JP2014181485A - 外装構造 - Google Patents
外装構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014181485A JP2014181485A JP2013056463A JP2013056463A JP2014181485A JP 2014181485 A JP2014181485 A JP 2014181485A JP 2013056463 A JP2013056463 A JP 2013056463A JP 2013056463 A JP2013056463 A JP 2013056463A JP 2014181485 A JP2014181485 A JP 2014181485A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mountain
- exterior plate
- holding member
- side exterior
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Abstract
【解決手段】下地4上に、平板部11,21の左右側縁を同方向へ折り曲げ、更にその先端を内側に折り返して側縁成形部12,12、22,22を設けて山側外装板1、谷側外装板2とし、これらを交互に配置させることにより山部と谷部とが連続して形成される外装構造であって、山側外装板1の裏面側に、その下端に下地4への固定部31を有する起立部32と、該起立部32の上端を外側へ折返した折返し部33と、その先端に傾斜面341を備える楔部34とを有する保持部材3を固定し、谷側外装板2の上向き側縁成形部22の先端222が、前記保持部材3の折返し部33及び楔部34の内側へ収容されるように配設すると共に、山側外装板1の下向き側縁成形部12の先端123が、前記保持部材3の楔部34の傾斜面341に当接するように配設する。
【選択図】図1
Description
また、前記第2の方法の問題点としては、ハゼ締めによる毛細管現象による雨水の浸入の問題や、ハゼ締めすることにより施工に手間がかかる等が挙げられる。
なお、以下の説明において、山側外装板の下向き側縁成形部の上向き折返し部分を「上ハゼ」、谷側外装板の上向き側縁成形部の下向き折返し部分を「下ハゼ」という。なお、後述する図示実施例では、下向き側縁成形部自体を「上ハゼ」、上向き成形部自体を「下ハゼ」と説明している。
詳しくは、本発明では、従来のビス止め方式のようにビス自体を用いていないので、ビス穴からの雨水の浸入が生ずる筈がない。
また、保持部材を山側外装板と谷側外装板との間に固定しているため、従来のハゼ締め方式による毛細管現象による雨水の浸入を抑制でき、ハゼ締め等による手間も生じない。
さらに、保持部材の楔部に傾斜面を有するため、負圧がかかった際に山側外装板の上ハゼの先端が傾斜面から深く上方へ移動して谷側外装板の下ハゼと接近して接触するため、毛細管現象を抑制するための空間を多く設けることができ、高い水密性を確保出来る。
また、保持部材に楔部を設けたので、負圧がかかった際に山側外装板の上ハゼが保持部材により深く係合すると共に谷側外装板の下ハゼにも引っ掛かるので外れにくい。
また、この保持部材への外装板の取付については、谷側外装板の下ハゼを、保持部材の折返し部の内側へ収容されるように係合すると共に、山側外装板の上ハゼの上端が、保持部材の楔部の傾斜面に当接するように係合する。
山側外装板では、左右側縁を折り下げ、更にその下端を内側に折り返して上ハゼとした構成となる。
谷側外装板では、左右側縁を折り上げ、更にその上端を内側に折り返して下ハゼとした構成となる。
また、山側外装板の上ハゼの上端が内側へ折り返されている場合には、上ハゼは保持部材(楔部)の傾斜面への当接が滑らかになり、負圧作用時の滑り(移動)も良いものとなる。
また、この第1実施例における谷側外装板2は、略平坦状の平板部21の左右側縁を折り上げ、更にその上端を内側に折り返して下ハゼ22とした構成である。より詳しくは、図1(b)に示すように下ハゼ22は、上向きの折り上げ片221と下向きの折返し部分222とからなる。前記平板部21の裏面側には、略同一厚みの裏打ち材2bが添設されている。
なお、下地4は、略一定厚みの野地材の表面に防水シート材を敷設した構成であり、前記山側外装板1の裏面には、断熱材5を配した構成とした。
しかも、この第1実施例では、図1(b)に示すように敷設した状態の山側外装板1の上ハゼ12の先端(下端)と谷側外装板2の下ハゼ22の先端(上端)とは、僅かながら上下に離反しているため、後述する従来のビス止め仕様やハゼ締め仕様に比較して明らかに水密性に優れている外装構造ということができる。
なお、図示実施例では、谷側外装板2の下ハゼ22(折返し部分222)の下端が保持部材3の楔部34の内側に係合するようにしたため、下ハゼ22は安定に配設される。また、山側外装板1の上ハゼ12の上端(折り曲げ部123)が内側へ折り返されているため、楔部34の傾斜面341への当接が滑らかになる。
図2(a)には負圧が作用していない状態を示しているが、ハッチングにて示すように上ハゼ12の内部に空間Aが形成されている。そのため、仮に雨水の浸入があっても、それ以上の毛細管現象による雨水の浸入が生ずることがない。また、前述のように上ハゼ12の下端と下ハゼ22の上端とが、僅かながら上下に離反していることも重要であり、雨水の浸入は、極めて困難な構造である。
図2(b)には負圧が作用し、太矢印にて示すように通常は水平状の平板部11,21を上方へ引っ張り上げるような力(負圧)が作用して上方に凸状に変形させる現象が生じる。その際、山側外装板1の上ハゼ12にも谷側外装板2の下ハゼ22にも上方へ引っ張られる力が作用するが、下ハゼ22は負圧作用以前から保持部材3に当接しているため、上ハゼ12に上方へ引っ張られる作用が果たされ、その折り曲げ部123の先端が楔部34の傾斜面341に当接しつつ上方へ突き上げられ、下ハゼ部22の折返し部分222を拡開するように当接する。折り曲げ部123と折返し部分222との間には、図示するように新たな空間Aが形成される。なお、図中、ハッチング矢印は、負圧が作用する原因となる吹き上げ風を模式的に示すものである。
また、同図(b)には、従来のハゼ締め仕様における水密性を示しているが、やはり太線にて示すように山側外装板8の表面を伝う雨水Wが、谷側外装板8'と吊子9とのハゼ締め部分から毛細管現象により内部に浸入してしまうことは既に説明したとおりである。
なお、これらの従来の仕様において、仮に止水性に優れたシール材を使用してビス穴やハゼ締め部の水密性を向上したとしても、シール材の経年劣化にて雨水の浸入が生じてしまう。
図3(a)には負圧が作用していない状態を示しているが、前述のように谷側外装板2の下ハゼ22(折返し部分222)を、保持部材3の折返し部33の内側へ収容されるように係合させている。また、山側外装板1の上ハゼ12の上端(折り曲げ部123)を、保持部材3の楔部34の傾斜面341に当接するように係合させている。このように本発明では、保持部材3に対する上ハゼ12、下ハゼ22の係合を採用している。
図3(b)には負圧が作用し、太矢印にて示すように通常は水平状の平板部11,21を上方へ引っ張り上げるような力(負圧)が作用して上方に凸状に変形させる現象が生じる。その際、山側外装板1の上ハゼ12に上方へ引っ張られる作用が果たされ、その折り曲げ部123の先端が楔部34の傾斜面341に当接しつつ上方へ突き上げられ、下ハゼ部22の折返し部分222にも係合する。このように負圧作用時には、負圧が作用していない状態よりもむしろ深く係合してより安定に強固に取り付けられるものとなる。
また、同図(b)には、従来のハゼ締め仕様における負圧作用時の取付強度を示しているが、ハゼ締めの一部が負圧による引っ張り作用で解除されており、この状態では、やはり所定の特性は得られない。
11 平板部
12 側縁成形部(上ハゼ)
121 折り下げ片
122 折返し部分
123 折り曲げ部
2 谷側外装板
21 平板部
22 側縁成形部(下ハゼ)
221 折り上げ片
222 折返し部分
3 保持部材
31 固定部
32 起立部
33 折返し部
34 楔部
341 傾斜面
4 下地
5 断熱材
6 (ビス止め仕様の)外装板
7 固定ビス
8 (ハゼ締め仕様の)外装板
9 吊子
Claims (3)
- 下地上に、平板部の左右側縁を同方向へ折り曲げ、更にその先端を内側に折り返して側縁成形部を設けて山側外装板、谷側外装板とし、交互に配置させることにより山部と谷部とが連続して形成される外装構造であって、
山側外装板の裏面側に、その下端に下地への固定部を有する起立部と、該起立部の上端を外側へ折返した折返し部と、その下端に傾斜面を備える楔部とを有する保持部材を固定し、
谷側外装板の上向き側縁成形部の下向き折返し部分を、前記保持部材の折返し部の内側へ収容されるように係合すると共に、山側外装板の下向き側縁成形部の上向き折返し部分の上端が、前記保持部材の楔部の傾斜面に当接するように係合することを特徴とする外装構造。 - 谷側外装板の上向き側縁成形部の下向き折返し部分が保持部材の楔部の内側に係合し、山側外装板の下向き側縁成形部の上向き折返し部分の上端が内側へ折り返されていることを特徴とする請求項1に記載の外装構造。
- 山側外装板の裏面に断熱材を配設していることを特徴とする請求項1又は2に記載の外装構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013056463A JP6115992B2 (ja) | 2013-03-19 | 2013-03-19 | 外装構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013056463A JP6115992B2 (ja) | 2013-03-19 | 2013-03-19 | 外装構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014181485A true JP2014181485A (ja) | 2014-09-29 |
JP6115992B2 JP6115992B2 (ja) | 2017-04-19 |
Family
ID=51700475
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013056463A Active JP6115992B2 (ja) | 2013-03-19 | 2013-03-19 | 外装構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6115992B2 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01151640A (ja) * | 1987-12-07 | 1989-06-14 | Sanko Metal Ind Co Ltd | 本大和葺外囲体 |
JPH0540440U (ja) * | 1991-11-01 | 1993-06-01 | 三晃金属工業株式会社 | 本大和葺外囲体の接続構造 |
JPH05340039A (ja) * | 1992-06-11 | 1993-12-21 | Gantan Beauty Kogyo Kk | 縦葺外装構造 |
JPH0596248U (ja) * | 1992-05-29 | 1993-12-27 | 正人 鈴木 | 屋根の溝板の端部の改良 |
JPH0790994A (ja) * | 1993-09-28 | 1995-04-04 | Daido Steel Sheet Corp | 屋根板材の接続構造 |
JPH09158405A (ja) * | 1995-12-12 | 1997-06-17 | Doukin Kk | 屋根パネルおよびその吊り子ならびに係合構造および施工方法 |
-
2013
- 2013-03-19 JP JP2013056463A patent/JP6115992B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01151640A (ja) * | 1987-12-07 | 1989-06-14 | Sanko Metal Ind Co Ltd | 本大和葺外囲体 |
JPH0540440U (ja) * | 1991-11-01 | 1993-06-01 | 三晃金属工業株式会社 | 本大和葺外囲体の接続構造 |
JPH0596248U (ja) * | 1992-05-29 | 1993-12-27 | 正人 鈴木 | 屋根の溝板の端部の改良 |
JPH05340039A (ja) * | 1992-06-11 | 1993-12-21 | Gantan Beauty Kogyo Kk | 縦葺外装構造 |
JPH0790994A (ja) * | 1993-09-28 | 1995-04-04 | Daido Steel Sheet Corp | 屋根板材の接続構造 |
JPH09158405A (ja) * | 1995-12-12 | 1997-06-17 | Doukin Kk | 屋根パネルおよびその吊り子ならびに係合構造および施工方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6115992B2 (ja) | 2017-04-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101442749B1 (ko) | 태양광 패널 구조체 | |
KR101967825B1 (ko) | 지붕패널 고정장치 | |
ITVI20060046A1 (it) | Struttura di tetto modulare per edifici | |
JP6208020B2 (ja) | 目地の防水構造 | |
JP6115992B2 (ja) | 外装構造 | |
JP6607703B2 (ja) | 外装構造 | |
JP2006219924A (ja) | 外囲体 | |
JP2011157707A (ja) | 外壁目地の2重防水構造及び外壁目地の2重防水構造施工方法。 | |
JP5577664B2 (ja) | 固定部材 | |
KR102144573B1 (ko) | 끼움 결합식 지붕플레이트 조립체 | |
JP5297563B1 (ja) | ケラバ化粧部材及びその取り付け方法 | |
KR101994414B1 (ko) | 지붕판넬용 마감조립체 및 이의 시공방법 | |
JP6863777B2 (ja) | 軒元見切部材、および、軒元見切部材の施工方法 | |
JP7188740B2 (ja) | 建築用板材の固定方法、及びその固定構造 | |
JP6296504B2 (ja) | 屋根材の接続構造 | |
JP2019019527A (ja) | 建築物の囲繞構造体 | |
KR101840230B1 (ko) | 지붕판넬용 방수마감부재 | |
JP2016037756A (ja) | 外装構造 | |
JP4313737B2 (ja) | 外壁材の取付構造及び外壁材の取付方法 | |
JP4718855B2 (ja) | 乾式防水部材 | |
JP6771434B2 (ja) | サッシ | |
JP6359341B2 (ja) | ケラバ化粧部材及びその取り付け方法 | |
JP2006307567A (ja) | 太陽光発電外囲構造 | |
JP2016156228A (ja) | 外壁構造 | |
JP6599714B2 (ja) | 建物のけらば構造及び建物のけらば処理方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20151030 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160829 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160906 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161031 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170228 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170316 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6115992 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |