明において、電力変動を所定期間記憶し最も電力変動の少ない時刻を予測して、その予測時刻に前記負荷制御手段を起動させて異常および符号判定を行なうための電力変動予測手段を備えたものである。
上記構成において、家庭用負荷は常に変動しているが、電力変動予測手段は、その負荷パターンを一定期間記憶し、最も電力変動の少ない時刻を予測して処理を起動するので、たとえ深夜帯であっても家電機器を使用するような夜型生活にも対応でき、家庭用負荷の変動影響を受けず更に異常検出の精度を高めることが出来る。
以下、本発明のコージェネレーション装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって、本発明が限定されるものではない。また、先に説明した実施の形態と同一構成については、同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1におけるコージェネレーション装置について、図1を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1におけるコージェネレーション装置の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施の形態のコージェネレーション装置は、商用電力系統2と系統連系して照明器具や家電機器からなる家庭用負荷3に発電電力を供給するパワーコンディショナー装置7と、家庭用負荷3とは別の負荷装置5を家庭用負荷3と並列に接続するか接続しないかにより負荷装置5への通電、非通電を制御する負荷制御手段6と、電圧センサー9と家庭用負荷3の上流に配された電流センサー8からの信号に基づき受電点の消費電力を測定し測定結果をパワーコンディショナー装置7に出力する電力計測手段4とを備えたコージェネレーション装置である。
燃料電池(図示せず)と電力計測手段4と負荷装置5と負荷制御手段6とパワーコンディショナー装置7と電圧センサー9は、コージェネレーションシステム本体1に配置されている。
家庭用負荷3は通常使用において常に変動するが、パワーコンディショナー装置7は、電力計測手段4の値に応じて逆潮流が発生しない様出力を制御する。よって負荷制御手段6は、パワーコンディショナー装置7の非動作時に負荷装置5への通電、非通電を指示する。
このとき電力計測手段4は負荷制御手段6より通電、非通電のタイミング信号を受け取り、それぞれのタイミングで測定した電力を記憶する。両者の差が所定量、例えば負荷装置5が1KWとすると500Wを超えていれば正常、500W以下ならば電流センサー8または電圧センサー9の異常または断線と判断しパワーコンディショナー装置7を停止する。
特に電流センサー8は受電点すなわち家庭用負荷3の上流に配置する必要から、機器外に長い配線引き回しが必要であり、断線のリスクがある上に雷等のストレスを受け破壊する場合がある。
仮に電流センサー8が破壊して電力計測手段4が機能しなくなる(常に電力負荷0と判断)と利用者は機器異常に気付くことが出来ずにパワーコンディショナー装置7は逆潮流を継続する状態に陥る。パワーコンディショナー装置7の不動作時に本機能を起動することで少なくとも次回起動時までには機器異常に気づくことが出来る。
本実施の形態のコージェネレーション装置は、商用電力系統2と系統連系して家庭用負荷3に発電電力を供給するものであって余剰電力が商用電力系統2に逆潮流しないように発電電力を制御するパワーコンディショナー装置7と、家庭用負荷3とは別の負荷装置5を家庭用負荷3と並列に接続するか接続しないかにより負荷装置5への通電、非通電を制御する負荷制御手段6と、電圧センサー9と家庭用負荷3の上流に配された電流センサー8からの信号に基づき受電点の消費電力を測定し測定結果をパワーコンディショナー装置7に出力する電力計測手段4とを備えたコージェネレーション装置であり、パワーコンディショナー装置7が動作していない時に、負荷制御手段6が所定のタイミングで通電と非通電を繰り返して、負荷制御手段6により負荷装置5が通電状態の時の電力計測手段4が測定した消費電力と負荷制御手段6により負荷装置5が非通電状態の時の電力計測手段4が測定した消費電力との差が所定量以下であった場合に、電流センサー8の異常または電圧センサー9の異常または各センサーとの配線の断線(主に電流センサー8との配線の断線)と判断してパワーコンディショナー装置7が動作しないよう構成したものである。
そして、負荷装置5への電力供給が変化することにより、家庭用負荷3の上流に配された電流センサー8からの信号に基づき電力計測手段4の計測する受電点の消費電力の値が変化することを利用して、パワーコンディショナー装置7が動作していない時に、負荷制御手段6が所定のタイミングで通電と非通電を繰り返して、負荷制御手段6により負荷装置5が通電状態の時の電力計測手段4が測定した消費電力と負荷制御手段6により負荷装置5が非通電状態の時の電力計測手段4が測定した消費電力との差が所定量以下であった場合に、電流センサー8の異常または電圧センサー9の異常または各センサーとの配線の断線(主に電流センサー8との配線の断線)と判断してパワーコンディショナー装置7が動作しないよう構成したので、電流センサー8の異常または電圧センサー9の異常または各センサーとの配線の断線(主に電流センサー8との配線の断線)を判断して、パワーコンディショナー装置7が動作しないようにして、余剰電力が商用電力系統2に逆潮流しないようにできる。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2におけるコージェネレーション装置について、図2を用いて説明する。図2は、本発明の実施の形態2におけるコージェネレーション装置の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、本実施の形態のコージェネレーション装置は、実施の形態1におけるコージェネレーション装置の構成に加えて、負荷制御手段6により負荷装置5が通電状態の時の電力計測手段4が測定した消費電力が負荷制御手段6により負荷装置5が非通電状態の時の電力計測手段4が測定した消費電力を上回っていれば電流センサー8が正しい向きで接続されていると判断してパワーコンディショナー装置7に出力する電力計測手段4の測定結果の数値の符合を正とし、逆に下回っていれば電流センサー8が逆向きで接続されていると判断してパワーコンディショナー装置7に出力する電力計測手段4の測定結果の数値の符合を負とする符号判定手段10を備えたものである。その他の構成は、実施の形態1におけるコージェネレーション装置の構成と同様であるので、説明は省略する。
上記構成において、電流センサー8と電圧センサー9に異常がなく、電流センサー8が正しい向きに取り付けられ、各センサーとの配線に断線が無い場合は、負荷装置5が通電状態の時の消費電力が、負荷装置5が非通電状態の時の消費電力を上回る。また、電流センサー8と電圧センサー9に異常がなく、電流センサー8が逆向きに取り付けられ、各センサーとの配線に断線が無い場合は、負荷装置5が通電状態の時の消費電力が、負荷装置5が非通電状態の時の消費電力を下回る。
そのことを利用して、符号判定手段10は、負荷装置5が通電状態の時の消費電力が、負荷装置5が非通電状態の時の消費電力を上回っていれば、電流センサー8が正しい向きで接続されていると判断して、パワーコンディショナー装置7に出力する電力計測手段4の測定結果の数値の符合を正とし、逆に下回っていれば電流センサー8が逆向きで接続されていると判断してパワーコンディショナー装置7に出力する電力計測手段4の測定結果の数値の符合を負とするので、通電による変化の方向から電力計測手段4に用いられている電流センサー8の接続方向を自動的に判断し、仮に逆接続されている場合は符号を負として用いることにより、物理的に順方向に接続し直す必要のないシステムを容易に構成することができる。仮に施工者が電流センサー8の装着方向を誤って取り付けても自動的に検出値の符号を逆にすることが出来、物理的に装着しなおす必要がない。
(実施の形態3)
以下、本発明の実施の形態3におけるコージェネレーション装置について、図3を用いて説明する。図3は、本発明の実施の形態3におけるコージェネレーション装置の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、本実施の形態のコージェネレーション装置は、実施の形態2におけるコージェネレーション装置の構成に加えて、符号判定手段10の判定結果を複数回分記憶する符号記憶手段11を設け、今回の符号判定手段10の判定結果と符号記憶手段11に記憶された前回の符号判定手段10の判定結果が異なる場合は、符号判定手段10による電力計測手段4の測定結果の符合の判定を再び行うよう構成したものである。その他の構成は、実施の形態2におけるコージェネレーション装置の構成と同様であるので、説明は省略する。
上記構成において、家庭用負荷3は常に変動しているため、仮に負荷装置5がオンオフしたとき家庭用負荷3が同等の負荷容量かつ逆位相で減増すると誤検知してしまう可能性がある。そのため符号記憶手段11は符号判定手段10の判定結果を少なくとも2回分以上記憶し前回、前々回と比較することで、もし異なるときは再検出を行うよう負荷制御手段4へと指示する。これにより家庭用負荷3の変動影響を受けず異常検出の精度を高めることが出来る。
(実施の形態4)
以下、本発明の実施の形態4におけるコージェネレーション装置について、図4を用いて説明する。図4は、本発明の実施の形態4におけるコージェネレーション装置の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、本実施の形態のコージェネレーション装置は、実施の形態2におけるコージェネレーション装置の構成に加えて、予め決められた時刻に負荷制御手段6が通電と非通電を繰り返すように負荷制御手段6を起動させる時計手段12を備えたものである。その他の構成は、実施の形態2におけるコージェネレーション装置の構成と同様であるので、説明は省略する。
本実施の形態のコージェネレーション装置は、予め決められた時刻に時計手段12が、負荷制御手段6が通電と非通電を繰り返すように負荷制御手段6を起動させ、それにより電力計測手段4が電流センサー8の異常または電圧センサー9の異常または各センサーとの配線の断線(主に電流センサー8との配線の断線)を判断し、符号判定手段10が電力計測手段4の測定結果の数値の符合を判定する。
家庭用負荷3は常に変動しているが、それは、あくまで人が起きて活動している時間帯に多く発生するものであり、例えば動作する家電機器そのものが減る深夜帯に処理を起動すれば、家庭用負荷3の変動影響を受けず異常検出の精度を高める効果を得ることが出来る。そのため、時計手段が負荷制御手段を起動させる時刻を、動作する家電機器そのものが減る時刻、例えば深夜帯に予め決めておくことにより、家庭用負荷の変動影響を受けず異常検出の精度を高める効果を得ることが出来る。
(実施の形態5)
以下、本発明の実施の形態5におけるコージェネレーション装置について、図5を用いて説明する。図5は、本発明の実施の形態5におけるコージェネレーション装置の構成を示すブロック図である。
図5に示すように、本実施の形態のコージェネレーション装置は、実施の形態2におけるコージェネレーション装置の構成に加えて、電力変動を所定期間記憶し最も電力変動の少ない時刻を予測して、その予測時刻に負荷制御手段6が通電と非通電を繰り返すように負荷制御手段6を起動させる電力変動予測手段13を備えたものである。その他の構成は、実施の形態2におけるコージェネレーション装置の構成と同様であるので、説明は省略する。
本実施の形態のコージェネレーション装置は、電力変動予測手段13が電力変動を所定期間記憶し最も電力変動の少ない時刻を予測する。電力変動予測手段13が予測した最も電力変動の少ない時刻になると、電力変動予測手段13が、負荷制御手段6が通電と非通電を繰り返すように負荷制御手段6を起動させ、それにより電力計測手段4が電流センサー8の異常または電圧センサー9の異常または各センサーとの配線の断線(主に電流センサー8との配線の断線)を判断し、符号判定手段10が電力計測手段4の測定結果の数値の符合を判定する。
家庭用負荷3は常に変動しているが、電力変動予測手段13は、その負荷パターンを一定期間記憶し、最も電力変動の少ない時刻を予測して処理を起動するので、たとえ深夜帯であっても家電機器を使用するような夜型生活にも対応でき、家庭用負荷の変動影響を受けず更に異常検出の精度を高めることが出来る。
本発明のコージェネレーション装置は、電流センサーの異常または電圧センサーの異常または断線を判断して、パワーコンディショナー装置が動作しないようにして、余剰電力が商用電力系統に逆潮流しないようにできるので、燃料電池やガスエンジン等を用いて発電を行なわせると同時にその発電で発生する排熱を利用して給湯も行なわせるコージェネレーション装置に適している。
2 商用電力系統
3 家庭用負荷
4 電力計測手段
5 負荷装置
6 負荷制御手段
7 パワーコンディショナー装置
8 電流センサー
9 電圧センサー
10 符号判定手段
11 符号記憶手段
12 時計手段
13 電力変動予測手段

Claims (5)

  1. 商用電力系統と系統連系して家庭用負荷に発電電力を供給するものであって余剰電力が商用電力系統に逆潮流しないように発電電力を制御するパワーコンディショナー装置と、前記家庭用負荷とは別の負荷装置を前記家庭用負荷と並列に接続するか接続しないかにより前記負荷装置への通電、非通電を制御する負荷制御手段と、電圧センサーと前記家庭用負荷の上流に配された電流センサーからの信号に基づき受電点の消費電力を測定し測定結果をパワーコンディショナー装置に出力する電力計測手段とを備えたコージェネレーション装置であって、前記パワーコンディショナー装置が動作していない時に、前記負荷制御手段が所定のタイミングで通電と非通電を繰り返して、前記負荷制御手段により前記負荷装置が通電状態の時の前記電力計測手段が測定した消費電力と前記負荷制御手段により前記負荷装置が非通電状態の時の前記電力計測手段が測定した消費電力との差が所定量以下であった場合に、前記電流センサーの異常または前記電圧センサーの異常または断線と判断して前記パワーコンディショナー装置が動作しないよう構成したことを特徴とするコージェネレーション装置。
  2. 前記負荷制御手段により前記負荷装置が通電状態の時の前記電力計測手段が測定した消費電力が前記負荷制御手段により前記負荷装置が非通電状態の時の前記電力計測手段が測定した消費電力を上回っていれば前記電流センサーが正しい向きで接続されていると判断して前記パワーコンディショナー装置に出力する前記電力計測手段の測定結果の符合を正とし、逆に下回っていれば前記電流センサーが逆向きで接続されていると判断して前記パワーコンディショナー装置に出力する前記電力計測手段の測定結果の符合を負とする符号判定手段を備えた請求項1記載のコージェネレーション装置。
  3. 前記符号判定手段の判定結果を複数回分記憶する符号記憶手段を有し、今回の前記符号判定手段の判定結果と前記符号記憶手段に記憶された前回の前記符号判定手段の判定結果が異なる場合は、前記符号判定手段による前記電力計測手段の測定結果の符合の判定を再び行うよう構成した請求項2記載のコージェネレーション装置。
  4. 予め決められた時刻に前記負荷制御手段を起動させて異常および符号判定を行なうための時計手段を備えた請求項2または3記載のコージェネレーション装置。
  5. 電力変動を所定期間記憶し最も電力変動の少ない時刻を予測して、その予測時刻に前記負荷制御手段を起動させて異常および符号判定を行なうための電力変動予測手段を備えた請求項2または3記載のコージェネレーション装置。
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