JP2002130255A - 誘導発熱ローラ装置 - Google Patents

誘導発熱ローラ装置

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JP2002130255A
JP2002130255A JP2000326424A JP2000326424A JP2002130255A JP 2002130255 A JP2002130255 A JP 2002130255A JP 2000326424 A JP2000326424 A JP 2000326424A JP 2000326424 A JP2000326424 A JP 2000326424A JP 2002130255 A JP2002130255 A JP 2002130255A
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JP
Japan
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roller
insert body
journal
induction heating
screw hole
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JP2000326424A
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English (en)
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Chiyoutsuu Matsukawa
長通 松川
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Tokuden Co Ltd Kyoto
Original Assignee
Tokuden Co Ltd Kyoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ローラの開口端面にジャーナルを締め付ける
締付ボルトの焼付け、ねじ部の崩れによる、ローラ、ジ
ャーナルの解体の困難性を回避することを目的とする。 【解決手段】 外周におねじ部を、内周にめねじ部を形
成した筒状のインサート体を、ローラのねじ穴に脱着自
在に捩じ込んで装着する。ジャーナルの貫通孔から挿入
された締付ボルトを、ねじ穴に装着されているインサー
ト体のめねじ部に捩じ込んで締め付ける。これによりジ
ャーナルをローラの端面に取り付ける。インサート体は
ローラ、締付ボルトとは異なる金属とすることにより、
ローラが高温状態で運転されても焼付けは起こらない。
インサート体のねじ部が崩れるような場合は、新規なイ
ンサート体と交換すればよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は誘導発熱ローラ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】誘導発熱ローラ装置において、内部を中
空としたローラの両側に一体的にジャーナルを連結し、
このジャーナルを機台に回転自在に支持するとともに、
ローラの内部に誘導発熱機構を配置し、これを支持する
支持ロッドをジャーナルに挿通し、ジャーナルに対して
軸受によって支持することにより、誘導発熱機構をロー
ラの内部において宙吊り状態に支持するようにした構成
は、すでによく知られている。
【0003】このような誘導発熱ローラ装置を示したの
が図6である。この構成を説明すると、1はローラ、2
はローラ1の両側に一体的に連結されている中空のジャ
ーナルで、これは軸受3を介して機台4に回転自在に支
持されている。5は誘導発熱機構で、筒状の鉄心6とそ
の外周に巻装されている誘導コイル7とによって構成さ
れている。
【0004】8は誘導発熱機構5の各端部から一体的に
延びるように取り付けられている支持ロッドで、各支持
ロッドはそれぞれジャーナル2内に挿通されてあり、軸
受9を介してジャーナル2に対して支持されている。こ
れにより誘導発熱機構5は、ローラ1の内部において宙
吊り状態に支持されることになる。10は誘導コイル7
に接続されるリード線で、一方の支持ロッド8内を通
り、その外端から外部に導出され、所要の交流電源に接
続されている。11は支持ロッド8がローラ1の回転に
つられて回転することのないようにするための回り止め
具である。
【0005】ところで前述したように、ローラ1に対し
てジャーナル2を連結して固定するのであるが、そのた
めにジャーナル2の内側面に段部12を設け、この段部
12にローラ1の開口端面を嵌合し、ジャーナル2側か
らローラ1の開口壁面に締付ボルトを捩じ込んで固定す
る。図7は図6における符号Aによって囲った個所を拡
大した従来例の断面図である。
【0006】この構成を説明すると、ローラ1の開口端
面にねじ穴15を設ける。またジャーナル2には貫通孔
16を設ける。またジャーナル2の外側面には貫通孔1
6に連通するくぼみ17を設ける。そして締付ボルト1
8を貫通孔16に差し込み、ついでねじ穴15に捩じ込
む。19は締付ボルト18のワッシャである。ねじ穴1
5はローラ1の開口端面に沿う複数個所に設けてあり、
その各ねじ穴15に締付ボルト18を捩じ込む。この捩
じ込みによりジャーナル2とローラ1とは一体的に連結
され、固定される。
【0007】よく知られているようにこの種の誘導発熱
ローラ装置は、ローラ1の表面仕上げを再処理すること
があり、あるいは内部の誘導発熱機構5のメンテンナス
が要求されることがある。このような場合は、締付ボル
ト18を取外して、ローラ1とジャーナル2とを分離、
解体することが必要である。
【0008】一方ローラ1は誘導発熱機構5によって誘
導発熱され、運転されが、ローラ1が高温状態で運転さ
れると、ローラ1のねじ穴15と締付ボルト18とが焼
き付いてしまうことがある。いったんこのような焼け付
きが生じると、締付ボルト18をゆるめることができな
くなってしまう。またメンテナンスの頻度が多くなる
と、ねじ穴15、締付ボルト18のそれぞれのねじ部な
どが崩れてくることがあり、そのため締付ボルト18の
締め付け、取外しが困難となってくる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ローラの開
口端面にジャーナルを締付ボルトにより締め付けて一体
化するに際し、その締付ボルトの焼付けによる、ロー
ラ、ジャーナルの解体の困難性を回避し、ならびに解体
が多頻度に及んでも締付ボルトの締め付け、取外しを容
易とすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、ローラ、締付
ボルトとは異なる金属からなり、外周におねじ部を、内
周にめねじ部を形成した筒状のインサート体を、ローラ
のねじ穴に脱着自在に捩じ込んで装着し、ジャーナルの
貫通孔から挿入された締付ボルトを、インサート体のめ
ねじ部に捩じ込んで、ジャーナルをローラの端面に取り
付けたことを特徴とする。
【0011】インサート体は、ローラ、締付ボルトとは
異なる金属によって構成されているので、ローラの温度
が高くなっても、これがローラ、および締付ボルトに焼
き付くことはない。したがって締付ボルトを特別な困難
をともなうことなく、ゆるめることができる。また締付
ボルトの締付、緩めが多頻度に及んだことによって、イ
ンサート体のめねじ部が崩れかかつたときは、そのイン
サート体をローラのねじ穴から機械的に取外し、新規な
インサート体を装着すればよく、これによりねじ部の崩
れによる締付ボルトの締付を復旧させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施態様を図1によって
説明する。なお図7と同じ符号を付した部分は同一また
は対応する部分を示す。本発明によるインサート体は、
ローラ、締付ボルトとは異なる金属によって製作され
る。通常のようにローラ、締付ボルトが炭素鋼に製作さ
れている場合は、インサート体をたとえばステンレス製
とする。図1に示すように、ロール1のねじ穴15に、
本発明によるインサート体21を捩じ込んで装着する。
【0013】図2、図3に示す本発明によるひとつのイ
ンサート体21の実施形態は、断面を菱形としたステン
レス製の線材を、円筒形のコイルスプリング状に巻いて
筒状に構成されている。その部分拡大図を示したのが図
3である。この外周にはおねじ部22が、また内周には
めねじ部23が形成される。このインサート体21をロ
ーラ1のねじ穴15に捩じ込む。
【0014】すなわちインサート体21のおねじ部22
を、ねじ穴15のめねじ部にねじ込むことによってイン
サート体21をねじ穴15に装着するのである。この場
合、インサート体21の外径をねじ穴15の内径よりも
若干大きくしておくと、装着されたインサート体21の
外方に広がろうとする弾力によって、ねじ穴15に密着
する。これによりインサート体21は確実にねじ穴15
に装着される。またいったん装着したあとでも、これを
ねじ込み方向とは逆に強制的に回していけば、インサー
ト体21をねじ穴15より取外すことができる。
【0015】前記のようにインサート体21をねじ穴1
5に装着したあと、ローラ1にジャーナル2を固定する
のであるが、そのためには従来と同様に締付ボルト18
をジャーナル2の貫通孔17より差し込みる。そしてこ
れをインサート体21のめねじ部23に捩じ込んで締め
付ける。この締め付けによってジャーナル2とローラ1
とは、インサート体21を介して締付ボルト18により
連結、固定される。この状態を示したのが図1である。
【0016】インサート体21はローラ1、締付ボルト
18とは別金属とされているので、ローラ1が長期にわ
たって高温状態で運転されても、締付ボルト18、ロー
ラ1に対してインサート体21が焼き付くようなことは
なく、したがってローラ1の解体などに際しても、容易
に締付ボルト18を緩めて取外すことができる。
【0017】また締付ボルト18の締め付け、取外しが
多頻度におよんで、ねじ部の形状が崩れかかったような
場合は、そのインサート体21をねじ穴15から取外
し、新規なインサート体21を装着すればよい。これに
よりねじ部の崩れによる締付ボルトの装着の際の困難性
は容易に回避できる。
【0018】図5に別の実施形態のインサート体25の
部分断面図を示す。これは前記と同じくたとえばステン
レス製の筒体によって構成されている。そしてその外周
にはおねじ部26を、内周にはめねじ部27を加工する
ことにより形成されてある。これも先の実施形態と同じ
く、おねじ部26を利用してねじ穴15に捩じ込んで装
着する。まためねじ部27を利用して締付ボルト18を
捩じ込む。インサート体25はねじ穴15にねじ込みに
よって装着されているので、ねじ穴15からの取外しは
自在である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ロ
ーラの開口端面にジャーナルを締付ボルトにより締め付
けて一体化するに際し、その締付ボルトの焼付けによ
る、ローラ、ジャーナルの解体の困難は回避でき、ある
いはその解体が多頻度に及んでねじ部が崩れるようなこ
とがあっても、締付ボルトの締め付け、取外しを容易と
することができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施態様を示す拡大断面図である。
【図2】図1の要部の一部分を分解した斜視図である。
【図3】本発明で使用するインサート体の部分拡大断面
図である。
【図4】本発明による締め付け状態を示す部分拡大断面
図である。
【図5】本発明で使用する他の実施形態のインサート体
を示す部分拡大断面図である。
【図6】本発明で使用する誘導発熱ローラ装置の断面図
である。
【図7】従来例の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ローラ 2 ジャーナル 5 誘導発熱機構 15 ねじ穴 16 貫通穴 18 締付ボルト 21 インサート体 23 おねじ部 24 めねじ部 25 別のインサート体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローラと、前記ローラの両側に締付ボル
    トにより締め付けられて取り付けられるジャーナルと、
    前記ローラの内部に配置される誘導発熱機構とを備えて
    なる誘導発熱ローラ装置において、前記ローラ、締付ボ
    ルトとは異なる金属からなり、外周におねじ部を、内周
    にめねじ部を形成した筒状のインサート体を、前記ロー
    ラの開口端面に設けられたねじ穴に脱着自在に捩じ込ん
    で装着し、前記ジャーナルの貫通孔から挿入された前記
    締付ボルトを、前記インサート体のめねじ部に捩じ込ん
    で締め付けてなる誘導発熱ローラ装置。
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