JP2012027015A - カセッテ収納袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】カセッテ収納袋の汚染保護機能を低下させることなく、電子カセッテを収納した状態でバッテリへの充電が可能なカセッテ収納袋を提供する。
【解決手段】カセッテ収納袋17は、袋本体38と接続端子39を備える。袋本体38は、放射線撮影用の電子カセッテ13を内部に収納する。電子カセッテ13は、充電式のバッテリ33と、バッテリへの充電用のバッテリ端子35とを有する。接続端子39は、袋本体38の内部に露呈され、バッテリ端子35と導通可能に接触するとともに、袋本体38の外部に露呈され、バッテリ33に充電を行うための充電器と導通可能に接触する接点77(第1接点,第2接点)とからなり、バッテリ33と充電器とを電気的に接続する。
【選択図】図6

Description

本発明は、可搬型放射線画像検出装置である電子カセッテを収納するカセッテ収納袋に関する。
放射線撮影の分野において、TFT(Thin film transistor)アクティブマトリクス基板上にX線感応層を配置し、X線を直接デジタルデータに変換できるFPD(flat panel detector)が実用化されている。また、FPDを用いて被検体を透過して照射された放射線により表わされる放射線画像を生成し、生成した放射線画像を記憶する可搬型放射線画像検出装置(以下、電子カセッテという)が実用化されている。
電子カセッテは、放射線画像検出器が臥位撮影台や立位スタンドに固定された固定式の撮影装置と比較して、撮影の際のポジショニングの自由度が高いため、固定式の撮影装置では撮影が困難な撮影部位の撮影に使用される他、手術台などにおいて患者への処置と並行して撮影を行う場合などに利用される。処置と並行して撮影を行う場合には、電子カセッテに血液や体液が付着して汚染される可能性が高い。電子カセッテが汚染された場合には当然ながら汚染部分の洗浄が必要になるが、電子カセッテは多数の電気部品で構成される精密機器であり本体への液体の進入は好ましくないため、液体を使用した洗浄がしにくい。
そこで、電子カセッテを汚染から保護するための収納袋(以下、カセッテ収納袋という)が各種提案されて実用化されている(特許文献1)。電子カセッテの汚染が懸念される場合にはカセッテ袋に電子カセッテを収納して、その状態で使用することで、電子カセッテを汚染から保護することができる。
また、電子カセッテに電源ケーブルや通信ケーブルが設けられていると、ポジショニングの自由度が低下するため、電子カセッテの本体に充電式バッテリや無線通信用のアンテナを内蔵して、電子カセッテをケーブルレスで使用可能にする技術も知られている。特許文献2においては、電子カセッテの本体にアンテナが内蔵されていない場合でも無線通信を行うことができるように、無線通信用のアンテナを備えたカセッテ収納袋が提案されている。
特開2008−233300号公報 特開2009−48171号公報
処置と並行して撮影を行う場合は急患対応など一刻を争う場面が多いため、必要なときに即座に電子カセッテを使用できるように、電子カセッテは、バッテリが充電された状態で、かつ、予めカセッテ収納袋に収納した状態で待機させておくことが好ましい。
しかしながら、カセッテ収納袋に収納した状態では、電子カセッテのバッテリ充電用の充電端子がカセッテ収納袋によって覆われてしまうため、カセッテ収納袋に電子カセッテを収納した状態ではバッテリに充電を行うことができないという問題があった。
そのため、従来は、カセッテ収納袋から取り出した状態で電子カセッテを充電用のクレードルにセットしておき、使用直前に電子カセッテをクレードルから取り外して、電子カセッテをカセッテ収納袋に収納する収納作業を行わざるを得ない。上述のとおり、カセッテ収納袋が必要な場面は一刻を争う場合が多く、収納作業に要する時間も無駄にできないため、上記問題の解決策が求められていた。
上記問題の解決策として、カセッテ収納袋の一部に、電子カセッテのバッテリ充電端子を外部に露出するための開口や切り欠きを形成することが考えられる。しかし、開口や切り欠きでバッテリ充電端子を露出すると、開口や切り欠きから血液や体液が進入して電子カセッテの本体が汚染される懸念があり、カセッテ収納袋の本来的な機能である汚染保護機能が低下することになるため、採用できない。
上記特許文献1及び2では、上述の課題及びその解決策について明示や示唆もなく何ら考慮されていなかった。
本発明は上述の問題点に鑑みてなされたものであり、カセッテ収納袋の汚染保護機能を低下させることなく、電子カセッテを収納した状態でバッテリへの充電が可能なカセッテ収納袋を提供することを目的とする。
本発明のカセッテ収納袋は、放射線撮影用の電子カセッテであり、充電式のバッテリと前記バッテリへの充電用のバッテリ端子とを有する電子カセッテを内部に収納する袋本体と、前記袋本体の内部に露呈され、前記バッテリ端子と導通可能に接触する第1接点に接続され、前記バッテリに充電を行うための充電器から電力を受電する受電手段と、を備えることを特徴とする。
前記受電手段は、前記第1接点と、袋本体の外部に露呈され、前記充電器と導通可能に接触する第2接点とを有し、前記バッテリと前記充電器とを電気的に接続する接続端子であることを特徴とする。
前記第1接点は、前記袋本体に対して電子カセッテが所定の向きで収納されたときに前記袋本体の内部において前記バッテリ端子と対向する位置に配置されており、前記第2接点は、前記袋本体の外面において前記第1接点と同じ位置に配置されていることが好ましい。
前記接続端子は、第1接点に対応する第1部分と第2接点に対応する第2部分を有する少なくとも1枚の金属片を含むことが好ましい。
前記第1接点と前記第2接点は、接続線を介して接続されていることが好ましい。
前記接続線はフラットな形状をしたフレキシブルケーブルであることが好ましい。
前記フレキシブルケーブルは、フレキシブル基板上に導線がプリントされたプリント配線であることが好ましい。
前記接続線は、前記第2接点から前記第1接点へ至る全長のうち、前記第2接点を基点とする所定範囲が前記袋本体の内面に貼付されていることが好ましい。
前記第1接点は、前記袋本体の内面において前記第2接点とは異なる位置に取り付けられており、前記接続線は、全長に渡って前記袋本体の内面に貼付されていることが好ましい。
前記接続線の一部と前記第1接点は、前記袋本体の内面から分離した状態で設けられており、前記第1接点は、前記接続線が撓む範囲で変位自在であることが好ましい。
前記第1接点と前記第2接点は、前記袋本体よりも硬い材料の支持体上に設けられていることが好ましい。
前記接続端子は、前記第1接点とバッテリ端子、及び前記第2接点と前記充電器の端子との少なくとも一方の接触位置の位置ずれを防止するための嵌合部を有していることが好ましい。
前記受電手段は、前記第1接点と、前記第1接点に接続され、非接触給電装置から非接触に電力を伝送される非接触受電手段とを有することが好ましい。
前記非接触受電手段は、前記非接触給電装置に設けられた平板状の給電電極と対になり、前記給電電極と容量結合をすることにより前記非接触給電装置からの電力を得る平板状の受電電極であることが好ましい。
前記非接触受電手段は、前記非接触給電装置に設けられた給電コイルと対になり、電磁誘導によって前記非接触給電装置からの電力を得る受電コイルであることが好ましい。
前記袋本体内に、前記電子カセッテを収納する第1収納スペースとは別に、前記非接触受電手段を収納する第2収納スペースを備えることが好ましい。
前記第2収納スペースは、前記袋本体の内壁に前記袋本体と一体となって形成された内ポケットによって形成されることが好ましい。
前記内ポケットは、開閉自在であり、前記非接触受電手段を前記袋本体から分離可能であることが好ましい。
前記第2収納スペースは、前記袋本体とは別体に形成された非接触受電手段用収納袋によって形成され、前記非接触受電手段用収納袋が前記袋本体の内壁に取り付けられていることが好ましい。
前記非接触受電手段用収納袋が前記袋本体に対して着脱自在であることが好ましい。
前記非接触受電手段のうち少なくとも一部が導電性プラスチックにより形成されていることが好ましい。
本発明によれば、血液等による汚染防止のために電子カセッテを密封するととともに、電子カセッテを収納した状態でバッテリを充電することができるカセッテ収納袋を提供することができる。また、こうしたカセッテ収納袋を安価に提供することができる。
放射線画像撮影システムの構成を概略的に示す図である。 放射線検出パネルの構成を概略的に示す図である。 放射線画像撮影システムの電気的構成を示すブロック図である。 電子カセッテの構成を示す図である。 カセッテ収納袋の構成を示す図である。 接続端子近傍におけるカセッテ収納袋の構成を示す図である。 カセッテ収納袋に電子カセッテを収納する様態を示す図である。 カセッテ収納袋に収納した状態で電子カセッテのバッテリを充電する様態を示す図である。 電子カセッテの接続端子と直接接続されない位置に接続端子を設けたカセッテ収納袋の構成を示す図である。 横置きのクレードルによって電子カセッテのバッテリを充電する様態を示す図である。 複数の箇所に接続端子を設けたカセッテ収納袋の例を示す図である。 第1及び第2接点を1枚の金属片で構成する例を示す説明図である。 非接触充電に対応したカセッテ収納袋の概略的構成を示す説明図である。 非接触充電に対応したカセッテ収納袋の接続端子近傍の構成を示す図である。 非接触充電に対応したカセッテ収納袋を閉じた様子を示す図である。 電磁誘導方式により非接触充電を行うカセッテ収納袋の概略的構成を示す説明図である。 他の態様を示す非接触充電を行うカセッテ収納袋の概略的構成を示す説明図である。
[第1実施形態]
図1に示すように、放射線画像撮影システム11は、患者Hに放射線Xを照射して、患者Hの放射線画像を撮影するシステムであり、放射線照射ユニット12、電子カセッテ13(放射線検出手段)、コンソール14、モニタ15等から構成される。また、放射線画像撮影システム11は、放射線画像を撮影する専用の撮影室に設置されるだけでなく、患者Hに各種処置を施す手術室等に設置される。
放射線照射ユニット12は、手術台16に横たえられた患者Hに向けて放射線Xを照射するユニットであり、自在アーム(図示しない)に取り付けられている。自在アームは、手術台16に対して放射線照射ユニット12の位置及び放射線Xの照射角度を自在に調節することができる。このため、自在アームによって放射線照射ユニット12の配置や角度を調節することによって、医師や放射線技師は、患者Hの任意の位置に任意の角度で放射線Xを照射することができる。放射線照射ユニット12はコンソール14と接続されており、放射線Xは、コンソール14で入力される撮影条件にしたがって患者Hの撮影部位に適切な線量等で照射される。
電子カセッテ13は、放射線Xを検出する放射線検出装置であり、患者Hを介して放射線照射ユニット12に正対するように配置される。そして、電子カセッテ13は、放射線照射ユニット12から放射線Xが照射されると、患者Hを透過した放射線Xを検出し、そのエネルギー分布を反映した放射線画像を生成する。また、電子カセッテ13は、様々な患者Hに対して繰り返し利用されるものであり、患者Hの血液や体液等による汚染を防止するためにカセッテ収納袋17に収納された状態で利用される。さらに、電子カセッテ13は、緊急の使用に備えて、血液等で汚染されていない清浄なカセッテ収納袋17に収納された状態で保管管理される。したがって、カセッテ収納袋17を交換するときを除いて、ほぼ常にカセッテ収納袋17に収納された状態が維持される。電子カセッテ13は、カセッテ収納袋17によって外部から密閉された状態で利用されるため、内蔵するバッテリ33(図3参照)によって駆動される。また、電子カセッテ13は、無線通信によってコンソール14に接続され、カセッテ収納袋17に収納されたままの状態で、コンソール14から制御信号等を受信するとともに、生成した放射線画像をコンソール14に送信する。
カセッテ収納袋17は、患者Hが変わる度に汚染のない新しいものに交換され、使い捨てられる。また、詳細は後述するが、カセッテ収納袋17には、電子カセッテ13を収納した状態で、バッテリ33の充電を行えるように、充電器と電気的に接続されるバッテリ端子39(図3参照)が設けられる。
コンソール14は、放射線画像撮影システム11を統括的に制御する制御装置であり、放射線照射ユニット12,電子カセッテ13,モニタ15等、放射線画像撮影システム11の各部と、無線または有線で接続される。コンソール14には、患者Hや撮影部位に関する情報や、撮影条件等が入力され、これらの情報に基づいて放射線画像撮影システム11の各部を制御する。また、コンソール14は、電子カセッテ13から放射線画像を受信すると、これに各種画像処理を施して、モニタ15に表示する。医師等は、こうしてモニタ15に表示される放射線画像を観察しながら、手術等を行う。
電子カセッテ13は、例えば、図2に示すように、照射された放射線Xを検出する放射線検出パネル21(図3参照)を有している。放射線検出パネル21は、TFTアクティブマトリクス基板22上に、放射線Xを吸収して電荷に変換する電荷発生層が積層されて形成される。電荷発生層は例えばセレンを主成分(例えば含有率50%以上)とするアモルファスセレンからなり、放射線Xが照射されると、照射された放射線量に応じた荷量の電子‐ホール対を内部発生させ、照射された放射線Xを電荷へと変換する。もちろん、放射線検出パネル21としては、X線をシンチレータによって可視光に変換した後、電荷に変換する間接型でも良い。
TFTアクティブマトリクス基板22上には、電荷発生層で発生された電荷を蓄積する蓄積容量と、蓄積容量に蓄積された電荷を読み出すためのTFTを備えた画素23がマトリクス状に多数個配置されている。放射線Xの照射にともなって電荷発生層で発生した電荷は、個々の画素23の蓄積容量に蓄積される。これにより、被写体Hを透過して放射線Xに担持されていた画像情報は電荷情報へ変換される。
また、TFTアクティブマトリクス基板22には、ゲート配線24とデータ配線25が設けられている。ゲート配線24は、一定方向(行方向)に延設され、個々の画素23のTFTをオンオフするために複数本設けられている。また、データ配線25は、ゲート配線24と直行する方向(列方向)に延設され、オンされたTFTを介して蓄積容量から電荷を読み出す。各々のゲート配線24はゲート線ドライバ26に接続されており、各々のデータ配線25は信号処理部27に接続されている。
各画素23の蓄積容量に電荷が蓄積されると、各画素23のTFTは、ゲート線ドライバ26からゲート配線24を介して供給される信号により、行単位で順にオンされ、TFTがオンされた画素23の蓄積容量に蓄積された電荷が、電荷信号としてデータ配線25を伝送されて信号処理部27に入力される。
信号処理部27は、各データ配線25に設けられた増幅器及びサンプルホールド回路を備えており、データ配線25を通じて伝送された電荷信号は、増幅器で増幅された後、サンプルホールド回路(図示しない)に保持される。また、サンプルホールド回路の出力側にはマルチプレクサ、A/D変換器が順に接続されている。このため、サンプルホールド回路に保持された電荷信号は、マルチプレクサにシリアルに入力され、A/D変換器によってデジタルの画像データへ変換される。信号処理部27のA/D変換器から出力された画像データは、画像メモリ28に順に記憶される。画像メモリ28は、少なくとも1枚分の放射線画像が記憶可能な記憶容量を有しているが、複数枚分の放射線画像を記憶可能な記憶容量を有することが好ましい。
図3に示すように、電子カセッテ13は、カセッテ制御部31、カセッテ通信部32、バッテリ33を備える。カセッテ制御部31には、CPUや画像メモリ28等が設けられており、放射線検出パネル21の動作を制御する。
また、カセッテ通信部32は、アンテナ等からなり、カセッテ制御部31とコンソール14との間でのデータの送受信を行う。例えば、カセッテ通信部32は、コンソール通信部58を介してコンソール14から放射線Xの照射タイミング等の情報を取得し、これをカセッテ制御部31に入力する。カセッテ制御部31はこうしてカセッテ通信部32から入力される各種情報に基づいて、放射線検出パネル21等を動作させる。また、カセッテ制御部31は、前述のように画像メモリ28に記憶した画像データをカセッテ通信部32を介して無線通信によりコンソール14に送信する。
バッテリ33は、電子カセッテ13の各部に電力を供給する内蔵電源であり、充電が可能な充電式の電源である。このため、バッテリ33には充電器から給電を受けるためのバッテリ端子35(バッテリ接続手段)が設けられている。こうしてバッテリ33に設けられた接続端子35は、後述するように、カセッテ収納袋17を介して充電器として機能するクレードル36と接続される。クレードル36は、電源ケーブル41を介して外部電源に接続されて、バッテリ33に対して電力を供給する。
また、カセッテ収納袋17は、電子カセッテ13を収納する袋本体38と、この袋本体38に設けられ、バッテリ端子35と接続される接続端子39とからなる。接続端子39は、カセッテ収納袋17の内部の電子カセッテ13のバッテリ33と、カセッテ収納袋17の外側のクレードル36とを電気的に導通させる接続端子である。このため、カセッテ収納袋17は、電子カセッテ13を内部に収納した状態でクレードル36からバッテリ33への電力の供給を可能とする。例えば、電子カセッテ13を緊急使用に備えて保管しておく場合、電子カセッテ13をカセッテ収納袋17に収納した状態でクレードル36にセットする。電子カセッテ13がクレードル36にセットされると、接続端子39を介して、クレードル端子42とバッテリ端子33が導通可能に接続されて、クレードル36からバッテリ33への充電が行われる。
放射線照射ユニット12は、放射線源46、線源制御部47、線源通信部49等を備える。放射線源46は、放射線Xを発生する装置である。放射線源46が放射線Xを照射するタイミングや、放射線Xの線量等は、線源制御部47によって制御される。線源制御部47は、コンソール14に接続された撮影スイッチ48の操作を監視し、撮影スイッチ48がオンにされたときに放射線源46から放射線Xを照射させる。また、線源制御部47は、コンソール14とのデータの送受信を行う線源通信部49と接続されており、線源通信部49を介してコンソール14から撮影条件に関する設定情報が入力される。線源制御部47は、こうして入力された設定情報等にしたがって放射線源46を制御し、適切なタイミング及び線量の放射線Xを患者Hの撮影部位に向けて照射する。
コンソール14は、撮影条件管理部51、患者情報管理部52、カセッテ情報管理部53、画像処理部54、画像メモリ56、コンソール制御部57、コンソール通信部58等を備える。撮影条件管理部51は、放射線源46の制御に必要な撮影条件についての設定情報を管理する。撮影条件は、例えば、放射線源46の管電圧,管電流,放射線Xの照射時間等であり、患者Hや、患者Hの撮影部位等に応じて各々異なる。患者情報管理部52は、患者Hについての情報(以下、患者情報という)を管理する。患者情報は、例えば、患者Hの氏名やID、年齢、性別、過去に撮影した放射線画像等、患者Hの個人についての情報である。カセッテ情報管理部53は、電子カセッテ13を識別するIDや、累積被曝線量等、個々の電子カセッテ13についての情報を管理する。
画像処理部54は、電子カセッテ13から送信された放射線画像に各種画像処理を施し、画像メモリ56に記憶する。画像メモリ56は、電子カセッテ13に設けられた画像メモリ28と比べて大容量のメモリであり、複数の患者Hの各々について複数の放射線画像を記憶することができる。
コンソール制御部57は、上述のようなコンソール14を構成する各部51,52,53,54,56,58を統括的に制御する。また、コンソール通信部58は、アンテナや通信ケーブル等からなり、コンソール制御部57の制御によって、電子カセッテ13や放射線照射ユニット12とデータ通信を行う。
図4(A)に示すように、電子カセッテ13は、ケーシング61と、ケーシング61内部に配置されたグリッド62、放射線検出パネル21、鉛板63、カセッテ制御部31、カセッテ通信部32、バッテリ33等からなり、平板状に形成される。電子カセッテ13は、例えば、半切サイズ(383.5mm×459.5mm)のフィルム用またはIP(イメージングプレート)用のカセッテと同様の国際規格ISO4090:2001に準拠した外形サイズを有しており、フィルム用やIP用の既存の撮影台に取り付け可能である。
ケーシング61は、少なくとも放射線Xが入射する入射面66が放射線Xを透過する材料からなり、電子カセッテ13の外形を形成する。また、グリッド62、放射線検出パネル21、及び鉛板63は、入射面66側から、グリッド62、放射線検出パネル21、鉛板63の順に配置される。グリッド62は、放射線Xを透過する材料と放射線Xを吸収する材料とを交互に配置して形成され、患者Hを透過した放射線Xのうち散乱線を除去し、入射面66に対してほぼ垂直に入射する放射線Xを透過する。鉛板63は、前述のように放射線検出パネル21の背面に配置され、放射線Xのバック散乱線を吸収する。入射面66には、この面が入射面66であることを示すとともに、入射面66の中心と撮影部位の中心を合わせるための目安となる基準線67が設けられている。
カセッテ制御部31は、電子カセッテ13の短辺近傍に配置される。カセッテ通信部32やバッテリ33も、カセッテ制御部31と同様に、電子カセッテ13の短辺近傍に配置される。
また、図4(B)に示すように、バッテリ端子35は、電子カセッテ13の短辺をなすケーシング61の側面68に設けられており、必要に応じた数の複数の接点69が露呈する。また、バッテリ端子35の両端には、露呈された接点69の両脇に嵌合凹部70が設けられている。嵌合凹部70は、後述するように、電子カセッテ13をカセッテ収納袋17に収納したときに、カセッテ収納袋17の嵌合凸部78(図6参照)と嵌合される。嵌合凹部70及び嵌合凸部78とが嵌合されることにより、バッテリ端子35と接続端子39とが、位置ずれすることなく、適正な位置で接続される。これにより、バッテリ端子35と接続端子39の安定した接触が確保される。
図5(A)及び(B)に示すように、カセッテ収納袋17の袋本体38は、電子カセッテ13とほぼ同形状であり、そのサイズは、電子カセッテ13の出し入れをスムーズにできるように、電子カセッテ13の外形サイズよりも若干大きめである。袋本体38は、電子カセッテ13を収納したときに、電子カセッテ13の入射面66、背面と対向する前面72、背面75を有しており、前面72、背面75の短辺側の一つの側面72は、電子カセッテ13の出し入れ口(開口72a(図6参照))を開閉するフラップ74となっている。また、カセッテ収納袋17は、放射線Xや、電子カセッテ13とコンソール14のデータの送受信に用いられる無線通信用の電波を透過する材料(例えば、樹脂材料等)からなる。
フラップ74の内面側と、背面75の対応箇所には、例えばマジックテープ(登録商標)などからなる接着/剥離が自在な接着部76a,76bが設けられ、カセッテ収納袋17に電子カセッテ13を収納したあと、これらの接着部76a,76bを接触させるようにフラップ74を閉じることにより、電子カセッテ13の外周面全体がカセッテ収納袋17によって覆われる。一方、電子カセッテ13の使用後に、カセッテ収納袋17を交換するときには、フラップ74の端を持ってこれらの接着部76a,76bを剥離することにより、側面72が開放されて、電子カセッテ13が取り出される。
カセッテ収納袋17の側面72(フラップ74の根元部分)には接続端子39が設けられる。電子カセッテ13は、その側面68と袋本体38の側面72が対面する向きで袋本体38に収納される。接続端子39は、袋本体38の短辺方向において、電子カセッテ13のバッテリ端子35の位置に対応した位置に設けられる。このため、電子カセッテ13をカセッテ収納袋17に収納し、フラップ74を閉じたときに、接続端子39とバッテリ端子35とは接続可能となっている。
図6(A)に示すように、接続端子39は、フラップ74(側面72)の内面側に接点77が露呈される。この接点77は、バッテリ端子35の露呈する接点69(図4参照)に各々対応して設けられている。接続端子39には、接点77の両脇に、嵌合凸部78が設けられている。嵌合凸部78は、バッテリ端子35の嵌合凹部70に対応する位置及び大きさに設けられており、嵌合凸部78、嵌合凹部70が嵌合することにより、接点77と接点69が適正な位置で接触する。
さらに、接点77及び嵌合凸部78は、例えば、フレキシブル基板に使用されるプラスチックシートなど、袋本体38の素材よりも硬い材料からなる平板状の支持体79上に形成されている。このため、接点77及び嵌合凸部78は、各々の間隔や平坦性が保たれ、バッテリ端子35及び接続端子39の安定した接続が可能になる。
また、図6(B)に示すように、接点77は、フラップ74の外側の面(袋本体38の外面)にも露呈されており、この面でクレードル端子42と接触する。つまり、接点77は、袋本体38の内部に露呈され、バッテリ端子35と接触する第1接点と、袋本体38の外部に露呈され、クレードル端子42と接触する第2接点の2つの接点77として機能する。接点77としては、2枚の金属片で構成し、これらを導通可能な状態で支持体79上に形成し、一方の金属片を第1接点として、他方を第2接点として機能させてもよいし、あるいは、1枚の金属片で構成し、その表裏をそれぞれ第1接点及び第2接点として機能させてもよい。
支持体79への袋本体38への取り付け方法としては、例えば、袋本体38の接点77に対応する箇所に接点77を露呈する開口を形成し、この開口を覆うように支持体79が接着により貼付される。これにより、接点77は、袋本体38の内部と外部の両方に露呈される。
電子カセッテ13がカセッテ収納袋17に収納された状態で、クレードル36にセットされると、接点77とクレードル36のクレードル端子42が接触する。これにより、クレードル端子42、接続端子39、バッテリ端子35が導通可能に接続されて、クレードル36からバッテリ33への給電経路が構成され、給電経路を通じて、外部電源からバッテリ33に電力が供給される。
図7(A)に示すように、電子カセッテ13をカセッテ収納袋17に収納する場合には、まず、フラップ74を開き、カセッテ収納袋17の側面72の開口72aを露呈させる。そして、開口72aから電子カセッテ13をカセッテ収納袋17に挿入する。図7(B)に示すように、電子カセッテ13は、バッテリ端子35と接続端子39が対向する向きで、カセッテ収納袋17に挿入される。
電子カセッテ13をカセッテ収納袋17に挿入した後、図7(C)に示すように、フラップ74が閉じられる。この際に、嵌合凸部78を嵌合凹部70に嵌合させ、電子カセッテ13とカセッテ収納袋17の接点69,77を接触させつつ、フラップ74を閉じ、接着部76a,76bを接着する。これにより、カセッテ収納袋17の側面72に、接点77が露呈されつつ、電子カセッテ13の全体がカセッテ収納袋17に覆われる。
図8に示すように、カセッテ収納袋17に収納された電子カセッテ13は、クレードル36に取り付けた状態で保管管理される。クレードル36は、例えば電子カセッテ13を、その側面68(カセッテ収納袋17の側面72に対応する面)を下向きとする縦置きの姿勢で保持する。クレードル36の上面には電子カセッテ13が挿入される開口81が設けられる。開口81は、電子カセッテ13の側面68とほぼ同じ形状であり、カセッテ収納袋17は、収納された電子カセッテ13を受け入れ可能な大きさに形成される。開口81の深さは、電子カセッテ13を縦置きの姿勢に保てる程度の深さに形成される。
開口81の底部には、電子カセッテ13を開口81に挿入したときに接続端子39と接続するクレードル端子42が設けられる。開口81に電子カセッテ13を挿入すると、クレードル端子42とバッテリ端子35が、接続端子39を介して接続されて、バッテリ33の充電が開始される。
本発明のカセッテ収納袋17は、収納された電子カセッテ13のバッテリ端子35とクレードル端子42を接続する接続端子39を備えているので、電子カセッテ13を収納した状態で、バッテリ33への充電が可能になる。これにより、電子カセッテ13を、緊急時の使用に備えて、カセッテ収納袋17に収容したままの状態で、保管管理することができる。また、カセッテ収納袋17は、クレードル端子42と接触する接点77を外部に露呈させるという簡易な構造であるので、例えば、接続端子39を開閉するためのフタを設けるといった複雑な構造を持つ収納袋と比較して、安価かつ容易に製造することができる。このため、カセッテ収納袋17は使い捨ての用途に特に好適である。
なお、上記第1実施形態では、接続端子39の接点77を、バッテリ端子35と接触する第1接点と、クレードル端子42と接触する第2接点の2つの接点として機能させる例、つまり、第2接点の位置が、袋本体38の外面において、第1接点と同じ位置に配置される例で説明したが、第1接点と第2接点を異なる位置に配置してもよい。
図9(A)、(B)に示すカセッテ収納袋86は、第1接点と第2接点を異なる位置に配置した例である。カセッテ収納袋86は、接続端子88が、第1接点94を有する第1端子部88aと、第2接点89を有する第2端子部88bと、第1端子部88aと第2端子部88bを接続する接続線であるプリント配線91とから構成されており、第1接点94と第2接点89が異なる位置に配置されている。
具体的には、第1接点94は、上記第1実施形態の接点77と同様に、袋本体38の短手方向の側面72に配置されており、第1接点94を袋本体38の内部に露呈する向きで、第1端子部88aがフラップ74に取り付けられている。一方、第2接点89は、袋本体38の長手方向の側面87に配置されており、第2接点94を袋本体38の外部に露呈する向きで第2端子部88bが側面87に取り付けられている。
第1端子部88a、第2端子部88bのそれぞれは、第1接点94及び第2接点89が形成される支持体79、90上に形成されている。支持体79、90は、第1実施形態と同様に袋本体38よりも硬い材料からなり、第1接点94、第2接点89のそれぞれの接触を安定させる。また、支持体79には、第1接点94の両脇に、第1実施形態と同様の嵌合凸部78が設けられている。
配線91は、凹凸の無いフラットな形状をしたフラットケーブルであり、例えば、フラットな形状をした樹脂製のフレキシブル基板92上に、金属製の導線93をプリントしたプリント配線である。導線93の一端は第1接点94と、他端が第2接点89と接続される。配線91は、その全長に渡って袋本体38の内面に接着剤などによって貼付されている。配線91は、放射線Xによる配線91の写り込みが無いように、袋本体38の背面側に取り付けられる。ここでは、配線91を袋本体38の背面側に設けるが、写り込み防止のためには配線91を袋本体38の側面に設けても良い。また、配線91は、導線93が剥き出しにならないように、導線93がプリントされたプリント面を接着面として袋本体38に貼付される。
配線91としてフラットケーブルが使用され、配線91の全長に渡って袋本体38の内面に貼付されているので、電子カセッテ13をカセッテ収納袋86に収納するときに電子カセッテ13が配線91に引っ掛かることが無い。また、フラットケーブルとしてプリント配線を使用しているので、部品コストが安いため、使い捨てのカセッテ収納袋86には、好適である。
このように配線91を用いて、第1接点94と第2接点88が異なる位置に配置されたカセッテ収納袋86を使用することで、次のようなメリットがある。バッテリ33を充電するクレードルには、第1実施形態のクレードル36のように、電子カセッテ13の長手方向を垂直になる縦置き姿勢で保持するタイプの他に、図10に示すクレードル96のように、電子カセッテ13の短手方向を垂直になる横置き姿勢で保持するタイプもある。
クレードル96は、電子カセッテ18を受け入れる開口97の大きさが異なる以外は、クレードル36と同様であり、開口97の底部には、クレードル端子42が設けられている。カセッテ収納袋86の第2端子部88bは、クレードル96のクレードル端子42の位置と対応する位置に配置されている。このため、電子カセッテ13をカセッテ収納袋86に収納すれば、クレードル96を使用してバッテリ33の充電が可能になる。
比較的大規模な医療施設においては、こうした横置きタイプのクレードル96や縦置きタイプのクレードル36など複数種類のクレードルが混在している医療施設も多い。カセッテ収納袋86のように、第1接点94と第2接点89が異なる位置に配置された収納袋を用いれば、電子カセッテ13のバッテリ端子13の位置に関わらず、異なる種類のクレードルを使用することが可能となる。クレードルの選択肢が広がることは、医療施設における電子カセッテ13の運用において有利である。
上記第1実施形態では、第1接点94を袋本体38の短手方向の側面に、第2接点89を長手方向の側面に配置した例で説明したが、第1接点94と第2接点89の位置は、袋本体38の前面や背面に配置してもよい。第1接点94と第2接点89の位置は、電子カセッテ13のバッテリ端子35の位置や、クレードル36、96のクレードル端子42の位置に応じて適宜決められる。
また、上記第1実施形態において、配線91を全長に渡って袋本体38に貼付した例で説明したが、配線91の一部を貼付せずに、袋本体38から分離させておいてもよい。例えば、配線91の一端が接続される第2接点89を基点にして全長よりも短い所定範囲を袋本体38に貼付し、残りの部分を袋本体38から分離させておいてもよい。この場合、配線91の分離された部分の一端に接続される第1接点94についても袋本体38に取り付けずに、袋本体38から分離させておき、第1接点94を、配線91が撓む範囲で変位自在にしておく。こうすると、例えば、バッテリ端子の位置が異なる複数種類の電子カセッテをカセッテ収納袋に収納した場合でも、第1接点94を変位させることで、それぞれのバッテリ端子に移動させることが可能となる。
第2接点89は、袋本体38の内部にある第1接点94と異なり、袋本体38の外部にあるので、第2接点89を袋本体38から分離させると袋本体38からぶら下がった状態になり、撮影の際に邪魔になるので、第2接点89については袋本体38に取り付けて位置を固定しておくことが好ましい。
上記第1実施形態では、配線91としてプリント配線を使用した例で説明したが、プリント配線以外でも、例えば、1本、1本の導線が被覆されたケーブルなどを使用してもよいし、フラットケーブルでなくてもよい。しかし、コストや電子カセッテの収納のし易さを考慮すると、上記第1実施形態のようにプリント配線が好ましい。また、配線91の少なくとも一部を袋本体38に貼付した例で説明したが、配線91の全部が袋本体38から分離していてもよい。
なお、上述の第1実施形態や変形例では、カセッテ収納袋17,86の1箇所にクレードル端子42と接続する接点77,89(第2接点)を設ける例を説明したが、これに限らず、カセッテ収納袋の複数箇所に第2接点を設けても良い。例えば、図11に示すカセッテ収納袋99のように、短手方向の側面72と、長手方向の側面87の2箇所に第2接点として機能する接点101,102を設けても良い。こうして複数の接点101,102を設ける場合には、カセッテ収納袋99の内部に配置される第1接点から配線91のような接続線を延ばし、接点101,102に分岐させれば良い。こうして複数箇所に第2接点を設けておくと、縦置きのクレードル36と、横置きのクレードル96の双方に共通のカセッテ収納袋を用いることができる。
なお、上述の第1実施形態では、バッテリ端子35、接続端子88のように、第1接点,第2接点を有する端子部として、ほぼ平坦な形状の端子部を設ける例を説明したが、安定した接続ができれば具体的な形状等は任意のものを用いることができる。例えば、互いに嵌合する凹凸端部を有し、この凹凸の周面に接点を備えるような端子部用いても良い。こうした凹凸形状を持つ端子部を用いる場合には、各接点の接触を安定化させるための嵌合凸部78及び嵌合凹部70は不要である。
なお、電子カセッテ13、カセッテ収納袋、クレードル36のうち、少なくともいずれか一つに、バッテリ端子35、接続端子39、クレードル端子42の各端子が正しく接続されているか否かを報知するインジケータを備えることが好ましい。こうしたインジケータは、例えば、LED等の発光装置やスピーカ等によって構成することができる。この場合、光の点灯,点滅や音声によって警告する。これにより、バッテリ33の残量やバッテリ33に充電用の電力を供給されているか否かを確認することができる。
また、上述の第1実施形態では、電子カセッテ13に基準線67を設けた例を説明したが、カセッテ収納袋が不透明または半透明な材料からなる場合には、電子カセッテ13をカセッテ収納袋に収納することによって基準線67が視認できないか、視認しにくくなってしまう。このため、カセッテ収納袋は基準線67等の電子カセッテ13の表面に設けられた表示等を視認できるように、透明な材料によって形成することが好ましい。また、カセッテ収納袋を不透明な材料や半透明な材料で形成する場合には、カセッテ収納袋の表面に基準線67のかわりとなる指標等を印刷などにより設けることが好ましい。
さらに、接続端子の位置などによって、収納袋に電子カセッテ13を収納する向きが決まっている場合には、カセッテ収納袋17の外面や内面、電子カセッテ13の外面等に、正しい収納向きを示すマーク等の表示を設けておくことが好ましい。
また、カセッテ収納袋に設けた接続端子を充電用に用いた例で説明したが、電子カセッテ13の使用時に、接続端子に、電源ケーブルを接続して、外部電源から電力を供給する給電用の端子として用いても良い。こうすれば、バッテリの残量がなくなった場合でも撮影を行うことができる。
なお、接続端子39の接点77のように、第1接点と第2接点が一体に形成された接続端子は、上述の第1実施形態で説明した接続端子39の様態に限らない。例えば、図12(A)に示すように、接続端子110の各接点をコの字状のコの字部材111で形成しても良い。コの字部材111は1枚の金属片からなり、袋本体38の内部に露呈される第1部分112が第1接点として機能し、袋本体38の外部に露呈される第2部分113が第2接点として機能する。また、図12(B)に示すように、接続端子116の各接点をクランク状のクランク部材117で形成しても良い。クランク部材117は1枚の金属片からなり、袋本体38の内部に露呈される第1部分118が第1接点として機能し、袋本体38の外部に露呈される第2部分119が第2接点として機能する。ここでは、接続端子110,117の全ての接点をコの字部材111やクランク部材117で形成する例を挙げたが、接続端子が含む接点の一部をコの字部材111やクランク部材117で構成しても良い。また、第1接点及び第2接点を1枚の金属片で構成する場合、金属片の形状は上述のコの字部材111やクランク部材117に限らず、任意の形状に構成して良い。
[第2実施形態]
上述の第1実施形態においては、カセッテ収納袋17,86,99の外面に露呈された接点(第2接点)をクレードル端子42に接続することにより、電子カセッテ13のバッテリ33を充電する態様を説明したがこれに限らない。例えば、直接的な接続によらない充電方法(いわゆる非接触充電)によってバッテリ33を充電できるようにしても良い。非接触充電を行う場合のカセッテ収納袋の例を、以下に第2実施形態として説明する。但し、第1実施形態で説明したものと同様の部材等については、図示や説明を省略する。
図13に示すように、カセッテ収納袋201は、非接触給電装置202によって電子カセッテ13を充電する場合に使用される収納袋であり、袋本体203と、接続端子204と、受電電極205と、充電回路206とを備える。
袋本体203は、第1収納スペース207と第2収納スペース208を有する。第1収納スペース207は、袋本体203によって形成され、電子カセッテ13が収納される。第2収納スペース208は、袋本体203の内面に内ポケット状に形成され(図14参照)、受電電極205と充電電極206が収納される。
受電電極205は、銅やアルミニウム等の金属製平板であり、電子カセッテ13とほぼ同じ大きさ及び形状である。受電電極205は、カセッテ収納袋201に収納された電子カセッテ13が非接触給電装置202にセットされたときに、非接触給電装置202の給電電極209と対になって容量結合(いわゆるコンデンサ。電界結合とも言う)を形成する。受電電極205は、給電電極209との容量結合により、交流電力を受電する。受電電極205は、充電回路206に接続される。
充電回路206は、AC/DCコンバータ(整流器)とDCレギュレータとを有し、受電電極205で受電する交流電力を直流電力に変換するとともに、バッテリ33の充電に適した電圧を出力する。充電回路206は、フレキシブル基板211によって接続端子204に接続される。接続端子204は、電子カセッテ13を収納したときに、バッテリ端子35と接続されるように、フラップ74の内面側に設けられている(図14参照)。このため、充電回路206が出力する電圧は、接続端子204及びバッテリ端子35を介してバッテリ33に入力され、バッテリ33を充電する。また、充電回路206は、受電電極205と電子カセッテ13の間に位置するように、受電電極205の背面に配置されていても良く、受電電極205に並べて配置されていても良い。
非接触給電装置202は、給電電極209と交流電源210とを備える。給電電極209は、受電電極205と同様の金属製平板であり、交流電源210に接続されている。電子カセッテ13が、カセッテ収納袋201に収納された状態で、給電電極209と受電電極205が平行に向き合い、かつ、給電電極209と受電電極205との距離が数mm程度となるように非接触給電装置202にセットされることにより、給電電極209と受電電極205は容量結合を形成する。交流電源210は、給電電極209に接続されており、給電電極209と受電電極205との容量結合を介して、交流電力をバッテリ33に送電する。なお、非接触給電装置202は、例えば、手術台16内に配設される電子カセッテの収納スロットと一体に設けても良いし、電子カセッテ13の保管場所等に手術台16等から独立した装置として設けられていても良い。
また、図示を省略するが、非接触給電装置202には、カセッテ収納袋201に収納された状態の電子カセッテ13をセットしたときに、給電電極209と受電電極205の位置関係が送電効率が良いように保持する保持機構を備えることが好ましい。非接触給電装置202が電子カセッテ13を載置して給電するタイプの装置である場合、保持機構は、例えば、電子カセッテ13と嵌合する嵌合溝や電子カセッテ13を係止する係止爪である。非接触給電装置202が電子カセッテ13を挿し込むスロット状の形態の場合には、例えば、電子カセッテ13を挿し込むスロットが保持機構である。
図14に示すように、第2収納スペース208を形成する内ポケット212は、袋本体203内のフラップ74が延伸して設けられた面213bの内面に設けられ、電子カセッテ13の出し入れ口である袋本体203の開口72aに向けて、受電電極205及び充電回路206の出し入れ口となる開口214が設けられている。開口214には、フラップ215が設けられており、接着/剥離が自在な接着部(図示しない)によって開閉自在となっている。フラップ215は、開口213の全幅ではなく、部分的に設けられており、フラップ215によって閉じられない部分には充電回路206と接続端子204を接続するフレキシブル基板211が挿通される。
カセッテ収納袋201では、フラップ74の綴じ代が形成される表面213aがX線の入射面であり、電子カセッテ13は、表面213a側から、グリッド62,放射線検出パネル21,鉛板63の順に配置される向きで開口72aから第1収納スペース207に収納される。すなわち、前述の第1実施形態で説明したカセッテ収納袋17,86,99では、フラップ74の綴じ代がない面がX線が入射される面であり、裏面側にフラップ74の綴じ代が形成されるが、カセッテ収納袋201では、この点が逆になっている。これは、フレキシブル基板211の長さを抑え、かつ、接続端子204をフラップ74(袋本体203)と一体に形成し、断線等のフレキシブル基板211と接続端子204との接続の不具合を低減したり、検出するX線画像へのフレキシブル基板211の写り込みを防ぐためである。内ポケット212をフラップ74が設けられていない面213aの内面側に設ける場合には、例えば、接続端子204をフラップ74(袋本体203)と別体に形成したり、袋本体203に沿って第1収納スペース207内を迂回して配線する必要がある。
接続端子204は、上述のように収納される電子カセッテ13のバッテリ端子35に対応する位置に、フラップ74の内面に設けられる。また、接続端子204は、袋本体38の素材よりも硬い材料からなる平板状の支持体79上に設けられ、接点216がフラップ74の内面側に露呈されている。接点216は、フラップ74が閉じられたときにバッテリ端子35の接点69と接触し、充電回路206とバッテリ33を接続する。接点216の両脇には、バッテリ端子35の嵌合凸部78と嵌合する嵌合凸部78は、嵌合凸部78の位置に対応して、接点216の両脇に設けられている。
なお、図15に示すように、接続端子204が有する接点は、バッテリ端子35の接点69と接触する内面側の接点216(第1接点)のみであり、カセッテ収納袋201の外面には接点(第2接点)を露呈しない。
上述のカセッテ収納袋201によれば、カセッテ収納袋201に収納したまま電子カセッテ13のバッテリ33を非接触充電することができる。
また、カセッテ収納袋201は、接続端子204の接点が、フラップ74の内側に露呈され、バッテリ端子35の接点69と接触する接点216だけである。このため、前述の第1実施形態のカセッテ収納袋17,86,99のように袋本体の外面にも接点を露呈する場合よりも接続端子204の構造が簡素であるため、より容易に製造することができる。
さらに、カセッテ収納袋201によれば、受電電極205や充電回路206等の非接触充電用部材が備えられていない電子カセッテ13も非接触充電を可能とする。電子カセッテ13に非接触充電用部材を搭載する場合、バッテリ33や放射線検出パネル21等の電子カセッテ13内の他の部材との位置関係によって受電電極205の大きさや形状が制約される。しかし、カセッテ収納袋201では受電電極205の配置や大きさ、形状等の制約が殆ど無く、電子カセッテ13とほぼ同程度の大きさ(あるいは電子カセッテ13よりも大きい)の広面積の受電電極205を用いることができる。受電電極205の面積は、単位時間あたりの電力の伝送量に影響し、面積が大きいほど電力の伝送量が大きい。したがって、非接触充電に非対応の電子カセッテ13は、カセッテ収納袋201に収納することにより、非接触充電に対応した電子カセッテよりも急速充電が可能である。
カセッテ収納袋201は、救急現場や手術現場等で緊急にできるように、電子カセッテ13を予め収納して防汚しつつ、バッテリ33の充電を保つのに特に好適であるが、カセッテ収納袋201は、単に非接触充電に非対応の電子カセッテ13を非接触充電可能なようにするためのアタッチメントとして利用しても良い。
また、カセッテ収納袋201は、非接触充電用部材である受電電極205や充電回路206を開閉可能な内ポケット212に収納する。このため、手術現場等でカセッテ収納袋201に収納した電子カセッテ13を使用した後、カセッテ収納袋201を破棄処理(例えば加熱処理。洗浄等の再生処理でも良い。)を行う場合に、金属を含む受電電極205や充電回路206を内ポケット212から容易に取り外し、袋本体203から分別することができる。受電電極205や充電回路206は、他の清浄なカセッテ収納袋201の内ポケット212に収納し、充電回路206を接続端子204に接続するだけで、容易に再利用することもできる。
なお、上述の第2実施形態では、カセッテ収納袋201がいわゆる容量結合方式の非接触充電に対応するように形成されている例を説明したが、電磁誘導方式や磁気結合方式、LC共振回路等を形成する共鳴方式、マイクロ波帯の電磁波を送信/受信するマイクロ波給電方式、その他、レーザー給電方式や超音波給電方式等、任意の非接触給電方式を採用することができる。例えば、電磁誘導方式を採用する場合、図16に示すカセッテ収納袋220のように、前述の容量結合方式のカセッテ収納袋201の受電電極205の代わりに、受電コイル221を設ければ良い。但し、カセッテ収納袋220に電子カセッテ13を収納する場合には、電磁誘導方式に対応した非接触給電装置222を用いる必要がある。非接触給電装置222は、例えば、容量結合方式の非接触給電装置202の給電電極209の代わりに、給電コイル223に給電コイル223を備え、電磁誘導により受電コイル221に電力を送電する。ここでは電磁誘導方式を例にしたが、カセッテ収納袋220の第2収納スペース208に非接触給電用の部材を収納することで、他の方式の非接触給電方法についても同様に対応することができる。
なお、上述の第2実施形態では、カセッテ収納袋201に受電電極205や充電回路206を収納する第2収納スペース208を形成するために、袋本体203の内面に内ポケット212を設ける例を説明したが、カセッテ収納袋201に受電電極205や充電回路206を設ける態様はこの例に限らない。例えば、図17に示すカセッテ収納袋230のように、袋本体231とは別体に設けられ、第2収納スペース207を形成する回路収納袋232に受電電極205や充電回路206を収納し、回路収納袋232を袋本体233の内壁に取り付け、回路収納袋232から延設されたフレキシブル基板211を接続端子204に接続することによってカセッテ収納袋を形成しても良い。回路収納袋232は、例えば袋本体231と同じ材料からなり、第2収納スペース207を形成するとともに、受電電極205を出し入れ可能なように開閉自在に設けられている。また、回路収納袋232は、両面テープやマジックテープ等の着脱自在の接着/剥離が自在な接着部材、加熱することによって接着剤となるホットメルト材等によって袋本体231の内壁に貼り付けられる。回路収納袋232は、カセッテ収納袋230の破棄処理時に、汚染された袋本体231と分離可能なように設けられていることが特に好ましく、少なくとも袋本体231や回路収納袋232から受電電極205や充電回路206を容易に分別できるようにしておくことが好ましい。この場合、回路収納袋232は、カセッテ収納袋201の内ポケット212のように開閉自在にしておいても良いし、回路収納袋232が袋本体231に着脱自在になるように取り付けておいても良い。
なお、上述の第2実施形態及び変形例では、非接触充電に対応したカセッテ収納袋201,220,230を説明したが、これらに用いられる受電電極205や受電コイル221及び非接触給電装置202,222の給電電極209や給電コイル223の大きさや形状、受電電極205と給電電極209による電気容量、受電コイル221と給電コイル223のインダクタンス、送電する電力量等の充電条件等は、カセッテ収納袋201,220,230に電子カセッテ13が収納されることを前提に予め最適化されていることが好ましい。また、充電条件等は、カセッテ収納袋201,220,230(電子カセッテ13)と非接触給電装置202,222との実際の距離や向き等の位置関係に応じて、最適化しても良い。この場合、コンソール14や非接触給電装置202,222、あるいはカセッテ収納袋201,220,230に、充電条件を判定し、充電条件が最適化されるように送電量等を調節する制御部を設けておくことが好ましい。
なお、上述の第2実施形態及び変形例では、受電電極205等の非接触充電用部材が金属製である例を説明したが、これに限らない。例えば、受電電極205を導電性プラスチックで形成しても良い。受電電極205を導電性プラスチックで形成すると、カセッテ収納袋201に収納された電子カセッテ13の使用後に、受電電極205を袋本体203から取り外さず、袋本体203とともに破棄処理(あるいは洗浄等の再生処理)をすることもできるため、使用後の処理が容易になることがある。また、充電回路206と接続端子204を繋ぐフレキシブル基板211等も同様である。したがって、受電電極205等の非接触充電用部材の少なくとも一部が、金属の代わりに導電性プラスチックで形成され、破棄処理時に袋本体203から分離不要であることが好ましい。これは、受電コイル221等を用いる場合も同様である。但し、非接触給電装置202,222は電子カセッテ13を使用しても破棄や交換の必要がないので、カセッテ収納袋の非接触充電用部材を導電性プラスチックで形成する場合であっても、非接触給電装置202,222の給電電極209や給電コイル223の材料は金属製で良い。もちろん、非接触給電装置202,222の給電電極209や給電コイル223を導電性プラスチックで形成しても良い。
なお、上述の第2実施形態及び変形例では、内ポケット212や回路収納袋232が、受電電極205等を出し入れ可能なように開閉自在に設けられている例を示したが、内ポケット212や回路収納袋232は、受電電極205をラミネート加工等により密封する態様のものでも良い。但し、電子カセッテ13の使用後に破棄処理をするカセッテ収納袋201,220,230から、受電電極205等を容易に分別するためには、上述の第2実施形態及び変形例のように内ポケット212や回路収納袋232が開閉自在であったり、回路収納袋232が袋本体231から着脱自在であることが好ましい。
なお、上述の第2実施形態及び変形例では、受電電極205等の非接触充電用部材を内ポケット211や回路収納袋232に収納する例を説明したが、受電電極205等の非接触充電用部材を袋本体の内壁に直接貼り付ける等して取り付けても良い。但し、電子カセッテ13を収納したときに、受電電極205等と電子カセッテ13が接触し、電子カセッテ13のケーシング61や受電電極205及び充電回路206が破損したりしないように、上述の第2実施形態及び変形例のように、受電電極205等は内ポケット211や回路収納袋232に収納されていることが好ましい。
なお、上述の第1,第2実施形態及び変形例では、電子カセッテ13がバッテリ33を内蔵する例で説明したが、バッテリ33は着脱式でも良い。
11 放射線画像撮影システム
12 放射線照射ユニット
13 電子カセッテ
14 コンソール
17,86,99,201,220,230 カセッテ収納袋
21 放射線検出パネル
33 バッテリ
35 バッテリ端子
36,96 クレードル
38 袋本体
39,88,204 接続端子
42 クレードル端子
69,77,89,94,101,102,216 接点
70 嵌合凹部
72a,81,97,214 開口
74,215 フラップ
76a,76b 接着部
78 嵌合凸部
79,90 支持体
91 配線
92 フレキシブル基板
93 導線
202,222 非接触給電装置
203,231 袋本体
205 受電電極
206 充電回路
209 給電電極
210 交流電源
211 フレキシブル基板
212 内ポケット
221 受電コイル
223 給電コイル
232 回路収納袋

Claims (21)

  1. 放射線撮影用の電子カセッテであり、充電式のバッテリと前記バッテリへの充電用のバッテリ端子とを有する電子カセッテを内部に収納する袋本体と、
    前記袋本体の内部に露呈され、前記バッテリ端子と導通可能に接触する第1接点に接続され、前記バッテリに充電を行うための充電器から電力を受電する受電手段と、
    を備えることを特徴とするカセッテ収納袋。
  2. 前記受電手段は、前記第1接点と、袋本体の外部に露呈され、前記充電器と導通可能に接触する第2接点とを有し、前記バッテリと前記充電器とを電気的に接続する接続端子であることを特徴とするカセッテ収納袋。
  3. 前記第1接点は、前記袋本体に対して電子カセッテが所定の向きで収納されたときに前記袋本体の内部において前記バッテリ端子と対向する位置に配置されており、
    前記第2接点は、前記袋本体の外面において前記第1接点と同じ位置に配置されていることを特徴とする請求項2記載のカセッテ収納袋。
  4. 前記接続端子は、第1接点に対応する第1部分と第2接点に対応する第2部分を有する少なくとも1枚の金属片を含むことを特徴とする請求項2または3記載のカセッテ収納袋。
  5. 前記第1接点と前記第2接点は、接続線を介して接続されていることを特徴とする請求項2記載のカセッテ収納袋。
  6. 前記接続線はフラットな形状をしたフレキシブルケーブルであることを特徴とする請求項5記載のカセッテ収納袋。
  7. 前記フレキシブルケーブルは、フレキシブル基板上に導線がプリントされたプリント配線であることを特徴とする請求項6記載のカセッテ収納袋。
  8. 前記接続線は、前記第2接点から前記第1接点へ至る全長のうち、前記第2接点を基点とする所定範囲が前記袋本体の内面に貼付されていることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載のカセッテ収納袋。
  9. 前記第1接点は、前記袋本体の内面において前記第2接点とは異なる位置に取り付けられており、前記接続線は、全長に渡って前記袋本体の内面に貼付されていることを特徴とする請求項8記載のカセッテ収納袋。
  10. 前記接続線の一部と前記第1接点は、前記袋本体の内面から分離した状態で設けられており、前記第1接点は、前記接続線が撓む範囲で変位自在であることを特徴とする請求項8記載のカセッテ収納袋。
  11. 前記第1接点と前記第2接点は、前記袋本体よりも硬い材料の支持体上に設けられていることを特徴とする請求項2〜10のいずれか1項に記載のカセッテ収納袋。
  12. 前記接続端子は、前記第1接点とバッテリ端子、及び前記第2接点と前記充電器の端子との少なくとも一方の接触位置の位置ずれを防止するための嵌合部を有していることを特徴とする請求項2〜11のいずれか1項に記載のカセッテ収納袋。
  13. 前記受電手段は、前記第1接点と、前記第1接点に接続され、非接触給電装置から非接触に電力を伝送される非接触受電手段とを有することを特徴とする請求項1記載のカセッテ収納袋。
  14. 前記非接触受電手段は、前記非接触給電装置に設けられた平板状の給電電極と対になり、前記給電電極と容量結合をすることにより前記非接触給電装置からの電力を得る平板状の受電電極であることを特徴とする請求項13記載のカセッテ収納袋。
  15. 前記非接触受電手段は、前記非接触給電装置に設けられた給電コイルと対になり、電磁誘導によって前記非接触給電装置からの電力を得る受電コイルであることを特徴とする請求項13記載のカセッテ収納袋。
  16. 前記袋本体内に、前記電子カセッテを収納する第1収納スペースとは別に、前記非接触受電手段を収納する第2収納スペースを備えることを特徴とする請求項13〜15のいずれか1項に記載のカセッテ収納袋。
  17. 前記第2収納スペースは、前記袋本体の内壁に前記袋本体と一体となって形成された内ポケットによって形成されることを特徴とする請求項16記載のカセッテ収納袋。
  18. 前記内ポケットは、開閉自在であり、前記非接触受電手段を前記袋本体から分離可能であることを特徴とする請求項17記載のカセッテ収納袋。
  19. 前記第2収納スペースは、前記袋本体とは別体に形成された非接触受電手段用収納袋によって形成され、前記非接触受電手段用収納袋が前記袋本体の内壁に取り付けられていることを特徴とする請求項16記載のカセッテ収納袋。
  20. 前記非接触受電手段用収納袋が前記袋本体に対して着脱自在であることを特徴とする請求項19記載のカセッテ収納袋。
  21. 前記非接触受電手段のうち少なくとも一部が導電性プラスチックにより形成されていることを特徴とする請求項13〜20のいずれか1項に記載のカセッテ収納袋。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014178308A (ja) * 2013-02-12 2014-09-25 Fujifilm Corp 電子カセッテ
JP2016038341A (ja) * 2014-08-08 2016-03-22 キヤノン株式会社 放射線撮影装置、放射線撮影装置の制御方法およびプログラム
CN114889953A (zh) * 2022-05-24 2022-08-12 国网山东省电力公司聊城供电公司 一种恒温无人机收纳箱

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