JP2018057152A - 電力供給システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の機器を用いて多くの電力を負荷に供給すると共に、発電装置で発電した電力を系統電源に逆潮流させることができる電力供給システムを提供する。【解決手段】系統電源Sと複数の住宅Hとの間に接続される蓄電装置20と、所定量の電力を発電可能であって系統電源Sと複数の住宅Hとの間において蓄電装置20よりも系統電源S側に接続される燃料電池10と、系統電源Sと燃料電池10との間を流れる電力を検出する監視用センサ40と、監視用センサ40の検出結果に基づいて蓄電装置20を制御するEMS50又は蓄電装置20の制御部と、を具備するものである。【選択図】図4

Description

本発明は、蓄電装置と発電装置とを具備する電力供給システムの技術に関する。
従来、蓄電装置と発電装置とを具備する電力供給システムの技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1に記載の電力供給システムは、蓄電池や太陽光発電部等を有する蓄電池システム(蓄電装置)と燃料電池とを具備する。蓄電池システム及び燃料電池は、系統電源と負荷との間に接続される。また、蓄電池システムは、発電装置よりも系統電源側に配置される。
このような構成により、蓄電池システムからの電力を負荷に供給可能であると共に、負荷の消費電力に対して前記蓄電池システムからの電力が不足する場合には、負荷追従運転によって燃料電池が発電した電力を当該負荷に供給することができる。すなわち、特許文献1に記載の電力供給システムは、複数の機器を用いて、多くの電力を負荷に供給することができる。
特開2015−186427号公報
しかしながら、特許文献1に記載の電力供給システムにおいて、蓄電池システムが電力を出力していない場合に燃料電池で発電した電力が逆潮流されると、当該蓄電池システムは、この逆潮流を検知し、自らの出力により逆潮流が発生しているとの誤った情報を取得することによって動作を停止してしまう。すなわち、例えば燃料電池が発電した電力を売電するため、負荷追従運転ではなく(負荷の消費電力とは関係ない)所定量の電力を発電させた場合に、蓄電池システムが動作を停止するおそれがある。
このように、特許文献1に記載の電力供給システムにおいては、複数の機器を用いて多くの電力を負荷に供給することができるが、発電装置で発電した電力を系統電源に逆潮流させることができない点で不利である。
本発明は、以上の如き状況を鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、複数の機器を用いて多くの電力を負荷に供給すると共に、発電装置で発電した電力を系統電源に逆潮流させることができる電力供給システムを提供するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、系統電源と負荷との間に接続される蓄電装置と、所定量の電力を発電可能であって前記系統電源と前記負荷との間において前記蓄電装置よりも前記系統電源側に接続される発電装置と、前記系統電源と前記発電装置との間を流れる電力を検出する検出部と、前記検出部の検出結果に基づいて前記蓄電装置を制御する制御部と、を具備するものである。
請求項2においては、前記蓄電装置は、複数設けられると共に、充電を行う充電モード及び充放電を行わない停止モードを含む動作モードを実行可能に構成され、前記制御部は、各蓄電装置の充電量を積算した積算充電量を算出すると共に、算出した前記積算充電量に基づいて複数の前記蓄電装置が順番に充電を行う場合の充電優先順位を決定し、前記検出部が前記系統電源側へ流れる電力を検出した場合に、前記充電優先順位が最上位の前記蓄電装置を前記充電モードに設定し、それ以外の前記蓄電装置を前記停止モードに設定するものである。
請求項3においては、前記制御部は、前記充電優先順位が最上位の前記蓄電装置を前記充電モードに設定した後、前記検出部が前記系統電源へ流れる電力を検出した場合に、前記停止モードに設定された前記蓄電装置を、決定した前記充電優先順位に基づいて前記充電モードに変更するものである。
請求項4においては、前記制御部は、複数の前記蓄電装置の充電量に関する充電量情報を取得し、取得した前記充電量情報に基づいて、満充電である前記蓄電装置を前記充電優先順位の設定から除外するものである。
請求項5においては、前記蓄電装置が実行可能な前記動作モードは、放電を行う放電モードを含み、前記制御部は、前記各蓄電装置の放電量を積算した積算放電量を算出すると共に、算出した前記積算放電量に基づいて複数の前記蓄電装置が順番に放電を行う場合の放電優先順位を決定し、前記検出部が前記発電装置側へ流れる電力を検出した場合に、前記放電優先順位が最上位の前記蓄電装置を前記放電モードに設定し、それ以外の前記蓄電装置を前記停止モードに設定するものである。
請求項6においては、前記制御部は、前記放電優先順位が最上位の前記蓄電装置を前記放電モードに設定した後、前記検出部が前記発電装置側へ流れる電力を検出した場合に、前記停止モードに設定された前記蓄電装置を、決定した前記放電優先順位に基づいて前記放電モードに変更するものである。
請求項7においては、前記制御部は、複数の前記蓄電装置の充電量に関する充電量情報を取得し、取得した前記充電量情報に基づいて、放電不能な前記蓄電装置を前記放電優先順位の設定から除外するものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、複数の機器を用いて多くの電力を負荷に供給すると共に、発電装置で発電した電力を系統電源に逆潮流させることができる。
請求項2においては、複数の蓄電装置の電力を融通可能であると共に、当該複数の蓄電装置間の充電量の偏りを抑制することができる。
請求項3においては、複数の蓄電装置の電力を融通可能であると共に、当該複数の蓄電装置間の充電量の偏りを抑制することができる。
請求項4においては、複数の蓄電装置の電力を融通可能であると共に、当該複数の蓄電装置間の充電量の偏りを抑制することができる。
請求項5においては、複数の蓄電装置の電力を融通可能であると共に、当該複数の蓄電装置間の放電量の偏りを抑制することができる。
請求項6においては、複数の蓄電装置の電力を融通可能であると共に、当該複数の蓄電装置間の放電量の偏りを抑制することができる。
請求項7においては、複数の蓄電装置の電力を融通可能であると共に、当該複数の蓄電装置間の放電量の偏りを抑制することができる。
本実施形態に係る電力供給システムの構成を示したブロック図。 電力供給システムの制御に関する構成を示したブロック図。 均等モードを実行する場合の処理の概要を示したフローチャート。 同じく、充電に関する制御の処理を示したフローチャート。 同じく、放電に関する制御の処理を示したフローチャート。 (a)充電優先順位の決定の一例を示す図。(b)放電優先順位の決定の一例を示す図。
以下では、図1及び図2を用いて、本実施形態に係る電力供給システム1について説明する。
電力供給システム1は、複数の戸建住宅(住宅H)からなる住宅街区T(住宅Hの集合体)に適用することを想定している。具体的には、住宅街区Tには、複数の(戸建)住宅Hとして、第一住宅H1、第二住宅H2、・・、第N住宅HNが設けられる。住宅街区Tにおいては、電力小売事業者が電力会社(系統電源S)から電力を一括購入し、当該購入した電力が各住宅Hに適宜供給(売却)される。
電力供給システム1は、上述の如く、電力小売事業者が電力会社から一括購入した電力を、複数の住宅H(第一住宅H1、第二住宅H2、・・、第N住宅HN)間で適宜供給(融通)するためのシステムである。電力供給システム1は、主として複数の燃料電池10、複数の蓄電装置20、複数の追従用センサ30、複数の監視用センサ40及びEMS50を具備する。
複数の住宅H(第一住宅H1、第二住宅H2、・・、第N住宅HN)は、人が居住する建物である。各住宅Hには適宜の電気製品が設けられ、電力が消費される。
また、各住宅Hは、系統電源Sと接続される。具体的には、各住宅Hは、上流側端部が系統電源Sと接続されると共に下流側端部が分岐して各住宅Hと接続された配電線Lを介して、当該系統電源Sと接続される。なお以下では、図1の紙面左側(系統電源S側)を上流側と称し、図1の紙面右側(複数の住宅H側)を下流側と称している。
複数の燃料電池10(第一燃料電池11、第二燃料電池12、・・、第N燃料電池1N)は、燃料(本実施形態においては、都市ガス)を使用して発電する固体酸化物形燃料電池(SOFC : Solid Oxide Fuel Cell)である。各燃料電池10は、図示せぬ制御部等を具備する。各燃料電池10は、例えば負荷追従運転等を行うのではなく、常に最大出力(所定の電力量)で発電を行うように設定される。本実施形態において、各燃料電池10の最大出力(最大発電電力)は、700Wに設定される。また、燃料となる都市ガスは、電力小売事業者から例えば無償で提供される。
また、各燃料電池10は、所定の住宅Hに対応するように設けられる(1つの住宅Hに対して、1つの燃料電池10が設けられる)。各燃料電池10は、前記所定の住宅H(住宅Hの住人)に所有されている。
また、各燃料電池10は、配電線Lの中途部に接続される。具体的には、第一燃料電池11、第二燃料電池12、・・、第N燃料電池1Nは、それぞれ配電線Lの連結点Pc1、連結点Pc2、・・、連結点PcNに接続される。なお、連結点Pc1、連結点Pc2、・・、連結点PcNは、配電線Lにおいて下流側(複数の住宅H側)から上流側(系統電源S側)へ向けて順番に配置されている。このように、第一燃料電池11、第二燃料電池12、・・、第N燃料電池1Nは、互いに直列に配置される。
複数の蓄電装置20(第一蓄電装置21、第二蓄電装置22、・・、第N蓄電装置2N)は、系統電源Sからの電力や複数の燃料電池10からの電力(発電電力)を適宜充放電するものである。各蓄電装置20は、充放電可能な蓄電池や、当該蓄電装置20の動作を制御する制御部等を具備する。各蓄電装置20は、後述の対応する追従用センサ30の検出結果に基づいて(複数の住宅H側へと流れる電力に基づいて)、放電(出力)する電力量を調整する負荷追従運転を行うことができる。
また、各蓄電装置20は、所定の住宅Hに対応するように設けられる(1つの住宅Hに対して、1つの蓄電装置20が設けられる)。各蓄電装置20は、前記所定の住宅H(住宅Hの住人)に所有されている。
また、各蓄電装置20は、配電線Lの中途部に接続される。具体的には、第一蓄電装置21、第二蓄電装置22、・・、第N蓄電装置2Nは、それぞれ配電線Lの連結点Pe1、連結点Pe2、・・、連結点PeNに接続される。なお、連結点Pe1、連結点Pe2、・・、連結点PeNは、配電線Lにおいて下流側(複数の住宅H側)から上流側(系統電源S側)へ向けて順番に配置されている。
また、連結点Pe1、連結点Pe2、・・、連結点PeNは、燃料電池10が接続される連結点Pc1、連結点Pc2、・・、連結点PcNよりも下流側に配置されている。こうして、第一蓄電装置21、第二蓄電装置22、・・、第N蓄電装置2Nは、第一燃料電池11、第二燃料電池12、・・、第N燃料電池1Nよりも下流側で、互いに直列に配置される。
また、蓄電装置20は、種々の動作に関するモード(動作モード)を実行可能に構成される。蓄電装置20の動作モードは、後述するEMS50により設定される。動作モードには、充電モードと、放電モードと、停止モードと、が含まれる。
充電モードとは、蓄電装置20が充電を行うためのモードである。すなわち、充電モードが実行されると、蓄電装置20は充電を行う(開始する)。また、放電モードとは、蓄電装置20が放電を行うためのモードである。すなわち、放電モードが実行されると、蓄電装置20は負荷追従運転により放電を行う(開始する)。また、停止モードとは、蓄電装置20が充電も放電も行わないためのモードである。すなわち、停止モードが実行されると、蓄電装置20は、例えば満充電でなく充電可能な状態であっても充電を行わない。また、蓄電装置20は、停止モードが実行されると、充電量が後述する放電規定値よりも大きくて、且つ、追従用センサ30が電力を検出した場合であっても放電を行わない。
複数の追従用センサ30は、配電線Lを流れる電力を検出するものである。より詳細には、複数の追従用センサ30は、蓄電装置20が負荷追従運転を行うために使用されるセンサである。複数の追従用センサ30は、検出結果に関する信号を出力可能に構成される。複数の追従用センサ30は、第一追従用センサ31、第二追従用センサ32、・・、第N追従用センサ3Nから構成される。なお、第一追従用センサ31、第二追従用センサ32、・・、第N追従用センサ3Nは、配電線Lにおいて下流側(複数の住宅H側)から上流側(系統電源S側)へ向けて順番に配置されている。これらの追従用センサ30は、所定の蓄電装置20に対応するように設けられる。すなわち、1つの蓄電装置20に対して1つの追従用センサ30が設けられ、対応する蓄電装置20と追従用センサ30とが電気的に接続される。
具体的には、第一追従用センサ31は、第一蓄電装置21と電気的に接続される。また、第二追従用センサ32は、第二蓄電装置22と電気的に接続される。また、第N追従用センサ3Nは、第N蓄電装置2Nと電気的に接続される。
また、第一追従用センサ31、第二追従用センサ32、・・、第N追従用センサ3Nは、それぞれ配電線Lにおいて、前記対応する蓄電装置20が接続された連結点の直ぐ上流側に配置される。具体的には、第一追従用センサ31、第二追従用センサ32、・・、第N追従用センサ3Nは、それぞれ配電線Lにおいて、連結点Pe1、連結点Pe2、・・、連結点PeNの直ぐ上流側に配置される。
複数の追従用センサ30は、配電線Lを流れる電力を検出するものである。より詳細には、複数の監視用センサ40は、系統電源Sへの逆潮流(又は、系統電源Sからの買電)を監視するために使用されるセンサである。複数の監視用センサ40は、検出結果に関する信号を出力可能に構成される。複数の監視用センサ40は、第一監視用センサ41、第二監視用センサ42、・・、第N監視用センサ4Nから構成される。なお、第一監視用センサ41、第二監視用センサ42、・・、第N監視用センサ4Nは、配電線Lにおいて下流側(複数の住宅H側)から上流側(系統電源S側)へ向けて順番に配置されている。これらの監視用センサ40は、所定の蓄電装置20に対応するように設けられる。すなわち、1つの蓄電装置20に対して1つの監視用センサ40が設けられ、対応する蓄電装置20と監視用センサ40とが電気的に接続される。
具体的には、第一監視用センサ41は、第一蓄電装置21と電気的に接続される。また、第二監視用センサ42は、第二蓄電装置22と電気的に接続される。また、第N監視用センサ4Nは、第N蓄電装置2Nと電気的に接続される。
また、第一監視用センサ41、第二監視用センサ42、・・、第N監視用センサ4Nは、それぞれ配電線Lにおいて、燃料電池10が接続される連結点Pc1、連結点Pc2、・・、連結点PcNよりも上流側に配置されている。こうして、第一監視用センサ41、第二監視用センサ42、・・、第N監視用センサ4Nは、配電線Lにおいて系統電源Sと複数の燃料電池10との間を流れる電力を検出することができる。
図2に示すEMS50は、電力供給システム1の動作を管理するエネルギーマネジメントシステム(Energy Management System)である。EMS50は、RAMやROM等の記憶部や、CPU等の演算処理部、I/O等の入出力部等を具備する。EMS50は、所定の演算処理や記憶処理等を行うことができる。EMS50には、電力供給システム1の動作を制御する際に用いられる種々の情報やプログラム等が予め記憶される。
また、EMS50は、蓄電装置20と電気的に接続される。EMS50は、所定の信号を蓄電装置20に出力し、当該蓄電装置20の動作を制御することができる。具体的には、EMS50は、蓄電装置20の動作モードを設定することができる。また、EMS50は、蓄電装置20から所定の信号が入力可能に構成される。
こうして、EMS50は、蓄電装置20に関する種々の情報を取得することができる。具体的には、EMS50は、蓄電装置20の充電量を積算した積算充電量に関する情報を取得することができる。また、EMS50は、蓄電装置20の放電量を積算した積算放電量に関する情報を取得することができる。また、EMS50は、蓄電装置20の充電量に関する情報(充電量情報)を取得することができる。なお、前記積算する期間は、例えば直近の24時間等、任意の期間を設定することができる。
また、EMS50は、複数の監視用センサ40の検出結果に関する情報を、複数の蓄電装置20を介して取得することができる。具体的には、EMS50は、例えば系統電源Sへ逆潮流が発生していることを示す逆潮流発生情報や、系統電源Sからの買電が発生しているこを示す買電発生情報を取得することができる。
また、EMS50は、電力供給システム1の動作に関する複数のモードを実行可能に構成される。前記複数のモードには、通常モード及び均等モードが含まれる。通常モードとは、複数の蓄電装置20間の充放電量の偏りを許容するモードである。均等モードとは、複数の蓄電装置20間の充放電量の偏りを抑制する(充放電量の均等化を図る)モードである。なお、通常モード及び均等モードの何れを実行するかは、例えば電力小売事業者によって適宜選択される。
また、EMS50には、蓄電装置20が放電可能な充電量に関する値(放電規定値)関する情報が予め記憶される。EMS50は、蓄電装置20の充電量が放電規定値以下である場合には、当該蓄電装置20は放電を行うことができないと判断する。
なお、蓄電装置20は、例えば所定の充電時間帯(例えば、23時から7時までの間)に、系統電源Sからの電力を充電するように構成される。こうして、深夜料金が適用された比較的安価な電力を蓄電装置20に充電し、当該充電した電力を(深夜料金が適用されない)昼間の時間帯に放電することにより、比較的高価な電力の購入量を減少させることができる。なお、蓄電装置20に充電した電力は、電力小売事業者が電力会社から一括購入した後の電力が分配されたものである。すなわち、蓄電装置20に充電した電力の料金は、当該蓄電装置20を所有する住人から電力小売事業者へと支払われる。
以下では、電力供給システム1における電力の供給(融通)態様について説明する。
以下では、前記複数のモードのうち、通常モードが実行された場合における電力の供給(融通)態様について説明する。
複数の燃料電池10は、常に最大出力(所定の電力量)で発電を行っている。こうして、複数の燃料電池10で発電された電力は、各住宅Hの消費電力に応じて、配電線Lを介して当該各住宅Hに供給される。複数の燃料電池10で発電された電力が各住宅Hの消費電力に対して余剰した場合、当該余剰した電力は各蓄電装置20に充電される。また、前記余剰した電力を各蓄電装置20に充電させる必要がない場合(例えば、各蓄電装置20が満充電である場合等)は、当該余剰した電力は系統電源Sに逆潮流(売電)される。なお、前記余剰した電力を各蓄電装置20に充電させる制御については、後述にて詳細に説明する。
また、複数の燃料電池10で発電された電力が各住宅Hの消費電力に対して不足した場合には、不足する分の電力として系統電源Sからの電力が、配電線Lを介して当該各住宅Hに供給される。この場合、複数の蓄電装置20のうち最も下流側の第一蓄電装置21は、第一追従用センサ31の検出結果に基づいて負荷追従運転を行って、必要な電力量の電力を放電する。こうして、第一蓄電装置21から放電された電力は、各住宅Hへと供給される。なお、第一蓄電装置21から電力が放電されると、系統電源Sから複数の住宅H側へ供給される電力が減少する。
また、各住宅Hの消費電力が第一蓄電装置21からの電力だけで賄えない場合には、不足する分の電力が系統電源Sから各住宅Hに供給される。すなわち、不足する分の電力として系統電源Sからの電力が、配電線Lを介して各住宅Hに供給される。この場合、複数の蓄電装置20のうち、第一蓄電装置21よりも一つ上流側の第二蓄電装置22は、第二追従用センサ32の検出結果に基づいて負荷追従運転を行って、必要な電力量の電力を放電する。こうして、第二蓄電装置22から放電された電力は、各住宅Hへと供給される。なお、第二蓄電装置22から電力が放電されると、系統電源Sから複数の住宅H側へ供給される電力がさらに減少する。
このように、通常モードが実行された場合、複数の燃料電池10で発電した電力だけでは各住宅Hの消費電力が賄えない場合に、直前に放電が開始された蓄電装置20よりも一つ上流側の蓄電装置20から放電が開始されるという動作が、繰り返し行われる。すなわち、通常モードが実行された場合、複数の蓄電装置20においては、下流側の蓄電装置20から上流側の蓄電装置20へと順次放電が開始されていく。
なお、全ての蓄電装置20が放電されても各住宅Hの消費電力が賄えない場合、不足する分の電力として系統電源Sからの電力が、配電線Lを介して各住宅Hに供給される(系統電源Sから購入された電力が、各住宅Hへと供給される)。
こうして、通常モードを実行した場合、各燃料電池10で発電された電力、及び、各蓄電装置20から放電された電力を、当該燃料電池10及び蓄電装置20を所有する住人(住宅H)だけでなく、その他の住人(住宅H)へと供給することができる。すなわち、各燃料電池10で発電された電力、及び、各蓄電装置20から放電された電力(電力小売事業者が電力会社から一括購入して、各蓄電装置20に充電させた電力(各住宅Hの住人が料金を支払った後の電力))を、複数の住宅H間で適宜融通することができる。
以下では、複数の燃料電池10で発電された電力が各住宅Hの消費電力に対して余剰した場合において、当該余剰した電力を各蓄電装置20に充電させる制御について、詳細に説明する。
複数の燃料電池10で発電された電力が各住宅Hの消費電力に対して余剰した場合、余剰した電力は、まず配電線Lを介して系統電源Sへと流れる。すなわち、前記余剰した電力は、配電線Lにおいて、複数の燃料電池10と系統電源Sとの間を、複数の燃料電池10側から系統電源S側へと流れる。
ここで、配電線Lにおいては、複数の燃料電池10と系統電源Sとの間に、複数の監視用センサ40が配置されている。複数の監視用センサ40(第一監視用センサ41、第二監視用センサ42、・・、第N監視用センサ4N)は、第一監視用センサ41、第二監視用センサ42、・・、第N監視用センサ4Nの順番で複数の住宅H側から系統電源S側へ向けて配置されている。
したがって、余剰した電力が複数の燃料電池10と系統電源Sとの間を流れる場合、複数の監視用センサ40のうち、まず第一監視用センサ41が当該余剰した電力を検出することとなる。こうして、まず第一監視用センサ41が当該余剰した電力を検出すると、第一蓄電装置21は、当該第一監視用センサ41の検出結果に基づいて、複数の燃料電池10で発電された電力が逆潮流していることを示す逆潮流発生情報を取得する。
こうして、第一蓄電装置21は、逆潮流発生情報を取得すると、充電を開始する。このように、余剰した電力が複数の燃料電池10と系統電源Sとの間を流れる場合、複数の蓄電装置20のうち、まず第一蓄電装置21が充電を開始する。第一蓄電装置21が充電を開始すると、逆潮流していた電力の一部又は全部が当該第一蓄電装置21に充電されるため、逆潮流している電力量が減少することとなる。
また、第一蓄電装置21だけでは逆潮流している電力の全部を充電できない場合には、当該第一蓄電装置21が充電を開始しても、残りの電力(第一蓄電装置21が充電しきれなかった電力)が、未だ系統電源Sへと逆潮流することとなる。こうして、前記残りの電力は、配電線Lにおいて、複数の燃料電池10と系統電源Sとの間を、複数の燃料電池10側から系統電源S側へと流れる。
前記残りの電力が複数の燃料電池10と系統電源Sとの間を流れる場合、複数の監視用センサ40のうち、まず第一監視用センサ41が当該残り電力を検出することとなる。しかし、第一蓄電装置21は既に充電を開始しており、それ以上電力を充電することができない。そのため、逆潮流している電力量が減少することなく、次に第二監視用センサ42が当該残り電力を検出することとなる。こうして、第一蓄電装置21だけでなく、第二蓄電装置22が、当該第二監視用センサ42の検出結果に基づいて、前記逆潮流発生情報を取得する。
こうして、第二蓄電装置22は、逆潮流発生情報を取得すると、第一蓄電装置21が充電しきれない電力の充電を開始する。第二蓄電装置22が充電を開始すると、前記残りの電力(未だ逆潮流している電力)の一部又は全部が当該第二蓄電装置22に充電されるため、逆潮流している電力量がさらに減少することとなる。
このように、通常モードが実行された場合、系統電源Sへの逆潮流が発生している場合に、複数の蓄電装置20のうち、直前に充電が開始された蓄電装置20よりも一つ上流側の蓄電装置20の充電が開始されるという動作が、繰り返し行われる。すなわち、通常モードが実行された場合、複数の蓄電装置20においては、下流側の蓄電装置20から上流側の蓄電装置20へと順次充電が開始されていく。
なお、全ての蓄電装置20が充電を行っても系統電源Sへ逆潮流している場合、当該逆潮流している電力は系統電源Sへ売却される(売電が行われる)。
こうして、通常モードを実行した場合、各燃料電池10で発電された電力を、当該燃料電池10を所有する住人(住宅H)の蓄電装置20だけでなく、その他の住人(住宅H)の蓄電装置20へと充電させることができる。すなわち、各燃料電池10で発電された電力を、複数の住宅H間で適宜融通することができる。
ここで、通常モードが実行された場合においては、複数の蓄電装置20の充放電量に偏りが生じるため、問題が生じることがある。
具体的には、上述の如く、通常モードが実行された場合においては、各燃料電池10で発電された電力だけでは各住宅Hの消費電力が賄えない場合に、複数の蓄電装置20のうち下流側の蓄電装置20から上流側の蓄電装置20へと順次放電が開始されていく。したがって、実行期間が長くなるほど、上流側よりも下流側の蓄電装置20の方が放電量(積算放電量)が多くなっていく。このように、複数の蓄電装置20間において積算放電量に偏りが生じると、当該複数の蓄電装置20間における寿命(耐用年数)が不均等となり問題となる。
また、通常モードが実行された場合においては、系統電源Sへの逆潮流が発生している場合に、複数の蓄電装置20のうち下流側の蓄電装置20から上流側の蓄電装置20へと順次充電が開始されていく。したがって、実行期間が長くなるほど、上流側よりも下流側の蓄電装置20の方が充電量(積算充電量)が多くなっていく。このように、複数の蓄電装置20間において積算充電量に偏りが生じると、当該複数の蓄電装置20間における寿命(耐用年数)が不均等となり問題となる。
そこで、電力供給システム1においては、上述の如き問題を解決するため、均等モードを実行することができる。均等モードにおいては、複数の蓄電装置20における積算充電量及び積算放電量の偏りを抑制するため制御(処理)が行われる。
以下では、均等モードが実行された場合におけるEMS50の処理について説明する。
まず以下では、図3を用いて、均等モードが実行された場合におけるEMS50の処理の概略について説明する。
均等モードが実行された場合、複数の蓄電装置20の充放電はEMS50によって管理される。具体的には、複数の蓄電装置20の充電又は放電が行われるか否かは、EMS50による動作モードの設定により決定される。
図3に示すように、均等モードが実行されると、EMS50は、まずステップS100において、複数の蓄電装置20に対する充電モードの設定を決定するための制御(充電に関する制御)を実行する。そして、EMS50は、ステップS100の処理を実行した後、次にステップS200において、複数の蓄電装置20に対する放電モードの設定を決定するための制御(放電に関する制御)を実行する。
こうして、EMS50は、均等モードが実行されると、充電に関する制御(ステップS100)と、放電に関する制御(ステップS200)とを、順次繰り返すこととなる。
以下では、図4及び図6を用いて、前記充電に関する制御(ステップS100)におけるEMS50の処理について、詳細に説明する。
ステップS101において、EMS50は、各蓄電装置20の積算充電量及び現在の充電量を確認する。
EMS50は、ステップS101の処理を実行した後、ステップS102の処理を実行する。
ステップS102において、EMS50は、各蓄電装置20の充電を行うための優先順位(充電優先順位)を決定する。
ここで、図6(a)は、決定された充電優先順位の一例を示している。なお、図6(a)においては、複数の蓄電装置20のうち、下流側よりも上流側の蓄電装置20の方が積算充電量が少なかった場合を示している。このような場合、EMS50は、積算充電量の少ない順番が1番目であった第N蓄電装置2Nの充電優先順位を第1位に決定する。そして、EMS50は、同様に順次充電優先順位を決定していき、積算充電量の少ない順番がN番目であった第一蓄電装置21の充電優先順位を第N位に決定する。
なお、EMS50は、充電優先順位を決定する場合、満充電となっている蓄電装置20があれば、当該蓄電装置20を充電優先順位を決定する対象から外す。すなわち、満充電となっている蓄電装置20には、充電優先順位が設定されない。
EMS50は、ステップS102の処理を実行した後、ステップS103の処理を実行する。
ステップS103において、EMS50は、現在逆潮流が発生しているか否かを判定する。
具体的には、EMS50は、逆潮流発生情報を取得しているか否かを判定する。
EMS50は、現在逆潮流が発生していると判定した場合には、次にステップS104の処理を実行する。また、EMS50は、現在逆潮流が発生していないと判定した場合には、充電に関する制御を終了し、次に放電に関する制御を開始する。
なお、現在逆潮流が発生している場合(ステップS103で「YES」)とは、複数の燃料電池10で発電された電力が各住宅Hの消費電力に対して余剰した場合を示している。
ステップS104において、EMS50は、複数の蓄電装置20のうち、充電優先順位が第1位(最上位)である蓄電装置20を充電モードに設定すると共に、その他の蓄電装置20を停止モードに設定する。これによって、充電優先順位が第1位(最上位)である蓄電装置20(例えば、図6(a)に示す例においては、第N蓄電装置2N)は、充電を開始する。こうして、充電が開始されると、逆潮流していた電力の一部又は全部が当該蓄電装置20に充電されるため、逆潮流している電力量が減少することとなる。
EMS50は、ステップS104の処理を実行した後、ステップS105の処理を実行する。
なお、充電モードに設定された蓄電装置20が満充電であると判定された場合(ステップS105で「YES」)には、一旦充電に関する制御を終了するものの、(放電に関する制御の後の)次回の充電に関する制御において、当該満充電であると判定された蓄電装置20は、充電優先順位が設定されない(充電モードに設定されない)こととなる(ステップS102参照)。
ステップS105において、EMS50は、充電モードに設定された蓄電装置20が満充電であるか否かを判定する。
EMS50は、充電モードに設定された蓄電装置20が満充電であると判定した場合には、充電に関する制御を終了し、次に放電に関する制御を開始する。また、EMS50は充電モードに設定された蓄電装置20が満充電ではないと判定した場合には、次にステップS106の処理を実行する。
ステップS106において、EMS50は、現在逆潮流が発生しているか否かを判定する。
具体的には、EMS50は、逆潮流発生情報を取得しているか否かを判定する。
EMS50は、現在逆潮流が発生していると判定した場合には、次にステップS107の処理を実行する。また、EMS50は、現在逆潮流が発生していないと判定した場合には、再びステップS105の処理を実行する。
ステップS107において、EMS50は、ステップS102で決定した充電優先順位に基づいて、現在停止モードである蓄電装置20のうち、最も充電優先順位が高い蓄電装置20を充電モードに変更する。例えば、図6(a)に示す例において、第N蓄電装置2Nを充電モードに設定した後であれば、残りの複数の蓄電装置20のうち、最も充電優先順位が高い第N−1蓄電装置を充電モードに変更する。
EMS50は、ステップS107の処理を実行した後、ステップS108の処理を実行する。
なお、現在逆潮流が発生していないと判定した場合(ステップS106で「NO」)とは、現在の複数の蓄電装置20に対する動作モード(充電モード)の設定により、逆潮流していた電力の全部が何れかの蓄電装置20に充電されたため、逆潮流している電力量が0になったことを示している。この場合、現在充電モードに設定された一又は複数の蓄電装置20の何れかが満充電となると、逆潮流が再開される可能性がある。そこで、現在逆潮流が発生していないと判定した場合(ステップS106で「NO」)には、再びステップS105の処理を実行することにより、現在充電モードに設定された一又は複数の蓄電装置20の何れかが満充電となったか否かを判定する。
また、現在逆潮流が発生していると判定した場合(ステップS106で「YES」)とは、現在の複数の蓄電装置20に対する動作モード(充電モード)の設定では、逆潮流していた電力の全部が充電されていないことを示している。この場合、充電を行う蓄電装置20を増やすために、現在停止モードである蓄電装置20のうち、最も充電優先順位が高い蓄電装置20を充電モードに変更する(ステップS107)。こうして、新たに充電モードに変更された蓄電装置20の充電が開始されると、逆潮流していた電力の一部又は全部が当該蓄電装置20に充電されるため、逆潮流している電力量が減少することとなる。
ステップS108において、EMS50は、充電優先順位の最後(最下位)の蓄電装置20が充電モードとなっているか否かを判定する。すなわち、充電優先順位が決定された全ての蓄電装置20が充電モードとなっているか否かを判定する。
EMS50は、充電優先順位の最後(最下位)の蓄電装置20が充電モードとなっていると判定した場合には、充電に関する制御を終了し、次に放電に関する制御を開始する。また、EMS50は、充電優先順位の最後(最下位)の蓄電装置20が充電モードとなっていないと判定した場合には、再びステップS105の処理を実行する。
なお、現在逆潮流が発生していると判定した場合(ステップS106で「YES」)であって、且つ現在停止モードである蓄電装置20のうち、最も充電優先順位が高い蓄電装置20を充電モードに変更した場合(ステップS107)であって、充電優先順位の最後(最下位)の蓄電装置20が充電モードになっていると判定した場合(ステップS108で「YES」)には、逆潮流していた電力の全部を複数の蓄電装置20が充電できない場合を示している。このような場合には、逆潮流された電力が、系統電源Sに売電されることとなる。
また、現在逆潮流が発生していると判定した場合(ステップS106で「YES」)であって、且つ現在停止モードである蓄電装置20のうち、最も充電優先順位が高い蓄電装置20を充電モードに変更した場合(ステップS107)であって、充電優先順位の最後(最下位)の蓄電装置20が充電モードになってないと判定した場合(ステップS108で「NO」)には、現在停止モードである蓄電装置20を充電モードに変更可能である場合を示している。このような場合には、再びステップS105から順番に処理を実行し、ステップS107の処理において現在停止モードである蓄電装置20を充電モードに変更する。
以下では、図5及び図6を用いて、前記放電に関する制御(ステップS200)におけるEMS50の処理について、詳細に説明する。
ステップS201において、EMS50は、各蓄電装置20の積算放電量及び現在の充電量(放電規定値)を確認する。
EMS50は、ステップS201の処理を実行した後、ステップS202の処理を実行する。
ステップS202において、EMS50は、各蓄電装置20の放電を行うための優先順位(放電優先順位)を決定する。
ここで、図6(b)は、決定された放電優先順位の一例を示している。なお、図6(b)においては、複数の蓄電装置20のうち、下流側よりも上流側の蓄電装置20の方が積算放電量が少なかった場合を示している。このような場合、EMS50は、積算放電量の少ない順番が1番目であった第N蓄電装置2Nの放電優先順位を第1位に決定する。そして、EMS50は、同様に順次放電優先順位を決定していき、積算放電量の少ない順番がN番目であった第一蓄電装置21の放電優先順位を第N位に決定する。
なお、EMS50は、放電優先順位を決定する場合、充電量が放電規定値以下の蓄電装置20(充電量が放電不能な量である蓄電装置20)があれば、当該蓄電装置20を放電優先順位を決定する対象から外す。すなわち、充電量が放電規定値以下の蓄電装置20には、放電優先順位が設定されない。
EMS50は、ステップS202の処理を実行した後、ステップS203の処理を実行する。
ステップS203において、EMS50は、現在買電が発生しているか否かを判定する。
具体的には、EMS50は、買電発生情報を取得しているか否かを判定する。
EMS50は、現在買電が発生していると判定した場合には、次にステップS204の処理を実行する。また、EMS50は、現在買電が発生していないと判定した場合には、放電に関する制御を終了し、次に充電に関する制御を開始する。
なお、現在買電が発生している場合(ステップS203で「YES」)とは、複数の燃料電池10で発電された電力だけでは各住宅Hの消費電力に対して不足した場合を示している。
ステップS204において、EMS50は、複数の蓄電装置20のうち、放電優先順位が第1位(最上位)である蓄電装置20を放電モードに設定すると共に、その他の蓄電装置20を停止モードに設定する。これによって、放電優先順位が第1位(最上位)である蓄電装置20(例えば、図6(b)に示す例においては、第N蓄電装置2N)は、放電を開始する。こうして、放電が開始されると、不足した電力を補うための電力として各住宅Hに供給されるため、前記不足している電力量が減少することとなる。
EMS50は、ステップS204の処理を実行した後、ステップS205の処理を実行する。
ステップS205において、EMS50は、放電モードに設定された蓄電装置20の充電量が放電規定値以下であるか否かを判定する。
EMS50は、放電モードに設定された蓄電装置20の充電量が放電規定値以下であると判定した場合には、放電に関する制御を終了し、次に充電に関する制御を開始する。また、EMS50は、放電モードに設定された蓄電装置20の充電量が放電規定値よりも大きいと判定した場合には、次にステップS206の処理を実行する。
なお、放電モードに設定された蓄電装置20の充電量が放電規定値以下であると判定された場合(ステップS205で「YES」)には、一旦放電に関する制御を終了するものの、(充電に関する制御の後の)次回の放電に関する制御において、当該放電規定値以下であると判定された蓄電装置20は、放電優先順位が設定されない(放電モードに設定されない)こととなる(ステップS202参照)。
ステップS206において、EMS50は、現在買電が発生しているか否かを判定する。
具体的には、EMS50は、買電発生情報を取得しているか否かを判定する。
EMS50は、現在買電が発生していると判定した場合には、次にステップS207の処理を実行する。また、EMS50は、現在買電が発生していないと判定した場合には、再びステップS205の処理を実行する。
ステップS207において、EMS50は、ステップS202で決定した放電優先順位に基づいて、現在停止モードである蓄電装置20のうち、最も放電優先順位が高い蓄電装置20を放電モードに変更する。例えば、図6(b)に示す例において、第N蓄電装置2Nを放電モードに設定した後であれば、残りの複数の蓄電装置20のうち、最も放電優先順位が高い第N−1蓄電装置を放電モードに変更する。
EMS50は、ステップS207の処理を実行した後、ステップS208の処理を実行する。
なお、現在買電が発生していないと判定した場合(ステップS206で「NO」)とは、現在の複数の蓄電装置20に対する動作モード(放電モード)の設定により、不足していた電力の全部が一又は複数の蓄電装置20の放電によって賄われたため、買電している電力量が0になったことを示している。この場合、現在放電モードに設定された一又は複数の蓄電装置20の何れかの充電量が放電規定値以下となると、買電が再開される可能性がある。そこで、現在買電が発生していないと判定した場合(ステップS206で「NO」)には、再びステップS205の処理を実行することにより、現在放電モードに設定された一又は複数の蓄電装置20の何れかの充電量が放電規定値以下となったか否かを判定する。
また、現在買電が発生していると判定した場合(ステップS206で「YES」)とは、現在の複数の蓄電装置20に対する動作モード(放電モード)の設定では、不足していた電力の全てが賄われていないことを示している。この場合、放電を行う蓄電装置20を増やすために、現在停止モードである蓄電装置20のうち、最も放電優先順位が高い蓄電装置20を放電モードに変更する(ステップS207)。こうして、新たに放電モードに変更された蓄電装置20の放電が開始されると、買電していた電力の一部又は全部が当該蓄電装置20によって補われるため、買電している電力量が減少することとなる。
ステップS208において、EMS50は、放電優先順位の最後(最下位)の蓄電装置20が放電モードとなっているか否かを判定する。すなわち、放電優先順位が決定された全ての蓄電装置20が放電モードとなっているか否かを判定する。
EMS50は、放電優先順位の最後(最下位)の蓄電装置20が放電モードとなっていると判定した場合には、放電に関する制御を終了し、次に充電に関する制御を開始する。また、EMS50は、放電優先順位の最後(最下位)の蓄電装置20が放電モードとなっていないと判定した場合には、再びステップS205の処理を実行する。
なお、現在買電が発生していると判定した場合(ステップS206で「YES」)であって、且つ現在停止モードである蓄電装置20のうち、最も放電優先順位が高い蓄電装置20を放電モードに変更した場合(ステップS207)であって、放電優先順位の最後(最下位)の蓄電装置20が放電モードとなっていると判定した場合(ステップS208で「YES」)には、買電していた電力の全部が複数の蓄電装置20からの電力で賄えない場合を示している。このような場合には、系統電源Sからの買電は継続されることとなる。
また、現在買電が発生していると判定した場合(ステップS206で「YES」)であって、且つ現在停止モードである蓄電装置20のうち、最も放電優先順位が高い蓄電装置20を放電モードに変更した場合(ステップS207)であって、放電優先順位の最後(最下位)の蓄電装置20が放電モードとなってないと判定した場合(ステップS208で「NO」)には、現在停止モードである蓄電装置20を放電モードに変更可能である場合を示している。このような場合には、再びステップS205から順番に処理を実行し、ステップS207の処理において現在停止モードである蓄電装置20を放電モードに変更することとなる。
こうして、均等モードが実行された場合、前記充電に関する制御(ステップS100)を行うことによって、充電優先順位に基づいて(すなわち、蓄電装置20の積算充電量が少ない順番に)、当該蓄電装置20を充電させることができる。こうして、複数の蓄電装置20間において積算充電量に偏りが生じるのを抑制でき、ひいては当該複数の蓄電装置20間における寿命(耐用年数)が不均等の解消を図ることができる。
また、均等モードが実行された場合、前記放電に関する制御(ステップS200)を行うことによって、放電優先順位に基づいて(すなわち、蓄電装置20の積算放電量が少ない順番に)、当該蓄電装置20を放電させることができる。こうして、複数の蓄電装置20間において積算放電量に偏りが生じるのを抑制でき、ひいては当該複数の蓄電装置20間における寿命(耐用年数)が不均等の解消を図ることができる。
以上のように、本実施形態に係る電力供給システム1は、
系統電源Sと複数の住宅H(負荷)との間に接続される蓄電装置20と、
所定量の電力を発電可能であって前記系統電源Sと前記複数の住宅H(負荷)との間において前記蓄電装置20よりも前記系統電源S側に接続される燃料電池10と、
前記系統電源Sと前記燃料電池10との間を流れる電力を検出する監視用センサ40と、
前記監視用センサ40の検出結果に基づいて前記蓄電装置20を制御するEMS50(又は蓄電装置20の制御部)と、
を具備するものである。
このような構成により、燃料電池10が発電した電力を系統電源Sに逆潮流(売電)させたい場合、すなわち、燃料電池10が負荷追従運転を行うのではなく(負荷が必要とする電力とは関係なく)最大出力の電力を発電する場合であっても、蓄電装置20が自らの放電によって逆潮流が発生しているとの誤った情報を取得しないため、当該蓄電装置20が停止する等の不都合が発生するのを防止することができる。すなわち、蓄電装置20や燃料電池10という複数の機器を用いて多くの電力を複数の住宅H(負荷)に供給すると共に、燃料電池10で発電した電力を系統電源Sに逆潮流させることができる。
また、電力供給システム1においては、
前記蓄電装置20は、複数設けられると共に、充電を行う充電モード及び充放電を行わない停止モードを含む動作モードを実行可能に構成され、
前記EMS50(制御部)は、
各蓄電装置20の充電量を積算した積算充電量を算出すると共に、算出した前記積算充電量に基づいて複数の前記蓄電装置20が順番に充電を行う場合の充電優先順位を決定し(ステップS101、ステップS102)、
前記監視用センサ40が前記系統電源S側へ流れる電力を検出した場合に、
前記充電優先順位が最上位の前記蓄電装置20を前記充電モードに設定し、それ以外の前記蓄電装置20を前記停止モードに設定するものである(ステップS103で「YES」、ステップS104)。
このような構成により、複数の蓄電装置20の電力を融通可能であると共に、当該複数の蓄電装置20間の充電量の偏りを抑制することができる。
具体的には、充電優先順位の最上位の蓄電装置20を充電させることができる。こうして、複数の蓄電装置20間において積算充電量に偏りが生じるのを抑制でき、ひいては当該複数の蓄電装置20間における寿命(耐用年数)が不均等の解消を図ることができる。
また、電力供給システム1においては、
前記EMS50(制御部)は、
前記充電優先順位が最上位の前記蓄電装置20を前記充電モードに設定した後、
前記監視用センサ40が前記系統電源Sへ流れる電力を検出した場合に、
前記停止モードに設定された前記蓄電装置20を、決定した前記充電優先順位に基づいて前記充電モードに変更するものである。
このような構成により、複数の蓄電装置20の電力を融通可能であると共に、当該複数の蓄電装置20間の充電量の偏りを抑制することができる。
具体的には、充電優先順位の決定に従って、順番に蓄電装置20を充電させることができる。こうして、複数の蓄電装置20間において積算充電量に偏りが生じるのを抑制でき、ひいては当該複数の蓄電装置20間における寿命(耐用年数)が不均等の解消を図ることができる。
また、電力供給システム1においては、
前記EMS50(制御部)は、
複数の前記蓄電装置20の充電量に関する充電量情報を取得し、
取得した前記充電量情報に基づいて、満充電である前記蓄電装置20を前記充電優先順位の設定から除外するものである。
このような構成により、複数の蓄電装置20の電力を融通可能であると共に、当該複数の蓄電装置20間の充電量の偏りを抑制することができる。
具体的には、実際には充電できない蓄電装置20を充電優先順位の設定から除外することができるため、充電優先順位に従ってより確実に蓄電装置20を充電させることができる。こうして、複数の蓄電装置20間において積算充電量に偏りが生じるのを抑制でき、ひいては当該複数の蓄電装置20間における寿命(耐用年数)が不均等の解消を図ることができる。
また、電力供給システム1においては、
前記蓄電装置20が実行可能な前記動作モードは、放電を行う放電モードを含み、
前記EMS50(制御部)は、
前記各蓄電装置20の放電量を積算した積算放電量を算出すると共に、算出した前記積算放電量に基づいて複数の前記蓄電装置20が順番に放電を行う場合の放電優先順位を決定し、
前記監視用センサ40が前記燃料電池10側へ流れる電力を検出した場合に、
前記放電優先順位が最上位の前記蓄電装置20を前記放電モードに設定し、それ以外の前記蓄電装置20を前記停止モードに設定するものである。
このような構成により、複数の蓄電装置20の電力を融通可能であると共に、当該複数の蓄電装置20間の放電量の偏りを抑制することができる。
具体的には、放電優先順位の最上位の蓄電装置20を放電させることができる。こうして、複数の蓄電装置20間において積算放電量に偏りが生じるのを抑制でき、ひいては当該複数の蓄電装置20間における寿命(耐用年数)が不均等の解消を図ることができる。
また、電力供給システム1においては、
前記EMS50(制御部)は、
前記放電優先順位が最上位の前記蓄電装置20を前記放電モードに設定した後、
前記監視用センサ40が前記燃料電池10側へ流れる電力を検出した場合に、
前記停止モードに設定された前記蓄電装置20を、決定した前記放電優先順位に基づいて前記放電モードに変更するものである。
このような構成により、複数の蓄電装置20の電力を融通可能であると共に、当該複数の蓄電装置20間の放電量の偏りを抑制することができる。
具体的には、放電優先順位の決定に従って、順番に蓄電装置20を放電させることができる。こうして、複数の蓄電装置20間において積算放電量に偏りが生じるのを抑制でき、ひいては当該複数の蓄電装置20間における寿命(耐用年数)が不均等の解消を図ることができる。
また、電力供給システム1においては、
前記EMS50(制御部)は、
複数の前記蓄電装置20の充電量に関する充電量情報を取得し、
取得した前記充電量情報に基づいて、放電不能な前記蓄電装置20を前記放電優先順位の設定から除外するものである。
このような構成により、複数の蓄電装置20の電力を融通可能であると共に、当該複数の蓄電装置20間の放電量の偏りを抑制することができる。
具体的には、実際には放電できない蓄電装置20を放電優先順位の設定から除外することができるため、放電優先順位に従ってより確実に蓄電装置20を放電させることができる。こうして、複数の蓄電装置20間において積算充電量に偏りが生じるのを抑制でき、ひいては当該複数の蓄電装置20間における寿命(耐用年数)が不均等の解消を図ることができる。
なお、EMS50及び蓄電装置20の制御部は、制御部の実施の一形態である。
また、監視用センサ40は、検出部の実施の一形態である。
以上、一実施形態を説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態においては、住宅街区Tにおいて電力小売事業者(中間業者)が電力会社(系統電源S)から電力を一括購入し、当該購入した電力が各住宅Hに売却されるものとしたが、電力小売事業者が電力会社から電力を一括購入するものでなくてもよい。
また、建物は住宅(人の居住を目的とするもの)に限らず、その他種々の建物であってもよい。
また、電力供給システム1の制御を行う制御部は、EMS50及び蓄電装置20の制御部に限定するものではない。すなわち、例えば蓄電装置20の制御を行うものは、当該蓄電装置20の制御部であっても、EMS50であってもよい。
また、監視用センサ40及び追従用センサ30による検出結果は、EMS50及び蓄電装置20の制御部が直接取得するものであってもよい。また、蓄電装置20の積算放電量及び積算充電量は、蓄電装置20の制御部により算出される構成や、EMS50により算出される構成の何れであってもよい。
また、1つの住宅Hに対して1つの燃料電池10が設けられるものとして説明を行ったが、燃料電池10は例えば2つの住宅Hに対して1つ設けられるもの(複数の住宅Hが共有するもの)でもよい。
また、燃料電池10は、常に最大出力で発電を行うように設定されていたが、所定の電力量で発電を行うことができるならば、最大出力に対して少ない割合(例えば、90%等)で発電を行うように設定されてもよい。また、燃料電池10は、最大発電電力が700Wであるものに限定しない。また、燃料電池10は、固体酸化物形燃料電池であるとして説明を行ったが、種々の方式の燃料電池を使用することができる。また、発電装置は、燃料電池に限定するものではなく、所定量の発電を行うことができる種々の機器を使用することができる。また、発電装置は、都市ガスを燃料とするのではなく、電気等の異なる燃料を用いるものであってもよい。
また、燃料電池10や蓄電装置20は、各住宅Hの専有部ではなく、住宅街区Tの共用部に設置することもできる。このような構成により、各住宅Hの専有部のスペースを有効活用することができる。
また、各住宅Hは、自然エネルギーにより発電を行う発電装置(例えば、太陽光発電装置)を有していてもよい。このように、各住宅Hが太陽光発電装置を有する場合(すなわち、電力供給システム1が複数の太陽光発電装置を具備する場合)、当該複数の太陽光発電装置は、配電線Lにおける監視用センサ40と燃料電池10との間に接続されることが望ましい。このような構成にすると、本実施形態に係る均等モードを実行した場合、上述の如き実施形態(太陽光発電装置を有さない構成)と同様に、複数の蓄電装置20間の充電量及び放電量の偏りを抑制することができる。
1 電力供給システム
10 燃料電池
20 蓄電装置
40 監視用センサ
50 EMS
H 住宅
S 系統電源

Claims (7)

  1. 系統電源と負荷との間に接続される蓄電装置と、
    所定量の電力を発電可能であって前記系統電源と前記負荷との間において前記蓄電装置よりも前記系統電源側に接続される発電装置と、
    前記系統電源と前記発電装置との間を流れる電力を検出する検出部と、
    前記検出部の検出結果に基づいて前記蓄電装置を制御する制御部と、
    を具備する、
    電力供給システム。
  2. 前記蓄電装置は、複数設けられると共に、充電を行う充電モード及び充放電を行わない停止モードを含む動作モードを実行可能に構成され、
    前記制御部は、
    各蓄電装置の充電量を積算した積算充電量を算出すると共に、算出した前記積算充電量に基づいて複数の前記蓄電装置が順番に充電を行う場合の充電優先順位を決定し、
    前記検出部が前記系統電源側へ流れる電力を検出した場合に、
    前記充電優先順位が最上位の前記蓄電装置を前記充電モードに設定し、それ以外の前記蓄電装置を前記停止モードに設定する、
    請求項1に記載の電力供給システム。
  3. 前記制御部は、
    前記充電優先順位が最上位の前記蓄電装置を前記充電モードに設定した後、
    前記検出部が前記系統電源へ流れる電力を検出した場合に、
    前記停止モードに設定された前記蓄電装置を、決定した前記充電優先順位に基づいて前記充電モードに変更する、
    請求項2に記載の電力供給システム。
  4. 前記制御部は、
    複数の前記蓄電装置の充電量に関する充電量情報を取得し、
    取得した前記充電量情報に基づいて、満充電である前記蓄電装置を前記充電優先順位の設定から除外する、
    請求項2又は請求項3に記載の電力供給システム。
  5. 前記蓄電装置が実行可能な前記動作モードは、放電を行う放電モードを含み、
    前記制御部は、
    前記各蓄電装置の放電量を積算した積算放電量を算出すると共に、算出した前記積算放電量に基づいて複数の前記蓄電装置が順番に放電を行う場合の放電優先順位を決定し、
    前記検出部が前記発電装置側へ流れる電力を検出した場合に、
    前記放電優先順位が最上位の前記蓄電装置を前記放電モードに設定し、それ以外の前記蓄電装置を前記停止モードに設定する、
    請求項2から請求項4までのいずれか一項に記載の電力供給システム。
  6. 前記制御部は、
    前記放電優先順位が最上位の前記蓄電装置を前記放電モードに設定した後、
    前記検出部が前記発電装置側へ流れる電力を検出した場合に、
    前記停止モードに設定された前記蓄電装置を、決定した前記放電優先順位に基づいて前記放電モードに変更する、
    請求項5に記載の電力供給システム。
  7. 前記制御部は、
    複数の前記蓄電装置の充電量に関する充電量情報を取得し、
    取得した前記充電量情報に基づいて、放電不能な前記蓄電装置を前記放電優先順位の設定から除外する、
    請求項5又は請求項6に記載の電力供給システム。
JP2016190926A 2016-09-29 2016-09-29 電力供給システム Active JP6846149B2 (ja)

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