JP6313197B2 - 充放電システム - Google Patents

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Description

この発明は、家庭用の商用電源や自然エネルギー発電システムによって電気自動車の蓄電池に充電を行ったり、この電気自動車の蓄電池から家電負荷へ電力を供給したりする充放電システムに関する。
従来から、太陽電池が発電した直流電力をバッテリに充電したり、バッテリの直流電力を交流電力に変換して家電負荷へ供給したりする電力供給システムが知られている(特許文献1参照)。
かかる電力供給システムは、太陽電池が発電した直流電力をバッテリに充電する充電器と、バッテリや充電器の直流電力を交流電力に変換するインバータと、充電器を太陽電池に接続したりする切替器とを備えており、バッテリの直流電力や太陽電池が発電した直流電力をインバータで交流電力に変換して家電負荷に供給するようになっている。
このような電力供給システムにあっては、電力供給システムに設けたコンセントに電気自動車を接続すれば太陽電池で発電した電力で電気自動車の蓄電池を充電することができる。しかし、その逆に電気自動車の蓄電池から家電負荷に電力を供給することができないという問題あった。
この問題を解消した充放電システムが提案されている(特許文献2参照)。
係る充放電システムは、充放電コンバータを有する電気自動車用パワーコンディショナ装置を備えており、商用電源から電気自動車の蓄電池を充電する場合、電気自動車用パワーコンディショナ装置の充放電コンバータによって交流電圧を所定の直流電圧に変換して充電を行う。逆に、電気自動車の蓄電池から家電負荷に電力を供給する場合、上記充放電コンバータによって電気自動車の蓄電池から出力される直流電力を交流電力に変換して家電負荷に供給するようになっている。
このような充放電システムに太陽光発電システムを設けて、この太陽光発電システムで発電した電力で電気自動車の蓄電池を充電するようにした充放電システムが提案されている。
また、太陽光発電部と蓄電部と燃料電池発電部とを備えた電力供給システムが提案されている(特許文献3)。
かかる電力供給システムは、停電時に蓄電部が自立運転を開始し、この自立運転による発電を基準電源として燃料電池発電部及び太陽光発電部を連係運転させるようになっている。
また、太陽電池の発電を制御する太陽発電パワーコンディショナと、燃料電池の発電を制御する燃料電池パワーコンディショナと、充放電用パワーコンディショナとを備えた電力供給システムが提案されている(特許文献4参照)。
この電力供給システムは、停電時に太陽発電パワーコンディショナと燃料電池パワーコンディショナと充放電用パワーコンディショナとを一旦停止させた後、充放電用パワーコンディショナによって太陽発電パワーコンディショナと燃料電池パワーコンディショナとを再稼働させるようになっている。
特開2013−13174号公報 特開2013−102608号公報 特開2011−188607号公報 WO2013/118376号公報
ところで、充放電システムに太陽光発電システムを設けて、太陽光発電システムで発電した電力で電気自動車の蓄電池を充電できるようにした場合、太陽発電パワーコンディショナから出力される交流電力の電圧波形の歪が設定した所定値以上になると、自動車の蓄電池の充電の際に定格値以上の電圧が印加されてしまう不具合があるので、太陽発電パワーコンディショナの動作を停止させる必要がある。
このため、太陽電池パネル(発電手段)などが発電した電力を有効に利用できなくなってしまうという問題がある。
この発明の目的は、電気自動車の蓄電池に定格値以上の電圧が印加することなく、しかも発電手段が発電した電力を有効利用することのできる充放電システムを提供することにある。
請求項1の発明は、系統電源と自然エネルギー発電システムとに接続された分電盤から供給される交流電力を電気自動車の蓄電池へ供給したり、この蓄電池から出力される直流電圧を交流電力に変換して前記分電盤へ供給したりする充放電用パワーコンディショナを備え、前記自然エネルギー発電システムは、自然エネルギによって発電された直流電力を前記系統電源の交流電圧に同期した交流電力に変換して前記分電盤に出力する発電用パワーコンディショナを有する充放電システムであって、
前記発電用パワーコンディショナから出力される交流電力の電圧波形の歪電圧を検出する歪検出手段を設け、
この歪検出手段が検出する歪電圧が予め設定されている閾値を越えると前記充放電用パワーコンディショナによる蓄電池の充電動作を停止することを特徴とする。
この発明によれば、電気自動車の蓄電池に定格値以上の電圧が印加することなく、しかも発電手段が発電した電力を有効利用することができる。
この発明に係る充放電システムの構成を概略的に示した説明図である。 図1に示す充放電システムの電気自動車用パワーコンディショナ装置の構成を示したブロック図である。 図2に示すEVパワーコンディショナの構成を示すブロック図である。 図2に示す電気自動車用パワーコンディショナ装置のEVパワーコンディショナの交流電圧波形と基準波形生成回路の基準波形とを示したグラフである。 図1に示す防水接地コンセントから電気自動車を充電する場合の例を示した説明図である。 二台の電気自動車を同時に充電する場合の例を示した説明図である。 第2実施例の充放電システムの構成を示したブロック図である。 系統電力網の周期の変動量と判定回数と設定電圧との関係を示したグラフである。
以下、この発明に係る充放電システムの実施の形態である実施例を図面に基づいて説明する。
[第1実施例]
図1に示す充放電システムS1は、太陽光発電システム(自然エネルギー発電システム)10と、第1,第2分電盤(屋内分電盤)20,30と、電力測定装置(測定装置)60と、情報収集装置100と、屋外に設けられた定置型の電気自動車用パワーコンディショナ装置120等とを備えている。
太陽光発電システム10は、戸建て住宅などの建物Hに配置されて、発電した電力を負荷(家電負荷)に供給したりするシステムである。
まず、この建物Hについて説明する。この建物Hは、系統電力から電力の供給を受けるための電力網としての系統電力網(系統電源)Eに接続されている。
この系統電源Eと建物Hに配線された電線20aとが第1,第2電力量メータM1,M2を介して繋がっており、電線20aは第1分電盤20の主幹(図示せず)に繋がっており、第1分電盤20の主幹は第2分電盤30の主幹(図示せず)に繋がっている。
第1電力量メータM1は、系統電源Eから建物Hへ流れる電力量を計測し、第2電力量メータM2は、建物Hから系統電源Eへ流れる電力量を計測する。すなわち、第1電力量メータM1は買電した電力量を積算し、第2電力量メータM2は売電した電力量を積算していく。
第2分電盤30内には、主幹に流れる電流を検出する電流センサ(図示せず)が設けられている。この第2分電盤30の近傍には電力測定装置60が設置されている。
また、第2分電盤30の主幹には、複数の分岐幹31が繋がっており、この複数の各分岐幹31には建物Hの部屋に設けたコンセント(図示せず)に給電線(図示せず)を介して繋がっている。
太陽光発電システム10は、分散型の発電装置としての太陽光発電装置(発電手段)11と、PVパワーコンディショナ(発電用パワーコンディショナ)12とを備えており、太陽光発電装置11及びPVパワーコンディショナ12は屋外に設けられている。
太陽光発電装置11は、自然エネルギーである太陽光エネルギーを直接電力に変換して発電を行う装置である。
PVパワーコンディショナ12は、太陽光発電装置11が発電した直流電力を交流電力に変換して出力するものであり、系統電源Eの交流電圧に同期するとともにこの交流電圧に対して位相ズレが生じないように交流力を出力するようになっている。なお、系統電源Eの交流電圧は第2分電盤30の主幹に設けた図示しない電圧検出センサによって検知する。
停電時には、系統電源Eからの交流電圧を得ることができないので、電気自動車用パワーコンディショナ装置120から擬似交流電圧を発生させ、この擬似交流電圧に基づいてPVパワーコンディショナ12から交流電力を出力させるようになっている。
PVパワーコンディショナ12は、給電線18によって第2分電盤30の主幹(図示せず)に繋がっており、PVパワーコンディショナ12の交流電力をその主幹から分岐幹31及び給電線(図示せず)を介して上記コンセントに接続された家電負荷に供給する。このとき、非常用コンセント13には交流電力は出力されないようになっている。
PVパワーコンディショナ12は、停電時に電気自動車用パワーコンディショナ装置120から擬似交流電圧が出力されない場合、すなわち電気自動車Cが電気自動車用パワーコンディショナ装置120に接続されていないとき、非常用コンセント13のみに交流電力を出力し、第2分電盤30へ交流電力を供給しないようになっている。
電気自動車用パワーコンディショナ装置120の近傍の建物Hの外壁面Haには、防水接地コンセント(充電専用コンセント)121が設けられており、この防水接地コンセント121は給電線32により第2分電盤30に繋がっている。この給電線32によりPVパワーコンディショナ12から出力される交流電力や系統電源Eの交流電力が防水接地コンセント121へ供給されるようになっている。
電気自動車用パワーコンディショナ装置120と第1分電盤20とは給電線125,126で繋がっており、系統電源Eの交流電力が給電線125を介して電気自動車用パワーコンディショナ装置120へ供給されるようになっている。また、電気自動車用パワーコンディショナ装置120と第2分電盤30とが給電線127で繋がっており、PVパワーコンディショナ12から出力される交流電力が電気自動車用パワーコンディショナ装置120へ供給することができるようになっている。
電気自動車用パワーコンディショナ装置120及び防水接地コンセント121は駐車スペースUを臨むように配置されている。
電気自動車用パワーコンディショナ装置120は、通常時、系統電源Eの交流電力を第1分電盤20を介して入力し、そのまま給電線126を介して第2分電盤30へ出力するようになっている。停電時には、電気自動車用パワーコンディショナ装置120に電気自動車Cが接続されているとき、この電気自動車Cの蓄電池(図示せず)の直流電力を交流電力に変換して給電線126を介して第1分電盤20へ供給するようになっている。
また、電気自動車用パワーコンディショナ装置120は、充電モードのとき系統電源EまたはPVパワーコンディショナ12からの交流電力を所定の直流電力に変換して電気自動車Cへ供給するものであり、放電モードのとき電気自動車Cの蓄電池(図示せず)の直流電力を交流電力に変換して給電線126を介して第1分電盤20へ供給する。
リモートコントロール102は、電気自動車用パワーコンディショナ装置120の充電モードや放電モードや他のモードなどを設定したりするものである。
電気自動車用パワーコンディショナ装置120は、図2に示すように、EVパワーコンディショナ(充放電用パワーコンディショナ)122と、PVパワーコンディショナ12から出力される交流電圧の歪を検出する歪検出回路(歪検出手段)300と、EVパワーコンディショナ122を制御する制御回路(制御手段)310とを有している。
EVパワーコンディショナ122は、図2Aに示すように、切換スイッチSW1,SW2と、交流電力を直流電力に変換して電気自動車Cの蓄電池を充電していく充電用AC/DCコンバータ123と、電気自動車Cの蓄電池の直流電力を交流電力に変換して出力する放電用DC/ACコンバータ124とを有している。
切換スイッチSW1は、系統電源モードのとき端子S1aに切り換わり、太陽光発電モードのとき端子S1bに切り換わるようになっている。
切換スイッチSW2は平常時にはオンしており、系統電源Eの交流電力が第1分電盤20,給電線125及び切換スイッチSW2を介して第2分電盤30へ供給される。停電時には、切換スイッチSW2はオフされる。
歪検出回路300は、PVパワーコンディショナ12から出力される交流電力の電圧波形を検出する電圧波形検出回路301と、系統電源Eの交流電圧に同期した基準となる正弦波の基準波形を生成する基準波形生成回路302と、この基準波形生成回路302が生成した基準波形と電圧波形検出回路301が検出した検出電圧波形とを比較してその差を検出する比較回路303とを有している。
基準波形生成回路302は、停電時には系統電源Eと同じ商用周波数の正弦波の基準波形を生成するようになっている。
制御回路310は、歪検出回路300が検出した歪電圧が設定されている設定電圧である閾値Vkを越えたか否かに基づいて、EVパワーコンディショナ122の充電用AC/DCコンバータ123の充電動作を停止させる。閾値Vkは任意に設定変更できるようになっている。
また、制御回路310は、停電時にPVパワーコンディショナ12を動作させるために、放電用DC/ACコンバータ124を制御して擬似交流電圧を第1分電盤20へ出力させるようになっている。
制御回路310は、モード設定等に基づいて切換スイッチSW1の切り換えや切換スイッチSW2のオン・オフを制御する。
電気自動車用パワーコンディショナ装置120は、図示しない電源回路を備えており、この電源回路は、系統電源Eの交流電圧から直流の電源電圧を得て制御回路310などを動作させるようになっているが、停電時には、電気自動車Cの蓄電池の直流電圧から電源電圧を得るようになっている。
図1に示す情報収集装置100は、送信されてきた測定データに基づいて太陽光発電システム10が発電している現時点の電力や積算した電力量などを図示しない表示装置に表示したりする。
情報収集装置100は、ルータ101を介してインターネットなどの外部の通信網に繋がっており、外部のサーバ(図示せず)との間で、計測値などのデータの送受信などを行うようになっている。
[動 作]
次に、上記のように構成される充放電システムS1の動作について説明する。
電気自動車Cの蓄電池(図示せず)を充電する場合、先ず、電気自動車用パワーコンディショナ装置120と電気自動車Cとを図1に示すように給電コード130で接続する。次に、電気自動車用パワーコンディショナ装置120を充電モードに設定する。この充電モードの設定は、リモートコントロール102の操作または電気自動車用パワーコンディショナ装置120に設けられている図示しないモードスイッチの操作によって行う。
[充電モード及び系統電源モード]
電気自動車用パワーコンディショナ装置120は、充電モードが設定されるとともに系統電源モードが設定されると、切換スイッチSW1が端子S1aに切り換わり、第1分電盤20から給電線125を介して系統電源Eの交流電圧がEVパワーコンディショナ122に入力される。EVパワーコンディショナ122の充電用AC/DCコンバータ123は、系統電源Eの交流電力を直流電力に変換して電気自動車Cの蓄電池(図示せず)を充電していく。
[充電モード及び太陽光発電モード]
PVパワーコンディショナ12から出力される交流電力で電気自動車Cの蓄電池を充電する場合には、リモートコントロール102または電気自動車用パワーコンディショナ装置120のモードスイッチの操作によって太陽光発電モードに設定する。このモードの設定により、切換スイッチSW1が端子S1bに切り換わり、PVパワーコンディショナ12から出力される交流電力が第2分電盤30及び給電線127を介して電気自動車用パワーコンディショナ装置120へ供給され、上記と同様にして電気自動車Cの蓄電池が充電されていく。
一方、歪検出回路300の基準波形生成回路302は、系統電源Eの交流電圧に同期した基準となる正弦波の基準波形Vfを図3に示すように生成していく。
歪検出回路300の電圧波形検出回路301は、PVパワーコンディショナ12から出力される交流電力の電圧波形Vhaを検出し、比較回路303は、基準波形生成回路302が生成した基準波形Vfと電圧波形検出回路301が検出した交流電力の電圧波形Vhaとを比較していき、その差が最大となる最大電圧差Vsを歪電圧Vsとして検出する。
制御回路310は、歪電圧Vsが閾値Vk以上か否かを判定し、歪電圧Vsが閾値Vk以上のとき、PVパワーコンディショナ12から出力される交流電圧は歪んでいると判定する。この判定は、例えばT時間毎に判定していくが、連続した複数の半波毎に判定してもよい。例えば、図3に示すように、交流電圧の各半波W1〜W5毎に歪電圧Vsが閾値Vk以上か否かを判定していき、全ての半波W1〜W5で歪電圧Vsが閾値Vk以上のとき、制御回路310は、歪検出回路300が検出した歪電圧Vsが閾値Vkを越えていると判定する。
制御回路310は、歪電圧Vsが閾値Vkを越えていると判定すると、EVパワーコンディショナ122の充電用AC/DCコンバータ123の動作を停止させる。すなわち、充電用AC/DCコンバータ123による電気自動車Cの蓄電池の充電動作が停止される。これにより、電気自動車Cの蓄電池が定格値以上の電圧で充電されてしまうことが防止される。
この場合、充電用AC/DCコンバータ123による電気自動車Cの蓄電池の充電動作が停止されるだけなので、PVパワーコンディショナ12からの交流電力は出力され続け、各コンセント(図示せず)に接続されている家電負荷(図示せず)に供給されるので、太陽光発電装置11が発電する電力を有効利用することができる。
[停 電]
停電時には、系統電源Eの交流電圧が電気自動車用パワーコンディショナ装置120に入力されないので、制御回路310は、交流電圧の入力がないときには停電であると判断し、切換スイッチSW2をオフにするとともに、DC/ACコンバータ124を動作させて擬似交流電圧を発生させる。この擬似交流電圧は給電線126及び第1分電盤20を介して第2分電盤30へ供給される。また、停電時には、図示しない開閉器により系統電源Eから第1分電盤20が解列される。この解列は、図示しない開閉制御装置により自動的に行われるようになっているが、手動で行ってもよい。
停電により系統電源Eから交流電圧が第2分電盤30に入力されないが、擬似交流電圧が第2分電盤30に入力されるので、この擬似交流電圧に基づいてPVパワーコンディショナ12は太陽光発電装置11が発電した直流電力を交流電力に変換して出力する。すなわち、PVパワーコンディショナ12は、第2分電盤30に印加する擬似交流電圧に同期し且つ擬似交流電圧に対して位相ズレが生じないように交流電圧を出力していく。
つまり、PVパワーコンディショナ12は、擬似交流電圧が第1分電盤20を介して第2分電盤30に入力されつづけている間、動作し続けて太陽光発電装置11が発電した直流電力を交流電力に変換して交流電圧を出力し続けることになる。
PVパワーコンディショナ12から出力された交流電圧は、第2分電盤30から給電線127及び切換スイッチSW1(端子S1bに切り換わっている)を介して充電用AC/DCコンバータ123に入力する。また、制御回路310は充電用AC/DCコンバータ123を動作させて、PVパワーコンディショナ12から出力され交流電力を所定の直流電力に変換して電気自動車Cの蓄電池を充電させていく。すなわち、太陽光発電装置11が発電した電力で電気自動車Cの蓄電池が充電されていくことになる。
ところで、基準波形生成回路302は、停電時には系統電源Eと同じ周波数の正弦波の基準波形を生成していく。また、電圧波形検出回路301は、PVパワーコンディショナ12から出力される交流電力の電圧波形を検出し、比較回路303は、基準波形生成回路302が生成した基準波形と電圧波形検出回路301が検出した交流電圧の電圧波形とを比較していく。
比較回路303は、図3に示すように、基準波形Vfと電圧波形Vhaと差の最大電圧差Vsを歪電圧Vsとして検出し、制御回路310は、歪電圧Vsが閾値Vk以上か否かを判定し、歪電圧Vsが閾値Vkを越えていると判定すると、EVパワーコンディショナ122の充電用AC/DCコンバータ123の動作を停止させる。すなわち、電気自動車Cの蓄電池の充電動作が停止される。これにより、電気自動車Cの蓄電池が定格値以上の電圧で充電されてしまうことが防止される。
また、この場合、PVパワーコンディショナ12からの交流電力が出力され続けて各コンセント(図示せず)に接続されている家電負荷(図示せず)に供給されるので、太陽光発電装置11が発電する電力を有効利用することができる。
[放電モード]
停電時や夜間などに太陽光発電装置11が発電をしない場合、電気自動車Cに蓄えられた電力で家電負荷の電力を賄うとき、放電モードを設定する。この設定は、上述したようにリモートコントロール102または電気自動車用パワーコンディショナ装置120のモードスイッチの操作によって行う。
放電モードの設定により、EVパワーコンディショナ122の充電用AC/DCコンバータ123の動作は停止され、放電用DC/ACコンバータ124が動作し、電気自動車Cの蓄電池の直流電力を交流電力に変換していく。この交流電力は給電線126を介して第1分電盤20へ供給されていく。
第1分電盤20に供給された交流電力は第2分電盤30及び複数の分岐幹31を介して図示しない家電負荷に供給される。
放電モードのとき、歪検出回路300の動作は停止されるようになっており、制御回路310は、商用周波数の交流電圧を出力するように放電用DC/ACコンバータ124を制御することになる。
[電気自動車の充電]
電気自動車用パワーコンディショナ装置120がメンテナンスなどにより使用できない場合、図4に示すように、防水接地コンセント121と電気自動車Cとを給電コード130で接続すれば、電気自動車Cの蓄電池を系統電源Eにより充電することができる。
また、図5に示すように、電気自動車用パワーコンディショナ装置120と電気自動車C1とを給電コード130で接続し、防水接地コンセント121と電気自動車C2とを給電コード130で接続すれば、系統電源Eの交流電力やPVパワーコンディショナ12から出力される交流電力によって、二台の電気自動車C1,C2を同時に充電することができる。
この図5に示すように電気自動車C1,C2を接続した状態で、電気自動車用パワーコンディショナ装置120によって、電気自動車C1の蓄電池から出力される直流電圧を所定の交流電圧に変換してその交流電力を第1分電盤20に供給し、さらにこの交流電力を第2分電盤30、給電線32、防水接地コンセント121及び給電コード130を介して電気自動車C2へ供給することにより、電気自動車C2を充電することができる。
このように、電気自動車C1の蓄電池から電気自動車C2の蓄電池を充電することができ、例えば夜間の停電時、系統電源Eの交流電力やPVパワーコンディショナ12の交流電力によって電気自動車C2を充電することができない場合であっても、電気自動車C1から電気自動車C2へ充電することができる。
例えば、電気自動車C1,C2の両方とも走行距離が十分でない場合、電気自動車C1の蓄電池から電気自動車C2の蓄電池へ充電することにより、電気自動車C2の走行距離を十分なものにすることができる。すなわち、複数の電気自動車が走行距離が十分でない場合、例えば電費のよい1台の電気自動車に他の複数の電気自動車の蓄電池から充電させて走行距離を十分なものにすることができる。
また、電費の悪い例えば電気自動車C1の蓄電池から電費の良い電気自動車C2の蓄電池へ蓄えられた電気量を入れ替えることもできる。
また、多人数が乗れるが電費の悪い電気自動車と、少人数しか乗れないが電費の良い電気自動車とから、そのときの必要に応じた電気自動車を選択し、その電気自動車に電力を集中させて使用することができる。
さらに、必要に応じて例えば走行距離10km分だけの電気量を電気自動車C2に充電させることもできる。
[第2実施例]
図6は第2実施例の充放電システムS2の構成を示す。この充放電システムS2は、太陽光発電システム10と、第1,第2分電盤20,30と、電力測定装置60(図1参照)と、情報収集装置100と、屋外に設けられた定置型の電気自動車用パワーコンディショナ装置200等とを備えている。
電気自動車用パワーコンディショナ装置200は、系統電源Eの瞬停を検出する瞬停検出回路201と、系統電源Eの交流電圧の変動量(変化値)を検出する周期変動量検出回路202と、EVパワーコンディショナ122を制御する制御回路320とを有し、他は第1実施例と同様な構成を有している。
制御回路320は、瞬停検出回路201が系統電源Eの瞬停を検出したとき、この時点から所定時間の間、歪検出回路300が検出する歪電圧Vsが閾値Vkを越えているか否かの判定を行わない。このようにすることにより、瞬停による基準波形生成回路302が生成する基準波形の乱れによる誤判定を防止するものである。これにより、EVパワーコンディショナ122の電気自動車Cの充電中に、充電動作の停止がむやみに行われてしまうことが防止される。
瞬停検出回路201の瞬停の判定は、系統電源Eの交流電圧が所定電圧以下になったとき瞬停したと判断するが、系統電源Eの交流電圧の変化値で判断するようにしてもよい。
制御回路320は、第1実施例と同様な制御を行う他に、周期変動量検出回路202が検出した周期の変動量に応じて歪電圧Vsが閾値Vk以上か否かのT時間毎に行う判定回数を変えて判定を行う。すなわち、その変動量が小さい場合には判定回数を少なくし(例えば5回以下)、その変動量が大きい場合には判定回数を多くする(例えば5回以上)。
また、図7に示すグラフに基づいて系統電源Eの周期の変動量Gに応じて閾値Vkと判定回数Nを求め、これに基づいて歪電圧Vsが閾値Vkを越えたか否かの判定を行うようにしてもよい。
このように、その変動量が大きいときには閾値Vkを大きく設定し、変動量が小さいときには閾値Vkを小さく設定することにより、必要以上にEVパワーコンディショナ122の充電動作を停止させてしまう回数を少なくすることができるとともに、充電時に電気自動車Cの蓄電池に定格値以上の電圧を印加させてしまうことを確実に防止することができる。
この発明は、上記実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
10 太陽光発電システム(自然エネルギー発電システム)
12 PVパワーコンディショナ(発電用パワーコンディショ
ナ)
20 第1分電盤(分電盤)
30 第2分電盤(分電盤)
120 電気自動車用パワーコンディショナ装置
122 EVパワーコンディショナ(充放電用パワーコンディシ
ョナ)
123 充電用AC/DCコンバータ
124 放電用DC/ACコンバータ
300 歪検出回路(歪検出手段)
301 電圧波形検出回路
302 基準波形生成回路
303 比較回路
310 制御回路(制御手段)
S1 充放電システム
E 系統電力網(系統電源)
C 電気自動車

Claims (10)

  1. 系統電源と自然エネルギー発電システムとに接続された分電盤から供給される交流電力を電気自動車の蓄電池へ供給したり、この蓄電池から出力される直流電力を交流電力に変換して前記分電盤へ供給したりする充放電用パワーコンディショナを備え、前記自然エネルギー発電システムは、自然エネルギーによって発電された直流電力を前記系統電源の交流電圧に同期した交流電力に変換して前記分電盤に出力する発電用パワーコンディショナを有する充放電システムであって、
    前記発電用パワーコンディショナから出力される交流電力の電圧波形の歪電圧を検出する歪検出手段を設け、
    この歪検出手段が検出する歪電圧が予め設定されている閾値を越えると前記充放電用パワーコンディショナによる蓄電池の充電動作を停止することを特徴とする充放電システム。
  2. 前記閾値の値は設定変更が可能であることを特徴とする請求項1に記載の充放電システム。
  3. 前記歪検出手段が検出した歪電圧が閾値を越えたか否かの判定を複数回行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の充放電システム。
  4. 前記系統電源の周期の変化値が小さいとき、前記判定の回数を減らし、その周期の変化値が大きいとき、その判定の回数を増やすことを特徴とする請求項3に記載の充放電システム。
  5. 前記判定は、系統周期の半波毎に連続して行うことを特徴とする請求項4に記載の充放電システム。
  6. 前記系統電源の周期の変化値に応じて、前記閾値を設定変更することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載の充放電システム。
  7. 前記閾値を小から大までの複数段階に設定し、判定回数を少数から多数の複数段階に設定し、前記系統電源の周期の変化値に応じて前記複数段階のうちの閾値と判定回数を選択して設定することを特徴とする請求項3ないし請求項5のいずれか1つに記載の充放電システム。
  8. 前記系統電源が瞬停したとき、歪検出手段が検出する歪電圧が閾値を越えたか否かの判定を行わないことを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1つに記載の充放電システム。
  9. 前記瞬停の判断は、前記系統電源の電圧が所定電圧以下になったか否かで判断することを特徴とする請求項8に記載の充放電システム。
  10. 前記瞬停の判断は、前記系統電源の系統電圧の変化値で判断することを特徴とする請求項8に記載の充放電システム。
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