JP2014180906A - タイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】タイヤのドライ路面における運動性能を向上するとともに、陸部の排水性能を高くして、ウエット路面におけるタイヤの運動性能を向上する。
【解決手段】タイヤ1は、トレッド部2に形成された陸部20を備えている。陸部20の接地面30は、少なくともタイヤ幅方向Hの陸部20の断面において、所定の曲率Rc、Re、Rmを有する複数の曲線部31〜33が滑らかに接続された凸形状に形成されている。接地面30の中央部35を含む中央曲線部31の曲率をRc、接地面30の端部34を含む端曲線部32の曲率をReとしたとき、Rc<Reである。中央曲線部31と端曲線部32の間に位置する曲線部33の曲率Rmは、Rc〜Reの範囲内にある。
【選択図】 図2

Description

本発明は、トレッド部に形成された陸部を備えたタイヤに関する。
陸部を備えたタイヤにおいては、陸部の接地面積を大きくすることで、ドライ路面での運動性能が向上する。また、陸部の端部で生じるトレッドゴムの局所的なせん断変形を抑制することで、路面とトレッドゴムの間の滑りが低減して、タイヤの運動性能が向上する。これらに加えて、陸部の接地面と路面の間の水を除去することで、実際の陸部の接地面積が大きくなり、ウエット路面におけるタイヤの運動性能が向上する。
接地面の水を効率的に除去するためには、トレッド部の溝による排水に加えて、陸部の接地面から溝へ水を確実に排出する必要がある。この陸部の排水性能に関連して、従来、陸部のブロックに、平面状のテーブル部と、テーブル部を囲む周辺部を有するタイヤが知られている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載された従来のタイヤでは、水がテーブル部から全方向に排出されるため、陸部の排水性能が高くなる。ところが、テーブル部と周辺部の境界部で、トレッドゴムの局所的な変形が生じ、境界部が路面に押し付けられる虞がある。この場合には、境界部の接地圧が上昇するため、テーブル部の水が周辺部に排出され難くなり、陸部の排水性能に影響が生じる虞がある。また、実際の陸部の接地面積が変化して、タイヤの運動性能に影響が生じる虞もある。従って、従来のタイヤに関しては、ドライ路面とウエット路面におけるタイヤの運動性能を、より向上する観点から、改良の余地がある。
特開2004−58810号公報
本発明は、前記従来の問題に鑑みなされたもので、その目的は、陸部を備えたタイヤのドライ路面における運動性能を向上するとともに、陸部の排水性能を高くして、ウエット路面におけるタイヤの運動性能を向上することである。
本発明は、トレッド部に形成された陸部を備えたタイヤであって、陸部の接地面が、少なくともタイヤ幅方向の陸部の断面において、所定の曲率を有する複数の曲線部が滑らかに接続された凸形状に形成され、接地面の中央部を含む中央曲線部の曲率をRc、接地面の端部を含む端曲線部の曲率をReとしたとき、Rc<Reであり、中央曲線部と端曲線部の間に位置する曲線部の曲率が、Rc〜Reの範囲内にあるタイヤである。
本発明によれば、陸部を備えたタイヤのドライ路面における運動性能を向上できるとともに、陸部の排水性能を高くして、ウエット路面におけるタイヤの運動性能を向上することができる。
本実施形態のタイヤのトレッドパターンを示す平面図である。 陸部のタイヤ幅方向の断面図である。 従来品の陸部を示す図である。 比較品の陸部を示す断面図である。 比較品の陸部を示す断面図である。 比較品の陸部を示す断面図である。
本発明のタイヤの一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態のタイヤは、車両用(例えば乗用車用)の空気入りタイヤであり、一般的なタイヤ構成部材により周知の構造に形成されている。即ち、タイヤは、一対のビード部と、トレッド部と、ビード部とトレッド部の間に位置する一対のサイドウォール部を備えている。また、タイヤは、一対のビードコアと、一対のビードコアの間に配置されたカーカスと、カーカスの外周側に配置されたベルトと、所定のトレッドパターンを有するトレッドゴムを備えている。
図1は、本実施形態のタイヤ1のトレッドパターンを示す平面図であり、トレッド部2のタイヤ周方向Sの一部を模式的に示している。
タイヤ1のトレッド部2は、図示のように、タイヤ幅方向Hの中央線CLに関して対称に形成されている。また、タイヤ1は、トレッド部2に形成された、複数の周方向溝10〜12、複数の陸部20〜23、及び、複数の幅方向溝13、14を備えている。複数(図1では3つ)の周方向溝10〜12は、タイヤ周方向Sに延びる主溝であり、中央線CLに位置する中央周方向溝10と、2つの外側周方向溝11、12からなる。
複数の周方向溝10〜12により、トレッド部2がタイヤ幅方向Hに区画されて、複数(図1では4つ)の陸部20〜23がタイヤ周方向Sに沿って形成されている。陸部20〜23は、タイヤ周方向Sに連続して延びるリブ(連続陸部)、又は、タイヤ周方向Sに並ぶ複数のブロックからなるブロック列(断続陸部)である。本実施形態では、陸部20〜23は、複数のブロック20A〜23Aを有するブロック列であり、2つの中央陸部20、21と2つのショルダ陸部22、23からなる。
中央陸部20、21は、複数の幅方向溝13を有し、トレッド部2の中央線CLの両側に形成されている。ショルダ陸部22、23は、複数の幅方向溝14を有し、中央陸部20、21のタイヤ幅方向Hの外側(ショルダ部側)に形成されている。幅方向溝13、14は、タイヤ幅方向Hに沿って形成され、陸部20〜23をタイヤ周方向Sに分断する。ブロック20A〜23Aは、周方向溝10〜12と幅方向溝13、14により陸部20〜23内に形成され、平面視で四角形状(図1では矩形状)に形成されている。
複数の陸部20〜23は、それぞれトレッド部2の接地面に形成され、陸部20〜23の接地面は、少なくともタイヤ幅方向Hの陸部20〜23の断面において、凸形状に形成されている。本実施形態では、タイヤ幅方向Hの断面において、陸部20〜23の接地面の全体が、それぞれタイヤ半径方向外側に盛り上がる凸形状に形成されている。その結果、陸部20〜23の接地面が、凸状の湾曲面になっている。以下、1つの陸部20(中央陸部)を例に採り、陸部20の接地面について、詳しく説明する。
図2は、陸部20のタイヤ幅方向Hの断面図である。
陸部20の接地面30は、図示のように、陸部20のタイヤ幅方向Hの断面において、複数の曲線部31〜33が滑らかに接続された凸形状に形成されている。即ち、接地面30が、複数の曲線部31〜33の境界(図2では点線で示す)で滑らかに湾曲し、接地面30の全体が、滑らかに湾曲する湾曲面をなす。複数の曲線部31〜33は、それぞれ所定の曲率Rc、Re、Rmを有し、円弧状に形成されている。このように、接地面30は、2つ以上(図2では5つ)の曲線部31〜33からなり、接地面30の曲率は、タイヤ幅方向Hの両端部34の間で変化する。
複数の曲線部31〜33は、接地面30(陸部20)のタイヤ幅方向Hの中央部35を含む中央曲線部31、接地面30のタイヤ幅方向Hの端部34を含む端曲線部32、及び、中央曲線部31と端曲線部32の間に位置する中間曲線部33からなる。中央曲線部31の曲率をRc、端曲線部32の曲率をRe、中間曲線部33の曲率をRmとする。この場合に、RcとReが(Rc<Re)の関係を満たし、ReがRcよりも大きくなる。また、中間曲線部33の曲率Rmが、Rc〜Reの範囲内にあり、複数の曲線部31〜33の曲率Rc、Re、Rmが、中央曲線部31から端曲線部32に向かって次第に大きくなる。
なお、中央曲線部31は、陸部20のタイヤ幅方向Hの中央領域に形成されており、曲率Rcは、中央領域における接地面30の曲率である。端曲線部32は、陸部20のタイヤ幅方向Hの端部領域に形成されており、曲率Reは、端部領域における接地面30の曲率である。中間曲線部33は、中央領域と端部領域の間に位置する陸部20の中間領域に形成されており、曲率Rmは、中間領域における接地面30の曲率である。接地面30の中央部35は、タイヤ半径方向外側に最も突出する接地面30の頂部である。
以上説明したように、本実施形態のタイヤ1では、接地面30が複数の曲線部31〜33が滑らかに接続された凸形状に形成されるとともに、曲率Rc、Re、Rmが中央曲線部31から端曲線部32に向かって次第に大きくなる。その結果、陸部20の接地圧が、接地面30の中央部35側で高くなり、接地面30の端部34に向かって徐々に低下する。これに伴い、端部34におけるトレッドゴムの局所的な変形が抑制されて、路面とトレッドゴムの間の滑りが低減する。加えて、陸部20の接地面積も充分に確保できるため、タイヤ1のドライ路面における運動性能を向上することができる。
ウエット路面では、凸形状の接地面30により、接地面30の水を陸部20の周囲に効率的に排出できる。また、複数の曲線部31〜33が滑らかに接続するため、接地面30内でのトレッドゴムの局所的な変形と、接地圧の上昇を防止できる。その結果、水を接地面30から陸部20の周囲に円滑に排出でき、接地面30と路面の間の水を確実に除去できる。ウエット路面での実際の陸部20の接地面積を大きくすることもできる。従って、陸部20の排水性能を高くして、ウエット路面におけるタイヤ1の運動性能を向上することができる。
中央曲線部31の曲率Rcは、2.5〜5(1/m)の範囲内にするのが好ましく、端曲線部32の曲率Reは、50〜200(1/m)の範囲内にするのが好ましい。また、ReのRcに対する比(Re/Rc)は、15〜60の範囲内にするのが好ましく、特に、20〜45の範囲内にするのが好ましい。陸部20のタイヤ幅方向Hの幅をW、端曲線部32のタイヤ幅方向Hの幅をWeとしたとき、WeのWに対する比(We/W)は、0.05〜0.2の範囲内にするのが好ましい。このようにすることで、Rc、Re、Re/Rc、We/Wを、それぞれ最適化することができる。
ここで、接地面30と陸部20の側壁を、曲線により滑らかに接続する場合には、陸部20の端部まで接地せずに、陸部20の接地面積が減少する虞がある。これに対し、本実施形態では、接地面30と陸部20の側壁を滑らかに接続せずに、接地面30と側壁により、陸部20の端部に角部(エッジ部)を形成する。これにより、陸部20の端部まで接地するため、陸部20の接地面積を確実に確保できる。
1つ以上の陸部20〜23の接地面を凸形状の接地面30にすることで、上記した効果を得ることができる。従って、全ての陸部20〜23の接地面を凸形状の接地面30にしてもよく、1つ以上の陸部20〜23の接地面を凸形状の接地面30にしてもよい。また、陸部20〜23のブロック20A〜23Aを凸形状に形成するときに、接地面30を、ブロック20A〜23Aのタイヤ幅方向Hの断面のみにおいて凸形状に形成してもよい。接地面30を、ブロック20A〜23Aの中心を通る全ての方向の断面において凸形状に形成してもよい。
陸部20〜23がリブである場合には、接地面30は、タイヤ幅方向Hの断面のみにおいて凸形状に形成される。ショルダ陸部22、23の接地面30では、タイヤ幅方向Hの内側部分のみに、本発明を適用してもよい。接地面30の中央曲線部31と端曲線部32の間に、2つ以上の曲線部を設けるようにしてもよい。
以上、本発明について、空気入りタイヤを例に説明したが、本発明は、空気以外の気体を充填したタイヤや、その他のタイヤにも適用できる。また、トレッド部2には、サイプや、上記した溝以外の溝を形成してもよい。
(タイヤ試験)
本発明の効果を確認するため、本実施形態のタイヤ1に対応する実施例のタイヤ(実施品Aという)、1つの従来例のタイヤ(従来品という)、及び、3つの比較例のタイヤ(比較品1〜3という)を作製して、それらの性能を評価した。
各タイヤは、乗用車用タイヤであり、以下の条件で作製した。
サイズ:195/65R15(JATMA YEAR BOOK(2012、日本自動車タイヤ協会規格))
周方向溝:3つ(図1参照)、幅10mm、深さ7mm
周方向溝の配置:タイヤ幅方向Hの中央線CLに1つの中央周方向溝10、中央陸部20、21(幅25mm)のタイヤ幅方向Hの外側に2つの外側周方向溝11、12
中央陸部20、21の幅方向溝13:タイヤ周方向Sの幅1mm、深さ7mm、タイヤ周方向Sに間隔を開けて140個
ショルダ陸部22、23の幅方向溝14:タイヤ周方向Sの幅4mm、深さ7mm、タイヤ周方向Sに間隔を開けて70個
各タイヤは、2つの中央陸部20、21の接地面のみが異なるように形成した。
図3は、従来品の陸部(ブロック)40を示す図であり、1つのブロックを示している。また、図3Aは陸部40の斜視図、図3Bは陸部40の断面図である。
従来品の陸部40は、図示のように、平面状のテーブル部41と、テーブル部41を囲む周辺部42を有する。周辺部42は、テーブル部41と陸部40の端部の間に形成された湾曲面からなる。陸部40の接地面43は、テーブル部41の部分が平面状をなす凸形状に形成されている。テーブル部41のタイヤ幅方向Hの幅をm、陸部40のタイヤ幅方向Hの幅をMとしたとき、mのMに対する比(m/M)は0.5である。テーブル部41のタイヤ周方向Sの幅をl、陸部40のタイヤ周方向Sの幅をLとしたとき、lのLに対する比(l/L)は0.5である。
図4〜図6は、比較品1〜3の陸部50、60、70を示す断面図であり、タイヤ幅方向Hの断面を示している。
比較品1では、図4に示すように、陸部50の接地面51が平面状に形成されている。
比較品2では、図5に示すように、陸部60の接地面61が単一の曲率Raに形成されている。曲率Raは、3.3(1/m)である。
比較品3では、図6に示すように、陸部70の接地面71が平面状に形成されている。ただし、接地面71の端部側の一部のみ、曲率Rbに形成した。曲率Rbは、100(1/m)である。Rb部分のタイヤ幅方向Hの幅Neは、2mmであり、陸部70のタイヤ幅方向Hの幅Nの8%になっている。
実施品A(図2参照)では、中央曲線部31の曲率Rcが3.3(1/m)であり、端曲線部32の曲率Reが100(1/m)である。WeのWに対する比(We/W)は0.08であり、WeはWの8%になっている。また、Weは2mmである。
試験では、各タイヤをリム(6J15)に組み付けて、内圧を180kPaに調整した。また、各タイヤを装着した車両によりテストコースを走行し、ドライバーの官能評価により、ドライ路面での操縦安定性能(ドライ操縦安定性能)とウエット路面(水深1mm)での操縦安定性能(ウエット操縦安定性能)を評価した。ウエット路面(水深10mm)での走行により、ハイドロプレーニングが発生する速度(ハイドロプレーニング発生速度)も実測して定量的に評価した。
Figure 2014180906
表1に評価結果を示す。
評価結果は従来品を100とした指数で表し、数値が大きいほど性能が高いことを示している。また、ドライ操縦安定性能が高いほど、タイヤのドライ路面における運動性能(ドライ性能)が高い。ウエット操縦安定性能が高く、ハイドロプレーニング発生速度の数値が大きいほど、タイヤのウエット路面における運動性能(ウエット性能)が高い。ハイドロプレーニング発生速度に関しては、数値が大きくなるのに伴い速度が速くなり、数値が大きくなるほど、ハイドロプレーニングが発生し難くなる。
従来品の各性能は比較品1よりも高くなり、かつ、比較品1を基準にして、従来品のウエット性能はドライ性能よりも大きく向上していた。
比較品2では、接地面61内でのトレッドゴムの局所的な変形を抑制できるため、ウエット性能が従来品よりも高くなった。従来品では、陸部40の端部におけるトレッドゴムの局所的な変形をより抑制できるため、ドライ性能が比較品2よりも高くなった。
比較品3では、ドライ性能が従来品よりも高くなるものの、ウエット性能が従来品よりも低くなった。これは、接地面71内でトレッドゴムの局所的な変形が生じるためである。
実施品Aでは、各性能を高くする要因が相乗し、かつ、各性能を低くする要因が相殺されて、ドライ性能とウエット性能がともに向上した。
Figure 2014180906
表2は、中央曲線部31の曲率Rcを変化させたときの評価結果を示している。表2には、上記した実施品Aの評価結果に加えて、Rcが異なる6つの実施品1−1〜1−6の評価結果を示す。なお、表2(以下の表3、表4でも同様)では、WeのWに対する比(We/W)は、We/Wを100倍して%で示している。
表2に示すように、中央曲線部31の曲率Rcが2.5〜5(1/m)の範囲内にあるときに、ドライ性能とウエット性能が、より高くなり、確実に向上する。また、実施品Aの性能が最も高く、実施品Aの条件が最適であることが分かった。
Figure 2014180906
表3は、端曲線部32の曲率Reを変化させたときの評価結果を示している。表3には、上記した実施品Aの評価結果に加えて、Reが異なる6つの実施品2−1〜2−6の評価結果を示す。
表3に示すように、端曲線部32の曲率Reが50〜200(1/m)の範囲内にあるときに、ドライ性能とウエット性能が、より高くなり、確実に向上する。また、実施品Aの性能が最も高く、実施品Aの条件が最適であることが分かった。
Figure 2014180906
表4は、We/Wを変化させたときの評価結果を示している。表3には、上記した実施品Aの評価結果に加えて、We/Wが異なる6つの実施品3−1〜3−6の評価結果を示す。
表4に示すように、WeがWの5〜20%である、即ち、We/Wが0.05〜0.2の範囲内にあるときに、ドライ性能とウエット性能が、より高くなり、確実に向上する。また、実施品Aの性能が最も高く、実施品Aの条件が最適であることが分かった。
1・・・タイヤ、2・・・トレッド部、10〜12・・・周方向溝、13、14・・・幅方向溝、20〜23・・・陸部、30・・・接地面、31〜33・・・曲線部、34・・・端部、35・・・中央部。
本発明は、タイヤ周方向に延びる周方向溝によりトレッド部がタイヤ幅方向に区画されてトレッド部に形成されたリブ又はブロック列である陸部を備えたタイヤであって、陸部の接地面が、少なくともタイヤ幅方向の陸部の断面において、所定の曲率を有する複数の曲線部が滑らかに接続された凸形状に形成され、接地面の中央部を含む中央曲線部の曲率をRc、接地面の端部を含む端曲線部の曲率をReとしたとき、Rc<Reであり、中央曲線部と端曲線部の間に位置する曲線部の曲率が、Rc〜Reの範囲内にあるタイヤである。
本発明は、タイヤ周方向に延びる周方向溝によりトレッド部がタイヤ幅方向に区画されてトレッド部に形成されたブロック列である陸部を備えたタイヤであって、陸部の接地面が、少なくともタイヤ幅方向の陸部の断面において、所定の曲率を有する複数の曲線部が滑らかに接続された凸形状に形成され、接地面の中央部を含む中央曲線部の曲率をRc、接地面の端部を含む端曲線部の曲率をReとしたとき、Rc<Reであり、中央曲線部と端曲線部の間に位置する曲線部の曲率が、Rc〜Reの範囲内にあり、Re/Rcが、15〜60の範囲内にあるタイヤである。
また、本発明は、タイヤ周方向に延びる周方向溝によりトレッド部がタイヤ幅方向に区画されてトレッド部に形成されたリブである陸部を備えたタイヤであって、陸部の接地面が、少なくともタイヤ幅方向の陸部の断面において、所定の曲率を有する複数の曲線部が滑らかに接続された凸形状に形成され、接地面の中央部を含む中央曲線部の曲率をRc、接地面の端部を含む端曲線部の曲率をReとしたとき、Rc<Reであり、中央曲線部と端曲線部の間に位置する曲線部の曲率が、Rc〜Reの範囲内にあり、Re/Rcが、15〜60の範囲内にあるタイヤである。

Claims (4)

  1. トレッド部に形成された陸部を備えたタイヤであって、
    陸部の接地面が、少なくともタイヤ幅方向の陸部の断面において、所定の曲率を有する複数の曲線部が滑らかに接続された凸形状に形成され、
    接地面の中央部を含む中央曲線部の曲率をRc、接地面の端部を含む端曲線部の曲率をReとしたとき、Rc<Reであり、
    中央曲線部と端曲線部の間に位置する曲線部の曲率が、Rc〜Reの範囲内にあるタイヤ。
  2. 請求項1に記載されたタイヤにおいて、
    中央曲線部の曲率Rcが、2.5〜5(1/m)の範囲内にあるタイヤ。
  3. 請求項1又は2に記載されたタイヤにおいて、
    端曲線部の曲率Reが、50〜200(1/m)の範囲内にあるタイヤ。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載されたタイヤにおいて、
    陸部のタイヤ幅方向の幅をW、端曲線部のタイヤ幅方向の幅をWeとしたとき、We/Wが、0.05〜0.2の範囲内にあるタイヤ。
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