JP2014178308A - 電子カセッテ - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイヤレス給電器を用いた非接触充電方式を採用する電子カセッテにおいて、筐体の軽量化及び薄型化を確保しつつ、充電効率の低下及び受電ユニットの放熱に対する対策が施された電子カセッテを提供する。
【解決手段】電子カセッテ21の筐体32には、バッテリと、バッテリを充電するための電力を受電する受電ユニット54が収容されている。筐体32は、導電性材料で形成されており、受電ユニット54と対向する位置に開口部74が形成されている。開口部74は、電子カセッテ21をワイヤレス給電器81にセットしたときに、送電窓83と対面し、電力Eの伝送路に位置する。カバー部76は開口部74を塞いで塵や埃の進入を防ぐ。さらに、カバー部76は絶縁性及び熱伝導性を有しており、受電ユニット54の熱HTを放熱する。電力Eの伝送路には、導電性材料が配置されないため、充電効率の低下もない。
【選択図】図5

Description

本発明は、放射線画像を検出する電子カセッテに関する。
放射線撮影、例えばX線撮影において、フイルムカセッテやIP(イメージングプレート)カセッテに代わって、電子カセッテが普及しつつある(特許文献1参照)。電子カセッテは、被写体を透過したX線を受けて、被写体の画像情報を表すX線画像を検出する。電子カセッテは、平面形状が略矩形状で扁平な可搬型の筐体と、筐体内に収容され、X線画像のデータをデジタルデータとして出力することが可能なX線画像検出器(FPD:Flat Panel Detector)とで構成される。
電子カセッテは、被写体(患者)を立位姿勢や臥位姿勢で撮影する据え置き型の撮影台に取り付けて使用することが可能である他、据え置き型の撮影台では撮影困難な部位(例えば四肢)を撮影するためにベッド上に置いたり、患者自身に持たせたりして使用される。また、自宅療養中の高齢者や、事故、災害等による急病人を撮影するため、撮影台の設備がない病院外に持ち出して使用されることもある。
特許文献1に記載されている電子カセッテは、取り扱い性を向上するために、筐体の材料としてカーボングラファイトなどの軽量な材料が用いられ、また、無線通信部やバッテリを設けることにより、通信ケーブルや電源ケーブルを不要とするワイヤレス化が図られている。ワイヤレスタイプの電子カセッテにおいて、バッテリへの充電は、電子カセッテの筐体内にバッテリが内蔵されている場合には、電子カセッテをバッテリ充電器にセットすることにより行われる。
バッテリの充電方式としては、電子カセッテの筐体のコネクタとバッテリ充電器のコネクタを物理的に接続する接触方式が一般的であるが、特許文献1には、コネクタの物理的な接触が不要な非接触充電方式を採用する電子カセッテも開示されている。非接触充電方式は、ワイヤレス電力伝送技術を利用して、バッテリの充電を行う方式である。ワイヤレス電力伝送の方式には、送電コイルに電流を流し、磁束を媒介にして近接した受電コイルに起電力を誘起させる電磁誘導により電力を伝送する電磁誘導方式、送電コイルに高周波電力を入力し、送電コイルと受電コイルとの間の磁界共鳴現象により電力を伝送する磁界共鳴方式、対向する1対の平板電極間の容量結合により電力を伝送する容量結合方式(電界結合方式とも呼ばれる)、1対のアンテナ間で電波を送受信して電力を取り出す電波方式がある。
非接触充電方式を採用する場合には、電子カセッテの筐体内に、受電コイルや受電用平板電極などの受電部と、受電した交流電力を直流電力に変換する整流回路などの回路部とで構成される受電ユニットが設けられる。受電ユニットは、送電コイルなどの送電部を有する送電ユニットが設けられたワイヤレス給電器から電力を受電する。バッテリを充電する際には、電子カセッテはワイヤレス給電器にセットされ、受電ユニットはワイヤレス給電器から受電した電力でバッテリを充電する。
特許文献2には、電波方式でバッテリへの非接触充電を行うデータ処理装置が記載されている。データ処理装置の筐体内には、アンテナを含む受電ユニットが設けられている。データ処理装置の筐体内には、受電ユニットの他に、各種の回路部が設けられている。受電ユニットは電磁ノイズを発生するため、電磁ノイズが装置内部の回路部に影響しないように、装置内部において、受電ユニットと回路部を遮蔽するシールド部を設けている。
特開2006−102492号公報 特開2004−252562号公報
本出願人は、非接触充電方式を採用した電子カセッテの開発を検討しているが、電子カセッテに非接触充電方式を採用する場合には、以下に述べるように充電効率の低下と受電ユニットの放熱が問題になることが分かってきた。電子カセッテの取り扱い性を向上させるためには、筐体は軽量であるだけでなく、薄型であること、加えて、被写体の荷重に耐えられる堅牢性も要求される。さらに、他の電子機器からの外来電磁ノイズの筐体内への進入や、筐体内の回路部が発生する電磁ノイズの筐体外への放射を防止するために、筐体は電磁ノイズに対する遮蔽機能(電磁シールド機能)を有していることが必要である。このような要求性能を満たす筐体の材料としては、特許文献1に記載のカーボングラファイトなどのカーボン材料や、ステンレスなどの金属材料など、軽量で剛性が高く、かつ、導電性を有している材料が使用される。
このように電子カセッテの筐体は導電性材料が使用されており、非接触充電方式を採用する場合には筐体内に受電ユニットが収容される。充電の際には、電子カセッテがワイヤレス給電器にセットされる。この状態では、受電ユニットとワイヤレス給電器の間に導電性材料(筐体の一部)が介在することになる。ワイヤレス給電器と受電ユニットの間は電力の伝送路となるため、伝送路中に導電性材料が介在していると、電力が導電性材料に吸収されるため、電力損失が大きく、バッテリへの充電効率が著しく低下してしまうという問題が生じる。ワイヤレス電力伝送の方式にもよるが、最悪の場合には伝送する電力が充電に利用されずにすべて筐体の発熱に消費されてしまうこともある。
また、受電ユニットは発熱が大きい。しかも、充電の際には、FPDを駆動するための回路基板など、受電ユニット以外の回路基板は動作しないため、受電ユニットのみが発熱することになる。受電ユニットのみが発熱すると、FPDの撮像領域内において受電ユニットと対向する部分に局所的な温度上昇が生じ、撮像領域内において温度差が生じる。画素の感度特性や暗電流特性は温度依存性があるため、温度差がある状態で電子カセッテを撮影に使用すると、撮影したX線画像に濃度変化が生じ、適正なX線画像が得られない懸念がある。そのため、受電ユニットの発熱の影響を抑えるための放熱対策が必要となる。特に電子カセッテの筐体は薄型であるため、受電ユニットの発熱の影響をFPDが受けやすいため放熱対策の必要性が高い。
上述のとおり、電子カセッテの筐体は軽量かつ薄型であることが求められる。そのため、非接触充電方式を採用する場合の上記問題点(充電効率の低下に対する対策や放熱対策)に対しては、軽量化及び薄型化に配慮しつつ対策を講じる必要がある。
上記問題点及びその解決策について、特許文献1及び特許文献2には明示も示唆もされていない。特許文献2には、データ処理装置の筐体において、筐体内に収容される受電ユニットと回路部の間にシールド部を設けることが記載されているのみで、受電ユニットとワイヤレス給電器の間の電力伝送路に位置する筐体の構成については開示が無い。
本発明は、ワイヤレス給電器を用いた非接触充電方式を採用する電子カセッテにおいて、導電性材料で形成された筐体の軽量化及び薄型化を確保しつつ、充電効率の低下及び受電ユニットの放熱に対する対策が施された電子カセッテを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の電子カセッテは、画像検出部と、バッテリと、受電ユニットと、筐体と、開口部と、カバー部とを備えている。画像検出部は、被写体の放射線画像を検出する。バッテリは、画像検出部を駆動するための電力を供給する。受電ユニットは、バッテリを充電するための電力をワイヤレス給電器から受電する。筐体は、導電性材料で形成され、画像検出部及び受電ユニットを収容する。開口部は、筐体において、受電ユニットと対向する位置に形成される。カバー部は、絶縁性及び熱伝導性を有する材料で形成され、開口部を塞ぎ、かつ、受電ユニットの熱を筐体に伝える。
カバー部は、1種類の材料で形成されているか、あるいは、2種以上の材料を組み合わせた複合体である。
カバー部の材料は、例えば合成樹脂を含んでいる。合成樹脂は、エラストマーを含んでいることが好ましい。エラストマーは、シリコンゴムであることが好ましい。カバー部は、エラストマーとプラスチックの複合体で構成してもよい。
受電ユニットは、ワイヤレス給電器から電力を受ける受電部と、受電部で受けた電力をバッテリへ供給するための回路部とを有している。この場合において、開口部は、受電部の中心を含んで受電部と対向していることが好ましい。
開口部の面積は、受電部の面積の半分以上であることが好ましい。また、開口部の面積は、受電部の面積の2倍以下であることが好ましい。さらに、開口部の面積は、受電部の面積と同じであることが好ましい。
開口部の形状は、少なくとも一部に曲線を含む形状であることが好ましい。開口部の形状は、例えば円形である。また、開口部の形状に角部が生じる場合には、角部が丸められていることが好ましい。また、カバー部は、受電部と回路部の少なくとも一方と熱結合されている。
筐体内において、受電ユニットと画像検出部の間には、断熱材が介挿されているか、あるいは、断熱用の空間が設けられていることが好ましい。また、導電性材料には、例えば、カーボングラファイト及び金属材料のうち、少なくとも1つが含まれる。
本発明によれば、ワイヤレス給電器を用いた非接触充電方式を採用する電子カセッテにおいて、導電性材料で形成された筐体と、筐体において、受電ユニットと対向する位置に形成された開口部と、絶縁性及び熱伝導性を有する材料で形成され、開口部を塞ぎ、かつ、受電ユニットの熱を筐体に伝達するカバー部とを設けたから、筐体の軽量化及び薄型化を確保しつつ、充電効率の低下及び受電ユニットの放熱の対策が施された電子カセッテを提供することができる。
X線撮影システムの構成を示す概略図である。 電子カセッテの外観斜視図である。 FPDの電気的な構成を示す説明図である。 電子カセッテの分解斜視図である。 電子カセッテ及びワイヤレス給電器の断面図である。 電子カセッテのワイヤレス給電器へのセット方法を示す説明図である。 カバー部の第1変形例を示す説明図である。 カバー部の第2変形例を示す説明図である。 カバー部の第3変形例を示す説明図である。 カバー部の第4変形例を示す説明図である。 開口部の第1変形例を示す説明図である。 開口部の第2変形例を示す説明図である。 開口部の第3変形例を示す説明図である。 断熱材を設けた例を示す説明図である。 ワイヤレス給電器の変形例を示す説明図である。
図1において、X線撮影システム10は、X線発生装置11と、X線撮影装置12とで構成されている。X線発生装置11は、X線源13と、X線源13を制御する線源制御装置14と、照射スイッチ15とを有する。X線源13は、X線を放射するX線管13aとX線管が放射するX線の照射野を限定する照射野限定器(コリメータ)13bとを有している。
X線管13aは、熱電子を放出するフィラメントからなる陰極と、陰極から放出された熱電子が衝突してX線を放射する陽極(ターゲット)とを有している。照射野限定器13bは、例えば、中央に四角形の照射開口が形成され、四角形の各辺にX線を遮蔽する4枚の鉛板を配置したものであり、各鉛板を移動させることで照射開口の大きさを変化させて、照射野を限定する。
線源制御装置14は、X線源13に対して高電圧を供給する高電圧発生器と、X線源13が照射するX線のエネルギースペクトルを決める管電圧、単位時間当たりの照射量を決める管電流、及びX線の照射が継続する照射時間を制御する制御部とからなる。高電圧発生器は、トランスによって入力電圧を昇圧して高圧の管電圧を発生し、高電圧ケーブルを通じてX線源13に駆動電力を供給する。管電圧、管電流、照射時間といった撮影条件は、線源制御装置14の操作パネル(図示せず)を通じて放射線技師などのオペレータによって手動で設定される他、X線撮影装置12から通信ケーブルを介して設定される。
照射スイッチ15は、オペレータによって操作され、線源制御装置14に信号ケーブルで接続されている。照射スイッチ15は二段階押しのスイッチになっており、一段階押しでX線源13のウォームアップを開始させるためのウォームアップ開始信号を発生し、二段階押しでX線源13に照射を開始させるための照射開始信号を発生する。これらの信号は信号ケーブルを通じて線源制御装置14に入力される。
線源制御装置14は、照射スイッチ15からの信号に基づいて、X線源13の動作を制御する。照射スイッチ15から照射開始信号を受けた場合、線源制御装置14は、X線源13への電力供給を開始するとともに、タイマを作動させてX線の照射時間の計測を開始する。そして、撮影条件で設定された照射時間が経過すると、線源制御装置14は、X線の照射を停止させる。X線の照射時間は、撮影条件に応じて変化する。線源制御装置14には、安全規制上の最大照射時間が設定されており、撮影条件に基づいて設定される照射時間は、最大照射時間の範囲内で設定される。
X線撮影装置12は、電子カセッテ21、撮影台22、撮影制御装置23、コンソール24で構成される。図2に示すように、電子カセッテ21は、FPD31と、FPD31を収容する可搬型の筐体32とからなり、X線源13から照射され被写体H(患者)を透過したX線を受けて被写体HのX線画像を検出する、可搬型のX線画像検出装置である。電子カセッテ21の筐体32は、偏平な平板状の筐体を有する。筐体32の平面サイズは、例えばフイルムカセッテやIPカセッテとほぼ同じ大きさである。X線の入射面となる前面32aと反対側の背面32bの平面形状は、矩形状である。前面32aには、X線を透過する透過板33が設けられている。
図1において、撮影台22は、電子カセッテ21が着脱自在に取り付けられるスロットを有し、前面32aがX線源13と対向する姿勢で電子カセッテ21を保持する。電子カセッテ21は、筐体32のサイズがフイルムカセッテやIPカセッテとほぼ同じ大きさであるため、フイルムカセッテやIPカセッテ用の撮影台にも取り付け可能である。なお、撮影台22として、被写体Hを立位姿勢で撮影する立位撮影台を例示しているが、もちろん、被写体Hを臥位姿勢で撮影する臥位撮影台でもよい。また、被写体Hの四肢(手足)など、撮影台22に取り付けた状態で撮影しにくい撮影部位を撮影する場合には、電子カセッテ21は、撮影台22から取り外されて使用される。さらに、撮影室以外でも、例えば、電子カセッテ21とともに回診車(移動式のX線発生装置)を患者の病室に持ち込んで、病室内のベッド上で電子カセッテ21を使用することも可能である。
電子カセッテ21はワイヤレスタイプであり、撮影制御装置23と通信する無線通信部51(図3参照)を備えている。また、電子カセッテ21は、バッテリで駆動される。このようなワイヤレスタイプの電子カセッテ21は、通信ケーブルや電源ケーブルが不要になるため取り扱い性がよい。
撮影制御装置23は、無線方式により電子カセッテ21と通信可能に接続されており、電子カセッテ21を制御する。具体的には、電子カセッテ21に対して撮影条件を送信して、FPD31の信号処理の処理条件(信号電荷に応じた電圧を増幅する積分アンプのゲインなど)を設定させる。さらに、X線源13の照射タイミングとFPD31の蓄積動作を同期させるための同期信号をX線発生装置11から受信して、これを電子カセッテ21に送信することにより、X線源13とFPD31の同期制御を行う。また、撮影制御装置23は、電子カセッテ21が出力する画像データを受信して、コンソール24に送信する。
コンソール24は、患者の性別、年齢、撮影部位、撮影目的などの情報が含まれる検査オーダの入力を受け付けて、検査オーダをディスプレイに表示する。検査オーダは、HIS(病院情報システム)やRIS(放射線情報システム)などの患者情報や放射線検査に係る検査情報を管理する外部システムから入力される。あるいは、検査オーダは、オペレータの手動により入力される。オペレータは、検査オーダの内容をディスプレイで確認し、その内容に応じた撮影条件をコンソール24の操作画面を通じて選択する。選択された撮影条件は、撮影制御装置23へ送信される。
また、コンソール24は、撮影制御装置23に対して撮影条件を送信するとともに、撮影制御装置23から受信するX線画像のデータに対して画像処理を施す。処理済みのX線画像は、コンソール24のディスプレイに表示される他、X線画像のデータは、コンソール24内のハードディスクやメモリや、コンソール24とネットワークで接続された画像蓄積サーバなどのデータストレージデバイスに格納される。
図3において、FPD31は、検出パネル35、ゲートドライバ39、読み出し回路40、制御回路41、A/D変換器42、メモリ43を備えている。検出パネル35は、X線の入射量に応じた信号電荷を蓄積する複数の画素37が二次元に配列された撮像領域38を有し、X線画像を検出する画像検出部として機能する。ゲートドライバ39は、画素37を駆動して信号電荷の読み出しを制御する。読み出し回路40は、画素37から信号電荷を読み出す。制御回路41は、各部を統括的に制御する。A/D変換器42は、読み出した信号電荷をデジタルデータに変換する。メモリ43には、A/D変換器42で変換されたデータが書き込まれる。複数の画素37は、所定のピッチで二次元にG1〜Gn行(x方向)×D1〜Dm列(y方向)のマトリクスに配列されている。
検出パネル35は、例えば、X線を可視光に変換し可視光を光電変換して信号電荷を蓄積する間接変換型である。検出パネル35は、ガラス基板などの絶縁基板上に画素37が配列された撮像領域38が形成され、画素37によって可視光を光電変換する光電変換部35a(図4及び5参照)と、撮像領域38の全面と対面するように配置されたシンチレータ35b(図4及び5参照)とで構成される。
シンチレータ35bは、CsI(ヨウ化セシウム)やGOS(ガドリウムオキシサルファイド)などの蛍光体からなり、X線を可視光に変換する。シンチレータ35bは、支持体上に蛍光体が塗布されたシートを接着剤で接着したり、撮像領域38上に蛍光体を蒸着するなどの方法により形成される。
画素37は、可視光の入射によって電荷(電子−正孔対)を発生する光電変換素子であるフォトダイオード44と、スイッチング素子である薄膜トランジスタ(TFT)46とを備える。フォトダイオード44は、a−Si(アモルファスシリコン)などの半導体層(例えばPIN型)とその上下に上部電極及び下部電極を配した構造を有している。フォトダイオード44は、下部電極にTFT46が接続され、上部電極には、バイアス電圧が印加される。バイアス電圧の印加により半導体層内に電界が生じるため、光電変換により半導体層内で発生した電荷(電子−正孔対)は、一方がプラス、他方がマイナスの極性を持つ上部電極と下部電極に移動して、キャパシタとしても機能するフォトダイオード44に電荷が蓄積される。なお、検出パネル35としては、間接変換型の代わりに、X線を直接電荷に変換する直接変換型でもよい。
TFT43は、ゲート電極が走査線47に接続され、ソース電極が信号線48に接続され、ドレイン電極がフォトダイオード44に接続される。走査線47と信号線48は格子状に配線されており、走査線47は、撮像領域38内の画素37の行数分(n行分)、信号線48は画素37の列数分(m列分)それぞれ配線されている。走査線47はゲートドライバ39に接続され、信号線48は読み出し回路40に接続される。
読み出し回路40は、検出パネル35から読み出した信号電荷を電圧信号に変換する積分アンプと、撮像領域38内の画素37の列を順次切り替えて1列ずつ電圧信号を順次出力するためのマルチプレクサとからなる。読み出し回路40で読み出された電圧信号は、A/D変換器42でデジタルデータに変換されて、メモリ43にデジタルな画像データとして書き込まれる。
また、筐体32内には、無線通信部51、電源回路52、バッテリ53、受電ユニット54が設けられている。無線通信部51、電源回路52、受電ユニット54は制御回路41によって制御される。無線通信部51は、電波や光(赤外線など)によってコンソール24と無線通信する。メモリ43から読み出された画像データは無線通信部51によりコンソール24に送信される。
電源回路52は、バッテリ53から供給された電力をFPD31の各部に供給する。電源回路52は、バッテリ53からの直流電圧を、供給先に応じた電圧値に変換するDC−DCコンバータなどからなる。バッテリ53は充電可能な二次電池からなり、受電ユニット54に接続されている。なお、バッテリ53としては、二次電池以外でもよく、例えば、電気二重層コンデンサ、リチウムイオンキャパシタ等、充電可能でかつ電子カセッテ21の駆動電源として適切に機能する蓄電素子であればよい。
受電ユニット54は、ワイヤレス給電器81(図5参照)から、ワイヤレスでバッテリ53を充電するための電力を受電する受電ユニットである。ワイヤレス給電器81から受電ユニット54への電力伝送は、例えば電磁誘導方式で行われる。受電ユニット54は、ワイヤレス給電器81からの電力を受ける受電部として機能する受電コイル56と、回路部57とで構成されている。受電コイル56と、ワイヤレス給電器81に内蔵された送電コイル86(図5参照)とが対向して配置された状態で、送電コイル86に交流が流れると、受電コイル56には、磁束を媒介とする電磁誘導の作用により起電力が誘起される。回路部57は、受電コイル56に誘起された交流電力を直流電力に変換する整流回路などからなり、変換した直流電力をバッテリ53に供給する。
図4及び図5に示すように、筐体32は、前面筐体61と背面筐体62とで構成される。前面筐体61は、プラスチック製の枠体61aと、枠体61aの開口に取り付けられる透過板33とで構成される。枠体61aは樹脂に導電性フィラーを混合した導電性プラスチックで形成されており、透過板33はカーボングラファイトで構成される。背面筐体62はステンレスなどの金属製である。電子カセッテ21には、取り扱い性向上のため軽量であることが、さらに、被写体Hの荷重に耐えうる堅牢性が求められるため、筐体32の材料には、カーボングラファイトや、マグネシウム合金、アルミニウムもしくはその合金など、軽量で剛性が高い材料が使用される。
筐体32を構成する、導電性プラスチック、カーボングラファイト、金属はすべて導電性材料である。前面筐体61及び背面筐体62がすべて導電性材料で構成されることにより、筐体32は、内部の回路から筐体32外へ放出する、又は外部から筐体32内へ進入する電磁ノイズを遮蔽する電磁シールドとして機能する。もちろん、本例で示す筐体32を構成する材料は一例であり、例えば、筐体32全体をカーボングラファイトで構成してもよい。
電子カセッテ21は、検出パネル35の配置に関して、X線の入射方向から見て、光電変換部35a、シンチレータ35bの順に配置するISS(Irradiation. Side Sampling)方式を採用している。ISS方式は、シンチレータ35bにおいてX線から可視光への変換効率が最大となる入射面と、光電変換部35aの撮像領域38とが対面するため、X線の検出効率が高い。検出パネル35は、シンチレータ35bを背面筐体62に向けた姿勢で、前面筐体61の内面に接着剤や両面テープなどによって取り付けて固定される。なお、検出パネル35の配置に関しては、ISS方式でなくてもよく、X線の入射方向から見て、シンチレータ35b、光電変換部35aの順に配置するPSS(Penetration Side Sampling)方式でもよい。
検出パネル35の背面側には、ベース板63が配置されており、ベース板63には回路基板66〜69、バッテリ53、受電ユニット54が取り付けられている。ベース板63は、例えば、ステンレス製である。ベース板63は、回路基板66〜69や受電ユニット54に入射するX線を遮蔽する遮蔽部材としても機能する。また、ベース板63の前面筐体61側には、シンチレータ35bとの間に、断熱材70(図5参照)が設けられている。断熱材70は、回路基板66〜69及び受電ユニット54が発生する熱を検出パネル35に伝わらないように遮断する。断熱材70は、例えばスポンジシートなどからなる。
回路基板66は、検出パネル35のTFTを駆動するゲートドライバ39を構成する回路素子が形成された回路基板である。回路基板67は、読み出し回路40を構成する回路素子が形成された回路基板である。回路基板66と回路基板67は、それぞれフレキシブルケーブル71、72によって、検出パネル35と接続される。フレキシブルケーブル71、72には、TCP(テープキャリアパッケージ)型のICチップ(図示せず)がそれぞれ実装されている。ICチップは、回路基板66、67にそれぞれ形成された回路素子とともにゲートドライバ39や読み出し回路40を構成する。
回路基板68は、電源回路52を構成する回路基板である。回路基板69は、A/D変換器42、制御回路41、無線通信部51を構成する回路素子が形成された回路基板である。回路基板69には、回路基板66、67及び68が配線により接続されている。バッテリ53は、受電ユニット54及び回路基板68と配線やコネクタを介して接続されている。
受電ユニット54と背面筐体62の間には、キャップ77とともにカバー部76を構成するカバー本体78が配置されている。背面筐体62には、受電ユニット54の受電コイル56と対向する位置に開口部74が形成されている。カバー部76は、開口部74を塞いで、塵や埃が筐体32内に進入することを防ぐ防塵部材として機能する。
図6に示すように、開口部74は、電子カセッテ21をワイヤレス給電器81のホルダ部82にセットしたときに、ワイヤレス給電器81の送電窓83と対向する位置に配置されている。図5において、開口部74は、ワイヤレス給電器81から伝送される電力Eの損失を防止するために設けられる。ワイヤレス給電器81には、送電コイル86と給電回路87とで構成される送電ユニット88が設けられている。給電回路87は、電源ケーブルを介して商用の交流電源89に接続される。
送電コイル86は送電窓83と対向する位置に配置され、電子カセッテ21がワイヤレス給電器81にセットされると、送電窓83及び開口部74を挟んで、送電コイル86と受電コイル56が近接位置で対向する。給電回路87は、送電コイル86に交流電力を入力する。送電コイル86に1次電流として交流が流れると、電磁誘導の作用により、磁束を媒介にして受電コイル56に2次電流が発生して交流電力が誘起される。これにより、ワイヤレス給電器81から受電ユニット54へ、ワイヤレスで電力Eが伝送される。
上述のとおり、筐体32は導電性材料で形成されているため、導電性材料が電力Eの伝送路上に配置されていると、電力Eが筐体32に吸収されて筐体32の発熱に消費されてしまうため、電力損失が生じる。電力損失が生じると、受電ユニット54によるバッテリ53の充電効率が低下する。そのため、背面筐体62において、電力Eの伝送路に位置する、受電コイル56と対向する位置に、背面筐体62の一部を切り欠いて開口部74が形成される。開口部74を覆うカバー部76及び送電窓83を構成する材料は、ともに絶縁性を有する絶縁性材料で形成される。これにより、電力Eの伝送路においては、導電性材料が配置されないため、導電性材料が存在することによる電力損失がなく、バッテリ53への充電効率の低下が防止される。ここで、絶縁性材料とは、電気抵抗値が1MΩ以上を示す材料を言う(たとえば、JIS K6271にて測定した電気抵抗値が1MΩ以上)。
開口部74は、受電コイル56及び送電コイル86の平面形状に合わせて円形に形成される。直径も、受電コイル56及び送電コイル86の直径とほぼ同じである。背面筐体62に開口部74が形成されると、開口部74が無い場合と比較して、筐体32の回路基板66〜69に対する電磁シールド性は低下する。しかし、開口部74は受電コイル56と対向しているので、他の回路基板66〜69に対する筐体32の電磁シールド性の低下は僅かである。もちろん、開口部74による電磁シールド性の低下を補うために、例えば、特許文献2に記載されているように、筐体32内において受電ユニット54と他の回路基板66〜69との間にシールド部材を設けてもよい。
また、カバー部76は、開口部74からの塵や埃の進入を防ぐ防塵部材として機能することに加えて、受電ユニット54が発生する熱HTを筐体32に伝達することで、受電ユニット54の熱を放熱する放熱部材としても機能する。
受電ユニット54の発熱は、他の回路基板66〜69と比較して大きい。さらに、電子カセッテ21がワイヤレス給電器81にセットされてバッテリ53を充電している間は、回路基板66〜69は動作しないため、受電ユニット54のみが発熱する。受電ユニット54のみが発熱すると、検出パネル35の撮像領域38において、受電ユニット54と対向する部分の温度が局所的に上昇して、撮像領域38内において温度差が生じる。画素37の感度特性や暗電流特性は温度に依存して変化するので、撮像領域38内の温度差はX線画像内の濃度変化として現れる。バッテリ53の充電終了後、自然冷却される期間をおかずに、撮像領域38内に温度差がある状態で電子カセッテ21が使用されると、撮影されるX線画像には、受電ユニット54の発熱に起因する濃度変化が発生してしまうため、好ましくない。そのため、カバー部76によって受電ユニット54の放熱が行われて、受電ユニット54による撮像領域38の温度上昇が抑えられる。
カバー部76は、絶縁性に加えて熱伝導性を有する材料で形成される。ここで、熱伝導性を有する材料とは、熱伝導率が0.1W/(m・K)以上の材料を言う(たとえば、ホットディスク法にて測定して0.1W/(m・K)以上)。カバー本体78の材料は、例えばシリコンゴムである。シリコンゴムは、絶縁性及び熱伝導性を有し、さらに、弾性を有する合成樹脂(エラストマー)である。カバー本体78は、平面サイズが受電ユニット54の全面を覆うことが可能な大きさを有している。カバー本体78において、受電ユニット54と対向する面は受電ユニット54のほぼ全面と接触している。この接触によりカバー本体78と、受電ユニット54の発熱源となる受電コイル56及び回路部57とが熱結合され、受電ユニット54が発生する熱HTがカバー本体78に伝導される。
受電ユニット54は、発熱により、受電コイル56や回路部57の温度が70℃〜80℃まで上昇する。シリコンゴムは耐熱性にすぐれているため、高温になる受電ユニット54と接触する部材として使用するのに好適である。シリコンゴムには、VMQ(ビニル・メチルシリコンゴム)やPMQ(フェニル・メチルシリコンゴム)などがある。VMQは、−60℃〜250℃の広い温度範囲で特性変化が少なく、優れた耐熱性及び耐寒性を示す。PMQはVMQよりもさらに低温特性が改良されており、脆く壊れやすくなる脆化温度が−115℃まで広がる。また、シリコンゴムは、絶縁が破壊される破壊電圧が500〜1100(V/mm)であり、耐電性にも優れている。そのため、受電ユニット54のような電気部品と接触して使用される材料としても適している。カバー部76の材料としては、例えば一般的なVMQが使用される。もちろん、PMQを使用してもよいし、要求される耐熱性、耐電性を満たせば、VMQ及びPMQ以外のフッ素化シリコンゴム(FVMQ)などを使用してもよい。
また、カバー本体78において、背面筐体62と対向する面には、開口部74に挿入される、円形のリブ78aが設けられている。リブ78aは、外周が開口部74の内面と接触するように、開口部74と同じ形状かつ同じ径で形成される。
カバー本体78の背面筐体62と対向する面は、リブ78aの周囲部分において、背面筐体62における開口部74の周囲部分と接触する。この接触によりカバー本体78と背面筐体62が熱結合される。これにより、カバー本体78を介して受電ユニット54と背面筐体62が熱結合され、受電ユニット54の熱HTは、カバー本体78を介して背面筐体62に伝導される。
背面筐体62はステンレス製であるため、カバー本体78から背面筐体62に伝わった熱HTは、背面筐体62内において分散されて、筐体32外へ放熱される。具体的には、第1に、熱HTは、背面筐体62において大気と接触している部分から大気中に放熱される。第2に、電子カセッテ21がワイヤレス給電器81にセットされている状態では、背面筐体62がホルダ部82と接触する。そのため、背面筐体62からホルダ部82に熱HTが伝導される。ホルダ部82は、送電窓83以外の部分が、例えば、背面筐体62と同様に金属材料などの熱伝導性の高い材料で形成されている。これにより、背面筐体62からホルダ部82に熱HTが伝導される。
リブ78aの内周には、キャップ77がはめ込まれる。キャップ77は、例えば、カバー本体78の材料であるシリコンゴムよりも硬質なプラスチック(合成樹脂)で形成される。キャップ77は開口部74やリブ78aの形状に合わせて円形をしている。リブ78aはキャップ77と開口部74の隙間を埋めて、開口部74を封止するパッキンとして機能する。
キャップ77は、開口部74を設けることによって低下する筐体32の剛性を補強する補強部材として機能する。また、キャップ77が開口部74に取り付けられると、キャップ77の表面は、開口部74において背面筐体62の外表面を構成する。キャップ77はシリコンゴムと比較して摩擦係数が低いので、キャップ77を設けることにより開口部74における背面筐体62の滑り性が向上する。このため、電子カセッテ21をベッドと被写体Hの間に挿入する際の挿入性が向上する。
さらに、キャップ77の材料であるプラスチックも熱伝導性を有しているので、キャップ77は熱HTを筐体32外へ放熱する放熱部材としても機能する。ただし、キャップ77は送電窓83と接触する。送電窓83はプラスチック製であるため、ホルダ部82において、金属材料で形成された送電窓83の周囲部分と比較して熱伝導性が低い。そのため、キャップ77及び送電窓83を経由する放熱量は、カバー本体78を経由する放熱量と比較して少ない。
以下、上記構成による作用について説明する。X線撮影システム10によるX線撮影において、電子カセッテ21を使用する場合には、まず、図6に示すように電子カセッテ21をワイヤレス給電器81のホルダ部82にセットしてバッテリ53の充電が行われる。電子カセッテ21は、背面32bとホルダ部82が対向する状態でセットされる。電子カセッテ21がホルダ部82にセットされると、ワイヤレス給電器81の送電窓83と電子カセッテ21の開口部74が対面し、送電コイル86と受電コイル56が対向して配置される。
この状態で、図5に示すように、給電回路87から送電コイル86に交流電力の供給が開始されると、受電ユニット54によるバッテリ53への充電が開始される。送電コイル86に交流が流れると、電磁誘導の作用により受電コイル56に交流電力が誘起されて、ワイヤレス給電器81から受電ユニット54に対して電力Eが伝送される。受電コイル56に誘起された交流電力は、回路部57によって直流電力に変換されてバッテリ53(図3及び4参照)に供給される。
図5に示すように、電力Eの伝送路上には、送電窓83、開口部74及び開口部74を塞ぐカバー部76が配置されている。送電窓83及びカバー部76は絶縁性材料で形成されているため、電力Eの伝送路上には導電性材料は配置されない。このため、導電性材料が配置されることによる電力損失は無いため、高い充電効率が確保される。
受電ユニット54に電力Eが供給されると、受電ユニット54は発熱する。受電ユニット54の熱HTは、カバー部76を経由して筐体32やホルダ部82へ放熱される。カバー本体78は弾性を有するシリコンゴムで形成されているので、受電ユニット54の発熱源である受電コイル56及び回路部57の表面形状に合わせて弾性変形して密接する。また、同様に背面筐体62との間でも密接する。密接により接触圧力及び接触面積が向上するので、熱伝導率が同じでも弾性の無い材料でカバー本体78を形成した場合と比較して、良好な熱伝導性が確保される。
バッテリ53の充電が完了すると、電子カセッテ21はワイヤレス給電器81から取り外される。バッテリ53の充電中において、受電ユニット54の熱HTはカバー部76を介して放熱されているので、バッテリ53の充電完了時点においても、熱HTによる撮像領域38の温度上昇は抑えられている。
X線撮影システム10において、電子カセッテ21で撮影を行う場合には、電子カセッテ21を撮影台22にセットしたり、ベッドに載置するなどして電子カセッテ21と被写体Hとの相対的なポジショニングが行われる。筐体32の開口部74は、カバー部76によって塞がれているので、開口部74から筐体32内に塵や埃の進入が防止される。
また、カバー本体78は弾性を有するシリコンゴムで形成されており、背面部32と密接している。そのため、カバー本体78は開口部74を液密に封止し、防水及び防滴に効果を発揮する防滴部材としても機能する。電子カセッテ21を撮影台22に取り付けずに単体で使用する場合には、ポジショニングや撮影の際に筐体32が被写体Hと接触するので、被写体Hの体液や血液などの液体が筐体32の外表面に付着するおそれがある。このような場合でも、カバー本体78によって開口部74が封止されるため、開口部74を介して液体が筐体32内に進入することは無い。さらに、カバー本体78には、キャップ77と開口部74の隙間を封止するパッキンとして機能するリブ78aも設けられているため、より高い防滴効果が得られる。
ポジショニング終了後、X線発生装置11からX線を照射してX線画像を撮影する。電子カセッテ21はX線照射に同期して、バッテリ53の駆動によりFPD31が作動してX線画像を取得する。筐体32は電磁シールドとして機能するため、FPD31に対する電磁ノイズの影響は無い。撮影したX線画像は電子カセッテ21からコンソール24に送信される。カバー部76が放熱部材として機能することによって受電ユニット54の熱HTの撮像領域38に対する影響は抑えられているため、熱HTに起因する濃度変化の無いX線画像が得られる。
以上説明したように、本発明の電子カセッテ21は、導電性材料で形成された筐体32において、電力Eの伝送路となる、受電ユニット54との対向する部分に開口部74を設け、開口部74を塞ぐカバー部76を絶縁性材料で形成したので、受電ユニット54による充電効率の低下を抑えることができる。
さらに、カバー部76を、熱伝導性を有する材料で形成することにより、受電ユニット54の放熱部材としても利用しているので、受電ユニット54の放熱も行うことができる。そのため、放熱部材とカバー部76を、それぞれ別の部材で設ける場合と比較して、筐体32の軽量化や薄型化を図ることができる。また、カバー部76とは別に専用の放熱部材を設ける場合でも、カバー部76を放熱部材として利用する分、専用の放熱部材の大きさを小さくしたり、厚みを減らすことができるため、筐体32の薄型化や軽量化に有利である。
さらに、本実施形態では、カバー部76のカバー本体78を、弾性を有するシリコンゴムで形成しているため、防塵効果に加えて防滴効果が得られる。また、カバー部76を、カバー本体78と、シリコンゴムよりも剛性の高いプラスチックで形成したキャップ77との複合体で形成しているので、キャップ77が無い場合と比較して剛性を確保できる。
上記実施形態では、カバー本体78の材料として、シリコンゴムを使用しているが、シリコンゴム以外のエラストマーを使用してもよい。シリコンゴム以外のエラストマーとしては、例えば、NBR(ニトリルブタジエンゴム)などの合成ゴムが挙げられる。NBRは、シリコンゴムと比較して、耐熱性はやや劣る(約130℃程度)が、熱伝導率は高い。そのため、耐熱性が重視される場合にはシリコンゴムを使用することが好ましく、放熱性能が重視される場合にはNBRを用いることが好ましい。
もちろん、耐熱性や熱伝導率など、受電ユニット54の放熱部材として要求される特性を備えているものであれば、シリコンゴムやNBR以外のエラストマーを使用してもよい。エラストマーであれば、最低限、弾性による防滴性を確保することができる。また、カバー本体78をエラストマーで形成すれば、防滴性を確保するための専用部材としてパッキンなどを使用する必要がないため、部品点数が少なくて済むという利点もある。
上記実施形態では、ワイヤレス給電器81と受電ユニット54の間のワイヤレス電力伝送の方式として、電磁誘導方式を例に説明したが、送電コイルに高周波電力を入力し、受電コイルとの共鳴現象により電力を伝送する磁界共鳴方式、対向する1対の平板電極間の容量結合により電力を伝送する容量結合方式(電界結合方式とも呼ばれる)、1対のアンテナ間で電波を送受信して電力を取り出す電波方式などの他の方式でもよい。
磁界共鳴方式の場合には、ワイヤレス給電器には送電部として送電コイルが設けられ、電子カセッテには、上記実施形態と同様に、受電部として受電コイルが設けられる。磁界が生じる、送電コイルと受電コイルの間が電力の伝送路となる。容量結合方式の場合には、ワイヤレス給電器には送電部として送電用平板電極が設けられ、電子カセッテには受電部として受電用平板電極が設けられる。電界が生じる、送電側の平板電極との間が電力の伝送路となる。電波方式の場合には、ワイヤレス給電器には、電波を送信する送信用アンテナが設けられ、電子カセッテには受電部として電波を受信する受信用アンテナが設けられる。電波が送信される、送信用アンテナと受信用アンテナの間が電力の伝送路となる。いずれの方式においても、電力の伝送路内に導電性材料が存在すると、バッテリの充電効率が低下するため、本発明は有効である。
また、カバー部の形態は、上記実施形態に限らず、図7〜図10に示すように種々の変形が可能である。図7に示す第1変形例のカバー部91は、カバー本体91aとキャップ91bで構成される。カバー部91は、カバー本体91aに開口部74に挿入されるリブが無く、その分キャップ91bが大径になっている点で、図5に示すカバー部76と相違する。カバー部91において、カバー本体91aとキャップ91bの材料は、カバー部76と同様である。リブが無くても、カバー本体91aはシリコンゴムなどのエラストマーで形成されているため、カバー本体91aと筐体32の背面筐体62の内面は密接するので、防滴性は確保される。
図8に示す第2変形例のカバー部92は、カバー本体92aとカバー本体92aの内部に埋設された芯材92bとで構成される。カバー本体92aの材料はシリコンゴムなどのエラストマーであり、芯材92bはキャップ77と同様にプラスチックである。芯材92bは、キャップ77と同様に剛性を補強する補強部材として機能する。つまり、図5に示すカバー部76と図8に示すカバー部92の相違点は、補強部材が背面筐体62の外表面に露出されているか否かである。カバー部92の場合には、背面筐体62の外表面にエラストマーで形成されるカバー本体92aが露出する。エラストマーが露出することにより外表面の滑り性の低下が懸念される場合には、滑り性をよくするために樹脂コーティングなどを施すことが好ましい。
図9に示す第3変形例のカバー部93は、キャップや芯材などのプラスチック製の補強部材が無く、1種類の材料で形成される。カバー部93の材料は、例えば、シリコンゴムなどのエラストマーである。カバー部93のように1種類の材料にした場合、図5〜図8で示すカバー部のように2種類の材料の複合体にする場合と比較して、補強部材が無い分、剛性は低下するが、部品コストを下げることができる。なお、カバー部93においても、図8に示すカバー部92と同様に、滑り性をよくするための樹脂コーティングを施すことが好ましい。
なお、カバー部93を、プラスチックなど、エラストマー以外の合成樹脂で形成してもよい。カバー部93をプラスチックで形成しても、エラストマーと比較して劣るものの、ある程度の防滴性は期待できる。ただし、プラスチック製のカバー部93を使用する場合において、確実な防滴性を確保するには、カバー部93とは別にパッキンなどを使用することが好ましい。プラスチックとしては、熱可塑性樹脂でもよいし、エポキシ樹脂又はフェノール樹脂などの熱硬化性樹脂でもよい。熱硬化性樹脂であれば、組み立て時には軟化した状態であるため、開口部74に充填した後に硬化させれば防滴性も確保できる。熱硬化樹脂を使用する場合には別部材のパッキンは不要である。また、パッキンとしては、リング状のゴムバンドを使用してもよいし、熱硬化性樹脂や紫外線硬化樹脂を封止剤として使用してもよい。
図10に示す第4変形例のカバー部94は、受電ユニット96の一部と熱結合する例である。受電ユニット96は、受電コイル96aと、回路部96bがそれぞれ別々の基板に形成されており、両者は配線96cで導通可能に接続されている。カバー部94は、受電コイル96aと対向する位置に配置されている。カバー部94は、受電コイル96aとのみ接触しており、回路部96bとは接触していない。このため、カバー部94は、受電ユニット96のうち受電コイル96aの放熱部材として機能する。カバー部94は、シリコンゴムなどのエラストマー製のカバー本体94aとプラスチック製のキャップ94bの2種類の材料の複合体で構成される点は、図5に示すカバー部76と同様である。
カバー部94のように、受電ユニット96の受電コイル96aのみと熱結合させる場合には、回路部96b用の放熱部材97を別途設けることが好ましい。放熱部材97は背面筐体62に接触しており、回路部96bの熱を背面筐体62及びホルダ部82に逃がす。放熱部材97は、電力Eの伝送路から外れているが、回路部96bと接触する部材であるので、絶縁性が要求される。そのため、放熱部材97の材料としては、カバー部94と同様に、絶縁性及び熱伝導性を有する材料が使用される。
ただし、放熱部材97は、カバー部94と異なり、開口部74を塞ぐものでは無いため、防塵性や防滴性については考慮しなくてよい。そのため、熱伝導性を重視して使用する材料を選択することができる。非接触充電方式として容量結合方式を採用する場合には、受電電極よりも回路部の発熱の方が大きいことが分かっている。回路部の発熱が大きい場合には、カバー部94と放熱部材97を組み合わせる構成が好ましい。本例のようにカバー部94に加えて、専用の放熱部材97を設ける場合でも、上述のとおり、カバー部94を放熱部材として利用しない形態と比較すれば、カバー部94がある分、放熱部材97の大きさは小さくて済むため、筐体32の薄型化や軽量化に有利である。
なお、カバー部94は、受電ユニット96のうち、受電コイル96aのみと熱結合する形態であるが、回路部96bのみと熱結合させてもよい。具体的には、図10の例で説明すると、次のようになる。回路部96bのみと接触させる場合でも、カバー部94は開口部74を塞ぐ必要があるため、カバー部94の位置は変わらない。そして、カバー部94と受電コイル96aを接触させる代わりに、カバー部94から回路部96bに向かって延びる延設部を設けて、延設部で回路部96bと接触させる。こうした形態は、受電部(受電コイルや受電電極)の発熱がそれほど問題とならず、回路部のみ発熱が大きい場合に有効である。
上記実施形態では、カバー部が、受電ユニット54及び筐体32とそれぞれ直接接触して熱結合する形態で説明しているが、例えば、カバー部と受電ユニット54の間にカバー部とは別の熱伝達部材を介在させるなど、カバー部と受電ユニット54及び筐体32のそれぞれとが間接的に熱結合する形態でもよい。また、カバー部は、図5、図7、図8などに示すように2個の部材を組み合わせた複合体で構成することに限らず、3個以上の部材の複合体で構成してもよい。また、各部材の材料は、同じでもよいし、異なっていてもよい。
上記実施形態では、開口部74の形状について、図4及び図5に示すように真円の例で説明したが、開口部の形状は真円に限らず、図11に示す第1変形例の開口部101のように楕円でもよい。また、半円でもよい。また、図12に示す第2変形例の開口部102のように四角形でもよい。もちろん、四角形に限らず、三角形や五角形以上の多角形でもよい。背面筐体62の剛性を考慮すると、開口部の形状には少なくとも一部に曲線が含まれていることが好ましい。真円や楕円の場合には全部が曲線となるため問題は無いが、半円や多角形のように角部が生じる形状の場合には、開口部102のように角部102aを丸くして曲線で形成することが好ましい。
上記実施形態では、開口部の大きさについて、図5に示すように受電コイル56の大きさとほぼ同じ大きさの例で説明したが、図13に示す第3変形例の開口部103のように、受電コイル56の大きさよりも小さくてもよい。開口部103は電力の伝送路となるため、電力損失を最小限にするためには、受電コイル56の大きさ以上であることが好ましい。しかし、開口部103が大きすぎると、筐体32の剛性が低下する懸念もある。そのため、図5に示す開口部74のように受電コイル56とほぼ同じ面積とすることが好ましい。しかし、多少の電力損失があっても、筐体32の剛性を優先する場合もある。その場合には、図13に示す開口部103のように、受電コイル56の大きさよりも小さくしてもよい。ただし、電力損失が大きすぎると開口部を設ける意味が無いので、開口部の面積は、受電コイル56の面積の半分以上あることが好ましい。また、筐体32の剛性が大きく低下することがないように、開口部の面積の上限値としては、受電コイル56の面積の2倍程度であることが好ましい。すなわち、開口部の面積として好ましい範囲は、開口部の面積をS1、受電コイル56の面積をS2としたときに、(1/2・S2)≦S1≦(2・S2)という条件式を満たす範囲である。そして、電力損失の低減と筐体32の剛性低下の抑制という2つの効果のバランスを考慮すると、開口部の面積S1と受電コイル56の面積S2が同じであることが好ましい。なお、ここで、面積が同じとは、面積が完全に一致する場合に加えて、±10%程度の誤差がある、ほぼ同じ場合を含む概念である。
また、受電コイル56の性質上、中心ほど磁束密度が高い。磁束密度が高い部分と開口部と対向させた方がよいので、開口部103のように、開口部103の面積が受電コイル56の面積以下の場合には、開口部103の中心と受電コイル56の中心が一致していることが好ましい。これによれば、良好な受電効率を確保できる。なお、開口部103と受電コイル56の両方の中心が一致していることが最も好ましいが、少なくとも、受電コイル56の中心を含んで受電コイル56と対向しているだけでもよい。すなわち、開口部103と対向する対向部分に、受電コイル56の中心が含まれていればよい。
また、図14に示すように、受電ユニット54とベース板63の間に、断熱材110を介挿してもよい。断熱材110は、例えば、断熱材70(図5参照)と同様にスポンジシートで構成される。断熱材110は、受電ユニット54から検出パネル35の撮像領域38に向かう熱を遮断する。これにより、受電ユニット54の発熱に起因する撮像領域38の局所的な温度上昇をより確実に防止することができる。図14に示す形態では、図5に示す形態と異なり、受電ユニット54を、カバー部76を介して背面筐体62に取り付けているが、受電ユニット54を、断熱材110を介してベース板63に取り付けてもよい。
なお、断熱材110の代わりに、受電ユニット54と検出パネル35の間隔を、他の回路基板66〜69と検出パネル35の間隔よりも広げて断熱用の空間を設けるだけでもよい。断熱材110を設ける場合と比較すると断熱効果は少ないが、空間を設けない場合と比較すれば断熱効果は向上する。
また、上記実施形態では、筐体32にバッテリ53の取り出し口が無いバッテリ内蔵型を例に示したが、筐体32にバッテリ53の取り出し口を設けて、バッテリ53を着脱自在としてもよい。バッテリ53を着脱自在に設けた場合には、バッテリ53を筐体32に取り付けた状態でワイヤレス給電器81による充電を行う非接触充電方式に加えて、バッテリ53を筐体32から分離して、バッテリ53のみを、コネクタ接触式のバッテリ充電器にセットして充電を行うことが可能になる。
また、上記実施形態では、無線通信が可能で、かつ、FPD31がバッテリで駆動されるワイヤレスタイプの電子カセッテを例に説明したが、無線通信に加えて有線通信を可能とし、無線通信と有線通信を選択的に使えるようにしてもよい。また、バッテリ駆動に加えて、電源ケーブルを介した商用電源からの電力供給によりFPD31を駆動できるようにして、電力供給元を切り替えられるようにしてもよい。商用電源からの電力は、バッテリへの充電や、FPD31の駆動電力として使用される。
また、図15に示すように、ワイヤレス給電器81のホルダ部82の構成を工夫することで、受電ユニット54の放熱効果を向上させてもよい。ホルダ部82には、送電窓83の周囲において、他の部分よりも相対的に熱伝導性が高い高熱伝導部120が設けられている。さらに、高熱伝導部120は、ホルダ部82から筐体の端部に向けて延設されている。高熱伝導部120の位置には、受電ユニット54の放熱部材として機能するカバー部が対向する。高熱伝導部120を設けることで、カバー部及び筐体32を介して伝わる熱を高熱伝導部120により放熱することができるので、放熱効果をより向上させることができる。高熱伝導部120は、電力Eの伝送路には位置しないので、絶縁性は不要である。なお、高熱伝導部120を絶縁性材料で形成するならば、送電窓83についても高熱伝導部120としてもよい。
上記実施形態では、受電部54を、電子カセッテ21の背面32bのほぼ中央に配置した例で説明したが、中央付近でなくてもよく、背面32bの四隅や四辺のいずれかに近い位置に配置してもよい。
本発明は、上記実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない限り種々の構成を採り得ることはもちろんである。例えば、上述の種々の実施形態や種々の変形例を適宜組み合わせることも可能である。また、本発明は、X線に限らず、γ線等の他の放射線を使用する電子カセッテにも適用することができる。
10 X線撮影システム
11 X線発生装置
12 X線撮影装置
21 電子カセッテ
22 撮影台
23 撮影制御装置
24 コンソール
31 FPD
32 筐体
32a 前面
32b 背面
53 バッテリ
54 受電ユニット
56 受電コイル
57 回路部
61 前面筐体
62 背面筐体
74 開口部
76 カバー部
77 キャップ
78 カバー本体
81 ワイヤレス給電器
82 ホルダ部
83 送電窓
88 送電ユニット
110 断熱材

Claims (16)

  1. 被写体の放射線画像を検出する画像検出部と、
    前記画像検出部を駆動するための電力を供給するバッテリと、
    前記バッテリを充電するための電力をワイヤレス給電器から受電する受電ユニットと、
    導電性材料で形成され、前記画像検出部及び前記受電ユニットを収容する筐体と、
    前記筐体において、前記受電ユニットと対向する位置に形成される開口部と、
    絶縁性及び熱伝導性を有する材料で形成され、前記開口部を塞ぎ、かつ、前記受電ユニットの熱を前記筐体に伝えるカバー部とを備えていることを特徴とする電子カセッテ。
  2. 前記カバー部は、1種類の材料で形成されているか、あるいは、2種以上の材料を組み合わせた複合体であることを特徴とする請求項1に記載の電子カセッテ。
  3. 前記カバー部の材料は、合成樹脂を含んでいることを特徴とする請求項2に記載の電子カセッテ。
  4. 前記合成樹脂は、エラストマーを含んでいることを特徴とする請求項3に記載の電子カセッテ。
  5. 前記エラストマーは、シリコンゴムであることを特徴とする請求項4に記載の電子カセッテ。
  6. 前記カバー部は、前記エラストマーとプラスチックの複合体であることを特徴とする請求項4又は5に記載の電子カセッテ。
  7. 前記受電ユニットは、前記ワイヤレス給電器から電力を受ける受電部と、受電部で受けた電力を前記バッテリへ供給するための回路部とを有しており、
    前記開口部は、前記受電部の中心を含んで前記受電部と対向していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の電子カセッテ。
  8. 前記開口部の面積は、前記受電部の面積の半分以上であることを特徴とする請求項7に記載の電子カセッテ。
  9. 前記開口部の面積は、前記受電部の面積の2倍以下であることを特徴とする請求項7又は8に記載の電子カセッテ。
  10. 前記開口部の面積は、前記受電部の面積と同じであることを特徴とする請求項8に記載の電子カセッテ。
  11. 前記開口部の形状は、少なくとも一部に曲線を含む形状であることを特徴とする請求項7〜10のいずれか1項に記載の電子カセッテ。
  12. 前記開口部の形状は、円形であることを特徴とする請求項11に記載の電子カセッテ。
  13. 前記開口部の形状に角部が生じる場合には、前記角部が丸められていることを特徴とする請求項11に記載の電子カセッテ。
  14. 前記カバー部は、前記受電部と前記回路部の少なくとも一方と熱結合されていることを特徴とする請求項7〜13のいずれか1項に記載の電子カセッテ。
  15. 前記筐体内において、前記受電ユニットと前記画像検出部の間には、断熱材が介挿されているか、あるいは、断熱用の空間が設けられていることを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の電子カセッテ。
  16. 前記導電性材料には、カーボングラファイト及び金属材料のうち、少なくとも1つが含まれることを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の電子カセッテ。
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