JP2014171282A - 電力供給システム - Google Patents

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Abstract

【課題】電力会社に主張した状態と異なる状態となって太陽光発電部で発電された電力を商用電源へと逆潮流させて売電することを防止することができる電力供給システムを提供する。
【解決手段】第一センサ31の検出結果及び第二センサ32の検出結果が誤検出であることを判定する制御部50を具備し、制御部50は、当該制御部50により第一センサ31の検出結果及び第二センサ32の検出結果の両方が誤検出であると判定された場合には、前記蓄電装置20に充電された電力を家庭内負荷60へと放電しない制御を実行する。
【選択図】図4

Description

本発明は、太陽光を受けて発電可能な太陽光発電部と、商用電源からの電力を充放電可能であって負荷と接続される蓄電装置と、前記蓄電装置の充放電を制御する制御手段と、を具備する電力供給システムの技術に関する。
従来、太陽光を受けて発電可能な太陽光発電部と、商用電源からの電力を充放電可能であって負荷と接続される蓄電装置と、前記蓄電装置の充放電を制御する制御手段と、を具備する電力供給システムの技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1に記載の電力供給システムにおいては、太陽光を受けて発電可能な太陽光発電部と、商用電源からの電力を充放電可能であって負荷と接続される蓄電装置と、前記蓄電装置の充放電を制御する制御手段と、を具備する。そして、太陽光発電部で発電された電力は蓄電装置に充電され、当該蓄電装置に充電された電力は制御手段により適宜に負荷へと放電され、当該負荷に供給される。
このような構成により、負荷で消費する電力は蓄電装置から放電された電力でまかない、太陽光発電部で発電された電力は商用電源へと逆潮流させて売電することができる。
しかしながら、特許文献1に記載の電力供給システムにおいては、例えば「太陽光発電部の発電時に蓄電装置から負荷へと電力が供給されると、当該太陽光発電部で発電された電力の売電価格が安くなる」という電力会社の規定がある場合には、当該規定に該当するために太陽光発電部で発電された電力の売電価格が安くなる点で不利である。
このような不利な点を解消するため、前記特許文献1に記載の電力供給システムとは異なる別の電力供給システムにおいて、太陽光発電部の発電時には蓄電装置に充電された電力を負荷へと放電しない制御を制御手段により実行し、当該蓄電装置から負荷への電力供給を不能とすることが考えられる。
具体的に前記別の電力供給システム900においては、図11に示すように、蓄電装置920と制御手段950と太陽光発電部910とに加えて、前記太陽光発電部910で発電された電力を検出する第一センサ931と、商用電源970からの電力を検出する第二センサ932と、を具備する。そして、第一センサ931の検出結果により太陽光発電部910が発電していると制御手段950が判断した場合、及び第二センサ932の検出結果により商用電源970へと電力が逆潮流されていると制御手段950が判断した場合には、蓄電装置920に充電された電力を負荷960へと放電しない制御が制御手段950により実行される。
このような構成により、例えば「太陽光発電部の発電時に蓄電装置から負荷へと電力が供給されると、当該太陽光発電部で発電された電力の売電価格が安くなる」という電力会社の規定がある場合であっても、当該規定に該当しないため(当該規定に該当しない状態であることを電力会社に主張できるため)、太陽光発電部910で発電された電力の売電価格が安くなることを回避できる点で有利である。
しかしながら、前記電力供給システム900においては、例えば前述の如く前記規定に該当しない状態であることを電力会社に主張した後に、何らかの原因により前記第一センサ931の検出結果及び前記第二センサ932の検出結果の両方が誤検出となった場合には、本来であれば前記規定に該当するために太陽光発電部910で発電された電力の売電価格が安くなるはずであっても、安くなることを回避したままとなるおそれがある点(前述の如く電力会社に主張した状態と異なる状態となるおそれがある点)で問題である。
特開2012−085402号公報
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする問題は、例えば「太陽光発電部の発電時に蓄電装置から負荷へと電力が供給されると、当該太陽光発電部で発電された電力の売電価格が安くなる」という電力会社の規定がある場合であって、当該規定に該当しない状態であることを電力会社に主張した後に、何らかの原因により前記第一の電力検出手段の検出結果及び前記第二の電力検出手段の検出結果の両方が誤検出となった場合に、電力会社に主張した状態と異なる状態(すなわち、前記規定に該当する状態)となって太陽光発電部で発電された電力を商用電源へと逆潮流させて売電することを防止することができる電力供給システムを提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、太陽光を受けて発電可能な太陽光発電部と、前記太陽光発電部で発電された電力を検出する第一の電力検出手段と、商用電源及び前記太陽光発電部からの電力を充放電可能であって負荷と接続される蓄電装置と、前記商用電源からの電力を検出する第二の電力検出手段と、前記蓄電装置の充放電を制御する制御手段と、を具備し、前記制御手段は、前記第一の電力検出手段の検出結果により前記太陽光発電部が発電していると判断した場合、及び前記第二の電力検出手段の検出結果により前記商用電源へと電力が逆潮流されていると判断した場合には、前記蓄電装置に充電された電力を前記負荷へと放電しない制御を実行する、電力供給システムであって、前記第一の電力検出手段の検出結果及び前記第二の電力検出手段の検出結果が誤検出であることを判定する誤検出判定手段をさらに具備し、前記制御手段は、前記誤検出判定手段により前記第一の電力検出手段の検出結果及び前記第二の電力検出手段の検出結果の両方が誤検出であると判定された場合には、前記蓄電装置に充電された電力を前記負荷へと放電しない制御を実行するものである。
請求項2においては、電力会社が管理するスマートメータをさらに具備し、前記誤検出判定手段による判定には、前記スマートメータが有する情報が用いられるものである。
請求項3においては、前記電力供給システムが用いられる宅内の電力供給を制御するエネルギー管理システムをさらに具備し、前記誤検出判定手段による判定には、前記エネルギー管理システムが有する情報が用いられるものである。
請求項4においては、前記負荷に供給される電力を検出する第三の電力検出手段と、前記第三の電力検出手段の検出結果及び前記第一の検出結果に基づいて前記商用電源から供給される電力の電力量を算出する算出手段と、をさらに具備し、前記誤検出判定手段は、前記算出手段の算出結果と前記第二の電力検出手段の検出結果とが異なる場合に、前記誤検出であることを判定するものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、例えば「太陽光発電部の発電時に蓄電装置から負荷へと電力が供給されると、当該太陽光発電部で発電された電力の売電価格が安くなる」という電力会社の規定がある場合であって、当該規定に該当しない状態であることを電力会社に主張した後に、何らかの原因により第一の電力検出手段の検出結果及び第二の電力検出手段の検出結果の両方が誤検出となった場合に、電力会社に主張した状態と異なる状態となって太陽光発電部で発電された電力を商用電源へと逆潮流させて売電することを防止することができる。
請求項2においては、誤検出判定手段による判定にスマートメータが有する情報を用いることで、当該判定を正確に行うことができる。
請求項3においては、誤検出判定手段による判定にエネルギー管理システムが有する情報を用いることで、当該判定を正確に行うことができる。
請求項4においては、誤検出判定手段による判定を、より正確に行うことができる。
本発明の第一実施形態に係る電力供給システムの構成を示したブロック図。 同じく、電力の供給態様を示したブロック図。 同じく、電力の供給態様を示したブロック図。 同じく、電力の供給態様のうち、蓄電装置の充放電に関する電力の供給態様を示したブロック図。 同じく、第一センサの検出結果及び第二センサの検出結果の両方が誤検出である場合に想定される問題点について示した図。 同じく、第一センサの検出結果及び第二センサの検出結果の両方が誤検出である場合に想定される問題点について示した図。 本発明の第二実施形態に係る電力供給システムの構成を示したブロック図。 本発明の第三実施形態に係る電力供給システムの構成を示したブロック図。 本発明の第四実施形態に係る電力供給システムの構成を示したブロック図。 (a)同じく、電力供給態様を示したブロック図。(b)同じく電力供給態様を示したブロック図。 従来の電力供給システムの構成を示したブロック図。
以下では、図1を用いて、本発明の第一実施形態に係る電力供給システム100の構成について説明する。
電力供給システム100は、住宅に設けられ、商用電源70からの電力及び太陽光を利用して発電された電力を家庭内負荷60へと供給するものである。電力供給システム100は、主として太陽光発電部10と、蓄電装置20と、センサ部30と、スマートメータ40と、制御部50と、を具備する。
太陽光発電部10は、太陽光を利用して発電する装置である。太陽光発電部10は、太陽電池パネル等により構成される。太陽光発電部10は、例えば住宅の屋根の上等の日当たりの良い場所に設置される。なお、太陽光発電部10は、本発明に係る「太陽光発電部」の一実施形態である。
蓄電装置20は、商用電源70及び太陽光発電部10からの電力を充放電可能に構成される装置である。蓄電装置20は、後述する制御部50や、電力を充放電可能なリチウムイオン電池やニッケル水素電池等からなる蓄電池や、供給されてくる交流電力を整流して前記蓄電池に充電させる充電器や、前記蓄電池からの直流電力を交流電力に変換して出力するインバータ等を具備する。なお、蓄電装置20は、本発明に係る「蓄電装置」の一実施形態である。
センサ部30は、電力供給システム100の所定位置における電力を検出するものである。センサ部30は、第一センサ31と、第二センサ32と、第三センサ33と、を具備する。
第一センサ31は、太陽光発電部10の供給側(太陽光発電部10からの電力を宅内へ供給する配電線)に設けられる。第一センサ31は、太陽光発電部10からの電力を検出するものである。第一センサ31は、蓄電装置20(より詳細には、蓄電装置20の制御部50)と電気的に接続される。第一センサ31は、その検出結果に関する信号を蓄電装置20の制御部50に出力することができる。なお、第一センサ31は、本発明に係る「第一の電力検出手段」の一実施形態である。
第二センサ32は、商用電源70の供給側(商用電源70からの電力を宅内へ供給する配電線)に設けられる。第二センサ32は、商用電源70からの電力を検出するものである。第二センサ32は、蓄電装置20(より詳細には、蓄電装置20の制御部50)と電気的に接続される。第二センサ32は、その検出結果に関する信号を蓄電装置20の制御部50に出力することができる。なお、第二センサ32は、本発明に係る「第二の電力検出手段」の一実施形態である。
第三センサ33は、太陽光発電部10及び商用電源70と、蓄電装置20及び家庭内負荷60と、の間の配電線に設けられる。第三センサ33は、当該設けられた箇所を流通する電力を検出することができる。第三センサ33は、蓄電装置20(より詳細には、蓄電装置20の制御部50)と電気的に接続される。第三センサ33は、その検出結果に関する信号を蓄電装置20の制御部50に出力することができる。
なお、第三センサ33は、分電盤(不図示)よりも上流側に設けられる。前記分電盤は、商用電源70及び太陽光発電部10と、家庭内負荷60及び蓄電装置20との間に介設され、家庭内負荷60への電力供給の可否を切り替え可能に構成される。
スマートメータ40は、商用電源70からの電力を検出するものであり、電力会社が管理する電力管理サーバと通信可能な通信機能を有するものである。スマートメータ40は、電力会社により管理されるものであり、住宅の居住者等により管理不能に構成される。スマートメータ40は、商用電源70からの電力を宅内に引き込むための配電線であって、第二センサ32よりも上流側に設けられる。スマートメータ40は、その検出結果に関する信号を前記電力管理サーバに出力(通信)することができる。また、スマートメータ40は、蓄電装置20(より詳細には、蓄電装置20の制御部50)と電気的に接続される。スマートメータ40は、その検出結果に関する信号を蓄電装置20の制御部50に出力することができる。なお、スマートメータ40は、本発明に係る「スマートメータ」の一実施形態である。
制御部50は、蓄電装置20に内蔵されるものである。制御部50は、蓄電装置20に具備される前記充電器や前記インバータ等を制御し、ひいては蓄電装置20の充放電を制御することができる。制御部50は、主としてCPU等の演算処理装置、RAMやROM等の記憶装置、並びにI/O等の入出力装置等により構成される。制御部50は、蓄電装置20に充放電される電力に関する情報を取得することができる。なお、制御部50は、本発明に係る「制御手段」及び「誤検出判定手段」の一実施形態である。
また、制御部50は、前述したように、各種の信号の受信部として、センサ部30の第一センサ31と第二センサ32と第三センサ33と、スマートメータ40と、それぞれ電気的に接続される。
そして、制御部50は、センサ部30の第一センサ31から出力された信号により、太陽光発電部10からの電力に関する情報を取得することできる。具体的には、制御部50は、センサ部30の第一センサ31から出力された信号により、太陽光発電部10が発電していることについての情報を取得することができる。
また、制御部50は、センサ部30の第二センサ32から出力された信号により、商用電源70からの電力に関する情報を取得することができる。具体的には、制御部50は、センサ部30の第二センサ32から出力された信号により、商用電源70から宅内に電力が供給されているか、又は商用電源70に電力が逆潮流されているかについての情報を取得することができる。
なお、図1に示すように、商用電源70から宅内に電力が供給されている場合、第二センサ32から出力される信号は、当該電力の電力量が正(プラス)の値で示される。一方、商用電源70に電力が逆潮流されている場合、第二センサ32から出力される信号は、当該電力の電力量が負(マイナス)の値で示される。
また、制御部50は、センサ部30の第三センサ33から出力された信号、及び当該制御部50が自ら取得する情報(より詳細には、蓄電装置20に充放電される電力に関する情報)に基づいて、商用電源70及び太陽光発電部10側から家庭内負荷60及び蓄電装置20側に供給される電力、すなわち前記分電盤に供給される電力の電力量についての情報を取得することができる。
また、制御部50は、スマートメータ40から出力された信号により、商用電源70からの電力に関する情報を取得することができる。具体的には、制御部50は、スマートメータ40から出力された信号により、商用電源70から宅内に電力が供給されているか又は商用電源70に電力が逆潮流されているかについての情報や、当該電力の電力量についての情報を取得することができる。
以下では、図2及び図3を用いて、前述の如く構成された電力供給システム100における電力の供給態様について、簡単に説明する。
なお、以下の説明における電力の流通方向の変更は、図示せぬホームサーバ等の制御手段により制御される構成とすることや、図示せぬスイッチ部やパワーコンディショナが有する制御部によりそれぞれ制御される構成とすることが可能であり、本発明はこれを限定するものではない。
図2に示すように、太陽光発電部10で発電された電力は、家庭内負荷60に供給される。また、商用電源70からの電力も、家庭内負荷60に供給される。こうして、住宅の居住者は、太陽光発電部10及び商用電源70からの電力によって、照明を点灯させたり、調理器具やエアコンを使用したりすることができる。
この場合において、家庭内負荷60で消費する電力が、太陽光発電部10からの電力だけで十分まかなえる場合は、商用電源70からの電力を用いないようにすることもできる。これによって、電力料金を節約することができる。
また、図2に示すように、太陽光発電部10及び商用電源70からの電力は、適宜の時間帯に蓄電装置20に充電される。当該充電する時間帯は、居住者の任意に設定することができる。
例えば深夜に充電するように設定すれば、料金の安い深夜電力を蓄電装置20に充電することができる。また、昼間の太陽光が十分に照射される時間帯に太陽光発電部10からの電力を充電するように設定すれば、当該太陽光発電部10において自然エネルギー(太陽光)を利用して発電された電力を蓄電装置20に充電することができる。
一方、図3に示すように、蓄電装置20に充電された電力を、家庭内負荷60に供給することもできる。すなわち、蓄電装置20を放電して、当該放電した電力を家庭内負荷60に供給することができる。蓄電装置20から家庭内負荷60に電力を供給する時間帯は、居住者の任意に設定することができる。例えば深夜に蓄電装置20に充電した電力をその他(深夜以外)の時間帯に家庭内負荷60に供給することによって、当該時間帯に商用電源70から供給される電力(買電)を減らすことができ、電力料金を節約することができる。
また、家庭内負荷60で消費する電力が、主に蓄電装置20からの電力だけで十分まかなえる場合は、太陽光発電部10及び商用電源70からの電力を用いないようにすることもできる。
例えば、深夜において、料金の安い深夜電力を商用電源70から蓄電装置20に充電すると共に、住宅に居住者が不在であり家庭内負荷60で電力があまり消費されることがない昼間において、太陽光発電部10からの電力を蓄電装置20に充電しておく。当該蓄電装置20に充電された電力を、居住者が住宅に帰宅してから就寝するまでの家庭内負荷60で電力が多く消費される時間帯に当該家庭内負荷60へと供給する。これによって、電力料金を節約することができる。
次に、図4を用いて、電力供給システム100における電力の供給態様のうち、蓄電装置20の充放電に関する電力の供給態様について詳細に説明する。
蓄電装置20の充放電に関する電力の供給態様は、太陽光発電部10が発電している場合、及び商用電源70へと電力が逆潮流されている場合に、蓄電装置20に充電された電力が家庭内負荷60に供給されないように構成される。
具体的には、太陽光発電部10が発電している場合には、センサ部30の第一センサ31から出力された信号(第一センサ31の検出結果)により、太陽光発電部10が発電していることについての情報が制御部50に取得される。そして、太陽光発電部10が発電していることについての情報が制御部50に取得されると、当該制御部50は蓄電装置20が放電しない制御を実行する。すなわち、図4に示すように、太陽光発電部10が発電している場合には、蓄電装置20から家庭内負荷60に電力が供給されないことになる。
これにより、例えば「太陽光発電部の発電時に蓄電装置から負荷へと電力が供給されると、当該太陽光発電部で発電された電力の売電価格が安くなる」という電力会社の規定がある場合に、太陽光発電部10が発電している場合には蓄電装置20から家庭内負荷60に電力が供給されないため、当該規定に該当しないことになる。すなわち、電力供給システム100における電力の供給態様が前記規定に該当しない状態であることを電力会社に主張でき、太陽光発電部10で発電された電力の売電価格が安くなることを回避できる。
また、商用電源70へと電力が逆潮流されている場合には、センサ部30の第二センサ32から出力された信号(第二センサ32の検出結果)により、商用電源70へと電力が逆潮流されていることについての情報が制御部50に取得される。そして、商用電源70へと電力が逆潮流されていることについての情報が制御部50に取得されると、当該制御部50は蓄電装置20が放電しない制御を実行する。すなわち、図4に示すように、商用電源70へと電力が逆潮流されている場合には、蓄電装置20から家庭内負荷60に電力が供給されないことになる。
なお、商用電源70へと電力が逆潮流されていることについての情報を示す第二センサ32から出力された信号は、当該電力の電力量が負(マイナス)の値で示される。
これにより、例えば「太陽光発電部の発電時に蓄電装置から負荷へと電力が供給されると、当該太陽光発電部で発電された電力の売電価格が安くなる」という電力会社の規定がある場合に、商用電源70へと電力が逆潮流されている場合には蓄電装置20から家庭内負荷60に電力が供給されないため、当該規定に該当しないことになる。すなわち、電力供給システム100における電力の供給態様が前記規定に該当しない状態であることを電力会社に主張でき、太陽光発電部10で発電された電力の売電価格が安くなることを回避できる。
このような構成により、例えば第一センサ31の検出結果が何らかの理由により誤検出となった場合であっても、第二センサ32の検出結果により、蓄電装置20から家庭内負荷60に電力が供給されないことになる。逆に、例えば第二センサ32の検出結果が何らかの理由により誤検出となった場合であっても、第一センサ31の検出結果により、蓄電装置20から家庭内負荷60に電力が供給されないことになる。
したがって、第一センサ31の検出結果及び第二センサ32の検出結果の何れか一方が誤検出である場合であっても、第一センサ31の検出結果及び第二センサ32の検出結果の何れか他方の検出結果によっては家庭内負荷60に電力が供給されないことになる。すなわち、第一センサ31の検出結果及び第二センサ32の検出結果の何れか一方が誤検出である場合であっても、電力会社に主張した状態と異なる状態(すなわち、前記規定に該当する状態)となって太陽光発電部10で発電された電力を商用電源70へと逆潮流させて売電することを防止することができる。
なお、本実施形態において、第一センサ31の検出結果の誤検出とは、太陽光発電部10が発電しているにもかかわらず発電していないとの検出結果を示している。また、本実施形態において、第二センサ32の検出結果の誤検出とは、商用電源70から電力が逆潮流されているにもかかわらず逆潮流されていないとの検出結果を示している。
以下では、蓄電装置20の充放電に関する電力の供給態様のうち、第一センサ31の検出結果及び第二センサ32の検出結果の両方が誤検出である場合の電力の供給態様について詳細に説明する。
まず、図5及び図6を用いて、第一センサ31の検出結果及び第二センサ32の検出結果の両方が誤検出である場合に想定される問題点について説明する。
第一センサ31の検出結果が誤検出である場合の具体的な一例として、図5に示すように、第一センサ31が取り付け位置から取り外された場合が想定される。このような場合、太陽光発電部10が発電している場合であっても、第一センサ31は太陽光発電部10が発電していることについての検出結果を示す信号を出力することができない。換言すれば、このような場合、第一センサ31の検出結果は、太陽光発電部10が発電しているにもかかわらず発電していないとの誤検出となる。
また、第二センサ32の検出結果が誤検出である場合の具体的な一例として、図5に示すように、第二センサ32が取り付け位置から一旦取り外され、その取り付け方向を逆にして取り付けられた場合が想定される。このような場合、第二センサ32から出力される信号は、電力の電力量の値の正(プラス)と負(マイナス)とが逆になる。すなわち、図5に示すように、商用電源70から宅内に電力が供給されている場合に、第二センサ32から出力される信号は、当該電力の電力量が負(マイナス)の値で示される。一方、商用電源70に宅内から電力が逆潮流されている場合に、第二センサ32から出力される信号は、当該電力の電力量が正(プラス)の値で示される。
したがって、商用電源70から電力が逆潮流されている場合、第二センサ32から出力される信号は、電力の電力量の値が正(プラス)となることで、あたかも当該電力量の電力が商用電源70から電力が供給されているとの検出結果を示すことになる。つまり、第二センサ32の検出結果は、商用電源70から電力が逆潮流されているにもかかわらず逆潮流されていないとの誤検出となる。
このように、第一センサ31の検出結果及び第二センサ32の検出結果の両方が誤検出である場合には、第一センサ31の検出結果及び第二センサ32の検出結果の何れか一方が誤検出である場合とは異なり、図6に示すように、太陽光発電部10が発電している場合、及び商用電源70へと電力が逆潮流されている場合であっても、蓄電装置20に充電された電力が家庭内負荷60に供給されるおそれがある。すなわち、電力会社に主張した状態と異なる状態となって太陽光発電部10で発電された電力が商用電源70へと逆潮流されるおそれがあり、本来であれば前記規定に該当するために太陽光発電部10で発電された電力の売電価格が安くなるはずであるが、安くなることを回避したままとなるおそれがある点で問題であった。
次に、このような問題に対する本発明の第一実施形態に係る電力供給システム100の構成について説明する。
すなわち、このような問題に対して、本発明の第一実施形態に係る電力供給システム100においては、第一センサ31の検出結果及び第二センサ32の検出結果の両方が誤検出であるか否かを蓄電装置20の制御部50が判定する。そして、第一センサ31の検出結果及び第二センサ32の検出結果の両方が誤検出であると蓄電装置20の制御部50が判定した場合には、蓄電装置20に充電された電力が家庭内負荷60に供給されないように構成される。
具体的には、制御部50は、スマートメータ40から出力された信号により取得した商用電源70からの電力に関する情報(以下では、「スマートメータ40の情報」と称する。)と、センサ部30の第一センサ31と第二センサ32と第三センサ33とから出力された信号により取得した各種の情報及び当該制御部50が自ら取得する蓄電装置20に充放電される電力に関する情報(以下では、「センサ部30等の情報」と称する。)と、を比較し、これらの情報が一致するかについて判定する。
そして、制御部50は、例えばスマートメータ40の情報では商用電源70に電力が逆潮流されている(売電している)が、センサ部30等の情報では太陽光発電部10が発電しておらず、かつ、商用電源70から電力が供給されている(買電している)場合等の、これらの情報が一致しない場合には、第一センサ31の検出結果及び第二センサ32の検出結果の両方が誤検出であると判定する。
そして、制御部50は、第一センサ31の検出結果及び第二センサ32の検出結果の両方が誤検出であると判定した場合には、蓄電装置20が放電しない制御を実行する。すなわち、制御部50が第一センサ31の検出結果及び第二センサ32の検出結果の両方が誤検出であると判定した場合には、図4に示した場合と同様に、蓄電装置20から家庭内負荷60に電力が供給されないことになる。
このような構成により、第一センサ31の検出結果及び第二センサ32の検出結果の何れか一方が誤検出である場合だけでなく、第一センサ31の検出結果及び第二センサ32の検出結果の両方が誤検出である場合であっても、電力会社に主張した状態と異なる状態となって太陽光発電部10で発電された電力を商用電源70へと逆潮流させて売電することを防止することができる。
また、スマートメータ40は、前述したように電力会社により管理されるものであり、住宅の居住者等により管理不能に構成されるものである。すなわち、第一センサ31及び第二センサ32は例えば居住者等により意図的に検出結果が誤検出となるように設置(又は取り外し)されるおそれがあるのに対し、スマートメータ40は居住者等により意図的に検出結果が誤検出とされるおそれが無い。したがって、第一センサ31の検出結果及び第二センサ32の検出結果の両方が誤検出であるかの判定にスマートメータ40の情報を用いることで、当該判定を正確に行うことができる。
以上のように、
本発明の一実施形態に係る電力供給システム100は、
太陽光を受けて発電可能な太陽光発電部10と、
前記太陽光発電部10で発電された電力を検出する第一センサ31(第一の電力検出手段)と、
商用電源70及び前記太陽光発電部10からの電力を充放電可能であって家庭内負荷60(負荷)と接続される蓄電装置20と、
前記商用電源70からの電力を検出する第二センサ32(第二の電力検出手段)と、
前記蓄電装置20の充放電を制御する制御部50(制御手段)と、
を具備し、
制御部50(前記制御手段)は、第一センサ31(第一の電力検出手段)の検出結果により前記太陽光発電部10が発電していると判断した場合、及び第二センサ32(第二の電力検出手段)の検出結果により前記商用電源70へと電力が逆潮流されていると判断した場合には、前記蓄電装置20に充電された電力を家庭内負荷60(前記負荷)へと放電しない制御を実行する、
電力供給システムであって、
第一センサ31(第一の電力検出手段)の検出結果及び第二センサ32(第二の電力検出手段)の検出結果が誤検出であることを判定する制御部50(誤検出判定手段)をさらに具備し、
制御部50(前記制御手段)は、当該制御部50(前記誤検出判定手段)により第一センサ31(第一の電力検出手段)の検出結果及び第二センサ32(第二の電力検出手段)の検出結果の両方が誤検出であると判定された場合には、前記蓄電装置20に充電された電力を家庭内負荷60(前記負荷)へと放電しない制御を実行するものである。
このような構成により、例えば「太陽光発電部の発電時に蓄電装置から負荷へと電力が供給されると、当該太陽光発電部で発電された電力の売電価格が安くなる」という電力会社の規定がある場合であって、当該規定に該当しない状態であることを電力会社に主張した後に、何らかの原因により第一センサ31の検出結果及び第二センサ32の検出結果の両方が誤検出となった場合に、電力会社に主張した状態と異なる状態となって太陽光発電部10で発電された電力を商用電源70へと逆潮流させて売電することを防止することができる。
また、電力供給システム100においては、
電力会社が管理するスマートメータ40をさらに具備し、
蓄電装置20の制御部50(前記誤検出判定手段)による判定には、前記スマートメータ40が有する情報が用いられるものである。
このような構成により、第一センサ31の検出結果及び第二センサ32の検出結果の両方が誤検出であるかの判定にスマートメータ40の情報を用いることで、当該判定を正確に行うことができる。
なお、本実施形態では、第一センサ31の検出結果及び第二センサ32の検出結果の両方が誤検出であるかの判定にスマートメータ40の情報を用いたが、これとは異なる情報を用いることもできる。例えば、太陽光発電部10が有するパワーコンディショナから当該太陽光発電部10で発電された電力の情報(発電状況等)を所定の通信プロトコルを用いて蓄電装置20の制御部50が取得可能な構成とし、第一センサ31の検出結果及び第二センサ32の検出結果の両方が誤検出であるかの判定に当該パワーコンディショナからの情報を用いることもできる。
また、本実施形態では、制御部50は、当該制御部50により第一センサ31の検出結果及び第二センサ32の検出結果の両方が誤検出であると判定された場合に、前記蓄電装置20に充電された電力を家庭内負荷60へと放電しない制御を実行するものであるが、当該制御を実行する条件はこれに限定するものではない。
例えば、通常では商用電源70に電力が逆潮流されることがない(太陽光発電部10が発電しない)夜間の時間帯(例えば、20時から翌日の4時までの時間帯等)に、商用電源70に電力が逆潮流されているとのスマートメータ40の情報を制御部50が取得した場合に、当該制御部50は異常を検知したと判定し、蓄電装置20に充電された電力を家庭内負荷60へと放電しない制御を実行してもよい。
以下では、図7を用いて、本発明の第二実施形態に係る電力供給システム200の構成について説明する。
なお、以下では、電力供給システム200において、本発明の第一実施形態に係る電力供給システム100の構成と同一の箇所については、その説明を適宜省略する。
電力供給システム200において電力供給システム100の構成と異なる点は、家庭用エネルギー管理システム(Home Energy Management System,以下では「HEMS」と称する。)80を具備する点である。なお、HEMS80は、本発明に係る「エネルギー管理システム」の一実施形態である。
HEMS80は、住宅内で使用される電気機器を制御するシステムである。HEMS80は、携帯端末機等を用いて住宅で消費する電力の電力量を可視化し、その視覚化された情報を当該住宅の居住者に報知することができる。HEMS80は、太陽光発電部10と、蓄電装置20(より詳細には、蓄電装置20の制御部50)と電気的に接続され、所定の通信プロトコルを用いてこれらの機器の作動に関する情報や電力に関する情報等を取得(集約)すると共に管理することができる。また、HEMS80は、集約された情報から蓄電装置20の充放電の制御に関連する情報を選択し、当該情報に関する信号を蓄電装置20の制御部50に出力することができる。
そして、本発明の第二実施形態に係る電力供給システム200においては、前述の如き第一センサ31の検出結果及び第二センサ32の検出結果の両方が誤検出である場合の問題に対して、HEMS80が有する電力に関する情報を用いて蓄電装置20の制御部50が第一センサ31の検出結果及び第二センサ32の検出結果の両方が誤検出であるか否かを判定する。そして、第一センサ31の検出結果及び第二センサ32の検出結果の両方が誤検出であると蓄電装置20の制御部50が判定した場合には、蓄電装置20に充電された電力が家庭内負荷60に供給されないように構成される。
具体的には、制御部50は、HEMS80から取得した情報と、センサ部30等の情報と、を比較し、これらの情報が一致するかについて判定する。
そして、例えばHEMS80から取得した情報では商用電源70に電力が逆潮流されている(売電している)のに、センサ部30等の情報では太陽光発電部10が発電しておらず、かつ、商用電源70から電力が供給されている(買電している)場合等の、これらの情報が一致しない場合には、制御部50が第一センサ31の検出結果及び第二センサ32の検出結果の両方が誤検出であると判定する。
そして、制御部50は、第一センサ31の検出結果及び第二センサ32の検出結果の両方が誤検出であると判定した場合には、蓄電装置20が放電しない制御を実行する。すなわち、制御部50が第一センサ31の検出結果及び第二センサ32の検出結果の両方が誤検出であると判定した場合には、図4に示した場合と同様に、蓄電装置20から家庭内負荷60に電力が供給されないことになる。
このような構成により、第一センサ31の検出結果及び第二センサ32の検出結果の何れか一方が誤検出である場合だけでなく、第一センサ31の検出結果及び第二センサ32の検出結果の両方が誤検出である場合であっても、電力会社に主張した状態と異なる状態となって太陽光発電部10で発電された電力を商用電源70へと逆潮流させて売電することを防止することができる。
また、HEMS80が有する情報は住宅内で使用される電気機器と連係しているものであり、住宅の居住者等により改ざん不能に構成されるものである。すなわち、第一センサ31及び第二センサ32は例えば居住者等により意図的に検出結果が誤検出となるように設置(又は取り外し)されるおそれがあるのに対し、HEMS80が有する情報は居住者等により意図的に変更されるおそれが無い。したがって、第一センサ31の検出結果及び第二センサ32の検出結果の両方が誤検出であるかの判定にHEMS80が有する情報を用いることで、当該判定を正確に行うことができる。
以上のように、
電力供給システム200においては、
前記電力供給システム200が用いられる宅内の電力供給を制御するHEMS80(家庭用エネルギー管理システム)をさらに具備し、
蓄電装置20の制御部50(前記誤検出判定手段)による判定には、前記HEMS80(家庭用エネルギー管理システム)が有する情報が用いられるものである。
このような構成により、第一センサ31の検出結果及び第二センサ32の検出結果の両方が誤検出であるかの判定にHEMS80の情報を用いることで、当該判定を正確に行うことができる。
なお、前述の如く第二実施形態に係る電力供給システム200においては、蓄電装置20の制御部50を本発明に係る「誤検出判定手段」の一実施形態としたが、HEMS80にて第一センサ31の検出結果及び第二センサ32の検出結果の両方が誤検出であるかの判定を行うものとして、当該HEMS80を「誤検出判定手段」の一実施形態とする構成とすることもできる。
また、HEMS80により住宅内で使用される電気機器を制御する場合、センサ部30の検出結果により取得される情報は当該電気機器から直接取得することができるため、図8に示すように、当該センサ部30を具備しない構成とすることもできる。
以下では、図8に示す電力供給システムを、本発明の第三実施形態に係る電力供給システム300とする。
このように、HEMS80を用いてセンサ部30を具備しない構成とすることにより、前述の如き問題点(第一センサ31の検出結果及び第二センサ32の検出結果の両方が誤検出である場合に想定される問題点)を解消することができる。
また、電力供給システム300においては、例えば太陽光発電部10とHEMS80との電気的な接続が切断されたとの情報がHEMS80に取得されると、当該情報に関する信号をHEMS80から蓄電装置20の制御部50に出力し、当該制御部50が蓄電装置20が放電しない制御を実行する。
このように、HEMS80により住宅内で使用される電気機器が制御されているため、蓄電装置20が放電しない制御を実行する際に、例えば太陽光発電部10が発電していることについての情報、及び商用電源70へと電力が逆潮流されていることについての情報以外の情報であっても、電力会社に主張した状態と異なる状態となるおそれがあることについての情報をHEMS80が容易に取得可能となる。すなわち、制御部50は、HEMS80が取得した情報に基づいて蓄電装置20が放電しない制御を実行することにより、電力の供給態様が電力会社に主張した状態と異なる状態となることを容易に回避することができる。
なお、HEMS80により住宅内で使用される電気機器を制御することによって、住宅(すなわち、電力供給システム300)の施工時に各電気機器の動作確認を行うこともできる。
次に、図9及び図10を用いて、本発明の第四実施形態に係る電力供給システム400の構成について説明する。
なお、以下では、電力供給システム400において、本発明の第二実施形態に係る電力供給システム200の構成と同一の箇所については、その説明を適宜省略する。
電力供給システム400において電力供給システム200の構成と異なる点は、スマートメータ40を具備しない点である。
制御部50は、前述したように、センサ部30の第三センサ33から出力された信号、及び当該制御部50が自ら取得する情報(より詳細には、蓄電装置20に充放電される電力に関する情報)に基づいて、商用電源70及び太陽光発電部10側から家庭内負荷60及び蓄電装置20側に供給される電力、すなわち前記前記分電盤に供給される(家庭内負荷60で消費する)電力の電力量についての情報を取得することができる。なお、制御部50は、本発明に係る「第三の電力検出手段」の一実施形態である。
また、制御部50は、第二センサ32の検出結果により、商用電源70から買電(又は売電)される電力の電力量についての情報を取得することができる。
また、制御部50は、自ら取得した家庭内負荷60が消費する電力の電力量についての情報、及び第一センサ31の検出結果により取得した情報に基づいて、(第二センサ32の検出結果により取得した情報に基づかずに)商用電源70から供給される電力の電力量を算出(予測)することができる。なお、制御部50は、本発明に係る「算出手段」の一実施形態である。
次に、前述したような第一センサ31の検出結果及び第二センサ32の検出結果の両方が誤検出である場合に想定される問題(図6参照)に対する電力供給システム400の構成について説明する。
ここで、図10(a)を用いて、第一センサ31が取り付け位置から取り外され、且つ第二センサ32がその取り付け方向を逆にして取り付けられた場合、すなわち第一センサ31の検出結果及び第二センサ32の検出結果の両方が誤検出となる場合に、太陽光発電部10で発電された電力の電力量が5000Wであり、家庭内負荷60で消費する電力の電力量が3000Wである場合を一例として説明する。
かかる場合には、図10(a)に示すように、第一センサ31は取り付け位置から取り外されているため、当該第一センサ31の検出結果は、太陽光発電部10が発電しているにもかかわらず発電していないとの誤検出となる。
また、太陽光発電部10で発電された電力の電力量のうち3000Wの電力が家庭内負荷60に供給され、余剰電力として2000Wの電力が商用電源70に逆潮流されている(売電している)。しかしながら、第二センサ32がその取り付け方向を逆にして取り付けられているため、当該第二センサ32の検出結果は、2000Wの電力を売電ではなく、買電しているとの誤検出となる(図10(a)に示す黒矢印参照)。
なお、図10(a)に示す電力の供給態様に対して、電力供給システム400の構成においては、図10(b)に示すように、太陽光発電部10で発電されて家庭内負荷60に供給される電力を売電するため、当該太陽光発電部10から家庭内負荷60に供給される電力と同一の電力量(すなわち、3000W)の電力を、蓄電装置20から家庭内負荷60に供給する。その結果、太陽光発電部10で発電された電力の全て(5000Wの電力)が売電されることになる。
しかしながら、第二センサ32がその取り付け方向を逆にして取り付けられているため、当該第二センサ32の検出結果は、5000Wの電力を売電ではなく、買電しているとの誤検出となる(図10(b)に示す黒矢印参照)。
ここで、制御部50は、家庭内負荷60が消費する電力が3000Wの電力量であることについての情報を自ら取得する。また、制御部50は、第一センサ31の(実際は誤検出である)検出結果により太陽光発電部10が発電していないとの情報を取得する。そして、制御部50は、これらの取得した情報に基づいて、商用電源70から供給(買電)される電力の電力量を0Wとして算出(予測)することができる。
しかしながら、制御部50は、前述したような予測結果とは異なり、第二センサ32の検出結果により商用電源70から供給(買電)された電力の電力量が5000Wであるとの情報を取得する。
こうして、制御部50は、自らが算出(予測)した商用電源70から買電される電力の電力量と、第二センサ32の検出結果が示す商用電源70から買電される電力の電力量と、が異なる場合には、第一センサ31の検出結果及び第二センサ32の検出結果の両方が誤検出であると判定する。そして、制御部50は、第一センサ31の検出結果及び第二センサ32の検出結果の両方が誤検出であると判定した場合には、蓄電装置20が放電しない制御を実行する。
以上のように、
電力供給システム300においては、
前記家庭内負荷60(負荷)に供給される電力を検出する制御部50(第三の電力検出手段)と、前記第三の電力検出手段の検出結果及び前記第一の検出結果に基づいて前記商用電源から供給される電力の電力量を算出する制御部50(算出手段)と、をさらに具備し、
前記誤検出判定手段は、前記算出手段の算出結果と前記第二の電力検出手段の検出結果とが異なる場合に、前記誤検出であることを判定するものである。
このような構成により、第一センサ31の検出結果及び第二センサ32の検出結果の両方が誤検出であるかの判定を、より正確に行うことができる。
10 太陽光発電部
20 蓄電装置
30 センサ部
31 第一センサ
32 第二センサ
40 スマートメータ
50 制御部
60 家庭内負荷
70 商用電源
80 HEMS
100 電力供給システム

Claims (4)

  1. 太陽光を受けて発電可能な太陽光発電部と、
    前記太陽光発電部で発電された電力を検出する第一の電力検出手段と、
    商用電源及び前記太陽光発電部からの電力を充放電可能であって負荷と接続される蓄電装置と、
    前記商用電源からの電力を検出する第二の電力検出手段と、
    前記蓄電装置の充放電を制御する制御手段と、
    を具備し、
    前記制御手段は、前記第一の電力検出手段の検出結果により前記太陽光発電部が発電していると判断した場合、及び前記第二の電力検出手段の検出結果により前記商用電源へと電力が逆潮流されていると判断した場合には、前記蓄電装置に充電された電力を前記負荷へと放電しない制御を実行する、
    電力供給システムであって、
    前記第一の電力検出手段の検出結果及び前記第二の電力検出手段の検出結果が誤検出であることを判定する誤検出判定手段をさらに具備し、
    前記制御手段は、前記誤検出判定手段により前記第一の電力検出手段の検出結果及び前記第二の電力検出手段の検出結果の両方が誤検出であると判定された場合には、前記蓄電装置に充電された電力を前記負荷へと放電しない制御を実行する、
    ことを特徴とする電力供給システム。
  2. 電力会社が管理するスマートメータをさらに具備し、
    前記誤検出判定手段による判定には、前記スマートメータが有する情報が用いられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力供給システム。
  3. 前記電力供給システムが用いられる宅内の電力供給を制御するエネルギー管理システムをさらに具備し、
    前記誤検出判定手段による判定には、前記エネルギー管理システムが有する情報が用いられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力供給システム。
  4. 前記負荷に供給される電力を検出する第三の電力検出手段と、前記第三の電力検出手段の検出結果及び前記第一の検出結果に基づいて前記商用電源から供給される電力の電力量を算出する算出手段と、をさらに具備し、
    前記誤検出判定手段は、前記算出手段の算出結果と前記第二の電力検出手段の検出結果とが異なる場合に、前記誤検出であることを判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力供給システム。
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