JP4312126B2 - 受信機用シンボル処理装置及び受信機用シンボル処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、受信信号中の各シンボル期間のシンボルを検出する受信機用シンボル処理装置及び受信機用シンボル処理方法に関するものである。
ディジタル通信では、送信機において、シンボルへディジタル変調した信号を送信し、受信機では、各シンボル期間のシンボルを、検波値と基準シンボル値とを対比に基づき、決定している。送信シンボルの生成及び受信シンボルの検出には、基準値が必要である。例えば、ディジタル変調としてFSK(周波数シフトキーイング)を採用した場合には、該基準値とは基準周波数のことであり、送信機の基準周波数と受信機の基準周波数との間にずれが生じると、このずれは、受信機における周波数オフセットとして、受信機の検波信号中にDCオフセットとなって出現し、受信機におけるシンボル検出を阻害する。
特許文献1は、受信信号中の各シンボル期間のシンボルを検出するために、必要となるクロック信号を受信信号から再生するクロック信号再生装置を開示する。特許文献1のクロック信号再生装置は、DCオフセットに因るシンボル検出精度の悪化を回避するために、例えば、検波信号中のDCオフセットをハイパスフィルタによって除去する。図8はDCオフセットをハイパスフィルタにより除去する従来のディジタル信号受信機200の構成図である。ディジタル信号受信機200はディジタル変調としてFSKを採用している。
図8において、ディジタル信号受信機200は、ハイパスフィルタ201、シンボル検出器202、クロック再生器203、ボコーダ204、D/A変換器205及びスピーカ206を有している。ハイパスフィルタ201は、検波信号中の高周波数成分のみの通過を許容することにより、検波信号中の低域周波数成分(低域周波数成分には直流成分を含む。)の通過を抑制する。シンボル検出器202は、クロック再生器203からのクロック信号に基づき各シンボル期間を検出し、ハイパスフィルタ201の出力から各シンボル期間のシンボルを検出する。クロック再生器203は、シンボル検出器202の出力に基づきクロックを再生する。クロック再生器203によるシンボル検出器202の出力からのクロックの再生方式については一例が特許文献1に詳説されている。ボコーダ204は、シンボル検出器202から送られて来るシンボルの列から、各シンボルに対応するオーディオ用ディジタル信号をデコードする。D/A変換器205はボコーダ204からのオーディオ用ディジタル信号をアナログ信号へ変換する。スピーカ206は、D/A変換器205からのアナログ信号を音波へ変換する。
図9は図8のディジタル信号受信機200における同期信号の検出処理のフローチャートである。S210では。検波信号をハイパスフィルタ201に通すことにより、検波信号中のDCオフセットを吸収(除去)する。S211では相関処理が実施される。該相関処理とは、具体的には、DCオフセットを除去された検波信号の値(電位レベル)の変化と、同期信号期間における各シンボル期間に割当てられている同期用シンボルに係る電位レベルのパターンとの相関関係を調べて、同期信号の受信を検出する処理である。S212では、相関がとれたか否か、すなわち同期信号を受信したか否かを判定し、該判定が否(NO)であれば、S211へ戻り、正(YES)であれば、次の処理としての後続データ信号期間の各ディジタルにおけるディジタル値検出処理(図8のシンボル検出器202における処理)へ進む。
特開2003−333113公報
ディジタル信号受信機200における検波信号には、DC(直流)成分として、ディジタル信号受信機200の基準周波数と送信機の基準周波数とのずれに因るDCオフセットの他に、変調信号自体のDC成分が含まれているが、ハイパスフィルタ201は、DCオフセットの外にも、変調信号自体のDC成分も除去してしまう。これは、検波信号を劣化させて、BER(ビットエラーレート)の悪化の原因になる。さらに、同一のシンボルが連続するときにも、その連続に因るDC成分が検波信号中に含まれることになるが、ハイパスフィルタ201は、そのDC成分を徐々に減衰させてしまうので、同様に、BERの悪化原因になる。
図10はハイパスフィルタ201が電位レベル一定の検波信号を入力されるときのハイパスフィルタ201の出力電位レベルの時間変化を示したものである。破線は、ハイパスフィルタ201へ入力される検波信号の電位レベルEを示し、時間的に一定となっている。t=0はハイパスフィルタ201への検波信号の入力開始時刻である。ハイパスフィルタ201の出力は、t=0の直後には一旦、大きく立ち上がり、その後は、徐々に下降し、t=t1以降は、E以下となり、時間経過に連れてEとの乖離が広がる。すなわち、検波信号は、ハイパスフィルタ201を通過することにより、本来は、除去されべきでないDC成分も除去されてしまうことが分かる。なお、t1はmsecのオーダーである。
また、DCオフセットはシンボルごとに異なっているが、ハイパスフィルタ201によるDC成分の一律の除去では、シンボル別に、各シンボルのDCオフセットを除去することは困難である。
本発明の目的は、送信機におけるシンボル生成の基になる基準値と受信機におけるシンボル検出の基になる基準値とのずれに因る受信機側のDCオフセットを適切に除去して、シンボル検出の精度を改善する受信機用シンボル処理装置及び受信機用シンボル処理方法を提供することである。
本発明によれば、送信機におけるシンボル生成の基になる基準値と受信機におけるシンボル検出の基になる基準値とのずれに因る受信機側のDCオフセットを、フレームの同期信号期間における各シンボル期間の検波値と、フレームの同期信号期間における各シンボル期間に割当てられている同期用シンボルの設定シンボル値との差分に基づき、検出する。同期信号期間の各シンボル期間のシンボル、したがってそのシンボル値としての設定シンボル値は規格で決められており、受信機は、各同期用シンボルについて設定シンボル値をあらかじめ把握している。したがって、送信機におけるシンボル生成の基になる基準値と受信機におけるシンボル検出の基になる基準値とのずれに因る受信機側のDCオフセットは、同期信号期間の各シンボル期間において、各シンボル期間の検波値としての現実の値と、各シンボル期間の設定シンボル値との差分となる。
同期信号期間であるか否かは、(a)DCオフセットを除去する前の検波信号から検出してもよいし、(b)DCオフセットを除去した後の検波信号から検出してもよい。しかし、DCオフセットの量が大きい場合には、同期信号期間を正確に検出することが難しくなることがある。(b)場合には、DCオフセットを適当に除去した検波信号から同期信号期間を検出するので、DCオフセットの量が過大になっても、同期信号期間を支障なく検出するとができ、有利である。
DCオフセットはシンボルごとに異なるので(例えば、4値FSKの場合には、シンボルは4個存在し、それら4個のシンボルをそれぞれS1〜S4とすると、各シンボルS1〜S4ごとにDCオフセットが異なるという意味である。S1のシンボルについて、或るシンボル期間におけるDCオフセットと、別のシンボル期間におけるDCオフセットとが相違しているという意味では言っているのではない。)、シンボルごとにシンボル別DCオフセットとしてDCオフセットを検出し、シンボル別DCオフセットに基づき後続データ信号期間の各シンボル期間のシンボルを決めるのが有利である。しかしながら、構成簡単化や負荷軽減のために、シンボルに関係なく一律のDCオフセットを検出し、該一律のDCオフセットに基づき後続データ信号期間のシンボルを決めてもよいとする。一律のDCオフセットは、例えば同期信号期間の各シンボル期間のDCオフセットの全体に対して、その平均値、中央値(メジアン)又は最頻値(モード)を選択できる。
基準DCオフセットの検出は、各フレームごとに実施するのが好ましいが、負荷を軽減するために、適当に間引きし、適宜、実施することにし、最後に検出した基準DCオフセットを、次回の検出までの間の複数の受信フレームにおけるシンボル決定に対して、継続的に使用するようにしてもよい。
本発明によれば、送信機におけるシンボル生成の基になる基準値と受信機におけるシンボル検出の基になる基準値とのずれに因る受信機側のDCオフセットを、同期信号期間の各シンボルにおける検波値と各シンボル期間に割当てられている同期用シンボルの設定シンボル値との差分に基づき検出するので、ハイパスフィルタを使用して受信機側のDCオフセットを除去する場合の種々の弊害を解消することができる。
図1は受信機用シンボル処理装置10の機能ブロック図である。シンボル処理装置10に適用される伝送信号では、1個のフレームが複数個のシンボル期間から成り、各フレームは、先頭部の所定個数のシンボル期間から成る同期信号期間と、該同期信号期間に後続しフレーム内の残りのシンボル期間から成る後続データ信号期間とを含み、各フレームの各シンボル期間は、シンボル値の異なる複数のシンボルの内の1個を伝送するようになっている。受信機は、フレームを含む伝送信号を受信し、フレームにおける各シンボル期間のシンボルを、受信信号から生成した検波値と、各シンボルについてそれぞれ予め設定してある基準シンボル値との対比に基づき決定する。受信機用シンボル処理装置10は、同期信号期間検出手段14、基準DCオフセット検出手段15、及びシンボル決定手段16を有している。
同期信号期間検出手段14は、検波信号に基づきフレームの同期信号期間を検出する。基準DCオフセット検出手段15は、フレームの同期信号期間における各シンボル期間の検波値Dss(1番目の添え字のsはシンボル期間のものであることを意味し、2番目の添え字のsは同期(synchronous)期間のものであることを意味している。)と、フレームの同期信号期間における各シンボル期間に割当てられている同期用シンボルの設定シンボル値Vss(2番目の添え字のsは設定(settei)を意味する。)との差分Ss(Sは差分Sabunを意味する。)に基づき、同期信号期間のDCオフセットを基準DCオフセットOfとして検出する。シンボル決定手段16は、フレームの後続データ信号期間では、各シンボル期間の検波値Dsm(2番目の添え字のmは後続データ信号期間のものであることを意味する。)と複数個の基準シンボル値Vsr(2番目の添え字のrは基準(reference)を意味する。)とを、基準DCオフセットOfを対比修正因子としつつ、対比して、各シンボル期間のシンボルを決定する。
同期信号期間検出手段14が同期信号期間を検出するために使用する検波信号は、検波器から出力される検波信号自体だけでなく、該検波信号に所定の処理、例えば検波信号をハイパスフィルタに通し、ハイパスフィルタの通過後の検波信号も含むものとする。
フレームの同期信号期間の各シンボル期間の同期用シンボルは、固定されていて、不変であり、シンボル処理装置10及び後述のシンボル処理装置20は、該同期用シンボルに対応して予め設定してある設定シンボル値Vssを持っている。したがって、実際の受信信号から生成した検波信号における同期信号期間の各シンボル期間の検波値Dssと、フレームの同期信号期間における各シンボル期間の設定シンボル値Vssとの差分Ss(Ss=Dss−Vss又はSs=Vss−Dss)は、送信機においてシンボル生成のために使用する基準値と受信機においてシンボル検出のために使用する基準値とのずれに因るDCオフセットに正しく対応している。こうして、後続データ信号期間の各シンボル期間におけるシンボルを、差分Ssに基づき検出した基準DCオフセットOfを対比修正因子としつつ、フレームの後続データ信号期間における各シンボル期間の検波値Dsmと複数個の基準シンボル値Vsrとの対比により、決定することにより、後続データ信号期間においてDCオフセットからの影響を排除したシンボル決定を実施できる。
図2は別の受信機用シンボル処理装置20の機能ブロック図である。受信機用シンボル処理装置20に適用される伝送信号では、受信機用シンボル処理装置10に適用される伝送信号の場合と同様に、1個のフレームが複数個のシンボル期間から成り、各フレームは、先頭部の所定個数のシンボル期間から成る同期信号期間と、該同期信号期間に後続しフレーム内の残りのシンボル期間から成る後続データ信号期間とを含み、各フレームの各シンボル期間は、シンボル値の異なる複数のシンボルの内の1個を伝送するようになっている。受信機は、フレームを含む伝送信号を受信し、フレームにおける各シンボル期間のシンボルを、受信信号から生成した検波値と、各シンボルについてそれぞれ予め設定してある基準シンボル値との対比に基づき決定する。受信機用シンボル処理装置20は、検波信号保持手段24、除去手段25、同期信号期間検出手段26、基準DCオフセット検出手段27及びシンボル決定手段28を有している。
検波信号保持手段24は、過去所定時間分の検波信号を保持検波信号として保持する。除去手段25は、検波信号から直流成分を除去した直流成分除去信号を生成する。同期信号期間検出手段26は、直流成分除去信号に基づきフレームの同期信号期間を検出する。基準DCオフセット検出手段27は、フレームの同期信号期間が検出された時の保持検波信号に基づき同期信号期間における各シンボル期間の検波信号の値としての検波値Dssを検出し、同期信号期間における各シンボル期間の検波値Dssとフレームの同期信号期間における各シンボル期間に割当てられている同期用シンボルの設定シンボル値Vssとの差分Ssに基づき、該同期信号期間のDCオフセットを基準DCオフセットOfとして検出する。シンボル決定手段28は、フレームの後続データ信号期間では、各シンボル期間の検波値Dsmと複数個の基準シンボル値Vsrとを、基準DCオフセットOfを対比修正因子としつつ対比して、各シンボル期間のシンボルを決定する。
検波信号保持手段24における保持検波信号の過去所定時間分は、好ましくは、同期信号期間と等しい時間分であるが、同期信号期間より短くてもよい。同期信号期間におけるシンボル期間の全個数をN1個とする場合、N1個(=全部)のシンボル期間における差分Ssを検出しなくても、同期信号期間におけるN2(N2<N1)個のシンボル期間から同期信号期間における、各シンボル別の又はシンボルに関係なく一律の差分Ssを検出できるからである。すなわち、同期信号期間では、同一の同期用シンボルの割当てられたシンボル期間が複数個、存在するときがあり、同一の同期用シンボルについての全部のシンボル期間に対してDCオフセットを算出しなくても十分に高品質のシンボル別及び一律の基準DCオフセットOfを検出できることがある。なお、シンボルに関係のない一律の基準DCオフセットOfとは、例えば同期信号期間の複数個のシンボル期間におけるDCオフセットの平均値や中央値等であり、このような平均値や中央値は、同期信号期間の内の所定部分のシンボル期間のDCオフセットを観察すれば、十分であることがある。
受信機用シンボル処理装置20においても、受信機用シンボル処理装置10と同様に、後続データ信号期間の各シンボル期間におけるシンボルを、差分Ssを考慮して決定することにより、DCオフセットからの影響を排除したシンボル決定を実施できる。
同期信号期間は、所定の同期信号バターン(同期信号期間の各シンボル期間に割り当てられている同期用シンボルの設定シンボル値Vssの連続)に基づいて検波信号から検出されるが、DCオフセットの量が過大になると、検波値Dssと同期信号のバターンにおける各設定シンボル値Vssとの差が開き過ぎ、同期信号期間の検出に支障が生じるおそれがある。受信機用シンボル処理装置20では、除去手段25により処理した検波信号としての直流成分除去信号に基づき同期信号期間を検出するので、そのような恐れを回避できる。
受信機用シンボル処理装置10,20に適用される伝送信号におけるディジタル変調は、例えばFSKであるが、PSK(位相シフトキーイング)及びその他のディジタル変調であってもよいとする。FSKでは、シンボル生成の基になる基準値と受信機におけるシンボル検出の基になる基準値は、周波数に係る基準値となり、PSKでは、シンボル生成の基になる基準値と受信機におけるシンボル検出の基になる基準値は、位相に係る基準値となる。各シンボル期間において伝送対象となるシンボルは、複数個のシンボルの中の1個であり、各シンボルごとに基準シンボル値Vsrは異なっている。各シンボル期間の検波値Dsmに最も近い基準シンボル値Vsrが探し出され、該探し出された基準シンボル値Vsrに係るシンボルが、該シンボル期間期間のシンボルとして検出(取得)される。
同期信号期間検出手段14,26における同期信号期間の検出は、例えば、同期信号を相関処理することにより検出することにより行われる。
基準DCオフセット検出手段15,27は、基準DCオフセットOfをシンボル別基準DCオフセットOfとして各シンボル別に検出するのが好ましい。基準DCオフセットOfは本来はシンボルごとに異なるからである。そして、シンボル決定手段16,28は、各シンボル期間の検波値Dsmと複数個の基準シンボル値Vsrとを、シンボル別基準DCオフセットOfを対比修正因子としつつ、各シンボル期間のシンボルを決定する。
基準DCオフセットOfは、シンボルに関係なく、一律に設定されてもよい。一律なシンボルを設定する場合には、受信機用シンボル処理装置10,20の構成の簡単化や、負荷の低減を期待できる。一律なシンボルとしては、例えば、同期信号期間の各シンボル期間における基準DCオフセットOfの平均値及び中央値(メジアン)がある。
好ましくは、シンボル決定手段16,28は、各シンボル期間の検波値Dsmを対比修正因子に基づき修正した修正検波値(例えば、修正検波値=Dsm−Of)と複数個の基準シンボル値Vsrとを対比するか、各シンボル期間の検波値Dsmと複数個の基準シンボル値Vsrのそれぞれを対比修正因子に基づき修正した修正基準シンボル値(例えば、修正シンボル値=Vsr+Of)とを対比するかする。
要するに、従来の受信機用シンボル処理装置では、単に、フレームにおける各シンボル期間のシンボルを、受信信号から生成した検波値Dsmと、各シンボルについてそれぞれ予め設定してある基準シンボル値Vsrとの対比に基づき決定していたのに対し、受信機用シンボル処理装置10,20では、同期信号期間における差分Ssに基づき検出したDCオフセットOfを加味させた対比を行い、シンボル決定におけるDCオフセットの影響を抑制する。
基準DCオフセット検出手段15,27における基準DCオフセットOfの検出は、各フレームを受信するごとに、前回の検出後、所定個数のフレームを受信するごとに、又は前回の検出後、一定時間が経過するごとに、実施される。
厳密な基準DCオフセットOfを検出するためには、基準DCオフセットOfの検出は、各フレームごとに実施するのが望ましいが、処理の負荷を軽減するために、また、基準DCオフセットOfは適当な時間範囲に限ればさぼど変動するものでもないので、全部のフレームから基準DCオフセットOfを検出することなく、基準DCオフセットOfの検出を、適宜の個数間隔や時間間隔のフレームからのみとすることができる。基準DCオフセットOfの検出は、例えば、前回の検出後、所定個数のフレームを受信するごととしたり、前回の検出後、一定時間が経過するごととしたりする。
図3は受信機用シンボル処理方法のフローチャートである。受信機用シンボル処理方法に適用される伝送信号では、1個のフレームが複数個のシンボル期間から成り、各フレームは、先頭部の所定個数のシンボル期間から成る同期信号期間と、該同期信号期間に後続しフレーム内の残りのシンボル期間から成る後続データ信号期間とを含み、各フレームの各シンボル期間は、シンボル値の異なる複数のシンボルの内の1個を伝送するようになっている。受信機は、フレームを含む伝送信号を受信し、フレームにおける各シンボル期間のシンボルを、受信信号から生成した検波値と、各シンボルについてそれぞれ予め設定してある基準シンボル値との対比に基づき決定する。
同期信号期間検出ステップS41では、検波信号に基づきフレームの同期信号期間を検出する。基準DCオフセット検出ステップS42では、フレームの同期信号期間における各シンボル期間の検波値Dssと、フレームの同期信号期間における各シンボル期間に割当てられている同期用シンボルの設定シンボル値Vssとの差分Ssに基づき、同期信号期間のDCオフセットを基準DCオフセットOfとして検出する。シンボル決定ステップS43では、フレームの後続データ信号期間において、各シンボル期間の検波値Dsmと複数個の基準シンボル値Vsrとを、基準DCオフセットOfを対比修正因子としつつ対比して、各シンボル期間のシンボルを決定する。
図4は別の受信機用シンボル処理方法のフローチャートである。図4の受信機用シンボル処理方法に適用される伝送信号では、図3の受信機用シンボル処理方法に適用される伝送信号と同様に、1個のフレームが複数個のシンボル期間から成り、各フレームは、先頭部の所定個数のシンボル期間から成る同期信号期間と、該同期信号期間に後続しフレーム内の残りのシンボル期間から成る後続データ信号期間とを含み、各フレームの各シンボル期間は、シンボル値の異なる複数のシンボルの内の1個を伝送するようになっている。受信機は、フレームを含む伝送信号を受信し、フレームにおける各シンボル期間のシンボルを、受信信号から生成した検波値と、各シンボルについてそれぞれ予め設定してある基準シンボル値との対比に基づき決定する。
検波信号保持ステップS51では、過去所定時間分の検波信号を保持検波信号として保持する。除去ステップS52では、検波信号から直流成分を除去した直流成分除去信号を生成する。同期信号期間検出ステップS53,S54では、直流成分除去信号に基づきフレームの同期信号期間を検出する。基準DCオフセット検出ステップS55では、フレームの同期信号期間が検出された時の保持検波信号に基づき同期信号期間における各シンボル期間の検波信号の値としての検波値Dssを検出し、同期信号期間における各シンボル期間の検波値Dssとフレームの同期信号期間における各シンボル期間に割当てられている同期用シンボルの設定シンボル値Vssとの差分Ssに基づき、該同期信号期間のDCオフセットを基準DCオフセットOfとして検出する。シンボル決定ステップS56では、フレームの後続データ信号期間において、各シンボル期間の検波値Dsmと複数個の基準シンボル値Vsrとを、基準DCオフセットOfを対比修正因子としつつ対比して、各シンボル期間のシンボルを決定する。
基準DCオフセット検出ステップS42,S55では、例えば、基準DCオフセットOfをシンボル別基準DCオフセットOfとして各シンボル別に検出する。そして、シンボル決定ステップS43,S56では、各シンボル期間の検波値Dsmと複数個の基準シンボル値Vsrとを、シンボル別基準DCオフセットOfを対比修正因子としつつ、各シンボル期間のシンボルを決定する。
基準DCオフセットOfは、シンボルに関係なく、一律に設定されてもよい。一律なシンボルを設定することにより、受信機用シンボル処理装置の構成の簡単化や負荷の低減を図ることができる。一律なシンボルとしては、例えば、同期信号期間の各シンボル期間における基準DCオフセットOfの平均値及び中央値(メジアン)がある。
好ましくは、シンボル決定ステップS43,S56では、各シンボル期間の検波値Dsmを対比修正因子に基づき修正した修正検波値(例えば、修正検波値=Dsm−Of)と複数個の基準シンボル値Vsrとを対比するか、各シンボル期間の検波値Dsmと複数個の基準シンボル値Vsrのそれぞれを対比修正因子に基づき修正した修正基準シンボル値(例えば、修正シンボル値=Vsr+Of)とを対比するかする。
基準DCオフセット検出ステップS42,S55における基準DCオフセットOfの検出は、各フレームを受信するごとに、前回の検出後、所定個数のフレームを受信するごとに、又は前回の検出後、一定時間が経過するごとに、実施される。厳密な基準DCオフセットOfを検出するためには、基準DCオフセットOfの検出は、各フレームごとに実施するのが望ましいが、処理の負荷を軽減するために、また、基準DCオフセットOfは適当な時間範囲に限ればさぼど変動するものでもないので、全部のフレームから基準DCオフセットOfを検出することなく、基準DCオフセットOfの検出を、適宜の個数間隔や時間間隔のフレームからのみとすることができる。基準DCオフセットOfの検出は、例えば、前回の検出後、所定個数のフレームを受信するごととしたり、前回の検出後、一定時間が経過するごととしたりする。
受信機用シンボル処理装置10,20は、例えば、図8のディジタル信号受信機200に組み込まれる。その場合、シンボル決定手段16,28がシンボル検出器202に置き換えられ、シンボル決定手段16,28をそれぞれ除く受信機用シンボル処理装置10,20の部分が、ハイパスフィルタ201に置き換えられる。
図5は米国のEIA/TIA102において規定されているAPCO project25と言う業務用無線機の規格に係るフレームの構造図である。該規格では、ディジタル変調としてFSKが採用されている。全体フレームは、複数個(図5では6個)のフレームから構築されており、ヘッダデータユニット(Header Data Unit)及び終端データユニット(Terminal Data Unit)のフレームが全体フレームの先頭及び後尾のフレームとしてそれぞれ配置される。論理リンクデータユニット(Logical Data Unit)1,2の2個のフレームを1組とする2組は、スーパーフレーム(SUPERFRAME)と呼ばれ、ヘッダデータユニットと終端データユニットとの間に配置される。FSは、どの種類のフレームにおいても同期信号期間として、先頭に配置される。本明細書では、フレームにおいて、同期信号期間より後ろの期間を「後続データ信号期間」と呼んでいる。ヘッダデータユニット及び終端データユニットにおいて、同期信号期間としてのFSに後続するデータ(data)の期間は後続データ信号期間である。また、論理リンクデータユニット1,2において、データ(data)とVC1〜9(各VCは144ビットから成る。)とが交互に繰り返す期間は、同期信号期間としてのFSに後続しており、後続データ信号期間である。なお、VC(ボコーダ)は、音声データのことであり、データの一種である。
FSは、48ビットから成り、すなわち24個のシンボルから成る。APCO project25におけるシンボルレートは4800symbols/s(/sは/秒の意味。)であるので、同期信号期間としてのFSの期間は5msとなる。
前述の受信機用シンボル処理装置10,20は、図5に規定するフレーム構造の伝送信号に適用可能である。
図6はDCオフセット処理のフローチャートである。図6の各ステップと、図2のブロック及び図4のステップとの対応関係は次のとおりである。
S110:除去手段25及びS52。
S111:検波信号保持手段24及びS51。
S114,S115:同期信号期間検出手段26及びS53,S54。
S116:基準DCオフセット検出手段27及びS55。
S119:シンボル決定手段28及びS56の一部。
S110では、検波信号をハイパスフィルタ(HPF)に通して、低域周波数成分、特に、DCオフセットを吸収された検波信号としての直流成分除去信号を生成する。S111では、直近5msec分の検波信号を所定の保存素子に保存する。保存素子内の検波信号は、保存してから5msec経過したものから、順番に捨てられる。なお、5msecは、APCO project25における同期信号期間としてのFSの期間に相当し、24シンボル期間に相当する。S114では、同期信号検出のための相関処理を行い、S115では、相関がとれたか否かを判定し、相関がとれしだい、すなわち、同期信号が検出されしだい、S117へ進む。S117では、同期信号期間のDCオフセットを計算する。具体的には、S117では、S115において相関がとれると、その時にS111の保存素子に保存されている過去5msec分、すなわち24個分のシンボルの検波値(例えば振幅値)を同期信号期間における検波値Dssとして取り出し、各シンボル期間の検波値Dssと、フレームの同期信号期間における各シンボル期間に割り当てられている同期用シンボルの設定シンボル値Vssとを対比し、差分Ss(例えばSs=Dss−Vss)を計算し、さらに、該差分に基づき基準DCオフセットOfを計算する。Of=Ssとすることもできる。基準DCオフセットOfは、シンボル別に計算するのが好ましいが、シンボルに関係なく一律の値、例えば同期信号期間の各シンボル期間の基準DCオフセットOfの全体に対する平均値としてのOfであってよい。
S119では、後続データ信号期間の各シンボル期間における検波値Dsmから基準DCオフセットOfを引いた減算を行い、その減算結果としての値Cs(=Dsm−Of)を次のシンボル値取得処理ステップ(図8のシンボル検出器202に対応する。)へ送る。S117において、シンボル別にOfを計算したときは、減算値Csはシンボル数だけ生じる。S117において一律の基準DCオフセットOfを計算したときは。減算値Csは1個となる。S119の次のシンボル値取得処理ステップでは、Csと複数個の基準シンボル値Vsrとが対比されて、Csに最も近い基準シンボルに係るシンボルが、該Csのシンボル期間のシンボルであると決定される。
図7は同期信号期間検出器130の詳細なブロック図である。相関器131及び判定器132は、図6のS114,S115にそれぞれ対応している。すなわち、相関器131では、DC成分を除去した後の検波信号の検波値Dssと同期信号パターンの各シンボル期間の同期用シンボルの設定シンボル値Vssとが対比され、判定器132では、相関器131における対比が同期信号パターン全体において一致しているか否かが判定される。そして、相関器131における判定結果が正であれば、同期信号であると結論する。
受信機用シンボル処理装置の機能ブロック図である。 別の受信機用シンボル処理装置の機能ブロック図である。 受信機用シンボル処理方法のフローチャートである。 別の受信機用シンボル処理方法のフローチャートである。 米国のEIA/TIA102において規定されている業務用無線機の規格に係るフレームの構造図である。 DCオフセット処理のフローチャートである。 同期信号期間検出器の詳細なブロック図である。 DCオフセットをハイパスフィルタにより除去する従来のディジタル信号受信機の構成図である。 図8のディジタル信号受信機における同期信号の検出処理のフローチャートである。 ハイパスフィルタが電位レベル一定の検波信号を入力されるときのハイパスフィルタの出力電位レベルの時間変化を示したものである。
符号の説明
10:受信機用シンボル処理装置、14:同期信号期間検出手段、15:基準DCオフセット検出手段、16:シンボル決定手段、20:受信機用シンボル処理装置、24:検波信号保持手段、25:除去手段、26:同期信号期間検出手段、27:基準DCオフセット検出手段、28:シンボル決定手段。

Claims (7)

  1. 1個のフレームが複数個のシンボル期間から成り、各フレームは、先頭部の所定個数のシンボル期間から成る同期信号期間と、該同期信号期間に後続しフレーム内の残りのシンボル期間から成る後続データ信号期間とを含み、各フレームの各シンボル期間は、シンボル値の異なる複数のシンボルの内の1個を伝送するようになっており、
    受信機が、フレームを含む伝送信号を受信し、フレームにおける各シンボル期間のシンボルを、受信信号から生成した検波値と、各シンボルについてそれぞれ予め設定してある基準シンボル値との対比に基づき決定する受信機用シンボル処理装置において、
    検波信号に基づきフレームの同期信号期間を検出する同期信号期間検出手段、
    フレームの同期信号期間における各シンボル期間の検波値と、フレームの同期信号期間における各シンボル期間に割当てられている同期用シンボルの設定シンボル値との差分に基づき、同期信号期間のDCオフセットを基準DCオフセットとして検出する基準DCオフセット検出手段、及び
    フレームの後続データ信号期間では、各シンボル期間の検波値と複数個の基準シンボル値とを、前記基準DCオフセットを対比修正因子としつつ対比して、各シンボル期間のシンボルを決定するシンボル決定手段、
    を有していることを特徴とする受信機用シンボル処理装置。
  2. 1個のフレームが複数個のシンボル期間から成り、各フレームは、先頭部の所定個数のシンボル期間から成る同期信号期間と、該同期信号期間に後続しフレーム内の残りのシンボル期間から成る後続データ信号期間とを含み、各フレームの各シンボル期間は、シンボル値の異なる複数のシンボルの内の1個を伝送するようになっており、
    受信機が、フレームを含む伝送信号を受信し、フレームにおける各シンボル期間のシンボルを、受信信号から生成した検波値と、各シンボルについてそれぞれ予め設定してある基準シンボル値との対比に基づき決定する受信機用シンボル処理装置において、
    過去所定時間分の検波信号を保持検波信号として保持する検波信号保持手段、
    検波信号から直流成分を除去した直流成分除去信号を生成する除去手段、
    前記直流成分除去信号に基づきフレームの同期信号期間を検出する同期信号期間検出手段、
    フレームの同期信号期間が検出された時の保持検波信号に基づき同期信号期間における各シンボル期間の検波信号の値としての検波値を検出し、同期信号期間における各シンボル期間の検波値とフレームの同期信号期間における各シンボル期間に割当てられている同期用シンボルの設定シンボル値との差分に基づき、該同期信号期間のDCオフセットを基準DCオフセットとして検出する基準DCオフセット検出手段、及び
    フレームの後続データ信号期間では、各シンボル期間の検波値と複数個の基準シンボル値とを、前記基準DCオフセットを対比修正因子としつつ対比して、各シンボル期間のシンボルを決定するシンボル決定手段、
    を有していることを特徴とする受信機用シンボル処理装置。
  3. 前記基準DCオフセット検出手段は、基準DCオフセットをシンボル別基準DCオフセットとして各シンボル別に検出し、
    前記シンボル決定手段は、各シンボル期間の検波値と複数個の基準シンボル値とを、前記シンボル別基準DCオフセットを対比修正因子としつつ、各シンボル期間のシンボルを決定することを特徴とする請求項1又は2記載の受信機用シンボル処理装置。
  4. 前記シンボル決定手段は、各シンボル期間の検波値を前記対比修正因子に基づき修正した修正検波値と複数個の基準シンボル値とを対比するか、又は各シンボル期間の検波値と複数個の基準シンボル値のそれぞれを前記対比修正因子に基づき修正した修正基準シンボル値とを対比することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の受信機用シンボル処理装置。
  5. 前記基準DCオフセット検出手段における前記基準DCオフセットの検出は、(a1)各フレームを受信するごとに、(a2)前回の検出後、所定個数のフレームを受信するごとに、又は(a3)前回の検出後、一定時間が経過するごとに、実施されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の受信機用シンボル処理装置。
  6. 1個のフレームが複数個のシンボル期間から成り、各フレームは、先頭部の所定個数のシンボル期間から成る同期信号期間と、該同期信号期間に後続しフレーム内の残りのシンボル期間から成る後続データ信号期間とを含み、各フレームの各シンボル期間は、シンボル値の異なる複数のシンボルの内の1個を伝送するようになっており、
    受信機が、フレームを含む伝送信号を受信し、フレームにおける各シンボル期間のシンボルを、受信信号から生成した検波値と、各シンボルについてそれぞれ予め設定してある基準シンボル値との対比に基づき決定する受信機用シンボル処理方法において、
    検波信号に基づきフレームの同期信号期間を検出する同期信号期間検出ステップ、
    フレームの同期信号期間における各シンボル期間の検波値と、フレームの同期信号期間における各シンボル期間に割当てられている同期用シンボルの設定シンボル値との差分に基づき、同期信号期間のDCオフセットを基準DCオフセットとして検出する基準DCオフセット検出ステップ、及び
    フレームの後続データ信号期間では、各シンボル期間の検波値と複数個の基準シンボル値とを、前記基準DCオフセットを対比修正因子としつつ対比して、各シンボル期間のシンボルを決定するシンボル決定ステップ、
    を有していることを特徴とする受信機用シンボル処理方法。
  7. 1個のフレームが複数個のシンボル期間から成り、各フレームは、先頭部の所定個数のシンボル期間から成る同期信号期間と、該同期信号期間に後続しフレーム内の残りのシンボル期間から成る後続データ信号期間とを含み、各フレームの各シンボル期間は、シンボル値の異なる複数のシンボルの内の1個を伝送するようになっており、
    受信機が、フレームを含む伝送信号を受信し、フレームにおける各シンボル期間のシンボルを、受信信号から生成した検波値と、各シンボルについてそれぞれ予め設定してある基準シンボル値との対比に基づき決定する受信機用シンボル処理方法において、
    過去所定時間分の検波信号を保持検波信号として保持する検波信号保持ステップ、
    検波信号から直流成分を除去した直流成分除去信号を生成する除去ステップ、
    前記直流成分除去信号に基づきフレームの同期信号期間を検出する同期信号期間検出ステップ、
    フレームの同期信号期間が検出された時の保持検波信号に基づき同期信号期間における各シンボル期間の検波信号の値としての検波値を検出し、同期信号期間における各シンボル期間の検波値とフレームの同期信号期間におけるの各シンボル期間に割当てられている同期用シンボルの設定シンボル値との差分に基づき、該同期信号期間のDCオフセットを基準DCオフセットとして検出する基準DCオフセット検出ステップ、及び
    フレームの後続データ信号期間において、各シンボル期間の検波値と複数個の基準シンボル値とを、前記基準DCオフセットを対比修正因子としつつ対比して、各シンボル期間のシンボルを決定するシンボル決定ステップ、
    を有していることを特徴とする受信機用シンボル処理方法。
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