JP2014179741A - 送信装置及び帯域幅調整方法 - Google Patents

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    • H04L27/12Modulator circuits; Transmitter circuits

Abstract

【課題】占有帯域幅を伝送レート毎に調整することにより、製造コストを増大させることなく、S/N比の劣化を防ぐとともに周波数成分が削られて復調できない状態を防ぐこと。
【解決手段】送信装置150は、複数の異なる伝送レートで通信可能である。変調部101は、送信データを変調して変調信号を生成するとともに、チャネル選択フィルタの通過帯域における占有帯域幅を伝送レート毎に調整する。占有帯域幅制御部102は、入力された伝送レート設定情報に基づいて、チャネル選択フィルタの通過帯域の帯域幅に近づくような帯域幅設定情報を変調部101に出力する。RF送信部103は、占有帯域幅を調整した変調信号をアンテナ104を介して送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の異なる伝送レートで通信可能な送信装置及び帯域幅調整方法に関する。
従来の伝送レートを可変にする無線伝送方式として、特許文献1が知られている。
特許文献1の無線伝送方式において、送信装置は、占有帯域幅、ベースバンドフィルタ帯域、及びビットレート等が異なる複数の規格の無線信号を送信する。即ち、送信装置は、複数の異なる伝送レートの無線信号を送信する。
また、受信装置は、上記送信装置から送信された無線信号を受信し、アンテナに着信した無線信号をRF受信部において中間周波数信号に変換する。中間周波数信号は、復調器において復調され、帯域制限フィルタを経て、A/D変換器によってデジタル信号に変換される。帯域制限フィルタは、必要な検波信号を通過し不要ノイズを除去する目的で使用され、受信を予定する種々の規格信号のうち、最も広帯域の信号を通過できるフィルタとしている。即ち、帯域制限フィルタは、高伝送レートの信号の占有帯域幅に合わせた通過帯域を有する。
特開2010−278741号公報
しかしながら、特許文献1の無線伝送方式においては、帯域制限フィルタにより占有帯域幅の狭い低伝送レートの信号のノイズ成分を除去する際に、信号成分の電力が小さくなるためにS/N比が劣化するという問題がある。一方、低伝送レートの信号のS/N比を改善するために、低伝送レートの信号の占有帯域幅に合わせた通過帯域を有する帯域制限フィルタを用いた場合には、高伝送レートの信号の周波数成分が削られてしまい、復調できないという問題がある。また、各伝送レートの信号に対応して異なる通過帯域を有する帯域制限フィルタを用いた場合には、製造コストが増大するという問題がある。
本発明の目的は、占有帯域幅を伝送レート毎に調整することにより、製造コストを増大させることなく、S/N比の劣化を防ぐことができるとともに周波数成分が削られて復調できない状態を防ぐことができる送信装置及び帯域幅調整方法を提供することである。
本発明に係る送信装置は、複数の異なる伝送レートで通信可能な送信装置であって、送信データを変調して送信信号を生成するとともに、所定の帯域の帯域幅に近づくように、前記送信信号の前記所定の帯域における占有帯域幅を伝送レート毎に調整する調整手段と、前記調整手段により前記占有帯域幅を調整した前記送信信号を送信する送信手段と、を具備する。
本発明に係る帯域幅調整方法は、複数の異なる伝送レートで通信可能な送信装置における帯域幅調整方法であって、送信データを変調して送信信号を生成するステップと、所定の帯域の帯域幅に近づくように前記送信信号の前記所定の帯域における占有帯域幅を伝送レート毎に調整するステップと、を具備する。
本発明は、占有帯域幅を伝送レート毎に調整することにより、製造コストを増大させることなく、S/N比の劣化を防ぐことができるとともに周波数成分が削られて復調できない状態を防ぐことができる。
本発明の実施の形態1における無線伝送システムの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1における占有帯域幅制御部の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1におけるRF受信部の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1におけるレート判別部の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1における周波数解析部の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1における高伝送レート及び低伝送レートの変調信号の占有帯域幅を示す図 本発明の実施の形態2における周波数解析部の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3における周波数解析部の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態4における変調部の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態5における無線伝送システムの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態5における占有帯域幅制御部の構成を示すブロック図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
<無線伝送システムの構成>
本発明の実施の形態1における無線伝送システム100の構成について、図1を用いて説明する。
無線伝送システム100は、送信装置150及び受信装置160から主に構成されている。
送信装置150及び受信装置160は、複数の異なる伝送レートで互いに通信可能である。
送信装置150及び受信装置160は、互いの距離が近距離である場合には、高伝送レートかつ短時間で大容量の通信を行う。また、送信装置150及び受信装置160は、互いの距離が遠距離である場合には、低伝送レートを設定し、高い受信感度で広いリンクバジェットを確保する。これより、無線伝送システム100は、幅広い用途に使用することができる。
<送信装置の構成>
本発明の実施の形態1に係る送信装置150の構成について、図1を用いて説明する。
送信装置150は、変調部101と、占有帯域幅制御部102と、RF送信部103と、アンテナ104とから主に構成されている。変調部101及び占有帯域幅制御部102は、調整手段を構成している。
変調部101は、占有帯域幅制御部102から入力された帯域幅設定情報に基づいて、入力された送信データを変調して、受信装置160の後述するチャネル選択フィルタ305(図3参照)の通過帯域における占有帯域幅を、伝送レート毎に調整した変調信号を生成する。変調部101は、生成した変調信号をRF送信部103に出力する。ここで、帯域幅設定情報は、例えば調整係数である。
占有帯域幅制御部102は、入力された伝送レート設定情報に基づいて、チャネル選択フィルタ305の通過帯域の帯域幅に近づくような帯域幅設定情報を変調部101に出力する。ここで、伝送レート設定情報は、送信データ毎に予め設定されている伝送レートを示す情報である。なお、占有帯域幅制御部102の構成の詳細及び占有帯域幅の調整方法については後述する。
RF送信部103は、変調部101から入力された変調信号に対して所定の無線処理を施す。RF送信部103は、無線処理を施した信号をアンテナ104を介して送信する。
<受信装置の構成>
本発明の実施の形態1における受信装置160の構成について、図1を用いて説明する。
受信装置160は、アンテナ111と、RF受信部112と、レート判別部113と、復調部114と、クロック再生部115とから主に構成されている。データ取得処理部120は、復調部114及びクロック再生部115を含んでいる。データ取得処理部120は、ベースバンド信号より受信データを取得する処理を行う。
RF受信部112は、アンテナ111を介して受信した信号に対して所定の無線処理を施してベースバンド信号を生成する。RF受信部112は、生成したベースバンド信号をレート判別部113及び復調部114に出力する。RF受信部112から出力されたベースバンド信号は、レート判別部113及び復調部114に並列に入力される。なお、RF受信部112の構成の詳細については後述する。
レート判別部113は、RF受信部112から入力されたベースバンド信号の周波数成分を解析して伝送レートを判別する。レート判別部113は、判別した伝送レートが所定の伝送レートではない場合に、判別した伝送レートに対応するパラメータを設定する。レート判別部113は、設定したパラメータを復調部114及びクロック再生部115に出力する。レート判別部113は、判別した伝送レートが所定の伝送レートである場合には、パラメータを設定しない。ここで、パラメータは、デジタル信号処理を行うために使用する基準クロックの周波数、信号処理のサンプリング周波数、デジタルフィルタの係数、またはデジタルフィルタのタップ数等である。なお、レート判別部113の構成の詳細については後述する。
復調部114は、所定の伝送レートのパラメータが予め設定されており、レート判別部113からパラメータが入力されない場合には、予め設定されているパラメータに基づいて、RF受信部112から入力されたベースバンド信号を復調して復調信号を生成する。復調部114は、レート判別部113からパラメータが入力された場合には、入力されたパラメータに基づいて、RF受信部112から入力されたベースバンド信号を復調して復調信号を生成する。復調部114は、生成した復調信号をクロック再生部115に出力する。
クロック再生部115は、所定の伝送レートのパラメータが予め設定されており、レート判別部113からパラメータが入力されない場合には、予め設定されているパラメータに基づいて、復調部114から入力された復調信号からクロックを再生してビットデータに変換する。クロック再生部115は、レート判別部113からパラメータが入力された場合には、入力されたパラメータに基づいて、復調部114から入力された復調信号からクロックを再生してビットデータに変換する。クロック再生部115は、ビットデータを受信データとして出力する。
<占有帯域幅制御部の構成>
本発明の実施の形態1における占有帯域幅制御部102の構成について、図2を用いて説明する。図2においては、帯域幅設定情報として調整係数を用いる場合を例に説明する。
占有帯域幅制御部102は、記憶部201と、記憶部202と、レート差計算部203とから主に構成されている。
記憶部201は、送信装置150が送信可能な伝送レートのうちの最も高速の伝送レートを記憶している。
記憶部202は、レート差と調整係数とを対応付けたテーブルを記憶している。
レート差計算部203は、伝送レート設定情報が入力された際に、伝送レート設定情報の伝送レートと記憶部201に記憶されている伝送レートとのレート差を算出する。レート差計算部203は、記憶部202に記憶されているテーブルを参照して、算出したレート差に対応付けられている調整係数を選択する。レート差計算部203は、選択した調整係数を変調部101に出力する。
レート差計算部203は、上記レート差が「0」の場合には、調整係数を選択しない。上記レート差が「0」の場合とは、これから送信する送信データの伝送レートが最も高速であるために、占有帯域幅を調整する必要が無い場合である。なお、レート差計算部203は、上記レート差が閾値未満の場合に調整係数を選択しないようにしてもよい。これは、最も高速の伝送レートよりも少し低速な伝送レートにおいて、比較的広範な占有帯域幅を有するために占有帯域幅を調整する必要が無い場合に適用できる。
例えば、レート差計算部203は、占有帯域幅y[Hz]である最も高速の伝送レートx[bps]が記憶部201に記憶されている場合、かつ、占有帯域幅yである低伝送レートxmの伝送レート設定情報が入力された場合には、占有帯域幅yをα(α>1)倍して占有帯域幅yに近づけるための調整係数αを変調部101に出力する。
<RF受信部の構成>
本発明の実施の形態1におけるRF受信部112の構成について、図3を用いて説明する。
RF受信部112は、ローノイズアンプ301と、周波数シンセサイザ302と、ミキサ303と、中間周波増幅器304と、チャネル選択フィルタ305と、A/D変換器306とからに主に構成されている。
ローノイズアンプ301は、アンテナ111で受信した信号を増幅してミキサ303に出力する。
周波数シンセサイザ302は、所定の周波数の基準信号を生成してミキサ303に出力する。
ミキサ303は、ローノイズアンプ301から入力された信号と周波数シンセサイザ302から入力された基準信号とを混合して中間周波数信号を生成する。ミキサ303は、生成した中間周波数信号を中間周波増幅器304に出力する。
中間周波増幅器304は、ミキサ303から入力された中間周波数信号を増幅してチャネル選択フィルタ305に出力する。
チャネル選択フィルタ305は、ノイズ成分を除去するために設けられている。チャネル選択フィルタ305は、中間周波増幅器304から入力された中間周波数信号の所定の通過帯域を通過させ、通過帯域以外の帯域の通過を阻止する。
A/D変換器306は、チャネル選択フィルタ305から入力された通過帯域の中間周波数信号をアナログ信号形式からデジタル信号形式に変換して、ベースバンド信号としてレート判別部113及び復調部114に出力する。
<レート判別部の構成>
本発明の実施の形態1におけるレート判別部113の構成について、図4を用いて説明する。
レート判別部113は、周波数解析部401及び記憶部402から構成されている。
周波数解析部401は、RF受信部112から入力されたベースバンド信号の周波数成分を解析して伝送レートを判別する。周波数解析部401は、記憶部402に記憶されているテーブルを参照して、判別した伝送レートに対応付けられているパラメータを選択して設定し、設定したパラメータを復調部114及びクロック再生部115に出力する。周波数解析部401は、判別した伝送レートに対応付けられているパラメータが無い場合には、何も出力しない。
記憶部402は、伝送レートとパラメータとを対応付けたテーブルを記憶している。テーブルには、復調部114及びクロック再生部115に予め設定されているパラメータは格納されていない。
ここで、特許文献1の同期フレーム検出部では、変調信号をビットデータに復調した後に伝送レートを判別するので、フレームのヘッダ部分が長くなるか、伝送レート判別用のフレームが必要になる等の弊害がある。これに対して、本実施の形態では、変調信号の周波数成分を解析することにより伝送レートを判別するので、ビットデータに復調する前に伝送レートを判別することができる。この結果、本実施の形態では、上記弊害を解決することができる。
<周波数解析部の構成>
本発明の実施の形態1における周波数解析部401の構成について、図4を用いて説明する。
周波数解析部401は、第1のフィルタ501と、第2のフィルタ502と、第3のフィルタ503と、選択部504とから主に構成されている。
第1のフィルタ501は、RF受信部112から入力されたベースバンド信号の周波数f1成分のみを通過させる。
第2のフィルタ502は、RF受信部112から入力されたベースバンド信号の周波数f2成分のみを通過させる。
第3のフィルタ503は、RF受信部112から入力されたベースバンド信号の周波数f3成分のみを通過させる。
選択部504は、第1のフィルタ501、第2のフィルタ502または第3のフィルタ503を通過して入力されたベースバンド信号より周波数成分を解析する。選択部504は、解析した周波数成分より伝送レートを判別する。選択部504は、記憶部402に記憶されているテーブルを参照して、判別した伝送レートに対応付けられているパラメータを選択して設定する。選択部504は、設定したパラメータを復調部114及びクロック再生部115に出力する。選択部504は、判別した伝送レートに対応付けられているパラメータが無い場合には、何も出力しない。
<占有帯域幅の調整方法>
本発明の実施の形態1における占有帯域幅の調整方法について、図6を用いて説明する。図6において、図6(a)は、高伝送レートの変調信号における占有帯域幅を示し、図6(b)は、低伝送レートの変調信号における占有帯域幅を示す。なお、図6においては、帯域幅設定情報として調整係数を用いる場合を例に説明する。
一般に、チャネル選択フィルタ305は、高伝送レートの変調信号の占有帯域幅を削らない通過帯域#601が設定され、ノイズ電力を最小にするように調整されている。
占有帯域幅制御部102は、高伝送レートの場合には、図6(a)に示すように、チャネル選択フィルタ305の通過帯域#601の帯域幅H0と比較して、占有帯域幅H1が十分大きいので、占有帯域幅H1のまま調整しない。
一方、低伝送レートの変調信号の占有帯域幅H2は、図6(b)に示すように、チャネル選択フィルタ305の通過帯域#601の帯域幅H0と比較して狭い。この結果、低伝送レートの変調信号では、信号電力が小さくなり、S/N比が劣化する。
従って、本実施の形態では、占有帯域幅制御部102は、占有帯域幅H2を調整する調整係数αを変調部101に出力する。そして、変調部101は、変調信号を生成する際に、占有帯域幅H2に対して調整係数α(α>1)を乗算し、占有帯域幅H2を占有帯域幅H3(H3=H2×α)まで拡張する。即ち、変調部101は、低伝送レートの場合の占有帯域幅がチャネル選択フィルタ305の通過帯域#601の帯域幅H0に近づくように調整する。
ここで、1Hz当たりのノイズ電力をN0、チャネル選択フィルタ305の通過帯域幅をBW、従来の低伝送レート時の変調信号の電力をS_Low0、及び本実施の形態の低伝送レート時の変調信号の電力をS_Low1とすると、本実施の形態における低伝送レート時のS/N比は(1)式になる。
S/N比=S_Low1/(N0×BW)
=(S_Low0×α)/(N0×BW) (1)
(1)式より、本実施の形態における低伝送レート時のS/N比は、従来の低伝送レート時のS/N比と比べて、α倍になって改善されていることがわかる。
調整後の占有帯域幅H3は、通過帯域#601内であれば、占有帯域幅H1と同一でもよいし(H1=H3)、占有帯域幅H1よりも大きくてもよいし(H1<H3)、占有帯域幅H1よりも小さくてもよい(H1>H3)。
例えば、低伝送レートが1kbpsであり、高伝送レートが1Mbpsの場合、レート差は1000倍になる。従って、占有帯域幅制御部102は、入力された1kbpsの低伝送レートの占有帯域幅を1000倍した占有帯域幅値に近づくような調整係数αを選択して占有帯域幅を調整する。
上記より、低伝送レートの場合において、占有帯域幅を拡張することにより、S/N比の劣化を抑制することができる。また、チャネル選択フィルタ305の通過帯域は、高伝送レートの占有帯域幅に合わせて設定する。この結果、受信装置160において、高伝送レートの信号の周波数成分が削られてしまうことがない。
<実施の形態1の効果>
本実施の形態によれば、占有帯域幅を伝送レート毎に調整することにより、コストを増大させることなくS/N比の劣化を防ぐことができるとともに周波数成分が削られて復調できない状態を防ぐことができる。
また、本実施の形態によれば、第1のフィルタ、第2のフィルタ及び第3のフィルタを並列に接続して周波数成分を解析するので、パラメータを選択する処理を高速に行うことができる。
<実施の形態1の変形例>
本実施の形態において、帯域幅設定情報として調整係数を用いたが、調整係数以外の任意のパラメータ若しくは情報を用いて占有帯域幅を調整することができる。
(実施の形態2)
<周波数解析部の構成>
本発明の実施の形態2における周波数解析部700の構成について、図7を用いて説明する。なお、本実施の形態におけるレート判別部の構成は、周波数解析部401の代わりに周波数解析部700を設ける以外は図4と同一構成であるので、その説明を省略する。また、レート判別部以外の構成及び占有帯域幅の調整方法は上記実施の形態1と同一であるので、その説明を省略する。
周波数解析部700は、タイマ701と、カットオフ周波数設定部702と、フィルタ703と、選択部704とから主に構成されている。
タイマ701は、カットオフ周波数設定部702の指示に従って時間を計測し、計測結果をカットオフ周波数設定部702に出力する。
カットオフ周波数設定部702は、RF受信部112からベースバンド信号が入力された際に、タイマ701に対して時間の計測を開始させる。カットオフ周波数設定部702は、タイマ701から入力される時間の計測結果に基づいて、所定の周期でフィルタ703のカットオフ周波数を切り替える制御を行う。
フィルタ703は、カットオフ周波数設定部702の制御に従って、カットオフ周波数を切り替える。フィルタ703は、RF受信部112から入力されたベースバンド信号のカットオフ周波数の通過を阻止し、カットオフ周波数以外の周波数を通過させる。
選択部704は、フィルタ703を通過して入力されたベースバンド信号より周波数成分を解析する。選択部704は、解析した周波数成分より伝送レートを判別する。選択部704は、記憶部402に記憶されているテーブルを参照して、判別した伝送レートに対応付けられているパラメータを選択して設定し、設定したパラメータを復調部114及びクロック再生部115に出力する。選択部704は、判別した伝送レートに対応付けられているパラメータが無い場合には、何も出力しない。
<実施の形態2の効果>
本実施の形態によれば、占有帯域幅を伝送レート毎に調整することにより、製造コストを増大させることなくS/N比の劣化を防ぐことができるとともに周波数成分が削られて復調できない状態を防ぐことができる。
また、本実施の形態によれば、単一のフィルタによりカットオフ周波数を切り替えながら周波数成分を解析してパラメータを選択するので、受信装置の実装基板上における回路規模及び回路の占有面積を小さくすることができる。
<実施の形態2の変形例>
本実施の形態において、帯域幅設定情報として調整係数を用いたが、調整係数以外の任意のパラメータ若しくは情報を用いて占有帯域幅を調整することができる。
(実施の形態3)
<周波数解析部の構成>
本発明の実施の形態3における周波数解析部800の構成について、図8を用いて説明する。なお、本実施の形態におけるレート判別部の構成は、周波数解析部401の代わりに周波数解析部800を設ける以外は図4と同一構成であるので、その説明を省略する。また、レート判別部以外の構成及び占有帯域幅の調整方法は上記実施の形態1と同一であるので、その説明を省略する。
周波数解析部800は、FFT処理部801及び選択部802から主に構成されている。
FFT処理部801は、RF受信部112から入力されたベースバンド信号を、FFT処理することにより時間領域信号から周波数領域信号に変換して選択部802に出力する。
選択部802は、FFT処理部801から入力されたFFT処理後の周波数領域信号より周波数成分を解析する。選択部802は、解析した周波数成分より伝送レートを判別する。選択部802は、記憶部402に記憶されているテーブルを参照して、判別した伝送レートに対応付けられているパラメータを選択して設定し、設定したパラメータを復調部114及びクロック再生部115に出力する。選択部802は、判別した伝送レートに対応付けられているパラメータが無い場合には、何も出力しない。
<実施の形態3の効果>
本実施の形態によれば、占有帯域幅を伝送レート毎に調整することにより、製造コストを増大させることなくS/N比の劣化を防ぐことができるとともに周波数成分が削られて復調できない状態を防ぐことができる。
また、本実施の形態によれば、FFT処理により周波数成分を解析するので、周波数の解析を高精度に行うことができ、最適なパラメータを選択することができるとともに、AFC(Automatic Gain Control)等の処理を並列に実施することもできる。
<実施の形態3の変形例>
本実施の形態において、帯域幅設定情報として調整係数を用いたが、調整係数以外の任意のパラメータ若しくは情報を用いて占有帯域幅を調整することができる。
(実施の形態4)
<変調部の構成>
本発明の実施の形態4における変調部900の構成について、図9を用いて説明する。なお、本実施の形態に係る送信装置の構成は、変調部101に代えて変調部900を設ける以外は図1と同一構成であるので、その説明を省略する。また、本実施の形態における送信装置以外の構成は上記実施の形態1と同一構成であるので、その説明を省略する。
変調部900は、デジタルフィルタ部901及変換器902から主に構成されている。
デジタルフィルタ部901は、入力された送信データの所定帯域を通過させる。
変換器902は、デジタルフィルタ部901を通過した送信データを、占有帯域幅制御部102から入力した帯域幅設定情報である所定の解像度で、制御電圧を変化させながら周波数変調することによりFSK変調信号を生成する。変換器902は、生成したFSK変調信号をRF送信部103に出力する。変換器902は、例えば電圧制御発振器(Voltage-controlled oscillator;VCO)である。
例えば、低伝送レートが1kbsであり、高伝送レートが1Mbpsである場合には、レート差が1000倍になる。従って、変換器902は、占有帯域幅制御部102の制御に従って解像度が1000倍に近づくように調整することにより、低伝送レート時の変調信号の占有帯域幅を広げることができる。
なお、変調部900は、デジタルフィルタ部901をガウスフィルタにした場合、GFSK変調信号を生成することができる。
また、本実施の形態における占有帯域幅の調整方法は、調整係数の代わりに解像度を用いる以外は上記実施の形態1と同一であるので、その説明を省略する。
<実施の形態4の効果>
本実施の形態によれば、占有帯域幅を伝送レート毎に調整することにより、S/N比の劣化を防ぐことができるとともに周波数成分が削られて復調できない状態を防ぐことができる。
また、本実施の形態によれば、FSK変調方式で変調するとともに周波数変換における解像度を調整して占有帯域幅を調整するので、簡易な方法により占有帯域幅を調整することができる。
(実施の形態5)
<無線伝送システムの構成>
本発明の実施の形態5における無線伝送システム1000の構成について、図10を用いて説明する。
無線伝送システム1000は、送信装置1050及び受信装置1060から主に構成されている。
送信装置1050及び受信装置1060は、複数の異なる伝送レートで互いに通信可能である。
送信装置1050及び受信装置1060は、互いの距離が近距離である場合には、高伝送レートかつ短時間で大容量の通信を行う。また、送信装置1050及び受信装置1060は、互いの距離が遠距離である場合には、低伝送レートを設定し、高い受信感度で広いリンクバジェットを確保する。これより、無線伝送システム100は、幅広い用途に使用することができる。
<送信装置の構成>
本発明の実施の形態5に係る送信装置1050の構成について、図10を用いて説明する。
図10に示す送信装置1050は、図1に示す実施の形態1に係る送信装置150と比較して、スイッチ部1001、スペクトル拡散部1003及びスイッチ部1004を追加し、変調部101の代わりに変調部1002を有し、占有帯域幅制御部102の代わりに占有帯域幅制御部1005を有している。なお、図10おいて、図1と同一構成である部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
送信装置1050は、RF送信部103と、アンテナ104と、スイッチ部1001と、変調部1002と、スペクトル拡散部1003と、スイッチ部1004と、占有帯域幅制御部1005とから主に構成されている。
スイッチ部1001は、占有帯域幅制御部1005の制御に従って、入力された送信データの変調部1002への出力と、入力された送信データのスペクトル拡散部1003への出力とを切り替える。
変調部1002は、スイッチ部1001を介して入力された送信データを変調して変調信号を生成する。変調部1002は、生成した変調信号をスイッチ部1004を介してRF送信部103に出力する。
スペクトル拡散部1003は、スイッチ部1001を介して入力された送信データを変調して変調信号を生成する。スペクトル拡散部1003は、占有帯域幅制御部1005から入力された帯域幅設定情報である拡散符号により変調信号を所定の拡散率で拡散処理して、受信装置1060のチャネル選択フィルタ305の通過帯域における占有帯域幅を、伝送レート毎に調整した拡散信号を生成する。スペクトル拡散部1003は、生成した拡散信号をスイッチ部1004を介してRF送信部103に出力する。
スイッチ部1004は、占有帯域幅制御部1005の制御に従って、変調部1002から入力された変調信号のRF送信部103への出力と、スペクトル拡散部1003から入力された拡散信号のRF送信部103への出力とを切り替える。
RF送信部103は、変調部1002またはスペクトル拡散部1003からスイッチ部1004を介して入力された変調信号または拡散信号に対して所定の無線処理を施す。RF送信部103は、無線処理を施した信号をアンテナ104を介して送信する。
占有帯域幅制御部1005は、入力された伝送レート設定情報に基づいて、チャネル選択フィルタ305の通過帯域の帯域幅に近づくような拡散率の拡散符号をスペクトル拡散部1003に出力する。占有帯域幅制御部1005は、拡散符号の系列長を可変にして拡散率を可変にする。なお、占有帯域幅制御部1005の構成の詳細については後述する。
<受信装置の構成>
本発明の実施の形態5における受信装置の構成について、図10を用いて説明する。
図10に示す受信装置1060は、図1に示す実施の形態1に係る受信装置160と比較して、スイッチ部1011、スペクトル逆拡散部1013及びスイッチ部1014を追加し、レート判別部113の代わりにレート判別部1012を有している。なお、図10において、図1と同一構成である部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
受信装置1060は、アンテナ111と、RF受信部112と、復調部114と、クロック再生部115と、スイッチ部1011と、レート判別部1012と、スペクトル逆拡散部1013と、スイッチ部1014とから主に構成されている。データ取得処理部1020は、復調部114と、クロック再生部115と、スイッチ部1011と、スペクトル逆拡散部1013と、スイッチ部1014とを含んでいる。データ取得処理部1020は、ベースバンド信号より受信データを取得する処理を行う。
RF受信部112は、アンテナ111を介して受信した信号に対して所定の無線処理を施してベースバンド信号を生成する。RF受信部112は、生成したベースバンド信号をレート判別部1012及びスイッチ部1011を介して復調部114に出力する。RF受信部112から出力されたベースバンド信号は、レート判別部1012及びデータ取得処理部1020に並列に入力される。
スイッチ部1011は、レート判別部1012の制御に従って、RF受信部112から入力された変調信号の復調部114への出力と、RF受信部112から入力された拡散信号のスペクトル逆拡散部1013への出力とを切り替える。
レート判別部1012は、RF受信部112から入力されたベースバンド信号を逆拡散処理するとともに、周波数成分を解析して伝送レートを判別する。レート判別部1012は、判別した伝送レートが所定の伝送レートではない場合に、判別した伝送レートに対応するパラメータを設定する。レート判別部1012は、設定したパラメータを復調部114及びクロック再生部115に出力する。レート判別部1012は、判別した伝送レートが所定の伝送レートである場合には、パラメータを設定しない。
レート判別部1012は、伝送レートと拡散符号とを対応付けたテーブルを予め記憶している。レート判別部1012は、上記テーブルを参照して、判別した伝送レートに対応付けられている拡散符号を選択してスペクトル逆拡散部1013に出力する。
レート判別部1012は、判別した伝送レートに応じて、スイッチ部1011及びスイッチ部1014を切り替え制御する。
復調部114は、所定の伝送レートのパラメータが予め設定されており、レート判別部1012からパラメータが入力されない場合には、予め設定されているパラメータに基づいて、RF受信部112から入力されたベースバンド信号を復調して復調信号を生成する。復調部114は、レート判別部1012からパラメータが入力された場合には、入力されたパラメータに基づいて、RF受信部112から入力されたベースバンド信号を復調して復調信号を生成する。復調部114は、生成した復調信号をスイッチ部1014を介してクロック再生部115に出力する。
スペクトル逆拡散部1013は、レート判別部1012から入力された拡散符号により、RF受信部112からスイッチ部1011を介して入力されたベースバンド信号を逆拡散処理する。スペクトル逆拡散部1013は、逆拡散処理した信号を復調して復調信号を生成する。スペクトル逆拡散部1013は、復調信号をスイッチ部1014を介してクロック再生部115に出力する。ここで、レート判別部1012からスペクトル逆拡散部1013に入力される拡散符号は、占有帯域幅制御部1005からスペクトル拡散部1003に入力される拡散符号と同一である。
スイッチ部1014は、レート判別部1012の制御に従って、復調部114から入力された復調信号のクロック再生部115への出力と、スペクトル逆拡散部1013から入力された復調信号のクロック再生部115への出力とを切り替える。
クロック再生部115は、所定の伝送レートのパラメータが予め設定されており、レート判別部1012からパラメータが入力されない場合には、予め設定されているパラメータに基づいて、復調部114またはスペクトル逆拡散部1013からスイッチ部1014を介して入力された復調信号よりクロックを再生してビットデータに変換する。クロック再生部115は、レート判別部1012からパラメータが入力された場合には、入力されたパラメータに基づいて、復調部114またはスペクトル逆拡散部1013からスイッチ部1014を介して入力された復調信号よりクロックを再生してビットデータに変換する。クロック再生部115は、ビットデータを受信データとして出力する。
<占有帯域幅制御部の構成>
本発明の実施の形態5における占有帯域幅制御部1005の構成について、図11を用いて説明する。
占有帯域幅制御部1005は、記憶部1101と、記憶部1102と、レート差計算部1103とから主に構成されている。
記憶部1101は、送信装置1050が送信可能な伝送レートのうちの最も高速の伝送レートを記憶している。
記憶部1102は、レート差と異なる拡散率の拡散符号とを対応付けたテーブルを記憶している。
レート差計算部1103は、伝送レート設定情報が入力された際に、伝送レート設定情報の伝送レートと記憶部1101に記憶されている伝送レートとのレート差を算出する。レート差計算部1103は、記憶部1102に記憶されているテーブルを参照して、算出したレート差に対応付けられている拡散符号を選択する。レート差計算部1103は、選択した拡散符号をスペクトル拡散部1003に出力する。
レート差計算部1103は、上記レート差が「0」以外の場合には、スペクトル拡散部1003に送信データが入力されるようにスイッチ部1001を切り替え制御するとともに、スペクトル拡散部1003とRF送信部103とが接続されるようにスイッチ部1004を切り替え制御する。レート差計算部1103は、算出したレート差が「0」の場合には、変調部1002に送信データが入力されるようにスイッチ部1001を切り替え制御するとともに、変調部1002とRF送信部103とが接続されるようにスイッチ部1004を切り替え制御する。上記レート差が「0」の場合とは、これから送信する送信データの伝送レートが最も高速であるために、占有帯域幅を調整する必要が無い場合である。
なお、レート差計算部1103は、上記レート差が閾値以上の場合に、スペクトル拡散部1003に送信データが入力されるようにスイッチ部1001を切り替え制御するとともに、スペクトル拡散部1003とRF送信部103とが接続されるようにスイッチ部1004を切り替え制御してもよい。また、レート差計算部1103は、上記レート差が閾値未満の場合に、変調部1002に送信データが入力されるようにスイッチ部1001を切り替え制御するとともに、変調部1002とRF送信部103とが接続されるようにスイッチ部1004を切り替え制御してもよい。これは、最も高速の伝送レートよりも少し低速な伝送レートにおいて、比較的広範な占有帯域幅を有するために占有帯域幅を調整する必要が無い場合に適用できる。
また、本実施の形態における占有帯域幅の調整方法は、調整係数の代わりに拡散符号を用いる以外は上記実施の形態1と同一であるので、その説明を省略する。
<実施の形態5の効果>
本実施の形態によれば、占有帯域幅を伝送レート毎に調整することにより、S/N比の劣化を防ぐことができるとともに周波数成分が削られて復調できない状態を防ぐことができる。
また、本実施の形態によれば、送信データを拡散処理して送信するので、秘匿性の高い通信を行うことができるとともに、リソースの使用効率を向上させることができる。
<全ての実施の形態に共通の変形例>
上記実施の形態1〜実施の形態5において、低伝送レートの信号の占有帯域幅を拡張したが、高伝送レートの信号の占有帯域幅を縮小してもよい。
本発明は、複数の異なる伝送レートで通信可能な送信装置及び帯域幅調整方法に好適である。
100 無線伝送システム
101 変調部
102 占有帯域幅制御部
103 RF送信部
104、111 アンテナ
112 RF受信部
113 レート判別部
114 復調部
115 クロック再生部
120 データ取得処理部
150 送信装置
160 受信装置

Claims (10)

  1. 複数の異なる伝送レートで通信可能な送信装置であって、
    送信データを変調して送信信号を生成するとともに、所定の帯域の帯域幅に近づくように、前記送信信号の前記所定の帯域における占有帯域幅を伝送レート毎に調整する調整手段と、
    前記調整手段により前記占有帯域幅を調整した前記送信信号を送信する送信手段と、
    を具備する送信装置。
  2. 前記所定の帯域は、
    受信側のチャネル選択フィルタの通過帯域である、
    請求項1記載の送信装置。
  3. 前記調整手段は、
    前記占有帯域幅をα(α>1)倍して前記調整を行う、
    請求項1記載の送信装置。
  4. 前記調整手段は、
    前記変調に加えて、前記送信データを拡散処理して前記送信信号を生成するとともに、前記拡散処理の拡散率を可変にして前記調整を行う、
    請求項1記載の送信装置。
  5. 前記調整手段は、
    前記送信データをFSK変調方式により変調して前記送信信号を生成するとともに、前記FSK変調方式における周波数変換の解像度を可変にすることにより前記調整を行う、
    請求項1記載の送信装置。
  6. 請求項1記載の送信装置と通信する受信装置であって、
    前記送信手段より送信された前記送信信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信した前記送信信号の前記所定の帯域である通過帯域を通過させる帯域制限手段と、
    前記帯域制限手段を通過した前記送信信号の周波数成分を解析することにより伝送レートを判別するとともに、前記判別した伝送レートに対応するパラメータを設定する伝送レート判別手段と、
    前記伝送レート判別手段により設定した前記パラメータにより、前記帯域制限手段を通過した前記送信信号を復調してデータを取得するデータ取得手段と、
    を具備する受信装置。
  7. 前記伝送レート判別手段は、
    複数の並列に接続された各々異なる周波数を通過させるフィルタを有し、前記帯域制限手段を通過した前記送信信号を前記フィルタを通過させることにより周波数成分を解析する、
    請求項6記載の受信装置。
  8. 前記伝送レート判別手段は、
    単一のフィルタを有し、前記帯域制限手段を通過した前記送信信号を、カットオフ周波数を切り替えながら前記フィルタを通過させることにより周波数成分を解析する、
    請求項6記載の受信装置。
  9. 前記伝送レート判別手段は、
    前記帯域制限手段を通過した前記送信信号を時間領域信号から周波数領域信号に変換して周波数成分を解析する、
    請求項6記載の受信装置。
  10. 複数の異なる伝送レートで通信可能な送信装置における帯域幅調整方法であって、
    送信データを変調して送信信号を生成するステップと、
    所定の帯域の帯域幅に近づくように前記送信信号の前記所定の帯域における占有帯域幅を伝送レート毎に調整するステップと、
    を具備する帯域幅調整方法。
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