JP6255946B2 - 復調装置、音響伝送システム、プログラム及び復調方法 - Google Patents
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Description
本発明の一実施形態に係る音響伝送システムは、音(音波)を伝送媒体として、伝送対象となる情報を送受信するシステムである。音響伝送システムは、情報を音響信号に重畳して音を放音する送信装置と、その音を収音して情報を抽出する受信装置を、少なくとも備えている。なお、情報が重畳された音の放音は、情報の送信に相当するから、以下では必要に応じて、送信装置が情報を送信する、と表現する。また、情報が重畳された音の収音は、情報の受信に相当するから、以下では必要に応じて、受信装置が情報を受信する、と表現する。
(1)道路や店舗などといった複数のユーザが居る場所に設置された送信装置から、ユーザが所持するスマートホンなどの受信装置に対して、例えば商品・サービスを宣伝するための情報を音に重畳して送信する
(2)宅内のテレビジョン装置が送信装置として機能し、このテレビジョン装置からユーザが利用するスマートホンやパーソナルコンピュータなどの受信装置に対して、例えばテレビ番組に関する情報を音に重畳して送信する
(3)複数のユーザがそれぞれ所持するスマートホンなどの携帯機器の一方が送信装置として他方が受信装置として機能し、その送信装置からその受信装置に対して、例えばユーザの連絡先などの個人情報を音に重畳して送信する
なお、本実施形態においては、伝送対象となる情報は時系列に繰り返し伝送されることとする。例えば上記(1)の例の場合、商品・サービスを宣伝するための同一情報が繰り返し送信装置から受信装置へと送信される。受信装置は、その情報を正常に受信できたときに、その情報を表示するなどの処理を行う。もちろん、伝送対象となる情報は、繰り返し伝送されるのではなく、1回だけ伝送されてもよい。
また、上記の(1)〜(3)の場面では、伝送対象となる情報が非可聴域の音に重畳され、さらにこれがバックグラウンドミュージックなどの可聴域に属する音楽や音声に重畳されていてもよい。或いは、これらの可聴域の音楽や音声が存在せず、伝送対象となる情報が非可聴域の音にのみ重畳されていてもよい。
図1は、音響伝送システムの構成例を示すブロック図である。ここでは説明を簡単にするため、送信装置1と受信装置2が備える最小限の構成を図示しているが、送信装置1と受信装置2はそれぞれ、図示したもの以外の構成を備えていてもよい。
図2は、送信装置1の変調部10の構成例を示す図である。変調部10は、音響データSに対する処理系として、LPF101を備え、伝送データDに対する処理系として、LPF1021〜1023と、VCO(Voltage-controlled oscillator)1031〜1033と、遅延器1041,1042と、加算器105とを備える。LPF101は加算器105に接続されている。LPF1021〜1023はそれぞれVCO1031〜1033を介して加算器105に接続されている。LPF1021とLPF1022は遅延器1041を介して互いに接続され、LPF1022とLPF1023は遅延器1042を介して互いに接続されている。これら各部の詳細は後述する。
送信装置1の各部の具体的な処理内容の説明に入る前に、まず、送信装置1が送信する伝送データの構造について説明する。前述したように、伝送対象となる伝送データは、送信装置1から時系列に繰り返し送信される。この繰り返し送信される一単位を、フレームと呼ぶ。図3(a)は、このフレームの構造の一例を示す図である。1つのフレームFは、その先頭から順に、フレームの先頭を見つけるための同期シンボル、フレーム長などのフレームの属性に関する情報が含まれるヘッダ、実データが含まれるペイロード、及び、フレームの後端に相当するフッタで構成される。同期シンボルのデータ長及びヘッダのデータ長はそれぞれ例えば数ビット程度の、所定ビット数である。
送信装置1は、異なる周波数帯域を用い、それぞれの周波数帯域において1つのフレームを繰り返し送信する。このとき、送信装置1は、各周波数帯域における各フレームの送信開始タイミングを、後述する所定の期間ずつ遅延させて、送信開始タイミングが各フレームで相異なるように制御する。図4は、フレームの送信開始タイミングを説明するための概念図である。なお、この図において、「a」という表記はブロックaを意味し、「b」という表記はブロックbを意味し、「c」という表記はブロックcを意味する。また、F1、F2、F3は、伝送データの搬送波の周波数帯域を意味する。
図2の説明に戻り、変調部10の伝送データDに対する処理系について説明する。LPF1021〜1023はいずれも、ベースバンド信号の帯域を制限するべく、高帯域に相当する周波数成分を除去するためのフィルタであり、ナイキストフィルタと呼ばれるものである。ナイキストフィルタは、一般的にコサイン・ロールオフ・フィルタと呼ばれるFIRフィルタで構成されているが、フィルタの次数やロールオフ率等は適用条件に応じて決定される。なお、受信装置2においても、受信した信号に対してLPFによるフィルタリングを行うため、このLPF1021〜1023と受信装置2のLPF2241〜2243(後述する図6参照)で完全なナイキストフィルタとなるように、それぞれが、ルートレイズド・コサイン・ロールオフ・フィルタで構成される。
次に、変調部10の音響データSに対する処理系について説明する。LPF101は、音響データSにおいて高帯域の周波数成分を除去する。LPF101のカットオフ周波数は、聴取者による音響データSの聴感上の音質を確保し且つ変調に用いる帯域(変調帯域という)を確保できるよう、例えば可聴周波数帯域の上限値(十数kHzから20kHz程度)程度に設定される。このカットオフ周波数が、変調帯域の下限周波数になる。これは、例えばLPF101のカットオフ周波数を低くしすぎると音響データSの放音時の音質が劣化し、また、その低いカットオフ周波数に合わせて変調帯域の周波数を低くすると、この変調帯域に属する変調信号の放音時の音が聴取者の耳に付きやすくなるためである
。逆に、LPF101のカットオフ周波数を高くしすぎると、変調帯域を広くすることができず、伝送データの伝送速度が低下するためである。LPF101から出力された信号は加算器105に入力される。
図6は、受信装置2の復調部22の構成例を示すブロック図である。復調部22は、ビット復号部220と、データ検出部230と、データ検出トリガ発生部240とを備える。ビット復号部220には、マイク20で収音されて入力部21でA/D変換された音響信号が入力される。このとき入力される音響信号には、送信装置1で変調された伝送データDに対応する音響信号が含まれるから、ビット復号部220に入力される音響信号を変調音響信号Aと呼ぶこととする。ビット復号部220は、入力された変調音響信号Aのうち、伝送データDに対応する音響信号を「1」又は「0」の2値データに変換してビット値を復号し、データ検出部230へと出力する。データ検出部230は、データ検出トリガ発生部240からトリガ信号が供給されたタイミングで、ビット復号部220から出力された2値データから伝送データDを取り出す。以下、これら各部の詳細を説明する。
ビット復号部220は、HPF221と、STFT部222と、減算器2231〜2233と、DCカット部2251〜2253と、2値化部2261〜2263とを備える。
[4−1−1.HPF]
HPF221は、入力された変調音響信号Aから、音響データSに対応する低帯域の信号成分を除去し、伝送データDに対応する高帯域の信号成分を抽出する。つまり、HPF221のカットオフ周波数は、変調帯域の下限周波数に設定される。
STFT部222は、HPF221から出力される信号を、送信時に用いた周波数帯域f1、f1'、f2、f2'、f3、f3'に属する信号成分に分離する分離手段である。具体的には、STFT部222は、HPF221から出力される信号に対して短時間フーリエ変換(STFT:Short-Time Fourier Transform)を施し、前述した周波数帯域f1、f1'、f2、f2'、f3、f3'にそれぞれ属する信号成分に分離して、各信号成分の時間変化波形を出力する。このときの短時間フーリエ変換におけるオーバラップ率は50%、つまりSTFT部222はハーフオーバラップでSTFTを行う。また、例えばFFT長は1024サンプルであり、1シンボルサンプル長は1536サンプルであり、STFT後のサンプリング周波数は86.1328125Hzである。なお、1シンボルサンプル長はFFT長の例えば1倍、1.5倍、2倍などであるが、本実施形態では1.5倍である。STFT後のサンプリング周波数は、FFT長とオーバラップ率から算出される。
各減算器2231〜2233は、周波数帯域f1、f1'、f2、f2'、f3、f3'の各ペアに対応して設けられており、対応する周波数帯域の正信号と反転信号の差分を算出する。例えば減算器2231は、周波数帯域f1に属する正信号の信号値ch1から、周波数帯域f1'に属する反転信号の信号値ch1'を減算し、減算器2232は、周波数帯域f2に属する正信号の信号値ch2から、周波数帯域f2'に属する反転信号の信号値ch2'を減算し、減算器2233は、周波数帯域f3に属する正信号の信号値ch3から、周波数帯域f3'に属する反転信号の信号値ch3'を減算する。これにより、周波数帯域f1、f1'、f2、f2'、f3、f3'の各ペアに対応した差動信号ch1―ch1'、ch2―ch2'、ch3―ch3'が得られる。
LPF2241〜2243は、周波数帯域f1、f1'、f2、f2'、f3、f3'の各ペアに対応して設けられており、減算器2231〜2233から入力される差動信号から、高帯域に相当する信号成分を除去して、ベースバンド信号が属する周波数帯域の信号成分を抽出する。なお、前述したように、送信装置1のLPF1021〜1023及び受信装置2のLPF2241〜2243は、完全なナイキストフィルタとなるように構成されている。
DCカット部2251〜2253は、周波数帯域f1、f1'、f2、f2'、f3、f3'の各ペアに対応して設けられており、各LPF2241〜2243から出力された信号からベースバンド信号を抽出する。具体的には、DCカット部2251〜2253は、各LPF2241〜2243から出力された信号に対しエンベロープ処理を行うことで、DCオフセットを除去してベースバンド信号を抽出する。
In:LPF2241からDCカット部2251に入力される入力信号
Out:DCカット部2251から出力される出力信号
Kp:エンベロープ処理におけるP制御係数(例えば0.1)
Td:エンベロープ処理におけるD制御係数(例えば1.0)
Out'、Ed':それぞれ前回の処理の値(初期値はいずれも0.0)
である。
まず、DCカット部2251は、
Ep=In―Out'、
ベースバンド信号の上部エンベロープHi Side=−abs(Ep−Ed')、
ベースバンド信号の下部エンベロープLow Side=abs(Ep−Ed')、
Out=Out'+Kp(Ep+Td×Ed)
という計算式に従い、Ep、Hi Side、Low Side、Outをそれぞれ求め
る(ステップS10)。
2値化部2261〜2263は、上記のように時間的に変動する閾値thを利用してベースバンド信号(ここでは上述した差動信号)を2値化し、ビット値を復号してデータ検出部230へと出力する。具体的には、2値化部2261〜2263は、差動信号の信号値がそのときの閾値thよりも大きい場合には、ビット値「1」を出力し、差動信号の信号値がそのときの閾値th以下の場合には、ビット値「0」を出力する。閾値thは前述したとおり上部エンベロープenvp及び下部のエンベロープenvmの時間変化に伴って変動する。ここで、例えば、周波数帯域f1又はf1'のうちいずれか一方の信号受信強度がマルチパスフェージングやノイズ混入などの影響によって低下した場合、上部エンベロープenvp又は下部のエンベロープenvmのいずれかが変動して、両エンベロープの差が小さくなる。従って、閾値を予め決められた値に固定している場合には、上部エンベロープenvp及び下部のエンベロープenvmの差が小さくなり、差動信号が上部又は下部に偏って平坦な波形に近くなるために、ビット判定に誤りが発生しやすくなる。これに対し、本実施形態では、上部エンベロープenvp及び下部のエンベロープenvmの差が小さくなって、閾値を用いたビット判定に要求される精度が高くなった場合でも、上部及び下部のエンベロープの中間の値として閾値thが時変動で調整されるから、ビット判定に誤りが発生しにくくなる。これにより、マルチパスフェージングやノイズ混入への耐性が向上し、ビット判定の精度が高くなる。
上述のようにして、音響データSには伝送データDが重畳されるようになっているが、例えば伝送データDを一時的又は間欠的に送信するような場合には、伝送データDが音響データSに重畳されていないこともある。このような場合、データ検出部230は、伝送データDが音響データSに重畳されている期間においてのみデータ検出を行うほうが効率的である。そこで、データ検出トリガ発生部240は、データ検出を開始するタイミングをデータ検出部230に通知する。図9は、データ検出トリガ発生部240の構成を示すブロック図である。データ検出トリガ発生部240は、FFT部2411〜2413と、正規化部2421〜2423と、乗算器243と、信号レベル計算部244とを備える。
データ検出部230は、2値化部2261〜2263から出力されてくるビットデータから伝送データを抽出する。ここで、図10は、データ検出部230の動作を示すフローチャートである。図10において、まず、データ検出部230は、2値化部2261〜2263から出力されてくるビットデータを取得する(ステップS21)。
[変形例1:変調部の構成例]
図2に示した変調部10を図13に示すような構成にしてもよい。この変形例1に係る変調部10aは、音響データSに対する処理系として、図2と同じくLPF101を備え、伝送データDに対する処理系として、図2と同じく遅延器1041,1042と、6つの発信器1061〜1063、1061'〜1063'と、可変抵抗器1071〜1073と、加算器108とを備える。つまり、変調部10aが発信器1061〜1063、1061'〜1063'、可変抵抗器1071〜1073および加算器108を備える点で、上記実施形態とは異なる。可変抵抗器1071は、一端が発信器1061に、他端が発信器1061'に接続されており、両端の端子間を移動する出力端子である可動端子が、加算器108に接続される。可変抵抗器1072は、一端が発信器1062に、他端が発信器1062'に接続されており、両端の端子間を移動する出力端子である可動端子が、加算器108に接続される。可変抵抗器1073は、一端が発信器1063に、他端が発信器1063'に接続されており、両端の端子間を移動する出力端子である可動端子が、加算器108に接続される。本変形例においては、これらの発信器1061〜1063、1061'〜1063'、可変抵抗器1071〜1073および加算器108が、変調信号生成手段として機能する。
実施形態においては、2値化を行うための閾値を動的に変更していたが、ビット判定の精度をさらに向上させるため、受信装置2における復調部22を図14に示すような構成として、固定の閾値を併用するようにしてもよい。この変形例2に係る復調部22aが、図6に示した復調部22と異なるのは、LPF2241〜2243からの各出力が、それぞれDCカット部2251〜2253を経ずに直接入力される2値化部2261−1〜2263−1を備えている点である。本変形例において、減算器2231〜2233、DCカット部2251〜2253、2値化部2261〜2263、2値化部2261−1〜2263−1及びデータ検出部230は、フレーム生成手段として機能する。
図6や図14に示した復調部22,22aの構成において、HPF221を用いていたが、変調帯域以外の帯域に属する信号が変調音響信号Aにあまり含まれていない場合、又はその影響が無視できる場合には、HPFによるフィルタリングを行わなくてもよい。同様に、変調部10や復調部22で用いられているLPFについても、これを備えていない場合の影響を無視できる場合には、不要である。
実施形態においてフレームを構成するブロックの数は3であったが、必ずしもこれに限らない。また、変調に用いる周波数帯域F1,F2,F3の数も3であったが、必ずしもこれに限らない。
また、ブロックの数が周波数帯域の数よりも多いときには、伝送データの実質的な伝送速度が低下する。他方、周波数帯域の数がブロックの数よりも多いときには、周波数帯域が余ってしまい冗長な構成になる。このような伝送速度の低下や冗長な構成を許容するのであれば、ブロックの数と周波数帯域の数は同じでなくてもよい。例えば、1フレームを構成するブロックの数が6で、変調に用いる周波数帯域の数が3であってもよい。1フレームを構成するブロックの数と変調に用いる周波数帯域の数とをどのように決めるかは任意である。
なお、フレームを構成するブロックの数がn個(nは正の整数、以下同じ)で、変調に用いる周波数帯域F1,F2,F3の数がn個というように、フレームを構成するブロックの数と変調に用いる周波数帯域の数がいずれも共通のnである場合には、復調部22は、マイク20によって出力される音響信号をn個の周波数帯域に属する信号成分に分離し、1つのフレームが重畳された、n個の周波数帯域のうちのいずれかに属する音を収音するのに要する期間の1/nの期間ごとに、上記の各信号成分に基づいてブロックを復調する。このとき、復調部22は、復調したブロック群から選択したブロックを連結してフレームを生成するが、選択したブロックが重畳された音を収音するのに要する期間が、1つのフレームが重畳された音を収音するのに要する期間の1/nの期間に近づくようにして、ブロックを選択する。このように、フレームを構成するブロックの数と変調に用いる周波数帯域の数が同じである場合には、周波数帯域を効率的に利用できる。
また、実施形態においては、送信装置1が、ブロックという単位に分けずにフレーム単位で繰り返し送信し、受信装置2が、受信した変調音響信号から上述したブロックという単位で切り出し、このブロックを連結してフレームを生成していたが、必ずしもそうである必要はなく、送信装置1が、ブロックという単位に分けてフレーム相当のデータを送信し、受信装置2が、このブロックを連結してフレームを生成するようにしてもよい。この場合、送信される各ブロックにヘッダなどが付加され、このヘッダ内に各ブロックの識別子などを記述できるから、受信装置2は、この識別子を参照すれば、各ブロックの識別が容易となる。
実施形態では、手順1から手順4までの4とおりの手順を含む、予め決められたブロック選択方法を想定していたが、選択したブロックが重畳された音を収音するのに要した期間がより短くなるようにしてブロックを選択するという条件にさえ合致すれば、ブロック選択方法は上記の4通り以外の方法も考えられる。例えばマルチパスフェージングが発生し且つ変調に用いる各周波数帯域の信号にノイズが含まれやすい環境下では、1フレームを伝送するのに、1つのフレームを送信するために要する期間よりも長い期間がかかることもある。上記の4通りの手順を含むブロック選択方法を採用しているのは、同期シンボルの抽出に成功した或るブロックa(図12のブロックa1に対応)と同じ時刻、又は同じ周波数帯域の伝送品質は高いと考えられることと、ブロック選択方法を多くしすぎるとデータ検出部230の計算負荷が増加したり、誤検出の増加を招くからである。
実施形態では、周波数帯域f1=18000Hz、f1'=18400Hz、f2=18800Hz、f2'=19200Hz、f3=19600Hz、f3'=20000Hzというように、お互いに近い周波数どうしをペアにしていたが、これを例えば、周波数帯域f1=18000Hz、f2=18400Hz、f3=18800Hz、f1'=19200Hz、f2'=19600Hz、f3'=20000Hzというように、お互いに遠い周波数どうしをペアにしてもよい。例えば或る周波数帯域においてマルチパスフェージングやノイズ混入などの事象が生じたときには、その周波数に比較的近い周波数帯域も影響を受ける。そこで、本変形例のように、お互いに遠い周波数どうしをペアにすれば、上記のような事象への耐性の向上が期待できる。
また、実施形態では、2つの狭域周波数帯域を用い、例えばビット「1」を送るときは周波数帯域f1に属する信号が所定値で出力され、周波数帯域f1'に属する信号が出力されない一方、ビット「0」を送るときは周波数帯域f1に属する信号が出力されずに、周波数帯域f1'に属する信号が所定値で出力される。さらにこれの2倍の伝送速度を実現しようとすると、周波数帯域F1に属する狭帯域周波数を4つ用意し(周波数帯域f1、f1'、f01、f01')、例えばビット「1,0」を送るときは、周波数帯域f1に属する信号が所定値で出力され、周波数帯域f1'に属する信号が出力されない。さらに、周波数帯域f01に属する信号が出力されずに、周波数帯域f01'に属する信号が
所定値で出力される。また、例えばビット「0,1」を送るときは、周波数帯域f1に属する信号が出力されずに、周波数帯域f1'に属する信号が所定値で出力される。さらに、周波数帯域f01に属する信号が所定値で出力され、周波数帯域f01'に属する信号が出力されない。ただし、これらの場合も、周波数帯域f1、f1'だけに注目すれば、フレームを構成する各ビットの値に応じて、当該フレームに対応する2つの狭帯域周波数に属する信号の出力を互いに反転させることで変調信号を生成するようになっている。
なお、変調される搬送波の周波数帯域を、実施形態では、人間が聞き取ることができる周波数帯域よりも高い周波数帯域としていたが、必ずしもこれに限らない。
上記の実施形態では、音が伝搬する媒体として大気を想定していたが、大気以外の気体のほか、例えば建物、構造物、家具などの固体や、水などの液体であってもよい。音が伝搬する媒体が固体の場合、送信装置1は、スピーカ12に代えて、出力部11から出力される信号に応じた振動を発生する加振手段を備える一方、受信装置2はマイク20に代えて、固体の振動を検知する加速度センサなどの振動検知手段を備える。また、送信装置1の加振手段により振動する固体から音を発する場合には、受信装置2は実施形態と同様にマイク20を備えていればよい。
本発明に係る「送信開始タイミング」とは、伝送データが重畳された音響信号が出力部11からスピーカ12に供給されて放音そのものが開始されるタイミングを含むほか、その放音のために音響データが変調部10に供給される処理が開始されるタイミングや、変調部10において音響データに伝送データが重畳される処理が開始されるタイミングなど、実質的に、フレームの送信が開始されるタイミングにみなせるタイミングを含む。
差動信号に基づいてビット判定を行うときの閾値は、実施形態のように時変動する閾値thではなく、固定の閾値を用いてもよい。
本発明は、送信装置1や受信装置2と同等の機能をコンピュータに実現させるためのプログラムや、かかるプログラムを記憶させた光ディスク等の記録媒体としても特定され得る。本発明に係るプログラムは、インターネット等のネットワークを介して、コンピュータにダウンロードさせ、これをインストールして利用可能にするなどの形態でも提供され得る。
Claims (7)
- 伝送データの一単位に相当するフレームの送信開始タイミングを所定の期間ずつ遅延させる遅延手段と、送信開始タイミングが遅延させられた前記フレームを用いて、当該送信開始タイミングに応じて異なる周波数帯域の搬送波を変調した変調信号を生成する変調信号生成手段とを有する変調装置によって生成された変調信号に応じて放音された音の音響信号を、各々の前記周波数帯域に属する信号成分に分離する分離手段と、
前記分離手段によって分離された各信号成分に基づいて、所定の期間ごとに前記フレームの一部に相当するブロックを復調し、復調したブロック群から予め決められた選択方法に従って選択したブロックを連結して前記フレームを生成するフレーム生成手段とを備え、
前記フレーム生成手段は、
複数の前記選択方法のうち、選択したブロックが重畳された音を収音するのに要する期間がより短くなるような選択方法から順に処理を行い、
複数の前記選択方法のうち或る選択方法に従って選択したブロックを連結して前記フレームを生成することで当該1フレームの前記変調信号を復調できた場合には、当該変調信号についてそれ以降の前記選択方法に関する処理を行わない復調装置。 - 前記変調信号生成手段によって変調される搬送波の周波数帯域は、n個(nは正の整数)の周波数帯域であり、
前記フレーム生成手段は、
1つの前記フレームがn個の前記周波数帯域のいずれかにおいて重畳された期間の1/nの期間ごとに、前記各信号成分に基づいて前記ブロックを復調する
請求項1記載の復調装置。 - 前記周波数帯域の各々は、当該周波数帯域よりも帯域幅が狭い複数の狭帯域周波数を含み、
前記変調信号生成手段は、前記フレームを構成する各ビットの値に応じて、当該フレームに対応する2つの前記狭帯域周波数に属する信号の出力の各々を互いに反転させることで、前記変調信号を生成し、
前記分離手段は、前記音響信号を、前記周波数帯域の各々に含まれる2つの前記狭帯域周波数に属する信号にそれぞれ分離し、
前記フレーム生成手段は、2つの前記狭帯域周波数にそれぞれ属する信号の差分と閾値とを比較して前記ビットの値を復号することで前記ブロックを復調する
請求項1又は2に記載の復調装置。 - 前記フレーム生成手段は、前記分離手段によって分離された各信号成分の上部エンベロープ及び下部エンベロープを算出し、算出した当該上部エンベロープと当該下部エンベロープとの間の時間的に変動する値を前記閾値として用いる
請求項3に記載の復調装置。 - 伝送対象となる伝送データを重畳した音響信号を音として放音する送信装置と、前記送信装置から放音された音から前記伝送データを抽出する受信装置とを備えた音響通信システムであって、
前記送信装置は、
伝送データの一単位に相当するフレームの送信開始タイミングを所定の期間ずつ遅延させる遅延手段と、
前記遅延手段によって送信開始タイミングが遅延させられた前記フレームを用いて、当該送信開始タイミングに応じて異なる周波数帯域の搬送波を変調した変調信号を生成する変調信号生成手段と、
前記変調信号生成手段によって生成された変調信号に応じた音を放音する放音手段と
を有し、
前記受信装置は、
前記放音手段から放音された音を収音して音響信号を出力する収音手段と、
前記収音手段によって出力される音響信号を各々の前記周波数帯域に属する信号成分に分離する分離手段と、
前記分離手段によって分離された各信号成分に基づいて、所定の期間ごとに前記フレームの一部に相当するブロックを復調し、復調したブロック群から予め決められた選択方法に従って選択したブロックを連結して前記フレームを生成するフレーム生成手段とを有し、
前記フレーム生成手段は、
複数の前記選択方法のうち、選択したブロックが重畳された音を収音するのに要する期間がより短くなるような選択方法から順に処理を行い、
複数の前記選択方法のうち或る選択方法に従って選択したブロックを連結して前記フレームを生成することで当該1フレームの前記変調信号を復調できた場合には、当該変調信号についてそれ以降の前記選択方法に関する処理を行わない
音響伝送システム。 - コンピュータを、
伝送データの一単位に相当するフレームの送信開始タイミングを所定の期間ずつ遅延させる遅延手段と、送信開始タイミングが遅延させられた前記フレームを用いて、当該送信開始タイミングに応じて異なる周波数帯域の搬送波を変調した変調信号を生成する変調信号生成手段とを有する変調装置によって生成された変調信号に応じて放音された音の音響信号を、各々の前記周波数帯域に属する信号成分に分離する分離手段と、
前記分離手段によって分離された各信号成分に基づいて、所定の期間ごとに前記フレームの一部に相当するブロックを復調し、復調したブロック群から予め決められた選択方法に従って選択したブロックを連結して前記フレームを生成するフレーム生成手段として機能させ、
前記フレーム生成手段は、
複数の前記選択方法のうち、選択したブロックが重畳された音を収音するのに要する期間がより短くなるような選択方法から順に処理を行い、
複数の前記選択方法のうち或る選択方法に従って選択したブロックを連結して前記フレームを生成することで当該1フレームの前記変調信号を復調できた場合には、当該変調信号についてそれ以降の前記選択方法に関する処理を行わないプログラム。 - 伝送データの一単位に相当するフレームの送信開始タイミングを所定の期間ずつ遅延させる遅延手段と、送信開始タイミングが遅延させられた前記フレームを用いて、当該送信開始タイミングに応じて異なる周波数帯域の搬送波を変調した変調信号を生成する変調信号生成手段とを有する変調装置によって生成された変調信号に応じて放音された音の音響信号を、各々の前記周波数帯域に属する信号成分に分離する分離ステップと、
前記分離ステップにおいて分離された各信号成分に基づいて、所定の期間ごとに前記フレームの一部に相当するブロックを復調し、復調したブロック群から予め決められた選択方法に従って選択したブロックを連結して前記フレームを生成するフレーム生成ステップとを備え、
前記フレーム生成ステップにおいて、
複数の前記選択方法のうち、選択したブロックが重畳された音を収音するのに要する期間がより短くなるような選択方法から順に処理を行い、
複数の前記選択方法のうち或る選択方法に従って選択したブロックを連結して前記フレームを生成することで当該1フレームの前記変調信号を復調できた場合には、当該変調信号についてそれ以降の前記選択方法に関する処理を行わない復調方法。
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