JP2014173640A - 静圧気体軸受 - Google Patents

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Abstract

【課題】締結剛性を高めて精度の高いガイドを行うことができる静圧気体軸受を提供する。
【解決手段】移動体20と、移動体20と対向する位置に配設されたガイド部10と、を備えた静圧気体軸受であって、移動体20は、セラミック製の上板である第1部材21と、セラミック製の側板である第2部材22と、上板21と側板22とを締結する締結部材と、側板22の上端部に設けられ、締結部材と側板22とを結合する介在部と、を含み、締結部材は、上板21の上方面側と側板22の前記上端部側とを締結結合し、介在部は、介在部の内側面にて締結部材と螺合されるとともに、介在部の外側面にて側板22と螺合されたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明の態様は、静圧気体軸受に関し、具体的には、締結剛性を高めて精度を向上させた静圧気体軸受に関する。
従来の一般的な静圧気体軸受(エアスライド)は、精密定盤上に締結固定されたガイド部(固定子)と、ガイド部上を滑走する移動体(可動子)とを備える。静圧気体軸受は、移動体からガイド部へ加圧空気を噴出することで発生した静圧により移動体をガイド部上で浮上させて、非接触で移動体の移動方向をガイドする軸受である。移動体が複数の部材から構成されている場合、これらの部材どうしを締結固定するのが一般的である。
移動体は、高圧気体の吹き出し口が設けられたエアパッドの形状や供給空気圧、ガイド部とエアパッドとの間の微小隙間量を調整することにより、負荷容量や軸受剛性を変化させることが可能である。
近年、半導体をメインとする超精密分野では、生産性の向上から静圧気体軸受の高速駆動が求められている。しかしながら、高速化に伴い駆動モータ(リニアモータ等)の出力が増大するため、その影響により静圧気体軸受が発振してしまう可能性がある。また、静圧気体軸受には様々な部材が取り付けられているため、それらの部材の振動の影響によっても静圧気体軸受が発振してしまう可能性がある。
このような発振を回避するため、静圧気体軸受自体の固有振動数を向上させる必要がある。一般的な手法として、静圧気体軸受の剛性値を向上させることで対処可能である。しかし、パッドサイズや供給空気圧の制約があるため、移動体による固有振動数の向上には限度がある。
特開2006−341350号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、締結剛性を高めて精度の高いガイドを行うことができる静圧気体軸受を提供することを目的とする。
第1の発明は、移動体と、前記移動体と対向する位置に配設されたガイド部と、を備えた静圧気体軸受であって、前記移動体は、セラミック製の上板と、セラミック製の側板と、前記上板と前記側板とを締結する第1締結部材と、前記側板の上端部に設けられ、前記第1締結部材と前記側板とを結合する第1介在部と、を含み、前記第1締結部材は、前記上板の上方面側と前記側板の前記上端部側とを締結結合し、前記第1介在部は、前記第1介在部の内側面にて前記第1締結部材と螺合されるとともに、前記第1介在部の外側面にて前記側板と螺合されたことを特徴とする静圧気体軸受である。
この静圧気体軸受によれば、上板と側板とを側板に設けた介在部を介して締結固定することで、移動体を構成する上板および側板の変形が抑制される。これにより、エアパッドの剛性性能の低下を抑制することができ、静圧気体軸受の固有振動数の向上につながる。
また、第2の発明は、移動体と、前記移動体と対向する位置に配設されたガイド部と、を備えた静圧気体軸受であって、前記移動体は、セラミック製の上板と、セラミック製の側板と、前記上板と前記側板とを締結する第1締結部材と、前記上板の側端部に設けられ、前記第1締結部材と前記側板とを結合する第1介在部と、を含み、前記第1締結部材は、前記上板の前記側端部側と前記側板の前記ガイド部とは反対側とを締結結合し、前記第1介在部は、前記第1介在部の内側面にて前記第1締結部材と螺合されるとともに、前記第1介在部の外側面にて前記上板と螺合されたことを特徴とする静圧気体軸受である。
この静圧気体軸受によれば、上記第1の発明と同様の効果が得られるとともに、上板の側端部側と前記側板の前記ガイド部側の面の一部とを締結することで、組み立てを行う際に側板とガイド部との軸受隙間調整が不要になる。
また、第3の発明は、移動体と、前記移動体と対向する位置に配設されたガイド部と、を備えた静圧気体軸受であって、前記移動体は、セラミック製の上板と、セラミック製の下板と、前記上板と前記下板との間に設けられたセラミック製の側板と、前記上板と前記下板とを締結する第1締結部材と、前記下板の上端部に設けられ、前記第1締結部材と前記側板とを結合する第1介在部と、を含み、前記第1締結部材は、前記上板の上方面側と前記側板の前記上端部側とを締結結合し、前記第1介在部は、前記第1介在部の内側面にて前記第1締結部材と螺合されるとともに、前記第1介在部の外側面にて前記下板と螺合されたことを特徴とする静圧気体軸受である。
この静圧気体軸受によれば、側板を間に挟んだ状態で上板と下板とを下板に設けた介在部を介して締結固定するため、移動体を構成する上板、側板および下板の変形が抑制される。これにより、移動体の剛性性能の低下を抑制することができ、静圧気体軸受の固有振動数の向上につながる。
また、第4の発明は、第1〜第3のいずれか1つの発明において、前記側板は複数設けられたことを特徴とする静圧気体軸受である。
この静圧気体軸受によれば、ガイド部の少なくとも上面及び側面を、移動体の上板及び複数の側板で囲む静圧気体軸受において、移動体の剛性性能の低下を抑制することができ、静圧気体軸受の固有振動数の向上につながる。
また、第5の発明は、第1〜第4のいずれか1つの発明において、前記第1締結部材の外径よりも前記第1介在部の外径のほうが大きいことを特徴とする静圧気体軸受である。
この静圧気体軸受によれば、締結される2つの部材のうち一方の部材の接触面側と他方の部材の接触面側との締結荷重応力が分散する。
また、第6の発明は、第1〜第5のいずれか1つの発明において、前記締結部材によって締結される2つの部材のうち少なくとも一方には、締結固定時の応力を分散緩和する逃げ部が設けられた静圧気体軸受である。
この静圧気体軸受によれば、逃げ部を設けることで、移動体の変形を抑制することができる。これにより、移動体の剛性性能の低下を抑えることができ、静圧気体軸受の固有振動数の向上につながる。
また、第7の発明は、第1〜第5のいずれか1つの発明において、前記締結部材によって締結される2つの部材のうち少なくとも一方には、締結固定時の応力を緩和するために前記第1締結部材と前記第1介在部との螺合部分から前記2つの部材の接触面に向かう方向に拡径する面取り部が設けられたことを特徴とする静圧気体軸受である。
この静圧気体軸受によれば、面取り部が設けられていることで、締結部材によって締結される2つの部材の締結固定時に応力のかかり方が緩やかになる。
また、第8の発明は、第1〜第5のいずれか1つの発明において、前記第1介在部の下方側には前記第1介在部が螺合されていない空間が設けられたことを特徴とする静圧気体軸受である。
この静圧気体軸受によれば、金属破片等が発生しても、金属破片等を空間内に閉じ込めることができ、強い締結に悪影響を及ぼさないようにすることができる。
また、第9の発明は、第1、第2、第4〜第8のいずれか1つの発明において、前記移動体は、セラミック製の下板をさらに含み、前記下板は、前記ガイド部のガイド軸に沿った移動方向に対して直交する方向の長さが、前記上板よりも小さいことを特徴とする静圧気体軸受である。
この静圧気体軸受によれば、上板、側板及び下板を含む移動体の剛性性能の低下を抑えることができ、静圧気体軸受の固有振動数の向上につながる。
また、第10の発明は、第9の発明において、前記下板は複数設けられたことを特徴とする静圧気体軸受である。
この静圧気体軸受によれば、上板、側板及び複数の下板を含む移動体の剛性性能の低下を抑えることができ、静圧気体軸受の固有振動数の向上につながる。
また、第11の発明は、第1、第2、第4〜第8のいずれか1つの発明において、前記移動体は、セラミック製の下板をさらに含み、前記上板、前記側板及び前記下板は、前記ガイド部を包囲するように配置されたことを特徴とする静圧気体軸受である。
この静圧気体軸受によれば、上板、側板及び下板によってガイド部を包囲する移動体の剛性性能の低下を抑えることができ、静圧気体軸受の固有振動数の向上につながる。
また、第12の発明は、第1〜第11のいずれか1つの発明において、前記移動体を構成する部材に、他の部材を第2締結部材により締結するための第2介在部が設けられ、前記第2介在部は、前記第2介在部の内側面で前記第2締結部材と結合されるとともに、前記第2介在部の外側面にて前記移動体を構成する部材と螺合される静圧空気軸受である。
この静圧気体軸受によれば、移動体を構成する部材に第2介在部が設けられているため、他の部材や部品を締結した際に移動体の変形を効果的に抑制することができる。これにより、静圧気体軸受の固有振動数の向上につながる。
本発明の態様によれば、締結剛性を高めて精度の高いガイドを行うことができる静圧気体軸受が提供される。
図1は、第1の実施形態に係る静圧気体軸受の構成を例示する模式的斜視図である。 図2(a)及び(b)は、ガイド部及び移動体の構成を例示する模式的斜視図である。 図3は、本実施形態における締結部材を例示する模式的断面図である。 図4は、参考例における締結部材を例示する模式的断面図である。 図5(a)及び(b)は、締結部材の詳細を例示する模式図である。 図6(a)及び(b)は、締結イメージを表す模式図である。 図7(a)及び(b)は、締結時の変形量を表す図である。 図8(a)及び(b)は、締結時の反り量を表す模式図である。 図9(a)〜(d)は、移動体の構成例を表す模式的断面図である。 図10(a)及び(b)は、移動体の構成例を表す模式的断面図である。 図11(a)〜(d)は、移動体の構成例を表す模式的断面図である。 図12(a)及び(b)は、移動体の構成例を表す模式的断面図である。 図13(a)及び(b)は、移動体の構成例を表す模式的断面図である。 図14(a)及び(b)は、移動体の構成例を表す模式的断面図である。 図15は、移動体の構成例を表す模式的断面図である。 図16は、固有振動数を例示する図である。 図17(a)〜(c)は、ガイド部の構成例を表す模式的断面図である。 図18(a)及び(b)は、ガイド部の締結時の反り量を表す模式図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る静圧気体軸受の構成を例示する模式的斜視図である。
図2(a)及び(b)は、ガイド部及び移動体の構成を例示する模式的斜視図である。図2(a)には、ガイド部10が表され、図2(b)には、移動体20が表されている。
図1に表したように、本実施形態に係る静圧気体軸受110は、ガイド部10と、移動体20と、介在部35と、を備える。静圧気体軸受110は、ガイド部10と移動体20との間に加圧気体(例えば、空気)を送り込み、移動体20をガイド部10から浮上させた非接触型の軸受(例えば、エアスライド)である。
図1及び図2(a)に表したように、ガイド部10は、移動体20の移動方向を1軸方向に規制する。すなわち、ガイド部10は、移動体20を1軸方向に案内するガイドの役目を果たす。本実施形態では、移動体20が移動する1軸方向を軸方向D1ということにする。ガイド部10は、セラミック製の上部材11と、セラミック製の下部材12と、を含む。上部材11及び下部材12ともに軸方向D1に延在する。
上部材11の外形は軸方向D1に延びた例えば直方体である。上部材11は、上方面11aと、下方面11bとを有する。上部材11の上方面11aは、移動体20と対向する面である。下部材12の外形は軸方向D1に延びた例えば直方体である。下部材12は、上方面12aと、下方面12bとを有する。
上部材11の下方面11bは、下部材12の上方面12aと係合する。すなわち、上部材11の下方面11bは、下部材12の上方面12aと接触した状態で固定される。
下部材12は、例えば定盤50に固定される。下部材12が定盤50に固定されることで、静圧気体軸受110の全体が定盤50を基準に固定されることになる。静圧気体軸受110において、ガイド部10は軸方向D1にみて例えばT型になっている。すなわち、軸方向D1に垂直な方向であって定盤50に沿った方向(以下、横方向D2と言う。)において、上部材11の寸法は、下部材12の寸法よりも大きい。上部材11を軸方向D1にみたときの中心は、下部材12を軸方向D1にみたときの中心と一致している。これにより、ガイド部10は、T型に設けられる。なお、ガイド部10は、T型に限定されない。例えば、ガイド部10は、横方向D2に一定の幅を有し、軸方向D1に延びる直方体型であってもよい。
図1及び図2(b)に表したように、移動体20は、ガイド部10の軸方向D1に移動可能に配設される。移動体20は、例えば第1部材21、第2部材22及び第3部材23を含む。第1部材21、第2部材22及び第3部材23は、例えばセラミック製である。第1部材21は、移動体20の例えば上板である。第2部材22は、移動体20の例えば側板である。第3部材23は、移動体20の例えば下板である。
第1部材21は、ガイド部10の上部材11の上側に設けられる。第3部材23は、ガイド部10の上部材11の下側に設けられる。第2部材22は、第1部材21と第3部材23との間に設けられる。第2部材22は、ガイド部10の上部材11の側面側に設けられる。第2部材22の厚さは、上部材11の厚さよりも僅かに厚い。本実施形態では、移動体20を構成する部材のうち少なくとも2つは、締結部材30を介して締結結合される。
このような構成により、移動体20は、下部材12よりも横方向D2に張り出した上部材11の部分を囲むように配設される。移動体20とガイド部10の上部材11との間には僅かな隙間が設けられる。この隙間に気体が送り込まれることで移動体20はガイド部10から浮上して、非接触型の軸受としてスライド可能になる。
図2(b)に表したように、移動体20の第1部材21と第2部材22とは、締結部材30によって締結固定される。すなわち、締結部材30は、第1部材21のガイド部10側の面の一部と、第2部材22の端部面と、を締結する。
締結部材30は複数設けられ、軸方向D1に所定の間隔で配置される。締結部材30の間隔p20は、移動体20の軸方向D1の長さL20の例えば1/8〜1/16程度である。これにより、第1部材21と第2部材22との締結力が軸方向D1で効果的に均一化される。
なお、図2(b)に表した例では、第1部材21ご第2部材22との間を締結部材30によって締結固定しているが、第2部材22と第3部材との間や、第1部材21と第3部材23との間を締結部材30で締結固定してもよい。本実施形態では、特に指定しない限り、第1部材21と第2部材22との間の締結を例として説明するが、他の部材間の締結であっても同様である。
図3は、本実施形態における締結部材を例示する模式的断面図である。
図3には、締結部材を拡大した模式的断面図が表される。
図4は、参考例における締結部材を例示する模式的断面図である。
図4には、締結部材を拡大した模式的断面図が表される。
図3に表した本実施形態における締結部材30はボルトB1を含む。第1部材21には貫通孔h1が設けられる。貫通孔h1の上方面21a側には、ざぐりh11が設けられる。第2部材22には貫通しない穴h3が設けられる。穴h3は、第2部材22の上方面22aから内部の途中まで設けられる。ボルトB1は、貫通孔h1から穴h3に通される。ボルトB1の頭部は、ざぐりh11内に収まる。
ボルトB1は、介在部35を介して第2部材22と結合される。介在部35は、第2部材22の上方面22a側に設けられる。介在部35は、第2部材22に設けられた穴h3の内壁に挿入される。介在部35は、介在部35の内側面35aにてボルトB1と結合される。ボルトB1は、介在部35と例えば螺合される。介在部35は、介在部35の外側面35bにて第2部材22と螺合される。第2部材22は、介在部35と例えば螺合される。
このように、本実施形態では、第2部材22の上方面22a側に設けられた介在部35を介して、第1部材21の上方面側と第2部材22と端部面側とが締結部材30によって締結結合される。
図4に表した参考例における締結部材39はボルトB3を含む。第1部材21には貫通孔h1が設けられる。貫通孔h1の上方面21a側には、ざぐりh11が設けられる。第2部材22には貫通孔h4が設けられる。貫通孔h4の下方面22b側には、ざぐりh41が設けられる。ボルトB3は、貫通孔h1から貫通孔h4に通される。ボルトB3の頭部は、ざぐりh11内に収まる。
ボルトB3は、ナットNと締結される。ナットNは、第2部材22の下方面22b側からざぐりh41内に配置される。ナットNは、ざぐりh41内に固定されている。ナットNは、ざぐりh41内に嵌め込まれていてもよい。
ボルトB3は、貫通孔h1及び貫通孔h4に通され、ナットNと締結される。ボルトB3とナットNとの間に第1部材21と第2部材22とが挟まれ、ボルトB3とナットNとの締結によって第1部材21と第2部材22とが締結結合される。
上記のように、本実施形態における締結部材30では、ボルトB1は、第2部材22の上方面22a側に設けられた介在部35と結合される。一方、参考例における締結部材39では、ボルトB3は、第2部材22の下方面22b側に設けられたナットNと結合される。したがって、本実施形態におけるボルトB1の長さは、参考例におけるボルトB3の長さよりも短くなる。
また、本実施形態では、ボルトB1を第2部材22の上方面22a側で介在部35と結合するため、第2部材22にボルトB1を通すための貫通孔を設ける必要はない。一方、参考例では、ボルトB3を第2部材22の下方面22b側でナットNと結合するため、第2部材22にボルトB3を通すための貫通孔h4を設ける必要がある。このため、本実施形態では、参考例に比べて第2部材22の剛性が高まる。
このように、本実施形態では、参考例に比べて短いボルトB1を使用し、第2部材22の上方面22a側で固定でき、ボルトB1を通すための貫通孔を設ける必要がないことから、第1部材21と第2部材22とを締結固定する際に、ガイド部10の変形が抑制されるとともに、ガイド部10の剛性を高めることができる。
図5(a)及び(b)は、締結部材の詳細を例示する模式図である。
図5(a)には、締結部材30を拡大した模式的断面図が表されている。図5(b)には、介在部35の模式的斜視図が表されている。
図5(a)に表したように、ボルトB1は、介在部35を介して第2部材22と結合される。図5(b)に表したように、介在部35は、筒状の部材である。介在部35の内側面35aには雌ねじITが設けられ、外側面35bには雄ねじETが設けられる。
介在部35には、例えば金属材料が用いられる。介在部35に使用される金属材料としては、例えばステンレス鋼材(SUS)が挙げられる。
介在部35は、第2部材22に設けられた穴h3の内壁に沿って挿入される。第2部材22の穴h3には、介在部35の外側面35bに設けられた雄ねじETが螺合する雌ねじ(図示せず)が形成されている。この雌ねじに介在部35の雄ねじETをねじ込むことで介在部35は穴h3の内壁に沿って挿入される。
介在部35は、穴h3から飛び出すことなく挿入される。したがって、穴h3の深さは、介在部35の長さよりも深い。
図5(a)に表したように、介在部35の外形R2は、ボルトB1の外形R1よりも大きい。このような介在部35を介してボルトB1により第1部材21と第2部材22とを締結結合することにより、第1部材21の下方面21b側と第2部材22の上方面22a側との締結荷重応力が分散する。これによって、移動体20の締結剛性が均一化される。
第2部材22の上方面22a側には、隙間G1が設けられる。隙間G1は、例えば穴h3の開口側に設けられたざぐり状の部分である。このような隙間G1が設けられていると、隙間G1が逃げ部となり、移動体20全体の変形が抑制される。これにより、移動体20の剛性性能の低下が抑制され、静圧気体軸受110の固有振動数の向上につながる。
隙間G1は、例えば穴h3の縁部分に設けられたC面取りやR面取りを形成することによって設けられていてよい。C面取りやR面取りによって、穴h3は、内部(第2部材22と介在部35との結合部分)から上方面12aに向かって拡径する。
C面取りやR面取りによって隙間G1が形成されると、穴h3の縁部分に加わる応力が効果的に分散し、第1部材21と第2部材22との締結固定時に応力のかかり方が緩やかになる。
なお、隙間G1は、第1部材21の下方面21bと第2部材22の上方面22aとの少なくとも一方に設けられていればよい。第1部材21の下方面21bに隙間G1を設けるには、貫通孔h1の下側の開口の縁部分にC面取りやR面取りを形成すればよい。第1部材21の下方面21b及び第2部材22の上方面22aの両方に隙間G1が設けられていると、締結荷重応力の分散効果が高まる。
また、第2部材22の介在部35との結合部分よりも下方側には、第2部材12と介在部35とが螺合されていない空間G2が設けられる。すなわち、介在部35の長さは、穴h3の深さよりも短い。これにより、介在部35を穴h3内に埋め込んでも、介在部35の下端と穴h3の底との間に空間G2が形成される。
このような空間G2が設けられていることで、金属破片等が発生しても、第1部材21と第2部材22との締結時に空間G2内に金属破片等を閉じ込めることができる。例えば、介在部35が金属製の場合、介在部35を穴h3内に挿入する作業途中で金属破片等が発生する場合がある。穴h3は貫通孔ではないため、金属破片等は穴h3の底に溜まる。この状態でボルトB1を締結すると、穴h3はボルトB1によって塞がれる。金属破片等は穴h3から外に出ることはない。これにより、金属破片等が強い締結に悪影響を及ぼさないようにすることができる。
ここで、本実施形態における締結部材30と、参考例における締結部材39との締結応力の差について説明する。
図6(a)及び(b)は、締結イメージを表す模式図である。
図6(a)には本実施形態における締結部材30での締結イメージが表され、図6(b)には参考例における締結部材39での締結イメージが表されている。説明の便宜上、第1部材21及び第2部材22のみを表し、ボルトB1、B3、介在部35、ナットNは表していない。
図6(a)に表したように、本実施形態における締結部材30での締結イメージには、締結の長さTL1、第1部材21側の締結幅TW11、第2部材12側の締結幅TW12が表されている。
図6(b)に表したように、参考例における締結部材39での締結イメージには、締結の長さTL2、第1部材21側の締結幅TW21、第2部材22側の締結幅TW22が表されている。
締結部材30による締結の長さTL1は、締結部材39による締結の長さTL2よりも短い。締結部材30による締結幅TW11は、締結部材39による締結幅TW21と等しい。締結部材30による締結幅TW12は、締結部材39による締結幅T22よりも広い。
図7(a)及び(b)は、締結時の変形量を表す図である。
図7(a)には、図6(a)に表した締結イメージでの変形量が表され、図7(b)には、図6(b)に表した締結イメージでの変形量が表されている。図7(a)及び(b)は、第1部材21及び第2部材22をそれぞれの締結部材30及び39で締結した際の上部材11の変形量をシミュレーション計算した結果である。
図7(a)に表したように、本実施形態における締結部材30で締結した場合には、第1部材21の上面端部での変形量は0.1マイクロメートル(μm)である。一方、図7(b)に表したように、参考例における締結部材39で締結した場合には、第1部材21の上面端部での変形量は0.3μmである。このように、締結部材30で締結したほうが、締結部材39で締結するよりも締結荷重応力が分散化して、第1部材21の上面端部での変形量が少なくなることが分かる。
図8(a)及び(b)は、締結時の反り量を表す模式図である。
図8(a)には、本実施形態における締結部材30で締結した場合の移動体20の反りの状態が表され、図8(b)には、参考例における締結部材39で締結した場合の移動体20の反りの状態が表されている。図8(a)及び(b)のいずれにおいても、移動体20の一部が表されている。なお、図8(a)及び(b)のいずれにも締結部材30及び39は示されないが、図8(a)に示す例では、第1部材21と第2部材22との間、及び第3部材23と第2部材22との間を、それぞれ締結部材30で締結している。また、図8(b)に示すでは、第1部材21と第3部材23との間を締結部材39で締結している。図示された2点鎖線は、理想的な形状を表している。
図8(b)に表したように、参考例における締結部材39で締結した場合には、移動体20の変形量が多い。一方、図8(a)に表したように、本実施形態における締結部材30で締結した場合には、図8(b)に表した締結部材39で締結する場合に比べて移動体20の変形量が抑制されていることが分かる。
強固な固定が必要とされる移動体20には、高いトルク値での締結が必要である。したがって、螺合結合された介在部35を用いて締結は、移動体20の部材固定に適している。接着剤等で介在部材を設けた場合、接着剤の劣化やクリープ変形等の心配があり、長期信頼性に影響を及ぼす可能性がある。
また、介在部材のある第2部材22の第1部材21との接触面側に、応力を緩和させるための逃げ部や面取り部を設けることで、移動体20の変形が効果的に抑制される。移動体20自体に変形がある場合、エアパッド面とガイド部10との隙間量が変化してしまい、剛性低下を招く恐れがある。そのため、移動体20の変形の抑制はエアパッドの剛性性能の低下防止となる。
次に、移動体の構成例について説明する。
図9(a)〜図15は、移動体の構成例を表す模式的断面図である。
図9(a)〜図15のいずれにおいても、移動体20を軸方向D1にみた模式的断面図が表されている。
図9(a)には、第2部材22の上に第1部材21を重ねた例が表される。第1部材21は、第2部材22と締結部材30によって締結固定される。移動体20においては、少なくとも1箇所において第1部材21と第2部材22とを締結部材30で締結固定することにより、剛性性能の向上効果が得られる。なお、図9(a)には、第1部材21の側面の位置と、第2部材22の側面の位置と、が一致している例を表しているが、必ずしも一致していなくてもよい。例えば、第1部材21の端部が、第2部材22の側面よりも外方に延在していてもよい。
図9(b)には、一方の第2部材22及び他方の第2部材22の上に第1部材21を重ねた例が表される。第1部材21は、一方の第2部材22及び他方の第2部材22のそれぞれと、締結部材30によって締結固定される。第1部材21と、2つの第2部材22のそれぞれについて締結部材30で締結固定することにより、移動体20の剛性性能がさらに向上する。なお、図9(b)には、第1部材21の側面の位置と、第2部材22の側面の位置と、が一致している例を表しているが、必ずしも一致していなくてもよい。例えば、第1部材21の端部が、第2部材22の側面よりも外方に延在していてもよい。
図9(c)には、対向する2つの第2部材22の間に、第1部材21を挟むように固定する例が表される。一方の第2部材22は、第1部材21の一方の側面21sと接し、他方の第2部材22は、第1部材21の他方の側面21sと接する。第1部材21は、一方の第2部材22及び他方の第2部材22のそれぞれと、締結部材30によって締結固定される。
第1部材21の下側であって2つの第2部材22の間にはガイド部10が配置される。2つの第2部材22のそれぞれを、第1部材21の側面21sに固定する場合、2つの第2部材22の間隔は、第1部材21の幅(2つの側面21sの間隔)によって正確に設定される。したがって、移動体20をガイド部10の上に配置した場合、2つの第2部材22のそれぞれと、ガイド部10との間隔が正確に設定される。
図9(c)に表した例では、2つの第2部材22のそれぞれを、第1部材21の側面21sに固定するだけで、特別な調整を行うことなく第2部材22とガイド部10との間隔が正確に設定される。したがって、移動体20の製造が容易になる。
なお、移動体20の構成例としては、図9(d)に表したように、1つの第1部材21と、1つの第2部材22とを組み合わせた構成であってもよい。この場合、第1部材21と第2部材22との締結は、図9(b)及び(c)のいずれかを適用すればよい。
図10(a)には、一方の第3部材23の上に一方の第2部材22を重ね、他方の第3部材23の上に他方の第2部材22を重ね、一方の第2部材22及び他方の第2部材22の上に第1部材21を重ねた例が表される。
第1部材21は、一方の第2部材22及び他方の第2部材22のそれぞれと、締結部材30によって締結固定される。一方の第3部材23は、一方の第2部材22と締結部材30で締結固定される。他方の第3部材23は、他方の第2部材22と締結部材30で締結固定される。第1部材21と第2部材22との間、及び第3部材23と第2部材22との間をそれぞれ締結部材30によって締結固定することにより、移動体20の剛性性能が向上する。
第1部材21と第3部材23との間、及び2つの第2部材22の間にはガイド部10が配置される。図10(a)に表した例では、第1部材21と第3部材23との間隔は、第2部材22の厚さによって正確に設定される。したがって、移動体20をガイド部10の上に配置した場合、第1部材21とガイド部10との間隔、及び第3部材23とガイド部10との間隔のそれぞれが、正確に設定される。
図10(a)に表した例では、第2部材22の上面に第1部材21を固定し、第2部材22の下面に第3部材23を固定するだけで、特別な調整を行うことなく第1部材21とガイド部10との間隔、及び第3部材23とガイド部10との間隔が正確に設定される。したがって、移動体20の製造が容易になる。なお、図10(a)には、第1部材21及び第3部材23の側面の位置と、第2部材22の側面の位置と、が一致している例を表しているが、必ずしも一致していなくてもよい。例えば、第1部材21の端部及び第3部材23の端部の少なくとも一方が、第2部材22の側面よりも外方に延在していてもよい。
図10(b)には、対向する2つの第2部材22の間に、第1部材21を挟むように固定し、2つの第2部材22の互いに対向する側面22sのそれぞれに第3部材23を固定する例が表される。第1部材21は、2つの第2部材22のそれぞれの側面22sの上部に固定される。一方の第3部材23は、一方の第2部材22の側面22sの下部に固定される。他方の第3部材23は、他方の第2部材22の側面22sの下部に固定される。
第1部材21は、一方の第2部材22及び他方の第2部材22のそれぞれと、締結部材30によって締結固定される。一方の第3部材23は、一方の第2部材22と締結部材30によって締結固定される。他方の第3部材23は、他方の第2部材22と締結部材30によって締結固定される。
図10(b)に表した例において、一方の第2部材22は、第1部材21の一方の側面21sと接し、他方の第2部材22は、第1部材21の他方の側面21sと接する。すなわち、図10(b)に表した例では、図9(c)に表した例と同様に、2つの第2部材22の間隔が、第1部材21の幅によって正確に設定される。
図11(a)には、一方の第2部材22及び他方の第2部材22の上に第1部材21を重ね、2つの第2部材22の互いに対向する側面22sのそれぞれに第3部材23を固定する例が表される。
第1部材21は、一方の第2部材22及び他方の第2部材22のそれぞれと、締結部材30によって締結固定される。一方の第3部材23は、一方の第2部材22と締結部材30によって締結固定される。他方の第3部材23は、他方の第2部材22と締結部材30によって締結固定される。なお、図11(a)には、第1部材21の側面の位置と、第2部材22の側面の位置と、が一致している例を表しているが、必ずしも一致していなくてもよい。例えば、第1部材21の端部が、第2部材22の側面よりも外方に延在していてもよい。
図11(b)には、一方の第3部材23の上に一方の第2部材22を重ね、他方の第3部材23の上に他方の第2部材22を重ね、対向する2つの第2部材22の間に、第1部材21を挟むように固定した例が表される。
第1部材21は、2つの第2部材22のそれぞれの側面22sの上部に固定される。第1部材21は、一方の第2部材22及び他方の第2部材22のそれぞれと、締結部材30によって締結固定される。一方の第3部材23は、一方の第2部材22と締結部材30で締結固定される。他方の第3部材23は、他方の第2部材22と締結部材30で締結固定される。なお、図11(b)には、第3部材23の側面の位置と、第2部材22の側面の位置と、が一致している例を表しているが、必ずしも一致していなくてもよい。例えば、第3部材23の端部が、第2部材22の側面よりも外方に延在していてもよい。
移動体20の構成例としては、図11(c)に表したように、1つの第1部材21と、1つの第2部材22と、1つの第3部材23とを組み合わせた構成であってもよい。この場合、第1部材21、第2部材22及び第3部材23の結合は、図10(a)〜図11(b)のいずれかを適用すればよい。
また、移動体20の構成例としては、図11(d)に表したように、1つの第1部材21と、2つの第2部材22と、1つの第3部材23とを組み合わせた構成であってもよい。この場合、第1部材21、2つの第2部材22及び第3部材23の結合は、図10(a)〜図11(b)のいずれかを適用すればよい。
図12(a)には、第3部材23の上に一方の第2部材22及び他方の第2部材22を重ね、一方の第2部材22及び他方の第2部材22の上に第1部材21を重ねた例が表される。2つの第2部材22は、第1部材21と第3部材23との間に挟まれる。
第1部材21は、一方の第2部材22及び他方の第2部材22のそれぞれと、締結部材30によって締結固定される。第3部材23は、一方の第2部材22及び他方の第2部材22のそれぞれと、締結部材30によって締結固定される。なお、図12(a)には、第1部材21及び第3部材23の側面の位置と、第2部材22の側面の位置と、が一致している例を表しているが、必ずしも一致していなくてもよい。例えば、第1部材21の端部及び第3部材23の端部の少なくとも一方が、第2部材22の側面よりも外方に延在していてもよい。
図12(a)に表した例では、ガイド部10は、第1部材21、第2部材22及び第3部材23によって囲まれた部分に配置される。図12(a)に表した例では、第1部材21と第3部材23との間隔は、第2部材22の厚さによって正確に設定される。したがって、移動体20をガイド部10に配置した場合、第1部材21とガイド部10との間隔、及び第3部材23とガイド部10との間隔のそれぞれが、正確に設定される。
図12(b)には、対向する2つの第2部材22の間に、第1部材21を挟むように固定し、対向する2つの第2部材22の間に、第3部材23を固定する例が表される。第1部材21は、2つの第2部材22のそれぞれの側面22sの上部に固定される。第3部材23は、2つの第2部材22のそれぞれの側面22sの下部に固定される。
第1部材21は、一方の第2部材22及び他方の第2部材22のそれぞれと、締結部材30によって締結固定される。第3部材23は、一方の第2部材22及び他方の第2部材22のそれぞれと締結部材30によって締結固定される。図12(b)に表した例では、2つの第2部材22の間隔が、第1部材21の幅及び第3部材23の幅によって正確に設定される。
図13(a)には、一方の第2部材22及び他方の第2部材22の上に第1部材21を重ね、対向する2つの第2部材22の間に、第3部材23を固定する例が表される。第1部材21は、一方の第2部材22及び他方の第2部材22のそれぞれと、締結部材30によって締結固定される。第3部材23は、2つの第2部材22のそれぞれの側面22sの下部に固定される。なお、図13(a)には、第1部材21の側面の位置と、第2部材22の側面の位置と、が一致している例を表しているが、必ずしも一致していなくてもよい。例えば、第1部材21の端部が、第2部材22の側面よりも外方に延在していてもよい。
第1部材21は、一方の第2部材22及び他方の第2部材22のそれぞれと、締結部材30によって締結固定される。第3部材23は、一方の第2部材22及び他方の第2部材22のそれぞれと締結部材30によって締結固定される。図13(a)に表した例では、2つの第2部材22の間隔が、第3部材23の幅によって正確に設定される。
図13(b)には、第3部材23の上に一方の第2部材22及び他方の第2部材22を重ね、対向する2つの第2部材22の間に、第1部材21を挟むように固定した例が表される。なお、図13(b)には、第3部材23の側面の位置と、第2部材22の側面の位置と、が一致している例を表しているが、必ずしも一致していなくてもよい。例えば、第3部材23の端部が、第2部材22の側面よりも外方に延在していてもよい。
第1部材21は、一方の第2部材22及び他方の第2部材22のそれぞれと、締結部材30によって締結固定される。第3部材23は、一方の第2部材22及び他方の第2部材22のそれぞれと、締結部材30によって締結固定される。図13(b)に表した例では、2つの第2部材22の間隔が、第1部材21の幅によって正確に設定される。
図14(a)には、一方の第3部材23の上に一方の第2部材22を重ね、他方の第3部材23の上に他方の第2部材22を重ね、一方の第2部材22及び他方の第2部材22の上に第1部材21を重ねた例が表される。
第1部材21は、一方の第3部材23及び他方の第3部材23のそれぞれと、締結部材30によって締結固定される。締結部材30は、第2部材22を貫通して設けられる。第1部材21と第3部材23とを締結部材30で締結固定することにより、第2部材22を第1部材12と第3部材23との間で挟持するように固定する。なお、図14(a)には、第1部材21及び第3部材23の側面の位置と、第2部材22の側面の位置と、が一致している例を表しているが、必ずしも一致していなくてもよい。例えば、第1部材21の端部及び第3部材23の端部の少なくとも一方が、第2部材22の側面よりも外方に延在していてもよい。
図14(a)に表した例では、締結部材30によって、第1部材21、第2部材22及び第3部材23を締結固定するため、図10(a)に表した例に比べて締結部材30の個数を減らすことができる。
図14(b)には、第3部材23の上に一方の第2部材22及び他方の第2部材22を重ね、一方の第2部材22及び他方の第2部材22の上に第1部材21を重ねた例が表される。2つの第2部材22は、第1部材21と第3部材23との間に挟まれる。
第1部材21は、第3部材23と締結部材30によって締結固定される。締結部材30は、第2部材22を貫通して設けられる。第1部材21と第3部材23とを締結部材30で締結固定することにより、第2部材22を第1部材12と第3部材23との間で挟持するように固定する。なお、図14(b)には、第1部材21及び第3部材23の側面の位置と、第2部材22の側面の位置と、が一致している例を表しているが、必ずしも一致していなくてもよい。例えば、第1部材21の端部及び第3部材23の端部の少なくとも一方が、第2部材22の側面よりも外方に延在していてもよい。
図14(b)に表した例では、締結部材30によって、第1部材21、第2部材22及び第3部材23を締結固定するため、図12(a)に表した例に比べて締結部材30の個数を減らすことができる。
図15には、2つの移動体20を連結した例が表される。この例では、2つの移動体20の上に連結板40が設けられる。2つの移動体20は、連結板40によって連結される。連結板40は、2つの移動体20のそれぞれと、締結部材30によって締結固定される。このように、連結板40によって2つの移動体20を連結する構成であっても、締結部材30で締結固定することにより、移動体20の剛性性能の向上効果が得られる。
また、移動体20には、リニアモータやリニアスケールなどの部品45が取り付けられる場合もある。部品45を移動体20に取り付ける場合にも、部品45を締結部材30によって移動体20に締結固定することが望ましい。部品45を締結部材30で締結固定することにより、移動体20に部品45を取り付けた場合でも移動体20の剛性性能の向上効果が得られる。
図16は、固有振動数を例示する図である。
図16には、参考例1、実施例1及び実施例2に係る静圧気体軸受の固有振動数が示されている。参考例1に係る静圧気体軸受は、締結部材39を用いた静圧気体軸受である。実施例1及び実施例2に係る静圧気体軸受は、締結部材30を用いた静圧気体軸受である。実施例1は、図14(a)に表した第1部材21と第3部材23との間を締結部材30で締結固定した例である。実施例2は、図10(a)に表した第1部材21と第2部材22との間を締結部材30で締結固定した例である。いずれの例においても、締結部材のピッチは82.5mmである。
参考例1では、固有振動数が66.7(Hz)である。実施例1では、固有振動数が79(Hz)である。実施例1の固有振動数は、参考例1の固有振動数を基準にして18%向上している。実施例2では、固有振動数が87.2(Hz)である。実施例2の固有振動数は、参考例1の固有振動数を基準にして30%向上している。
一般的に静圧気体軸受に求められる固有振動数の目安は、60Hz以上である。これは、0〜30Hzが静圧気体軸受を設置する定盤50を含めた床の振動域であり、30〜60Hzが制御系を含めた電気関係の周波数域であるためである。本実施形態では、移動体20に締結部材30を用いて締結固定することで、参考例に係る締結部材39を用いて締結固定する場合に比べて高い固有振動数を得ることができる。図16に表したように、本実施形態では、固有振動数を約20〜30%向上できる。これは、特に、高速化に伴う駆動モータ(リニアモータ等)の出力増大に対して非常に有用である。
本実施形態に係る静圧気体軸受110において、移動体20に加え、ガイド部10に締結部材30を適用してもよい。
図17(a)〜(c)は、ガイド部の構成例を表す模式的断面図である。
図17(a)には、ガイド部10における締結部材30及びその周辺が表される。図17(b)には、横方向D2に1列の締結部材30を設けた例が表され、図17(c)には、横方向D2に2列の締結部材30を設けた例が表される。
図17(a)に表したように、ガイド部10の下部材12は、ボルトB2によって定盤50に固定される。下部材12には貫通孔h2が設けられる。貫通孔h2の上方面12a側には、ざぐりh21が設けられる。ボルトB2は、貫通孔h2を介して下方の定盤50に固定される。ボルトB2の頭部は、ざぐりh21内に収まる。
上部材11には貫通孔h1が設けられる。貫通孔h1の上方面11a側には、ざぐりh11が設けられる。下部材12には貫通しない穴h3が設けられる。穴h3は、下部材12の上方面12aから内部の途中まで設けられる。ボルトB1は、貫通孔h1から穴h3に通される。ボルトB1の頭部は、ざぐりh11内に収まる。
ボルトB1は、介在部35を介して下部材12と結合される。介在部35は、下部材12の上方面12a側に設けられる。介在部35は、下部材12に設けられた穴h3の内壁に挿入される。介在部35は、介在部35の内側面35aにてボルトB1と結合される。ボルトB1は、介在部35と例えば螺合される。介在部35は、介在部35の外側面35bにて下部材12と螺合される。下部材12は、介在部35と例えば螺合される。
このように、本実施形態では、下部材12の上方面12a側に設けられた介在部35を介して、上部材11が下部材12と締結部材30によって締結される。
上部材11と下部材12とを締結固定する締結部材30は、図17(a)に表したように、横方向D2に1列に設けても、図17(c)に表したように、横方向D2に2列に設けてもよい。また、3列以上設けてもよい。
ここで、図17(b)に表したように、横方向D2に2列の締結部材30を配置した場合には、上部材11の横方向D2の端部(自由端部)と、その端部に最も近い締結部材30との距離は、W10a及びW10bになる。一方、図17(c)に表したように、横方向D2に2列の締結部材30を配置した場合には、上部材11の横方向D2の端部(自由端部)と、その端部に最も近い締結部材30との距離は、W11a及びW11bになる。
図17(c)に表したように、横方向D2に2列に締結部材30を配置した場合には、上部材11の横方向D2の端部までの距離W10a及びW10bは、図17(b)に表した距離W11a及びW11bよりも短い。自由端部の長さが短くなることで、ガイド部10のローリング方向に対する剛性が高まる。したがって、このガイド部10に移動体20を設けた静圧気体軸受120では、静圧気体軸受110に比べてローリング方向に対する剛性が高まり、静圧気体軸受110の固有振動数が向上する。これにより、静圧気体軸受110では、移動体20を高い精度でガイドできるようになる。
図18(a)及び(b)は、ガイド部の締結時の反り量を表す模式図である。
図18(a)には、本実施形態における締結部材30で締結した場合のガイド部10の反りの状態が表され、図18(b)には、参考例における締結部材39で締結した場合のガイド部10の反りの状態が表されている。
いずれの例においては、ガイド部10の長さL10は約1000ミリメートル(mm)であり、下部材12を定盤50に固定しないで上部材11と下部材12とをそれぞれの締結部材30及び39で固定している。いずれの例においても、ガイド部10は上向きに凹になるように反っている。
図18(a)に表したように、本実施形態における締結部材30で締結した場合には、ガイド部10の軸方向D1の反り量は約5μmである。一方、図18(b)に表したように、参考例における締結部材39で締結した場合には、ガイド部10の軸方向D1の反り量は約20μmである。締結部材30で締結したほうが、締結部材39で締結するよりも締結荷重応力が分散化して、ガイド部10の反り量が少なくなることが分かる。
このように、第1の実施形態によれば、上部材11と下部材12とを締結固定したガイド部10において、ガイド部10の変形を少なく上部材11と下部材12とを強固に締結することができる。これにより、静圧気体軸受110の固有振動数が向上し、移動体20を高い精度でガイドできるようになる。
以上説明したように、本実施形態によれば、締結剛性を高めて精度の高いガイドを行うことができる静圧気体軸受110を提供することができるようになる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、本実施形態ではT型のガイド部10を例として説明したが、上部材11と下部材12とを締結部材30によって締結固定する構成であればT型以外(例えば、箱型)であってもよい。
また、本実施形態では、移動体20が1軸方向に移動可能に設けられた例を説明したが、ガイド部10及び移動体20の組を複数組用意し、それぞれの組について異なる軸方向(例えば、直交する方向)に組み合わせることで、多軸(例えば、X,Yの2軸)の静圧気体軸受を構成してもよい。また、それぞれの組について同じ軸方向(平行な方向)に組み合わせて隣り合う移動体20を連結板で結合することで、1軸方向の移動を複数のガイド部10及び移動体20でガイドする静圧気体軸受を構成してもよい。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10…ガイド部、11…上部材、11a…上方面、11b…下方面、12…下部材、12a…上方面、12b…下方面、20…移動体、21…第1部材、22…第2部材、23…第3部材、30…締結部材、35…介在部、35a…内側面、35b…外側面、39…締結部材、50…定盤、110,120…静圧気体軸受、B1,B2,B3…ボルト、h1…貫通孔、h2…貫通孔、h3…穴、h4…貫通孔

Claims (12)

  1. 移動体と、
    前記移動体と対向する位置に配設されたガイド部と、
    を備えた静圧気体軸受であって、
    前記移動体は、
    セラミック製の上板と、
    セラミック製の側板と、
    前記上板と前記側板とを締結する第1締結部材と、
    前記側板の上端部に設けられ、前記第1締結部材と前記側板とを結合する第1介在部と、
    を含み、
    前記第1締結部材は、前記上板の上方面側と前記側板の前記上端部側とを締結結合し、
    前記第1介在部は、前記第1介在部の内側面にて前記第1締結部材と螺合されるとともに、前記第1介在部の外側面にて前記側板と螺合されたことを特徴とする静圧気体軸受。
  2. 移動体と、
    前記移動体と対向する位置に配設されたガイド部と、
    を備えた静圧気体軸受であって、
    前記移動体は、
    セラミック製の上板と、
    セラミック製の側板と、
    前記上板と前記側板とを締結する第1締結部材と、
    前記上板の側端部に設けられ、前記第1締結部材と前記側板とを結合する第1介在部と、
    を含み、
    前記第1締結部材は、前記上板の前記側端部側と前記側板の前記ガイド部とは反対側とを締結結合し、
    前記第1介在部は、前記第1介在部の内側面にて前記第1締結部材と螺合されるとともに、前記第1介在部の外側面にて前記上板と螺合されたことを特徴とする静圧気体軸受。
  3. 移動体と、
    前記移動体と対向する位置に配設されたガイド部と、
    を備えた静圧気体軸受であって、
    前記移動体は、
    セラミック製の上板と、
    セラミック製の下板と、
    前記上板と前記下板との間に設けられたセラミック製の側板と、
    前記上板と前記下板とを締結する第1締結部材と、
    前記下板の上端部に設けられ、前記第1締結部材と前記側板とを結合する第1介在部と、
    を含み、
    前記第1締結部材は、前記上板の上方面側と前記側板の前記上端部側とを締結結合し、
    前記第1介在部は、前記第1介在部の内側面にて前記第1締結部材と螺合されるとともに、前記第1介在部の外側面にて前記下板と螺合されたことを特徴とする静圧気体軸受。
  4. 前記側板は複数設けられたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の静圧気体軸受。
  5. 前記第1締結部材の外径よりも前記第1介在部の外径のほうが大きいことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の静圧気体軸受。
  6. 前記締結部材によって締結される2つの部材のうち少なくとも一方には、締結固定時の応力を分散緩和する逃げ部が設けられた請求項1〜5のいずれか1つに記載の静圧気体軸受。
  7. 前記締結部材によって締結される2つの部材のうち少なくとも一方には、締結固定時の応力を緩和するために前記第1締結部材と前記第1介在部との螺合部分から前記2つの部材の接触面に向かう方向に拡径する面取り部が設けられたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の静圧気体軸受。
  8. 前記第1介在部の下方側には前記第1介在部が螺合されていない空間が設けられたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の静圧気体軸受。
  9. 前記移動体は、セラミック製の下板をさらに含み、
    前記下板は、前記ガイド部のガイド軸に沿った移動方向に対して直交する方向の長さが、前記上板よりも小さいことを特徴とする請求項1、2、4〜8のいずれか1つに記載の静圧気体軸受。
  10. 前記下板は複数設けられたことを特徴とする請求項9記載の静圧気体軸受。
  11. 前記移動体は、セラミック製の下板をさらに含み、
    前記上板、前記側板及び前記下板は、前記ガイド部を包囲するように配置されたことを特徴とする請求項1、2、4〜8のいずれか1つに記載の静圧気体軸受。
  12. 前記移動体を構成する部材に、他の部材を第2締結部材により締結するための第2介在部が設けられ、
    前記第2介在部は、前記第2介在部の内側面で前記第2締結部材と結合されるとともに、前記第2介在部の外側面にて前記移動体を構成する部材と螺合される請求項1〜11のいずれか1つに記載の静圧空気軸受。
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